JP2019092079A - 画像形成装置、プログラム及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成機能とサーバ機能を備えた装置において、蓄電装置からの電力供給時にユーザにとって必要でない機能が稼動することによる無駄な電力消費を抑制する。【解決手段】統合サービス装置100は、スキャン、プリント、コピー等の画像形成機能を提供する複合機110の部分と、メールサーバ等の各種サーバ機能を提供するサーバ装置140とを搭載している。UI制御部1202は、それら複数の機能のうち停電時(蓄電装置160からの給電時)に停止させるきのうの設定をユーザから受け付け、その設定の内容を停電時設定情報1206として保持する。停電時制御部1210は、停電が生じた場合に、停電時設定情報1206に示された停止対象の機能を停止し、その機能による電力消費を削減する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置、プログラム及び画像形成システムに関する。
プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ装置等の機能を兼ね備えた複合機が普及している。近年、メールサーバやファイルサーバ等のサーバ機能を備え、ネットワーク経由でクライアントにそれらサーバ機能を提供する複合機も現れている。また、停電時等にサーバ機能が突然ダウンすることによる障害を防止するために、複合機に無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)を設ける例も知られている。
特許文献1には、無停電電源装置に接続された熱定着方式のプリンタ機能を持つ複合機において、前記無停電電源装置から電力供給されたときに、プリント命令を実行しないことで、無停電電源装置の電力供給時間を延ばすことが記載されている。また、無停電電源装置から電力供給中にホストからプリント命令が来た場合に、無停電電源装置によりシステム維持中のためプリント出力不可であることを複合機からホストに通知することが記載されている。
画像形成装置にいくつかのサーバ機能を持たせた場合、画像形成装置は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能等の画像形成装置が通常持っているいくつかの画像形成機能に加え、更にそれらサーバ機能を持つことになる。無停電電源装置等の蓄電装置を画像形成装置に設けて停電時にも画像形成装置を運用可能とする場合、それら画像形成機能やサーバ機能のすべてに電力供給を行うと、電力使用量が多くなり、蓄電装置で運用可能な時間が短くなってしまう。そこで、停電時に動作させる機能を限定しておき、それ以外の機能を停止することで蓄電装置での運用時間を延ばすことが考えられる。ここで、画像形成装置又はシステムが備える様々な機能のうちどれを停電時でも維持したいのかはユーザ毎に異なる。
本発明は、画像形成機能及びサーバ機能を有する装置又はシステムにおいて、蓄電装置から供給される電力で稼動する時に、ユーザにとって必要でない機能が稼動することによる無駄な電力消費を抑制することを目的とする。
請求項1に係る発明は、画像形成装置であって、画像形成機能及び1以上のサーバ機能を含む複数の機能を提供する手段と、外部電源からの電力供給がない時に前記画像形成装置へ電力を供給可能な蓄電装置と、前記複数の機能のうち、前記蓄電装置からの電力供給時に停止させる停止対象機能または稼動させる稼働対象機能を規定する設定情報の入力をユーザから受け付けて保持する受付手段と、前記蓄電装置からの電力供給時に、前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記停電対象機能を停止させる制御または前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記稼働対象機能を稼働させる制御を行う制御手段と、を含む画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記受付手段は、前記画像形成装置の設置目的毎に用意された、その設置目的に対応するデフォルトの停止対象機能又は稼働対象機能を規定するデフォルト情報を有し、ユーザから前記画像形成装置の設置目的の選択を受け付け、選択された前記設置目的に対応する前記デフォルト情報を前記設定情報として保持する、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記受付手段は、前記複数の機能のうち選択された前記設置目的に対応する前記デフォルト情報が規定する前記停電対象機能又は前記稼働対象機能を示した設定画面を表示し、前記設定画面に対して停止対象機能又は稼働対象機能の変更の指示を受け付け、確定指示が入力されたときに前記設定画面に示される前記停止対象機能又は稼働対象機能を規定する情報を前記設定情報として保持する、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、前記受付手段は、前記蓄電装置の蓄電残量のレベル毎にそのレベルに対応する前記設定情報の入力を受け付けて前記レベル毎に前記設定情報を保持し、前記制御手段は、前記蓄電装置からの電源供給時に、現在の前記蓄電残量のレベルに対応する前記設定情報に規定される前記停電対象機能を停止させる制御または前記稼働対象機能を稼動させる制御を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、前記受付手段は、現在の前記蓄電残量のレベルに対応する前記設定情報を表示し、表示した前記設定情報に対する前記停止対象機能又は前記稼働対象機能の変更の指示を受け付ける機能を持つ、請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、前記受付手段は、前記画像形成装置の設置目的と前記蓄電残量のレベルとの組合せ毎に用意された、当該組合せに対応するデフォルトの前記停電対象機能又は前記稼働対象機能を規定する規定情報を有し、ユーザから前記設置目的と前記レベルとの組合せの選択を受け付け、選択された前記組合せに対応する前記規定情報を、当該組合せに係る前記設定情報として保持する、請求項4又は5に記載の画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、前記受付手段は、ユーザから選択された前記設置目的と前記レベルとの組合せに対応する前記規定情報が規定する前記停電対象機能又は前記稼働対象機能を示した設定画面を提示し、その設定画面に対して前記停止対象機能又は前記稼働対象機能の変更の指示を受け付け、確定指示が入力されたときに前記設定画面に示される前記停止対象機能又は稼働対象機能を規定する情報を、前記組合せに対応する前記設定情報として保持する、請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、前記受付手段は、前記複数の機能のうち前記停電対象機能以外の機能群を稼働させた場合、又は前記稼働対象機能群を稼働させた場合の、前記蓄電装置が電力供給可能な時間を表示する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、前記受付手段は、前記複数の機能の各々の機能について、当該機能を稼働させた場合の電力消費量のレベルを表示する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、画像形成機能と1以上のサーバ機能とを含む複数の機能を提供する手段と、外部電源からの電力供給がない時に電力を供給可能な蓄電装置と、を含む統合サービス装置に設けられるコンピュータを、前記複数の機能のうち、前記蓄電装置からの電力供給時に停止させる停止対象機能または稼動させる稼働対象機能を規定する設定情報の入力を受け付けて保持する受付手段、前記蓄電装置からの電力供給時に前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記停止対象機能を停止させる制御または前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記稼働対象機能を稼働させる制御を行う制御手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項11に係る発明は、画像形成機能を提供する画像形成装置と、1以上のサーバ機能を提供するサーバ装置と、外部電源からの電力供給がない時に少なくとも前記サーバ装置へ電力を供給可能な蓄電装置と、前記画像形成機能及び前記1以上のサーバ機能のうち前記蓄電装置からの電力供給時に停止させる停止対象機能または稼動させる稼働対象機能を規定する設定情報の入力をユーザから受け付けて保持する受付手段と、前記蓄電装置からの電力供給時に前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記停止対象機能を停止させる制御または前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記稼働対象機能を稼働させる制御を行う制御手段と、を含む画像形成システムである。
請求項12に係る発明は、画像形成装置であって、画像形成機能及び1以上のサーバ機能を含む複数の機能を提供する手段と、外部電源からの電力供給がない時に前記画像形成装置に電力を供給可能な蓄電装置と、前記蓄電装置からの電力供給時に前記複数の機能のうち前記画像形成機能への前記蓄電装置からの電力の供給を停止し、前記1以上のサーバ機能のうち少なくとも1つのサーバ機能を前記蓄電装置からの電力の供給により稼働させる制御を行う制御手段と、を含む画像形成装置である。
請求項13に係る発明は、前記制御手段は、前記蓄電装置からの電力供給時には、前記1以上のサーバ機能のうち、前記蓄電装置からの電力供給時に停止させるものとして予め設定されたサーバ機能を停止させる、請求項12に記載の画像形成システムである。
請求項14に係る発明は、前記制御手段は、前記蓄電装置からの電力供給時には、前記画像形成機能を構成する複数の要素機能のうち前記蓄電装置からの電力供給時に停止させるものとして予め設定された1以上の要素機能への前記蓄電装置からの電力の供給を停止し、当該1以上の要素機能以外の要素機能には前記蓄電装置からの電力を供給する制御を行う、請求項12又は13に記載の画像形成装置である。
請求項1、10〜14に記載の発明によれば、画像形成機能及びサーバ機能を有する装置又はシステムにおいて、蓄電装置から供給される電力で稼動する時に、ユーザにとって必要でない機能が稼動することによる無駄な電力消費を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像形成装置の設置目的に応じた停止対象機能又は稼働対象機能を、個々の機能毎に蓄電装置からの電力供給時に停止すべきかどうかを指定する場合よりも簡便に設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、設置目的に対応する停止対象機能又は稼働対象機能の設定を、デフォルトからユーザの希望に添ったものへと調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、蓄電残量のレベルに応じて停止対象機能又は稼働対象機能変えることが可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、蓄電装置からの電力供給時に停止対象機能又は稼働対象機能の設定情報を変更する際に、そのときの蓄電残量に応じたレベルの設定情報を変更し、機能の稼働・停止に反映させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、設置目的と蓄電残量のレベルとの組合せごとの停止対象機能又は停止対象機能を、個々の機能毎に停電時に停止すべきかどうかを指定する場合よりも簡便に設定することができる。
請求項7に記載の発明によれば、設置目的と蓄電残量の組合せごとに対応する停止対象機能又は稼働対象機能の設定を、デフォルトからユーザの希望に添ったものへと調整することができる。
請求項8に記載の発明によれば、停止対象機能又は稼働対象機能の設定が適切かどうかの判断基準となる情報を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、個々の機能を蓄電装置からの電力供給時に停止させたときの、蓄電装置の電力供給可能な時間に対する影響を示す情報を提供することができる。
図1を参照して、統合サービス装置100の一実施形態を説明する。
統合サービス装置100は、複合機110、後処理装置130、サーバ装置140、表示装置150、及び蓄電装置160を含む。一つの例では、統合サービス装置100は、それら複合機110〜蓄電装置160を1つの筐体に内蔵した1個の装置として構成されていてもよい。この場合、統合サービス装置100は、複合機110〜蓄電装置160の各装置をそれぞれ構成する要素群を1つの筐体内に内蔵している。また、別の例では、複合機110〜蓄電装置160の各装置がそれぞれ別々の筐体に内蔵され、統合サービス装置100は、それら別筐体の装置を接続したシステムとして構成されていてもよい。またそれら2つの例の中間的なシステム形態、すなわち統合サービス装置100は、複数の筐体(装置)を接続したシステムとして構成され、それら筐体のうちの一以上は、複合機110〜蓄電装置160の各装置のうち2つ以上の装置を内蔵しているという形態もあり得る。
複合機110は、スキャン、プリント、コピー、FAX(ファクシミリ)送受信等の機能を兼ね備えた装置である。複合機110は、機能要素として、スキャン機構112、プリント機構114、FAX機構116、ネットワーク通信部118、及び情報処理部120を含んでいる。
スキャン機構112は、紙等の原稿を光学的に読み取ってその原稿の画像データを生成する。スキャン機構112の読取りにより生成された画像データを、情報処理部120が複合機110内の固定記憶装置や可搬型の記録媒体(例えばUSBメモリ)に保存したり、ユーザから指定された宛先(例えばメールアドレス、ファイルサーバ内の特定フォルダ等)に転送したりすることで、スキャン処理が実現される。
プリント機構114は、スキャンにより得られた画像データや、ページ記述言語で記述された印刷データから生成された画像データを、用紙上に印刷する。スキャン機構112で読み取られた画像をプリント機構114で印刷することで、コピー機能が実現される。
FAX機構116は、電話回線を介してFAX画像データの送受信を行う。FAXの送信は、スキャン機構112で読み取った原稿の画像を、FAX機構116により宛先番号に送信することで実現される。またFAXの受信は、送信元から送られてきたFAX画像データをFAX機構116で受信し、その画像データをプリント機構114で印刷したり、あるいは情報処理部120の管理下にある予め定められたフォルダにその画像データをファイルとして保存したりすることで実現される。
