JP2019083609A - 降圧チョッパ回路及びロボット制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合にも連続稼働させることができる降圧チョッパ回路及びロボット制御装置を提供する。【解決手段】降圧チョッパ回路10は、入力電圧の導通と非導通を切り替える複数の半導体スイッチング素子11a,11bと、半導体スイッチング素子11a,11bの導通と非導通を制御するパルスを発振する少なくとも一つの発振回路12a,12bと、半導体スイッチング素子11a,11bのうちいずれか一つを介して入力電圧が印加され、少なくともコイルL、ダイオードD及びコンデンサCを含み、パルスに応じて入力電圧を降圧する降圧回路13と、半導体スイッチング素子11a,11bの稼働状況に応じて、降圧回路13と半導体スイッチング素子11a,11bのうちいずれか一つとを接続するように、降圧回路13と複数の半導体スイッチング素子11a,11bとの接続を制御する制御部14と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、降圧チョッパ回路及びロボット制御装置に関する。
従来、ロボット制御装置等に入力される電圧を降圧するためにトランス回路や降圧チョッパ回路が用いられている。
例えば、下記特許文献1には、スイッチング素子回路を収納する第1半導体パッケージと、第1半導体パッケージとは別個に設けられ、逆流防止ダイオード回路を収納する第2半導体パッケージとを備えた降圧チョッパ回路が記載されている。特許文献1に記載の第1半導体パッケージは、降圧チョッパ回路本体部に対して脱着可能に取り付けるための複数の第1取付部を含み、第2半導体パッケージは、降圧チョッパ回路本体部に対して脱着可能に取り付けるための複数の第2取付部を含む。
特許第6011737号
降圧チョッパ回路は、トランス回路よりも回路を小型化できる利点があるが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッチング素子が発熱により故障してしまうことがあり、トランス回路に比べて寿命が短い場合がある。特許文献1では、スイッチング素子回路を収納する第1半導体パッケージと、逆流防止ダイオード回路を収納する第2半導体パッケージとを取り外し可能にして、スイッチング素子が故障した場合には第1半導体パッケージを交換することとしている。しかしながら、パッケージを交換するためには、降圧チョッパ回路を含む装置全体、ひいては製造ライン全体を一度停止しなければならないことがある。そのため、スイッチング素子が故障する度に製造ラインの運転が停止されることがあり、製造ラインの生産能力の低下を招くことがあった。
そこで、本発明は、半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合にも連続稼働させることができる降圧チョッパ回路及びロボット制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る降圧チョッパ回路は、入力電圧の導通と非導通を切り替える複数の半導体スイッチング素子と、複数の半導体スイッチング素子の導通と非導通を制御するパルスを発振する少なくとも一つの発振回路と、複数の半導体スイッチング素子のうちいずれか一つを介して入力電圧が印加され、少なくともコイル、ダイオード及びコンデンサを含み、パルスに応じて入力電圧を降圧する降圧回路と、複数の半導体スイッチング素子の稼働状況に応じて、降圧回路と複数の半導体スイッチング素子のうちいずれか一つとを接続するように、降圧回路と複数の半導体スイッチング素子との接続を制御する制御部と、を備える。
この態様によれば、降圧回路に接続されている半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合であっても、降圧回路に接続する半導体スイッチング素子を切り替えることで、降圧チョッパ回路を連続稼働させることができる。
上記態様において、制御部は、複数の半導体スイッチング素子のうち降圧回路に接続されている半導体スイッチング素子の稼働状況が所定の条件を満たした場合に、降圧回路に接続する半導体スイッチング素子を切り替えるように、降圧回路と複数の半導体スイッチング素子の接続を制御してもよい。
この態様によれば、半導体スイッチング素子の稼働状況が所定の条件を満たして、そのまま使用を続けると不具合が生じる蓋然性が高まる場合に、他の半導体スイッチング素子と降圧回路を接続するように切り替えて半導体スイッチング素子の稼働状況を調整することができ、半導体スイッチング素子の寿命を延ばすことができる。
