JP2019087203A - 在庫状態判定装置、表示システム、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】在庫状態を好適に判定することが可能な在庫状態判定装置、表示システム、制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】サーバ装置1は、出版物の返品数などの情報を含む出版物ごとの在庫データS2を出版社端末2から受信し、在庫データS2に基づき、指定された出版物の在庫状態が適正在庫、注意在庫、過剰在庫のいずれに該当するか判定する。そして、サーバ装置1は、在庫状態に関する判定結果を示した表示情報S3を出版社端末2に送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、商品の在庫状態を判定する技術に関する。
従来から、在庫を適正化するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、書籍の売り上げ状況等に基づき適正な在庫数を推奨在庫数として算出して出力することが可能な書店情報集中管理システムが開示されている。また、特許文献2には、書店店頭における売れ行き情報、在庫情報、新刊重版情報などを、書店、取次業者、出版社がネットワークを介して供給することが可能な書籍情報管理システムが開示されている。
出版社の出版物在庫については、出版物特有の商習慣である返品条件付きの販売委託が存在し、出版社には書店又は取次業者に納品してから数カ月後に返品が発生する。特許文献1及び特許文献2には、上述の返品に基づき過剰在庫となる可能性を考慮して在庫を管理する技術については、何ら開示されていない。そこで、本発明は、返品が生じ得る商品の在庫状態を好適に判定することが可能な在庫状態判定装置、表示システム、制御方法及びプログラムを提供することを主な課題とする。
本発明の1つの観点では、在庫状態判定装置は、商品の返品数を含む、商品ごとの在庫データを取得する取得部と、前記在庫データに基づき、指定された商品の在庫状態を判定する判定部と、前記判定部が判定した前記在庫状態に関する情報を出力する出力部と、を備える。ここで、「指定された商品」とは、任意の条件により指定された商品を指し、商品名や商品IDにより個別に指定された商品の他、ジャンル、キーワード、製造元、販売元、その他1又は複数の条件により指定された商品群であってもよい。「情報を出力する」とは、当該情報を所定形式のファイルとして出力する態様の他、当該情報を表示するのに必要な表示情報等を他の装置に送信する態様も含む。この態様では、在庫状態判定装置は、納品数に加えて返品数を考慮して商品の在庫状態を判定することで、指定された商品の在庫状態を的確に判定し、その判定結果を出力することができる。
上記在庫状態判定装置の一態様では、前記在庫データには、商品ごとの納品数がさらに含まれ、前記判定部は、前記在庫データから算出した前記商品の実売数に基づき、当該商品の在庫状態を判定する。この態様によれば、在庫状態判定装置は、納品数及び返品数の両方を考慮した実売数に基づき、商品の在庫状態を的確に判定することができる。
上記在庫状態判定装置の他の一態様では、前記在庫データには、商品ごとの在庫数及び生産数がさらに含まれ、前記判定部は、前記在庫データから算出した在庫回転数及び在庫率の少なくとも一方に基づき、前記在庫状態を判定する。この態様により、在庫状態判定装置は、納品数に対する在庫数の割合、又は/及び、生産数(出版物の場合には刷数)に対する在庫数の割合を考慮し、在庫状態をより的確に判定することができる。
上記在庫状態判定装置の他の一態様では、前記判定部は、前記在庫回転数及び前記在庫率の少なくとも一方に対し、実売数に応じた閾値を設定することで、前記在庫状態を判定する。この態様により、実売数、在庫回転数、在庫率を好適に考慮して在庫状態を判定することができる。
上記在庫状態判定装置の他の一態様では、前記判定部は、前記在庫データから算出される実売回転数又は在庫資産額に基づき、前記在庫状態を判定する。この態様によっても、在庫状態判定装置は、好適に在庫状態を判定することができる。
上記在庫状態判定装置の他の一態様では、前記判定部は、前記在庫状態が適正と判定される条件に基づき、前記商品ごとに推奨される推奨在庫数を算出し、前記出力部は、前記推奨在庫数に関する情報を出力する。この態様により、在庫状態判定装置は、指定された商品の目安となる在庫数の情報を好適に出力して適正な在庫管理を支援することができる。
上記在庫状態判定装置の他の一態様では、前記判定部は、在庫が過剰であるか否かの判定基準に基づき分けられた前記在庫状態の区分を前記商品ごとに判定し、前記出力部は、前記区分に関する情報を出力する。この態様により、在庫状態判定装置は、在庫状態が過剰であるか否かが容易に把握可能な情報を好適に出力することができる。
本発明の他の観点では、上記いずれか記載の在庫状態判定装置と、表示部を備える表示装置とを有する表示システムであって、前記在庫状態判定装置の出力部は、商品の在庫状態に関する表示情報を前記表示装置へ送信し、前記表示装置は、前記表示情報を前記在庫状態判定装置から受信する受信部と、前記表示情報に基づき前記表示部の表示を制御する表示制御部と、を有する。この態様によれば、表示装置は、在庫状態判定装置により判定された商品の在庫状態に関する情報を好適に表示することができる。
上記表示システムの一態様では、前記表示制御部は、前記在庫状態に基づき色分けしたグラフ又は表を、前記表示情報に基づき前記表示部に表示させる。この態様により、表示対象となっている商品の在庫状態を容易にユーザが視認できるようにグラフ又は表を表示することができる。
上記表示システムの他の一態様では、前記表示制御部は、実売数に基づき分類された商品のそれぞれの在庫状態を示すグラフ又は表を、前記表示情報に基づき前記表示部に表示させる。このようにすることで、納品数が過剰となっている商品とそれ以外の商品とを好適に分類してそれぞれの在庫状態を好適に表示することができる。
上記表示システムの他の一態様では、前記表示装置は、検索条件を前記在庫状態判定装置に送信する送信手段を有し、前記出力部は、前記送信手段から受信した検索条件に合致する商品の在庫状態に関する表示情報を、前記表示装置に送信し、前記表示制御部は、前記表示情報に基づき、前記検索条件に合致した商品の在庫に関する情報を前記表示部に表示させる。この態様により、表示装置は、ユーザが指定した検索条件に合致する商品の在庫状態に関する情報を好適に表示することができる。
上記表示システムの他の一態様では、前記表示装置は、商品のジャンルごとの在庫状態に関する判定条件を前記在庫状態判定装置に送信する送信手段を有し、前記判定部は、前記判定条件と前記商品のジャンルに関する情報とに基づき、前記在庫状態を判定する。この態様により、表示装置は、商品のジャンルごとに判定条件を指定し、当該判定条件に基づき判定された各商品の在庫状態に関する判定結果を、好適に表示することができる。
上記表示システムの他の一態様では、前記表示装置は、判定対象となる在庫状態の対象期間を指定する情報を前記在庫状態判定装置に送信する送信手段を有し、前記判定部は、前記対象期間における商品の在庫状態を判定する。この態様により、表示装置は、ユーザが指定した期間における各商品の在庫状態に関する判定結果を、好適に表示することができる。
