JP2019094596A - ヘルメット - Google Patents
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Abstract
【課題】 頭部に対する通気性および密閉性を選択可能であるとともに、通気性を確保していても雨水が入りにくいヘルメットを提供する。【解決手段】 本発明は、着用者の頭部を覆う帽体(例えば分割帽体10)を備えたヘルメットに係る。帽体(10)は、着用者の頭部側における内部空間および外部空間を連通させる連通路(49)と、その連通路(49)を開閉可動な出窓体(41)と、を備える。連通路(49)を閉塞させた場合に、前記の帽体(10)における外表面と前記の出窓体(41)の外表面とが円滑な状態となるように帽体(10)と出窓体(41)とが固定される固定構造を備える。その固定構造は、前記の連通路(49)を形成した状態をも維持可能に形成する。【選択図】図1
Description
本発明は、着用者の頭部を守るヘルメットに関する。更に詳しくは、通気性に優れたヘルメットに関する。
工事現場、災害現場などにおいて作業をする作業者、災害時に非難をする人などは、落下物や障害物から頭部を守るため、ヘルメットを着用することが多い。また、自動二輪車やスポーツサイクリング車などに乗る人の中にもヘルメットを着用する人がいる。ヘルメットは、樹脂や金属などの通気性の低い素材にて帽体部分を形成している。このため、帽体の内側が蒸れやすい。この問題を解決するため、いくつかの技術が開示されている。
特許文献1には、サイクリング用のヘルメットにおいて、帽体部分(キャップ構造体11)へ通気口(細隙部14)を形成するために、移動可能な移動体(セレクタ13)を備えている。サイクリングは、落下物を想定した設計とする必要がないため、通気できる通路を備えることは比較的容易である。オートバイ用も、ほぼ同様である。
特許文献2には、工事現場においても使うことが可能であると推測される保護帽の技術が開示されている。この技術では、内層と外層の間に間隙を設けた保護帽(10)とし、内層(10A)と外層(10B)には多数の通気孔(20A,20B)が内層側と外層側とで相互にずれており、内層(10A)の外層(10B)に面した側には、前記通気孔(20A,20B)の周囲に堰(16)を設けている。この技術では、作業現場での安全性と通気性による快適性とを両立させつつ、降雨への配慮もなされている。
特許文献3には、帽体本体(1)の頭頂部(2)の一定領域を切除して貫通孔(3)を形成し、その貫通孔(3)の周囲を通気路とすることで大きな換気効果を得るとともに、ヘルメット本来の性能である強度とを両立させられるヘルメットが開示されている。
すなわち、帽体本体(1)と帽体頭頂部(2)の固定は、帽体本体(1)と帽体頭頂部(2)のいずれか一方に係止爪(6)を形成し、いずれか他方に前記係止爪(6)に係合する係合部(7)を形成して係合固定させることとしている。そして、帽体頭頂部(2)の外周付近の複数位置において、一定間隔を隔てた帽体本体(1)と帽体頭頂部(2)の間に一定の高さで弾性的に支持し帽体頭頂部(2)に作用する上方からの衝撃を吸収する衝撃吸収体(5)を配置している。
すなわち、帽体本体(1)と帽体頭頂部(2)の固定は、帽体本体(1)と帽体頭頂部(2)のいずれか一方に係止爪(6)を形成し、いずれか他方に前記係止爪(6)に係合する係合部(7)を形成して係合固定させることとしている。そして、帽体頭頂部(2)の外周付近の複数位置において、一定間隔を隔てた帽体本体(1)と帽体頭頂部(2)の間に一定の高さで弾性的に支持し帽体頭頂部(2)に作用する上方からの衝撃を吸収する衝撃吸収体(5)を配置している。
(天候への適応性と安全性の両立)
特許文献1に開示されたような技術は、降雨があった場合、多くの雨水が内部へ吹き込むこととなってしまう。
特許文献2に開示された技術で頭部の通気性と安全性とを両立させるためには、内層(10A)および外層(10B)の二重構造を形成しなければならないために、同じ素材を選択した場合に重量が増すという問題点がある。
特許文献1に開示されたような技術は、降雨があった場合、多くの雨水が内部へ吹き込むこととなってしまう。
特許文献2に開示された技術で頭部の通気性と安全性とを両立させるためには、内層(10A)および外層(10B)の二重構造を形成しなければならないために、同じ素材を選択した場合に重量が増すという問題点がある。
(頭部に対する通気性と密閉性との選択)
頭部に対する通気性と密閉性とを選択可能とする場面は、工事現場などではあり得る。たとえば、粉塵が舞うような現場である。特許文献3に開示された技術は通気性を確保可能としている。しかし、頭部に対する通気性と密閉性とを選択可能とする技術ではない。
頭部に対する通気性と密閉性とを選択可能とする場面は、工事現場などではあり得る。たとえば、粉塵が舞うような現場である。特許文献3に開示された技術は通気性を確保可能としている。しかし、頭部に対する通気性と密閉性とを選択可能とする技術ではない。
本発明が解決しようとする課題は、頭部に対する通気性および密閉性を選択可能であるとともに、通気性を確保していても雨水が入りにくいヘルメットを提供することにある。
なお、本願発明に類似すると思われる先行特許文献を調査するため、特許情報プラットフォームにて、以下の検索式を使い、先行技術を調査したところ、97件の特許文献がヒットした(調査日は、平成29年10月30日)。
検索式=[ヘルメット/AC]*[通気/AC+換気/AC]*[孔/AC+穴/AC]*[着脱/AC+外/AC]
そして、この97件を調査したが、本願と同一の技術思想に基づくものは発見できなかった。
検索式=[ヘルメット/AC]*[通気/AC+換気/AC]*[孔/AC+穴/AC]*[着脱/AC+外/AC]
そして、この97件を調査したが、本願と同一の技術思想に基づくものは発見できなかった。
(第一の発明)
本願における第一の発明は、着用者の頭部を覆う帽体(例えば分割帽体10、一体型帽体10G)を備えたヘルメットに係る。
前記の帽体(10)は、着用者の頭部側における内部空間および外部空間を連通させる連通路(49)と、
その連通路(49)を開閉可動な出窓体(41)と、を備え、
前記の連通路(49)を閉塞させた場合に前記の帽体(10)における外表面と前記の出窓体(41)の外表面とが円滑な状態となるように帽体(10)と出窓体(41)とが固定される固定構造を備え、
その固定構造は、前記の連通路(49)を形成した状態をも維持可能に形成する(図1、図3参照)。
本願における第一の発明は、着用者の頭部を覆う帽体(例えば分割帽体10、一体型帽体10G)を備えたヘルメットに係る。
前記の帽体(10)は、着用者の頭部側における内部空間および外部空間を連通させる連通路(49)と、
その連通路(49)を開閉可動な出窓体(41)と、を備え、
前記の連通路(49)を閉塞させた場合に前記の帽体(10)における外表面と前記の出窓体(41)の外表面とが円滑な状態となるように帽体(10)と出窓体(41)とが固定される固定構造を備え、
その固定構造は、前記の連通路(49)を形成した状態をも維持可能に形成する(図1、図3参照)。
(用語説明)
出窓体(41)は、連通路による通気量を大きくすることを意図して複数(左後出窓41A、右後出窓41B)を備える(図1参照)ことが望ましいが、単数でもよい。
