JP2019091220A - カーシェアリングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】専用のバレットキーを使用しなくともシェア車両の貸し出しを可能にしたカーシェアリングシステムを提供する。【解決手段】モード切替部41は、第1携帯端末22aを通じた設定により、シェア車両1の作動モードをカーシェアモードに切り替える。カーシェアモードは、シェア車両1の利用者が用いる第2携帯端末22bにより、予約期間中、シェア車両1の使用が可能となる。また、カーシェアモード時、第2携帯端末22bの操作により、シェア車両1の操作端末2aの有効無効の切り替えが可能である。操作端末2aは、例えばシェア車両1の電子キーであることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、1台の車両を複数人で共有するカーシェアリングシステムに関する。
従来、1台の車両を複数人で共有するカーシェアリングシステムが周知である(特許文献1,2等参照)。この種のカーシェアリングシステムでは、例えばカーシェア使用の登録を予め行っておき、例えば携帯端末(高機能携帯電話等)で車両予約を行った上で、予約時間内において車両の使用が許可される。
特開2016−115077号公報 特開2016−71834号公報
ところで、シェア車両でバレットパーキングサービスを利用する場合、シェア車両のキーをバレット係等の第三者に渡す必要があるが、このときに携帯端末を第三者に貸与するのは現実的ではない。よって、バレットパーキングサービスの利用を考慮に入れて、車両にバレットキーを常備しておく対応をとると、バレット用の専用キーが必要となり、その分コストがかかる問題があった。
本発明の目的は、専用のバレットキーを使用しなくともシェア車両の貸し出しを可能にしたカーシェアリングシステムを提供することにある。
前記問題点を解決するカーシェアリングシステムは、シェア車両の車両キーとして作動するに際して鍵情報を取得する携帯端末と、車載されたカーシェア装置との間で、無線を通じた前記鍵情報の認証を実行させ、前記携帯端末で車載機器の操作が行われた場合に、認証完了状態となった前記カーシェア装置が、車載された電子キーシステムを通じて、前記車載機器を作動させる構成であって、前記シェア車両が他の利用者に使用される場合に、当該シェア車両の作動モードを、前記利用者の携帯端末によって当該シェア車両の操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更するモード切替部を備えた。
本構成によれば、シェア車両の利用者がバレットパーキングサービスを利用する場合、利用者の携帯端末によってシェア車両の操作端末を有効に切り替え、この操作端末をバレット係等の第三者に貸し出すようにする。このように、本構成の場合、シェア車両の利用者がバレットパーキングサービスを利用するにあたっては、シェア車両に元から存在する操作端末を有効に切り替えて第三者に貸与すれば済む。よって、専用のバレットキーを使用しなくともシェア車両の貸し出しが可能となる。
前記カーシェアリングシステムにおいて、前記モード切替部は、前記シェア車両のオーナが用いる第1携帯端末と前記カーシェア装置との通信を経て作動の許可を得た場合に、前記シェア車両の作動モードを、前記利用者の第2携帯端末によって前記操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更することが好ましい。この構成によれば、シェア車両のオーナの第1携帯端末から許可を得ないと、シェア車両の作動モードを、利用者の第2携帯端末によって操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更することができない。よって、モード変更のセキュリティ性を確保することが可能となる。
前記カーシェアリングシステムにおいて、前記モード切替部は、前記シェア車両が他の利用者によって使用される場合に、初期状態として前記操作端末を無効に設定しておき、前記利用者の携帯端末の操作による通信を通じて、前記操作端末を無効から有効に切り替えることが好ましい。この構成によれば、シェア車両の作動モードを、利用者の携帯端末によって操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更したとき、操作端末を忘れずに無効化しておくことが可能となる。
前記カーシェアリングシステムにおいて、前記モード切替部は、前記シェア車両の各作動モードにおいて、当該シェア車両を操作できるデバイスを一対一対応で設定することが好ましい。この構成によれば、シェア車両の各作動モードにおいて、1つのデバイスのみ作動させればよいので、各デバイスの消費電力を低く抑えるのに有利となる。
本発明によれば、専用のバレットキーを使用しなくともシェア車両を貸し出すことができる。
第1実施形態のカーシェアリングシステムの構成図。 鍵情報認証の通信シーケンス図。 携帯端末を操作して車載機器を作動させるときの通信シーケンス図。 シェア車両の各作動モードの状態図。 シェア車両の各作動モードの状態図。 カーシェアモードの有効無効切り替えのシーケンス図。 バレットパーキングモードの有効無効切り替えのシーケンス図。 第2実施形態のシェア車両の各作動モードの状態図。 スマート照合の通信シーケンス図。 車両電波出力コマンドとデバイス返信有無とをまとめた仕様図。
(第1実施形態)
