JP2016085750A - 給与計算方法及び給与計算プログラム - Google Patents

給与計算方法及び給与計算プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016085750A
JP2016085750A JP2015236959A JP2015236959A JP2016085750A JP 2016085750 A JP2016085750 A JP 2016085750A JP 2015236959 A JP2015236959 A JP 2015236959A JP 2015236959 A JP2015236959 A JP 2015236959A JP 2016085750 A JP2016085750 A JP 2016085750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
employee
salary
information
calculation
company
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015236959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016085750A5 (ja
Inventor
壽英 田村
Toshihide Tamura
壽英 田村
遵宜 平栗
Nobuyoshi Hiraguri
遵宜 平栗
武志 大平
Takeshi Ohira
武志 大平
純一 加来
Junichi Kaku
純一 加来
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Freee KK
Original Assignee
Freee KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Freee KK filed Critical Freee KK
Priority to JP2015236959A priority Critical patent/JP2016085750A/ja
Publication of JP2016085750A publication Critical patent/JP2016085750A/ja
Publication of JP2016085750A5 publication Critical patent/JP2016085750A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】中小企業等に対し、給与計算事務を大幅に簡便にする給与計算方法を提供する。【解決手段】図5は、上段に全従業員の給与合計を表示し、下段に、各従業員の給与明細の要約を表示している。給与計算担当者が、「9月分の給与明細を確定する」ボタンをクリックすると、各従業員の給与が確定し、ウェブサーバの記憶部に保存されている各従業員の計算結果のレコードのフラグを真の値にすることができる。また、各従業員の該当月の給与計算は、「確定」ボタンが押されたときに初めて行うようにしてもよい。いずれにしても、給与計算担当者は、あらかじめ記録された企業情報及び従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行うことで、1クリックのみで、各従業員の給与計算を完了することができ、従来、既存の給与計算ソフトを用いて、あるいは用いずに、従業員毎に各従業員に固有な情報を反映させて計算を行っていた複雑な作業の負担が軽減される。【選択図】図5

Description

本発明は、給与計算方法及び給与計算プログラムに関し、より詳細には、企業にクラウドコンピューティングによる給与計算を提供するための給与計算方法及び給与計算プログラムに関する。
従業員を雇用する企業は、毎月、給与額・各種税金に関する複雑な計算を行い、給与明細を作成して、各従業員に配布している。また、当該企業を所管する税務署に対しては、所得税徴収高計算書の提出を行っている。毎月の給与計算等のほか、従業員に対する源泉徴収票の発行、年金事務所に対する各種届出等も一年を通じて発生し、従業員を雇用することで発生する事務作業は少なくない。
各企業等は、こうした給与計算事務を総務部、経理部等にて給与計算ソフトを用いて行っていることが多い。
市販の給与計算ソフトは、各企業等が給与計算事務を行う上で必要な機能を備えているものの、様々な企業等の需要に応えることのできる汎用ソフトであることの欠点も抱えている。
すなわち、給与計算事務を給与計算ソフトを用いて行っている企業が一定の割合存在する一方、エクセル、手書きによる計算、あるいは社会保険労務士等への外注も少なくない割合で存在し、既存の給与計算ソフトが十分には対応できてない側面があると言える。このことは、初期設定等の各種設定が複雑であること、専門知識が要求されること、作業工程が多いこと等、既存の給与計算ソフトが汎用ソフトであることに起因する欠点の表れであると理解することができる。