上記態様において、複数の半導体スイッチング素子の稼働状況は、複数の半導体スイッチング素子の温度の状況、複数の半導体スイッチング素子と降圧回路との接続時間の状況及び複数の半導体スイッチング素子による入力電圧の導通と非導通の切替回数の状況のうち少なくともいずれかを含んでよい。
この態様によれば、半導体スイッチング素子の寿命に影響する個別の要因を加味して半導体スイッチング素子の稼働状況を調整することができ、半導体スイッチング素子の寿命を延ばすことができる。
上記態様において、制御部は、複数の半導体スイッチング素子それぞれの稼働状況を記憶する記憶部を有し、記憶部に記憶された稼働状況の履歴に基づいて、稼働状況が所定の条件を満たすか否かを判断してもよい。
この態様によれば、半導体スイッチング素子の稼働状況の履歴に基づいて半導体スイッチング素子の稼働状況を調整することができ、半導体スイッチング素子の寿命を延ばすことができる。
上記態様において、複数の半導体スイッチング素子は、着脱可能に設けられてもよい。
この態様によれば、特定の半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合に、他の半導体スイッチング素子を降圧回路と接続した状態として、不具合が生じた半導体スイッチング素子を交換することができる。そのため、降圧チョッパ回路を停止させることなく、半導体スイッチング素子の交換を行うことができる。
上記態様において、少なくとも一つの発振回路は、複数の半導体スイッチング素子それぞれに対応して設けられた複数の発振回路を含み、複数の発振回路それぞれは、複数の半導体スイッチング素子のうちいずれか一つの導通と非導通を制御するパルスを発振してもよい。
この態様によれば、複数の半導体スイッチング素子に対応する複数の発振回路を備えることで、交換対象となる半導体スイッチング素子に対応する発振回路を停止させて、半導体スイッチング素子の絶縁を容易に確保することができ、半導体スイッチング素子の交換を安全に行うことができる。
本発明の他の態様に係るロボット制御装置は、上記いずれかの態様に記載の降圧チョッパ回路と、降圧チョッパ回路に入力電圧を印加する電源と、を備える。
この態様によれば、半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合にも、降圧回路に接続する半導体スイッチング素子を切り替えることで、降圧チョッパ回路を備えるロボット制御装置を連続稼働させることができ、製造ラインの生産能力の低下を防止することができる。
本発明によれば、半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合にも連続稼働させることができる降圧チョッパ回路及びロボット制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るロボット制御装置を含む溶接システムの概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る降圧チョッパ回路の回路図である。 本発明の実施形態に係る降圧チョッパ回路により実行される第1処理のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る降圧チョッパ回路により実行される第2処理のフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
図1は、本発明の実施形態に係るロボット制御装置1を含む溶接システム500の概要を示す図である。同図に示す例において、溶接システム500は、ロボット制御装置1、溶接電源20及び溶接ロボット100を含む。ここで、ロボット制御装置1は、ロボット電源30と、ロボット電源30から入力される入力電圧を降圧する降圧チョッパ回路10とを含む。なお、溶接システム500は、これら以外の構成を含んでもよいし、必ずしもこれら全ての構成を含まなくてもよい。
ロボット制御装置1は、溶接ロボット100の動作が記述されたプログラムを読み込み、溶接ロボット100及び溶接電源20を制御する。本実施形態において、溶接ロボット100は、多関節のアームを有する産業用ロボットであり、エンドエフェクタとして溶接トーチを備えたロボットである。溶接ロボット100は、サーボモータ101で構成された複数の関節を有して、エンドエフェクタの位置及び角度を適宜変更してワーク200の溶接を行う。エンドエフェクタである溶接トーチの先端からは、溶接ワイヤ110が送給される。
