JP2019052403A - 帽子用鍔芯及び帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐洗濯性や形態安定性に優れたエラストマー製のものでありながら軽量な帽子用鍔芯を提供する。【解決手段】全体がエラストマーによって形成された帽子用鍔芯21において、表裏に貫通する開口部21aを設け、帽子用鍔芯21の上面の総面積S1に対する開口部21aの総面積S2の比S2/S1が0.5以上となるようにした。帽子用鍔芯21の外縁部を、帯板状を為す外側フレーム部21bとすると好ましい。帽子用鍔芯21には、外側フレーム部21bを左右方向に繋ぐ横フレーム部21cや、外側フレーム部21bを前後方向に繋ぐ縦フレーム部21dを設けることもできる。この場合、外側フレーム部21b、横フレーム部21c又は縦フレーム部21dの幅は、いずれも30mm以下に抑えると好ましい。【選択図】 図2

Description

本発明は、全体がエラストマーによって形成された帽子用鍔芯と、この帽子用鍔芯を用いた帽子とに関する。
ランニングキャップや野球帽等のキャップ型の帽子の前側には、鍔が設けられており、この鍔には、鍔の形態を維持するための鍔芯が入れられている。また、山高帽等のハット型の帽子における鍔にも、鍔芯が入れられることがある。これら帽子用の鍔芯(帽子用鍔芯)は、以前は、厚紙等で形成されたものが多かったが、近年は、耐洗濯性を高める等の理由でエラストマーによって形成した帽子用鍔芯も登場している。例えば、特許文献1では、シリコーンゴムで形成した帽子用鍔芯(同文献の請求項1及び請求項3を参照。)が提案されている。
実登第3054348号公報
シリコーンゴム等のエラストマーで形成された帽子用鍔芯は、耐洗濯性に優れるだけでなく、折り目が付きにくく形態安定性に優れている等の利点を有していたが、厚紙で形成された帽子用鍔芯と比較して、重量が嵩むという欠点を有していた。このため、エラストマーで形成された帽子用鍔芯を使用した帽子を被ると、重量を感じやすくなる等、帽子の被り心地を悪くする虞があった。また、エラストマーで形成された帽子用鍔芯をランニングキャップ等の運動帽に使用すると、それを被った人の運動パフォーマンスを低下させる虞もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、耐洗濯性や形態安定性に優れたエラストマー製のものでありながら軽量な帽子用鍔芯を提供するものである。また、鍔の耐洗濯性や形態安定性に優れながらも、被り心地が良好で、それを被った人の運動パフォーマンスが低下しにくい帽子を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
全体がエラストマーによって形成された帽子用鍔芯であって、
表裏に貫通する開口部を有し、
上面の総面積Sに対する前記開口部の総面積Sの比S/Sが0.5以上とされた
ことを特徴とする帽子用鍔芯
を提供することによって解決される。
このように、帽子用鍔芯に開口部を設けて、帽子用鍔芯の総面積Sに対する開口部の総面積Sの比S/Sが0.5以上となるようにすることにより、帽子用鍔芯の重量を、開口部が無い場合の半分以下とすることが可能になる。このため、エラストマーで形成された帽子用鍔芯であっても、その重量を抑えることが可能になる。したがって、帽子の鍔の耐洗濯性や形態安定性を高めるだけでなく、その帽子の被り心地を良好にしたり、その帽子を被った人の運動パフォーマンスの低下を抑えたりすることも可能になる。
本発明の帽子用鍔芯の具体的な形態は、特に限定されない。しかし、帽子用鍔芯の外縁部は、帯板状を為す外側フレーム部とする(外側フレームの内側に前記開口部が形成されるようにする)ことが好ましい。これにより、外側フレームの内側の部分に、前記開口部を大きく確保することが可能になる。
