JP2019097085A - 通信制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信プロトコルの制約を受けることなく上位装置と下位装置との間の効率の良いデータ転送を実現する。【解決手段】通信制御装置1aは、書込みリクエスト情報に応じて転送先にデータを書き込むコマンドフレームを作成し、使用可能なコネクションに対応するPLC用通信処理部10−1〜10−nにコマンドフレームを渡す通信リクエスト処理部11と、読出しリクエスト情報に応じて転送元からデータを読み出すコマンドフレームを作成し、転送元に対応する調節計用通信処理部12−1〜12−mに渡す通信リクエスト処理部13と、データ転送定義部15のデータ転送定義情報で定義された転送元に対する読出しリクエスト情報を作成し、読出しリクエスト情報で要求したデータを転送元から受信したときに、このデータをデータ転送定義情報で定義された転送先に書き込む書込みリクエスト情報を作成するデータ転送処理部14を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、上位装置と下位装置との間のデータ転送を実現する通信制御装置に関するものである。
プログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller、以下、PLC)や温度調節計(以下、調節計)などの計器へ通信でデータを読み書きする際に、特許文献1に開示されている通信制御装置を介して、機器内のパラメータ(またはレジスタ)に関連付けられたデータアドレスを指定して、コマンドレスポンス通信で、そのパラメータの値を読み書きする通信プロトコルがある。このような通信プロトコルとしては、特許文献2に開示されたMODBUS(登録商標)、MCプロトコル、CPL(Controller Peripheral Link)などがある。
図15は特許文献1に開示された通信制御装置の動作を説明する図である。図15の例では、通信制御装置1は、CPLを用いて調節計3からデータを読み出し、読み出したデータをMODBUSを用いてPLC2に書き込むようにしている。
PLC2がマスター機器として存在し、その指示によって各調節計3が制御を行うシステムにおいて、各調節計3のデータ(操作量MVや制御量PVのデータ)は
上記のように通信で読み出され、PLC2内に集約される。
通信制御装置1を介したPLC2と調節計3との通信において、従来はシリアル通信が利用されていた。シリアル通信の場合は、図16に示すように、1つの物理ポート(COMポート)につきコマンドレスポンスでデータを読み出せる調節計3の台数は1台であった。
近年増えてきた、Ethernet(登録商標)等のLAN(Local Area Network)を利用したIP(Internet protocol)通信の場合は、図17に示すように、同じLAN4上にある複数の調節計3から並列にコマンドレスポンスでデータを大量かつ高速に読み出すことが可能となった。通信制御装置1がPLC2へデータを転送する単位時間当たりのデータ量は、調節計3の接続台数に比例する。通信制御装置1とPLC2とのコマンドレスポンスで送受信できるデータ数には制限があり、一度にやり取りできるデータ数を超えた場合は複数の通信フレーム5−1,5−2,・・・に分けてデータを送受信する必要があり、並列処理ができない場合は通信フレームごとのコマンドレスポンスを待ちながら順番に処理する必要がある。
通信制御装置1とPLC2との単位時間当たりの通信量に関して、シリアル通信の場合は調節計3の接続台数が増えても、物理的な通信ポートの数の制約により大きな変化はなかったが、IP通信の場合は調節計3の接続台数に比例して通信制御装置1とPLC2との通信量が増える。その結果、多くの調節計3が利用されているシステムにおいて、通信制御装置1とPLC2との通信がボトルネックになるという課題があった。
このような課題の1つの解決方法として、通信制御装置1とPLC2との通信において、コマンドレスポンス処理においてレスポンスを待つことなく並列してコマンドを送信する方法がある。例えば、MODBUS/TCP(Transmission Control Protocol)などの、フレーム番号(フレーム識別ID)の機能を備えた通信プロトコルであれば、一度に複数のコマンドを送信することができる。
しかしながら、通信プロトコルや機器固有の仕様により並列に実行できる数は制約される。PLC2の処理能力を超えてコマンドを送信すると、TCPの再送処理が多発し全体のパフォーマンス低下につながる場合があった。
また、フレーム番号の機能を備えていない通信プロトコルも存在する。このような通信プロトコルを利用する場合、再送処理などによってフレームの順番が入れ替わってしまう可能性があるので、複数のコマンドレスポンス処理を並列に実行することはできない。
特開2017−34433号公報 特開2011−234171号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、調節計などの下位装置の接続数が増えた場合でも、通信プロトコルの制約を受けることなく上位装置と下位装置との間の効率の良いデータ転送を実現することができる通信制御装置を提供することを目的とする。
