JP2019095081A - ガスコンロ - Google Patents

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寿朗 三宅
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Abstract

【課題】天板の貫通孔から浸入した煮こぼれや水滴が、コンロ本体内部のバルブユニットと操作つまみの操作軸との接続箇所に付着することによる、操作軸の回動に要するトルクの上昇などの弊害を抑制することが可能なガスコンロを提供する。【解決手段】天板12の貫通孔12aには、筒状パッキン22が内嵌され、筒状パッキン22は、その下端に、上方側から下方側に向かって内径が大きくなる態様で形成された裾広がりのガイド部28を備えている構成とする。筒状パッキンが、上端が天板よりも上方に立ち上がる立ち上がり筒部23を備え、かつ、天板の貫通孔に水密に固定される固定部24と、固定部から内側方向に延設され、固定部に近い側である基端側26bを変形の支点Pとして、上下方向に弾性変形可能に構成された横引き部26とを備えているとともに、立ち上がり筒部が、横引き部の、基端側と対向する先端側26aに設けられている構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、ガスコンロに関し、詳しくは、コンロバーナの点消火を行う押し回し式の点消火装置を備えたガスコンロに関する。
例えば、ガスコンロの中には、押し回し式の点消火装置によってコンロバーナの点消火を行うように構成されたガスコンロがある。
そのようなガスコンロの1つとして、特許文献1には、天板に、ガスバーナの点消火操作のための操作つまみを支持する軸部が挿通する貫通孔(透孔)を貫通させ、軸部と貫通孔の周縁との間に環状の空気通路を形成し、貫通孔には、筒状パッキンを密に内嵌させるとともに、筒状パッキンは、天板よりも上方に延長する延長筒部を有し、かつ、延長筒部の上端近傍に、環状の返し片を外方へ向って張り出させた、操作部防水構造を備えたガスコンロが開示されている。
この特許文献1のように、操作部防水構造を備えた構成とすることで、天板の上面に操作つまみが設けられている上面操作式のガスコンロにおいて、操作つまみの軸部が挿通された貫通孔から燃焼用空気を取り入れることが可能になるとともに、天板上に溢れた煮こぼれが、貫通孔からコンロ本体(本体ケース)内に浸入することを抑制することが可能になり、有意義である。
特開2012−78072号公報
しかしながら、特許文献1に記載のガスコンロの操作部防水構造では、上述の軸部と貫通孔の周縁との間に形成された環状の空気通路に、万一、煮こぼれや水滴が浸入した場合、浸入した煮こぼれや水滴が筒状パッキンの内周面を伝って流下し、流下した煮こぼれや水滴が、そのまま筒状パッキンの内周面の真下に滴下することになる。
そして、浸入した煮こぼれや水滴が、そのまま筒状パッキンの内周面の真下に滴下した場合、滴下した煮こぼれや水滴が、上述の軸部と、コンロ本体内に配設されているバルブユニットとの接続箇所に付着することが考えられる。
さらに、コンロ本体内に浸入した煮こぼれや水滴が、バルブユニットと軸部との接続箇所に付着した後、時間が経過すると、軸部とバルブユニットが強く粘着したり、固着したりすることが考えられる。
こうして軸部とバルブユニットが強く粘着した場合には、軸部の回動に要するトルクの上昇を招き、操作つまみの操作感が損なわれたり、操作つまみを回転操作して点消火などの操作を行うことが困難になったりするという問題点がある。
また、軸部とバルブユニットが完全に固着してしまった場合には、操作つまみを回転操作して点消火などの操作を行うことができなくなるおそれも生じる。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、天板上に配設された、ガスバーナの点消火などの操作を行うための操作つまみの操作軸が貫通する貫通孔から、コンロ本体内に煮こぼれや水滴が浸入した場合にも、煮こぼれや水滴が上記貫通孔の真下に落下することを抑制することが可能で、コンロ本体内部に配設されたバルブユニットと操作つまみの操作軸との接続箇所への、煮こぼれや水滴の付着によるバルブユニットと操作つまみの操作軸との固着などの不具合の発生を抑制することが可能なガスコンロを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のガスコンロは、
