JP2019084327A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】足元のクリアランスの拡大及びCアームの水平回転に関する可動範囲の拡大を、Cアームの円弧回転(スライド回転)による水平姿勢の確保と共に実現すること。【解決手段】実施形態に係るX線診断装置は、X線管ユニットと、X線検出器ユニットと、Cアームと、架台部とを具備する。X線管ユニットは、X線を発生する。X線検出器ユニットは、前記X線を検出する。Cアームは、前記X線管ユニットと前記X線検出器ユニットとを支持する。架台部は、前記Cアームを回転自在及び移動自在に支持する。そして、前記X線管ユニットは前記Cアームの一端側の先端部に取り付けられ、前記X線検出器ユニットは前記Cアームの他端側の円弧内側に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線診断装置に関する。
従来、Cアーム形のX線診断装置は、主に消化器系の診断や循環器系の診断、術式に幅広く利用されている。図12に示すように、このようなX線診断装置においては、Cアーム201にX線管ユニット220及びX線検出器ユニット231が互いに対向する位置に搭載される。X線管ユニット220はX線管222とX線絞り223から構成され、Cアーム201の円弧内側に搭載される。X線検出器ユニット231はX線検出器232とそれを支持する移動機構233とから構成され、Cアーム201の先端に取り付けられる。
床置型の架台部のスタンド部200に支持されたCアーム201は、天板203の長軸(Y軸)の方向に移動可能である(L1)。Cアーム201は、天板203の短軸に平行な回転軸(X軸)回りに回転可能である(R1)。またCアーム201は、Cアーム201の円弧方向に沿ってスライド可能であり、それによりY軸回りに回転可能である(R2)。それら可動要素を任意に組み合わせることにより様々な姿勢で透視・撮影が可能である。また図13に示すようにX線検出器232は移動機構233により撮影中心線(C)に沿って移動可能に支持される。X線検出器232は、X線管222に対して接近/離反することができる(L2)。X線検出器232の移動により、X線管222とX線検出器232との間の距離(SID:Source Image Distance)が変更される。なお、“IC”は撮影中心線(C)、水平回転軸(X軸)、スライド回転軸(Y軸)が交差するアイソセンタである。アイソセンタICは、回転(R1,R2)に関わらず変動しない。
このCアーム形のX線診断装置を術式に適用する場合、Cアーム形のX線診断装置はX線管222が下側、X線検出器232が上側に位置するいわゆるPAモードに設定されることが多い。X線管ユニット220がCアーム201の円弧内側に搭載される構造のため必然的にCアーム201の先端とX線管ユニット220は天板203に対して手前側に張り出すことになる。そのため医師や技師等の術者Sの足元のクリアランスは狭くなってしまう(図5(b)参照)。またX線管ユニット220がCアーム201の円弧内側に搭載されるため、X線管ユニット220は天板203に接近し、それら間隙は狭くなる。Cアーム201の回転はX線管ユニット220が天板203に衝突する直前で限界を迎える。X線管ユニット220と天板203との狭い間隙により、Cアーム201の水平回転軸(X軸)回りの可動範囲が必然的に狭くなってしまう(図4(b)参照)。臨床現場からは足元のクリアランスの拡大及びCアーム201の水平回転に関する可動範囲の拡大が要望されている。
ところでCアーム201のスライド回転はその円弧の範囲で可能である。X線管ユニット220をCアーム201の円弧内側に搭載しているので、Cアーム201のスライド回転は順方向にX線管ユニット220が水平回転軸(X軸)上に位置する角度まで可能である。それによりX線管ユニット220とX線検出器ユニット231とが水平回転軸(X軸)上で対峙するいわゆる水平姿勢(90°姿勢)をとることが可能となっている。被検体を真横から透視・撮影する水平姿勢は必須である。
特開2010−167263号公報 特開2015−204949号公報
本発明が解決しようとする課題は、足元のクリアランスの拡大及びCアームの水平回転に関する可動範囲の拡大を、Cアームの円弧回転(スライド回転)による水平姿勢の確保と共に実現することである。
