JP2019081324A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録媒体及びインクの消費を削減しつつ、キャリッジの傾きを検出することができる。【解決手段】 本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジと、記録ヘッドと対向する位置で記録媒体を支持するプラテンと、を備えるインクジェット記録装置において、キャリッジに配されプラテンに支持された記録媒体との距離を測定する第1のセンサと、キャリッジに配され当該記録媒体との距離を測定する第2のセンサと、第1のセンサによる測定結果と第2のセンサによる測定結果とに基づいて、記録媒体に対するキャリッジの傾きを算出する制御手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図6
Description
本発明は、インクジェット記録装置に関する。
記録ヘッドに配された複数のノズルから記録媒体に向けてインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置において、インクの着弾位置の精度は、画像記録の精度に大きく影響する。インクを吐出する記録ヘッドは記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動可能なキャリッジに搭載され、そのキャリッジの移動と記録媒体の所定量ずつの搬送を繰り返すことで記録媒体に画像を記録していく。一方で、記録ヘッドの吐出口面が記録媒体の面に対して傾いてしまった場合、インクの着弾位置がずれることにより記録品質の低下に繋がる。この傾きの要因として、記録ヘッドの取り付け誤差やキャリッジをガイドするレールの歪み等が挙げられ、キャリッジの移動中に姿勢が変動する。この姿勢変動によりインクの吐出方向、および記録ヘッドと記録媒体の間の距離が変化してしまうため、記録品質が低下してしまう。
そこで、記録媒体に対するキャリッジの傾きを検出してインクの着弾位置ずれを補正する技術が提案されている。特許文献1には、記録媒体にテストパターンを記録し、そのテストパターンを光学センサで読み取ることにより記録媒体に対するキャリッジの姿勢を検出し、検出した姿勢の変動に対して補正を行う技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたキャリッジの姿勢の検出方法では、テストパターンを記録するために記録媒体やインクを多く消費してしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、記録媒体及びインクの消費を削減しつつ、記録媒体に対するキャリッジの傾きを検出することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジと、前記記録ヘッドと対向する位置で記録媒体を支持するプラテンと、を備えるインクジェット記録装置において、前記キャリッジに配され前記プラテンに支持された記録媒体との距離を測定する第1のセンサと、前記キャリッジに配され当該記録媒体との距離を測定する第2のセンサと、前記第1のセンサによる測定結果と前記第2のセンサによる測定結果とに基づいて、前記記録媒体に対する前記キャリッジの傾きを算出する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体及びインクの消費を削減しつつ、記録媒体に対するキャリッジの傾きを検出することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置(単に記録装置、プリンタとも称する)の全体構成を示す斜視図である。記録装置100は、給送部と、搬送部と、記録部と、排出部とを備えている。
給送部は、記録媒体103を装置内部に給送する。搬送部は、搬送ローラ104を有する。搬送ローラ104は、給送部により給送された記録媒体103を搬送する。搬送ローラ104は、不図示の搬送モータにより駆動される。また、搬送ローラ104による搬送量を管理するために、搬送モータの回転量を検出する不図示のエンコーダが設けられている。