特に、中小企業又は個人事業主にとっては、このような給与計算事務を経営者が行わざるを得ないケースも多々あり、大きな負担となっている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、中小企業等に対し、給与計算事務を大幅に簡便にする給与計算方法及び給与計算プログラムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、企業にクラウドコンピューティングによる給与計算を提供するための給与計算方法であって、前記企業の給与規定を含む企業情報及び前記企業の各従業員に関連する従業員情報を記録しておき、前記企業情報及び前記従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行い、前記給与計算の計算結果の少なくとも一部を、前記計算結果の確定ボタンとともにウェブブラウザ上に表示させ、前記確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の前記計算結果を確定させることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の前記計算結果が確定したことを示すフラグに真の値を与えることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様において、各従業員の前記計算結果
は、前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて確定されることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様において、前記従業員情報は、各従業員が入力を行うためのウェブページをウェブブラウザ上に表示させて入力された従業員入力情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれかの態様において、前記従業員入力情報は、勤怠情報を含むことを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれかの態様において、前記従業員入力情報は、扶養者数、生年月日及び入社日のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、本発明の第7の態様は、第1から第6のいずれかの態様において、前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて、前記計算結果を確定させるとともに、各従業員の給与明細を閲覧可能にすることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて、各従業員に対し、前記給与明細が閲覧可能であることを通知することを特徴とする。
また、本発明の第9の態様は、第1から第8のいずれかの態様において、前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて、前記計算結果を確定させるとともに、前記企業が支払う給与に対し、給与の内訳毎に勘定科目を判定して仕訳を行うことを特徴とする。
また、本発明の第10の態様は、第1から第8のいずれかの態様において、前記企業情報は、前記企業が前記企業情報を指定するためのウェブページをウェブブラウザ上に段階的に表示させて入力された情報であることを特徴とする。
また、本発明の第11の態様は、第10の態様において、前記従業員情報は、従業員入力情報に加えて、前記企業が入力を行う従業員基本情報を含み、前記従業員基本情報は、前記企業情報の記録が完了した後にのみ入力を可能にすることを特徴とする。
また、本発明の第12の態様は、第10又は第11の態様において、前記企業情報は、給与締日及び給与支払日、休日、健康保険及び労働保険の保険料率、住民税の納付、並びに残業代の計算方法を含むことを特徴とする。
また、本発明の第13の態様は、第12の態様において、前記健康保険の保険料率は、料率改定の改定日、改定前の保険料率、及び改定後の保険料率を記録した改定テーブルを参照していずれかの保険料率を規定値として表示させることを特徴とする。
また、本発明の第14の態様は、第10から第13のいずれかの態様において、前記企業情報は、5クリック又はタップ以内で入力が完了することを特徴とする。
また、本発明の第15の態様は、第1から第14のいずれかの態様において、複数の企業に前記給与計算が提供されることを特徴とする。
また、本発明の第16の態様は、企業にクラウドコンピューティングによる給与計算を
提供するための方法をコンピュータに実行させるための給与計算プログラムであって、前記方法は、前記企業の給与規定を含む企業情報及び前記企業の各従業員に関連する従業員情報を記録しておき、前記企業情報及び前記従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行い、前記給与計算の計算結果の少なくとも一部を、前記計算結果の確定ボタンとともにウェブブラウザ上に表示させ、前記確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の前記計算結果を確定させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、あらかじめ記録された企業情報及び従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行い、給与計算の計算結果の少なくとも一部を、計算結果の確定ボタンとともにウェブブラウザ上に表示させ、確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の計算結果を確定させることにより、中小企業等に対し、給与計算事務を大幅に簡便にする給与計算方法及び給与計算プログラムを提供することができる。