実施形態に係るX線診断装置は、X線管ユニットと、X線検出器ユニットと、Cアームと、架台部とを具備する。X線管ユニットは、X線を発生する。X線検出器ユニットは、前記X線を検出する。Cアームは、前記X線管ユニットと前記X線検出器ユニットとを支持する。架台部は、前記Cアームを回転自在及び移動自在に支持する。そして、前記X線管ユニットは前記Cアームの一端側の先端部に取り付けられ、前記X線検出器ユニットは前記Cアームの他端側の円弧内側に取り付けられる。
図1は、本実施形態に係るX線診断装置の全体構成を示す斜視図である。 図2は、図1のX線管ユニットとCアームとの接続状態を示す部分的拡大図である。 図3は、図1のX線管ユニットと天板との間隔を従来例と比較して示す正面図である。 図4は、図1のCアームの水平回転の可動限界を従来例と比較して示す正面図である。 図5は、図1のX線診断装置による足元のクリアランスを従来例と比較して示す側面図である。 図6は、図1のアームホルダのCアームに対する相対位置を示す部分的側面図である。 図7は、図6のアームホルダのCアームに対する相対位置により実現されるCアームの姿勢変化を示す部分的側面図である。 図8は、図1のX線検出器ユニットの伸縮機構を示す斜視図である。 図9は、図8の伸縮機構の伸縮動作を示す側面図である。 図10は、図8に示すX線検出器ユニットの伸縮機構の変形例を示す斜視図である。 図11は、図8に示すX線検出器ユニットの伸縮機構内の駆動機構の変形例を示す斜視図である。 図12は、従来のX線診断装置の全体構成を示す斜視図である。 図13は、図12のX線検出器の移動機構を示す側面図である。
本実施形態に係るX線診断装置は、X線を発生するX線管ユニットと、X線を検出するX線検出器ユニットと、X線管ユニットとX線検出器ユニットとを支持するCアームと、Cアームを回転自在及び移動自在に支持する架台部とを具備する。X線管ユニットはCアームの一端側の先端部に取り付けられる。X線検出器ユニットはCアームの他端側の円弧内側に取り付けられる。
X線管ユニットは、X線管と、X線絞りと、X線管及びX線絞りを搭載するフレームとを有する。フレームはその側面がCアームの先端部に接続される。
架台部は、床面上に設置されるスタンド部と、スタンド部に支持されるスライドレールと、スライドレールに滑動自在に支持されるスライダと、スライダに水平回転軸を中心に回転自在に支持されるとともにCアームをスライド回転軸を中心にその円弧方向に滑動するように支持するアームホルダとを有する。アームホルダは水平回転軸からX線検出器ユニットに近い側にずれた位置でCアームを支持する。
X線管ユニットとX線検出器ユニットとがスライド回転軸と水平回転軸とに直交する垂直軸上に位置する垂直姿勢からCアームの円弧方向に沿った移動によりX線管ユニットとX線検出器ユニットとが水平回転軸上に位置する水平姿勢まで変位可能である。
X線管ユニットとX線検出器ユニットとが垂直姿勢からCアームの水平回転軸回りに45度又は近傍角に回転した傾斜姿勢まで変位可能である。
X線検出器ユニットは、X線検出器と、X線検出器を支持するものであって、X線検出器の検出面に直交する方向に伸縮する伸縮機構とを有する。
伸縮機構は、2段で伸縮する。
伸縮機構は、平板状のベースフレームに平板状の第1フレームが移動自在に係合され、第1フレームに平板状の第2フレームが移動自在に係合されてなる。フラットパネル型デテクタであるX線検出器は第2フレームに垂直に取り付けられる。
伸縮機構は、ベースフレームに対して第1フレームを移動するためのラックアンドピニオン機構と、ベースフレームに対する第1フレームの移動に第1フレームに対する第2フレームの移動を連動させるチェーン直動機構とを有する。
ベースフレームはその面方向がCアームの円弧方向に対して直交する向きでCアームの円弧内側に取り付けられる。
ベースフレームはその面方向がCアームの円弧方向に対して平行になる向きでCアームの円弧内側に取り付けられる。
本実施形態によれば、X線管側のCアームを短くしてX線管ユニットをCアームの円弧内側ではなく、Cアームの先端に取り付けているので、X線管ユニットの手前側への張り出しを抑えることができる。それにより天板上に載置された被検体にアプローチする医師や技師等の術者の足元のクリアランスを拡大することができる。それとともにX線管ユニットを天板から離すことができるので、Cアームの水平回転に関する可動限界を拡大することができる。
また本実施形態によれば、アームホルダは水平回転軸からX線検出器ユニットに近い側にずれた位置でCアームを支持するので、X線管ユニットが水平回転軸上に位置するまでCアームが円弧方向に回転することができる。それによりX線管ユニットとX線検出器ユニットとが水平回転軸上に位置する水平姿勢をとることが可能となる。
