JP2019090571A - 固体燃料バーナ - Google Patents

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浩都 草加
Hiroto Kusaka
浩都 草加
冨岡 亮太
Ryota Tomioka
亮太 冨岡
研二 山本
Kenji Yamamoto
研二 山本
馬場 彰
Akira Baba
彰 馬場
木山 研滋
Kenji Kiyama
研滋 木山
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Abstract

【課題】燃料ノズルの扁平形状を維持したまま、2次空気の流量偏差を調整可能とすること。【解決手段】本発明の固体燃料バーナは、上記課題を解決するために、燃料ノズルの出口断面形状が扁平で、かつ、空気ノズルの最外径の形状が円形であると共に、前記空気ノズルの少なくとも1つの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の少なくとも4領域に分割されている固体燃料バーナであって、少なくとも1つの前記空気ノズルの入り口開口部に、バーナ外部からの操作で前記空気ノズルの軸方向にスライドすると共に、前記空気ノズルの入り口開口部から前記短軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入する空気流量を制限し、前記短軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入しない空気を前記長軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入するように調整するスライドダンパを少なくとも1箇所備えていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は固体燃料バーナに係り、特に、固体燃料を空気とともに搬送し燃焼させるものに好適な固体燃料バーナに関する。
ボイラ等の燃焼装置のコスト低減策の一つにバーナの大容量化がある。バーナを大容量化すると、バーナ員数の削減によるコスト低減が図れる。バーナ員数を削減すると、燃料と空気を搬送する配管数の削減、燃料が石炭の場合は石炭を粉砕する粉砕機の台数が削減可能となる。しかし、バーナ燃料ノズルの出口形状が円形の場合、大容量化に伴う燃料ノズル径の拡大によって燃焼ガスの未着火領域が拡大し、NOx濃度が増加する。
このようなことから、バーナ容量を増加させながら燃焼ガスの未着火領域の拡大を抑え、燃焼ガス中のNOx濃度の増加防止、及び燃焼効率の低下防止を図った固体燃料バーナが特許文献1に記載されている。
国際公開第2008/038426号
上述した特許文献1には、火炉の壁面に設けたバーナ出口部に向けて流体の流れ方向に直交する断面が、長径部と短径部を有する矩形状、楕円形状又は扁平形状とするバーナが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、バーナ改造案件に対応するためには、バーナの最外径を一般的な円形にする必要があるため、1次空気が供給される燃料ノズルの外径側に設置される2次空気ノズルの出口面積は、燃料ノズルの長径部側で狭く、短径部側で広くなる。そのため、バーナ出口における2次空気の運動量は、周方向に偏差がつく。燃料ノズルの扁平率が高くなると、その偏差が拡大するため、燃料ノズルが円形のバーナに比べ扁平形状のバーナでは、炉内への空気供給量が極端に不足する領域が発生する。
これにより、運用条件によっては、燃焼ガスの未燃分の増加や火炉壁を構成する水管における硫化腐食が発生する場合がある。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、燃料ノズルの扁平形状を維持したまま、2次空気の流量偏差を調整可能な固体燃料バーナを提供することにある。
本発明の固体燃料バーナは、上記目的を達成するために、固体燃料とその搬送空気の混合気体を噴出する燃料ノズルと、該燃料ノズルの外周側に該燃料ノズルの周囲を覆うように配置されていると共に、燃焼用空気を噴出し、かつ、空気を流入する入り口開口部が形成されている複数の空気ノズルを有し、前記燃料ノズルの出口断面形状が扁平で、かつ、前記空気ノズルの最外径の形状が円形であると共に、前記空気ノズルの少なくとも1つの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の少なくとも4領域に分割されている固体燃料バーナにおいて、少なくとも1つの前記空気ノズルの入り口開口部に、バーナ外部からの操作で前記空気ノズルの軸方向にスライドすると共に、前記空気ノズルの入り口開口部から前記短軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入する空気流量を制限し、前記短軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入しない空気を前記長軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入するように調整するスライドダンパを少なくとも1箇所備えていることを特徴とする。