初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 初期設定の流れを示す図である。 従業員情報登録確認画面を示す図である。 従業員情報登録確認画面を示す図である。 従業員招待画面を示す図である。 従業員アカウント内の各画面を示す図である。 従業員アカウント内の各画面を示す図である。 従業員アカウント内の各画面を示す図である。 従業員アカウント内の各画面を示す図である。 給与の計算結果一覧を示す図である。 給与明細の閲覧可能通知メールを示す図である。 給与計算の確定後に利用可能になる書類の一覧を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明にかかる給与計算方法は、1又は複数の企業にクラウドコンピューティングを提供するウェブサーバに、下記で説明する各処理を行うためのプログラムを実行させることにより実現することができ、サーバは、物理的に単一のサーバに限られず、プログラムも単一のプログラムに限られない。また、以下は給与を例に説明するが、賞与についても本発明を適用することができる。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(h)は、本発明の第1の実施形態にかかる給与計算方法の初期設定の流れを示す図である。
図1(a)で、ユーザーとなる企業は、ウェブブラウザにより登録ページにアクセスし、メールアドレス、パスワード、事業所名等を入力してアカウントを作成する。この際、メールアドレスを企業IDとすることもできるが、メールアドレスは経理担当者IDとし、事業所名に対応する企業IDあるいは事業所IDを別個作成してもよい。後述のように、経理担当者IDと企業IDの区別は、セキュリティ対策上、意味が大きい。
図1(b)で、最初に、給与規定の登録に進む。図1(c)で、給与計算締日及び給与計算支払日を指定する。次に、図1(d)で、休日を指定する。次に、図1(e)で、会社が加入している健康保険を指定し、図1(f)で、雇用保険の料率を指定する。図1(g)で、住民税の納付について、また、残業代の計算について指定する。
給与計算には、各従業員の情報も必要であるが、このように給与規定の登録が完了するまでは従業員情報の登録に進むことができないようにすることで、ユーザーを適切にナビゲートして、初期設定を簡便にすることができる。具体的には、給与規定等の企業情報の登録画面に進む第1のボタン(「最初にやること 給与規定を設定」)と、従業員情報の登録画面に進む第2のボタン(「次にやること 従業員を追加」)を表示し、第1のアイコンをクリック(又はタッチ)し、企業情報の登録が完了するまでは、第2のボタンをクリック(又はタッチ)することができないようにすることができる(図1(h))。
企業が登録する給与規定の項目としては、給与締日及び給与支払日、休日、健康保険及び労働保険の保険料率、住民税の納付、並びに残業代の計算方法が含まれる。これらの項目は、想定されるユーザー企業に対応して、最も指定される可能性が高い値を規定値として指定しておくことができる。たとえば、中小企業又は個人事業主をユーザーとして想定すると、給与規定が入り組んでいないため類型化が容易になり、高い精度で規定値を指定することができる。
加えて、従来の給与計算ソフトは、購入した企業等がコンピュータにインストールして利用するスタンドアローンのアプリケーションであるため、規定値をそもそも指定しておくことができない項目が多かった。たとえば、健康保険料率は、保険料率の改定が存在するため、規定値として指定しておくことはできなかった。本実施形態にかかる給与計算方法は、インターネットに接続されたサーバ上で実行されるため、規定値を動的に更新することができ、そのため、多くの項目を規定値化して、ユーザー企業に求められる入力項目を低減することができる。たとえば、2012年には、東京の協会けんぽの健康保険料率が9.48%から9.97%に引き上げられたが、このような改定が今後あるときは、改定日、改定前の保険料率、及び改定後の保険料率を記録した改定テーブルを作成し、これを参照して保険料率の規定値を表示することによって、規定値を常に正しく指定しておくことができる(図1(e))。規定値化ができない場合には、ユーザーに具体的な保険料率の数値の入力を求めることとなり、これは作業工程の増加のみならず、誤入力も招くこととなる。
以上のように、クラウドコンピューティングにより可能となる入力項目の規定値化によって、アカウント作成後、給与規定等の基本情報の登録をわずか5クリック(又はタップ)以内で完了させることができる(図1(c)〜(g))。複雑な初期設定はユーザーの利用開始に対する大きな障害であり、本実施形態にかかる給与計算方法では、そのような障害を大幅に取り除くことができる。
(第2の実施形態)
図2(a)及び(b)は、図1(h)で、従業員情報の登録画面に進む第2のボタンをクリック(又はタップ)した後に表示される登録画面(図2(a))と、登録結果を表示する確認画面(図2(b))である。給与計算担当者が入力する従業員基本情報としては、姓名、生年月日、社員番号、入社日、連絡先、基本給等が挙げられる。登録された従業員基本情報は、確認画面で、確認・変更が可能である。図2(b)の確認画面には、図2(a)の登録画面で登録された項目よりも多くの項目が示されているが、これらは、一部は、企業情報として登録された内容に基づき(保険等)、一部は、以下に述べるように、当該従業員自身が入力することのできるもの(「従業員入力情報」ともいう。)である。
ユーザー企業の給与計算担当者は、従業員に当該従業員の情報へのアクセスを許可することができる。たとえば、図3に示すような「メールで従業員を招待」ボタンをクリック又はタッチすると、当該従業員のあらかじめ登録されたメールアドレスに、自己の情報を入力することのできるウェブページを通知するようにすることができる。たとえば、従業員が自己のアカウントにログイン可能にすることができる。
