JP2019084297A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ボーナス状態において、第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態で当該第1ボーナス状態を終了させることにより、遊技者に有利な状態に移行可能となるよう構成された遊技機にあって、第1ボーナス状態の規定終了数を増加させることなく、従来構成に比べて確実に、第1ボーナス状態から遊技者に有利な状態に移行させる。【解決手段】役抽選で、払出数の多い第1小役と、払出数の少ない第2小役に同時当選した場合に、通常状態では、第1小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで第2小役には入賞させず、第2ボーナス役に当選可能なボーナス一般状態では、第2小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで第1小役には入賞させないよう構成する。【選択図】図14

Description

本発明は、遊技用価値を投入し、スタートスイッチの操作を契機に図柄を変動表示させた後に、ストップスイッチの操作によって図柄を停止させるゲームを繰返し実行する遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機では、遊技用価値を投入し、スタートスイッチの操作を契機に図柄を変動表示させた後に、ストップスイッチの操作によって図柄を停止させるゲームを繰返し実行する。ここで、こうした遊技機では、図柄の停止表示態様によって規定される複数種類の役が設けられており、役に係る停止表示態様で図柄が表示された場合は、当該役の入賞となって、当該役に応じた処理が実行される。一般的に、役は、遊技用価値が払い出される小役と、次ゲームを無償で実行可能となる再遊技役と、ボーナス役とに大別される。各役は、スタートスイッチの操作時に実行される役抽選で当選しなければ入賞させることができない。すなわち、役抽選で当選していない役については、ストップスイッチの操作手順(操作タイミングや操作順序)に関わらず、当該役に係る図柄の停止表示態様を表示させないよう制御される。
役抽選でボーナス役に当選し、当該ボーナス役に入賞すると、役抽選役抽選での小役当選確率が通常よりも高くなるボーナス状態が開始される。一般的に、小役の当選状態は、役の入賞・非入賞に関わらず当該ゲームで終了するが、ボーナス役の当選状態は、当該ゲームでボーナス役に入賞させなくても、次ゲーム以降に持ち越される。多くの場合、ボーナス状態は、規定終了数の遊技用価値が払い出されるまで継続する。
ここで、第1ボーナス役(BB)の入賞によって移行した第1ボーナス状態において、第2ボーナス役(RB)の当選状態を持ち越した状態で第1ボーナス状態を終了させることにより、遊技者に有利な有利状態(高RT)に移行可能となる構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2010−240016号公報
上記特許文献1の構成では、第1ボーナス役の入賞による主な利益は、第1ボーナス状態後の有利状態において遊技者に付与され、第1ボーナス状態は、有利状態へ移行するための移行状態として扱われる。しかしながら、第1ボーナス状態において、第2ボーナス役を抽選する際には、通常時と同様に小役に当選して、入賞することがあるため、第2ボーナス役に当選する前に、小役に入賞することで払出数が規定終了数に達して、第1ボーナス状態が終了してしまう場合がある。この場合、遊技者は、第1ボーナス役の入賞によって獲得し得る利益を失う結果となるため、遊技者に大きな不満を抱かせることとなり、興趣の低下の要因となっている。
かかる問題に対して、上記特許文献1では、第2ボーナス役の当選状態を持ち越していない状態で第1ボーナス状態が終了した場合にも、一定の有利な状態に移行させるようにしているが、当該状態が有利状態よりも不利である場合には、遊技者の不満を解消できず、また、当該状態を過度に有利にしてしまうと、当選した第2ボーナス役を敢えて入賞させずに持ち越すことで第1ボーナス状態終了後に有利状態に移行するというゲーム性を保つことができない。
また、かかる問題の発生を低減するために、第1ボーナス状態の規定終了数を多くして、第2ボーナス役の抽選機会は増やすことが考えられるが、第1ボーナス状態の規定終了数を多く設定すると、第1ボーナス役の入賞から、有利状態に移行するまでの期間が長くなってしまうため、遊技が間延びしてしまう。また、第1ボーナス状態で得られる払出数が増えることで、第1ボーナス状態後の有利状態と併せて過度の有利度を遊技者に与えてしまうことになり、公正な射幸性を確保できないおそれがある。
本発明は係る現状に鑑みて為されたものであり、ここで、第1ボーナス役の入賞によって移行した第1ボーナス状態において、第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態で第1ボーナス状態を終了させることにより、遊技者に有利な状態に移行可能となるよう構成された遊技機にあって、第1ボーナス状態の規定終了数を増加させることなく、従来構成に比べて確実に、第1ボーナス状態から前記遊技者に有利な状態に移行させることが可能な構成の提供を目的とする。
本発明は、複数種類の図柄を可変表示可能な図柄表示器を備え、スタートスイッチの操作を契機として図柄表示器の図柄を変動表示させた後に、ストップスイッチの操作を契機として前記図柄表示器の図柄を停止表示させ、停止表示態様に応じた処理を行うゲームを実行する遊技機において、遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、前記図柄表示器の停止表示態様によって規定される複数種類の役に当選したか否かを決定する役抽選を実行する役抽選手段と、前記役抽選で当選した役と前記ストップスイッチの操作に応じて図柄を停止表示する制御を行う図柄制御手段と、前記図柄表示器で、前記役に係る停止表示態様が表示された場合に、当該役に入賞したと判定する入賞判定手段とを備え、前記役は、入賞時に遊技用価値を遊技者に払い出す小役と、入賞時に遊技用価値を投入することなく次ゲームを実行可能となる再遊技役と、入賞時に前記役抽選で前記小役の当選確率が通常よりも増大するボーナス状態に移行することとなるボーナス役とを含み、前記遊技状態制御手段は、前記役抽選で前記第1ボーナス役に当選可能な通常状態と、前記第1ボーナス役の入賞によって移行する第1ボーナス状態と、に遊技状態を制御可能であり、前記第1ボーナス状態中は、前記役抽選で前記第2ボーナス役に当選可能なボーナス一般状態と、前記ボーナス一般状態で当選した前記第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態でゲームが行われる第2ボーナス持越状態と、前記第2ボーナス役の入賞によって移行する前記第2ボーナス状態と、に遊技状態を制御可能であり、さらに、前記第1ボーナス状態中に払い出された遊技用価値が規定終了数に達すると、当該第1ボーナス状態を終了させて、前記ボーナス一般状態又は前記第2ボーナス状態の場合は、第1の前記通常状態へ移行させ、前記第2ボーナス持越状態の場合は、前記第1の通常状態よりも遊技者に有利な第2の前記通常状態へ移行させるものであり、前記役抽選手段は、前記通常状態及び前記ボーナス一般状態において、第1小役と第2小役に同時当選する特定の抽選結果となり得る役抽選を実行するとともに、全ての前記小役について共通の当選確率で前記役抽選を実行し、前記第1小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、所定回数の入賞により前記規定終了数に達する数であり、前記第2小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、前記所定回数入賞した場合でも前記規定終了数に達しない数であり、前記図柄制御手段は、前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記通常状態では、前記第1小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで、前記第2小役には入賞させず、前記ボーナス一般状態では、前記第2小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで、前記第1小役には入賞させないことを特徴とする遊技機である。
