JP2019088508A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の温度が高い条件下で運転を開始しても、二次電池の電圧が予め設定された電圧に低下するまで、二次電池の温度が予め設定された温度以下の状態で運転を継続可能で、かつ、電動送風機の出力が高い状態をなるべく長時間にわたって維持可能な電気掃除機を提供する。【解決手段】この発明に係る電気掃除機は、塵埃を含む空気を吸引するための電動送風機101と、電動送風機101に電力を供給する二次電池102と、二次電池102の温度を検出する電池温度検出回路108と、二次電池102の現在電圧を検出する電池電圧検出回路107と、二次電池102の温度が基準温度以上となった場合に電動送風機101の出力を低下させる制御手段と、を備える。そして、制御手段は、二次電池102の現在電圧に応じて前記基準温度を変更する。【選択図】図2

Description

この発明は、電気掃除機に関するものである。
電気掃除機においては、電動送風機を収容した掃除機本体と、電動送風機に電力を供給する二次電池と、この二次電池の温度を検知する電池温度検知手段と、電動送風機の温度及び電動送風機の排気風の温度の少なくともいずれか一方を検知する送風機温度検知手段と、電池温度検知手段で検知した温度及び送風機温度検知手段で検知した温度の少なくともいずれか一方が所定の条件の際に、電動送風機の入力を低減させる制御手段と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−351146号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような電気掃除機においては、周囲温度の影響又は二次電池の充電直後等で運転を開始した際に既に二次電池の温度が高かった場合、二次電池の残量によらず短時間のうちに電動送風機の出力が低下してしまう。そして、二次電池の電圧が予め設定された電圧に低下する前、又は、運転開始時から予め設定された時間が経過する前に、電動送風機の出力が極端に低下し、電気掃除機の清掃動作が中断されてしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、二次電池の温度が高い条件下で運転を開始しても、二次電池の電圧が予め設定された電圧に低下するまで、又は、運転開始時から予め設定された時間が経過するまで、二次電池の温度が予め設定された温度以下の状態で運転を継続させることができ、かつ、電動送風機の出力が高い状態をなるべく長時間にわたって維持することができる電気掃除機を得ることにある。
この発明に係る電気掃除機は、塵埃を含む空気を吸引するための電動送風機と、前記電動送風機に電力を供給する二次電池と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記二次電池の現在電圧を検出する電圧検出手段と、前記二次電池の温度が基準温度以上となった場合に前記電動送風機の出力を低下させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記二次電池の現在電圧に応じて前記基準温度を変更する。
あるいは、この発明に係る電気掃除機は、塵埃を含む空気を吸引する電動送風機と、前記電動送風機に電力を供給する二次電池と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、運転開始時からの経過時間を計測する運転時間計測手段と、前記二次電池の温度が基準温度以上となった場合に前記電動送風機の出力を低下させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、運転開始時からの経過時間に応じて前記基準温度を変更する。
この発明に係る電気掃除機によれば、二次電池の温度が高い条件下で運転を開始しても、二次電池の電圧が予め設定された電圧に低下するまで、又は、運転開始時から予め設定された時間が経過するまで、二次電池の温度が予め設定された温度以下の状態で運転を継続させることができ、かつ、電動送風機の出力が高い状態をなるべく長時間にわたって維持することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の全体構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の出力制御の例を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態2に係る電気掃除機の出力制御の例を模式的に示す図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は電気掃除機の全体構成を示す斜視図、図2は電気掃除機の制御系統の構成を示すブロック図、図3は電気掃除機の出力制御の例を模式的に示す図である。