図4(a)〜(d)は、従業員アカウントにログインした際に表示される各画面を示している。図4(a)は、ホーム画面であり、「最初にやること 従業員情報の確認」ボタンをクリック又はタッチすると、図4(b)の従業員情報の確認画面が表示される。従業員に対して表示される確認画面では、図2(b)と比較すると、保険、残業代等のいくつかの項目を変更・編集不可能とすることができる。各従業員に、扶養者数等の従業員固有の情報を入力させることによって、このような従業員固有の情報に基づき変動する給与計算を自動化し、給与計算担当者を煩雑な作業から解放することができる。扶養者数のほかには、生年月日により介護保険の支払義務の有無及び支払額が変動し、入社日により保険料の支払開始月が変動する。また、図4(c)では、各従業員が自分で勤怠情報を入力することができる。このように、給与計算ソフトをクラウドのウェブアプリケーションにより実現することで、従業員毎のアカウントを作成し、各従業員が自らアクセスして所要の情報をあらかじめ入力することができるようにして、従業員情報に基づく給与計算を自動化することができる。各従業員の給与計算の結果は、たとえば図4(d)のように示され、これは、従業員、給与計算担当者ともに同じ情報を閲覧することができるようにしてもよい。
なお、従業員に図4(d)のような情報を閲覧可能とする際、本発明がウェブサーバ上でクラウドサービスとして提供することができることに起因するセキュリティ上の懸念に対して、通常以上の安全性を担保することもできる。たとえば、従業員が「給与・賞与明細」タブをクリック(又はタップ)して図4(d)の画面を表示させるとき、従業員ID、企業ID及び年月を特定した給与明細リクエストがウェブサーバに送信され、ウェブサーバでは、該当従業員の該当年月の給与明細の表示に必要なデータを各種データベースから読み出す。ここで、ウェブサーバは、読み出されたデータを従業員が使用する端末に送信する前に、読み出されたデータのそれぞれに与えられている企業IDを給与明細リクエストに含まれる企業IDと照合を行い、一致することが判定された場合のみに送信することができる。クラウドサービスでは、サービスを提供するウェブサーバで実行されるプログラムの更新頻度が高く、予期しない理由によって正しくないデータの書き込みがデータベースに行われる可能性がゼロではない。給与・賞与という個人情報に対するセキュリティレベルを高めるために、このようなIDの二重の照合(ダブルチェック)を行うこともできる。ここでは、従業員IDと企業IDの関係で説明したが、経理担当者IDと企業IDとの関係でも同様の技術を適用することができ、経理担当者が使用する端末に各種データを送信する前にIDによるダブルチェックを行ってセキュリティレベルを高めてもよい。
また、今後、我が国でも雇用流動性が高まることで、転職による給与事務の増加が見込まれるが、各従業員がそれぞれ自らのアカウントに保存されたデータを新たな雇用主に提供することができれば、そのような問題を抑制することができる。したがって、就労者アカウントを特定の企業IDから独立して作成可能とし、勤務先に応じて1又は複数の企業IDと関連づけるようにしてもよい。
また、各従業員の給与等は変化するが、これらのデータは、過去3月分以上を保存して
おいてもよい。このようにすることで、我が国では給与等に大きな変動があった際に過去3月分の報酬に基づいて届出が必要な健康保険料の等級変化(随時改定)に対し、給与計算担当者が常に留意して計算をすることなく、対応することが可能となる。
(第3の実施形態)
図5は、給与計算担当者のアカウントにて表示される計算結果一覧を示している。上段に全従業員の給与合計を表示し、下段に、各従業員の給与明細の要約を表示している。
給与計算担当者が、「9月分の給与明細を確定する」ボタンをクリック又はタップすると、各従業員の給与が確定し、ウェブサーバの記憶部に保存されている各従業員の計算結果のレコードのフラグを真の値にすることができる。当該フラグを固定フラグとして、それがONのときには給与計算にかかる各種パラメータが変化しても再計算が行われないようにしてもよい。また、各従業員の該当月の給与計算は、「確定」ボタンが押されたときに初めて行うようにしてもよい。いずれにしても、給与計算担当者は、あらかじめ記録された企業情報及び従業員情報を用いて該当月の各従業員の給与計算を行うことで、1クリック(又はタップ)のみで、各従業員の給与計算を完了することができ、従来、既存の給与計算ソフトを用いて、あるいは用いずに、従業員毎に各従業員に固有の情報を反映させて計算を行っていた複雑な作業の負担が軽減される。従業員が増えたときも、企業としては新従業員の基本従業員情報(図2(a)等)を入力すれば、後は毎月の給与計算での作業負担は増えることがない。
また、1クリック(又はタップ)のみに基づいて、各従業員に、あらかじめウェブサーバの記憶部に格納されているメールアドレスを用いて、給与が確定し、給与明細をオンラインで閲覧可能であることを各従業員のスマートフォン、タブレット等の携帯端末、PC等に通知してもよい(図6参照)。さらに、プッシュ通知を行ってもよい。具体的には、1クリックに基づいて上記フラグに真の値を与えたのち、追加のユーザーアクションを要することなく上記フラグの値が真であることを判定して、給与明細閲覧可能通知を送信してもよい。このようにすることで、ユーザー企業は、紙の給与明細を毎月用意して配布する必要がなくなるとともに、各従業員はタイムリーに給与明細を閲覧することができる。特に、アルバイトで毎日出勤しない従業員、在宅勤務等のテレワークのため紙の給与明細を受け取ることができないか受け取る機会が限られている従業員等に対しても、タイムリーな通知が可能となる。従来、給与計算の確定と、各従業員が給与明細を閲覧するまでには、タイムラグがあった。これは、紙の給与明細を配布する場合には、誤配防止の観点、個人情報保護の観点等から配布物の確認が必要であったことに因るが、ウェブアプリケーション上での閲覧とすることによって誤配の可能性がゼロになり、給与掲載の確定後、ただちに給与明細へのアクセスを許可することができるようになる。
