JP2019082381A - 三次元データ処理装置及び三次元データ処理方法 - Google Patents

三次元データ処理装置及び三次元データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】現地状況に合わせて変形した部品であっても、部品の計測データから当該部品の基準形状及び変形量を算出可能な三次元データ処理装置及び三次元データ処理方法を提供する。【解決手段】三次元データ処理装置100は、計測対象の構造物を構成する部品として想定される複数の部品の基準形状に関する基準形状データを記憶する記憶装置120と、三次元計測された計測点群データを入力するデータ読込部111と、計測点群データに存在する部品の種類を識別し、点群部品を抽出する部品認識部112と、種類を識別した部品について、点群部品から算出されるパラメータ値を用いて基準形状データにおける複数の部品についての基準形状を変形し、変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較することにより、当該部品の基準形状を特定する基準形状引当部113と、特定された部品の基準形状を出力する結果出力部114と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、三次元データ処理装置及び三次元データ処理方法に関し、三次元計測で取得された三次元計測点群データを処理する三次元データ処理装置及び三次元データ処理方法に適用して好適なものである。
従来、構造物をレーザースキャンによって構造物を現物計測し、三次元位置データの集合である点群データによって構造物の表面形状を認識する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、構造物を現物計測して得た点群データを構成部品に切り分けて、三次元座標上で操作可能とする三次元データ処理方法が開示されている。この特許文献1に開示された三次元データ処理方法によれば、三次元CADデータ及び三次元点群データを入力として、CADデータと重なった点群をセグメント(構造物の構成部品)として抽出することができる。
特開2013−080391号公報
しかし、特許文献1に開示された三次元データ処理方法では、構造物の構成部品について、基準となるCADデータの形状(基準形状)が現地状況に合わせてパラメトリックに変形する環境に対しては、CADデータと点群データとが重ならなくなるため、適用できないという課題があった。
上記構造物の一例にエレベーター(特に、昇降路)を使って詳しく説明する。例えば、エレベーターにおいてレールを壁面に支持するために据付けられるブラケット(レールブラケット)は、据付時にその形状が調整されることが一般的である。このようなエレベーターの改修作業において、特許文献1に開示された三次元データ処理方法を用いようとしても、調整されて変形したブラケットの点群データは変形前のブラケットのCADデータと重ならないため、セグメントを抽出できず、どの基準形状の部品が用いられているかを判定することができない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、現地状況に合わせて変形した部品であっても、部品の計測データから当該部品の基準形状及び変形量を算出可能な三次元データ処理装置及び三次元データ処理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、三次元計測された構造物の点群データを処理する三次元データ処理装置であって、構造物を構成する部品として想定される複数の部品について、各部品の基準形状に関する基準形状データが記憶された記憶部と、点群データに基づく計測点群データを入力するデータ読込部と、計測点群データに存在する部品の種類を識別し、計測点群データから当該部品に含まれる点群の集合を点群部品として抽出する部品認識部と、部品認識部によって種類を識別した部品について、点群部品における所定のパラメータを計算し、算出されたパラメータ値を用いて基準形状データにおける複数の部品についての基準形状を変形し、変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較することにより、当該部品の基準形状を特定する基準形状引当部と、基準形状引当部によって特定された部品の基準形状を出力する結果出力部と、を備えることを特徴とする三次元データ処理装置が提供される。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、三次元計測された構造物の点群データを処理する三次元データ処理装置による三次元データ処理方法が提供される。この三次元データ処理装置には、構造物を構成する部品として想定される複数の部品について、各部品の基準形状に関する基準形状データが記憶されている。そして、上記三次元データ処理方法は、点群データに基づく計測点群データを入力するデータ読込ステップと、計測点群データに存在する部品の種類を識別し、計測点群データから当該部品に含まれる点群の集合を点群部品として抽出する部品認識ステップと、部品認識ステップで種類を識別した部品について、点群部品における所定のパラメータを計算し、算出されたパラメータ値を用いて基準形状データにおける複数の部品についての基準形状を変形し、変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較することにより、当該部品の基準形状を特定する基準形状引当ステップと、基準形状引当ステップで特定された部品の基準形状を出力する結果出力ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、現地状況に合わせて変形した部品であっても、部品の計測データから当該部品の基準形状及び変形量を算出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る三次元データ処理装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における三次元データ処理の処理手順の概要を示すフローチャートである。 計測点群データの一例を示す図である。 図3に示した計測点群データを三次元空間にプロットしたイメージ図である。 基準形状データの一例を示す図である。 部品認識処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 部品認識結果データの一例を示す図である。 部品認識結果の一例を説明するための図である。 基準形状引当処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 基準形状引当処理による基準形状の変形の一例を説明するための図である。 基準形状引当結果データの一例を示す図である。 第1の実施の形態における三次元データ処理による結果出力画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る三次元データ処理装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における三次元データ処理の処理手順の概要を示すフローチャートである。 耐震強度判定ルールデータの一例を示す図である。 寸法算出結果データの一例を示す図である。 耐震強度判定結果データの一例を示す図である。 第2の実施の形態における三次元データ処理による結果出力画面の一例を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態では、基準形状モデルに基づいて、計測データに使われている基準形状モデル及びその変形量を算出する三次元データ処理装置100を説明する。なお、本実施の形態では、一例として、エレベーターの昇降路(具体的には、壁面、レール及びレールブラケット(以後、ブラケットと称する)等から構成される)を計測対象の構造物とする。また、部品の基準形状とは、周囲環境等によって変形する前の、当該部品の基本的な形状を意味するものであり、具体的には新品時(出荷時)の形状に相当する。