溶接電源20は、プログラムに従って、溶接ワイヤ110に対して電圧及び電流を供給する。溶接ロボット100は、溶接電源20から溶接ワイヤ110に対して電圧及び電流が供給されるのに応じて、溶接ワイヤ110を送給する位置を移動させ、ワーク200のアーク溶接を行う。ここで、ワーク200は、溶接台300の上に置かれ、溶接電源20の電極の一方は溶接ワイヤ110に接続され、他方は溶接台300に接続される。
図2は、本発明の実施形態に係る降圧チョッパ回路10の回路図である。降圧チョッパ回路10は、第1IGBT11a、第2IGBT11b、第1発振回路12a、第2発振回路12b、降圧回路13、制御部14、切替器15、温度管理回路16、第1温度センサ17a及び第2温度センサ17bを備える。
第1IGBT11a及び第2IGBT11bは、本発明の「半導体スイッチング素子」の一例であり、入力電圧Vinの導通と非導通を切り替える。第1IGBT11aのゲートは、第1発振回路12aに接続され、エミッタは、ロボット電源30に接続されて入力電圧Vinが印加され、コレクタは、切替器15に接続される。また、第2IGBT11bのゲートは、第2発振回路12bに接続され、エミッタは、ロボット電源30に接続されて入力電圧Vinが印加され、コレクタは、切替器15に接続される。なお、第1IGBT11a及び第2IGBT11bは、npn型バイポーラトランジスタであるが、降圧チョッパ回路10は、IGBT以外のトランジスタを半導体スイッチング素子として備えてもよい。また、降圧チョッパ回路10は、IGBT等の半導体スイッチング素子を3個以上備えていてもよい。さらに、第1IGBT11a及び第2IGBT11bには、それぞれ放熱板が設けられてもよい。第1IGBT11a及び第2IGBT11bは、連続して動作すると発熱することがあり、放熱板を設けることで効率的に熱を逃がすことができ、第1IGBT11a及び第2IGBT11bの発熱に起因する故障を防ぐことができる。
第1発振回路12a及び第2発振回路12bは、本発明の「発振回路」の一例であり、第1IGBT11a及び第2IGBT11bの導通と非導通を制御するパルスを発振する。第1発振回路12a及び第2発振回路12bは、第1IGBT11a及び第2IGBT11bそれぞれに対応して設けられており、第1発振回路12a及び第2発振回路12bそれぞれは、第1IGBT11a及び第2IGBT11bのうちいずれか一つの導通と非導通を制御するパルスを発振する。より具体的には、第1発振回路12aは、第1IGBT11aのゲートに接続され、第1IGBT11aの導通と非導通を制御するパルスを発振する。また、第2発振回路12bは、第2IGBT11bのゲートに接続され、第2IGBT11bの導通と非導通を制御するパルスを発振する。第1発振回路12a及び第2発振回路12bから発振されるパルスは、一定の周期Tで、オン電位とオフ電位を繰り返す波形であってよい。パルスがオン電位の場合、接続された第1IGBT11a又は第2IGBT11bは導通状態となり、パルスがオフ電位の場合、接続された第1IGBT11a又は第2IGBT11bは非導通状態となる。ここで、0≦d≦1を満たすデューティ比dを用いて、パルスの一周期Tにおけるオン電位の時間をd×T、オフ電位の時間を(1−d)×Tと表すことができる。
このように、複数の半導体スイッチング素子に対応する複数の発振回路を備えることで、交換対象となる半導体スイッチング素子に対応する発振回路を停止させて、半導体スイッチング素子の絶縁を容易に確保することができ、半導体スイッチング素子の交換を安全に行うことができる。なお、降圧チョッパ回路10は、単一の発振回路と、発振回路から発振されるパルスを複数の半導体スイッチング素子に分配する分配器と、を備えてもよい。
降圧回路13は、第1IGBT11a及び第2IGBT11bのうちいずれか一つを介して入力電圧Vinが印加され、少なくともコイルL、ダイオードD及びコンデンサCを含み、第1発振回路12a及び第2発振回路12bから発振されるパルスに応じて入力電圧Vinを降圧する。例えば、第1IGBT11aが降圧回路13に接続されている場合、降圧回路13は、第1発振回路12aから発振されるパルスのデューティ比に応じて入力電圧Vinを降圧する。より具体的には、第1発振回路12aから発振されるパルスのデューティ比がdである場合、降圧回路13の出力電圧Voutはd×Vinとなり、降圧回路13は、デューティ比dに比例して入力電圧Vinを降圧する。なお、本例の降圧回路13は、コイルL、ダイオードD及びコンデンサCを一つずつ含むが、降圧回路13はこれら以外の素子を含んでもよいし、これらの素子を複数含んでもよい。