本発明の通信制御装置は、複数の下位装置の各々について設けられ、対応する下位装置と通信を行うように構成された複数の第1の通信処理部と、上位装置との間に設定される複数のコネクションの各々について設けられ、対応するコネクションを介して前記上位装置と通信を行うように構成された複数の第2の通信処理部と、データ転送定義情報を予め記憶するように構成されたデータ転送定義部と、前記データ転送定義情報で定義された転送元の下位装置に対する読出しリクエスト情報を作成し、この読出しリクエスト情報で要求したデータを前記転送元から受信したときに、この受信したデータを前記データ転送定義情報で定義された転送先の上位装置に書き込む書込みリクエスト情報を作成するように構成されたデータ転送処理部と、前記読出しリクエスト情報に応じて前記転送元からデータを読み出す第1のコマンドフレームを作成して、前記転送元に対応する前記第1の通信処理部に渡し、この第1の通信処理部が第1のレスポンスフレームを前記転送元から受信したときに、前記読出しリクエスト情報で要求されたデータを前記第1のレスポンスフレームから取り出して前記データ転送処理部に渡すように構成された第1の通信リクエスト処理部と、前記複数のコネクションの中に使用可能なコネクションが存在する場合に、前記書込みリクエスト情報に応じて前記転送先にデータを書き込む第2のコマンドフレームを作成して、前記使用可能なコネクションに対応する前記第2の通信処理部に前記第2のコマンドフレームを渡し、この第2の通信処理部が第2のレスポンスフレームを前記転送先から受信したときに、この第2のレスポンスフレームが示す結果を前記データ転送処理部に通知するように構成された第2の通信リクエスト処理部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信制御装置は、上位装置との間に設定される複数のコネクションの各々について設けられ、対応するコネクションを介して前記上位装置と通信を行うように構成された複数の第1の通信処理部と、複数の下位装置の各々について設けられ、対応する下位装置と通信を行うように構成された複数の第2の通信処理部と、データ転送定義情報を予め記憶するように構成されたデータ転送定義部と、前記データ転送定義情報で定義された転送元の上位装置に対する読出しリクエスト情報を作成し、この読出しリクエスト情報で要求したデータを前記転送元から受信したときに、この受信したデータを前記データ転送定義情報で定義された転送先の下位装置に書き込む書込みリクエスト情報を作成するように構成されたデータ転送処理部と、前記複数のコネクションの中に使用可能なコネクションが存在する場合に、前記読出しリクエスト情報に応じて前記転送元からデータを読み出す第1のコマンドフレームを作成して、前記転送元に対応する前記第1の通信処理部に渡し、この第1の通信処理部が第1のレスポンスフレームを前記転送元から受信したときに、前記読出しリクエスト情報で要求されたデータを前記第1のレスポンスフレームから取り出して前記データ転送処理部に渡すように構成された第1の通信リクエスト処理部と、前記書込みリクエスト情報に応じて前記転送先にデータを書き込む第2のコマンドフレームを作成して、前記転送先に対応する前記第2の通信処理部に渡し、この第2の通信処理部が第2のレスポンスフレームを前記転送先から受信したときに、この第2のレスポンスフレームが示す結果を前記データ転送処理部に通知するように構成された第2の通信リクエスト処理部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の通信制御装置の1構成例において、前記データ転送定義情報は、前記転送元の情報と前記転送先の情報と共に、データ転送の起動条件を含み、前記起動条件として、データ転送の周期が設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の通信制御装置の1構成例において、前記データ転送定義情報は、前記転送元の情報と前記転送先の情報と共に、データ転送の起動条件を含み、前記起動条件として、トリガ情報が設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の通信制御装置の1構成例は、前記上位装置の1つの通信ポートに前記複数のコネクションが設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の通信制御装置の1構成例は、前記上位装置の複数の通信ポートに前記コネクションが1つずつ設定されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、通信制御装置と上位装置との間に複数のコネクションを設定して通信を行うことで、複数のコマンドフレームを、複数のコネクションを介して並列に上位装置に送信することが可能となるので、下位装置の接続数が増えた場合でも、通信プロトコルの制約を受けることなく、上位装置と下位装置との間の効率の良いデータ転送を実現することができる。
図1は、本発明の原理を説明する図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る通信制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施例においてPLCの1つのTCP通信ポートに複数のコネクションを設定する例を説明する図である。 図4は、本発明の第1の実施例に係る通信制御装置のデータ転送定義部に記憶されているデータ転送定義情報を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施例に係る通信制御装置のデータ転送処理部の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の第1の実施例に係る通信制御装置の調節計用の通信リクエスト処理部および通信処理部の動作を説明するフローチャートである。 図7は、本発明の第1の実施例に係る通信制御装置のPLC用の通信リクエスト処理部および通信処理部の動作を説明するフローチャートである。 図8は、本発明の第1の実施例に係る通信制御装置の動作を説明するシーケンス図である。 図9は、従来の通信制御装置の動作を説明するシーケンス図である。 図10は、本発明の第2の実施例においてPLCの複数のTCP通信ポートにコネクションを1つずつ設定する例を説明する図である。 図11は、本発明の第3の実施例に係る通信制御装置のデータ転送定義部に記憶されているデータ転送定義情報を示す図である。 図12は、本発明の第3の実施例に係る通信制御装置のPLC用の通信リクエスト処理部および通信処理部の動作を説明するフローチャートである。 図13は、本発明の第3の実施例に係る通信制御装置の調節計用の通信リクエスト処理部および通信処理部の動作を説明するフローチャートである。 図14は、本発明の第1〜第3の実施例に係る通信制御装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図15は、従来の通信制御装置の動作を説明する図である。 図16は、シリアル通信を利用したPLCと調節計との通信を説明する図である。 図17は、LANを利用したPLCと調節計との通信を説明する図である。
