JP2019099241A - テーピング装置およびテーピング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品挿入の高速化に適したテーピング装置を提供する。【解決手段】テーピング装置TMはキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入する機能を有する。部品PAは長さ>幅および高さの関係を有する略直方体状を成しており、部品搬送ディスク20の外周面に等角度間隔で設けられた部品収容溝22は部品PAをその長さ方向が前記部品搬送ディスクの半径方向と略直交する向きで収容できる。部品挿入手段60は、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれの向きをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTaそれぞれの向きと整合するように変更するための向き変更機構64と、向き変更後の部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入するための3本の部品押圧ロッド63とを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入するためのテーピング装置に関する。
後記特許文献1には、径方向に並んだ複数の保持穴を有し、かつ、回転軸が水平に支持された回転可能な搬送テーブルを用い、供給部から搬送テーブルの径方向に並んだ複数の保持穴内にチップ部品を供給し、径方向に並んだ複数の保持穴に供給されている複数のチップ部品を排出部を通じてキャリアテープの複数の凹部内に収納する装置が開示されている。
また、後記特許文献2には、径方向の複数の整列穴から成る整列穴群を有する回転可能な円板を用い、被処理物供給手段から円板の整列穴群(複数の整列穴内)に被処理物を嵌め込み、整列穴群に嵌め込まれている複数の被処理物をホールディングプレートに受け渡す装置が開示されている。
ところで、キャリアテープの部品収納凹部内に部品、例えばコンデンサやバリスタやインダクタ等の電子部品を順次挿入する機能を備えたテーピング装置には、部品挿入のさらなる高速化が求められている。この部品挿入の高速化に関しては、キャリアテープの部品収納凹部内に部品を1個ずつ挿入するよりも、キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入する方が望ましい。
しかしながら、後記特許文献1に開示されている装置は、径方向に並んだ複数の保持穴に供給されている複数のチップ部品を、複数の誘導チューブを用いた排出部を通じてキャリアテープの複数の凹部内に収納するものであるため、当該排出部において排出不良や部品詰まり等を生じ得る懸念を鑑みると、部品挿入の高速化に適したものとは言いがたい。
一方、後記特許文献2に開示されている装置は、円板の回転軸が邪魔になるが故に整列穴が並んだ方向(径方向)にキャリアテープを移動させることができないため、後記特許文献1のような排出部が必要となる。すなわち、後記特許文献2に開示されている装置も、後記特許文献1に開示されている装置と同様に、部品挿入の高速化に適したものとは言いがたい。
特開2006−168754号公報 特開平11−292252号公報
本発明が解決しようとする課題は、部品挿入の高速化に適したテーピング装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係るテーピング装置は、キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入するためのテーピング装置であって、前記部品を収容可能な部品収容溝を等角度間隔で外周面に有する部品搬送ディスクと、前記部品搬送ディスクを間欠回転させるためのディスク回転手段と、部品収容位置において前記部品収容溝内に前記部品を供給して収容するための部品供給手段と、前記キャリアテープを間欠移動させるためのテープ送り手段と、部品挿入位置において前記部品収容溝内に収容されている前記部品を前記キャリアテープの前記部品収納凹部内に挿入するための部品挿入手段とを備えており、前記部品は、長さ>幅および高さの関係を有する略直方体状を成しており、前記部品搬送ディスクの前記部品収容溝は、前記部品の幅および高さよりも僅かに大きな幅および深さと前記部品の長さよりも僅かに大きな長さを有する略直方体状の溝から成り、前記部品をその長さ方向が前記部品搬送ディスクの半径方向と略直交する向きで収容できるようになっており、前記部品挿入手段は、前記部品搬送ディスクの複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれの向きを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部それぞれの向きと整合するように変更するための向き変更機構と、当該向き変更機構による向き変更後の前記部品それぞれを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部内それぞれに一括挿入するための複数の部品押圧ロッドとを有している。
本発明に係るテーピング装置によれば、部品挿入の高速化に貢献することができる。
図1(A)はキャリアテープの部分上面図、図1(B)は図1(A)のS1−S1線断面図、図1(C)は部品の外観斜視図である。 図2は本発明を適用したテーピング装置の縦断面図である。 図3は本発明を適用したテーピング装置を部品搬送ディスクの前面と正対した向きから見た図である。 図4(A)は図3に示した部品搬送ディスクの部分拡大図、図4(B)は図4(A)のS2−S2線断面図である。 図5は図2の部分拡大図である。 図6(A)は図2の部分拡大図、図6(B)は図6(A)に示した部品挿入板の部分後面図である。 図7は図2および図3に示したテーピング装置の動作説明図である。 図8は図2および図3に示したテーピング装置の動作説明図である。 図9は図2および図3に示したテーピング装置の動作説明図である。 図10は図2および図3に示したテーピング装置の動作説明図である。 図11は図2および図3に示したテーピング装置の動作説明図である。 図12は図3に示した部品搬送ディスクの変形例を示す部分拡大図である。 図13は図12に示した部品搬送ディスクを用いた部品一括挿入の説明図である。
