JP2019082972A - 管理装置、管理方法、管理プログラム及び管理システム - Google Patents

管理装置、管理方法、管理プログラム及び管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】勤怠および給与を含む人事情報を一元管理するとともに、企業および従業員による必要に応じて所定の金額を所定の入金日よりも前に支払うことができる。【解決手段】企業における従業員の勤怠管理サービスおよび企業または従業員への金銭の前払いサービスを提供する事業者が管理する管理装置であって、従業員の勤怠情報と、企業の人事情報と、所定の金額を含む助成金申請情報とを記憶する記憶部と、外部装置から、所定の金銭の支給日よりも前に金銭の支払いを求める旨の前払要求を受け付ける受付部と、勤怠情報、人事情報、または助成金申請情報の少なくともいずれか1つを取得する取得部と、勤怠情報、人事情報、または助成金申請情報の少なくともいずれか1つに基づいて、金銭の前払上限額を算出する算出部と、算出部により算出された前払上限額内における所定の前払額の支払いを実行する実行部と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、人事、勤怠、ならびに給与を含む金銭の支払いを管理する管理装置、管理方法、管理プログラム及び管理システムに関する。
近年、企業および従業員の経営形態や雇用形態が多様化しており、経営資金や給与の受け取りにおいて、従来の所定の入金日よりも前に入金が可能となることで、より安定した事業や生活を営めるケースが増大している。例えば、企業であれば資金繰りの経営事情や、非正規雇用社員であれば異動前後の職場における給与支給日や、月払い、週払い、といった給与支給期間の相違などの事情により、企業または従業員は、公的な助成金または給与などの所定の入金日より前の入金を希望する事態が生じる。
このような事態に対応するため、企業であれば、出資金の増資や資本金の借り入れを申請したり、従業員であれば、企業に給与の前払を申請したりすることにより所定の入金日よりも前に資金や給与を受け取る方法がとられている。しかし、これらの方法は、企業にとって事務作業の負担が増大し、作業効率に問題が生じることとなる。
そこで、給与の前払いを自動化するシステムとして、例えば、特許文献1には、銀行のコンピュータが、派遣社員等からの要請により、派遣社員等の勤務日数等に応じて得られるべき給与を計算し、給与支払日以前においても、既勤務日数に応じた給与の範囲内の金額を引き出し可能にしたシステムが開示されている。
特許第3685788号公報
しかしながら、特許文献1による方法では、銀行は、前払いシステムを導入することに伴い、企業ごとの勤怠や給与体系に関する情報を管理するとともに、従業員からの要請に応じて給与計算する処理が生じ、銀行側に処理手続きの負担が増大することから、企業側は前払いシステムの提携先銀行を探すことも容易ではない。また、給与や勤怠などの人事情報は一元管理されることが望ましいが、人事情報の一部が銀行に管理されることとなると、企業と銀行おける情報の整合性を図る処理負担も生じる。さらに、従業員の要望などにより前払いシステムの提携先銀行が複数となるような場合には、人事情報が分散されることとなり、情報漏洩の防止という観点からも望ましくない。
そこで、本発明は、勤怠および給与を含む人事情報を一元管理するとともに、企業および従業員による必要に応じて所定の金額を所定の入金日よりも前に支払うことができる管理装置、管理方法、管理プログラム及び管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る管理装置は、企業における従業員の勤怠管理サービスおよび企業または従業員への金銭の前払いサービスを提供する事業者が管理する管理装置であって、従業員の勤怠情報と、企業の人事情報と、所定の金額を含む助成金申請情報とを記憶する記憶部と、外部装置から、所定の金銭の支給日よりも前に金銭の支払いを求める旨の前払要求を受け付ける受付部と、受付部により前払要求が受け付けられた場合に、勤怠情報、人事情報、または助成金申請情報の少なくともいずれか1つを取得する取得部と、取得部により取得された勤怠情報、人事情報、または助成金申請情報の少なくともいずれか1つに基づいて、金銭の前払上限額を算出する算出部と、算出部により算出された前払上限額内における所定の前払額の支払いを実行する実行部と、を備える。
本発明によれば、勤怠および給与を含む人事情報を一元管理するとともに、企業および従業員による必要に応じて所定の金額を所定の入金日よりも前に支払うことができる。
本実施形態における管理システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態における管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態における従業員の在籍データとなる基本情報の登録画面例を示す図である。 本実施形態における各種の登録画面の一例を示す図である。 本実施形態における給与と税金の支払いに関する設定画面の一例を示す図である。 本実施形態における日単位の勤怠データの登録画面例を示す図である。 本実施形態における月単位の勤怠データの登録画面例を示す図である。 本実施形態における助成金申請テーブルの一例を示す図である。 本実施形態における前払額の入力画面の一例を示す図である。 本実施形態における企業の情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態における勤怠情報を承認する入力画面の一例を示す図である。 本実施形態における従業員の端末装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態における勤怠情報の入力画面の一例を示す図である。 本実施形態における管理装置による前払処理を示すフローチャートである。 本実施形態における管理装置と、企業の情報処理装置と、従業員の端末装置による前払処理のシーケンス図である。 