JP2019092295A - 圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボット - Google Patents

圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボット Download PDF

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Abstract

【課題】安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボットを提供する。【解決手段】圧電駆動装置は、支持部と、支持部に対して第1方向に移動可能な第1移動部と、第1移動部に対して第2方向に移動可能な第2移動部と、第1圧電アクチュエーターの駆動によって第1移動部が支持部に対して移動し、第1圧電アクチュエーターの停止によって第1移動部が支持部に保持される第1駆動部と、第2圧電アクチュエーターの駆動によって第2移動部が第1移動部に対して移動し、第2圧電アクチュエーターの停止によって第2移動部が第1移動部に保持される第2駆動部と、を有し、第1移動部を支持部に保持する第1保持力と、第2移動部を第1移動部に保持する第2保持力と、が互いに異なっている。【選択図】図11

Description

本発明は、圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボットに関するものである。
例えば、特許文献1には、支持台と、支持台上に配置された第1移動体と、第1移動体上に配置された第2移動体と、支持台に対して第1移動体をX軸方向に移動させる第1圧電アクチュエーターと、第1移動体に対して第2移動体をY軸方向に移動させる第2圧電アクチュエーターと、を有するステージが記載されている。
特開2008−122381号公報
このようなステージでは、第1移動体上に第2移動体が配置されていることから、支持台に対して第1移動体をX軸方向に移動させるために必要な駆動力および支持台に対して第1移動体が動かないように保持するのに必要な保持力の方が、第1移動体に対して第2移動体をY軸方向に移動させるために必要な駆動力および第1移動体に対して第2移動体が動かないように保持するのに必要な保持力よりも大きくなる。
しかしながら、特許文献1では、説明はないものの図面等から推測するに、第1圧電アクチュエーターおよび第2圧電アクチュエーターとして同じ圧電アクチュエーターを用いていると思われる。そのため、例えば、支持台に対して第1移動体を移動させるための駆動力および支持台に対して第1移動体を保持するための保持力を基準に第1、第2圧電アクチュエーターを選択すれば、第2圧電アクチュエーターの駆動力および保持力が過剰となってしまう。これでは、駆動電力が無駄となるおそれがある。反対に、第1移動体に対して第2移動体を移動させるための駆動力および第1移動体に対して第2移動体を保持するための保持力を基準に第1、第2圧電アクチュエーターを選択すれば、第1圧電アクチュエーターの駆動力および保持力が不足してしまう。これでは、ステージの安定した駆動を行うことができなくなるおそれがある。
このように、特許文献1に記載されているステージでは、ステージの安定した駆動と省電力化の両立が困難であるという問題が生じるおそれがある。
本発明の目的は、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボットを提供することにある。
上記目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の圧電駆動装置は、支持部と、
前記支持部に支持され、前記支持部に対して第1方向に移動可能な第1移動部と、
前記第1移動部に支持され、前記第1移動部に対して前記第1方向と交差する第2方向に移動可能な第2移動部と、
第1圧電アクチュエーターを備え、前記第1圧電アクチュエーターの駆動によって前記第1移動部が前記支持部に対して前記第1方向に移動し、前記第1圧電アクチュエーターの停止によって前記第1移動部が前記支持部に保持される第1駆動部と、
第2圧電アクチュエーターを備え、前記第2圧電アクチュエーターの駆動によって前記第2移動部が前記第1移動部に対して前記第2方向に移動し、前記第2圧電アクチュエーターの停止によって前記第2移動部が前記第1移動部に保持される第2駆動部と、を有し、
前記第1移動部を前記支持部に保持する第1保持力と、前記第2移動部を前記第1移動部に保持する第2保持力と、が互いに異なっていることを特徴とする。
これにより、第1保持力および第2保持力を独立して適正に設定することができるため、第1保持力および第2保持力の一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる圧電駆動装置となる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1移動部を前記支持部に対して移動させる第1駆動力と、前記第2移動部を前記第1移動部に対して移動させる第2駆動力と、が互いに異なっていることが好ましい。
これにより、第1駆動力および第2駆動力を独立して適正に設定することができるため、第1駆動力および第2駆動力の一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる圧電駆動装置となる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1圧電アクチュエーターおよび前記第2圧電アクチュエーターは、互いに同じ構成であり、
前記第1駆動部が備える前記第1圧電アクチュエーターの数と、前記第2駆動部が備える前記第2圧電アクチュエーターの数と、が互いに異なっていることが好ましい。
これにより、圧電アクチュエーターの数を適宜設定するだけで、簡単に、第1、第2保持力および第1、第2駆動力を適切に設定することができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第1駆動部は、複数の前記第1圧電アクチュエーターが積層されている圧電モジュールを有し、
前記第2駆動部は、複数の前記第2圧電アクチュエーターが積層されている圧電モジュールを有していることが好ましい。
これにより、複数の圧電アクチュエーターを別々に配置する場合と比べて、第1駆動部および第2駆動部の省スペース化を図ることができる。そのため、圧電駆動装置の小型化および軽量化を図ることができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記支持部は、前記第2方向に移動可能であり、
前記第2保持力は、前記第1保持力よりも大きいことが好ましい。
これにより、支持部が第2方向に移動することにより生じる加速度にも耐えられる必要十分な大きさの第2保持力を確保することができる。
本発明の圧電駆動装置では、前記第2移動部に支持され、前記第2移動部に対して前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に沿う軸まわりに回動可能な第3移動部と、
第3圧電アクチュエーターを備え、前記第3圧電アクチュエーターの駆動によって前記第3移動部が前記第2移動部に対して回動し、前記第3圧電アクチュエーターの停止によって前記第3移動部が前記第2移動部に保持される第3駆動部と、を有することが好ましい。
