JP2019097743A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】受圧部材の移動を適切に規制することが可能な乗物用シートの提供。【解決手段】シートフレーム10と、前記シートフレーム10に懸架された受圧部材14と、前記受圧部材14の前記シートフレーム10に沿った移動を抑制する移動抑制部材20を備え、前記移動抑制部材20は、前記移動抑制部材20が前記シートフレーム10に対して移動することを規制する規制部25,26を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、乗物用シートに係り、特に着座者を支持するための受圧部材が移動することを規制することが可能な乗物用シートに関する。
乗物用シートのシートフレームには、着座者を支持するためのSバネ等の受圧部材が備えられており、シートフレームに対して位置決めして取り付けられている。例えば特許文献1には、シートフレーム後端を連結するパイプに、クッション用バネのフック部を係合させることで受圧部材の位置ずれを防止した車両用シートが記載されている。
特開2001−120383号公報
特許文献1のように、受圧部材の移動を規制する規制部材は公知であったが、規制部材自体が移動してしまうという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、受圧部材の移動を適切に規制することが可能な乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シートフレームと、前記シートフレームに懸架された受圧部材と、前記受圧部材の前記シートフレームに沿った移動を抑制する移動抑制部材を備え、前記移動抑制部材は、前記移動抑制部材が前記シートフレームに対して移動することを規制する規制部を有することにより解決される。
上記のように構成された本発明の乗物用シートでは、移動抑制部材がシートフレームに対して移動することを抑制する規制部を備えるため、受圧部材が移動してしまうことを適切に規制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記規制部は、前記シートフレームに設けられる被係合部に挿入される係合部であるとよい。
上記の構成では、規制部を有する移動抑制部材のシートフレームに対する取り付けが容易であり、作業性が向上するとともに、移動抑制部材が移動することが適切に抑制される。
また、上記の構成において、前記係合部は可撓性を有するとよい。
上記の構成では、移動抑制部材のシートフレームに対する着脱が容易となる。
また、上記の構成において、前記移動抑制部材の前記係合部の基端位置には貫通孔が設けられているとよい。
上記の構成では、貫通孔を介して、シートフレームに対する移動抑制部材の取り付け状態を確認することが可能となる。
また、上記の構成において、前記移動抑制部材には間隙が設けられており、前記間隙は前記規制部と配列されており、前記間隙には前記受圧部材が配置されるとよい。
上記の構成では、移動抑制部材に設けられた間隙に受圧部材が配置されるため、当該間隙によっても受圧部材の移動が抑制されるため、より一層受圧部材が移動することが抑制される。
また、上記の構成において、前記移動抑制部材は、円弧形状に形成されており、前記移動抑制部材には前記円弧形状と直交するように前記移動抑制部材を補強する補強部が設けられており、前記規制部は前記補強部から離間して設けられているとよい。
上記の構成では、補強部材によって移動抑制部材の剛性が向上する。
また、上記の構成において、前記移動抑制部材が取り付けられた前記シートフレームは移動可能に構成されており、前記間隙は前記シートフレームの移動方向に沿って設けられているとよい。
上記の構成では、シートフレームが移動可能な場合であっても、受圧部材が移動することを抑制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記移動抑制部材は、前記規制部を基準に対称形状に形成されているとよい。
上記の構成では、移動抑制部材のシートフレームに対する取り付けの方向が制限されないため、作業性が向上する。
また、上記の構成において、前記シートフレームに載置されるクッションパッドを備え、前記貫通孔は前記クッションパッドから露出しているとよい。
上記の構成では、貫通孔がクッションパッドから露出しているため、貫通孔を介して、シートフレームに対する移動抑制部材の取り付け状態を確認することが容易となる。
また、上記の構成において、シートクッションと、前記シートクッションに対して回動可能に取り付けられるシートバックと、前記シートバックに取り付けられるヘッドレストを備え、前記移動抑制部材は、前記シートクッションに取り付けられ、前記ヘッドレストよりも前方かつ前記シートバックの回動中心よりも下方に設けられているとよい。