記録部は、キャリッジ101を備えている。キャリッジ101は、インクを吐出する記録ヘッド102を着脱自在に搭載して記録媒体の搬送方向(Y方向)と交差する方向(X方向、キャリッジの移動方向)に往復移動するように構成されている。記録ヘッド102には、Y方向に沿ってノズルが複数配されたノズル列201がX方向に沿って複数配列されている。またキャリッジ101は、メインレール202とサブレール203によりガイドされ姿勢を保持されている(図2)。メインレール202とサブレール203は、X方向において略平行になるように設置されている。メインレール(レール)202は、一定間隔ごとに設けられたメインレール支持部材(支持部材)204によって支持されている。また、X方向におけるキャリッジ101の位置を検出する不図示のリニアエンコーダが設けられている。記録ヘッド102と対向する位置には、搬送される記録媒体103を下方より支持するプラテン(吸引プラテン)105が配されている。プラテン105は、プラテン105に設けられた吸引口を通じて、不図示の吸引ファンにより記録媒体103を吸着するように構成されている。搬送される記録媒体103には、記録ヘッド102のそれぞれのノズル列201より適した配色のインクが吐出され、記録媒体103に画像が記録される。
また、キャリッジ101には、2つの光学センサ(光学式のセンサ。単にセンサとも称する。それぞれ第1のセンサ205,第2のセンサ206と称する)が配されている。図3は、光学センサの構成を示す断面図である。光学センサは、発光素子(発光部)であるLED301と、受光素子(受光部)であるフォトダイオード302とにより構成される。LED301は、記録媒体103に向けて垂直方向に光を発する。LED301より発せられた光は、記録媒体103により反射し、フォトダイオード302に受光されるよう構成されている。また、フォトダイオード302が受光した光の強度に応じて電圧値を出力する。出力値は、光学センサと記録媒体103の間の距離に応じて相対的に変化する。よって、予め距離と電圧値の対応を示したテーブルを後述するROM1002に記憶させておくことで、出力値からキャリッジ101(記録ヘッド102)と記録媒体103の間の距離を算出することができる。光学センサは、図2に示すように、X方向における端部にそれぞれ取り付けられている。光学センサは、キャリッジ101の中心軸を対称に、かつ同じX軸上になるように、キャリッジ101の両側部に取り付けられている。光学センサは、後述するように、記録媒体に対するキャリッジの傾きを検出するために用いられる。
図4は、キャリッジの傾き(姿勢の変動)によるインクの着弾位置ずれを示す図である。メインレール202のわずかな湾曲や、キャリッジ101の自重によって、Y軸回りにキャリッジの姿勢が変動することがある。Y軸を中心にして回動することで、インクの着弾位置はX方向にずれることになる。また各ノズル列の高さ方向の位置も変わってくるため、それによりインクの着弾位置にずれが生じる。図4に示すように、記録媒体に対してキャリッジ101が傾いた場合は、キャリッジ101と記録媒体103の間の距離が長くなるほど着弾位置がずれる。
インクの着弾位置のずれについては、キャリッジ101の姿勢の変動によるものの他、記録媒体103の設置状態に起因するものもある。記録媒体103は、搬送ローラ104により搬送され、吸引ファンにより吸着されながらプラテン上を通過する。このとき、プラテンの形状によっては、吸着された記録媒体103の表面は必ずしも平坦とはならず、一部でわずかな傾斜が生じ、記録ヘッド102と記録媒体103の間の距離が変化する場合がある。この場合でも、キャリッジ101が傾いていなければ、静的な着弾精度として影響は少ないが、キャリッジ101の姿勢が変動してインクの吐出方向が傾くと、プラテンの形状の影響が大きくなり、着弾精度に影響するおそれがある。
本実施形態では、キャリッジ101に取り付けられた2つの光学センサを用いて、記録媒体との距離を比較して記録媒体に対するキャリッジ101の傾きを検出する。キャリッジの傾きを検出するための光学センサの測定値は一時的に後述するRAM1003に記憶させ、着弾ずれ量を演算するための各種データ等はROM1002に記憶させておく。2つの光学センサの出力を比較して傾きを検出したら、ROM1002の着弾ずれ量に関するテーブルをもとに、インクの吐出タイミングを補正する。
次に本実施形態に係るインクジェット記録装置のキャリッジの姿勢検出方法について説明する。まず記録媒体の給送を開始し、記録媒体がプラテン上を通過したら搬送を停止する。そして、キャリッジ101の両端部に設けた光学センサのLED301を点灯させ、キャリッジ101を初期位置からX方向に移動させる。図5に、そのときのキャリッジの各位置における光学センサの出力を示す。図5のように、記録媒体上でのセンサの出力に比べ、プラテン上でのセンサの出力は大きく低下する。そこで、それぞれの出力の中間値を予め閾値として設定しておく。光学センサが記録媒体103の上部を通過すると、光学センサの出力が上昇するため、設定した閾値を上回った位置を記録媒体103の端部として検出する。センサの出力からキャリッジと記録媒体の間の距離を正確に求めようとした場合、記録媒体の端部付近では反射する光が漏れてしまい出力が低下するおそれがある。そこで、記録媒体の内側にセンサが来るようにキャリッジ101を移動させておく。本実施形態では、端部検出位置から2.0mm程度移動したところで出力が安定したため、余裕をもたせてキャリッジ101を端部検出位置から5.0mm程度移動させておく。この位置をキャリッジの姿勢検出の開始位置とする。