まず、図1を用いて、後記テーピング装置TMに使用されるキャリアテープCTと部品PAについて説明する。
キャリアテープCTは、図1(A)および図1(B)に示したように、幅および厚さが略一定な帯状を成しており、その一面に、略直方体状の凹部から成る部品収納凹部CTaをピッチPctaにてテープ走行方向(図1(A)の左右方向)に有している。また、キャリアテープCTは、テープ送り用のスプロケット(図示省略)の凸部が係合する断面形が略円状の送り孔CTbを、部品収納凹部CTaと異なるピッチPctbでテープ走行方向(図1(A)の左右方向)に有している。
部品収納凹部CTaそれぞれの長さ(図1(A)の上下方向寸法)は後記部品PAの長さLpaの基準寸法にプラス側の寸法公差を足した数値よりも僅かに大きく、幅(図1(A)の左右方向寸法)は部品PAの幅Wpaの基準寸法にプラス側の寸法公差を足した数値よりも僅かに大きく、深さ(図1(B)の左右方向寸法)は後記部品PAの高さHpaの基準寸法にプラス側の寸法公差を足した数値よりも僅かに大きい。
部品PAは、図1(C)に示したように、基準寸法が長さLpa>幅Wpa=高さHpaの関係を有する略直方体状を成しており、図1(A)および図1(B)に示したキャリアテープCTの部品収納凹部CTa内に当該部品収納凹部CTaと整合した向きで挿入可能であり、かつ、収納可能である。前記関係における長さLpaと幅Wpaと高さHpaは各々の基準寸法を指すものであるため、寸法公差を加味すると幅Wpa>高さHpaとなるものや幅Wpa<高さHpaとなるものも実際は含んでいる。また、部品PAはコンデンサやバリスタやインダクタ等の電子部品を主とするが、磁力による吸引が可能であれば電子部品以外の部品であってもよい。
次に、図2〜図6を用いて、本発明を適用したテーピング装置TMの構成について説明する。ここでは、説明の便宜上、図2の左を前、右を後、手前を左、奥を右、上を上、下を下と表記し、他の図についてもこれらに準じて向きを表記する。なお、図3はテーピング装置TMを部品搬送ディスク20の前面と正対した向きから見た図であり、テーピング装置TMを図2の左から見た図ではない。
このテーピング装置TMは、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに3個の部品PAそれぞれを順次一括挿入するためのものであり、図2および図3に示したように、ディスク支持手段10と、部品搬送ディスク20と、ディスク回転手段30と、部品供給手段40と、テープ送り手段50と、部品挿入手段60と、カバーテープ付着手段(図示省略)とを備えている。ちなみに、図示省略のカバーテープ付着手段は、部品収納凹部CTa内に部品PAを挿入した後に当該部品収納凹部CTaを閉塞するためのカバーテープをキャリアテープCTの一面に熱圧着等によって付着する手段である。
ディスク支持手段10は、図2および図3に示したように、後側に傾いた主支持板11と、主支持板11の前面に設けられた副支持板12と、主支持板11の前面に設けられた左右1対の補助板13と、主支持板11を傾斜状態で支える台板14とを有している。
主支持板11の略中央には、軸受11aが配された略円柱状のシャフト配置孔11bが設けられている。また、主支持板11の前面上部には、キャリアテープCTの直線移動を案内する断面形が略矩形状のテープ案内溝11cが左右方向に設けられている。テープ案内溝11cの幅はキャリアテープCTの幅よりも僅かに大きく、深さはキャリアテープCTの厚さよりも僅かに大きい。
さらに、主支持板11の後面上部には、テープ案内溝11cの上部に至る略直方体状のスプロケット配置孔11dが設けられている。スプロケット配置孔11dの上下方向位置は、テープ案内溝11c内に存するキャリアテープCTの送り孔CTbの上下方向位置に対応している。
さらに、主支持板11の後面のスプロケット配置孔11dの下側には、希土類永久磁石等から成る永久磁石11eが配された断面形が略矩形状の磁石配置溝11fが左右方向に設けられている。磁石配置溝11fの上下方向位置は、テープ案内溝11c内に在るキャリアテープCTの部品収納凹部CTaの上下方向位置に対応しており、永久磁石11eの磁力がテープ案内溝11c内に在るキャリアテープCTの部品収納凹部CTaに及ぶようになっている。
さらに、主支持板11のシャフト配置孔11bの上側には、正圧エア孔11gが設けられており、シャフト配置孔11bの下側には、負圧エア孔11hが設けられている。
副支持板12の上部には、3個の部品案内孔12aが左右方向に間隔をおいて設けられている。3個の部品案内孔12aの上下方向位置は、テープ案内溝11c内に在るキャリアテープCTの部品収納凹部CTaの上下方向位置に対応しており、3個の部品案内孔12aの中心間隔は、キャリアテープCTの部品収納凹部CTaのピッチPctaに対応している。また、3個の部品案内孔12aは、前側開口よりも後側開口が小さな略4角錐台状を成しており、後側開口の大きさはキャリアテープCTの部品収納凹部CTaの開口に対応している。すなわち、3個の部品案内孔12aは、向き変更後の3個の部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入するときに当該部品PAそれぞれの挿入を案内する役目を果たす。