上記の構成では、乗物用シートを構成する各部材が適切に配置されることとなり、乗物用シートを小型化することが可能となる。
本発明の乗物用シートによれば、移動抑制部材がシートフレームに対して移動することを抑制する規制部を備えるため、受圧部材が移動してしまうことを適切に規制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、規制部を有する移動抑制部材のシートフレームに対する取り付けが容易であり、作業性が向上するとともに、移動抑制部材が移動することが適切に抑制される。
また、本発明の乗物用シートによれば、移動抑制部材のシートフレームに対する着脱が容易となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、貫通孔を介して、シートフレームに対する移動抑制部材の取り付け状態を確認することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、移動抑制部材に設けられた間隙に受圧部材が配置されるため、当該間隙によっても受圧部材の移動が抑制されるため、より一層受圧部材が移動することが抑制される。
また、本発明の乗物用シートによれば、補強部材によって移動抑制部材の剛性が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、シートフレームが移動可能な場合であっても、受圧部材が移動することを抑制することが可能となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、移動抑制部材のシートフレームに対する取り付けの方向が制限されないため、作業性が向上する。
また、本発明の乗物用シートによれば、貫通孔がクッションパッドから露出しているため、貫通孔を介して、シートフレームに対する移動抑制部材の取り付け状態を確認することが容易となる。
また、本発明の乗物用シートによれば、乗物用シートを構成する各部材が適切に配置されることとなり、乗物用シートを小型化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートクッションフレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る連結パイプ及び受圧部材と組み合わされた移動抑制部材をシート前方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る連結パイプ及び受圧部材と組み合わされた移動抑制部材をシート後方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る連結パイプ及び受圧部材と組み合わされた移動抑制部材をシート裏面から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る移動抑制部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る移動抑制部材の平面図である。 本発明の一実施形態に係る移動抑制部材の正面図である。 本発明の一実施形態に係る移動抑制部材の底面図である。 本発明の一実施形態に係る移動抑制部材の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る移動抑制部材の右側面図である。 図2のA−A断面図であって、本発明の一実施形態に係る移動抑制部材と連結パイプの係合状態を示す説明図である。 図1のB−B断面図であって、本発明の一実施形態に係る移動抑制部材と連結パイプ、クッションパッドの位置関係を示す説明図である。 本発明の実施形態の変形例に係る移動抑制部材に設けられる突部の平面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る移動抑制部材に設けられる突部の側面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る移動抑制部材に設けられる突部の正面図である。
以下、図1乃至図9Cを参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る乗物用シートについて説明する。本実施形態に係る乗物用シートとして、車両に搭載される車両用シートを例に挙げて説明することとするが、自動車・鉄道など車輪を有する地上走行用乗物に搭載される車両用シートに限定されるものではなく、地上以外を移動する航空機や船舶などに搭載されるシートであってもよい。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本明細書における方向を示す用語に関し、図1のように各方向を定義する。具体的には、以下の説明中、「前後方向」とは、車両用シートの着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、「上下方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致している。
