JP2019080842A - ペーパータオルディスペンサー用アタッチメント - Google Patents

ペーパータオルディスペンサー用アタッチメント Download PDF

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【課題】ペーパータオルディスペンサーに取付けてペーパータオルディスペンサーが想定する規格と異なる規格の大きさのペーパータオルをスムーズに取り出せるようにする。【解決手段】ペーパータオルディスペンサーをより小サイズのペーパータオルの束に対応させるためのペーパータオルディスペンサー用アタッチメントであって、一枚の板状材からなり、取り付け時においてペーパータオルディスペンサーの幅方向に延在する細長部分を有する開口と、前記細長部分を挟んで奥行方向に一対以上形成され、開口の細長部分の延在方向に沿って延在する、アタッチメントを塑性変形させるための易折り曲げ線と、を有し、前記開口の細長部分を最下端に位置するように前記易折り曲げ線で折り曲げ、この易折り曲げ線から奥行方向に傾斜する傾斜面が形成された状態で、ペーパータオルディスペンサー内下部に取り付けられる、ペーパータオルディスペンサー用アタッチメントにより解決される。【選択図】図1

Description

本発明は、ペーパータオルディスペンサー用アタッチメントに関する。さらに、詳しくは、ペーパータオルディスペンサーに取付けて異なる規格の大きさのペーパータオルに対応させるためのペーパータオルディスペンサー用アタッチメントに関する。
複数枚のペーパータオルを折り畳み積層してなるペーパータオルの束を、交換可能に内部に収め、取出口から一枚ずつ引き出すようにするペーパータオルディスペンサーは良く知られる。この種のペーパータオルディスペンサーの構造は、図4〜7に示す構造が代表される。すなわち、係るペーパータオルディスペンサー101は、ディスペンサーの蓋部を兼ねる前板部111と、ペーパータオルの束102が実質的に載置され前後方向中央部において幅方向に延在する細長の取出口110が形成されている底板部113と、前記前板部111と対面して位置される背板部112の三つの要素を有する。背板部112と底板部113とは一体に形成されるものもある。
また、この種のペーパータオルディスペンサー101は、ペーパータオルが手洗い後に手拭き用に用いられることが多く、手洗い後の水が落下して取出口110から侵入し内部の束を汚染しないようにするために、また、洗面所や化粧室等の比較的狭小な空間に設置することが求められることなどから、取出口110を底面に形成し、その取出口110を下方に向けて前記背板部112を介して壁面設置されることが多い。
ところで、ペーパータオルのサイズは、複数種存在する。例えば、大判、中判、小判やS,M、Lサイズや小サイズ、中サイズ、大サイズなど製造業者において呼び方や、それら種別毎の大きさに若干の差はあるものの、概ね3規格程度の大きさに分けられている。近年、ペーパータオルの紙質の向上による吸水性等の機能向上が図られ、またエコ意識の高まりやごみ削減の観点などから、例えば大判や中判といった紙面の大きいペーパータオルを使用していた消費者が、小判等のより紙面の小さいペーパータオルへ移行するようになってきており、その消費量が増加している。
一方、従来のペーパータオルディスペンサー101は、例えば、大判用、中判用、小判用など想定するペーパータオルの大きさに合わせて、それ専用に作られたものが多くあり、これら従来のペーパータオルディスペンサー101では、想定するペーパータオルの係る束の大きさに適してペーパータオルの束102からペーパータオルを引き出し易くしている。例えば、図6に示すように、取出口110を有する底板部113の形状が、中判や中サイズと称されるペーパータオルの束102の底面の大きさ(概ね短辺115〜125mm×長辺210〜230mm)に応じて予め成形する等されており、引き出し時にペーパータオルの束102の底部分が取出口110へ過度に集積しないようにしてペーパータオル101Sを引き出しやすくしている(なお、大判等の束の底の大きさも例示すると、概ね短辺115〜125mm×長辺240〜260mmである)。
しかしながら、図7に示すように、このような中判などの大きさに合わせられたペーパータオルディスペンサー101において、底面の大きさが小さい(概ね短辺80〜100mm×長辺210〜230mm)小判や小サイズと称されるペーパータオルの束102xを使用すると、ペーパータオルの束102xの底部が取出口110に密集して、ペーパータオルの取出し抵抗が過度に高まり、ペーパータオルが破れるなどの問題が発生する。また、特に束を構成するペーパータオルの枚数が少なくなった際に、開口から複数枚が一度に落下してしまう問題が発生する。
このように、従来、大判、中判等の紙面の大きいペーパータオルを使用していた消費者が小判等の紙面の小さいペーパータオルへ移行しようとするとペーパータオルディスペンサーそのものを新たに購入して設置替えする必要があり、コストや手間の負担がある。また、それが紙面の大きいペーパータオルからより紙面の小さいペーパータオルへの移行の障害となることもある。
他方で、ペーパータオルのサイズを変更するためのものではないが、下記特許文献1には、ディスペンサー内に弾性変形させて設置して、ペーパータオルの引き出し性を高める板状のアタッチメントが開示される。
この特許文献1記載のアタッチメントは、弾性変形させて設置するものであるため、設置するディスペンサーの形状によってサイズの変更に対応できないという問題がある。さらに、ディスペンサーの形状によって必然的に弾性変形後の形状が定まるため、ペーパータオルの紙質の相違による細かな形状変更ができずスムーズな取り出し性能が十分に発揮されないことがあった。また、弾性変形させた状態を維持可能な内部形状のディスペンサーにしか取り付けることができないという問題があった。さらに、ディスペンサーによっては取り付け時にアタッチメントの取出口がディスペンサーの取出口と一致しないため効果が十分に発揮できないことがあるという問題があった。
