JP2019081913A - 表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板 - Google Patents

表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板 Download PDF

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Abstract

【課題】ファインピッチ化に適した高エッチングファクタの回路パターンを形成することが可能な表面処理銅箔及び銅張積層板を提供する。【解決手段】銅箔2と、銅箔2の一方の面に形成された第1表面処理層3と、銅箔2の他方の面に形成された第2表面処理層4とを有する表面処理銅箔1である。この表面処理銅箔1は、第2表面処理層4のNi付着量に対する第1表面処理層3のNi付着量の比が0.01〜2である。また、銅張積層板10は、表面処理銅箔1と、表面処理銅箔1の第1表面処理層3に接着された絶縁基材11とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、表面処理銅箔、銅張積層板及びプリント配線板に関する。
近年、電子機器の小型化、高性能化などのニーズの増大に伴い、電子機器に搭載されるプリント配線板に対する回路パターン(「導体パターン」ともいう)のファインピッチ化(微細化)が要求されている。
プリント配線板の製造方法としては、サブトラクティブ法、セミアディティブ法などの様々な方法が知られている。その中でもサブトラクティブ法では、銅箔に絶縁基材を接着させて銅張積層板を形成した後、銅箔表面にレジストを塗布及び露光して所定のレジストパターンを形成し、レジストパターンが形成されていない部分(不要部)をエッチングにて除去することによって回路パターンが形成される。
上記のファインピッチ化の要求に対し、例えば、特許文献1には、銅箔の表面に銅−コバルト−ニッケル合金めっきによる粗化処理を行った後、コバルト−ニッケル合金めっき層を形成し、更に亜鉛−ニッケル合金めっき層を形成することにより、回路パターンのファインピッチ化が可能な表面処理銅箔が得られることが記載されている。
特許第2849059号公報
しかしながら、従来の表面処理銅箔は、表面処理層(めっき層)のエッチング速度が銅箔のエッチング速度に比べて遅いため、銅箔表面(トップ)から絶縁基材(ボトム)側に向かって末広がりにエッチングされてしまい、回路パターンのエッチングファクタが低下するという問題がある。そして、回路パターンのエッチングファクタが低いと、隣接する回路間のスペースを広くする必要があるため、回路パターンのファインピッチ化が難しくなる。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、ファインピッチ化に適した高エッチングファクタの回路パターンを形成することが可能な表面処理銅箔及び銅張積層板を提供することを目的とする。
また、本開示は、高エッチングファクタの回路パターンを有するプリント配線板を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研究を行った結果、銅箔の両面に表面処理層を形成し、該表面処理層において、エッチング液に溶解し難いNiの付着量を制御することにより、回路パターンのエッチングファクタを高め得ることを見出し、本開示に至った。
すなわち、本開示は、銅箔と、前記銅箔の一方の面に形成された第1表面処理層と、前記銅箔の他方の面に形成された第2表面処理層とを有し、前記第2表面処理層のNi付着量に対する前記第1表面処理層のNi付着量の比が0.01〜2である表面処理銅箔に関する。
また、本開示は、前記表面処理銅箔と、前記表面処理銅箔の第1表面処理層に接着された絶縁基材とを備える銅張積層板に関する。
さらに、本開示は、前記銅張積層板の前記表面処理銅箔をエッチングして形成された回路パターンを備えるプリント配線板に関する。
本開示によれば、ファインピッチ化に適した高エッチングファクタの回路パターンを形成することが可能な表面処理銅箔及び銅張積層板を提供することができる。
また、本開示によれば、高エッチングファクタの回路パターンを有するプリント配線板を提供することができる。
本開示の表面処理銅箔を用いた銅張積層板の断面図である。 サブトラクティブ法によるプリント配線板の製造方法を説明するための断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。本開示は以下の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施形態に対して変更、改良などが適宜加えられたものも本開示の範囲に入ることが理解されるべきである。
図1は、本開示の表面処理銅箔を用いた銅張積層板の断面図である。