このように、第1移動部および第2移動部に加えてさらに第3移動部を追加することで可動軸が3軸となり、圧電駆動装置の利便性がより向上する。
本発明の電子部品搬送装置は、本発明の圧電駆動装置を備えることを特徴とする。
これにより、圧電駆動装置の効果を享受でき、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる電子部品搬送装置となる。
本発明のロボットは、第1部材と、
前記第1部材に支持され、前記第1部材に対して変位可能な第2部材と、
前記第2部材に支持され、前記第2部材に対して変位可能な第3部材と、
第1圧電アクチュエーターを備え、前記第1圧電アクチュエーターの駆動によって前記第2部材が前記第1部材に対して変位し、前記第1圧電アクチュエーターの停止によって前記第2部材が前記第1部材に保持される第1駆動部と、
第2圧電アクチュエーターを備え、前記第2圧電アクチュエーターの駆動によって前記第3部材が前記第2部材に対して変位し、前記第2圧電アクチュエーターの停止によって前記第3部材が前記第2部材に保持される第2駆動部と、を有し、
前記第2部材を前記第1部材に保持する第1保持力と、前記第3部材を前記第2部材に保持する第2保持力と、が互いに異なっていることを特徴とする。
これにより、第1保持力および第2保持力を独立して適正に設定することができるため、第1保持力および第2保持力の一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできるロボットとなる。
本発明のロボットでは、前記第2部材を前記第1部材に対して移動させる第1駆動力と、前記第3部材を前記第2部材に対して移動させる第2駆動力と、が互いに異なっていることが好ましい。
これにより、第1駆動力および第2駆動力を独立して適正に設定することができるため、第1駆動力および第2駆動力の一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできるロボットとなる。
本発明のロボットでは、前記第1圧電アクチュエーターおよび前記第2圧電アクチュエーターは、互いに同じ構成であり、
前記第1駆動部が備える前記第1圧電アクチュエーターの数と、前記第2駆動部が備える前記第2圧電アクチュエーターの数と、が互いに異なっていることが好ましい。
これにより、圧電アクチュエーターの数を適宜設定するだけで、簡単に、第1、第2保持力および第1、第2駆動力を適切に設定することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子部品搬送装置を示す斜視図である。 図1に示す電子部品搬送装置が有する電子部品保持装置を示す斜視図である。 図2に示す電子部品保持装置が有するX移動部を示す平面図である。 図3中のA−A線断面図である。 図2に示す電子部品保持装置が有するY移動部を示す平面図である。 図5中のB−B線断面図である。 図2に示す電子部品保持装置が有するθ移動部および保持部を示す断面図である。 図2に示す電子部品保持装置が有するθ移動部を示す平面図である。 図8中のC−C線断面図である。 圧電アクチュエーターを示す平面図である。 圧電アクチュエーターに印加する電圧を示す図である。 図11に示す電圧を印加した時の圧電アクチュエーターの駆動を示す図である。 圧電アクチュエーターに印加する電圧を示す図である。 図13に示す電圧を印加した時の圧電アクチュエーターの駆動を示す図である。 圧電モジュールが有する付勢部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。 図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。 図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。 図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。 図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。 図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。
以下、本発明の圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る電子部品搬送装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子部品搬送装置を示す斜視図である。図2は、図1に示す電子部品搬送装置が有する電子部品保持装置を示す斜視図である。図3は、図2に示す電子部品保持装置が有するX移動部を示す平面図である。図4は、図3中のA−A線断面図である。図5は、図2に示す電子部品保持装置が有するY移動部を示す平面図である。図6は、図5中のB−B線断面図である。図7は、図2に示す電子部品保持装置が有するθ移動部および保持部を示す断面図である。図8は、図2に示す電子部品保持装置が有するθ移動部を示す平面図である。図9は、図8中のC−C線断面図である。図10は、圧電アクチュエーターを示す平面図である。図11は、圧電アクチュエーターに印加する電圧を示す図である。図12は、図11に示す電圧を印加した時の圧電アクチュエーターの駆動を示す図である。図13は、圧電アクチュエーターに印加する電圧を示す図である。図14は、図13に示す電圧を印加した時の圧電アクチュエーターの駆動を示す図である。図15は、圧電モジュールが有する付勢部を示す斜視図である。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交している3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。また、本実施形態では、Z軸方向マイナス側(矢印の向きと反対側)が、鉛直方向下側となっている。
図1に示す電子部品搬送装置2000は、電子部品検査装置に適用されている。このような電子部品搬送装置2000は、基台2100と、基台2100の側方に配置された支持台2200と、各部の駆動を制御する制御装置2300と、を有している。また、基台2100には、検査対象の電子部品Qが載置されてY軸方向に搬送される上流側ステージ2110と、検査済みの電子部品Qが載置されてY軸方向に搬送される下流側ステージ2120と、上流側ステージ2110と下流側ステージ2120との間に位置し、電子部品Qの電気的特性を検査する検査台2130と、が設けられている。検査対象の電子部品Qとしては、特に限定されず、例えば、半導体、半導体ウェハー、CLDやOLED等の表示デバイス、水晶デバイス、各種センサー、インクジェットヘッド、各種MEMSデバイス等が挙げられる。
また、支持台2200には、支持台2200に対してY軸方向に移動可能なYステージ2210が設けられており、Yステージ2210には、Yステージ2210に対してZ軸方向に移動可能なZステージ2220が設けられており、Zステージ2220には圧電駆動装置としての電子部品保持装置1が設けられている。