[発明の原理]
図1は本発明の原理を説明する図である。PLCとの通信において、利用可能な通信プロトコルが、コマンドを並列に実行することができないプロトコルの場合でも、PLCの仕様として、1つのTCP通信ポートに複数のコネクションを確立することが可能な場合がある。また、単一のコネクションしか許可されていない場合でも、同時に複数のTCP通信ポートが利用可能な場合がある。これらのPLCの仕様は、複数の機器(タッチパネルやコンピュータなど)がPLCへ接続されることを想定したものである。
本発明では、PLCとの間で同時に複数のコネクションを確立することが可能なことを利用して、通信制御装置1aが、複数のコネクションに対して並行してコマンドレスポンス処理を実行することで、PLCからのレスポンス待ちによる無駄時間を削減する。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施例に係る通信制御装置1aの構成を示すブロック図である。通信制御装置1aは、PLC2とEthernet等のネットワークを介して接続され、PLC2との間に設定される複数のコネクションの各々について設けられ、対応するコネクションを介してPLC2と通信を行うn個のPLC用通信処理部10−1〜10−n(nは2以上の整数)と、後述するデータ転送処理部からの書込みリクエスト情報に応じて転送先にデータを書き込むコマンドフレームを作成して、使用可能なコネクションに対応するPLC用通信処理部10−1〜10−nにコマンドフレームを渡し、PLC用通信処理部10−1〜10−nがレスポンスフレームを受信したときに、このレスポンスフレームが示す結果をデータ転送処理部に通知する通信リクエスト処理部11と、調節計3−1〜3−m毎に設けられ、調節計3−1〜3−mとEthernet等のネットワークを介して接続されたm個の調節計用通信処理部12−1〜12−m(mは2以上の整数)と、データ転送処理部からの読出しリクエスト情報に応じて転送元からデータを読み出すコマンドフレームを作成して、転送元に対応する調節計用通信処理部12−1〜12−mに渡し、調節計用通信処理部12−1〜12−mがレスポンスフレームを受信したときに、読出しリクエスト情報で要求されたデータをレスポンスフレームから取り出してデータ転送処理部に渡す通信リクエスト処理部13と、データ転送定義情報で定義された転送元に対する読出しリクエスト情報を作成し、この読出しリクエスト情報で要求したデータを転送元から受信したときに、この受信したデータをデータ転送定義情報で定義された転送先に書き込む書込みリクエスト情報を作成するデータ転送処理部14と、転送元の情報と転送先の情報とデータ転送の起動条件とを含むデータ転送定義情報を予め記憶するデータ転送定義部15とから構成される。
本実施例では、図3に示すように、PLC2の仕様として、1つのTCP通信ポート200に複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nを確立することが許可されている場合について説明する。図3における100−1〜100−nはそれぞれ通信制御装置1aのPLC用通信処理部10−1〜10−nに設定されるTCP通信ポート、101−1〜101−mはそれぞれ通信制御装置1aの調節計用通信処理部12−1〜12−mに設定されるTCP通信ポート、300−1〜300−mはそれぞれ調節計3−1〜3−mのTCP通信ポート、Ccon−1〜Ccon−mはTCP通信ポート101−1〜101−mとTCP通信ポート300−1〜300−mとの間に設定されるコネクションである。
データ転送定義部15には、図4に示すようなデータ転送定義情報が予め記憶されている。データ転送定義情報は、データ転送の起動条件と、データ転送元のアドレス情報(本実施例では調節計3−1〜3−mの監視ポイントやデータを指定するアドレス)と、データ転送先のアドレス情報(本実施例ではPLC2のレジスタのアドレス)とからなる。
図4の例では、データ転送の起動条件として、データ転送の周期が定義されており、200msec毎にデータ転送が行われることが分かる。このようなデータ転送定義情報は、通信制御装置1aのユーザによって予め登録される。
図5は本実施例の通信制御装置1aのデータ転送処理部14の動作を説明するフローチャート、図6は通信リクエスト処理部13および調節計用通信処理部12−1〜12−mの動作を説明するフローチャート、図7は通信リクエスト処理部11およびPLC用通信処理部10−1〜10−nの動作を説明するフローチャートである。
データ転送処理部14は、データ転送定義部15のデータ転送定義情報で定義された起動条件が成立するまで待機する。
データ転送処理部14は、データ転送を実施すべきタイミングになり、起動条件が成立すると(図5ステップS100においてYES)、データ転送定義情報で定義された転送元アドレス情報に基づいて、データ転送元からデータを読み出すための読出しリクエスト情報を作成する(図5ステップS101)。読出しリクエスト情報には、転送元アドレス情報が含まれる。