「帽体(10)における外表面と出窓体(41)の外表面とが円滑な状態」とは、ヘルメットとしての安全性を保つ趣旨である。たとえば、帽体(10)がなす曲面とほぼ連続する曲面をなすことである。
「固定構造」は、たとえば、いわゆるオスメス部位を互いに備えた部材の組合せ、互いに係合する部材の組合せ、雄ねじ雌ねじの組合せなどによって達成する。たとえば雄ねじ雌ねじの組合せを「固定構造」として採用すると、連通路(49)の大きさを無段階に調整できる。
出窓体(41)は、連通路による通気量を大きくすることを意図して複数(左後出窓41A、右後出窓41B)を備える(図1参照)ことが望ましいが、単数でもよい。
「帽体(10)における外表面と出窓体(41)の外表面とが円滑な状態」とは、ヘルメットとしての安全性を保つ趣旨である。たとえば、帽体(10)がなす曲面とほぼ連続する曲面をなすことである。
「固定構造」は、たとえば、いわゆるオスメス部位を互いに備えた部材の組合せ、互いに係合する部材の組合せ、雄ねじ雌ねじの組合せなどによって達成する。たとえば雄ねじ雌ねじの組合せを「固定構造」として採用すると、連通路(49)の大きさを無段階に調整できる。
(作用)
本願に係るヘルメットを着用した着用者は、着用時に、出窓体(41)が連通路(49)を形成した状態を維持させるように固定構造を作動させる。これにより、連通路(49)が着用者の頭部側における内部空間および外部を連通するので、着用状態を快適にする。
本願に係るヘルメットの使用を終了する際や降雨などの場合には、出窓体(41)が連通路(49)を閉塞させるように固定構造を作動させる。連通路(49)が閉塞しており、帽体(10)における外表面と出窓体(41)の外表面とが円滑な状態なので、着用者の頭部側へ雨水が浸入することを防ぐことができる。
連通路(49)を閉塞させた場合には、帽体(10)における外表面と前記の出窓体(41)の外表面とが円滑な状態となるので、ヘルメットとしての安全性を保てる。特に、工事現場での使用に適している。
本願に係るヘルメットを着用した着用者は、着用時に、出窓体(41)が連通路(49)を形成した状態を維持させるように固定構造を作動させる。これにより、連通路(49)が着用者の頭部側における内部空間および外部を連通するので、着用状態を快適にする。
本願に係るヘルメットの使用を終了する際や降雨などの場合には、出窓体(41)が連通路(49)を閉塞させるように固定構造を作動させる。連通路(49)が閉塞しており、帽体(10)における外表面と出窓体(41)の外表面とが円滑な状態なので、着用者の頭部側へ雨水が浸入することを防ぐことができる。
連通路(49)を閉塞させた場合には、帽体(10)における外表面と前記の出窓体(41)の外表面とが円滑な状態となるので、ヘルメットとしての安全性を保てる。特に、工事現場での使用に適している。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明に係るヘルメットは、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の固定構造は、前記の出窓体(41)が前記の帽体(10)に対して着脱可能であるように形成してもよい(図2、図11参照)。
第一の発明に係るヘルメットは、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の固定構造は、前記の出窓体(41)が前記の帽体(10)に対して着脱可能であるように形成してもよい(図2、図11参照)。
(作用)
出窓体(41)を帽体(10)から取り外すことができるので、たとえばヘルメットを水洗いなど、清掃することが容易となる。工事現場、災害現場などでは、連通路(49)や前記の固定構造へ砂塵が入り込むことがある。出窓体(41)を帽体(10)から取り外すことで、入り込んだ砂塵を清掃することで、開閉可動の機能をメンテナンスできる。
また、出窓体(41)が破損したような場合に交換できる。異なる機能を備えた出窓体(41)へ変更することも可能となる。
出窓体(41)を帽体(10)から取り外すことができるので、たとえばヘルメットを水洗いなど、清掃することが容易となる。工事現場、災害現場などでは、連通路(49)や前記の固定構造へ砂塵が入り込むことがある。出窓体(41)を帽体(10)から取り外すことで、入り込んだ砂塵を清掃することで、開閉可動の機能をメンテナンスできる。
また、出窓体(41)が破損したような場合に交換できる。異なる機能を備えた出窓体(41)へ変更することも可能となる。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の出窓体(41)の外表面は、前記の帽体(10)の外表面と色彩を異ならせることとしてもよい(図7参照)。
たとえば、2つの出窓体(41A,41B)を備えたヘルメットにおいて、2つの出窓体(41A,41B)をそれぞれ出窓体(41)の外表面の色彩を異ならせることとしてもよい。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の出窓体(41)の外表面は、前記の帽体(10)の外表面と色彩を異ならせることとしてもよい(図7参照)。
たとえば、2つの出窓体(41A,41B)を備えたヘルメットにおいて、2つの出窓体(41A,41B)をそれぞれ出窓体(41)の外表面の色彩を異ならせることとしてもよい。
(作用)
建設現場などにおいて、高所で作業している作業者がその作業者よりも低所で作業している作業者を上方から見た際に、作業者個人または作業者の役割を見分けたい場合がある。
そうした場合に、たとえば作業者の役割に応じて出窓体(41)の色彩を予め決定しておき、それを装着することとしておけば、上述のようなニーズに応えられることとなる。高所で作業している作業者がその作業者よりも低所で作業している作業者のヘルメットにおける出窓体(41)の色彩の違いを見分けることができるからである。
建設現場などにおいて、高所で作業している作業者がその作業者よりも低所で作業している作業者を上方から見た際に、作業者個人または作業者の役割を見分けたい場合がある。
そうした場合に、たとえば作業者の役割に応じて出窓体(41)の色彩を予め決定しておき、それを装着することとしておけば、上述のようなニーズに応えられることとなる。高所で作業している作業者がその作業者よりも低所で作業している作業者のヘルメットにおける出窓体(41)の色彩の違いを見分けることができるからである。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明における前記の出窓体(41)は、前記の帽体(10)における頭頂部側の後部に備えることとしてもよい(図1、図11参照)。
前記の帽体(10)における着用者の着用時を基準とした左右方向を渡す左右リブ(14)を備えている場合、出窓体(41)は左右リブ(14)よりも後方に位置する。
第一の発明における前記の出窓体(41)は、前記の帽体(10)における頭頂部側の後部に備えることとしてもよい(図1、図11参照)。
前記の帽体(10)における着用者の着用時を基準とした左右方向を渡す左右リブ(14)を備えている場合、出窓体(41)は左右リブ(14)よりも後方に位置する。
出窓体(41)は、通気量を確保する観点からは数が多いほど良いが、ヘルメット全体を考えた場合に部品点数が増え、構造も複雑化する。それに伴って製造コストも増大する。したがって、少ない数で効果的な通気量を確保することを意図した場合、頭頂部側の後方が合理的である。