本実施形態における管理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、図面を用いて本発明に係る管理装置、管理方法、管理プログラム、および、管理システムの実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態における管理システムの概要を示す概略図である。図1に示すように、勤怠管理サービスおよび金銭の前払いサービスを提供する管理システム1は、人事、勤怠、ならびに金銭支払いを管理する管理装置100が、企業Aの情報処理装置200Aと、企業Aの従業員の端末装置300a、300bと、企業Bの情報処理装置200Bと、企業Bの従業員の端末装置300c、300dとネットワーク10を介して相互通信可能に接続されている。なお、図1では、企業の情報処理装置として、企業Aと企業Bの2台を図示し、企業Aの従業員および企業Bの従業員の端末装置として、300a〜dの4台を図示するが、台数はこれに限定されない。また、以下の説明において、特に明示する場合を除き、情報処理装置200Aおよび200Bについては、情報処理装置200と、従業員の端末装置300a〜300dについては、端末装置300と総称する。
図2は、本実施形態における管理装置100の機能構成の一例を示すブロック図である。以下、図2を用いて管理装置100の機能構成について説明する。
図2に示すように、給与管理装置100は、制御部101と、記憶部110と、通信制御インターフェース部120とを備えている。
記憶部110は、人事情報データベース111と、勤怠情報データベース112と、助成金申請情報データベース113と、金融処理情報データベース114とを記憶する。なお、他の例として、記憶部110は、管理装置100が接続されるローカルネットワークにより管理され、制御部101とローカルLANで接続される構成としてもよい。この場合、記憶部110は、管理装置100の外部に備えられる別サーバや外付けハードディスクなどであり、外部装置による記憶部110へのアクセスには所定の権限を必要とする。また、他の例として、労務処理情報データベース(図示せず)などを備える構成としてもよい。例えば、労務処理として、助成金申請処理のほか、給与明細書の作成や、労働保険の申告、社会保険の申告などがある。
人事情報データベース111には、企業の人事情報が格納されている。ここで、人事情報とは、従業員の識別情報に、従業員の氏名、生年月日、性別などを含む個人情報を含む在籍データと、報酬月額、通勤手当、雇用形態、部署、役職、給与締め日、給与支給日、管轄税務署などを含む給与データと、健康保険被保険者整理番号、基礎年金番号などを含む社会保険データと、給与一覧を含む賃金台帳データと、新規雇用や従業員育成講座の実施状況などを含む雇用促進データなどが対応付けられた情報である。
図3は、従業員の在籍データとなる基本情報の登録画面例を示す図である。図3に例示する基本情報の登録画面は、従業員の氏名、生年月日、性別、メールアドレスの入力項目と、登録指示を示す「登録する」のアイコンで構成されている。なお、これらの情報に加えて、入社日や退社日などの情報の入力項目が構成されてもよい。
また、図4(a)は、給与データの登録画面例を示す図であり、図4(b)は、社会保険データの登録画面例を示す図であり、図4(c)は、賃金台帳データの登録画面例を示す図である。図4(a)に示すように、給与情報には、雇用形態、部署、役職、業務内容、通勤手当を含む報酬月額(通貨)、報酬月額のうちの通勤手当分、報酬月額(現物)、入社日、並びに、随時編集可能なアイコンが含まれる。また、図4(b)に示すように、社会保険・年金情報には、健康保険被保険者整理番号(年金整理番号)、基礎年金番号、標準報酬月額(健康保険)、標準報酬月額(厚生年金)、資格取得日、資格喪失日、並びに、随時、被扶養者を追加可能なアイコンが含まれる。また、図4(c)に示すように、賃金台帳一覧には、各月の支給日における給与一覧が「確定」を示すアイコンとともに、各月分ごとに登録されている。また、図5は、本実施形態における給与と税金の支払いに関する設定画面の一例を示す図である。図5に示すように、設定画面には、企業の給与担当者に給与締め日、給与支給日、管轄の税務署などの項目が含まれる。
また、雇用促進データの例としては、所定期間における新規雇用人数、従業員へのキャリアアップを目的とした人材育成の業務実施内容、所定年齢以上の高年齢者の雇用人数、または所定期間(例えば、6か月)以上継続して雇用した従業員数などがある。
勤怠情報データベース112には、従業員の勤怠情報と、企業の就業情報が格納されている。ここで、勤怠情報とは、出勤、退勤、休憩、休暇などの出勤状況を示す情報であり、具体的には、出勤および退勤の時刻、労働時間、時間外労働時間、深夜労働時間、休日労働時間、深夜労働時間、出勤日数、欠勤日数、休日出勤日数、早退や遅刻の回数と時間、有休日数、有休残日数などがある。また、就業情報とは、就業規則において定められた1日あたりの労働時間および休憩時間や、1年度あたりの有給日数や、リフレッシュ休暇、慶事、弔辞に伴い付与される休暇日数などの情報である。図6は、日単位の勤怠データの登録画面例を示す図である。図6に示すように、勤怠データには、勤務、遅刻、早退、休憩などの出勤状況の種類ごとに各時間が対応付けられている。また、図7は、月単位の勤怠データの登録画面例を示す図である。図7に示すように、給与の支給単位となる月単位で、上段に当該月における勤務日数と総勤務時間とが表示され、続いて、詳細項目として、所定労働時間、時間外労働時間、休日労働時間、深夜労働時間、欠勤日数、遅刻早退時間とが表示される。また、当該月における各日付における勤務時間がカレンダー上に表示される。
