JP2019083363A - 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 光通信において受光条件を固定にしていると通信データを受信できない場合があった。【解決手段】 第1の外部装置から無線で電力を受ける受電手段と、光を受光し、電気信号に変換する受光素子と、前記受光素子で変換された電気信号の内、複数の外部装置からの光通信信号を抽出する抽出手段と、前記受光素子で変換された電気信号を増幅する増幅手段と、前記第1の外部装置に対して光通信信号を送信する送信手段と、光通信信号の受光レベルに基づき、前記第1の外部装置に置かれている状態と、そうでない状態とを判断し、該判断の結果に基づき前記増幅手段の増幅率を変更するよう制御する制御手段とを有する通信装置。【選択図】 図8
Description
本発明は、光通信機能を備えた通信装置に関する。
電子デバイス間や機器間のデータ転送を光信号で行う光通信方式を備えた電子機器が知られている。例えば、特許文献1では、固定部を支えとしてカメラ部が回転する旋回カメラにおいて、固定部とカメラ部間のデータ転送を光通信方式で行っている。
光通信方式は一般的にLEDを備えた送信回路と、フォトダイオードを備えた受信回路を用い、LEDの発光をオンオフした光信号をフォトダイオードで受信してデータ転送を行う。特許文献1の旋回カメラでは、回転するカメラ部に送信回路、カメラ部を支える固定部に受信回路を備えた構成にしている。従って、カメラ部が回転することによりLEDとフォトダイオードの光軸ずれが発生しフォトダイオードの受光レベルが変動する。フォトダイオードの受光レベルが低下し、受信レベルを下回ると通信が切断されるという課題が発生する。そのため、特許文献1では、カメラ部の各回転角度位置でのフォトダイオードの受光レベルを予め計測し、受光レベルが一定となる回転角度位置毎のフォトダイオードの増幅率を補正値としてメモリに記憶させている。そして、カメラ部の回転角度位置に応じてフォトダイオードの増幅率を変更し、通信時は一定して受光レベルが得られるように制御している。
しかしながら、特許文献1のようにカメラ部の回転角度位置が有限である場合は、予め計測した補正値でフォトダイオードの増幅率を変更可能だが、有限でない場合は補正値で対応することができない。また、通信対象が複数となる場合は、通信機器によっても送信回路(LED)の発光光量が異なるため、予め補正値を用意することは難しいという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の通信装置は、第1の外部装置から無線で電力を受ける受電手段と、光を受光し、電気信号に変換する受光素子と、前記受光素子で変換された電気信号の内、複数の外部装置からの光通信信号を抽出する抽出手段と、前記受光素子で変換された電気信号を増幅する増幅手段と、前記第1の外部装置に対して光通信信号を送信する送信手段と、光通信信号の受光レベルに基づき、前記第1の外部装置に置かれている状態と、そうでない状態とを判断し、該判断の結果に基づき前記増幅手段の増幅率を変更するよう制御する制御手段とを有する。
本発明によれば、予め計測したフォトダイオードの増幅率補正値を用いることなく通信機器と光通信を行うことが可能であって、送信回路の通信光量が異なる機器とも通信することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1は本実施形態における光通信送信手段を備える通信装置の一例として撮像装置についてその構成を示す図である。
図1は本実施形態における光通信送信手段を備える通信装置の一例として撮像装置についてその構成を示す図である。
撮像装置1は、光通信手段2を備えている。光通信手段2は、送信部と受信部から構成されている。送信部は、発光素子としての送信用LED3と、送信用LED3への電流をオンオフし光通信信号を発生させる送信回路4から構成されている。受信部は、受光素子5、光通信信号抽出回路6、増幅率算出回路7、増幅回路8から構成されている。
受光素子5は、フォトダイオードなどの光電変換素子であり、検出した光量に応じた電気信号に変換する。光通信信号抽出回路6は、受光素子5が検出した光の中から光通信信号を抽出する。増幅率算出回路7は、光通信信号抽出回路6が抽出した光通信信号を全体制御部9が識別できる電圧レベルとなる増幅率を算出する。増幅回路8は、増幅率算出回路7で算出された増幅率で光通信信号抽出回路6が抽出した光通信信号を増幅する。