図6に、キャリッジの姿勢検出からインクの吐出タイミング補正までの制御シーケンスのフローチャートを示す。本制御は、例えば記録媒体の種類が変更された(記録媒体が交換された)際に実施するものとする。記録媒体の種類によって、その平坦性に違いがあり、着弾ずれ量に変化が生じるため、それに対応するためである。
まずステップS601で、記録媒体103の上部に位置する第1のセンサ205によりキャリッジ101と記録媒体103の間の距離(紙間距離)を測定する。次にステップS602で、キャリッジ101に配された第1のセンサ205と第2のセンサ206との直線距離に対応する距離分、キャリッジ101をX方向に移動させる。そしてステップS604で、キャリッジ101の停止状態において、第2のセンサ206によりキャリッジ101と記録媒体103の間の距離(紙間距離)を測定する。またステップS604で、第1のセンサ206によりキャリッジ101と記録媒体103の間の距離(紙間距離)を測定する。ここで、ステップS603での第2のセンサ206の測定位置は、ステップS601での第1のセンサ205による測定位置と同一の位置である。そのため、ステップS601での第1のセンサ205による測定結果と、ステップS603での第2のセンサ206による測定結果とを比較することで、記録媒体103に対するキャリッジ101の傾きを確認することができる。具体的には、2つの測定結果が異なる場合(2つの測定結果の差が所定値より大きい場合)、その位置においてキャリッジ101は傾いていると判断することができる。
図7を用いて説明する。図7に示すように、キャリッジ101が姿勢を変動させながら移動している状態で、ある一つの記録媒体上の測定点(所定の位置)を第1のセンサ205で測定した後、キャリッジ101を移動させて第2のセンサ206で記録媒体上の同一の位置を測定する。このときの第1のセンサ205により測定されたキャリッジ101と記録媒体103の間の距離をAとする。また、第2のセンサ206により測定されたキャリッジ101と記録媒体103の間の距離をBとする。その移動の過程における中間の位置に、第1のセンサ205の出力がA、第2のセンサ206の出力がBであるような傾きをもった仮想のキャリッジ101を考える。インクの吐出方向を記録ヘッド102の吐出口面に対して垂直方向とする。このとき、第1のセンサの出力と第2のセンサの出力の差分、第1のセンサと第2のセンサの間の距離、および第1のセンサまたは第2のセンサの出力結果から、インクの着弾位置のずれ量を算出することができる。第1のセンサと第2のセンサの間の距離をW、キャリッジ101の傾き角度をθ、K個のノズル列における各ノズル列と記録媒体の間の距離をそれぞれHi(1≦i≦K)、着弾ずれ量をXとする。各ノズル列の位置は決まっているため、各ノズル列と第1のセンサ205の間の距離をそれぞれLiとする。すると、それぞれのパラメータは以下の関係式で表すことができる。
WとLiは既知の定数であり、AとBはセンサにより測定されるため、Hiとθはそれぞれ算出可能である。よって、上記式より着弾ずれ量Xを算出することができる。
図6の説明に戻る。ステップS605では、再び第1のセンサ205と第2のセンサ206との直線距離に対応する距離分、キャリッジ101をX方向に移動させる。またステップS606では、キャリッジ101の停止状態において、第1のセンサ205および第2のセンサ206により、同時にキャリッジ101と記録媒体103の間の距離(紙間距離)を測定する。ステップS605〜ステップS606は、ステップS607で記録媒体の反対側の端部に第1のセンサが到達したと判断されるまで繰り返し行われる。この姿勢検出動作の様子を図8に示す。ステップS607では、第1のセンサ205の出力が大きく低下し閾値を下回ったとき、記録媒体の反対側の端部に第1のセンサが到達したと判断し、ステップS608へ進む。ステップS608では、同一位置における第1のセンサ205と第2のセンサ206の測定結果の差分を算出し取得する。そしてステップS609へ進み、その差分と基準値とを比較してキャリッジの各位置におけるキャリッジの傾きの相対的な変位を算出する。ステップS610では、キャリッジの各位置において、キャリッジの傾きの相対変位に対する着弾ずれ量を算出する。図9に、キャリッジの各位置におけるキャリッジの傾きの相対変位と着弾ずれ量を算出した結果の例を示す。そして、ステップS611では、ROM1002に記憶させてある着弾ずれ量とインクの吐出タイミングの対応関係から、キャリッジの各位置におけるインクの吐出タイミングを決定し補正する。ここで、キャリッジ101が傾いた際の着弾ずれ量は各ノズル列によって異なるため、ノズル列201の位置に応じてそれぞれ補正を行う。
