JP2019094133A - 画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置部からのシートの落下を防止するとともにユーザーにおける印刷待ち時間を短縮可能な画像形成装置、及び画像形成方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置10は、特定サイズのシートに対応する載置面を有する載置部56Aと、載置部56Aに収納される収納状態と前記載置面よりも排出方向D2下流側で前記載置面に載置される前記特定サイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態との間で変位可能な可動部57Aと、印刷処理を実行する印刷処理部と、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており且つ可動部57Aが前記展開状態でない場合に、当該印刷処理で最初に搬送されるシートが排出部53Aによって把持されている間における所定の中断タイミングで当該印刷処理を中断させる中断処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像データに基づく画像を形成する画像形成装置、及び画像形成方法に関する。
プリンターのような画像形成装置では、画像形成後のシートが排紙トレイのような載置部に載置される。前記載置部には、前記載置部に収納される収納状態と、前記載置部における載置可能なシートサイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態との間で変位可能な延長トレイのような可動部が設けられることがある。なお、前記載置部において起倒可能に設けられるフェンス部材の状態に応じて印刷動作を停止可能な構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−118839号公報
ところで、画像形成装置では、前記載置部における載置可能なシートサイズを超えるサイズのシートに画像が印刷される場合に、前記可動部が展開されていないことがある。この場合、前記載置部に排出される画像形成後のシートが当該載置部から落下することがある。
これに対し、前記載置部における載置可能なシートサイズを超えるサイズのシートに画像が印刷される場合において、前記可動部が展開されていない場合に、当該可動部が展開されるまでの間、印刷処理の実行を制限する構成が考えられる。しかしながら、このような構成では、印刷処理の実行開始時期が遅れるため、当該印刷処理の実行を指示したユーザーにおける印刷待ち時間が長期化する。
本発明の目的は、載置部からのシートの落下を防止するとともにユーザーにおける印刷待ち時間を短縮可能な画像形成装置、及び画像形成方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、載置部と、排出部と、可動部と、印刷処理部と、中断処理部とを備える。前記載置部は、予め定められた特定サイズのシートに対応する載置面を有する。前記排出部は、シートを把持して当該シートを前記載置部へ排出する。前記可動部は、前記載置部に収納される収納状態と前記載置面よりも前記排出部によるシートの排出方向下流側で前記載置面に載置される前記特定サイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態との間で変位可能である。前記印刷処理部は、一又は複数のシートを前記載置部へ順次搬送するとともに、前記載置部へ至るシートの搬送経路上における予め定められた印刷位置でシートに画像を印刷する印刷処理を実行する。前記中断処理部は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており且つ前記可動部が前記展開状態でない場合に、当該印刷処理で最初に搬送されるシートが前記印刷位置を通過した後であって当該シートが前記排出部による把持から離れる前の予め定められた中断タイミングで当該印刷処理を中断させる。
本発明の他の局面に係る画像形成方法は、予め定められた特定サイズのシートに対応する載置面を有する載置部と、シートを把持して当該シートを前記載置部へ排出する排出部と、前記載置部に収納される収納状態と前記載置面よりも前記排出部によるシートの排出方向下流側で前記載置面に載置される前記特定サイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態との間で変位可能な可動部と、を備える画像形成装置で実行され、一又は複数のシートを前記載置部へ順次搬送するとともに、前記載置部へ至るシートの搬送経路上における予め定められた印刷位置でシートに画像を印刷する印刷処理を実行することと、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており且つ前記可動部が前記展開状態でない場合に、当該印刷処理で最初に搬送されるシートが前記印刷位置を通過した後であって当該シートが前記排出部による把持から離れる前の予め定められた中断タイミングで当該印刷処理を中断させることと、を含む。
本発明によれば、載置部からのシートの落下を防止するとともにユーザーにおける印刷待ち時間を短縮可能な画像形成装置、及び画像形成方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における可動部の収納状態を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における可動部の展開状態を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の載置部及び可動部の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第1状態判定処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される第2状態判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の構成]
まず、図1〜図5を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。また、図3は載置部56A、及び可動部57Aの構成を示す平面図であるとともに、可動部57Aの収納状態を示す図である。また、図4は可動部57Aの展開状態を示す図である。なお、図3及び図4における一点鎖線は、第1サイズのシートSH1を示すためのものである。また、図3及び図4における二点鎖線は、第2サイズのシートSH2を示すためのものである。また、図5は載置部56Aにおける排出方向D2の下流側先端部の構成を示す図である。