かかる構成にあっては、第1ボーナス状態のボーナス一般状態において、特定の抽選結果のときに比較的高配当の第1小役に入賞しなくなることで、従来構成に比べて、小役当選時に払い出される遊技用価値の数が低減するため、当該ボーナス一般状態において、遊技用価値の払出数が第1ボーナス状態の規定数に達し難くなる。したがって、かかる構成によれば、第1ボーナス状態の規定終了数を増加させることなく、第2ボーナス役に当選する機会を多く確保して、従来構成に比べて確実に、第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態で第1ボーナス状態を終了させることが可能となる。
本発明にあって、前記図柄制御手段は、前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記通常状態では、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第1小役が入賞するように図柄の停止表示を制御し、前記ボーナス一般状態では、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第2小役が入賞するように図柄の停止表示を制御することが提案される。かかる構成にあっては、役抽選で特定の抽選結果となったときに、必ず遊技用価値が払い出されることとなるため、遊技者を落胆させ難いという利点がある。
また、本発明にあっては、前記役抽選手段は、前記第2ボーナス持越状態においても、前記特定の抽選結果となり得る役抽選を実行し、前記図柄制御手段は、前記第2ボーナス持越状態の前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第1小役が入賞するように図柄の停止表示を制御することが提案される。かかる構成にあっては、第2ボーナス持越状態に移行すれば、比較的高配当の第1小役に入賞し易くなるため、第2ボーナス持越状態に移行した後は、第1ボーナス状態の終了条件を速やかに充足させて、遊技者に有利な第2の通常状態に移行することができる。
また、上記構成にあって、前記所定回数は1回であることが提案される。かかる構成では、第2ボーナス持越状態にあって、一回の小役入賞で第1ボーナス状態の規定終了数に到達するため、第2ボーナス持越状態から遊技者に有利な第2の通常状態に速やかに移行させることができる。
また、本発明にあっては、前記第2小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、前記小役の入賞時に払い出され得る最小単位であることが提案される。かかる構成では、第2小役の入賞によって規定終了数に達するまでの回数を可及的に増やすことで、一定の規定終了数に対して、第2ボーナスの抽選契機を可及的に増加させることができる。
また、本発明にあっては、前記遊技状態制御手段は、第1所定回の前記小役の入賞、または第2所定回のゲームの実行によって、前記第2ボーナス状態を終了させて、前記ボーナス一般状態に移行させるものであり、前記役抽選手段は、前記第2ボーナス状態において、全種類の前記小役に同時当選することとなる第1の抽選結果と、特殊小役のみに当選することとなる第2の抽選結果とを含む役抽選を実行し、前記図柄制御手段は、前記第2ボーナス状態の前記役抽選で前記第1の抽選結果となったときに、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、前記規定終了数以上の遊技用価値が払い出される前記小役に入賞するように図柄の停止表示を制御し、前記特殊小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、前記第1所定回入賞した場合でも前記規定終了数に達しない数であることが提案される。
かかる構成にあっては、第1ボーナス状態を終了させることなく、第2ボーナス状態からボーナス一般状態に移行して、第2ボーナス持越状態に移行するチャンスが与えられる。このため、かかる構成によれば、誤操作によって、第2ボーナス状態に移行してしまった場合でも、遊技者を落胆させることなく、遊技を続けさせることができ、これにより、第1ボーナス状態の興趣を向上させることができる。
また、本発明にあっては、前記通常状態は、前記第1の通常状態と、前記第2の通常状態と、第3の通常状態と、第4の通常状態とを含み、前記遊技状態制御手段は、前記通常状態において、第1の移行再遊技役に入賞した場合に前記第3の通常状態に移行させ、第2の移行再遊技役に入賞した場合に前記第4の通常状態に移行させるものであり、前記役抽選手段は、前記第1の通常状態では、前記第1の移行再遊技役及び前記第2の移行再遊技役に当選不可能な前記役抽選を実行し、前記第2の通常状態では、前記第1の移行再遊技役に当選可能で、前記第2の移行再遊技役に当選不可能な前記役抽選を実行し、前記第3の通常状態では、前記第2の移行再遊技役に当選可能な前記役抽選を実行し、前記第4の通常状態では、前記再遊技役の当選確率が前記第1の通常状態より高い前記役抽選を実行することが提案される。
かかる構成にあっては、第2の通常状態から二度の再遊技役の入賞を経て、再遊技役の当選確率の高い第4の通常状態に移行することとなるため、遊技者に、第4の通常状態に対する一層の興味を抱かせることができ、これにより、遊技の興趣を向上させることができる。
実施例のスロットマシン1の斜視図である。 前扉3を開放した状態のスロットマシン1の概略を示す斜視図である。 スロットマシン1の制御回路を示すブロック図である。 (a)リール9a〜9cの図柄配列と、(b)有効ライン4aを示す図表である。 メイン制御手段20が実行するメイン制御処理の内容を示すフローチャートである。 ボーナス役及び再遊技役の一覧を示す図表である。 小役の一覧を示す図表である。 上位クジラベル及び下位クジラベルの一覧を示す図表である。 役抽選状態毎に、各下位クジラベルの当選値の有無を示す図表である。 上位クジラベルと下位クジラベルの重複当選値の有無を示す図表である。 遊技状態の移行態様を示す状態遷移図である。 第1BB状態及び第2BB状態に係る遊技状態の移行態様を示す状態遷移図である。 第3BB状態に係る遊技状態の移行態様を示す状態遷移図である。 払出枚数の異なる複数小役当選時におけるリール9a〜9cの停止制御態様を示す図表である。
本発明をスロットマシンに適用した実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
なお、下記実施例にあって、本発明に係る図柄表示器は3つのリール9a〜9cに相当する。本発明に係る遊技用価値はメダルに相当する。また、本発明に係る通常状態はノーマル状態に相当する。また、本発明に係る第1の通常状態は再遊技低確率状態(RT0)に相当し、第2の通常状態は高確率移行状態(RT2)に相当する。また、本発明に係る第3の通常状態は高確率移行状態(RT3)に相当し、第4の通常状態は再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に相当する。また、本発明に係る第1の移行再遊技役はRT3移行リプレイ役に相当し、第2の移行再遊技役はRT4移行リプレイ役、RT5移行リプレイ役、及びRT6移行リプレイ役に相当する。また、本発明に係る第1ボーナス役は第3BB役に相当し、第1ボーナス状態は第3BB状態に相当する。また、本発明に係る第2ボーナス役はシフトRB役に相当し、第2ボーナス状態はRB状態に相当する。また、本発明に係るボーナス一般状態は第3BB一般状態に相当し、第2ボーナス持越状態はRB持越状態に相当する。また、本発明に係る規定終了数は10枚(9枚超)に相当する。また、本発明に係る第1小役は10枚役又は15枚役に相当し、第2小役は1枚役に相当する。また、本発明に係る特定の抽選結果は、下位クジラベル「PLM」、「BEL」、「CHY」の当選に相当し、第1の抽選結果は下位クジラベル「ALL」の当選に相当し、第2の抽選結果は下位クジラベル「SPE」の抽選に相当する。また、本発明に係る第1所定回及び第2所定回は2回に相当する。
図1,2に示すように、スロットマシン1の筐体2は前方に開放しており、前方から前扉3によって覆われている。前扉3の中央部には、筐体2の内部に配設された三つのリール9a〜9cを視認可能とする矩形状の視認窓4が設けられる。そして、前扉3の前面側には、視認窓4の下方に、遊技操作に用いるベットスイッチ5a,5b、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7a〜7c、精算スイッチ8などの操作スイッチと、演出に用いる演出ボタンユニット13が配設される。また、視認窓4の上方には、演出用の画像を表示する画像表示器10が配設される。画像表示器10は、液晶表示装置からなるものであり、前扉3の上部に嵌め込まれている。また、前扉3の前面側には、演出用ランプ12が複数配設される。また、前扉3の前面側には、視認窓4の下方に払出枚数表示器14と貯留枚数表示器15が横並びに配設される。