表面処理銅箔1は、銅箔2と、銅箔2の一方の面に形成された第1表面処理層3と、銅箔2の他方の面に形成された第2表面処理層4とを有する。また、銅張積層板10は、表面処理銅箔1と、表面処理銅箔1の第1表面処理層3に接着された絶縁基材11とを有する。
第1表面処理層3及び第2表面処理層4は、付着元素としてNiを少なくとも含む。
表面処理銅箔1において、第2表面処理層4のNi付着量に対する第1表面処理層3のNi付着量の比は、0.01〜2、好ましくは0.8〜1.5である。Niはエッチング液に溶解し難い成分であるため、Ni付着量の比を上記の範囲とすることにより、銅張積層板10をエッチングする際に、回路パターンのボトム側となる第1表面処理層3の溶解を促進すると共に、回路パターンのトップ側となる第2表面処理層4の溶解を遅くすることができる。そのため、トップ幅とボトム幅との差が小さく、エッチングファクタが高い回路パターンを得ることが可能になる。
第1表面処理層3のNi付着量は、Ni付着量の比が上記の範囲内であれば特に限定されないが、好ましくは20〜200μg/dm2、より好ましくは20〜100μg/dm2である。第1表面処理層3のNi付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。
第1表面処理層3は、付着元素として、Ni以外にZn、Co、Crなどの元素を含むことができる。
第1表面処理層3のZn付着量は、第1表面処理層3の種類に依存するため特に限定されないが、第1表面処理層3にZnが含有される場合、好ましくは20〜1000μg/dm2、より好ましくは400〜500μg/dm2である。第1表面処理層3のZn付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。
第1表面処理層3のCo付着量は、第1表面処理層3の種類に依存するため特に限定されないが、好ましくは1500μg/dm2以下、より好ましくは0.1〜500μg/dm2、さらに好ましくは0.5〜100μg/dm2である。第1表面処理層3のCo付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。また、Coは磁性金属であるため、第1表面処理層3のCo付着量を特に100μg/dm2以下、好ましくは0.5〜100μg/dm2に抑えることにより、高周波特性に優れたプリント配線板を作製可能な表面処理銅箔1を得ることができる。
第1表面処理層3のCr付着量は、第1表面処理層3の種類に依存するため特に限定されないが、500μg/dm2以下、より好ましくは0.5〜300μg/dm2、さらに好ましくは1〜100μg/dm2である。第1表面処理層3のCr付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。
第1表面処理層3のRzjisは、特に限定されないが、好ましくは0.3〜1.5、より好ましくは0.5〜0.8である。第1表面処理層3のRzjisを上記範囲内とすることにより、絶縁基材11との接着性を向上させることができる。
ここで、本明細書において「Rzjis」とは、JIS B0601:2001に規定される十点平均粗さを意味する。
第1表面処理層3の種類は、Ni付着量の比が上記の範囲内となれば特に限定されず、当該技術分野において公知の各種表面処理層を用いることができる。表面処理層の例としては、粗化処理層、耐熱層、防錆層、クロメート処理層、シランカップリング処理層などが挙げられる。これらの層は、単一又は2種以上を組み合わせて用いることができる。その中でも第1表面処理層3は、絶縁基材11との接着性の観点から、粗化処理層を有することが好ましい。
ここで、本明細書において「粗化処理層」とは、粗化処理によって形成される層であり、粗化粒子の層を含む。また、粗化処理では、前処理として通常の銅メッキなどが行われたり、仕上げ処理として粗化粒子の脱落を防止するために通常の銅メッキなどが行なわれたりする場合があるが、本明細書における「粗化処理層」は、これらの前処理及び仕上げ処理によって形成される層を含む。
粗化粒子としては、特に限定されないが、銅、ニッケル、コバルト、リン、タングステン、ヒ素、モリブデン、クロム及び亜鉛からなる群から選択されたいずれかの単体又はいずれか1種以上を含む合金から形成することができる。また、粗化粒子を形成した後、更にニッケル、コバルト、銅、亜鉛の単体又は合金などで二次粒子や三次粒子を設ける粗化処理を行うこともできる。
耐熱層及び防錆層としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の材料から形成することができる。なお、耐熱層は防錆層としても機能することがあるため、耐熱層及び防錆層として、耐熱層及び防錆層の両方の機能を有する1つの層を形成してもよい。
耐熱層及び/又は防錆層としては、ニッケル、亜鉛、錫、コバルト、モリブデン、銅、タングステン、リン、ヒ素、クロム、バナジウム、チタン、アルミニウム、金、銀、白金族元素、鉄、タンタルの群から選択される1種以上の元素(金属、合金、酸化物、窒化物、硫化物などのいずれの形態であってもよい)を含む層であることができる。耐熱層及び/又は防錆層の例としては、ニッケル−亜鉛合金を含む層が挙げられる。
