JP2019084240A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し
、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン等の遊技機に関する。
図柄が描かれたリールを有する可変表示部を備えており、規定の賭数が設定された状態で
スタートスイッチが操作されることによりリールが回転開始し、ストップスイッチが操作
されてリールの回転が停止したときに入賞ライン上に予め定められた図柄組合せ(たとえ
ば、7−7−7、以下、図柄組合せを表示結果の組合せ、もしくは役とも称する)が導出
されることにより入賞が発生する。
する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、小役の種類ごとに定められた数のメ
ダルが払い出される。特別役に対応する表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、
レギュラーボーナスやビッグボーナスといった遊技者にとって有利な特別遊技状態に遊技
状態が制御可能となる。また、遊技者にとって有利な操作態様を報知してナビが行われる
AT(Assist Time)といった状態にも制御可能である。再遊技役に対応する
表示結果が入賞ライン上に導出された場合には、賭数の設定に新たなメダルを消費するこ
となく次のゲームを行うことができる。
賞したときには入賞報知処理による演出を実行し、電断が発生して当該電断から復帰した
ときには元の処理に復帰できるようにするものがあった(たとえば、特許文献1)。
賞報知処理による演出のような特定演出と電断との関係性については何ら鑑みられておら
ず、処理に負担が掛かっていた。
との関係において処理負担を軽減することができるスロットマシンを提供することである
。
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結
果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシン(たとえば、スロット
マシン1)において、
特定表示結果(たとえば、7リプレイに対応する入賞図柄組合せ「赤7−赤7−赤7」
)が導出されたときに特定演出(たとえば、入賞時演出)を実行することが可能な特定演
出手段(たとえば、サブ制御部91が入賞時演出を実行する処理)を備え、
前記特定演出手段は、
前記特定表示結果が導出可能な遊技において、前記可変表示部の変動表示中に電断が
発生することなく当該特定表示結果が導出されたときには、前記特定演出を実行し(たと
えば、図12(e1),(f1)に示すように、7リプに当選したゲームにおいて、リー
ル2L,2C,2Rの回転中に電断が発生することなく7リプレイ入賞したときには、入
賞時演出が実行される)、
前記特定表示結果が導出可能な遊技において、前記可変表示部の変動表示中に電断が
発生し、当該電断から復帰した後に当該特定表示結果が導出されたときには、前記特定演
出を実行しない(たとえば、図12(e2),(f2)に示すように、7リプに当選した
ゲームにおいて、リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生し、当該電断から復帰し
た後に7リプレイ入賞したときには、入賞時演出が実行されない)。
前記可変表示部を変動表示させるために操作される開始操作手段(たとえば、スタート
スイッチ7)と、
特定状態(たとえば、特化ゾーン)を含む複数の状態のうちのいずれかに制御する状態
制御手段(たとえば、メイン制御部41により状態を制御するための処理)とをさらに備
え、
前記特定演出は、前記特定表示結果が導出された遊技において、当該遊技の次の遊技で
前記特定状態に制御されることを示唆する演出であり(たとえば、入賞時演出は、7リプ
レイ入賞したゲームにおいて、7リプレイ入賞したゲームの次のゲームで特化ゾーンに制
御されることを示唆する演出である)、
前記次の遊技を開始させる前記開始操作手段の操作に基づいて、前記特定状態に制御さ
れたことを示唆する移行演出(たとえば、特化ゾーン移行演出)を実行する移行演出手段
(たとえば、サブ制御部91が特化ゾーン移行演出を実行する処理)をさらに備え、
前記移行演出手段は、電断が発生したか否かに関わらず前記移行演出を実行する(たと
えば、図12(g1),(g2)に示すように、7リプレイ入賞したゲームで電断が発生
したか否かに関わらず特化ゾーン移行演出が実行される)。
遊技を制御する遊技制御手段(たとえば、メイン制御部41)をさらに備え、
前記移行演出手段は、前記開始操作手段が操作されたときに前記遊技制御手段から出力
されたコマンド(たとえば、状態コマンド)に基づいて前記移行演出を実行する(たとえ
ば、図12(g1),(g2)に示すように、スタートスイッチ7が操作されたときにメ
イン制御部41から出力された状態コマンドに基づいて特化ゾーン移行演出が実行される
)。
前記特定演出手段は、
前記特定表示結果が導出されなかったときにも前記特定演出を実行可能であり(たと
えば、図13(e1),(f1)に示すように、7リプレイ入賞しなかったときにも入賞
時演出が実行される)、
前記特定表示結果が導出可能な遊技において、前記可変表示部の変動表示中に電断が
発生することなく当該特定表示結果が導出されなかったときには、前記特定演出を実行し
(たとえば、図13(e1),(f1)に示すように、7リプに当選したゲームにおいて
、リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生することなく7リプレイ入賞しなかった
ときには、入賞時演出が実行される)、
前記特定表示結果が導出可能な遊技において、前記可変表示部の変動表示中に電断が
発生し、当該電断から復帰した後に当該特定表示結果が導出されなかったときには、前記
特定演出を実行しない(たとえば、図13(e2),(f2)に示すように、7リプに当
選したゲームにおいて、リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生し、当該電断から
復帰した後に7リプレイ入賞しなかったときには、入賞時演出が実行されない)。
下に説明する。
図1(a)は、本実施形態に係るスロットマシン1の正面図であり、(b)は、スロッ
トマシン1の主な内部構成の一例を示す図である。
を出力するスピーカ53と、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作態様に対応する操
作情報などが表示される遊技補助表示器12とを備える。ストップスイッチ8L,8C,
8Rの操作態様には、ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作する順番(押し順)と、
ストップスイッチ8L,8C,8Rを操作するタイミング(操作タイミング)とが含まれ
る。本実施の形態においては、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作態様に対応する
情報(後述するナビ情報)として、押し順に対応する数字が、遊技補助表示器12によっ
て7セグメント表示される。
してスロットマシン1の内部に並設されているリール2L,2C,2Rを視認可能である
。各リール2L,2C,2Rには、各々が識別可能な複数種類の識別情報である図柄が所
定の順序で配列されている。透視窓3の下方には、ゲーム(遊技)を開始する際に操作さ
れるスタートスイッチ7と、それぞれのリールの回転を停止させて表示結果を導出させる
ために操作されるストップスイッチ8L,8C,8Rとが設けられている。リール2L,
2C,2Rの背面には、リール2L,2C,2Rを背面から光を照射するリールLED5
5が設けられている。
に遊技の進行に応じて各種コマンドを出力するメイン制御部41が設けられている。メイ
ン制御部41は、遊技の進行に係る各種制御を行うメインCPU41aと、遊技の進行に
係る各種データを記憶するRAM41cとを備える。メイン制御部41は、スタートスイ
ッチ7やストップスイッチ8L,8C,8Rに対する操作を検出し、検出した操作に応じ
て遊技の進行に係る制御を行う。
るサブ制御部91が設けられている。サブ制御部91は、演出に係る各種制御を行うサブ
CPU91aと、演出に係る各種データを記憶するRAM91cとを備える。サブ制御部
91は、メイン制御部41からのコマンドに基づいて、液晶表示器51における画像の表
示やスピーカ53からの音の出力やリールLED55の点灯態様を制御する。液晶表示器
51の画像表示やスピーカ53の音出力に用いられる演出データは、RAM91cに記憶
されている。
の図柄が所定の順序で配列されている。
ダルを投入するか、図示しないBETスイッチを操作するなどして規定数の賭数を設定す