この発明の実施の形態1に係る電気掃除機1は、図1に示すように、吸込具2、延長管3、本体接続管4及び掃除機本体100を備えている。吸込具2は、床面等の被清掃面上のごみ(塵埃)を空気と一緒に吸い込むためのものである。吸込具2の下面には、下向きに開口(吸込口)が形成されている。吸込具2は、この開口からごみを空気と一緒に吸い込む。吸込具2の長手方向中央部には、吸い込んだごみを含む空気(含塵空気)を排気する接続部5が形成されている。
延長管3は、中空筒状を呈する直状の部材からなる。延長管3の一側(吸気側)の端部は、吸込具2の接続部5に接続される。本体接続管4は、中空筒状を呈する直状の部材からなる。本体接続管4の一側(吸気側)の端部は、延長管3の他側(排気側)の端部に接続される。延長管3は、吸込具2及び本体接続管4に対して着脱可能に取り付けられる。
本体接続管4の上側には、把持部6が設けられている。把持部6は、電気掃除機1の使用者が持って操作するためのものである。把持部6には、使用者が電気掃除機1の運転を操作するための操作スイッチ7が設けられている。延長管3、本体接続管4及び把持部6は、外観上、連続するように形成されている。
掃除機本体100は、内部に取り込んだ空気からごみ及び塵埃を分離し、ごみ及び塵埃が取り除かれた空気を排出するためのものである。以下において、ごみ及び塵埃を含む空気を「含塵空気」とも呼ぶ。また、ごみ及び塵埃が取り除かれた空気を「清浄空気」とも呼ぶ。掃除機本体100から排出された清浄空気は、例えば室内に戻される。
掃除機本体100は、収容ユニット8及び集塵ユニット9を備えている。収容ユニット8は、例えば円筒形状を呈している。収容ユニット8は、例えば成型品である。把持部6は、収容ユニット8の前側に設けられる。
集塵ユニット9は、本体接続管4の後側に配置されている。集塵ユニット9は、収容ユニット8の下方に配置されている。集塵ユニット9は、例えば収容ユニット8と直径が等しい円筒形状を呈している。集塵ユニット9の軸は、収容ユニット8の軸と一致している。このため、集塵ユニット9の外周面は、収容ユニット8の外周面と連続した外観を呈している。つまり、掃除機本体100全体の外観は、例えば円筒形状を呈している。
本体接続管4及び延長管3は、上方から見て把持部6と重なる位置にある。本体接続管4及び延長管3は、掃除機本体100の前方に位置している。したがって、本体接続管4及び延長管3の長手方向に沿った軸は、円筒形状を呈する掃除機本体100の軸からずれて配置されている。
集塵ユニット9は、掃除機本体100に対して着脱可能に取り付けられている。集塵ユニット9を掃除機本体100に取り付けると、本体接続管4の内部と集塵ユニット9の内部とが通じる。また、吸込具2、延長管3及び本体接続管4を接続した状態では、吸込具2、延長管3、本体接続管4の内部が一続きに通じる。こうして、吸込具2、延長管3及び本体接続管4により、吸込具2の吸込口から集塵ユニット9の入口まで通じる吸気風路が形成される。この吸気風路は、外部から掃除機本体100の集塵ユニット9の内部へと至る風路である。
集塵ユニット9は、含塵空気からごみ及び塵埃を分離し、分離したごみ及び塵埃を一時的に溜めておくためのものである。集塵ユニット9は、内部で含塵空気を旋回させることにより、遠心力によってごみ及び塵埃を空気から分離する。つまり、集塵ユニット9は、サイクロン分離機能を有するサイクロン分離装置である。集塵ユニット9でごみ及び塵埃が取り除かれた清浄空気は、集塵ユニット9内から収容ユニット8へと排出される。
収容ユニット8には、収容ユニット8の内部から外部に通じる排気風路が形成されている。この排気風路は、集塵ユニット9から排出された空気を、図示しない排気口に導くための風路である。
収容ユニット8の内部には、電動送風機101及び二次電池102(図1では図示せず)が収容されている。電動送風機101は、収容ユニット8内の排気風路中に配置されている。電動送風機101は、吸気風路、集塵ユニット9内部及び排気風路に気流を発生させるためのものである。換言すれば、電動送風機101は、塵埃を含む空気を吸引するためのものである。
電動送風機101は、二次電池102と電気的に接続されている。二次電池102は、電動送風機101に電力を供給する。電動送風機101は、二次電池102から電力を供給されることにより駆動する。
把持部6には、操作スイッチ7が設けられている。電動送風機101は、操作スイッチ7に対する操作に応じて予め設定された吸引動作を行う。電動送風機101が吸引動作を行うと、床面上のごみが空気と一緒に吸込具2に吸い込まれる。吸込具2に吸い込まれた含塵空気は、吸気風路を経て、掃除機本体100の集塵ユニット9に送られる。