クロメート処理層としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の材料から形成することができる。
ここで、本明細書において「クロメート処理層」とは、無水クロム酸、クロム酸、二クロム酸、クロム酸塩又は二クロム酸塩を含む液で形成された層を意味する。クロメート処理層は、コバルト、鉄、ニッケル、モリブデン、亜鉛、タンタル、銅、アルミニウム、リン、タングステン、錫、砒素、チタンなどの元素(金属、合金、酸化物、窒化物、硫化物などのいずれの形態であってもよい)を含む層であることができる。クロメート処理層の例としては、無水クロム酸又は二クロム酸カリウム水溶液で処理したクロメート処理層、無水クロム酸又は二クロム酸カリウム及び亜鉛を含む処理液で処理したクロメート処理層などが挙げられる。
シランカップリング処理層としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の材料から形成することができる。
ここで、本明細書において「シランカップリング処理層」とは、シランカップリング剤で形成された層を意味する。
シランカップリング剤としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。シランカップリング剤の例としては、アミノ系シランカップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メルカプト系シランカップリング剤などが挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
第2表面処理層4の種類は、Ni付着量の比が上記の範囲内となれば特に限定されず、第1表面処理層3と同様に、当該技術分野において公知の各種表面処理層を用いることができる。また、第2表面処理層4の種類は、第1表面処理層3と同一であっても異なっていてもよい。
第2表面処理層4のNi付着量は、Ni付着量の比が上記の範囲内であれば特に限定されないが、好ましくは0.1〜500μg/dm2、より好ましくは0.5〜200μg/dm2、さらに好ましくは1〜100μg/dm2である。第2表面処理層4のNi付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。
第2表面処理層4は、付着元素として、Ni以外にZn、Crなどの元素を含むことができる。
第2表面処理層4のZn付着量は、第2表面処理層4の種類に依存するため特に限定されないが、第2表面処理層4にZnが含有される場合、好ましくは10〜1000μg/dm2、より好ましくは50〜500μg/dm2、さらに好ましくは100〜300μg/dm2である。第2表面処理層4のZn付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。
第2表面処理層4のCr付着量は、第2表面処理層4の種類に依存するため特に限定されないが、第2表面処理層4にCrが含有される場合、好ましくは0μg/dm2超過500μg/dm2以下、より好ましくは0.1〜100μg/dm2、さらに好ましくは1〜50μg/dm2である。第2表面処理層4のCr付着量を上記範囲内とすることにより、回路パターンのエッチングファクタを安定して高めることができる。
銅箔2としては、特に限定されず、電解銅箔又は圧延銅箔のいずれであってもよい。銅箔は、硫酸銅メッキ浴からチタン又はステンレスのドラム上に銅を電解析出させることによって一般に製造されるが、ドラム側に形成される平坦なS面(シャイン面)と、S面の反対側に形成されるM面(マット面)とを有する。電解銅箔のM面は凹凸を有しているため、第1表面処理層3を電解銅箔のM面、第2表面処理層4を電解銅箔のS面に形成することにより、第1表面処理層3と絶縁基材11との接着性を高めることができる。
銅箔2の材料としては、特に限定されないが、銅箔2が圧延銅箔の場合、プリント配線板の回路パターンとして通常使用されるタフピッチ銅(JIS H3100 合金番号C1100)、無酸素銅(JIS H3100 合金番号C1020又はJIS H3510 合金番号C1011)などの高純度の銅を用いることができる。また、例えば、Sn入り銅、Ag入り銅、Cr、Zr又はMgなどを添加した銅合金、Ni及びSiなどを添加したコルソン系銅合金のような銅合金も用いることができる。なお、本明細書において「銅箔2」とは、銅合金箔も含む概念である。
銅箔2の厚みは、特に限定されないが、例えば1〜1000μm、或いは1〜500μm、或いは1〜300μm、或いは3〜100μm、或いは5〜70μm、或いは6〜35μm、或いは9〜18μmとすることができる。