[1.車両用シートSの構成]
本実施形態に係る車両用シートSは、図1に図示した外観を有している。なお、図1中、車両用シートSの一部(具体的には、シートクッションS1の前端角部)については、図示の都合上、トリムカバー101を外した構成にて図示している。
車両用シートSは、着座者の臀部を支える着座部分となるシートクッションS1、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバックS2、及び、シートバックS2の上部に配され、着座者の頭部を支えるヘッドレストS3を主な構成要素として有する。シートクッションS1は、図2に示す骨格となるシートクッションフレーム10にクッションパッド100を載置し、更にクッションパッド100をトリムカバー101で覆うことで構成されている。シートバックS2は不図示のシートバックフレームに不図示のクッションパッドを載置して、トリムカバー101で覆うことで構成されている。ヘッドレストS3は、不図示の芯材に不図示のパッド材を配して、トリムカバー101で被覆して形成されている。シートクッションS1やシートバックS2のクッションパッドはウレタン発泡材を用いて、発泡成型により成型されたウレタン基材である。
[2.シートクッションフレーム]
図2を参照しながら、本実施形態に係るシートクッションフレーム10の構成について説明する。シートクッションフレーム10は不図示の脚部で支持されており、この脚部には、インナレールが取り付けられ、車体フロアに設置されるアウタレールとの間で、前後方向において位置調整可能なスライド式に組み立てられている。またシートクッションフレーム10の後端部は、不図示のリクライニング機構を介して不図示のシートバックフレームと連結されている。
本実施形態において、シートクッションフレーム10は、図2に示すように、略方形枠状の外形形状をなす。そして、シートクッションフレーム10は、シート幅方向左右の端部をそれぞれ構成する一対のサイドフレーム11と、シートクッションフレーム10の前端部を構成するパンフレーム12と、左右のサイドフレーム11を後端部において連結する連結パイプ13(パイプフレーム)と、スプリング14(受圧部材)と、係合フック15(受圧部材の一部)と、を主たる構成要素とする。
2本(一対)のサイドフレーム11は、シートクッションフレーム10の幅を規定するため、左右方向に離間して配設されており、前後方向に延在するように配設されている。そして、サイドフレーム11の後方側に連結パイプ13が取り付けられており、連結パイプ13によって左右のサイドフレーム11が後方側で連結される。また、サイドフレーム11の後端には、取付孔11bが設けられており、不図示の回動軸(回動中心)を介して、シートバックS2を構成するシートバックフレームが回動可能に接続される。
また、パンフレーム12は、一対のサイドフレーム11の前方側に固着接合されており、パンフレーム12によって左右のサイドフレーム11が前方側で連結される。より詳細には、パンフレーム12左右方向の端部は、それぞれ、溶接などの固定手段によってサイドフレーム11に設けられたフランジに固定されている。
パンフレーム12は、主として着座者(乗員)の大腿部を支持するためのものであり、その上面がほぼ平坦な略矩形形状に形成された金属製の板材から形成されるフレームである。
また、左右のサイドフレーム11の間には、受圧部材としてのスプリング14(Sバネ)がシート幅方向に複数並べられて設けられている。このスプリング14は、シート前後方向に長く延出している。また、スプリング14の前端部は、パンフレーム12の上端面に係止部12aにおいて固定されている。また、スプリング14の後端部は係合フック15を備えており、スプリング14は、左右のサイドフレーム11の間に配置された係合フック15とL字アングル状の固定ブラケット16によって上述の連結パイプ13に留められている。
連結パイプ13には、後述する移動抑制部材20が取り付けられており、受圧部材であるスプリング14及び係合フック15の連結パイプ13に沿った位置を規制する。以下、移動抑制部材20について詳細に説明をする。
[3.移動抑制部材]