集塵ユニット9でごみ及び塵埃を分離されて清浄化された空気は、集塵ユニット9から排出される。集塵ユニット9から排出された清浄空気は、電動送風機101を通過する。電動送風機101を通過した清浄空気は、排気風路を進み、排気口から掃除機本体100の外部に排出される。
次に、以上のように構成された電気掃除機1の掃除機本体100の制御系統の構成について、図2を参照しながら説明する。掃除機本体100は、前述した電動送風機101及び二次電池102の他に、充放電制御回路103、制御電源回路104、駆動回路105、操作表示部106、電池電圧検出回路107、電池温度検出回路108及びマイコン110を備えている。充放電制御回路103、制御電源回路104、駆動回路105、電池電圧検出回路107、電池温度検出回路108及びマイコン110は、例えば、掃除機本体100内に収容された制御基板に実装されている。
マイコン110は、マイクロコンピュータである。すなわち、マイコン110は、プロセッサ及びメモリを備えている。マイコン110は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより、予め設定された処理を実行し、電動送風機101の吸引動作及び二次電池102の充放電を含む掃除機本体100の動作全般を制御する。
図2に示す電源回路200は、掃除機本体100の外部、例えば、電気掃除機1の図示しない充電台に設けられている。充電台は、掃除機本体100の二次電池102を充電するためのものである。充電台には、電源ケーブルが備えられている。電源ケーブルを家庭用コンセントに接続することにより、電源回路200は、コンセントから供給される電流及び電圧を二次電池102の充電に適したものに変換して出力する。電気掃除機1を充電台に適切に載置すると、充電台の電源回路200と掃除機本体100の充放電制御回路103とが電気的に接続される。
充放電制御回路103は、マイコン110からの充放電指令信号に従って、二次電池102への充電及び放電を制御する。二次電池102へ充電する場合、充放電制御回路103は、電源回路200から供給された電力により、二次電池102への充電を行う。二次電池102から放電された電力は、制御電源回路104を介してマイコン110に供給される。また、二次電池102から放電された電力は、電動送風機101にも供給される。
制御電源回路104は、マイコン110の駆動用電源となる回路である。制御電源回路104は、二次電池102から供給される電流及び電圧をマイコン110の駆動に適したものに変換してマイコン110に供給する。
駆動回路105は、電動送風機101の動作を駆動するための回路である。マイコン110は、電動送風機101の動作指令信号を駆動回路105に出力する。駆動回路105は、電動送風機101をマイコン110からの動作指令信号に応じた出力となるように動作させる。マイコン110及び駆動回路105は、電動送風機101の動作を制御する制御手段を構成している。駆動回路105が電動送風機101を動作させると、電動送風機101の出力に応じた電力が二次電池102から電動送風機101に供給される。
操作表示部106は、電気掃除機1の使用者が操作するスイッチ類、使用者に電気掃除機1の運転状態等を知らせるための表示ランプ等である。この操作表示部106には、前述した操作スイッチ7も含まれている。操作表示部106のスイッチ類が操作されると、スイッチの操作信号がマイコン110に入力される。また、操作表示部106の表示ランプ等は、マイコン110からの信号に従って点灯、消灯、点滅等を行う。
電池電圧検出回路107は、二次電池102の現在電圧を検出する電圧検出手段である。電池電圧検出回路107には、電圧計が含まれている。電池電圧検出回路107は、この電圧計により二次電池102の現在電圧を検出する。電池電圧検出回路107が検出した二次電池102の現在電圧は、マイコン110に入力される。
電池温度検出回路108は、二次電池102の温度を検出する温度検出手段である。電池温度検出回路108には、温度センサが含まれている。この温度センサは、二次電池102の温度を検出する。電池温度検出回路108が検出した二次電池102の温度は、マイコン110に入力される。