以下、図面を参照しながらX線診断装置の実施形態を説明する。以下の実施形態は、特に内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)関連術式や虚血性心疾患等の循環器系術式等に適用されるCアーム形のX線診断装置に関する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係るX線診断装置の外観図である。本実施形態に係るX線診断装置は、Cアーム101を回転自在及び移動自在に支持する架台部100を有する。架台部100は、床面上に設置されるスタンド部102を有する。スタンド部102にはスライドレール106が支持される。スライドレール106にはスライダ104が滑動自在に支持される。スライダ104にはアームホルダ105が水平回転軸(X軸)を中心に回転自在に枢支され、半円弧形状のCアーム101がその円弧方向に滑動自在に支持される。それによりCアーム101はX軸に直交するスライド回転軸(Y軸)回りに回転自在である。なおCアーム101のX軸回りの回転は水平回転R1と称され、Cアーム101のY軸回りの回転はスライド回転R2と称される。
Cアーム101はその両端に分離してX線を発生するX線管ユニット20とX線を検出するX線検出器ユニット31とを支持する。X線検出器ユニット31はX線管ユニット20に対して対峙する。X線検出器ユニット31とX線管ユニット20との間には天板103がスタンド部102から手前側に延設されるサイドフレーム108に支持される。なお、ICはX線管ユニット20の中心とX線検出器ユニット31の中心とを結ぶ撮影中心線Cと、水平回転軸(X軸)と、スライド回転軸(Y軸)とが交差するアイソセンタである。アイソセンタICはCアーム101の水平回転R1とスライド回転R2に関わらず不動である。X軸は天板103の短軸に平行であり、Cアーム101の水平回転R1により被検体の頭尾方向に傾斜した撮影姿勢をとる事が可能である。Y軸は天板103の長軸に平行であり、Cアーム101のスライド回転R2により被検体の左右方向に傾斜した撮影姿勢をとる事が可能である。なお、Cアーム101が垂直姿勢にあるとき、撮影中心線CはZ軸に一致する。
図2に示すようにX線管ユニット20は、略箱形状のフレーム25を有する。フレーム25上にはX線管22が設置される。X線管22にはそのX線放射窓側にX線絞り23が設置される。フレーム25及びX線管22は点線で示すハウジング26に覆われる。同様にX線絞り23も点線で示すハウジング27に覆われる。
X線検出器ユニット31は、Cアーム101の円弧内側に取り付けられる。それに対して、X線管ユニット20は、Cアーム101の円弧内側ではなく、Cアーム101の先端に取り付けられる。より具体的には、X線管ユニット20のフレーム25の側面29がCアーム101の先端部28にネジ等により接合される。それによりX線管ユニット20のフレーム25はCアーム101にその円弧方向に沿って連結される。
X線管ユニット20をCアーム101の先端に取り付けることにより、X線管ユニット20の上面と天板103の下面との間隙が拡大される。本実施形態では、図3(a)に示すX線管ユニット20の上面と天板103の下面との間の距離D1を、図3(b)に示すX線管ユニット220をCアーム201の円弧内側に搭載した従来構造におけるX線管ユニット220の上面と天板203の下面との間の距離D0よりも、少なくともCアーム201の厚さだけ拡大する事が可能になる。
このようにX線管ユニット20の上面と天板103の下面との間隙が拡大されるので、Cアーム101の水平回転に関する可動限界を拡大することができる。つまり、図4(a)に点線円で示すように、Cアーム101の水平回転は、X線管ユニット20の上面が天板103の下面に衝突する直前の角度を限界とされる。本実施形態では、Cアーム101の水平回転は、例えば45°の角度を可動限界とする。この可動限界は正負両方にほぼ同一である。一方、従来では、図4(b)に示すように、X線管ユニット220の上面と天板203の下面との間隙が本実施形態のそれより狭いので、Cアーム201の水平回転の可動限界は、本実施形態より狭く例えば41.5°になる。