また、副支持板12の略中央には、シャフト配置孔11bと連通する略円柱状のシャフト配置孔12bが設けられている。さらに、副支持板12のシャフト配置孔12bの上側には、正圧エア孔11gと連通するエア孔12cが設けられており、シャフト配置孔12bの下側には、負圧エア孔11hと連通するエア孔12dが設けられている。
左右1対の補助板13は、部品搬送ディスク20の曲率半径よりも僅かに大きな曲率半径を有する円弧状の面を内側に有しており、図3に示したように、当該面によって部品搬送ディスク20の外周面の左右部分を非接触で覆っている。
部品搬送ディスク20は、図2および図3に示したように、少なくとも外周部分が一定の厚さを有する円盤状を成しており、その中央に略円柱状のシャフト連結孔21を有している。また、部品搬送ディスク20の外周面には、部品PAを収容可能な部品収容溝22が等角度間隔で設けられている。ちなみに、図3には、図示の便宜上、12度間隔で計30個の部品収容溝22を有するものを描いている。
部品収容溝22それぞれは略直方体状の溝から成り、図4に示したように、その幅W22および深さD22は部品PAの幅Wpaおよび高さHpaよりも僅かに大きく、その長さL22は部品PAの長さLpaよりも僅かに大きい。すなわち、部品収容溝22内それぞれには、部品PAをその長さ方向が部品搬送ディスク20の半径方向と略直交する向きで挿入可能であり、かつ、収容可能である。
また、部品搬送ディスク20の後面には、部品収容溝22それぞれと個別に連通する断面形が略矩形状のエア溝23が設けられている。なお、部品搬送ディスク20のエア溝23と、副支持板12のエア孔12cおよびエア孔12dとの関係については後に説明する。
ディスク回転手段30は、図2に示したように、主支持板11の後面中央に設けられたモータ31によって構成されている。モータ31のシャフト32は、主支持板11のシャフト配置孔11bと副支持板12のシャフト配置孔12bに回転自在に挿通されており、部品搬送ディスク20のシャフト連結孔21に挿入された先端部分を連結具33を用いて当該部品搬送ディスク20に連結されている。
すなわち、部品搬送ディスク20は、モータ31のシャフト32を間欠回転させることによって、その後面を副支持板12の前面に接した状態で、シャフト31の軸線を中心として間欠回転できるようになっている。ちなみに、図2には、図示の便宜上、モータ31のシャフト32の回転中心線と仮想鉛直線との成す角度θが60度のもの、換言すれば、部品搬送ディスク20が後側に30度傾いて配置されたものを描いている。
部品供給手段40は、図2、図3および図5に示したように、主支持板11の前面下部に設けられた部品貯蔵板41によって構成されている。部品貯蔵板41は、後側を開口した断面形が弓状の凹部42を有しており、当該凹部42によって、後ろ下がりに傾いた部品貯蔵室43を部品搬送ディスク20の下部の前側に形成している。また、部品貯蔵室43の円弧状の内面43aは部品搬送ディスク20の曲率半径よりも僅かに大きな曲率半径を有しており、部品搬送ディスク20の下部の外周面は、部品貯蔵室43の内面43aに近接している。
すなわち、部品貯蔵室43内に在る部品搬送ディスク20の部品収容溝22は、その後側開口を副支持板12の前面によって覆われ、その外側開口を部品貯蔵室43の内面43aによって覆われるため、その前側開口のみが部品貯蔵室43内に向けて開放した状態となる。ちなみに、部品供給手段40の部品貯蔵室43内には、部品PAがバルク状態(向きがばらばらな状態)で貯蔵される。
テープ送り手段50は、図2に示したように、主支持板11の後面上部に設けられたモータ51と、モータ51のシャフト52に連結されたスプロケット53によって構成されている。スプロケット53の外周面には、キャリアテープCTの送り孔CTbのピッチPctbに対応した角度間隔で凸部53aが設けられており、当該凸部53aを、テープ案内溝11c内に在るキャリアテープCTの送り孔CTbに係合できるようになっている。
すなわち、テープ案内溝11c内に配置されたキャリアテープCTは、モータ51のシャフト52およびスプロケット53の間欠回転させることによって、部品搬送ディスク20の後面と略平行となる向きで左右方向に間欠移動できるようになっている。
部品挿入手段60は、図2、図3および図6に示したように、主支持板11(副支持板12)の前面上部に設けられた部品挿入板61と、部品挿入板61に設けられたソレノイド62と、ソレノイド62のプランジャ(図示省略)に連結された3本の部品押圧ロッド63とから構成されており、部品挿入板61は向き変更機構64を有している。
3本の部品押圧ロッド63は、図2および図6に示したように、部品挿入板61に設けられたロッド案内孔61aに移動可能に配置されており、各々の先端は、副支持板12の3個の部品案内孔12aに向いている。詳しくは、3本の部品押圧ロッド63の先端は、後記3個の向き変更凹部66の停止部分66b内それぞれには突出しておらず、ソレノイド62のプランジャを後方移動させることによって後記3個の向き変更凹部66の停止部分66b内それぞれに突出して、当該停止部分66b内に在る部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに向かって押圧移動できるようになっている。
向き変更機構64は、図2、図3および図6に示したように、部品搬送ディスク20の上部を受容可能な断面形が弓状のディスク受容凹部65と、ディスク受容凹部65と連通し、かつ、ディスク受容凹部65内に在る部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22それぞれに対応した3個の向き変更凹部66と、3個の部品収容溝22内に収容されている3個の部品PAそれぞれに正のエア圧を作用させて当該部品PAそれぞれを部品収容溝22それぞれから押し出すための3個の正圧エア通路67と、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている3個の部品PAそれぞれに負のエア圧を作用させて当該部品PAそれぞれを向き変更凹部66それぞれに引き込むための3個の負圧エア通路68とから構成されている。