また、従業員が給与明細を確認したか否かを従業員毎、月毎に記憶しておいてもよい。
(第4の実施形態)
図7は、給与計算の確定後に利用可能になる書類を示している。本実施形態にかかる給与計算方法は、給与計算担当者が「確定」ボタンを押すと、所定の規則及び書式に従って、銀行向け給与振込データ、行政向け届出書類データ等を作成することができる。さらに、1クリックのみに基づいて作成された給与振込データを、あらかじめ登録されている銀行口座に送信してもよく、加えて、あらかじめウェブサーバの記憶部にユーザー企業毎に格納しておいた振込実行用パスワードを送信してもよい。または、送信前に、ユーザーに対し、振込実行用パスワードを入力するためのポップアップを表示してもよい。
また、本実施形態にかかる給与計算方法は、1クリックに基づいて、支払う給与に対し、給与の内訳毎に(図5参照)勘定科目を判定して仕訳を行ってもよい。このようにして会計データを生成して、クラウド会計ソフトに送信することで、従来行われていた給与の会計帳簿への転記を不要とすることができる。

Claims (16)

  1. 企業にクラウドコンピューティングによる給与計算を提供するための給与計算方法であって、
    前記企業の給与規定を含む企業情報及び前記企業の各従業員に関連する従業員情報を記録しておき、
    前記企業情報及び前記従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行い、
    前記給与計算の計算結果の少なくとも一部を、前記計算結果の確定ボタンとともにウェブブラウザ上に表示させ、
    前記確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の前記計算結果を確定させることを特徴とする給与計算方法。
  2. 前記確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の前記計算結果が確定したことを示すフラグに真の値を与えることを特徴とする請求項1に記載の給与計算方法。
  3. 各従業員の前記計算結果は、前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて確定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の給与計算方法。
  4. 前記従業員情報は、各従業員が入力を行うためのウェブページをウェブブラウザ上に表示させて入力された従業員入力情報を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の給与計算方法。
  5. 前記従業員入力情報は、勤怠情報を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の給与計算方法。
  6. 前記従業員入力情報は、扶養者数、生年月日及び入社日のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の給与計算方法。
  7. 前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて、前記計算結果を確定させるとともに、各従業員の給与明細を閲覧可能にすることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の給与計算方法。
  8. 前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて、各従業員に対し、前記給与明細が閲覧可能であることを通知することを特徴とする請求項7に記載の給与計算方法。
  9. 前記確定ボタンがクリック又はタップされたことのみに基づいて、前記計算結果を確定させるとともに、前記企業が支払う給与に対し、給与の内訳毎に勘定科目を判定して仕訳を行うことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の給与計算方法。
  10. 前記企業情報は、前記企業が前記企業情報を指定するためのウェブページをウェブブラウザ上に段階的に表示させて入力された情報であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の給与計算方法。
  11. 前記従業員情報は、従業員入力情報に加えて、前記企業が入力を行う従業員基本情報を含み、
    前記従業員基本情報は、前記企業情報の記録が完了した後にのみ入力を可能にすることを特徴とする請求項10に記載の給与計算方法。
  12. 前記企業情報は、給与締日及び給与支払日、休日、健康保険及び労働保険の保険料率、住民税の納付、並びに残業代の計算方法を含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の給与計算方法。
  13. 前記健康保険の保険料率は、料率改定の改定日、改定前の保険料率、及び改定後の保険料率を記録した改定テーブルを参照していずれかの保険料率を規定値として表示させることを特徴とする請求項12に記載の給与計算方法。
  14. 前記企業情報は、5クリック又はタップ以内で入力が完了することを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載の給与計算方法。