コンロ本体の上面を覆う天板上に、ガスバーナの点消火操作を行う押し回し式の操作つまみが配設され、
前記コンロ本体内における前記天板の下側領域に、前記ガスバーナに供給される燃料ガスの流量を調節するガスバルブを備えたバルブユニットが配設され、
前記天板に、前記操作つまみを支持する操作軸が挿通される挿通路となり、かつ、前記燃料ガスに混合される空気の流通路となる貫通孔が形成され、
前記操作軸の下端が、前記バルブユニットに接続された上面操作式のガスコンロであって、
前記貫通孔には、筒状パッキンが内嵌され、
前記筒状パッキンは、その下端に、上方側から下方側に向かって内径が大きくなる態様で形成された裾広がりのガイド部を備えていること
を特徴としている。
本発明にかかるガスコンロにおいては、
前記筒状パッキンが、上端が前記天板よりも上方に立ち上がる立ち上がり筒部を備え、かつ、前記天板の前記貫通孔に水密に固定される固定部と、前記固定部から内側方向に延設され、前記固定部に近い側である基端側を変形の支点として、上下方向に弾性変形可能に構成された横引き部とを備えているとともに、
前記立ち上がり筒部が、前記横引き部の、前記基端側と対向する先端側に設けられていること
が好ましい。
また、前記操作つまみが、平面視で前記筒状パッキンの前記立ち上がり筒部を覆うカバー部を備えているとともに、
前記操作軸に支持された前記操作つまみが押し込まれたとき、前記カバー部が前記立ち上がり筒部と当接するように構成されていること
が好ましい。
また、前記固定部が、前記固定部から上方に立ち上がる固定部側立ち上がり筒部を備え、前記横引き部が、前記固定部側立ち上がり筒部から内側方向に延設されており、前記変形の支点が、前記横引き部の前記固定部側立ち上がり筒部に近い側である基端側に位置するように構成されていることが好ましい。
本発明のガスコンロは上述のように構成されており、天板に配設された貫通孔には、筒状パッキンが内嵌され、筒状パッキンは、その下部に、上方側よりも下方側の方が内径が大きくなる態様で形成された裾広がりのガイド部を備えているので、貫通孔からコンロ本体内に侵入し、筒状パッキンの筒状部内周面を伝って流下し、ガイド部に達した煮こぼれや水滴は、裾広がりとなったガイド部の内周面に沿って、貫通孔の真下、詳しくは、筒状パッキンの筒状部内周面よりも外側の領域に導かれることになる。
したがって、貫通孔の真下あるいはその近傍に、貫通孔を挿通する操作つまみの操作軸と、コンロ本体内部に配設されたバルブユニットの接続箇所が存在している場合にも、貫通孔からコンロ本体内に浸入した煮こぼれや水滴が、上記接続箇所に付着して、操作軸とバルブユニットが固着し、操作軸を回転させることが不可能になったり、操作軸の回転トルクが大きくなって操作感を損なったりするというような不具合の発生を抑制することが可能になる。
筒状パッキンが、上端が天板よりも上方に立ち上がる立ち上がり筒部と、天板の貫通孔に水密に固定される固定部と、固定部から内側方向に延設され、固定部に近い側である基端側を変形の支点として、上下方向に弾性変形可能に構成された横引き部とを備えているとともに、立ち上がり筒部が、横引き部の、基端側と対向する先端側に設けられている構成とした場合、操作軸に支持された操作つまみが、下方に押し込まれ、操作つまみが筒状パッキンの立ち上がり筒部に当接した後、さらに下方に押し込まれたときに、横引き部が、その基端側を支点として上下方向に弾性変形(揺動)することにより、操作つまみを下方に押し操作する場合に必要とされる押し操作力を低減して、操作つまみを押し回し操作する際の操作感を向上させることが可能なガスコンロを提供することができるようになる。すなわち、立ち上がり筒部が変形することにより操作つまみが下方に押し込まれるように構成した場合によりも、操作つまみを下方に押し操作する場合に必要とされる押し操作力を低減することが可能になり、操作つまみを押し回し操作する際の操作感を向上させることができる。