本発明のさらに別の観点では、商品の在庫状態に関する情報を出力する在庫状態判定装置と、表示部を備える表示装置とを有する表示システムであって、前記在庫状態判定装置は、商品の返品数を含む、商品ごとの在庫データを取得する取得部と、前記在庫データに基づき、指定されたジャンルに属する商品の在庫状態を判定する判定部と、前記判定部が判定した前記在庫状態に関する表示情報を前記表示装置へ送信する出力部と、を備え、前記表示装置は、前記表示情報を前記在庫状態判定装置から受信する受信部と、前記表示情報に基づき前記表示部の表示を制御する表示制御部と、を有する。この態様によれば、表示装置は、特定のジャンルに属する商品の在庫状態に関する情報を好適に表示することができる。
本発明のさらに別の観点では、在庫状態判定装置が実行する制御方法であって、商品の返品数を含む、商品ごとの在庫データを取得する取得工程と、前記在庫データに基づき、指定された商品の在庫状態を判定する判定工程と、前記判定工程において判定された前記在庫状態に関する情報を出力する出力工程と、を有する。在庫状態判定装置は、この制御方法を実行することで、指定された商品の在庫状態を的確に判定し、その判定結果を出力することができる。
本発明の他の観点では、プログラムは、上記いずれか記載の在庫状態判定装置としてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして機能させることで、本発明に係る在庫状態判定装置を構成させることができる。
本発明に係る在庫状態判定装置は、指定された商品の返品数を考慮して当該商品の在庫状態を的確に判定し、その判定結果を出力することができる。また、表示システムは、在庫状態判定装置により判定された各商品の在庫状態に関する情報を表示装置に好適に表示させることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。
[在庫管理システムの構成]
図1は、本実施形態に係る在庫管理システム100の構成を示す。在庫管理システム100は、出版社の出版物在庫の在庫状態を判定及び表示するシステムであって、ウェブサーバとして機能するサーバ装置1と、各出版社に設置された出版社端末2とを有する。サーバ装置1と出版社端末2とは、それぞれ、ネットワーク3を介して通信を行う。在庫管理システム100は、本発明における「表示システム」として機能する。
図1は、本実施形態に係る在庫管理システム100の構成を示す。在庫管理システム100は、出版社の出版物在庫の在庫状態を判定及び表示するシステムであって、ウェブサーバとして機能するサーバ装置1と、各出版社に設置された出版社端末2とを有する。サーバ装置1と出版社端末2とは、それぞれ、ネットワーク3を介して通信を行う。在庫管理システム100は、本発明における「表示システム」として機能する。
サーバ装置1は、各出版物の書誌データ「S1」及び月次毎に集計した在庫データ「S2」を出版社端末2から受信する。そして、サーバ装置1は、受信した書誌データS1及び在庫データS2に基づき、各出版物の在庫数等の集計や在庫状態の判定などを行う。また、サーバ装置1は、在庫量の集計結果などを出版社端末2が表示するための表示情報「S3」を生成し、出版社端末2へ送信する。サーバ装置1は、本発明における「在庫状態判定装置」の一例である。
出版社端末2は、例えば、各出版社の在庫に関する担当者が使用する端末であって、各担当者は、自社が出版した出版物の在庫が適正であるか否かを出版社端末2により確認する。出版社端末2は、当該出版社端末2を使用する出版社の出版物の書誌データS1と、当該出版物の月毎の在庫に関する集計データである在庫データS2とを、サーバ装置1に送信する。また、出版社端末2は、サーバ装置1から表示情報S3を受信することで、出版物の在庫状態に関する表示を行う。出版社端末2は、本発明における「表示装置」の一例である。
なお、以後において、「納品数」とは、出版社が対象の出版物を書店、取次などに納品した部数を指し、「返品数」は、書店又は取次店から出版社に返品された書籍の部数を指し、「実売数」は、納品数から返品数を差し引いた部数を指す。
[サーバ装置の構成]
図2は、サーバ装置1のブロック図である。サーバ装置1は、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
図2は、サーバ装置1のブロック図である。サーバ装置1は、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部13は、制御部15が実行するプログラムを記憶したり、制御部15が表示情報S3を生成するのに必要な情報を記憶したりする。例えば、記憶部13は、各出版社端末2から受信した書誌データS1のデータベースである書誌DB131と、各出版社端末2から受信した在庫データS2のデータベースである在庫DB132とを有する。ここで、各書誌データS1には、出版物ごとに、ISBN、書誌名、商品区分、出版社のジャンルコード、発売日、著者名、本体価格、初版部数などの情報が含まれる。また、各在庫データS2には、出版物ごとに、ISBN、集計対象年月、初版及び重版を含めた全発行部数、重版部数の累計数、集計対象年月での棚卸単価、総計在庫数(即ち、出版社倉庫の在庫計)、集計対象年月での納品数、集計対象年月での返品数などの情報が含まれる。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、サーバ装置1内の各構成要素に対して種々の制御を行う。制御部15は、通信部14を介し、各出版社端末2から書誌データS1及び在庫データS2を受信したり、表示情報S3を生成して各出版社端末2に送信したりする。そして、制御部15は、本発明における「取得部」、「判定部」、「出力部」及び本発明におけるプログラムを実行する「コンピュータ」として機能する。
[出版社端末の構成]
図3は、出版社端末2のブロック図である。出版社端末2は、ディスプレイなどの表示部21と、マウス、キーボード、タッチパネルなどの入力部22と、記憶部23と、データ通信を行う通信部24と、制御部25とを備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
図3は、出版社端末2のブロック図である。出版社端末2は、ディスプレイなどの表示部21と、マウス、キーボード、タッチパネルなどの入力部22と、記憶部23と、データ通信を行う通信部24と、制御部25とを備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
記憶部23は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。また、記憶部23は、制御部25が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部23は、自社の出版物に関する書誌事項、及び、各出版物の月毎の納品数、返品数、刷数(即ち、発行部数又は生産数)、在庫数などの各種情報などが登録された出版社DB231を記憶する。出版社DB231は、書誌データS1及び在庫データS2を制御部25が生成する際に参照される。
制御部25は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、出版社端末2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部25は、入力部22からの入力に基づき、サーバ装置1に送信すべき書誌データS1及び在庫データS2を特定し、通信部24により送信する処理、及び、後述する各種画面の表示要求を通信部24によりサーバ装置1へ送信する処理などを行う。また、制御部25は、サーバ装置1から表示情報S3を受信した場合に、受信した表示情報S3に基づく画面を表示部21に表示させる。そして、制御部25は、本発明における「送信部」、「受信部」、及び「表示制御部」として機能する。