る。これにより、入賞ラインLNが有効となり、かつスタートスイッチ7への操作が有効
となってゲームが開始可能な状態となる。入賞ラインとは、透視窓3に表示されたリール
2L,2C,2Rにおける図柄の組合せが入賞図柄の組合せと一致するか否かを判定する
ためのラインである。
Rが回転する。このとき、メイン制御部41によって内部抽選が行われる。内部抽選は、
導出を許容する図柄組合せ(表示結果)を決定する処理である。内部抽選によって図柄組
合せの導出が許容されることを、当該図柄組合せに対応する役に当選したともいう。スト
ップスイッチ8L,8C,8Rが操作されると、操作されたストップスイッチに対応する
リールの回転が停止する。これにより、透視窓3に図柄組合せが導出表示される。なお、
リールの回転を停止させるためのストップスイッチ8L,8C,8Rに対する操作のうち
、1番目のリールの回転を停止させるための操作を第1停止操作、2番目のリールの回転
を停止させるための操作を第2停止操作、3番目のリールの回転を停止させるための操作
を第3停止操作ともいう。入賞ラインLN上において、当選役の図柄組合せと一致する図
柄組合せが停止した場合、当該当選役に対応する入賞が発生する。
図3は、入賞役の種類、入賞役の図柄組合せ、および入賞役に関連する技術事項につい
て説明するための図である。
なる図柄の組合せが示されている。また、無効ラインに揃う図柄の組合せ欄には、入賞と
なる図柄の組合せが入賞ラインに停止したときに無効ラインに停止する図柄の組合せであ
って遊技者が認識しやすい図柄の組合せが示されている。付与欄には、入賞時に付与され
る価値(メダル払出、再遊技付与など)が示されている。
有の遊技用価値(たとえば、クレジット)を用いることなく次の遊技を行うことが可能で
あることをいう。換言すると、再遊技とは、遊技者所有の遊技用価値を用いることなく可
変表示部が変動表示可能となることであることをいう。本実施形態では、再遊技役が当選
すると、導出操作手段の操作態様(操作手順ともいう)(操作順序、および操作タイミン
グのうちの少なくとも1つ)に関わらず、入賞する。なお変形例として、再遊技役は、当
選したとしても、導出操作手段の操作態様によっては、入賞しない役(つまり、取りこぼ
しのある役)であってもよい。
図4は、遊技状態の遷移を説明するための図である。
〜RT3を含む複数種類の遊技状態のうち、開始条件が成立してから終了条件が成立する
まで対応するいずれかの遊技状態に制御される(図4の矢印に沿って示した入賞役あるい
は出目参照)。
図5は、遊技状態ごとに抽選対象役(以下、当選役ともいう)として読み出される入賞
役の組合せについて説明するための図である。
抽選対象役が抽選対象であることを示している。図5に示されるように、たとえば、7リ
プは、通常リプレイと7リプレイとを含む。よって、内部抽選で7リプに当選したときに
は、通常リプレイと7リプレイとに当選したことになる。
図6は、押し順役当選時のリール制御を説明するための図である。
される表示結果が異なる役として、押し順役が設けられている。押し順役には、押し順ベ
ルと、押し順リプと、7リプとが含まれる。
1〜4が含まれる。押し順ベルに当選したゲームで、遊技者にとって有利となる操作手順
(正解手順ともいう)でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときには、遊技
者にとって有利となる表示結果が導出される。たとえば、左ベル1に当選したゲームで、
正解手順である左第1停止でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されると、遊技者
にとって有利となる右下がりベルの図柄組合せが導出される。一方、不正解手順である左
第1停止以外の順番でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されると、上段ベルの図
柄組合せが導出されるか、あるいは、操作タイミングに応じて上段ベルの図柄組合せが導
出できないときには移行出目が導出される。この場合、左第1停止は、左ベル1に対応す
る正解手順である。なお、押し順ベルに対応する正解手順は、押し順に限らず、操作タイ
ミングであってもよいし、押し順と操作タイミングとが組み合わされたものでもよい。
、中ベル1〜4、および右ベル1〜4(以下、これらを総じて押し順ベルともいう)のい
ずれかが当選したときにのみ導出が許容され、遊技状態の移行が生じる出目である。移行
出目は、押し順ベルに当選し、右下がりベルあるいは中段ベルの入賞条件となるリール以
外を第1停止とし、かつ当選している上段ベルの入賞を取りこぼした場合に、入賞ライン
LNに揃う出目である。RT0,RT2,RT3中において移行出目が入賞ラインLN上
に停止すると、RT1へ移行される。
が操作されたときに導出される役(右下がりベル,中段ベル)は、主役と称される。一方
、押し順ベルに当選したゲームにおいて、不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8
Rが操作されたときに導出され得る役(上段ベル)は、副役と称される。
てからリール2L,2C,2Rが停止するまでをいうが、ゲームを行う際にスタートスイ
ッチ7の操作前の賭数設定や、リール2L,2C,2Rの停止後にメダルの払い出しや遊
技状態の移行も行われるので、これらの付随的な処理も広義には“ゲーム”に含まれる。
メイン制御部41は、ゲーム制御処理を行って1回のゲームを制御する。ゲーム制御処
理では、まず、賭数設定やクレジット精算・賭数精算するためのBET処理が行われる。
、当該抽出した乱数値に基づいて入賞の発生を許容するか否かを決定(内部抽選)するた
めの内部抽選処理(図5参照)が行われる。乱数回路は、所定の数値範囲(0〜6553
5)内の数値を所定の更新規則に従って更新する。
数値を乱数値として抽出する。内部抽選において抽選対象役に当選したときには、当該抽
選対象役に含まれる入賞役の当選フラグがRAMの所定領域に設定される。たとえば、7
リプに当選したときには、通常リプレイの当選フラグと、7リプレイの当選フラグとが設
定される。当選フラグは、入賞の発生の有無に関わらず、当選したゲームが終了したとき
に消去される。
ームのリール回転開始から所定時間(たとえば、4.1秒)経過していることを条件に、
リール2L,2C,2Rの回転を開始させた後、ストップスイッチ8L,8C,8Rを有
効化し、停止操作に応じてリールの回転を停止させる(図6参照)。
期間に亘って遅延(ストップスイッチ8L,8C,8R各々の停止操作の有効化を遅延)
させるフリーズ演出を実行するためのフリーズ演出処理を実行した後に、ストップスイッ
チ8L,8C,8Rを有効化して通常ゲームに移行させる。
組合せに基づいて入賞などが発生したか否かを判定する入賞判定処理(図3参照)が行わ
れる。また、入賞ライン上の図柄組合せに応じて、図4で示した状態に制御する。
メダルの払出しまたはクレジット加算や、入賞に関わらない各種の処理(たとえば、持ち
越しのない当選フラグ(小役・再遊技役等の当選フラグ)の消去など)が行われる。
行する。これにより、1ゲーム分のゲーム制御処理が終了し、次の1ゲーム分のゲーム制
御処理が開始する。
メイン制御部41は、AT(アシストタイム)に制御可能である。また、メイン制御部
41は、ATとRT2の双方に制御されるARTに制御可能である。ATは、ストップス
イッチ8L,8C,8Rの操作態様(たとえば、押し順や操作タイミング)を遊技者に報
知する報知状態である。メイン制御部41は、ATに制御する権利となるATゲームの付
与に関するAT抽選を実行する。たとえば、メイン制御部41は、ATゲームを付与する
か否か、およびATゲームを付与する場合の付与数(ATゲーム数)をAT抽選で決定す
る。AT抽選は、たとえば、所定条件が成立(ベルやレア役当選など)したことを契機に
実行される。なお、AT抽選においてATゲームを付与することが決定されることをAT
当選と称し、AT抽選においてATゲームを付与することが決定されないことを非AT当
選と称する。
乗せ抽選とは、すでに付与済みのATゲーム数に上乗せしてATゲーム数を付与するため
の抽選である。上乗せ抽選においてATゲームを上乗せすることが決定されることを上乗
せ当選とも称する。上乗せ抽選は、たとえば、所定条件が成立(ベルやレア役当選など)
したことを契機に実行される。上乗せ当選したときには、RAM41cに記憶されたAT
ゲーム数に、付与されたATゲーム数が上乗せされる。
ーンに制御されると、通常のART中よりもさらに高い確率で上乗せ当選するようになる
。
は、特化ゾーンに制御するか否かを決定する抽選である。特化ゾーン抽選は、たとえば、
7リプに当選したことを契機に実行される。
果を特定可能なコマンドをサブ制御部91に送信する。サブ制御部91は、メイン制御部