制御部14は、第1IGBT11a及び第2IGBT11bの稼働状況に応じて、降圧回路13と第1IGBT11a及び第2IGBT11bのうちいずれか一つとを接続するように、降圧回路13と第1IGBT11a及び第2IGBT11bとの接続を制御する。制御部14は、第1IGBT11a及び第2IGBT11bのうちいずれを降圧回路13と接続するか切替器15に指令する。このようにして、降圧回路13に接続されている半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合であっても、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を切り替えることで、降圧チョッパ回路10を連続稼働させることができる。
切替器15は、制御部14からの指令に基づき、第1IGBT11a及び第2IGBT11bのうちいずれか一つのコレクタを降圧回路13に接続する。
温度管理回路16は、第1温度センサ17a及び第2温度センサ17bから温度情報を収集し、制御部14に収集した温度情報を提供する。ここで、第1温度センサ17aは、第1IGBT11aに近接して設けられ、例えばサーミスタであってよい。また、第2温度センサ17bは、第2IGBT11bに近接して設けられ、例えばサーミスタであってよい。第1温度センサ17aは、第1IGBT11aの放熱板に取り付けられてよく、第2IGBT11bは、第2温度センサ17bの放熱板に取り付けられてよい。なお、第1温度センサ17a及び第2温度センサ17bは、サーミスタ以外の温度センサであってもよく、例えば測温抵抗体や熱電対であってもよい。
制御部14は、第1IGBT11a及び第2IGBT11bのうち降圧回路13に接続されている半導体スイッチング素子の稼働状況が所定の条件を満たした場合に、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を切り替えるように、降圧回路13と第1IGBT11a及び第2IGBT11bの接続を制御してよい。ここで、複数の半導体スイッチング素子の稼働状況は、複数の半導体スイッチング素子の温度の状況、複数の半導体スイッチング素子と降圧回路との接続時間の状況及び複数の半導体スイッチング素子による入力電圧の導通と非導通の切替回数の状況のうち少なくともいずれかを含んでよい。例えば、制御部14は、第1IGBT11aが降圧回路13に接続されている場合であって、第1IGBT11aに近接して設けられた第1温度センサ17aによって測定される温度が閾値を超えた場合に、第2IGBT11bを降圧回路13に接続するように、接続を切り替えることとしてよい。同様に、制御部14は、第2IGBT11bが降圧回路13に接続されている場合であって、第2IGBT11bに近接して設けられた第2温度センサ17bによって測定される温度が閾値を超えた場合に、第1IGBT11aを降圧回路13に接続するように、接続を切り替えることとしてよい。また、制御部14は、第1IGBT11aが降圧回路13に接続されている場合であって、第1IGBT11aと降圧回路13の接続時間が閾値を超えた場合に、第2IGBT11bを降圧回路13に接続するように、接続を切り替えることとしてもよい。制御部14は、第1IGBT11aが降圧回路13に接続されている場合であって、第1IGBT11aのスイッチング回数、すなわち第1IGBT11aによる入力電圧の導通と非導通の切替回数が閾値を超えた場合に、第2IGBT11bを降圧回路13に接続するように、接続を切り替えることとしてもよい。
制御部14は、第1温度センサ17aによって測定される温度及び第2温度センサ17bによって測定される温度を比較して、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を、温度が高い半導体スイッチング素子から、温度が低い半導体スイッチング素子に切り替えることとしてもよい。同様に、制御部14は、降圧回路13と複数の半導体スイッチング素子との接続時間を比較して、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を、降圧回路13との接続時間が長い半導体スイッチング素子から、降圧回路13との接続時間が短い半導体スイッチング素子に切り替えることとしてもよい。また、制御部14は、複数の半導体スイッチング素子のスイッチング回数(複数の半導体スイッチング素子による入力電圧の導通と非導通の切替回数)を比較して、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を、スイッチング回数が多い半導体スイッチング素子から、スイッチング回数が少ない半導体スイッチング素子に切り替えることとしてもよい。
