JP2019098600A - インクジェット記録装置およびクリーニング制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびクリーニング制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非記録時などの蒸発量を考慮したタイミングでワイピング動作を行い、無駄なワイピング動作を防止することが可能なインクジェット記録装置およびクリーニング制御方法を提供する。
【解決手段】記録媒体に吐出口からインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、吐出口の形成面をクリーニングするクリーニング手段と、吐出口からのインク吐出数をカウントするカウント手段と、吐出口からインクを吐出してから次の吐出までの時間を計測する計測手段と、カウント手段のカウント値と計測手段の計測値に基づいて、クリーニング手段のクリーニングを制御する制御手段と、を有し、制御手段は、計測手段が計測する時間が所定時間を経過したときは、クリーニング手段によるクリーニングをしない、ことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置に関するものである。
この種の技術として、特許文献1には、記録媒体にインクを吐出するインクジェット記録装置における記録ヘッドの吐出口形成面をブレードによってワイピングをする構成が記載されている。詳しくは、インクジェット記録装置では、ワイピングによって記録ヘッドの吐出口形成面に付着した液滴や紙粉などを除去する。そして、記録媒体に対して記録ヘッドから吐出されるインク量が多いと、記録媒体に吐出されたインク成分が蒸発して、記録媒体に対向する吐出口形成面に付着するインク滴などの濡れの量が多くなることがある。これに対して、特許文献1には、記録ドット数が吐出口形成面における濡れの量に比例することを利用し、記録ドット数に応じて吐出口形成面のワイピング動作をすることが記載されている。
特開2001−121717号公報
しかしながら、特許文献1では、記録ヘッドからの吐出を行っていない非記録時などの経過時間と共に、吐出口形成面に付着したインク成分等による濡れは蒸発によって減少することは考慮されておらず、このため、濡れの量が少ないにもかかわらず、不必要なワイピング動作を行うことがある。ワイピング動作をするときは記録動作を停止しなければならないので、不要なワイピング動作は生産性の低下を招くおそれがある。
そこで、本発明は不要なワイピング動作を防止することが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体に吐出口からインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、吐出口の形成面をクリーニングするクリーニング手段と、吐出口からのインク吐出数をカウントするカウント手段と、吐出口からインクを吐出してから次の吐出までの時間を計測する計測手段と、カウント手段のカウント値と計測手段の計測値に基づいて、クリーニング手段のクリーニングを制御する制御手段と、を有し、制御手段は、計測手段が計測する時間が所定時間を経過したときは、クリーニング手段によるクリーニングをしない、ことを特徴とする。
本発明によれば、不要なワイピング動作を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の記録部の模式的断面図である。 インクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。 記録ヘッドの吐出口形成面における濡れの付着の一例として、吐出口形成面に結露が生じた状態を示す模式的断面図である。 記録ヘッドの吐出口形成面に結露する水滴の結露量と経過時間との関係を示す図である。 本実施形態に係る記録シーケンスのフローチャートである。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置のワイピング動作の模式図である。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置100と、ホストコンピュータ101と、を用いた記録システムの概略構成図である。インクジェット記録装置100(以下、記録装置ともいう)とパーソナルコンピュータ形態のホスト装置101(以下、ホストともいう)とは、プリンタケーブル102に接続されている。ホスト101では画像データなどの情報を処理し、プリンタケーブル102を介して記録装置100に送信され、記録装置100で出力される。