41からのコマンドに基づいて、各種処理を行う。本実施形態では、メイン制御部41が
サブ制御部91に対して、状態コマンドなどを含む複数種類のコマンドを送信する。状態
コマンドは遊技状態が移行したときに送信される。
本実施の形態に係るスロットマシン1において、サブ制御部91によって実行される各
種演出について説明する。サブ制御部91は、メイン制御部41からのコマンドに基づき
各種演出を実行する。
ART中において、メイン制御部41は、遊技補助表示器12を用いて、押し順役が当
選したときに、正解手順を特定可能なナビ情報を示唆するナビ報知を実行する。
正解手順、「02」の表示により「中左右」および「中右左」の正解手順、および「03
」の表示により「右左中」および「右中左」の正解手順がそれぞれ報知される。
対応する正解手順を特定可能な押し順コマンドを出力する。サブ制御部91は、押し順コ
マンドに基づきナビ演出を実行可能となる。ART中において、サブ制御部91は、液晶
表示器51を用いて、押し順コマンドに基づきナビ情報を示唆するナビ演出を実行する。
このように、メイン制御部41およびサブ制御部91双方においてナビ情報が示唆される
。
ビ演出が実行される。左側に左ストップスイッチ8Lを操作すべき順番、中央に中ストッ
プスイッチ8Cを操作すべき順番、および右側に右ストップスイッチ8Rを操作すべき順
番が、それぞれ数値画像を用いて表示される。たとえば、「右中左」の正解手順は「32
1」のナビ画像の表示によって報知される。
手順とは、次に停止操作すべきストップスイッチ8L,8C,8Rを操作順に示したもの
である。たとえば、正解手順「左右中」は、左ストップスイッチ8Lを操作して左リール
2Lを第1停止させ、次に、右ストップスイッチ8Rを操作して右リール2Rを第2停止
させ、最後に、中ストップスイッチ8Cを操作して中リール2Cを第3停止させる手順で
ある。
加えて、ナビ画像と連動した敵キャラクタ画像が表示される演出が実行される。たとえば
、正解手順が「右中左」と決定された場合は、液晶表示器51にナビ画像「321」が表
示される。それとともに、画像「1」に対応する敵キャラクタ画像、画像「2」に対応す
る敵キャラクタ画像、画像「3」に対応する敵キャラクタ画像が、それぞれ画像「1」、
画像「2」および画像「3」の上部に表示されている。
応する敵キャラクタを味方キャラクタが攻撃する画像が表示される。最終的に、入賞が発
生すると、払い出しが発生したことを報知する文字画像(たとえば、「8枚GET」)が
表示される。
本実施の形態においては、ART中にATゲームの上乗せを遊技者に期待させるバトル
演出が実行されることがある。
像が液晶表示器51に表示される。そして、最終的に味方キャラクタが敵キャラクタに勝
利すると、「WIN」の文字画像が液晶表示器51に表示され、ATゲームが上乗せされ
ていることが遊技者に示唆される。一方、最終的に味方キャラクタが敵キャラクタに敗北
すると、「LOSE」の文字画像が液晶表示器51に表示され、ATゲームが上乗せされ
なかったことが遊技者に示唆される。
本実施の形態においては、ART中に7リプに当選したゲームにおいて特化ゾーン抽選
に当選すると、7を狙え演出が実行される。
狙え」が表示される。これにより、ナビ演出により示唆される押し順でストップスイッチ
8L,8C,8Rを停止操作するとともに、全ての停止操作において赤7図柄が停止可能
なタイミングでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作すべきことが示唆される。
イが入賞する。また、7リプレイ入賞により後述する入賞時演出が実行される。さらに、
次のゲームにおいて特化ゾーン移行演出が実行される。
7を狙え演出が実行されない。この場合は、不正解手順を示唆するナビ演出が実行される
。たとえば、不正解手順「左中右」を示唆するナビ画像「123」を表示して、遊技者に
通常リプレイを入賞させるように示唆する。このように、あえて不正解手順を示唆して、
赤7を揃えさせないようにしている。
7を狙え演出が実行されない。この場合においても、不正解手順を示唆するナビ演出が実
行される。
7リプ当選し、かつ、抽選により特化ゾーン当選したゲームにおいて、入賞が発生する
と、次のゲームで特化ゾーンへ制御されることを示唆する入賞時演出が実行される。入賞
時演出は、液晶表示器51において演出画像を表示すること、および、リールLED55
の点滅によって行われる。
、特化ゾーンへの移行は7リプ当選時に決定されるため、7リプレイへの入賞可否と特化
ゾーンへの移行とは関係ない。このため、たとえば、不正解手順によって通常リプレイが
当選したような場合であっても、入賞時演出は実行される(図13で後述する)。
さらに、特化ゾーンに制御されると、特化ゾーン移行演出が実行される。特化ゾーン移
行演出は、スタートスイッチ7の操作に基づいて、特化ゾーンに制御されたことを示唆す
る演出である。
図7〜図13を参照しながら、各種演出の実行例について具体的に説明する。なお、図
7〜図13に示す例においては、すべてARTに制御されている場合を想定する。
7(a1),(b1)〜(f1)は、押し順リプが当選したときの演出実行例を示す。図
7(a1),(b2)〜(g2)は、押し順ベルが当選したときの演出実行例を示す。図
7(a1),(b3)〜(g3)は、7リプが当選し、かつ特化ゾーンが当選したときの
7を狙え演出の演出実行例を示す。図7(a4)〜(f4)は、上乗せ当選し、その次ゲ
ームにおいて押し順リプが当選したときのバトル演出の演出実行例を示す。
図7(a1)に示すように、液晶表示器51には、ART中の通常背景(以下、ART
通常背景とも称する)が表示されている。液晶表示器51には、ART通常背景として、
刀を持った味方キャラクタが道を走っている画像が表示される。
た内部抽選において、押し順リプに当選したとする。
が示唆される。たとえば、押し順リプとしてリプレイGR13が当選した場合には、右第
1停止が正解手順となる。
り、右第1停止が正解手順であることがメイン報知によって示唆される。
停止操作すると、第1停止操作に対応する画像「1」が消去され、ナビ画像「23」が表
示される。これにより、中ストップスイッチ8Cの第2停止操作が促される。
停止操作すると、第2停止操作に対応する画像「2」が消去され、ナビ画像「3」が表示
される。これにより、左ストップスイッチ8Lの第3停止操作が促される。
停止操作すると、第3停止操作に対応する画像「3」が消去され、これによりナビ画像の
表示が終了する。このとき、図7(f1)に示すように、リプレイ入賞が発生する。リプ
レイ入賞時においては、特に入賞時演出は実行されず、背景はART通常背景のままであ
る。
次に、図7(a1)の状態から、次のゲームのスタートスイッチ7が操作されたときに
行われた内部抽選において、押し順ベルに当選したとする。
が示唆される。たとえば、押し順ベルとして右ベル1が当選した場合には、右第1停止が
正解手順となる。
り、右第1停止が正解手順であることがメイン報知によって示唆される。
ラクタ画像が表示される演出が実行される。本演出においては、画像「1」に対応する敵
キャラクタ画像、画像「2」に対応する敵キャラクタ画像、画像「3」に対応する敵キャ
ラクタ画像が、それぞれ画像「1」、画像「2」および画像「3」の上部に表示されてい
る。
停止操作すると、画像「1」に対応する敵キャラクタを味方キャラクタが攻撃する画像が
表示される。それとともに、第1停止操作に対応する画像「1」が消去され、ナビ画像「
23」が表示される。これにより、中ストップスイッチ8Cの第2停止操作が促される。
停止操作すると、画像「2」に対応する敵キャラクタを味方キャラクタが攻撃する画像が
表示される。それとともに、第2停止操作に対応する画像「2」が消去され、ナビ画像「
3」が表示される。これにより、左ストップスイッチ8Lの第3停止操作が促される。
停止操作すると、画像「3」に対応する敵キャラクタを味方キャラクタが攻撃する画像が
表示される。それとともに、第3停止操作に対応する画像「3」が消去され、これにより
ナビ画像の表示が終了する。
クタを味方キャラクタが攻撃する画像の前面に重畳するように、8枚の払い出しが発生し
たことを報知する文字画像「8枚GET」が表示される入賞時演出が実行される。その後
、スタートスイッチ7が操作されると、図7(g2)に示すように、背景はART通常背
景に戻る。
次に、図7(a1)の状態から、次のゲームのスタートスイッチ7が操作されたときに
行われた内部抽選において、7リプに当選したとする。さらに、7リプ当選時に実行され
る抽選において特化ゾーンに当選したとする。
いてナビ情報が示唆される。具体的には、7リプの正解手順を特定可能なナビ画像が表示
される。
21」が表示される。