全体制御部9は、撮像装置1全体を制御する。カメラ部10は、被写体の撮影を行って画像データを得る。ストロボ回路11は、キセノン管ストロボやリングライトストロボなどが用いられ、暗い被写体に対して照射し、撮影時の明るさを補助する。
電源回路12は、電池電源13から供給された電圧を各ブロックが必要とする電圧に変換し、撮像装置1全体へ電源(接続は図示せず)を供給する。電池電源13は、電源回路12に電源を供給する。例えば、NiCd電池、NiMH電池、又はLi電池などの二次電池が用いられる。
充電用受電アンテナ14は、後述の画像保存装置131からの電磁誘導による無線給電を受けて充電電力を出力する。充電制御回路15は、充電用受電アンテナ14で受けた電力を電池電源13へ充電する。
図2は、本実施形態におけるシステムの一例についてその構成を示す図である。
室内空間101、室内空間102、室内空間103は、それぞれ照明装置111、照明装置112、照明装置113を備えている。
照明装置111、照明装置112、照明装置113は、それぞれに光通信方式で構成された光通信送信部(図示せず)を備えており、また、有線にてネットワークサーバー121と接続されている。
ネットワークサーバー121は、室内空間101、室内空間102、室内空間103の室内情報を管理しており、管理している室内情報は各室内空間に備えられた照明装置の光通信送信部に伝送している。照明装置の光通信送信部は、ネットワークサーバー121から伝送された室内情報を光通信方式にて室内に発信している。室内情報はネットワークサーバー121に接続されたPC(図示せず)で作成、変更を行う。
図3は図2のシステムを病院内とした場合のネットワークサーバー121に管理された室内情報を示す図である。
本実施形態においては、ネットワークサーバー121に室内空間101、室内空間102、室内空間103でのストロボ回路11の充電待機電圧情報を室内情報として保有している。
画像保存装置131は、室内空間101に設置されていて、光通信方式で構成された光通信手段を備えており、撮像装置1に記録された画像を保存する。また、撮像装置1に内蔵された電池電源13を充電する機能も備えている。画像保存装置131は外部装置の一例である。
図4は、撮像装置1が画像保存装置131に置かれた状態を示した図である。
401は画像保存装置131の光通信手段の送信用LED、402は画像保存装置131の光通信手段の受光素子である。
403は電源回路12を充電するための充電用送電アンテナである。
図に示されている通り、送信用LED、受光素子、及び充電用受電アンテナ14は撮像装置1の同じ面(図4の場合は底面)に配置されている。
画像保存装置131はクレードル型になっていて、撮像装置1が画像保存装置131に置かれた状態において、光通信手段2の受光素子5と画像保存装置131の送信用LED401が対向する位置関係になる。また、光通信手段2の送信用LED3と画像保存装置131の受光素子402も対向する位置関係になる。また、撮像装置1の充電用受電アンテナ14と画像保存装置131の充電用送電アンテナ403も対向する位置関係になる。
撮像装置1が画像保存装置131に置かれている状態において、受光素子5と画像保存装置131の送信用LED401は対向して接しており、受光素子5に外光が入り込まないように構成されている。
図5は、図1に示す撮像装置1における動作の内、電池電源13を充電する動作を説明するためのフローチャートである。
図6は、撮像装置1が画像保存装置131に置かれている状態において、光通信手段2の受信部が検出した画像保存装置131の個体識別IDの信号を示した図である。
図6では、画像保存装置131の送信用LED401が、画像保存装置131の個体識別ID(1010)を定期的に通信光として出力している。
図1〜図6を参照して本実施例の電池電源13の充電に関する動作を説明する。いま撮像装置1は、画像保存装置131に置かれている状態にある。
撮像装置1は、画像保存装置131に置かれていると、光通信手段2の受信部は、常に画像保存装置131の個体識別IDが送られてきているか否かを検出している。受光素子5は、受光した際に受光量に応じた電圧を出力する(S501)。
画像保存装置131の光通信手段は、撮像装置1が置かれているか否かに関わらず、送信用LED401の電流をオンオフし、画像保存装置131の個別に割り当てられた個体識別IDを定期的に通信光として出力している(S502)。送信用LED401に流す電流は、ユーザーの不快とならない微小な明るさとなる電流(ILED401)であり、画像保存装置131内のメモリ(図示せず)に予め設計値として格納されている。
