JP2019082024A - 外装構造 - Google Patents

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【課題】本発明は、窓部の数を低減しつつ、上下の外装面材間の継ぎ目を低減することを目的とする。【解決手段】外装構造10は、横方向に間隔を空けて配置される一対の第一窓部33,36と、一対の第一窓部33,36の間に配置される外装面材74と、外装面材74の上下方向の端部が接続される第二窓部20,43と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、外装構造に関する。
上下の外装面材(外装板材)間の継ぎ目を止水する止水構造が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2012−229565号公報 特開2015−117525号公報
ところで、上下の外装面材間の継ぎ目は、漏水の原因になり易い。そこで、上下の外装面材間の継ぎ目を無くすために、例えば、サッシュ等の複数の窓部を横に連続させた連窓部を上下階の外壁部にそれぞれ設け、上下階の連窓部に亘るように外装面材を設置することが考えられる。
しかしながら、上記の場合、窓部の数が増加してコストがかかる可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、窓部の数を低減しつつ、上下の外装面材間の継ぎ目を低減することを目的とする。
請求項1に記載の外装構造は、横方向に間隔を空けて配置される一対の第一窓部と、
前記一対の第一窓部の間に配置される外装面材と、前記外装面材の上下方向の端部が接続される第二窓部と、を備える。
請求項1に係る外装構造によれば、一対の第一窓部は、横方向に間隔を空けて配置される。これにより、一対の第一窓部の間に窓部を設ける場合と比較して、窓部の数を低減することができる。
また、外装面材は、一対の第一窓部の間に配置される。この外装面材の上下方向の端部は、第二窓部に接続される。つまり、外装面材と第二窓部との間には、上下の外装面材間の継ぎ目が存在しない。
このように本発明では、窓部の数を低減しつつ、上下の外装面材間の継ぎ目を低減することができる。したがって、外装面材の漏水を効率的に抑制することができる。
請求項2に記載の外装構造は、請求項1に記載の外装構造において、前記外装面材は、角波スパンドレルとされ、前記角波スパンドレルの上下方向の端部は、シール材を介して前記第二窓部に接続される。
請求項2に係る外装構造によれば、外装面材は、角波スパンドレルとされる。これにより、意匠性を高めつつ、外装コストを削減することができる。
また、角波スパンドレルは、シール材を介して第二窓部に接続される。これにより、角波スパンドレルと第二窓部との接続部の漏水がさらに抑制される。
請求項3に記載の外装構造は、請求項1又は請求項2に記載の外装構造において、前記第二窓部は、平面視にて、前記一対の第一窓部に亘る。
請求項3に係る外装構造によれば、第二窓部は、平面視にて、一対の第一窓部に亘る。これにより、例えば、一対の第一窓部の間に複数の外装面材を横方向に並べて設置する場合に、全ての外装面材の上下方向の端部を第二窓部に接続することができる。
したがって、上下の外装面材間の継ぎ目をさらに低減することができる。
請求項4に記載の外装構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の外装構造において、前記第二窓部の横枠部には、外水切り部が設けられ、前記外装面材の前記端部は、前記外水切り部に接続される。
請求項4に係る外装構造によれば、前記外装面材の上下方向の端部は、第二窓部の横枠部に設けられた外水切り部に接続される。この外水切り部によって、当該外水切り部と外装面材との接続部に雨水等が回り込むことが抑制される。
したがって、外水切り部と外装面材との接続部の漏水を抑制することができる。
本発明は、上記の構成としたので、窓部の数を低減しつつ、上下の外装面材間の継ぎ目を低減することができる。
一実施形態に係る外装構造が適用された構造物の外壁部を示す立面図である。 図1に示される第二窓部を斜め上側から見た斜視図である。 図1に示される第一窓部及び第二窓部を示す拡大立面図である。 図3の4−4線断面図である。 図4の5−5線断面図である。 一実施形態に係る外装構造の変形例を示す図3に対応する立面図である。 一実施形態に係る外装構造の変形例を示す図3に対応する立面図である。 一実施形態に係る外装構造の変形例を示す図3に対応する立面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る外装構造について説明する。
(構造物)
図1には、本実施形態に係る外装構造10が適用された構造物12の外壁部14が示されている。構造物12は、複数階(本実施形態では、三階)を有している。なお、図1には、構造物12の各階のフロアレベルFL1,FL2,FL3が示されている。
(窓部)
