JP2019097535A - 収穫機 - Google Patents

収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019097535A
JP2019097535A JP2017235453A JP2017235453A JP2019097535A JP 2019097535 A JP2019097535 A JP 2019097535A JP 2017235453 A JP2017235453 A JP 2017235453A JP 2017235453 A JP2017235453 A JP 2017235453A JP 2019097535 A JP2019097535 A JP 2019097535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
automatic
travel
traveling
manual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017235453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6937677B2 (ja
Inventor
和央 阪口
Kazuo Sakaguchi
和央 阪口
佐野 友彦
Tomohiko Sano
友彦 佐野
脩 吉田
Osamu Yoshida
脩 吉田
隆志 中林
Takashi Nakabayashi
隆志 中林
壮太郎 林
Sotaro Hayashi
壮太郎 林
堀内 真幸
Masayuki Horiuchi
真幸 堀内
光宏 関
Mitsuhiro Seki
光宏 関
京介 山岡
Kyosuke Yamaoka
京介 山岡
賢 丸尾
Ken Maruo
賢 丸尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2017235453A priority Critical patent/JP6937677B2/ja
Priority to PCT/JP2018/042393 priority patent/WO2019111669A1/ja
Priority to US16/765,913 priority patent/US11197405B2/en
Priority to CN201880074238.5A priority patent/CN111356358B/zh
Priority to KR1020207013075A priority patent/KR20200091859A/ko
Publication of JP2019097535A publication Critical patent/JP2019097535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6937677B2 publication Critical patent/JP6937677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】手動走行モードから自動走行モードへの移行において、区分けされた複数の移行条件を有する遷移モードを用いた段階的な移行が可能な収穫機の提供。【解決手段】自動運転と前記手動運転とを切り替えるモード操作具及び自動開始操作具を含み、自動走行モードを有する自動走行制御部と、手動走行モードと、手動走行モードから自動走行モードへの移行のための自動待機モードとを有する手動走行制御部とが備えられている。自動待機モードには、自動待機第1モードと、自動待機第2モードとが含まれている。手動走行モードから自動待機第1モードへの移行条件には、モード操作具による自動運転へのモード切替要求が含まれ、自動待機第2モードから自動走行モードへの移行条件には、自動開始操作具による自動開始要求が含まれている。【選択図】図5

Description

本発明は、自動運転と手動運転とが可能な収穫機に関する。
特許文献1には、設定経路に沿って車両を自動走行させる自動走行モードと、人為的操作に応じて車両を走行させる手動走行モードと、自動走行モードから手動走行モードへの遷移モードである手動走行準備モードと、手動走行モードから自動走行モードへの遷移モードである自動走行準備モードとを備える走行車両が開示されている。自動走行準備モードでは、エンジンがアイドル回転数となるとともに、走行停止となり、自動走行作業開始指令が出るまで待機する。手動走行準備モードでは、エンジンがアイドル回転数となるとともに、走行停止となり、手動走行作業開始指令が出るまで待機する。
特許文献2には、自車位置と目標走行経路とに基づいて自動走行を実行する自動走行制御部と、手動操作される走行操作ユニットからの操作信号に基づいて手動走行を実行する手動走行制御部と、車両の手動停止を条件として手動走行から自動走行への移行を実行する第1制御部と、自動走行から手動走行への移行時に車両の強制停止を実行する第2制御部とを備えた作業車両が開示されている。この構成では、手動走行から自動走行への移行時には、搭乗者の操作によって車両が停止される状態となり、自動走行から手動走行移行時には、自動的に車両が強制停止される状態となるので、自動走行から手動走行あるいは手動走行から自動走行への移行時に車両の不測の動きが抑制される。
特開2014−180894号公報 特開2016−168883号公報
特許文献1及び特許文献2に開示されている、自動走行と手動走行とが可能な作業車両では、手動走行から自動走行への移行時または自動走行から手動走行移行時には、その移行プロセスの間に1つの遷移モードが設定されているだけである。したがって、収穫作業装置を構成する種々の作業機器の制御が必要となる収穫機では、自動走行モードから手動走行モードへの移行条件、及び手動走行モードから自動走行モードへの移行条件が複雑となるので、1つの遷移モードでは、収穫機に固有の多様な作業機器に適応させた移行が困難となる。
このように実情から、手動運転が行われる手動走行モードから自動運転が行われる自動走行モードへの移行において、区分けされた複数の移行条件を有する遷移モードを用いた段階的な移行が可能な収穫機が要望されている。
本発明による、自動運転と手動運転とが可能な収穫機は、