また、制御装置2300は、コンピューターで構成され、例えば、プロセッサ(CPU)、メモリ、I/F(インターフェース)等を有している。そして、プロセッサが、メモリに格納されている所定のプログラム(コード列)を実行することで、電子部品搬送装置2000の各部(特に、電子部品保持装置1)の駆動を制御する。なお、前記プログラムは、I/Fを介して外部のサーバーからダウンロードしてもよい。また、制御装置2300の構成の全部または一部は、電子部品搬送装置2000の外部に設けられ、LAN(ローカルエリアネットワーク)等の通信網を介して接続された構成となっていてもよい。
図2に示すように、電子部品保持装置1は、Zステージ2220に固定された支持部2と、支持部2の鉛直方向下側に位置し、支持部2に対してX軸方向に移動可能なX移動部3と、X移動部3の鉛直方向下側に位置し、X移動部3に対してY軸方向に移動可能なY移動部4と、Y移動部4の鉛直方向下側に位置し、Y移動部4に対してZ軸まわり(θ方向)に移動可能なθ移動部5と、θ移動部5に設けられ、電子部品Qを保持する保持部6と、を有している。
また、電子部品保持装置1は、支持部2に対してX移動部3を移動させたり、支持部2に対してX移動部3が移動しないように保持したりするX駆動部7と、X移動部3に対してY移動部4を移動させたり、X移動部3に対してY移動部4が移動しないように保持したりするY駆動部8と、Y移動部4に対してθ移動部5を移動させたり、Y移動部4に対してθ移動部5が移動しないように保持したりするθ駆動部9と、を有している。このような電子部品保持装置1によれば、支持部2に対してX移動部3を移動させ、X移動部3に対してY移動部4を移動させ、Y移動部4に対してθ移動部5を移動させることで、保持部6で保持した電子部品Qの位置や向きを微調整することができる。そのため、保持部6で保持した電子部品Qを精度よく検査台2130に供給することができる。
図2に示すように、X移動部3は、支持部2の下側に位置し、支持部2に固定されたベース31と、ベース31に対してX軸方向に移動可能なステージ32と、を有している。ベース31の下面にはX軸方向に延びた一対のレール311が設けられており、これら一対のレール311に沿ってステージ32が移動する。また、図3に示すように、ベース31には収納空間312が形成されており、収納空間312にはX駆動部7が備える圧電モジュール200Xが配置されている。
X駆動部7は、ステージ32の上面に固定された被駆動部材71と、ベース31に固定された2つの圧電モジュール200Xと、を有している。被駆動部材71は、長尺な板状をなし、ステージ32の上面にX軸方向に沿って配置されている。一方、各圧電モジュール200Xは、ベース31の収納空間312に収納された状態で、ベース31に固定されている。図4に示すように、ベース31に固定された状態では、各圧電モジュール200Xは、被駆動部材71に向けて付勢されており、適当な摩擦力を持って被駆動部材71の上面に当接している。各圧電モジュール200Xを停止させると、前記摩擦力によってステージ32がベース31に保持され、ベース31に対するステージ32の移動が抑制される。反対に、各圧電モジュール200Xを駆動させると、各圧電モジュール200Xの駆動力が被駆動部材71に伝わり、ステージ32がベース31に対して移動する。
図2に示すように、Y移動部4は、ステージ32の下側に位置し、ステージ32に固定されたベース41と、ベース41に対してY軸方向に移動可能なステージ42と、を有している。ベース41の下面にはY軸方向に延びた一対のレール411が設けられており、これら一対のレール411に沿ってステージ42が移動する。また、図5に示すように、ベース41内には収納空間412が形成されており、収納空間412にはY駆動部8が備える圧電モジュール200Yが配置されている。
Y駆動部8は、ステージ42の上面に固定された被駆動部材81と、ベース41に固定された3つの圧電モジュール200Yと、を有している。被駆動部材81は、長尺な板状をなし、ステージ42の上面にY軸方向に沿って配置されている。一方、各圧電モジュール200Yは、ベース41の収納空間412に収納された状態で、ベース41に固定されている。図6に示すように、ベース41に固定された状態では、各圧電モジュール200Yは、被駆動部材81に向けて付勢されており、適当な摩擦力を持って被駆動部材81の上面に当接している。各圧電モジュール200Yを停止させると、前記摩擦力によってステージ42がベース41に保持され、ベース41に対するステージ42の移動が抑制される。反対に、各圧電モジュール200Yを駆動させると、各圧電モジュール200Yの駆動力が被駆動部材81に伝わり、ステージ42がベース41に対して移動する。
図2に示すように、θ移動部5は、ステージ42の下側に位置し、ステージ42に固定されたベース51と、ベース51に対してθ方向に移動可能なステージ52と、を有している。また、図7に示すように、ベース51とステージ52とは、Z軸を回転軸とする軸受53を介して接続されており、軸受53の中心軸Oまわりにステージ52が回転する。軸受53は、例えば、ボールベアリングからなり、ベース51に固定された内輪531と、ステージ52に固定された外輪532と、内輪531と外輪532との間に設けられた複数のボール533と、を有している。また、図8に示すように、ベース51内には収納空間512が形成されており、収納空間512にはθ駆動部9が備える圧電モジュール200θが配置されている。
θ駆動部9は、ステージ52の上面に固定された被駆動部材91と、ベース51に固定された2つの圧電モジュール200θと、を有している。被駆動部材91は、円環状をなし、ステージ52の上面に軸受53の中心軸Oと同心的に配置されている。一方、各圧電モジュール200θは、ベース51の収納空間512に収納された状態で、ベース51に固定されている。図9に示すように、ベース51に固定された状態では、各圧電モジュール200θは、被駆動部材91に向けて付勢されており、適当な摩擦力を持って被駆動部材91の上面に当接している。各圧電モジュール200θを停止させると、前記摩擦力によってステージ52がベース51に保持され、ベース51に対するステージ52の移動が抑制される。反対に、各圧電モジュール200θを駆動させると、各圧電モジュール200θの駆動力が被駆動部材91に伝わり、ステージ52がベース51に対して中心軸O回りに回動する。
図2に示すように、保持部6は、ステージ52の下側に位置し、ステージ52に固定されている。保持部6には、その下面である吸着面61に開放する吸着孔62が設けられており、吸着孔62内を減圧することで電子部品Qを保持部6の吸着面61に吸着保持できるようになっている。ただし、電子部品Qの保持方法としては、吸着に限定されない。
以上、電子部品保持装置1の構成について簡単に説明した。以下では、X駆動部7、Y駆動部8およびθ駆動部9について詳細に説明する。前述したように、X駆動部7は、被駆動部材71と、被駆動部材71に駆動力を伝達する2つの圧電モジュール200Xと、を有している。また、Y駆動部8は、被駆動部材81と、被駆動部材81に駆動力を伝達する3つの圧電モジュール200Yと、を有している。また、θ駆動部9は、被駆動部材91と、被駆動部材91に駆動力を伝達する2つの圧電モジュール200θと、を有している。