画像形成装置10は、画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、スキャン機能、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、ADF(自動原稿搬送装置)1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、排紙部5、操作表示部6、及び制御部7を備える。
ADF1は、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する。具体的に、ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び原稿排出部を備える。ADF1は、前記原稿セット部に載置された原稿を、画像読取部2による画像データの読み取り位置を経由して、前記原稿排出部へ搬送する。
画像読取部2は、原稿から画像データを読み取る。具体的に、画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備える。画像読取部2は、前記原稿台に載置された原稿、及びADF1によって搬送される原稿から画像データを読み取る。
画像形成部3は、電子写真方式で画像を形成する。具体的に、画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ、又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、画像を形成する。なお、画像形成部3は、インクジェット方式などの他の画像形成方式で画像を形成してもよい。
図1に示されるように、画像形成部3は、感光体ドラム31、帯電ローラー32、光走査装置33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、及び定着装置37を備える。
感光体ドラム31は、トナー像を担持する。感光体ドラム31は、不図示のモーターから伝達される回転駆動力を受けて、図1に示される矢印方向に回転する。
帯電ローラー32は、感光体ドラム31の表面を帯電させる。光走査装置33は、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像を形成する。現像装置34は、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像を現像する。
転写ローラー35は、感光体ドラム31との間で形成される転写ニップ部P1(図1参照)において、感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像をシートに転写する。クリーニング装置36は、トナー像が転写された後の感光体ドラム31の表面を清掃する。
定着装置37は、トナー像が転写されたシートを加熱するとともに加圧して、当該シートにトナー像を定着させる。例えば、定着装置37は、図1に示されるように、定着ローラー371、及び加圧ローラー372を備える。定着ローラー371は、加圧ローラー372との間で形成される定着ニップ部P2(図1参照)を通過するシートを加熱する。加圧ローラー372は、定着ニップ部P2を通過するシートを加圧する。
給紙部4は、画像形成部3にシートを供給する。
図1に示されるように、給紙部4は、給紙カセット41A〜41C、給紙機構42A〜42C、給紙路43、及びレジストローラー44を備える。
給紙カセット41A〜41C各々は、画像が印刷されるシートを収容する。例えば、給紙カセット41AにはA4縦サイズの普通紙が収容されている。また、給紙カセット41BにはA3縦サイズの普通紙が収容されている。また、給紙カセット41Cには、B4縦サイズの普通紙が収容されている。なお、給紙カセット41A〜41C各々に収容されるシートは、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどであってもよい。
給紙機構42Aは、給紙カセット41Aに収容されているシートを一枚ずつ取り出して、取り出されたシートを給紙路43へ供給する。また、給紙機構42Bは、給紙カセット41Bに収容されているシートを一枚ずつ取り出して、取り出されたシートを給紙路43へ供給する。また、給紙機構42Cは、給紙カセット41Cに収容されているシートを一枚ずつ取り出して、取り出されたシートを給紙路43へ供給する。例えば、給紙機構42A〜42C各々は、ピックアップローラー、給紙ローラー、及びリタードローラーを備える。
給紙路43は、図1に示されるように、給紙カセット41A〜41C各々から転写ニップ部P1を経由して定着装置37へ至るシートの移動通路である。給紙路43は、画像形成装置10の内部に設けられた一対のガイド部材によって形成される。給紙路43には、複数の搬送ローラーが設けられている。給紙路43では、前記搬送ローラー各々によってシートが搬送方向D1(図1参照)へ搬送される。
レジストローラー44は、予め設定されたタイミングでシートを転写ニップ部P1に搬送する。図1に示されるように、レジストローラー44は、給紙路43における転写ニップ部P1の直前に設けられている。
画像形成装置10では、以下の手順で給紙部4によって供給されるシートに画像データに基づく画像が形成される。
まず、帯電ローラー32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置33によって感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。
そして、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像は、現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像は、感光体ドラム31によって転写ニップ部P1(図1参照)へ搬送される。なお、現像装置34には、画像形成部3に着脱可能な不図示のトナーコンテナからトナーが補給される。
一方、給紙部4は、転写ニップ部P1にシートを供給する。例えば、給紙カセット41Aからシートが供給される場合、給紙カセット41Aは、その底部に設けられた不図示のリフト板を用いて、その内部に収容されているシートを給紙機構42Aの前記ピックアップローラーとの接触位置まで持ち上げる。給紙機構42Aは、前記リフト板によって持ち上げられたシートを給紙路43へ供給する。給紙路43に供給されたシートは、前記搬送ローラー各々によってレジストローラー44まで搬送される。