図6の撮像装置1が画像保存装置131に置かれた状態では、受光素子5には送信用LED401の発光のみ受光されるので、送信用LED401の通信光を受光した際に1.8V振幅の受光量であったことを示している。
光通信信号抽出回路6は、受光素子5の出力に通信光が含まれているか否かを判別する(S503)。画像保存装置131の光通信手段や、照明装置が備える光通信送信部は、予め決められた周波数(f)でデータを送信するように設計されている。光通信信号抽出回路6は、通信対象となる機器の通信周波数を予め保有しており、受光素子5の出力に通信周波数が含まれているか否かによって判別する。
S503で通信光が検出されなかった場合は、S501に戻りS501〜S503の処理を繰り返す。
S503で通信光が検出された場合、光通信信号抽出回路6は、受光素子5の出力から通信光を抽出する(S504)。図6では、受光素子5の出力がそのまま通信信号となる。
増幅率算出回路7は、光通信信号抽出回路6の出力信号を全体制御部9が識別できる電圧となる増幅率を算出する(S505)。撮像装置1と画像保存装置131の通信時における増幅率は、送信用LED401の発光量と受光素子5の利得の関係が予め分かっているので、固定された所定値として設定されている。図6では、増幅率1である。
増幅回路8は、増幅率算出回路7が算出した増幅率で光通信信号抽出回路6の出力を増幅し、全体制御部9へ送信する。全体制御部9が画像保存装置131の個体識別IDを認識する(S506)と、送信回路4は、送信用LED3をオンオフして撮像装置1に個別に割り当てられた個体識別IDを通信光として出力する(S507)。
画像保存装置131は、受光素子402が送信用LED3からの通信光を検出し、撮像装置1の個体識別IDを認識すると、撮像装置1が置かれていると判断する(S508)。
画像保存装置131は、撮像装置1が置かれていると判断すると、撮像装置1に対して電池電源13の電圧を送信するように要求する(S509)。
撮像装置1は、画像保存装置131からの要求を受信すると(S510)、電池電源13の電圧を画像保存装置131に対して送信する(S511)。
画像保存装置131は、撮像装置1からの電池電源13の電圧を受信すると(S512)、満充電であるか否かを判別する(S513)。
S513で電池電源13の電圧が満充電であると判別されると、S509に戻り、画像保存装置131は定期的に電池電源13の電圧情報を取得する。
S513で電池電源13の電圧が満充電でないと判別されると、画像保存装置131は充電用送電アンテナ403を介して撮像装置1に送電を開始する(S514)。
撮像装置1の充電制御回路15は、充電用受電アンテナ14を介して画像保存装置131からの電力を充電し、電池電源13に充電を開始する(S515)。
電池電源13の充電が開始されると、全体制御部9は電池電源13の電圧を監視し、満充電に達したか否かを判別する(S516)。
S516で電池電源13の電圧が満充電に達していないと判別されると、S511に戻り、充電を継続する。
S516で電池電源13の電圧が満充電に達したと判別されると、撮像装置1は、電池電源13の電圧を画像保存装置131に対して送信する(S517)。
画像保存装置131は、撮像装置1からの電池電源13の電圧を受信すると(S518)、満充電であるか否かを判別する(S519)。
S519で電池電源13の電圧が満充電に達していないと判別されると、S514に戻り、撮像装置1に送電を継続する。
S519で電池電源13の電圧が満充電に達したと判別されると、画像保存装置131は送電を停止する(S520)。
撮像装置1の充電制御回路15は、画像保存装置131からの送電が停止されると電池電源13への充電を停止する(S521)。
図7は、図1に示す撮像装置1における動作の内、画像保存装置131へ画像を保存する動作を説明するためのフローチャートである。
図7を参照して本実施例の画像保存装置131への画像保存に関する動作を説明する。
いま撮像装置1は、画像保存装置131に置かれている状態にある。撮像装置1は、画像保存装置131に置かれていると、前述と同様のS501〜S508の処理を実行する。
画像保存装置131は、画像保存ボタン(図示せず)が押されたか否かを監視している(S701)。
