JP2016137142A - 遊技機 - Google Patents

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孝幸 菊地
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Abstract

【課題】遊技者の負担を軽減できる遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシンでは、擬似一般状態から第1移行準備状態へと移行する際、及び、AT状態から第1終了準備状態へと移行する際に、3ベット(通常規定数)で遊技を行う状態から2ベット(特殊規定数)で遊技を行う状態へと切り替わる。スロットマシンでは、このように3ベットから2ベットへと切り替わる際に、特殊小役を入賞させるための特殊打順の報知を行って特殊小役を入賞させる。特殊小役が入賞すると、特殊清算処理が実行される。特殊清算処理では、2枚のメダルをクレジットとして残し、残りのメダルがメダル受け皿に払い出される。これにより、次回の遊技では、MAXベットボタンを操作するだけで2ベットされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置されるスロットマシンなどの遊技機に関するものである。
外周に複数の図柄が配列されたリールを備えたスロットマシンが広く知られている。スロットマシンでは、メダル投入口にメダルを直接投入することによってメダルをベットしたり、ベットボタンを操作してスロットマシンにクレジットされたメダルをベットした後に、スタートレバーを操作することによって遊技が開始される。遊技が開始されると、当選役抽選テーブルを用いた当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれかまたはハズレが決定されるとともに、リールが回転を開始する。そして、リールが停止したときに、当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄組合せが停止表示されることによりこの当選役が入賞となると、入賞した当選役に対応する処理が実行される。
一般に、スロットマシンでは、ベットボタンとして1ベットボタンとMAXベットボタンとが設けられており、1ベットボタンを操作することによって、クレジットされたメダルを1枚ずつベットすることができる。また、MAXベットボタンを操作することによって、クレジットされたメダル数を上限とし、ベット可能な最大数のメダルを一括でベットできる。
また、スロットマシンの中には、遊技を開始するために必要なメダルのベット数(規定数)として、複数種類の規定数が設定されたものもある。例えば、下記特許文献1には、2種類の規定数が設定され、これらのいずれで遊技を行うかによって小役入賞時のメダルの払出数が異なる構成が記載されている。このように複数種類の規定数を設定することにより遊技性を多様化できる。
特開2014−217535
上記特許文献1のように、複数の規定数での遊技を可能とすることにより、遊技性を多様化することが可能な反面、遊技者の負担が増加してしまうといった問題がある。つまり、多くの遊技者は、クレジットされたメダルが存在する場合はMAXベットボタンを操作してメダルのベットを行うが、MAXベットボタンを操作すると、複数の規定数のうち最大の規定数のメダルがベットされてしまう。
このため、例えば、3枚のメダルをベットする遊技状態から2枚のメダルをベットする遊技状態へと移行した場合は、遊技者自身が遊技状態の変化によるベット数の違いを認識し、それまでのベット操作を変更、すなわち、MAXベットボタンを1回操作するベット操作から、1ベットボタンを2回操作するベット操作へと変更する必要があり、負担が増加してしまう。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、遊技者の負担を軽減できる遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技開始に伴って当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれかまたはハズレが決定されるとともに、外周に複数種類の図柄が配列されたリールが回転を開始し、前記リールの回転が停止したときに停止表示された図柄組合せが前記当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄組合せとなることによってこの当選役が入賞した場合に、入賞した当選役に対応する処理を実行する遊技機において、遊技媒体をクレジットするクレジット手段と、前記クレジット手段にクレジットされた遊技媒体数を上限として、ベット可能な最大数の遊技媒体をベットするMAXベットボタンと、遊技を開始するために操作され、通常規定数または前記通常規定数よりも少ない特殊規定数のいずれかの規定数の遊技媒体がベットされたことに基づいて操作が有効化されるスタートレバーと、前記当選役抽選で特殊当選役が当選、または、前記リールが停止して特殊当選役が入賞したことに基づいて、前記特殊規定数の遊技媒体を前記クレジット手段に残して残りの遊技媒体の払い出しを行う払出制御手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明では、特殊当選役が当選または入賞したことに基づいて、通常規定数よりも少ない特殊規定数のメダルを残してクレジットされたメダルを清算(払い出し)するので、次の遊技でMAXベットボタンが操作されると、通常規定数のメダルではなく特殊規定数のメダルがベットされる。これにより、特殊当選役が当選または入賞したことに基づいて、次の遊技を特殊規定数のメダルで実行させれば、通常規定数で遊技を行う場合と同様の操作、すなわち、MAXベットボタンを操作するだけで自動的に特殊規定数のメダルをベットでき、遊技者の負担を軽減できる。