図2に示すように、前扉3の背面側には、画像表示器10の裏側に、画像表示器10を制御する画像制御手段22が配設される。また、前扉3の背面側には、スピーカ11やメダルセレクタ16などが配設される。また、筐体2には、リール9a〜9cの上方に、メイン制御手段20やサブ制御手段21がケースに収納された状態で設置され、また、リール9a〜9cの下方には、電源ボックス18やホッパーユニット19が配設される。
次に、スロットマシン1の作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。
メイン制御手段20は、CPU、RAM、ROM等を配設した基板によって構成される。メイン制御手段20は、主に遊技の進行に関する制御を実行するものであり、後述する遊技状態は、メイン制御手段20によって制御される。メイン制御手段20のROMには、遊技制御や演出制御に係るプログラムなどの固定データが記憶される。メイン制御手段20の入力ポートには、電源ボックス18、投入センサ24、ベットスイッチ5a,5b、スタートスイッチ6、ストップスイッチ7a〜7c、精算スイッチ8、設定変更スイッチ25が接続される。また、メイン制御手段20の出力ポートには、リール9a〜9c、ホッパーユニット19、払出枚数表示器14、貯留枚数表示器15、外部端子板26、サブ制御手段21が接続される。
電源ボックス18は、スロットマシン1の各機器に電力を供給するためのものであり、電源のON/OFFを切り替えるための電源スイッチ28と、有効設定値の設定に用いる設定キースイッチ29とを備えている。
投入センサ24は、スロットマシン1に投入されたメダルを検出するものである。投入センサ24は、前扉3の裏側に備えられたメダルセレクタ16内のメダル通路に配設され、メダル通路を通過するメダルを1枚ずつ検知し、メダルを検知する毎に投入信号を出力する。
ベットスイッチ5a,5bは、クレジットされているメダルを投入するためのものである。ベットスイッチ5a,5bとしては、シングルベットスイッチ5a、とマックスベットスイッチ5bとが備えられている。シングルベットスイッチ5aは、クレジットされているメダルを1枚ずつ投入する。マックスベットスイッチ5bは、1ゲーム当たりの最大投入枚数のメダルを投入する。
三つのリール9a〜9cは、円筒形状をなしており、図4(a)に示すように、夫々の外周面には「R7(赤7)」「B7(青7)」「BR(BAR)」「CH(チェリー)」「P1(プラム1)」「P2(プラム2)」「BE(ベル)」「RP(リプレイ)」「B1(ブランク1)」「B2(ブランク2)」の10種類の図柄が合計20個ずつ配されている。各リール9a〜9cはステッピングモータ30を備えており、各ステッピングモータ30によって回転することで、外周面の図柄を視認窓4に対して変動表示し、ステッピングモータ30により任意の角度で停止することで、視認窓4に対して外周面の図柄を選択的に停止表示させ得るよう構成されている。ここで、図4(b)に示すように、視認窓4には、各リール9a〜9cの図柄を上下三段に表示可能となっており、左リール9aの上段図柄(図柄A)、中リール9bの中段図柄(図柄E)、右リール9cの下段図柄(図柄I)を通過する右下がりのラインが有効ライン4aとして設定されている。そして、後述するように、リール9a〜9cが停止したときに、かかる有効ライン4aの上に停止表示された図柄の組合せによって各種の役に入賞したか否かが決定される。すなわち、本実施例では、かかる三つのリール9a〜9cが本発明に係る図柄表示器を構成し、有効ライン4aに停止表示される図柄の組合せが、本発明に係る図柄の停止表示態様に相当する。
スタートスイッチ6は、リール9a〜9cの回転を開始させる操作に用いるものである。本実施例では、レバー式スイッチが用いられており、レバーを傾動させることで、三つのリール9a〜9cが回転を開始して、リール9a〜9cの図柄が視認窓4で変動表示される。
ストップスイッチ7a〜7cは、リール9a〜9cの回転を停止させる操作に用いるものである。ストップスイッチ7a〜7cは、三つのリール9a〜9cに個別に対応付けられたものが計3個配設される。すなわち、左ストップスイッチ7aを押圧操作すると左リール9aが停止し、中ストップスイッチ7bを押圧操作すると中リール9bが停止し、右ストップスイッチ7cを押圧操作すると右リール9cが停止するよう構成される。したがって、三つのリール9a〜9cは、ストップスイッチ7a〜7cの操作順序にしたがって一つずつ停止し、全てのストップスイッチ7a〜7cが押圧操作された時点で全てのリール9a〜9cが停止して、有効ライン4a上に図柄の組合せが停止表示される。
精算スイッチ8は、クレジットされているメダル、及び投入されたものの未だ遊技に用いられていないメダルを返却するためのものである。
払出枚数表示器14及び貯留枚数表示器15は、夫々、2桁の数字を表示可能な7セグメント表示器で構成される。払出枚数表示器14には、メダル(遊技媒体)の払出しを伴う役に入賞した場合に、当該入賞に基づいて払い出すメダルの枚数が表示される。また、貯留枚数表示器15には、クレジットされているメダルの枚数が表示される。
設定変更スイッチ25は、電源ボックス18の設定キースイッチ29とともに有効設定値の設定を行うためのものであり、前扉3の背面側に設けられている。
設定値について、詳述すると、本実施例のスロットマシン1には、遊技設定を規定する設定値が設けられている。この設定値は、遊技者の有利度合いに応じて「1」〜「6」の6段階が設けられており、いずれか一つの設定値を有効設定値として設定可能となっている。そして、通常は、有効設定値が規定する遊技設定に基づいて遊技が行われるよう構成されている。
ホッパーユニット19はメダルを払い出すためのものであり、メダルを貯留するタンクと、タンクのメダルを払出口に向けて送り出す送出機構とを備えている。送出機構は、駆動源となるモータ31と、送出されるメダルを検出するための払出センサ32とを備えている。
外部端子板26は、遊技情報(投入・払出情報、遊技履歴情報、エラー情報など)を外部出力し、遊技場設備によってスロットマシン1の大当り履歴などの情報を閲覧可能とするものである。
サブ制御手段21は、CPU、RAM、ROM等を配設した基板によって構成されており、主に演出の制御を実行する。サブ制御手段21のROMには、多岐に亘る演出パターンに関する固定データが記憶されている。サブ制御手段21の入力ポートには、メイン制御手段20と演出ボタンユニット13が接続される。メイン制御手段20からサブ制御手段21には、遊技の進行に関する情報等を含む信号が一方向に入力され、サブ制御手段21は、メイン制御手段20から送信される制御信号(コマンド)に基づいて各種の制御処理を実行するよう構成される。具体的には、サブ制御手段21は、メイン制御手段20からのコマンド等に基づいて演出パターンを選択し、選択した演出パターンを実行させるために、演出用ランプ12やスピーカ11にコマンドを送信し、さらには、画像表示器10に所要の画像を表示させるために画像制御手段22にコマンドを送信する。
画像制御手段22は、CPU、RAM、ROM等を備え、画像表示器10の表示制御を行うものである。画像制御手段22のROMには、画像表示器10に表示する演出用画像を生成するためのデータが多量に記憶される。画像制御手段22は、サブ制御手段21からコマンドを受信すると、CPUにおいて演算処理し、演出用画像のデータをRAMに書きこんで画像表示器10に出力し、サブ制御手段21が選択した演出パターン通りの演出用画像を画像表示器10の表示画面に表示させる。
かかるスロットマシン1では、リール9a〜9cを回転させて図柄を変動表示させた後に、リール9a〜9cを停止させて図柄を有効ライン4a上に停止表示させるゲームが繰り返し実行される。具体的には、1ゲームは、(1)ゲーム開始に必要な枚数のメダル投入、(2)スタートスイッチ操作、(3)リールの回転、(4)ストップスイッチ操作、(5)リールの停止、(6)有効ライン4a上に停止した図柄組合せに基づく入賞処理、の順序で行われる。
図5は、メイン制御手段20のCPUの制御内容にあって、遊技内容を構成するメイン制御処理の制御内容を示したものである。メイン制御処理において実行される各ステップS1〜S9の詳細は下記の通りである。
S1:前遊技が終了後、若しくは電源ONされてからRAM及びROMの状態確認を行い、異常がなければメダル投入操作を有効とする。そして、1ゲームに必要なメダル数が投入若しくはクレジットからのベット操作が行われたか否かを検知し、いずれかが操作されるまで待機する。メダルの投入、またはベット操作が規定数以上行われたことを検知すれば、スタートスイッチ6を有効にする。なお、本実施例のスロットマシン1では、1ゲーム当たりメダル3枚の投入を必要とする3枚賭けの遊技が行われる。
S2:スタートスイッチ6が操作されるまで待機する。