S701で画像保存装置131は、画像保存ボタンが押されたことを検出すると、撮像装置1に対して保存された画像を転送するように要求する(S702)。
撮像装置1が、画像保存装置131からの要求を光通信手段2を介して受信すると(S703)、メモリ(図示せず)に撮影された画像が保存されているか否かを判別する(S704)。
S704で撮像装置1のメモリ内に保存された画像がない、あるいはすでに画像保存装置131へ転送し終えたと判断された場合、撮像装置1は光通信手段2を介して画像保存装置131へ画像転送終了信号を出力して終了する(S705)。
S704で撮像装置1のメモリ内に保存された画像があると判断された場合、撮像装置1は光通信手段2を介して画像保存装置131へ画像を転送する(S706)。
画像保存装置131は、画像の受信を開始し(S707)、1枚の静止画、あるいは1つの動画を受信し終えると、受信した画像をメモリ(図示せず)に記憶する。
また、撮像装置1からS705の転送終了信号が送信されているか否かを判別する(S708)。
S708で撮像装置1から画像転送終了信号が送信されていないと判断された場合、S702に戻り、再度、撮像装置1に対して画像の転送を要求する。
S708で撮像装置1から画像転送終了信号が送信されたと判断された場合、画像保存装置131も終了する(S709)。
図8は、図1に示す撮像装置1における動作の内、画像保存装置131から取り外された際の動作を説明するためのフローチャートである。
図2、図3、図8を参照して本実施例の撮像装置1が画像保存装置131から取り外された際の動作を説明する。
いま撮像装置1は、画像保存装置131に置かれている状態にある。撮像装置1は、画像保存装置131に置かれていると、スタンバイモードで待機している(S801)。S801では、前述した通り、電池電源13の充電(図5)や、画像保存装置131へ画像保存(図7)を行っている。
光通信手段2は、撮像装置1が画像保存装置131から外されたか否かを判別する(S802)。判別方法として、光通信手段2の受信部が前述した画像保存装置131の個体識別ID(1010)を検出できているか否かで判別する。つまり、光通信手段2の受信部が画像保存装置131の個体識別IDを検出できている間は、撮像装置1は画像保存装置131に置かれていると判断する。逆に、光通信手段2の受信部が画像保存装置131の個体識別IDを検出できなくなると、撮像装置1が画像保存装置131から外されたと判断する。
撮像装置1が画像保存装置131から外されたことを検出すると、光通信手段2の受信部は照明装置から蓄電素子7への充電情報が送信されているか否かを検出する(S803)。
ここで、撮像装置1が画像保存装置131から外された際の光通信手段2の通信制御に関して以下に説明する。
光通信送信部を備えた照明装置(照明装置111、照明装置112、照明装置113)は、点灯スイッチがONされると、画像保存装置131の通信周波数と同様の予め決められた周波数(f)で個体識別IDとデータを送信するように構成されている。周波数fは人間の目では明滅を検知できない十分早い周波数である。
図3より、照明装置111の光通信送信部は、個体識別ID1001、データとして充電待機電圧(以下、Vrdy)=VLVL2という情報を送信している。同様に照明装置112の光通信送信部は、個体識別ID1011、データとしてVrdy=VLVL4という情報を送信している。照明装置113の光通信送信部は、個体識別ID1101、データとして充電待機電圧Vrdy=VLVL3という情報を送信している。
また、VLVL4≧VLVL3≧VLVL2≧VLVL1の関係にある。VLVL1は、撮像装置1が画像保存装置131から外された状態であって、照明装置からの通信を受信できない時のVrdy値である。
本実施例は図2の状態で説明を行う。
図9は、光通信手段2の受信部が検出した照明装置111の通信信号を示した図である。
照明装置111の光通信送信部は、固体識別ID1001、データ(VLVL2)の順で繰り返し送信し続けている。
受光素子5は、受光した際に受光量に応じた電圧を出力する。図9の撮像装置1が画像保存装置131から外された状態では、受光素子5には照明装置111からの通信光(照明光)と外光が受光される。図9では、受光素子5の受光量が1.8V未満であり、前述の画像保存装置131に置かれている際に受光した光量より小さいことを示している。