レジストローラー44は、感光体ドラム31によってトナー像が転写ニップ部P1へ搬送されるタイミングに合わせて、転写ニップ部P1にシートを搬送する。例えば、画像形成装置10では、給紙路43に設けられる不図示のセンサーによるシートの通過の検出タイミングに基づいて、レジストローラー44によるシートの搬送タイミングが設定される。そして、レジストローラー44は、設定された前記搬送タイミングに基づいて、シートを転写ニップ部P1へ搬送する。これにより、感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像がシートの表面に転写される。なお、転写ローラー35によるトナー像の転写後に感光体ドラム31の表面に残存するトナーは、クリーニング装置36によって除去される。
転写ニップ部P1でトナー像が転写されたシートは、定着装置37へ搬送される。定着装置37では、搬送されたシートが定着ニップ部P2に通される。これにより、シートに転写されたトナー像がそのシートに定着されて、シートに画像が形成される。ここに、定着ニップ部P2が、本発明における印刷位置の一例である。なお、画像形成部3がインクジェット方式で画像を形成する場合、本発明における印刷位置は、インクの吐出による画像形成位置である。
排紙部5は、画像形成部3による画像形成後のシートを機外へ排出する。
図1に示されるように、排紙部5は、排紙路51A〜51B、切替部52、排出ローラー53A〜53B、従動ローラー54A〜54B、シートセンサー55A〜55B、載置部56A〜56B、可動部57A〜57B、及び状態センサー58A〜58Bを備える。
排紙路51Aは、図1に示されるように、定着装置37から載置部56Aへ至るシートの移動通路である。また、排紙路51Bは、排紙路51Aにおける分岐位置P3(図1参照)から載置部56Bへ至るシートの移動通路である。排紙路51A〜51B各々は、画像形成装置10の内部に設けられた一対のガイド部材によって形成される。
切替部52は、画像形成後のシートの搬送先を載置部56A及び載置部56Bの間で切り替え可能である。図1に示されるように、切替部52は、排紙路51Aにおける分岐位置P3(図1参照)に設けられる。
排出ローラー53Aは、画像形成装置10の筐体側面に形成された開口部10Aに設けられる。従動ローラー54Aは、開口部10Aにおいて排出ローラー53Aに接触して設けられる。排出ローラー53Aは、従動ローラー54Aとの間で形成されるニップ部でシートを把持して、当該シートを開口部10Aから排出方向D2(図1参照)へ排出する。
排出ローラー53Bは、画像形成装置10の筐体側面において開口部10Aの上部に形成された開口部10Bに設けられる。従動ローラー54Bは、開口部10Bにおいて排出ローラー53Bに接触して設けられる。排出ローラー53Bは、従動ローラー54Bとの間で形成されるニップ部でシートを把持して、当該シートを開口部10Bから排出方向D2(図1参照)へ排出する。ここに、排出ローラー53A〜53B各々が、本発明における排出部の一例である。以下、排出ローラー53A〜53Bのいずれかを指して、排出ローラー53Xと呼称することがある。
シートセンサー55Aは、排紙路51Aに設けられ、シートを検出する。例えば、シートセンサー55Aは、反射型の光センサーである。シートセンサー55Aは、排出ローラー53Aよりも定着装置37側に設けられる。
シートセンサー55Bは、排紙路51Bに設けられ、シートを検出する。例えば、シートセンサー55Bは、シートセンサー55Aと同様に、反射型の光センサーである。シートセンサー55Bは、排出ローラー53Bよりも定着装置37側に設けられる。以下、シートセンサー55A〜55Bのいずれかを指して、シートセンサー55Xと呼称することがある。
載置部56Aは、排出ローラー53Aによって排出されるシートを受ける、所謂排紙トレイである。
載置部56Aは、図1に示されるように、画像形成装置10の筐体側面における開口部10Aの下側から排出方向D2の下流側へ向けて延出して設けられる。載置部56Aは、排出方向D2の下流側端部が上方に傾斜する姿勢で設けられる。
図3及び図5に示されるように、載置部56Aは、載置面56A1、側壁56A2〜56A3、及び収納部56A4を備える。
載置面56A1は、平面状に形成されており、排出ローラー53Aによって排出されるシートが載置される。載置面56A1は、予め定められた第1サイズのシートSH1(図3参照)に対応するサイズで形成されている。ここに、前記第1サイズが、本発明における予め定められた特定サイズの一例である。
具体的に、載置面56A1は、排出ローラー53Aによって排出される前記第1サイズよりも排出方向D2における距離が長い第2サイズのシートSH2(図3参照)の一部がはみ出すサイズで形成されている。より具体的に、載置面56A1は、図3に示されるように、排出方向D2における上流側端部から下流側端部までの距離が、前記第1サイズのシートSH1における排出方向D2の長さよりも長く、前記第2サイズのシートSH2における排出方向D2の長さよりも短い距離に設定されている。また、載置面56A1は、排出方向D2に直交するシートの幅方向D3(図3参照)における距離が、前記第2サイズのシートSH2における幅方向D3の長さよりも長い距離に設定されている。例えば、前記第1サイズはA4縦サイズである。また、前記第2サイズは、A3縦サイズである。
側壁56A2〜56A3は、載置面56A1における幅方向D3の端部各々に立設されている。側壁56A2〜56A3は、載置面56A1に載置されたシートの幅方向D3における移動を規制する。
収納部56A4は、載置面56A1の下側に設けられる。図5に示されるように、収納部56A4は、載置部56Aにおける排出方向D2の下流側端部において排出方向D2の上流側に向けて形成された凹部である。収納部56A4は、以下に述べる可動部57Aを収納する。
可動部57Aは、載置部56Aにおける載置可能なシートサイズを拡張させることが可能な、所謂延長トレイである。
具体的に、可動部57Aは、載置部56Aに収納される収納状態(図3参照)と、載置面56A1よりも排出方向D2下流側で載置面56A1に載置される前記第1サイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態(図4参照)との間で変位可能に設けられる。