ただし、帽子用鍔芯を外側フレーム部で構成しただけでは、帽子用鍔芯の形態が容易に変化して、鍔の形態を維持しにくくなる虞がある。このため、帽子用鍔芯には、外側フレーム部を左右方向に繋ぐ横フレーム部や、外側フレーム部を前後方向に繋ぐ縦フレーム部を設けると好ましい。
この場合、外側フレーム部と横フレーム部とで区画された領域や、外側フレーム部と縦フレーム部とで区画された領域や、外側フレーム部と横フレーム部と縦フレーム部とで区画された領域や、横フレーム部と縦フレーム部とで区画された領域が、前記開口部として機能するようになる。このように、帽子用鍔芯の全体を、フレーム部(外側フレーム部、横フレーム部及び/又は縦フレーム部のこと。以下同じ。)のみで構成することによって、帽子用鍔芯の形態安定性を維持しながらも、帽子用鍔芯の重量を大幅に抑えることが可能になる。
本発明の帽子用鍔芯の全体をフレーム部のみで構成する場合には、各フレーム部の幅(各フレーム部の延伸方向に垂直な方向の幅のこと。以下同じ。)は、特に限定されないが、広くしすぎると、上記の比S/Sを0.5以下に抑えにくくなる虞がある。このため、外側フレーム部、横フレーム部又は縦フレーム部の幅(場所によって幅が異なる場合には、平均の幅。以下同じ。)は、いずれも30mm以下とすることが好ましい。外側フレーム部、横フレーム部又は縦フレーム部の幅は、いずれも25mmとすることがより好ましく、20mm以下とすることがさらに好ましい。
一方、各フレーム部の幅を狭くしすぎると、帽子用鍔芯の形態安定性が低下する虞や、帽子用鍔芯の強度が著しく低下する虞がある。このため、外側フレーム部、横フレーム部又は縦フレーム部の幅は、いずれも3mm以上とすることが好ましい。外側フレーム部、横フレーム部又は縦フレーム部の幅は、いずれも5mmとすることがより好ましく、7mm以下とすることがさらに好ましい。
本発明の帽子用鍔芯の素材は、エラストマーであれば特に限定されない。エラストマーは、熱硬化性エラストマーと熱可塑性エラストマーとに大別される。このうち、熱硬化性エラストマーは、シリコーンゴムや、ウレタンゴムや、フッ素ゴム等の熱硬化性樹脂系エラストマーと、合成ゴムや天然ゴム等の加硫ゴムとに分類される。一方、熱可塑性エラストマーは、スチレン系エラストマーやオレフィン/アルケン系エラストマーや、塩ビ系エラストマーや、ウレタン系エラストマーや、アミド系エラストマー等に分類される。
本発明の帽子用鍔芯は、上記のいずれのエラストマーで形成してもよいが、その全体を、シリコーンゴムによって形成することが好ましい。シリコーンゴムは、人体に対する悪影響がなく、また耐熱性や耐水性や耐薬品性等にも優れており、帽子用鍔芯として好適に使用することができる。
本発明の帽子用鍔芯において、その厚さの具体的な値は、特に限定されない。しかし、帽子用鍔芯の形態安定性や強度を確保するためには、帽子用鍔芯の厚さは、1mm以上とすることが好ましい。帽子用鍔芯の厚さは、1.5mm以上とするとより好ましい。帽子用鍔芯の厚さの上限は、特に限定されないが、帽子用鍔芯を厚くしすぎると、前記開口部を設けたとしても、帽子用鍔芯の総重量を抑えることが難しくなる虞がある。このため、帽子用鍔芯の厚さは、5mm以下とすると好ましく、4mm以下とするとより好ましく、3mm以下とするとさらに好ましい。
ここで、エラストマーは、密度が大きいため、エラストマーからなる帽子用鍔芯を厚くすると、帽子用鍔芯が重くなりがちであるところ、本発明の帽子用鍔芯は、前記開口部を設けているため、厚さを1mm以上としても、帽子用鍔芯の総重量を30g以下に抑えることも可能である。本発明の帽子用鍔芯は、その総重量を、27g以下に抑えるとより好ましく、25g以下に抑えるとさらに好ましく、23g以下に抑えると最適である。帽子用鍔芯の総重量の下限は、特に限定されないが、通常、10g以上にはなる。