記録媒体である連続紙103は、ロール状に巻かれており、後述するように、搬送および画像の記録がなされた後に切断される。搬送ユニット104には、搬送モータ105、搬送ベルト106、および吸着ファン107が備えられている。搬送ベルト106は、ガイドローラ108A、108B、108C、および駆動ローラ108Dの間に架け渡されている。搬送モータ105によって駆動ローラ108Dが回転されることにより、連続紙103を支持する搬送ベルト106が矢印A1方向もしくは逆の矢印A2方向に移動される。吸着ファン107が回転することにより、搬送ベルト106に複数形成された吸引孔(不図示)から空気が吸引されて、搬送ユニット104の排気口109から排出される。搬送ベルト106は、吸引孔からの空気の吸引によって、搬送ベルト106の表面に連続紙103を吸着しつつ、その連続紙103を矢印A1方向および矢印A2方向に搬送可能である。
記録部110には、連続紙103にインクを吐出して画像を記録可能な記録ヘッド201(図2参照)が着脱可能に搭載されている。記録ヘッド201は、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギ発生素子を用いて、複数の吐出口からインクを吐出することができる。電気熱変換素子を用いた場合には、その発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギを利用して記録ヘッド201に形成されたノズルの先端の吐出口からインクを吐出することができる。本実施形態では、記録ヘッド201として、連続紙103にフルカラー記録を行うために、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)のインクを吐出するための記録ヘッド201K、201C、201M、および201Yを備える。これらは用紙搬送方向A1に沿って配置されている。なお、色の数すなわち記録ヘッドの数は任意所望に定め得るものであり、以下では単に「記録ヘッド201」として包括的に参照する。
記録部110には、キャップ202(図2参照)が搭載されている。このキャップ202は、吐出口からのインク蒸発を防止するために記録ヘッドの吐出口が配設された面を覆う、キャッピングに用いられ、また、記録ジョブの前後或いは記録中の記録ヘッドの予備吐出動作によって吐出されたインクを受ける部材として用いられる。記録装置100には、記録タイミングを得るために連続紙103の単位領域としてのページまたはラベル紙の先端を検知する先端検知センサ111、および連続紙103の切断タイミングを得るために連続紙103のページ領域またはラベル紙を検知する切断検知センサ112が備えられている。連続紙103が例えば、所定の単位領域としてミシン目等で区分けされるページ毎に記録された後に切断される用紙であって、その単位領域の検出可能なマークが付された用紙である場合には、そのマークを用いて、単位領域の先端を検出することができる。先端検知センサ111、切断検知センサ112は、反射型センサ、透過型センサのいずれかまたは双方を備えた構成となっている。例えば、連続紙103がラベル紙の場合は、台紙と、その台紙に貼付けられたラベルとの透過率の差によって、単位領域としてのラベルの先端を検出することができる。また例えば、ページ毎に検出マーク付きの用紙の場合は、用紙とマークとの光の反射率の差によって、単位領域としてのページの先端を検出することができる。
ガイドローラ108Aの回転軸には、その回転軸に同期して回転する不図示のエンコーダが備えられており、それは、連続紙103の搬送位置を検出するための検出手段として機能する。搬送ユニット104による連続紙103の搬送、記録部110による記録タイミング、および後述する切断部113による切断タイミングは、そのエンコーダの検出信号に基づいて後述する制御部300のCPU306により管理される。
切断部113としてのカッタは、回転刃113A、固定刃113B、およびストッパ113Cを備え、ストッパ113Cは、不図示のソレノイドによって解放(図中上方向に移動)される。このストッパ113Cの解放によって、回転刃113Aが矢印D方向に回転し、回転刃113Aと固定刃113Bとによって連続紙103が切断される。連続紙103は、搬送ユニット104によって矢印A1方向へ搬送される際に、連続紙103上の切断位置(不図示)が固定刃113Bに達するタイミングで切断されて機外に排出される。さらに、周辺環境の温度および湿度を検知する環境検知センサ316(図3参照)を備える。