着用時のヘルメットは頭頂部側が最も温度が高いため、出窓体(41)は頭頂部に近い場所へ連通路(49)が位置することが望ましいからである。
また、帽体(10)における後部へ出窓体(41)が位置することが望ましいのは、ヘルメットの前部にはヘッドライトやゴーグルを装着する作業者が多いため、出窓体(41)が設けられていては邪魔だからである。
着用時のヘルメットは頭頂部側が最も温度が高いため、出窓体(41)は頭頂部に近い場所へ連通路(49)が位置することが望ましいからである。
また、帽体(10)における後部へ出窓体(41)が位置することが望ましいのは、ヘルメットの前部にはヘッドライトやゴーグルを装着する作業者が多いため、出窓体(41)が設けられていては邪魔だからである。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の固定構造は、前記の連通路(49)の大きさを複数段階で変更可能であるように形成することとしてもよい(図4参照)。
たとえば、互いに係合する部材において、連通路を閉塞する場所で係合する第一ポジション、小さな連通路(49A)を確保する場所で係合する第二ポジション、大きな連通路(49B)確保する場所で係合する第三ポジションを備えるような固定構造とするのが望ましい。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の固定構造は、前記の連通路(49)の大きさを複数段階で変更可能であるように形成することとしてもよい(図4参照)。
たとえば、互いに係合する部材において、連通路を閉塞する場所で係合する第一ポジション、小さな連通路(49A)を確保する場所で係合する第二ポジション、大きな連通路(49B)確保する場所で係合する第三ポジションを備えるような固定構造とするのが望ましい。
(作用)
ヘルメットの着用者は、状況に応じて連通路(49)の大きさを複数段階で変更することができる。
小雨が降っているような場合や寒冷地で使用する場合には、小さな連通路(49A)とし、晴天時や温暖地で使用する場合には、大きな連通路(49B)とする。
ヘルメットの着用者は、状況に応じて連通路(49)の大きさを複数段階で変更することができる。
小雨が降っているような場合や寒冷地で使用する場合には、小さな連通路(49A)とし、晴天時や温暖地で使用する場合には、大きな連通路(49B)とする。
(第一の発明のバリエーション5)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の固定構造における帽体(10)側において、前記の連通路(49)からの帽体(10)内部への雨水の吹き込みを抑制するための水返し部(48)を備えるのが、より好ましい(図3,図4参照)。
たとえば、水返し部(48)は、帽体(10)側における連通路(49)の最も外側に近い箇所を立ち上げて形成される。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の固定構造における帽体(10)側において、前記の連通路(49)からの帽体(10)内部への雨水の吹き込みを抑制するための水返し部(48)を備えるのが、より好ましい(図3,図4参照)。
たとえば、水返し部(48)は、帽体(10)側における連通路(49)の最も外側に近い箇所を立ち上げて形成される。
(作用)
水返し部(48)を備えていることで、連通路(49)からの帽体(10)内部への雨水の吹き込みが抑制される。すなわち、通気性を確保していても雨水が入りにくい。
水返し部(48)を備えていることで、連通路(49)からの帽体(10)内部への雨水の吹き込みが抑制される。すなわち、通気性を確保していても雨水が入りにくい。
(第一の発明のバリエーション6)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の出窓体(41)は、前記の帽体(10)を形成する素材よりも軟質の樹脂成形体とするのである。
たとえば、帽体(10)は、金属または硬質樹脂(一般にはABSなど)にて形成されている。出窓体(41)は、好ましくはABSよりも軟質な、たとえばポリプロピレン(PP)にて形成する。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の出窓体(41)は、前記の帽体(10)を形成する素材よりも軟質の樹脂成形体とするのである。
たとえば、帽体(10)は、金属または硬質樹脂(一般にはABSなど)にて形成されている。出窓体(41)は、好ましくはABSよりも軟質な、たとえばポリプロピレン(PP)にて形成する。
出窓体(41)は、帽体(10)に比べて軟らかい材質なので、連通路(49)の開放および閉塞を繰り返しても、帽体(10)が破損するおそれは小さい。
(第一の発明のバリエーション7)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の帽体(10)を周方向に沿って分割が可能であるように形成するとともに、
前記の出窓体(41)および前記の固定構造は、帽体(10)を分割した複数の部位のうちで頂部を含む部位へ形成することとしてもよい(図1,図8参照)。
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の帽体(10)を周方向に沿って分割が可能であるように形成するとともに、
前記の出窓体(41)および前記の固定構造は、帽体(10)を分割した複数の部位のうちで頂部を含む部位へ形成することとしてもよい(図1,図8参照)。
(作用)
帽体(10)を周方向に沿って分割が可能なので、ヘルメットとして使用していない時には分割し、占有体積を減らすことができる。そのため、持ち運びの際に荷物の体積を減少させたり、保管スペースを軽減させたりすることに寄与する。
帽体(10)を周方向に沿って分割が可能なので、ヘルメットとして使用していない時には分割し、占有体積を減らすことができる。そのため、持ち運びの際に荷物の体積を減少させたり、保管スペースを軽減させたりすることに寄与する。
第一の発明によれば、頭部に対する通気性および密閉性を選択可能であるとともに、通気性を確保していても雨水が入りにくいヘルメットを提供することができる。
以下、本発明をいくつかの実施形態および図面によって更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1から図11である。
(図1)
図1では、第一の実施形態の全体を概念的に示している。この実施形態に係るヘルメットは、主に次の二点を特徴としている。第一に、着用時に通気性を確保可能なヘルメットである点である。第二に、ヘルメットの帽体部分の周方向を周回する2つの境界線にて三分割することができる点である。
最初に、通気性に関する構成および作用について説明する。三分割できることに関する構成および作用については、他の図面を用いなければ十分に説明できないため、詳細については後述する。
図1では、第一の実施形態の全体を概念的に示している。この実施形態に係るヘルメットは、主に次の二点を特徴としている。第一に、着用時に通気性を確保可能なヘルメットである点である。第二に、ヘルメットの帽体部分の周方向を周回する2つの境界線にて三分割することができる点である。
最初に、通気性に関する構成および作用について説明する。三分割できることに関する構成および作用については、他の図面を用いなければ十分に説明できないため、詳細については後述する。