スロットマシンの外観図である。 スロットマシンの電気的な構成の概略を示すブロック図である。 特殊清算処理が実行される流れを示すフローチャートである。 特殊清算処理の流れを示すフローチャートである。 遊技状態の変移を示す説明図である。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)10は、収納箱11と、前面扉12とを備えている。収納箱11には、後述する第1〜第3リール20a〜20cがユニット化されたリールユニットや、払い出し口27を介してメダル受け皿28にメダルの払い出しを行うホッパ装置30などが収納されている。前面扉12は、上扉12aと下扉12bとに分割されており、これら上扉12a及び下扉12bはそれぞれ収納箱11に軸着され、開閉自在に支持されている。
上扉12aには、液晶ディスプレイ13、スピーカ14などの演出装置、及び、表示窓16が設けられている。液晶ディスプレイ13は、各種演出画像を表示する。また、スピーカ14は、各種演出音を出力する。スロットマシン10は、これら液晶ディスプレイ13、及び、スピーカ14を制御することによって遊技を演出する。なお、演出装置は液晶ディスプレイやスピーカに限定されない。ランプなどの電飾装置、アクチュエータやモータなどで駆動される可動式の役物などを演出装置として設け、これらも演出に用いてもよい。
表示窓16の奥には、回転自在な第1リール20a、第2リール20b、第3リール20cが設けられている。これらリール20a〜20cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リール20a〜20cが停止した状態では、表示窓16を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。
下扉12bには、メダルを投入するメダル投入口22、クレジットされたメダルを1枚ずつベットするための1ベットボタン23a、クレジットされたメダルをベット可能な最大数(本実施形態では3枚)まで一括でベットするためのMAXベットボタン23b、遊技を開始する際に操作されるスタートレバー24、回転しているリールを停止させるためのストップボタン26a〜26c、メダルを払い出す払い出し口27、払い出し口27から払い出されたメダルを受けるメダル受け皿28、クレジットされたメダルを清算するための清算ボタン29が設けられている。
スロットマシン10では、1回の遊技を行うために必要なメダルのベット数(規定数)として、通常規定数(本実施形態では3ベット)と、通常規定数よりも少ない特殊規定数(本実施形態では2ベット)との2種類のベット数が設定されている。そして、スロットマシン10では、メダル投入口22にメダルを投入、または、1ベットボタン23aやMAXベットボタン23bを操作することにより、2枚以上のメダルをベットするとスタートレバー24の操作が有効化され、有効化されたスタートレバー24が操作されると遊技が開始される。
遊技が開始されると、当選役抽選が実行されて複数種類の当選役のいずれかまたはハズレが決定されるとともにリール20a〜20cが回転を開始し、リール20a〜20cの回転速度が一定速度に到達して定常回転となるとストップボタン26a〜26cの操作が有効化され、有効化されたストップボタン26a〜26cを操作することによって、操作されたストップボタンに対応するリールを停止させることができる。そして、リール20a〜20cが停止したときに、当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄組合せが表示されると、この当選役が入賞となり、入賞した当選役に対応する処理(入賞処理)が実行される。
スロットマシン10では、当選役として、リプレイ、小役、ボーナスの3種類が設けられている。そして、リプレイが入賞すると、入賞処理として、新たなメダルの投入無しに次回の遊技を可能とする再遊技処理が行われる。また、小役が入賞すると、入賞処理として、入賞した小役の種類に対応した枚数のメダルを払い出す払出処理が行われる。さらに、ボーナスが入賞すると、入賞処理として、ボーナスモードへと移行させる遊技状態移行処理が行われる。
なお、ボーナスは、当選役抽選に当選(以下、当選役抽選に当選することを単に当選と称する場合がある)した回の遊技で入賞させることができなかった場合でも次回以降の遊技に入賞の権利が持ち越される。ただし、持ち越すことができる権利は1つのみとなっており、入賞の権利が持ち越されている状態では新たなボーナスが当選しないようになっている。一方、小役は、当選した回の遊技で入賞させることができなければ入賞の権利が消滅し、いわゆる取りこぼしとなる。また、リプレイは、取りこぼしとはならないように設計(図柄の配列や後述する遊技用回転制御(停止制御)の内容が決定)されている。
さらに、スロットマシン10では、ボーナスとして、「第1ボーナス」、「第2ボーナス」が設けられている。また、小役として、「特殊小役(特殊当選役)」、及び、「打順小役」が設けられている。
第1ボーナスは、当選すると第1内部中モードへ移行し、入賞すると第1ボーナスモードへ移行する当選役である(図5参照)。第1ボーナスの当選確率は、3ベット(通常規定数)で遊技した場合は高確率(例えば「10000/65536」)に設定され、2ベット(特殊規定数)で遊技した場合は超低確率(例えば、「1/65536」)に設定されている。