これにより、半導体スイッチング素子の稼働状況が所定の条件を満たして、そのまま使用を続けると不具合が生じる蓋然性が高まる場合に、他の半導体スイッチング素子と降圧回路13を接続するように切り替えて半導体スイッチング素子の温度を調整することができ、半導体スイッチング素子の寿命を延ばすことができる。また、半導体スイッチング素子の寿命に影響する個別の要因を加味して半導体スイッチング素子の稼働状況を調整することができ、半導体スイッチング素子の寿命を延ばすことができる。
制御部14は、複数の半導体スイッチング素子それぞれの稼働状況を記憶する記憶部14aを有し、記憶部14aに記憶された複数の半導体スイッチング素子それぞれの稼働状況の履歴に基づいて、稼働状況が所定の条件を満たすか否かを判断してもよい。具体的には、記憶部14aには、複数の半導体スイッチング素子の温度の状況の履歴、複数の半導体スイッチング素子と降圧回路との接続時間の状況の履歴及び複数の半導体スイッチング素子による入力電圧の導通と非導通の切替回数の状況の履歴のうち少なくともいずれかが記憶されてよい。複数の半導体スイッチング素子の稼働状況の記録は、1分毎や1時間毎等、任意の間隔で行われてよい。
制御部14は、例えば、第1温度センサ17aによって測定された温度の累積値及び第2温度センサ17bによって測定された温度の累積値を比較して、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を、温度の累積値が大きい半導体スイッチング素子から、温度の累積値が小さい半導体スイッチング素子に切り替えることとしてもよい。同様に、制御部14は、降圧回路13と複数の半導体スイッチング素子との接続時間の累積値を比較して、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を、降圧回路13との接続時間の累積値が大きい半導体スイッチング素子から、降圧回路13との接続時間の累積値が小さい半導体スイッチング素子に切り替えることとしてもよい。また、制御部14は、複数の半導体スイッチング素子のスイッチング回数の累積値を比較して、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を、スイッチング回数の累積値が大きい半導体スイッチング素子から、スイッチング回数の累積値が小さい半導体スイッチング素子に切り替えることとしてもよい。
また、第1IGBT11a及び第2IGBT11bは、着脱可能に設けられる。これにより、特定の半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合に、他の半導体スイッチング素子を降圧回路13と接続した状態として、不具合が生じた半導体スイッチング素子を交換することができる。そのため、降圧チョッパ回路10を停止させることなく、半導体スイッチング素子の交換を行うことができる。
図3は、本発明の実施形態に係る降圧チョッパ回路10により実行される第1処理のフローチャートである。制御部14は、切替器15を制御し、第1IGBT11aを降圧回路13に接続する(S10)。なお、同図に示す処理のフローは一例であり、制御部14は、はじめに第2IGBT11bを降圧回路13に接続することとしてもよい。
次に、第1発振回路12aは、第1IGBT11aのゲートに所定のデューティ比のパルスを発振する(S11)。その後、降圧チョッパ回路10は、降圧チョッパ回路10の動作を停止させるか否かを判定する(S12)。降圧チョッパ回路10の動作を停止させない場合(S12:No)、制御部14は、第1温度センサ17aにより測定され、温度管理回路16により収集された第1IGBT11aの温度が所定値以上であるか否かを判定する(S13)。第1温度センサ17aにより測定された温度が所定値未満である場合(S13:No)、第1発振回路12aからのパルスの発振(S11)を継続する。
一方、第1温度センサ17aにより測定された温度が所定値以上である場合(S13:Yes)、第1発振回路12aは、第1IGBT11aに対するパルスの発振を停止する(S14)。そして、制御部14は、切替器15を制御し、第2IGBT11bを降圧回路13に接続し(S15)、第2発振回路12bは、第2IGBT11bのゲートに所定のデューティ比のパルスを発振する(S16)。なお、第1発振回路12aによるパルス発振の停止(S14)、制御部14による第2IGBT11bと降圧回路13の接続(S15)及び第2発振回路12bによるパルスの発振(S16)は、同時に行われてもよいし、僅かな時間を隔てて任意の順序で行われてもよい。