以下、本実施形態に係るシートクッションS1のシートクッションフレーム10に設けられる移動抑制部材20について、図3A乃至6Eを参照しながら説明する。図3A乃至4は、連結パイプ13及びスプリング14(受圧部材)と組み合わされた本実施形態に係る移動抑制部材を示す説明図であり、図5乃至6Eは、本実施形態に係る移動抑制部材を示す斜視図及び六面図である。
図3A乃至4に示すように、移動抑制部材20は連結パイプ13に取り付けられて、スプリング14及び係合フック15と組み合わされている。移動抑制部材20は、樹脂等の可撓性のある材料で形成されており、湾曲H形状を呈し、第一脚部21と第二脚部22を備えている。図3A,図3B及び図4に示すように、スプリング14が移動抑制部材20の第一脚部21と第二脚部22の間に配置され、移動抑制部材20の第一脚部21及び第二脚部22が、係合フック15の受容凹部15a及び受容凹部15bに配置されている。
図5,図6A,図6D,図6Eに示すように、移動抑制部材20は、円弧状の第一脚部21及び第二脚部22が、円弧状の第一脚部21及び第二脚部22の中央付近で接続部23によって接続された湾曲H形状を有している。第一脚部21、第二脚部22及び接続部23の円弧形状は、連結パイプ13の外面に沿うように設定されている。また、第一脚部21、第二脚部22及び接続部23によって囲まれる位置に間隙24が形成されている。
第一脚部21及び第二脚部22の間を接続する接続部23には、円弧形状の中心に向かう方向に突出する第一突部25及び第二突部26が設けられている。第二突部26は、第二脚部22に向かう方向に突出するフック形状を有している(図6B)。
第二突部26の基端部には、貫通孔27が穿設されている(図5及び図6A)。貫通孔27が設けられていることにより、第二突部26は第一突部25に近接する方向へと撓むことが可能になっている。したがって、移動抑制部材20の係合部(第一突部25及び第二突部26)を連結パイプ13の孔13a(被係合部)に挿入する際、第二突部26を第一突部25に近接する方向に撓ませることが可能であり、移動抑制部材20の連結パイプ13に対する取り付けを容易に行うことが可能となる。
また、第二脚部22の凹面22a側から貫通孔27を介して、第二突部26が視認可能となっている(図5,図6A及び図6C)。したがって、貫通孔27を介して、シートフレーム(連結パイプ13)に対する第二突部26の取り付け状態、つまり移動抑制部材20の取り付け状態を確認することが可能となる。
図5,図6B及び図6Cに示すように、第一脚部21及び第二脚部22の外面には、円弧形状の凹面21a及び凹面22aが設けられている。凹面21a及び凹面22aには、第一脚部21及び第二脚部22の円弧形状と直交するように移動抑制部材20を補強する補強リブ21b及び補強リブ22bがそれぞれ設けられている。
図7は、本実施形態に係る移動抑制部材と連結パイプの係合状態を示す説明図であり、図8は、本実施形態に係る移動抑制部材と連結パイプ、クッションパッドの位置関係を示す説明図である。
図7及び8に示すように、連結パイプ13には孔13aが穿設されており、孔13aに移動抑制部材20の第一突部25及び第二突部26が挿入されて係合している。移動抑制部材20は、フック形状の第二突部26が孔13aに挿入されることによって、連結パイプ13に取り付けられている。ここで、連結パイプ13の孔13aは、移動抑制部材20を取り付けるために別途設けることも可能であるが、連結パイプ13の製造工程において溶接治具の取り付けや洗浄等のために形成される孔を利用することが可能である。
本実施形態のシートクッションフレーム10は傾斜動作を行うことが可能となっており、図8に示すように、連結パイプ13は、矢印Rの方向回動可能である。
このとき、連結パイプ13に取り付けられた移動抑制部材20や係合フック15も、矢印Rに示す方向に回動可能である。ここで、移動抑制部材20の間隙24が、連結パイプ13(シートフレーム)の回動方向(移動方向)に沿って設けられているため、スプリング14や係合フック15が移動することを抑制することが可能である。
また、貫通孔27に相当する領域は、シートの下方からみてクッションパッド100及びトリムカバー101には、覆われておらず、クッションパッド100やトリムカバー101をシートクッションフレーム10に組みつけた状態においても、貫通孔27を介して第二突部26を視認することが可能となっている。
本実施形態の移動抑制部材20によれば、第一脚部21及び第二脚部22の間の間隙24にスプリング14が配置されるとともに、第一脚部21及び第二脚部22が係合フック15の受容凹部15a及び受容凹部15bに配置されるため、受圧部材(スプリング14や係合フック15)と移動抑制部材20とが互いに移動してしまうことが抑制されている。