なお、本発明において、「操作つまみが下方に押し込まれる」とは、操作つまみを回す(回転させる)ことなく下方に押し操作する場合と、操作つまみを所定の方向に回しながら(回転させながら)下方に押し込む場合の両方を含む概念である。
また、操作つまみと筒状パッキン(の立ち上がり筒部の上端)の間の間隙の大きさを小さくすることができるので、天板上に溢れた煮こぼれが本体ケース内に侵入することを抑制することが可能な信頼性の高いガスコンロを提供することができる。
また、点消火操作部を押し操作しているとき以外、すなわち、通常の調理の際には、操作つまみと筒状パッキン(の立ち上がり筒部の上端)の間に間隙が存在するので、コンロバーナ用の燃焼空気を供給するための通気通路を確保しつつ、煮こぼれが本体ケース内に侵入することを抑制することができる。
また、操作つまみが、平面視で筒状パッキンの立ち上がり筒部を覆うカバー部を備えているとともに、操作軸に支持された操作つまみが押し込まれたとき、カバー部の下面が立ち上がり筒部と当接するように構成した場合、カバー部が立ち上がり筒部の上部開口を覆うことになるため、天板上に溢れた煮こぼれが立ち上がり筒部の上部開口から本体ケース内に侵入することをさらに確実に抑制することが可能になり、本発明をさらに実効あらしめることができる。
また、ホコリや異物などが本体ケース内に侵入することを抑制することが可能になる。
また、固定部が固定部側立ち上がり筒部を備え、横引き部が、固定部側立ち上がり筒部から内側に延設され、変形の支点が、横引き部の固定部側立ち上がり筒部に近い側である基端側に位置するように構成した場合、横引き部が固定部から内側方向に延設されている場合(すなわち、固定部に直接形成されている場合)に比べて、横引き部が上下に弾性変形しやすくなり、変形の支点が、上述の固定部に近い側である基端側に位置している場合に比べて、操作つまみを下方に押し操作する場合の押し操作力をさらに低減することが可能になり、操作つまみを下方に押し操作する際の操作感をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかるガスコンロの外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの操作つまみ周辺の要部断面図である。 本発明の一実施形態にかかるガスコンロの操作つまみを押し操作したときの操作つまみ周辺の要部断面図である。 本発明の別実施形態にかかるガスコンロの操作つまみ周辺の要部断面図である。 本発明の別実施形態にかかるガスコンロの操作つまみを押し操作したときの操作つまみ周辺の要部断面図である。
以下、本発明の実施形態を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態]
図1は、本発明の実施形態にかかるガスコンロAの外観構成を示す斜視図である。
このガスコンロAは、図1に示すように、3つのコンロバーナ10(10a、10b、10c)を備えた、キッチンカウンターに埋め込まれて設置されるドロップインタイプ(埋め込み型)のガスコンロである。
そして、このガスコンロAは、コンロ本体20と、コンロ本体20の上面の開口を覆う天板12とを備えている。
本実施形態にかかるガスコンロAが備える3つのコンロバーナ10はいずれもブンゼン式のガスバーナであり、2つのコンロバーナ10a、10bは、天板12の前方側の左右に、天板12から上方にバーナヘッドが露出するような態様で配設され、残りの1つのコンロバーナ10cは、天板12の後方に配設されている。なお、各コンロバーナ10(10a、10b、10c)は、それぞれ天板12から上方にバーナヘッドが露出するような態様で配設されている。