そして、データ転送処理部14は、作成した読出しリクエスト情報を、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元に対応する通信リクエスト処理部(本実施例では通信リクエスト処理部13)に送信する(図5ステップS102)。
データ転送処理部14は、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組について読出しリクエスト情報の送信が完了するまで(図5ステップS103においてYES)、ステップS101,S102の処理を繰り返し行う。
次に、通信リクエスト処理部13は、データ転送処理部14からの読出しリクエスト情報を受信すると(図6ステップS200においてYES)、受信した読出しリクエスト情報を内部の通信リクエストキュー(不図示)に格納する通信リクエストキュー処理を行う(図6ステップS201)。
続いて、通信リクエスト処理部13は、通信リクエストキューに未処理の読出しリクエスト情報が格納されている場合(図6ステップS202においてYES)、未処理の読出しリクエスト情報を処理対象として、この読出しリクエスト情報に含まれる転送元アドレス情報で特定されるデータ転送元の調節計3(3−1〜3−m)との間で通信処理中かどうかを判定する(図6ステップS203)。
通信リクエスト処理部13は、データ転送元との間で通信処理中でない場合(ステップS203においてNO)、処理対象の読出しリクエスト情報に基づいて、データ転送元からデータを読み出すためのコマンドフレームを作成する(図6ステップS204)。コマンドフレームには、転送元アドレス情報が含まれる。
そして、通信リクエスト処理部13は、作成したコマンドフレームをデータ転送元(本実施例では調節計)に対応する調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)に渡す。調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)は、受け取ったコマンドフレームを、データ転送元との間に設定されたコネクションCcon(Ccon−1〜Ccon−m)を介してデータ転送元の調節計3(3−1〜3−m)に送信する(図6ステップS205)。
調節計3(3−1〜3−m)は、コマンドフレームを受信すると、受信したコマンドフレームに含まれる転送元アドレス情報で指定されるデータを内部のメモリから取得して、このデータを含むレスポンスフレームを作成する。そして、調節計3(3−1〜3−m)は、作成したレスポンスフレームを、コマンドフレームの送信元の通信制御装置1aとの間に設定されたコネクションCcon(Ccon−1〜Ccon−m)を介して通信制御装置1aに送信する。
コマンドフレームを送信した通信制御装置1aの調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)は、このコマンドフレームに対するレスポンスフレームを調節計3(3−1〜3−m)から受信すると(図6ステップS206においてYES)、受信したレスポンスフレームを通信リクエスト処理部13に渡す。
通信リクエスト処理部13は、レスポンスフレームを解析して、データ転送元の調節計3(3−1〜3−m)から送信されたデータをレスポンスフレームから取り出す(図6ステップS207)。通信リクエスト処理部13は、レスポンスフレームから取り出したデータを、処理対象の読出しリクエスト情報で要求された結果としてデータ転送処理部14に送信する(図6ステップS208)。
そして、通信リクエスト処理部13は、処理対象の読出しリクエスト情報で要求された結果をデータ転送処理部14に送信した後、当該読出しリクエスト情報を、内部の通信リクエストキューから削除し(図6ステップS209)、ステップS200に戻る。
次に、データ転送処理部14は、読出しリクエスト情報で要求した結果を通信リクエスト処理部13から受信すると(図5ステップS104においてYES)、この読出しリクエスト情報を作成する元となったデータ転送定義情報で定義された転送先アドレス情報に基づいて、データ転送先にデータを書き込むための書込みリクエスト情報を作成する(図5ステップS105)。書込みリクエスト情報には、転送先アドレス情報と、データ転送元の調節計3(3−1〜3−m)から送信されたデータとが含まれる。
そして、データ転送処理部14は、作成した書込みリクエスト情報を、データ転送定義情報で定義されたデータ転送先に対応する通信リクエスト処理部(本実施例では通信リクエスト処理部11)に送信する(図5ステップS106)。
次に、通信リクエスト処理部11は、データ転送処理部14からの書込みリクエスト情報を受信すると(図7ステップS300においてYES)、受信した書込みリクエスト情報を内部の通信リクエストキュー(不図示)に格納する通信リクエストキュー処理を行う(図7ステップS301)。
続いて、通信リクエスト処理部11は、通信リクエストキューに未処理の書込みリクエスト情報が格納されている場合(図7ステップS302においてYES)、未処理の書込みリクエスト情報を処理対象として、この書込みリクエスト情報に含まれる転送先アドレス情報で特定されるデータ転送先(本実施例ではPLC2)との間で通信処理中かどうかを判定する(図7ステップS303)。
本実施例では、通信制御装置1aとPLC2との間に複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nが設定されているので、全てのコネクションPcon−1〜Pcon−nが使用されている場合には通信処理中という判定結果となり、コネクションPcon−1〜Pcon−nのうち少なくとも1つのコネクションが未使用の場合には通信処理中でないという判定結果になる。