前記自動運転と前記手動運転とを切り替えるモード操作具及び自動開始操作具を含み、手動操作される走行操作ユニットと、
自車位置と目標走行経路とに基づいて前記自動運転を行う自動走行モードを有する自動走行制御部と、
前記走行操作ユニットからの操作信号に基づいて前記手動運転を行う手動走行モードと、前記手動走行モードから前記自動走行モードへの移行のための自動待機モードとを有する手動走行制御部とを備え、
前記自動待機モードには、相互に移行可能な自動待機第1モードと自動待機第2モードとが含まれ、
前記手動走行モードから前記自動待機モードへの移行における移行先は前記自動待機第1モードであり、前記自動待機モードから前記自動走行モードへの移行における移行元は前記自動待機第2モードであり、
前記手動走行モードから前記自動待機第1モードへの移行条件には、前記モード操作具による前記自動運転へのモード切替要求が含まれており、前記自動待機第2モードから前記自動走行モードへの移行条件には、前記自動開始操作具による自動開始要求が含まれている。
この構成によれば、手動走行モードから自動走行モードに移行するためには、自動走行の開始を待機させる役割をもつ自動待機モードを経由することになる。しかも、自動待機モードには、相互に移行可能な自動待機第1モードと自動待機第2モードとが含まれ、手動走行モードから、まずは自動待機第1モードに移行した後に、自動待機第1モードから自動待機第2モードに移行することで、初めて自動走行モードへの移行が実現する。つまり、手動走行モードから自動走行モードに移行するためには、2段階のモード移行が必要となる。これにより、手動運転から自動運転への切り替えが、収穫機の種々の機能を順序よく区分けされた手順で設定しながら、適正に進めていくことができる。その際、手動走行モードから自動待機第1モードへの移行には、モード操作具に対する操作が必要となり、さらには、自動待機第2モードから前記自動走行モードへの移行には、自動開始操作具に対する操作が必要となる。手動走行モードから自動走行モードに移行するためには、2段階の手動操作が必要となるので、より確実、かつ適正に自動走行が開始される。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記自動開始操作具には複数の操作器が備えられ、前記複数の操作器に対する操作によって前記自動開始要求が出力される。この構成では、自動走行を開始するための最後の要件が自動開始要求の出力であり、この自動開始要求の出力には、自動開始操作具を構成する複数の操作器に対する操作が必要となる。これにより、無意識の操作による予期しない自動走行の開始が抑制される。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記走行操作ユニットには、主変速操作具及び操舵操作具が含まれ、前記自動待機第1モードから前記自動待機第2モードへの移行条件は、前記目標走行経路の設定、前記主変速操作具の中立位置、前記操舵操作具の中立位置、自車位置の確定を含む自動運転予備条件の成立であり、前記自動待機第2モードのときに前記自動運転予備条件に含まれる条件要素の少なくとも1つが不成立となった場合、前記自動待機第2モードから前記自動待機第1モードへの移行が行われる。この構成では、操舵されていない状態で停車していること、及び、自動走行に必要な目標走行経路が設定されていること、すなわち、収穫機の機器状態が自動走行に適合していることが、自動運転開始の予備条件であり、自動待機第1モードから自動待機第2モードへの移行条件となっている。したがって、モード移行の意思が準備段階としてある程度汲み取られ、不測のモード変更が防止できる。この移行条件が成立すると、収穫機の機器が自動走行を行う状態となっているので、あとは、自動待機第2モードへ移行し、搭乗員による人の判断を待つことになる。このような2段階のモード移行により、より確実で適正な自動走行の開始が実現する。また、自動待機第2モードにおいて、自動運転予備条件から1つの条件要素でも不成立となると、直ちに自動待機第1モードなるので、不用意な自動走行の開始が回避される。
収穫機の一例としての普通型のコンバインの側面図である。 普通型のコンバインの自動走行の概要を示す図である。 自動走行における走行経路を示す図である。 コンバインの制御系の構成を示す機能ブロック図である。 自動運転と手動運転との間の切り替えにおける各モードの移行を示す模式図である。 自動運転から手動運転へのモード移行における各移行条件を説明する模式図である。 手動運転から自動運転へのモード移行における各移行条件を説明する模式図である。
次に、本発明による、自動運転と手動運転とが可能な収穫機の一例として、普通型のコンバインを取り上げて説明する。なお、本明細書では、特に断りがない限り、「前」(図1に示す矢印Fの方向)は機体前後方向(走行方向)に関して前方を意味し、「後」(図1に示す矢印Bの方向)は機体前後方向(走行方向)に関して後方を意味する。また、左右方向または横方向は、機体前後方向に直交する機体横断方向(機体幅方向)を意味する。「上」(図1に示す矢印Uの方向)及び「下」(図1に示す矢印Dの方向)は、機体の鉛直方向(垂直方向)での位置関係であり、地上高さにおける関係を示す。
図1に示すように、このコンバインは、機体10、クローラ式の走行装置11、運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14、収穫部H、搬送装置16、穀粒排出装置18、自車位置検出モジュール80を備えている。
走行装置11は、機体10の下部に備えられている。コンバインは、走行装置11によって自走可能に構成されている。運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14は、走行装置11の上側に備えられ、機体10の上部を構成している。運転部12には、コンバインを運転する運転者及びコンバインの作業を監視する監視者が搭乗可能である。なお、監視者は、コンバインの機外からコンバインの作業を監視していても良い。
穀粒排出装置18は、穀粒タンク14の上側に設けられている。また、自車位置検出モジュール80は、運転部12の上面に取り付けられている。