また、3つのコンロバーナ10(10a、10b、10c)の周囲には、各コンロバーナ10(10a、10b、10c)により加熱される調理容器(図示せず)が載置される五徳13がそれぞれ配設されている。
また、各コンロバーナ10(10a、10b、10c)の中央には、五徳13上に載置された調理容器の底部の温度を検出するための温度センサ14が配設されている。この温度センサ14は、五徳13上に載置された調理容器の底面に接することで調理容器の温度を検出する。
また、天板12の手前側には、3つのコンロバーナ10(10a、10b、10c)に対する操作、すなわち、点火、消火、炎調節などの操作を行う点消火操作部15(15a、15b、15c)が左右方向に並んで配置されている。
点消火操作部15(15a、15b、15c)はいずれも、下方に押し込みながら所定方向に回す、押し回し操作をすることにより、コンロバーナ10の点消火や炎調節などを行う押し回し式の点消火操作部である。
なお、点消火操作部15aはコンロバーナ10a用の操作部、点消火操作部15bはコンロバーナ10b用の操作部、点消火操作部15cはコンロバーナ10c用の操作部である。
このガスコンロAにおいては、天板12の奥側に、上述の3つのコンロバーナ10(10a、10b、10c)に一次空気を供給するための吸気口17が形成されており、この吸気口17の上方は、吸気口カバー体16によって覆われている。
なお、このガスコンロAは、魚などを調理するためのグリルを備えていないが、本発明は、グリルを備えているガスコンロにも適用することが可能である。
<ガスコンロの特徴的構成>
上述のように、本実施形態にかかるガスコンロAは、コンロ本体20の上面を覆う天板12上にコンロバーナ10(10a、10b、10c)の点消火を行う押し回し式の点消火操作部15(15a、15b、15c)を備えている(図1)。
また、天板12上には、各点消火操作部15(15a、15b、15c)の一部を構成する操作つまみ25(25a、25b、25c)が配設されている。
天板12には、図2、図3に示すように、操作つまみ25を支持する操作軸21が挿通される挿通路となるとともに、コンロバーナ10(図1)の燃焼用空気の流通路となる貫通孔12aが形成されている。
なお、操作軸21は、内部にバスバルブ(図示せず)を備えたバルブユニット30(図2、図3)と連結されており、操作つまみ25(25a、25b、25c)を押し回し操作することで、バルブユニット30の内部に配設されたガスバルブが開弁して、操作つまみ25(25a、25b、25c)に対応するコンロバーナ10(10a、10b、10c)に燃料ガスが供給されるように構成されている。
このような、押し回し操作式のバルブユニットの構成は、周知であることから、本明細書では詳細な説明を省略する。
上述の貫通孔12aには、弾性変形させることが可能な材料である合成ゴム製の筒状パッキン22が内嵌されている。
筒状パッキン22は、上端が天板12の上面よりも高い位置にまで達する立ち上がり筒部23を備えているとともに、天板12の貫通孔12aに水密に固定される固定部24を備えている。
固定部24は、固定部24から上方に立ち上がる固定部側立ち上がり筒部33を備えているとともに、横引き部26が、固定部側立ち上がり筒部33から内側方向に延設されている。すなわち、横引き部26が、固定部側立ち上がり筒部33の内側に向かって突出するように固定部側立ち上がり筒部33と一体的に形成されている。
また、上述の立ち上がり筒部23は、その下端が、横引き部26の先端側26aに接続される態様で一体的に形成されている。
すなわち、横引き部26の固定部側立ち上がり筒部33側の位置(横引き部26の基端側26b)が、変形(弾性変形)の支点Pとなり、横引き部26がその基端側26bを支点Pとして上下方向に弾性変形(揺動)するように構成されている(すなわち、変形の支点Pが、横引き部26の固定部側立ち上がり筒部33に近い側である基端側26bに位置するように構成されている)。
また、本実施形態にかかるガスコンロAにおいて、操作つまみ25は、平面視で筒状パッキン22の立ち上がり筒部23を覆うカバー部41を備えているとともに、操作軸21に支持された操作つまみ25が下方に押し込まれたとき、カバー部41の下面が立ち上がり筒部23の上端部と当接するように構成されている。