通信リクエスト処理部11は、データ転送先との間で通信処理中でない場合、すなわち複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nの中に使用可能なコネクションが存在する場合(ステップS303においてNO)、処理対象の書込みリクエスト情報に基づいて、データ転送先にデータを書き込むためのコマンドフレームを作成する(図7ステップS304)。コマンドフレームには、転送先アドレス情報と、データ転送元の調節計3(3−1〜3−m)から送信されたデータとが含まれる。
そして、通信リクエスト処理部11は、作成したコマンドフレームを、データ転送先(本実施例ではPLC2)との間に設定された複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nのうち、使用可能なコネクションに対応するPLC用通信処理部10(10−1〜10−n)に渡す。PLC用通信処理部10(10−1〜10−n)は、対応するコネクションPcon(Pcon−1〜Pcon−n)を介してコマンドフレームをデータ転送先のPLC2に送信する(図7ステップS305)。
PLC2は、コマンドフレームを受信すると、コマンドフレームを受信したコネクションPcon(Pcon−1〜Pcon−n)を利用して、コマンドフレームを受信したことを示すレスポンスフレームを通信制御装置1aに返す。また、PLC2は、受信したコマンドフレームに含まれる転送先アドレス情報で指定されるレジスタに、このコマンドフレームに含まれるデータを書き込む。
こうして、調節計3(3−1〜3−m)のデータをPLC2に転送することができる。
コマンドフレームを送信した通信制御装置1aのPLC用通信処理部10(10−1〜10−n)は、このコマンドフレームに対するレスポンスフレームをPLC2から受信すると(図7ステップS306においてYES)、受信したレスポンスフレームを通信リクエスト処理部11に渡す。
通信リクエスト処理部11は、レスポンスフレームを解析して(図7ステップS307)、データ転送先のPLC2がコマンドフレームを受信したことを確認すると、処理対象の書込みリクエスト情報で要求された処理が完了したことを示す情報を、処理対象の書込みリクエスト情報で要求された結果としてデータ転送処理部14に送信する(図7ステップS308)。
そして、通信リクエスト処理部11は、処理対象の書込みリクエスト情報で要求された結果をデータ転送処理部14に送信した後、当該書込みリクエスト情報を、内部の通信リクエストキューから削除し(図7ステップS309)、ステップS300に戻る。
データ転送処理部14は、書込みリクエスト情報で要求した結果を通信リクエスト処理部11から受信すると(図5ステップS107においてYES)、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組についてデータ転送が完了したかどうかを判定する(図5ステップS108)。
データ転送処理部14は、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組についてデータ転送が完了していない場合には(ステップS108においてNO)、ステップS104に戻る。また、データ転送処理部14は、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組についてデータ転送が完了した場合には(ステップS108においてYES)、ステップS100に戻り、次の起動条件が成立するまで待機する。
図8は本実施例の通信制御装置1aの動作を説明するシーケンス図である。図8の例では、通信制御装置1aとPLC2との間に3つのコネクションPcon−1〜Pcon−3が設定されている場合について説明する。
図5、図6で説明した動作により、通信制御装置1aは、調節計3−1〜3−3に対して、データを読み出すためのコマンドフレームCc−1〜Cc−3を送信する。このコマンドフレームCc−1〜Cc−3に対して、調節計3−1〜3−3は、要求されたデータを含むレスポンスフレームCr−1〜Cr−3を通信制御装置1aに返信する。
そして、通信制御装置1aは、受信したレスポンスフレームCr−1〜Cr−3に含まれるデータをPLC2に書き込むためのコマンドフレームPc−1〜Pc−3を、3つのコネクションPcon−1〜Pcon−3を介して並列にPLC2に送信する。PLC2は、コマンドフレームPc−1〜Pc−3を受信したことを示すレスポンスフレームPr−1〜Pr−3を、それぞれコネクションPcon−1〜Pcon−3を介して通信制御装置1aに返信する。
図9は従来の通信制御装置1の動作を説明するシーケンス図である。従来においても、通信制御装置1と調節計3−1〜3−3との間のコマンドレスポンス処理は本実施例と同様である。
一方、通信制御装置1とPLC2との間については1つのコネクションPcon−1のみしか設定されていないので、通信制御装置1は、コマンドフレームPc−1に対するレスポンスフレームPr−1を受信するまで、次のコマンドフレームPc−2をPLC2に送信することはできない。同様に、通信制御装置1は、コマンドフレームPc−2に対するレスポンスフレームPr−2を受信するまで、次のコマンドフレームPc−3をPLC2に送信することはできない。このように、従来の通信制御装置1では、複数のコマンドレスポンス処理を並列に実行できないことが分かる。
以上のように、本実施例では、通信制御装置1aとPLC2との間に複数のコネクションを設定して通信を行うことで、通信制御装置1aを介したPLC2と調節計3(3−1〜3−m)との効率の良いデータ転送を実現することができる。PLC2の通信プロトコルや調節計3(3−1〜3−m)の通信プロトコルはTCP/IP通信を利用可能な通信プロトコルであればよく、通信プロトコルの種類を問わず本発明を適用することができる。したがって、通信プロトコルの制約を受けることなく効率の良いデータ転送を実現することができる。
[第2の実施例]