ディスク受容凹部65は、図6に示したように、部品搬送ディスク20の厚さよりも僅かに大きな深さと、部品搬送ディスク20の曲率半径よりも僅かに大きな曲率半径を有する円弧状の内面65aを有しており、部品搬送ディスク20の上部の外周面は、ディスク受容凹部65の内面65aに近接している。
3個の向き変更凹部66は、図6に示したように、部品PAそれぞれの向きの変更を支援する支援部分66aと、向き変更後の部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入できる位置で停止させる停止部分66bとを有している。支援部分66aは好ましくは凸曲面または傾斜面から成り、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている3個の部品PAそれぞれの向きを、エア圧との協働によって、部品PAそれぞれの長さLpaを規定する面の向きが略90度変わるように変更することができる。停止部分66bは好ましくは略直方体状を成していて、支援部分66aによって向きが変更された後の部品PAを取り込んで停止させることができる。なお、3個の向き変更凹部66における部品PAそれぞれの向き変更挙動については後に説明する。
ちなみに、3個の正圧エア通路67は、部品挿入板61の表面から、ディスク受容凹部65内に在る部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22の前側開口が当該ディスク受容凹部65の内面と向き合う箇所に及んで形成されている。一方、3個の負圧エア通路68は、部品挿入板61の表面から、3個の向き変更凹部66の停止部分66bそれぞれの上面(停止面)に及んで形成されている。
次に、図7〜図11を用いて、前述のテーピング装置TMの動作、すなわち、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに3個の部品PAそれぞれを順次一括挿入する動作について説明する。ちなみに、このテーピング装置TMは、部品供給手段40が設けられた位置が部品収容位置となり、部品挿入手段60が設けられた位置が部品挿入位置となる。
動作に際しては、部品供給手段40の部品貯蔵室43内に多数の部品PAをバルク状態で貯蔵するとともに、ディスク支持手段10のテープ案内溝11c内にキャリアテープCTを差し込んで配置する。そして、ディスク回転手段30のモータ31のシャフト32を間欠回転させて部品搬送ディスク20を図3の矢印方向に間欠回転させるとともに、テープ送り手段50モータ51のシャフト52およびスプロケット53を間欠回転させてキャリアテープCTを図3の矢印方向に間欠移動させる。また、ディスク支持手段10の主支持板11の正圧エア孔11gと部品挿入手段60の3個の正圧エア通路67に正のエア圧を付与するとともに、ディスク支持手段10の主支持板11の負圧エア孔11hと部品挿入手段60の3個の負圧エア通路68に負のエア圧を付与する。
テーピング装置TMは、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに3個の部品PAそれぞれを順次一括挿入するためのものであり、図示した部品搬送ディスク20は12度間隔で計30個の部品収容溝22を有するものであるため、部品搬送ディスク20の間欠回転の角度は36度となり、かつ、キャリアテープCTの間欠移動の距離は部品収納凹部CTaのピッチPctaの3倍となる。また、部品搬送ディスク20の間欠回転は、隣接する3個の部品収容溝22の中央の部品収容溝22が目標挿入位置で停止するようにするとともに、キャリアテープCTの間欠移動は、隣接する3個の部品収納凹部CTaの中央の部品収納凹部CTaが目標挿入位置で停止するようにする。
また、図示を省略したが、主支持板11の正圧エア孔11gと連通する副支持板12のエア孔12cは、目標挿入位置で停止した3個の部品収容溝22のエア溝23のみに連通する形態を有しているため、主支持板11の正圧エア孔11gに付与された正のエア圧は、目標挿入位置で停止した3個の部品収容溝22のエア溝23のみに作用することになる。一方、主支持板11の負圧エア孔11hと連通する副支持板12のエア孔12dは、目標挿入位置で停止した3個の部品収容溝22を除く他のエア溝23に連通する形態を有しているため、主支持板11の負圧エア孔11hに付与された負のエア圧は、目標挿入位置で停止した3個の部品収容溝22を除く他の部品収容溝22のエア溝23に作用することになる。
図7に示したように、部品搬送ディスク20はその下部が部品供給手段40の部品貯蔵室43内に入った状態で間欠回転するため、部品貯蔵室43内に貯蔵されている部品PAは当該間欠回転によってが攪拌され、かつ、内面43aの傾きにしたがって部品搬送ディスク20の前面に向かって自重移動する。すなわち、この攪拌および自重移動の協働によって、部品貯蔵室43内に貯蔵されている部品PAは、その長さ方向が部品搬送ディスク20の半径方向と略直交する向きで、部品貯蔵室43内に在る部品搬送ディスク20の部品収容溝22内に挿入され、かつ、収容される。
また、部品貯蔵室43内に在る部品搬送ディスク20の部品収容溝22にはエア溝23を通じて負のエア圧が作用しているため、この負のエア圧によって、部品搬送ディスク20の部品収容溝22内への部品PAの挿入および収容が促進される。
部品PAが収容された後の部品収容溝22は、部品搬送ディスク20の間欠回転に伴って部品供給手段40の部品貯蔵室43の外に出て部品挿入手段60に向かって変位する。部品搬送ディスク20の外周面の左部分は補助板13で覆われており、しかも、部品供給手段40から部品挿入手段60に向かって変位する部品収容溝22には各々のエア溝23を通じて負のエア圧が作用しているため、部品収容溝22内に収容されている部品PAが飛び出ることはない。