字画像「7を狙え」が表示される。これにより、押し順「右中左」でストップスイッチ8
L,8C,8Rを停止操作するとともに、全ての停止操作において赤7図柄が停止可能な
タイミングでストップスイッチ8L,8C,8Rを操作すべきことが示唆される。
により右ストップスイッチ8Rを第1停止操作すると、右リール2Rには赤7図柄が導出
表示される。それとともに、第1停止操作に対応する画像「1」が消去され、ナビ画像「
23」が表示される。
により中ストップスイッチ8Cを第2停止操作すると、中リール2Cには赤7図柄が導出
表示される。それとともに、第2停止操作に対応する画像「2」が消去され、ナビ画像「
3」が表示される。
により左ストップスイッチ8Lを第3停止操作すると、左リール2Lには赤7図柄が導出
表示される。それとともに、第3停止操作に対応する画像「3」が消去され、これにより
ナビ画像の表示が終了する。
れ、7リプレイが入賞する。図7(f3)に示すように、7リプレイの入賞により入賞時
演出が実行される。具体的には、赤7の画像が画面中央に大きく表示される。そして、所
定期間が経過すると、図7(g3)に示すように、画面中央に文字画像「特化ゾーンGE
T!」が表示され、特化ゾーンに当選したことが示唆される。
次に、図7(a4)に示すゲームにおいて、上乗せ当選した場合の演出実行例について
説明する。所定条件が成立し、さらに抽選により上乗せ当選したとする。上乗せ当選によ
り、当該ゲームにおけるストップスイッチ8L,8C,8Rの第3停止時に、バトル演出
への発展を示唆する文字画像「発展!」が表示される。
行される。液晶表示器51には、コロッセオで味方キャラクタ(画面左側のキャラクタ)
と敵キャラクタ(画面右側のキャラクタ)とが対峙するバトル演出画像が表示され、その
前面側において、「バトルスタート」の文字画像が表示される。
において、押し順リプに当選したとする。押し順リプ当選により、正解手順「右中左」を
示唆するナビ画像「321」が表示される。
停止操作すると、第1停止操作に対応する画像「1」が消去され、ナビ画像「23」が表
示される。また、味方キャラクタと敵キャラクタとがバトルを繰り広げる画像が液晶表示
器51に表示される。この例では、味方キャラクタが優勢である画像が液晶表示器51に
表示されている。
停止操作すると、第2停止操作に対応する画像「2」が消去され、ナビ画像「3」が表示
される。また、味方キャラクタと敵キャラクタとがバトルを繰り広げる画像が液晶表示器
51に表示される。この例では、コロッセオで味方キャラクタと敵キャラクタとが対峙す
る画像が再び表示されるとともに、「これで最後だ!!」の文字画像が表示される。
停止操作すると、第3停止操作に対応する画像「3」が消去され、これによりナビ画像の
表示が終了する。また、味方キャラクタと敵キャラクタとがバトルを繰り広げる画像が液
晶表示器51に表示される。この例では、敵キャラクタが優勢である画像が液晶表示器5
1に表示されている。
勝利する画像が液晶表示器51に表示されて、液晶表示器51の中央に「WIN」の文字
画像が表示される。これにより、ATゲームが上乗せされたことが確定的に示唆される。
次にナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、当該電断から復帰したときのナビ
情報の示唆について説明する。
とえば、電断には、故障などなんらかの不具合によりスロットマシン1に電力が供給され
なくなって発生するものがある。また、それ以外にも、停電などによって発生する電断(
瞬断)がある。これらは、遊技中であるか否かに関わらず発生し得る電断であり、遊技店
の店員などが意図しない電断である。また、電断には、遊技店が閉店した後に、遊技店の
店員などの電源OFF行為により発生する電断がある。
生していないときには、スロットマシン1に電力が供給されている状態にあるため、スロ
ットマシン1は、遊技が進行可能な状態である。
内容を保持することが可能なバックアップ記憶領域を備えており、電断検出回路の出力に
基づいて電断が検出される場合には、メイン制御部41において記憶されている所定情報
をバックアップ記憶領域に記憶させ、スロットマシン1への電力供給が開始されたときに
は、バックアップ情報を復元する。本実施例のメイン制御部41においても、同様に電断
発生時に所定情報をバックアップし、電断から復帰した場合にはバックアップ情報を復元
可能な構成となっている。
選結果(7リプ当選など)、ART中に遊技者が得たメダル数やATの残りゲーム数など
のARTに関する情報、各リールの回転状態などの情報である。
にバックアップされた情報に基づき、電断発生前の状態に復元してゲームを再開させるこ
とができる。
に制御された状態で復帰することができる。また、サブ制御部91は、状態コマンドを受
信することにより、液晶表示器51の表示などを復帰させることができる。
出を復帰させようとすると、サブ制御部91がどのような押し順を指示したかや、押し順
に応じてどのような演出を行ったかなど、状況に応じた演出の更新状況について各種デー
タをバックアップする必要がある。このため、バックアップのための記憶容量や処理負担
の問題から、電断から復帰した際には、これらの演出を復帰させないようにしている。電
断から復帰した際には、ARTへの制御情報に基づき、ART通常背景にて演出を復帰さ
せるようにしている。
器51においてナビ情報が示唆される。ただし、押し順役によっては、遊技補助表示器1
2においては、ナビ情報が示唆されないものがある。具体的には、押し順ベルおよび押し
順リプ当選ゲームにおいては遊技補助表示器12にナビ情報が示唆されるが、7リプ当選
ゲームにおいては遊技補助表示器12にナビ情報が示唆されない。
御部41が内部当選情報に基づき押し順を決定して、サブ制御部91に対して押し順コマ
ンドを送信している。このように、サブ制御部91は、メイン制御部41からの押し順コ
マンドに従ってナビ演出を実行する。
くサブ制御部91がナビ演出実行のための判断をしている。具体的には、サブ制御部91
は、メイン制御部41から受信した内部当選コマンドなどに基づき、7リプ当選情報と特
化ゾーン当選情報とを取得する。サブ制御部91は、7リプに当選し、かつ特化ゾーンに
当選している場合には、7を狙え演出を実行するとともに、7リプレイを入賞させるため
のナビ演出を実行する。サブ制御部91は、7リプが当選しても、特化ゾーンに当選して
いない場合には、7を狙え演出を実行せず、通常リプレイを入賞させるためのナビ演出を
実行する。
行っているため、メイン制御部41は、遊技補助表示器12にナビ情報を報知しないよう
にしている。また、遊技補助表示器12にナビ情報が報知されなかったとしても、正解手
順により7リプレイが入賞(再遊技の付与)し、不正解手順により通常リプレイが入賞(
再遊技の付与)するため、どのような停止操作を行ったとしても、遊技者にとっては不利
益がない。
と、遊技補助表示器12にナビ情報が示唆されない押し順役である7リプの当選時を例に
挙げて、押し順役当選に対するナビ演出の実行中に電断が発生したときの演出の一例につ
いて説明する。図8は、押し順ベル当選に対するナビ演出の実行中に電断が発生したとき
と、7リプ当選に対するナビ演出の実行中に電断が発生したときとの演出の一例を示す図
である。
図8(a1)〜(f1)は、上乗せ当選し、その次ゲームにおいて押し順リプが当選し
たときのバトル演出の演出例を示す。
が操作された後、バトル演出が開始する。液晶表示器51には、バトル演出画像が表示さ
れている。また、押し順リプ当選により、正解手順「右中左」を示唆するナビ画像「32
1」が表示される。また、遊技補助表示器12には、右第1停止が正解手順であることを
示唆する「03」が表示される。この状態において電断が発生したとする。電断中におい
ては、液晶表示器51および遊技補助表示器12には何も表示されなくなる。
表示されていたバトル演出画像は表示されず、ART通常背景が表示される。また、液晶
表示器51には、正解手順を示唆するナビ画像「321」の表示が再開される。また、遊
技補助表示器12には、右第1停止が正解手順であることを示唆する「03」の表示が再
開される。
ナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、当該電断から復帰したときには、当該ナ
ビ情報の示唆が再開される。また、ナビ情報が示唆されかつバトル演出が実行されている
ときに電断が発生し、当該電断から復帰した場合、液晶表示器51において、ナビ情報の
示唆は再開される一方でバトル演出は再開されず、バトル演出が実行されない場合の背景
画像(ART通常背景)が表示されて遊技が進行する。
を第1停止操作したとする。このとき、図8(c1)に示すように、第1停止操作に対応
する画像「1」が消去され、ナビ画像「23」が表示される。このように、正解手順に従