以下、カーシェアリングシステムの第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2との無線によりID照合を行って車載機器3の作動を実行又は許可する電子キーシステム4を備える。電子キーシステム4は、車両1からの通信を契機に狭域無線によりID照合(スマート照合)を実行するキー操作フリーシステムである。キー操作フリーシステムは、電子キー2を直に操作することなく自動でID照合が行われるものである。車載機器3は、例えばドアロック装置5やエンジン6などがある。なお、本例の場合、電子キー2は、車両1の専用キーとして車両1に元から用意された操作端末2aの位置付けである。
車両1は、ID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)9と、車載電装品の電源を管理するボディECU10と、エンジン6を制御するエンジンECU11とを備える。これらECUは、車内の通信線12を介して電気接続されている。通信線12は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)である。照合ECU9及び電子キー2の各メモリ(図示略)には、車両1に登録された電子キー2の電子キーIDと、ID照合の認証時に使用するキー固有鍵とが登録されている。ボディECU10は、車両ドア13の施解錠を切り替えるドアロック装置5を制御する。
車両1は、車両1において電波を送信する電波送信機16と、車両1において電波を受信する電波受信機17とを備える。電波送信機16は、例えば室外に電波を送信する室外用と、室内に電波を送信する室内用とを備える。電波送信機16は、LF(Low Frequency)帯の電波を送信する。電波受信機17は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。電子キーシステム4は、LF−UHFの双方向通信により電子キー2と通信する。
電子キー2を起動させるウェイク信号が電波送信機16からLF送信されているとき、電子キー2は、ウェイク信号の通信エリアに進入して受信すると、待機状態から起動し、照合ECU9とID照合(スマート照合)を実行する。スマート照合には、例えば電子キーIDの正否を確認する電子キーID照合や、キー固有鍵(暗号鍵)を用いたチャレンジレスポンス認証などが含まれる。照合ECU9は、室外の電子キー2とID照合(室外スマート照合)が成立することを確認すると、ボディECU10による車両ドア13の施解錠を許可又は実行する。
照合ECU9は、室内の電子キー2とID照合(室内スマート照合)が成立することを確認すると、エンジンスイッチ18による電源遷移操作を許可する。これにより、例えばブレーキペダルを踏み込んだ状態でエンジンスイッチ18が操作されると、エンジン6が始動される。
車両1は、1台の車両1を複数人で共有するカーシェアリングシステム21を備える。本例のカーシェアリングシステム21は、暗号化された鍵情報Dkをサーバ20から携帯端末22に登録し、鍵情報Dkを復号可能な暗号鍵(カーシェア装置固有鍵)を有するカーシェア装置23が搭載された車両1に対し、携帯端末22から鍵情報Dkを送信してカーシェア装置23で認証し、その認証が成立すれば、車載機器3の操作が許可されるものである。携帯端末22は、例えば高機能携帯電話であることが好ましい。鍵情報Dkは、例えば使用が1度のみ許可されたワンタイムキー(ワンタイムパスワード)であることが好ましい。
カーシェア装置23は、車両1の電子キーシステム4のハード構成から独立し、車両1に対して後付けされたものとなっている。カーシェア装置23は、例えば予約時間内のときのみ有効になる電子キーの位置付けであり、スペアキーと同様の扱いである。このように、カーシェア装置23は、キー機能の有効/無効が切り替えられることにより、車内に電子キーが出現したり消滅したりするように作動する。カーシェア装置23は、車両1のバッテリ+Bから電源が供給されている。
携帯端末22は、携帯端末22の作動を制御する端末制御部26と、携帯端末22においてネットワーク通信を行うネットワーク通信モジュール27と、携帯端末22において近距離無線通信を行う近距離無線通信モジュール28と、データ書き替えが可能なメモリ29とを備える。携帯端末22は、サーバ20からネットワーク通信モジュール27によって鍵情報Dkを取得し、この鍵情報Dkをメモリ29に書き込み保存する。近距離無線通信は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)であることが好ましい。
携帯端末22は、携帯端末22においてカーシェアリングシステム21の作動を管理するユーザインターフェースアプリケーション30を備える。ユーザインターフェースアプリケーション30は、例えばサーバ20からダウンロードされるなどして、端末制御部26に設けられる。携帯端末22のメモリ29には、携帯端末22で車両1を操作するときの通信時に必要となるユーザ認証鍵が登録される。ユーザ認証鍵は、例えば生成の度に値が毎回変わる乱数からなり、予めカーシェアリングシステム21に登録されたものでもよいし、あるいは車両使用時に生成されて登録されるものでもよい。