また、カバー部41の外周部41aは、筒状パッキン22の立ち上がり筒部23の開口部が存在する上端部よりも下方に位置し、筒状パッキン22の立ち上がり筒部23がより確実に覆われるように構成されている。
そして、本実施形態にかかるガスコンロAにおいて用いられている筒状パッキン22は、その下端に、上方側から下方側に向かって内径が徐々に大きくなる態様で形成された裾広がりのガイド部28を備えている(図2、図3参照)。
このように、筒状パッキン22が、その下端に、上方側から下方側に向かって内径が徐々に大きくなる裾広がりのガイド部28を備えた構成とすることにより、貫通孔12aからコンロ本体20内に煮こぼれや水滴が浸入したとき、すなわち、貫通孔12aを経て、操作軸21と筒状パッキン22との間の領域に侵入したときに、浸入した煮こぼれや水滴は筒状パッキン22の内周面22aを流下してガイド部28に達し、さらに内径が徐々に大きくなる裾広がりのガイド部28の内周面28aに沿って、ガイド部28の内周面28aの下端にまで達し、その下方に落下することになる。
そして、ガイド部28の内周面28aの下端は、平面視で、バルブユニット30の外側領域に位置しているため、落下する煮こぼれや水滴がバルブユニット30上に滴下することがなく、操作軸21とバルブユニット30との接続箇所(接続部)30aに煮こぼれや水滴が付着することが防止される。
なお、ガイド部28の内周面28aの下端が、平面視で、バルブユニット30の上方に位置している場合にも、裾広がりのガイド部28の内周面28aに導かれて、煮こぼれや水滴が、上述の接続箇所(接続部)30aから離れた位置に落下することになるため、裾広がりのガイド部28を備えていない構成の場合に比べて、操作軸21とバルブユニット30との接続箇所(接続部)30aに煮こぼれや水滴が落下して付着するおそれを大幅に低減することができる。
したがって、本実施形態にかかるガスコンロAにおいては、貫通孔12aの真下あるいはその近傍に、操作つまみ25(25a、25b、25c)の操作軸21と、バルブユニット30の接続箇所30aが存在している場合にも、貫通孔12aからコンロ本体20内に浸入した煮こぼれや水滴が、上記接続箇所30aに付着して、操作軸21とバルブユニット30が固着し、操作軸21を回転させることが不可能になったり、操作軸21の回転トルクが大きくなって操作感を損なったりするというような不具合の発生を抑制、防止することが可能になる。
また、筒状パッキン22が、上端が天板12よりも上方に立ち上がる立ち上がり筒部23と、天板12の貫通孔12aに水密に固定される固定部24と、固定部24から内側方向に延設され、固定部24に近い側である基端側26bを変形の支点として、上下方向に弾性変形可能に構成された横引き部26とを備えているとともに、立ち上がり筒部23が、横引き部26の、基端側26bと対向する先端側26aに設けられているので、操作軸21に支持された操作つまみ25(25a、25b、25c)が、下方に押し込まれ、操作つまみ25(25a、25b、25c)が筒状パッキン22の立ち上がり筒部23に当接した後、さらに下方に押し込まれたときに、横引き部26が、その基端側26bを支点として上下方向に弾性変形(揺動)することにより、操作つまみを下方に押し操作する場合に必要とされる押し操作力を低減して、操作つまみ25(25a、25b、25c)を押し回し操作する際の操作感を向上させることが可能なガスコンロを実現することができる。
すなわち、立ち上がり筒部23が変形することにより操作つまみ25(25a、25b、25c)が下方に押し込まれるように構成した場合によりも、操作つまみ25(25a、25b、25c)を下方に押し操作する場合に必要とされる押し操作力を低減することが可能になり、操作つまみ25(25a、25b、25c)を押し回し操作する際の操作感を向上させることができる。