図10は、本実施形態に係る記録装置の制御部の構成を示すブロック図である。制御部は、CPU1001、ROM1002、RAM1003を有する。CPU1001は、演算、制御、判断、設定などの各種処理動作を実行する。ROM1002は、CPU1001によって実行すべき制御プログラムや各種パラメータ等を記憶する。RAM1003は、制御プログラムを実行する際に一時的に使用され、処理中のデータを格納するバッファやCPU1001による処理のワークエリア等として用いられる。
CPU1001は、光学センサ205,206の出力を読み取り、キャリッジの傾きや着弾ずれ量を算出し、インクの吐出タイミングを決定することができる。またCPU1001は、記録ヘッド102を駆動するヘッドドライバ1005を制御し、記録ヘッド102の各吐出口より所定のタイミングでインクを吐出させることができる。またCPU1001は、キャリッジモータ1008を駆動するモータドライバ1006を制御し、キャリッジ101の移動や停止を動作させることができる。
図10のブロック図を用いて、本実施形態に係る姿勢検出動作を説明する。姿勢検出動作の開始位置を決めるために記録媒体103の端部を検出する際、まずモータドライバ1006によりキャリッジモータ1008を駆動させてキャリッジ101を移動させる。光学センサ205,206の出力とROM1002に記憶された閾値とを比較することで、記録媒体103の端部を検出する。続いて、CPU1001により、2つのセンサ間の距離をROM1002から参照し、その距離に対応する距離ずつキャリッジ101を移動させながら、キャリッジ101と記録媒体103の間の距離を繰り返し測定する。光学センサ205,206により読み取った出力はRAM1003に一時的に保存する。姿勢検出動作の停止タイミングは、開始位置と同様の手順で記録媒体103の端部を検知することにより決定する。光学センサ205,206の出力からキャリッジの各位置における着弾ずれ量を算出した後、対応する吐出タイミングをROM1002から読み出し、ヘッドドライバ1005を制御して、記録ヘッド102よりインクを吐出させる。
本実施形態では、光学センサはキャリッジ101の両側端に取り付ける構成とした。キャリッジ101の姿勢が変動したときに記録媒体103からの距離が最も大きく変化するのは、X方向におけるキャリッジ101の両端部だからである。よって、キャリッジ101の両側部に光学センサを取り付けることで、わずかなキャリッジ101の姿勢変動にも対応し、検出精度を向上することができている。検出精度を向上するためには、2つの光学センサ間の距離はできるだけ離しておくことが望ましい。
また本実施形態においては、光学センサによる読み取り測定を2つの光学センサ間の距離に対応する距離ごとに行う構成であったが、記録媒体上の測定点は変更しても良い。例えば、測定点を増やすことで、検出精度の向上に繋がる。また測定点を減らすことで、姿勢検出動作に要する時間を短縮することができる。一方、ある程度の検出精度を担保するためには、一定数以上の測定点は必要である。図11は、本実施形態に係る記録装置のメインレール支持部材によるメインレールの撓みを示す図である。例えば、図11に示す区間A、区間Bのように、メインレール支持部材204の間において、組み立て誤差等によりメインレール支持部材204を基点としてメインレール202に撓みが生じ、区間ごとにそれぞれキャリッジの姿勢が変動する場合がある。よって、メインレール支持部材204の間において測定を少なくとも1回実施するような間隔毎に測定点を設けることが望ましい。
以上、本実施形態によれば、テストパターンを記録する必要がないため、記録媒体及びインクの消費を削減しつつ、記録媒体に対するキャリッジの傾きを検出し、インクの着弾位置のずれを低減することができる。また、本実施形態によれば、キャリッジの姿勢の検出において記録媒体上の同一の測定点におけるセンサの出力値を比較しているため、プラテンの形状に位置毎のばらつきがあったとしも、測定においてその影響を受けない。すなわち、キャリッジの各位置においてキャリッジと記録媒体の間の距離に変化があった場合でも、プラテンの形状によらずに、記録媒体に対するキャリッジの傾きを正確に検出することができる。