助成金申請情報データベース113には、助成金申請情報と、助成金申請テーブルが格納されている。ここで、助成金申請情報とは、人事情報に基づく所定の公的な関係機関への補助金または助成金の申請に関する情報であり、企業の識別情報に、申請の種類と、申請済みデータとが対応付けられている。例えば、従業員へのキャリアアップ養成講座の提供に伴うキャリアアップ助成金の申請、新規雇用に伴うトライアル雇用奨励金の申請などに関する情報である。また、助成金申請テーブルとは、申請の種類に、申請用の書式データIDと、受給要件、必要となるデータ名、助成金額、申請先とが対応付けられたテーブルのことである。また、助成金申請条件とは、所定の助成金の申請の種類に、申請に必要な要件および手続きと、助成金額と、申請先データとを対応付けた申請条件のことである。また、申請用書式データとは、各申請の必要書類となる書式データのことである。図8は、本実施形態における助成金申請テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、例えば、申請の種類「キャリアアップ助成金支給申請(正規雇用転換コース)」には、書式データ「E001」、要件「1.通算6ヶ月以上就業、2.キャリアアップ計画書の作成、3.対象の労働者を正規または無期雇用に転換したこと」、助成金額「1.有期雇用を正規雇用に転換:40万円/名、2.有期雇用を無期雇用に転換:20万円/名、3.無期雇用を正規雇用に転換:20万円/名」、申請先(アドレス等)「企業管轄のハローワーク」が対応付けられている。
金融処理情報データベース114には、金融処理情報が格納されている。ここで、金融処理情報とは、金融決済情報や、前払履歴などを含む情報のことである。また、金融決済情報とは、企業の従業員の識別情報に、デビットカード、クレジットカード、キャッシュカード、ネットバンキングカードなどの現金引き出し機能を有するカード情報を対応付けた情報である。例えば、デビットカードの場合、従業員の社員番号に、管理装置100を所有する事業者の提携先銀行のデビットカードの番号と、従業員により設定された暗証番号が対応付けられている。さらに、従来の一般的なデビットカードによるほか、従業員や企業が銀行口座を開設することなく、銀行から直接現金の受け取りが可能な現金受取カードが用いられてもよい。従来の一般的なデビットカードの場合、従業員や企業が既に開設した口座が使用されるが、現金受取カードの場合、管理装置100と、専用ネットワークで接続された管理装置100の提携銀行に給与情報が紐づけられることにより、口座の開設が不要となる。また、前払履歴とは、従業員の識別情報または企業の識別情報に、前払日時、前払済額、手数料、前払可能残高が対応付けられた履歴である。
次に、制御部101は、受付部102と、認証部103と、取得部104と、算出部105と、申請処理部106と、表示制御部107と、実行部108と、送受信部109とを備える。なお、申請処理部106は、本発明における判定部と、生成部と、申請処理部に相当し、送受信部109は、本発明における通知部に相当する。
受付部102は、企業の情報処理装置200や、従業員の端末装置300などの外部装置から、通信制御インターフェース部120を介して前払要求を受け付ける。ここで、前払要求とは、所定日における金銭の支払いが確定または見込まれている賃金債権などを担保として、所定日よりも前に所定額の前払いを求める要求のことであり、従業員の識別情報または企業の識別情報などが含まれる。例えば、従業員による給与の前払い要求や、企業による助成金の前払い要求などである。
また、受付部102は、企業の情報処理装置200から、通信制御インターフェース部120を介して、雇用に関する情報の入力を受け付ける。ここで、雇用に関する情報とは、新規雇用された従業員、人材育成として実施された業務内容、または所定期間(例えば、6か月)以上継続して雇用された従業員数などの情報である。なお、受付部102は、新規雇用された従業員や、所定期間以上継続して雇用された従業員数などの情報については、図3に示した従業員の在籍データとなる基本情報の登録画面から受け付ける。
認証部103は、受付部102により、企業の情報処理装置200や、従業員の端末装置300などの外部装置から前払要求が受け付けられた場合、または、外部装置により記憶部110にアクセスされた場合に、認証処理を実行する。例えば、認証部103は、外部装置に企業の識別情報または従業員の識別情報とパスワードの入力を要求し、外部装置から受信した企業の識別情報または従業員の識別情報とパスワードが、あらかじめ金融処理情報データベース114に登録された企業の識別情報または従業員の識別情報とパスワードと一致するか否かを判定する。認証部103は、外部装置から受信したメールアドレスとパスワードが、あらかじめ登録された企業の識別情報または従業員の識別情報とパスワードと一致すると判定した場合は、外部装置による前払要求や、記憶部110へのアクセスを認証し、一致しないと判定した場合は、外部装置にエラーを出力する。
取得部104は、受付部102により企業の情報処理装置200や、従業員の端末装置300などの外部装置からの前払要求が受け付けられた場合に、前払要求に含まれる従業員の識別情報または企業の識別情報から、当該識別情報に対応する勤怠情報、給与情報、または助成金申請情報を取得する。
算出部105は、取得部104により取得された勤怠情報、給与情報、または助成金申請情報から、所定の前払可能な額である前払上限額を算出する。例えば、前払上限額として、あらかじめ次回支給される給与または助成金の70パーセントが定められていた場合、算出部105は、次回の給与額または助成金額に0.7を乗じた数を前払上限額として算出する。また、算出部105は、前払いサービスに伴う所定の手数料を算出し、算出した手数料を前払履歴に保存する。例えば、あらかじめ前払いサービスに伴う手数料率が10パーセントと定められていた場合、算出部105は、所定の締切日における合計した前払額に0.1を乗じた額を手数料率として算出する。なお、所定の手数料率により算出された手数料は、従業員の給与前払いについては、企業による所定の給与支給日に支払われる前払い分清算後の給与額から差し引かれることとなり、企業の助成金前払いについては、関係機関による助成金の入金日における前払い清算後の入金額から差し引かれることとなる。