カーシェア装置23は、カーシェア装置23の作動を制御するコントローラ33と、カーシェア装置23においてスマート通信を行うスマート通信ブロック34と、カーシェア装置23において近距離無線通信を行う近距離無線モジュール35と、データ書き替えが可能なメモリ36と、カーシェア装置23において日時を管理するタイマ部37とを備える。メモリ36には、各カーシェア装置23の固有IDであるカーシェア装置IDと、携帯端末22との暗号通信に使用するカーシェア装置固有鍵と、電子キーシステム4の通信網を通じてID照合(スマート照合)を行う際に使用する電子キーID及びキー固有鍵とが書き込み保存されている。タイマ部37は、例えばソフトタイマからなる。カーシェア装置23は、カーシェア装置IDが車両ID(車体番号)と紐付けされることで、車両1と一対一対応となる。
カーシェア装置23は、スマート通信ブロック34を通じてカーシェア装置23の通信網を介したID照合(本例はスマート照合)を実行するキー機能部38を備える。キー機能部38は、コントローラ33に設けられている。キー機能部38は、複数人によりシェアされる車両1の車載機器3を、電子キー2と同様の処理を経るID照合(本例はスマート照合)を通じて操作可能にする。キー機能部38は、携帯端末22から鍵情報Dkを取得すると、この鍵情報Dkを認証し、この認証が正常に成立すれば無効から有効に切り替わって、照合ECU9とのID照合が実行可能となる。
続いて、図2及び図3を用いて、携帯端末22を用いて車両使用を予約し、車両キーとして機能する携帯端末22で車両1を操作する際の手順を説明する。
ステップ101において、携帯端末22(ユーザインターフェースアプリケーション30)とサーバ20とは、車両1を予約するユーザを確認するユーザ認証を実行する。本例のユーザ認証では、ユーザID及びパスワードの認証と、予約したい車両1を登録する利用予約手続きとが実施される。利用予約手続きでは、例えば使用する車両1や日時等が入力される。ユーザID及びパスワードは、携帯端末22に入力され、ネットワーク通信を通じてサーバ20に送信される。サーバ20は、携帯端末22からユーザID及びパスワードを入力すると、これらを認証し、認証が成立すれば処理を継続し、認証が不成立であれば処理を強制終了する。
ステップ102において、ユーザ認証が成立した場合、サーバ20は、鍵情報Dkを生成する。サーバ20は、例えばユーザが使用する車両1に搭載されたカーシェア装置23のカーシェア装置固有鍵を使用して、鍵情報Dkを生成する。本例の場合、サーバ20は、例えば「予約日時」、「端末ID」、「ユーザ認証鍵」などを平文とし、所定の暗号鍵(例えば、カーシェア装置固有鍵等)を暗号化鍵として、これらを暗号式(暗号アルゴリズム)に通すことにより暗号文を生成し、この暗号文を鍵情報Dkとする。なお、端末IDは、携帯端末22の固有IDである。ユーザ認証鍵は、例えば携帯端末22及びカーシェア装置23の間の暗号通信で使用される鍵の一種である。
ステップ103において、サーバ20は、生成した鍵情報Dkを、携帯端末22にネットワーク送信する。
ステップ104において、携帯端末22(ユーザインターフェースアプリケーション30)とカーシェア装置23とは、近距離無線通信(BLE:Bluetooth Low Energy)の接続を実行する。ここでは、カーシェア装置23は、定期的にアドバタイズを送信する。携帯端末22は、車両1を借りる予約時間内のときにアドバタイズを受信すると、通信接続要求をカーシェア装置23に送信する。カーシェア装置23は、携帯端末22から通信接続要求を受信すると、通信が確立したことを相手側に通知する通信接続確認を携帯端末22に送信する。これにより、携帯端末22及びカーシェア装置23のBLE通信が確立する。
ステップ105において、カーシェア装置23は、通信接続(BLE接続)が完了すると、携帯端末22に登録された鍵情報Dkの通知を要求する鍵情報要求を送信する。
ステップ106において、携帯端末22(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、カーシェア装置23から鍵情報要求を受信すると、自身に登録された鍵情報Dkをカーシェア装置23に通知する鍵情報通知を送信する。
ステップ107において、カーシェア装置23は、携帯端末22から鍵情報Dkを受信すると、鍵情報Dkの認証作業を実行する。本例の場合、カーシェア装置23は、所定の暗号鍵(例えば、カーシェア装置固有鍵等)を用いて鍵情報Dkを復号し、この復号が成功したか否かを確認する。このとき、鍵情報Dkの復号が成功すれば、携帯端末22から受信した鍵情報Dkが正しいとして、認証を成功とする。そして、認証が成功すれば、鍵情報Dkに含まれていた「予約日時、端末ID、ユーザ認証鍵」を取得することができる。一方、認証が不成立であれば、鍵情報Dkが正しくないとして、認証を失敗とし、BLE通信の接続を切断する。
ステップ108において、カーシェア装置23は、鍵情報Dkの認証作業が正しく済むと、ユーザ認証鍵を携帯端末22に通知するユーザ認証鍵通知を実行する。
ステップ109において、携帯端末22(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、ユーザ認証鍵を取得すると、キー機能オン要求をカーシェア装置23に送信する。キー機能オン要求は、カーシェア装置23のキー機能(キー機能部38)をオン状態に切り替えるための要求である。
ステップ110において、カーシェア装置23は、携帯端末22からキー機能オン要求を受信すると、これを契機にキー機能部38をキー機能オン状態(有効状態)に切り替える。これにより、カーシェア装置23は、車載された照合ECU9との間でLF−UHFの双方向通信が可能な状態となる。
