JP2019096792A - 半導体レーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】歪補償を行いつつ、電子・正孔に対する障壁を無くすことができ、ゲイン低下が無く、発振波長が2μmもしくはそれ以上で、より広い波長可変動作が可能な半導体レーザを提供する。【解決手段】p−InPを含む上クラッド層501と、n−InPを含む下クラッド層502と、無歪InGaAs又はバンドギャップ波長がλg=1.5μmよりも大きい無歪InGaAsPを含むコア層503Cとを有しDBR領域を有する半導体レーザにおいて、コア層と、上クラッド層と下クラッド層の少なくとも一方との間に圧縮歪InGaAsの量子井戸層503Aを有し、量子井戸層と、上クラッド層と下クラッド層の少なくとも一方との間に歪補償層503Bを有し、歪補償層のバンドギャップ波長が少なくともコア層のバンドギャップ波長より短く、上クラッド層と下クラッド層のバンドギャップ波長よりも長い構造を有する。【選択図】図5

Description

本発明は半導体レーザに関するものであり、より詳細には、発振波長が可変な光源に関する。
分布反射型レーザ(Distributed Bragg Reflector Laser:以降、DBRレーザと記述する)は分布反射器(Distributed Bragg Reflector:以降、DBR領域と記述する)への電流注入、もしくはDBR領域の局所的な加熱によりレーザの発振波長が可変で、通信波長帯であるC帯(1530−1565 nm)やL帯(1565−1625 nm)で研究開発・製品化が行われてきた。一方、近年ではDBR領域への電流注入による高速の波長可変機能が着目され、通信用途だけでなくガスセンシング用にも応用的開発が進められている。ガスセンシングの用途はアンモニア(NH4)や二酸化炭素(CO2)のモニタリングで、光の波長で2 μm付近、もしくはそれ以上の波長帯で用いられる。
Electronics Express, Vol.2, No.2, 170-175(2005)
DBR領域は電流注入による屈折率変化で回折格子の反射波長を変えられるが、クラマスクローニッヒの関係により、屈折率と同時に導波損失も増えてしまい、DBRレーザとして取り出される光出力が低下したり、レーザ発振自体が止まってしまう課題があった。よって、レーザの波長可変幅は発振停止により制約されることがあった。そのため、DBR領域のコア層(InGaAsP層)の中央部に量子井戸層を挿入し、電流注入時のロスを補償するためのゲインを持たせる構造が提案されている。(非特許文献1)。主に1.5μm帯のDBRレーザを作製する場合、以下のような手法がとられていた。2μm帯DBRレーザの課題を説明する前に、まずは1.5μm帯の従来技術から説明する。
DBR領域に図1のエネルギーバンドを有するレーザ素子の構造は、p−InPを含む上クラッド層101、n−InPを含む下クラッド層102、InGaAsPを含むコア層103を有する。符号104、105は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。InGaAsPを含むコア層のバンドギャップ波長は、λg=1.2〜1.4μmである。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号106及び107に示す。
1.5μm帯従来型Active−DBRの詳細な説明を次に示す。1.5μm帯用従来型Active−DBRには、量子井戸の歪に着目して2つのタイプがある。1つは、図2に示す構造でここではType1と呼ぶことにする。
DBR領域に図2のエネルギーバンドを有するレーザ素子の構造は、p−InPを含む上クラッド層201、n−InPを含む下クラッド層202、InGaAsPを含む層203を有し、InGaAsPを含む層203は、InGaAsPを含む量子井戸層203A、InGaAsPを含む歪補償層203B、InGaAsPを含むコア層203Cを有する。符号204、205は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号206及び207に示す。
InGaAsPを含む量子井戸層203Aは、量子井戸の発光波長λ=1.55μm(C帯の光源作成時)を示し、その歪は、+1.0%(圧縮歪)である。InGaAsPを含む歪補償層203Bのバンドギャップ波長λgは203Cと同じであり、その歪は、−0.5%(引張歪)である。InGaAsPを含むコア層203Cは、バンドギャップ波長λg=1.2〜1.4μmを示し、無歪である。