ネットワーク通信部118は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークを介するデータ通信を行う。ネットワーク通信部118は、有線ネットワーク経由での通信を行う通信装置と、Wi-Fi(登録商標)等の無線ネットワークプロトコルに準拠した通信を行う通信装置との両方を備えていてもよいし、いずれか一方のみを備えていてもよい。
情報処理部120は、複合機110の制御を含む情報処理を実行する。情報処理部120は、CPU(中央演算装置)、ランダムアクセスメモリ等の一次記憶、ハードディスクや不揮発性メモリ等の二次記憶等のハードウエアと、CPUにより実行されることで情報処理を実現するプログラム群と、を含んでいる。情報処理部120が実行する情報処理機能については、後で図2を参照して更に説明する。
後処理装置130は、プリント機構114からの印刷出力物に対して、パンチ穴あけ、ステープル留め、製本等の後処理を実行する装置である。後処理装置130は、複合機110の電源回路から電力供給を受ける。
サーバ装置140は、メールサーバ、ユーザ認証サーバ、ウェブサーバ等の各種サーバ機能のうちの一以上を提供する装置である。各サーバは、それぞれLAN(ローカルエリアネットワーク)上、又はインターネット上のクライアントに対してサービスを提供する。一つの例では、サーバ装置140は、それらサーバのプログラムを実行するためのハードウエアとしてのコンピュータ(例えばCPU、メモリ等を搭載したブレードとして構成される)を備えている。サーバ装置140は、ハードウエアとしてのコンピュータを複数含んでいてもよい。サーバ装置140が有する個々のコンピュータがそれぞれ1以上のサーバプログラムを実行することで、統合サービス装置100が提供する1以上のサーバ機能が実現される。
一つの例では、統合サービス装置100が提供する1以上のサーバ機能のうちのいくつかを、複合機110の情報処理部120で実行してもよい。また、別の例として、サーバ装置140は、複合機110の情報処理部120上で実行される仮想的なサーバであってもよい。この場合、ハードウエアとしてのサーバ装置140は存在せず、すべてのサーバ機能が複合機110上の情報処理部120により提供される。すなわち、図1では説明の便宜上、複合機110の情報処理部120とサーバ装置140を分けて示しているが、これらはハードウエア的に分かれている必要はない。
表示装置150は、統合サービス装置100のUI(ユーザインターフェース)の一要素である操作画面を表示する。操作画面は、例えば、図2に示すUI制御部1202が生成する。表示装置150は、例えばタッチパネルディスプレイであってもよい。なお、統合サービス装置100は、表示装置150の他に、機械式のテンキーやボタン、表示ランプ、スピーカ、カメラ等のUI装置を備えていてもよい。
蓄電装置160は、商用電源等の外部電源に接続されており、通常は、外部電源からの電力を統合サービス装置100内の複合機110、サーバ装置140等の各要素に供給する。また蓄電装置160は、外部電源からの電力を蓄電し、外部電源からの電力供給がない場合には、蓄電した電力を統合サービス装置100内の各要素に供給する機能を持つ。外部電源からの電力供給がない場合としては、外部電源である商用電源に落雷や事故等により停電が生じている場合、外部電源(例えば自家発電システム)が故障等により稼働していない場合、統合サービス装置100(特に蓄電装置160)が外部電源から電力供給を受けるためのコネクタ(差込プラグ)が外部電源側のコネクタ(プラグ受け、例えばコンセント)から外れている場合、等がある。以下では、統合サービス装置100に対して外部電源からの電力供給がない状態のことを「停電」と総称し、そのような状態が継続している期間のことを「停電時」と呼ぶ。停電時には、蓄電装置160が蓄電している電力が、統合サービス装置100の各部に供給される。蓄電装置160は、例えば無停電電源装置として構成される。
次に情報処理部120の機能構成の例を、図2を参照して説明する。図1では、便宜上、情報処理部120は複合機110に属しているものとして説明したが、情報処理部120は、複合機110のハードウエア(スキャン機構112、プリント機構114等)の制御の他に、サーバ装置140や蓄電装置160等を含む統合サービス装置100全体のための制御や処理を担っている。このような統合サービス装置100全体のための制御として、UI処理や停電時の制御等がある。図2には、情報処理部120が備える各種の機能のうち、それらUI処理や停電時の制御等に関する機能を示す。
図2において、UI制御部1202は、統合サービス装置100のUIのための制御を実行する。UI制御部1202は、例えば表示装置150に表示する各種の操作画面を生成したり、その操作画面上のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)部品及び各種の機械的なボタン等に対するユーザの操作を検知したりする。
設定管理部1204は、統合サービス装置100に対する各種の設定情報を管理する。設定管理部1204が管理する設定情報には、例えばコピー機能やスキャン機能といった各種機能についての設定の他に、停電時の制御に関する設定情報(停電時設定情報1206)がある。また設定管理部1204には、ユーザが統合サービス装置100のローカルのUIを操作しているときに停電が生じた場合に、予め設定されている機能に対する電力供給を遮断するまでの猶予時間である電源遮断時間も設定可能である(詳細は後述)。
停電検知部1208は、統合サービス装置100に給電している外部電源の停電(言い換えれば蓄電装置160の蓄電電力が統合サービス装置100の各部に給電されている状態)を検知する。例えば、蓄電装置160は外部電源の停電を検知する機能を持っており、情報処理部120の停電検知部1208は、蓄電装置160から停電の有無の情報(言い換えれば外部電源からの給電か、蓄電電力からの給電かのいずれであるかを示す情報)を得る。また、停電検知部1208は、蓄電装置160から、蓄電残量、電力消費量の履歴等の情報を取得してもよい。
停電時制御部1210は、停電検知部1208が停電を検知した場合に、停電時の停止対象として予め設定されている機能を停止したり、その停止に応じた操作画面の切換制御を行ったりする。停電時制御部1210については、後で詳しい例を説明する。
操作中判定部1212は、統合サービス装置100のローカルのUI(表示装置150やテンキー等)をユーザが操作中であるか否かを判定する。操作中か否かの判定は、公知の方法を用いればよい。例えば、操作中判定部1212は、ユーザがローカルのUIに対して操作を行った(例えば画面にタッチした、何らかのボタンを押した、あるいは音声により指示を入力した等)時点から少なくとも所定の(すなわち予め定められた)時間が経過するまでは、操作中であると判定する。そして、無操作の期間が所定の時間以上続くと操作中でなくなった(「非操作中」)と判定し、この後ローカルのUIにユーザが何らかの操作を行うまで非操作中と判定する。別の例では、統合サービス装置100の正面(表示装置150やテンキー等が設けられた側)の近傍にいる人を検知するために人感センサ等のセンサを設け、そのセンサが人を検知している間は操作中、そうでない期間は非操作中と判定してもよい。
図3に、設定管理部1204が保持する停電時設定情報1206の例を示す。例示する停電時設定情報には、統合サービス装置100が持つ機能毎に、停電時稼働フラグがある。