被駆動部材71、81、91は、同じ材料で構成されており、表面(圧電アクチュエーター100と当接する面)の摩擦係数が互いにほぼ等しくなっている。なお、被駆動部材71、81、91の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、セラミックス材料等の比較的耐摩耗性の高い材料を用いることが好ましい。これにより、十分に高い摩擦係数が得られると共に耐久性に優れ、摩擦係数を経時的に十分に高く維持することのできる被駆動部材71、81、91が得られる。ただし、被駆動部材71、81、91は、互いに異なる材料で構成されていてもよいし、摩擦係数が互いに異なっていてもよい。
また、圧電モジュール200X、200Y、200θは、それぞれ、同じ構成の圧電アクチュエーター100を備えている。圧電アクチュエーター100は、図10に示すように、振動部110と、振動部110を支持する支持部120と、振動部110と支持部120とを接続する一対の接続部130と、振動部110の先端部に設けられ、被駆動部材71、81、91に振動部110の駆動力を伝達する伝達部140と、を有している。
また、振動部110には5つの圧電素子111、112、113、114、115が設けられている。圧電素子113は、振動部110の幅方向の中央部において、振動部110の長手方向に沿って配置されている。この圧電素子113に対して振動部110の幅方向の一方側には圧電素子111、112が振動部110の長手方向に沿って配置され、他方側には圧電素子114、115が振動部110の長手方向に沿って配置されている。これら各圧電素子111、112、113、114、115は、電圧の印加によって、振動部110の長手方向に伸縮する。
このような圧電アクチュエーター100では、例えば、図11に示す電圧V1を圧電素子111、115に印加し、電圧V2を圧電素子113に印加し、電圧V3を圧電素子112、114に印加すると、振動部110が長手方向に伸縮すると共に幅方向に屈曲してS字状に屈曲振動し、これに伴って、伝達部140が図12に示すように図中反時計回りに楕円運動する。反対に、図13中の電圧V1’を圧電素子111、115に印加し、電圧V2’を圧電素子113に印加し、電圧V3’を圧電素子112、114に印加すると、振動部110が長手方向に伸縮すると共に幅方向に屈曲してS字状に屈曲振動し、これに伴って、伝達部140が図14に示すように図中時計回りに楕円運動する。このような伝達部140の楕円運動が被駆動部材71、81、91に伝わることで、ステージ32がベース31に対してX軸方向に移動し、ステージ42がベース41に対してY軸方向に移動し、ステージ52がベース51に対してθ方向に移動する。
このような圧電アクチュエーター100には付勢部160が取り付けられており、この付勢部160を介して圧電アクチュエーター100がベース31、41、51に固定されている。付勢部160は、圧電アクチュエーター100を被駆動部材71、81、91に向けて付勢する機能を有しており、図15に示すように、圧電アクチュエーター100を挟持する一対の基板160Aを有している。また、一対の基板160Aは、それぞれ、基部161と、固定部162と、基部161と固定部162とを接続するばね部163と、を有している。そして、接着剤等を介して基部161に圧電アクチュエーター100が固定されている。また、固定部162は、ベース31、41、51に固定される部分であり、ベース31に固定するための貫通孔162aが2つ設けられている。なお、図15では、説明の便宜上、付勢部160が4枚の圧電アクチュエーター100の積層体を保持する構成について図示している。
図3に示すように、X駆動部7では、2つの圧電モジュール200Xは、それぞれ、積層された2つの圧電アクチュエーター100を有している。すなわち、X駆動部7は、合計で4つの圧電アクチュエーター100を有している。なお、4つの圧電アクチュエーター100は、それぞれ、同じように駆動するように制御されている。すなわち、4つの圧電アクチュエーター100には、図11や図13に示す電圧が同時に印加される。
また、図4に示すように、2つの圧電モジュール200Xは、X軸方向に並んで配置されており、固定部162においてベース31に固定(ネジ止め)されている。そして、各圧電モジュール200Xは、ベース31に固定された状態で、ばね部163の弾性を利用して被駆動部材71に向けて付勢されており、伝達部140の先端部が被駆動部材71の上面に押し付けられている。そのため、各圧電モジュール200Xが停止しているときは、伝達部140と被駆動部材71との間に十分な摩擦力が働き、ベース31にステージ32が保持され、ベース31に対するステージ32の移動が規制される。これに対して、各圧電モジュール200Xを駆動して、伝達部140を楕円運動させることで、ステージ32をベース31に対してX軸方向に移動させることができる。
ここで、ベース31にステージ32を保持するための保持力Fxsおよびベース31に対してステージ32をX軸方向に移動させるための駆動力Fxdは、それぞれ、X駆動部7が有する圧電アクチュエーター100の数に比例する。すなわち、圧電アクチュエーター100の数が多い程、保持力Fxsおよび駆動力Fxdがそれぞれ大きくなり、圧電アクチュエーター100の数が少ない程、保持力Fxsおよび駆動力Fxdがそれぞれ小さくなる。前述したように、ステージ32にはY移動部4、θ移動部5および保持部6が吊り下げられており、これらの重量がステージ32に加わっている。そのため、比較的大きい保持力Fxsおよび駆動力Fxdが必要となる。そこで、本実施形態では、X駆動部7に、圧電アクチュエーター100を4つ配置し、必要十分な大きさの保持力Fxsおよび駆動力Fxdを確保している。
上述のように、本実施形態では、X駆動部7は、2つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200Xを2つ有しているが、例えば、4つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200Xを1つ有する構成や、1つの圧電アクチュエーター100を備える圧電モジュール200Xを4つ有する構成によっても、圧電アクチュエーター100の数が変わらないため、実質的に同じ大きさの保持力Fxsおよび駆動力Fxdを発揮することができる。
なお、圧電モジュール200Xの数や1つの圧電モジュール200Xが有する圧電アクチュエーター100の数としては、特に限定されない。例えば、圧電モジュール200Xは、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、1つの圧電モジュール200Xが有する圧電アクチュエーター100の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
図5に示すように、Y駆動部8では、3つの圧電モジュール200Yは、それぞれ、積層された4つの圧電アクチュエーター100を有している。すなわち、Y駆動部8は、合計で12個の圧電アクチュエーター100を有している。なお、12個の圧電アクチュエーター100は、それぞれ、同じように駆動するように制御されている。すなわち、12個の圧電アクチュエーター100には、図11や図13に示す電圧が同時に印加される。
また、図6に示すように、3つの圧電モジュール200Yは、Y軸方向に並んで配置されており、固定部162においてベース41に固定(ネジ止め)されている。そして、各圧電モジュール200Yは、ベース41に固定された状態で、ばね部163の弾性を利用して被駆動部材81に向けて付勢されており、伝達部140の先端部が被駆動部材81の上面に押し付けられている。そのため、各圧電モジュール200Yが停止しているときは、伝達部140と被駆動部材81との間に十分な摩擦力が働き、ベース41にステージ42が保持され、ベース41に対するステージ42の移動が規制される。これに対して、各圧電モジュール200Yを駆動して、伝達部140を楕円運動させることで、ステージ42をベース41に対してY軸方向に移動させることができる。