第2ボーナスは、当選すると第2内部中モードへ移行し、入賞すると第2ボーナスモードへ移行する当選役である(図5参照)。第2ボーナスの当選確率は、3ベット(通常規定数)で遊技した場合は「0%」に設定され、2ベットで遊技した場合は高確率(例えば、「10000/65536」)に設定されている。また、第2ボーナスは、入賞の権利が持ち越されているとき(すなわち、第2内部中モード中)に3ベット(通常規定数)で遊技しても、後述する入賞させるための停止制御が行われず、2ベット(特殊規定数)で遊技したときにのみ入賞させるための停止制御が行われる。すなわち、第2ボーナスは、2ベット(特殊規定数)で遊技をした場合にのみ当選や入賞が可能とされた2ベット(特殊規定数)専用の当選役である。
特殊小役は、入賞すると後述する特殊清算処理が実行される当選役である。また、本実施形態において、特殊小役は、他の小役と同時に当選(重複当選)するように、後述する当選役抽選テーブルにおいて他の小役と共通の当選エリアに割り当てられている。そして、特殊小役と他の小役が重複当選した状態では、予め設定された特殊打順でストップボタン26a〜26cが操作されると、特殊小役が入賞するように後述するリール20a〜20cの停止制御が行われ、特殊打順以外の打順でストップボタン26a〜26cが操作されると、他の小役が入賞するように、リール20a〜20cの停止制御が行われる。また、スロットマシン10では、特殊小役と他の小役が重複当選となる当選エリアが複数設けられ、当選エリア毎に特殊打順が異なっている。これにより、後述する報知が無い状態(特殊打順を知らない状態)では、特殊小役を入賞させることが難しくなっている。
打順小役は、前述した特殊小役とは異なり、入賞しても特殊清算処理は実行されず、メダルの払い出しのみが行われる当選役である。一方、打順小役は、特殊小役と同様に、他の小役と重複当選し、正解打順でストップボタン26a〜26cが操作された場合にのみ打順小役を入賞させるための停止制御が行われる。また、打順小役と他の小役が重複当選する当選エリアが複数設けられ、当選エリア毎に正解打順が異なっており、報知が無く正解打順を知らない状態では、打順小役を入賞させることが難しくなっている。さらに、打順小役は、他の小役よりも、入賞した場合に払い出されるメダルの払出数が多く設定されており、後述するAT状態のように、正解打順の報知を受けられる遊技状態の方が、正解打順の報知を受けられない遊技状態よりも有利となっている。
図2に示すように、スロットマシン10の内部には、スロットマシン10の各部を制御することによって、遊技の実行及び進行を制御するメイン制御基板31と、液晶ディスプレイ13及びスピーカ14を制御することによって、演出の実行及び進行を制御するサブ制御基板32とが設けられている。メイン制御基板31とサブ制御基板32とは電気的に接続されており、メイン制御基板31からサブ制御基板32へは遊技状態を示す情報など各種情報の送信が可能となっているが、サブ制御基板32からメイン制御基板31へは情報を送信できないようになっている(情報の通信はメイン制御基板31からサブ制御基板32への一方通行となっている)。
メイン制御基板31には、メダルのベット処理を行うベット処理部33、当選役抽選を行う当選役抽選部34、リール20a〜20cの回転を制御する回転制御部36、メダルのクレジットや払い出しを制御する払出制御部(払出制御手段)38、クレジットされたメダルをカウントするためのクレジットカウンタ(クレジット手段)40が設けられている。
ベット処理部33には、遊技に対してベットされたメダルの枚数をカウントするためのベットカウンタ33aが設けられており、ベット処理では、このベットカウンタ33aの値の変更が行われる。
ベット処理部33は、遊技に先立ってメダル投入口22にメダルが投入されると、最大のベット数である「3」を上限として、投入されたメダル1枚につきベットカウンタ33aの値を「1」上昇させる。なお、ベットカウンタの値が「3」である状態で、メダル投入口22にメダルが投入されると、このメダルは払い出し口27から払い出されて遊技者に返却、または、スロットマシン10にクレジット(貯留)され、ベットカウンタ33aの値は変化しない。
また、ベット処理部33は、スロットマシン10にクレジットされたメダルが存在する状態で、遊技に先立って1ベットボタン23aまたはMAXベットボタン23bが操作されると、操作されたベットボタンの種類に対応する数だけベットカウンタ33aの値を上昇させ、上昇させた値に対応する値をクレジット数から減算する。すなわち、1ベットボタン23aの操作毎に、ベットカウンタ33aの値を「1」上昇させ、上昇分だけクレジットカウンタ40の値を減算する。また、MAXベットボタン23bが操作された場合は、値が「3」となるまでベットカウンタ33aの値を上昇させ、上昇させた分だけクレジットカウンタ40の値を減算する。
なお、クレジットカウンタ40の値、すなわち、クレジット数が「2」以下の状態でMAXベットボタン23bが操作された場合、クレジット数だけ、ベットカウンタ33aの値が上昇する。すなわち、クレジット数が「2」の状態でMAXベットボタン23bが操作されると、ベットカウンタ33aの値が「2」上昇し、クレジット数が「1」の状態でMAXベットボタン23bが操作されると、ベットカウンタ33aの値が「1」上昇する。また、ベットカウンタ33aの値が「3」である状態で、1ベットボタン23aまたはMAXベットボタン23bが操作された場合、この操作は無効とされ、ベットカウンタ33aの値やクレジット数は変化しない。