図8に示したように、部品搬送ディスク20の間欠回転に伴って部品PAが収容された後の3個の部品収容溝22が部品挿入手段60のディスク受容凹部65に入り込んで、当該3個の部品収容溝22の中央の部品収容溝22が目標挿入位置で停止すると、3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAにエア溝23を通じて正のエア圧が作用する。また、部品挿入手段60の3個の正圧エア通路67を通じて3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAに正のエア圧が作用するとともに、部品挿入手段60の3個の負圧エア通路68を通じて3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAに負のエア圧が作用する。
すなわち、各エア溝23からの正のエア圧は3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAの長さ方向一端(図中の右端)に作用し、各正圧エア通路67からの正のエア圧は3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAの長さ方向他端(図中の右端)に作用するとともに、各負圧エア通路68からの負のエア圧は3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAを上方に引き込むように作用するため、図9に破線で示したように、3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれは、反時計回り方向に回転しながら当該部品収容溝22それぞれから押し出されて、部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66内それぞれに引き込まれるように変位する。
また、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれが部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66内それぞれに引き込まれるときには、図9に示したように、3個の向き変更凹部66の支援部分66aそれぞれによって部品PAそれぞれの向きが、エア圧との協働によって、当該部品PAそれぞれの長さLpaを規定する面の向きが略90度変わるように変更されるとともに、向き変更後の部品PAそれぞれが、エア圧との協働によって、3個の向き変更凹部66の停止部分66b内それぞれに取り込まれて、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入できる位置で停止する。
さらに、前記の如き挙動にて、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれが部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66の停止部分66b内それぞれに取り込まれて停止すると、図10に示したように、部品挿入手段60の3本の部品押圧ロッド63それぞれが3個の向き変更凹部66の停止部分66b内それぞれに突出して、当該停止部分66b内に在る部品PAそれぞれが、副支持板12の3個の部品案内孔12aそれぞれを通じて、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTaそれぞれに向かって押圧移動される。
先に述べたように副支持板12の3個の部品案内孔12aは前側開口よりも後側開口が小さくなっているため、部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66の停止部分66b内に在る部品PAそれぞれが、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTaそれぞれと正確に向き合っていなくても、3本の部品押圧ロッド63による押圧移動過程で3個の部品PAそれぞれが副支持板12の3個の部品案内孔12aそれぞれを通過する際にその位置修正を行うことができる。すなわち、部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66の停止部分66b内に在る部品PAそれぞれを、確実に、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに挿入し、かつ、収納することができる。キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに収納された3個の部品PAそれぞれは、これらの後側に存する永久磁石11eの磁力によって引き寄せられて3個の部品収納凹部CTa内それぞれに保持される。
図8〜図10を用いて説明した、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれの向きを変更する動作と、向き変更後の3個の部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入する動作は、部品PAが収容された後の3個の部品収容溝22の中央の部品収容溝22が目標挿入位置で停止したタイミングで行われる。
すなわち、前記動作は、部品搬送ディスク20が間欠回転に伴って、部品PAが収容された後の3個の部品収容溝22の中央の部品収容溝22が目標挿入位置で停止する度に行われるため、図11に示したように、キャリアテープCTの部品収納凹部CTa内には、1回目の挿入によって3個の部品収納凹部CTa内に3個の部品PAが挿入され(丸1を参照)、2回目の挿入によってこれと連続する3個の部品収納凹部CTa内に3個の部品PAが挿入され(丸2を参照)、以後も同様の一括挿入が繰り返される。