ステップ111において、カーシェア装置23は、キー機能部38がオン状態に切り替わった後、鍵情報Dk及びユーザ認証鍵をカーシェア装置23のメモリ36に保存する。そして、携帯端末22及びカーシェア装置23が「認証完了状態」に移行する。以上により、カーシェア装置23は、車両ドア施解錠やエンジン始動操作が可能な状態となる。
図3に示すように、ステップ201において、ユーザは、認証完了状態に移行した携帯端末22において操作要求ボタンをオン操作したとする。操作要求ボタンとしては、例えば車外から車両ドア13を解錠するときに操作する解錠要求ボタン、車外から車両ドア13を施錠するときに操作する施錠要求ボタン、エンジン6の始動を車両1に許可させる際に操作するエンジン始動要求ボタンなど、操作機能に応じた種々のボタンがある。
ステップ202において、携帯端末22(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、携帯端末22において操作要求ボタンが操作されたことを検出すると、その操作要求ボタンに応じた操作要求信号をユーザ認証鍵で暗号化する。操作要求信号は、操作された操作要求ボタンに応じたコマンドを含む信号である。
ステップ203において、携帯端末22(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、暗号化された操作要求信号を、近距離無線通信を通じてカーシェア装置23に送信する。
ステップ204において、カーシェア装置23は、携帯端末22から操作要求信号を受信すると、要求受付応答を携帯端末22に送信するとともに、受信した操作要求信号に基づく作動を実行する。このため、カーシェア装置23は、携帯端末22から車両ドア13の解錠要求信号を受信すると、電子キーシステム4を通じてその旨を照合ECU9に通知し、車両ドア13を解錠させる。カーシェア装置23は、携帯端末22から車両ドア13の施錠要求信号を受信すると、電子キーシステム4を通じてその旨を照合ECU9に通知して、車両ドア13を施錠させる。
また、カーシェア装置23は、携帯端末22からエンジン始動許可信号を受信すると、電子キーシステム4を通じてその旨を照合ECU9に通知する。よって、携帯端末22及びカーシェア装置23の間が認証完了状態の場合に、ブレーキペダルを踏み込んだ状態でエンジンスイッチ18が操作されると、エンジン6が始動される。
なお、図4に示すように、照合ECU9及びカーシェア装置23は、無線ではなく、配線40による有線接続としてもよい。この場合、カーシェア装置23は、携帯端末22から操作要求信号(施錠要求信号、解錠要求信号、エンジン始動許可信号等)を受信すると、これを、配線40を通じて照合ECU9に出力する。照合ECU9は、カーシェア装置23から配線40を通じて取得した操作要求信号を基に、操作要求信号に応じた作動を実行する。
図5に示すように、本例のカーシェアリングシステム21は、車両オーナが車両1を使用するときの「通常モード」と、カーシェア利用者が車両使用の予約をして車両1を操作するときの「カーシェアモード」と、カーシェア利用者が車両1を第三者に貸し出すときに移行させる「バレットパーキングモード」との3モードに切り替え可能となっている。このように、カーシェアリングシステム21は、作動モードが3つのモードの間で切り替えられる。
通常モードは、車両オーナが所持する第1携帯端末(オーナ携帯端末)22aのみならず、操作端末2aが有効とされて操作端末2aで車両1の操作を行うことができるモードである。操作端末2aは、車両1に対して標準装備された標準キーの位置付けのキーであって、いわゆるスマートキー(登録商標)と呼ばれるものである。操作端末2aは、通常モードの場合、車内(例えばグローブボックス内)に置いたままの状態や、車両オーナが所持した状態のいずれでもよい。
カーシェアモードは、カーシェア利用者が所持する第2携帯端末(カーシェア利用者携帯端末)22bで行った車両使用の予約期間中、第2携帯端末22bで車両1の操作を行うことができるものの、操作端末2aが無効とされて操作端末2aで車両1の操作を行うことができないモードである。カーシェアモードの場合に操作端末2aを使用不可とするのは、車両1のシェア中は操作端末2aの取り扱いが心配であるため、念のため操作端末2aを使用できないようにしておいた方が安全であると思われるからである。
バレットパーキングモードは、第2携帯端末22bのみならず、操作端末2aが有効とされて操作端末2aでも車両1の操作を行うことができるモードである。ところで、カーシェア利用者がバレットパーキングサービスを利用することも想定されるが、この場合、車両1をバレット係等の第三者の貸し出すに際して、第2携帯端末22bを第三者に渡すのは現実的ではない。そこで、カーシェア利用者がバレットパーキングサービスを利用する場合には、車両1をバレットパーキングモードに切り替えて操作端末2aを無効から有効にし、操作端末2aをホテルマン等に渡すようにする。
図1に戻り、カーシェアリングシステム21は、シェア車両1(照合ECU9)の作動モードを設定するモード切替部41を備える。モード切替部41は、照合ECU9に設けられている。モード切替部41は、シェア車両1がオーナ以外の他の利用者に使用される場合に、シェア車両1(照合ECU9)の作動モードを、利用者の携帯端末(本例は第2携帯端末22b)によってシェア車両1の操作端末2aの有効無効を切り替えることが可能なモード(本例はカーシェアモード)に変更する。