収穫部Hは、コンバインにおける前部に備えられている。そして、搬送装置16は、収穫部Hの後側に設けられている。また、収穫部Hは、切断機構15及びリール17を有している。切断機構15は、圃場の植立穀稈を刈り取る。また、リール17は、回転駆動しながら収穫対象の植立穀稈を掻き込む。この構成により、収穫部Hは、圃場の穀物(農作物の一種)を収穫する。そして、コンバインは、収穫部Hによって圃場の穀物を収穫しながら走行装置11によって走行する作業走行が可能である。
切断機構15により刈り取られた刈取穀稈は、搬送装置16によって脱穀装置13へ搬送される。脱穀装置13において、刈取穀稈は脱穀処理される。脱穀処理により得られた穀粒は、穀粒タンク14に貯留される。穀粒タンク14に貯留された穀粒は、必要に応じて、穀粒排出装置18によって機外に排出される。
また、運転部12には、通信端末4が配置されている。本実施形態において、通信端末4は、運転部12に固定されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、通信端末4は、運転部12に対して着脱可能に構成されていても良いし、通信端末4は、コンバインの機外に位置していても良い。
図3に示すように、このコンバインは、圃場において設定された走行経路に沿って自動走行する。このためには、自車位置が必要である。自車位置検出モジュール80には、衛星航法モジュール81と慣性航法モジュール82とが含まれている。衛星航法モジュール81は、人工衛星GSから送信されるGNSS(global navigation satellite system)信号(GPS信号を含む)を受信して、自車位置を算出するための測位データを出力する。慣性航法モジュール82は、ジャイロ加速度センサ及び磁気方位センサを組み込んでおり、瞬時の走行方向を示す位置ベクトルを出力する。慣性航法モジュール82は、衛星航法モジュール81による自車位置算出を補完するために用いられる。慣性航法モジュール82は、衛星航法モジュール81とは別の場所に配置してもよい。
このコンバインによって圃場での収穫作業を行う場合の手順は、以下に説明する通りである。
まず、運転者兼監視者は、コンバインを手動で操作し、図2に示すように、圃場内の外周部分において、圃場の境界線に沿って周回するように収穫走行を行う。これにより既刈地(既作業地)となった領域は、外周領域SAとして設定される。そして、外周領域SAの内側に未刈地(未作業地)のまま残された領域は、作業対象領域CAとして設定される。
また、このとき、外周領域SAの幅をある程度広く確保するために、運転者は、コンバインを3〜4周走行させる。この走行においては、コンバインが1周する毎に、コンバインの作業幅分だけ外周領域SAの幅が拡大する。最初の、3〜4周の走行が終わると、外周領域SAの幅は、コンバインの作業幅の3〜4倍程度の幅となる。
外周領域SAは、作業対象領域CAにおいて収穫走行を行うときに、コンバインが方向転換するためのスペースとして利用される。また、外周領域SAは、収穫走行を一旦終えて、穀粒の排出場所へ移動する際や、燃料の補給場所へ移動する際等の移動用のスペースとしても利用される。
なお、図2に示す運搬車CVは、コンバインが穀粒排出装置18から排出した穀粒を収集し、運搬することができる。穀粒排出の際、コンバインは運搬車CVの近傍へ移動した後、穀粒排出装置18によって穀粒を運搬車CVへ排出する。
外周領域SA及び作業対象領域CAが設定されると、図3に示すように、作業対象領域CAにおける走行経路が算定される。算定された走行経路は、作業走行のパターンに基づいて順次設定され、設定された走行経路に沿って走行するように、コンバインが自動走行制御される。
図4に、本発明による走行経路生成システムを利用するコンバインの制御系が示されている。コンバインの制御系は、多数のECUと呼ばれる電子制御ユニットからなる制御ユニット5、及びこの制御ユニット5との間で車載LANなどの配線網を通じて信号通信(データ通信)を行う各種入出力機器から構成されている。
障害物検出部61は、レーザーレーダ及び超音波センサ、さらにはカメラを用いてコンバインの周囲に存在する障害物を検出する。障害物が検出されると、当該検出物の機体10との位置関係を示す障害物検出情報が制御ユニット5に出力される。
報知デバイス62は、運転者等に作業走行状態や種々の警告を報知するためのデバイスであり、ブザー、ランプ、スピーカ、ディスプレイなどである。通信部66は、このコンバインの制御系が、遠隔地に設置されている管理コンピュータ及び通信端末4との間でデータ交換するために用いられる。通信端末4には、圃場に立っている監視者、またはコンバイン乗り込んでいる監視者(運転者も含む)が操作するタブレットコンピュータ、自宅や管理事務所に設置されているコンピュータが含まれる。制御ユニット5は、この制御系の中核要素であり、複数のECUの集合体として示されている。自車位置検出モジュール80からの信号は、車載LANを通じて制御ユニット5に入力される。
制御ユニット5は、入出力インタフェースとして、出力処理部58と入力処理部57とを備えている。出力処理部58は、機器ドライバ65を介して種々の動作機器70と接続している。動作機器70として、走行関係の機器である走行機器群71と作業関係の機器である作業機器群72とがある。走行機器群71には、例えば、エンジン制御機器、変速制御機器、制動制御機器、操舵制御機器などが含まれている。作業機器群72には、収穫部H、脱穀装置13、搬送装置16、穀粒排出装置18における動力制御機器などが含まれている。
入力処理部57には、走行状態センサ群63、作業状態センサ群64、走行操作ユニット90、などが接続されている。走行状態センサ群63には、車速センサ、エンジン回転数センサ、オーバーヒート検出センサ、ブレーキペダル位置検出センサ、駐車ブレーキ検出センサ、変速位置検出センサ、操舵位置検出センサ、などが含まれている。作業状態センサ群64には、収穫作業装置(収穫部H、脱穀装置13、搬送装置16、穀粒排出装置18)の駆動状態を検出するセンサ、及び穀稈や穀粒の状態を検出するセンサがあり、例えば、刈取り脱穀センサや穀粒容量センサなどが挙げられる。
走行操作ユニット90は、運転者によって手動操作され、その操作信号が制御ユニット5に入力される操作具の総称である。走行操作ユニット90には、主変速操作具91、操舵操作具92、モード操作具93、自動開始操作具94、などが含まれている。モード操作具93は、自動運転と手動運転とを切り替えるための指令を制御ユニット5に送り出す機能を有する。自動開始操作具94は、自動走行を開始するための最終的な自動開始指令を制御ユニット5に送る機能を有する。この実施形態では、自動開始操作具94は2ボタン式であり、第1ボタン(第1の操作器)と第2ボタン(第2の操作器)とを同時に操作しないと自動開始指令が送り出されない。