次に、前述のテーピング装置TMによって得られる主たる作用効果について説明する。
〈作用効果1〉キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入できるため、部品挿入の高速化に貢献することができる。
〈作用効果2〉部品挿入手段60が向き変更機構64を有しているため、当該向き変更機構64によって、間欠回転する部品搬送ディスク20が停止したタイミングにて、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれの向きを、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTaそれぞれの向きと整合するように変更することができる。
〈作用効果3〉キャリアテープCTは部品収納凹部CTaが設けられた前面が部品搬送ディスク20の後面と略平行となる向きで間欠移動するため、搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれの長さLpaを規定する面の向きを略90度変えるだけで、前記の一括挿入を的確に行うことができる。
〈作用効果4〉前記の向き変更を、部品搬送ディスク20の3個の部品収容溝22内に収容されている部品PAそれぞれに作用するエア圧(正のエア圧および負のエア圧)と、部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66との協働によって、的確に行うことができる。
〈作用効果5〉部品挿入手段60の3個の向き変更凹部66が、部品PAそれぞれの向きの変更を支援する支援部分66aと、向き変更後の部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入できる位置で停止させる停止部分66bとを有しているので、前記の向き変更と前記の一括挿入をスムースに行うことができる。
〈作用効果6〉向き変更後の部品PAそれぞれを、副支持板12の3個の部品案内孔12aそれぞれを通じて、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTaそれぞれに向かって押圧移動させているので、向き変更後の部品PAそれぞれがキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTaそれぞれと正確に向き合っていなくても、向き変更後の部品PAそれぞれが3個の部品案内孔12aそれぞれを通過する際にその位置修正を行って、前記の一括挿入を確実に行うことができる。
次に、前記同様の作用効果が得られる、前述のテーピング装置TMの変形例について説明する。
〈変形例1〉部品搬送ディスク20が後側に30度傾いて配置されたものを示したが、当該傾斜角度は鋭角範囲内にあれば30度超過であってもよいし、30度未満であってもよい。勿論、部品搬送ディスク20は図2に示した仮想鉛直線と略平行に配置されていてもよい。
〈変形例2〉部品搬送ディスク20として、図示の便宜上、12度間隔で計30個の部品収容溝22を有する曲率半径が小さいものを示したが、図示したものよりも曲率半径が大きなものを使用してもよいし、この曲率半径の拡大に伴って部品収容溝の角度間隔を小さくして部品収容溝の総数を増加してもよい。
〈変形例3〉キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入するものを示したが、部品挿入手段60の部品押圧ロッド63の数と向き変更凹部66の数を増減することによって、キャリアテープCTの2個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入することもできるし、キャリアテープCTの4個以上の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入することもできる。
〈変形例4〉部品挿入手段60の部品押圧ロッド63として向き変更後の部品PAを押圧移動させるものを示したが、部品押圧ロッド63の中心にエア通路を設け、このエア通路に負のエア圧を作用させて、向き変更過程および向き変更後で部品PAをその先端に吸着できるようにしてもよい。この場合には、部品押圧ロッド63による部品PAの押圧移動が完了したときに、エア通路への負のエア圧の作用を停止させるか、あるいは、エア通路に正のエア圧を作用させることが好ましい。
〈変形例5〉部品挿入手段60に3個の正圧エア通路67と3個の負圧エア通路68を個別に設けたものを示したが、3個の正圧エア通路67における部品挿入板61の表面側を集合させて当該集合箇所に通じる正圧エア孔を1つ設けるようにしてもよいし、3個の負圧エア通路68における部品挿入板61の表面側を集合させて当該集合箇所に通じる負圧エア孔を1つ設けるようにしてもよい。
〈変形例6〉主支持板11に負圧エア孔11hを設け、かつ、当該負圧エア孔11hと連通するエア孔12dを副支持板12に設けたものを示したが、部品貯蔵室43内に在る部品搬送ディスク20の部品収容溝22に負のエア圧を作用させなくても当該部品収容溝22内への部品PAの挿入および収容が行える場合や、部品PAが収容された後の部品収容溝22が部品供給手段40の部品貯蔵室43の外に出て部品挿入手段60に向かって変位するときに当該部品収容溝22内に収容されている部品PAが飛び出ることがない場合には、主支持板11の負圧エア孔11hと副支持板12のエア孔12dを排除してもよい。
〈変形例7〉キャリアテープCTの部品収納凹部CTa内に、1回目の挿入によって3個の部品収納凹部CTa内に3個の部品PAを挿入し、2回目の挿入によってこれと連続する3個の部品収納凹部CTa内に3個の部品PAを挿入し、以後も同様の一括挿入を繰り返すものを示したが(図11を参照)、図12および図13に示したような挿入方法を採用してもよい。