[データ登録処理]
まず、書誌データS1及び在庫データS2をサーバ装置1に登録するためのデータ登録処理について、図4の表示例を参照して説明する。
まず、書誌データS1及び在庫データS2をサーバ装置1に登録するためのデータ登録処理について、図4の表示例を参照して説明する。
図4(A)、(B)は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき出版社端末2が表示するデータ登録画面の表示例である。この場合、例えば、出版社端末2は、サーバ装置1が管理する所定のURLにアクセスすることにより、図4(A)及び図4(B)に示すデータ登録画面の表示情報S3をサーバ装置1から受信して表示部21に表示している。図4(A)及び図4(B)に示すデータ登録画面では、登録するデータの種類を選択するためのデータ種類選択欄31と、登録するデータを記録したファイルを選択するためのファイル選択欄32と、登録ボタン33とが設けられている。
出版社端末2は、データ種類選択欄31として、書誌データS1に相当する「在庫管理書誌」と、在庫データS2に相当する「在庫データ」との二択を行うためのプルダウンメニューを表示している。これにより、出版社端末2のユーザは、サーバ装置1に登録するデータの種類を好適に指定することができる。なお、図4(A)は、書誌データS1を送信する場合に選択される「在庫管理書誌」が選択された状態を示し、図4(B)は、在庫データS2を送信する場合に選択される「在庫データ」が選択された状態を示している。また、サーバ装置1は、ファイル選択欄32の選択ボタンが押下された場合、図示しないファイル選択画面を表示し、登録するデータ(即ち書誌データS1または在庫データS2)を記録したファイルを選択可能とする。このように、データ種類選択欄31においてデータ種類が選択され、かつ、ファイル選択欄32において登録するデータを表すファイルが指定される。
なお、書誌データS1を記録したファイル及び在庫データS2を記録したファイルは、例えばtsv形式のテキストファイルである。この場合、書誌データS1を記録したファイルには、ISBN、書誌名、商品区分、出版社のジャンルコード、発売日などの種々の項目に該当するデータがタブにより区切られて記録されている。同様に、在庫データS2を記録したファイルには、ISBN、対象年月、全発行部数、重版部数の累計数などの種々の項目に該当するデータがタブにより区切られて記録されている。なお、出版社端末2は、書誌データS1及び在庫データS2に相当する各ファイルを、出版社DB231を参照して生成してもよく、入力部22による入力に基づき生成してもよい。
また、出版社端末2は、登録ボタン33の選択を検知した場合、ファイル選択欄32にて指定されたファイルを、データ種類選択欄31で指定されたデータ種類を表わすデータとしてサーバ装置1に送信する。その後、サーバ装置1は、書誌データS1を受信した場合には、書誌データD1に含まれる出版物のISBNを主キーとして、受信した書誌データS1を書誌DB131に登録する。同様に、サーバ装置1は、在庫データS2を受信した場合、在庫データS2に含まれる出版物ISBN及び集計対象年月を主キーとして、受信した在庫データS2を在庫DB132に登録する。
また、出版社端末2は、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づき、在庫DB132に登録した特定期間の在庫データを削除する操作を受け付ける画面を表示してもよい。図5は、表示情報S3に基づき表示する在庫データ削除画面の表示例である。図5では、出版社端末2は、表示情報S3に基づき、在庫DB132から在庫データを削除する削除対象年月を指定するプルダウンメニューである削除対象年月指定欄34と、削除実行ボタン35とを、在庫データ削除画面上に表示している。そして、出版社端末2は、削除対象年月指定欄34において削除対象年月が指定された状態で削除実行ボタン35の選択を検知した場合、削除対象年月指定欄34において指定された削除対象年月の在庫データを削除する旨の指示信号をサーバ装置1に送信する。サーバ装置1は、この指示信号に基づき、指定された削除対象年月の在庫データを在庫DB132から削除する。
[在庫状態表示処理]
次に、ユーザが指定した各出版物の在庫状態の表示処理を、図6〜図10を参照して説明する。
次に、ユーザが指定した各出版物の在庫状態の表示処理を、図6〜図10を参照して説明する。
(1)対象年月選択画面
図6は、在庫状態を表示する出版物を指定するための対象年月選択画面の表示例である。図6では、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、在庫状態を表示させる対象年月(集計年月)を指定するプルダウンメニューである表示対象年月指定欄36と、グラフ表示ボタン37と、集計表示ボタン38と、リスト表示ボタン39とを対象年月選択画面上に表示している。ここでは、出版社端末2は、一例として、最新年月(2017年5月)を含む過去13か月分のタブを表示対象年月指定欄36において指定可能に表示する。
図6は、在庫状態を表示する出版物を指定するための対象年月選択画面の表示例である。図6では、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、在庫状態を表示させる対象年月(集計年月)を指定するプルダウンメニューである表示対象年月指定欄36と、グラフ表示ボタン37と、集計表示ボタン38と、リスト表示ボタン39とを対象年月選択画面上に表示している。ここでは、出版社端末2は、一例として、最新年月(2017年5月)を含む過去13か月分のタブを表示対象年月指定欄36において指定可能に表示する。
そして、出版社端末2は、グラフ表示ボタン37の選択を検知した場合、後述する図7に示す表示画面の表示要求を、表示対象年月指定欄36で指定された対象年月の情報と共にサーバ装置1に送信する。また、出版社端末2は、集計表示ボタン38の選択を検知した場合、後述する図9に示す表示画面の表示要求を、表示対象年月指定欄36で指定された対象年月の情報と共にサーバ装置1に送信する。さらに、出版社端末2は、リスト表示ボタン39の選択を検知した場合、図10に示す表示画面の表示要求を、表示対象年月指定欄36で指定された対象年月の情報と共にサーバ装置1に送信する。
なお、出版社端末2は、対象年月選択画面の表示前に、図示しないログイン画面などを表示し、出版社端末2又は当該端末の使用者を認証するための認証情報の入力を受け付けて、当該認証情報をサーバ装置1へ送信してもよい。この場合、サーバ装置1は、出版社端末2から受信した認証情報に基づき出版社を認識し、当該出版社が出版した出版物を対象として、在庫状態等を示す各種表示画面の表示情報S3の生成等を行う。
(2)グラフ表示画面
図7は、グラフ表示ボタン37の選択後に表示される第1グラフ表示画面の表示例である。図7に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、第1グラフ表示画面上に、実売正グラフ41と、実売負グラフ42と、ジャンル指定欄43と、スケール指定欄44と、棒グラフ表示ボタン45とを表示している。
図7は、グラフ表示ボタン37の選択後に表示される第1グラフ表示画面の表示例である。図7に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、第1グラフ表示画面上に、実売正グラフ41と、実売負グラフ42と、ジャンル指定欄43と、スケール指定欄44と、棒グラフ表示ボタン45とを表示している。