例えば、可動部57Aは、平板状に形成されており、幅方向D3における両端部が収納部56A4によって排出方向D2に沿ってスライド移動可能に支持されている。可動部57Aは、画像形成装置10のユーザーによって排出方向D2下流側へ引き出されることで、前記収納状態から前記展開状態へ変位する。また、可動部57Aは、画像形成装置10のユーザーによって排出方向D2上流側へ押し戻されることで、前記展開状態から前記収納状態へ変位する。
可動部57Aは、図4に示されるように、前記展開状態において、排出ローラー53Aによって排出されるシートSH2の排出方向D2下流側先端部を支持可能である。具体的に、可動部57Aは、前記展開状態において、載置面56A1から排出方向D2下流側へ、排出ローラー53Aによって排出されるシートSH2の排出方向D2下流側先端部と載置面56A1との間の距離L1(図4参照)を超えて突出する。一方、図3に示されるように、可動部57Aは、前記収納状態において、載置面56A1から排出方向D2下流側へ、距離L1より短い距離だけ突出する。なお、可動部57Aは、前記収納状態において、載置面56A1から排出方向D2下流側へ突出していなくてもよい。
なお、画像形成装置10において、収納部56A4に替えて、載置面56A1に、載置面56A1に対して垂直な方向へ窪む可動部57Aを収納可能な凹部が形成されていてもよい。この場合、可動部57Aは、前記凹部によって排出方向D2に沿ってスライド移動可能に支持される。
また、画像形成装置10において、収納部56A4に替えて、載置面56A1に前記凹部が形成されているとともに、可動部57Aが、その排出方向D2下流側の端部に設けられる幅方向D3に延在する軸によって回動可能に支持されていてもよい。この場合、可動部57Aは、前記軸を中心に回動されて、前記収納状態と前記展開状態との間を変位する。
状態センサー58Aは、可動部57Aが前記展開状態であるか否かを検出する。例えば、状態センサー58Aは、発光部及び受光部を有する透過型の光センサーである。例えば、状態センサー58Aは、収納部56A4において、可動部57Aが前記展開状態である場合にのみ前記発光部から射出される光が前記受光部に照射されるように配置される。
載置部56Bは、排出ローラー53Bに対応して設けられている点を除いて、載置部56Aと同一の構成を備える。また、可動部57Bは、載置部56Bに対応して設けられている点を除いて、可動部57Aと同一の構成を備える。また、状態センサー58Bは、載置部56Bに対応して設けられている点を除いて、状態センサー58Aと同一の構成を備える。そのため、載置部56B、可動部57B、及び状態センサー58Bの説明は省略する。以下、載置部56A〜56Bのいずれかを指して、載置部56Xと呼称することがある。また、可動部57A〜57Bのいずれかを指して、可動部57Xと呼称することがある。また、状態センサー58A〜58Bのいずれかを指して、状態センサー58Xと呼称することがある。
操作表示部6は、制御部7からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部7に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
制御部7は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは揮発性の記憶装置であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶装置である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部7では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部7により統括的に制御される。なお、制御部7は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
また、制御部7の前記ROMには、制御部7の前記CPUに後述の第1状態判定処理(図6のフローチャート参照)、及び第2状態判定処理(図7のフローチャート参照)を実行させるための状態判定プログラムが予め記憶されている。なお、前記状態判定プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から制御部7の前記EEPROMなどの記憶装置にインストールされてもよい。
そして、制御部7は、図2に示されるように、印刷処理部71、判断処理部72、変更処理部73、報知処理部74、中断処理部75、及び再開処理部76を含む。具体的に、制御部7の前記CPUは、前記ROMに記憶された前記状態判定プログラムを実行する。これにより、制御部7は、印刷処理部71、判断処理部72、変更処理部73、報知処理部74、中断処理部75、及び再開処理部76として機能する。
印刷処理部71は、一又は複数のシートを予め設定された給紙元から予め設定された排出先へ順次搬送するとともに、前記排出先へ至るシートの搬送経路上における定着ニップ部P2でシートに画像を印刷する印刷処理を実行する。
例えば、印刷処理部71は、外部の情報処理装置から前記印刷処理の実行条件の設定に用いられる設定情報を含む印刷ジョブを受信した場合に、前記印刷処理を実行する。
具体的に、印刷処理部71は、前記印刷ジョブを受信した場合に、当該印刷ジョブに含まれる前記設定情報に基づいて前記印刷処理の実行条件を設定する。例えば、印刷処理部71は、前記設定情報に基づいて給紙カセット41A〜41Cのいずれかを前記給紙元に設定する。また、印刷処理部71は、前記設定情報に基づいて載置部56A及び載置部56Bのいずれかを前記排出先に設定する。
そして、印刷処理部71は、前記印刷処理の実行条件を設定した後に、前記印刷処理を実行する。具体的に、印刷処理部71は、給紙部4及び排紙部5の各部の動作を制御して一又は複数のシートを前記給紙元から前記排出先へ順次搬送するとともに、画像形成部3の各部の動作を制御して定着ニップ部P2でシートに画像を形成する。
なお、印刷処理部71は、操作表示部6におけるユーザーの操作によって前記設定情報及び前記印刷処理の実行指示が入力された場合に、前記印刷処理を実行してもよい。
ところで、画像形成装置10では、前記第1サイズを超えるサイズのシートに画像が印刷される場合において、載置部56Aに画像形成後のシートが排出される場合に、可動部57Aが展開されていないことがある。この場合、載置部56Aに排出される画像形成後のシートが載置部56Aから落下することがある。