また、本発明の固体燃料バーナは、上記目的を達成するために、固体燃料とその搬送空気の混合気体を噴出する燃料ノズルと、該燃料ノズルの外周側に該燃料ノズルの周囲を覆うように配置され、燃焼用空気を噴出する複数の空気ノズルを有し、前記燃料ノズルの出口断面形状が扁平で、かつ、前記空気ノズルの最外径の形状が円形であると共に、前記空気ノズルの少なくとも1つの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の少なくとも4領域に分割されている固体燃料バーナにおいて、前記複数の空気ノズルを横断する周方向仕切り板が、周方向に所定の間隔を持って2枚配置され、該2枚の周方向仕切り板の周方向間隔が前記空気ノズルの出口側より入り口側が狭くなっていることを特徴とする。
本発明によれば、燃料ノズルの扁平形状を維持したまま、2次空気の流量偏差が調整可能となる効果が得られる。
本発明の固体燃料バーナの実施例1を示す図3のA−A´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例1を示す図3のC−C´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例1を示す図1のB−B´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例2を示す図6のA−A´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例2を示す図3のC−C´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例2における空気ノズルの入り口と出口及び周方向仕切り板の詳細を示す斜視図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例3を示す図9のA−A´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例3を示す図9のC−C´線に沿った断面図である。 本発明の固体燃料バーナの実施例3における空気ノズルの入り口と出口及び周方向仕切り板の詳細を示す斜視図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の固体燃料バーナを説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1乃至図3に、本発明の固体燃料バーナの実施例1を示す。
該図に示す如く、本実施例の固体燃料バーナは、固体燃料とその搬送空気(1次空気)の混合気体を噴出する燃料ノズル1と、この燃料ノズル1の外周側に、燃料ノズル1の周囲を覆うように配置され2次空気を噴出する2次空気ノズル2と、この2次空気ノズル2の外周に配置され3次空気を噴出する3次空気ノズル3と、この3次空気ノズル3の外周に配置され4次空気を噴出する4次空気ノズル4とを備え、それぞれの2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4には、燃焼用空気を噴出し、かつ、空気を流入する入り口開口部2A、3A、4Aが形成されている。
また、燃料ノズル1の出口断面形状が扁平で、かつ、空気ノズルの最外径となる4次空気ノズル4の形状が円形であると共に、3次空気ノズル3の空気流路は、周方向を仕切る4枚の仕切り板10a、10b、10c、10dにより、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の4領域に分割されている。
そして、本実施例では、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口開口部2A、3A、4Aに、バーナ外部からの操作で空気ノズルの軸方向にスライドすると共に、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口開口部2A、3A、4Aから短軸方向領域の2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の空気流路に流入する空気流量を制限し、短軸方向領域の2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の空気流路に流入しない空気を長軸方向領域の2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の空気流路に流入するように調整するスライドダンパ5a、5b、6a、6bを備えているものである。
また、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口開口部2A、3A、4Aは、それぞれ短軸方向領域側に相対向して2箇所設けられ、これら相対向して設けられた2箇所の2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口開口部2A、3A、4Aに、スライドダンパ5a、5b、6a、6bが設置され、2次空気ノズル2の入り口開口部2Aに設置されているスライドダンパ5a、5bは、4次空気ノズル4の入り口開口部4Aにまでスライドするようになっている。