申請処理部106は、受付部102により、雇用促進に関する情報の入力が受け付けられた場合に、助成金申請情報データベース113の助成金申請テーブルを参照し、受け付けられた入力情報が助成金申請条件を満たすか否かを判定し、満たすと判定した場合に、企業の情報処理装置200に助成金申請条件を満たす旨を、送受信部109を介して通知する。申請処理部106は、企業の情報処理装置200から助成金の申請をする旨の通知を受信した場合に、助成金の申請処理を実行する。具体的には、申請処理部106は、助成金申請情報データベース113の助成金申請テーブルから、助成金申請条件を満たすこととなる申請の種類に対応付けられた書式データと、申請先データとを取得する。次に、申請処理部106は、取得した書式データを用いて申請書類を生成し、生成した申請書類を、申請先データが示す申請先に申請し、申請結果を助成金申請情報データベース113に保存する。
表示制御部107は、算出部105により算出された前払上限額を、企業の情報処理装置200または従業員の端末装置300に、通信制御インターフェース部120を介して出力する。図9は、本実施形態における前払額の入力画面の一例を示す図である。図9(a)は従業員の前払額の入力画面例であり、図9(b)は企業の前払額の入力画面例である。図9に示すように、前払額の入力画面には、従業員IDまたは企業IDと、カード番号と、当月(2017年4月)分における前払上限額と、前払済額と、前払可能残高と、今回前払額とが表示される。
実行部108は、表示制御部107により出力された前払額の入力画面から、企業の情報処理装置200または従業員の端末装置300により今回の前払額が入力された場合、当該前払額を所定の口座への振り込みを実行し、実行結果を金融処理情報データベース114に保存する。例えば、実行部108は、認証部103により認証されたか否かを判定し、認証された場合に、管理装置100を所有する事業者の提携先銀行に前払額の振り込み処理を実行する。また、実行部108は、所定の月毎の締切日に、所定の期間における前払の実行結果を合わせた前払履歴を企業の情報処理装置200に送信する。さらに、実行部108は、所定期日に、企業から前払履歴に基づく前払額の返済を受け付ける。例えば、実行部108は、所定の請求日に、当月分の前払履歴に含まれる前払額と手数料の合計額を算出した額を、通信制御インターフェース部120を介して企業の情報処理装置200に通知し、所定の期日に企業の情報処理装置200による入金を受け付ける。
また、実行部108は、所定の口座への振り込みによるほか、管理装置100の各データベースに記憶されている情報が紐づけられている提携先銀行に、現金受取カードによる前払額の引き出し承認を通知したりする。
送受信部109は、企業の情報処理置200や、従業員の端末装置300などの外部装置と、通信制御インターフェース部120を介して各種データを送受信する。例えば、送受信部109は、給与または助成金の前払履歴や、助成金の申請要件を満たす旨の通知などを企業の情報処理装置200に送信したり、給与情報を従業員の端末装置300に送信したりする。また、送受信部109は、企業の情報処理装置200から助成金を申請する旨の通知や、助成金の前払要求を受信したり、従業員の端末装置300から給与の前払要求を受信したりする。
通信制御インターフェース部120は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御インターフェース部120は、企業の情報処理装置200や、従業員の端末装置300等のような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
次に、企業の情報処理装置200の機能構成について説明する。図10は、本実施形態における企業の情報処理装置200の機能構成を示すブロック図である。図10に示すように、情報処理装置200は、制御部201と、記憶部210と、通信制御インターフェース部220と、入出力制御インターフェース部230と、表示部231と、入力部232とを備える。
表示部231は、液晶画面などから構成されるディスプレイ、モニタ、または、タッチパネル等の情報を出力する画面等である。入出力制御インターフェース部230は、表示部231や入力部232への制御を行う。
記憶部210は、人事情報データベース211と、勤怠情報データベース212とを記憶する。人事情報データベース211には、企業の人事情報が格納されている。また、勤怠情報データベース22には、従業員の勤怠情報と、企業の就業情報が格納されている。なお、本実施形態では、記憶部210は、人事情報データベース211と、勤怠情報データベース212とを記憶する構成としているが、他の実施形態として、記憶部210は、人事情報データベース211と、勤怠情報データベース212を記憶しない構成としてもよい。本実施形態においては、企業の情報処理装置200が、給与管理装置100に人事情報や勤怠情報を送信するとともに、人事情報や勤怠情報を記憶部210に保存することで、企業内部のローカルネットワークで各情報にアクセスすることができ、かつ、バックアップ機能を有することにもなる。一方、企業の情報処理装置200が、人事情報や勤怠情報を記憶部210に保存しない場合、管理装置100により徹底して情報を一元管理することができる。
制御部101は、受付部102と、取得部203と、承認部204と、金融処理部205と、表示制御部206と、送受信部207とを備える。
受付部202は、入力部232により入力された各種情報を受け付ける。例えば、受付部202は、新入社員の入社に伴う在籍情報の入力や、企業の識別情報を含む前払要求の入力などを受け付ける。
取得部203は、管理装置100の記憶部110から人事情報や勤怠情報などを、通信制御インターフェース部220を介して取得し、取得した人事情報や勤怠情報を記憶部210に保存する。