これに対し、前記第1サイズを超えるサイズのシートに画像が印刷される場合において、可動部57Aが展開されていない場合に、可動部57Aが展開されるまでの間、前記印刷処理の実行を制限する構成が考えられる。しかしながら、このような構成では、前記印刷処理の実行開始時期が遅れるため、当該印刷処理の実行を指示したユーザーにおける印刷待ち時間が長期化する。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、載置部56Aからのシートの落下を防止するとともに、ユーザーにおける印刷待ち時間を短縮することが可能である。
判断処理部72は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超える場合に、当該印刷処理の実行前に載置部56A〜56Bのうち前記排出先として予め設定された特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であるか否かを判断する。
例えば、画像形成装置10では、給紙カセット41A〜41C各々に対応するシートのサイズが予め設定されている。例えば、給紙カセット41Aに対応するシートのサイズはA4縦サイズに設定されている。また、給紙カセット41Bに対応するシートのサイズはA3縦サイズに設定されている。また、給紙カセット41Cに対応するシートのサイズはB4縦サイズに設定されている。例えば、給紙カセット41A〜41C各々に対応するシートのサイズは、操作表示部6におけるユーザーの操作に応じて設定される。
例えば、判断処理部72は、印刷処理部71によって設定された前記給紙元に対応するシートのサイズに基づいて、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えるか否かを判断する。
また、判断処理部72は、前記特定載置部(印刷処理部71によって前記排出先として設定された載置部56X)に対応する状態センサー58Xを用いて、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であるか否かを判断する。
なお、画像形成装置10において、給紙カセット41A〜41C各々に、収容されているシートのサイズを検出可能なサイズ検出部が設けられていてもよい。この場合、判断処理部72は、印刷処理部71によって設定された前記給紙元に対応する前記サイズ検出部による検出結果に基づいて、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えるか否かを判断してもよい。
また、画像形成装置10において、給紙路43にシートの搬送方向D1の長さを検出可能なセンサーが設けられていてもよい。この場合、判断処理部72は、前記センサーによる検出結果から特定されるシートのサイズに基づいて、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えるか否かを判断してもよい。
変更処理部73は、判断処理部72によって前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でないと判断された場合であって、前記特定載置部とは異なるいずれかの載置部56Xにおいて当該載置部56Xに対応する可動部57Xが前記展開状態である場合に、前記排出先を可動部57Xが前記展開状態である載置部56Xに変更する。
報知処理部74は、判断処理部72によって前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でないと判断された場合において、変更処理部73によって前記排出先が変更された場合には、その旨を報知する。一方、報知処理部74は、変更処理部73によって前記排出先が変更されない場合には、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない旨及び前記印刷処理が途中で中断される旨を報知する。
具体的に、報知処理部74は、変更処理部73によって前記排出先が変更された旨、又は前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない旨等を、前記印刷ジョブの送信元の情報処理装置の表示部に表示させて報知する。
なお、報知処理部74は、操作表示部6におけるユーザーの操作に応じて前記印刷処理が実行される場合は、変更処理部73によって前記排出先が変更された旨、又は前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない旨等を、操作表示部6に表示させてもよい。
中断処理部75は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えており、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でなく、且つ変更処理部73によって前記排出先が変更されない場合に、前記印刷処理を中断させる。
具体的に、中断処理部75は、前記印刷処理で最初に搬送されるシートが定着ニップ部P2を通過した後であって当該シートが前記特定載置部に対応する排出ローラー53Xによる把持から離れる前の予め定められた中断タイミングで、当該印刷処理を中断させる。
例えば、前記中断タイミングは、前記特定載置部に対応する排出ローラー53Xによってシートが把持された後に到来するタイミングである。例えば、中断処理部75は、前記特定載置部に対応するシートセンサー55Xによってシートの先端が検出された時から予め定められた時間が経過した時に、前記中断タイミングが到来したと判断する。
例えば、中断処理部75は、前記中断タイミングの到来時に前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない場合に、前記印刷処理を中断させる。
なお、中断処理部75は、前記特定載置部に対応するシートセンサー55Xによってシートの後端が検出された時に、前記中断タイミングが到来したと判断してもよい。また、中断処理部75は、レジストローラー44によるシートの搬送が開始された時から予め定められた時間が経過した時に、前記中断タイミングが到来したと判断してもよい。この場合、画像形成装置10にシートセンサー55A〜55Bは設けられていなくてもよい。また、前記中断タイミングは、前記特定載置部に対応する排出ローラー53Xによってシートが把持される前に到来するタイミングであってもよい。
また、中断処理部75は、判断処理部72による判断タイミングにおいて前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない場合に、前記印刷処理を中断させてもよい。
再開処理部76は、中断処理部75による前記印刷処理の中断後に検出される予め定められた特定操作に応じて、中断された前記印刷処理を再開させる。