ってストップスイッチ8L,8C,8Rが操作されたときには、ナビ情報が更新して示唆
される。また、味方キャラクタと敵キャラクタとがバトルを繰り広げるバトル演出画像が
液晶表示器51に表示される。この状態において電断が発生し、当該電断から復帰したと
する。
像の表示は再開されず、ART通常背景が表示される。また、液晶表示器51には、正解
手順を示唆するナビ画像「21」の表示が再開される。また、遊技補助表示器12には、
右第1停止が正解手順であることを示唆する「03」の表示が再開される。
らリール2L,2C,2Rの全てが停止されるまでの間に電断が発生し、当該電断から復
帰した場合、バトル演出は再開されない。
Lを第1停止操作したとする。不正解手順により停止操作された場合は、図8(e1)に
示すように、ナビ画像が消去される。このように、正解手順に従ってストップスイッチ8
L,8C,8Rが操作されなかったときには、ナビ情報の示唆が終了する。
示器51に表示される。このように、ナビ情報が示唆されかつバトル演出が実行されてい
るときに不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された場合、ナビ情報の
示唆は終了する一方でバトル演出は継続する。
に応じてナビ演出の更新態様が異なり、ストップスイッチ8L,8C,8Rが正解手順で
操作されたか否かに応じてバトル演出の更新態様が異ならない。
図8(f1)に示すように、液晶表示器51には、バトル演出画像の表示は再開されず、
ART通常背景が表示される。また、液晶表示器51には、正解手順を示唆するナビ画像
は表示されない。また、遊技補助表示器12には、右第1停止が正解手順であることをす
る「03」の表示が再開される。
ナビ情報が示唆されているときに不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作
されて一部のリールが回転しているときに電断が発生し、当該電断から復帰したときには
、液晶表示器51におけるナビ情報の示唆が再開されない。その一方で、スタートスイッ
チ7が操作された後であってかつ遊技補助表示器12においてナビ情報が示唆されている
ときに不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された場合、遊技補助表示
器12のナビ情報の示唆は維持される。
図8(a2)〜(f2)は、7リプが当選し、かつ特化ゾーン当選したときの7を狙え
演出の演出例を示す。
において、7リプに当選するとともに特化ゾーンに当選したとする。7リプおよび特化ゾ
ーン当選により、7を狙え演出が開始する。液晶表示器51には、7を狙え演出の演出画
像が表示される。また、7リプ当選により、正解手順「右中左」を示唆するナビ画像「3
21」が表示される。このとき、遊技補助表示器12による報知は行われない。この状態
において電断が発生したとする。電断中においては、液晶表示器51および遊技補助表示
器12には何も表示されなくなる。
表示されていた7を狙え演出の演出画像は表示されず、ART通常背景が表示される。ま
た、液晶表示器51には、正解手順を示唆するナビ画像の表示は再開されない。また、遊
技補助表示器12による報知は行われない。
示唆されているときに電断が発生し、当該電断から復帰したときには、ナビ情報の示唆が
再開される一方で、図8(a2),(b2)に示すように、7リプ当選しかつナビ情報を
示唆しているときに電断が発生し、当該電断から復帰したときには、ナビ情報の示唆が再
開されない。
を第1停止操作したとする。このとき、図8(c2)に示すように、第1停止操作に対応
する画像「1」が消去され、ナビ画像「23」が表示される。また、7を狙え演出の演出
画像が液晶表示器51に表示される。この状態において電断が発生し、当該電断から復帰
したとする。
の演出画像の表示は再開されず、ART通常背景が表示される。また、液晶表示器51に
は、正解手順を示唆するナビ画像の表示が再開されない。また、遊技補助表示器12によ
る報知は行われない。
Lを第1停止操作したとする。不正解手順により停止操作された場合は、図8(e2)に
示すように、ナビ画像が消去される。また、7を狙え演出の演出画像が液晶表示器51に
表示される。この状態において電断が発生し、当該電断から復帰したとする。
開されず、ART通常背景が表示される。また、液晶表示器51には、正解手順を示唆す
るナビ画像の表示が再開されない。また、遊技補助表示器12による報知は行われない。
次に、電断が発生し、電断から復帰したときに、各種機器がどのようなタイミングで復
帰するかについて説明する。具体的には、遊技補助表示器12、液晶表示器51、リール
2L,2C,2R、ストップスイッチ8L,8C,8Rが、それぞれどのようなタイミン
グで復帰するかについて以下説明する。
、電断発生時にバックアップされた情報に基づき、電断発生前の状態に復帰させる。その
際、メイン制御部41は、全てのストップスイッチ8L,8C,8Rによる停止操作の受
け付けが無効化されている状態で復帰させる。
させるための励磁パターン、およびリール基準位置からのステップ数については、電断が
検出されたときにRAM41cに記憶されていたままの内容で復帰させる。そして、復帰
した際には、メイン制御部41が電断前の制御状態に復帰した旨を示す復帰コマンド、押
し順コマンドなどの各種コマンドをサブ制御部91に対して送信する。次に、ゲーム開始
時と共通の制御を実行して、ゲームを進行させるための制御を行うことで、遊技補助表示
器12における報知を再開させる。
された時の励磁パターンのステップ数から励磁して、該当するリールを再び規定速度で回
転させるように制御し、当該リール2L,2C,2Rの回転速度が規定速度になった場合
に、該当するリール2L,2C,2Rのストップスイッチ8L,8C,8Rによる停止操
作の受け付けを有効化する制御を行う。そして、当該リール2L,2C,2Rの回転速度
が規定速度となって基準位置を通過したときに、該当するリール2L,2C,2Rのスト
ップスイッチ8L,8C,8Rによる停止操作の受け付けを有効化する。
の表示を復帰させる。ここで、液晶表示器51の表示を復帰させるとは、液晶表示器51
において、背景画像を含む演出画面などの遊技状態が進行している状態の画面を復帰させ
ることを指す。電断復帰後にナビ演出を再開させる場合は、復帰コマンドおよび押し順コ
マンドを受信することで、ナビ演出を含めた表示を復帰させる。なお、液晶表示器51の
表示に限らず、LEDやスピーカを用いたナビ演出を行っている場合は、これらの機器の
演出状態の復帰であってもよい。
ール2L,2C,2Rの回転開始、ストップスイッチ8L,8C,8Rの有効化、液晶表
示器51の表示の順である。
以下、押し順ベル当選時を例に挙げて、具体的に説明する。図9は、押し順ベル当選に
対するナビ演出の実行中に電断が発生したときの復帰状況を説明するためのタイミングチ
ャートである。図9のタイミングチャートにおいて、横軸はタイミングtを示す。縦軸は
、上から、スロットマシン1の電源のON/OFF、遊技補助表示器12の表示有無、液
晶表示器51の表示有無、リール2L,2C,2Rの動作有無、ストップスイッチ8L,
8C,8Rの有効化有無を示す。
タートスイッチ7操作時の押し順ベル当選により、液晶表示器51においてナビ情報が示
唆される。また、液晶表示器51には、ART通常背景は表示されず、ナビ画像と連動し
た敵キャラクタ画像が表示される演出が実行されている。
チ7の操作により、リール2L,2C,2Rは全て回転している。ストップスイッチ8L
,8C,8Rは、全て黄色く点灯している。これにより、ストップスイッチ8L,8C,
8Rが有効化され、かつ、操作可能であることが示されている。
全ての機器に電源が供給されない状態となる。これにより、図9(b)に示すように、遊
技補助表示器12および液晶表示器51の表示が消える。また、リール2L,2C,2R
は、回転を停止する。また、ストップスイッチ8L,8C,8Rは、無効化されるととも
に消灯する。
器に電力が供給される。電源投入時の起動時処理を経て、t3において、まず、遊技補助
表示器12によるナビ情報の表示が再開される。図9(c)に示すように、遊技補助表示
器12には、正解手順を示唆する「03」が表示される。
が回転していたため、全てのリール2L,2C,2Rが回転を再開する。
基準位置を通過したとする。これにより、ストップスイッチ8L,8C,8Rは有効化条
件が成立し、停止操作可能となる。図9(d)に示すように、ストップスイッチ8L,8
C,8Rは、再び全て点灯している。また、リール2L,2C,2Rも規定速度で回転し
ている。
)、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作が無効化され、当該電断から復帰した後に