量子井戸自体に圧縮歪をかけ、その両脇に逆歪である引張歪をかけ、歪を補償するタイプである。203Aは光のゲインを有する圧縮歪の量子井戸層、203Bは歪補償をするための引張歪層、203Cは光の導波路の機能を有するコア層で、膜厚は0.1μm以上ある厚い層で、結晶歪を持たない層、すなわち、InPに格子整合している層である。203A、203B、203Cの領域は全てInGaAsPの層だが、その混晶比が異なる。1.5μm帯DBR波長可変光源に対しては、DBR領域のコア層は、通常、バンドギャップ波長λg=1.2〜1.4μmの無歪のInGaAsP系混晶を用いる。バンドギャップ波長がこの範囲だと、III族の組成とV族の組成を調整することで、歪量とバンドギャップ波長をほぼ独立パラメータとして扱い、設計することができる。したがって203Bと203Cは歪量(もしくは混晶比)が異なるがエネルギーギャップ(もしくはバンドギャップ波長)を等しく設計でき、電子・正孔の流れを考えた場合、エネルギー障壁無しに量子井戸まで到達できる。また、量子井戸に電子・正孔が注入された際、量子井戸に圧縮歪をかけているので、ヘビーホールと電子間の誘導放出が優勢となり、TE偏光(Transverse Electric field)であるレーザ発振光に対して強いゲインを与える。
2つ目は、図3に示すType2である。量子井戸をInPに整合する無歪層で構成することで、Type1で必要だった歪補償層は無くとも、品質の良い結晶を作製することができる。ただし、量子井戸の光のゲインはType1に劣る。
DBR領域に図3のエネルギーバンドを有するレーザ素子の構造は、p−InPを含む上クラッド層301、n−InPを含む下クラッド層302、InGaAsPを含む層303を有し、InGaAsPを含む層303は、InGaAsPを含む量子井戸層303A、InGaAsPを含むコア層303Cを有する。符号304、305は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号306及び307に示す。
2μm帯DBRレーザに対しては、上記の技術をそのまま適用することができず、以下のような課題が生じる。
従来技術のActive-DBRを2μm帯に適用する場合の課題を以下に示す。波長2μmもしくはそれ以上を実現するために、DBR領域のコア層をInGaAsとする場合が多いが、DBR領域中の量子井戸は圧縮歪をかけたInGaAsで作製しないと長波長のゲインが得られない。よって、上述の従来型Type2の構造は不可能である。従って、逆歪(引張歪)の歪補償層を井戸の上部もしくは下部、もしくは上下両方に形成しないと、その上のコア層の結晶品質が保持できなくなる。量子井戸の上下両方に歪補償層を形成した場合は、歪の観点から言うと、図2のType1に相当するが、エネルギーバンドで示すと図2と同一にならず、図4のようなバンド構造となる。
DBR領域に図4のエネルギーバンドを有するレーザ素子の構造は、p−InPを含む上クラッド層401、n−InPを含む下クラッド層402、InGaAsを含む層403を含み、InGaAsを含む層403は、InGaAsを含む量子井戸層403A、InGaAsを含む歪補償層403B、及びInGaAsを含むコア層403Cを含む。符号404、405は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号406及び407に示す。
図4において、403Aは量子井戸で、In0.88Ga0.12Asであり、その発光波長はおよそ2μm、403Bは歪補償層でIn0.39Ga0.61Asでバンドギャップ波長λgは1.57μmである。403Cはコア層のメイン部で、InPに格子整合する(無歪の)In0.54Ga0.46Asである。なお、下付文字である0.54や0.46といった値はそれぞれの材料の混晶比である。403Cの層はバンドギャップ波長λgが1.65μmだから、歪補償層はそれよりもバンドギャップ波長が短く(バンドギャップが大きく)、電子・正孔に対して障壁層となってしまう。このため、電子・正孔の井戸への注入効率、特に、正孔に対する注入効率が落ちることで、ゲインが低下してしまう。
上記の理由から、2μm帯のDBRレーザには、Active−DBRの技術はこれまで適用できなかった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、歪補償を行いつつ、電子・正孔に対する障壁を無くすことができ、ゲイン低下が無く、発振波長が2μmもしくはそれ以上で、より広い波長可変動作が可能な半導体レーザを提供することにある。