例えば、前記特定操作は、前記特定載置部に対応する可動部57Xを展開させる操作である。
なお、前記特定操作は、操作表示部6における操作であってもよい。また、前記特定操作は、前記特定載置部に対応する排出ローラー53Xによって把持されているシートを排出方向D2へ引き出す操作であってもよい。例えば、再開処理部76は、前記特定載置部に対応するシートセンサー55Xから出力される検出信号がシートの検出を示す信号からシートの非検出を示す信号に切り替わった場合に、前記特定載置部に対応する排出ローラー53Xによって把持されているシートが排出方向D2へ引き出されたと判断する。
また、再開処理部76は、中断処理部75による前記印刷処理の中断時から予め定められた時間が経過したタイミングで、中断された前記印刷処理を再開させてもよい。
[第1状態判定処理]
以下、図6を参照しつつ、画像形成装置10において制御部7により実行される第1状態判定処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部7により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部7は、外部の情報処理装置から前記印刷ジョブを受信したか否かを判断する。
ここで、制御部7は、外部の情報処理装置から前記印刷ジョブを受信したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、外部の情報処理装置から前記印刷ジョブを受信していなければ(S11のNo側)、制御部7は、ステップS11で外部の情報処理装置から前記印刷ジョブを受信するのを待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部7は、ステップS11で受信した前記印刷ジョブに含まれる前記設定情報に基づいて、前記印刷処理の実行条件を設定する。
例えば、制御部7は、前記設定情報に基づいて給紙カセット41A〜41Cのいずれかを前記給紙元に設定する。また、制御部7は、前記設定情報に基づいて載置部56A及び載置部56Bのいずれかを前記排出先に設定する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部7は、ステップS11で受信した前記印刷ジョブに基づく前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えるか否かを判断する。
例えば、制御部7は、ステップS12で設定された前記給紙元に対応するシートのサイズに基づいて、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えるか否かを判断する。
ここで、制御部7は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えると判断すると(S13のYes側)、処理をステップS14に移行させる。また、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えなければ(S13のNo側)、制御部7は、処理をステップS131に移行させる。
<ステップS131>
ステップS131において、制御部7は、ステップS11で受信した前記印刷ジョブに基づく前記印刷処理を実行する。ここで、ステップS11、ステップS12、及びステップS131の処理は、制御部7の印刷処理部71により実行される。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部7は、載置部56A〜56BのうちステップS12で前記排出先として設定された前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であるか否かを判断する。ここで、ステップS13及びステップS14の処理は、制御部7の判断処理部72により実行される。
例えば、制御部7は、前記特定載置部に対応する状態センサー58Xを用いて、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であるか否かを判断する。
ここで、制御部7は、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であると判断すると(S14のYes側)、処理をステップS131に移行させる。また、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でなければ(S14のNo側)、制御部7は、処理をステップS15に移行させる。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部7は、前記特定載置部とは異なる載置部56Xにシートを排出可能であるか否かを判断する。換言すると、制御部7は、前記特定載置部とは異なる載置部56Xにおいて当該載置部56Xに対応する可動部57Xが前記展開状態であるか否かを判断する。
ここで、制御部7は、前記特定載置部とは異なる載置部56Xにシートを排出可能であると判断すると(S15のYes側)、処理をステップS151に移行させる。また、前記特定載置部とは異なる載置部56Xにシートを排出可能でなければ(S15のNo側)、制御部7は、処理をステップS16に移行させる。
<ステップS151>
ステップS151において、制御部7は、前記排出先を可動部57Xが前記展開状態である載置部56Xに変更する。ここで、ステップS151の処理は、制御部7の変更処理部73により実行される。
これにより、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない場合において、シートの落下を防止するとともに、前記印刷処理が中断されることによるユーザーにおける印刷待ち時間の伸長を回避可能である。
<ステップS152>
ステップS152において、制御部7は、ステップS11で受信した前記印刷ジョブに基づく前記印刷処理を実行する。ここで、ステップS152の処理は、制御部7の印刷処理部71により実行される。なお、以下に述べるステップS153の処理は、ステップS152で実行された前記印刷処理と並行して実行される。
<ステップS153>
ステップS153において、制御部7は、前記排出先が変更された旨を報知する。ここで、ステップS153の処理は、制御部7の報知処理部74により実行される。
例えば、制御部7は、前記排出先が変更された旨を、ステップS11で受信した前記印刷ジョブの送信元の情報処理装置の表示部に表示させて報知する。これにより、ユーザーにおいてスムーズに印刷物を回収させることが可能である。