承認部204は、管理装置100または従業員の端末装置300により依頼されたデータに対して、承認処理を実行する。具体的には、承認部204は、管理装置100または従業員の端末装置300により、勤怠情報の承認依頼や、給与情報の承認依頼を受信した場合に、各情報の承認処理を実行する。例えば、図11は、勤怠情報を承認する入力画面の一例を示す図である。図11に示す入力画面では、「2017年9月12日(火)勤務分」の「出勤」に対して、「すべて承認」のアイコンを人事担当者または従業員の上長などにより入力部232から押下され、押下された情報を、入出力制御インターフェース部230を介して受け付けることにより承認する。
金融処理部205は、管理装置100から受信した給与または助成金の前払履歴に含まれる前払額と手数料を、所定の期日までに管理装置100を所有する事業者の提携先銀行の指定口座に入金する。また、金融処理部205は、給与の前払いがされなかった場合における給与支給日における給与支給額から、管理装置100から受信した給与の前払履歴に含まれる前払額と手数料を差し引いた額を、所定の給与支給日に従業員の給与口座に入金する。
表示制御部206は、各種情報を、入出力制御インターフェース部230を介して、表示部231に表示する。例えば、表示制御部206は、通信制御インターフェース部220を介して管理装置100から受信した前払履歴を、入出力制御インターフェース部230を介して表示部231に表示する。
送受信部207は、管理装置100や、従業員の端末装置300などの外部装置と各種情報を、通信制御インターフェース部220を介して送受信する。例えば、送受信部207は、管理装置100から給与または助成金の前払履歴や、所定の雇用状況が助成金申請条件を満たした旨の通知などを受信する。
通信制御インターフェース部220は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御インターフェース部220は、管理装置100や、従業員の端末装置300などのような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
次に、従業員の端末装置300の機能構成について説明する。図12は、本実施形態における従業員の端末装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、従業員の端末装置300は、記憶部310と、制御部301と、通信制御インターフェース部320と、入出力制御インターフェース部330と、表示部331と、入力部332とを備えている。
表示部331は、液晶画面などから構成されるディスプレイ、モニタ、または、タッチパネル等の情報を出力する画面等である。入出力制御インターフェース部330は、表示部331や入力部332への制御を行う。
記憶部310は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部310は、管理装置100から受信した勤怠情報、給与明細書、前払履歴などのデータを記憶する。
制御部301は、受付部302と、表示制御部303と、送受信部304とを備える。
受付部302は、入力部332により入力された各種情報を受け付ける。例えば、受付部302は、従業員の識別情報を含む前払要求や、前払履歴を送信する旨の要求、勤怠情報の送信指示などの入力を受け付ける。図13は、本実施形態における勤怠情報の入力画面の一例を示す図である。図13(a)は、通常の勤怠情報の入力画面であり、図13(b)は、位置情報を含む勤怠情報の入力画面である。図13(a)に示すように、通常の勤怠情報の入力画面には、出勤または退勤を押下可能なアイコンと、以前の勤務において送信エラーまたは、従業員が送信を失念したような場合に事後報告可能なアイコンが表示されている。また、図13(b)に示す位置情報を含む勤怠情報の入力画面は、図13(a)の通常の勤怠情報の入力画面において右上のメニューバーから選択により、画面が遷移され、マップ上に従業員の端末装置300の位置情報が表示される。これにより、企業の人事担当者や従業員の上長は、社内における通常出勤であるか、出張や在宅における出勤であるかを把握することができる。
表示制御部303は、各種情報を、入出力制御インターフェース部330を介して、表示部332に表示する。例えば、表示制御部303は、管理装置100から受信した出力用データを、表示部332に表示する。また、表示制御部303は、従業員の端末装置300が、外部のプリンタ(図示せず)に接続されている場合、表示部332に出力用データの印刷用画面を表示する。
送受信部304は、管理装置100や、企業の情報処理装置300などの外部装置と各種情報を、通信制御インターフェース部320を介して送受信する。例えば、送受信部304は、管理装置100に給与の前払要求を送信したり、管理装置100から、給与情報や、給与の前払履歴などを受信したりする。
通信制御インターフェース部220は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースである。すなわち、通信制御インターフェース部320は、管理装置100や、企業の情報処理装置200などのような外部装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。
次に、管理装置100による前払処理の流れを説明する。図14は、本実施形態における管理装置100による前払処理を示すフローチャートである。
管理装置100の受付部102は、企業の情報処理装置200または従業員の端末装置300の外部装置から前払要求を受け付ける(ステップS1)。管理装置100の認証部103は、ステップS1において前払要求を送信した外部装置の認証処理を実行する(ステップS2)。例えば、管理装置100の認証部103は、外部装置に企業の識別情報または従業員の識別情報とパスワードの送信を要求し、外部装置から受信した識別情報およびパスワードがあらかじめ登録されている識別情報およびパスワードと一致するか否かを判定する。管理装置100の認証部103は、一致すると判定した場合は(ステップS2:Yes)、ステップS1における前払要求の手続開始を認証し、一致しないと判定した場合は(ステップS2:No)、ステップS1における前払要求を認証せず、外部装置にエラーを出力する(ステップS12)。