X駆動部7の説明で既に述べたように、ベース41にステージ42を保持するための保持力Fysおよびベース41に対してステージ42をY軸方向に移動させる駆動力Fydは、それぞれ、Y駆動部8が有する圧電アクチュエーター100の数に比例する。前述したように、ステージ42は、ステージ32よりも下方にあるため、ステージ42に加わる重量は、ステージ32に加わる重量よりも小さい。そのため、重量の観点から言えば、必要十分な保持力Fysおよび駆動力Fydは、保持力Fxsおよび駆動力Fxdよりも小さくなり、Y駆動部8に配置する圧電アクチュエーター100の数は、X駆動部7に配置する圧電アクチュエーター100の数よりも少なく済む。
しかしながら、前述したように、電子部品保持装置1は、Yステージ2210に支持されているため、Yステージ2210がY軸方向に移動すると、ステージ42に、このステージ42の移動方向と同じY軸方向の加速度(慣性)が加わる。そのため、この加速度によってベース41に対してステージ42がY軸方向に移動してしまわないように、保持力Fysを重量の観点から算出される必要十分な値よりも大きく設計する必要がある。そこで、本実施形態では、Y駆動部8に、圧電アクチュエーター100を12個配置し、Yステージ2210のY軸方向への移動にも耐えられる必要十分な大きさの保持力Fysおよび駆動力Fydを確保している。
上述のように、本実施形態では、Y駆動部8は、4つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200Yを3つ有しているが、例えば、12個の圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200Yを1つ有する構成や、6つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200Yを2つ有する構成や、2つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200Yを6つ有する構成や、1つの圧電アクチュエーター100を備えた圧電モジュール200Yを12個有する構成によっても、圧電アクチュエーター100の数が変わらないため、実質的に同じ大きさの保持力Fysおよび駆動力Fydを発揮することができる。
なお、圧電モジュール200Yの数や1つの圧電モジュール200Yが有する圧電アクチュエーター100の数としては、特に限定されない。例えば、圧電モジュール200Yは、1つまたは2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、1つの圧電モジュール200Yが有する圧電アクチュエーター100の数は、1つ、2つまたは3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
図8に示すように、θ駆動部9では、2つの圧電モジュール200θは、それぞれ、積層された2つの圧電アクチュエーター100を有している。すなわち、θ駆動部9は、合計で4つの圧電アクチュエーター100を有している。なお、4つの圧電アクチュエーター100は、それぞれ、同じように駆動するように制御されている。すなわち、4つの圧電アクチュエーター100には、図11や図13に示す電圧が同時に印加される。
また、2つの圧電モジュール200θは、軸受53の中心軸Oまわりに並んで配置されており、固定部162においてベース51に固定(ネジ止め)されている。図9に示すように、各圧電モジュール200θは、ベース51に固定された状態で、ばね部163の弾性を利用して被駆動部材91に向けて付勢されており、伝達部140の先端部が被駆動部材91の上面に押し付けられている。そのため、各圧電モジュール200θが停止しているときは、伝達部140と被駆動部材91との間に十分な摩擦力が働き、ベース51にステージ52が保持され、ベース51に対するステージ52の移動が規制される。これに対して、各圧電モジュール200θを駆動して、伝達部140を楕円運動させることで、ステージ52をベース51に対してθ方向に移動させることができる。
X駆動部7の説明で既に述べたように、ベース51にステージ52を保持するための保持力Fθsおよびベース51に対してステージ52をθ方向に移動させる駆動力Fθdは、それぞれ、θ駆動部9が有する圧電アクチュエーター100の数に比例する。前述したように、ステージ52は、ステージ32よりも下方にあるため、ステージ52に加わる重量は、ステージ32に加わる重量よりも小さい。そのため、重量の観点から言えば、必要十分な保持力Fθsおよび駆動力Fθdは、保持力Fxsおよび駆動力Fxdよりも小さくなり、θ駆動部9に配置する圧電アクチュエーター100の数は、X駆動部7に配置する圧電アクチュエーター100の数よりも少なく済む。
しかしながら、前述したように、ステージ52は、ベース51に対して軸受53の中心軸まわりに回転するため、直動移動するステージ32、42と比べて圧電アクチュエーター100の駆動力の伝達効率が悪い。そのため、この伝達効率の悪さを補うために、駆動力Fθdを重量の観点から算出される必要十分な値よりも大きく設計する必要がある。そこで、本実施形態では、θ駆動部9に、圧電アクチュエーター100を4つ配置し、必要十分な大きさの保持力Fθsおよび駆動力Fθdを確保している。
上述のように、本実施形態では、θ駆動部9は、2つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200θを2つ有しているが、例えば、4つの圧電アクチュエーター100が積層された圧電モジュール200θを1つ有する構成や、1つの圧電アクチュエーター100を備える圧電モジュール200θを4つ有する構成によっても、圧電アクチュエーター100の数が変わらないため、実質的に同じ大きさの保持力Fθsおよび駆動力Fθdを発揮することができる。
なお、圧電モジュール200θの数や1つの圧電モジュール200θが有する圧電アクチュエーター100の数としては、特に限定されない。例えば、圧電モジュール200θは、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、1つの圧電モジュール200θが有する圧電アクチュエーター100の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
以上のように、X駆動部7、Y駆動部8およびθ駆動部9では、互いに同じ構成の圧電アクチュエーター100を用い、それぞれの駆動部7、8、9で圧電アクチュエーター100の数を適切に設定することで、必要十分な保持力Fxs、Fys、Fθsおよび駆動力Fxd、Fyd、Fθdを発揮できるようになっている。このような構成によれば、保持力Fxs、Fys、Fθsおよび駆動力Fxd、Fyd、Fθdが過剰となったり、反対に、保持力Fxs、Fys、Fθsおよび駆動力Fxd、Fyd、Fθdが不足したりすることがなく、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる電子部品保持装置1となる。