上述した本発明の帽子用鍔芯は、各種の帽子における鍔芯(帽子用鍔芯)として用いることができる。なかでも、ランニングキャップや野球帽等の運動帽で好適に採用することができる。というのも、これらの運動帽は、汗等の汚れが付着しやすく、洗濯可能とすることのメリットが大きい。また、これらの運動帽の帽子用鍔芯が重いと、被った人の運動パフォーマンスが低下する虞があるため、運動帽では、帽子用鍔芯を軽量化することの意義が大きい。この点、本発明の帽子用鍔芯は、耐洗濯性に優れたエラストマー製のものでありながら、軽量化を図ることも可能であり、運動帽の帽子用鍔芯に要求される上記の2つの点をクリアすることができるからである。
本発明の帽子用鍔芯を備えた帽子においては、帽子用鍔芯のオモテ面を覆う鍔表地と、帽子用鍔芯のウラ面を覆う鍔裏地とを、メッシュ生地とすることが好ましい。本発明の帽子用鍔芯は、それを表裏に貫通する開口部を有するものであるところ、鍔表地及び鍔裏地を、通気性に優れたメッシュ生地とすることによって、鍔の表裏で通気を行うことができるようになり、帽子を被った人が厚さを感じにくくすることが可能になるからである。
以上のように、本発明によって、耐洗濯性や形態安定性に優れたエラストマー製のものでありながら軽量な帽子用鍔芯を提供することが可能になる。また、鍔の耐洗濯性や形態安定性に優れながらも、被り心地が良好で、それを被った人の運動パフォーマンスが低下しにくい帽子を提供することも可能になる。
本発明の帽子用鍔芯を備えた帽子の全体を示した斜視図である。 本発明の帽子用鍔芯の一例を示した斜視図である。 図2の帽子用鍔芯を先端縁側から見た状態を示した図である。 本発明の帽子用鍔芯のうち、第一実施態様から第三実施態様までを示した図である。 本発明の帽子用鍔芯のうち、第四実施態様から第七実施態様までを示した図である。 本発明の帽子用鍔芯のうち、第八実施態様から第十一実施態様までを示した図である。 本発明の帽子用鍔芯のうち、第十二実施態様から第十五実施態様までを示した図である。
本発明の帽子用鍔芯の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明の帽子用鍔芯21を備えた帽子の全体を示した斜視図である。
図1に示す帽子は、着用者の頭部を覆うためのクラウン10と、クラウン10の下縁に縫着された鍔20とで構成されている。図1に示す帽子においては、三日月状を為す鍔20が、クラウン10の下縁における前側の区間から前方に突出して設けられた前鍔となっており、帽子はキャップ型のものとなっている。しかし、本発明の帽子用鍔芯21は、キャップ型の帽子における前鍔に使用するものに限定されず、ハット型の帽子における鍔(環状鍔)に使用することも可能である。ハット型の帽子において、鍔は、クラウンの下縁における全周部から外方に突出した状態で帯環状に設けられる。このため、本発明の帽子用鍔芯21をハット型の帽子の鍔で用いる場合には、帽子用鍔芯21も帯環状に形成される。
また、図1に示す帽子において、クラウン10は、通常、着用者の頭部の上側略全体を覆うことができるように半球状となっている。しかし、クラウン10は、必ずしも半球状である必要はなく、着用者の頭部の一部のみを覆うものであってもよい。クラウン10は、例えば、サンバイザーのように、着用者の額上部から両耳上部を経て後頭部に至る環状の部分のみを覆うものとしてもよい。また、クラウン10は、その全体を閉塞された連続面状のものとする必要もなく、その一部の領域に開口部を設けたり、その一部の領域又は全体の領域を、通気性を有するメッシュ生地で形成したりすることもできる。図1の例では、クラウン10における一部の領域(同図において網掛けハッチングで示した部分)を、メッシュ生地により形成している。これにより、クラウン10を通気性の優れたものとすることが可能になる。