構造物12の外壁部14には、複数の窓部が設けられている。具体的には、一階の外壁部14の上部には、一つの窓部20が設けられている。また、二階の外壁部14の下部には、大きさが異なる二つの連窓部30,34が設けられている。二つの連窓部30,34は、横方向(矢印W方向、水平方向)に間隔を空けて配置されている。
二つの連窓部30,34のうち一方の連窓部30の高さ(縦幅)は、他方の連窓部34の高さ(縦幅)よりも低くされている。また、一方の連窓部30は、横方向に連続する二つの窓部32,33を有している。これと同様に、他方の連窓部34は、横方向に連続する二つの窓部36,37を有している。
三階の外壁部14の下部には、一つの連窓部40が設けられている。この連窓部40は、幅方向に連続する二つの窓部42,43を有している。また、三階の外壁部14の上部には、一つの窓部44と、一つの連窓部46とが設けられている。窓部44及び連窓部46の高さ(縦幅)は、連窓部40の高さ(縦幅)よりも低くされている。
窓部44と連窓部46とは、横方向に間隔を空けて配置されている。また、窓部44は、例えば、換気用のガラリとされている。また、連窓部46は、幅方向に連続する二つの窓部48,49を有している。これらの窓部48,49は、換気用のガラリとされている。
(外壁部)
図2に示されるように、構造物12の外壁部14は、外壁下地材70、断熱材72、及び外装面材74を有して形成されている。外壁下地材70は、防水加工されていない非防水の下地材とされている。この外壁下地材70には、例えば、防水性を有しない石こうボード等が用いられる。
外壁下地材70の外側には、断熱材72が設けられている。また、断熱材72の外側には、外装面材74が配置されている。これらの外装面材74、断熱材72、及び外壁下地材70は、ビス76(図5参照)によって梁16に固定されている。
外装面材74は、長尺状の角波スパンドレルによって形成されている。この外装面材74の横断面形状は、波形形状とされている。また、外装面材74は、上下方向を長手方向として配置されている。さらに、複数の外装面材74は、横方向(矢印W方向)に並んで配置されている。
なお、外装面材74は、角波スパンドレル(ガルバリウム鋼板(登録商標))に限らず、例えば、平板状の鋼板等によって形成されても良い。
外装面材74と断熱材72との間には、図示しない防水シートが設けられている。また、横方向に隣り合う外装面材74同士は、図示しないシール材を介して接合されている。これらの外装面材74は、構造物12内への雨水等の浸入を抑制する止水面を形成している。なお、断熱材72及び外壁下地材70は、止水面を形成していない。
図1に示されるように、外装面材74は、外壁部14の所定領域の全面に亘って設けられている。なお、以下では、外装面材74が設けられた外壁部14の所定領域を、外装面材74の設置領域Rという。
ここで、外装面材74の最大長さ(上下方向の長さ)は、例えば、運搬性や施工性の観点から所定値以下に制限される。そのため、複数の外装面材74が上下方向に連続する可能性がある。そして、複数の外装面材74が上下方向に連続すると、上下の外装面材74間に、漏水の原因になり易い継ぎ目が形成される。
この対策として本実施形態では、複数の外装面材74が上下方向に連続しないように、かつ、複数の窓部20等が外壁部14の幅方向(矢印W方向)の全長に亘って連続しないように、各階の窓部20等のレイアウトを調整している。
具体的には、上下方向に隣り合う窓部20,43等の間隔D1,D2,D3が、外装面材74の最大長さよりも狭くなっている。これと同様に、外装面材74の設置領域Rの上端RUと、その直下の窓部42等との間隔E1,E2、及び外装面材74の設置領域Rの下端RLとその直上の窓部20等との間隔F1,F2,F3が、外装面材74の最大長さよりも狭くなっている。
また、例えば、図3に示されるように、構造物12の二階の窓部33と窓部36とは、横方向(矢印W方向)に間隔を空けて配置されている。なお、以下では、横方向に間隔を空けて配置される一対の窓部33,36を、第一窓部33,36という。
一対の第一窓部33,36の間には、複数(本実施形態では四枚)の外装面材74が配置されている。複数の外装面材74の長さは、全て同じとされている。これらの外装面材74は、一対の第一窓部33,36の間を通って上下方向に延びている。また、複数の外装面材74は、一対の第一窓部33,36の間に、横方向に隙間なく配置されている。
なお、横方向の両側の外装面材74は、第一窓部33,36の縦枠部に沿ってそれぞれ配置されている。また、図3では、一対の第一窓部33,36の間に配置された外装面材74の外形が、二点鎖線で示されている。
外装面材74の下方には、窓部20が配置されている。一方、複数の外装面材74の上方には、窓部43が配置されている。なお、以下では、外装面材74の上下に配置された窓部20,43を、第二窓部20,43という。また、本実施形態では、一対の第二窓部20,43は、同様の構成とされている。