図2は本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の記録部の模式的断面図である。記録部110は、連続紙103にインクを吐出して画像を記録するためのインク吐出口を複数備えた記録ヘッド201と、記録ヘッド201に供給チューブを介してインクを供給するインクタンク205が備えられている。また、記録ヘッド201およびインクタンク205間の供給チューブには、開閉可能な開閉弁204を有している。さらに、記録ヘッド201と廃インクタンク207とを接続するチューブには、正逆駆動可能なポンプ206が設けられ、ポンプ206を正転駆動して記録ヘッド201内を減圧することでインクタンク205から記録ヘッド201にインクを供給する。また、記録ヘッド201とインクタンク205とを接続するチューブに設けられた開閉弁204を閉じた状態で、ポンプ206を逆転駆動することにより記録ヘッド201内を加圧し、吐出口からインクを押し出すことが可能である。さらに、吐出口から押し出されたインクを受け止めるキャップ202が備えられており、記録動作前に吐出口の乾燥を解消するための予備吐出や、スタンバイ時等の非記録動作時の吐出口からのインクの蒸発を防ぐためのキャッピングに用いられる。キャップ202は、キャップモータ312(図3参照)により吐出口列と平行な方向(矢印E方向)に水平移動してキャップ位置から退避可能である。さらにまた、キャップ202には、記録ヘッド201の吐出口形成面上を摺擦することで吐出口形成面上のインク滴や紙粉等の異物を除去するためのワイパ203が備えられ、昇降可能な記録ヘッド201をワイパと接触する位置に移動させて、キャップ202を水平移動することで吐出口形成面をワイピングする。
図3は、インクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。記録装置100の制御部300は、インターフェイスコントローラ301とケーブルを介してホスト101と接続されている。制御部300は、中央処理装置(CPU)306を備え、プログラムROM302に格納されている、図6などで後述されるプログラムなどの制御プログラムをCPU306が実行することにより、記録装置100の各構成要素を制御する。また、制御部300は、各種データ処理のワークエリアや受信バッファとして使用されるワークRAM304、および画像展開部としてのイメージメモリ303を備える。
さらに、制御部300には、記録ヘッド201を駆動する記録ヘッド駆動回路307、各モータの駆動を制御するモータ駆動部308、およびセンサ類315が接続されている。モータ駆動部308は、記録ヘッド201を昇降させるためのヘッド昇降モータ310、搬送ユニット104を駆動する搬送モータ105、およびキャップ202を移動させるためのキャップモータ312の駆動を制御する。また、モータ駆動部308は、開閉弁204を開閉するための弁駆動モータ313およびポンプ206を駆動するためのポンプモータ314の駆動を制御する。センサ315は、記録装置100における各種動作の制御、環境温湿度の検出、および連続紙の検知等のために用いられる。
図4は、記録ヘッドの吐出口形成面におけるインク成分の付着の一例として、吐出口形成面に結露が生じた状態を示す模式的断面図である。このとき、連続紙103に記録ヘッド201からインクIが吐出され、時間の経過と共に連続紙103に吐出されたインクIに含まれる水分等が蒸発し、連続紙103に対向する記録ヘッド201の吐出口形成面209に結露により水滴の付着が生じる。先ず、図4(a)は、搬送される連続紙103に記録ヘッド201からインクIを吐出したときの状態を示している。詳しくは、連続紙103がA1方向に搬送され、この連続紙103に対して記録ヘッド201からインクIが吐出されて画像などの記録が行われる。連続紙103を搬送しつつ、このような記録が継続されると、図4(b)に示すように、蒸発したインクIの水分等が、結露により記録ヘッド201の吐出口形成面209に水滴210(以下、結露滴ともいう)が付着する。さらに、連続紙103の搬送を伴って記録が継続されると、図4(c)に示すように、インクIの水分等の蒸発によって、吐出口形成面209に付着した結露滴210の量が増加する。このとき、このように結露滴210が大きくなった状態でインクIを吐出するとインクIの吐出方向や吐出速度に影響を及ぼす可能性がある。また、成長した結露滴210が連続紙103の印字領域に落下すると、画像が滲んでしまう。なお、結露滴210は、記録媒体の単位面積当たりのインク量や記録ヘッド201の下に吐出後の記録媒体が滞留している時間によって記録ヘッド201の吐出口形成面209に付着する量は変化する。なお、吐出素子にヒータ等の熱源を用いている場合は、吐出されたインク自体の熱量も大きいので、連続紙103からの蒸発も多くなり水滴も多い。