光通信信号抽出回路6は、受光素子5の出力から照明装置111からの通信光を抽出する。抽出方法は画像保存装置131との通信で説明した時と同様に、受光素子5の出力から照明装置111の通信周波数成分(f)を抽出する。図9では、1.5V振幅の通信光が検出されたことを示している。
増幅率算出回路7は、光通信信号抽出回路6の出力信号を全体制御部9が識別できる電圧となる増幅率を算出する。光通信手段2が照明装置から受光する通信光量は、受光素子5の照明装置に対する向きや距離によって大きく変化する。従って、増幅率算出回路7は一定周期で増幅率をスイングし、全体制御部9が通信を識別できる増幅率を検出後、その増幅率を維持するように制御する。図9では増幅率を0.5倍、1倍、1.5倍の順でスイングし、全体制御部9が通信を識別できる信号レベル1.8Vとなる増幅率1.5を維持していることを示している。
増幅回路8は、増幅率算出回路7が算出した増幅率で光通信信号抽出回路6の出力を増幅し、全体制御部9へ送信する。
全体制御部9が照明装置からの通信を認識すると、全体制御部9は照明装置からの情報に基づいてストロボ回路11の充電電圧を設定する(S804)。例えば、図2の状態で光通信手段2が照明装置111からの通信情報を検出した場合、ストロボ回路11の充電電圧をVLVL2に設定する。同様に、照明装置112からの通信情報を検出した場合はVLVL4、照明装置113からの通信情報を検出した場合はVLVL3に設定する。
光通信手段2が照明装置からの通信情報を検出できない場合、全体制御部9はストロボ回路11の充電電圧をVLVL1に設定する(S805)。発光素子としてLEDを備えたストロボ回路では、静止画撮影時にLEDに対し大電流を流すため大容量の電気二重層コンデンサ(EDLC)を備えていることが多い。電気二重層コンデンサは印加電圧と印加時間に制約があり、静止画撮影時に必要な高い電圧(VFULL)を長時間印加すると容量劣化の原因となる。電圧VLVL1はストロボ回路11の蓄電素子(図示せず)の容量低下にはそれほど影響のない電圧である。
ストロボ回路11の充電電圧が設定されると、全体制御部9は充電信号をストロボ回路11に出力する。充電信号がオンとなると、ストロボ回路11は蓄電素子への充電を開始する(S806)。
ストロボ回路11は、蓄電素子7の充電電圧を検出し、S804、あるいはS805で設定された電圧まで充電を行う(S807)。
蓄電素子の充電電圧がS804、あるいはS805で設定された電圧に達すると、ストロボ回路11を停止し、蓄電素子への充電を停止する(S808)。
全体制御部9は、操作部である電源ボタン(図示せず)の入力確認を行う(S809)。
S809で電源ボタンの入力が確認できない場合はS803に戻り、ストロボ回路11は蓄電素子の充電電圧がS804、あるいはS805で設定された電圧になるよう定期的に制御を行う。この時、S803で撮像装置1が充電待機電圧の低い室内空間に移動したと判断された場合、全体制御部9はS806において、ストロボ回路11への充電信号を停止し、放電信号を出力する。放電信号がオンになると、ストロボ回路11は放電するためのスイッチング素子をONし、蓄電素子をS804、あるいはS805で設定された電圧まで放電を行う(S807)。例えば、S803で撮像装置1が室内空間102(充電待機電圧VLVL4)から,室内空間101(VLVL2)へ移動したと判断された場合、全体制御部9は蓄電素子をVLVL4からVLVL2へ放電する。
S809で電源ボタンの入力が確認された場合、全体制御部9は撮像装置1を操作部(図示せず)に備えられたモード切り替えスイッチに応じて起動する(S810)。
S810でモード切り替えスイッチが撮影した画像を再生する再生モードなどの撮影モード以外に設定されている場合はS803に戻り、蓄電素子の充電電圧がS804、あるいはS805で設定された電圧になるよう定期的に充電を行う。
S810でモード切り替えスイッチが撮影モードに設定されている場合、全体制御部9はカメラ部10を起動する。同時に、全体制御部9はストロボ回路11の充電電圧を予め定められた発光素子(図示せず)が発光可能な電圧(VFULL)に設定する(S811)。
ストロボ回路11の充電電圧が設定されると、全体制御部9は充電信号をストロボ回路11に出力し、ストロボ回路11は蓄電素子への充電を開始する(S812)。
ストロボ回路11は蓄電素子の充電電圧を検出し、S811で設定された電圧まで充電を行う(S813)。
蓄電素子の充電電圧がS811で設定された電圧に達すると、ストロボ回路11は蓄電素子への充電を停止する(S814)。