上下方向に隣り合う一対の第二窓部20,43の間隔D1は、外装面材74の最大長さよりも狭くされている。これにより、一枚の外装面材74を一対の第二窓部20,43に亘って配置することができる。
図4に示されるように、外装面材74の下端部74Lは、下側の第二窓部20にシール材80を介して接続されている。具体的には、第二窓部20は、枠部50と、枠部50に設けられるガラス52とを有している。枠部50は、矩形状に形成されている。この枠部50は、第二窓部20の上辺に沿った上側横枠部50Uを有している。上側横枠部50Uには、上側外水切り部62が設けられている。この上側外水切り部62に、外装面材74の下端部74Lがシール材80を介して接続されている。
上側外水切り部62は、上側横枠部50Uから外側へ張り出している。この上側外水切り部62の上面62Uは、外装面材74の下端部74Lと上下方向に対向している。なお、上側外水切り部62は、外水切り部の一例である。
ここで、外装面材74の下端部74Lと断熱材72との間には、水切り板82が設けられている。水切り板82は、例えば、金属板等によって形成されている。水切り板82は、外装面材74と断熱材72との間から下方へ延出している。また、水切り板82の下端側には、外側へ張り出す張出し部82Aが形成されている。
張出し部82Aは、水切り板82の下端側を外側へ屈曲させることにより形成されている。この張出し部82Aと上側外水切り部62との隙間には、シール材80が充填されている。このシール材80によって、張出し部82Aと上側外水切り部62との隙間が密閉されている。なお、外装面材74と水切り板82との隙間には、ケミカル面戸84が設けられている。
上側外水切り部62の上面62Uと断熱材72の下端部との間には、シール材86が設けられている。さらに、上側外水切り部62の上面62Uと外壁下地材70の下端部との間には、シール材88が設けられている。つまり、上側外水切り部62と外壁部14の下端部との隙間には、三重のシール構造が採用されている。なお、ケミカル面戸84、及びシール材86,88は、適宜省略可能である。
図5に示されるように、外装面材74の上端部74Uは、第二窓部43にシール材90を介して接続されている。具体的には、第二窓部43の枠部50は、第二窓部43の下辺に沿った下側横枠部50Lを有している。下側横枠部50Lには、下側外水切り部64が設けられている。この下側外水切り部64に、外装面材74の上端部74Uがシール材90を介して接続されている。
下側外水切り部64は、下側横枠部50Lから外側へ張り出している。この下側外水切り部64の上面64Uは、外側へ向かって下る傾斜面とされている。また、下側外水切り部64の下面64Lは、略水平な水平面とされている。この下側外水切り部64の下面64Lには、外装面材74の上端部74Uが挿入される凹部68が形成されている。なお、下側外水切り部64は、外水切り部の一例である。
凹部68は、外装面材74の外面74Aと対向する対向面68Tを有している。この凹部68の対向面68Tと外装面材74の外面74Aとの間には、シール材90が充填されている。このシール材90によって、下側外水切り部64と外装面材74の上端部74Uとの隙間が密閉されている。なお、図2に示されるように、シール材90の外装面材74側の端部は、外装面材74の波形形状に沿った凹凸形状を成している。
凹部68の底面と断熱材72の上端部との間には、シール材96が設けられている。さらに、凹部68の底面と外壁下地材70の上端部との間には、シール材98が設けられている。つまり、下側外水切り部64と外壁部14の上端部との隙間には、三重のシール構造が採用されている。なお、シール材96,98は、適宜省略可能である。
また、下側外水切り部64には、水切り溝69が設けられている。水切り溝69は、下側外水切り部64の下面64Lにおける凹部68よりも外側に設けられている。この水切り溝69には、シール材94が設けられている。
ここで、第二窓部43について補足する。図2に示されるように、第二窓部43の外側には、第二窓部43を取り囲む枠状体60が設けられている。枠状体60は、矩形の枠状に形成されており、窓部43の枠部50から外側へ張り出している。
枠状体60は、前述した上側外水切り部62(図4参照)と、下側外水切り部64と、及び一対の縦壁部66を有している。一対の縦壁部66は、上側外水切り部62及び下側外水切り部64の両側の端部をそれぞれ接続している。この枠状体60によって第二窓部43を取り囲むことにより、風雨等が第二窓部43に吹き込むことが抑制される。なお、本実施形態では、外壁部14に設けられた全ての窓部20等に、上記枠状体60と同様の枠状体が設けられている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
前述したように、外装面材74の最大長さ(上下方向の長さ)は、例えば、運搬性や施工性の観点から所定値以下に制限される。そのため、例えば、外壁部14の高さが高い場合、複数の外装面材が上下に並べられる可能性がある。