上記のような構成を有する本開示の表面処理銅箔1は、当該技術分野において公知の方法に準じて製造することができる。ここで、第1表面処理層3及び第2表面処理層4のNi付着量、Ni付着量の比は、例えば、形成する表面処理層の種類、厚みなどを変えることによって制御することができる。また、第1表面処理層3のRzjisは、第1表面処理層3の形成条件などを調整することによって制御することができる。
銅張積層板10は、表面処理銅箔1の第1表面処理層3に絶縁基材11を接着することによって製造することができる。
絶縁基材11としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。絶縁基材11の例としては、紙基材フェノール樹脂、紙基材エポキシ樹脂、合成繊維布基材エポキシ樹脂、ガラス布・紙複合基材エポキシ樹脂、ガラス布・ガラス不織布複合基材エポキシ樹脂、ガラス布基材エポキシ樹脂、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、液晶ポリマー、フッ素樹脂などが挙げられる。
表面処理銅箔1と絶縁基材11との接着方法としては、特に限定されず、当該技術分野において公知の方法に準じて行うことができる。例えば、表面処理銅箔1と絶縁基材11とを積層させて熱圧着すればよい。
上記のようにして製造された銅張積層板10は、プリント配線板の製造に用いることができる。プリント配線板の製造方法としては、特に限定されず、サブトラクティブ法、セミアディティブ法などの公知の方法を用いることができる。その中でも銅張積層板10は、サブトラクティブ法で用いるのに最適である。
図2は、サブトラクティブ法によるプリント配線板の製造方法を説明するための断面図である。
図2において、まず、銅張積層板10の表面処理銅箔1の表面にレジストを塗布及び露光することによって所定のレジストパターン20を形成する(工程(a))。次に、レジストパターン20が形成されていない部分(不要部)の表面処理銅箔1をエッチングによって除去する(工程(b))。最後に、表面処理銅箔1上のレジストパターン20を除去する(工程(c))。
なお、このサブトラクティブ法における各種条件は、特に限定されず、当該技術分野において公知の条件に準じて行うことができる。
以下、本開示を実施例によって更に具体的に説明するが、本開示はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
厚さ12μmの圧延銅箔(JX金属社製HA−V2箔)を準備し、一方の面に第1表面処理層として粗化処理層、耐熱層及びクロメート処理層を順次形成すると共に、他方の面に第2表面処理層として耐熱層及びクロメート処理層を順次形成することによって表面処理銅箔を得た。各層を形成するための条件は下記の通りである。
<第1表面処理層の粗化処理層>
電気めっきによって粗化処理層を形成した。
めっき液組成:10〜20g/LのCu、50〜100g/Lの硫酸
めっき液温度:25〜50℃
電気めっき条件:電流を2段階に分けて印加
1段目:電流密度45.0A/dm2、時間1.4秒、クーロン量60.8As/dm2
2段目:電流密度4.1A/dm2、時間2.8秒、クーロン量11.8As/dm2
<第1表面処理層の耐熱層>
電気めっきによって耐熱層を形成した。
めっき液組成:1〜30g/LのNi、1〜30g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度2.1A/dm2、時間0.7秒、クーロン量1.4As/dm2
<第1表面処理層のクロメート処理層>
電気めっきによってクロメート処理層を形成した。
めっき液組成:1〜10g/LのK2Cr27、0.01〜10g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度2.1A/dm2、時間1.4秒、クーロン量2.9As/dm2
<第2表面処理層の耐熱層>
電気めっきによって耐熱層を形成した。
めっき液組成:1〜30g/LのNi、1〜30g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度2.1A/dm2、時間0.7秒、クーロン量1.4As/dm2
<第2表面処理層のクロメート処理層>
浸漬クロメート処理によってクロメート処理層を形成した。
クロメート液組成:1〜10g/LのK2Cr27、0.01〜10g/LのZn
クロメート液pH:2〜5
クロメート液温度:30〜50℃
(実施例2)
第1表面処理層の粗化処理層の形成条件を下記の通りに変更したこと以外は実施例1と同様にして表面処理銅箔を得た。
<第1表面処理層の粗化処理層>
電気めっきによって粗化処理層を形成した。
めっき液組成:10〜20g/LのCu、50〜100g/Lの硫酸
めっき液温度:25〜50℃
電気めっき条件:電流を2段階に分けて印加
1段目:電流密度42.7A/dm2、時間1.4秒、クーロン量57.6As/dm2
2段目:電流密度3.8A/dm2、時間2.8秒、クーロン量11.1As/dm2