(1−1)システム構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る三次元データ処理装置の構成例を示すブロック図である。図1には、本実施の形態に係る三次元データ処理装置100を含むシステム全体の構成例が示されており、具体的には、三次元データ処理装置100、入出力装置140及び三次元計測装置150が例示されている。ユーザ(例えば現地調査者など)は、入出力装置140の操作を通じて、三次元計測装置150や三次元データ処理装置100による機能を利用することができる。
三次元データ処理装置100は、一般的な計算機(パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ等)で構成可能な処理装置であって、処理装置110、記憶装置120、及び入出力インタフェース(I/F)130を備えている。
処理装置110は、例えばCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等、一般的な計算機で公知な要素を有して構成され、例えばソフトウェアプログラム処理を行うことによって、本実施の形態における特徴的な処理機能を実現する。図1には、処理装置110による各処理機能を実現する処理部として、データ読込部111、部品認識部112、基準形状引当部113、及び結果出力部114が示されており、各処理部の詳細は、三次元データ処理の説明において後述する。
また、図1には図示していないが、三次元データ処理装置100は、OS(Operating System)、ミドルウェア、及びアプリケーション等も有しており、上記の特徴的な処理機能だけでなく、従来の一般的な計算機によって実現可能な処理機能をも備えている。具体的には、ディスプレイ等による入出力装置140に対して所定の画面を描画してGUI(Graphical User Interface)画面を表示する処理機能や、入出力装置140の画面を通じてユーザ入力されたデータ等を入出力I/F130を介して三次元データ処理装置100に入力する処理機能等を備えるとする。
記憶装置120は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。図1には、記憶装置120の各記憶部として、計測点群記憶部121、基準形状記憶部122、部品認識結果記憶部123、及び基準形状引当結果記憶部124が示されており、これらは各々が記憶するデータ情報(例えばデータベースやテーブル等)によって区分されている。記憶装置120の各記憶部の詳細は、以下の通りである。
計測点群記憶部121は、三次元計測装置150によって取得された構造物の計測点群データに基づいた計測点群データ310を記憶する。計測点群データ310の詳細は、図3を参照しながら後述する。三次元計測装置150によって取得された構造物の計測点群データは、入出力装置140から入力される。
基準形状記憶部122は、構造物の部品として想定される様々な部品の基準形状を示すデータ(基準形状データ320)を記憶する。基準形状データ320は、データベース等に登録されているデータであって、三次元データ処理装置100による三次元データ処理が開始される前に予め基準形状記憶部122に記憶される。基準形状データ320の詳細は、図5を参照しながら後述する。そして、基準形状データ320は、計測点群記憶部121に記憶される計測点群データ310に対して引き当てる部品の基準形状データとして使用される。
部品認識結果記憶部123は、部品認識部112によって実行される部品認識処理の結果として出力される部品認識結果データ330を記憶する。部品認識結果データ330の詳細は、図7を参照しながら後述する。
基準形状引当結果記憶部124は、基準形状引当部113によって実行される基準形状引当処理の結果として出力される基準形状引当結果データ340を記憶する。基準形状引当結果データ340の詳細は、図11を参照しながら後述する。
入出力I/F130は、三次元データ処理装置100に接続された外部機器(例えば入出力装置140)との間で行われるデータ交換等について、インタフェース制御(周辺デバイス制御)の処理を行う。三次元データ処理装置100は、処理装置110及び入出力I/F130の処理に基づいて、入出力装置140の画面上に所定のGUIを構成し、各種の情報を表示する。
入出力装置140は、ユーザの操作に基づいて三次元データ処理装置100に対する入出力を行う入出力装置であって、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、スマートフォン、またはタブレット型PC等である。
図1に示すように、入出力装置140は、三次元データ処理装置100(より詳しくは入出力I/F130)及び三次元計測装置150にそれぞれ接続されている。そして入出力装置140は、三次元計測装置150によって取得された計測データ等を、入出力インタフェース130を介して三次元データ処理装置100に入力する。また入出力装置140は、三次元データ処理装置100で行われた基準形状引当等の処理結果を、入出力インタフェース130を介して受け取り、ディスプレイの画面等に出力する。
三次元計測装置150は、計測地点の周辺の構造物の形状を点群データとして取得する計測装置であって、一般的な三次元計測装置を利用できる。図1に例示したように、三次元計測装置150は入出力装置140と接続されるが、その接続方式は限定されるものではなく、例えば一般的な無線ネットワークや有線ネットワークを介した接続であってもよいし、メモリカード等の物理的媒体を介した接続であってもよい。また、三次元計測装置150が三次元データ処理装置100に直接接続されてもよい。以後の説明では、三次元計測装置150によって計測された計測データ(点群データ)を「計測点群データ」と称する。
(1−2)三次元データ処理
図2は、第1の実施の形態における三次元データ処理の処理手順の概要を示すフローチャートである。本実施の形態における「三次元データ処理」とは、三次元データ処理装置100(処理装置110の各部)によって実行される処理であって、三次元計測装置150によって三次元計測(取得)された計測データ(点群データ)の入力に対して、データベース(基準形状記憶部122)に登録されている部品の基準形状をパラメトリックに変形させながら部品の候補形状を探索し(基準形状の引き当て)、結果を出力する処理である。以下に、詳しく説明する。
まず、三次元データ処理の開始時に、ユーザによって入出力装置140の操作によって、三次元計測装置150によって計測された計測データ(点群データ)が三次元データ処理装置100に入力される。そして、ステップS101では、データ読込部111が、入力された計測データを取得し、予め定められた計測点群記憶部121における格納形式に沿って、計測点群データ310を計測点群記憶部121に記憶する(三次元計測データ入力)。なお、三次元データ処理の開始時、基準形状記憶部122には基準形状データ320が記憶されている。
次に、ステップS102では、部品認識部112が、計測点群記憶部121に記憶されている計測点群データ310を用いて、部品の種類を認識する部品認識処理を行う。そして、部品認識部112は、部品認識処理の結果から部品認識結果データ330を作成し、部品認識結果記憶部123に記憶する。ステップS102の部品認識処理の詳細な処理手順は、図6を参照しながら後述される。
