JP2019094041A - 換気式救命シェルター - Google Patents

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武彦 西嶋
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Abstract

【課題】従来型シェルターの換気設備の人による操作は荒天下では危険が伴い、電気式は電池の耐久に限界があり、また洋上において室内での排泄行為は堪え難い気まずさを伴い、安全かつ衛生的な外付けの多目的デッキの必要性があった。【解決手段】本救命シェルターの室内の換気機能は、本体周辺の一部に、底部より喫水線上に空気層を持つ入水区画を設け、波等による内圧の上下で機能する逆止弁で外気を取込み、防水機能を持つ給気装置を経由し室内に給気し、微圧で作動する排気弁の装備で人力による操作を不用とし、また後壁外側に蝶番及びピンで支持した折畳み式デッキ及び手摺パイプを立掛けロープにて固縛収納し、使用時は出入口ハッチを開きロープを解いて展張し、安全な救助作業、トイレ所作及び救難信号合図等多目的な利用を可能とした。【選択図】図2

Description

技術の分野
本発明は津波発生時、避難者を収容し浮遊する救命シェルターに関する。
従来の浮遊型救命シェルターには略箱形、球型等が見られ、換気機能設備にはハッチ、窓又は弁等の開閉によるもの又は電気式ファンによるものがあり、救助作業等、多目的に機能する折畳み式デッキを持つ浮遊型シェルターは見られない。
従来の浮遊型救命シェルターにおいて、換気機能の確保にハッチ、窓又は弁等の人的操作による開閉式又は電気式ファンによる方法が見られ、洋上における荒天環境下では前者は揺れで不安定な姿勢による危険性に加え、不完全な操作による室内の防水機能の喪失も懸念され、電気式は電池の持続力に限界があり、さらに避難者の睡眠等で操作不可の場合、酸欠をまねく危険性も想定される課題が有った。
また洋上における安全な救助作業又は室内の衛生を確保する室外での安全なトイレ、さらに救難信号等の発信行為等、多目的利用を可能とする折畳み式デッキを装備する事を課題とした。
従って本発明の換気式救命シェルター(以下本体と称す)は荒天時における防水及び換気機能を確保するため、本体外周の一部に底部水面下より上方に空気層を持つ入水区画を設け、上部に外気を取込む吸気逆止弁を持つ給気管に連結し、波や揺れによる入水区画の内部の水位が下る時、内圧が下がり前記吸気逆止弁は開き外気を取込み、また内部の水位が上る時、内圧が上がり前記吸気逆止弁は閉じ、取込んだ外気を通気口、ロート状の小径多孔の通気孔を持つガイド、傾斜で転がり移動する鋼球、フロート弁及び通気管から連なる通気逆止弁を構成する給気装置を機能せしめ、室内へ給気し、前記通気逆止弁は吸気逆止弁が開き内圧が下がると閉じ、室内の空気の逆流を防ぎ、排気機能につなぐ役目をし、さらに室内の出入り口ハッチに装備する、給気による微圧増加で開き排気機能し、外圧又は室内の負圧で閉じる機能をもつ排気逆止弁により換気機能を確保するものとした。
また浮遊時、前記通気口に海水が浸入した場合、フロート弁の浮上により防水機能し、さらに復原性を失い転覆状態に陥る大傾斜の時、前記鋼球が転がり移動しフロート弁を押し出し通気管を塞ぎ、又は乗りかかる事でさらに強く通路を塞ぎ、より強い防水機能を可能とした。
また救助作業及び避難者のトイレ等多目的に利用する外付け構造の折畳み式デッキを装備する事で室内の衛生効果を生み、安全な手摺パイプを必要とする事から、後壁及び後部側壁の下部に蝶番及びピンにてそれぞれ支持し、共に波浪衝撃に有効に対処する後部側壁の内側に立て掛けて収納する構造とし、ロープにて後部出入口ハッチの近くの固縛金具に取付け、使用時は同出入口ハッチを開き、固縛ロープを解き、後部側壁の上方よりチェーンにて吊り支えた状態で展張操作を可能とした。
上述の浮遊時、転覆時を問わず防水機能を維持する給気装置は、室内への給気と排気を同時に行う効率的な機構に加え、荒天に拘わらず共に人の操作を必要とせず酸欠防止に寄与する安全性を有し、外付きの折り畳み式デッキ及び手摺パイプは、折り畳み、展張操作が必要になるものの、救助作業の容易さ、及び室内衛生の確保を可能とし、より安全なトイレ所作、救助要請合図の発信等、多目的な利用を可能とした。
本発明の実施形態を示す換気式救命シェルターの陸上保管時の後方から見た外観図 同じく洋上での後方から見た折畳み式甲デッキ展張時の外観図 同じくデッキ折畳み時及び展張時併記の平面配置図(五人収容時) 同じくデッキ折畳み時及び展張時併記の縦断面図(左舷3人収容時) 同じく内部より後方を見た横断面図 給気装置の浮遊状態での縦断面図 給気装置の横転状態での縦断面図