その後、降圧チョッパ回路10は、降圧チョッパ回路10の動作を停止させるか否かを判定する(S17)。降圧チョッパ回路10の動作を停止させない場合(S17:No)、制御部14は、第2温度センサ17bにより測定され、温度管理回路16により収集された第2IGBT11bの温度が所定値以上であるか否かを判定する(S18)。第2温度センサ17bにより測定された温度が所定値未満である場合(S18:No)、第2発振回路12bからのパルスの発振(S16)を継続する。
一方、第2温度センサ17bにより測定された温度が所定値以上である場合(S18:Yes)、第2発振回路12bは、第2IGBT11bに対するパルスの発振を停止する(S19)。そして、制御部14は、切替器15を制御し、第1IGBT11aを降圧回路13に接続し(S10)、第1発振回路12aは、第1IGBT11aのゲートに所定のデューティ比のパルスを発振する(S11)。
最後に、降圧チョッパ回路10の動作を停止させると判定された場合(S12:Yes、S17:Yes)、第1発振回路12a及び第2発振回路12bによるパルスの発振を停止する(S20)。以上により、降圧チョッパ回路10により実行される第1処理が終了する。
本実施形態に係る降圧チョッパ回路10と、降圧チョッパ回路10に入力電圧を印加するロボット電源30と、を備えるロボット制御装置1によれば、半導体スイッチング素子に不具合が生じた場合にも、降圧回路13に接続する半導体スイッチング素子を切り替えることで、降圧チョッパ回路10を備えるロボット制御装置1を連続稼働させることができ、溶接ロボット100を含む製造ラインの生産能力の低下を防止することができる。
図4は、本発明の実施形態に係る降圧チョッパ回路10により実行される第2処理のフローチャートである。制御部14は、切替器15を制御し、第1IGBT11aを降圧回路13に接続し、接続回数を記憶部14aに記録する(S30)。なお、同図に示す処理のフローは一例であり、制御部14は、はじめに第2IGBT11bを降圧回路13に接続することとしてもよい。
次に、制御部14は、第1温度センサ17aにより測定された温度と第2温度センサ17bにより測定された温度とを記憶部14aに定期的に記録する(S31)。また、第1発振回路12aは、第1IGBT11aのゲートに所定のデューティ比のパルスを発振し、制御部14は、記憶部14aにスイッチング回数を定期的に記録する(S32)。その後、降圧チョッパ回路10は、降圧チョッパ回路10の動作を停止させるか否かを判定する(S33)。降圧チョッパ回路10の動作を停止させない場合(S33:No)、制御部14は、第1IGBT11aの稼働状況が所定の条件を満たすか否かを判定する(S34)。ここで、制御部14は、記憶部14aに記憶された稼働状況の履歴に基づいて、稼働状況が所定の条件を満たすか否かを判断してよい。第1IGBT11aの稼働状況が所定の条件を満たさない場合(S34:No)、温度の記録(S31)と第1発振回路12aからのパルスの発振(S32)を継続する。
一方、第1IGBT11aの稼働状況が所定の条件を満たす場合(S34:Yes)、第1発振回路12aは、第1IGBT11aに対するパルスの発振を停止する(S35)。そして、制御部14は、切替器15を制御し、第2IGBT11bを降圧回路13に接続して、接続回数を記憶部14aに記憶する(S36)。その後、制御部14は、第1温度センサ17aにより測定された温度と第2温度センサ17bにより測定された温度とを定期的に記憶部14aに記録し(S37)、第2発振回路12bは、第2IGBT11bのゲートに所定のデューティ比のパルスを発振し、制御部14は、記憶部14aにスイッチング回数を定期的に記録する(S38)。なお、第1発振回路12aによるパルス発振の停止(S35)、制御部14による第2IGBT11bと降圧回路13の接続(S36)、温度の測定(S37)及び第2発振回路12bによるパルスの発振(S38)は、同時に行われてもよいし、僅かな時間を隔てて任意の順序で行われてもよい。
その後、降圧チョッパ回路10は、降圧チョッパ回路10の動作を停止させるか否かを判定する(S39)。降圧チョッパ回路10の動作を停止させない場合(S39:No)、制御部14は、第2IGBT11bの稼働状況が所定の条件を満たすか否かを判定する(S40)。ここで、制御部14は、記憶部14aに記憶された稼働状況の履歴に基づいて、稼働状況が所定の条件を満たすか否かを判断してよい。第2IGBT11bの稼働状況が所定の条件を満たない場合(S40:No)、温度の測定(S37)と第2発振回路12bからのパルスの発振(S38)を継続する。