次いで、ステップS103では、基準形状引当部113が、計測点群記憶部121に記憶されている計測点群データ310と、基準形状記憶部122に予め記憶されている基準形状データ320と、部品認識結果記憶部123に記憶されている部品認識結果データ330と、を用いて、部品の基準形状を特定し、基準形状からの部品の変化量を算出する基準形状引当処理を行う。そして、基準形状引当部113は、基準形状引当処理の結果から基準形状引当結果データ340を作成し、基準形状引当結果記憶部124に記憶する。ステップS103の基準形状引当処理の詳細な処理手順は、図9を参照しながら後述される。
そして最後に、ステップS104では、結果出力部114が、基準形状引当結果記憶部124に記憶されている基準形状引当結果データ340等に基づいて、入出力装置140のディスプレイ等において所定のGUIによる結果出力画面350を描画し、ユーザに三次元データ処理の結果を表示する(結果出力)。結果出力画面350の具体例は、後に図12に例示される。
以下では、このような三次元データ処理における各ステップの詳細な処理や関連するデータについて、具体例を示しながら説明する。
(1−2−1)三次元計測データ入力
図3は、計測点群データの一例を示す図である。前述したように、計測点群データ310は、三次元計測装置150によって取得された構造物の計測点群データに基づいたデータであって、計測点群記憶部121に記憶される。そして、図4は、図3に示した計測点群データを三次元空間にプロットしたイメージ図である。
図3に例示した計測点群データ310は、頂点ID311、X座標312、Y座標313、及びZ座標314の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。頂点ID311は、三次元計測点によって得られる計測点の各頂点を一意に特定する識別子(ID)である。X座標312、Y座標313、及びZ座標314は、頂点ID311で特定される計測点(頂点)の三次元座標である。
なお、図3のテーブルデータは、計測点群データ310における計測点の各頂点、すなわち三次元空間上の1点を一意に特定できる最低限の構成で示されているが、本実施の形態において、計測点群記憶部121における計測点群データ310の格納形式はこれに限定されるものではない。具体的には例えば、計測点群データ310は、上記のテーブル構成の他に、各計測点(各頂点)における輝度、レーザの反射強度、及び色等の情報を含んで構成されてもよい。
また、本実施の形態において、計測点群データ310として、1つの計測器(三次元計測装置150)によって得られた三次元計測点群データを用いてもよいし、複数の計測器(三次元計測装置150)によって得られた計測データの座標を総合して位置合わせを行った結果の三次元計測点群データを用いてもよい。
図5は、基準形状データの一例を示す図である。前述したように、基準形状データ320は、構造物の部品として想定される様々な部品の基準形状を示すデータであって、三次元データ処理が開始される前に予め基準形状記憶部122に記憶されている。
図5に例示した基準形状データ320は、番号321、分類322、項目323、及び値324の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。本実施の形態では、構造物の部品として想定される様々な部品のそれぞれについて、例えば、図5に例示したような基準形状データ320が用意されるとすることができるが、各部品の基準形状データをまとめて1つの基準形状データ320としてもよい。
図5に示した基準形状データ320の構成項目について詳述する。番号321は、各基準形状データに付される整理番号である。
分類322は、対象部品の基準形状データにおける分類を示すものであり、具体的には例えば、部品属性、形状特徴、及び部品形状等によって分類される。そして、項目323は、分類322による各分類に含まれる情報項目を示すものである。
より具体的には、分類「部品属性」においては、部品ID、部品種類、及び部品番号等の情報が設定される。
また、分類「形状特徴」においては、質量や重心等の情報の他、対象部品の形状が取り得る変形範囲を示すものとして、所定のパラメータ(例えばパラメータA,パラメータB)の取り得る範囲が設定される。これらのパラメータを「変形パラメータ」とも呼ぶ。なお、形状特徴の情報項目には、上記の他にも、バウンディングボックス(パート座標系における部品を外包する境界となる直方体の8頂点の座標)、主慣性モーメント、慣性主軸、または質量等の情報を利用してもよい。例えば、バウンディングボックスの大きさや、点の密度のばらつき等を変形パラメータに設定することができる。以後の説明において、基準形状データに示されたこれらのパラメータ範囲は、「基準形状のパラメータ範囲」とも称する。
また、分類「部品形状」においては、基準形状データの実際の形状を示すデータに関する情報(ファイル名やフォーマット等)が設定される。基準形状データの実際の形状を示すデータとは、具体的には例えば、STEP(Standard for the Exchange of Product model data)等のフォーマットで保存されるソリッドデータや、STL(STereoLithography)などのフォーマットで保存されるポリゴンデータなどである。これらの形状データは、分類「形状特徴」に設定された「基準形状のパラメータ範囲」に係るパラメータによって形状が変化する。
(1−2−2)部品認識処理
図6は、部品認識処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。前述したように、部品認識処理は三次元データ処理のなかで、部品認識部112によって行われる処理(図2のステップS102)である。
図6に示したように、ステップS201において、部品認識部112は、計測対象の構造物における全部品(後述する認識ルールが定められた全ての部品)に対して、ステップS202〜S204に示す処理のループ計算を開始する。
ステップS202では、部品認識部112は、図2のステップS101で計測点群記憶部121に記憶された計測点群データ310の全てのデータに対して、予め定められた所定の認識ルールを適用して部品種類の識別(部品認識)を行う。ステップS202による部品認識の対象(すなわち、識別される部品種類)としては、例えば、壁面、レール、及びブラケット等が挙げられる。以下に、部品認識の対象ごとに適用される認識ルールの一例を示す。
壁面の認識ルールとしては、例えば以下の条件(i)〜(ii)が考えられる。
(i)点群から、Z軸に平行な平面を検出する。
(ii)上記(i)で検出した平面のうち垂直に位置する4平面を壁面として認識する。
レールの認識ルールとしては、例えば以下の条件(i)〜(iv)が考えられる。
(i)点群から、壁面に垂直または平行な平面を抽出する。
(ii)上記(i)で抽出した平面のうち、壁面に隣接しない平面を抽出する。
(iii)上記(ii)で抽出した平面のうち、互いに直行または平行で隣接する平面の集合を抽出する。
(iv)上記(iii)で抽出した平面の集合をレールとして認識する。
ブラケットの認識ルールとしては、例えば以下の条件(i)〜(iii)が考えられる。
(i)点群から、壁面とレールとの間に存在する点を抽出する。
(ii)上記(i)で抽出した点群をクラスタに分離する。
(iii)上記(ii)で分離したクラスタのうち、壁面及びレールにともに隣接しているクラスタをブラケットとして認識する。
なお、部品認識処理において部品認識が可能な部品種類は、上述した壁面、レール、及びブラケットに限定されるものではなく、他の部品種類についてもそれぞれに認識ルールが定められることによって、様々な部品についての部品認識が可能となる。