図1に示す帽子において、鍔20は、鍔20の形態を維持するための帽子用鍔芯21と、帽子用鍔芯21のオモテ面(上面)を覆うための鍔表地22と、帽子用鍔芯21のウラ面(下面)を覆うための鍔裏地(図示省略)と、鍔表地22の先端縁(前縁)と鍔裏地23の先端縁(前縁)とを包むパイピング23とで構成されている。つまり、帽子用鍔芯21は、鍔表地22と鍔裏地との間に収容された状態となっている。鍔表地22の先端縁と鍔裏地の先端縁は互いに縫着され、その縫着された部分は、ほつれないようにパイピング23によって保護された状態となっている。鍔表地22の基端縁(後縁)と鍔裏地の基端縁(後縁)も、クラウン10の下縁で互いに縫着される。鍔表地22の基端縁と鍔裏地の基端縁も、ほつれないように、図示しないパイピングで保護している。
鍔表地22と鍔裏地は、その全体が閉塞された連続面状のものとすることもできる。しかし、本発明の帽子用鍔芯21は、後述するように、表裏に貫通する開口部21aを有するものとなっている。このため、鍔表地22と鍔裏地を、メッシュ生地等、通気性に優れた生地で形成すると、鍔20の表裏で通気を行い、着用者が涼しさを感じやすくすることができる。本実施態様においても、鍔表地22と鍔裏地は、メッシュ生地によって形成している。この場合、鍔表地22及び鍔裏地を、帽子用鍔芯21と異なる色とすると、帽子用鍔芯21が鍔表地22及び鍔裏地を透けて外部から目立つようになり、帽子の外観を損ねる虞もある。このため、帽子用鍔芯21を目立たなくしたい場合には、鍔表地22及び鍔裏地を、帽子用鍔芯21と同系の色とすることが好ましい。例えば、帽子用鍔芯21が白系色である場合には、鍔表地22及び鍔裏地も白系色とし、帽子用鍔芯21が黒系色である場合には、鍔表地22及び鍔裏地も黒系色とするといった具合である。
図2は、本発明の帽子用鍔芯21の一例(後述する第十二実施形態の帽子用鍔芯21)を示した斜視図である。本発明の帽子用鍔芯21は、その全体がエラストマーによって形成されており、耐洗濯性及び形態安定性に優れたものとなっている。既に述べたように、帽子用鍔芯21を形成するエラストマーの種類は、特に限定されないが、本実施態様においては、人体に対する悪影響がなく、また耐熱性や耐水性や耐薬品性等にも優れているシリコーンゴムによって帽子用鍔芯21を形成している。帽子用鍔芯21の厚さは、既に述べた通り、1〜5mmの範囲とすることが好ましいが、本実施態様においては、2mm弱としている。
本発明の帽子用鍔芯21は、図2に示すように、表裏に貫通する開口部21が設けられている。この開口部21は、帽子用鍔芯21の重量を少なく抑えるための部分となっている。また、本実施態様においては、上述したように、鍔表地22(図1)及び鍔裏地をメッシュ生地としたところ、この開口部21は、通気部分としても機能するようになっている。開口部21の形態や配置は、特に限定されないが、帽子用鍔芯21の上面の総面積S(開口部21が設けられた部分の面積も含む。)に対する開口部21aの総面積Sの比S/Sが0.5以上となるようにされる。これにより、開口部21aが設けられていない場合と比較して、帽子用鍔芯21の重量を半分以下に抑えることが可能になる。
帽子用鍔芯21の上面の総面積Sに対する開口部21aの総面積Sの比S/Sは、上記の通り、0.5以下であれば特に限定されないが、帽子用鍔芯21のさらなる軽量化を図るためには、0.45以下とすることが好ましく、0.4以下とすることがさらに好ましい。しかし、比S/Sを小さくしすぎると、必然的に、帽子用鍔芯21の形態安定性や強度を維持しにくくなる。このため、比S/Sは、0.1以上とすることが好ましい。比S/Sは、0.15以上とすることがより好ましく、0.2以上とすることがさらに好ましい。既に述べた通り、帽子用鍔芯21の総重量は、10〜30gの範囲とすることが好ましいが、本実施態様においては、約20gとなっている。