メイン制御基板31は、本実施形態における最小のベット数である「2」枚以上のメダルがベットされた状態となると(ベットカウンタ33aの値が「2」以上となると)、スタートレバー24の操作を有効化し、有効化されたスタートレバー24の操作に基づいてスロットマシン10の各部を制御して遊技を開始させる。また、メイン制御基板31は、ベットされたメダルで遊技が開始された場合や、遊技が終了(全てのリール20a〜20cが停止)した場合など、予め定められた所定の契機となるとベットカウンタ33aの値を「0」に戻す。
当選役抽選部34は、遊技開始に伴って当選役抽選テーブルを用いた当選役抽選を行う。当選役抽選テーブルは、複数の当選エリアのそれぞれに対して乱数が対応付けされたものであり、各当選エリアには当選役のいずれかまたはハズレが対応付けされている。また、当選エリアの中には、同種または異なる種類の複数の当選役が対応付けされたものもある。そして、当選役抽選では、図示しない乱数発生器により発生された乱数を当選役抽選テーブルに照合していずれの当選エリアに該当するかが判定され、該当する当選エリアに対応付けされた当選役が当選となる。
当選役抽選テーブルとしては、各当選エリアに対応付けする当選役の種類や数(当選する当選役の種類や数)や、各当選エリアに対応付けする乱数の個数(各当選役の当選確率)が異なる複数種類の当選役抽選テーブルが設けられている。当選役抽選部34は、遊技状態や規定数(3枚ベット(通常規定数)と2枚ベット(特殊規定数)とのいずれで遊技が開始されたか)に対応する当選役抽選テーブルを用いて当選役抽選を実行する。
回転制御部36は、リール20a〜20cの回転制御を行う。回転制御部36は、有効化されたスタートレバー24が操作されたこと(すなわち、遊技開始)に伴ってリール20a〜20cの回転を開始させるとともに、有効化されたストップボタン26a〜26cが操作されると、操作されたストップボタンに対応するリールの停止制御を行う。
停止制御において、回転制御部36は、当選役抽選で決定された当選役が入賞するように、各リール20a〜20cを停止させる。具体的には、1つの当選役が対応付けされた当選エリアが当選役抽選で決定された状態では、この当選エリアに対応付けされた当選役が入賞するようにリール20a〜20cの停止制御を行う。
また、複数の当選役が対応付けされた当選エリアが当選役抽選で決定された状態(複数の当選役が重複当選している状態)では、優先順位の高い当選役が優先的に入賞するようにリール20a〜20cの停止制御を行う。スロットマシン10では、「リプレイ>小役>ボーナス」の順番で優先順位が設定されており、複数種類の当選役が重複当選している状態では、この優先順位に従ってリール20a〜20cの停止制御が行われる。
さらに、スロットマシン10では、前述した特殊小役とその他の小役、及び、打順小役とその他の小役のように、複数の当選役が重複当選している際に、ストップボタンの操作順序(押し順)に応じて、重複当選している当選役のいずれを優先的に入賞させる停止制御を行うかが変化する場合も設けられている。そして、特殊小役がその他の小役と重複当選した状態では、特殊打順でストップボタン26a〜26cが操作された場合は特殊小役が入賞し、特殊打順以外の打順でストップボタン26a〜26cが操作された場合はその他の小役が入賞するようにリール20a〜20cの停止制御が行われる。また、打順小役がその他の小役と重複当選した状態では、正解打順でストップボタン26a〜26cが操作された場合は打順小役が入賞し、正解打順以外の打順でストップボタン26a〜26cが操作された場合はその他の小役が入賞するようにリール20a〜20cの停止制御が行われる。
なお、当選役が入賞するように停止制御を行うとは、ストップボタンが操作されたときに、当選役が入賞となる図柄組合せを構成する図柄(当選図柄)が、有効ライン(当選図柄が並ぶと当選役が入賞となるライン)から所定の引き込み範囲内に存在する場合に、当選図柄を有効ライン上に引き込んで停止させることを示している。このため、当選役が入賞するように停止制御が行われても、各リールの図柄配列(当選図柄の配置間隔)によっては、ストップボタンの操作タイミング次第で、当選役が入賞するか否かが決まる場合もある(当選役が入賞するように停止制御を行っても、必ずしも当選役が入賞するとは限らない)。
払出制御部38は、当選役が入賞すると、入賞した当選役に対応する払出数のメダルを遊技者に付与する。各当選役と、各当選役の入賞時に払い出すメダルの払出数との関係は、図示しない払出テーブルに規定されており、払出制御部38は、当選役が入賞となった場合、払出テーブルを参照して入賞した当選役に対応する払出数を検出する。そして、クレジットカウンタ40の値、すなわち、クレジット数が最大数(本実施形態では「50」枚)となるまでは、払出数をクレジット数に加算し、クレジット数が最大数を超える分についてはホッパ装置30を駆動してメダル受け皿28に払い出す。
また、払出制御部38は、清算ボタン29が操作された際にクレジットされたメダルの精算処理を行う。すなわち、クレジットされたメダル(クレジットカウンタ40の値に対応する枚数のメダル)をホッパ装置30を駆動してメダル受け皿28に払い出し、クレジットカウンタ40の値を「0」に戻す。
さらに、図3に示すように、払出制御部38は、特殊当選役(本実施形態では、「特殊小役」)が入賞した場合に、特殊規定数(本実施形態では「2」枚)のメダルをクレジットとして残し、残りのメダルを清算する特殊清算処理を行う。
図4に示すように、特殊清算処理において、払出制御部38は、特殊当選役が入賞したことにより払い出すメダルの払出数(本実施形態では「2」枚であり、以下、特殊払出数と称する)をクレジット数(クレジットカウンタ40の値)に加算し、加算後の値から特殊規定数(「2」枚)を減算して残った数のメダルをホッパ装置30を駆動してメダル受け皿28に払い出す。