次に、ステップS203では、部品認識部112は、図2のステップS101で計測点群記憶部121に記憶された計測点群データ310のうち、ステップS202で認識した部品の内部または表面に含まれている点群を抽出し(抽出点群)、ステップS202で識別した部品種類と合わせて部品認識結果データ330に記録する。部品認識結果データ330への記録について、後述の図7を参照して補足すると、ステップS202で認識した部品ごとに点群部品ID331を付与し、当該部品の認識結果(識別された部品種類)を部品種類332に記録し、当該部品の抽出点群の頂点ID(計測点群データ310の頂点ID311)を包含頂点ID333に記録する。
そしてステップS204では、部品認識部112は、全ての認識ルールが適用済み(すなわち、全部品に対する認識が終了した)か否かを判定する。適用していない認識ルールが残っている(認識が終了していない部品がある)と判定した場合は(ステップS204のNO)、ステップS205からステップS202に戻り、ループ計算を続行する。一方、ステップS204において適用済みであると判定した場合は(ステップS204のYES)、ステップS202〜S204のループ計算を抜けて部品認識処理を終了する。そして、部品認識処理によって作成された部品認識結果データ330は、任意のタイミングで部品認識結果記憶部123に記憶される。
図7は、部品認識結果データの一例を示す図である。前述したように、部品認識結果データ330は、部品認識部112による部品認識処理(図6参照)によって作成されるデータであって、部品認識結果記憶部123に記憶される。図7には、部品認識処理によって壁面、レール、ブラケットが認識されたときの部品認識結果データ330が例示されている。
図7に例示した部品認識結果データ330は、点群部品ID331、部品種類332、包含頂点ID333の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。
点群部品ID331は、部品認識処理(特に図6のステップS202)において部品認識(部品種類の識別)が行われた部品(点群部品)ごとに付される識別子である。部品種類332は、上記点群部品の種類を示すものであり、システムで認識する部品の種類が記載されている。具体的には例えば、壁面(WALL)、レール(RAIL)、ブラケット(BRACKET)等が記載される。包含頂点ID333は、上記点群部品に所属する点群の集合である。これはすなわち、計測点群データ310のうちから、対象の点群部品の内部または表面に含まれる、抽出された点群をまとめたものに相当し、包含頂点ID333には、対応する点群の頂点ID311が記載される。
図8は、部品認識結果の一例を説明するための図である。図8には、部品認識結果データ330(図7参照)を参考にして、部品認識処理によって認識された部品(壁面、レール、及びブラケット)の三次元空間におけるイメージが例示されている。
図8において、図中のG101〜G104は壁面と認識された部品を示しており、図中のG105〜G106はレールと認識された部品を示しており、図中のG107〜G112はブラケットと認識された部品を示している。
(1−2−3)基準形状引当処理
図9は、基準形状引当処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。前述したように、基準形状引当処理は三次元データ処理のなかで、基準形状引当部113によって行われる処理(図2のステップS103)である。
図9に示したように、ステップS301において、基準形状引当部113は、部品認識部112による部品認識処理によって認識された全ての部品に対して、ステップS302〜S310に示す処理のループ計算を開始する。
ステップS302では、基準形状引当部113は、対象の部品が基準形状の引当対象か否かを判定する。判定の手法は特に限定しないが、例えば、基準形状データ320の部品種類(項目323の「部品種類」に対応する値324)と、部品認識結果データ330の部品種類332とが一致するか否かによって判定することができる。対象の部品が基準形状の引当対象であると判定したときは(ステップS302のYES)、ステップS303に進む。引当対象ではないと判定したときは(ステップS302のNO)、ステップS311を経て、次の部品に対するステップS302〜S310のループ計算が行われる。
ステップS303では、基準形状引当部113は、対象の部品に関する部品認識結果データ330の包含頂点ID333に該当する点群(または、これらの点群から推測される部品形状)を用いて、所定のパラメータを計算する。なお、ステップS303で計算されるパラメータは、例えばバウンディングボックスの大きさや、点の密度のばらつき等であり、これらのパラメータは、少なくとも、基準形状データ320において「形状特徴」を構成する項目323で指定される変形パラメータ(図5の場合、パラメータA,パラメータB)を含む必要がある。
次いで、ステップS304からは、基準形状引当部113は、基準形状記憶部122に記憶されている全ての基準形状(基準形状データ320)について、ステップS305〜S309に示す処理のループ計算を開始する。このループ計算では、対象の部品の点群データに引当可能な基準形状の探索と、当該基準形状による引当(変形量の算出を含む)とが行われる。
ステップS305では、基準形状引当部113は、ステップS303で算出されたパラメータ値が、対象とする基準形状に関する基準形状データ320における「基準形状のパラメータ範囲」(図5の場合、「パラメータA範囲」や「パラメータB範囲」)の範囲内に含まれるか否かを判定する。ステップS305においてパラメータ値が基準形状のパラメータ範囲に含まれると判定したときは(ステップS305のYES)、引当可能な基準形状である(すなわち、引当対象として適切な基準形状である)ことを意味するので、ステップS306に進む。一方、ステップS305においてパラメータ値が基準形状のパラメータ範囲に含まれないと判定したときは(ステップS305のNO)、引当可能な基準形状ではない(すなわち、引当対象として適切な基準形状ではない)ことを意味するので、ステップS310を経て、次の基準形状に対するステップS305〜S309のループ計算が行われる。このように、引当対象として適切な基準形状ではないと判断したときは(ステップS305のNO)ステップS306に進まないようにすることで、基準形状のパラメトリック変形(ステップS306)や点群−基準形状距離計算(ステップS307)等の処理が無駄に実行されることを防止できるため、処理負荷の軽減や処理速度の向上に期待できる。
ステップS306では、基準形状引当部113は、ステップS303で算出されたパラメータ値を用いて、ステップS305の判定で用いた基準形状データ320における部品形状(より詳しくは、分類322の「部品形状」に示される、基準形状データの実際の形状を示すデータ)をパラメトリックに変形する。
次に、ステップS307では、基準形状引当部113は、部品認識結果データ330の包含頂点ID333に該当する点群と、ステップS306で変形させた基準形状データの部品形状との距離(点群−基準形状距離)を計算する。点群−基準形状距離は、例えば、点群内の各点から基準形状の表面までの最小距離の合計によって計算される。なお、点群−基準形状距離は上記の計算値に限定されるものではなく、例えば、点群と基準形状との重心間の距離等の値を用いてもよい。