またX線管ユニット20をCアーム101の先端に取り付けることにより、図5(a)に示すように、天板103に対するX線管ユニット20の手前側への張り出しを抑えることができる。それにより天板103上に載置された被検体にアプローチする医師や技師等の術者Sの足元のクリアランスを、X線管ユニット20の張り出しを抑えた分だけ拡大することができる。比較例として図5(b)に、X線管ユニット220をCアーム201の円弧内側に搭載した従来構造におけるX線管ユニット220の手前側への張り出しを示している。X線管ユニット220をCアーム201の円弧内側に搭載するその構造上、Cアーム201はX線管ユニット220の90°をまわす必要があるため手前側へ大きく張り出す。その張り出し量は、本実施形態のようにX線管ユニット20をCアーム101の先端に取り付けた場合のそれよりも当然に大きくなる。従って従来構造の場合、術者の足元のクリアランスは、本実施形態のそれよりも小さくなる。
次に図6(a)、図6(b)に示すように、Cアーム101は従来と同等のほぼ180度分の円弧形状を備え、Cアーム101をアームホルダ105は水平回転軸(X軸)からX線検出器ユニット31に近い側にずれた位置で支持する。このずれ角は、アイソセンタICを中心としたX線管ユニット20をカバーする扇形の角度にほぼ等価である。アームホルダ105は一対のガイドサポート111,112でCアーム101のガイドレール114を両側から保持する。Cアーム101のスライドとして、例えばCアーム101の外周に沿って刻まれたリニアギア(図示しない)をスプロケット(送り歯車)113で駆動することにより行なわれる。なお、アームホルダ105の下側は水平回転軸(X軸)に達するまで伸張されており、この下側のアンダーブロック115がスライダ104に回転自在に係合され、Cアーム101の水平回転軸(X軸)回りの水平回転が確保されている。
ここでCアーム101のスライド回転の可動範囲はCアーム101の円弧の範囲であり、つまりスライド回転の可動範囲は従来同様に略135°である。本実施形態では、Cアーム101の先端にX線管ユニット20が取り付けられており、Cアーム101がX線管ユニット20の下側まで到達していないので、Cアーム101はX線管ユニット20がアームホルダ105に重なる位置までスライド回転することはできない。従来と同様に、アームホルダ105が水平回転軸(X軸)に交差する位置でCアーム101を支持していると仮定すると、X線管ユニット20とX線検出器ユニット31が水平回転軸(X軸)上で対峙する水平姿勢(90°姿勢)を取ることはできない。しかし、本実施形態では、アームホルダ105が水平回転軸(X軸)からX線検出器ユニット31に近い側に、X線管ユニット20をカバーする扇形の角度分をずらされているため、図7に示すようにCアーム101はX線管ユニット20が水平回転軸(X軸)上に位置する角度まで回転する事ができる。それによりX線管ユニット20とX線検出器ユニット31とが水平回転軸(X軸)上で対峙する水平姿勢(90°姿勢)を取ることが可能になる。さらに本実施形態では、X線検出器ユニット31はCアーム101の円弧内側に搭載されているので、X線検出器ユニット31がアームホルダ105にオーバーラップするまでCアーム101を逆方向にスライド回転させることができ、45°姿勢を取ることも可能になる。
ここでX線検出器ユニット31がCアーム101の円弧内側に搭載されているため、X線検出器ユニット31と天板103との間の間隙は、X線検出器ユニット231がCアーム201の先端に取り付けられている従来構造よりも当然にして狭い。そのスペース上の制約の中で、X線管22とX線検出器32との間の距離(SID:Source Image Distance)の調整範囲を従来同等のレンジに確保するために、X線検出器32を従来のような移動機構ではなく、X線検出器32の検出面に直交する方向に伸縮する伸縮機構52により支持するものである。伸縮機構52は、収縮したとき全高を抑えつつ、できるだけ長い伸縮距離により広いレンジのSID調整範囲を確保するために、複数段、ここでは2段で伸縮する構造を備える。
図8(a)、図8(b)に示すように伸縮機構52は、Cアーム101に固定される平板状のベースフレーム33には、それとほぼ同じ長さの平板状の中間フレーム(第1フレーム)34が一対のガイドレール39により移動自在に係合される。ガイドレール39は中間フレーム34に固定されていてもよいし、ベースフレーム33に固定されていてもよい。中間フレーム34には、それとほぼ同じ長さの平板状のエンドフレーム(第2フレーム)35がガイドレール51により移動自在に係合される。中間フレーム34及びエンドフレーム35とベースフレーム33とほぼ同じ長さで構成することにより、より長い伸縮距離を確保しながら、図8(d)、図8(e)、図9に示すようにベースフレーム33に中間フレーム34及びエンドフレーム35を完全に重ねることにより最大収縮時の高さを最大限抑える事ができる。また、上記間隙をできるだけ拡大するためにX線検出器32にはフラットパネル型デテクタ(FPDと略称される)が採用され、第2フレームに垂直に取り付けられる。