全体制御部9は、操作部であるレリーズボタン(図示せず)の入力確認を行う(S815)。
S815でレリーズボタンの入力が確認できない場合はS810に戻り、蓄電素子の充電電圧がVFULLになるよう定期的に充電を行う。
S815でレリーズボタンの入力が確認できた場合、全体制御部9は、カメラ部10の画像情報を基にAFおよびAE処理を行う(S816)。
全体制御部9はAE処理の結果を元に、撮影時に発光素子を発光させるか否かを判別する。撮影時に発光素子を発光させると判断された場合、ストロボ回路11は予め定められた電流値で発光素子に電流を流して発光素子を点灯させ、全体制御部9は、カメラ部10の画像情報を取得する(図4中S817)。
全体制御部9は、操作部である電源ボタン(図示せず)の入力確認を行う(S818)。
S818で電源ボタンの入力が確認できない場合はS812に戻り、蓄電素子の充電電圧がS811で設定された電圧になるよう定期的に充電を行う。
S818で電源ボタンの入力が確認された場合、全体制御部9はカメラ部10の動作を終了させスタンバイモードに設定する(S819)。
撮像装置1がスタンバイモードに設定されると、光通信手段2は照明装置から蓄電素子への充電情報が送信されているか否かを検出する(S820)。
光通信手段2が照明装置からの通信情報を検出できない場合、S804と同様に全体制御部9はストロボ回路11の充電電圧をVLVL1に設定する(S821)。
光通信手段2が照明装置からの通信情報を検出した場合、S804と同様に全体制御部9は照明装置からの情報に基づいてストロボ回路11の充電電圧を設定する(S822)。
ストロボ回路11の充電電圧が設定されると、全体制御部9は放電信号をストロボ回路11に出力する。放電信号がオンとなると、ストロボ回路11は蓄電素子の電荷放電を開始する(S823)。
ストロボ回路11は、蓄電素子の電圧を検出し、S821、あるいはS822で設定された電圧まで放電を行う(S824)。
蓄電素子の充電電圧がS821、あるいはS822で設定された電圧に達すると、ストロボ回路11は、蓄電素子への放電を停止する(S825)。
光通信手段2は、撮像装置1が画像保存装置131に置かれたか否かを判別する(S826)。
S826で撮像装置1が画像保存装置131に置かれたことを確認できない場合はS820に戻り、ストロボ回路11は蓄電素子の充電電圧がS821、あるいはS822で設定された電圧になるよう定期的に制御を行う。
S826で撮像装置1が画像保存装置131に置かれたことを確認できた場合、全体制御部9は、ストロボ回路11への充電信号を停止し、放電信号を出力する。放電信号がオンになると、ストロボ回路11は、蓄電素子をVLVL0まで放電を行う(S827)。
本実施形態では、撮像装置1が画像保存装置131に置かれている時と、外されている時とで撮像装置1の光通信受光回路の増幅率を変更する。また、撮像装置1が画像保存装置131から外されている時は、光通信受光回路の増幅率を動的に変化させ、照明装置からの通信信号を検出して受信可能となる通信光量となるよう制御を行う。従って、撮像装置1は画像保存装置131と、照明装置の複数の通信対象と接続可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (16)
- 第1の外部装置から無線で電力を受ける受電手段と、
光を受光し、電気信号に変換する受光素子と、
前記受光素子で変換された電気信号の内、複数の外部装置からの光通信信号を抽出する抽出手段と、
前記受光素子で変換された電気信号を増幅する増幅手段と、
前記第1の外部装置に対して光通信信号を送信する送信手段と、
光通信信号の受光レベルに基づき、前記第1の外部装置に置かれている状態と、そうでない状態とを判断し、該判断の結果に基づき前記増幅手段の増幅率を変更するよう制御する制御手段とを有する通信装置。 - 前記制御手段は、前記通信装置が第1の外部装置から外されている時の前記増幅手段の増幅率を前記通信装置が第1の外部装置に置かれている時の増幅率より高くするように制御することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、前記通信装置が第1の外部装置に置かれている時の前記増幅手段の増幅率を所定の値に固定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、前記通信装置が第1の外部装置から外されている場合において、前記増幅手段の増幅率を時間によって変更し、光通信を可能とする受光レベルが得られるように増幅率を変更するとこを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記受電手段を介した無線での受電は、光通信で取得した情報に基づき制御されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