制御手段であるマイコン110及び駆動回路105は、基本的には操作表示部106の操作スイッチ7になされた操作内容に従って、電動送風機101の動作を制御する。具体的に例えば、操作スイッチ7は、掃除機本体100の運転のオン及びオフを行うためのスイッチと、運転モードとして「強運転」、「中運転」及び「弱運転」を選択するためのスイッチを備えている。そして、操作スイッチ7により掃除機本体100の運転がオンにされると、前述の制御手段は、操作スイッチ7により選択されている運転モードに応じた出力で電動送風機101を動作させる。具体的に例えば、「強運転」の場合、電動送風機101に入力する電力を300[W]にする。「中運転」の場合、電動送風機101に入力する電力を150[W]にする。そして、「弱運転」の場合、電動送風機101に入力する電力を75[W]にする。
そして、この発明の実施の形態1に係る前述の制御手段は、電池温度検出回路108により検出された二次電池の温度が基準温度以上となった場合に、現在の運転モードにかかわらず、電動送風機101の出力を低下させる。また、制御手段のマイコン110は、この際の基準温度の値を、電池温度検出回路108により検出された二次電池102の現在電圧に応じて変更する。
二次電池102の現在電圧に応じた基準温度の設定例について、図3を参照しながら説明する。制御手段のマイコン110は、二次電池102の現在電圧に応じた前述の基準温度を、掃除機本体100の運転を終了すべき二次電池102の電圧と二次電池102の上限温度とに基づいて決定する。運転を終了すべき二次電池102の電圧(以下、これを「終了電圧」とも呼ぶ)は、予め設定されている。同図に示す例では、終了電圧は16[V]である。また、二次電池102の上限温度は70[℃]である。二次電池102の上限温度とは、許容される二次電池102の温度の上限である。二次電池102の上限温度は、予め設定されている。
同図中に示す各線は、いずれも電動送風機101を一定条件下で動作させ続けた場合の二次電池102の電圧と二次電池102の温度との関係を示している。電動送風機101を動作させ続けると、二次電池102の出力電圧は低下していく。この際、二次電池102は放電に伴って発熱し、二次電池102の温度が上昇する。
同図中の太い実線は、「弱運転」モードで電動送風機101を動作させ続けた場合の、二次電池102の電圧と二次電池102の温度との関係である。この太い実線は、「弱運転」モードで電動送風機101を動作させ続けさせた結果、終了電圧である16[V]にまで二次電池102の電圧が低下した時に、二次電池102の温度が二次電池102の上限温度である70[℃]にちょうどに達する場合のものである。
そして、この例では、この太い実線が、二次電池102の現在電圧に応じて定まる基準温度を示している。すなわち、制御手段のマイコン110は、二次電池102の現在電圧に応じて図3中の太い実線のグラフから求まる基準温度以上に二次電池102の温度がなった場合に、電動送風機101の出力を低下させる指令信号を駆動回路105に出力する。ここでは具体的には「弱運転」にする指令信号をマイコン110は駆動回路105に出力する。そして、この指令信号を受けた駆動回路105は、電動送風機101の出力を「弱運転」に低下させて動作を継続させる。
ここで、図2に示すように、マイコン110には、記憶部111及び計時部112が備えられている。記憶部111には、二次電池102の現在電圧に応じて定まる基準温度に関する情報が予め記憶されている。例えば、記憶部111には、二次電池102の現在電圧と、当該現在電圧の時の基準温度とを対応付けたテーブルのデータが記憶されている。他に例えば、記憶部111には、二次電池102の現在電圧と基準温度との関係式が予め記憶されている。
そして、電動送風機101の運転中において、マイコン110は、電池電圧検出回路107が検出した二次電池102の現在電圧を取得する。次に、マイコン110は、記憶部111に記憶されている基準温度に関する情報を参照して、取得した二次電池102の現在電圧から基準温度を決定する。例えば、記憶部111にテーブルのデータとして記憶している場合、マイコン110は、取得した二次電池102の現在電圧に対応する基準温度を、テーブルのデータから決定する。また、記憶部111に関係式として記憶している場合、マイコン110は、取得した二次電池102の現在電圧を関係式に代入して、基準温度を決定する。
そして、マイコン110は、電池温度検出回路108が検出した二次電池102の温度を取得する。次に、マイコン110は、取得した二次電池102の温度と、前述のようにして決定した基準温度とを比較する。そして、二次電池102の温度が基準温度以上であれば、マイコン110は電動送風機101の出力を低下させる、すなわち「弱運転」の指令信号を駆動回路105に出力する。