第1の実施例では、PLC2の仕様として、1つのTCP通信ポート200に複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nを確立することが許可されている場合について説明した。これに対して、図10に示すように、PLC2の仕様として、1つのTCP通信ポート当たり1つのコネクションの確立しか許可されていないが、複数のTCP通信ポート200−1〜200−nを設定することが可能で、TCP通信ポート200−1〜200−n毎にコネクションPcon−1〜Pcon−nを確立することが可能な場合にも、本発明を適用可能である。
図10に示した例においても、通信制御装置1aの構成および動作は、第1の実施例で説明したとおりである。
また、PLC2の仕様として、複数のTCP通信ポートを設定することが可能で、かつ各TCP通信ポートに複数のコネクションを確立することが許可されている場合にも本発明を適用可能である。
[第3の実施例]
第1、第2の実施例では、データ転送の起動条件としてデータ転送の周期が定義されている場合について説明したが、図11に示すように、起動条件として、トリガ情報が定義されていてもよい。図11の例では、PLC2のM001というアドレスで特定されるレジスタがONになったときに起動条件が成立して、データ転送が開始される。また、第1、第2の実施例では、調節計3−1〜3−mが転送元で、PLC2が転送先の場合について説明したが、図11に示すように、PLC2が転送元で、調節計3−1〜3−mが転送先であってもよい。
本実施例においても、通信制御装置1aの構成は第1、第2の実施例と同様なので、データ転送定義部15に図11に示すようなデータ転送定義情報が記憶されている場合の通信制御装置1aの動作を、図2の符号を用いて説明する。
データ転送処理部14の処理の流れは第1の実施例と同様なので、図5の符号を用いて説明する。図12は通信リクエスト処理部11およびPLC用通信処理部10−1〜10−nの動作を説明するフローチャート、図13は通信リクエスト処理部13および調節計用通信処理部12−1〜12−mの動作を説明するフローチャートである。
データ転送処理部14は、PLC2のM001というアドレスで特定されるレジスタがONになり、起動条件が成立すると(図5ステップS100においてYES)、データ転送定義情報で定義された転送元アドレス情報に基づいて読出しリクエスト情報を作成する(図5ステップS101)。なお、PLC2のレジスタの状態は、通信リクエスト処理部11およびPLC用通信処理部10(10−1〜10−n)を介して定期的に監視することが可能である。
そして、データ転送処理部14は、作成した読出しリクエスト情報を、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元に対応する通信リクエスト処理部(本実施例では通信リクエスト処理部11)に送信する(図5ステップS102)。
次に、通信リクエスト処理部11は、データ転送処理部14からの読出しリクエスト情報を受信すると(図12ステップS400においてYES)、受信した読出しリクエスト情報を内部の通信リクエストキューに格納する通信リクエストキュー処理を行う(図12ステップS401)。
続いて、通信リクエスト処理部11は、通信リクエストキューに未処理の読出しリクエスト情報が格納されている場合(図12ステップS402においてYES)、未処理の読出しリクエスト情報を処理対象として、この読出しリクエスト情報に含まれる転送元アドレス情報で特定されるデータ転送元との間で通信処理中かどうかを判定する(図12ステップS403)。
通信リクエスト処理部11は、データ転送元のPLC2との間で通信処理中でない場合、すなわち複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nの中に使用可能なコネクションが存在する場合(ステップS403においてNO)、処理対象の読出しリクエスト情報に基づいて、データ転送元からデータを読み出すためのコマンドフレームを作成する(図12ステップS404)。
そして、通信リクエスト処理部11は、作成したコマンドフレームを、データ転送元(本実施例ではPLC2)との間に設定された複数のコネクションPcon−1〜Pcon−nのうち、使用可能なコネクションに対応するPLC用通信処理部10(10−1〜10−n)に渡す。PLC用通信処理部10(10−1〜10−n)は、対応するコネクションPcon(Pcon−1〜Pcon−n)を介してコマンドフレームをデータ転送元のPLC2に送信する(図12ステップS405)。
PLC2は、コマンドフレームを受信すると、受信したコマンドフレームに含まれる転送元アドレス情報で指定されるデータを内部のメモリから取得して、このデータを含むレスポンスフレームを作成する。そして、PLC2は、コマンドフレームを受信したコネクションPcon(Pcon−1〜Pcon−n)を利用して、レスポンスフレームを通信制御装置1aに返す。
コマンドフレームを送信した通信制御装置1aのPLC用通信処理部10(10−1〜10−n)は、このコマンドフレームに対するレスポンスフレームをPLC2から受信すると(図12ステップS406においてYES)、受信したレスポンスフレームを通信リクエスト処理部11に渡す。
通信リクエスト処理部11は、レスポンスフレームを解析して、データ転送元のPLC2から送信されたデータをレスポンスフレームから取り出す(図12ステップS407)。通信リクエスト処理部11は、レスポンスフレームから取り出したデータを、処理対象の読出しリクエスト情報で要求された結果としてデータ転送処理部14に送信する(図12ステップS408)。
そして、通信リクエスト処理部11は、処理対象の読出しリクエスト情報で要求された結果をデータ転送処理部14に送信した後、当該読出しリクエスト情報を、内部の通信リクエストキューから削除し(図12ステップS409)、ステップS400に戻る。