実売正グラフ41は、対象年月において実売数が0以上となる(即ち出版社の倉庫在庫が消費されている)各出版物の在庫状態を、色付きのドットによりプロットしたグラフである。また、実売負グラフ42は、対象年月において実売数が0未満となる(即ち出版社の倉庫在庫が増加傾向にある)各出版物の在庫状態を、色付きのドットによりプロットしたグラフである。ここで、実売正グラフ41及び実売負グラフ42の縦軸は、対象年月の時点における在庫数を対象年月における月単位の納品数により割った数である在庫回転数(即ち、在庫数/納品数)に相当し、横軸は、対象年月の時点における在庫数を対象年月の時点における総発行部数(累計刷数)により割った数である刷部数在庫比率(即ち、在庫数/総発行部数)に相当する。なお、縦軸の在庫回転数は、対数目盛となっている。刷部数在庫比率は、本発明における「在庫率」の一例である。
ここで、各出版物の在庫状態は、適正在庫、注意在庫、過剰在庫の3つの区分のいずれかに分類され、それぞれ、緑色(Green)、黄色(Yellow)、赤色(Red)に対応付けられている。具体的には、実売正グラフ41において、適正在庫となる出版物が緑色(図では中間の濃淡色)のドット群「G1」によりプロットされ、注意在庫となる各出版物が黄色(図では最も薄い色)のドット群「Y1」によりプロットされ、過剰在庫となる各出版物が赤色(図では最も濃い色)のドット群「R1」によりプロットされている。また、実売負グラフ42では、注意在庫となる各出版物が黄色のドット群「Y2」によりプロットされ、過剰在庫となる各出版物が赤色のドット群「R2」によりプロットされている。このように、対象年月において実売数が0未満となる出版物の在庫状態は、適正在庫とは判定されず、注意在庫または過剰在庫のいずれかと判定される。
ここで、サーバ装置1は、図7に示す第1グラフ表示画面の表示情報S3を生成する場合、まず、表示対象となる各出版物の在庫状態の区分を判定するための指標(「判定指標」とも呼ぶ。)となる実売数、在庫回転数、刷部数在庫比率をそれぞれ算出する。そして、サーバ装置1は、在庫回転数及び刷部数在庫比率のそれぞれに対し、実売数の正負によって異なる判定用の閾値(「判定閾値」とも呼ぶ。)を設定することで、各出版物の在庫状態の区分を判定する。この場合、上述の判定閾値は、後述するように、出版社端末2へのユーザ入力に基づき設定することが可能となっている。そして、サーバ装置1は、出版物ごとに算出した各判定指標の値及び判定した在庫状態の区分に基づき、実売正グラフ41及び実売負グラフ42に相当するグラフの情報を含む表示情報S3を生成する。
なお、サーバ装置1は、月ごとの各出版物の在庫回転数と刷部数在庫比率の算出及び在庫状態の判定を図7に示す第1グラフ表示画面の表示要求の受信前に予め行っておき、これらの算出及び判定結果を記憶部23に予め記憶してもよい。この場合、サーバ装置1は、第1グラフ表示画面の表示要求を受信したときに、記憶部23から上述の算出及び判定結果を参照することで、図7に示すグラフ表示画面の表示情報S3を生成する。
ジャンル指定欄43は、実売正グラフ41及び実売負グラフ42において表示対象となる出版物のジャンルを選択するためのプルダウンメニューであり、出版社端末2は、ジャンル指定欄43にて指定されたジャンルの情報をサーバ装置1へ送信する。この場合、サーバ装置1は、書誌DB131などを参照することで、出版社端末2から指定されたジャンルに該当する出版物を特定し、特定した出版物に対応する色付きドットをプロットした実売正グラフ41及び実売負グラフ42等を表示するための表示情報S3を生成し、出版社端末2へ送信する。スケール指定欄44は、実売正グラフ41及び実売負グラフ42の縦軸の在庫回転数の表示スケールを指定する欄であり、出版社端末2は、スケール指定欄44において指定されたスケールにより実売正グラフ41及び実売負グラフ42を表示する。また、出版社端末2は、棒グラフ表示ボタン45の選択を検知した場合、出版物の在庫状態に関する別のグラフ表示画面(後述の図8参照)の表示要求を、サーバ装置1に送信する。
図8は、図7の第1グラフ表示画面において棒グラフ表示ボタン45が選択された後に出版社端末2が表示する第2グラフ表示画面の表示例である。図8に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、第2グラフ表示画面上に、ジャンル別在庫状態一覧表51と、ジャンル別推奨在庫一覧表52と、棒グラフ53、54とを表示する。
ジャンル別在庫状態一覧表51は、図7の第1グラフ表示画面のジャンル指定欄43にて指定されたジャンルの出版物の在庫状態に関する集計結果を示した表である。具体的には、ジャンル別在庫状態一覧表51は、適正在庫(Green)、注意在庫(Yellow)、過剰在庫(Red)の在庫状態の区分ごとに、指定ジャンルにおいて該当するタイトル数を示す「タイトル」と、当該タイトル数の全体における構成比率を示す「タイトル数構成%」と、「在庫数」と、当該在庫数の全体における構成比率を示す「在庫数構成%」と、棚卸単価を在庫数により乗じた金額を示す「棚卸単価×在庫」と、当該金額の全体における構成比率を示す「在庫金額構成%」とを含む各項目を示している。ここで、ジャンル別在庫状態一覧表51の各行は、該当する在庫状態の区分に対応する色により色分け表示されている。
ジャンル別推奨在庫一覧表52は、ジャンル指定欄43にて指定されたジャンルの出版物の推奨在庫数に関する集計結果を示した表である。具体的には、ジャンル別推奨在庫一覧表52は、適正在庫(Green)、注意在庫(Yellow)、過剰在庫(Red)の在庫状態ごとに、「推奨在庫数」と、当該推奨在庫数を棚卸単価で乗じた金額である「棚卸単価×推奨在庫数」と、実際の在庫数と推奨在庫数との差分を示す「推奨在庫差分」と、実際の在庫数に対する推奨在庫差分の割合を示す「在庫数差分%」と、棚卸単価を推奨在庫差分により乗じた金額を示す「棚卸単価×推奨在庫差分」と、「棚卸単価×在庫」に対する「棚卸単価×推奨在庫差分」の割合を示した「在庫金額差分%」と、を含む各項目を示している。ここで、ジャンル別推奨在庫一覧表52の各行は、該当する在庫状態の区分に対応する色により色分け表示されている。
ここで、推奨在庫数は、適正在庫(Green)となる基準を満たす在庫数に設定される。本実施形態では、注意在庫(Yellow)、過剰在庫(Red)となる出版物の推奨在庫数は、在庫状態を判定する指標となる在庫回転数及び刷部数在庫比率が、それぞれ適正在庫(Green)となる閾値を満たすような在庫数の最大値に設定される。このように、サーバ装置1は、推奨在庫数を算出してジャンル別推奨在庫一覧表52上に表示することで、適正な在庫数の目安を好適に出版社端末2のユーザに提示することができる。また、注意在庫(Yellow)、過剰在庫(Red)となる出版物に対する推奨在庫差分は、推奨在庫数と対象年月での在庫数との差分に相当し、対象年月において余剰となっている在庫数を表わしている。
なお、適正在庫(Green)となる出版物の推奨在庫数は、現在の在庫数(即ち在庫数の実績値)と同数に設定される。よって、適正在庫(Green)となる出版物に対する推奨在庫差分等は、0となっており、在庫調整を行う必要がないことが明確となっている。