本発明の半導体レーザの一様態は、p−InPを含む上クラッド層と、n−InPを含む下クラッド層と、無歪InGaAs又はバンドギャップ波長がλg=1.5μmよりも大きい波長を示す無歪InGaAsPを含むコア層とを有するDBR領域を有する半導体レーザにおいて、前記コア層と、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層の少なくとも一方との間に圧縮歪InGaAsの量子井戸層を有し、前記量子井戸層と、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層の少なくとも一方との間に歪補償層を有し、前記歪補償層のバンドギャップ波長λgが少なくとも前記コア層のバンドギャップ波長λgより短く、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層のバンドギャップ波長λgよりも長い構造を有することを特徴とする。
前記半導体レーザにおいて、前記DBR領域は、前記歪補償層と、前記p−InPを含む上クラッド層又は前記n−InPを含む下クラッド層との間に光閉じ込め層を有し、前記歪補償層のバンドギャップ波長λgが少なくとも前記無歪InGaAs又は前記バンドギャップ波長λg=1.5μmを超える無歪InGaAsPより短く、前記光閉じ込め層のバンドギャップ波長λgと同じかそれよりも長いことを特徴とする。
本発明の半導体レーザの他の一様態は、n−InPを含む下クラッド層と、前記n−InPを含む下クラッド層上の無歪InGaAs又はバンドギャップ波長がλg=1.5μmよりも大きい波長を示す無歪InGaAsPを含むコア層と、前記コア層上のp−InPを含む上クラッド層と、を有するDBR領域を有する半導体レーザにおいて、前記コア層と、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層の少なくとも一方との間に圧縮歪InGaAsの量子井戸層を有し、前記コア層上の回折格子領域は、前記量子井戸層から300nm以上、前記上クラッド層側に離れていることを特徴とする。
井戸層を無歪InGaAsコア層の中央部ではなく、最上部もしくは最下部に設けることで、歪補償を行いつつ、電子・正孔に対する障壁を無くすことができ、ゲイン低下が無い波長可変光源が製造できる。発振停止を防止できるようになるため、発振波長が2μmもしくはそれ以上で、より広い波長可変動作が可能な半導体レーザを作製できる。
量子井戸構造を有しない通常のDBR領域のエネルギーバンドを示す図である。 従来のActive DBRのエネルギーバンド(Type1:歪量子井戸と歪補償層を組み合わせたタイプ)を示す図である。 従来のActive DBRのエネルギーバンド(Type2:量子井戸と無歪層により構成)を示す図である。 図2のType1と同じ歪構造をInGaAsコアに適用した場合のエネルギーバンドを示す図である。 実施例1のActive DBRのエネルギーバンドを示す図である。 実施例2のActive DBRのエネルギーバンドを示す図である。 実施例3のActive DBRのエネルギーバンドを示す図である。 DBRレーザの上面図を示す図である。 DBRレーザのA−A’断面を示す図である。 DBRレーザのB−B’断面を示す図である。 DBRレーザのC−C’断面を示す図である。 DBRレーザのC−C’断面を示す図である。 実施例1の波長可変特性及び比較用の通常DBRレーザの特性を示す図である。 DBR領域のI−V特性を示す図である。
以下、本発明のDBR領域を有するレーザ素子の形態について、図を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定されず、本明細書等において開示する発明の趣旨から逸脱することなく形態および詳細を様々に変更し得ることは当業者にとって自明である。なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を用い、その繰り返しの説明は省略することがある。
通信用で用いられるInP/InGaAsP系の最も長波長の波長帯はL帯と呼ばれるが、本実施例はそれを超えてさらに長波長のDBR型波長可変光源(DBRレーザ)を作製した。そのためには、ゲイン領域の多重量子井戸は、井戸層を圧縮歪InGaAs、障壁層を引張歪InGaAsとして、その上下に光閉じ込め層(Separated Confinement Hetero structure:SCH)が積層してある層構造を作製した。これにより、無歪InGaAsのバンドギャップ波長である1.65μmを大きく超えて、およそ2.1μm程度までゲイン波長を長波長化できる。DBR領域をなるべく長波長組成の半導体で作ることで、波長可変電流注入時の屈折率変化を大きくとることができる。別の言葉で言うと、DBR領域をなるべくエネルギーギャップの小さい半導体で形成することで、電流注入に対する波長可変の感度があがる。