第一の実施形態に係るヘルメットは、着用者の頭部を覆うとともに、使用していない状態では分割可能な帽体10と、着用者の目の上付近を覆うこととなる庇11と、その庇11以外を周回する外縁12と、を備えたヘルメットである。
この帽体10は、着用者の頭部側における内部空間および外部を連通させる連通路49と、その連通路49を開閉可動な出窓体41と、を備えている。出窓体41は、帽体10における外表面から上方の所定位置までの間を往復可動に、帽体10に備えられている。連通路49が形成された状態は図1(a)に、連通路49が閉塞された状態は図1(b)に、それぞれ示されている。
この帽体10は、着用者の頭部側における内部空間および外部を連通させる連通路49と、その連通路49を開閉可動な出窓体41と、を備えている。出窓体41は、帽体10における外表面から上方の所定位置までの間を往復可動に、帽体10に備えられている。連通路49が形成された状態は図1(a)に、連通路49が閉塞された状態は図1(b)に、それぞれ示されている。
前記の帽体10は、周方向に沿って三分割が可能であるように形成している。前述した庇11および外縁12を含む部位を基部帽体20、前述した連通路49や出窓体41を含む部位を頂部帽体40、基部帽体20および頂部帽体40に挟まれた部位を中央帽体30とする。
帽体10は三分割されるものの、庇11から頂部(分割されていない帽体10の外縁11を水平面へ載置した場合に最も高くなる部位)を通って後側へ至る前後リブ13、および着用者の片側の耳上付近の外縁12部分から頭頂部を通って他方側の耳上付近の外縁12部分へ至る左右リブ14が備えられている。前後リブ13および左右リブ14は、帽体10の他の外表面部分から立ち上がった部位として形成されている。
帽体10は三分割されるものの、庇11から頂部(分割されていない帽体10の外縁11を水平面へ載置した場合に最も高くなる部位)を通って後側へ至る前後リブ13、および着用者の片側の耳上付近の外縁12部分から頭頂部を通って他方側の耳上付近の外縁12部分へ至る左右リブ14が備えられている。前後リブ13および左右リブ14は、帽体10の他の外表面部分から立ち上がった部位として形成されている。
左右リブ14の両側および前後リブ13の後側には、帽体10を三分割したり分離した三つの部位を固定したりするための分割固定体50を備えている。そして、それぞれの分割固定体50を収めるため、前後リブ13の後側には溝部13A(図7(a)、図10参照)を、左右リブ14の両側には2つの溝部14Aをそれぞれ備えている。
分割固定体50の詳細については、図10を用いて説明するので、ここでは省略する。
分割固定体50の詳細については、図10を用いて説明するので、ここでは省略する。
(図2)
図2を用いて、前述した出窓体41およびその出窓体41を固定するために頂部帽体40へ形成される固定構造について説明する。
出窓体41を固定するための固定構造は、頂部帽体40に備えられる出窓支持体45である。出窓体41は、出窓支持体45に対して着脱自在である。一方、出窓支持体45は、出窓体41との係合状態に応じて、連通路49の確保および連通路49の閉塞状態を作り出せる。
図2を用いて、前述した出窓体41およびその出窓体41を固定するために頂部帽体40へ形成される固定構造について説明する。
出窓体41を固定するための固定構造は、頂部帽体40に備えられる出窓支持体45である。出窓体41は、出窓支持体45に対して着脱自在である。一方、出窓支持体45は、出窓体41との係合状態に応じて、連通路49の確保および連通路49の閉塞状態を作り出せる。
まず、図2(c)を用いて、出窓体41および出窓支持体45の構造について説明する。
図2(a)は、連通路49が存在しない状態(連通路49が閉塞されている状態)、図2(b)は、連通路49が形成されている状態、図2(c)は、出窓体41が出窓支持体45から外された状態、をそれぞれ示している。
出窓体41は、頂部帽体40の外表面に連続するような曲率の曲面を備えた扇板状の外装体42と、その外装体42における内側面の中央付近から突出するガイド43と、そのガイド43の両側においてガイド43と同じ方向へ突出するストッパ44とを備えて形成されている。
図2(a)は、連通路49が存在しない状態(連通路49が閉塞されている状態)、図2(b)は、連通路49が形成されている状態、図2(c)は、出窓体41が出窓支持体45から外された状態、をそれぞれ示している。
出窓体41は、頂部帽体40の外表面に連続するような曲率の曲面を備えた扇板状の外装体42と、その外装体42における内側面の中央付近から突出するガイド43と、そのガイド43の両側においてガイド43と同じ方向へ突出するストッパ44とを備えて形成されている。
ガイド43は、その長手方向に垂直な断面が十字形をなしている。
ストッパ44は、第一ストッパ44Aと、その第一ストッパ44よりも軸方向長さが短い第二ストッパ44Bとを、隣り合わせて二組備えている。
第一ストッパ44Aにおける先端側には、ガイド43側へ突出する突起を備えている。第二ストッパ44Bは、先端よりもやや中央寄りに、ガイド43側へ突出する突起を備えている。
ストッパ44は、第一ストッパ44Aと、その第一ストッパ44よりも軸方向長さが短い第二ストッパ44Bとを、隣り合わせて二組備えている。
第一ストッパ44Aにおける先端側には、ガイド43側へ突出する突起を備えている。第二ストッパ44Bは、先端よりもやや中央寄りに、ガイド43側へ突出する突起を備えている。
出窓支持体45は、ガイド部43を挿入する内径のガイド筒部46と、ストッパ44を係合するストッパ受け部47とを備えている。
ストッパ受け部47は、第一ストッパ44Aに係合する第一受け部47Aと、第二ストッパ44Bに係合する第二受け部47Bとを備えている。
ストッパ44およびストッパ受け部47の関係については、図3を用いて詳述する。なお、図3にて描いている断面の位置は、図2(a)にIおよびIIを図示している。
ストッパ受け部47は、第一ストッパ44Aに係合する第一受け部47Aと、第二ストッパ44Bに係合する第二受け部47Bとを備えている。
ストッパ44およびストッパ受け部47の関係については、図3を用いて詳述する。なお、図3にて描いている断面の位置は、図2(a)にIおよびIIを図示している。
(図3)
図3(a)は、連通路49が存在しない状態(連通路49が閉塞されている状態)、図3(b)は、連通路49が形成されている状態、図3(c)は、出窓体41が出窓支持体45から外された状態、をそれぞれ示している。
図3(a)では、ガイド部43の先端は、ガイド筒部46から大きくはみ出て貫通している。第二ストッパ44Bおよび第二受け部47Bが係合しており、すなわち、外力を加えて出窓体41を動かそうとしない限り、連通路が閉鎖された状態が保たれる。
なお、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは係合していない。
図3(a)は、連通路49が存在しない状態(連通路49が閉塞されている状態)、図3(b)は、連通路49が形成されている状態、図3(c)は、出窓体41が出窓支持体45から外された状態、をそれぞれ示している。
図3(a)では、ガイド部43の先端は、ガイド筒部46から大きくはみ出て貫通している。第二ストッパ44Bおよび第二受け部47Bが係合しており、すなわち、外力を加えて出窓体41を動かそうとしない限り、連通路が閉鎖された状態が保たれる。