管理装置100の取得部104は、ステップS2において、前払要求の手続開始が認証された場合(ステップS2:Yes)、前払要求に含まれる企業または従業員の識別情報に対応付けられている給与情報および勤怠情報、または助成金申請情報を取得する(ステップS3)。管理装置100の算出部105は、金融処理情報データベース114に格納されている前払履歴を参照し、当月分の前払要求は初回であるか否かを判定する(ステップS4)。管理装置100の算出部105は、当月分の前払要求が初回であると判定した場合(ステップS4:Yes)、ステップS3において取得した給与情報および勤怠情報、または助成金申請情報を用いて前払上限額を算出する(ステップS5)。
管理装置100の表示制御部107は、ステップS5において算出した前払上限額を前払額の入力画面に表示する(ステップS6)。管理装置100の受付部102は、ステップS5において表示した前払額の入力画面により、企業の情報処理装置200または従業員の端末装置300から前払額の入力を受け付ける(ステップS7)。管理装置100の実行部108は、ステップS7において受け付けた前払額の入金を実行する(ステップS8)。管理装置100の送受信部109は、前払履歴を企業の情報処理装置200に送信する(ステップS9)。
次に、管理装置100と、企業の情報処理装置200と、従業員の端末装置300による従業員への給与の前払処理のシーケンスについて説明する。図15は、本実施形態における管理装置100と、企業の情報処理装置200と、従業員の端末装置300による前払処理のシーケンス図である。
従業員の端末装置300は、前払要求を管理装置100に送信する(ステップS21)。管理装置100は、ステップS21において前払要求を送信した従業員の端末装置を認証する(ステップS22)。管理装置100は、ステップS22において認証した場合、前払要求に含まれる従業員の識別情報に対応付けられている給与情報と勤怠情報を取得する(ステップS23)。管理装置100は、ステップS23において取得した給与情報と勤怠情報を基に、前払上限額を算出する(ステップS24)。管理装置100は、ステップS24において算出した前払上限額を従業員の端末装置300に送信する(ステップS25)。従業員の端末装置300は、管理装置100に前払額を送信する(ステップS26)。管理装置100は、ステップS26において受信した前払額を、ステップS21における前払要求に含まれる従業員の識別情報に対応付けられている口座に入金する(ステップS27)。管理装置100は、前払履歴を企業の情報処理装置200に送信する(ステップS28)。企業の端末装置200は、所定の期日までに前払額と手数料を、管理装置100を所有する事業者の提携先銀行の指定口座に入金する(ステップS29)。企業の情報処理装置200は、ステップS29において入金した前払額と手数料を、従業員の給与から差し引いた額を所定の給与支給日に、従業員の指定口座に入金する(ステップS30)。
なお、図16のシーケンス図においては、従業員の端末装置300への給与の前払処理を説明したが、企業の情報処理装置200への助成金の前払処理の場合、従業員の端末装置300と管理装置100により行われた処理は、企業の情報処理装置200と管理装置100により行われることとなる。この場合、ステップS23において、管理装置100が取得する情報は、助成金申請情報が取得されることとなる。その他の処理については、図16における各ステップと同様である。
図16は、本実施形態における管理装置100を実現可能なコンピュータ20の一例を示すハードウェア構成図である。図16に示すように、コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23、HDD(Hard Disk Drive)24、通信インターフェース(I/F)25、入出力インターフェース(I/F)26、およびメディアインターフェース(I/F)27を備える。
CPU21は、ROM23またはHDD24に格納されたプログラムにより動作し、各部の制御を行う。ROM23は、コンピュータ20の起動時にCPU21によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ20のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD24は、CPU21によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェース25は、通信回線を介して外部機器から受信したデータをCPU21に送り、CPU21が生成したデータを、通信回線を介して外部機器に送信する。
CPU21は、入出力インターフェース26を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU21は、入出力インターフェース26を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU21は、生成したデータを、入出力インターフェース26を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェース27は、記憶媒体28に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM22を介してCPU21に提供する。CPU21は、当該プログラムを、メディアインターフェース27を介して記憶媒体28からRAM22上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記憶媒体28は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の光学記憶媒体、磁気記憶媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ20が本実施形態における管理装置100として機能する場合、コンピュータ20のCPU21は、RAM22上にロードされたプログラムを実行することにより、受付部102、認証部103、取得部104、算出部105、表示制御部107、実行部108、送受信部109の各機能を実現する。また、HDD24には、人事情報データベース111、勤怠情報データベース112、助成金申請情報データベース113、金融処理情報データベース114内のデータが格納される。