制御ユニット5には、自車位置算出部50、走行制御部51、作業制御部52、走行モード管理部53、経路算出部54、作業走行管理部55が備えられている。自車位置算出部50は、自車位置検出モジュール80から逐次送られてくる測位データに基づいて、自車位置を地図座標(または圃場座標)の形式で算出する。その際、自車位置として、機体10の特定箇所(例えば機体中心や収穫部Hの中心など)の位置を設定することができる。報知部56は、制御ユニット5の各機能部からの指令等に基づいて報知データを生成し、報知デバイス62に与える。
走行制御部51は、エンジン制御機能、操舵制御機能、車速制御機能などを有し、走行機器群71に走行制御信号を与える。作業制御部52は、収穫作業装置(収穫部H、脱穀装置13、搬送装置16、穀粒排出装置18など)の動きを制御するために、作業機器群72に作業制御信号を与える。
このコンバインは、自動走行で収穫作業を行う自動運転と、手動走行で収穫作業を行う手動運転との両方で走行可能である。このため、走行制御部51には、手動走行制御部511と自動走行制御部512と走行経路設定部513とが含まれている。なお、自動運転を行うために、自動走行モードが設定され、手動運転を行うためには手動走行モードが設定される。このような走行モードは、走行モード管理部53によって管理される。
自動走行モードが設定されている場合、自動走行制御部512は、自動操舵及び停止を含む車速変更の制御信号を生成して、走行機器群71を制御する。自動操舵に関する制御信号は、走行経路設定部513によって設定された目標となる走行経路と、自車位置算出部50によって算出された自車位置との間の方位ずれ及び位置ずれを解消するように生成される。車速変更に関する制御信号は、前もって設定された車速値に基づいて生成される。走行経路設定部513によって設定される走行経路は、経路算出部54に登録されている経路算出アルゴリズムによって算出される。
手動走行モードが選択されている場合、運転者による操作に基づいて、手動走行制御部511が制御信号を生成し、走行機器群71を制御することで、手動運転が実現する。なお、経路算出部54によって算出された走行経路は、手動運転であっても、コンバインが当該走行経路に沿って走行するためのガイダンスのために利用することができる。
図5に模式的に示されているように、自動運転を行う自動走行モードと手動運転を行う手動走行モードとの間の移行は、直接行われるのではなく、その間には遷移モードが介在する。
手動走行モードから自動走行モードに移行する際の遷移モードとして、自動待機モードが用意されている。自動待機モードには、相互に移行可能な自動待機第1モードと自動待機第2モードとが含まれている。手動走行モードから自動待機モードへの移行における移行先は自動待機第1モードである。自動待機モードから自動走行モードへの移行における移行元は自動待機第2モードである。
自動走行モードから手動走行モードに移行する際の遷移モードとして、自動運転中に機体10の一時停止を行う一時停止モードと、この一時停止モードから手動走行モードへの移行の最終関門としての牽制モードとが用意されている。一時停止モードには、相互に移行可能な一時停止第1モードと一時停止第2モードとが含まれている。自動走行モードから一時停止モードへの移行における移行先は一時停止第1モードであり、一時停止モードから自動走行モードへの移行における移行元は一時停止第2モードである。
自動走行モードと、手動走行モードと、それらをつなぐ遷移モードとの間の移行にはそれぞれ移行条件が設定されている。この移行条件の成立を判定し、各モードへの移行を管理するのが、走行モード管理部53である。以下、図6と図7とを用いて、走行モード管理部53によって管理されている移行条件を説明する。
まずは、手動運転から自動運転への切り替え時における走行モードの移行、及びその移行の際に必要とされる自動移行条件を、図6を用いて説明する。
[条件11]
手動走行モードから自動待機第1モードへの移行条件(条件11とする)は、運転者によってモード操作具93がON操作されることによって自動走行モードへのモード切替要求が出力されることである。手動走行モードにおいて、条件11(モード操作具93のON)が成立すると、自動待機第1モードに移行する。
[条件12]
自動待機第1モードから自動待機第2モードへの移行条件(条件12とする)は、以下の(12−1)から(12−9)の成立である。
(12−1):走行経路の捕捉(自動走行制御部512が、自車位置近傍の目標走行経路を決定し、自車位置との間の位置ずれを算出できること)
(12−2):主変速操作具91の中立(車速調節範囲における車速ゼロとなる中立位置に調節されていること)
(12−3):操舵操作具92の中立(操舵角ゼロとなる中立位置に調整されていること)
(12−4):刈取・脱穀SW(刈脱SW)のOFF(収穫部H、脱穀装置13の駆動が停止されていること)
(12−5):自車位置検出モジュール80の正常動作で自車位置確定(衛星航法モジュール81から適正な測位データが出力され、慣性航法モジュール82から適正な位置ベクトルデータが出力されていること)
(12−6):穀粒タンク14に余裕
(12−7):燃料に余裕
(12−8):未刈地有り(未刈地である作業対象領域CAが残っていること)
つまり、条件12は、自動運転予備条件群であり、これが成立することで、自動運転のために必要な走行機器群71及び作業機器群72の準備が整っていることになる。したがって、コンバインの仕様等が変わると、条件12を構成する条件要素も変わる可能性がある。
自動待機第1モードにおいて、これらの条件が全て成立すると、走行モードは、自動待機第1モードから自動待機第2モードに移行する。
[条件13]
自動待機第2モードから自動走行モードへの移行条件(条件13とする)は、自動開始操作具94がON操作されることによって自動開始要求が出力されることである。自動待機第2モードにおいて、条件13(自動開始操作具94のON)が成立すると、自動走行モードに移行して、自動走行が開始される。
[条件14]