図8(c)に示すように中間フレーム34にはラック38が設置される。ラック38のリニアギア50にはピニオンギア45が噛合わされる。ピニオンギア45はベースフレーム33に設置されたモータ61の回転速度を減じる減速機62の出力軸44に接続される。なお、減速機62の出力軸44にはドライブギア40が接続される。ドライブギア40にはギア37,41を介してロータリーエンコーダの回転軸に接続される。ロータリーエンコーダによりベースフレーム33に対する中間フレーム34の送り出し距離が検出される。
中間フレーム34にはその上下に分離して一対のフリープーリー43が枢支される。一対のフリープーリー43の間にチェーン42が掛け渡される。チェーン42はラック38と平行である。チェーン42のベースフレーム33側の一部はステータブロック53を介してベースフレーム33に固定される。ステータブロック53と反対側のチェーン42の一部はステータブロック54を介してエンドフレーム35に固定される。ピニオンギア45の駆動によりベースフレーム33に対して中間フレーム34が上下に移動すると、その上下移動に追従してチェーン42が回転する。チェーン42が回転すると、その回転に追従して中間フレーム34に対してエンドフレーム35が移動する。中間フレーム34に対してエンドフレーム35が移動する方向は、ベースフレーム33に対して中間フレーム34が移動する方向と同じである。また中間フレーム34に対するエンドフレーム35の移動距離は、ベースフレーム33に対する中間フレーム34の移動距離と同じである。すなわち、ベースフレーム33に対する中間フレーム34の移動に、中間フレーム34に対するエンドフレーム35の移動が連動する。この連動を実現する構造としては、ラックピニオン機構とチェーン直動機構との組み合わせが簡易さ及び小型化の観点から好ましい。
伸縮機構52のベースフレーム33はその面方向がCアーム101の円弧方向に対して直交する向きでCアーム101の円弧内側に取り付けられている。しかし、これに限定されること無く、図10に示すようにベースフレーム33はその面方向がCアーム101の円弧方向に対して平行になる向きにCアーム101の円弧内側に取り付けるようにしてもよい。この場合、多くの状況でCアーム101の正面に立つ術者は、伸縮機構52の厚みを視認する。ベースフレーム33をCアーム101の円弧方向に対して直交する向きにCアーム101に取り付けた場合、術者は伸縮機構52の幅を視認する。伸縮機構52の厚みは、その幅よりも短いので、術者が伸縮機構52から受ける圧迫感は、ベースフレーム33をその面方向がCアーム101の円弧方向に対して平行になる向きにCアーム101に取り付けることにより軽減され得る。
上述の通り、ベースフレーム33に対する中間フレーム34の移動に、中間フレーム34に対するエンドフレーム35の移動を連動させる構造としては、ラックピニオン機構とチェーン直動機構との組み合わせに限定されることはなく、リードスクリュー機構により実現するものであってもよい。図11にリードスクリュー機構の構成例を示している。中間フレーム34上にドライブギア65を配置する。例えば、ドライブギア65の中心は多角形に開口され、その開口部分に多角柱形状のドライブシャフト64が僅かなクリアランスをもって差し込まれている。ドライブギア65はドライブシャフト64に対して移動自在である。ベースフレーム33上の減速機構62の出力軸63にドライブシャフト64が接続されている。ドライブシャフト64の他端は中間フレーム34上に枢支される。ドライブギア65はドライブシャフト64に沿って自在に移動可能でありながら、ドライブシャフト64からトルクを伝達され得る。
ドライブギア65には同じギア数の一対のドリブンギア66,68が噛合わされる。ドリブンギア66はその中央が開口され、その内周にはネジ溝が切られている。ドリブンギア66の開口にはスクリューシャフト(ねじ軸)67が螺合され、スクリューシャフト67の一端70はベースフレーム33に固定され、他端69は中間フレーム34に固定される。ドリブンギア66はスクリューシャフト67に対してナットを構成し、ドリブンギア66が回転すると、それにともなってスクリューシャフト67がドリブンギア66に対して移動する。