更に、具体的に説明すると、燃料ノズル1は、図3に示すように、水平方向に長軸、垂直方向に短軸を持つ扁平形状と成っている。燃料としては、石炭を粉砕した微粉炭が代表的である。燃料ノズル1には、一旦流路を絞るベンチュリー7と、その後、燃料を周方向外側に濃縮させる燃料濃縮器8を備え、燃料ノズル1の出口部の外周側には保炎器9が設置されている。燃料ノズル1の短軸方向外周側には2次空気ノズル2、3次空気ノズル3に加えて4次空気ノズル4が設置され、燃料ノズル1の長軸方向外周側には、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3が設置されている。そのため、空気ノズルのバーナ出口断面積は、垂直方向に比べて水平方向の方が狭くなっている。
これにより、空気ノズルの上下左右に空気流量偏差がつく。2次空気ノズル2の入り口開口部2Aには、円筒形状をしたスライドダンパ6a、6bが設置されている。このスライドダンパ6a、6bを、図1の左右方向に抜き差しすることによって、2次空気の流量を調整できる。図1乃至図3では、スライドダンパ6a、6bをバーナ出口方向(図1に向かって右方向)に押すと、入り口断面積が減少し、流量が減少する。スライドダンパ6a、6bを入り口方向(図1に向かって左方向)に引くと、入り口断面積が増加し、流量が増加する。
3次空気ノズル3は、仕切り板10a、10b、10c、10dによって、周方向に空気流路を4分割されている。更に、3次空気ノズル3と4次空気ノズル4の入り口開口部3A、4Aの燃料ノズル1の短軸方向上側にスライドダンパ5a、下側にスライドダンパ5bが設置されている。スライドダンパ5a、5bの軸方向寸法は、3次空気ノズル3の入り口開口部3Aの軸方向幅より大きい。
即ち、従来技術では、スライドダンパ5a、5bに相当するダンパが円筒形状をしているか、上半分と下半分の空気流量配分を調整可能な構成となっているため、水平方向の空気の流量調整が困難であった。垂直方向と水平方向にそれぞれ4箇所ダンパをつけることも可能であるが、可動部が増えて故障のリスクも増える。燃料ノズル1の出口の扁平率を高くすると水平方向の2次、3次空気が不足し、NOx若しくは未燃分が増加する。また、壁面近傍で硫化水素が発生し、火炉水管の硫化腐食のリスクも高まる。
これに対して、本実施例では、空気流量の多い上下の入り口開口部にのみに設置した最小限の可動部(スライドダンパ5a、5b)により、燃料ノズル1の出口の扁平形状を維持し、着火性能を維持したまま、上下方向の空気流量を減らし、不足しがちな左右方向の空気流量を増やすことが可能である。
これにより、火炉の燃焼性能(NOx/UBC/硫化腐食)を向上できるだけでなく、低コストで、かつ、信頼性の高い固体燃料バーナを提供できる。
なお、燃料ノズル1の扁平形状を、図3に示す状態から90度変えた場合には、スライドダンパ5a、5bは、90度回転させた水平方向に配置される。即ち、本実施例は、各空気ノズルの扁平形状の出口断面の短軸方向領域は固体燃料バーナの上下方向(垂直方向)で、長軸方向領域は固体燃料バーナの水平方向であるが、燃料ノズル1の扁平形状を、図3に示す状態から90度変えた場合には、各空気ノズルの扁平形状の出口断面の短軸方向領域は固体燃料バーナの上下方向と直交する水平方向に位置し、長軸方向領域は固体燃料バーナの水平方向と直交する上下方向に位置となるので、スライドダンパ5a、5bは、水平方向に配置されることになる。
このような本実施例によれば、燃料ノズルを扁平形状とすることによって着火性能を向上しつつ、バーナの最外径を円形とした場合においても、扁平形状の燃料ノズルの短軸方向と長軸方向の2次空気の流量配分を簡単な構造で調整でき、火炉の燃焼性能や腐食性能を大容量化前のバーナと同等以上にすることが可能となる。
図4乃至図6に、本発明の固体燃料バーナの実施例2を示す。
該図に示す本実施例は、実施例1と同様の作用を有する構成が多いため、本実施例の特徴とその効果のみを述べる。以下に記述されない構成に関しては、実施例1と同様の作用、効果を有するものとする。
図4乃至図6に示す本実施例では、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口断面がバーナ中心軸16に垂直になっており、3次空気ノズル3と4次空気ノズル4を横断するように周方向仕切り板11a1、11a2が上側、周方向仕切り板11b1、11b2が下側に設置されている。
そして、本実施例では、2枚の周方向仕切り板11a1と11a2、11b1と11b2の周方向間隔が空気ノズルの出口13側より入り口12側が狭くなっている。即ち、図5に示すように、2枚の周方向仕切り板11a1と11a2、11b1と11b2の周方向の距離が空気ノズルの入り口12より出口13で広くなっていることを特徴とする。
つまり、空気ノズルは、燃料ノズル1の外周に配置され2次空気を噴出する2次空気ノズル2と、この2次空気ノズル2の外周に配置され3次空気を噴出する3次空気ノズル3と、この3次空気ノズル3の外周に配置され4次空気を噴出する円形の4次空気ノズル4とから成り、3次空気ノズル3の空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の4領域に分割され、かつ、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口断面がバーナ中心軸16に垂直になっており、2次空気ノズル2と3次空気ノズル3及び4次空気ノズル4を横断するように、周方向仕切り板11a1、11a2が短軸方向領域の上側に2枚、周方向仕切り板11b1、11b2が短軸方向領域の下側に2枚設置され、この短軸方向領域の上側に配置される2枚の周方向仕切り板11a1と11a2、及び短軸方向領域の上側に配置される2枚の周方向仕切り板11b1と11b2の周方向間隔が空気ノズルの出口13側より入り口12側が狭くなっているものである。