これにより、例えば、20枚のメダルがクレジットされている状態で特殊当選役が入賞した際の特殊清算処理では、20枚のメダルがメダル受け皿28に払い出され、特殊規定数(2枚)のメダルがクレジットとして残された状態となる。また、メダルがクレジットされていない状態で特殊当選役が入賞した際の特殊清算処理では、メダル受け皿28へのメダルの払い出しは行われずに、特殊規定数(2枚)のメダルがクレジットとして残された状態となる。
なお、特殊払出数を加えると、クレジットの最大数(「50」枚)を超えてしまう場合、超える分のメダルの払い出しに加え、クレジットの最大数から特殊規定数(2枚)を引いた「48」枚のメダルがメダル受け皿28に払い出される。すなわち、例えば、49枚のメダルがクレジットされている状態で、特殊当選役が入賞した際の特殊清算処理では、「1」枚+「48」枚=「49」枚のメダルがメダル受け皿28に払い出され、特殊規定数(2枚)のメダルがクレジットとして残された状態となる。
このように、本実施形態では、特殊小役が入賞したときに払い出すメダルの枚数である特殊払出数と、特殊清算処理においてクレジットカウンタ40に残すメダルの枚数である特殊規定数とを同数とした。このため、本実施形態では、特殊清算処理が行われると、特殊清算処理の直前のメダルのクレジット数と同数のメダルがメダル受け皿28に払い出され、特殊規定数のメダルがクレジットとして残る。
なお、特殊払出数や特殊規定数の値は適宜設定できるが、特殊払出数が特殊規定数よりも少ないと、新たにメダルを投入しないと、特殊規定数のメダルをクレジットとして残すことができない場合がある。すなわち、仮に、特殊払出数を「1」、特殊規定数を「2」とした場合、メダルがクレジットされていない状態(クレジット数が「0」の状態)で特殊当選役が入賞しても、クレジット数は「1」にしかならないため、これよりも大きい特殊規定数のメダル(「2」枚のメダル)をクレジットとして残すことができない。このため、特殊払出数は、特殊規定数以上であることが好ましい。
図2に戻り、サブ制御基板32には、演出制御部50が設けられている。演出制御部50には、メイン制御基板31から当選役抽選の結果や現在の遊技状態を示す信号が送信される。演出制御部50は、メイン制御基板31から送信される信号に応じて、液晶ディスプレイ13やスピーカ14を駆動制御して遊技を演出する。また、演出制御部50は、メイン制御基板31から送信される信号に応じて、前述した特殊打順や正解打順の報知を行うことによって、特殊小役や打順小役が入賞するように遊技者に遊技を行わせる。前述のように、正解打順の報知は、AT状態中に行われる。
また、特殊打順の報知は、遊技を2ベット(特殊規定数)で行わせる状態となったことに基づいて行われる。すなわち、スロットマシン10では、特殊小役が入賞すると特殊清算処理が実行され、特殊規定数のメダルをクレジットとして残し、残りのメダルが清算される(図3、図4参照)。これにより、特殊小役が入賞した後、通常通りにMAXベットボタン23bを操作してメダルをベットし、スタートレバー24を操作して遊技を開始すると、通常の3ベット(通常規定数)とは異なる2ベット(特殊規定数)で遊技が開始される。
演出制御部50は、これを利用し、遊技を2ベット(特殊規定数)で行わせる状態となったことに基づいて特殊打順の報知を行う。これにより、遊技者は、特殊打順の報知に従って遊技を行って特殊小役を入賞させることができ、さらに、次の遊技において、特別な操作を行うことなく、通常通りにMAXベットボタン23bを操作してメダルをベットし、スタートレバー24を操作して遊技を開始することで、通常の3ベット(通常規定数)とは異なる2ベット(特殊規定数)で遊技を行うことができる。
以下、図5を用いて、スロットマシン10での遊技の流れについて説明を行う。スロットマシン10では、遊技状態として、遊技者に対してあたかも通常モード(遊技を行うほどメダルを消費する遊技状態であり、遊技者にとって不利な遊技状態)で遊技をしているように認識させる擬似一般状態と、遊技者に対してあたかもボーナスモード(遊技を行うほどメダルが増加する遊技状態であり、遊技者にとって有利な遊技状態)で遊技をしているように認識させるAT状態とが設けられている。
また、スロットマシン10では、擬似一般状態からAT状態へ移行する間に経由する遊技状態として、第1移行準備状態、第2移行準備状態、第3移行準備状態が設けられ、さらに、AT状態から擬似一般状態へ移行する間(戻る間)に経由する遊技状態として、第1終了準備状態、第2終了準備状態、第3終了準備状態が設けられている。
擬似一般状態は、第2ボーナスが当選したが入賞はしていない遊技状態(すなわち、第2内部中モード)のうち、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合の遊技状態を示している。換言すると、第2内部中モードでは、3ベット(通常規定数)または2ベット(特殊規定数)のいずれでも遊技が可能であるが、このうち、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた遊技状態を擬似一般状態と称している。
擬似一般状態では、リプレイの当選確率が1/7.3に設定されている(リプレイが1/7.3で当選する当選役抽選テーブルを用いて当選役抽選が行われる)。また、この擬似一般状態では、第2ボーナスが当選しているため、新たなボーナスは当選せず、さらに、3ベット(通常規定数)で遊技が行われるため、当選している第2ボーナスが入賞することもない。