次に、図6及び図7を用いて、本実施例のカーシェアリングシステム21の作用及び効果を説明する。なお、ここでは、第1携帯端末22aが前述のステップ101〜111の処理に沿ってカーシェア装置23に登録されていることとする。
[カーシェアモード有効無効シーケンス]
図6に示すステップ301において、第1携帯端末22aからカーシェアモードをオンする場合、第1携帯端末22a(ユーザインターフェースアプリケーション30)及びカーシェア装置23は、第1携帯端末22aの操作によってカーシェア装置23をキー機能オンの状態(キー機能部38を有効)に切り替えることにより、認証完了状態(接続完了状態)に移行する。
ステップ302において、第1携帯端末22a(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、第1携帯端末22aにおいてカーシェアモードオン操作が実行されると、その操作を入力する。カーシェアモードオン操作は、例えば第1携帯端末22aの画面に「カーシェアモードオン」のボタンを表示し、同ボタンをタッチする操作であることが好ましい。
ステップ303において、第1携帯端末22a(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、カーシェアモードオン操作を入力すると、カーシェアモードオン要求(スマート機能無効要求)をカーシェア装置23に無線送信する。
ステップ304において、カーシェア装置23は、第1携帯端末22aからカーシェアモードオン要求(スマート機能無効要求)を受信すると、このカーシェアモードオン要求(スマート機能無効要求)を照合ECU9に出力する。カーシェアモードオン要求(スマート機能無効要求)は、無線接続の場合、電子キーシステム4を通じて照合ECU9に送られ、有線接続の場合、配線40を通じて照合ECU9に送られる。
ステップ305において、照合ECU9(モード切替部41)は、カーシェア装置23からカーシェアモードオン要求(スマート機能無効要求)を入力すると、シェア車両1の作動モードをカーシェアモードに切り替えつつ、スマート機能を無効にする。ここで、照合ECU9及びカーシェア装置23が無線接続の場合、例えば照合ECU9からウェイク信号を送信できない状態になることにより、スマート機能が無効化される。また、照合ECU9及びカーシェア装置23が有線接続の場合、これより以前、車両1はLF電波を出力して操作端末2aのUHF電波を受信できる状態であったものが、以降、車両1はLF電波を出力せずUHF電波を受信できない状態になることで、スマート機能が無効化される。
ステップ306において、照合ECU9(モード切替部41)は、シェア車両1の作動モードがカーシェアモードに切り替わった後、カーシェアモードオン応答(スマート機能無効応答)をカーシェア装置23に出力する。カーシェアモードオン応答(スマート機能無効応答)は、無線接続の場合、電子キーシステム4を通じてカーシェア装置23に送られ、有線接続の場合、配線40を通じてカーシェア装置23に送られる。
ステップ307において、カーシェア装置23は、照合ECU9からカーシェアモードオン応答(スマート機能無効応答)を入力すると、このカーシェアモードオン応答(スマート機能無効応答)を第1携帯端末22aに無線送信する。そして、第1携帯端末22a(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、カーシェア装置23からカーシェアモードオン応答(スマート機能無効応答)を受信すると、その旨を、例えば第1携帯端末22aの画面に表示するなどして、シェア車両1のオーナに通知する。
なお、第1携帯端末22aからカーシェアモードをオフする場合は、同図のステップ308〜ステップ314で示す手順で作動する。なお、カーシェアモードのオフ操作は、カーシェアモードのオン操作のときに対して、「オン」が「オフ」、「スマート機能無効」が「スマート機能有効」に変わるのみで、処理としては同様である。よって、カーシェアモードのオフ操作は、カーシェアモードのオン操作を説明することをもって、説明を省略する。
[バレットパーキングモード有効無効シーケンス]
図7に示すステップ401において、第2携帯端末22bからバレットパーキングモードをオンする場合、第2携帯端末22b(ユーザインターフェースアプリケーション30)及びカーシェア装置23は、第2携帯端末22bの操作によってカーシェア装置23をキー機能オンの状態(キー機能部38を有効)に切り替えることにより、認証完了状態(接続完了状態)に移行する。
ステップ402において、第2携帯端末22b(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、第2携帯端末22bにおいてバレットパーキングモードオン操作が実行されると、その操作を入力する。バレットパーキングモードオン操作は、例えば第2携帯端末22bの画面に「バレットパーキングモードオン」のボタンを表示し、同ボタンをタッチする操作であることが好ましい。
ステップ403において、第2携帯端末22b(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、バレットパーキングモードオン操作を入力すると、バレットパーキングモードオン要求(スマート機能有効要求)をカーシェア装置23に無線送信する。