そして、ステップS308では、基準形状引当部113は、ステップS307で計算した点群−基準形状距離が閾値以下であるか否かを判定する。この閾値は、点群部品の部品形状(図10(A)参照)と、ステップS306で変形させた部品形状(図10(B)参照)との相違が許容範囲を超えていないかを確認する目的で設定され、ユーザが入力した値であってもよいし、点群の頂点数に比例して算出可能な値等であってもよい。点群−基準形状距離が閾値以下であると判定した場合は(ステップS308のYES)、点群部品の基準形状として適切であることを意味するので、ステップS309に進む。一方、点群−基準形状距離が閾値より大きいと判定した場合は(ステップS308のNO)、点群部品の基準形状として適切ではないことを意味するので、ステップS310を経て、次の基準形状に対するステップS305〜S309のループ計算が行われる。
ステップS309では、基準形状引当部113は、基準形状引当結果データ340の全ての構成項目を作成し、基準形状引当結果記憶部124に記憶する。基準形状引当結果データ340の作成について、後述の図11を参照して補足すると、点群部品ID341には、ステップS305〜S309の処理対象となった点群部品のID(部品認識結果データ330の点群部品ID331)が記録され、基準形状ID342には、ステップS308で点群−基準形状距離が閾値以下であると判定されたときの基準形状のID(当該基準形状に紐付いた基準形状データ320における「部品ID」の値324)が記録され、パラメータA値343及びパラメータB値344には、ステップS305で基準形状のパラメータ範囲に含まれると判定されたときの各パラメータ値が記録される。
ステップS309の処理後は、ステップS310を経て、次の基準形状に対するステップS305〜S309のループ計算が行われる。なお、ステップS310において、基準形状記憶部122に記憶されている全ての基準形状(基準形状データ320)についてのステップS305〜S309に示す処理が終了していれば、ステップS311に進み、次の部品に対するステップS302〜S310のループ計算が行われる。また、ステップS311において、部品認識部112による部品認識処理によって認識された全ての部品についてのステップS302〜S310に示す処理が終了していれば、ループ計算を終了し、基準形状引当処理は終了する。
以上、ステップS301〜S311に示す処理が行われることによって、基準形状引当部113は、部品認識部112による部品認識処理によって認識された全ての部品について、基準形状の引当を行うとともに、変形パラメータのパラメータ値(および変形量)を計算することができる。そして、このパラメータ値を用いて基準形状の変形を行うことができる。
図10は、基準形状引当処理による基準形状の変形の一例を説明するための図である。
図10(A)は、部品認識処理によって認識された点群部品(ここでは、ブラケット)のイメージ図である。図10(A)には、部品認識結果データ330におけるブラケット(部品種類332「BRACKET」)の包含頂点ID333に該当する点群がプロットされている。また、図10(A)には、これらの点群のバウンディングボックスが一点鎖線で示されている。
このような点群部品に対して基準形状引当処理を行う場合、基準形状引当部113は、図10(A)の点群からバウンディングボックスの3辺の長さ「A」,「B」,「C」を計算し、その値(すなわち、パラメータ値)に基づいて、ブラケットの基準形状データ320から得られる部品形状(基準形状)を変形する。その結果、変形後の部品形状(図10(B)のイメージ図)は、上記パラメータ値(A,B,C)が反映されたものとなる(基準形状のパラメトリック変形)。
図11は、基準形状引当結果データの一例を示す図である。前述したように、基準形状引当結果データ340は、基準形状引当部113による基準形状引当処理(図9参照)によって作成されるデータであって、基準形状引当結果記憶部124に記憶される。
図11に例示した基準形状引当結果データ340は、点群部品ID341、基準形状ID342、パラメータA値343、及びパラメータB値344の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。本例では、パラメータA及びパラメータBの2種類のパラメータを用いて説明しているが、本実施の形態に係る三次元データ処理で用いるパラメータは1種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。
点群部品ID341は、点群部品ごとに付される識別子である。点群部品ID341の値は、部品認識結果データ330の点群部品ID331に対応する。
基準形状ID342は、基準形状引当処理において引当を行った基準形状を特定可能な識別子である。具体的には、当該基準形状についての基準形状データ320において、項目323の「部品ID」に対応する値324(例えば、図5の場合「B0001」)が記載される。
パラメータA値343及びパラメータB値344は、点群部品ID341で特定される点群部品における各パラメータの値であって、当該点群部品についての部品認識結果データ330に基づいて計算可能な値である。
以上のように構成された基準形状引当結果データ340において、例えば図11の場合、データ行の1行目によれば、「P00003」の点群部品に対して、基準形状「B0002」が引き当てられ、そのときのパラメータ値が「A=124」、「B=254」であったことが示される。
(1−2−4)結果出力
図12は、第1の実施の形態における三次元データ処理による結果出力画面の一例を示す図である。前述したように、結果出力画面350は、図2に例示した三次元データ処理の処理結果(厳密にはステップS101〜S103の処理結果)が表示される画面であって、三次元データ処理のステップS104において、結果出力部114によって入出力装置140のディスプレイ等に所定のGUIで表示される。なお、結果出力画面350には、三次元データ処理の開始操作を行う入力画面としての機能を併せ持たせてもよい。
図12によれば、結果出力画面350には、計測点群表示351と、処理開始ボタン352と、部品認識結果表示353と、リスト選択ボタン354と、部品形状表示355と、基準形状引当結果表示356と、が表示されている。
結果出力画面350において、入出力I/F130を経由して読み込まれた計測点群データ310は、計測点群表示351に表示される。具体的には例えば、計測点群表示351には、図4に例示したような三次元図面が表示される。
そして、計測点群データ310の読み込み後、ユーザが処理開始ボタン352の実行操作を行うと、部品認識処理による結果(部品認識結果データ330)が部品認識結果表示353に表示される。具体的には例えば、部品認識結果表示353には、図8に例示したような三次元図面が表示される。
また、部品形状表示355には、基準形状引当処理で扱われた部品形状のイメージが部品形状表示355に表示される。具体的には例えば、図10に例示したように、選択された部品の部品形状(点群部品)や引き当てた基準形状(引当結果)が同時に表示される。なお、図12では点群部品と引当結果とを別々に並べて表示しているが、両者を重ねて表示するようにしてもよい。このとき、両者の相違をより視覚的に認識し易くなる。また、部品形状表示355における表示とは別に、基準形状引当結果表示356には、当該部品に関する基準形状引当結果データ340が表示される。
また、リスト選択ボタン354には、部品認識された部品がリストで選択可能に表示されており、ユーザがリストを切り替えると、部品形状表示355や基準形状引当結果表示356は、リストで選択された部品に関する表示内容に切り替えられる。
なお、本実施の形態における三次元データ処理による結果出力画面350の表示形態は、図12の例示に限定されるものではない。すなわち、結果出力画面350は、図12で説明した表示項目の一部が表示されなくてもよいし、図12で説明していない新たな表示項目が表示される等であってもよい。
(1−3)効果