棒グラフ53、54は、ジャンル別在庫状態一覧表51及びジャンル別推奨在庫一覧表52の数値の一部を視覚的に表している。具体的には、棒グラフ53は、ジャンル別在庫状態一覧表51に示される対象年月での在庫数(即ち在庫数の実績値)とジャンル別推奨在庫一覧表52に示される推奨在庫数とを、それぞれ在庫状態の区分(下から適正在庫,注意在庫,過剰在庫)ごとに色分けして積み上げた棒グラフである。出版社端末2は、棒グラフ53を表示することで、在庫状態の区分ごとの在庫数の実績値及び推奨値をユーザに視覚的に把握させることができる。また、棒グラフ54は、ジャンル別在庫状態一覧表51に示される「棚卸単価×在庫」とジャンル別推奨在庫一覧表52に示される「棚卸単価×推奨在庫」とを、それぞれ在庫状態の区分(下から適正在庫,注意在庫,過剰在庫)ごとに色分けして積み上げた棒グラフである。出版社端末2は、棒グラフ53、54を表示することで、在庫状態の区分ごとの在庫の金額の実績額と推奨額とをユーザに視覚的に把握させることができる。
(3)集計表示画面
図9は、図6において集計表示ボタン38が選択された場合の集計表示画面の表示例を示す。図9に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、集計表示画面上に、在庫状態一覧表61と、推奨在庫一覧表62と、詳細在庫状態一覧表63と、詳細推奨在庫一覧表64とを表示する。
図9は、図6において集計表示ボタン38が選択された場合の集計表示画面の表示例を示す。図9に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、集計表示画面上に、在庫状態一覧表61と、推奨在庫一覧表62と、詳細在庫状態一覧表63と、詳細推奨在庫一覧表64とを表示する。
在庫状態一覧表61は、全ジャンルの出版物(図9の例では1656タイトル分)の在庫状態の集計結果を示した表である。具体的には、在庫状態一覧表61は、適正在庫(Green)、注意在庫(Yellow)、過剰在庫(Red)の在庫状態の区分ごとに、「タイトル」と、タイトルの構成比率を示す「タイトル数構成%」と、「在庫数」と、在庫数の構成比率である「在庫数構成%」と、棚卸単価を在庫数により乗じた金額である「棚卸単価×在庫」と、その構成比率である「在庫金額構成%」とを示している。推奨在庫一覧表62は、全ジャンルの出版物の推奨在庫数に関する集計結果を示した表である。具体的には、推奨在庫一覧表62は、適正在庫(Green)、注意在庫(Yellow)、過剰在庫(Red)の在庫状態の区分ごとに、「推奨在庫数」と、当該推奨在庫数を棚卸単価で乗じた金額である「棚卸単価×推奨在庫数」と、「推奨在庫差分」と、実際の在庫数に対する推奨在庫差分の割合である「在庫数差分%」と、棚卸単価を推奨在庫差分により乗じた金額である「棚卸単価×推奨在庫差分」と、「棚卸単価×在庫」に対する「棚卸単価×推奨在庫差分」の割合である「在庫金額差分%」とを示している。
詳細在庫状態一覧表63は、在庫状態の区分(適正在庫、注意在庫、過剰在庫)に加えて、実売数の正負(実売数(+)、実売数(−))ごとに出版物を分類し、分類されたカテゴリ毎に在庫状態一覧表61と同一項目に関する数値を示した表である。ここで、実売数(−)(即ち実売数が0未満)の場合、適正在庫(Green)に該当する出版物は存在しないため、適正在庫に関する各項目の数値が0となっている。また、詳細推奨在庫一覧表64は、在庫状態の区分(適正在庫、注意在庫、過剰在庫)に加えて、実売数の正負(実売数(+)、実売数(−))ごとに分類した出版物のカテゴリごとに、推奨在庫一覧表62と同一項目に関する数値を示した表である。この場合においても、実売数(−)(即ち実売数が0未満)の場合、適正在庫(Green)に該当する出版物は存在しないため、適正在庫に関する各項目の数値が0となっている。また、実売数(−)の場合の推奨在庫数は、例えば、実売数が正となる在庫数であって、かつ、実売数以外の判定指標(在庫回転数と刷部数在庫比率)がそれぞれの判定閾値と比較した場合にいずれも適正在庫とみなされる在庫数の最大値に設定される。
このように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づき集計表示画面を表示することで、出版社端末2を管理する出版社が出版する全ての出版物の在庫状態及び推奨在庫数に関する集計結果を好適にユーザに把握させることができる。
(4)リスト表示画面
図10は、図6においてリスト表示ボタン39が選択された場合に表示されるリスト表示画面の表示例を示す。図10に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、リスト表示画面上に、複数の検索条件指定欄71(711〜715)と、検索実行ボタン76と、クリアボタン77と、検索結果リスト78と、区分色表示指定欄79とを表示する。
図10は、図6においてリスト表示ボタン39が選択された場合に表示されるリスト表示画面の表示例を示す。図10に示すように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信した表示情報S3に基づき、リスト表示画面上に、複数の検索条件指定欄71(711〜715)と、検索実行ボタン76と、クリアボタン77と、検索結果リスト78と、区分色表示指定欄79とを表示する。
検索条件指定欄71は、後述する検索結果リスト78に在庫状態等を表示させる出版物の検索条件を指定する欄であり、表示させる出版物の在庫状態の区分を1又は複数指定する区分指定欄711と、表示させる出版物のISBNを指定するISBN指定欄712と、表示させる出版物の発売日を指定する発売日指定欄713と、表示させる出版物のジャンルを指定するジャンル指定欄714と、表示させる出版物の書誌名を指定する書誌名指定欄715とを含んでいる。出版社端末2は、マウスやキーボードなどの入力部22を介し、これらの各指定欄711〜715へのユーザ入力を受け付ける。なお、出版社端末2は、詳細条件表示ボタン70の選択を検知した場合、各指定欄711〜715以外の詳細な検索条件を指定する指定欄をさらにリスト表示画面上に表示させる。詳細条件表示ボタン70が選択された際にさらに指定可能となる検索条件としては、例えば、実売数の正負、商品区分、棚卸単価、初版部数、推奨在庫数、推奨在庫差分などに関する種々の検索条件が含まれる。
出版社端末2は、検索実行ボタン76の選択を検知した場合、検索条件指定欄71にて指定された検索条件に関する情報をサーバ装置1へ送信する。この場合、サーバ装置1は、受信した情報に基づき、書誌DB131及び在庫DB132を参照することで、指定された検索条件に合致する出版物を特定し、特定した出版物のレコードを各データベースから抽出することで、検索結果リスト78に相当する表示情報S3を生成し、出版社端末2へ送信する。これにより、出版社端末2は、出版物ごとに書誌事項や在庫の情報が示された一覧表である検索結果リスト78をリスト表示画面上に表示する。図10の例では、区分指定欄711において在庫状態の区分「Red」が指定されていることから、検索結果リスト78には、在庫状態の区分「Red」(即ち過剰在庫)に該当する出版物の情報がリスト表示されている。また、出版社端末2は、クリアボタン77の選択を検知した場合、検索条件指定欄71に入力された内容を全て消去する。
図10の例では、検索結果リスト78には、検索条件指定欄71で指定された検索条件に合致する出版物ごとに、通し番号である「NO」と、在庫状態の区分を示す「区分」と、実売数の正負を示す「実売±」と、「集計期間」と、「書誌区分」と、「ISBN」と、「書名」と、「ジャンル」と、「推奨在庫数」と、「推奨在庫差分」とを含む各項目が設けられている。なお、検索結果リスト78の項目は、これらの項目に限られず、書誌DB131及び在庫DB132に登録された任意の登録情報、当該登録情報から算出した任意の情報(例えば刷部数在庫比率、在庫回転数)などであってもよい。