図5は、記録ヘッドの吐出口形成面に結露する水滴の結露量と経過時間との関係を示す図である。記録開始時は、記録ヘッド201から吐出されるインクIの累積の蒸発量が少ないため、吐出口形成面209に付着する結露滴210の量は少ない。記録媒体へのインクIの吐出を継続し、時間が経過するに連れて記録ヘッド201から吐出される累積のインク量が多くなるため、それに伴いインクから蒸発する累積の水分も多くなり、結露により吐出口形成面209に付着する結露滴210の量が多くなる。なお、このように吐出口形成面に結露が生じているとき、その結露の水滴からも蒸発は生じていることはもちろんである。同一の吐出口から連続吐出して記録しているときは、連続紙103からの蒸発による結露の量が記録ヘッド201に付着した結露の水滴からの蒸発量を上回っている。
記録が完了すると、記録ヘッド201からインクIは吐出されないため、連続紙からのインクIの水分の蒸発は少なくなると同時に、吐出口形成面209に結露した結露滴210は徐々に蒸発する。その結果、結露滴210の量(大きさ)は時間と共に減少していき、最終的には結露のない状態になる。このように、吐出口形成面に付着する結露による濡れの量は、記録終了後の非記録時の経過時間とともに減少する。本発明の一実施形態は、濡れ量に対応するクリーニングカウンタの値を、この経過時間に応じて減少させることにより、吐出口形成面の濡れの蒸発量をクリーニングカウンタの値に反映させる。これにより、吐出口形成面における実際の濡れ量に応じてワイピングを行うことが可能となり、不要なワイピング動作を省くことができる。
本実施形態では、記録ヘッド201から吐出した総ドット数(インク吐出数)をカウントするカウンタを備えており、このドットカウンタ値に記録媒体の1ページの長さを変数として乗算した値をワイピング動作の実行を判断する閾値としてのクリーニングカウンタ値(カウント値)とする。なお、このクリーニングカウンタ値を更に、記録媒体が搬送される搬送速度を変数として除算した値をクリーニングカウンタ値としても良い。本実施形態におけるクリーニングを実施する閾値は3.6×108とし、搬送速度200mm/secで用紙長さが100mmであるとき、例えば記録ドット数が1440000発の場合、500枚記録後にワイピング動作が実施される。
図6は、本実施形態に係る記録シーケンスのフローチャートである。記録シーケンスをスタートすると、まず、ホスト101から送信された記録データを記録装置100が受信(S601)し、環境検知手段としての環境検知センサ316から記録データ受信時の環境温湿度を制御部300のCPU306が取得する(S602)。次に、ワークRAM304に保存してある前回の記録から今回の記録データを受信するまでの経過時間をCPU306は取得する(S603)。そして、取得した経過時間に応じて、すなわち、積算されているクリーニングカウンタ値に、経過時間を変数として乗算し、積算クリーニングカウンタ値を減算する。なお、このクリーニングカウンタ値を更に、環境検知センサ316が検知した湿度等から求められる環境変数を乗算した値をクリーニングカウンタ値から減算しても良い。本実施形態では湿度40%で2時間経過したときに積算クリーニングカウンタ値が3.6×108減算され、更新クリーニングカウンタ値を得る(S604)。次に、ステップS604で算出した更新クリーニングカウンタ値が0より大きいかを判定する(S605)。肯定判定であれば、次のステップにおいて、記録動作で用いる積算クリーニングカウンタを更新クリーニングカウンタ値のカウンタとし(S606)、否定判定であれば、次のステップにおいて、積算クリーニングカウンタ値のカウンタとする(S607)。
ステップS608に進み、連続紙103への記録を開始する。そして、1ページ分の記録が終了したかどうかを判定する(S609)。肯定判定であればステップS610に進む一方、否定判定であれば、ステップS608に戻り記録媒体への記録を繰り返す。そして、積算クリーニングカウンタ値の加算処理をして、更新クリーニングカウンタ値を得る(S610)。加算処理とは、積算クリーニングカウンタ値に記録ドット数と用紙長さから求めた値を加算する。このとき、算出されたクリーニングカウンタ値を積算クリーニングカウンタ値とする。