自動待機第2モードから自動待機第1モードに戻ってしまう戻り移行条件(条件14)は、上述した自動運転予備条件である条件12を構成する条件要素の少なくとも1つが不成立となることである。つまり、自動待機第2モードにおいて自動運転予備条件が成立しなくなると、自動待機第1モードに戻る。
[条件15]
一旦、自動運転を意図して手動走行モードから自動待機第1モードに移行しても、再び手動運転に戻りたい場合には、自動待機第1モードから手動走行モードに移行する必要がある。この移行条件(条件15)は、運転者によってモード操作具93がOFF操作されることによって手動走行モードへのモード切替要求が出力されることである。自動待機第1モードにおいて、モード操作具93がOFF操作され、自動運転中止要求が指令されると、条件15(モード操作具93のOFF)が成立することになる。これにより、走行モードは手動走行モードに移行する。
次に、自動運転から手動運転への切り替え時おける走行モードの移行、及びその移行の際に必要とされる自動移行条件を、図7を用いて説明する。
[条件1]
自動走行モードから一時停止第1モードへの移行条件(条件1とする)は、主変速操作具91の中立(車速調節範囲における車速ゼロとなる中立位置に調節されていること)と、及び操舵操作具92の中立(操舵角ゼロとなる中立位置に調整されていること)とである。自動走行モードにおいて、条件1が成立すると、一時停止第1モードに移行して、機体10は一時停止する。この条件1は、通常、自動運転中に機体10を一時停止させたい時に行われる監視者の操作により成立することになる。
[条件2]
一時停止第1モードから一時停止第2モードへの移行条件(条件2とする)は、主変速操作具91が中立から外れることと、及び操舵操作具92が中立から外れることである。ここでは、主変速操作具91が中立から外れても、ブレーキが作動しており、機体10は停止状態である。一時停止第1モードにおいて、条件2が成立すると、一時停止第2モードに移行する。
[条件3]
一時停止第2モードから一時停止第1モードへの移行条件(条件3とする)は、主変速操作具91が中立に戻ることと、及び操舵操作具92が中立に戻ることである。一時停止第2モードにおいて、条件3が成立すると、一時停止第1モードに移行する。つまり、主変速操作具91と操舵操作具92との操作位置によって、一時停止第1モードと一時停止第2モードとのいずれかのモードとなる。ただし、どちらにしても一時停止モードであるので、機体10は停止状態である。
[条件4]
一時停止モードから再び自動走行モードへの戻りは、一時停止第2モードを起点として行われる。一時停止第2モードから自動走行モードへの移行条件(条件4とする)は、自動開始操作具94をON操作することによって自動開始要求が出力されることである。手動走行モードにおいて、条件4(自動開始操作具94のON)が成立すると、自動走行モードに移行して、自動走行が再開される。
[条件5]
一時停止モードにおいて、特定の条件が成立すれば、牽制モードに移行して、手動運転直前の状態に移行する。一時停止モードから牽制モードへの移行条件(条件5とする)は、以下の(5−1)から(5−10)の条件要素の少なくとも1つが成立することである。なお、条件要素(5−1)の成立は、正常な自動運転から、監視者の意思により手動運転に切り替えることを意味している。これに対して、条件要素(5−2)から条件要素(5−10)は、自動運転が不可となる事象の発生であり、これらの事象が発生すると、通常は、牽制モードを経て、手動運転に戻される。
(5−1):モード操作具93のOFF(手動走行モードへのモード切替要求が出力されること)
(5−2):機体10が圃場外に出ていること(許容外位置ずれの1つ)
(5−3):目標走行経路に対する自車位置の位置ずれが許容範囲外であること(許容外位置ずれの1つ)
(5−4):車速異常
(5−5):エンジンオーバーヒート
(5−6):穀粒タンク14の満量検出(穀粒タンク満量)
(5−7):搬送装置16での詰まり検出(搬送詰まり)
(5−8):作業機器群72の異常
(5−9):車載LANの通信不良
(5−10):自車位置検出モジュール80の異常で自車位置検出不良(衛星航法モジュール81から適正な測位データが出力されていないか、あるいは慣性航法モジュール82から適正な位置ベクトルデータが出力されていないこと)
[条件6]
自動走行モードから直接牽制モードに移行することも可能であり、その移行条件(条件6とする)は、上述した条件5と同じである。監視者の意思で自動運転から手動運転へ切り替える例としては、穀粒タンク14に収納された穀粒を排出するために、運搬車CVが停車する位置に移動する際に行われる自動運転から手動運転への切り替えである。
[条件7]
牽制モードから手動走行モードへの移行条件(条件7)は、以下の(7−1)から(7−3)の成立である。
(7−1):モード操作具93のON(自動走行モードへのモード切替要求が出力されていること)
(7−2):主変速操作具91の中立(車速調節範囲における車速ゼロとなる中立位置に調節されていること)
(7−3):刈取・脱穀SW(刈脱SW)のOFF(収穫部H、脱穀装置13の駆動が停止されていること)
つまり、条件7の成立により、自動走行モードに移行しても、いきなり作業走行が開始されることはない。
このように、監視者によるモード操作具93や自動開始操作具94などの操作具を通じて、自動走行モードから手動走行モードへの移行、または手動走行モードから自動走行モードへの移行が要求された際に、条件不成立で移行が行われない場合、その旨の報知が報知部56と報知デバイス62とによって行われる。
作業走行管理部55は、走行軌跡算出部551と作業領域決定部552とを備えている。走行軌跡算出部551は、自車位置算出部50によって算出された自車位置に基づいて走行軌跡を算出する。作業領域決定部552は、走行軌跡に沿って、所定の作業幅で行われた収穫作業から、圃場形状、既刈地(外周領域SA)、未刈地(作業対象領域CA)などを決定する。
作業走行管理部55によって管理される項目を以下に列挙する。
(1)図2に示すように、コンバインが圃場を何周か手動走行することで、外周領域SAと作業対象領域CAとして設定される。外周領域SAの最外線によって圃場の外形(圃場形状)が算出され、外周領域SAの最内線によって、自動走行を行う作業対象領域CAの形状が算出される。次いで、外周領域SAを方向転換領域とし、作業対象領域CAを作業走行領域として、自動走行を行うための走行経路が算出される。このため、外周領域SAの手動走行が終了したことを、運転者が、制御ユニット5に指示することで、経路算出が算出される。