次に、データ転送処理部14は、読出しリクエスト情報で要求した結果を通信リクエスト処理部11から受信すると(図5ステップS104においてYES)、この読出しリクエスト情報を作成する元となったデータ転送定義情報で定義された転送先アドレス情報に基づいて、データ転送先にデータを書き込むための書込みリクエスト情報を作成する(図5ステップS105)。書込みリクエスト情報には、転送先アドレス情報と、データ転送元のPLC2から送信されたデータとが含まれる。
そして、データ転送処理部14は、作成した書込みリクエスト情報を、データ転送定義情報で定義されたデータ転送先に対応する通信リクエスト処理部(本実施例では通信リクエスト処理部13)に送信する(図5ステップS106)。
次に、通信リクエスト処理部13は、データ転送処理部14からの書込みリクエスト情報を受信すると(図13ステップS500においてYES)、受信した書込みリクエスト情報を内部の通信リクエストキューに格納する通信リクエストキュー処理を行う(図13ステップS501)。
続いて、通信リクエスト処理部13は、通信リクエストキューに未処理の書込みリクエスト情報が格納されている場合(図13ステップS502においてYES)、未処理の書込みリクエスト情報を処理対象として、この書込みリクエスト情報に含まれる転送先アドレス情報で特定されるデータ転送先(本実施例では調節計3−1〜3−m)との間で通信処理中かどうかを判定する(図13ステップS503)。
通信リクエスト処理部13は、データ転送先との間で通信処理中でない場合(ステップS503においてNO)、処理対象の書込みリクエスト情報に基づいて、データ転送先にデータを書き込むためのコマンドフレームを作成する(図13ステップS504)。コマンドフレームには、転送先アドレス情報と、データ転送元のPLC2から送信されたデータとが含まれる。
そして、通信リクエスト処理部13は、作成したコマンドフレームをデータ転送先(本実施例では調節計)に対応する調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)に渡す。調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)は、受け取ったコマンドフレームを、データ転送元との間に設定されたコネクションCcon(Ccon−1〜Ccon−m)を介してデータ転送元の調節計3(3−1〜3−m)に送信する(図13ステップS505)。
調節計3(3−1〜3−m)は、コマンドフレームを受信すると、コマンドフレームを受信したことを示すレスポンスフレームを通信制御装置1aに返す。また、調節計3(3−1〜3−m)は、受信したコマンドフレームに含まれる転送先アドレス情報で指定されるレジスタに、このコマンドフレームに含まれるデータを書き込む。
コマンドフレームを送信した通信制御装置1aの調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)は、このコマンドフレームに対するレスポンスフレームを調節計3(3−1〜3−m)から受信すると(図13ステップS506においてYES)、受信したレスポンスフレームを通信リクエスト処理部13に渡す。
通信リクエスト処理部13は、レスポンスフレームを解析して(図13ステップS507)、データ転送先の調節計3(3−1〜3−m)がコマンドフレームを受信したことを確認すると、処理対象の書込みリクエスト情報で要求された処理が完了したことを示す情報を、処理対象の書込みリクエスト情報で要求された結果としてデータ転送処理部14に送信する(図13ステップS508)。
そして、通信リクエスト処理部13は、処理対象の書込みリクエスト情報で要求された結果をデータ転送処理部14に送信した後、当該書込みリクエスト情報を、内部の通信リクエストキューから削除し(図13ステップS509)、ステップS500に戻る。
データ転送処理部14は、書込みリクエスト情報で要求した結果を通信リクエスト処理部13から受信すると(図5ステップS107においてYES)、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組についてデータ転送が完了したかどうかを判定する(図5ステップS108)。
データ転送処理部14は、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組についてデータ転送が完了していない場合には(ステップS108においてNO)、ステップS104に戻る。また、データ転送処理部14は、データ転送定義情報で定義されたデータ転送元とデータ転送先の全ての組についてデータ転送が完了した場合には(ステップS108においてYES)、ステップS100に戻り、次の起動条件が成立するまで待機する。
こうして、本実施例では、PLC2のデータを調節計3(3−1〜3−m)に転送することができる。
なお、本実施例では、PLC2側のイベント発生を指定する情報がトリガ情報としてデータ転送定義部15に登録されている例で説明したが、例えば調節計3−1〜3−3の特定のアラームまたはイベントの発生を指定する情報をトリガ情報としてデータ転送定義部15に登録するようにしてもよい。調節計3(3−1〜3−m)の状態は、通信リクエスト処理部13および調節計用通信処理部12(12−1〜12−m)を介して定期的に監視することが可能である。
第1〜第3の実施例では、PLC2を上位装置、複数の調節計3(3−1〜3−m)を下位装置としたが、これに限るものではない。例えば上位装置と複数の下位装置の各々がPLCであってもよい。
また、第1〜第3の実施例では、既にコネクションが確立された後の動作について説明しているが、TCP/IP通信においてコネクションの確立は周知の技術であることは言うまでもない。
また、コマンドフレームの送信に対してレスポンスフレームが所定の時間内に戻らない場合には、周知のとおりコマンドフレームの再送処理が行われることは言うまでもない。