図12および図13に示した挿入方法は、部品搬送ディスク20として部品収容溝22の総数を2倍(計60個)とし部品収容溝22の角度間隔を1/2(6度)としたものを使用する(図12を参照)。キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを挿入するときには、1回目は図12に丸1で示した3個の部品収容溝22を使用し、2回目は図12に丸2で示した3個の部品収容溝22を使用し、3回目は図12に丸3で示した3個の部品収容溝22を使用し、以後も同様に3個の部品収容溝22を使用する。
前記のようにして3個の部品収容溝22を使用した場合には、図13に示したように、1回目の挿入によって1個おきの計3個の部品収納凹部CTa内に3個の部品PAが挿入され(丸1を参照)、2回目の挿入によって1個のおきで、かつ、そのうちの1個が1回目の計3個の部品収納凹部CTaの間に入り込んでいる計3個の部品収納凹部CTaに3個の部品PAが挿入され(丸2を参照)、以後も同様の一括挿入が繰り返される。
すなわち、図12および図13に示した挿入方法では、部品搬送ディスク20の間欠回転の角度を18度としても、向き変更後の3個の部品PAそれぞれをキャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに一括挿入できるため、図11に示した挿入方法(部品搬送ディスク20の間欠回転の角度は36度)と比べて部品搬送ディスク20の間欠回転の角度を1/2とすることができる。つまり、一括挿入を行うときの部品搬送ディスク20の間欠回転の角度を小さくできるため、当該部品搬送ディスク20の間欠回転に要する時間を削減して、部品挿入の高速化により一層貢献することができる。
なお、図12および図13に示した挿入方法は、キャリアテープCTの3個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入する場合に限らず、キャリアテープCTの2個の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入する場合や、キャリアテープCTの4個以上の部品収納凹部CTa内それぞれに同数の部品PAそれぞれを順次一括挿入する場合にも適用できる。
CT…キャリアテープ、CTa…部品収納凹部、PA…部品、TM…テーピング装置、10…ディスク支持手段、11…主支持板、11c…テープ案内溝、11g…正圧エア孔、11h…負圧エア孔、12…副支持板、12a…部品案内孔、20…部品搬送ディスク、22…部品収容溝、23…エア溝、30…ディスク回転手段、31…モータ、40…部品供給手段、43…部品貯蔵室、43a…内面、50…テープ送り手段、51…モータ、53…スプロケット、60…部品挿入手段、62…ソレノイド、63…部品押圧ロッド、64…向き変更機構、65…ディスク受容凹部、66…向き変更凹部、66a…支援部分、66b…停止部分、67…正圧エア通路、68…負圧エア通路。
本発明は、キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入するためのテーピング装置と、順次一括挿入する工程を備えたテーピング方法に関する。
本発明が解決しようとする課題は、部品挿入の高速化に適したテーピング装置およびテーピング方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係るテーピング装置は、キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入するためのテーピング装置であって、前記部品を収容可能な部品収容溝を等角度間隔で外周面に有する部品搬送ディスクと、前記部品搬送ディスクを間欠回転させるためのディスク回転手段と、部品収容位置において前記部品収容溝内に前記部品を供給して収容するための部品供給手段と、前記キャリアテープを間欠移動させるためのテープ送り手段と、部品挿入位置において前記部品収容溝内に収容されている前記部品を前記キャリアテープの前記部品収納凹部内に挿入するための部品挿入手段とを備えており、前記部品は、長さ>幅および高さの関係を有する略直方体状を成しており、前記部品搬送ディスクの前記部品収容溝は、前記部品の幅および高さよりも僅かに大きな幅および深さと前記部品の長さよりも僅かに大きな長さを有する略直方体状の溝から成り、前記部品をその長さ方向が前記部品搬送ディスクの半径方向と略直交する向きで収容できるようになっており、前記部品挿入手段は、前記部品搬送ディスクの複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれの向きを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部それぞれの向きと整合するように変更するための向き変更機構と、当該向き変更機構による向き変更後の前記部品それぞれを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部内それぞれに一括挿入するための複数の部品押圧ロッドとを有している。