(2)最初の手動走行においては、走行経路を算出するための走行軌跡の取得開始と取得終了の指示が、運転者によるボタン等の操作を通じて行われる。取得開始指示と取得終了指示との間で取得された走行軌跡に基づいて、外周領域SA及び作業対象領域CAが決定される。これにより、コンバインの走行が走行経路の算出のための走行であることが作業走行管理部55で把握される。なお、走行経路の算出に必要な走行軌跡を取得するためだけに、コンバインを走行させることも可能である。また、作業を行わない非作業走行における走行軌跡であっても、この走行軌跡の取得開始と取得終了の指示を与えることで、圃場の外形を決定すること、及び走行経路を算出することが可能である。また、取得終了の指示を運転者が忘れていた場合でも、適時に走行軌跡を算出し、作業対象領域CAが決定した段階で、作業経路が算出される機能が作業走行管理部55に設けられてもよい。さらに、取得開始指示及び取得終了指示がなくても、走行状態センサ群63や作業状態センサ群64からの信号に基づいて、自動的に、走行軌跡の算出、または走行経路の算出、あるいはその両方の算出が行われる構成を採用してもよい。外周領域SA、作業対象領域CA、走行経路の算出に必要となる走行軌跡に欠落が生じている場合には、エラー報知して、運転者に追加走行を促すことも可能である。同様に、コンバインの旋回に必要な外周領域SAが確保されるまで、走行経路を算出するための走行軌跡の取得をおこなうような案内を報知する機能が備えられてもよい。
(3)自動走行のための走行経路を算出するためには、外周領域SAが方向転換ための広さを有する必要がある。このため、制御ユニット5において、走行経路の算出が可能な外周領域SAが確保されたかどうかチェックし、そのチェック結果を報知するガイダンス機能が備えられてもよい。方向転換のために必要な広さがない箇所を検知して、当該箇所の収穫作業を促す報知が行われる。
(4)外周領域SAの形成は、コーナ部の方向転換の操舵が難しいので、原則的には、手動走行で行われる。しかしながら、外周領域SAの走行においても、長い直線経路が含まれることもあり、そのような経路では自動走行が好都合である。このため、外周領域SAの形成のための走行において、手動走行と自動走行とを組み合わせて、両者の走行軌跡から、圃場形状及び作業対象領域CAの形状を算出してもよい。
(5)直線状の走行経路に沿った自動走行の繰り返しで、長方形状の作業対象領域CAを作業走行する場合、1つの走行経路の一端から他端まで走破することで、当該走行経路に対して収穫済みフラグが付与され、作業幅でのその走行軌跡が作業済み領域として追加される。しかしながら、直線状の走行経路に沿った自動走行の途中で、手動走行に切り替えられた場合には、自動走行での走行軌跡が途絶えるので収穫済みフラグが付与されないという問題が生じる。このため、自動走行の途中で手動走行に切り替えられた場合でも、正常に作業走行が続行されているとみなし、当該走行経路の終端に達した段階で収穫済フラグが付与され、その走行経路に沿った作業幅での走行軌跡を作業済み領域として追加される機能も備えられる。
以下に、自動運転を行う収穫機にとって好都合な構成を列挙する。
(a)自動運転中は、監視者(運転者)は、誤動作を引き起こす可能性があるので、むやみに操作具等を握ることを避ける。このため、監視者の手がフリーな状態となり、凹凸のある走行面を走行する場合には、体が安定しないという問題が生じる。このため、座席の近傍に、監視者が座りながら握ることができるグリップなどが設けられるとよい。監視者は、グリップを握ることにより、自動運転中における姿勢を、安定させることができる。同じ目的で、グリップに代えて、あるいはグリップとともにアームレストを設けてもよい。
(b)自動運転中においては、自動走行制御部512の制御により、機体10の動きの変化、つまり機体10の加速、減速、停止、発進、旋回などが生じる。その際、管理者が不意をつかれないように、報知部56及び報知デバイス62によって、機体10の動きの変化が前もって報知される(例えば、「まもなく旋回します」)。報知デバイス62は、運転部12の内部または運転部12の外部、あるいは運転部12の内外部に設置してもよい。
(c)自動運転中では、操舵は自動走行制御部512に任せるとしても、収穫物の状態等に応じて、手動での車速の調整が必要な場合がある。このような自動運転中の車速調整をスムーズに行うために、主変速操作具91を用いることが提案される。自動運転中での、主変速操作具91の操作量に応じて車速が調整される。収穫機において、一般的には、主変速操作具91が前後揺動式であり、中立位置から前方への揺動で前進車速が調整され、中立位置より後方への揺動で後進車速が調整される。この場合、前方への揺動で車速が設定値より速くなり、後方への揺動で車速が設定値より遅くなるように構成することで、人間工学的に適応した車速調整が実現する。なお、揺動角と速度変化量との関係は、線形だけでなく非線形であってもよい。また、通信端末4がタッチパネルを備えている場合、タッチパネルに増速用の上向き三角形と減速用の下向き三角形のソフトウエアスイッチを表示し、タッチパネル操作で車速調整可能な構成を採用してもよい。タッチパネルの利用に関して、車速の変化量を数値で入力する方法を採用することも可能である。車速の調整範囲は、2.0m/秒程度が望ましい。
(d)自動運転では、監視者は、手動運転に比べて、座席に座る時間が長くなる。このため、着座環境が快適となるように、座席にヒータや冷気放出器が備えられることが好ましい。特に冬場の寒さをしのぐためには、エンジンからの熱気を座席下に送り込むダクト構造が有効である。
〔別実施の形態〕