そこで、InPに格子整合する無歪InGaAsを使った。無歪InGaAs層を使ったDBR領域の等価屈折率はおよそ3.2〜3.4程度だが、電流注入により等価屈折率を0.01〜0.02減少させることができる。DBR領域には凹凸状の回折格子が形成してあり、このピッチに相当する波長の光が選択的に反射されるので、波長選択ミラーとして機能し、単一モード発振する。物理的に凹凸のピッチが同じでも、等価屈折率が違うとその分だけ反射波長も変わる。電流注入により等価屈折率が減少するから、その分だけ波長が可変である。DBRレーザの構造は図8の上面図と、図9、図10および図11のA−A’、B−B’、C−C’断面図に示した。
図8に示すように、DBRレーザは、後DBR領域801、レーザ光の位相調整により発振波長の微調整が可能な位相調整領域802、ゲイン領域803、前DBR領域804、及び出力光強度の増幅と減衰により強度調整機能を持つSOA領域805を有する。後DBR領域801及びゲイン領域803には、それぞれ、電極806a、806bを備える。
図9に示すように、DBRレーザの後DBR領域801は、電極807、n−InPを含む下クラッド層808、DBR領域のコア層809a、絶縁膜810、p−InPを含む上クラッド層811、コンタクト層(p型InGaAsP)812、電極806aを備える。
後DBR領域801及び前DBR領域804には、図11に示すように、加工した回折格子層813aが有り、位相調整領域802には回折格子層が無いが、この点を除いて、基本的に、後DBR領域801、位相調整領域802及び前DBR領域804は構造が同じである。よって、後DBR領域801、位相調整領域802及び前DBR領域804の電極806aの構造は同じである。
図10に示すように、DBRレーザのゲイン領域803は、電極807、n−InPを含む下クラッド層808、DBR領域のコア層809a、ゲイン領域のコア層809b、絶縁膜810、p−InPを含む上クラッド層811、コンタクト層(p型InGaAsP)812、電極806bを備える。
DBRレーザのゲイン領域803及びSOA領域805では、コア層も電極806bも同じ構造である。
図11に示すように、DBR領域のコア層809a上に、回折格子層813aがp−InPを含む上クラッド層811に埋め込まれている。
後DBR領域801、位相調整領域802、及び前DBR領域804の電極806aには、波長調整電流が流れ、ゲイン領域803及びSOA領域805内の電極806bには、出力調整電流が流れる。複数の波長を反射することに加え、後DBR領域801、位相調整領域802、ゲイン領域803、前DBR領域804、及びSOA領域805に、これらの電流を流し、電流密度を増加させることで、その反射スペクトル群を一斉に短波長へシフトさせることができる。すなわち、DBRレーザへの電流量を調整することによって、発振波長を制御することができる。
DBRレーザは、DBR領域のコア層にたまるキャリア密度(電子と正孔の量)を上げることでコア層の屈折率を減少させることができ、それに応じて等価屈折率も減少させることができる。その波長可変の応答速度は、キャリアの応答速度に因るので、ナノ秒オーダの高速波長可変レーザとして研究開発がすすめられてきた。欠点としては、前述の屈折率変化に伴い、光に対するロスも増加してしまう。これは、「クラマス・クローニッヒの関係」として専門家の間では良く知られた現象である。すなわち、波長可変のために電流注入を行いうと光のロスが増加しゲインが足りない状況になると、レーザ発振が停止していた。非特許文献1における1.5μm帯近傍のDBRレーザでは、DBR領域中に量子井戸を一層形成しておくことで、前述のレーザ発振停止を防止し、波長可変幅を拡大してきた。非特許文献1のDBRレーザでは、DBR領域に1.5μm帯にゲインを持たせればよいので、DBR領域中の量子井戸は、InPに格子整合する組成で形成することができた。従って、結晶品質も良好で故障の無い品質を実現できる。
「発明が解決しようとする課題」で述べたように、このような構造を2μmDBR波長可変光源のDBR領域に適用することはできない。InPに格子整合し、かつ、最も長波長組成のIn0.53Ga0.47Asを量子井戸部に用いると、そもそもバンドギャップ波長が1.65μmであり、さらに、量子効果によりその発光波長はさらに短波長にシフトする。よって、2μm帯のゲインを持たせるには、到底及ばない。