また、出版社端末2は、区分色表示指定欄79が選択状態となった場合、検索結果リスト78の各リストを、在庫状態の区分に応じて、図9の集計表示画面の在庫状態一覧表61等と同様、色分けして表示する。
このように、出版社端末2は、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づきリスト表示画面を表示することで、出版社端末2が指定した検索条件に合致する出版物の個別の情報を好適にユーザに提示することができる。
(5)閾値設定画面
図11は、判定閾値を設定するための閾値設定画面の表示例である。出版社端末2は、例えば、所定の設定画面において閾値設定画面の表示を指示する入力を検知した場合に、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づき図11の閾値設定画面を表示する。
図11は、判定閾値を設定するための閾値設定画面の表示例である。出版社端末2は、例えば、所定の設定画面において閾値設定画面の表示を指示する入力を検知した場合に、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づき図11の閾値設定画面を表示する。
図11の例では、ジャンルごとに、実売数が正(+)の場合及び負(−)の場合のそれぞれについて、判定指標となる在庫回転数及び刷部数在庫比率ごとに、判定閾値を指定する入力欄81が設けられている。ここで、入力欄81は、適正在庫(Green)と注意在庫(Yellow)との境界値となる判定閾値と、注意在庫(Yellow)と過剰在庫(Red)との境界値となる判定閾値とが指定できるように複数設けられている。各入力欄81の下には、入力欄81により指定された各判定閾値を視覚的に表すための▲バー84が設けられている。なお、在庫回転数の最も右に設けられた入力欄810は、▲バー84の表示のための在庫回転数の上限値を便宜上定めるための入力欄であり、判定閾値の設定には関連しない。
また、出版社端末2は、入力欄81への入力以外に、▲バー84のマーク「▲」をマウス操作などにより移動させる操作を受け付けることで、判定閾値の設定の入力を受け付ける。この場合、出版社端末2は、入力欄81の数値と、▲バー84のマーク「▲」の位置とが整合するように、一方の変更があった場合には他方の数値又は位置を即時に変更させる。
また、出版社端末2は、ジャンルごとに、集計期間(の長さ)を指定するための集計期間指定欄82を設けている。例えば、集計期間指定欄82は、集計期間を1、3、6、12ヶ月から選択可能なプルダウンメニューとなっている。集計期間指定欄82において指定された集計期間は、納品数、実売数などの判定指標等を算出する際の期間長として採用される。従って、集計期間が1ヶ月より長い場合には、実売数等は、対象年月選択画面において指定された対象年月を始期、終期又は中間期として含む集計期間における月平均値に設定される。
そして、出版社端末2は、登録ボタン83の選択を検知した場合、入力欄81又は▲バー84において指定された判定閾値及び集計期間指定欄82により指定されたジャンルごとの集計期間に関する設定情報をサーバ装置1へ送信する。この場合、サーバ装置1は、出版社端末2から受信した設定情報を、送信元の出版社端末2の出版社の識別情報等と関連付けて記憶部13に記憶する。
このように、図11に示す閾値設定画面によれば、出版社端末2は、ジャンルごとに、判定閾値や集計期間を指定する入力を好適に受け付け、各種表示画面の表示に反映させることができる。
(6)処理フロー
図12は、サーバ装置1による表示情報S3の生成処理の手順を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図7に示した第1グラフ表示画面の表示情報S3を生成する場合について説明する。サーバ装置1は、図12に示す処理を、第1グラフ表示画面の表示要求を出版社端末2から受信した場合に実行する。
図12は、サーバ装置1による表示情報S3の生成処理の手順を示すフローチャートである。ここでは、一例として、図7に示した第1グラフ表示画面の表示情報S3を生成する場合について説明する。サーバ装置1は、図12に示す処理を、第1グラフ表示画面の表示要求を出版社端末2から受信した場合に実行する。
まず、サーバ装置1は、対象年月等の指定条件を取得する(ステップS101)。例えば、サーバ装置1は、対象年月選択画面において指定された対象年月、及び、ジャンル指定欄43にて指定されたジャンルの情報を取得する。
次に、サーバ装置1は、ステップS101で取得した指定条件を満たす出版物を特定する(ステップS102)。この場合、サーバ装置1は、例えば、指定された対象年月に対応する在庫データが在庫DB132に登録されている出版物であって、指定されたジャンルと同じジャンルとして書誌DB131に登録されている出版物を特定する。
その後、サーバ装置1は、以後のステップS103〜S113の処理を、特定した出版物の各々に対して実行する。具体的には、まず、サーバ装置1は、実売正グラフ41又は実売負グラフ42にプロットされていない任意の出版物について、在庫DB132に登録されている納品数、返品数、在庫数、刷数の情報等を取得する(ステップS103)。そして、サーバ装置1は、ステップS103で取得したデータに基づき、判定指標である実売数、刷部数在庫比率及び在庫回転数を算出する(ステップS104)。そして、サーバ装置1は、実売数の正負に応じ、実売数以外の各判定指標(刷部数在庫比率及び在庫回転数)に対する判定閾値を取得する(ステップS105)。上述の判定閾値は、例えば、図11に示した閾値設定画面でのユーザ入力に基づき生成され、記憶部13に記憶されている。
そして、サーバ装置1は、判定指標と判定閾値とを比較することで、対象となる出版物の在庫状態の区分を判定する(ステップS106)。そして、サーバ装置1は、判定した在庫状態の区分が適正在庫(Green)である場合(ステップS107;Yes)、対象の出版物の推奨在庫数を現在の在庫数に設定する(ステップS108)。一方、サーバ装置1は、判定した在庫状態の区分が適正在庫ではない場合(ステップS107;No)、即ち注意在庫(Yellow)又は過剰在庫(Red)である場合、推奨在庫数を、適正在庫となる在庫数に設定する(ステップS109)。即ち、サーバ装置1は、実売数が正となり、かつ、在庫状態を判定する指標となる在庫回転数及び刷部数在庫比率が、それぞれ適正在庫となる判定閾値を満たすような在庫数の最大値に設定する。
次に、サーバ装置1は、対象の出版物の実売数が正であるか否か判定する(ステップS110)。そして、サーバ装置1は、対象の出版物の実売数が正である場合(ステップS110;Yes)、実売正グラフ上に、在庫状態の区分に応じた色のドットをプロットする(ステップS111)。一方、サーバ装置1は、対象の出版物の実売数が負値である場合(ステップS110;No)、実売負グラフ上に、在庫状態の区分に応じた色のドットをプロットする(ステップS112)。そして、サーバ装置1は、対象となる全ての出版物に対してステップS111又はS112でのプロットが完了したか否か判定する(ステップS113)。そして、プロットされていない出版物が存在する場合(ステップS113;No)、サーバ装置1は、ステップS103へ処理を戻す。一方、サーバ装置1は、対象となる全ての出版物に対してステップS111又はS112でのプロットが完了した場合(ステップS113;Yes)、フローチャートの処理を終了する。この場合、サーバ装置1は、図12のフローチャートに基づき生成した表示情報S3を出版社端末2に送信し、第1グラフ表示画面を出版社端末2に表示させる。ステップS108又はS109で設定した推奨在庫数の情報は、他の表示画面の表示情報S3の生成時に用いられる。