また、移動抑制部材20が、連結パイプ13と係合する規制部として、第一突部25や第二突部26を有するため、移動抑制部材20自体が連結パイプ13に対して移動することが抑制される。したがって、受圧部材(スプリング14や係合フック15)の連結パイプ13に沿った移動を適切に抑制することが可能である。
本実施形態の車両用シートSにおいて、規制部(第一突部25や第二突部26)は、シートフレーム(連結パイプ13)に設けられる被係合部(孔13a)に挿入される係合部であるため、移動抑制部材20のシートフレーム(連結パイプ13)に対する取り付けが容易であり、作業性が向上するとともに、移動抑制部材20がシートフレームに対して移動することが適切に抑制される。
本実施形態の車両用シートSにおいて、係合部(第二突部26)は基端部に貫通孔27を備えており、可撓性を有するため、移動抑制部材20のシートフレーム(連結パイプ13)に対する着脱が容易である。
本実施形態の車両用シートSにおいて、移動抑制部材20の第二突部26の基端位置には貫通孔27が設けられているため、貫通孔27を介して、シートフレーム(連結パイプ13)に対する移動抑制部材20の取り付け状態を確認することが可能となる。
本実施形態の車両用シートSにおいて、移動抑制部材20には間隙24が設けられており、連結パイプ13(シートフレーム)の延出方向において、間隙24は規制部(第一突部25や第二突部26)と配列されており、間隙24にはスプリング14(受圧部材)が配置されるため、間隙24によっても受圧部材(スプリング14)の連結パイプ13(シートフレーム)の延出方向における移動が抑制されるため、より一層受圧部材が移動することが抑制される。
本実施形態の車両用シートSにおいて、移動抑制部材20が、円弧形状に形成されており、移動抑制部材20が円弧形状と直交するように移動抑制部材20を補強する補強部(補強リブ21bや補強リブ22b)が設けられており、規制部(第一突部25や第二突部26)は補強部(補強リブ21bや補強リブ22b)から離間して設けられているため、移動抑制部材20の剛性が向上している。
本実施形態の車両用シートSにおいて、移動抑制部材20が取り付けられたシートフレーム(連結パイプ13)は移動可能(回動可能)に構成されており、間隙24はシートフレーム(連結パイプ13)の移動方向に沿って設けられているため、シートフレームが移動可能な場合であっても、受圧部材(スプリング14)が移動することを抑制することが可能となる。
本実施形態の車両用シートSにおいて、移動抑制部材20は、規制部(第一突部25及び第二突部26)を基準に対称形状に形成されているため(換言すると、接続部23を基準として対称形状の第一脚部21と第二脚部22を備えている)、移動抑制部材20のシートフレームに対する取り付けの方向が制限されないため、作業性が向上する。
本実施形態の車両用シートSにおいて、シートクッションフレーム10に載置されるクッションパッド100を備え、貫通孔27はクッションパッド100から露出しているため(シートクッションフレーム10にクッションパッド100を載置した状態で貫通孔27を視認可能であるため)、貫通孔27を介した、シートフレーム(連結パイプ13)に対する移動抑制部材20の取り付け状態を確認することが容易である。
本実施形態の車両用シートSは、シートクッションS1と、シートクッションS1に対して回動可能に取り付けられるシートバックS2と、シートバックS2に取り付けられるヘッドレストS3を備え、移動抑制部材20は、シートクッションS1に取り付けられており、ヘッドレストS3よりも前方かつシートバックS2の回動中心(図2においてシート幅方向の2つの取付孔11bを結ぶ軸)よりも下方に設けられている。したがって、車両用シートSを構成する各部材が適切に配置されることとなり、シート全体のサイズを小型化されている。
[4.変形例]
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下においては、本実施形態に係る移動抑制部材の規制部(係合部)の変形例について説明する。
上記実施形態では、図5に示すように、2つの規制部(第一突部25及び第二突部26)がそれぞれ別々に設けられた例を示したが、規制部の形態はこれに限定されるものではない。例えば、図9A乃至9Cに示すように、第一突部25X及び第二突部26Xが接続部23にと連結された円筒部28Xから突出するようにして形成することも可能である。
図9に示す例では、第一突部25X及び第二突部26Xの間には、切欠き29Xが設けられており、第一突部25X及び第二突部26Xが互いに近接する方向へと撓むことが可能となっている。
また、上記実施形態では、図2や図3Aに示すように、連結パイプ13に対して、1つの移動抑制部材20を取り付けた例を示したが、移動抑制部材20の数はこれに限定されるものではなく、連結パイプ13に対して複数の移動抑制部材20を取り付けるように構成することも可能である。