S3:スタートスイッチ6が操作されると各リール9a〜9cの回転を開始させる。また、スタートスイッチ6の操作を契機に役抽選を実行する。役抽選では、乱数発生装置から抽選値を抽出し、抽出した抽選値に基づいて、各種の役に当選したか否かを決定する。そして、役抽選の結果をRAMに記憶するとともに、役抽選の結果を通知するコマンドをサブ制御手段21に送信する。すなわち、本発明に係る役抽選手段は、かかるステップS3の処理によって主に実現される。
S4:ストップスイッチ7a〜7cが操作されるまで待機する。
S5:ストップスイッチ7a〜7cが操作されると、対応したリール9a〜9cを停止させる回転角度を決定し、当該回転角度で対応したリール9a〜9cを停止させることにより、有効ライン4a上に当該リール9a〜9cの図柄を停止表示する。
S6:全てのリール9a〜9cの回転が停止するまで、ステップS4,S5の処理を繰り返す。すなわち、本発明に係る図柄制御手段は、かかるステップS4〜S6の処理によって主に実現される。
S7:有効ライン4aの上に停止表示された図柄の組合せが、役に対応する図柄の組合せと一致しているか否かを判定する。そして、いずれかの役に係る図柄組合せと一致している場合には、当該役に入賞したと判定する。そして、判定結果を通知するコマンドをサブ制御手段21に送信する。すなわち、本発明に係る入賞判定手段は、かかるステップS7の処理によって主に実現される。
S8:入賞判定処理の判定結果に応じて、メダルの払出しに係る処理を行う。具体的には、後述する小役に入賞したと判定された場合には、入賞した小役に応じた払出枚数をクレジットに加算し、クレジットが所定数(50枚)を超えた場合には、超過分のメダルを払い出す。また、後述する再遊技役に入賞したと判定した場合は、メダルを投入することなく次ゲームを実行可能とする。
S9:入賞判定処理等の結果に応じて遊技状態を移行させる。例えば、ボーナス役に入賞した場合には、後述するボーナス状態に移行させる。また、ボーナス役に当選したゲームで当該ボーナス役に入賞しなった場合には、後述するボーナス持越状態に移行させる。また、ボーナス状態の終了条件が充足された場合には、ボーナス状態を終了させる。また、役抽選状態の移行条件が充足された場合には、充足された移行条件に係る役抽選状態に変更する。すなわち、本発明に係る遊技状態制御手段は、かかるステップS9の処理によって主に実現される。
本実施例のスロットマシン1には、有効ライン4a上に停止する三つのリール9a〜9cの図柄の組合せによって規定される役が複数種類設定される。本実施例では、図6,7に示すように、31種類の役が設定されており、それらは、27種類の小役と、4種類のボーナス役とに大別される。一般役は、さらに21種類の小役と、6種類の再遊技役に分類される。小役は、入賞時に各役に割り当てられた配当のメダル枚数が遊技者に払い出される役であり、払出枚数が15枚の小役(15枚役)と、払出枚数が10枚の小役(10枚役)と、払出枚数が1枚の小役(1枚役)に分類される。
ボーナス役は、入賞時に、役抽選で小役の当選確率が通常より増大するボーナス状態に移行する役である。ボーナス役は、ビッグボーナス役(以下、BB役と略す。)と、レギュラーボーナス役(以下、RB役と略す。)の三種類に分類され、入賞するボーナス役の種類に応じて、異なるボーナス状態に移行するよう構成されている。
上述のように、各ゲームでは、スタートスイッチ6の操作を契機に役抽選が実行されて、夫々の役について当選したか否かが決定される。ここで、役抽選では、抽出した抽選値に基づいて、0個から複数個の役を含むクジラベルを抽選し、抽選したクジラベルに含まれる役に当選したと決定する。クジラベルは、複数種類の上位クジラベルと下位クジラベルが設定されており、1回の役抽選において上位クジラベルと下位クジラベルが1種類ずつ抽選される。図8に示すように、上位クジラベルにはボーナス役が、下位クジラベルには再遊技役と小役が割り当てられており、役抽選では、抽選した上位クジラベルに含まれるボーナス役と、抽選した下位クジラベルに含まれる小役又は再遊技役に当選することとなる。なお、上位クジラベルと下位クジラベルには、いずれの役も含まないクジラベル(NON)が夫々設けられており、役抽選において、上位クジラベルと下位クジラベルの双方でNONを抽選した場合には、全種類の役について落選、すなわちハズレとなる。なお、再遊技役及び小役の当選状態は、当該ゲームで入賞したか否かに関わらず、当該ゲームで消滅するが、ボーナス役の当選状態は、原則として、当該ボーナス役に入賞するまで次ゲーム以降に持ち越される。
役抽選について、詳述すると、役抽選では、遊技状態に関わらず、0〜65535の範囲の抽選値が抽出される。65536通りの抽選値には、いずれかの上位クジラベル及び下位クジラベルに割り当てられており、抽出した抽選値にいずれのクジラベルに割り当てられているかによって、当選した役(またはハズレ)が決定される。換言すれば、各クジラベルが割り当てられた抽選値の数を、全通りの抽選値の数(65536)で除した値が、夫々のクジラベルの抽選確率となる。ここで、本実施例では、15種類の役抽選状態が設けられており、遊技中に役抽選状態が変更されることにより、一部のクジラベルの抽選確率が増減する。また、一部のクジラベルの当選可否が変動することとなる。図9は、役抽選状態毎の、下位クジラベルの当選可否を示したものである。図9において、各役抽選状態について「−」で示された下位クジラベルは、当該役抽選状態で抽選値が割り当てられていない下位クジラベルであり、各役抽選状態では、役抽選で「○」で示された下位クジラベルのいずれかが抽選される。なお、上位クジラベルについては、BB役を含む上位クジラベル(RBB1,RBB2,RBB3)は、後述するノーマル状態に係る役抽選状態(RT0〜RT6)でのみ抽選可能となる。また、RB役を含む上位クジラベル(RB1)は、後述する第3BB一般状態に係る役抽選状態(RBB3NOM)でのみ抽選可能となる。
図8に示すように、ボーナス役と再遊技役は、1つのクジラベルに1つの役が割り当てられているのに対して、小役については、多くの場合、1つのクジラベルに複数の小役が割り当てられる。役抽選で、複数の小役を含む下位クジラベルを抽選した場合には、当該下位クジラベルに含まれる複数種類の小役に同時当選することとなる。また、役抽選では、ボーナス役を割り当てた上位クジラベルと、再遊技役及び小役を割り当てた下位クジラベルの双方を抽選するため、役抽選では、ボーナス役と再遊技役、又は、ボーナス役と小役に同時当選する場合がある。図10は、上位クジラベルと下位クジラベルの同時抽選の可否を示す図表である。図10において、「○」で示された上位クジラベルと下位クジラベルは、共通の抽選値に割り当てられて、同時当選する場合があるクジラベルであり、「−」が記された上位ラベルと下位クジラベルは、共通の抽選値が割り当てられず、同時当選することのないクジラベルである。
ここで、本実施例では、役抽選において単独では当選せず、BB役と同時にしか当選しないBB確定小役が設けられており、BB確定小役に入賞した場合に、BB確定小役の図柄組合せに基づいて、遊技者がBB役の当選状態を知り得るよう構成される。具体的には、図7に示す1枚役のうち、1枚役F,G,I,K,NがBB確定小役に相当する。これらのBB確定小役は、4種類の下位クジラベル(SPA,SPB,SPC,SPD)にのみに含まれるが(図8参照)、かかる4種類の下位クジラベルは、BB役を含む上位クジラベル(RBB1,RBB2,RBB3)と同時にのみ抽選されるため(図10参照)、BB確定小役は、BB役と同時にしか当選しない。
また、本実施例では、BB確定小役に入賞した際には、他の小役に入賞した場合に比べて、目立たない態様でメダルを払い出す。具体的には、BB確定小役以外の小役の入賞時には、全リール9a〜9cの停止直後から次ゲームの開始まで、払出枚数表示器14にメダルの払出枚数を表示するのに対して、BB確定小役の入賞時には、全リール9a〜9cの停止直後に払出枚数(1枚)を短時間(0.5秒)だけ表示して、その後は、ハズレの場合と同様に、払出枚数表示器14に「0」を表示する。また、BB確定小役以外の小役の入賞時には、全リール9a〜9cの停止直後に、所定の効果音を払出枚数と同数だけ繰返し出力するのに対して、BB確定小役の入賞時には、当該効果音を1回も出力しない。このように、本実施例では、BB確定小役の入賞を、他の小役の入賞とは区別して、他の小役に比べて目立たない態様でメダルを払い出すため、遊技者は、BB確定小役の入賞時に、入賞であるかハズレであるかの区別がつき難くなる。このため、遊技者は、BB確定小役の入賞を、視認窓4に停止表示される図柄によって判別することが求められる。