一方、本発明に係るテーピング方法は、キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入する工程を備えたテーピング方法であって、前記工程は、前記部品を収容可能な部品収容溝を等角度間隔で外周面に有する部品搬送ディスクを間欠回転させ、かつ、前記キャリアテープを間欠移動させたときの停止過程でで実行されるものであり、前記部品は、長さ>幅および高さの関係を有する略直方体状を成しており、前記部品搬送ディスクの前記部品収容溝は、前記部品の幅および高さよりも僅かに大きな幅および深さと前記部品の長さよりも僅かに大きな長さを有する略直方体状の溝から成り、前記部品をその長さ方向が前記部品搬送ディスクの半径方向と略直交する向きで収容できるようになっており、前記停止過程では、部品挿入手段によって、複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれの向きが前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部それぞれの向きと整合するように変更され、向き変更後の前記部品それぞれが前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部内それぞれに一括挿入される。
本発明に係るテーピング装置およびテーピング方法によれば、部品挿入の高速化に貢献することができる。

Claims (9)

  1. キャリアテープの複数の部品収納凹部内それぞれに同数の部品それぞれを順次一括挿入するためのテーピング装置であって、
    前記部品を収容可能な部品収容溝を等角度間隔で外周面に有する部品搬送ディスクと、前記部品搬送ディスクを間欠回転させるためのディスク回転手段と、部品収容位置において前記部品収容溝内に前記部品を供給して収容するための部品供給手段と、前記キャリアテープを間欠移動させるためのテープ送り手段と、部品挿入位置において前記部品収容溝内に収容されている前記部品を前記キャリアテープの前記部品収納凹部内に挿入するための部品挿入手段とを備えており、
    前記部品は、長さ>幅および高さの関係を有する略直方体状を成しており、
    前記部品搬送ディスクの前記部品収容溝は、前記部品の幅および高さよりも僅かに大きな幅および深さと前記部品の長さよりも僅かに大きな長さを有する略直方体状の溝から成り、前記部品をその長さ方向が前記部品搬送ディスクの半径方向と略直交する向きで収容できるようになっており、
    前記部品挿入手段は、前記部品搬送ディスクの複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれの向きを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部それぞれの向きと整合するように変更するための向き変更機構と、当該向き変更機構による向き変更後の前記部品それぞれを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部内それぞれに一括挿入するための複数の部品押圧ロッドとを有している、
    テーピング装置。
  2. 前記キャリアテープは、前記部品収納凹部が設けられた前面が前記部品搬送ディスクの後面と略平行となる向きで間欠移動できるようになっており、
    前記部品挿入手段の前記向き変更機構による前記部品それぞれの向きの変更は、前記部品それぞれの長さを規定する面の向きが略90度変わる変更である、
    請求項1に記載のテーピング装置。
  3. 前記部品挿入手段の前記向き変更機構は、前記部品搬送ディスクの外周部分の一部を受容可能なディスク受容凹部と、当該ディスク受容凹部と連通し、かつ、前記部品それぞれに対応した複数の向き変更凹部と、前記部品搬送ディスクの複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれにエア圧を作用させるためのエア通路とを有している、
    請求項1または2に記載のテーピング装置。
  4. 前記向き変更機構の前記向き変更凹部それぞれは、前記部品それぞれの向きの変更を支援する支援部分と、向き変更後の前記部品それぞれを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部内それぞれに一括挿入できる位置で停止させる停止部分とを有している、
    請求項3に記載のテーピング装置。
  5. 前記向き変更機構の前記エア通路は、前記部品搬送ディスクの複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれに正のエア圧を作用させて当該部品それぞれを当該部品収容溝それぞれから押し出すための正圧エア通路と、前記部品搬送ディスクの複数の前記部品収容溝内に収容されている前記部品それぞれに負のエア圧を作用させて当該部品それぞれを前記向き変更凹部それぞれに引き込むための負圧エア通路とを含んでいる、
    請求項3または4に記載のテーピング装置。
  6. 前記部品搬送ディスクの後面と前記キャリアテープの前面との間には、副支持板が設けられており、
    前記副支持板には、前記部品挿入手段の前記向き変更機構による向き変更後の前記部品それぞれを前記キャリアテープの複数の前記部品収納凹部内それぞれに一括挿入するときに当該部品それぞれの挿入を案内する複数の部品案内孔が設けられている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のテーピング装置。
  7. 前記部品供給手段は、前記部品をバルク状態で貯蔵可能で、かつ、後ろ下がりに傾いている部品貯蔵室を、前記部品搬送ディスクの下部の前側に有している、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のテーピング装置。
  8. 前記部品貯蔵室の内面は、前記部品搬送ディスクの曲率半径よりも僅かに大きな曲率半径を有しており、
    前記部品搬送ディスクの下部の外周面は、前記部品貯蔵室の内面に近接している、
    請求項7に記載のテーピング装置。
  9. 前記部品搬送ディスクは、後側に傾いて配置されている、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のテーピング装置。
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