(1)自動運転中は、運転部12に搭乗している監視者が自動運転状態を監視することが前提となっている場合、運転部12が無人状態で、自動運転されることは避けなければならない。このため、運転部12内のメインスイッチが操作された後、ドアが開くことを検出するドアスイッチを設け、このドアスイッチがドアの解放を検出した時点で、自動走行の停止または機体10の停止あるいはその両方を行うとよい。このドアスイッチによる監視者の不在検知に代えて、監視者用座席(運転座席)に着座スイッチを設けて、この着座スイッチによって監視者の不在が検知されようにしてもよい。さらには、監視者用座席にシートベルトと、シートベルトが使用されていることを検出するシートベルトスイッチとが備えられ、シートベルトスイッチからの信号に基づいて、監視者不在が検知されると、自動走行が中止され、機体10が停止される構成を採用してもよい。もちろん上述した監視者不在を検知する構成の全て、またはいくつかを同時に採用してもよい。
(2)上述した実施形態における、移行条件を構成する条件要素として、さらに、駐車ブレーキのON・OFF、システム異常、エンジン状態、脱穀量などを加えてもよい。あるいは、上述した条件要素から一部を削除してもよい。
(3)図4で示された各機能部は、主に説明目的で区分けされている。実際には、各機能部は他の機能部と統合してもよいし、または複数の機能部に分けてもよい。さらに、制御ユニット5に構築されている機能部のうち、走行モード管理部53、経路算出部54、作業走行管理部55は、持ち運び可能な携帯型の通信端末4(タブレットコンピュータなど)に構築し、収穫機に持ち込んで、無線や車載LANを経由して制御ユニット5とデータ交換するような構成を採用してもよい。
(4)上述の実施形態においては、監視者は、コンバインを手動運転し、図2に示すように、圃場内の外周部分において、圃場の境界線に沿って周回するように収穫走行を行い、その後、走行経路を算出して、自動運転に切り替える。しかしながら、本発明はこれに限定されず、最初から、コンバインが自動運転され、特別な事態が発生した際に、手動運転に切り替えられる運転方法でもよい。また、直線状またはほぼ直線状の走行経路は自動運転され、方向転換など急旋回を伴うような走行経路は、手動運転される運転方法でもよい。
なお、上述の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、普通型のコンバインだけでなく、自脱型のコンバインにも利用可能である。また、トウモロコシ収穫機、ジャガイモ収穫機、ニンジン収穫機、サトウキビ収穫機等の種々の収穫機にも利用できる。
4 :通信端末
10 :機体
5 :制御ユニット
50 :自車位置算出部
51 :走行制御部
511 :手動走行制御部
512 :自動走行制御部
513 :走行経路設定部
52 :作業制御部
53 :走行モード管理部
54 :経路算出部
55 :作業走行管理部
551 :走行軌跡算出部
552 :作業領域決定部
80 :自車位置検出モジュール
81 :衛星航法モジュール
82 :慣性航法モジュール
90 :走行操作ユニット
91 :主変速操作具
92 :操舵操作具
93 :モード操作具
94 :自動開始操作具
H :収穫部
SA :外周領域

Claims (3)

  1. 自動運転と手動運転とが可能な収穫機であって、
    前記自動運転と前記手動運転とを切り替えるモード操作具及び自動開始操作具を含み、手動操作される走行操作ユニットと、
    自車位置と目標走行経路とに基づいて前記自動運転を行う自動走行モードを有する自動走行制御部と、
    前記走行操作ユニットからの操作信号に基づいて前記手動運転を行う手動走行モードと、前記手動走行モードから前記自動走行モードへの移行のための自動待機モードとを有する手動走行制御部とを備え、
    前記自動待機モードには、相互に移行可能な自動待機第1モードと自動待機第2モードとが含まれ、
    前記手動走行モードから前記自動待機モードへの移行における移行先は前記自動待機第1モードであり、前記自動待機モードから前記自動走行モードへの移行における移行元は前記自動待機第2モードであり、
    前記手動走行モードから前記自動待機第1モードへの移行条件には、前記モード操作具による前記自動運転へのモード切替要求が含まれており、前記自動待機第2モードから前記自動走行モードへの移行条件には、前記自動開始操作具による自動開始要求が含まれている収穫機。
  2. 前記自動開始操作具には複数の操作器が備えられ、前記複数の操作器に対する操作によって前記自動開始要求が出力される請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記走行操作ユニットには、主変速操作具及び操舵操作具が含まれ、
    前記自動待機第1モードから前記自動待機第2モードへの移行条件は、前記目標走行経路の設定、前記主変速操作具の中立位置、前記操舵操作具の中立位置、自車位置の確定を含む自動運転予備条件の成立であり、
    前記自動待機第2モードのときに前記自動運転予備条件に含まれる条件要素の少なくとも1つが不成立となった場合、前記自動待機第2モードから前記自動待機第1モードへの移行が行われる請求項1または2に記載の収穫機。
JP2017235453A 2017-12-07 2017-12-07 収穫機 Active JP6937677B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017235453A JP6937677B2 (ja) 2017-12-07 2017-12-07 収穫機
PCT/JP2018/042393 WO2019111669A1 (ja) 2017-12-07 2018-11-16 収穫機および走行モード切替方法
US16/765,913 US11197405B2 (en) 2017-12-07 2018-11-16 Harvesting machine and travel mode switching method
CN201880074238.5A CN111356358B (zh) 2017-12-07 2018-11-16 收割机以及行驶模式切换方法
KR1020207013075A KR20200091859A (ko) 2017-12-07 2018-11-16 수확기 및 주행 모드 전환 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017235453A JP6937677B2 (ja) 2017-12-07 2017-12-07 収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019097535A true JP2019097535A (ja) 2019-06-24