管理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。コンピュータ20のCPU21は、これらのプログラムを、メディアインターフェース27を介して上記の記憶媒体から読み取って実行するが、他の例として、外部装置から、通信回線を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、管理プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)などのコンパイラ言語などを用いて実装できる。
このように、本実施形態における管理装置100によれば、勤怠および給与を含む人事情報を一元管理するとともに、企業および従業員による必要に応じて所定の金額を所定の入金日よりも前に支払うことができる。また、管理装置100が人事情報を一元管理することで、人事情報が管理装置に集約されることとなり、情報漏洩を防止することができる。また、管理装置100が、給与計算、助成金申請などを含む労務処理を実行するので、企業の人事手続き作業が大幅に軽減されるとともに、迅速な処理が可能となる。さらに、管理装置100が、人事情報と助成金申請情報を管理することにより、企業担当者が申請可能な助成金の手続きを全て把握できない場合であっても、確実に処理することができる。
1 管理システム
10 ネットワーク
100 管理装置
101、201、301 制御部
102、202、302 受付部
103 認証部
104 取得部
105 算出部
106 申請処理部
107、206、303 表示制御部
108 実行部
109、207、304 送受信部
110 記憶部
111 人事情報データベース
112 勤怠情報データベース
113 金融処理情報データベース
120、220、320 通信制御インターフェース部
200 企業の情報処理装置
203 取得部
204 承認部
205 金融処理部
230、330 入出力制御インターフェース部
231、331 表示部
232、332 入力部
300 従業員の端末装置

Claims (12)

  1. 企業における従業員の勤怠管理サービスおよび前記企業または前記従業員への金銭の前払いサービスを提供する事業者が管理する管理装置であって、
    前記従業員の勤怠情報と、前記企業の人事情報と、所定の金額を含む助成金申請情報とを記憶する記憶部と、
    外部装置から、所定の金銭の支給日よりも前に前記金銭の支払いを求める旨の前払要求を受け付ける受付部と、
    前記受付部により前記前払要求が受け付けられた場合に、前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つに基づいて、前記金銭の前払上限額を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記前払上限額内における所定の前払額の支払いを実行する実行部と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記記憶部は、従業員の勤怠情報と、前記従業員の給与標準額を示す給与情報を含む人事情報と、所定の公的補助の助成金額を含む助成金申請情報とを記憶し、
    前記受付部は、前記外部装置としての従業員端末から給与の前払要求、または、前記外部装置としての企業端末から助成金の前払要求を受け付け、
    前記取得部は、前記受付部により前記給与の前払要求が受け付けられた場合は、前記勤怠情報および前記給与情報を取得し、前記受付部により前記助成金の前払要求が受け付けられた場合は、前記助成金申請情報を取得し、
    前記算出部は、前記受付部により前記給与の前払要求が受け付けられた場合は、記勤怠情報および前記給与情報に基づいて前払上限額を算出し、前記受付部により前記助成金の前払要求が受け付けられた場合は、前記助成金申請情報に基づいて前払上限額を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記算出部により算出された前記前払上限額の表示情報とともに、前記前払額の入力を受け付ける入力画面を前記外部装置に表示させる表示情報を出力する表示制御部、
    をさらに備え、
    前記実行部は、前記表示制御部により出力された前記表示情報から生成された入力画面に入力された前記前払額の支払いを実行すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の管理装置。
  4. デビットカード機能、クレジットカード機能、キャッシュカード機能、およびネットバンキング機能の少なくとも1つの機能が用いられた金融処理を可能とする金融処理情報を記憶する記憶部と、
    前記金融処理情報へのアクセス権限を認証する認証部と、
    をさらに備え、
    前記実行部は、前記認証部により前記アクセス権限が認証された場合に、前記金融処理により前記前払額の支払いを実行すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の管理装置。
  5. 前記記憶部は、勤怠日数または勤怠時間を含む勤怠情報と、給与報酬月額、給与報酬日額、または給与報酬時間額の少なくともいずれか1つを含む給与情報を記憶し、
    前記算出部は、前記勤怠情報に含まれる勤怠日数または勤怠時間と、前記給与情報に含まれる給与報酬月額、給与報酬日額、または給与報酬時間額のいずれか1つに所定の割合を乗じた額を前記給与の前払上限額として算出し、または、前記助成金申請情報に含まれる助成金額に所定の割合を乗じた額を前記助成金の前払上限額として算出すること、
    を特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の管理装置。