このような本実施例の構成であっても、燃料ノズル1の出口の扁平形状を維持し、着火性能を維持したまま、上下方向の空気流量を減らし、不足しがちな左右方向の空気流量を増やすことが可能である。
これにより、火炉の燃焼性能(NOx/UBC/硫化腐食)を向上できるだけでなく、実施例1で示したスライドダンパ5a、5b、6a、6bが不要となるため、さらに低コスト且つ信頼性の高いバーナを提供できる。
なお、燃料ノズル1の扁平形状を、図6に示す状態から90度変えた場合には、周方向仕切り板11a1、11a2、11b1、11b2は、90度回転させた水平方向に配置される。即ち、本実施例は、各空気ノズルの扁平形状の出口断面の短軸方向領域は固体燃料バーナの上下方向(垂直方向)で、長軸方向領域は固体燃料バーナの水平方向であるが、燃料ノズル1の扁平形状を、図6に示す状態から90度変えた場合には、各空気ノズルの扁平形状の出口断面の短軸方向領域は固体燃料バーナの上下方向と直交する水平方向に位置し、長軸方向領域は固体燃料バーナの水平方向と直交する上下方向に位置となるので、周方向仕切り板11a1、11a2、11b1、11b2は、水平方向に配置されることになる。
図7乃至図9に、本発明の固体燃料バーナの実施例3を示す。
該図に示す本実施例は、実施例2と同様の作用を有する構成が多いため、本実施例の特徴とその効果のみを述べる。以下に記述されない構成に関しては、実施例2と同様の作用、効果を有するものとする。
図7乃至図9に本実施例では、2次空気ノズル2、3次空気ノズル3、4次空気ノズル4の入り口断面がバーナ中心軸16に垂直になっており、3次空気ノズル3と4次空気ノズル4を横断するように周方向仕切り板14a1、14a2が上側、周方向仕切り板14b1、14b2が下側に設置されている。
そして、本実施例では、2枚の周方向仕切り板14a1と14a2、14b1と14b2の周方向間隔が空気ノズルの出口13側より入り口12側が狭くなっている。即ち、図8に示すように、2枚の周方向仕切り板11a1と11a2、11b1と11b2の周方向の距離が入り口12より出口13で広くなっていると共に、2枚の周方向仕切り板14a1と14a2、14b1と14b2は、その周方向間隔が空気ノズルの入り口12側で変更可能な可動部17を備えていることを特徴とする。
つまり、図8に示すように、周方向仕切り板14a1と14a2、14b1と14b2の周方向距離が入り口12より出口13で広くなっており、かつ、入り口12付近で周方向仕切り板14a1と14a2、14b1と14b2の角度が変更可能な可動部17を備えており、可動部17で、周方向仕切り板14a1、14a2、14b1、14b2のそれぞれの角度を変更することで、入り口12における周方向仕切り板14a1と14a2、14b1と14b2の周方向間隔を変え、入り口12に流入する空気流量を調整するものである。
このような本実施例の構成であっても、燃料ノズル1の出口の扁平形状を維持し、着火性能を維持したまま、上下方向と左右方向の空気流量を調整することが可能である。
これにより、火炉の燃焼性能(NOx/UBC/硫化腐食)が向上するよう調整できるだけでなく、低コスト、かつ、信頼性の高い固体燃料バーナを提供できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。即ち、上記した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…燃料ノズル、2…2次空気ノズル、2A…2次空気ノズルの入り口開口部、3…3次空気ノズル、3A…3次空気ノズルの入り口開口部、4…4次空気ノズル、4A…4次空気ノズルの入り口開口部、5a、5b、6a、6b…スライドダンパ、7…ベンチュリー、8…燃料濃縮器、9…保炎器、10a、10b、10c、10d…仕切り板、11a1、11a2、11b1、11b2…周方向仕切り板、12…空気ノズルの入り口、13…空気ノズルの出口、14a1、14a2、14b1、14b2…可動部付き周方向仕切り板、16…バーナ中心軸、17…可動部。

Claims (11)

  1. 固体燃料とその搬送空気の混合気体を噴出する燃料ノズルと、該燃料ノズルの外周側に該燃料ノズルの周囲を覆うように配置されていると共に、燃焼用空気を噴出し、かつ、空気を流入する入り口開口部が形成されている複数の空気ノズルを有し、前記燃料ノズルの出口断面形状が扁平で、かつ、前記空気ノズルの最外径の形状が円形であると共に、前記空気ノズルの少なくとも1つの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の少なくとも4領域に分割されている固体燃料バーナにおいて、
    少なくとも1つの前記空気ノズルの入り口開口部に、バーナ外部からの操作で前記空気ノズルの軸方向にスライドすると共に、前記空気ノズルの入り口開口部から前記短軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入する空気流量を制限し、前記短軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入しない空気を前記長軸方向領域の前記空気ノズルの空気流路に流入するように調整するスライドダンパを少なくとも1箇所備えていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  2. 請求項1に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記空気ノズルは、前記燃料ノズルの外周に配置され2次空気を噴出する2次空気ノズルと、該2次空気ノズルの外周に配置され3次空気を噴出する3次空気ノズルと、該3次空気ノズルの外周に配置され4次空気を噴出する円形の4次空気ノズルとから成り、