リール2L,2C,2Rが回転を再開して回転速度が規定速度に達した後に基準位置を通
過したとき(t5)に、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作が有効化される。また
、ナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、当該電断から復帰した場合、有効化条
件が成立するタイミング(t5)よりも遊技補助表示器12によるナビ情報の示唆(t3
)の方が再開タイミングが早い。
t5において、液晶表示器51の表示が復帰する。電断から復帰すると、液晶表示器51
には、ナビ画像と連動した敵キャラクタ画像の表示は再開されず、ART通常背景が表示
される。また、液晶表示器51には、正解手順を示唆するナビ画像の表示が再開される。
合、液晶表示器51の表示(t6)よりも遊技補助表示器12によるナビ情報の示唆(t
3)の方が再開タイミングが早い。
に停止したとする。リールの回転異常が発生すると、ストップスイッチ8L,8C,8R
は無効化され、図9(f)に示すように、消灯する。ただし、リールの回転異常が発生し
たしても、遊技補助表示器12によるナビ情報の表示は継続される。
,2C,2Rが正常に回転していない場合(t7)、ストップスイッチ8L,8C,8R
の操作は無効化され、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作が有効化されているか否
かに関わらず遊技補助表示器12によるナビ情報の示唆は維持される(t7以降)。
図10は、押し順ベル当選に対するナビ演出の実行中に正解手順で停止操作がされた後
で電断が発生したときの復帰状況を説明するためのタイミングチャートである。
スタートスイッチ7操作時の押し順ベル当選により、液晶表示器51においてナビ情報が
示唆されるとともに、ナビ画像と連動した敵キャラクタ画像が表示される演出が実行され
ている。
チ7の操作により、リール2L,2C,2Rは全て回転している。ストップスイッチ8L
,8C,8Rは、全て点灯している。
。このとき、画像「1」に対応する敵キャラクタを味方キャラクタが攻撃する画像が表示
される。それとともに、第1停止操作に対応する画像「1」が消去され、ナビ画像「23
」が表示される。
変化するとともに、リール2Rにはベル図柄が導出される。
全ての機器に電源が供給されない状態となる。これにより、図10(c)に示すように、
遊技補助表示器12および液晶表示器51の表示が消える。また、リール2L,2C,2
Rは、回転を停止する。また、ストップスイッチ8L,8C,8Rは、無効化されるとと
もに消灯する。
器に電力が供給される。
おいて、電断前に回転していたリール2L,2Cは回転を再開する。そして、リール2L
,2Cの回転速度が規定速度に達した後に、t5において基準位置を通過することで、ス
トップスイッチ8L,8C,8Rは有効化条件が成立し、停止操作可能となる。
トップスイッチ8Rは再び青く点灯する。
トル演出画像の表示は再開されず、ART通常背景が表示される。また、液晶表示器51
には、正解手順を示唆するナビ画像「32」の表示が再開される。
ップスイッチ8L,8C,8Rは無効化され、図10(g)に示すように、消灯するが、
遊技補助表示器12によるナビ情報の表示は継続される。
図11は、押し順ベル当選に対するナビ演出の実行中に不正解手順で停止操作がされた
後で電断が発生したときの復帰状況を説明するためのタイミングチャートである。
スタートスイッチ7操作時に押し順ベルが当選したとする。
クタが前進して大きく表示される。しかし、遊技者は、誤って不正解手順により左ストッ
プスイッチ8Lを第1停止操作したとする。不正解手順により停止操作されたことで、ナ
ビ画像が消去される。また、ストップスイッチ8Lの操作により、ストップスイッチ8L
のランプが黄色から青色に変化するとともに、リール2Lにはリプレイ図柄が導出される
。
省略する。
報の表示が再開される。次に、t4において、電断前に回転していたリール2C,2Rは
回転を再開する。そして、リール2C,Rの回転速度が規定速度に達した後に、t5にお
いて基準位置を通過することで、ストップスイッチ8L,8C,8Rは有効化条件が満た
れ、停止操作可能となる。
に、ストップスイッチ8Lは再び青く点灯する。
トル演出画像の表示は再開されず、ART通常背景が表示される。また、不正解手順の停
止操作を行った後に電断したため、液晶表示器51には、正解手順を示唆するナビ画像の
表示は再開されない。
ップスイッチ8L,8C,8Rは無効化され、図11(g)に示すように、消灯するが、
遊技補助表示器12によるナビ情報の表示は継続される。
次に、図12および図13を用いて、7リプ当選時の入賞時演出および特化ゾーン移行
演出について説明する。図12では正解手順で操作されたときの演出実行例について説明
し、図13では不正解手順で操作がされたときの演出実行例について説明する。
図12は、7リプ当選に対するナビ演出の実行中に正解手順で停止操作がされていると
きに電断が発生したときの演出の一例を示す図である。
賞、および次ゲームのスタートスイッチ7操作による特化ゾーン移行演出が実行されるま
での画面表示の遷移を示している。図12(a1),(a2)〜(g2)は、7リプ当選
から第3停止までに電断が発生した場合において、次ゲームのスタートスイッチ7操作に
よる特化ゾーン移行演出が実行されるまでの画面表示の遷移を示している。
選により、7を狙え演出が開始する。液晶表示器51には、7を狙え演出の演出画像が表
示されるとともに、正解手順を示唆するナビ画像「321」が表示される。
画像の表示が「32」に更新され、図12(c1)に示すように、第2停止操作によりナ
ビ画像の表示が「3」に更新され、図12(d1)に示すように、第3停止操作によりナ
ビ画像の表示が終了する。この間、7を狙え演出の演出画像は表示されている。
ングで電断が発生した場合、図12(a2)〜(c2)に示されるように、液晶表示器5
1には、7を狙え演出の演出画像の表示は再開されず、ART通常背景が表示される。ま
た、どのタイミングで電断が発生したとしても、液晶表示器51には、正解手順を示唆す
るナビ画像の表示は再開されない。
る。図12(e1)に示すように、赤7の画像が画面中央に大きく表示される。これによ
り、赤7図柄で構成された7リプレイに入賞したことが示唆される。そして、所定期間が
経過すると、図12(f1)に示すように、画面中央に文字画像「特化ゾーンGET!」
が表示される。これにより、特化ゾーンに当選したことが示唆される。
」が導出表示されている。このとき、同時に、リールLED55による入賞時演出が実行
される。入賞時演出の実行時には、赤7が揃っている中段ライン(入賞ライン)のみ、リ
ールLED55が点滅し、その他の上段、下段ラインのリールLED55は消灯する。
チ7が操作されると、図12(g1)に示すように、特化ゾーン移行演出が実行される。
特化ゾーン移行演出は、スタートスイッチ7が操作されたときにメイン制御部41から出
力された状態コマンドに基づいて実行される。液晶表示器51の画面上には、特化ゾーン
に制御されたことを示唆する文字画像「特化ゾーン突入!」が表示される。
されないため、遊技者は、正解手順を知ることができない。このため、たとえば、図12
(e2)に示すように、不正解手順で導出される通常リプが入賞することがある。ただし
、遊技者の操作により、たまたま7リプレイが入賞することもあり得る。
らず、入賞時演出は実行されない。そして、ART通常背景が表示され、リールLED5
5による入賞時演出は実行されない。
断が発生することなく7リプレイ入賞したときには、入賞時演出が実行されるが、リール
2L,2C,2Rの回転中に電断が発生し、当該電断から復帰した後は、入賞時演出が実
行されない。
ても、次のゲームにおいて、スタートスイッチ7が操作されると、図12(g2)に示す
ように、特化ゾーン移行演出が実行される。このように、特化ゾーン移行演出は、前ゲー
ム(特化ゾーン当選ゲーム)において電断が発生したか否かに関わらず、実行される。
図13は、7リプ当選に対するナビ演出の実行中に不正解手順で停止操作がされている
ときに電断が発生したときの演出の一例を示す図である。図12の例と同様に、7リプに
当選するとともに特化ゾーンに当選したとする。
賞、および次ゲームのスタートスイッチ7操作による特化ゾーン移行演出が実行されるま
での画面表示の遷移を示している。図13(a1),(a2)〜(g2)は、7リプ当選
から第3停止までに電断が発生した場合において、次ゲームのスタートスイッチ7操作に
よる特化ゾーン移行演出が実行されるまでの画面表示の遷移を示している。
選により、7を狙え演出が開始する。液晶表示器51には、7を狙え演出の演出画像が表
示されるとともに、正解手順を示唆するナビ画像「321」が表示される。