しかしながら、外装面材を上下に並べると、上下の外装面材間に継ぎ目が形成される。このような上下の外装面材間の継ぎ目は、漏水の原因となり易いため、可能な限り少ない方が好ましい。
ここで、上下の外装面材間の継ぎ目を無くすために、例えば、構造物12の上下階に、外壁部14の幅方向(矢印W方向)の全長に亘る連窓部をそれぞれ設け、これらの上下階の連窓部に亘るように外装面材を設置することが考えられる。
しかしながら、構造物12の外壁部14の幅方向の全長に亘って連窓部を設けると、窓部が増加してコストがかかる。
これに対して本実施形態では、図1に示されるように、複数の外装面材74が上下方向に連続しないように、かつ、複数の窓部20,32等が外壁部14の幅方向の全長に亘って連続しないように、各階の窓部20,32等のレイアウトが調整されている。
具体的には、上下方向に隣り合う窓部20,43等の間隔D1〜D3、外装面材74の設置領域Rの上端RUとその直下の窓部42等との間隔E1,E2、及び外装面材74の設置領域Rの下端RLとその直上の窓部20との間隔F1〜F3が、外装面材74の最大長さよりも狭くなっている。これにより、本実施形態では、複数の外装面材74を上下方向に連続させる必要がないため、上下の外装面材74間の継ぎ目を無くすことができる。
また、本実施形態では、一対の第一窓部33,36が、横方向に間隔を空けて配置されている。これにより、本実施形態では、一対の第一窓部33,36の間に窓部を設ける場合と比較して、窓部の数を低減することができる。
また、一対の第一窓部33,36の間には、複数の外装面材74が配置されている。複数の外装面材74は、一対の第一窓部33,36の間を通り、上下の第二窓部20,43に亘って配置されている。そして、図4に示されるように、外装面材74の下端部74Lは、シール材80を介して第二窓部20の上側外水切り部62に接続されている。これにより、外装面材74の下端部74Lと上側外水切り部62との接続部の漏水が抑制される。
また、図5に示されるように、外装面材74の上端部74Uは、上側の第二窓部43の下側外水切り部64にシール材90を介して接続されている。これにより、外装面材74の上端部74Uと下側外水切り部64との接続部の漏水が抑制される。
このように本実施形態では、窓部の数を低減しつつ、上下の外装面材74間の継ぎ目を低減することができる。
また、上下の外装面材間の継ぎ目には、例えば、水切り板等の水切り部材が必要となる。これに対して本実施形態では、窓部20の上側外水切り部62を、外装面材74の下端部74Lの水切り部材として使用(兼用)することにより、水切り部材の数が低減される。これと同様に、窓部43の下側外水切り部64を、外装面材74の上端部74Uの水切り部材として使用(兼用)することにより、水切り部材の数が低減される。したがって、コスト等を削減することができる。
また、上下の外装面材間の継ぎ目に設けられる水切り部材(水切り板)は、板状に形成されるため、剛性が低い。そのため、水切り部材と外装面材との隙間には、シール材を充填(圧入)することが難しい。
これに対して本実施形態では、前述したように、第二窓部43の下側外水切り部64を、外装面材74の上端部74Uの水切り部材として使用する。この下側外水切り部64は、一般に剛性が高い。そのため、下側外水切り部64と外装面材74の上端部74Uとの隙間に、シール材80を充填(圧入)することができる。したがって、下側外水切り部64と外装面材74の上端部74Uとの接続部の漏水をより確実に抑制することができる。
また、図2に示されるように、下側外水切り部64は、第二窓部43を取り囲む枠状体60を形成している。これと同様に、上側外水切り部62は、第二窓部20を取り囲む枠状体60を形成している。これにより、第二窓部20,43の意匠性を高めることができる。
また、本実施形態では、上側の第二窓部43が、平面視にて一対の第一窓部33,36に亘っている。これにより、一対の第一窓部33,36の間に配置された複数の外装面材74の上端部74Uの全てを、第二窓部43の下側外水切り部64に接続することができる。
これと同様に、本実施形態では、下側の第二窓部20が、平面視にて一対の第一窓部33,36に亘っている。これにより、一対の第一窓部33,36の間に配置された複数の外装面材74の下端部74Lの全てを、第二窓部20の上側外水切り部62に接続することができる。
さらに、本実施形態では、一対の第一窓部33,36の間に配置された複数の外装面材74の全長(上下方向の長さ)を同じにすることができる。したがって、外装面材74の施工コスト等を削減することができる。
しかも、外装面材74は、角波スパンドレルとされる。これにより、意匠性を高めつつ、外壁部14の外装コストを削減することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
第一窓部33,36及び第二窓部20,43の配置は、上記したものに限らない。例えば、図6(A)に示されるように、一対の第一窓部33,36は、上下方向にずれて配置されても良い。また、例えば、図6(B)に示されるように、第二窓部20,43は、第一窓部33,36の少なくとも一部と上下方向に重なるように配置されても良い。