上記実施形態では、図7に示すように、連結パイプ13に設けられる被係合部を孔13aとして形成する例を示したが、被係合部は孔に限定されるものではなく、移動抑制部材20の係合部(規制部)が係合可能なものであれば、凹部や溝などの態様とすることも可能である。
上記実施形態では、図2に示すように、シートクッションフレーム10に設けられた受圧部材の移動抑制について、説明したが、シートバックフレームに設けられる受圧部材の移動を、同様の構造を有する移動抑制部材を用いて規制することも可能である。
以上、本実施形態に係る乗物用シートを車両に搭載される車両用シートを例として説明した。本実施形態に係る乗物用シートは、車両用シートに限定されるものではなく、着座者を支持する受圧部材を備えたシートであれば、特に用途についての制限はない。例えば、本発明の乗物用シートは、車両以外の乗物内で使用される乗物用シートとしても利用可能である。
S 車両用シート(乗物用シート)
S1 シートクッション
100 クッションパッド
101 トリムカバー
S2 シートバック
S3 ヘッドレスト
10 シートクッションフレーム
11 サイドフレーム
11a 端部スリーブ
11b 取付孔
12 パンフレーム
12a 係止部
13 連結パイプ(パイプフレーム)
13a 孔(被係合部)
14 スプリング(受圧部材)
15 係合フック
15a,15b 受容凹部
16 固定ブラケット
17 可動機構
20 移動抑制部材
21 第一脚部
21a 凹面
21b 補強リブ(補強部)
22 第二脚部
22a 凹面
22b 補強リブ(補強部)
23 接続部
24 間隙
25 第一突部(規制部、係合部)
26 第二突部(規制部、係合部)
27 貫通孔
21X 脚部
25X 第一突部(規制部)
26X 第二突部(規制部)
28X 円筒部
29X 切欠き

Claims (10)

  1. シートフレームと、
    前記シートフレームに懸架された受圧部材と、
    前記受圧部材の前記シートフレームに沿った移動を抑制する移動抑制部材を備え、
    前記移動抑制部材は、前記移動抑制部材が前記シートフレームに対して移動することを規制する規制部を有することを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記規制部は、前記シートフレームに設けられる被係合部に挿入される係合部であることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記係合部は可撓性を有することを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記移動抑制部材の前記係合部の基端位置には貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記移動抑制部材には間隙が設けられており、
    前記間隙は前記規制部と配列されており、
    前記間隙には前記受圧部材が配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記移動抑制部材は、円弧形状に形成されており、
    前記移動抑制部材には前記円弧形状と直交するように前記移動抑制部材を補強する補強部が設けられており、
    前記規制部は前記補強部から離間して設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記移動抑制部材が取り付けられた前記シートフレームは移動可能に構成されており、
    前記間隙は前記シートフレームの移動方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  8. 前記移動抑制部材は、前記規制部を基準に対称形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  9. 前記シートフレームに載置されるクッションパッドを備え、
    前記貫通孔は前記クッションパッドから露出していることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
  10. シートクッションと、
    前記シートクッションに対して回動可能に取り付けられるシートバックと、
    前記シートバックに取り付けられるヘッドレストを備え、
    前記移動抑制部材は、前記シートクッションに取り付けられ、
    前記ヘッドレストよりも前方かつ前記シートバックの回動中心よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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