また、固定部24が固定部側立ち上がり筒部33を備え、横引き部26が、固定部側立ち上がり筒部33の内周に、固定部側立ち上がり筒部33と一体的に形成され、変形の支点Pが、横引き部26の固定部側立ち上がり筒部33に近い側である基端側26bに位置するように構成されているので、横引き部26が固定部24から内側方向に延設されている場合(すなわち、横引き部26が固定部24に直接形成されている場合)に比べて、横引き部26が基端側26bを支点Pとして、上下に弾性変形(揺動)しやすくなる。
すなわち、本実施形態においては、横引き部26が、固定部24よりも変形しやすい固定部側立ち上がり筒部33に形成されているため、操作つまみ25を下方に押し操作する場合の押し操作力を低減することが可能になり、操作つまみ25を下方に押し操作する際の操作感をさらに向上させることができる。
したがって、操作軸21に支持された操作つまみ25が下方に押し込まれ、立ち上がり筒部23の上端部に当接し、さらに下方に押し操作されたとき、横引き部26が、基端側26bを支点Pとして、容易に弾性変形(揺動)し、円滑な操作を行うことができる。
その結果、コンロバーナ10用の燃焼空気を供給するための通気通路27を確保しつつ、天板12上に溢れた煮こぼれがコンロ本体20内に侵入することを抑制することが可能で、操作つまみ25の操作感に優れたガスコンロを提供することができる。
また、筒状パッキン22が立ち上がり筒部23を備えているので、操作つまみ25と筒状パッキン22の間の間隙G(図2)の寸法を小さくすることができるので、天板12上に溢れた煮こぼれがコンロ本体20内に侵入することをより確実に抑制することができる。
なお、固定部側立ち上がり筒部33も、天板12上に溢れた煮こぼれがコンロ本体20内に侵入することを抑制する機能を果たすので、その高さを適切に設定することにより、天板12上に溢れた煮こぼれがコンロ本体20内に侵入することをさらに効率よく抑制することができる。
また、操作つまみ25が 平面視で筒状パッキン22の立ち上がり筒部23を覆うカバー部41を備えているので、ホコリや異物などが本体ケース内に侵入することを抑制することが可能になる。
また、カバー部41の外周部41aが、筒状パッキン22の立ち上がり筒部23の開口部が存在する上端部をよりも下方に位置し、筒状パッキン22の立ち上がり筒部23がより確実に覆われるように構成されているので、天板12上に溢れた煮こぼれがコンロ本体20内に侵入することをさらに確実に抑制することができる。
<別実施形態>
なお、上記実施形態では、固定部側立ち上がり筒部33を備え、横引き部26が固定部側立ち上がり筒部33の内周に、固定部側立ち上がり筒部33と一体的に形成されている場合を例にとって説明したが、図4および図5に示すように、固定部側立ち上がり筒部33(図2、図3)を備えず、横引き部26が固定部24に直接形成された構成とすることも可能である。
なお、この別実施形態のガスコンロA’においては、図4および図5に示すように、横引き部26が、固定部24の上部から内側方向に延設されており、横引き部26の固定部24に近い側である基端側26bが変形の支点Pとなるように構成されている。
その他の構成は、上記実施形態の場合と同様である。
この別実施形態のガスコンロA’の場合も、筒状パッキン22が、その下端に、上方側から下方側に向かって内径が徐々に大きくなる裾広がりのガイド部28を備えた構成を有しているので、煮こぼれや水滴が貫通孔12aからコンロ本体20内に浸入した場合にも、上述の実施形態の場合と同様に、煮こぼれや水滴がバルブユニット30と操作軸21との接続箇所30aに付着することを抑制して、煮こぼれや水滴が付着することにより生じる弊害の発生を抑制、防止することができる。
また、この別実施形態のように構成した場合も、横引き部26の固定部24に近い側である基端側26bを変形の支点Pとして、横引き部26が上下に変形(揺動)するため(図5参照)、操作つまみ25を下方に押し操作する場合の押し操作力を低減して、操作つまみ25を下方に押し操作する際の操作感の良好なガスコンロを提供することが可能になる。すなわち、立ち上がり筒部23が変形することにより操作つまみ25が下方に押し込まれるように構成した場合よりも、操作つまみ25を下方に押し操作する場合に必要とされる押し操作力を低減することが可能になり、操作つまみ25を押し回し操作する際の操作感を向上させることができる。