(比較例1)
厚さ12μmの圧延銅箔(JX金属社製HA−V2箔)を準備し、一方の面に第1表面処理層として粗化処理層、耐熱層(1)、耐熱層(2)及びクロメート処理層を順次形成すると共に、他方の面に第2表面処理層として耐熱層及びクロメート処理層を順次形成することによって表面処理銅箔を得た。各層を形成するための条件は下記の通りである。
<第1表面処理層の粗化処理層>
電気めっきによって粗化処理層を形成した。
めっき液組成:10〜20g/LのCu、1〜10g/LのCo、1〜10g/LのNi
めっき液pH:1〜4
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度32.9A/dm2、時間1.8秒、クーロン量58.3As/dm2
<第1表面処理層の耐熱層(1)>
電気めっきによって耐熱層(1)を形成した。
めっき液組成:1〜20g/LのCo、1〜20g/LのNi
めっき液pH:1〜4
めっき液温度:30〜60℃
電気めっき条件:電流密度18.4A/dm2、時間0.4秒、クーロン量7.7As/dm2
<第1表面処理層の耐熱層(2)>
電気めっきによって耐熱層(2)を形成した。
めっき液組成:1〜30g/LのNi、1〜30g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度3.5A/dm2、時間0.4秒、クーロン量1.5As/dm2
<第1表面処理層のクロメート処理層>
浸漬クロメート処理によってクロメート処理層を形成した。
クロメート液組成:1〜10g/LのK2Cr27、0.01〜10g/LのZn
クロメート液pH:2〜5
クロメート液温度:30〜50℃
<第2表面処理層の耐熱層>
電気めっきによって耐熱層を形成した。
めっき液組成:1〜30g/LのNi、1〜30g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度4.1A/dm2、時間0.4秒、クーロン量1.7As/dm2
<第2表面処理層のクロメート処理層>
浸漬クロメート処理によってクロメート処理層を形成した。
クロメート液組成:1〜10g/LのK2Cr27、0.01〜10g/LのZn
クロメート液pH:2〜5
クロメート液温度:30〜50℃
(比較例2)
第1表面処理層の粗化処理層及び耐熱層(1)の形成条件を下記の通りに変更したこと以外は比較例1と同様にして表面処理銅箔を得た。
<第1表面処理層の粗化処理層>
電気めっきによって粗化処理層を形成した。
めっき液組成:10〜20g/LのCu、1〜10g/LのCo、1〜10g/LのNi
めっき液pH:1〜4
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度31.5A/dm2、時間1.8秒、クーロン量55.8As/dm2
<第1表面処理層の耐熱層(1)>
電気めっきによって耐熱層(1)を形成した。
めっき液組成:1〜20g/LのCo、1〜20g/LのNi
めっき液pH:1〜4
めっき液温度:30〜60℃
電気めっき条件:電流密度19.1A/dm2、時間0.4秒、クーロン量7.9As/dm2
(比較例3)
第1表面処理層の粗化処理層、耐熱層(1)及びクロメート処理層の形成条件、並びに第2表面処理層の耐熱層及びクロメート処理層を下記の通りに変更したこと以外は比較例1と同様にして表面処理銅箔を得た。
<第1表面処理層の粗化処理層>
電気めっきによって粗化処理層を形成した。
めっき液組成:10〜20g/LのCu、1〜10g/LのCo、1〜10g/LのNi
めっき液pH:1〜4
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度36.5A/dm2、時間0.9秒、クーロン量32.3As/dm2
<第1表面処理層の耐熱層(1)>
電気めっきによって耐熱層(1)を形成した。
めっき液組成:1〜20g/LのCo、1〜20g/LのNi
めっき液pH:1〜4
めっき液温度:30〜60℃
電気めっき条件:電流密度22.2A/dm2、時間0.4秒、クーロン量9.2As/dm2
<第1表面処理層のクロメート処理層>
電気めっきによってクロメート処理層を形成した。
めっき液組成:1〜10g/LのK2Cr27、0.01〜10g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度1.1A/dm2、時間0.8秒、クーロン量0.9As/dm2
<第2表面処理層の耐熱層>
電気めっきによって耐熱層を形成した。
めっき液組成:1〜30g/LのNi、1〜30g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度2.6A/dm2、時間0.4秒、クーロン量1.1As/dm2
<第2表面処理層のクロメート処理層>
電気めっきによってクロメート処理層を形成した。
めっき液組成:1〜10g/LのK2Cr27、0.01〜10g/LのZn
めっき液pH:2〜5