ここでいう機能には、ハードウエアとソフトウエアとがある。スキャン機構112、プリント機構114、FAX機構116、有線ネットワーク及び無線ネットワーク(ネットワーク通信部118)、表示装置150、後処理装置130は、それぞれハードウエアとしての機能である。メールサーバ、ユーザ認証サーバ等の各種サーバ機能は、サーバ装置140が提供するソフトウエア等の、機能である。また、スキャンサービス、プリントサービス、コピーサービス、FAX送信、FAX受信、電話サービスは、スキャン、プリント、FAX、電話等のためのUIや情報処理を担当するソフトウエア的な機能である。
停電時稼働フラグは、当該機能を停電時(すなわち蓄電装置160が蓄電した電力を統合サービス装置100内に給電している期間)に稼働させるか否かを示す設定項目である。停電時稼働フラグが「ON」である機能は停電時に稼働させる稼働対象機能である。これに対して停電時稼働フラグが「OFF」である機能は停電時には稼働させない。すなわち、停電時稼働フラグが「OFF」である機能は、停電時に停止の対象となる停止対象機能である。停電時稼働フラグの値は、固定(すなわちユーザ側が変更できない)でもよいし、ユーザ(典型的には統合サービス装置100の管理者)が設定できるようにしてもよい。
また停電時設定情報には、機能毎に依存先機能が登録できるようにしてもよい。ある機能(第1の機能と称す)についての依存先機能は、第1の機能を発揮するための前提となる機能である。例えば、プリント機構が稼働していないときには、後処理装置の機能は発揮できない(言い換えれば、そのようなときに後処理装置を稼働させていても役に立たない)ので、プリント機構は後処理装置にとっての依存先機能である。また、有線又は無線ネットワークが稼働していない状態でメールサーバだけ稼働しても意味がないので、それらネットワークの機能はメールサーバにとっての依存先機能である。ファイルサーバやユーザ認証サーバは、ネットワーク上のクライアントへのサービス提供も行うが、統合サービス装置100単体で利用する(例えば統合サービス装置100のUIからファイルサーバ内のファイルを指定して印刷する等)ことも可能なので、ネットワークは、この例における依存先機能の定義では、それらサーバにとっての依存先機能に該当しない。この実施形態では、ある機能の停電時稼働フラグがOFFにされた場合に、その機能を依存先機能とする他の機能の停電時稼働フラグも自動的にOFFに変更する。
図3に示す停電時設定情報は、統合サービス装置100が持つ複数の機能のそれぞれが停電時の稼働対象機能又は停止対象機能のいずれであるかを示すものであった。この代わりにそれら複数の機能のうち停電時の停止対象機能のみのリストを停電時設定情報として用いてもよい。この場合、後述する停電時制御部1210は、停電時には、停電時設定情報が示す停止対象機能を停止させ、それ以外の機能は維持する。また、それら複数の機能のうち停電時の稼働対象機能のみのリストを停電時設定情報として用いてもよい。この場合、停電時制御部1210は、停電時には、停電時設定情報に示される各稼働対象機能の稼働状態を維持すると共に、それら稼働対象機能以外の機能は停止させる。
なお、図3に例示した停電時設定情報1206の内容はあくまで一例に過ぎない。別の例として、停電時設定情報1206は、複合機110(プリント、スキャン、コピー等の機能を担う)は停電時の停止対象とし、サーバ装置140(メールサーバ、ファイルサーバ等)は停電時の停止対象としない、等のより大まかな設定内容を表すものであってもよい。
停電時に稼働させる機能と停止する機能の基本的な判断基準は、電力消費の大きさである。停電時は、蓄電残量に限りがある蓄電装置160からの給電に頼るため、必要な機能をできるだけ長く使用できるようにするには、電力消費の大きい機能を停止させることが必要になる。例えば、プリント機構114は、印刷のための機械的な機構を動作させる必要があり、消費電力が大きい。特に電子写真方式を用いている場合には、トナーを用紙に定着させるための熱を発生させるために非常に多くの電力を消費する。スキャン機構112も、原稿送り等の機械的な機構や、原稿に対する照明等のために比較的多くの電力を消費する。サーバ装置140の消費電力は、それらに比べると小さい。また災害等による停電の場合、メールサーバ機能その他のサーバ機能は、情報通信インフラの一つの選択肢として重要な役割を果たす可能性がある。このため、停電時の統合サービス装置100の稼働時間を延ばすためには、プリント機構114やスキャン機構112を持つ複合機110への給電を停止することが基本方針となる。ただし、停電時でもどの機能を維持したいかはユーザ側の事情にもよるので、上述の例では、ユーザが停電時に稼働させる機能、停止させる機能を設定できるようにしている。
図4に、UI制御部1202が表示装置150に表示する、停電時設定情報1206の設定画面200を例示する。この例では、設定画面200には、機能毎に、その機能の名称を表示したGUIのボタン202a、202bが表示される。図示例では、ボタン202a又は202bの色で、対応する機能の停電時稼働フラグの値を表現している。グレー色のボタン202aは停電時稼働フラグが「OFF」であることを示し、白色のボタン202bは停電時稼働フラグが「ON」であることを示す。例えば、ユーザがボタン202a又は202bを押下(タップ)する毎に、そのボタン202a又は202bに対応する機能の停電時稼働フラグの値(ON又はOFF)が切り替わり、それに応じてそのボタン202a又は202bの色が白とグレーの間で切り替わる。ユーザから呼び出された設定画面200は、現在の停電時設定情報1206における各機能についての停電時稼働フラグの値を反映した表示状態であり、これに対して変更を加えていく。ユーザは、設定画面200上に示される停電時に稼働させる機能群を確認し、その設定でよければ、その画面内の「決定」ボタンを押下する。これにより、設定管理部1204は、停電時設定情報の内容を、その設定画面200で設定された状態を示す内容へと変更する。
デフォルト状態(工場出荷時等)の停電時設定情報1206は、例えば、複合機110のメカ機構を利用する機能(プリント、コピー、スキャン、FAX送受信等)については停電時稼働フラグがOFF、サーバ機能については停電時稼働フラグをONと設定されたものでよい。
なお、設定画面200上のボタン202a又は202bをタップすることで停電時稼働フラグを切り替えるという設定方法はあくまで一例に過ぎず、停電時設定情報1206の設定には、公知の様々な方法を利用してよい。例えば、ボタン202a又は202bをタップすることで、その機能に対応する停電時稼働フラグの切り替え画面を呼び出し、その切り替え画面上でそのフラグのON・OFFを切り替えてもよい。また、ボタン202a又は202bをタップすることで、対応する機能についての停電時の詳細設定画面を呼び出し、その詳細設定画面上で、その機能の停電時の動作についての詳細を設定できるようにしてもよい。例えば、「プリント」機能のボタンを押下することで、ハードウエアとしてのプリント機構114の停電時稼働フラグと、ソフトウエアとしてのプリントサービスの停電時稼働フラグをそれぞれ切り替えられる詳細設定画面を表示してもよい。この画面でプリント機構114の停電時稼働フラグをOFFすると、これに依存するプリントサービスの停電時稼働フラグもOFFに変更される。逆に、プリントサービスをOFFにしても、プリント機構114は自動的にはOFFに変更されない。また、設定画面200でFAX受信のボタンを押下することで、FAX受信についての詳細設定画面を表示してもよい。その詳細設定画面では、例えば、停電時のFAX受信時の動作を、FAX受信機能全体を停止する、受信FAXを印刷せずにデータとして蓄積する、受信FAXを印刷するといったいくつかの選択肢から選択できるようにしてもよい。