JP6937677B2 JP6937677B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=66974519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017235453A Active JP6937677B2 (ja) 2017-12-07 2017-12-07 収穫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6937677B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022201901A1 (ja) * 2021-03-22 2022-09-29 ヤンマーホールディングス株式会社 自動運転方法、作業車両及び自動運転システム
WO2022201902A1 (ja) * 2021-03-22 2022-09-29 ヤンマーホールディングス株式会社 自動運転方法、作業車両及び自動運転システム
JP7433186B2 (ja) 2020-06-30 2024-02-19 株式会社クボタ 農作業機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170481A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Yanmar Co Ltd 走行車両
JP2014180894A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Yanmar Co Ltd 走行車両
JP2016168883A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社クボタ 作業車両

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014170481A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Yanmar Co Ltd 走行車両
JP2014180894A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Yanmar Co Ltd 走行車両
JP2016168883A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社クボタ 作業車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7433186B2 (ja) 2020-06-30 2024-02-19 株式会社クボタ 農作業機
WO2022201901A1 (ja) * 2021-03-22 2022-09-29 ヤンマーホールディングス株式会社 自動運転方法、作業車両及び自動運転システム
WO2022201902A1 (ja) * 2021-03-22 2022-09-29 ヤンマーホールディングス株式会社 自動運転方法、作業車両及び自動運転システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6937677B2 (ja) 2021-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019111669A1 (ja) 収穫機および走行モード切替方法
JP2019097534A (ja) 収穫機
WO2020026651A1 (ja) 収穫機、走行システム、走行方法、走行プログラム、及び、記憶媒体
WO2020026578A1 (ja) 走行経路生成システム、走行経路生成方法、走行経路生成プログラム、及び走行経路生成プログラムが記録されている記録媒体と、作業管理システム、作業管理方法、作業管理プログラム、及び作業管理プログラムが記録されている記録媒体と、収穫機、走行パターン作成システム、走行パターン作成プログラム、走行パターン作成プログラムが記録されている記録媒体、及び走行パターン作成方法
JP7130535B2 (ja) 自動走行制御システム
WO2017038170A1 (ja) 走行作業機
JP2017055673A (ja) 作業車支援システム
JP2020018236A (ja) 収穫機
JP2019097535A (ja) 収穫機
JP2019136039A (ja) 作業車支援システム
KR20200053659A (ko) 작업 차량 제어 시스템
JP7423666B2 (ja) 収穫機
JP7039444B2 (ja) 収穫機
KR20210038613A (ko) 주행 경로 생성 시스템, 주행 경로 생성 방법, 주행 경로 생성 프로그램, 및 주행 경로 생성 프로그램이 기록되어 있는 기록 매체와, 작업 관리 시스템, 작업 관리 방법, 작업 관리 프로그램, 및 작업 관리 프로그램이 기록되어 있는 기록 매체와, 수확기, 주행 패턴 작성 시스템, 주행 패턴 작성 프로그램, 주행 패턴 작성 프로그램이 기록되어 있는 기록 매체, 그리고 주행 패턴 작성 방법
JP7109300B2 (ja) 収穫機
JP2019110781A (ja) 収穫機制御システム
WO2021246384A1 (ja) コンバイン、システム、プログラム、記録媒体、方法、走行経路管理システム、収穫機
JP7030662B2 (ja) 収穫機
JP6978388B2 (ja) 圃場作業車のための自動操舵システム
JP2022085683A (ja) 作業機
JP2022085681A (ja) 作業機および車速制御システム
JP2022085678A (ja) 作業機
JP7206178B2 (ja) 管理システムおよび管理方法
JP2021006009A (ja) 作業車協調システム
WO2022071495A1 (ja) コンバイン、画像表示システム、画像表示方法、画像表示プログラム、及び画像表示プログラムが記録されている記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6937677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150