なお、操作つまみ25を下方に押し操作する場合の押し操作力を低減する効果は、この別実施形態の構成を備えたガスコンロA’の場合よりも、上述の図2、図3に示した実施形態のガスコンロ(固定部側立ち上がり筒部33に横引き部26を設けたガスコンロ)Aの場合の方が大きいが、別実施形態の構成を備えたガスコンロA’の場合も、実用上十分に、操作つまみ25を下方に押し操作する際の操作感を向上させることが可能になり有意義である。
なお、上記実施形態および別実施形態では、操作つまみ25がカバー部41を備えている場合を例にとって説明したが、カバー部41を備えていない構成とすることも可能である。
本発明は、その他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において種々の変形を加えることが可能である。
A、A’ ガスコンロ
10(10a、10b、10c) コンロバーナ
12 天板
12a 天板に形成された貫通孔
13 五徳
14 温度センサ
15(15a、15b、15c) 点消火操作部
17 吸気口
16 吸気口カバー体
20 コンロ本体
21 操作軸
22 筒状パッキン
22a 筒状パッキンの内周面
23 立ち上がり筒部
24 固定部
25(25a、25b、25c) 操作つまみ
26 横引き部
26a 横引き部の先端側
26b 横引き部の基端側
27 空気通路
28 ガイド部
28a ガイド部の内周面
30 バルブユニット
30a 操作軸とバルブユニットとの接続箇所(接続部)
33 固定部側立ち上がり筒部
41 カバー部
41a カバー部の外周部
P 変形の支点

Claims (4)

  1. コンロ本体の上面を覆う天板上に、ガスバーナの点消火操作を行う押し回し式の操作つまみが配設され、
    前記コンロ本体内における前記天板の下側領域に、前記ガスバーナに供給される燃料ガスの流量を調節するガスバルブを備えたバルブユニットが配設され、
    前記天板に、前記操作つまみを支持する操作軸が挿通される挿通路となり、かつ、前記燃料ガスに混合される空気の流通路となる貫通孔が形成され、
    前記操作軸の下端が、前記バルブユニットに接続された上面操作式のガスコンロであって、
    前記貫通孔には、筒状パッキンが内嵌され、
    前記筒状パッキンは、その下端に、上方側から下方側に向かって内径が大きくなる態様で形成された裾広がりのガイド部を備えていること
    を特徴とするガスコンロ。
  2. 前記筒状パッキンが、上端が前記天板よりも上方に立ち上がる立ち上がり筒部を備え、かつ、前記天板の前記貫通孔に水密に固定される固定部と、前記固定部から内側方向に延設され、前記固定部に近い側である基端側を変形の支点として、上下方向に弾性変形可能に構成された横引き部とを備えているとともに、
    前記立ち上がり筒部が、前記横引き部の、前記基端側と対向する先端側に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記操作つまみが、平面視で前記筒状パッキンの前記立ち上がり筒部を覆うカバー部を備えているとともに、
    前記操作軸に支持された前記操作つまみが押し込まれたとき、前記カバー部が前記立ち上がり筒部と当接するように構成されていること
    を特徴とする請求項2記載のガスコンロ。
  4. 前記固定部が、前記固定部から上方に立ち上がる固定部側立ち上がり筒部を備え、前記横引き部が、前記固定部側立ち上がり筒部から内側方向に延設されており、前記変形の支点が、前記横引き部の前記固定部側立ち上がり筒部に近い側である前記基端側に位置するように構成されていること
    を特徴とする請求項2または3記載のガスコンロ。
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