次に、図5〜図6のフローチャートを参照して、停電検知部1208が停電を検知した際に停電時制御部1210が実行する制御の一例を説明する。
この例では、停電が検知された場合、停電時制御部1210は、現在、統合サービス装置100をユーザがローカルで操作中か否かを操作中判定部1212に問い合わせる(S10)。この問合せに対して操作中判定部1212からユーザが操作中である旨の応答があった場合、停電時制御部1210は、設定管理部1204に設定されている電源遮断時間を読み出す(S12)。また停電時制御部1210は、UI制御部1202に対して、電源遮断予告画面の表示を指示する(S14)。電源遮断予告画面は、停電時の停止対象に設定された機能を停止(すなわちその機能に対する電力供給を停止)することを予告する画面である。図7に電源遮断予告画面300の例を示す。この電源遮断予告画面300には、事情を説明するメッセージ302が表示される。例示したメッセージ302には、現在停電中であること、統合サービス装置100が蓄電装置(UPS)からの給電で稼働していること、特定の機能(図示例では複合機110の機能)は所定の電源遮断時間(図示例では1分)後にシャットダウンするため使用不可となること、他の機能(図示例ではメールサーバ等)はその後も使用可能であること、が示される。ユーザは、自分がUIを操作中に停電が生じ、電源遮断予告画面300が表示されると、その表示を見て、これから所定時間が経過すると停止対象機能が使えなくなることを知る。そして、ユーザは、いままで行っていた操作がその停止対象機能を使用するためのものであった場合には、その時間内にその機能を使用した処理が完了できそうになければ、その機能を使用するのを止める。また、ユーザがいままで行っていた操作が停電時も稼働する機能についてのものである場合には、図示省略した消去ボタンを押下して電源遮断予告画面300を消してその機能についての画面に戻り、その画面で操作を続行する。
また、電源遮断予告画面300には、停電時の停止対象機能を、電源遮断時間の経過を待たずにシャットダウンするための指示ボタン304が含まれる。ユーザがこの指示ボタン304を押下すると、停止対象機能が即座にシャットダウンされ、停止対象機能への電力供給が止まる。
なお、電源遮断時間の値は、管理者等予め定められた者が設定管理部1204に設定する。また、電源遮断予告画面300がある程度長い時間表示される可能性を考慮して、その画面内に電源遮断時間経過までの残り時間をカウントダウン表示してもよい。電源遮断予告画面300は、指示ボタン304が押下されたとき又は所定の時間(例えば電源遮断時間)が経過したときに消去され、その後はその電源遮断予告画面300が表示される直前に表示していた画面が表示される。
図5の説明に戻ると、S14の後、停電時制御部1210は、電源遮断時間が経過するのを待ち(S16)、経過するとS18に進む。また、S10で現在ユーザが統合サービス装置100のローカルのUIを操作中でない場合にも、停電時制御部1210はS18に進む。
S18では、停電時制御部1210は、設定管理部1204から停電時設定情報1206を読み出す。そして、停電時設定情報1206に示された停電時の停止対象機能(すなわち停電時稼働フラグがOFFの機能)を停止(シャットダウン)し、それら停止対象機能への電力の供給を止める(S20)。
次に停電時制御部1210は、現在表示装置150に表示中の画面が統合サービス装置100のホーム画面であるか否かを判定する(S22)。ここで、ホーム画面は、統合サービス装置100の機能一覧のメニューを表示した画面であり、ユーザはこのホーム画面上で自分が使用したい機能を選択し、その機能についての詳細な指示を入力するための詳細画面を開く。S22の判定結果がYesの場合、UI制御部1202に対して、停止対象機能を選択するためのGUI部品(例えばアイコン)を非表示としたホーム画面310を表示するよう指示する(S24)。また、停電時制御部1210は、ホーム画面310のステータス欄に蓄電装置(UPS)から給電で駆動中の旨を表示するようUI制御部1202に指示する(S26)。
例えば、通常(すなわち停電していない状態)のホーム画面310が図8に例示するものであったとする。このホーム画面310には、コピー、スキャン、FAX送信、ファイルサーバ、電子メール等の各機能の詳細画面を呼び出すためのアイコン312が表示されている。これに対して、S24及びS26の処理の結果表示される停電時のホーム画面310a(図9参照)には、まず停電時でも維持されるファイルサーバ、電子メールのアイコン312は表示されるが、停電時の停止対象機能であるコピー、スキャン、FAX送信のアイコンは表示されない。また、このホーム画面310aには、UPS給電中であるため使用できる機能が限られていることを示すメッセージを表示したステータス欄314が表示される。ユーザは、このステータス欄314の表示により、ホーム画面310にコピーやスキャン等のアイコンがないことの理由を把握する。
なお、S24及び図9の例では、停止対象機能のアイコンを非表示としたが、あくまでこれは一例に過ぎない。この代わりに、停止対象機能のアイコンはグレーアウト表示(通常より目立たない態様での表示で、選択不可であることを示す)とし、ユーザからの選択を受け付けないようにしてもよい。また、更に別の例として、通常時でも停電時でも同じホーム画面310を表示し、停電時にホーム画面310上の停止対象機能のアイコン312が押下されたときに、その機能が停止されていることを表示(例えばホーム画面310上のステータス欄にその旨を表示)してもよい。
S22で現在表示中の画面がホーム画面310でないと判定した場合(言い換えれば、ホーム画面310上のアイコンの押下により呼び出されたいずれかの詳細画面が表示されている場合)、停電時制御部1210は、図6に示すS28の処理に進む。S28では、停電時制御部1210は、現在表示中の画面が、停電時の停止対象機能の詳細画面であるか否かを判定する(S28)。この判定の結果がNo、すなわち現在表示中の画面が停電時にも稼働する機能の詳細画面である場合、停電時制御部1210はS26に進み、その詳細画面にUPS給電中である旨を示すステータス欄(図9のステータス欄314と同様のもの)を表示する。S28の判定結果がYesの場合、停電時制御部1210は、予め設定されている停電時の初期画面を読み出し(S30)、その初期画面を表示するようUI制御部1202に指示する(S32)。停電時の初期画面は、ユーザが予め設定管理部1204に設定しておく。例えば、ホーム画面310a(図9参照)、電源遮断予告画面300(図7参照)等の予め用意された候補から、停電時の初期画面とするものをユーザが選び、設定する。この後、停電時制御部1210はS26に進み、その詳細画面にUPS給電中である旨を示すステータス欄を表示する。
図5の手順は、統合サービス装置100が稼働中に停電が生じた場合のものである。これに対し、統合サービス装置100が電源OFF状態やスリープ状態にあるときに停電が生じ、その後統合サービス装置100が起動されてそれらの状態から稼働状態へと移行する時点でも停電が続いていることもあり得る。この場合、停電時制御部1210は、例えば以下の処理を実行する。すなわち、停電時制御部1210は、統合サービス装置100の起動時(電源がONされたとき、又はスリープからの復帰時)に停電検知部1208に停電の有無を問合せ、停電していない等の応答を得た場合には、通常時のホーム画面310(図8参照)を表示装置150に表示するようUI制御部1202に指示する。一方、停電検知部1208から停電中との応答を得た場合、停電時制御部1210は、停電時設定情報1206に示される停電対象機能を起動せず、また停電対象機能への給電を停止する。そして、予め設定された停電時の初期画面(図9のホーム画面310a等)を表示するようUI制御部1202に指示する。これにより、停電中に起動した場合に、ユーザに対して停電中であることを知らせ、停電中に使用可能な機能を選択可能なUIを提供する。