発光波長(光学利得のある波長)を2μmまで延ばすために、量子井戸層に圧縮歪を導入することで長波長化する。量子井戸にかける圧縮歪は2%台となり、InGaAsコア層の中央付近に量子井戸を形成する場合、量子井戸の上に結晶成長する(p−InPクラッド側の)InGaAsコア層の結晶品質が保持できない。また、量子井戸層の上部もしくは下部、もしくはその両方に歪補償層と称する引張歪InGaAs層を導入する場合、バンドギャップ波長はコア層(無歪In0.53Ga0.47As)のバンドギャップ波長より短波長化してしまう。そうすると、図4のエネルギーバンド図で示すように、電子・正孔から見ると、量子井戸に達するまでに障壁が生じてしまい、結果的に光学利得が低下する。そこで、In0.53Ga0.47Asコア層を全て結晶成長し終わった後に、圧縮歪2.1%のIn0.85Ga0.15Asをおよそ7nm結晶成長し、引張歪2.0%、バンドギャップ波長1.3μmで引張歪2%のIn0.38Ga0.62As0.740.26を7nm結晶成長し、p−InPクラッド層を200nm結晶成長した。このように作製したActive DBR領域用の層と、図4に示した構造で500μmのDBR領域を作製し、I−V特性を比較したグラフを図14に示す。本発明の構造だと、前述の障壁が無いので抵抗率を下げられた。よって、図5に記載の層構造を採用した。
DBR領域に図5のエネルギーバンドを有するレーザ素子の構造は、p-InPを含む上クラッド層501、n−InPを含む下クラッド層502、InGaAsを含む層503を含み、InGaAsを含む層503はInGaAsを含む量子井戸層503A、InGaAsPを含む歪補償層503B、及びInGaAsを含むコア層503Cを含む。
なお、InGaAsを含む量子井戸層503Aは、発光波長λ=2.0μmを示し、その歪は+2.1%(圧縮歪)である。InGaAsPを含む歪補償層503Bは、バンドギャップ波長λg=1.3μmを示し、その歪は−2.0%(引張歪)である。InGaAsを含むコア層503Cは、バンドギャップ波長λg=1.65μmを示し、無歪である。p−InPを含む上クラッド層501、n−InPを含む下クラッド層502のバンドギャップ波長λgは、およそ0.918μmである。符号504、505は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号506及び507に示す。
InGaAsを含むコア層503C上に、後で回折格子を加工・形成するためのGrating Layerである無歪InGaAs 25nmを結晶成長し、InPキャップ層を100nm成長した。歪補償を施してあるから、Grating Layerは、格子整合した構造の中で成長できるので、良好な結晶品質で作製できる。これらの結晶成長は、LDのゲイン領域803用MQW(多重量子井戸:Multi−Quantum Well)をn−InP基板全面に成長した後、ゲイン領域803となる場所以外のMQWを除去し、除去した場所にバットジョイント再成長を行う工程で成長した。これにより、バットジョイントしたレイヤより2μm帯の光学利得が得られる。LDゲイン領域803は350μm、位相調整領域802は100μm、前および後DBR領域801の結合定数κはともに同じで35cm-1、前DBR領域804の長さl4は200μm、後DBR領域801の長さl1は400μmとした。回折格子のピッチは、2μmに反射ピークが得られるように、0.3μmに設定した。また、比較のため、DBR領域に量子井戸および歪補償層を設けないタイプのDBRレーザも同時に作製した。それらの波長可変特性を図13に示す。DBRレーザをモジュールに実装する際、前DBR領域804と後DBR801の電流端子をボンディングワイヤで結線し、前DBR領域804および後DBR801への注入電流密度が等しくなるように作製した。ゲイン領域803およびSOA(Semiconductor Optical Amplifer)領域805には、それぞれ、常に120mA流した。また、位相調整領域802には通電しなかった。図13に示すグラフは、前述の前後DBR領域801、804の共通端子からDBR電流のみを増加させた際の発振波長の変化をプロットしたものである。実施例の光源(DBRレーザ)では、DBR電流50mAに至るまで波長シフトを続け、およそ12nmの波長可変幅が得られた。一方、従来型は、前述のクラマスクローニッヒの関係で増加する光損失により30mA弱でレーザ発振が停止し、波長可変幅は9nm弱だった。実施例のDBRレーザでは、DBR電流に対する波長シフトの感度が、従来型に比べて若干悪いのは、DBR領域に注入された電流の一部が量子井戸で消費されているためで、これによりDBR領域のロスの増加を量子井戸の光学利得によって補償している。波長シフト感度の低下は、正に、本発明の構造が効果を有することの裏づけになっている。