帽子用鍔芯21に対する開口部21aの設け方は、特に限定されない。帽子用鍔芯21に対する開口部21aの設け方としては、[1]開口部21aを有さない状態の帽子用鍔芯21をパンチで打ち抜いて開口部21aを設ける方法や、[2]開口部21aを有さない状態の帽子用鍔芯21に刃を当てて切断することにより開口部21aを設ける方法や、[3]帽子用鍔芯21を射出成形する際に同時に開口部21aを設ける方法(開口部21aを金型で設ける)等が挙げられる。いずれの方法を採用するかは、帽子用鍔芯21の成形工程を考慮して適宜決定される。
図3は、図2の帽子用鍔芯21を先端縁側から見た状態を示した図である。帽子用鍔芯21は、平面状に形成してもよいが、本実施態様においては、図3に示すように、その左右方向中央部が高くなり、その左端部及び右端部が低くなるように円弧状に湾曲した曲面状としている。これにより、鍔20(図1)の見た目を良くするだけでなく、鍔20の形態安定性や強度を高めることが可能になる。帽子用鍔芯21を図3に示すように曲面状に形成する方法としては、[1]平面状に形成された帽子用鍔芯21を加熱等しながら型で押えて曲面状とする方法や、[2]キャビティが曲面状に形成された金型で帽子用鍔芯21を射出成形等することにより帽子用鍔芯21を曲面状とする方法等が挙げられる。
以上のように、本発明の帽子用鍔芯21は、その全体がエラストマーで形成されるとともに、表裏に貫通する開口部21aが設けられる。帽子用鍔芯21は、その総面積Sに対する開口部21aの総面積Sの比S/Sが0.5以上となるのであれば、その具体的な形態は特に限定されないが、図4(a)に示すように、帽子用鍔芯21の外縁部を、帯板状を為す外側フレーム部21bとする(外側フレーム21bの内側に開口部21aが形成されるようにする)ことが好ましい。図4(a)は、第一実施態様の帽子用鍔芯21を示した図である。これにより、外側フレーム21bの内側の部分に開口部21aを大きく確保することが可能になる。
ただし、帽子用鍔芯21を外側フレーム部21aで構成しただけでは、帽子用鍔芯21の形態が容易に変化して、鍔20(図1)の形態を維持しにくくなる虞がある。このため、帽子用鍔芯21には、図4(b),(c)に示すように、外側フレーム部21bを左右方向に繋ぐ横フレーム部21cや、図5(a),(b),(c),(d)に示すように、外側フレーム部21bを前後方向に繋ぐ縦フレーム部21dを設けると好ましい。
ここで、図4(b)は第二実施態様の帽子用鍔芯21を、図4(c)は第三実施態様の帽子用鍔芯21をそれぞれ示した図である。また、図5(a)は第四実施態様の帽子用鍔芯21を、図5(b)は第五実施態様の帽子用鍔芯21を、図5(c)は第六実施態様の帽子用鍔芯21を、図5(b)は第七実施態様の帽子用鍔芯21をそれぞれ示した図である。
第二実施態様の帽子用鍔芯21は、図4(b)に示すように、1本の横フレーム部21cを有するものとなっており、開口部21aの数は2個となっている。第三実施態様の帽子用鍔芯21は、図4(c)に示すように、2本の横フレーム部21cを有するものとなっており、開口部21aの数は3個となっている。また、第五実施態様の帽子用鍔芯21は、図5(a)に示すように、1本の縦フレーム部21dを有するものとなっており、開口部21aの数は2個となっている。第六実施態様の帽子用鍔芯21は、図5(b)に示すように、2本の縦フレーム部21dを有するものとなっており、開口部21aの数は3個となっている。第七実施態様の帽子用鍔芯21は、図5(c)に示すように、3本の縦フレーム部21dを有するものとなっており、開口部21aの数は4個となっている。第八実施態様の帽子用鍔芯21は、図5(d)に示すように、5本の縦フレーム部21dを有するものとなっており、開口部21aの数は6個となっている。
このように、横フレーム部21cや縦フレーム部21dの本数は、適宜増減することができる。しかし、横フレーム部21cや縦フレーム部21dの本数を多くしすぎると、開口部21aの総面積Sを広く確保しにくくなる。このため、横フレーム部21cの本数は、通常、5本以下とされ、好ましくは、3本以下とされる。一方、縦フレーム部21dの本数は、通常、10本以下(前鍔の場合。環状鍔とする場合には、この3〜4倍程度でもよい。以下同じ。)とされ、好ましくは、7本以下とされ、より好ましくは5本以下とされる。