また、UI制御部1202は、停電中に表示装置150に表示する操作画面上に、停電中に使用可能な機能の一覧表示を呼び出すGUI部品(例えばボタン)を表示してもよい。このGUI部品に対して一覧表示の表示指示が入力された場合、UI制御部1202は、停電時設定情報1206に示される停電時稼働フラグがONの機能の一覧を表示した一覧画面を表示する。この一覧画面により、ユーザはそのとき(停電中)に使用できる機能を知る。また、その一覧画面上の各機能の表示を、その機能の詳細画面にリンクしておき、一覧画面上から機能の詳細画面を呼び出すことができるようにしてもよい。また、停電中に使用可能な機能の一覧の代わりに、停電中には使用不可能な機能(すなわち停電時稼働フラグがOFFの機能)の一覧を表示してもよい。また、停電中に使用可能な機能の一覧と、使用不可能な機能の一覧の両方を表示してもよい。
また、以上の説明では、停電が生じた場合(すなわち蓄電装置160の蓄電電力からの給電を開始した場合)にすぐ図5及び図6の処理を開始するとした。しかし、停電の中には、落雷等による瞬間的な停電のように時間の短いものもあり、そのような短時間の停電の際に、上述した停止対象機能の停止や操作画面の変更を行うと、停電からの復帰時にまた機能や操作画面を元の状態に復帰する処理等が必要となりかえって煩雑になる。そこで、停電時制御部1210は、停電が検知されてもすぐには図5及び図6の処理を開始せず、予め定められた時間その停電状態が続いて始めて、図5及び図6の処理を開始するようにしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態では、停電により蓄電装置160からの給電で統合サービス装置100を稼働する場合に、予め設定された一部の機能への給電を停止することで、残りの機能の稼働時間を延ばす。また、停電時に稼働している機能と停止している機能(停止対象機能)とを、操作画面(例えばホーム画面310a)で区別して表示する。特に停止している機能はアイコンを非表示又はグレーアウト表示とすることで使用できないことが分かるようにすることで、どの機能が使用できるのかをユーザに把握しやすくしている。また、停電時の操作画面(ホーム画面310a等)に、停電中でありUPS(蓄電装置160)の給電で駆動していることを表示(ステータス欄314)するので、使用可能な機能が制限されている理由をユーザに伝えることができる。
図1に示した装置構成の例では、蓄電装置160から複合機110部分とサーバ装置140部分のそれぞれに対して給電を行ったが、このような構成は一例に過ぎない。この代わりに、図10に例示するように、蓄電装置160からサーバ装置140の電源回路に給電を行い、複合機110はサーバ装置140の電源回路から給電を受ける構成としてもよい。このようにすれば、停電時に複合機110全体をシャットダウンした場合でも、サーバ装置140は蓄電装置160から電力供給を受けることができる。
また、図1の例では、複合機110とサーバ装置140とが一つの表示装置150を共用したが、この構成もあくまで一例に過ぎない。この代わりに、図11に例示するように、複合機110専用の表示装置150aとサーバ装置140専用の表示装置150とを別々に設けてもよい。この構成では、表示装置150aは、複合機110に関する操作画面を表示するのに対して、表示装置150bはサーバ装置140についての情報を表示する。表示装置150bは、例えばサーバ装置140の操作画面を表示するタッチパネル等であってもよいし、稼働中であることを示す単なるランプであってもよい。複合機110への給電が停止した場合に、表示装置150aへの給電も停止される。また、サーバ装置140への給電が停止した場合に、表示装置150bへの給電も停止される。一つの例では、停電時制御部1210は、停電が発生した場合に、複合機110、後処理装置130及び表示装置150bをシャットダウンする。これにより、蓄電装置160は、複合機110側への給電及び停止し、サーバ装置140及び表示装置150bに給電することとなり、サーバ機能を維持できる期間が延びる。
次に、停電時設定情報1206の設定画面200の変形例を、図12を参照して説明する。
図12に例示する設定画面200には、各機能のボタン202a、202bに対して、各機能の電力消費の程度を示す情報が表示される。この情報は、その機能の単位時間あたりの電力消費量を何段階かのレベルで示すものである。図示例では、大中小の3段階で表示しているが段階数は2段階でもよいし、3段階より多くてもよい。ユーザは、この電力消費の程度の情報を、停電時にどの機能を停止させるのかを決める際の参考にすることができる。
また、図12の設定画面200には、推定駆動時間表示欄210が表示される。推定駆動時間表示欄210には、設定画面200での各機能の停電時の稼働/非稼働の選択状態で、蓄電装置160により統合サービス装置100を駆動できる時間の推定値が表示される。例えば、停電時制御部1210は、各機能についての単位時間あたりの電力消費量の情報を有しており、その情報を参照して、停電時に稼働すると選択されている各機能の単位時間あたりの電力消費量を合計することで、統合サービス装置100全体の停電時の単位時間あたりの電力消費量の値を求める。そして、この値と蓄電装置160の最大蓄電量から、現在の選択状態での推定駆動時間を算出する。ユーザは、この駆動時間の推定値を、停電時にどの機能を停止させるのかを決める際の参考にすることができる。
次に、停電時設定情報1206の設定を更に容易にするための変形例を説明する。停電時に統合サービス装置100のどの機能を維持し、どの機能を停止させるかは、その統合サービス装置100の設置目的に依存するものと考えられる。ここで言う設置目的とは、どのような目的で利用するために画像形成装置を設置したかということを含み、たとえば、統合サービス装置100を使用しているユーザ(企業や公共団体等)が属する業種・業界、その統合サービス装置100が設置される「場所」、業務名、利用するユーザの属性やユーザ名等を含む。
例えば、業界によっては、停電時でもスキャンやプリントの機能の方がサーバ機能より重要になる場合もある。例えば、病院やクリニックでは、災害による停電の際に、重篤な患者を拠点病院に移送する必要がでてくる場合がある。その場合、患者の電子的なカルテをプリントアウトして拠点病院に引き継いだり、逆に紙のカルテをFAXで拠点病院に転送したりすることが必要になることがある。このため、病院等では、プリント機能、スキャン機能、FAX送信機能を停電時の停止対象機能としないことが求められる可能性がある。また、郵便局や銀行等の金融機関では、ユーザが記入した出金票等の各種帳票をスキャンして記録する場合があり、停電時でもスキャン機能を維持したいニーズがある。