図3中の実線、一点鎖線、二点鎖線、三点鎖線及び破線は、いずれも「強運転」モードで電動送風機101を動作させ続けた場合の、二次電池102の電圧と二次電池102の温度との関係である。具体的には、実線は、満充電(24[V])の時の二次電池102の温度が45[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。一点鎖線は、満充電(24[V])の時の二次電池102の温度が40[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。二点鎖線は、満充電(24[V])の時の二次電池102の温度が35[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。三線鎖線は、満充電(24[V])の時の二次電池102の温度が30[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。破線は、満充電(24[V])の時の二次電池102の温度が25[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。
「強運転」では、「弱運転」と比較して二次電池102の放電時の温度上昇が大きい。したがって、これらの「強運転」時の各線は、いずれも「弱運転」時の太い実線より傾きが大きい。図3に示した「強運転」時の例では、運転開始時の温度が45[℃]、40[℃]、35[℃]及び30[℃]の場合に、二次電池102の電圧が16[V]に低下する前に太い実線と交わることになる。すなわち、このときに、二次電池102の温度が、二次電池102の現在電圧に応じて決まる基準温度に達する。
この場合、前述したマイコン110での処理により、制御手段は、電動送風機101の出力を「弱運転」に低下させる。電動送風機101の出力が「弱運転」に低下されると、以降においては、二次電池102の電圧と温度との関係が図3中の太い実線上で推移する。したがって、二次電池102の電圧が終了電圧(16[V])に低下するまでは、二次電池102の温度は上限温度(70[℃])未満で推移し、二次電池102の電圧が終了電圧になった時に、二次電池102の温度が上限温度に達する。二次電池102の電圧が終了電圧になると、前述の制御手段は、電動送風機101を停止させ、掃除機本体100の運転を停止させる。
以上のように構成された電気掃除機1によれば、どのような温度で運転を開始しても二次電池102の電圧が終了電圧に低下するまで、二次電池102の温度が上限温度以下の状態で運転を継続させることができ、かつ、電動送風機101の出力が高い状態をなるべく長時間にわたって維持することができる。
なお、以上で説明した例では、二次電池102の温度が基準温度以上になった場合に、「強運転」から「弱運転」に出力を低下させて終了電圧まで上限温度未満で運転を継続させた。しかし、出力を低下させるパターンは「強運転」から「弱運転」に限られない。他に例えば、「強運転」から「中運転」、又は、「中運転」から「弱運転」に出力を低下させるようにすることも考えられる。この際、「強運転」から「中運転」に出力を低下させる場合には、最終的に「中運転」で二次電池102の電圧が終了電圧に低下するまで、二次電池102の温度が上限温度以下の状態を維持できるように基準温度を設定する。
また、以上で説明した例は、終了電圧に低下するまで間に、1回だけ電動送風機101の出力を低下させるものであった。しかし、終了電圧に低下するまでの間に電動送風機101の出力を低下させる回数は1回に限られない。終了電圧に低下するまでの間に電動送風機101の出力を2回低下させるようにしてもよい。すなわち、2段階の基準温度を設定し、「強運転」→「中運転」→「弱運転」と段階的に電動送風機101の出力を低下させてもよい。さらに、電動送風機101の出力をより細かく制御できる場合には、3段階以上の基準温度を設定してもよい。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るもので、電気掃除機の出力制御の例を模式的に示す図である。以下、この実施の形態2に係る電気掃除機について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態2に係る電気掃除機1の制御系統も、実施の形態1と同じく、図2に示す構成を備えている。そして、制御手段すなわちマイコン110及び駆動回路105は、電池温度検出回路108により検出された二次電池の温度が基準温度以上となった場合に、現在の運転モードにかかわらず、電動送風機101の出力を低下させる。
ただし、この実施の形態2においては、制御手段のマイコン110は、この際の基準温度の値を、運転開始時からの経過時間に応じて変更する。図2に示すマイコン110の計時部112は、電気掃除機1の運転開始時からの経過時間を計測する運転時間計測手段である。マイコン110は、例えば、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサで実行して予め設定された処理を実行することで、計時部112の機能を実現する。