また、上記実施形態では、一つの第二窓部20,43が、平面視にて一対の第一窓部33,36に亘るように配置されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図7(A)に示されるように、横方向に連続する複数の第二窓部22,24(連窓部)が、平面視にて一対の第一窓部33,36に亘るように配置されても良い。この際、例えば、図7(B)に示されるように、複数の第二窓部26,28は、上下方向にずれて配置されても良い。
また、第二窓部は、必ずしも平面視にて一対の第一窓部33,36に亘る必要なく、平面視にて一対の第一窓部の間に配置されても良い。なお、平面視にて一対の第一窓部の間に第二窓部を配置した場合、第二窓部が存在する部分では、上下の外装面材間の継ぎ目を無くすことができる。
また、上記実施形態では、一対の第一窓部33,36の間に配置された外装面材74の上下に第二窓部43がそれぞれ設けられるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図8に示されるように、例えば、一対の第一窓部33,36の間に配置された外装面材74の下端部74Lが設置領域Rの下端RLに達する場合は、第二窓部43は、外装面材74の上方にのみ設けられても良い。
また、図示を省略するが、一対の第一窓部33,36の間に配置された外装面材74の上端部74Uが、設置領域Rの上端RU(図1参照)に達する場合は、第二窓部は、外装面材74の下方にのみ設けられても良い。つまり、第二窓部は、一対の第一窓部33,36の間に配置された外装面材74の上下の少なくとも一方に設けることができる。
また、上記実施形態では、外装面材74の下端部74Lがシール材80を介して第二窓部20の上側外水切り部62に接続されるが、シール材80は省略可能である。これと同様に、上記実施形態では、外装面材74の上端部74Uがシール材90を介して第二窓部43の上側外水切り部62に接続されるが、シール材90は省略可能である。
また、第二窓部20において上側外水切り部62を省略し、第二窓部20の上側横枠部50Uにシール材を介して外装面材74の下端部74Lを接続することも可能である。さらに、第二窓部43において下側外水切り部64を省略し、第二窓部43の下側横枠部50Lにシール材を介して外装面材74の上端部74Uを接続することも可能である。
また、上記実施形態における第一窓部33,36及び第二窓部20,43は、通常の窓であっても良いし、換気用のガラリ等であっても良い。さらに、第一窓部及び第二窓部の大きさや構成は、同じであっても良いし、異なっていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 外装構造
20 第二窓部
33 第一窓部
36 第一窓部
43 第二窓部
62 上側外水切り部(外水切り部)
64 下側外水切り部(外水切り部)
74 外装面材
74L 下端部(外装面材の上下方向の端部)
74U 上端部(外装面材の上下方向の端部)
80 シール材
90 シール材

Claims (4)

  1. 横方向に間隔を空けて配置される一対の第一窓部と、
    前記一対の第一窓部の間に配置される外装面材と、
    前記外装面材の上下方向の端部が接続される第二窓部と、
    を備える外装構造。
  2. 前記外装面材は、角波スパンドレルとされ、
    前記角波スパンドレルの上下方向の端部は、シール材を介して前記第二窓部に接続される、
    請求項1に記載の外装構造。
  3. 前記第二窓部は、平面視にて、前記一対の第一窓部に亘る、
    請求項1又は請求項2に記載の外装構造。
  4. 前記第二窓部の横枠部には、外水切り部が設けられ、
    前記外装面材の前記端部は、前記外水切り部に接続される、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の外装構造。
JP2017209208A 2017-10-30 2017-10-30 外装構造 Active JP7000656B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01304284A (ja) * 1988-05-30 1989-12-07 Sanko Metal Ind Co Ltd 採光部の上部水切構造
JP2000110280A (ja) * 1998-10-09 2000-04-18 Sekisui House Ltd 建物の外壁構造
JP2010047998A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sekisui House Ltd 水切り構造及び入隅用水切り構造。

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