以上、圧電駆動装置としての電子部品保持装置1について説明した。このような電子部品保持装置1は、前述したように、支持部2と、支持部2に支持され、支持部2に対してX軸方向(第1方向)に移動可能なステージ32(第1移動部)と、ステージ32に支持され、ステージ32に対してX軸方向と交差するY軸方向(第2方向)に移動可能なステージ42(第2移動部)と、圧電アクチュエーター100(第1圧電アクチュエーター)を備え、圧電アクチュエーター100の駆動によってステージ32が支持部2に対してX方向に移動し、圧電アクチュエーター100の停止によってステージ32が支持部2に保持されるX駆動部7(第1駆動部)と、圧電アクチュエーター100(第2圧電アクチュエーター)を備え、圧電アクチュエーター100の駆動によってステージ42がステージ32に対してY軸方向に移動し、圧電アクチュエーター100の停止によってステージ42がステージ32に保持されるY駆動部8(第2駆動部)と、を有している。そして、ステージ32を支持部2に保持する保持力Fxs(第1保持力)と、ステージ42をステージ32に保持する保持力Fys(第2保持力)と、が互いに異なっている。このような構成によれば、保持力Fxs、Fysを一括して同値で設定することなく、保持力Fxs、Fysを独立して適正に設定することができるため、保持力Fxs、Fysの一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる電子部品保持装置1となる。
なお、保持力Fxs、Fysの大小関係としては、特に限定されず、Fxs>Fysであってもよいし、Fxs<Fysであってもよい。
また、前述したように、電子部品保持装置1では、ステージ32を支持部2に対して移動させる駆動力Fxd(第1駆動力)と、ステージ42をステージ32に対して移動させる駆動力Fyd(第2駆動力)と、が互いに異なっている。このような構成によれば、駆動力Fxd、Fydを一括して同値で設定することなく、駆動力Fxd、Fydを独立して適正に設定することができるため、駆動力Fxd、Fydの一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる電子部品保持装置1となる。
なお、駆動力Fxd、Fydの大小関係としては、特に限定されず、Fxd>Fydであってもよいし、Fxd<Fydであってもよい。
また、前述したように、X駆動部7が備える圧電アクチュエーター100およびY駆動部8が備える圧電アクチュエーター100は、互いに同じ構成であり、X駆動部7が備える圧電アクチュエーター100の数と、Y駆動部8が備える圧電アクチュエーター100の数と、が互いに異なっている。このように、同じ構成の圧電アクチュエーター100を用いることで、圧電アクチュエーター100の数を適宜設定するだけで、簡単に、保持力Fxs、Fysおよび駆動力Fxd、Fydを適切に設定することができる。なお、「同じ構成の圧電アクチュエーター100」とは、「同条件であれば、実質的に同じ(製造上不可避な誤差等を含む)駆動力および保持力を発揮することができる圧電アクチュエーター100」の意味である。このような条件を満足すれば、例えば、X駆動部7、Y駆動部8が備える圧電アクチュエーター100の構成、形状等が互いに異なっていてもよい。ただし、本実施形態のように、X駆動部7、Y駆動部8が備える圧電アクチュエーター100は、互いに同じ構成であることが好ましい。これにより、1種類の圧電アクチュエーター100を準備すれば足りるため、製造コストの低減を図ることができる。
また、前述したように、X駆動部7は、複数の圧電アクチュエーター100が積層されている圧電モジュール200Xを有している。また、Y駆動部8は、複数の圧電アクチュエーター100が積層されている圧電モジュール200Yを有している。これにより、複数の圧電アクチュエーター100を別々に配置する場合と比べて、X駆動部7およびY駆動部8の省スペース化を図ることができる。そのため、電子部品保持装置1の小型化および軽量化を図ることができる。
また、前述したように、支持部2は、Y軸方向に移動可能であり、保持力Fysは、保持力Fxsよりも大きく設定されている。これにより、支持部2がY軸方向に移動することにより生じる加速度にも耐えられる必要十分な大きさの保持力Fysを確保することができる。
また、前述したように、電子部品保持装置1は、ステージ42に支持され、ステージ42に対してX軸方向およびY軸方向に交差するZ軸方向(第3方向)に沿う軸まわりに回動可能なステージ52(第3移動部)と、圧電アクチュエーター100(第3圧電アクチュエーター)を備え、圧電アクチュエーター100の駆動によってステージ52がステージ42に対して回動し、圧電アクチュエーター100の停止によってステージ52がステージ42に保持されるθ駆動部9(第3駆動部)と、を有している。このように、ステージ32、42に加えてさらにステージ52を追加することで可動軸が3軸となり、電子部品保持装置1の利便性がより向上し、特に、本実施形態のような電子部品搬送装置2000に適した構成となる。
また、前述したように、電子部品搬送装置2000は、上述したような電子部品保持装置1を備える。これにより、電子部品保持装置1の効果を享受でき、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできる電子部品搬送装置2000となる。
なお、前述したように、本実施形態では、支持部2の鉛直方向下側にX移動部3が位置し、X移動部3の鉛直方向下側にY移動部4が位置し、Y移動部4の鉛直方向下側にθ移動部5が位置しているが、これらの並びは、特に限定されない。例えば、支持部2の鉛直方向上側にX移動部3が位置し、X移動部3の鉛直方向上側にY移動部4が位置し、Y移動部4の鉛直方向上側にθ移動部5が位置していてもよい。また、支持部2、X移動部3、Y移動部4およびθ移動部5が水平方向に並んで配置されていてもよい。また、本実施形態では、鉛直方向上側からX移動部3、Y移動部4およびθ移動部5の順で配置されているが、これに限定されず、例えば、鉛直方向上側からX移動部3、θ移動部5およびY移動部4の順で配置されていてもよいし、θ移動部5、X移動部3およびY移動部4の順で配置されていてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロボットについて説明する。
図16は、本発明の第2実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図17ないし図22は、それぞれ、図16に示すロボットが有する駆動部を示す断面図である。
図16に示すロボット1000は、精密機器やこれを構成する部品の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。ロボット1000は、6軸ロボットであり、床や天井に固定されるベース1010(第1部材)と、ベース1010に回動自在に連結されたアーム1020(第2部材)と、アーム1020に回動自在に連結されたアーム1030(第3部材)と、アーム1030に回動自在に連結されたアーム1040と、アーム1040に回動自在に連結されたアーム1050と、アーム1050に回動自在に連結されたアーム1060と、アーム1060に回動自在に連結されたアーム1070と、これらアーム1020、1030、1040、1050、1060、1070の駆動を制御する制御装置1080と、を有している。