  15. 複数の企業に前記給与計算が提供されることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の給与計算方法。
  16. 企業にクラウドコンピューティングによる給与計算を提供するための方法をコンピュータに実行させるための給与計算プログラムであって、前記方法は、
    前記企業の給与規定を含む企業情報及び前記企業の各従業員に関連する従業員情報を記録しておき、
    前記企業情報及び前記従業員情報を用いて、該当月の各従業員の給与計算を行い、
    前記給与計算の計算結果の少なくとも一部を、前記計算結果の確定ボタンとともにウェブブラウザ上に表示させ、
    前記確定ボタンがクリック又はタップされると、該当月の各従業員の前記計算結果を確定させることを特徴とする給与計算プログラム。
JP2015236959A 2015-12-03 2015-12-03 給与計算方法及び給与計算プログラム Withdrawn JP2016085750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236959A JP2016085750A (ja) 2015-12-03 2015-12-03 給与計算方法及び給与計算プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236959A JP2016085750A (ja) 2015-12-03 2015-12-03 給与計算方法及び給与計算プログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014217202A Division JP6261134B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 給与計算方法及び給与計算プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085750A true JP2016085750A (ja) 2016-05-19
JP2016085750A5 JP2016085750A5 (ja) 2018-06-21

Family

ID=55972180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015236959A Withdrawn JP2016085750A (ja) 2015-12-03 2015-12-03 給与計算方法及び給与計算プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016085750A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019071958A1 (zh) * 2017-10-12 2019-04-18 平安科技(深圳)有限公司 基于云计算的薪资计算方法、应用服务器及计算机可读存储介质
CN112967026A (zh) * 2021-03-02 2021-06-15 创优数字科技(广东)有限公司 一种薪酬发放方法、装置、服务器及存储介质
JP2021114188A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 株式会社オービック 給与処理装置、給与処理方法、及び給与処理プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001273389A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Syspla:Kk 給与計算・支払い処理システム及び給与計算・支払い処理方法
JP2002215852A (ja) * 2001-01-23 2002-08-02 Oracle Corp Japan 給与情報システム
US20020184148A1 (en) * 1999-10-01 2002-12-05 David Kahn System for web-based payroll and benefits administration
JP2007066053A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Daiwa Institute Of Research Ltd 給与明細システムおよび給与明細出力方法、プログラム、並びに記録媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020184148A1 (en) * 1999-10-01 2002-12-05 David Kahn System for web-based payroll and benefits administration
JP2001273389A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Syspla:Kk 給与計算・支払い処理システム及び給与計算・支払い処理方法
JP2002215852A (ja) * 2001-01-23 2002-08-02 Oracle Corp Japan 給与情報システム
JP2007066053A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Daiwa Institute Of Research Ltd 給与明細システムおよび給与明細出力方法、プログラム、並びに記録媒体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019071958A1 (zh) * 2017-10-12 2019-04-18 平安科技(深圳)有限公司 基于云计算的薪资计算方法、应用服务器及计算机可读存储介质