なお、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは係合していない。
図3(b)では、ガイド部43の先端は、ガイド筒部46から貫通しているものの、突出長さは大きくない。第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aが係合しており、連通路49が確保された状態で維持される。なお、第二ストッパ44Bおよび第二受け部47Bが係合していない。連通路49が確保された状態で落下物が出窓体41へ衝突しても、多くの場合、連通路49が閉じる程度である。
図3(c)では、ガイド部43の先端は、ガイド筒部46の端部に達しているものの、突出していない。第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aも、第二ストッパ44Bおよび第二受け部47Bも係合しておらず、出窓体41は出窓支持体45から外れる。
工事現場、災害現場などでは、連通路49や前記の固定構造へ砂塵が入り込むことがある。しかし、出窓体41を帽体10から取り外すことで、入り込んだ砂塵を清掃できる。その結果、出窓体41の開閉可動の機能をメンテナンスできる。
図3(c)では、ガイド部43の先端は、ガイド筒部46の端部に達しているものの、突出していない。第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aも、第二ストッパ44Bおよび第二受け部47Bも係合しておらず、出窓体41は出窓支持体45から外れる。
工事現場、災害現場などでは、連通路49や前記の固定構造へ砂塵が入り込むことがある。しかし、出窓体41を帽体10から取り外すことで、入り込んだ砂塵を清掃できる。その結果、出窓体41の開閉可動の機能をメンテナンスできる。
(図4)
図4は、出窓体および出窓支持体におけるストッパおよび受け部の形状や寸法を異ならせることによって、連通路の大きさを二段階とすることができる第二の実施形態を示している。
図4(a)は、連通路49が存在しない状態(連通路49が閉塞されている状態)、図4(b)は、小さな連通路(小連通路49A)が形成されている状態、図4(c)は、大きな連通路(大連通路49B)が形成されている状態を、それぞれ示している。
図4は、出窓体および出窓支持体におけるストッパおよび受け部の形状や寸法を異ならせることによって、連通路の大きさを二段階とすることができる第二の実施形態を示している。
図4(a)は、連通路49が存在しない状態(連通路49が閉塞されている状態)、図4(b)は、小さな連通路(小連通路49A)が形成されている状態、図4(c)は、大きな連通路(大連通路49B)が形成されている状態を、それぞれ示している。
図4(a)に示すように、第二の実施形態では、第一の実施形態における第二ストッパ44Bの代わりに二段階ストッパ44Cを、第二受け部47Bの代わりに二段階受け部47Cを備えている。二段階ストッパ44Cには、第二ストッパ44Bが1つとしていた突起を2つ備えている。また、二段階受け部47Cには、第二受け部47Bが1つとしていた突起を2つ備えている。
ガイド43は、第一の実施形態におけるものよりも軸方向寸法を長くしており、図4(a)では、図3(a)よりもガイド筒部46から大きく突出している。第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aもまた、第一の実施形態におけるものよりも軸方向寸法を長く形成している。
図4(a)では、二段階ストッパ44Cにおける外装体42側の突起は、二段階受け部47Cにおける帽体10内部側の突起に接している(係合状態)。すなわち、外力を加えて出窓体41を動かそうとしない限り、連通路が閉鎖された状態が保たれる。
なお、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは、係合していない。
ガイド43は、第一の実施形態におけるものよりも軸方向寸法を長くしており、図4(a)では、図3(a)よりもガイド筒部46から大きく突出している。第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aもまた、第一の実施形態におけるものよりも軸方向寸法を長く形成している。
図4(a)では、二段階ストッパ44Cにおける外装体42側の突起は、二段階受け部47Cにおける帽体10内部側の突起に接している(係合状態)。すなわち、外力を加えて出窓体41を動かそうとしない限り、連通路が閉鎖された状態が保たれる。
なお、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは、係合していない。
図4(b)では、二段階ストッパ44Cにおける外装体42側の突起は、二段階受け部47Cにおける2つの突起の間に挟まれた状態で係合しており、小連通路49Aが確保された状態で維持される。
また、このとき、ガイド43は、ガイド筒部46からやや突出している。また、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは、未だに係合していない。
小雨が降っているような場合や寒冷地で使用する場合には、この小連通路49Aを確保した状態とすることで、本実施形態に係るヘルメットの着用者は、快適に使用できる。
また、このとき、ガイド43は、ガイド筒部46からやや突出している。また、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは、未だに係合していない。
小雨が降っているような場合や寒冷地で使用する場合には、この小連通路49Aを確保した状態とすることで、本実施形態に係るヘルメットの着用者は、快適に使用できる。
図4(c)では、二段階ストッパ44Cにおける外装体42側の突起は、二段階受け部47Cにおける2つの突起を乗り越えた状態となり、係合が外れた状態となっている。一方、第一ストッパ44Aおよび第一受け部47Aは係合しており、大連通路49Bが確保された状態で維持される。
気温が高い、湿度が高いなどの場合には、この大連通路49Bを確保した状態とすることで、本実施形態に係るヘルメットの着用者は、快適に使用できる。
気温が高い、湿度が高いなどの場合には、この大連通路49Bを確保した状態とすることで、本実施形態に係るヘルメットの着用者は、快適に使用できる。
(水返し部48)
図3および図4において示される第一および第二の実施形態における水返し部48について説明する。
いずれの実施形態も、頂部帽体40に備えられる出窓支持体45には、連通路49,49A,49Bからの帽体10内部への雨水の吹き込みを抑制するための水返し部48を備えている。この水返し部48は、出窓支持体45側における連通路49,49A,49Bの最も外側に近い箇所を立ち上げて形成している。
図3および図4において示される第一および第二の実施形態における水返し部48について説明する。
いずれの実施形態も、頂部帽体40に備えられる出窓支持体45には、連通路49,49A,49Bからの帽体10内部への雨水の吹き込みを抑制するための水返し部48を備えている。この水返し部48は、出窓支持体45側における連通路49,49A,49Bの最も外側に近い箇所を立ち上げて形成している。
(図5)
図5に示す実施形態は、第一の実施形態に係る出窓体41のバリエーションである。