また、アーム1070にはハンド接続部が設けられており、ハンド接続部にはロボット1000に実行させる作業に応じたエンドエフェクター1090が装着される。
ベース1010とアーム1020とを接続する関節部分にはベース1010に対してアーム1020を回動させるための駆動部1310が設けられ、アーム1020とアーム1030とを接続する関節部分にはアーム1020に対してアーム1030を回動させるための駆動部1320が設けられ、アーム1030とアーム1040とを接続する関節部分にはアーム1030に対してアーム1040を回動させるための駆動部1330が設けられ、アーム1040とアーム1050とを接続する関節部分にはアーム1040に対してアーム1050を回動させるための駆動部1340が設けられ、アーム1050とアーム1060とを接続する関節部分にはアーム1050に対してアーム1060を回動させるための駆動部1350が設けられ、アーム1060とアーム1070とを接続する関節部分にはアーム1060に対してアーム1070を回動させるための駆動部1360が設けられている。
ここで、基端側のアーム程、加わる荷重が大きくなるため、ベース1010に対してアーム1020を回動させるために必要十分な駆動力Fd1およびベース1010にアーム1020を保持するために必要十分な保持力Fs1は、アーム1020に対してアーム1030を回動させるために必要十分な駆動力Fd2およびアーム1020にアーム1030を保持するために必要十分な保持力Fs2よりも大きい。また、駆動力Fd2および保持力Fs2は、アーム1030に対してアーム1040を回動させるために必要十分な駆動力Fd3およびアーム1030にアーム1040を保持するために必要十分な保持力Fs3よりも大きい。また、駆動力Fd3および保持力Fs3は、アーム1040に対してアーム1050を回動させるために必要十分な駆動力Fd4およびアーム1040にアーム1050を保持するために必要十分な保持力Fs4よりも大きい。また、駆動力Fd4および保持力Fs4は、アーム1050に対してアーム1060を回動させるために必要十分な駆動力Fd5およびアーム1050にアーム1060を保持するために必要十分な保持力Fs5よりも大きい。また、駆動力Fd5および保持力Fs5は、アーム1060に対してアーム1070を回動させるために必要十分な駆動力Fd6およびアーム1060にアーム1070を保持するために必要十分な保持力Fs6よりも大きい。すなわち、Fd1>Fd2>Fd3>Fd4>Fd5>Fd6であり、Fs1>Fs2>Fs3>Fs4>Fs5>Fs6である。
そのため、図17に示すように、駆動部1310では、2つの圧電アクチュエーター100が積層された6つの圧電モジュール200(すなわち、計12個の圧電アクチュエーター100)を備え、必要十分な駆動力Fd1および保持力Fs1を確保している。また、図18に示すように、駆動部1320では、5つの圧電モジュール200(すなわち、計10個の圧電アクチュエーター100)を備え、必要十分な駆動力Fd2および保持力Fs2を確保している。また、図19に示すように、駆動部1330では、4つの圧電モジュール200(すなわち、計8個の圧電アクチュエーター100)を備え、必要十分な駆動力Fd3および保持力Fs3を確保している。また、図20に示すように、駆動部1340では、3つの圧電モジュール200(すなわち、計6個の圧電アクチュエーター100)を備え、必要十分な駆動力Fd4および保持力Fs4を確保している。また、図21に示すように、駆動部1350では、2つの圧電モジュール200(すなわち、計4個の圧電アクチュエーター100)を備え、必要十分な駆動力Fd5および保持力Fs5を確保している。また、図22に示すように、駆動部1360では、1つの圧電モジュール200(すなわち、計2個の圧電アクチュエーター100)を備え、必要十分な駆動力Fd6および保持力Fs6を確保している。なお、駆動部1310、1320、1330、1340、1350、1360が用いている圧電アクチュエーター100は、前述した第1実施形態と同様に、互いに同じ構成となっている。また、前述した第1実施形態と同様に、圧電モジュール200は、付勢部160を有している。
以上のように、駆動部1310、1320、1330、1340、1350、1360では、互いに同じ構成の圧電アクチュエーター100を用い、それぞれの駆動部1310、1320、1330、1340、1350、1360で圧電アクチュエーター100の数を適切に設定することで、それぞれ、必要十分な保持力Fs1、Fs2、Fs3、Fs4、Fs5、Fs6および駆動力Fd1、Fd2、Fd3、Fd4、Fd5、Fd6を発揮できるようになっている。そのため、保持力Fs1、Fs2、Fs3、Fs4、Fs5、Fs6および駆動力Fd1、Fd2、Fd3、Fd4、Fd5、Fd6が過剰となったり、反対に、保持力Fs1、Fs2、Fs3、Fs4、Fs5、Fs6および駆動力Fd1、Fd2、Fd3、Fd4、Fd5、Fd6が不足したりすることがなく、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできるロボット1000となる。
なお、各駆動部1310、1320、1330、1340、1350、1360が有する圧電モジュール200の数や1つの圧電モジュール200が有する圧電アクチュエーター100の数としては、特に限定されず、ロボット1000の構成(各アームに加わる荷重等)に合わせて適宜設定することができる。
以上、ロボット1000について説明した。このようなロボット1000は、前述したように、ベース1010(第1部材)と、ベース1010に支持され、ベース1010に対して変位可能なアーム1020(第2部材)と、アーム1020に支持され、アーム1020に対して変位可能なアーム1030(第3部材)と、圧電アクチュエーター100(第1圧電アクチュエーター)を備え、圧電アクチュエーター100の駆動によってアーム1020がベース1010に対して変位し、圧電アクチュエーター100の停止によってアーム1020がベース1010に保持される駆動部1310(第1駆動部)と、圧電アクチュエーター100(第2圧電アクチュエーター)を備え、圧電アクチュエーター100の駆動によってアーム1030がアーム1020に対して変位し、圧電アクチュエーター100の停止によってアーム1030がアーム1020に保持される駆動部1320(第2駆動部)と、を有している。そして、アーム1020をベース1010に保持する保持力Fs1(第1保持力)と、アーム1030をアーム1020に保持する保持力Fs2(第2保持力)と、が互いに異なっている。このような構成によれば、保持力Fs1、Fs2を独立して適正に設定することができるため、保持力Fs1、Fs2の一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできるロボット1000となる。
また、前述したように、ロボット1000では、アーム1020をベース1010に対して移動させる駆動力Fd1(第1駆動力)と、アーム1030をアーム1020に対して移動させる駆動力Fd2(第2駆動力)と、が互いに異なっている。このような構成によれば、駆動力Fd1、Fd2を独立して適正に設定することができるため、駆動力Fd1、Fd2の一方が過剰となったり、反対に不足したりすることが抑制される。そのため、安定した駆動と省電力化の両立を図ることのできるロボット1000となる。