運転開始時からの経過時間に応じた基準温度の設定例について、図4を参照しながら説明する。制御手段のマイコン110は、運転開始時からの経過時間に応じた前述の基準温度を、掃除機本体100の運転を終了すべき運転継続時間と二次電池102の上限温度とに基づいて決定する。運転を終了すべき運転継続時間(以下、これを「終了時間」とも呼ぶ)は、予め設定される。同図に示す例では、終了時間は8[分]である。また、二次電池102の上限温度は、実施の形態1と同じく70[℃]である。
同図中に示す各線は、いずれも電動送風機101を一定条件下で動作させ続けた場合の運転開始時からの経過時間と二次電池102の温度との関係を示している。運転開始時からの時間が経過するほど、すなわち、電動送風機101を動作時間が長くなるほど、二次電池102は放電に伴って発熱し、二次電池102の温度が上昇する。
同図中の太い実線は、「弱運転」モードで電動送風機101を動作させ続けた場合の、運転開始時からの経過時間と二次電池102の温度との関係である。この太い実線は、「弱運転」モードで電動送風機101を終了時間である8[分]が経過した時に、二次電池102の温度が二次電池102の上限温度である70[℃]にちょうどに達する場合のものである。
そして、この例では、この太い実線が、運転開始時からの経過時間に応じて定まる基準温度を示している。すなわち、制御手段のマイコン110は、運転開始時からの経過時間に応じて図3中の太い実線のグラフから求まる基準温度以上に二次電池102の温度がなった場合に、電動送風機101の出力を低下させる指令信号を駆動回路105に出力する。ここでは具体的には「弱運転」にする指令信号をマイコン110は駆動回路105に出力する。そして、この指令信号を受けた駆動回路105は、電動送風機101の出力を「弱運転」に低下させて動作を継続させる。
ここで、マイコン110の記憶部111には、運転開始時からの経過時間に応じて定まる基準温度に関する情報が予め記憶されている。例えば、記憶部111には、運転開始時からの経過時間と、当該経過時間の時の基準温度とを対応付けたテーブルのデータが記憶されている。他に例えば、記憶部111には、運転開始時からの経過時間と基準温度との関係式が予め記憶されている。
マイコン110は、電動送風機101の運転を開始した時に、同時に計時部112による経過時間の計測を開始させる。そして、電動送風機101の運転中において、マイコン110は、計時部112が計測した運転開始時からの経過時間を取得する。次に、マイコン110は、記憶部111に記憶されている基準温度に関する情報を参照して、取得した運転開始時からの経過時間から基準温度を決定する。例えば、記憶部111にテーブルのデータとして記憶している場合、マイコン110は、取得した運転開始時からの経過時間に対応する基準温度を、テーブルのデータから決定する。また、記憶部111に関係式として記憶している場合、マイコン110は、取得した運転開始時からの経過時間を関係式に代入して、基準温度を決定する。
そして、マイコン110は、電池温度検出回路108が検出した二次電池102の温度を取得する。次に、マイコン110は、取得した二次電池102の温度と、前述のようして決定した基準温度とを比較する。そして、二次電池102の温度が基準温度以上であれば、マイコン110は電動送風機101の出力を低下させる、すなわち「弱運転」の指令信号を駆動回路105に出力する。
図4中の実線、一点鎖線、二点鎖線、三点鎖線及び破線は、いずれも「強運転」モードで電動送風機101を動作させ続けた場合の、運転開始時からの経過時間と二次電池102の温度との関係である。具体的には、実線は、二次電池102の温度が45[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。一点鎖線は、二次電池102の温度が40[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。二点鎖線は、二次電池102の温度が35[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。三線鎖線は、二次電池102の温度が30[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。破線は、二次電池102の温度が25[℃]である状態から電動送風機101の「強運転」を開始した場合である。