上述のように、各ゲームでは、ストップスイッチ7a〜7cの操作を契機に、当該ストップスイッチ7a〜7cに対応したリール9a〜9cの回転を停止させて、有効ライン4a上に図柄を停止表示させる処理が行われる。かかるリール9a〜9cの停止制御では、役抽選で当選した役とストップスイッチ7a〜7cの操作に応じた回転角度でリール9a〜9cを停止させることで、有効ライン4a上に停止表示させる図柄を制御する。すなわち、本発明に係る図柄の停止表示の制御は、かかるリール9a〜9cの停止制御によって実現される。
具体的には、スロットマシン1は、ストップスイッチ7a〜7cの操作から190msの停止遅延期間内に、該ストップスイッチ7a〜7cに対応するリール9a〜9cを停止させる。スロットマシン1は、この停止遅延期間内に、有効ライン4aに対して図柄を0〜4コマ滑らせることができるため、リール9a〜9cの停止制御では、ストップスイッチ7a〜7cの操作時点から、有効ライン4aに対し図柄を何コマ滑らせるかを決定することで、有効ライン4a上に停止表示する図柄を制御する。すなわち、リール9a〜9cの停止制御は、ストップスイッチ7a〜7cの操作時点で、上記0〜4コマの滑りの範囲内にある図柄を選択的に有効ライン4a上に停止表示させるが、ストップスイッチ7a〜7cの操作時点で、上記0〜4コマの滑りの範囲外にある図柄は、有効ライン4a上に停止表示させることができない。
リール9a〜9cの停止制御について詳述すると、まず、スロットマシン1は、役抽選で当選していない役を入賞させないように、有効ライン4a上に停止表示する図柄を制御する。このため、役抽選で当選していない役には決して入賞することはない。
また、スロットマシン1は、役抽選で当選した役をできる限り入賞させるように、有効ライン4a上に停止表示する図柄を制御する。ここで、役抽選では、上述のように、複数の役に同時当選する場合がある。また、ボーナス役の当選状態が持ち越された場合は、持ち越されたボーナス役が、次ゲーム以降の役抽選で当選した一般役と同時に当選した状態となる。このように、複数の役に同時当選している場合には、スロットマシン1は、当選している役のうち、1又は複数の役を入賞優先役として、入賞優先役に係る図柄組合せを有効ライン4a上に優先して停止表示するようリール9a〜9cの停止制御を行う。
例えば、ボーナス役と一般役に同時に当選した状態では、スロットマシン1は、一般役を入賞優先役として、ボーナス役の入賞よりも一般役の入賞を優先させるようリール9a〜9cの停止制御を行う。また、複数種類の小役に同時当選している状態では、スロットマシン1は、役の当選状態に応じて、15枚役、10枚役、1枚役のいずれかを入賞優先役とする。また、1枚役は1枚役A〜Qに分類され、1枚役が入賞優先役となる場合は、概ねこれらの1枚役A〜Qのいずれかが入賞優先役として設定される。
上記入賞優先役は、操作手順不問役と操作手順役に大別される。操作手順不問役は、どのような操作手順(操作タイミングや操作順序)でも停止遅延期間内に所要図柄を有効ライン4a上に停止表示し得る図柄組合せの役で構成されており、入賞優先役が操作手順不問役である場合は、ストップスイッチ7a〜7cの操作手順に関わらず、必ず操作手順不問役に入賞することとなる。操作手順役は、一定範囲のタイミングでしか停止遅延期間内に所要図柄を有効ライン4a上に停止表示できない図柄組合せの役で構成されており、入賞優先役が操作手順役である場合は、ストップスイッチ7a〜7cの操作タイミングによっては、当該操作手順役に入賞せず、取りこぼす場合がある。なお、操作手順役を取りこぼした時点で、当選状態にあるその他の役に入賞可能であれば、リール9a〜9cの停止制御によって当該その他の役に入賞する場合がある。また、操作手順役を取りこぼした時点で、当選状態にあるいずれの役にも入賞不能であれば、リール9a〜9cの停止制御によって、有効ライン4a上にいずれの役の図柄組合せも停止表示されず非入賞となる。
以下に、スロットマシン1の遊技状態について説明する。
図11に示すように、本実施例のスロットマシン1は、ノーマル状態と、ノーマル状態においてBB役に入賞することで移行するボーナス状態と、ノーマル状態において当選したBB役を取りこぼした場合に移行するボーナス持越状態とからなる。ノーマル状態とボーナス持越状態では、役抽選における小役の抽選確率は共通である。
ノーマル状態は、ボーナス状態でなく、また、ボーナス持越状態にも該当しない遊技状態である。BB役はノーマル状態の役抽選でのみ当選可能となる。ノーマル状態では、第1BB役、第2BB役、及び第3BB役の3種類のBB役に当選可能であり、ボーナス状態及びボーナス持越状態は、BB役の種類毎に設けられている。具体的には、図11に示すように、第1BB持越状態は、当選した第1BB役を取りこぼした場合に移行するボーナス状態であり、第1BB状態は、第1BB役の入賞によって移行するボーナス状態である。また、第2BB持越状態は、当選した第2BB役を取りこぼした場合に移行するボーナス状態であり、第2BB状態は、第2BB役の入賞によって移行するボーナス状態である。そして、第3BB持越状態は、当選した第3BB役を取りこぼした場合に移行するボーナス状態であり、第3BB状態は、第3BB役の入賞によって移行するボーナス状態である。
第1BB状態及び第2BB状態は、小役の当選確率が通常確率よりも増大する役抽選状態(RBB1,RBB2)となる遊技状態である。具体的には、第1BB状態及び第2BB状態の役抽選では、全種類の小役を含む下位クジラベル「ALL」に高確率で当選する。そして、「ALL」に当選したゲームでは、操作手順不問役である増加役が入賞優先役となって、15枚のメダルが遊技者に払い出されることとなる。第1BB状態及び第2BB状態の終了条件は、当該遊技状態における合計払出枚数が301枚を超えることであり、当該終了条件が充足されると、ノーマル状態に復帰する。
図12,13に示すように、ノーマル状態は、再遊技役の当選確率の比較的低い再遊技低確率状態と、再遊技役の当選確率の高い再遊技高確率状態と、高確率移行状態とからなる。高確率移行状態は、再遊技高確率状態に移行するための移行状態である。ノーマル状態においては、ボーナス役及び小役の当選確率は不変(通常確率)であるが、再遊技低確率状態では、出玉率が100%未満となって、当該役抽選状態ではメダルの増加が期待できないのに対して、再遊技高確率状態では、再遊技役の当選確率が上昇することで出玉率が100%を上回り、メダルの増加を期待可能となる。なお、本実施例では、高確率移行状態は、再遊技高確率状態と同様に、再遊技役の当選確率が高い、出玉率100%超の状態となっている。ただし、高確率移行状態は、再遊技役の当選確率の低い、出玉率100%未満の状態であってもよい。
再遊技低確率状態、再遊技役高確率状態、及び高確率移行状態は、役抽選状態の切り替わりにより実現される。具体的には、ノーマル状態は、再遊技役の当選確率の低い1種類の役抽選状態RT0と、再遊技役の当選確率の高い6種類の役抽選状態RT1〜6とからなる。そして、再遊技低確率状態ではRT0に制御され、高確率異常状態ではRT1〜RT3のいずれかに制御され、再遊技高確率状態ではRT4〜RT6のいずれかに制御される。なお、7種類の役抽選状態RT0〜RT6において、ボーナス役及び小役の当選確率は共通である。
上述した第1BB状態と第2BB状態の遊技内容は、BB状態が終了するまでは全く同じであるが、BB状態の終了後に移行する遊技状態が相違している。具体的には、図12に示すように、第2BB状態の終了後は、再遊技低確率状態(RT0)に移行するのに対して、第1BB状態の終了後は、高確率移行状態(RT1)に移行することとなる。
第2BB状態終了後に移行する再遊技低確率状態(RT0)は、上述のように、出玉率100%未満の遊技者に不利な遊技状態である。再遊技低確率状態(RT0)は、初期遊技状態であり、電源投入時や設定変更時は、この再遊技低確率状態に制御される。また、再遊技低確率状態は、高確率移行状態(RT3)や再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行するための再遊技役(RT3移行リプレイ役、RT4移行リプレイ役、RT5移行リプレイ役、RT6移行リプレイ役)に当選することのない役抽選状態RT0であり、再遊技低確率状態は、役抽選でBB役に当選してノーマル状態が終了するまで継続する。
第1BB状態終了後に移行する高確率移行状態(RT1)は、上述のように、再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行するための状態である。かかる高確率移行状態(RT1)では、役抽選において、再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行するための3種類の再遊技役(RT4移行リプレイ役、RT5移行リプレイ役、RT6移行リプレイ役)に当選可能となる。そして、図12に示すように、高確率移行状態(RT1)において、RT4移行リプレイ役に入賞した場合はRT4へ移行し、RT5移行リプレイ役に入賞した場合はRT5へ移行し、RT6移行リプレイ役に入賞した場合はRT6へ移行することとなる。なお、RT4移行リプレイ役、RT5移行リプレイ役、及びRT6移行リプレイ役は操作手順不問役である。