、ナビ画像の表示が終了する。この場合、図13(c1),(d1)に示すように、第3
停止操作が行われて全てのリールの回転が停止するまでの間に、ナビ画像が表示されるこ
とはない。ただし、この間、7を狙え演出の演出画像は表示されている。
断が発生した場合、図13(a2)〜(c2)に示されるように、液晶表示器51には、
7を狙え演出の演出画像の表示は再開されず、ART通常背景が表示される。また、どの
タイミングで電断が発生したとしても、液晶表示器51には、正解手順を示唆するナビ画
像の表示は再開されない。また、第2停止操作のタイミングで、初めて不正解手順で操作
された場合であっても、電断復帰後の表示は同じである。
合であっても、図13(e1)に示すように、入賞時演出が実行される。この場合、リプ
レイが揃っている入賞ラインのみ、リールLED55を点滅させ、その他の上段、下段ラ
インのリールLED55を消灯させる演出が実行される。
、赤7の画像を大きく表示させる演出や、文字画像「特化ゾーンGET!」を表示させる
ような演出は実行しない。
断の発生有無に関わらず、図12(g1),(g2)に示すように、特化ゾーン移行演出
が実行される。
か否かに関わらず、入賞時演出は実行されない。そして、ART通常背景が表示され、リ
ールLED55による演出は実行されない。
断が発生することなく7リプレイ入賞しなかったときには、入賞時演出が実行されるが、
リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生し、当該電断から復帰した後は、入賞時演
出が実行されない。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
後であってかつ液晶表示器51においてナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、
当該電断から復帰したときには、当該ナビ情報の示唆が再開される。また、図8(e1)
,(f1)に示すように、スタートスイッチ7が操作された後であってかつ液晶表示器5
1においてナビ情報が示唆されているときに不正解手順でストップスイッチ8L,8C,
8Rが操作されて一部のリールが回転しているときに電断が発生し、当該電断から復帰し
たときには、当該ナビ情報の示唆が再開されない。また、図8(e1),(f1)に示す
ように、スタートスイッチ7が操作された後であってかつ遊技補助表示器12においてナ
ビ情報が示唆されているときに不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作さ
れた場合、当該ナビ情報の示唆が維持される。また、図9〜図11に示すように、ナビ情
報が示唆されているときに電断が発生し、当該電断から復帰した場合、液晶表示器51の
表示(t6)よりも遊技補助表示器12によるナビ情報の示唆(t3)の方が再開タイミ
ングが早い。このように、停止操作を間違えたときには、電断復帰後に、液晶表示器51
におけるナビ情報の示唆が再開されないように改良されたため、遊技者を困惑させること
がない。また、遊技補助表示器12においては、停止操作を間違えた後の電断復帰後であ
ってもナビ情報の示唆が維持されるように改良されたため、ナビ情報が示唆されていたと
いうことを遊技者に認識させることができる。以上のように、電断発生時におけるナビ情
報の示唆について改良された。
に電断が発生した場合(t1)、ストップスイッチ8L,8C,8Rの操作が無効化され
、当該電断から復帰した後にリール2L,2C,2Rが回転を再開して回転速度が規定速
度に達した後に基準位置を通過したとき(t5)に、ストップスイッチ8L,8C,8R
の操作が有効化される。また、ナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、当該電断
から復帰した場合、有効化条件が成立するタイミング(t5)よりも遊技補助表示器12
によるナビ情報の示唆(t3)の方が再開タイミングが早いため、遊技者が誤った操作態
様で操作してしまうことを抑止することができる。
有効化された後、リール2L,2C,2Rが正常に回転していない場合(t7)、ストッ
プスイッチ8L,8C,8Rの操作が無効化される一方で、ストップスイッチ8L,8C
,8Rの操作が有効化されているか否かに関わらず遊技補助表示器12によるナビ情報の
示唆は維持される(t7以降)ため、遊技者が誤った操作態様で操作してしまうことを抑
止することができる。
て、リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生することなく7リプレイ入賞したとき
には、入賞時演出が実行されるが、図12(e2),(f2)に示すように、7リプに当
選したゲームにおいて、リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生し、当該電断から
復帰した後に7リプレイ入賞したときには、入賞時演出を実行されない。このように、電
断から復帰した後に入賞時演出を実行しないことで、電断発生時に入賞時演出の演出情報
をバックアップする必要がないため、入賞時演出と電断との関係において、バックアップ
のための記憶容量を削減することができるとともに処理負担を低減することができる。
断が発生したか否かに関わらず特化ゾーン移行演出が実行される。このように、電断から
復帰したゲームの次のゲームにおいて特化ゾーンに制御されたことが示唆されるため、遊
技者に不満を与えることがない。
たときにメイン制御部41から出力された状態コマンドに基づいて特化ゾーン移行演出が
実行される。このように、スタートスイッチ7が操作されたときに状態コマンドが出力さ
れるため、当該ゲームにおいては状態に応じた演出を実行することができる。
にも入賞時演出が実行される。また、図13(e1),(f1)に示すように、7リプに
当選したゲームにおいて、リール2L,2C,2Rの回転中に電断が発生することなく7
リプレイ入賞しなかったときには、入賞時演出が実行される。また、図13(e2),(
f2)に示すように、7リプに当選したゲームにおいて、リール2L,2C,2Rの回転
中に電断が発生し、当該電断から復帰した後に7リプレイ入賞しなかったときには、入賞
時演出が実行されない。このように、電断から復帰した後に入賞時演出を実行しないこと
で、電断発生時に入賞時演出の演出情報をバックアップする必要がないため、入賞時演出
と電断との関係において、バックアップのための記憶容量を削減することができるととも
に処理負担を低減することができる。
出が実行されているときに電断が発生し、当該電断から復帰した場合、ナビ演出は再開さ
れる一方でバトル演出は再開されない。このように、電断から復帰した後にバトル演出を
実行しないように改良したことで、電断発生時にバトル演出の演出情報をバックアップす
る必要がないため、バトル演出と電断との関係において、バックアップのための記憶容量
を削減することができるとともに処理負担を低減することができる。以上のように、電断
発生時におけるナビ演出について改良された。
いてスタートスイッチ7が操作されてからリール2L,2C,2Rの全てが停止されるま
での間に電断が発生し、当該電断から復帰した場合、バトル演出は再開されない。このよ
うに、電断から復帰した後にバトル演出を実行しないように改良したことで、電断発生時
にバトル演出の演出情報をバックアップする必要がないため、バトル演出と電断との関係
において、バックアップのための記憶容量を削減することができるとともに処理負担を低
減することができる。以上のように、電断発生時におけるナビ演出について改良された。
出が実行されているときに不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作された
場合、ナビ情報の示唆は終了する一方でバトル演出は継続する。このように、ATゲーム
の上乗せの付与に関する情報を示唆するバトル演出については継続して演出を行うため、
遊技の興趣を向上させることができる。
つ不正解手順でストップスイッチ8L,8C,8Rが操作され、電断が発生し、当該電断
から復帰したときには、ナビ情報の示唆を再開されない。このように、不正解手順で操作
されたにも関わらず、電断から復帰した後もナビ情報の示唆を行うことによって遊技者を
困惑させるようなことがない。
示唆されるが、7リプ当選時は遊技補助表示器12にナビ情報が示唆されない一方、押し
順ベルおよび7リプのいずれが当選しても、液晶表示器51においてナビ情報が示唆され
る。また、図8(a1),(b1)に示すように、押し順ベル当選しかつ液晶表示器51
においてナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、当該電断から復帰したときには