「強運転」では、「弱運転」と比較して二次電池102の放電時の温度上昇が大きい。したがって、これらの「強運転」時の各線は、いずれも「弱運転」時の太い実線より傾きが大きい。図4に示した「強運転」時の例では、運転開始時の温度が45[℃]、40[℃]、35[℃]及び30[℃]の場合に、運転開始時からの経過時間が8[分]になる前に太い実線と交わることになる。すなわち、このときに、二次電池102の温度が、運転開始時からの経過時間に応じて決まる基準温度に達する。
この場合、前述したマイコン110での処理により、制御手段は、電動送風機101の出力を「弱運転」に低下させる。電動送風機101の出力が「弱運転」に低下されると、以降においては、運転開始時からの経過時間と温度との関係が図4中の太い実線上で推移する。したがって、運転開始時からの経過時間が終了時間(8[分])になるまでは、二次電池102の温度は上限温度(70[℃])未満で推移し、運転開始時からの経過時間が終了時間になった時に、二次電池102の温度が上限温度に達する。運転開始時からの経過時間が終了時間になると、前述の制御手段は、電動送風機101を停止させ、掃除機本体100の運転を停止させる。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された電気掃除機1によれば、どのような温度で運転を開始しても運転開始時からの経過時間が終了時間になるまで、二次電池102の温度が上限温度以下の状態で運転を継続させることができ、かつ、電動送風機101の出力が高い状態をなるべく長時間にわたって維持することができる。
なお、この実施の形態2で説明した運転開始時からの経過時間に応じて基準温度を決める方法と、実施の形態1で説明した二次電池102の現在電圧に応じて基準温度を決める方法とを組み合わせて用いるようにしてもよい。すなわち、前述した制御手段のマイコン110は、二次電池102の現在電圧と運転開始時からの経過時間とに応じて前述の基準温度を変更するようにしてもよい。この場合、具体的に例えば、マイコン110は、まず、二次電池102の現在電圧に応じて決まる基準温度と、運転開始時からの経過時間に応じて決まる基準温度とを別々に求める。そして、これらの基準温度のうちのより低い方を基準温度に決定する。このようにすることで、終了電圧と終了時間の少なくとも一方までは電気掃除機1の運転を継続させることができる。
1 電気掃除機
2 吸込具
3 延長管
4 本体接続管
5 接続部
6 把持部
7 操作スイッチ
8 収容ユニット
9 集塵ユニット
100 掃除機本体
101 電動送風機
102 二次電池
103 充放電制御回路
104 制御電源回路
105 駆動回路
106 操作表示部
107 電池電圧検出回路
108 電池温度検出回路
110 マイコン
111 記憶部
112 計時部
200 電源回路

Claims (4)

  1. 塵埃を含む空気を吸引するための電動送風機と、
    前記電動送風機に電力を供給する二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の現在電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記二次電池の温度が基準温度以上となった場合に前記電動送風機の出力を低下させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記二次電池の現在電圧に応じて前記基準温度を変更する電気掃除機。
  2. 前記制御手段は、前記二次電池の現在電圧に応じた前記基準温度を、運転を終了すべき前記二次電池の電圧と前記二次電池の上限温度とに基づいて決定する請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 運転開始時からの経過時間を計測する運転時間計測手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記二次電池の現在電圧と運転開始時からの経過時間とに応じて前記基準温度を変更する請求項1又は請求項2に記載に電気掃除機。
  4. 塵埃を含む空気を吸引する電動送風機と、
    前記電動送風機に電力を供給する二次電池と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    運転開始時からの経過時間を計測する運転時間計測手段と、
    前記二次電池の温度が基準温度以上となった場合に前記電動送風機の出力を低下させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、運転開始時からの経過時間に応じて前記基準温度を変更する電気掃除機。
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