ところで、図4(b),(c)に示すように、横フレーム部21cのみを有する帽子用鍔芯21は、帽子用鍔芯21を左右方向に開きにくい構造とできるものの、外側フレーム部21bが前後に開く構造になりやすいという欠点を有している。一方、図5(a)〜(d)に示すように、縦フレーム部21dのみを有する帽子用鍔芯21は、外側フレーム部21bが前後に開きにくい構造となるものの、帽子用鍔芯21が左右方向に開く構造になりやすいという欠点を有している。
このため、帽子用鍔芯21は、図6(a),(b),(c),(d)に示すように、横フレーム部21c及び縦フレーム部21dの双方を有するものとすることが好ましい。ここで、図6(a)は第八実施態様の帽子用鍔芯21を、図6(b)は第九実施態様の帽子用鍔芯21を、図6(c)は第十実施態様の帽子用鍔芯21を、図6(d)は第十一実施態様の帽子用鍔芯21をそれぞれ示した図である。図6及び後掲の図7においては、図示の便宜上、開口部21aは1箇所のみを符号で示している。これにより、帽子用鍔芯21を左右方向にも前後方向にも開きにくい構造として、帽子用鍔芯21の形態安定性をさらに高めることが可能になる。
第八実施態様の帽子用鍔芯21は、図6(a)に示すように、1本の横フレーム部21cと1本の縦フレーム部21dとを有するものとなっており、開口部21aの数は4個となっている。第九実施態様の帽子用鍔芯21は、図6(b)に示すように、1本の横フレーム部21cと2本の縦フレーム部21dとを有するものとなっており、開口部21aの数は6個となっている。第十実施態様の帽子用鍔芯21は、図6(c)に示すように、2本の横フレーム部21cと1本の縦フレーム部21dとを有するものとなっており、開口部21aの数は6個となっている。第十一実施態様の帽子用鍔芯21は、図6(d)に示すように、2本の横フレーム部21cと2本の縦フレーム部21dとを有するものとなっており、開口部21aの数は9個となっている。
ただし、図6(a)〜(d)に示すように、帽子用鍔芯21を、横フレーム部21c及び縦フレーム部21dの双方を有するものとすると、横フレーム部21c及び縦フレーム部21dの総本数が増えるため、帽子用鍔芯21の重量を抑えにくくなる虞がある。この点、帽子用鍔芯21は、通常、前後方向の幅よりも左右方向の幅の方が長くなるため、縦フレーム部21dの方が、帽子用鍔芯21の形態安定性に効きやすい。このため、帽子用鍔芯21を横フレーム部21c及び縦フレーム部21dの双方を有するものとする場合には、図7(a),(b),(c),(d)に示すように、一部の横フレーム部21cを省略すると好ましい。
ここで、図7(a)は第十二実施態様の帽子用鍔芯21を、図7(b)は第十三実施態様の帽子用鍔芯21を、図7(c)は第十四実施態様の帽子用鍔芯21を、図7(d)は第十五実施態様の帽子用鍔芯21をそれぞれ示した図である。これにより、帽子用鍔芯21を、左右方向及び前後方向の形態安定性に優れながらも、帽子用鍔芯21の重量を効果的に抑えることが可能になる。
第十二実施態様の帽子用鍔芯21は、図7(a)に示すように、1本の横フレーム部21cと2本の縦フレーム部21dとを有するものであるところ、横フレーム部21cは、帽子用鍔芯21の左右方向中央部Aのみに設けている。このため、開口部21aの数は4個となっている。第十三実施態様の帽子用鍔芯21は、図7(b)に示すように、2本の横フレーム部21cと2本の縦フレーム部21dとを有するものであるところ、横フレーム部21cは、帽子用鍔芯21の左部A及び右部Aのみに設けており、左右方向中央部Aには設けていない。このため、開口部21aの数は5個となっている。