なお、前記第1状態判定処理において、ステップS15、及びステップS151〜S153の処理は省略されてもよい。
<ステップS16>
一方、ステップS15で前記特定載置部とは異なる載置部56Xにシートを排出可能ではないと判断された場合、制御部7はステップS16の処理を実行する。ステップS16において、制御部7は、ステップS11で受信した前記印刷ジョブに基づく前記印刷処理を実行する。ここで、ステップS16の処理は、制御部7の印刷処理部71により実行される。なお、以下に述べるステップS17以降の処理は、ステップS16で実行された前記印刷処理と並行して実行される。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部7は、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない旨を報知する。ここで、ステップS17の処理は、制御部7の報知処理部74により実行される。
例えば、制御部7は、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない旨及び前記印刷処理が途中で中断される旨を、ステップS11で受信した前記印刷ジョブの送信元の情報処理装置の表示部に表示させて報知する。これにより、ユーザーにおいて前記印刷処理が中断される可能性がある旨を認識させて、前記特定載置部に対応する可動部57Xの展開を促すことが可能である。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部7は、以下に述べる第2状態判定処理を実行する。
[第2状態判定処理]
以下、図7を参照しつつ、前記第1状態判定処理のステップS18で実行される第2状態判定処理の手順の一例について説明する。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部7は、前記中断タイミングが到来したか否かを判断する。
例えば、制御部7は、前記特定載置部に対応するシートセンサー55Xによってシートの先端が検出された時から予め定められた時間が経過した時に、前記中断タイミングが到来したと判断する。
ここで、制御部7は、前記中断タイミングが到来したと判断すると(S21のYes側)、処理をステップS22に移行させる。また、前記中断タイミングが到来していなければ(S21のNo側)、制御部7は、ステップS21で前記中断タイミングが到来するのを待ち受ける。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部7は、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であるか否かを判断する。
ここで、制御部7は、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態であると判断すると(S22のYes側)、前記第2状態判定処理を終了させる。また、前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でなければ(S22のNo側)、制御部7は、処理をステップS23に移行させる。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部7は、前記第1状態判定処理のステップS16で実行された前記印刷処理を中断させる。ここに、ステップS21〜S23の処理は、制御部7の中断処理部75により実行される。
ここで、前記第2状態判定処理では、ステップS22における判断結果に基づいて前記印刷処理が中断される。これにより、前記第1状態判定処理のステップS14における判断結果に基づいて前記印刷処理が中断される構成と比較して、ユーザーは、前記中断タイミングが到来するまでの間に前記特定載置部に対応する可動部57Xを展開させて、前記印刷処理の中断を回避することが可能である。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部7は、前記特定操作が検出されたか否かを判断する。
例えば、制御部7は、前記特定載置部に対応する状態センサー58Xにより前記特定載置部に対応する可動部57Xの前記展開状態が検出された場合に、前記特定操作が検出されたと判断する。これにより、前記特定操作が前記特定載置部に対応する可動部57Xを展開させる操作以外の操作である構成と比較して、その操作の手間を省くことが可能である。換言すると、シートの落下を防止するために必要な前記特定載置部に対応する可動部57Xを展開させる操作を前記特定操作とすることで、ユーザーに要求される操作の数を最小限にすることが可能である。
ここで、制御部7は、前記特定操作が検出されたと判断すると(S24のYes側)、処理をステップS25に移行させる。また、前記特定操作が検出されていなければ(S24のNo側)、制御部7は、ステップS24で前記特定操作が検出されるのを待ち受ける。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部7は、ステップS23で中断された前記印刷処理を再開させる。ここで、ステップS24及びステップS25の処理は、制御部7の再開処理部76により実行される。
このように、画像形成装置10では、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えており、且つ前記特定載置部に対応する可動部57Xが前記展開状態でない場合に、当該印刷処理で最初に搬送されるシートが定着ニップ部P2を通過した後であって当該シートが前記特定載置部に対応する排出ローラー53Aによる把持から離れる前の前記中断タイミングで当該印刷処理が中断される。これにより、前記特定載置部からのシートの落下を防止するとともに、前記特定載置部に対応する可動部57Xが展開されるまでの間前記印刷処理の実行を制限する構成と比較して、ユーザーにおける印刷待ち時間を短縮することが可能である。
なお、画像形成装置10において、排紙部5は、排紙路51B、切替部52、排出ローラー53B、従動ローラー54B、シートセンサー55B、載置部56B、可動部57B、及び状態センサー58Bを備えていなくてもよい。
この場合、制御部7は、判断処理部72、及び変更処理部73を含んでいなくてよい。また、報知処理部74は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えており、且つ可動部57Aが前記展開状態でない場合に、可動部57Aが前記展開状態でない旨及び前記印刷処理が途中で中断される旨を報知してよい。また、中断処理部75は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記第1サイズを超えており、且つ可動部57Aが前記展開状態でない場合に、前記中断タイミングで当該印刷処理を中断させてよい。