ステップ404において、カーシェア装置23は、第2携帯端末22bからバレットパーキングモードオン要求(スマート機能有効要求)を受信すると、このバレットパーキングモードオン要求(スマート機能有効要求)を照合ECU9に出力する。バレットパーキングモードオン要求(スマート機能有効要求)は、無線接続の場合、電子キーシステム4を通じて照合ECU9に送られ、有線接続の場合、配線40を通じて照合ECU9に送られる。
ステップ405において、照合ECU9(モード切替部41)は、カーシェア装置23からバレットパーキングモードオン要求(スマート機能有効要求)を入力すると、シェア車両1の作動モードをバレットパーキングモードに切り替えつつ、スマート機能を有効にする。ここで、照合ECU9及びカーシェア装置23が無線接続の場合、例えば照合ECU9からウェイク信号を送信できる状態に戻されることにより、スマート機能が有効化される。また、照合ECU9及びカーシェア装置23が有線接続の場合、車両1はLF電波を出力して操作端末2aのUHF電波を受信できる状態に戻されることで、スマート機能が有効化される。
また、バレットパーキングモードにおいてスマート機能が有効化される場合、シェア車両1の使用に機能制限をかけてもよい。この機能制限としては、例えば日時等で使用期限を設定したり、トランクを解錠無効にしたり、グローブボックスを解錠無効にしたり、キー(携帯端末22)の追加登録を無効にしたりする例が挙げられる。
ステップ406において、照合ECU9(モード切替部41)は、シェア車両1の作動モードがバレットパーキングモードに切り替わった後、バレットパーキングモードオン応答(スマート機能有効応答)をカーシェア装置23に出力する。バレットパーキングモードオン応答(スマート機能有効応答)は、無線接続の場合、電子キーシステム4を通じてカーシェア装置23に送られ、有線接続の場合、配線40を通じてカーシェア装置23に送られる。
ステップ407において、カーシェア装置23は、照合ECU9からバレットパーキングモードオン応答(スマート機能有効応答)を入力すると、このバレットパーキングモードオン応答(スマート機能有効応答)を第2携帯端末22bに無線送信する。そして、第2携帯端末22b(ユーザインターフェースアプリケーション30)は、カーシェア装置23からバレットパーキングモードオン応答(スマート機能有効応答)を受信すると、その旨を、例えば第2携帯端末22bの画面に表示するなどして、シェア車両1の利用者に通知する。
なお、第2携帯端末22bからバレットパーキングモードをオフする場合は、同図のステップ408〜ステップ414で示す手順で作動する。なお、バレットパーキングモードのオフ操作は、バレットパーキングモードのオン操作のときに対して、「オン」が「オフ」、「スマート機能有効」が「スマート機能無効」に変わるのみで、処理としては同様である。よって、バレットパーキングモードのオフ操作は、バレットパーキングモードのオン操作を説明することをもって、説明を省略する。
さて、本例の場合、シェア車両1の利用者がバレットパーキングサービスを利用する場合、利用者の第2携帯端末22bによってシェア車両1の操作端末2aを有効に切り替え、この操作端末2aをバレット係等の第三者に貸し出すようにする。本例の場合、シェア車両1の利用者がバレットパーキングサービスを利用するにあたっては、シェア車両1に元から存在する操作端末2aを有効に切り替えて第三者に貸与すれば済む。よって、専用のバレットキーを使用しなくともシェア車両1を貸し出すことができる。
モード切替部41は、シェア車両1のオーナが用いる第1携帯端末22aとカーシェア装置23との通信を経て作動の許可を得た場合に、シェア車両1の作動モードを、利用者の第2携帯端末22bによって操作端末2aの有効無効を切り替えることが可能なモード(カーシェアモード)に変更する。これにより、第1携帯端末22aから許可を得ないと、シェア車両1の作動モードを、第2携帯端末22bによって操作端末2aの有効無効を切り替えることが可能なモード(カーシェアモード)に変更することができない。よって、モード変更のセキュリティ性を確保することができる。
モード切替部41は、シェア車両1がオーナ以外の他の利用者によって使用される場合(通常モード時)に、初期状態として操作端末2aを無効に設定しておき、第2携帯端末22bの操作による通信を通じて、操作端末2aを無効から有効に切り替える。よって、シェア車両1の作動モードを、第2携帯端末22bによって操作端末2aの有効無効を切り替えることが可能なモード(カーシェアモード)に変更したとき、操作端末2aを忘れずに無効化しておくことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図8〜図10に従って説明する。なお、本例は、各作動モードにおいてカーシェアリングシステム21がとる状態を変更した実施例である。よって、第1実施形態と同一部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図8に示すように、本例のカーシェアリングシステム21の場合、各作動モード(通常モード、カーシェアモード、バレットパーキングモード)において、車両1(照合ECU9)からの通信に反応するデバイス45(第1操作端末2s、第2操作端末2t、カーシェア装置23)が1つのみの一対一対応となっている。第1操作端末2sは、シェア車両1のメインキーの位置付けであるオーナキー(スマートキー)であることが好ましい。第2操作端末2tは、シェア車両1のサブキー(スマートキー)であり、車内に保管されることが好ましい。