再遊技高確率状態(RT4〜RT6)は、上述のように、出玉率100%超の、遊技者に有利な遊技状態である。再遊技高確率状態(RT4〜RT6)は、規定ゲーム数を消化すると終了して、再遊技低確率状態(RT0)へ移行する。ここで、再遊技高確率状態では、3種類の役抽選状態RT4〜RT6に応じて、異なる規定ゲーム数が設定されており、RT4では50ゲームの消化によって再遊技高確率状態が終了し、RT5では100ゲームで終了し、RT6では200ゲームで終了する。すなわち、高確率移行状態(RT1)からRT6に移行した場合には、再遊技高確率状態が比較的長期間継続して、獲得メダル枚数が比較的多くなり、高確率移行状態(RT1)からRT4に移行した場合には、再遊技高確率状態が比較的短期間で終了して、獲得メダル枚数が比較的少なくなる。
このように、第2BB状態の終了後は、再遊技低確率状態(RT0)に移行するのに対して、第1BB状態の終了後は、高確率移行状態(RT1)から再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行して、メダルを増加させることができるため、第1BB状態は、第2BB状態に比べて遊技者に有利なBB状態となっている。
第1BB状態及び第2BB状態では、小役の当選確率の高い役抽選状態(RBB1,RBB2)で常にゲームが実行されるのに対して、第3BB状態では、図13に示すように、シフトRB役の入賞を契機として、小役の当選確率の高いRB状態に移行することが可能となる。具体的には、第3BB状態は、役抽選でシフトRB役に当選可能となる第3BB一般状態と、第3BB一般状態で当選したシフトRB役の当選状態を持ち越したRB持越状態と、シフトRB役の入賞により移行するRB状態とからなり、ノーマル状態又は第3BB持越状態で第3BB役に入賞すると、まず、第3BB一般状態が開始される。
RB状態では、役抽選で「ALL」(小役全種)又は「SPE」(1枚役)の下位クジラベルを高確率で当選可能な役抽選状態(RBB3RB1F)となる。そして、「ALL」に当選した場合は、入賞優先役である増加役に入賞し、SPEに当選した場合は、いずれかの1枚役に入賞する。
RB状態は、2回の小役入賞又は2ゲームの消化により終了し、RB状態終了後は、第3BB一般状態に移行する。なお、上述のように、第3BB状態の終了条件は、第3BB状態における合計払出枚数が9枚を超えることであり、第3BB状態のかかる終了条件が充足された場合には、第3BB一般状態、RB持越状態、RB状態のいずれであっても、第3BB状態が終了して、ノーマル状態に移行する。
ここで、第3BB状態の終了後は、終了条件が充足された時の遊技状態に応じて、再遊技低確率状態(RT0)と高確率移行状態(RT2)のいずれかに移行する。具体的には、図13に示すように、第3BB状態の終了条件が第3BB一般状態又はRB状態で充足された場合は、再遊技低確率状態(RT0)に移行し、第3BB状態の終了条件がRB持越状態で充足された場合は、高確率移行状態(RT2)に移行する。
RB持越状態で第3BB状態が終了して高確率移行状態(RT2)に移行した場合は、当該高確率移行状態(RT2)で、RT3移行リプレイ役に入賞することで、異なる役抽選状態(RT3)の高確率移行状態に移行する。高確率移行状態(RT2)は、再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行するための3種類の再遊技役(RT4移行リプレイ役、RT5移行リプレイ役、RT6移行リプレイ役)に当選せず、RT3移行リプレイ役に当選可能となるためである。
高確率移行状態(RT3)は、上述の高確率移行状態(RT1)と同様に、RT4移行リプレイ役、RT5移行リプレイ役、及びRT6移行リプレイ役に当選可能な役抽選状態である。したがって、高確率移行状態(RT3)においては、入賞する再遊技役に応じて、RT4〜RT6のいずれかの再遊技高確率状態に移行することとなる。このように、本実施例では、高確率移行状態(RT2)から、二度の再遊技役の入賞を経て、再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行することとなるため、遊技者に、再遊技高確率状態に対する一層の興味を抱かせることができ、これにより、遊技の興趣を向上させることができる。なお、本実施例では、高確率移行状態(RT3)の役抽選において、有効設定値が高いほどRT6移行リプレイ役(RPE)の当選確率を高く、RT4移行リプレイ役(RPC)の当選確率を低くすることで、有効設定値が高い場合ほど遊技者に有利となるようにしている。
このように、第3BB一般状態又はRB状態で第3BB状態が終了した場合は、再遊技低確率状態(RT0)に移行するのに対して、RB持越状態で第3BB状態が終了した場合は、高確率移行状態(RT2,RT3)から再遊技高確率状態(RT4〜RT6)に移行して、メダルを増加させることができるため、第3BB状態をRB持越状態で終了させた場合にのみ、遊技者は第3BB状態終了後にメダルを増加させることが可能となる。ここで、第3BB状態は9枚を超える払出しで終了する遊技状態であり、第3BB状態では多量のメダルの獲得は期待できないため、本実施例では、第3BB役に入賞した場合には、RB持越状態で第3BB状態を終了させて、再遊技高確率状態において、より多くのメダルを獲得するという遊技が行われる。
以下に、本発明に係るリール9a〜9cの停止制御について説明する。
本実施例では、役抽選で、複数種類の小役に同時当選した場合、上述のように、一部の小役を入賞優先役として、入賞優先役に係る図柄組合せを有効ライン4a上に優先して停止表示するようリール9a〜9cの停止制御が行われる。ここで、図8に示すように、本実施例では、払出枚数の異なる複数の小役を含む下位クジラベルとして、「PLM」、「BEL」、「CHY」、「ALL」の4種類が設けられている。「ALL」は、第1BB状態(RBB1)、第2BB状態(RBB2)、及びRB状態(RBB3RB1)で当選可能となる下位クジラベルである(図9参照)。かかる「ALL」に当選した場合には、図14に示すように、増加役が入賞優先役となって、ストップスイッチ7a〜7cの操作手順に関わらず、増加役に入賞することとなる。
一方、「PLM」、「BEL」、「CHY」は、第1BB状態(RBB1)、第2BB状態(RBB2)、及びRB状態(RBB3RB1)以外の遊技状態で当選可能となる下位クジラベルである(図9参照)。これらの下位クジラベルに当選した場合には、図14に示すように、第3BB一般状態と、その他の遊技状態とで異なる停止制御が行われる。具体的には、第3BB一般状態では、当選した下位クジラベルに含まれる1枚役が入賞優先役となって、ストップスイッチ7a〜7cの操作手順に関わらず1枚役に入賞する。これに対して、その他の遊技状態では、当選した下位クジラベルに含まれる10枚役(プラム役、チェリー役)又は15枚役(ベル役)が入賞優先役となって、10枚役又は15枚役に入賞可能となる。ここで、その他の遊技状態で「PLM」に当選した場合は、取りこぼしなくプラム役に入賞するが、その他の遊技状態で「BEL」又は「CHY」に当選した場合は、ベル役やチェリー役を取りこぼす場合があり、ベル役やチェリー役を取りこぼした場合には、1枚役にも入賞せず非入賞となる。なお、本実施例では、その他の遊技状態で、当選したベル役やチェリー役を取りこぼした時点で非入賞となるよう制御するが、ベル役やチェリー役を取りこぼした時点で、同時当選した1枚役の図柄組合せを停止表示可能であれば、当該1枚役に入賞させるように制御してもよい。
第1BB状態(RBB1)、第2BB状態(RBB2)、及びRB状態(RBB3RB1)以外の遊技状態では、各小役の当選確率は共通(通常確率)であるが、このように、第3BB一般状態では、リール9a〜9cの停止制御によって、10枚役や15枚役よりも1枚役の入賞を優先するよう構成されるため、第3BB一般状態は、他の遊技状態に比べて、小役入賞によって獲得するメダル枚数の期待値が低くなっている。特に、第3BB一般状態では、「PLM」、「BEL」、「CHY」以外の下位クジラベルでは、10枚役及び15枚役に当選することはないため、かかる停止制御によれば、第3BB一般状態で入賞し得る小役は1枚役のみとなる。したがって、第3BB一般状態は、他の遊技状態に比べて、小役入賞によって獲得するメダル枚数の期待値が極めて低くなっている。