    前記3次空気ノズルの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域に少なくとも4領域に分割され、かつ、前記2次空気ノズル又は前記3次空気ノズル、或いは前記2次空気ノズル及び前記3次空気ノズルの入り口開口部に、前記スライドダンパが設置されていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  3. 請求項2に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記3次空気ノズルの空気流路は、周方向を仕切る仕切り板により、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の少なくとも4領域に分割されていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  4. 請求項2又は3に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記2次空気ノズルの入り口開口部に設置されている前記スライドダンパは、前記4次空気ノズルの入り口開口部にまでスライドすることを特徴とする固体燃料バーナ。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記各空気ノズルの入り口開口部は、前記短軸方向領域側に相対向して2箇所設けられ、これら相対向して設けられた2箇所の前記各空気ノズルの入り口開口部に、前記スライドダンパが設置されていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記スライドダンパの軸方向長さは、前記空気ノズルの入り口開口部の軸方向距離より大きいことを特徴とする固体燃料バーナ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記各空気ノズルの扁平形状の出口断面の短軸方向領域は、前記固体燃料バーナの上下方向又は前記固体燃料バーナの上下方向と直交する水平方向に位置し、かつ、前記各空気ノズルの扁平形状の出口断面の長軸方向領域は、前記固体燃料バーナの水平方向又は前記固体燃料バーナの水平方向と直交する上下方向に位置することを特徴とする固体燃料バーナ。
  8. 固体燃料とその搬送空気の混合気体を噴出する燃料ノズルと、該燃料ノズルの外周側に該燃料ノズルの周囲を覆うように配置され、燃焼用空気を噴出する複数の空気ノズルを有し、前記燃料ノズルの出口断面形状が扁平で、かつ、前記空気ノズルの最外径の形状が円形であると共に、前記空気ノズルの少なくとも1つの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域の少なくとも4領域に分割されている固体燃料バーナにおいて、
    前記複数の空気ノズルを横断する周方向仕切り板が、周方向に所定の間隔を持って2枚配置され、該2枚の周方向仕切り板の周方向間隔が前記空気ノズルの出口側より入り口側が狭くなっていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  9. 請求項8に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記空気ノズルは、前記燃料ノズルの外周に配置され2次空気を噴出する2次空気ノズルと、該2次空気ノズルの外周に配置され3次空気を噴出する3次空気ノズルと、該3次空気ノズルの外周に配置され4次空気を噴出する円形の4次空気ノズルとから成り、
    前記3次空気ノズルの空気流路が、扁平形状の出口断面の短軸方向領域と長軸方向領域に少なくとも4領域に分割され、かつ、各空気ノズルの入り口断面がバーナ中心軸に垂直になっており、前記2次空気ノズルと前記3次空気ノズル及び前記4次空気ノズルを横断するように、前記周方向仕切り板が前記短軸方向領域の上側に2枚、前記短軸方向領域の下側に2枚設置されていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  10. 請求項9に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記2枚の周方向仕切り板は、その周方向間隔が前記空気ノズルの入り口側で変更可能な可動部を備えていることを特徴とする固体燃料バーナ。
  11. 請求項8乃至10のいずれか1項に記載の固体燃料バーナにおいて、
    前記各空気ノズルの扁平形状の出口断面の短軸方向領域は、前記固体燃料バーナの上下方向又は前記固体燃料バーナの上下方向と直交する水平方向に位置し、かつ、前記各空気ノズルの扁平形状の出口断面の長軸方向領域は、前記固体燃料バーナの水平方向又は前記固体燃料バーナの水平方向と直交する上下方向に位置することを特徴とする固体燃料バーナ。
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