また、前述したように、駆動部1310が備える圧電アクチュエーター100および駆動部1320が備える圧電アクチュエーター100は、互いに同じ構成であり、駆動部1310が備える圧電アクチュエーター100の数と、駆動部1320が備える圧電アクチュエーター100の数と、が互いに異なっている。このように、同じ構成の圧電アクチュエーター100を用いることで、圧電アクチュエーター100の数を適宜設定するだけで、簡単に、保持力Fs1、Fs2および駆動力Fd1、Fd2を適切に設定することができる。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、ベース1010を第1部材とし、アーム1020を第2部材とし、アーム1030を第3部材としているが、ベース1010、アーム1020、1030、1040、1050、1060、1070のいずれを第1部材、第2部材および第3部材としてもよい。また、ロボット1000の構成としては、本実施形態の構成に限定されず、例えば、水平多関節ロボット(スカラロボット)であってもよい。
以上、本発明の圧電駆動装置、電子部品搬送装置およびロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、X軸、Y軸およびZ軸がそれぞれ直交しているが、X軸、Y軸およびZ軸は、交差していればよく直交していなくてもよい。
1…電子部品保持装置、2…支持部、3…X移動部、31…ベース、311…レール、312…収納空間、32…ステージ、4…Y移動部、41…ベース、411…レール、412…収納空間、42…ステージ、5…θ移動部、51…ベース、512…収納空間、52…ステージ、53…軸受、531…内輪、532…外輪、533…ボール、6…保持部、61…吸着面、62…吸着孔、7…X駆動部、71…被駆動部材、8…Y駆動部、81…被駆動部材、9…θ駆動部、91…被駆動部材、100…圧電アクチュエーター、110…振動部、111、112、113、114、115…圧電素子、120…支持部、130…接続部、140…伝達部、160…付勢部、160A…基板、161…基部、162…固定部、162a…貫通孔、163…ばね部、200、200X、200Y、200θ…圧電モジュール、1000…ロボット、1010…ベース、1020、1030、1040、1050、1060、1070…アーム、1080…制御装置、1090…エンドエフェクター、1310、1320、1330、1340、1350、1360…駆動部、2000…電子部品搬送装置、2100…基台、2110…上流側ステージ、2120…下流側ステージ、2130…検査台、2200…支持台、2210…Yステージ、2220…Zステージ、2300…制御装置、O…中心軸、Q…電子部品、V1、V1’、V2、V2’、V3、V3’…電圧

Claims (10)

  1. 支持部と、
    前記支持部に支持され、前記支持部に対して第1方向に移動可能な第1移動部と、
    前記第1移動部に支持され、前記第1移動部に対して前記第1方向と交差する第2方向に移動可能な第2移動部と、
    第1圧電アクチュエーターを備え、前記第1圧電アクチュエーターの駆動によって前記第1移動部が前記支持部に対して前記第1方向に移動し、前記第1圧電アクチュエーターの停止によって前記第1移動部が前記支持部に保持される第1駆動部と、
    第2圧電アクチュエーターを備え、前記第2圧電アクチュエーターの駆動によって前記第2移動部が前記第1移動部に対して前記第2方向に移動し、前記第2圧電アクチュエーターの停止によって前記第2移動部が前記第1移動部に保持される第2駆動部と、を有し、
    前記第1移動部を前記支持部に保持する第1保持力と、前記第2移動部を前記第1移動部に保持する第2保持力と、が互いに異なっていることを特徴とする圧電駆動装置。
  2. 前記第1移動部を前記支持部に対して移動させる第1駆動力と、前記第2移動部を前記第1移動部に対して移動させる第2駆動力と、が互いに異なっている請求項1に記載の圧電駆動装置。
  3. 前記第1圧電アクチュエーターおよび前記第2圧電アクチュエーターは、互いに同じ構成であり、
    前記第1駆動部が備える前記第1圧電アクチュエーターの数と、前記第2駆動部が備える前記第2圧電アクチュエーターの数と、が互いに異なっている請求項1または2に記載の圧電駆動装置。
  4. 前記第1駆動部は、複数の前記第1圧電アクチュエーターが積層されている圧電モジュールを有し、
    前記第2駆動部は、複数の前記第2圧電アクチュエーターが積層されている圧電モジュールを有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  5. 前記支持部は、前記第2方向に移動可能であり、
    前記第2保持力は、前記第1保持力よりも大きい請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  6. 前記第2移動部に支持され、前記第2移動部に対して前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に沿う軸まわりに回動可能な第3移動部と、
    第3圧電アクチュエーターを備え、前記第3圧電アクチュエーターの駆動によって前記第3移動部が前記第2移動部に対して回動し、前記第3圧電アクチュエーターの停止によって前記第3移動部が前記第2移動部に保持される第3駆動部と、を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の圧電駆動装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧電駆動装置を備えることを特徴とする電子部品搬送装置。
  8. 第1部材と、
    前記第1部材に支持され、前記第1部材に対して変位可能な第2部材と、
    前記第2部材に支持され、前記第2部材に対して変位可能な第3部材と、
    第1圧電アクチュエーターを備え、前記第1圧電アクチュエーターの駆動によって前記第2部材が前記第1部材に対して変位し、前記第1圧電アクチュエーターの停止によって前記第2部材が前記第1部材に保持される第1駆動部と、
    第2圧電アクチュエーターを備え、前記第2圧電アクチュエーターの駆動によって前記第3部材が前記第2部材に対して変位し、前記第2圧電アクチュエーターの停止によって前記第3部材が前記第2部材に保持される第2駆動部と、を有し、
    前記第2部材を前記第1部材に保持する第1保持力と、前記第3部材を前記第2部材に保持する第2保持力と、が互いに異なっていることを特徴とするロボット。
  9. 前記第2部材を前記第1部材に対して移動させる第1駆動力と、前記第3部材を前記第2部材に対して移動させる第2駆動力と、が互いに異なっている請求項8に記載のロボット。
  10. 前記第1圧電アクチュエーターおよび前記第2圧電アクチュエーターは、互いに同じ構成であり、
    前記第1駆動部が備える前記第1圧電アクチュエーターの数と、前記第2駆動部が備える前記第2圧電アクチュエーターの数と、が互いに異なっている請求項8または9に記載のロボット。
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