このように、本実施例では、第3BB一般状態が、小役入賞で払い出されるメダル枚数の極めて少ない遊技状態となっている。かかる第3BB一般状態は、出玉率の点では遊技者に極めて不利であるが、第3BB状態の終了条件が充足され難いという点では、遊技者に有利となる。上述のように、本実施例では、RB持越状態において第3BB状態を終了させることで、第3BB状態終了後に多くのメダルを獲得可能となるためである。すなわち、第3BB一般状態が、その他の遊技状態と同様に、10枚役や15枚役に入賞可能な遊技状態であると、シフトRB役に当選してRB持越状態に移行する前に第3BB状態の終了条件(9枚超の払出し)が充足されるおそれがあるが、本実施例のように、第3BB一般状態において10枚役や15枚役に入賞しなければ、第3BB一般状態において、第3BB状態の終了条件が充足されるおそれは殆どない。
以上のように、本実施例では、第3BB状態は、合計払出枚数が9枚を超えると終了するよう構成されており、10枚役又は15枚役に入賞した場合には、当該ゲームで第3BB状態が終了することとなるが、第3BB一般状態においては、役抽選で10枚役や15枚役に当選しても、リール9a〜9cの停止制御によって、同時当選した1枚役の入賞を優先することで、10枚役及び15枚役に入賞させないため、1回の小役入賞により第3BB状態が終了することがない。このように、本実施例では、第3BB一般状態において、メダルの合計払出枚数が10枚以上となり難いため、第3BB状態の終了条件となる合計払出枚数を比較的少ない枚数に設定しつつ、第3BB一般状態において、シフトRB役に当選する機会を多く確保して、RB持越状態へ高確率で移行させられるという利点がある。
特に、本実施例では、第3BB一般状態において10枚役や15枚役に当選した場合に入賞する小役は1枚役であり、最小単位のメダル枚数(1枚)しか払い出されないため、第3BB状態の終了条件(合計9枚超の払出し)が充足されるまでに第3BB一般状態で許容される小役入賞回数を可及的に増やして、シフトRB役の当選機会を最大限に確保することができるという利点がある。
一方で、RB持越状態においては、役抽選で10枚役や15枚役に当選した場合に、リール9a〜9cの停止制御によって、同時当選した1枚役よりも、10枚役や15枚役の入賞を優先するよう構成されて、第3BB一般状態に比べて10枚役や15枚役に入賞し易くなる。このため、第3BB一般状態からRB持越状態に移行した後は、第3BB状態の終了条件を速やかに充足させて、RB持越状態から高確率移行状態に移行できるという利点がある。特に、10枚役や15枚役に1回入賞すれば、9枚超のメダルが払い出されるため、RB持越状態では、最短1ゲーム(1回の小役入賞)で高確率移行状態(RT2)に移行できるという利点がある。
このように、本実施例では、第3BB一般状態において第3BB状態の終了条件を充足し難くなり、かつ、RB持越状態において第3BB状態の終了条件を充足し易くなる。このため、遊技者は、第3BB一般状態での不本意な終了を回避しつつ、RB持越状態に移行した後は、第3BB状態を速やかに終了させて、遊技者に有利な高確率移行状態(RT2)に短期間で移行可能となる。したがって、かかる構成とすることにより、第3BB状態に係る遊技の興趣を向上させることができる。
特に、本実施例では、下位クジラベル「PLM」に当選した場合は、ストップスイッチ7a〜7cの操作手順に関わらず、第3BB一般状態であれば1枚役に確実に入賞し、第3BB一般状態以外であれば10枚役(プラム)に確実に入賞するよう構成されているため、遊技者を落胆させ難いという利点がある。
また、本実施例では、図9に示すように、RB状態(RBB3RB1)の役抽選では、全種類の小役を含む下位クジラベル「ALL」と、1枚役のみを含む下位クジラベル「SPE」とに当選可能となる。上述のように「ALL」に当選した場合には、リール9a〜9cの停止制御によって増加役に入賞して、15枚のメダルが払い出されるため、当該ゲームで第3BB状態が終了することとなるが、「SPE」の当選であれば1枚役に入賞するため、第3BB状態が終了することはない、RB状態は、2回の小役入賞又は2ゲームの消化により終了するため、第3BB状態の終了条件(9枚超の払出)よりも先に、RB状態の終了条件を充足させることができる。すなわち、かかる構成によれば、第3BB状態を終了させることなく、RB状態から第3BB一般状態に移行して、第2ボーナス持越状態に移行するチャンスが与えられる。このため、本実施例では、取りこぼして持ち越すべきシフトRB役を、誤操作によって入賞させてしまった場合でも、遊技者を落胆させることなく遊技を続けさせることができ、誤操作による第3BB状態の興趣低下を防止できる。
なお、本発明の遊技機は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、上記実施例では、視認窓4に有効ライン4aが一本だけ設けられており、リール9a〜9cの停止時に、1組の図柄組合せが停止表示されるよう構成されているが、本発明は、視認窓4に有効ライン4aが複数本設けられ、リール9a〜9cの停止時に、複数組の図柄組合せが停止表示される構成も含む。
また、上記実施例では、高確率移行状態RT2(本発明に係る第2の通常状態)が、再遊技低確率状態RT0(本発明に係る第1の通常状態)よりも、再遊技役の当選確率が高い遊技状態となっているが、高確率移行状態RT2における再遊技役の当選確率を、再遊技低確率状態RT0と等しくしてもかまわない。再遊技役の当選確率が同じであっても、RT3を経由して再遊技高確率状態に移行できるという点で、高確率状態RT2は、再遊技低確率状態RT0よりも遊技者に有利であるためである。
1 スロットマシン(遊技機)
4 視認窓
5a,5b ベットスイッチ
6 スタートスイッチ
7a〜7c ストップスイッチ
9a〜9c リール(図柄表示器)
10 画像表示器
14 払出枚数表示器
15 貯留枚数表示器
20 メイン制御手段
21 サブ制御手段
22 画像制御手段
本発明は、複数種類の図柄を可変表示可能な図柄表示器を備え、スタートスイッチの操作を契機として図柄表示器の図柄を変動表示させた後に、ストップスイッチの操作を契機として前記図柄表示器の図柄を停止表示させ、停止表示態様に応じた処理を行うゲームを実行する遊技機において、遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、前記図柄表示器の停止表示態様によって規定される複数種類の役に当選したか否かを決定する役抽選を実行する役抽選手段と、前記役抽選で当選した役と前記ストップスイッチの操作に応じて図柄を停止表示する制御を行う図柄制御手段と、前記図柄表示器で、前記役に係る停止表示態様が表示された場合に、当該役に入賞したと判定する入賞判定手段とを備え、前記役は、入賞時に遊技用価値を遊技者に払い出す小役と、入賞時に遊技用価値を投入することなく次ゲームを実行可能となる再遊技役と、入賞時に前記役抽選で前記小役の当選確率が通常よりも増大するボーナス状態に移行することとなるボーナス役とを含み、前記遊技状態制御手段は、前記役抽選で第1ボーナス役に当選可能な通常状態と、前記第1ボーナス役の入賞によって移行する第1ボーナス状態と、に遊技状態を制御可能であり、前記第1ボーナス状態中は、前記役抽選で第2ボーナス役に当選可能なボーナス一般状態と、前記ボーナス一般状態で当選した前記第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態でゲームが行われる第2ボーナス持越状態と、前記第2ボーナス役の入賞によって移行する第2ボーナス状態と、に遊技状態を制御可能であり、さらに、前記第1ボーナス状態中に払い出された遊技用価値が規定終了数に達すると、当該第1ボーナス状態を終了させて、前記ボーナス一般状態又は前記第2ボーナス状態の場合は、第1の通常状態へ移行させ、前記第2ボーナス持越状態の場合は、前記第1の通常状態よりも遊技者に有利な第2の通常状態へ移行させるものであり、前記役抽選手段は、前記通常状態及び前記ボーナス一般状態において、第1小役と第2小役に同時当選する特定の抽選結果となり得る役抽選を実行するとともに、全ての前記小役について共通の当選確率で前記役抽選を実行し、前記第1小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、1回の入賞により前記規定終了数に達する数であり、前記第2小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、1回の入賞では前記規定終了数に達しない数であり、前記図柄制御手段は、前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記通常状態では、前記第1小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで、前記第2小役には入賞させず、前記ボーナス一般状態では、前記第2小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで、前記第1小役には入賞させず、さらに、前記役抽選手段は、前記第2ボーナス持越状態においても、前記特定の抽選結果となり得る役抽選を実行し、前記図柄制御手段は、前記第2ボーナス持越状態の前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第1小役が入賞するように図柄の停止表示を制御することを特徴とする遊技機である。