第1〜第3の実施例で説明した通信制御装置1aは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図14に示す。コンピュータは、CPU400と、記憶装置401と、インターフェース装置(以下、I/Fと略する)402とを備えている。I/F402には、PLC2と調節計3−1〜3−3とが接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明を実現させるためのプログラムは記憶装置401に格納される。CPU400は、記憶装置401に格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、上位装置と下位装置との間でデータ転送を行う技術に適用することができる。
1a…通信制御装置、2…PLC、3−1〜3−m…調節計、10−1〜10−n…PLC用通信処理部、11,13…通信リクエスト処理部、12−1〜12−m…調節計用通信処理部、14…データ転送処理部、15…データ転送定義部。

Claims (6)

  1. 複数の下位装置の各々について設けられ、対応する下位装置と通信を行うように構成された複数の第1の通信処理部と、
    上位装置との間に設定される複数のコネクションの各々について設けられ、対応するコネクションを介して前記上位装置と通信を行うように構成された複数の第2の通信処理部と、
    データ転送定義情報を予め記憶するように構成されたデータ転送定義部と、
    前記データ転送定義情報で定義された転送元の下位装置に対する読出しリクエスト情報を作成し、この読出しリクエスト情報で要求したデータを前記転送元から受信したときに、この受信したデータを前記データ転送定義情報で定義された転送先の上位装置に書き込む書込みリクエスト情報を作成するように構成されたデータ転送処理部と、
    前記読出しリクエスト情報に応じて前記転送元からデータを読み出す第1のコマンドフレームを作成して、前記転送元に対応する前記第1の通信処理部に渡し、この第1の通信処理部が第1のレスポンスフレームを前記転送元から受信したときに、前記読出しリクエスト情報で要求されたデータを前記第1のレスポンスフレームから取り出して前記データ転送処理部に渡すように構成された第1の通信リクエスト処理部と、
    前記複数のコネクションの中に使用可能なコネクションが存在する場合に、前記書込みリクエスト情報に応じて前記転送先にデータを書き込む第2のコマンドフレームを作成して、前記使用可能なコネクションに対応する前記第2の通信処理部に前記第2のコマンドフレームを渡し、この第2の通信処理部が第2のレスポンスフレームを前記転送先から受信したときに、この第2のレスポンスフレームが示す結果を前記データ転送処理部に通知するように構成された第2の通信リクエスト処理部とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 上位装置との間に設定される複数のコネクションの各々について設けられ、対応するコネクションを介して前記上位装置と通信を行うように構成された複数の第1の通信処理部と、
    複数の下位装置の各々について設けられ、対応する下位装置と通信を行うように構成された複数の第2の通信処理部と、
    データ転送定義情報を予め記憶するように構成されたデータ転送定義部と、
    前記データ転送定義情報で定義された転送元の上位装置に対する読出しリクエスト情報を作成し、この読出しリクエスト情報で要求したデータを前記転送元から受信したときに、この受信したデータを前記データ転送定義情報で定義された転送先の下位装置に書き込む書込みリクエスト情報を作成するように構成されたデータ転送処理部と、
    前記複数のコネクションの中に使用可能なコネクションが存在する場合に、前記読出しリクエスト情報に応じて前記転送元からデータを読み出す第1のコマンドフレームを作成して、前記転送元に対応する前記第1の通信処理部に渡し、この第1の通信処理部が第1のレスポンスフレームを前記転送元から受信したときに、前記読出しリクエスト情報で要求されたデータを前記第1のレスポンスフレームから取り出して前記データ転送処理部に渡すように構成された第1の通信リクエスト処理部と、
    前記書込みリクエスト情報に応じて前記転送先にデータを書き込む第2のコマンドフレームを作成して、前記転送先に対応する前記第2の通信処理部に渡し、この第2の通信処理部が第2のレスポンスフレームを前記転送先から受信したときに、この第2のレスポンスフレームが示す結果を前記データ転送処理部に通知するように構成された第2の通信リクエスト処理部とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  3. 請求項1または2記載の通信制御装置において、
    前記データ転送定義情報は、前記転送元の情報と前記転送先の情報と共に、データ転送の起動条件を含み、
    前記起動条件として、データ転送の周期が設定されていることを特徴とする通信制御装置。
  4. 請求項1または2記載の通信制御装置において、
    前記データ転送定義情報は、前記転送元の情報と前記転送先の情報と共に、データ転送の起動条件を含み、
    前記起動条件として、トリガ情報が設定されていることを特徴とする通信制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信制御装置において、
    前記上位装置の1つの通信ポートに前記複数のコネクションが設定されていることを特徴とする通信制御装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信制御装置において、
    前記上位装置の複数の通信ポートに前記コネクションが1つずつ設定されていることを特徴とする通信制御装置。
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