、ナビ情報の示唆が再開される一方で、図8(a2),(b2)に示すように、7リプ当
選しかつ液晶表示器51においてナビ情報が示唆されているときに電断が発生し、当該電
断から復帰したときには、ナビ情報の示唆が再開されない。このように、電断から復帰し
た後に7リプ当選時のナビ情報の示唆を行わないように改良したことで、電断発生時に7
リプ当選時のナビ情報をバックアップする必要がないため、ナビ情報の示唆と電断との関
係において、バックアップのための記憶容量を削減することができるとともに処理負担を
低減することができる。また、7リプは遊技補助表示器12にナビ情報が示唆されない当
選役であるため、電断から復帰後にナビ情報の示唆を行わなかったとしても、遊技者に不
利益を与えることがない。以上のように、電断発生時におけるナビ情報の示唆について改
良された。
8L,8C,8Rを正解手順で操作したときは8枚役のベルが入賞し、不正解手順で操作
したときには1枚役のベルが入賞する。また、7リプが当選したとき、ストップスイッチ
8L,8C,8Rの操作に関わらず再遊技役が入賞する。このように、7リプレイはスト
ップスイッチ8L,8C,8Rの操作に関わらず再遊技役が入賞するため、電断から復帰
後にナビ情報の示唆を行わなかったとしても、遊技者に不利益を与えることがない。
きに7を狙え演出が実行される場合があり、ストップスイッチ8L,8C,8Rが正解手
順で操作されたか否かに応じてナビ演出の更新態様が異なる一方で、ストップスイッチ8
L,8C,8Rが正解手順で操作されたか否かに応じて7を狙え演出の更新態様が異なら
ない。このように、ナビ演出は更新態様を異ならせることで不正解手順で操作されたこと
を示唆しつつ、7を狙え演出は正解手順であったか否かに関わらず更新態様を異ならせな
いため、遊技の興趣を向上させることができる。以上のように、ナビ演出によって示唆さ
れる正解手順に従って操作されたか否かが、遊技者にとって分かりやすい。
ッチ8L,8C,8Rが操作されたときには、ナビ情報が更新して示唆され、図13(a
1)〜(d1)に示すように、正解手順に従ってストップスイッチ8L,8C,8Rが操
作されなかったときには、ナビ情報の示唆が終了することで、正解手順で操作されなかっ
たことを示唆することができる。
断が発生し、当該電断から復帰した場合、7を狙え演出が実行されない場合のART通常
背景が表示されて遊技が進行する。このように、電断から復帰した後に7を狙え演出を実
行しないことで、電断発生時に7を狙え演出の演出情報をバックアップする必要がないた
め、7を狙え演出と電断との関係において、バックアップのための記憶容量を削減するこ
とができるとともに処理負担を低減することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発
明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
本実施の形態においては、ART中の押し順ベル当選時において、ナビ演出に関連した
演出(ナビ画像と連動した敵キャラクタ画像が表示される)が実行されるようにした。ま
た、押し順リプ当選時には、ナビ演出に関連した演出が実行されないようにした。しかし
、これに限らず、押し順ベル当選時において、ナビ演出に関連した演出が実行されないよ
うにしてもよいし、押し順リプ当選時において、ナビ演出に関連した演出が実行されるよ
うにしてもよい。
クタ画像が表示される演出が実行されるようにしたが、これに限らず、ナビ演出に関連す
るようなものであればどのような演出を実行するようにしてもよい。
おいて、押し順リプに当選し、バトル演出が実行される例について説明した。しかし、押
し順リプ当選に限らず、押し順ベル当選であってもよいし、7リプ当選であってもよい。
当選した際に実行させるようにしてもよく、特化ゾーン当選した際に実行させるようにし
てもよく、ボーナス当選やCZ当選した際に実行させるようにしてもよい。また、7を狙
え演出も同様である。
本実施の形態においては、図12に示したように、7リプ当選かつ特化ゾーン当選時に
入賞時演出を実行する例について説明した。しかし、これに限らず、AT当選、上乗せ当
選、ボーナス当選、CZ当選の際に実行させるようにしてもよい。また、ARTやボーナ
スへの移行時に、特化ゾーン移行演出を実行させるようにしてもよい。
て画像「8枚GET」を表示するとともに、ベル図柄が導出された中段ラインにおいてリ
ールLED55を点滅させ、上段および下段ラインにおいてリールLED55を消灯させ
るようにしてもよい。
てもよい。たとえば、液晶表示器51において、演出用スイッチの操作を促す画像「PU
SH」を表示させる。遊技者が演出用スイッチを操作した場合は、液晶表示器51におい
て上乗せされたゲーム数を示唆する画像(たとえば、「+30」)を表示させる。ただし
、この場合、入賞そのものは発生していないため、リールLED55による入賞時演出は
実行しない。
に文字画像「特化ゾーン突入!」によるタイトル表示をさせることによって、特化ゾーン
に制御されることを示唆した。しかし、これに限らず、特化ゾーン中で表示される特有の
画像を表示したり、特有の画面レイアウトで表示するなど、特化ゾーンへの制御を示唆さ
れるようなものであればよい。
本実施の形態においては、液晶表示器51においてナビ画像が表示されているときに、
不正解手順により停止操作された場合にナビ画像が消去されるようにした。しかし、これ
に限らず、ナビ画像を更新せずナビ画像に黒いモヤをかけることによって、ナビ表示の視
認性を低下させるようにしてもよい。また、画面の明度を下げて、画面全体を一時的に暗
くするようにしてもよい。また、ナビ画像を消去することなく、そのまま表示させるよう
にしてもよい。
12による報知は行われないようにし、ナビ画像が表示されている状態で電断が発生し、
当該電断から復帰したときに、ナビ画像の表示を復帰させないようにした。しかし、これ
に限らず、ナビ画像の表示を復帰させるようにしてもよい。
本実施の形態においては、図9などに示したように、t7において、リール2C,2R
が不正に停止する回転異常が発生したことにより、ストップスイッチ8L,8C,8Rが
無効化されるようにした。また、回転異常は、これに限らず、リールの引っ掛かりや空転
が生じてしまって、リールが正常に回転しなくなり、リール基準位置が検出されることな
く、ステップ数カウンタが所定のステップ数(例えば、400ステップ)を超えた場合な
どに発生する。
係なエラーが発生した場合も想定される。たとえば、ストップスイッチ8L,8C,8R
からの検出データが正常に取得されなくなった場合や、各種機器やセンサなどの異常に起
因するエラーなどが想定される。このようなエラー発生によりストップスイッチ8L,8
C,8Rが無効化された場合であっても、遊技補助表示器12によるナビ情報の示唆は維
持されるようにしてもよい。
本実施の形態においては、図9などに示したように、電断から復帰したとき、ストップ
スイッチ8L,8C,8Rの有効化の方が、液晶表示器51の表示よりも先に復帰するよ
うにした。これは、液晶表示器51において演出画像などを表示させるための、画像デー
タを予め記憶している記憶領域から作業用の記憶領域に転送させるためのローディング処
理に一定の時間がかかるためである。しかし、ストップスイッチ8L,8C,8Rの回転
が規定速度となるのにも一定の時間がかかるため、ストップスイッチ8L,8C,8Rの
有効化よりも先に液晶表示器51の表示を復帰させるようにしてもよい。
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され
、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
、8L,8C,8R ストップスイッチ、41 メイン制御部、41a メインCPU、
41c RAM、51 液晶表示器、53 スピーカ、91 サブ制御部、91a サブ
CPU、91c RAM。
Claims (1)
- 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結
果を導出し、該表示結果に応じて入賞が発生可能なスロットマシンにおいて、
特定表示結果が導出されたときに特定演出を実行することが可能な特定演出手段を備え
、
前記特定演出手段は、
前記特定表示結果が導出可能な遊技において、前記可変表示部の変動表示中に電断が
発生することなく当該特定表示結果が導出されたときには、前記特定演出を実行し、
前記特定表示結果が導出可能な遊技において、前記可変表示部の変動表示中に電断が
発生し、当該電断から復帰した後に当該特定表示結果が導出されたときには、前記特定演
出を実行しない、スロットマシン。
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