かかる構成にあっては、第1ボーナス状態のボーナス一般状態において、特定の抽選結果のときに比較的高配当の第1小役に入賞しなくなることで、従来構成に比べて、小役当選時に払い出される遊技用価値の数が低減するため、当該ボーナス一般状態において、遊技用価値の払出数が第1ボーナス状態の規定数に達し難くなる。したがって、かかる構成によれば、第1ボーナス状態の規定終了数を増加させることなく、第2ボーナス役に当選する機会を多く確保して、従来構成に比べて確実に、第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態で第1ボーナス状態を終了させることが可能となる。
また、本発明では、第2ボーナス持越状態に移行すれば、比較的高配当の第1小役に入賞し易くなるため、第2ボーナス持越状態に移行した後は、第1ボーナス状態の終了条件を速やかに充足させて、遊技者に有利な第2の通常状態に移行することができる。
また、本発明では、第2ボーナス持越状態にあって、一回の小役入賞で第1ボーナス状態の規定終了数に到達するため、第2ボーナス持越状態から遊技者に有利な第2の通常状態に速やかに移行させることができる。

Claims (7)

  1. 複数種類の図柄を可変表示可能な図柄表示器を備え、スタートスイッチの操作を契機として図柄表示器の図柄を変動表示させた後に、ストップスイッチの操作を契機として前記図柄表示器の図柄を停止表示させ、停止表示態様に応じた処理を行うゲームを実行する遊技機において、
    遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、
    前記図柄表示器の停止表示態様によって規定される複数種類の役に当選したか否かを決定する役抽選を実行する役抽選手段と、
    前記役抽選で当選した役と前記ストップスイッチの操作に応じて図柄を停止表示する制御を行う図柄制御手段と、
    前記図柄表示器で、前記役に係る停止表示態様が表示された場合に、当該役に入賞したと判定する入賞判定手段と
    を備え、
    前記役は、入賞時に遊技用価値を遊技者に払い出す小役と、入賞時に遊技用価値を投入することなく次ゲームを実行可能となる再遊技役と、入賞時に前記役抽選で前記小役の当選確率が通常よりも増大するボーナス状態に移行することとなるボーナス役とを含み、
    前記遊技状態制御手段は、
    前記役抽選で第1ボーナス役に当選可能な通常状態と、前記第1ボーナス役の入賞によって移行する第1ボーナス状態と、に遊技状態を制御可能であり、
    前記第1ボーナス状態中は、前記役抽選で第2ボーナス役に当選可能なボーナス一般状態と、前記ボーナス一般状態で当選した前記第2ボーナス役の当選状態を持ち越した状態でゲームが行われる第2ボーナス持越状態と、前記第2ボーナス役の入賞によって移行する前記第2ボーナス状態と、に遊技状態を制御可能であり、
    さらに、前記第1ボーナス状態中に払い出された遊技用価値が規定終了数に達すると、当該第1ボーナス状態を終了させて、前記ボーナス一般状態又は前記第2ボーナス状態の場合は、第1の前記通常状態へ移行させ、前記第2ボーナス持越状態の場合は、前記第1の通常状態よりも遊技者に有利な第2の前記通常状態へ移行させるものであり、
    前記役抽選手段は、前記通常状態及び前記ボーナス一般状態において、第1小役と第2小役に同時当選する特定の抽選結果となり得る役抽選を実行するとともに、全ての前記小役について共通の当選確率で前記役抽選を実行し、
    前記第1小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、所定回数の入賞により前記規定終了数に達する数であり、前記第2小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、前記所定回数入賞した場合でも前記規定終了数に達しない数であり、
    前記図柄制御手段は、前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記通常状態では、前記第1小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで、前記第2小役には入賞させず、前記ボーナス一般状態では、前記第2小役に優先して入賞するように図柄の停止表示を制御することで、前記第1小役には入賞させないことを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄制御手段は、前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記通常状態では、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第1小役が入賞するように図柄の停止表示を制御し、前記ボーナス一般状態では、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第2小役が入賞するように図柄の停止表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記役抽選手段は、前記第2ボーナス持越状態においても、前記特定の抽選結果となり得る役抽選を実行し、
    前記図柄制御手段は、前記第2ボーナス持越状態の前記役抽選で前記特定の抽選結果となったときに、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、必ず前記第1小役が入賞するように図柄の停止表示を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記所定回数は1回であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記第2小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、前記小役の入賞時に払い出され得る最小単位であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記遊技状態制御手段は、第1所定回の前記小役の入賞、または第2所定回のゲームの実行によって、前記第2ボーナス状態を終了させて、前記ボーナス一般状態に移行させるものであり、
    前記役抽選手段は、前記第2ボーナス状態において、全種類の前記小役に同時当選することとなる第1の抽選結果と、特殊小役のみに当選することとなる第2の抽選結果とを含む役抽選を実行し、
    前記図柄制御手段は、前記第2ボーナス状態の前記役抽選で前記第1の抽選結果となったときに、前記ストップスイッチの操作手順に関わらず、前記規定終了数以上の遊技用価値が払い出される前記小役に入賞するように図柄の停止表示を制御し、
    前記特殊小役の入賞時に払い出される遊技用価値の数は、前記第1所定回入賞した場合でも前記規定終了数に達しない数であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記通常状態は、前記第1の通常状態と、前記第2の通常状態と、第3の通常状態と、第4の通常状態とを含み、
    前記遊技状態制御手段は、前記通常状態において、第1の移行再遊技役に入賞した場合に前記第3の通常状態に移行させ、第2の移行再遊技役に入賞した場合に前記第4の通常状態に移行させるものであり、
    前記役抽選手段は、
    前記第1の通常状態では、前記第1の移行再遊技役及び前記第2の移行再遊技役に当選不可能な前記役抽選を実行し、
    前記第2の通常状態では、前記第1の移行再遊技役に当選可能で、前記第2の移行再遊技役に当選不可能な前記役抽選を実行し、
    前記第3の通常状態では、前記第2の移行再遊技役に当選可能な前記役抽選を実行し、
    前記第4の通常状態では、前記再遊技役の当選確率が前記第1の通常状態より高い前記役抽選を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の遊技機。
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