以下本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1において本発明の換気式救命シェルターは主部を成す略箱形の囲壁(以後本体1と称す)を構成し、予め陸上にて保管ロープ2にて地面又は固定アンカー3に固縛保管し、津波襲来直前に固縛を解き放し、後部の出入口ハッチ4及び側部の出入口ハッチ5より前記囲壁の中(以後室内と称す)に避難し同ハッチを閉め、襲来する津波は室内より採光窓6を通し確認でき、津波で浮遊すると同時に本体1の下部に開放した海水流入口7を持つ浸水バラストタンク8に海水を取込み、同タンク内の空気を空気管9より排出し、海水を満水させる事で重心を下げ復原性を高める効果を持ち、後壁下部の波高を避ける水面上の位置に、2枚の平板を蝶番10で接合した折畳み式デッキ11の片方を蝶番12(図2参照)で取付け、他方をトイレ使用時に開閉する目隠し板13を挟み込んだ状態で立て掛け、さらに後部側壁内側下部にピン14にて接合し立て掛けた門型の手摺パイプ15と共にロープ16にて固縛金具17に固縛収納し、使用時は後部の出入り口ハッチ4よりロープ16を解き、後方に倒し展張する事を可能としている。
図2は本体が浮遊中、前記折畳みデッキ11及び手摺パイプ15を展張した状態を示し、それぞれ側壁後端上方よりチェーン18及びチェーン19で吊り支え、さらに双方を連結パイプ20と蝶ボルト21にて連結し剛性を高め、またトイレ使用時に開く前記目隠し板13は蝶番22にて後壁に取り付け、本体1の後端頂部の外壁裏にピン23にて取付けた止め金具24を頂部の孔に差し込み開き固定する機構をなす。
図3および図4は折畳み式デッキ10、手摺パイプ15及び目隠し板13の展張状態をそれぞれ仮想線(二点鎖線)で併記した本体内部の平面配置図及び縦断面図を示し、本体前部床下に津波の襲来時に海水が流入する浸水バラストタンク8を1カ所及び空気管9を2カ所配置し、室内の避難者29は側面より互いに向き合う姿勢で床に着座し、シートベルト30及び救命胴衣31を身につけ、床中央部の凹入部より下部をピン接合して立ち上げた支持板32及び片方を前壁に蝶ボルト34で支えた一本のハンドレール33を互いに両手で保持する事で揺れや衝撃に対処し、又病人発生等、床を広く使う必要がある場合は取付けの蝶ボルト34をそれぞれ抜き出し支持板32を床面の凹入部に倒し込み、平滑な床面とする事を可能とし、前記出入り口ハッチのほか、前壁の左舷上部に収納庫35を、後壁の右舷上部に収納庫36をそれぞれ1個バンド固定し、後壁右舷中段に換気装置50を、後壁下部に固定式長尺収納庫37をそれぞれ1個設備するものとしている。
第5図は室内後部の後方を見た横断面図を示し、取り外したハンドレール33は天井の梁に取付けたゴムバンド38にて収納を可能とした。
図6は該本体1の浮遊状態における給気装置50の縦断面図を示し、縦型円筒形状を成し、浮遊中における復原範囲、例えば横揺れ角度0度至60度間等において、下部の通気口51より外筒52内に入った空気は小径多孔の通気孔を持つロート状のガイド53を通り抜け、フロート弁55の上部より通気管56を通り室内からの逆流を防ぐ通気逆止弁57を開き室内へ給気し、また同状態で通気口51より海水が入った場合はガイド53を通り抜けた海水はフロート弁55を浮上させ通気管56を塞ぎ防水する機能をなす。
図7は前記復原範囲を超え横転状態における給気装置50の断面図を示し、本図の如く大傾斜角で海水が浸入した場合、例えば本図の場合、傾斜角60度以上転覆状態になると鋼球54がガイド53に沿って転がり移動しフロート弁55を押し出し通気管56に押し付け通路を塞ぎ、さらに転覆状態ではフロート55の上に鋼球54が乗り、同様に通気管56を閉鎖し防水機能を成すものである。
1 換気式救命シェルター(本体)
2 保管ロープ
3 固定アンカー
4 出入口ハッチ
5 出入口ハッチ
6 採光窓
7 海水流入口
8 浸水バラストタンク
9 空気管
10 蝶番
11 折畳み式デッキ
12 蝶番
13 目隠し板
14 ピン
15 手摺パイプ
16 ロープ
17 固縛金具
18 チェーン
19 チェーン
20 連結パイプ
21 蝶ボルト
22 蝶番
23 ピン
24 止め金具
25 入水区画
26 給気管
27 吸気逆止弁
28 排気逆止弁
29 避難者
30 シートベルト
31 救命胴衣
32 支持板
33 ハンドレール
34 蝶ボルト
35 収納庫
36 収納庫
37 長尺収納庫
38 ゴムバンド
50 給気装置
51 通気口
52 外筒
53 ガイド
54 鋼球
55 フロート弁
56 通気管
57 通気逆止弁