本実施例では、InGaAsを含むコア層503Cとp−InPを含む上クラッド層501との間に、量子井戸層503Aを有し、量子井戸層503Aとp−InPを含む上クラッド層501との間に歪補償層503Bを有する半導体レーザの例を示したが、
InGaAsを含むコア層503Cとn−InPを含む下クラッド層502との間に、
量子井戸層を有し、該量子井戸層とn−InPを含む下クラッド層502との間に歪補償層を有していてもよい。さらに、前記コア層の両側に複数の量子井戸層を設け、その複数の量子井戸層の外側に複数の歪補償層を設けてもよい。
「実施例1」のバットジョイント成長時(DBR領域となる層の成長時)、図6に示すように下部のn−InPクラッド(後述のn−InPを含む下クラッド層602に相当)と無歪InGaAsコア層(後述のInGaAsを含むコア層603Cに相当)の間にバンドギャップ波長の1.3μmの無歪In0.72Ga0.28As0.610.39(後述のInGaAsPを含む光閉じ込め層603Dに相当)を60nmの膜厚で挿入し、また、歪補償層(InGaAsPを含む歪補償層603Bに相当)とInP(p−InPを含む上クラッド層601に相当)200nmの間に同様に無歪In0.72Ga0.28As0.610.39(InGaAsPを含む光閉じ込め層603Dに相当)を60nmの膜厚で挿入した。
また、実施例1で挿入したGrating Layer 25nmはここでは成長しなかった。実施例1に対して新たにInGaAsを含むコア層603Cの上下側に挿入した1.3帯の無歪層は、光閉じ込め層(Separated Confinement Hetero Structure:SCH)やガイド層と呼ばれ、導波路の光閉じ込めを上げる事で、注入した電流による効果を上げる役割がある。この層の挿入により、この構造では5〜10%程度、波長可変幅を拡大する効果がある。また、上部のp−InPクラッド側のSCHは、図12で示すようにそれ自体に凹凸加工をすることで、回折格子層(Grating Layer)813bの役割を兼ねることができ、製造工程を簡略化・短縮する効果も有する。
DBR領域に図6に示すエネルギーバンドを有するレーザ素子は、p−InPを含む上クラッド層601、n−InPを含む下クラッド層602、InGaAsを含む層603を含み、InGaAsを含む層603は、InGaAsを含む量子井戸層603A、InGaAsPを含む歪補償層603B、InGaAsを含むコア層603C、InGaAsPを含む光閉じ込め層603Dを含む。
なお、InGaAsを含む量子井戸層603Aは、量子井戸の発光波長λ=2.0μmを示し、その歪は、+2.1%(圧縮歪)を示す。InGaAsPを含む歪補償層603Bは、バンドギャップ波長λg=1.3μmを示し、その歪は、−2.0%(引張歪)を示す。InGaAsを含むコア層603Cは、バンドギャップ波長λg=1.65μmを示し、無歪である。InGaAsPを含む光閉じ込め層603D、バンドギャップ波長λg=1.3μmを示し、無歪である。p−InPを含む上クラッド層601、n−InPを含む下クラッド層602のバンドギャップ波長λgは、およそ0.918μmである。符号604、605は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号606及び607に示す。
SCHの効果により、波長可変の感度が上がり、13nmの波長シフトが実現できた。なお、回折格子層(Grating Layer)813aは、実施例1の図11のように、上部p−InPクラッド中に埋め込む方法でも波長可変幅を拡大する効果は変わらない。
実施例1の構造とは異なり、図7に示すように歪補償層を有しない構造でレーザ素子(DBRレーザ)を作製した。
ただし、回折格子層(Grating Layer)と量子井戸(Well)間のInPは、200nmから400nmに変更した。その理由は、回折格子層を製膜するまでにInPの厚さを増して、量子井戸層の歪を十分に緩和しないと、回折格子層の品質が低下するからである。また、コア層から回折格子を離し、回折格子にかかる光強度が下がるから、回折格子層を厚くしないと必要な反射強度(回折格子結合定数)が取れない。そこで、回折格子層は70nmまで厚膜化した。なお、回折格子層が量子井戸層から上クラッド層側に300nm以上離れていることが望ましい。本構造においても、電子・正孔が量子井戸に達するまでの経路において、障壁層は無いので、波長シフト量は実施例1と同等の12nmが得られた。