- 撮像手段を更に有し、
前記第1の外部装置に置かれている状態にある場合、前記撮像手段により撮像された画像データを前記第1の外部装置に前記送信手段を介して送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。 - 前記受電手段に含まれるアンテナは前記通信装置の底面に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記受光素子は、前記通信装置の底面に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記受光素子は、前記受電手段に含まれるアンテナと同じ面に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 第1の外部装置から無線で電力を受ける受電ステップと、
光を受光し、電気信号に変換する受光ステップと、
前記受光ステップで変換された電気信号の内、複数の外部装置からの光通信信号を抽出する抽出ステップと、
前記受光ステップで変換された電気信号を増幅する増幅ステップと、
前記第1の外部装置に対して光通信信号を送信する送信ステップと、
光通信信号の受光レベルに基づき、前記第1の外部装置に置かれている状態と、そうでない状態とを判断するステップと、
前記判断ステップでの判断の結果に基づき前記増幅ステップでの増幅率を変更するよう制御する制御ステップとを有する通信装置の制御方法。 - 前記制御ステップでは、前記通信装置が第1の外部装置から外されている時の前記増幅ステップでの増幅率を前記通信装置が第1の外部装置に置かれている時の増幅率より高くするように制御することを特徴とする請求項10に記載の通信装置の制御方法。
- 前記制御ステップでは、前記通信装置が第1の外部装置に置かれている時の前記増幅ステップでの増幅率を所定の値に固定することを特徴とする請求項11に記載の通信装置の制御方法。
- 前記制御ステップでは、前記通信装置が第1の外部装置から外されている場合において、前記増幅ステップでの増幅率を時間によって変更し、光通信を可能とする受光レベルが得られるように増幅率を変更することを特徴とする請求項12に記載の通信装置の制御方法。
- 前記受電ステップでの受電は、光通信で取得した情報に基づき制御されることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の通信装置の制御方法。
- 撮像ステップを更に有し、
前記第1の外部装置に置かれている状態にある場合、前記撮像ステップで撮像された画像データを前記第1の外部装置に送信することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の通信装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるための、コンピュータが読み取り可能なプログラム。
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---|---|---|---|
JP2017208370A JP2019083363A (ja) | 2017-10-27 | 2017-10-27 | 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム |
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2017
- 2017-10-27 JP JP2017208370A patent/JP2019083363A/ja active Pending
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JP2021129409A (ja) * | 2020-02-13 | 2021-09-02 | Tdk株式会社 | 無線送電装置、及び無線電力伝送システム |
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