擬似一般状態へは、後述する第3終了準備状態(非内部中モード、かつ、2ベット(特殊規定数)で遊技を行う遊技状態)で、第2ボーナスが当選することによって移行する。擬似一般状態では、予め設定されたAT状態への移行条件を満たした状態で特殊小役が当選すると、特殊打順の報知が行われる。そして、この報知に従って特殊打順でストップボタン26a〜26cが操作されて特殊小役が入賞すると、擬似一般状態が終了して第1移行準備状態へと移行する。
第1移行準備状態は、第2ボーナスが当選したが入賞はしていない遊技状態(すなわち、第2内部中モード)のうち、2ベット(特殊規定数)で遊技が行われた場合の遊技状態を示している。換言すると、第2内部中モードでは、3ベット(通常規定数)または2ベット(特殊規定数)のいずれでも遊技が可能であるが、このうち、2ベット(特殊規定数)で遊技が行われた遊技状態を第1移行準備状態と称している。
第1移行準備状態へは、前述のように擬似一般状態中に特殊小役が入賞することによって移行するが、特殊小役が入賞すると前述した払出制御部38による特殊清算処理が実行される。このため、遊技者は、擬似一般状態から第1移行準備状態へ移行した場合であっても擬似一般状態と同様にMAXベットボタン23bを操作してメダルをベットし、スタートレバー24を操作して遊技を開始することによって2ベット(特殊規定数)で遊技を開始できる。
第1移行準備状態は、第2ボーナスが入賞することによって終了し、第1移行準備状態が終了すると、第2移行準備状態へと移行する。第1移行準備状態では、リプレイや小役の当選確率が低確率に設定されている。また、第1移行準備状態では、2ベット(特殊規定数)で遊技が実行される。このため、第1移行準備状態では、当選している第2ボーナスが高確率で入賞する。このように、第1移行準備状態では第2ボーナスが高確率で入賞するため、第1移行準備状態は、基本的には1回の遊技で終了する。そして、第1移行準備状態が終了すると第2移行準備状態へと移行する。
なお、1回の遊技で第2ボーナスが入賞しなかった場合は、第2ボーナスが入賞するまで第1移行準備状態での遊技が実行され、第2ボーナスが入賞すると第1移行準備状態が終了して第2移行準備状態へと移行する。
第2移行準備状態は、第2ボーナスが入賞することによって移行する遊技状態、すなわち、第2ボーナスモードである。第2移行準備状態は、予め設定された終了条件を満たすと終了し、第2移行準備状態が終了すると、第3移行準備状態へと移行する。
なお、第2移行準備状態は、ボーナスモードの一種であるが、前述のように、スロットマシン10では、遊技者がAT状態をボーナスモードと認識するように設計されている。このため、第2移行準備状態は、例えば、小役が入賞しても遊技に投入したメダル数と同数以下のメダルしか払い出さないなど、遊技者にとって有利とはならない遊技状態とされている。また、第2移行準備状態は、AT状態への移行の過程で経由する遊技状態である。このため、第2移行準備状態の終了条件は、第2移行準備状態での遊技が長期化しないように決定されており、第2移行準備状態は、基本的には数回程度の遊技で終了して第3移行準備状態へと移行する。
第3移行準備状態は、第1、第2のいずれのボーナスも当選も入賞もしていない遊技状態(いわゆる、非内部中モード)のうち、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合の遊技状態を示している。換言すると、非内部中モードでは、3ベット(通常規定数)または2ベット(特殊規定数)のいずれでも遊技が可能であるが、このうち、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた遊技状態を第3移行準備状態と称している。
第3移行準備状態は、第1ボーナスが当選することによって終了し、第3移行準備状態が終了すると、AT状態へと移行する。前述のように、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合、第1ボーナスの当選確率が高確率となるため、第3移行準備状態は、基本的には数回程度の遊技で終了し、AT状態へと移行する。
AT状態は、第1ボーナスが当選したが入賞はしていない遊技状態(すなわち、第1内部中モード)のうち、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合の遊技状態を示している。換言すると、第1内部中モードでは、3ベット(通常規定数)または2ベット(特殊規定数)のいずれでも遊技が可能であるが、このうち、3ベット(通常規定数)で遊技が行われた遊技状態をAT状態と称している。
AT状態では、打順小役が当選すると、正解打順の報知が行われる。これにより、AT状態は、他の遊技状態と比較して、遊技者にとって有利な遊技状態となっている。また、AT状態では、リプレイの当選確率が高確率に設定されており、打順小役が当選しなかった場合でもリプレイが必ず(または高確率で)当選するようになっている。このため、AT状態では、当選している第1ボーナスが入賞しない(または入賞する確率が低くなっている)。
さらに、AT状態では、予め設定された終了条件を満たした状態で特殊小役が当選すると、特殊打順の報知が行われ、この報知に従って特殊打順でストップボタン26a〜26cが操作されて特殊小役が入賞すると、AT状態が終了して第1終了準備状態へと移行する。
第1終了準備状態は、第1ボーナスが当選したが入賞はしていない遊技状態(すなわち、第1内部中モード)のうち、2ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合の遊技状態を示している。換言すると、第1内部中モードでは、3ベット(通常規定数)または2ベット(特殊規定数)のいずれでも遊技が可能であるが、このうち、2ベット(特殊規定数)で遊技が行われた遊技状態を第1終了準備状態と称している。