以上に説明したように、本実施の形態に係るシステム(三次元データ処理装置100)によれば、計測対象の構造物の三次元計測データ(計測点群データ310)に対して、データベース(基準形状記憶部122)に予め登録されている部品の基準形状モデルをパラメトリックに変形させながら部品の候補形状を探索していくことにより、計測対象の構造物に使われている部品の種類及び基準形状を識別するとともに、当該部品の基準形状からの変形量を算出することができる。
すなわち、本実施の形態に係るシステムは、計測対象の構造物(例えばエレベーターの昇降路)が、現地状況によって変形し得る部品(例えばブラケット)を含んで構成される場合であっても、その三次元計測データさえ得られれば、当該部品の種類を識別するだけでなく、その基準形状及び変形量を算出できることから、部品の特定を従来(現物との引き合わせ等の方法)よりも速やかに実現することができ、変形量の大小も容易に把握することができる。
具体的には例えば、エレベーターの昇降路において、ブラケットが時間の経過やエレベーターの稼動に伴って変形していたとしても、基準形状の識別によって、どのような型番のブラケットであるかといった部品の特定が可能になり、さらに、基準形状の引当によって、ブラケットが当初の形状(基準形状)からどの程度変形しているかということを容易に認識できる。
したがって、このような本実施の形態に係るシステムをエレベーターの改修作業を行う際に利用すれば、エレベーターの三次元計測データを計測するときにその稼動を停止するだけで、エレベーターの構成部品を識別できるだけでなく、各部品の基準形状からの変形量までも算出することができるため、改修対象とするべき部品の特定も容易になる。その結果、改修対象とした部品の交換品を用意した上で、エレベーターの稼動を停止して改修作業の続き(改修部品の実際の交換等)を行うことができるため、改修作業の全体におけるエレベーターの稼動停止の時間を大幅に短縮することができ、利用者への影響を低減することができる。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態では、一例として、エレベーターの昇降路の三次元計測データを入力として、昇降路の耐震強度を判定する三次元データ処理装置200を説明する。なお、後述するように、第2の実施の形態に係る三次元データ処理装置200は、第1の実施の形態に係る三次元データ処理装置100の構成を含むため、第1の実施の形態で記載された事項は、特段の事情がない限り、第2の実施の形態にも適用することができる。
(2−1)システム構成
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る三次元データ処理装置の構成例を示すブロック図である。図13には、本実施の形態に係る三次元データ処理装置200を含むシステム全体の構成例が示されており、具体的には、三次元データ処理装置200、入出力装置140及び三次元計測装置150が例示されている。なお、入出力装置140及び三次元計測装置150は、第1の実施の形態で説明したものと同じであり(図1参照)、ユーザ(例えば現地調査者など)は、入出力装置140の操作を通じて、三次元計測装置150や三次元データ処理装置200による機能を利用することができる。
また、図13に示したように、三次元データ処理装置200において、一部の構成は、第1の実施の形態として図1に示した三次元データ処理装置100の構成を流用可能であるため、これらの共通する構成については、第1の実施の形態と同じ番号を付し、それぞれの詳細な説明を省略する(例えば、データ読込部111や計測点群記憶部121等)。
三次元データ処理装置200は、一般的な計算機(パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ等)で構成可能な処理装置であって、処理装置210、記憶装置220、及び入出力インタフェース(I/F)130を備えている。
処理装置210は、例えばソフトウェアプログラム処理によって実現される処理部として、データ読込部111、部品認識部112、基準形状引当部113、寸法算出部211、耐震強度判定部212、及び結果出力部213を備える。このうち、データ読込部111、部品認識部112、及び基準形状引当部113は、第1の実施の形態と同様である。また、寸法算出部211及び耐震強度判定部212は、第2の実施の形態で新たに備える処理部である。寸法算出部211及び耐震強度判定部212の詳細は、図14を参照して行う三次元データ処理の説明において後述する。また、結果出力部213は、出力する情報が一部異なるものの(図18参照)、基本的な処理内容は第1の実施の形態における結果出力部114と同様である。
記憶装置220は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置であって、各記憶部として、計測点群記憶部121、基準形状記憶部122、部品認識結果記憶部123、基準形状引当結果記憶部124、寸法算出結果記憶部221、耐震強度判定ルール記憶部222、及び耐震強度判定結果記憶部223を備える。このうち、計測点群記憶部121、基準形状記憶部122、部品認識結果記憶部123、及び基準形状引当結果記憶部124は、第1の実施の形態と同様である。また、寸法算出結果記憶部221、耐震強度判定ルール記憶部222、及び耐震強度判定結果記憶部223は、第2の実施の形態で新たに備える処理部である。
寸法算出結果記憶部221は、寸法算出部211によって実行される寸法算出処理の結果として出力される寸法算出結果データ370を記憶する。寸法算出結果データ370の詳細は、図16を参照しながら後述する。
耐震強度判定ルール記憶部222は、耐震強度判定部212によって実行される耐震構造判定処理において耐震強度の判定に用いられる耐震強度判定ルールデータ360を記憶する。耐震強度判定ルールデータ360の詳細は、図15を参照しながら後述する。
耐震強度判定結果記憶部223は、耐震強度判定部212によって実行される耐震構造判定処理の結果として出力される耐震強度判定結果データ380を記憶する。耐震強度判定結果データ380の詳細は、図17を参照しながら後述する。
(2−2)三次元データ処理
図14は、第2の実施の形態における三次元データ処理の処理手順の概要を示すフローチャートである。本実施の形態における三次元データ処理では、三次元計測装置150によって三次元計測された計測データ(点群データ)の入力に対して、第1の実施の形態における三次元データ処理(図2参照)のように部品認識及び基準形状の引き当てを行うことに加えて、計測した構造物(ここでは、エレベーターの昇降路)の耐震強度を判定し、それらの結果を出力する。以下に、詳しく説明する。
まず、図14において、三次元計測データ入力(ステップS101)から基準形状の引き当て(ステップS103)までの処理は、図2等を参照して説明した第1の実施の形態における三次元データ処理のステップS101〜S103と同じであるため、説明を省略する。なお、三次元データ処理の開始時、基準形状記憶部122には基準形状データ320が記憶され、耐震強度判定ルール記憶部222には耐震強度判定ルールデータ360が記憶されている。
図15は、耐震強度判定ルールデータの一例を示す図である。前述したように、耐震強度判定ルールデータ360は、耐震強度の判定の評価基準(ルール)を定めたデータであって、三次元データ処理が開始される前に予め耐震強度判定ルール記憶部222に記憶されている。
図15に例示した耐震強度判定ルールデータ360は、ルールID361、判定項目362、ルール計算式363、及び基準値364の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。