第十四実施態様の帽子用鍔芯21は、図7(c)に示すように、3本の横フレーム部21cと2本の縦フレーム部21dとを有するものであり、開口部21aの数は6個であるところ、帽子用鍔芯21の左部A及び右部Aの横フレーム部21cは、帽子用鍔芯21の先端縁寄りに配し、帽子用鍔芯21の左右方向中央部Aの横フレーム部21cは、帽子用鍔芯21の後端縁寄りに配している。換言すると、帽子用鍔芯21の左部A及び右部Aにおいては、帽子用鍔芯21の基端縁寄りに横フレーム部21cを設けておらず、帽子用鍔芯21の左右方向中央部Aにおいては、帽子用鍔芯21の先端縁寄りに横フレーム部21cを設けていない。
第十五実施態様の帽子用鍔芯21は、図7(d)に示すように、3本の横フレーム部21cと2本の縦フレーム部21dとを有するものであり、開口部21aの数は6個であるところ、帽子用鍔芯21の左部A及び右部Aの横フレーム部21cは、帽子用鍔芯21の基端縁寄りに配し、帽子用鍔芯21の左右方向中央部Aの横フレーム部21cは、帽子用鍔芯21の先端縁寄りに配している。換言すると、帽子用鍔芯21の左部A及び右部Aにおいては、帽子用鍔芯21の先端縁寄りに横フレーム部21cを設けておらず、帽子用鍔芯21の左右方向中央部Aにおいては、帽子用鍔芯21の基端縁寄りに横フレーム部21cを設けていない。
ところで、本実施態様においては、図3に示すように、帽子用鍔芯21を曲面状に形成したところ、帽子用鍔芯21をこのような曲面状に維持するためには、帽子用鍔芯21の左部Aや右部Aにある横フレーム部21cよりも、帽子用鍔芯21の左右方向中央部Aにある横フレーム部21cの方が効く。また、横フレーム部21cは、帽子用鍔芯の前後方向中間部に配した方がバランスがよい。以上のことを鑑みると、図7(a)に示す第十二実施形態の帽子用鍔芯21が好適である。このため、図1及び図2に示す帽子用鍔芯21も、第十二実施態様のものとしている。
帽子用鍔芯21の全体を、上記のようにフレーム状とする場合において、外側フレーム部21b、横フレーム部21c及び縦フレーム部21dの幅は、既に述べたように、それぞれ5〜30mmの範囲とすることが好ましい。本実施態様においては、外側フレーム部21bのうち、先端縁側の部分の幅を10mm弱とし、基端縁側の部分の幅を約15mmとしている。また、横フレーム部21c及び縦フレーム部21dの幅を、それぞれ約7mmとしている。
10 クラウン
20 鍔
21 帽子用鍔芯
21a 開口部
21b 外側フレーム部
21c 横フレーム部
21d 縦フレーム部
22 鍔表地
23 パイピング
帽子用鍔芯の左右方向中央部
帽子用鍔芯の左部
帽子用鍔芯の右部

Claims (9)

  1. 全体がエラストマーによって形成された帽子用鍔芯であって、
    表裏に貫通する開口部を有し、
    上面の総面積Sに対する前記開口部の総面積Sの比S/Sが0.5以上とされた
    ことを特徴とする帽子用鍔芯。
  2. 外縁部が、帯板状を為す外側フレーム部とされた請求項1記載の帽子用鍔芯。
  3. 外側フレーム部を左右方向に繋ぐ横フレーム部を有する請求項2記載の帽子用鍔芯。
  4. 外側フレーム部を前後方向に繋ぐ縦フレーム部を有する請求項2又は3記載の帽子用鍔芯。
  5. 外側フレーム部、横フレーム部又は縦フレーム部の幅がいずれも30mm以下とされた請求項2〜4いずれか記載の帽子用鍔芯。
  6. 全体がシリコーンゴムによって形成された請求項1〜5いずれか記載の帽子用鍔芯。
  7. 厚さが1mm以上とされ、
    総重量が30g以下とされた
    請求項6記載の帽子用鍔芯。
  8. 鍔芯として、請求項1〜7いずれか記載の帽子用鍔芯を用いた帽子。
  9. 帽子用鍔芯のオモテ面を覆う鍔表地と帽子用鍔芯のウラ面を覆う鍔裏地とがメッシュ生地とされた請求項8記載の帽子。
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