[在庫管理システムの作用効果]
実施形態の在庫管理システム100によれば、サーバ装置1は、各出版社端末2から受信する書誌データS1及び在庫データS2に基づき書誌DB131及び在庫DB132を更新し、各出版物の在庫状態の区分を、実売数、在庫回転数及び刷部数在庫比率に基づき判定する。そして、出版社端末2は、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づき、在庫状態の区分ごとに色分けしてグラフに表示したり、在庫状態の区分ごとに集計して一覧表を表示したりする。これにより、出版社端末2のユーザは、自社の各出版物の在庫の概況(傾向)等を好適に把握することができる。また、サーバ装置1は、注意在庫又は過剰在庫となる出版物について推奨在庫数を算出し、当該推奨在庫数に関する表示を行うことで、適正な在庫数の目安を好適にユーザに把握させることができる。
実施形態の在庫管理システム100によれば、サーバ装置1は、各出版社端末2から受信する書誌データS1及び在庫データS2に基づき書誌DB131及び在庫DB132を更新し、各出版物の在庫状態の区分を、実売数、在庫回転数及び刷部数在庫比率に基づき判定する。そして、出版社端末2は、サーバ装置1から受信する表示情報S3に基づき、在庫状態の区分ごとに色分けしてグラフに表示したり、在庫状態の区分ごとに集計して一覧表を表示したりする。これにより、出版社端末2のユーザは、自社の各出版物の在庫の概況(傾向)等を好適に把握することができる。また、サーバ装置1は、注意在庫又は過剰在庫となる出版物について推奨在庫数を算出し、当該推奨在庫数に関する表示を行うことで、適正な在庫数の目安を好適にユーザに把握させることができる。
[変形例]
次に、上述の実施形態に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
次に、上述の実施形態に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
図1の在庫管理システム100の構成は、一例であり、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
図1の在庫管理システム100の構成は、一例であり、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
例えば、サーバ装置1は、複数のサーバから構成されていてもよい。この場合、サーバ装置1は、例えば、書誌DB131を記憶するサーバ、在庫DB132を記憶するサーバ、及び図12のフローチャートの処理などを実行することで表示情報S3を生成するサーバ等から構成されていてもよい。この場合、表示情報S3を生成するサーバは、本発明における「在庫状態判定装置」として機能し、割り当てられた処理に必要な情報の授受を、ネットワーク2を介して他のサーバと行う。
(変形例2)
サーバ装置1は、判定指標として、実売数と在庫回転数と刷部数在庫比率を用いた。しかし、本発明が適用可能な判定指標は、これらに限定されない。例えば、サーバ装置1は、在庫回転数に代えて、返品を加味した在庫回転数に相当する実売回転数(即ち、在庫数/実売数)を、判定指標として用いてもよい。他の例では、サーバ装置1は、実売数に代えて、在庫資産額の正負に応じて判定閾値を変えたり、図7の第1グラフ表示画面において、在庫資産額が正の出版物と在庫資産額が負の出版物とで別のグラフ(即ち在庫資産額が正のグラフと在庫資産額が負のグラフ)により、各出版物の在庫状態を表示したりしてもよい。
サーバ装置1は、判定指標として、実売数と在庫回転数と刷部数在庫比率を用いた。しかし、本発明が適用可能な判定指標は、これらに限定されない。例えば、サーバ装置1は、在庫回転数に代えて、返品を加味した在庫回転数に相当する実売回転数(即ち、在庫数/実売数)を、判定指標として用いてもよい。他の例では、サーバ装置1は、実売数に代えて、在庫資産額の正負に応じて判定閾値を変えたり、図7の第1グラフ表示画面において、在庫資産額が正の出版物と在庫資産額が負の出版物とで別のグラフ(即ち在庫資産額が正のグラフと在庫資産額が負のグラフ)により、各出版物の在庫状態を表示したりしてもよい。
さらに別の例では、サーバ装置1は、在庫回転数と刷部数在庫比率の両方を用いて在庫状態の区分を判定する代わりに、在庫回転数と刷部数在庫比率の一方を用いて在庫状態の区分を判定してもよい。この場合、サーバ装置1は、実売数が正の場合及び負の場合のそれぞれの出版物について、在庫回転数又は刷部数在庫比率の一方を用いて在庫状態の区分を判定する。さらに別の例では、サーバ装置1は、実売数を用いることなく、在庫回転数と刷部数在庫比率の少なくとも一方を用いて在庫状態の区分を判定してもよい。この場合、判定閾値は、実売数の正負によらない値に設定される。このように、サーバ装置1は、判定指標として、実売数と在庫回転数と刷部数在庫比率の少なくとも1つを用いてもよい。これらの例によっても、サーバ装置1は、在庫状態の区分を好適に判定することができる。
(変形例3)
実施形態では、在庫状態は、在庫数が過剰か否かの観点に基づき、適正在庫、注意在庫、過剰在庫の3区分に分けられていたが、本発明が適用可能な在庫状態の区分けの態様はこれに限定されない。
実施形態では、在庫状態は、在庫数が過剰か否かの観点に基づき、適正在庫、注意在庫、過剰在庫の3区分に分けられていたが、本発明が適用可能な在庫状態の区分けの態様はこれに限定されない。
例えば、これに加えて、在庫数が過小か否かの観点に基づき、在庫状態が区分けされていてもよい。この場合、在庫状態は、例えば、過小在庫、過小注意在庫、適正在庫、過剰注意在庫、過剰在庫に分けられ、サーバ装置1は、それぞれの在庫状態を判定するための判定閾値を設定することで、算出した各判定指標から各出版物の在庫状態を判定する。他の例では、在庫状態は、過小在庫、適正在庫、過剰在庫の3区分に分けられてもよい。
(変形例4)
サーバ装置1は、表示情報S3を生成する代わりに、又はこれに加えて、指定された出版物の在庫状態に関する情報(例えば図10の検索結果リスト78の情報)を所定のファイル形式により出力してもよい。この場合、サーバ装置1は、生成したファイルを記憶部13に記憶してもよく、出版社端末2へ送信してもよい。
サーバ装置1は、表示情報S3を生成する代わりに、又はこれに加えて、指定された出版物の在庫状態に関する情報(例えば図10の検索結果リスト78の情報)を所定のファイル形式により出力してもよい。この場合、サーバ装置1は、生成したファイルを記憶部13に記憶してもよく、出版社端末2へ送信してもよい。
(変形例5)
サーバ装置1は、第1グラフ表示画面の実売正グラフ41及び実売負グラフ42の縦軸及び横軸を、在庫回転数と刷部数在庫比率以外の指標に設定してもよい。この場合、例えば、サーバ装置1は、実売正グラフ41及び実売負グラフ42の縦軸及び横軸を、ユーザ入力に基づき指定された指標に設定してもよい。
サーバ装置1は、第1グラフ表示画面の実売正グラフ41及び実売負グラフ42の縦軸及び横軸を、在庫回転数と刷部数在庫比率以外の指標に設定してもよい。この場合、例えば、サーバ装置1は、実売正グラフ41及び実売負グラフ42の縦軸及び横軸を、ユーザ入力に基づき指定された指標に設定してもよい。