JP2021114188A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 株式会社オービック 給与処理装置、給与処理方法、及び給与処理プログラム
JP7352476B2 (ja) 2020-01-20 2023-09-28 株式会社オービック 給与処理装置、給与処理方法、及び給与処理プログラム
CN112967026A (zh) * 2021-03-02 2021-06-15 创优数字科技(广东)有限公司 一种薪酬发放方法、装置、服务器及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106796673B (zh) 用于计费的改进的系统和方法
JP5191737B2 (ja) 取引成立促進装置及びシステム
US9779386B2 (en) Method and system for implementing workflows and managing staff and engagements
US7873557B2 (en) Information, document, and compliance management for financial professionals, clients, and supervisors
US11587185B2 (en) Accounting platform functionalities
US20120095887A1 (en) Financial management system, and methods and apparatus for use therein
US20040267595A1 (en) Worker and document management system
US20130290198A1 (en) Estate and life event organization and management system
US20140279638A1 (en) Engine, System and Method of Providing a Multi-Platform Payment and Information Exchange
US20240062258A1 (en) Computer storage system and method for a plurality of timekeeping entries
KR20160058062A (ko) 사회적 기업 erp 시스템
US20130282608A1 (en) Engine, System and Method of Providing a Multi-Platform Payment and Information Exchange
US20100042518A1 (en) Payroll rules engine for populating payroll costing accounts
US20110055099A1 (en) Automated Systems and Methods for Matching Healthcare Professionals with Healthcare Organizations on a Temporary Basis
US20210166330A1 (en) Accounting Platform Functionalities
US8799117B2 (en) Record retention and post-issuance compliance system and method for municipal bonds
US20140281917A1 (en) Review portal
JP2019082972A (ja) 管理装置、管理方法、管理プログラム及び管理システム
JP2020194422A (ja) 就業マッチング支援装置、就業マッチング支援方法及び就業マッチング支援プログラム
JP6261134B2 (ja) 給与計算方法及び給与計算プログラム
JP2016085750A (ja) 給与計算方法及び給与計算プログラム
US20060235826A1 (en) Tasking, invoicing, and reporting methods
JP4843213B2 (ja) 建設業会計装置
JPWO2004003804A1 (ja) 監査業務管理システム
WO2023163121A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171024

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180511

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180511

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180814

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180830

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20180926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181026