また、画像形成装置10において、排紙部5は、載置部56Aと同一の構成を備える載置部56A〜56Bとは異なる一又は複数の載置部、及び可動部57Aと同一の構成を備える当該一又は複数の載置部に対応する一又は複数の可動部を備えていてもよい。この場合、排紙部5は、当該一又は複数の載置部に対応する一又は複数の排紙路、排出ローラー、従動ローラー、シートセンサー、及び状態センサーを備えていてよい。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 排紙部
6 操作表示部
7 制御部
10 画像形成装置
51A〜51B 排紙路
52 切替部
53A〜53B 排出ローラー
54A〜54B 従動ローラー
55A〜55B シートセンサー
56A〜56B 載置部
57A〜57B 可動部
58A〜58B 状態センサー
71 印刷制御部
72 判断処理部
73 変更処理部
74 報知処理部
75 中断処理部
76 再開処理部

Claims (9)

  1. 予め定められた特定サイズのシートに対応する載置面を有する載置部と、
    シートを把持して当該シートを前記載置部へ排出する排出部と、
    前記載置部に収納される収納状態と前記載置面よりも前記排出部によるシートの排出方向下流側で前記載置面に載置される前記特定サイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態との間で変位可能な可動部と、
    一又は複数のシートを前記載置部へ順次搬送するとともに、前記載置部へ至るシートの搬送経路上における予め定められた印刷位置でシートに画像を印刷する印刷処理を実行する印刷処理部と、
    前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており且つ前記可動部が前記展開状態でない場合に、当該印刷処理で最初に搬送されるシートが前記印刷位置を通過した後であって当該シートが前記排出部による把持から離れる前の予め定められた中断タイミングで当該印刷処理を中断させる中断処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記中断タイミングは、前記排出部によってシートが把持された後に到来するタイミングである、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中断処理部は、前記中断タイミングの到来時に前記可動部が前記展開状態でない場合に、前記印刷処理を中断させる、
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており且つ前記可動部が前記展開状態でない場合に、前記可動部が前記展開状態でない旨を報知する報知処理部を備える、
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 複数の前記載置部と、
    複数の前記載置部に対応する複数の前記可動部と、
    前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超える場合に、当該印刷処理の実行前に複数の前記載置部のうち当該印刷処理で搬送されるシートの排出先として予め設定された特定載置部に対応する前記可動部が前記展開状態であるか否かを判断する判断処理部と、
    前記判断処理部によって前記特定載置部に対応する前記可動部が前記展開状態でないと判断された場合であって、前記特定載置部とは異なるいずれかの前記載置部において当該載置部に対応する前記可動部が前記展開状態である場合に、前記排出先を前記可動部が前記展開状態である前記載置部に変更する変更処理部と、を備え、
    前記中断処理部は、前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており、前記特定載置部に対応する前記可動部が前記展開状態でなく、且つ前記変更処理部によって前記排出先が変更されない場合に、前記印刷処理を中断させる、
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記判断処理部によって前記特定載置部に対応する前記可動部が前記展開状態でないと判断された場合において、前記変更処理部によって前記排出先が変更された場合にはその旨を報知し、前記変更処理部によって前記排出先が変更されない場合には前記特定載置部に対応する前記可動部が前記展開状態でない旨を報知する報知処理部を備える、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記中断処理部による前記印刷処理の中断後に検出される予め定められた特定操作に応じて、中断された前記印刷処理を再開させる再開処理部を備える、
    請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記特定操作は、前記可動部を展開させる操作を含む、
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 予め定められた特定サイズのシートに対応する載置面を有する載置部と、シートを把持して当該シートを前記載置部へ排出する排出部と、前記載置部に収納される収納状態と前記載置面よりも前記排出部によるシートの排出方向下流側で前記載置面に載置される前記特定サイズを超えるサイズのシートを支持可能な展開状態との間で変位可能な可動部と、を備える画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    一又は複数のシートを前記載置部へ順次搬送するとともに、前記載置部へ至るシートの搬送経路上における予め定められた印刷位置でシートに画像を印刷する印刷処理を実行することと、
    前記印刷処理で搬送されるシートのサイズが前記特定サイズを超えており且つ前記可動部が前記展開状態でない場合に、当該印刷処理で最初に搬送されるシートが前記印刷位置を通過した後であって当該シートが前記排出部による把持から離れる前の予め定められた中断タイミングで当該印刷処理を中断させることと、
    を含む画像形成方法。
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