そして、積算クリーニングカウンタ値が所定の閾値より大きいか否かを判定する(S611)。積算クリーニングカウンタ値が所定の閾値をより大きければ、記録ヘッド201の吐出口形成面のワイピング動作を実施する(S612)。その後、積算クリーニングカウンタ値をクリア(S613)にし、ステップS614に進む。そして、ステップS611において、否定判定であれば、ステップS614に進み、記録が終了しているかを判定する(S614)。否定判定であれば、ステップS608に戻り記録を継続する。一方、肯定判定であればステップS615に進み、ワークRAM304に最終記録日時を保存し、記録シーケンスを終了する。
本実施形態では、記録が終了し、次回記録が開始されるまでの経過時間と共に蒸発する蒸発量に合わせて、上述した減算処理によって、クリーニングカウンタ値も減算させる。そして、記録を開始し、1ページの記録を終了すると共にクリーニングカウンタ値に加算処理をすることによって、適切なタイミングで吐出口形成面をワイピングすることができる。
図7は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の記録ヘッドのワイピング動作の模式的断面図である。破線部は、記録ヘッド201の吐出口形成面209に付着した結露滴210である。ワイパ203は、キャップ202の水平移動に伴って記録ヘッド201の吐出口列と平行な方向Eに移動することで記録ヘッド201の吐出口形成面をワイピングし、吐出口形成面に付着した結露滴210を除去する。
以上により、記録ジョブの開始時に前回の記録からの経過時間を取得し経過時間に応じてクリーニングカウンタ値を減算し、蒸発等による結露滴の減少に合わせたタイミングでクリーニングを実施する。それによって、不要なワイピング動作を防止することが可能となり、さらには、スループット低減が防止できる。
100 インクジェット記録装置
101 ホストコンピュータ
103 連続紙
110 記録部
201 記録ヘッド
202 キャップ
203 ワイパ
204 開閉弁
205 インクタンク
206 圧力ポンプ
207 廃インクタンク

Claims (6)

  1. 記録媒体に吐出口からインクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、
    前記吐出口の形成面をクリーニングするクリーニング手段と、
    前記吐出口からのインク吐出数をカウントするカウント手段と、
    前記吐出口からインクを吐出してから次の吐出までの時間を計測する計測手段と、
    前記カウント手段のカウント値と前記計測手段の計測値に基づいて、前記クリーニング手段のクリーニングを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記計測手段が計測する時間が所定時間を経過したときは、前記クリーニング手段によるクリーニングをしない、
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 環境を検知する環境検知手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記環境検知手段の検知結果に応じて、前記クリーニング手段のクリーニングを制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記制御手段は、インクを吐出する際の記録媒体の搬送速度に応じて、前記クリーニング手段のクリーニングを制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記カウント手段がカウントするカウント数が所定数に達しないときは、前記クリーニング手段によるクリーニングをしない、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記クリーニング手段は、前記吐出口の形成面をワイピングすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドの吐出口の形成面をクリーニングするクリーニング工程と、
    前記吐出口からのインク吐出数をカウントするカウント工程と、
    前記吐出口からインクを吐出してから次の吐出までの時間を計測する計測工程と、
    前記カウント工程と前記計測工程の結果に基づいて、前記クリーニング工程のクリーニングを制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程は、前記計測工程が計測する時間が所定時間を経過したときは、前記クリーニング工程によるクリーニングをしない、ことを特徴とするクリーニング制御方法。
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