本例の場合、通常モードでは、第1操作端末2sでのみ車両ドア13の施解錠やエンジン始動等が可能にされる。カーシェアモードでは、カーシェア利用者の第2携帯端末22b(カーシェア装置23)でのみ車両ドア13の施解錠やエンジン始動等が可能にされる。バレットパーキングモードでは、第2操作端末2tでのみ車両ドア13の施解錠やエンジン始動等が可能にされる。通常モードからカーシェアモードへの切り替えは、第1操作端末2s又は第1携帯端末22aで行うことが可能である。カーシェアモードからバレットパーキングモードへの切り替えは、第2携帯端末22bでのみ行うことが可能である。
次に、図9及び図10を用いて、本実施例のカーシェアリングシステム21の作用及び効果を説明する。
図9に示すように、照合ECU9は、定期又は不定期にウェイク信号を電波送信機16から送信して、周囲に位置したデバイス45(第1操作端末2s、第2操作端末2t、カーシェア装置23)からのアックの応答を待つ。照合ECU9は、ウェイク信号に対するアックを受信すると、チャレンジレスポンス認証を実行する。このとき、照合ECU9からデバイス45(第1操作端末2s、第2操作端末2t、カーシェア装置23)にチャレンジが送られてレスポンスを演算させ、このレスポンスを照合ECU9に送って確認する。
図10に示すように、照合ECU9は、通常モード時、メインキー位置付けの第1操作端末2sとのみID照合(スマート照合やワイヤレス照合)の通信を有効にし、ウェイク信号として「ウェイク信号1」を送信する。ウェイク信号1は、第1操作端末2sのみ応答する信号である。第1操作端末2sは、電波送信機16から送信されたウェイク信号1を受信すると、アックを照合ECU9に返信する。なお、ワイヤレス照合は、デバイス45(第1操作端末2s、第2操作端末2t、カーシェア装置23)からの通信を契機にID照合を実行する態様をいう。
照合ECU9は、ウェイク信号1に対するアックの応答を受信できると、チャレンジとして「チャレンジ1」を送信する。チャレンジ1は、第1操作端末2sとのみチャレンジレスポンス認証を行う信号である。第1操作端末2sは、チャレンジ1を受信すると、これを自身の暗号鍵を基にしてレスポンスを演算し、これを照合ECU9に送信する。照合ECU9は、第1操作端末2sからレスポンスを受信すると、自らも求めたレスポンスと比較し、レスポンスを認証する。照合ECU9は、チャレンジレスポンス認証が成立し、かつ電子キーIDも正しいことを確認すると、第1操作端末2sとのスマート照合を成立として処理する。このように、通常モードの場合、第1操作端末2sでのみ車両ドア13の施解錠やエンジン始動等が可能な状態となる。
照合ECU9は、カーシェアモード時、カーシェア装置23とのみID照合(スマート照合やワイヤレス照合)の通信を有効にし、ウェイク信号として「ウェイク信号2」を送信し、チャレンジとして「チャレンジ2」を送信する。ウェイク信号2は、カーシェア装置23のみ応答する信号であり、チャレンジ2は、カーシェア装置23のみレスポンス演算を行うチャレンジである。なお、具体的な通信は通常モード時と同じであるので、説明は省略する。
また、照合ECU9は、バレットパーキングモード時、サブキー位置付けの第2操作端末2tとのみID照合(スマート照合やワイヤレス照合)の通信を有効にし、ウェイク信号として「ウェイク信号3」を送信し、チャレンジとして「チャレンジ3」を送信する。ウェイク信号3は、第2操作端末2tのみ応答する信号であり、チャレンジ3は、第2操作端末2tのみレスポンス演算を行うチャレンジである。なお、具体的な通信は通常モード時と同じであるので、説明は省略する。
さて、本例の場合、モード切替部41は、シェア車両1の各作動モードにおいて、シェア車両1を操作できるデバイス45を一対一対応で設定する。よって、シェア車両1の各作動モードにおいて、1つのデバイス45のみ作動させればよいので、各デバイス45の消費電力を低く抑えるのに有利となる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・各実施形態において、シェア車両1にて設定可能な作動モードは、通常モード、カーシェアモード及びバレットパーキングモードに限定されず、他のモードも採用可能である。
・各実施形態において、操作端末2aの有効無効を切り替えることが可能なモードは、カーシェアモードに限定されず、他のモードとしてもよい。
・各実施形態において、カーシェアモードへの変更は、シェア車両1のオーナが有する第1携帯端末22aで行うことに限定されない。例えば、サーバ20からの指示やオーナが所持する他の通信機器等で、シェア車両1がカーシェアモードに切り替えられてもよい。
・各実施形態において、操作端末2aは、電子キーに限定されず、車両キーであればよい。
・各実施形態において、カーシェアモードに切り替えられたとき、操作端末2aの有効無効を設定するモードに入り、利用者がシェア車両1を借りたタイミングで、操作端末2aの有効無効を設定する態様としてもよい。
・各実施形態において、モード切替部41は、照合ECU9ではなく、他のデバイスに設けられてもよい。
・各実施形態において、更新される暗号鍵は、ユーザ認証鍵以外の他の鍵に変更してもよい。
・各実施形態において、携帯端末22やカーシェア装置23は、ユーザ認証鍵をどのような手順や方式で取得してもよい。
・各実施形態において、鍵情報Dkは、カーシェア装置固有鍵によって暗号化された情報に限定されず、他の鍵で暗号化された情報としてもよい。
