JP2008151447A - 分配ダンパ装置およびそれを備えた石炭焚ボイラ装置 - Google Patents

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JP2008151447A JP2006341321A JP2006341321A JP2008151447A JP 2008151447 A JP2008151447 A JP 2008151447A JP 2006341321 A JP2006341321 A JP 2006341321A JP 2006341321 A JP2006341321 A JP 2006341321A JP 2008151447 A JP2008151447 A JP 2008151447A
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Haruo Arakawa
春男 荒川
Tatsuo Kiriyama
達夫 桐山
Mitsunori Hiramoto
光則 平本
Toshiaki Ueno
敏昭 植野
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Abstract

【課題】灰の衝突による磨耗が有効に防止できる分配ダンパ装置を提供する。
【解決手段】排ガス流路を所定数に区画形成する仕切板18と、仕切板18で区画された排ガス流路内に回動可能に配置されたダンパ軸16付きの分配ダンパ羽根17と、ダンパ軸16を回動可能に支持して仕切板18と直交するように設けられた支持板19を備え、分配ダンパ羽根17の排ガス流れ方向上流側の面上の両端部付近に、ダンパ軸16と直交する方向に延びたバッフルプレート20aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、石炭焚ボイラ装置に係り、特にボイラ出口に設置される分配ダンパ装置に関するものである。
図4は、石炭焚ボイラ装置におけるボイラ火炉の後部伝熱面を中心にして示した概略構成図である。火炉10のバーナ11で燃焼した微粉炭は高温、高ダストの排ガス21となり2次過熱器(S/H)9を通過して、ケージスクリーン8により2方向に分かれて流れる。そして一方の流れは、1次再熱器(R/H)7を通ってR/H側分配ダンパ1から出口ダクト3に導かれる。他方の流れは、1次S/H6を通りエコノマイザ5を通過した後、S/H側分配ダンパ2から出口ダクト3に導かれる。
分配ダンパ1、2は2次S/H9ならびに1次R/H7のガス流量調整用として、2次S/H9と1次R/H7を仕切った壁とボイラ側面ケーシングとの間に2台設置されている。
分配ダンパ1、2の構造は図5〜図8に示すように、分配ダンパ羽根17を回転させるためのダンパ軸16毎に、隣接する複数の分配ダンパ羽根17を区画するように仕切り板18が設けられている。また前記ダンパ軸16を支持するために、前記仕切り板18と直交するように支持板19が設けられている。
ここで仕切り板18は、ダンパ軸16に対して上下対称に取り付けられている。また分配ダンパ羽根17は、ダンパ軸16を中心として左右対称となっている。
分配ダンパ羽根17はボイラ装置の左右方向に数十枚配置され、分配ダンパ羽根17の回転は観音開きとなるよう2〜3列目のダンパ軸16、リンクで連結されている。
1次S/H6及び1次R/H7の蒸気温度を制御するために、S/H側分配ダンパ2及びR/H側分配ダンパ1の開度によりガス流量が調整される。
図中の4はホッパ、12はペントハウス、13はエコケーシングである。なお、これらに関しては、例えば下記の特許文献を挙げることができる。
特開平07−113501号公報 特開平11−182807号公報 実開昭62−117465号公報
近年、特にボイラ負荷変化運用が激しくなり、ダンパの開度調整も頻繁に実施されている。ガス流量調整は分配ダンパ1、2により開度100%から約30%の範囲で行われるが、開度を絞った場合には排ガス21の流れは急速に高まり、図6に示すように偏流が発生する。
ガス流量を絞るときはダンパ羽根17を回転させ、隣合わせの羽根間を狭くしており、極端にダンパ開度を小さくした場合は排ガス21の流速は非常に速くなっている。
従来の分配ダンパは前述のような構造になっており、図7に示すように灰を含んだ排ガス21が狭くなった空間を通過するとき、その領域にある内部ケーシング14、ダンパ羽根17、仕切板18などに灰の衝突による磨耗が発生する。図8に示すように排ガスによるダンパ羽根17の局部磨耗は、特にダンパ開度を絞った運転時に発生していた。このような磨耗を無くして、負荷変化運用に対して安定した運転ができることが望まれる。
本発明の目的は、灰の衝突による磨耗が有効に防止できる分配ダンパ装置およびそれを備えた石炭焚ボイラ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、排ガス流路を所定数に区画形成する仕切板と、
その仕切板によって区画形成された排ガス流路内に回動可能に配置されたダンパ軸付きの分配ダンパ羽根と、
前記ダンパ軸を回動可能に支持して前記仕切板と直交するように設けられた支持板とを備えた分配ダンパ装置において、
前記分配ダンパ羽根の排ガス流れ方向上流側の面上の両端部付近に、前記ダンパ軸と直交する方向に延びたバッフルプレートを設けたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記バッフルプレートの長さが前記分配ダンパ羽根の幅と同寸であることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記支持板の排ガス流れ方向上流側に中間邪魔板を排ガス流れ方向に対してほぼ垂直に設けたことを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、その分配ダンパ装置の開口を小さくするための傾斜部が前記開口の付近に設けられ、その傾斜部下端に沿って垂直バッフルプレートが立設されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第4の手段において、前記垂直バッフルプレートの上端部に前記分配ダンパ羽根の上方に向けて突出した突出部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は、ボイラ出口の排ガス流路が、その排ガス流路の内側に設置された仕切壁とボイラケーシングによって排ガスの流れ方向に沿って複数に分割され、その分割された空間内に熱交換器と、その熱交換器の後段に分配ダンパ装置がそれぞれ設置されている石炭焚ボイラ装置において、前記分配ダンパ装置が請求項1ないし5のいずれか1項記載の分配ダンパ装置であることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、灰の衝突による磨耗が有効に防止できる分配ダンパ装置およびそれを備えた石炭焚ボイラ装置を提供することができる。
次に本発明の実施形態を図と共に説明する。前述したように従来では排ガス21の偏流に伴う慣性力によりダンパフレーム15、ダンパ羽根17、仕切板18などにおいて急激な磨耗a,bが発生していた(図8参照)。
本実施形態ではこの防止策として図1及び図2に示すように、分配ダンパ羽根17の排ガス流れ方向上流側の面上の左右両端部付近に、ダンパ軸16と直交する方向に延びたバッフルプレート20が取り付けられている。図2に示すようにバッフルプレート20の長さは、ダンパ羽根17の幅と同寸である。さらに支持板19の上には、所定の幅を有する中間邪魔板22がサポート23を介して取り付けられている。
ダンパ羽根17の平面部に当って横に流れた排ガス21はバッフルプレート20及び中間邪魔板22に阻害されて、ダンパ羽根17の仕切板18方向に流れ込むから、ダンパフレーム15及び支持板19への流れが無くなるため磨耗が解消される。
バッフルプレート20a及び中間邪魔板22の取り付け位置は、ダンパ羽根17の回転を阻害しないように配慮される。
仕切板18は図3に示すようにダンパ羽根17を最も絞った状態での隣接する2枚の分配ダンパ羽根17の端部どうしよりも排ガス流れ方向上流側に設置することで、排ガス21の流れによるダストの衝突が無くなり、仕切板18の磨耗が防止できる。
内部ケーシング14は分配ダンパ1,2の開口を小さくするために下流に向かって絞られており、そのため従来は内部ケーシング14から下のダンパフレーム15及び支持板19に磨耗が発生していた。
本実施形態ではこの防止策として図1に示すように、内部ケーシング14の傾斜部下端に、それに沿うように側面形状が逆L字形をした垂直バッフルプレート20bを取り付けることで、内部ケーシング14の傾斜部に沿って流れて来た排ガス21をダンパ羽根17の中央部側に分散することができる。この垂直バッフルプレート20bの上端部には、ダンパ羽根17の上方に向けてほぼ水平方向に突出した突出部24が設けられている。本実施形態では突出部24は水平方向に突出しているが、ダンパ羽根17の上方に向けて傾斜するように設けても良い。
このようにしてダンパフレーム15の磨耗を極端に少なくすることができると共に、中間邪魔板22を支持板19の上部に水平に取り付けることで、排ガス21をその中間邪魔板22に衝突させて流れを緩和、変化させてダンパ羽根17の中央側に流せる。これによりダンパ羽根17と支持板19の狭い隙間に流れ込む排ガス21を少なくすることができ、支持板19の磨耗が軽減される。
本発明の実施形態に係る分配ダンパ付近の断面図である。 その分配ダンパ付近の斜視図である。 その分配ダンパ付近の仕切板の取り付け位置を説明するための断面図である。 ボイラ火炉の後部伝熱面を中心にして示した概略構成図である。 従来の分配ダンパの平面図である。 図a−a線上の断面図である。 従来の分配ダンパ部における排ガスの流れ状態を示す図である。 従来の分配ダンパ部における磨耗の位置を示す図である。
符号の説明
1:R/H分配ダンパ、2:S/H分配ダンパ、3:出口ダクト、4:ホッパ、5:エコノマイザ、6:1次過熱器、7:1次再熱器、8:ケージスクリーン、9:2次過熱器、10:火炉、11:バーナ、12:ペントハウス、13:エコケーシング、14:内部ケーシング、15:ダンパフレーム、16:ダンパ軸、17:分配ダンパ羽根、18:仕切板、19:支持板、20:バッフルプレート、21:排ガス、22:中間邪魔板、23:サポート、24:突出部。