一方、第2IGBT11bの稼働状況が所定の条件を満たす場合(S40:Yes)、第2発振回路12bは、第2IGBT11bに対するパルスの発振を停止する(S41)。そして、制御部14は、切替器15を制御し、第1IGBT11aを降圧回路13に接続し(S30)、第1発振回路12aは、第1IGBT11aのゲートに所定のデューティ比のパルスを発振する(S32)。
最後に、降圧チョッパ回路10の動作を停止させると判定された場合(S33:Yes、S39:Yes)、第1発振回路12a及び第2発振回路12bによるパルスの発振を停止する(S42)。以上により、降圧チョッパ回路10により実行される第2処理が終了する。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
例えば、本実施形態に係るロボット制御装置1は、溶接システム500に含まれ、溶接ロボット100を制御するが、ロボット制御装置1の制御対象は溶接ロボット100に限られず、産業用ロボット全般であってよい。
1…ロボット制御装置、10…降圧チョッパ回路、11a…第1IGBT、11b…第2IGBT、12a…第1発振回路、12b…第2発振回路、13…降圧回路、14…制御部、14a…記憶部、15…切替器、16…温度管理回路、17a…第1温度センサ、17b…第2温度センサ、20…溶接電源、30…ロボット電源、100…溶接ロボット、101…サーボモータ、110…溶接ワイヤ、200…ワーク、300…溶接台、500…溶接システム

Claims (7)

  1. 入力電圧の導通と非導通を切り替える複数の半導体スイッチング素子と、
    前記複数の半導体スイッチング素子の導通と非導通を制御するパルスを発振する少なくとも一つの発振回路と、
    前記複数の半導体スイッチング素子のうちいずれか一つを介して前記入力電圧が印加され、少なくともコイル、ダイオード及びコンデンサを含み、前記パルスに応じて前記入力電圧を降圧する降圧回路と、
    前記複数の半導体スイッチング素子の稼働状況に応じて、前記降圧回路と前記複数の半導体スイッチング素子のうちいずれか一つとを接続するように、前記降圧回路と前記複数の半導体スイッチング素子との接続を制御する制御部と、
    を備える降圧チョッパ回路。
  2. 前記制御部は、前記複数の半導体スイッチング素子のうち前記降圧回路に接続されている半導体スイッチング素子の前記稼働状況が所定の条件を満たした場合に、前記降圧回路に接続する半導体スイッチング素子を切り替えるように、前記降圧回路と前記複数の半導体スイッチング素子の接続を制御する、
    請求項1に記載の降圧チョッパ回路。
  3. 前記複数の半導体スイッチング素子の前記稼働状況は、前記複数の半導体スイッチング素子の温度の状況、前記複数の半導体スイッチング素子と前記降圧回路との接続時間の状況及び前記複数の半導体スイッチング素子による前記入力電圧の導通と非導通の切替回数の状況のうち少なくともいずれかを含む、
    請求項2に記載の降圧チョッパ回路。
  4. 前記制御部は、前記複数の半導体スイッチング素子それぞれの前記稼働状況を記憶する記憶部を有し、前記記憶部に記憶された前記稼働状況の履歴に基づいて、前記稼働状況が前記所定の条件を満たすか否かを判断する、
    請求項2又は3に記載の降圧チョッパ回路。
  5. 前記複数の半導体スイッチング素子は、着脱可能に設けられる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の降圧チョッパ回路。
  6. 前記少なくとも一つの発振回路は、前記複数の半導体スイッチング素子それぞれに対応して設けられた複数の発振回路を含み、
    前記複数の発振回路それぞれは、前記複数の半導体スイッチング素子のうちいずれか一つの導通と非導通を制御するパルスを発振する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の降圧チョッパ回路。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の降圧チョッパ回路と、
    前記降圧チョッパ回路に前記入力電圧を印加する電源と、
    を備えるロボット制御装置。
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