ここで、ルールID361は、耐震強度の判定ルールごとに付される識別子である。判定項目362には、当該ルールが適用される判定項目が記載される。ルール計算式363は、当該ルールにおける判定用の計算式である。基準値364は、上記判定用の計算式を用いた計算結果に対して評価判定するための基準値である。なお、図15にも示したように、判定項目362には、判定項目の具体的な内容を記載するのではなく、例えば、「レールの応力度」の場合は「A」と記載する、といったように略号等を用いてもよい。
ステップS103の処理が終わった後、ステップS401において、寸法算出部211が、ステップS102による部品認識の結果やステップS103による基準形状の引当結果に基づいて、寸法算出を行う。詳しくは、寸法算出部211は、認識された複数の部品について、それぞれの点群部品の形状に着目する等して、各部品間の距離(寸法)を算出することによって、所定の部品間(後述する「寸法名372」に対応)における寸法(後述する「寸法値373」に対応)を得ることができる。なお、寸法算出部211によって算出される「寸法」には、例えば、部品認識された全ての部品間の距離や、各部品の長さ等を含めることができる。そして、寸法算出部211は、寸法算出の結果から寸法算出結果データ370を作成し、寸法算出結果記憶部221に記憶する。
図16は、寸法算出結果データの一例を示す図である。前述したように、寸法算出結果データ370は、寸法算出部211による寸法算出処理(図14のステップS401)によって作成されるデータであって、寸法算出結果記憶部221に記憶される。
図16に例示した寸法算出結果データ370は、寸法ID371、寸法名372、及び寸法値373の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。
ここで、寸法ID371は、寸法算出処理によって算出される各部品間の距離(寸法)のそれぞれに付される識別子である。寸法名372は、当該寸法を算出した部品間の関係に該当する名称である。寸法値373は、当該寸法の算出値である。
例えば図16の場合、データ行の1行目によれば、寸法ID371を「D00001」とする寸法について、寸法名372が「AA」で、その寸法値373が「1200」であることが示される。
次に、ステップS402では、耐震強度判定部212が、ステップS401で作成された寸法算出結果データ370を参照し、耐震強度判定ルールデータ360に基づいて各判定項目の耐震強度の判定を行う。具体的には、寸法算出結果データ370に記録された値を用いて、耐震強度判定ルールデータ360の各判定項目362に対応するルール計算式363による計算を行い、その計算結果を基準値364と比較することによって、当該判定項目の耐震強度の判定の合否(OK/NG)を判定する。ここで、判定項目の具体例としては、レールの応力度等が挙げられる。そして、耐震強度判定部212は、耐震強度の判定結果から耐震強度判定結果データ380を作成し、耐震強度判定結果記憶部223に記憶する。
図17は、耐震強度判定結果データの一例を示す図である。前述したように、耐震強度判定結果データ380は、耐震強度判定部212による耐震構造判定処理(図14のステップS402)によって作成されるデータであって、耐震強度判定結果記憶部223に記憶される。
図17に例示した耐震強度判定結果データ380は、判定項目381及び判定結果382の構成項目を有して構成されるテーブルデータである。
ここで、判定項目381は、耐震強度の判定の対象となった判定項目であり、耐震強度判定ルールデータ360の判定項目362に対応している。判定結果382は、当該判定項目における耐震強度の判定結果であり、例えば「OK(合格)」または「NG(不合格)」で記載される。
そして最後に、ステップS403では、結果出力部213が、基準形状引当結果記憶部124に記憶されている基準形状引当結果データ340や、耐震強度判定結果記憶部223に記憶されている耐震強度判定結果データ380等に基づいて、入出力装置140のディスプレイ等において所定のGUIによる結果出力画面390を描画し、ユーザに三次元データ処理の結果を表示する(結果出力)。
図18は、第2の実施の形態における三次元データ処理による結果出力画面の一例を示す図である。結果出力画面390は、図14に例示した三次元データ処理の処理結果(厳密にはステップS101〜S103、及びステップS401〜S402の処理結果)が表示される画面であって、三次元データ処理のステップS403において、結果出力部213によって入出力装置140のディスプレイ等に所定のGUIで表示される。なお、結果出力画面390には、三次元データ処理の開始操作を行う入力画面としての機能を併せ持たせてもよい。
図18によれば、結果出力画面390には、計測点群表示351と、処理開始ボタン352と、部品認識結果表示353と、リスト選択ボタン354と、部品形状表示355と、基準形状引当結果表示356と、耐震強度判定結果表示391とが表示されている。このうち、耐震強度判定結果表示391以外は、第1の実施の形態において図12に例示した結果出力画面350と同様であるため、説明を省略する。
図18の結果出力画面390では、計測点群データ310の読み込み後に計測点群表示351が表示され、その後、ユーザが処理開始ボタン352の実行操作を行うと、図12(結果出力画面350)の場合と同様に、部品認識結果表示353及び基準形状引当結果表示356が表示される。このときさらに、図18では、耐震強度の判定結果(例えば、耐震強度判定結果データ380)が耐震強度判定結果表示391に表示される。したがって、ユーザは、耐震強度判定結果表示391によって、計測対象とした既設の構造物(本例では、エレベーターの昇降路)が耐震強度を満足しているか否かを確認することができる。
(2−3)効果
以上に説明したように、第2の実施の形態に係る三次元データ処理装置200は、第1の実施の形態に係る三次元データ処理装置100の構成を含み、かつ、三次元データ処理装置200による三次元データ処理(図14参照)は、三次元データ処理装置100による三次元データ処理(図2参照)を含むことから、第2の実施の形態に係るシステム(三次元データ処理装置200)によれば、第1の実施の形態に係るシステムと同様の効果を得ることができる。
さらに、第2の実施の形態に係る三次元データ処理装置200によれば、三次元データ処理において、部品認識の結果及び基準形状の引当結果に基づいて複数の部品間の寸法を算出し、算出した寸法値を耐震強度の判定ルール(図15参照)に適用することにより、構造物における耐震強度の判定を判定項目ごとに行うことができ、その判定結果を出力することができる。
すなわち、本実施の形態に係るシステムによれば、計測対象の構造物が現地状況によって変形し得る部品(例えばブラケット)を含んで構成される場合であっても、その三次元計測データさえ得られれば、当該構造物に対する複数項目の耐震強度の判定結果を自動的に得ることができる。かくして、例えばエレベーターの改修作業等において、作業時間の短縮に期待できるとともに、耐震構造上の問題がある部品(耐震強度が不合格となった箇所の部品)を確認することができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記の第1または第2の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
100 三次元データ処理装置
110 処理装置
111 データ読込部
112 部品認識部
113 基準形状引当部
114 結果出力部
120 記憶装置
121 計測点群記憶部
122 基準形状記憶部
123 部品認識結果記憶部
124 基準形状引当結果記憶部
130 入出力インタフェース(I/F)
140 入出力装置
150 三次元計測装置
200 三次元データ処理装置
210 処理装置