ガイド43の軸方向長さを、第一の実施形態の場合よりも長く形成しておき、出窓支持体45のガイド筒部46を貫通させる。そして、ガイド43の先端部分を熱で変形させることで、出窓体41を出窓支持体45(帽体10)から取り外せなくする。
この実施形態によれば、出窓体41を紛失するおそれが小さくなる。
図5に示す実施形態は、第一の実施形態に係る出窓体41のバリエーションである。
ガイド43の軸方向長さを、第一の実施形態の場合よりも長く形成しておき、出窓支持体45のガイド筒部46を貫通させる。そして、ガイド43の先端部分を熱で変形させることで、出窓体41を出窓支持体45(帽体10)から取り外せなくする。
この実施形態によれば、出窓体41を紛失するおそれが小さくなる。
(図6)
図6に示す実施形態は、これまでに説明してきた実施形態と異なり、帽体部分を分割できない帽体10Gとしている。
また、これまでの実施形態では、出窓体41は、頂部帽体40における後部分(左右リブ14よりも後方)へ2つ(左後出窓41A、右後出窓41B)を備えることとしていた。しかし、この実施形態においては、頂部帽体40における前部分(左右リブ14よりも前方)にも、左前出窓41Cおよび右前出窓41Dという出窓体をも備えることとした。
図6に示す実施形態は、これまでに説明してきた実施形態と異なり、帽体部分を分割できない帽体10Gとしている。
また、これまでの実施形態では、出窓体41は、頂部帽体40における後部分(左右リブ14よりも後方)へ2つ(左後出窓41A、右後出窓41B)を備えることとしていた。しかし、この実施形態においては、頂部帽体40における前部分(左右リブ14よりも前方)にも、左前出窓41Cおよび右前出窓41Dという出窓体をも備えることとした。
出窓体41は、前記の帽体10を形成する素材よりも軟質の樹脂で成型したものである。
より具体的には、本実施形態に係る帽体10は、ABS樹脂にて形成されている。そして、出窓体41は、ABSよりも軟質な、たとえばポリプロピレン(PP)にて形成する。
出窓体41は、連通路49の開放および閉塞を繰り返しても、帽体10(特に、出窓体41と係合脱着を繰り返す出窓支持体45)が破損するおそれは小さい。
より具体的には、本実施形態に係る帽体10は、ABS樹脂にて形成されている。そして、出窓体41は、ABSよりも軟質な、たとえばポリプロピレン(PP)にて形成する。
出窓体41は、連通路49の開放および閉塞を繰り返しても、帽体10(特に、出窓体41と係合脱着を繰り返す出窓支持体45)が破損するおそれは小さい。
分割帽体10へ出窓体41(およびその固定構造)を備える場合、頂部帽体40へ備えることとするのが合理的で効果的であった。しかし、分割帽体10ではなく、分割できない帽体10Gへ出窓体41(およびその固定構造)を備えることとすることで、出窓体41の場所や大きさ、数の自由度を広げることができる。
(図7(a))
図7(a)は、第五の実施形態を示す斜視図である。
この実施形態は、帽体10に対して備えた出窓体41について、カラーバリエーションを加えたことを示している。すなわち、左後色付き出窓体41E、右後色付き出窓体41F、および帽体10それぞれの外表面の色彩を全て異ならせている。
前述したように、出窓体41は、着脱可能であるので、左後色付き出窓体41Eおよび右後色付き出窓体41Fのカラーバリエーションを揃えることで、色柄が多数種類となるヘルメットを提供できる。
図7(a)は、第五の実施形態を示す斜視図である。
この実施形態は、帽体10に対して備えた出窓体41について、カラーバリエーションを加えたことを示している。すなわち、左後色付き出窓体41E、右後色付き出窓体41F、および帽体10それぞれの外表面の色彩を全て異ならせている。
前述したように、出窓体41は、着脱可能であるので、左後色付き出窓体41Eおよび右後色付き出窓体41Fのカラーバリエーションを揃えることで、色柄が多数種類となるヘルメットを提供できる。
色柄が多数種類となるヘルメットが望まれているのは、たとえば建設現場などにおいて、高所で作業している作業者がその作業者よりも低所で作業している作業者を上方から見た際に、作業者個人または作業者の役割を見分けたい場合である。たとえば作業者の役割に応じて左後色付き出窓体41Eおよび右後色付き出窓体41Fの色彩を予め決定しておき、それを装着することとしておけば、上述のようなニーズに応えられる。高所で作業している作業者がその作業者よりも低所で作業している作業者のヘルメットにおける左後色付き出窓体41Eおよび右後色付き出窓体41Fの色彩の違いを見分けることができるからである。
(図7(b))
図7(b)は、第六の実施形態を示す斜視図である。
この実施形態は、一体型の帽体10Gへ、これまでの実施形態とは異なる出窓体の形状や数を備えたものとしている(出窓体を固定する出窓支持体については、前述した構成と同じであるので、図示を省略する)。より具体的には、左後出窓体41Aなどよりも上下方向寸法が大きい左後長出窓体41G、右後長出窓体41H、左前長出窓体41J、左後長出窓体41Kとしている。
また、左後長出窓体41G、右後長出窓体41H、左前長出窓体41J、左後長出窓体41Kのそれぞれは、第五の実施形態と同様、色を異ならせている。
図7(b)は、第六の実施形態を示す斜視図である。
この実施形態は、一体型の帽体10Gへ、これまでの実施形態とは異なる出窓体の形状や数を備えたものとしている(出窓体を固定する出窓支持体については、前述した構成と同じであるので、図示を省略する)。より具体的には、左後出窓体41Aなどよりも上下方向寸法が大きい左後長出窓体41G、右後長出窓体41H、左前長出窓体41J、左後長出窓体41Kとしている。
また、左後長出窓体41G、右後長出窓体41H、左前長出窓体41J、左後長出窓体41Kのそれぞれは、第五の実施形態と同様、色を異ならせている。
分割可能な帽体10ではなく、一体型の帽体10Gへ出窓体を設けることで、その形状の自由度を高めることができる。帽体の内部空間と外部との換気量は、連通路の大きさに概ね比例し、頂部付近の換気量が多いほど換気効率が良いので、出窓体の輪郭線の長さを頂部付近で稼げる形状などを工夫することができる。
(図8)
図8では、第一の実施形態に係るヘルメットを分解し、収納する直前の様子を示す。説明の都合上、各部材の「上下」は、着用者が本実施形態に係るヘルメットを着用した場合を想定して、頂部側を「上」として定める。
基部帽体20における上側の内寸D20は、中央帽体30における下側の外寸D30よりも大きい。たとえば、基部帽体20の下の内側であって鍔11の中央から基部帽体20の下面がなす略楕円形の中心を通って反対側へ到達する線(基部縦内寸線とする)の寸法は、中央帽体30の下において前後リブ13の中央を結んだ外寸よりも大きい。基部縦内寸線の中心で直交する線(基部横内寸線)の寸法も、中央帽体30における横外寸線の寸法よりも大きい。
これによって、基部帽体20の内側へ中央帽体30が収まることとなる。
図8では、第一の実施形態に係るヘルメットを分解し、収納する直前の様子を示す。説明の都合上、各部材の「上下」は、着用者が本実施形態に係るヘルメットを着用した場合を想定して、頂部側を「上」として定める。
基部帽体20における上側の内寸D20は、中央帽体30における下側の外寸D30よりも大きい。たとえば、基部帽体20の下の内側であって鍔11の中央から基部帽体20の下面がなす略楕円形の中心を通って反対側へ到達する線(基部縦内寸線とする)の寸法は、中央帽体30の下において前後リブ13の中央を結んだ外寸よりも大きい。基部縦内寸線の中心で直交する線(基部横内寸線)の寸法も、中央帽体30における横外寸線の寸法よりも大きい。