・各実施形態において、鍵情報Dkに含ませる内容は、実施形態以外の態様に変更可能である。
・各実施形態において、鍵情報Dkは、サーバ20で生成されることに限定されず、外部であれば、いずれの場所でもよい。
・各実施形態において、キー機能部38の有効(オン状態)への切り替えは、何を条件としてもよい。
・各実施形態において、エンジン始動は、例えば携帯端末22の画面に「エンジン始動」のボタンを表示させ、このボタンが操作されることにより開始されてもよい。
・各実施形態において、操作フリーの電子キーシステム4は、車内外に送信機を配置して電子キー2の車内外位置を判定しながらスマート照合を行うシステムに限定されない。例えば、車体の左右にアンテナ(LFアンテナ)を配置し、これらアンテナから送信される電波に対する電子キー2の応答の組み合わせを確認することにより、電子キー2の車内外位置を判定するシステムでもよい。
・各実施形態において、電子キーシステム4に課すID照合は、チャレンジレスポンス認証を含む照合に限定されず、少なくとも電子キーID照合を行うものであればよく、どのような認証や照合を含んでいてもよい。
・各実施形態において、電子キーシステム4は、例えば電子キー2からの通信を契機にID照合が実行されるワイヤレスキーシステムとしてもよい。
・各実施形態において、電子キー2は、スマートキー(登録商標)に限定されず、ワイヤレスキーとしてもよい。
・各実施形態において、近距離無線通信は、ブルートゥース通信に限定されず、他の通信方式に変更可能である。
・各実施形態において、鍵情報Dkは、ワンタイムキーに限定されず、使用が制限された情報であればよい。
・各実施形態において、暗号通信に使用する暗号鍵は、例えばカーシェア装置固有鍵、ユーザ認証固有鍵、キー固有鍵のうち、どの鍵を使用してもよい。例えば、処理の途中で使用する暗号鍵を切り替えれば、通信のセキュリティ性を確保するのに有利となる。また、使用する暗号鍵は、前述した鍵に限定されず、種々のものに変更してもよい。
・各実施形態において、カーシェア装置23の搭載場所は、特に限定されない。
・各実施形態において、携帯端末22は、高機能携帯電話に限定されず、種々の端末に変更可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)前記第1携帯端末と前記カーシェア装置との通信を通じて作動の許可がとれた場合とは、前記シェア車両の作動モードが、第1携帯端末でのみ前記シェア車両を操作できる通常モードから、前記第2携帯端末でも前記シェア車両を操作できるカーシェアモードに移行することである。この構成によれば、モード切り替えの操作を通じて、所望の状態に適宜変更することが可能となる。
(ロ)鍵情報を登録することでシェア車両の車両キーとして作動可能な携帯端末と、車載されたカーシェア装置との間で、無線を通じた前記鍵情報の認証を実行させ、前記携帯端末で車載機器の操作が行われた場合に、認証完了状態となった前記カーシェア装置が、車載された電子キーシステムを通じて、前記車載機器を作動させるカーシェアリング方法であって、前記シェア車両が他の利用者に使用される場合に、当該シェア車両の作動モードを、前記利用者の携帯端末によって当該シェア車両の操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更するカーシェアリング方法。
1…車両(シェア車両)、2…電子キー、2a…操作端末、3…車載機器、4…電子キーシステム、21…カーシェアリングシステム、22…携帯端末、22a…第1携帯端末、22b…第2携帯端末、23…カーシェア装置、41…モード切替部、Dk…鍵情報。

Claims (4)

  1. シェア車両の車両キーとして作動するに際して鍵情報を取得する携帯端末と、車載されたカーシェア装置との間で、無線を通じた前記鍵情報の認証を実行させ、前記携帯端末で車載機器の操作が行われた場合に、認証完了状態となった前記カーシェア装置が、車載された電子キーシステムを通じて、前記車載機器を作動させるカーシェアリングシステムであって、
    前記シェア車両が他の利用者に使用される場合に、当該シェア車両の作動モードを、前記利用者の携帯端末によって当該シェア車両の操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更するモード切替部を備えたカーシェアリングシステム。
  2. 前記モード切替部は、前記シェア車両のオーナが用いる第1携帯端末と前記カーシェア装置との通信を経て作動の許可を得た場合に、前記シェア車両の作動モードを、前記利用者の第2携帯端末によって前記操作端末の有効無効を切り替えることが可能なモードに変更する
    請求項1に記載のカーシェアリングシステム。
  3. 前記モード切替部は、前記シェア車両が他の利用者によって使用される場合に、初期状態として前記操作端末を無効に設定しておき、前記利用者の携帯端末の操作による通信を通じて、前記操作端末を無効から有効に切り替える
    請求項1又は2に記載のカーシェアリングシステム。
  4. 前記モード切替部は、前記シェア車両の各作動モードにおいて、当該シェア車両を操作できるデバイスを一対一対応で設定する
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のカーシェアリングシステム。
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