Claims (6)

  1. 排ガス流路を所定数に区画形成する仕切板と、
    その仕切板によって区画形成された排ガス流路内に回動可能に配置されたダンパ軸付きの分配ダンパ羽根と、
    前記ダンパ軸を回動可能に支持して前記仕切板と直交するように設けられた支持板とを備えた分配ダンパ装置において、
    前記分配ダンパ羽根の排ガス流れ方向上流側の面上の両端部付近に、前記ダンパ軸と直交する方向に延びたバッフルプレートを設けたことを特徴とする分配ダンパ装置。
  2. 請求項1記載の分配ダンパ装置において、前記バッフルプレートの長さが前記分配ダンパ羽根の幅と同寸であることを特徴とする分配ダンパ装置。
  3. 請求項1記載の分配ダンパ装置において、前記支持板の排ガス流れ方向上流側に中間邪魔板を排ガス流れ方向に対してほぼ垂直に設けたことを特徴とする分配ダンパ装置。
  4. 請求項1記載の分配ダンパ装置において、その分配ダンパ装置の開口を小さくするための傾斜部が前記開口の付近に設けられ、その傾斜部下端に沿って垂直バッフルプレートが立設されていることを特徴とする分配ダンパ装置。
  5. 請求項4記載の分配ダンパ装置において、前記垂直バッフルプレートの上端部に前記分配ダンパ羽根の上方に向けて突出した突出部が設けられていることを特徴とする分配ダンパ装置。
  6. ボイラ出口の排ガス流路が、その排ガス流路の内側に設置された仕切壁とボイラケーシングによって排ガスの流れ方向に沿って複数に分割され、その分割された空間内に熱交換器と、その熱交換器の後段に分配ダンパ装置がそれぞれ設置されている石炭焚ボイラ装置において、前記分配ダンパ装置が請求項1ないし5のいずれか1項記載の分配ダンパ装置であることを特徴とする石炭焚ボイラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101796458B1 (ko) 2016-11-21 2017-11-10 오정택 장작 가마의 댐퍼

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