同様にドリブンギア68はその中央が開口され、その内周にはネジ溝が切られている。ドリブンギア68の開口にはスクリューシャフト(ねじ軸)71が螺合され、スクリューシャフト71の一端72は中間フレーム34に固定され、他端73はエンドフレーム35に固定される。ドリブンギア68はスクリューシャフト71に対してナットを構成し、ドリブンギア68が回転すると、それにともなってスクリューシャフト71がドリブンギア68に対して移動する。
この構造によっても、伸縮機構52を簡易化し、小型化することができる。
以上のように本実施形態によれば、足元のクリアランスの拡大及びCアームの水平回転に関する可動範囲の拡大を、Cアームの円弧回転(スライド回転)に関する可動範囲の確保、つまりX線管ユニットとX線検出器ユニットが共に水平回転軸上に位置する水平姿勢(90°姿勢)の確保と共に実現することができる。また2段階の伸縮機構の採用により、より長い伸縮距離を確保して、SIDの調整範囲を実現しながら、伸縮機構の最大収縮時の高さを最大限抑える事ができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
20 X線管ユニット
31 X線検出器ユニット
100 架台部
101 Cアーム

Claims (11)

  1. X線を発生するX線管ユニットと、
    前記X線を検出するX線検出器ユニットと、
    前記X線管ユニットと前記X線検出器ユニットとを支持するCアームと、
    前記Cアームを回転自在及び移動自在に支持する架台部とを具備し、
    前記X線管ユニットは前記Cアームの一端側の先端部に取り付けられ、
    前記X線検出器ユニットは前記Cアームの他端側の円弧内側に取り付けられる、X線診断装置。
  2. 前記X線管ユニットは、X線管と、X線絞りと、前記X線管及び前記X線絞りを搭載するフレームとを有し、
    前記フレームはその側面が前記Cアームの先端部に接続される、請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記架台部は、床面上に設置されるスタンド部と、前記スタンド部に支持されるスライドレールと、前記スライドレールに滑動自在に支持されるスライダと、前記スライダに水平回転軸を中心に回転自在に支持されるとともに前記Cアームをスライド回転軸を中心にその円弧方向に滑動するように支持するアームホルダとを有し、
    前記アームホルダは前記水平回転軸から前記X線検出器ユニットに近い側にずれた位置で前記Cアームを支持する、請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記X線検出器ユニットは、X線検出器と、前記X線検出器を支持するものであって、前記X線検出器の検出面に直交する方向に伸縮する伸縮機構とを有する、請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記X線管ユニットと前記X線検出器ユニットとが前記スライド回転軸と前記水平回転軸とに直交する垂直軸上に位置する垂直姿勢から前記Cアームの円弧方向に沿った移動により前記X線管ユニットと前記X線検出器ユニットとが前記水平回転軸上に位置する水平姿勢まで変位可能である、請求項3記載のX線診断装置。
  6. 前記伸縮機構は、複数段で伸縮する、請求項4記載のX線診断装置。
  7. 前記X線管ユニットと前記X線検出器ユニットとが前記垂直姿勢から前記Cアームの前記水平回転軸回りに45度又はその近傍角に回転した傾斜姿勢まで変位可能である、請求項5記載のX線診断装置。
  8. 前記伸縮機構は、平板状のベースフレームに平板状の第1フレームが移動自在に係合され、前記第1フレームに平板状の第2フレームが移動自在に係合されてなり、
    前記X線検出器はフラットパネル型デテクタであり、前記第2フレームに垂直に取り付けられる、請求項6記載のX線診断装置。
  9. 前記伸縮機構は、前記ベースフレームに対して前記第1フレームを移動するためのラックアンドピニオン機構と、前記ベースフレームに対する前記第1フレームの移動に前記第1フレームに対する前記第2フレームの移動を連動させるチェーン直動機構とを有する、請求項8記載のX線診断装置。
  10. 前記ベースフレームはその面方向が前記Cアームの円弧方向に対して直交する向きで前記Cアームの円弧内側に取り付けられる、請求項8記載のX線診断装置。
  11. 前記ベースフレームはその面方向が前記Cアームの円弧方向に対して平行になる向きで前記Cアームの円弧内側に取り付けられる、請求項8記載のX線診断装置。
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