第1終了準備状態へは、前述のようにAT状態中に特殊小役が入賞することによって移行するが、特殊小役が入賞すると前述した払出制御部38による特殊清算処理が実行される。このため、遊技者は、AT状態から第1終了準備状態へ移行した場合であってもAT状態と同様にMAXベットボタン23bを操作してメダルをベットし、スタートレバー24を操作して遊技を開始することによって2ベット(特殊規定数)で遊技を開始できる。
第1終了準備状態は、第1ボーナスが入賞することによって終了し、第1終了準備状態が終了すると、第2終了準備状態へと移行する。第1終了準備状態では、リプレイや小役の当選確率が低確率に設定されている。また、第1終了準備状態では、2ベット(特殊規定数)遊技が実行される。このため、第1終了準備状態では、当選している第1ボーナスが高確率で入賞する。このように、第1終了準備状態では第1ボーナスが高確率で入賞するため、第1終了準備状態は、基本的には1回の遊技で終了する。そして、第1終了準備状態が終了すると第2終了準備状態へと移行する。
第2終了準備状態は、第1ボーナスが入賞することによって移行する遊技状態、すなわち、第1ボーナスモードである。第2終了準備状態は、予め設定された終了条件を満たすと終了する。第2終了準備状態を終了する際には、例えば、液晶ディスプレイ13にメッセージを表示するなどにより、次回の遊技を2ベット(特殊規定数)で実行する旨の指示が遊技者に対してなされる。そして、第2終了準備状態が終了すると第3終了準備状態へと移行する。
なお、第2終了準備状態は、ボーナスモードの一種であるが、前述のように、スロットマシン10では、遊技者がAT状態をボーナスモードと認識するように設計されている。このため、第2終了準備状態は、例えば、小役が入賞しても遊技に投入したメダル数と同数以下のメダルしか払い出さないなど、遊技者にとって有利とはならない遊技状態とされている。また、第2終了準備状態は、擬似一般状態への移行の過程で経由する遊技状態である。このため、第2終了準備状態の終了条件は、第2終了準備状態での遊技が長期化しないように決定されており、第2終了準備状態は、基本的には数回程度の遊技で終了して第3終了準備状態へと移行する。
第3終了準備状態は、第1、第2のいずれのボーナスも当選も入賞もしていない遊技状態(いわゆる、非内部中モード)のうち、かつ、2ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合の遊技状態を示している。換言すると、非内部中モードでは、3ベット(通常規定数)または2ベット(特殊規定数)のいずれでも遊技が可能であるが、このうち、2ベット(特殊規定数)で遊技が行われた遊技状態を第3終了準備状態と称している。
第3終了準備状態は、第2ボーナスが当選することによって終了し、第3終了準備状態が終了すると、擬似一般状態へと移行する。前述のように、2ベット(通常規定数)で遊技が行われた場合、第2ボーナスの当選確率が高確率となるため、第3移行準備状態は、基本的には数回程度の遊技で終了し、擬似一般状態へと移行する。
以上のように、スロットマシン10では、2ベット(特殊規定数)で遊技する遊技状態へと移行する際、具体的には、擬似一般状態から第1移行準備状態へと移行する際、及び、AT状態から第1終了準備状態へと移行する際に、特殊打順を報知して特殊小役を入賞させ、特殊清算処理を行うようにした。これにより、スロットマシン10によれば、特殊規定数で遊技する遊技状態において、MAXベットボタン23bを操作してメダルをベットすることで、1ベットボタン23aを2回操作したり2枚のメダルをメダル投入口22に投入するなどの特別な操作を行うことなく、特殊規定数のメダルをベットすることができる。
すなわち、スロットマシン10では、従来のように、特殊規定数で遊技を行うにあたり遊技状態に対応したベット数の違いを認識し、1ベットボタンを特殊規定数に対応する回数操作したり、特殊規定数に対応する枚数のメダルをメダル投入口に投入するなど、MAXベットボタンを使用しないでベットを行う操作へと変更するといった作業を遊技者が行う必要がない。これにより、スロットマシン10によれば、従来と比較して、遊技者の負担を軽減できる。
なお、本発明は、特殊当選役が当選または入賞したことに基づいて特殊清算処理を実行すればよいので、細部の構成は上記実施形態に限定されず適宜変更できる。例えば、上記実施形態では、特殊当選役が入賞したことに基づいて特殊清算処理を行う例で説明をしたが、特殊当選役が当選したことに基づいて特殊清算処理を行ってもよい。この場合、特殊当選役が当選したが入賞しなかった場合にのみ特殊清算処理を行ってもよいし、特殊当選役が当選した場合、入賞の有無に関わらず(入賞した場合も入賞しなかった場合も)特殊清算処理を行ってもよい。
また、上記実施形態では、特殊規定数で遊技を行う遊技状態へ移行するタイミングとして、擬似一般状態から第1移行準備状態へ移行する際、及び、AT状態から第1終了準備状態へ移行する際に、特殊清算処理を実行する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、特殊規定数で遊技を行う遊技状態としては、第3終了準備状態も挙げられる。このため、第2終了準備状態から第3終了準備状態へ移行する際に特殊清算処理を実行してもよい。この場合、第2終了準備モードから第3終了準備状態へ移行させる際に(第2終了準備状態の最後の遊技で)、特殊打順の報知を行って特殊小役を入賞させてから(すなわち、特殊清算処理を行ってから)、第3終了準備状態へ移行させればよい。