統合サービス装置100が設置される「場所」には、例えば、統合サービス装置100を使用しているユーザの内側(オフィスや工場等)に向けたものか外側(店舗や公共スペース等)に向けたものか等の区別が考えられる。ユーザ(企業等)の内側に向けて設置された統合サービス装置100は、主としてそのユーザのスタッフにより使用され、外側に向けて設置された統合サービス装置100は、主としてそのユーザにとっての顧客により使用される。顧客向けに設置された統合サービス装置100は、顧客のために印刷物を出力するニーズがあり、停電時にもなるべくプリント機能の維持が望まれる。
また、一つの業界でも、設置場所によって停電時に維持したい機能が変わってくることもある。例えば、役所のエントランス等に、住民への各種情報提供のために設置された統合サービス装置100の場合、提供する情報を印刷物の形で出力するニーズがあるため、停電時におけるプリント機能の優先度は高い。これに対し、同じ役所でも職員の作業スペースに設置される統合サービス装置100の場合、停電時にはサーバ機能の維持の方がプリント機能の維持よりも優先度が高いと考えられる。
このようなことから、この変形例では、設置される業界、設置場所、これらの組合せ等により表される設置目的毎に、統合サービス装置100にデフォルトの停電時設定情報1206(設置目的別のテンプレート)を持たせる。そして、停電時設定情報1206の設定のための画面の一つとして、設置目的ごとのテンプレートの選択画面を提供する。このテンプレート選択画面220の例を図13に示す。このテンプレート選択画面220には、一般オフィス、病院・クリニック、金融機関、役所の職員向け、役所の住民サービス向け、工場等の、設置目的の選択のためのボタン222が列挙して表示される。ユーザが、自分の設置目的に該当するボタン222を押下すると、その設置目的が選択状態となる。このとき、その設置目的に対応するテンプレートの情報(例えば各機能がそれぞれ停電時に稼働するか停止するかを示した一覧)を画面表示し、ユーザがそのテンプレートの内容を確認できるようにしてもよい。いずれかの設置目的のボタン222を選択した上で、決定ボタンを押下すると、その設置目的のテンプレートが設定管理部1204内の停電時設定情報1206に上書きされる。また、UI制御部1202は、その上書き後の停電時設定情報1206の各機能の停電時稼働フラグの値を反映した設定画面200(図4参照)を画面表示し、ユーザから各機能の停電時のON・OFFの設定変更を受け付ける。このように、ユーザは、設置目的に対応するテンプレートに微調整を加える形で、自分のニーズに沿った停電時設定情報1206を構成する。
次に、更なる変形例を説明する。この変形例では、停電時に蓄電装置160の蓄電残量が減るにつれて、停止させる機能を段階的に増やしていく。
一つの例では、停電時設定情報1206を蓄電残量のレベル毎に用意し、蓄電装置160の蓄電残量が停電中に減って行くにつれて、より少ない蓄電残量に対応する停電時設定情報1206に従って停止する機能を増やす。
例えば、蓄電装置160の蓄電残量が最大値(満充電)から半分の範囲(第1レベル)にあるときの停電時設定情報1206(特に停電時稼働フラグ)が、図3に例示するように、FAX機構、有線ネットワーク、表示装置150、メールサーバ、ファイルサーバ、蓄積モードでのFAX受信、電話サービスを稼働させ、その他の機能は停止させる設定であったとする。これに対し、例えば、蓄電装置160の蓄電残量が最大値の半分から1/4までの範囲(第2レベル)に対応する停電時設定情報1206では、満充電では稼働させる機能のうちFAX機構及びFAX受信を停止させる設定とし、蓄電残量が最大値の1/4以下の範囲(第3レベル)に対応する停電時設定情報1206では、更にファイルサーバを停止させる設定とする。設定管理部1204は、蓄電残量のレベル毎に、そのレベルの停電時設定情報1206を設定するための設定画面200を提供する。ここであるレベルの停電時設定情報1206の設定画面200では、そのレベルより蓄電残量が多いレベルで停電時稼働フラグがOFFである機能について、停電時稼働フラグがONに変更できないようにしてもよい。なお、ここで例示した蓄電残量のレベル分けは、あくまで一例に過ぎない。
この変形例では、停電時制御部1210は、停電が検知された場合、例えば図14に例示する制御を実行する。この制御は、S10〜S16までは図5及び図6に示した手順と同様である。S16の判定結果がYesとなった場合、停電時制御部1210は、蓄電装置160から現在の蓄電残量の情報を取得し(S40)、その蓄電残量が属するレベルに対応する停電時設定情報1206を設定管理部1204から取得する(S42)。そして、停電時制御部1210は、取得した停電時設定情報1206において停電時稼働フラグがOFFとなっている機能を停止する(S44)。この時点では、既に停止されている機能がある場合もあるので、そのような場合には、停電時稼働フラグがOFFである機能のうち、その時点でまだ稼働している機能を停止することになる。S44の後、停電時制御部1210は、図5及び図6のS22〜S32の処理を行う。そしてS40、S42、S44、及びS22〜S32の処理を、例えば定期的に繰り返す。
以上に説明したように、この変形例では、蓄電残量のレベル毎に予め設定された機能のみを稼働させ、他の機能への給電を停止する。これにより、蓄電残量が少ない場合にはより厳選された機能のみを稼働させ、それら機能の稼働時間を延ばすことができる。
この変形例を前の設置目的毎のテンプレートと組み合わせてもよい、すなわち、設置目的と蓄電残量レベルの組合せ毎に停電時設定情報のテンプレートを統合サービス装置100内に保持させておく。ユーザ等が停電時設定情報の設定を行う際、設置目的を指定すると、設定管理部1204は、その設置目的に対応する蓄電残量レベル毎のテンプレートを読み出し、そのテンプレートの内容(各機能についての停電時稼働フラグのON・OFFの値)を、それら各蓄電残量レベルに対応する停電時設定情報1206にセットする。そして、蓄電残量レベル毎の停電時設定情報1206の内容を順に画面表示し、ユーザからON・OFFの変更指示を受け付ける。
また、停電中に停電時設定情報1206の設定を変更したい場合も考えられる。例えば、現在の設定で停止されている機能を使用したい場合等がその一例である。図15に示すように、設定管理部1204は、ユーザから停電時設定情報1206の設定変更の指示を受けたとき(S50の判定結果がYes)、その時点が既に停電中であれば、現在の蓄電残量レベルに対応する停電時設定情報1206(言い換えれば、現在停止している機能を規定している設定)を反映した設定画面200(図4参照)をUI制御部1202に表示させる(S52)。これにより、設定画面200には、現在の各機能の稼働又は停止を反映したボタン202a、202bが表示されるので、ユーザはこの中で、停電時稼働フラグがOFF(すなわち停止対象)の機能のうちいま使用する必要があるものをONに変更したり、いまONであるが不要な機能をOFFに変更したりする。ユーザが決定ボタンを押下すると、設定管理部1204は、現在の蓄電残量レベルに対応する停電時設定情報1206、設定画面200に示される各機能のフラグのON・OFF状態を示すものへと変更する。
以上に例示した統合サービス装置100の情報処理部120やサーバ装置140は、例えば、コンピュータにそれら各部の機能を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)を制御するHDDコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、ハードディスクドライブ等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