(変形例6)
在庫管理システム100は、出版物に限らず、返品条件付きの販売委託契約等に基づき製造元や販売元に対して返品が発生する任意の商品を対象として、在庫状態の判定処理や当該在庫状態を示した表示処理などを行ってもよい。
在庫管理システム100は、出版物に限らず、返品条件付きの販売委託契約等に基づき製造元や販売元に対して返品が発生する任意の商品を対象として、在庫状態の判定処理や当該在庫状態を示した表示処理などを行ってもよい。
1…サーバ装置
2…出版社端末
3…ネットワーク
100…在庫管理システム
2…出版社端末
3…ネットワーク
100…在庫管理システム
Claims (16)
- 商品の返品数を含む、商品ごとの在庫データを取得する取得部と、
前記在庫データに基づき、指定された商品の在庫状態を判定する判定部と、
前記判定部が判定した前記在庫状態に関する情報を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする在庫状態判定装置。 - 前記在庫データには、商品ごとの納品数がさらに含まれ、
前記判定部は、前記在庫データから算出した前記商品の実売数に基づき、当該商品の在庫状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の在庫状態判定装置。 - 前記在庫データには、商品ごとの在庫数及び生産数がさらに含まれ、
前記判定部は、前記在庫データから算出した在庫回転数及び在庫率の少なくとも一方に基づき、前記在庫状態を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の在庫状態判定装置。 - 前記判定部は、前記在庫回転数及び前記在庫率の少なくとも一方に対し、実売数に応じた閾値を設定することで、前記在庫状態を判定することを特徴とする請求項3に記載の在庫状態判定装置。
- 前記判定部は、前記在庫データから算出される実売回転数又は在庫資産額に基づき、前記在庫状態を判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の在庫状態判定装置。
- 前記判定部は、前記在庫状態が適正と判定される条件に基づき、前記商品ごとに推奨される推奨在庫数を算出し、
前記出力部は、前記推奨在庫数に関する情報を出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の在庫状態判定装置。 - 前記判定部は、在庫が過剰であるか否かの判定基準に基づき分けられた前記在庫状態の区分を前記商品ごとに判定し、
前記出力部は、前記区分に関する情報を出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の在庫状態判定装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の在庫状態判定装置と、表示部を備える表示装置とを有する表示システムであって、
前記在庫状態判定装置の出力部は、商品の在庫状態に関する表示情報を前記表示装置へ送信し、
前記表示装置は、
前記表示情報を前記在庫状態判定装置から受信する受信部と、
前記表示情報に基づき前記表示部の表示を制御する表示制御部と、
を有することを特徴とする表示システム。 - 前記表示制御部は、前記在庫状態に基づき色分けしたグラフ又は表を、前記表示情報に基づき前記表示部に表示させることを特徴とする請求項8に記載の表示システム。
- 前記表示制御部は、実売数に基づき分類された商品のそれぞれの在庫状態を示すグラフ又は表を、前記表示情報に基づき前記表示部に表示させることを特徴とする請求項8または9に記載の表示システム。
- 前記表示装置は、検索条件を前記在庫状態判定装置に送信する送信手段を有し、
前記出力部は、前記送信手段から受信した検索条件に合致する商品の在庫状態に関する表示情報を、前記表示装置に送信し、
前記表示制御部は、前記表示情報に基づき、前記検索条件に合致した商品の在庫に関する情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の表示システム。 - 前記表示装置は、商品のジャンルごとの在庫状態に関する判定条件を前記在庫状態判定装置に送信する送信手段を有し、
前記判定部は、前記判定条件と前記商品のジャンルに関する情報とに基づき、前記在庫状態を判定することを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の表示システム。 - 前記表示装置は、判定対象となる在庫状態の対象期間を指定する情報を前記在庫状態判定装置に送信する送信手段を有し、
前記判定部は、前記対象期間における商品の在庫状態を判定することを特徴とする請求項8〜12のいずれか一項に記載の表示システム。 - 商品の在庫状態に関する情報を出力する在庫状態判定装置と、表示部を備える表示装置とを有する表示システムであって、
前記在庫状態判定装置は、
商品の返品数を含む、商品ごとの在庫データを取得する取得部と、
前記在庫データに基づき、指定されたジャンルに属する商品の在庫状態を判定する判定部と、
前記判定部が判定した前記在庫状態に関する表示情報を前記表示装置へ送信する出力部と、
を備え、
前記表示装置は、
前記表示情報を前記在庫状態判定装置から受信する受信部と、
前記表示情報に基づき前記表示部の表示を制御する表示制御部と、
を有することを特徴とする表示システム。 - 在庫状態判定装置が実行する制御方法であって、
商品の返品数を含む、商品ごとの在庫データを取得する取得工程と、
前記在庫データに基づき、指定された商品の在庫状態を判定する判定工程と、
前記判定工程において判定された前記在庫状態に関する情報を出力する出力工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の在庫状態判定装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017217334A JP2019087203A (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 在庫状態判定装置、表示システム、制御方法及びプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2017217334A Pending JP2019087203A (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 在庫状態判定装置、表示システム、制御方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2019087203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021033352A (ja) * | 2019-08-14 | 2021-03-01 | 株式会社オークファン | 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム |
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2017
- 2017-11-10 JP JP2017217334A patent/JP2019087203A/ja active Pending
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