もちろん、これ以外のタイミングで特殊清算処理を実行してもよい。特殊清算処理は、実行されるとMAXベットボタンを操作したときに特殊規定数のメダルがベットされることで遊技者の負担を軽減するために実行される処理である。このため、特殊清算処理を実行するタイミングとしては、特殊規定数のメダルをベットして遊技すべきタイミングであれば任意のタイミングで実行してよい。
また、上記実施形態では、特殊小役が当選または入賞した際に特殊清算処理を実行する例、すなわち、特殊当選役が小役である例で説明をしたが、特殊当選役は小役に限定されず、リプレイやボーナスであってもよい。
また、上記実施形態では、特殊当選役を1種類のみ設ける例で説明をしたが、複数種類の特殊当選役を設け、いずれかが当選または入賞した際に特殊清算処理を実行する構成としてもよい。もちろん、複数の特殊当選役の組合せが当選または入賞した際に特殊清算処理を実行する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、通常規定数が「3」、特殊規定数が「2」である例で説明をしたが、これら、通常規定数と特殊規定数は、特殊規定数が通常規定数よりも小さい値となる範囲であれば自由な値を設定できる。
また、上記実施形態では、特殊規定数を1種類のみ設ける例で説明をしたが、特殊規定数を複数種類設けてもよい。この場合、例えば、通常規定数を「3」、第1特殊規定数を「2」、第2特殊規定数を「1」とし、第1特殊規定数で遊技を行うべきタイミングに実行される特殊清算処理ではクレジットに第1特殊規定数のメダルを残し、第2特殊規定数で遊技を行うべきタイミングで実行される特殊清算処理においてはクレジットに第2特殊規定数のメダルを残すようにすればよい。
また、上記実施形態では、特殊打順でストップボタンを操作した場合にのみ特殊当選役を入賞させることが可能な例で説明をしたが、特殊打順以外の打順でストップボタンを操作した場合であっても特殊当選役を入賞可能としてもよい。すなわち、ストップボタンの打順によらず入賞可能な当選役を、特殊当選役として設定し、この特殊当選役の入賞または当選を契機に特殊清算処理を実行してもよい。
さらに、上述のように、ストップボタンの打順によらず入賞させることが可能な当選役を特殊当選役として設定するとともに、特殊清算処理を実行するための打順を、例えば抽選により決定し、この打順で遊技が行われた場合に特殊清算処理を実行する構成としてもよい。すなわち、特殊当選役が当選した場合、ストップボタンの打順によらず特殊当選役が入賞するようにリールの停止制御が行われるが、特殊清算処理は、抽選などにより予め設定された打順で遊技が行われた場合にのみ実行される構成としてもよい。
なお、上記実施形態のように、特殊当選役が、特殊打順でストップボタンを操作した場合にのみ入賞可能な当選役であり、特殊規定数で遊技を行うべき遊技状態へと移行させる際に特殊打順を報知して特殊当選役を入賞させ、特殊清算処理を実行してから特殊規定数で遊技を行うべき遊技状態へと移行させる場合、意図しないタイミングで特殊清算処理が実行されてしまうといった問題がある。すなわち、特殊当選役が当選したが、特殊規定数で遊技を行うべき遊技状態へと移行させる条件を満たしていないなどの事情で、特殊打順が報知されていないにも関わらず、遊技者が偶然または故意に特殊打順で遊技を行ってしまい、特殊当選役が入賞して特殊清算処理が実行されてしまうといった問題がある。
このような問題を防止するために、特殊打順は、通常は操作されない打順であることが好ましい。すなわち、遊技者は通常、左側のストップボタンを初めに操作するので、特殊打順は、中央または右側のストップボタンを初めに操作する打順とすることが好ましい。さらに、特殊打順が通常は操作されない打順に設定されているにも関わらず、特殊打順で遊技が行われた場合、遊技者にとって不利となるペナルティを課す構成としてもよい。
10 スロットマシン(遊技機)
20a、20b、20c リール
22 メダル投入口
23a 1ベットボタン
23b MAXベットボタン
24 スタートレバー
26a、26b、26c ストップボタン
29 清算ボタン
31 メイン制御基板
32 サブ制御基板
33 ベット処理部
34 当選役抽選部
36 回転制御部
38 払出制御部(払出制御手段)
40 クレジットカウンタ(クレジット手段)

Claims (1)

  1. 遊技開始に伴って当選役抽選が行われて複数種類の当選役のいずれかまたはハズレが決定されるとともに、外周に複数種類の図柄が配列されたリールが回転を開始し、前記リールの回転が停止したときに停止表示された図柄組合せが前記当選役抽選で決定された当選役に対応する図柄組合せとなることによってこの当選役が入賞した場合に、入賞した当選役に対応する処理を実行する遊技機において、
    遊技媒体をクレジットするクレジット手段と、
    前記クレジット手段にクレジットされた遊技媒体数を上限として、ベット可能な最大数の遊技媒体をベットするMAXベットボタンと、
    遊技を開始するために操作され、通常規定数または前記通常規定数よりも少ない特殊規定数のいずれかの規定数の遊技媒体がベットされたことに基づいて操作が有効化されるスタートレバーと、
    前記当選役抽選で特殊当選役が当選、または、前記リールが停止して特殊当選役が入賞したことに基づいて、前記特殊規定数の遊技媒体を前記クレジット手段に残して残りの遊技媒体の払い出しを行う払出制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020078379A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 株式会社コナミアミューズメント スロットマシン

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