これによって、基部帽体20の内側へ中央帽体30が収まることとなる。
中央帽体30と頂部帽体40との関係も、基部帽体20と中央帽体30との関係と同様である。すなわち、中央帽体30の内寸D31は、頂部帽体40の外寸D40よりも大きい。これによって、中央帽体30の内側へ頂部帽体40が収まることとなる。
換言すれば、基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40の寸法が上述したような関係となるように、帽体の輪郭や細部の傾斜角度などを採択し、決定していることとなる。
換言すれば、基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40の寸法が上述したような関係となるように、帽体の輪郭や細部の傾斜角度などを採択し、決定していることとなる。
(図9)
図9は、図8で示した中央帽体30および頂部帽体40を、基部帽体20に備えられた顎紐15によって固定した状態を示している。
顎紐15は基部帽体20の左右で独立して固定されているとともに、着用者への着用時には左右をつなげるワンタッチファスナを備えているので、そのワンタッチファスナを用いて中央帽体30および頂部帽体40を留め置くのである。
図示を省略しているが、基部帽体20にはヘルメットにおけるハンモック部材が顎紐15と反対側(上側)へ備えられている。したがって、ハンモック部材が内部空間で占有するスペースの分、中央帽体30および頂部帽体40が浮き上がって留め置かれることとなる場合が多い。
また、図示を省略しているが、図9に示した状態のヘルメットを収納できる専用の袋を準備している。そのため、運搬時や保管時に便利であるとともに、分解後に留め置いた状態が正常でない場合にそのことに気づきやすい。
図9は、図8で示した中央帽体30および頂部帽体40を、基部帽体20に備えられた顎紐15によって固定した状態を示している。
顎紐15は基部帽体20の左右で独立して固定されているとともに、着用者への着用時には左右をつなげるワンタッチファスナを備えているので、そのワンタッチファスナを用いて中央帽体30および頂部帽体40を留め置くのである。
図示を省略しているが、基部帽体20にはヘルメットにおけるハンモック部材が顎紐15と反対側(上側)へ備えられている。したがって、ハンモック部材が内部空間で占有するスペースの分、中央帽体30および頂部帽体40が浮き上がって留め置かれることとなる場合が多い。
また、図示を省略しているが、図9に示した状態のヘルメットを収納できる専用の袋を準備している。そのため、運搬時や保管時に便利であるとともに、分解後に留め置いた状態が正常でない場合にそのことに気づきやすい。
(図10)
図10は、分割帽体10における前後リブ13における後側、および左右リブ14の両側という合計3箇所に備えられる分割固定体50について、その構造および作動を示している。この図においては、左右リブ14における固定体用溝14Aを例として図示する。
分割固定体50は、頂部帽体40における固定体用溝14Aの中央帽体30側に設けられた断面略L字形の分割固定体頂部51と、その分割固定体頂部51における中央帽体30側に設けられた頂部軸52と、その頂部軸52に対して回動自在に軸支持された頂部引っ掛けレバー53と、その頂部引っ掛けレバー53の中央付近に設けられたレバー軸54と、そのレバー軸54に対して回動自在に軸支持された基部引っ掛けレバー55とからなる。
図10は、分割帽体10における前後リブ13における後側、および左右リブ14の両側という合計3箇所に備えられる分割固定体50について、その構造および作動を示している。この図においては、左右リブ14における固定体用溝14Aを例として図示する。
分割固定体50は、頂部帽体40における固定体用溝14Aの中央帽体30側に設けられた断面略L字形の分割固定体頂部51と、その分割固定体頂部51における中央帽体30側に設けられた頂部軸52と、その頂部軸52に対して回動自在に軸支持された頂部引っ掛けレバー53と、その頂部引っ掛けレバー53の中央付近に設けられたレバー軸54と、そのレバー軸54に対して回動自在に軸支持された基部引っ掛けレバー55とからなる。
基部帽体20における固定体用溝14Aの中央帽体30側には、基部引っ掛けレバー55と係合する分割固定片21が備えられている。
中央帽体30における固定体用溝14Aには、分割された基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40を組み立てるための部材は存在しない。頂部帽体40に設けられた分割固定体50と分割固定片21とに挟まれ、動かなくなることで基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40が組み上がる。
中央帽体30における固定体用溝14Aには、分割された基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40を組み立てるための部材は存在しない。頂部帽体40に設けられた分割固定体50と分割固定片21とに挟まれ、動かなくなることで基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40が組み上がる。
図10(a)は、分割固定体50が分割固定片21との係合が解かれた状態(または組立前の状態)を示す。
図10(b)は、分割固定体50が分割固定片21との係合が解かれた直後の状態(または組立直前の状態)を示す。
図10(c)は、分割固定体50が分割固定片21と係合した状態を示す。分割固定片21および分割固定体頂部51が弾性変形するバネ性によって、頂部引っ掛けレバー53および基部引っ掛けレバー55が係合した状態を保っている。そのバネ性に抗したが威力を使うことで係合状態を解除し、基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40への分解をすることとなる。
図10(d)は、分割固定体50が分割固定片21と係合した状態を示す斜視図である。
図10(b)は、分割固定体50が分割固定片21との係合が解かれた直後の状態(または組立直前の状態)を示す。
図10(c)は、分割固定体50が分割固定片21と係合した状態を示す。分割固定片21および分割固定体頂部51が弾性変形するバネ性によって、頂部引っ掛けレバー53および基部引っ掛けレバー55が係合した状態を保っている。そのバネ性に抗したが威力を使うことで係合状態を解除し、基部帽体20、中央帽体30、および頂部帽体40への分解をすることとなる。
図10(d)は、分割固定体50が分割固定片21と係合した状態を示す斜視図である。
分割固定体50は、図8および図9に図示するように、基部引っ掛けレバー55が頂部帽体40の内側へ位置するようにすることで、分割して収納する際に安定する。頂部引っ掛けレバー53の端部は、基部帽体20の内側に収まる。
(図11)
図11には、基部帽体20の内側前部へゴーグル70を、基部帽体20に内側後部へ日除け60をそれぞれ備えた第七の実施形態を示している。
ゴーグル70は、基部帽体20の内側の曲率に近い曲面を備えて形成されており、その出し入れが円滑に行える。
使用する際には、基部帽体20から下方へスライドさせ、着用者の目の前に位置させる。使用を終了した場合には、基部帽体20の内部へ収納する。