図7のエネルギーバンドを有するDBR構造は、p−InPを含む上クラッド層701、n−InPを含む下クラッド層702、InGaAsを含む層703を有し、InGaAsを含む層703は、InGaAsを含む量子井戸層703A及びInGaAsを含むコア層703Cを有する。量子井戸層703Aは、量子井戸の発光波長λ=2.0μmを示し、その歪は+2.1%(圧縮歪)である。InGaAsを含むコア層703Cは、λg=1.65μmを示し、その歪は、無歪である。p−InPを含む上クラッド層701、n−InPを含む下クラッド層702のバンドギャップ波長λgは、およそ0.918μmである。符号704、705は、それぞれ、価電子帯、伝導帯である。このレーザ素子の構造において、正孔の流れる方向及び電子の流れる方向を、それぞれ、符号706及び707に示す。
実施例1,2では、DBR領域に図5,6のエネルギーバンドを有するレーザ素子について説明したが、図8に示した位相調整領域802を備えるレーザ素子においては、位相調整領域802も、図5,6に示したエネルギーバンドを有する構造としても良い。
本発明は半導体レーザ、より詳細には、発振波長が可変な光源の技術に適用することができる。
101,201,301,401,501,601,701 p−InPを含む上クラッド層
102,202,302,402,502,602,702 n−InPを含む下クラッド層
103,203,303, InGaAsPを含む層
403,503,603,703 InGaAsを含む層
104,204,304,404,504,604,704 価電子帯
105,205,305,405,505,605,705 伝導帯
203A,303A, InGaAsPを含む量子井戸層
403A,503A,603A,703A InGaAsを含む量子井戸層
0203B,403B,503B,603B InGaAsPを含む歪補償層
203C,303C, InGaAsPを含むコア層
403C,503C,603C,703C InGaAsを含むコア層
603D InGaAsPを含む光閉じ込め層
106,206,306,406,506,606,706 正孔の流れる方向
107,207,307,407,507,607,707 電子の流れる方向
801 後DBR領域
802 位相調整領域
803 ゲイン領域
804 前DBR領域
805 SOA領域
806a,806b 電極
808 n−InPを含む下クラッド層
809a DBR領域のコア層
809b ゲイン領域のコア層
810 絶縁膜
811 p−InPを含む上クラッド層
812 コンタクト層(p型InGaAsP)
813a,813b 回折格子層

Claims (3)

  1. p−InPを含む上クラッド層と、n−InPを含む下クラッド層と、無歪InGaAs又はバンドギャップ波長がλg=1.5μmよりも大きい波長を示す無歪InGaAsPを含むコア層とを有するDBR領域を有する半導体レーザにおいて、
    前記コア層と、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層の少なくとも一方との間に圧縮歪InGaAsの量子井戸層を有し、
    前記量子井戸層と、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層の少なくとも一方との間に歪補償層を有し、
    前記歪補償層のバンドギャップ波長λgが少なくとも前記コア層のバンドギャップ波長λgより短く、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層のバンドギャップ波長λgよりも長い構造を有することを特徴とする半導体レーザ。
  2. 前記DBR領域は、前記歪補償層と、前記p−InPを含む上クラッド層又は前記n−InPを含む下クラッド層との間に光閉じ込め層を有し、前記歪補償層のバンドギャップ波長λgが少なくとも前記無歪InGaAs又は前記バンドギャップ波長λg=1.5μmを超える無歪InGaAsPより短く、前記光閉じ込め層のバンドギャップ波長λgと同じかそれよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  3. n−InPを含む下クラッド層と、
    前記n−InPを含む下クラッド層上の無歪InGaAs又はバンドギャップ波長がλg=1.5μmよりも大きい波長を示す無歪InGaAsPを含むコア層と、
    前記コア層上のp−InPを含む上クラッド層と、
    を有するDBR領域を有する半導体レーザにおいて、
    前記コア層と、前記p−InPを含む上クラッド層と前記n−InPを含む下クラッド層の少なくとも一方との間に圧縮歪InGaAsの量子井戸層を有し、
    前記コア層上の回折格子領域は、前記量子井戸層から300nm以上、前記上クラッド層側に離れていることを特徴とする半導体レーザ。
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