  6. 前記算出部は、前記前払額に所定の手数料率を乗じた手数料を算出し、算出した前記手数料と前記前払額の合計額を算出し、
    前記算出部により算出された前記合計額を前記企業に通知する通知部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の管理装置。
  7. 前記取得部は、前記外部装置から前記外部装置の位置情報とともに前記勤怠情報を取得すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の管理装置。
  8. 前記取得部は、前記企業による承認済みの勤怠情報を取得すること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の管理装置。
  9. 前記記憶部は、所定期間における新規雇用人数、前記従業員への人材育成業務、または所定期間以上の継続雇用のうち少なくとも1つを含む人事情報と、所定の公的な申請の種類に助成金額と申請要件と申請先データとを対応付けた申請条件と、申請の種類に対応付けた書式データとを記憶し、
    前記受付部は、新規雇用、前記人材育成業務、または前記継続雇用のうち少なくともいずれか1つを示す情報の入力を受け付け、
    前記受付部により、前記情報の入力が受け付けられた場合に、前記申請条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記申請条件を満たすと判定された場合に、前記申請条件を満たすこととなる申請の種類に対応付けられた書式データと申請先データとを取得し、取得した書式データを用いて申請書類を生成する生成部、
    前記生成部により生成された前記申請書類を、前記取得部により取得された前記申請先データが示す申請先に申請し、申請結果を前記助成金申請情報に保存する申請処理部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の管理装置。
  10. 企業における従業員の勤怠管理サービスおよび前記企業または前記従業員への金銭の前払いサービスを提供する事業者が管理する管理装置であって、
    前記従業員の勤怠情報と、前記企業の人事情報と、所定の金額を含む助成金申請情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    外部装置から、所定の金銭の支給日よりも前に前記金銭の支払いを求める旨の前払要求を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにより前記前払要求が受け付けられた場合に、前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つに基づいて、前記金銭の前払上限額を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された前記前払上限額内における所定の前払額の支払いを実行する実行ステップと、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  11. コンピュータを、企業における従業員の勤怠管理サービスおよび前記企業または前記従業員への金銭の前払いサービスを提供する事業者が管理する管理装置として機能させる管理プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記従業員の勤怠情報と、前記企業の人事情報と、所定の金額を含む助成金申請情報とを記憶部に記憶する記憶機能と、
    外部装置から、所定の金銭の支給日よりも前に前記金銭の支払いを求める旨の前払要求を受け付ける受付機能と、
    前記受付機能により前記前払要求が受け付けられた場合に、前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つを取得する取得機能と、
    前記取得機能により取得された前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つに基づいて、前記金銭の前払上限額を算出する算出機能と、
    前記算出機能により算出された前記前払上限額内における所定の前払額の支払いを実行する実行機能と、
    を備えることを特徴とする管理プログラム。
  12. 従業員の端末装置と、
    企業の情報処理装置と、
    前記従業員の端末装置および前記企業の情報処理装置とネットワークで接続された管理装置と、
    を備え、
    前記従業員の端末装置は、
    所定の金銭の支給日よりも前に前記金銭の支払いを求める旨の前払要求を受け付ける受付部と、
    前記前払要求を前記管理装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記企業の情報処理装置は、
    前記前払要求を受け付ける受付部と、
    前記前払要求を前記管理装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記管理装置は、
    前記従業員の勤怠情報と、前記企業の人事情報と、所定の金額を含む助成金申請情報とを記憶する記憶部と、
    前記従業員の端末装置または前記企業の情報処理装置から、前記前払要求を受け付ける受付部と、
    前記受付部により前記前払要求が受け付けられた場合に、前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記勤怠情報、前記人事情報、または前記助成金申請情報の少なくともいずれか1つに基づいて、前記金銭の前払上限額を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記前払上限額内における所定の前払額の支払いを実行する実行部と、
    有することを特徴とする管理システム。
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