100 統合サービス装置、110 複合機、112 スキャン機構、114 プリント機構、116 FAX機構、118 ネットワーク通信部、120 情報処理部、130 後処理装置、140 サーバ装置、150 表示装置、160 蓄電装置、1202 制御部、1204 設定管理部、1206 停電時設定情報、1208 停電検知部、1210 停電時制御部、1212 操作中判定部。
Claims (14)
- 画像形成装置であって、
画像形成機能及び1以上のサーバ機能を含む複数の機能を提供する手段と、
外部電源からの電力供給がない時に前記画像形成装置へ電力を供給可能な蓄電装置と、
前記複数の機能のうち、前記蓄電装置からの電力供給時に停止させる停止対象機能または稼動させる稼働対象機能を規定する設定情報の入力をユーザから受け付けて保持する受付手段と、
前記蓄電装置からの電力供給時に、前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記停電対象機能を停止させる制御または前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記稼働対象機能を稼働させる制御を行う制御手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記受付手段は、前記画像形成装置の設置目的毎に用意された、その設置目的に対応するデフォルトの停止対象機能又は稼働対象機能を規定するデフォルト情報を有し、ユーザから前記画像形成装置の設置目的の選択を受け付け、選択された前記設置目的に対応する前記デフォルト情報を前記設定情報として保持する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記複数の機能のうち選択された前記設置目的に対応する前記デフォルト情報が規定する前記停電対象機能又は前記稼働対象機能を示した設定画面を表示し、前記設定画面に対して停止対象機能又は稼働対象機能の変更の指示を受け付け、確定指示が入力されたときに前記設定画面に示される前記停止対象機能又は稼働対象機能を規定する情報を前記設定情報として保持する、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記蓄電装置の蓄電残量のレベル毎にそのレベルに対応する前記設定情報の入力を受け付けて前記レベル毎に前記設定情報を保持し、
前記制御手段は、前記蓄電装置からの電源供給時に、現在の前記蓄電残量のレベルに対応する前記設定情報に規定される前記停電対象機能を停止させる制御または前記稼働対象機能を稼動させる制御を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記受付手段は、現在の前記蓄電残量のレベルに対応する前記設定情報を表示し、表示した前記設定情報に対する前記停止対象機能又は前記稼働対象機能の変更の指示を受け付ける機能を持つ、請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記画像形成装置の設置目的と前記蓄電残量のレベルとの組合せ毎に用意された、当該組合せに対応するデフォルトの前記停電対象機能又は前記稼働対象機能を規定する規定情報を有し、ユーザから前記設置目的と前記レベルとの組合せの選択を受け付け、選択された前記組合せに対応する前記規定情報を、当該組合せに係る前記設定情報として保持する、請求項4又は5に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、ユーザから選択された前記設置目的と前記レベルとの組合せに対応する前記規定情報が規定する前記停電対象機能又は前記稼働対象機能を示した設定画面を提示し、その設定画面に対して前記停止対象機能又は前記稼働対象機能の変更の指示を受け付け、確定指示が入力されたときに前記設定画面に示される前記停止対象機能又は稼働対象機能を規定する情報を、前記組合せに対応する前記設定情報として保持する、請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記複数の機能のうち前記停電対象機能以外の機能群を稼働させた場合、又は前記稼働対象機能群を稼働させた場合の、前記蓄電装置が電力供給可能な時間を表示する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記受付手段は、前記複数の機能の各々の機能について、当該機能を稼働させた場合の電力消費量のレベルを表示する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像形成機能と1以上のサーバ機能とを含む複数の機能を提供する手段と、外部電源からの電力供給がない時に電力を供給可能な蓄電装置と、を含む統合サービス装置に設けられるコンピュータを、
前記複数の機能のうち、前記蓄電装置からの電力供給時に停止させる停止対象機能または稼動させる稼働対象機能を規定する設定情報の入力を受け付けて保持する受付手段、
前記蓄電装置からの電力供給時に前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記停止対象機能を停止させる制御または前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記稼働対象機能を稼働させる制御を行う制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - 画像形成機能を提供する画像形成装置と、
1以上のサーバ機能を提供するサーバ装置と、
外部電源からの電力供給がない時に少なくとも前記サーバ装置へ電力を供給可能な蓄電装置と、
前記画像形成機能及び前記1以上のサーバ機能のうち前記蓄電装置からの電力供給時に停止させる停止対象機能または稼動させる稼働対象機能を規定する設定情報の入力をユーザから受け付けて保持する受付手段と、
前記蓄電装置からの電力供給時に前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記停止対象機能を停止させる制御または前記複数の機能のうち前記設定情報に規定される前記稼働対象機能を稼働させる制御を行う制御手段と、
を含む画像形成システム。 - 画像形成装置であって、
画像形成機能及び1以上のサーバ機能を含む複数の機能を提供する手段と、
外部電源からの電力供給がない時に前記画像形成装置に電力を供給可能な蓄電装置と、
前記蓄電装置からの電力供給時に前記複数の機能のうち前記画像形成機能への前記蓄電装置からの電力の供給を停止し、前記1以上のサーバ機能のうち少なくとも1つのサーバ機能を前記蓄電装置からの電力の供給により稼働させる制御を行う制御手段と、
を含む画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記蓄電装置からの電力供給時には、前記1以上のサーバ機能のうち、前記蓄電装置からの電力供給時に停止させるものとして予め設定されたサーバ機能を停止させる、請求項12に記載の画像形成システム。
- 前記制御手段は、前記蓄電装置からの電力供給時には、前記画像形成機能を構成する複数の要素機能のうち前記蓄電装置からの電力供給時に停止させるものとして予め設定された1以上の要素機能への前記蓄電装置からの電力の供給を停止し、当該1以上の要素機能以外の要素機能には前記蓄電装置からの電力を供給する制御を行う、請求項12又は13に記載の画像形成装置。
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