211 寸法算出部
212 耐震強度判定部
213 結果出力部
220 記憶装置
221 寸法算出結果記憶部
232 耐震強度判定ルール記憶部
223 耐震強度判定結果記憶部
310 計測点群データ
320 基準形状データ
330 部品認識結果データ
340 基準形状引当結果データ
350 結果出力画面
360 耐震強度判定ルールデータ
370 寸法算出結果データ
380 耐震強度判定結果データ
390 結果出力画面

Claims (10)

  1. 三次元計測された構造物の点群データを処理する三次元データ処理装置であって、
    前記構造物を構成する部品として想定される複数の部品について、各部品の基準形状に関する基準形状データが記憶された記憶部と、
    前記点群データに基づく計測点群データを入力するデータ読込部と、
    前記計測点群データに存在する部品の種類を識別し、前記計測点群データから当該部品に含まれる点群の集合を点群部品として抽出する部品認識部と、
    前記部品認識部によって種類を識別した部品について、前記点群部品における所定のパラメータを計算し、算出されたパラメータ値を用いて前記基準形状データにおける前記複数の部品についての基準形状を変形し、前記変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較することにより、当該部品の基準形状を特定する基準形状引当部と、
    前記基準形状引当部によって特定された前記部品の基準形状を出力する結果出力部と、
    を備えることを特徴とする三次元データ処理装置。
  2. 前記基準形状データには、前記基準形状引当部で計算される前記所定のパラメータについて、各部品の基準形状で許容されるパラメータ値の範囲が設定され、
    前記基準形状引当部は、前記部品認識部によって種類を識別した部品について前記点群部品における前記所定のパラメータを計算したとき、算出されたパラメータ値が前記基準形状データに設定された前記パラメータ値の範囲に含まれる場合にのみ、当該パラメータ値を用いて前記基準形状を変形し、前記変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較する
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元データ処理装置。
  3. 前記結果出力部は、前記基準形状引当部によって特定された前記部品の基準形状とともに、当該部品の点群部品による形状を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元データ処理装置。
  4. 前記記憶部には、前記構造物における所定の部品間の寸法を用いて耐震強度を判定する耐震強度判定ルールが記憶され、
    前記部品認識部によって種類を識別し、前記基準形状引当部によって基準形状を特定した複数の部品に基づいて、前記所定の部品間の寸法を算出する寸法算出部と、
    前記寸法算出部によって算出された寸法を前記耐震強度判定ルールに適用することにより、前記構造物における耐震強度を判定する耐震強度判定部と、
    をさらに備え、
    前記結果出力部は、前記耐震強度判定部による耐震強度の判定結果を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元データ処理装置。
  5. 前記構造物としてエレベーターの昇降路が三次元計測され、
    前記基準形状データには、少なくともレールブラケットについて複数の基準形状が記録され、
    前記部品認識部は、前記計測点群データに存在する部品の種類の識別として、少なくともレールブラケットを識別し、
    前記基準形状引当部は、前記部品認識部によって種類を識別した部品に対する基準形状の特定として、少なくともレールブラケットの基準形状を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の三次元データ処理装置。
  6. 三次元計測された構造物の点群データを処理する三次元データ処理装置による三次元データ処理方法であって、
    前記三次元データ処理装置には、前記構造物を構成する部品として想定される複数の部品について、各部品の基準形状に関する基準形状データが記憶され、
    前記点群データに基づく計測点群データを入力するデータ読込ステップと、
    前記計測点群データに存在する部品の種類を識別し、前記計測点群データから当該部品に含まれる点群の集合を点群部品として抽出する部品認識ステップと、
    前記部品認識ステップで種類を識別した部品について、前記点群部品における所定のパラメータを計算し、算出されたパラメータ値を用いて前記基準形状データにおける前記複数の部品についての基準形状を変形し、前記変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較することにより、当該部品の基準形状を特定する基準形状引当ステップと、
    前記基準形状引当ステップで特定された前記部品の基準形状を出力する結果出力ステップと、
    を備えることを特徴とする三次元データ処理方法。
  7. 前記基準形状データには、前記基準形状引当ステップで計算される前記所定のパラメータについて、各部品の基準形状で許容されるパラメータ値の範囲が設定され、
    前記基準形状引当ステップにおいて、前記部品認識ステップで種類を識別した部品について前記点群部品における前記所定のパラメータを計算したとき、算出されたパラメータ値が前記基準形状データに設定された前記パラメータ値の範囲に含まれる場合にのみ、当該パラメータ値を用いて前記基準形状を変形し、前記変形した複数の部品の基準形状と当該点群部品とを比較する
    ことを特徴とする請求項6に記載の三次元データ処理方法。
  8. 前記結果出力ステップにおいて、前記基準形状引当ステップで特定された前記部品の基準形状とともに、当該部品の点群部品による形状を出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の三次元データ処理方法。
  9. 前記三次元データ処理装置には、前記構造物における所定の部品間の寸法を用いて耐震強度を判定する耐震強度判定ルールが記憶され、
    前記部品認識ステップで種類を識別し、前記基準形状引当ステップで基準形状を特定した複数の部品に基づいて、前記所定の部品間の寸法を算出する寸法算出ステップと、
    前記寸法算出ステップで算出された寸法を前記耐震強度判定ルールに適用することにより、前記構造物における耐震強度を判定する耐震強度判定ステップと、
    を、前記基準形状引当ステップと前記結果出力ステップとの間にさらに備え、
    前記結果出力ステップにおいて、前記耐震強度判定ステップによる耐震強度の判定結果を出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の三次元データ処理方法。
  10. 前記構造物としてエレベーターの昇降路が三次元計測され、
    前記基準形状データには、少なくともレールブラケットについて複数の基準形状が記録され、
    前記部品認識ステップにおいて、前記計測点群データに存在する部品の種類の識別として、少なくともレールブラケットを識別し、
    前記基準形状引当ステップにおいて、前記部品認識ステップで種類を識別した部品に対する基準形状の特定として、少なくともレールブラケットの基準形状を特定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の三次元データ処理方法。

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