100 記録装置
101 キャリッジ
102 記録ヘッド
105 プラテン
205 第1のセンサ
206 第2のセンサ
101 キャリッジ
102 記録ヘッド
105 プラテン
205 第1のセンサ
206 第2のセンサ
Claims (10)
- インクを吐出する記録ヘッドを搭載して移動するキャリッジと、前記記録ヘッドと対向する位置で記録媒体を支持するプラテンと、を備えるインクジェット記録装置において、
前記キャリッジに配され前記プラテンに支持された記録媒体との距離を測定する第1のセンサと、前記キャリッジに配され当該記録媒体との距離を測定する第2のセンサと、前記第1のセンサによる測定結果と前記第2のセンサによる測定結果とに基づいて、前記記録媒体に対する前記キャリッジの傾きを算出する制御手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、記録媒体上の所定の位置において前記第1のセンサに前記記録媒体との距離を測定させた後、前記所定の位置において前記第2のセンサに前記記録媒体との距離を測定させ、当該第1のセンサによる測定結果と当該第2のセンサによる測定結果との差分から前記記録媒体に対する前記キャリッジの傾きを算出する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、前記第1のセンサに前記記録媒体との距離を測定させた後、前記キャリッジを当該キャリッジの移動方向における前記第1のセンサと前記第2のセンサとの間の距離に対応する距離だけ移動させてから、前記第2のセンサに前記記録媒体との距離を測定させ、当該第1のセンサによる測定結果と当該第2のセンサによる測定結果との差分から前記記録媒体に対する前記キャリッジの傾きを算出する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、前記第1のセンサによる測定と前記第2のセンサによる測定を、前記キャリッジが前記記録媒体の端部から前記記録媒体のもう一方の端部に移動するまで繰り返し実施する、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、前記キャリッジを移動させながら、前記第1のセンサまたは前記第2のセンサに前記記録媒体との距離と前記プラテンとの距離を測定させ、当該測定結果を比較することにより前記記録媒体の端部を検出する、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記キャリッジの移動をガイドするレールと、
前記レールを支持する第1の支持部材と、
前記キャリッジの移動方向における前記第1の支持部材と異なる位置において、前記レールを支持する第2の支持部材と、を備え、
前記制御手段は、前記第1のセンサによる測定と前記第2のセンサによる測定を、前記移動方向における前記第1の支持部材と前記第2の支持部材との間において少なくとも1回実施する、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記制御手段は、算出された前記記録媒体に対する前記キャリッジの傾きに基づいて前記記録ヘッドから吐出されるインクの着弾ずれ量を算出し、当該着弾ずれ量に基づいて前記記録ヘッドによるインクの吐出タイミングを決定する、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記制御手段は、記録媒体が交換されたときに前記記録媒体に対する前記キャリッジの傾きを算出する、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1のセンサおよび前記第2のセンサは、記録媒体に向けて光を発する発光素子と、当該記録媒体から反射した光を受光する受光素子とを有する光学式のセンサである、ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第1のセンサは前記キャリッジの移動方向における端部に配され、
前記第2のセンサは前記キャリッジの移動方向において前記第1のセンサが配された端部と反対側の端部に配されている、
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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