めっき液温度:30〜50℃
電気めっき条件:電流密度1.2A/dm2、時間0.4秒、クーロン量0.5As/dm2
上記の実施例及び比較例で得られた表面処理銅箔について、下記の評価を行った。
<第1表面処理層及び第2表面処理層における各元素の付着量の測定>
Ni、Zn及びCoの付着量は、各表面処理層を濃度20質量%の硝酸に溶解し、VARIAN社製の原子吸光分光光度計(型式:AA240FS)を用いて原子吸光法で定量分析を行うことによって測定した。また、Crの付着量は各表面処理層を濃度7質量%の塩酸に溶解し、上記と同様に原子吸光法で定量分析を行うことによって測定した。
<表面処理銅箔の第1表面処理層のRzjisの測定>
株式会社小坂研究所製の接触粗さ計Surfcorder SE−3Cを用い、JIS B0601:2001に準拠してRzjis(十点平均粗さ)を測定した。この測定は、測定基準長さを0.8mm、評価長さを4mm、カットオフ値を0.25mm、送り速さを0.1mm/秒とし、表面処理銅箔の幅方向に測定位置を変えて10回行い、10回の測定値の平均値を評価結果とした。
<エッチングファクタの評価>
表面処理銅箔の第1表面処理層上にポリイミド基板を積層して300℃で1時間加熱して圧着させることによって銅張積層板を作製した。次に、表面処理銅箔の第2表面処理層上に感光性レジストを塗布して露光及び現像することにより、L/S=29μm/21μm幅のレジストパターンを形成した。その後、表面処理銅箔の露出部(不要部)をエッチングによって除去することにより、L/S=25μm/25μm幅の銅の回路パターンを有するプリント配線板を得た。なお、前記回路パターンのL及びSの幅は、回路のボトム面、すなわちポリイミド基板に接している面の幅である。エッチングはスプレーエッチングを用いて下記の条件にて行った。
エッチング液:塩化銅水溶液
液温:50℃
スプレー圧:0.2MPa
次に、形成された回路パターンをSEM観察し、下記の式に基づいてエッチングファクタ(EF)を求めた。
EF=回路高さ/{(回路ボトム幅−回路トップ幅)/2}
エッチングファクタは、数値が大きいほど回路側面の傾斜角が大きいことを意味する。
上記の評価結果を表1に示す。
EFの値は各実施例及び比較例につき5回実験した結果の平均値である。
Figure 2019081913
表1に示されるように、Ni付着量の比が0.01〜2の範囲内である実施例1及び2の表面処理銅箔は、Ni付着量の比が当該範囲外の比較例1〜3に比べてエッチングファクタ(EF)が高かった。
以上の結果からわかるように、本開示によれば、ファインピッチ化に適した高エッチングファクタの回路パターンを形成することが可能な表面処理銅箔及び銅張積層板を提供することができる。
また、本開示によれば、高エッチングファクタの回路パターンを有するプリント配線板を提供することができる。
1 表面処理銅箔
2 銅箔
3 第1表面処理層
4 第2表面処理層
10 銅張積層板
11 絶縁基材
20 レジストパターン

Claims (12)

  1. 銅箔と、前記銅箔の一方の面に形成された第1表面処理層と、前記銅箔の他方の面に形成された第2表面処理層とを有し、前記第2表面処理層のNi付着量に対する前記第1表面処理層のNi付着量の比が0.01〜2である表面処理銅箔。
  2. 前記Ni付着量の比が0.8〜1.5である、請求項1に記載の表面処理銅箔。
  3. 前記第1表面処理層のNi付着量が20〜200μg/dm2である、請求項1又は2に記載の表面処理銅箔。
  4. 前記第1表面処理層のNi付着量が20〜100μg/dm2である、請求項3に記載の表面処理銅箔。
  5. 前記第1表面処理層のZn付着量が20〜1000μg/dm2である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
  6. 前記第1表面処理層のZn付着量が400〜500μg/dm2である、請求項5に記載の表面処理銅箔。
  7. 前記第1表面処理層のRzjisが0.3〜1.5である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
  8. 前記第1表面処理層のRzjisが0.5〜0.8である、請求項7に記載の表面処理銅箔。
  9. 前記銅箔が圧延銅箔である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
  10. 前記第1表面処理層が絶縁基材に接着される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の表面処理銅箔と、前記表面処理銅箔の第1表面処理層に接着された絶縁基材とを備える銅張積層板。
  12. 請求項11に記載の銅張積層板の前記表面処理銅箔をエッチングして形成された回路パターンを備えるプリント配線板。
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