Claims (5)

  1. 水面に浮かび、避難者を収容する閉鎖された空間領域(以下室内と称す)を形成し、周辺の水面上の位置に水密を可能とする出入り口ハッチを設け、水面下の床面に人や備品を収容し、前記ハッチを閉鎖した状態で浮遊し、前記床面の下に、水中に開放した海水流入口を持つ浸水バラストタンク及び空気抜き管を設けたシェルターであって、底部周辺の水面下の一部より吃水線の上方に空気層を持つ入水区画を形成し、室内に給気及び防水機能する設備を有し又は室外に折畳み式デッキを装備する事を特徴とする浮遊型救命シェルター。
  2. 前記浸水バラストタンクは陸上にて保管時に、津波の襲来で前記海水流入口より海水を取り込み、該浸水バラストタンク頂部より空気管にて内部の空気を放出し、復原効果を高める事を特徴とする請求項1に記載する浮遊型救命シェルター。
  3. 前記入水区画は浮遊中の揺れによる水位の上下の動きを一定の区画内で気圧の変動として捉え、前記空気層より吸気逆止弁を装備し外気を取入れる機能を特徴とする請求項1及び請求項2に記載する浮遊型救命シェルター。
  4. 前述の給気及び防水機能する設備は、該入水区画の上部より室内に配置した縦型筒状を形成し、最下部より通気口、ロート状に形成したガイド及び移動する鋼球を配置し、上方にフロート弁、通気管及び通気逆止弁を構成し、浮遊時及び転覆時を含む大傾斜状態において前記鋼球の機能により防水機能を可能とする給気装置を形成する事を特徴とする請求項1至請求項3に記載する浮游型救命シェルター。
  5. 前記の折畳み式デッキは囲壁の外側で、側壁に隠れる位置に一辺を蝶番で接合した2枚1組の平板で構成した折り畳み式デッキを形成し、手摺パイプを装備し、共に外壁に立て掛けロープにて収納し、出入り口ハッチより展張操作を可能とする請求項1至請求項4に記載する浮遊型救命シェルター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6982354B1 (ja) * 2021-06-28 2021-12-17 株式会社日本耐震設計 水害避難用簡易シェルター

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