なお、ゴーグル70は、着用者がヘルメットを着用する状況に応じた種類を選択可能、すなわち交換可能であることが望ましい。ゴーグル70の種類としては、たとえば粉塵などから着用者の目を守る機能を備えたもの、強い光から着用者の目を守る機能を備えたものなどがある。
図11には、基部帽体20の内側前部へゴーグル70を、基部帽体20に内側後部へ日除け60をそれぞれ備えた第七の実施形態を示している。
ゴーグル70は、基部帽体20の内側の曲率に近い曲面を備えて形成されており、その出し入れが円滑に行える。
使用する際には、基部帽体20から下方へスライドさせ、着用者の目の前に位置させる。使用を終了した場合には、基部帽体20の内部へ収納する。
なお、ゴーグル70は、着用者がヘルメットを着用する状況に応じた種類を選択可能、すなわち交換可能であることが望ましい。ゴーグル70の種類としては、たとえば粉塵などから着用者の目を守る機能を備えたもの、強い光から着用者の目を守る機能を備えたものなどがある。
日除け60は、着用者の後頭部の下側(首付近)を直射日光が当たらないようにする布製のものが一般的である。日除け60を基部帽体20から出して用いれば、粉塵が着用者の背中側の衿口から浸入することを防げる。
なお、耐久性のある素材で日除け60を形成してもよい。小さな落下物から着用者の後頭部の下側(首付近)を保護することに寄与する。
日除け60もゴーグル70も、基部帽体20と図示を省略したハンモックとの間のスペースを有効活用している。
なお、耐久性のある素材で日除け60を形成してもよい。小さな落下物から着用者の後頭部の下側(首付近)を保護することに寄与する。
日除け60もゴーグル70も、基部帽体20と図示を省略したハンモックとの間のスペースを有効活用している。
本発明は、ヘルメットの製造業、ヘルメットを含む工事用具のレンタル業、災害用品に製造販売業などにおいて、利用可能性を有する。
10 ;分割帽体 10G;一体型帽体
11 ;庇 12 ;外縁
13 ;前後リブ 13A;固定体用溝
14 ;左右リブ 14A;固定体用溝
15 ;顎紐
20 ;基部帽体 D20;基部帽体の内寸
21 ;分割固定片
30 ;中央帽体 D30;中央帽体の外寸
D31;中央帽体の内寸
40 ;頂部帽体 D40;頂部帽体の外寸
41 ;出窓体 41A;左後出窓体
41B;右後出窓体 41C;左前出窓体
41D;右前出窓体 41E;左後色付き出窓体
41F;右後色付き出窓体 41G;左後長出窓体
41H;右後長出窓体 41J;左前長出窓体
41K;右前長出窓体
42 ;外装体
43 ;ガイド 43D;ガイド抜け止め
44 ;ストッパ 44A;第一ストッパ
44B;第二ストッパ 44C;二段階ストッパ
45 ;出窓支持体 45C;二段階出窓支持体
46 ;ガイド筒部
47 ;ストッパ受け部 47A;第一受け部
47B;第二受け部 47C;二段階受け部
48 ;水返し部
49 ;連通路 49A;小連通路
49B;大連通路
50 :分割固定体 51 ;分割固定体頂部
52 ;頂部軸 53 ;頂部引っ掛けレバー
54 ;レバー軸 55 ;基部引っ掛けレバー
60 ;日除け
70 ;ゴーグル
11 ;庇 12 ;外縁
13 ;前後リブ 13A;固定体用溝
14 ;左右リブ 14A;固定体用溝
15 ;顎紐
20 ;基部帽体 D20;基部帽体の内寸
21 ;分割固定片
30 ;中央帽体 D30;中央帽体の外寸
D31;中央帽体の内寸
40 ;頂部帽体 D40;頂部帽体の外寸
41 ;出窓体 41A;左後出窓体
41B;右後出窓体 41C;左前出窓体
41D;右前出窓体 41E;左後色付き出窓体
41F;右後色付き出窓体 41G;左後長出窓体
41H;右後長出窓体 41J;左前長出窓体
41K;右前長出窓体
42 ;外装体
43 ;ガイド 43D;ガイド抜け止め
44 ;ストッパ 44A;第一ストッパ
44B;第二ストッパ 44C;二段階ストッパ
45 ;出窓支持体 45C;二段階出窓支持体
46 ;ガイド筒部
47 ;ストッパ受け部 47A;第一受け部
47B;第二受け部 47C;二段階受け部
48 ;水返し部
49 ;連通路 49A;小連通路
49B;大連通路
50 :分割固定体 51 ;分割固定体頂部
52 ;頂部軸 53 ;頂部引っ掛けレバー
54 ;レバー軸 55 ;基部引っ掛けレバー
60 ;日除け
70 ;ゴーグル
Claims (8)
- 着用者の頭部を覆う帽体を備えたヘルメットであって、
前記の帽体は、着用者の頭部側における内部空間および外部を連通させる連通路と、
その連通路を開閉可動な出窓体と、を備え、
前記の連通路を閉塞させた場合に前記の帽体における外表面と前記の出窓体の外表面とが円滑な状態となるように帽体と出窓体とが固定される固定構造を備え、
その固定構造は、前記の連通路を形成した状態を維持可能に形成したヘルメット。 - 前記の固定構造は、前記の出窓体が前記の帽体に対して着脱可能であるように形成した請求項1に記載のヘルメット。
- 前記の出窓体の外表面は、前記の帽体の外表面と色彩を異ならせることとした請求項1または請求項2のいずれかに記載のヘルメット。
- 前記の出窓体は、前記の帽体における頭頂部側の後部に備えることとした
請求項1から請求項3のいずれかに記載のヘルメット。 - 前記の固定構造は、前記の連通路の大きさを複数段階で変更可能であるように形成した請求項1から請求項4のいずれかに記載のヘルメット。
- 前記の固定構造における帽体側において、前記の連通路からの帽体内部への雨水の吹き込みを抑制するための水返し部を備えた請求項1から請求項5のいずれかに記載のヘルメット。
- 前記の出窓体は、前記の帽体を形成する素材よりも軟質の樹脂成形体とした請求項1から請求項6のいずれかに記載のヘルメット。
- 前記の帽体を周方向に沿って分割が可能であるように形成するとともに、
前記の出窓体および前記の固定構造は、帽体を分割した複数の部位のうちで頂部を含む部位へ形成することとした請求項1から請求項7のいずれかに記載のヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017226564A JP2019094596A (ja) | 2017-11-27 | 2017-11-27 | ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017226564A JP2019094596A (ja) | 2017-11-27 | 2017-11-27 | ヘルメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094596A true JP2019094596A (ja) | 2019-06-20 |
Family
ID=66971113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017226564A Pending JP2019094596A (ja) | 2017-11-27 | 2017-11-27 | ヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019094596A (ja) |
-
2017
- 2017-11-27 JP JP2017226564A patent/JP2019094596A/ja active Pending
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