特開2016−030192号 特許第4228083号 特許第4180334号 特許第4615550号 特許第5579519号 特許第5301824号 特許第4847626号
そこで、本発明の主たる課題は、ペーパータオルディスペンサーを買い換えることなく、より紙面の小さいペーパータオルをスムーズに取り出せるようにすることができ、しかも、ディスペンサーの種類によらず取り付けることができる、ペーパータオルディスペンサー用アタッチメントを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
ペーパータオルディスペンサーをより小サイズのペーパータオルの束に対応させるためのペーパータオルディスペンサー用アタッチメントであって、
一枚の板状材からなり、
取り付け時においてペーパータオルディスペンサーの幅方向に延在する細長部分を有する開口と、前記細長部分を挟んで奥行方向に一対以上形成され、開口の細長部分の延在方向に沿って延在する、アタッチメントを塑性変形させるための易折り曲げ線と、を有し、
前記開口の細長部分を最下端に位置するように前記易折り曲げ線で折り曲げ、この易折り曲げ線から奥行方向に傾斜する傾斜面が形成された状態で、ペーパータオルディスペンサー内下部に取り付けられる、ことを特徴とするペーパータオルディスペンサー用アタッチメント。
〔請求項2記載の発明〕
前記開口の細長部分は、ペーパータオルディスペンサーの取出口の幅方向に延在する細長部分よりも奥行方向が狭い、請求項1に記載のペーパータオルディスペンサー用アタッチメント。
〔請求項3記載の発明〕
前記開口は、取り付け時においてペーパータオルディスペンサーの幅方向の中央部となる位置に、奥行き方向に向かう凹部を有する、請求項1又は2記載のペーパータオルディスペンサー用アタッチメント。
以上の本発明によれば、ペーパータオルディスペンサーを買い換えることなく、より紙面の小さいペーパータオルをスムーズに取り出せるようにすることができ、しかも、ペーパータオルディスペンサーの種類によらず取り付けることができる、ペーパータオルディスペンサー用アタッチメントが提供される。
本発明に係るペーパータオルディスペンサー用アタッチメントの平面図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサー用アタッチメントの使用時の側面図である。 本発明に係るペーパータオルディスペンサー用アタッチメントをペーパータオルディスペンサーに取付けた状態を示す断面図である。 従来例のペーパータオルディスペンサーの正面図である。 従来例のペーパータオルディスペンサーの側面図である。 従来の中判用のペーパータオルディスペンサーに中判のペーパータオルの束を収めて使用する態様を説明するための断面図である。 従来の中判用のペーパータオルディスペンサーにより小さいサイズの小判のペーパータオルの束を収めて使用した際の態様を説明するための断面図である。
次いで、本発明の実施の形態を図1〜3を参照しながら以下に詳述する。
本実施形態に係るペーパータオルディスペンサー用アタッチメント(以下、単にアタッチメントと称する)20は、ペーパータオルディスペンサー1の内下部に取り付けられるもので、本来そのペーパータオルディスペンサー1が想定する大きさのペーパータオルよりも、より小さいサイズのペーパータオルを使用しても最後までスムーズに引き出せるようにするアタッチメントである。具体的には、大判、中判や大サイズ、中サイズ等と称される比較的紙面の大きいペーパータオル用のペーパータオルディスペンサー1に、それよりも紙面の小さい小判あるいは小サイズ等と称されるペーパータオルを用いても最後までスムーズに引き出せるようにするためのアタッチメントである。なお、ペーパータオルは、1プライであっても2プライ以上で一組であってもよい。
実施形態に係るこのアタッチメント20は、折り曲げ成形可能な一枚の板状材を折曲げて形成される。アタッチメント20の折り曲げ前の外縁形状は、必ずしも限定されるものではないが、概ね矩形であるのが望ましく、幅方向の長さは取り付けるペーパータオルディスペンサー内の幅方向の長さより短い。奥行き方向の長さは取り付けるペーパータオルディスペンサー内の奥行方向の長さより長くても短くてもよいが、長いほうが後述する角度調整がしやすいため望ましい。
アタッチメント20は、人の手によって折り曲げ可能な程度な強度であるのが望ましく、折り曲げによって塑性変形されるとともに、その変形後の形状が保持できるものである。また、アタッチメント20の少なくとも束に接触する面は、平滑であるのが望ましい。また、アタッチメント20は、可撓性を有していてもよい。アタッチメント20の素材の具体例としては、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の樹脂製板材、段ボール紙、坪量250〜500g/m2程度のコートボール紙等が挙げられる。中でも、コスト、折曲げ成形性、組立て後の強度や可撓性の観点から厚さ0.5〜1.0mmのポリプロピレン樹脂製の板材が特に適する。
このアタッチメント20は、ペーパータオルディスペンサー1に取り付けた際にペーパータオルディスペンサーの幅方向に延在する細長部分31を有する開口30を有する。この開口30は、取り付け時にペーパータオルディスペンサー1の底部に形成された取出口10の上部に位置し、サイズ変更されたペーパータオルは、この細長部分31を通って、ディスペンサー1の取出口10から排紙される。ゆえに、この開口30における前記細長部分31の形状は、サイズ変更後のペーパータオルの束2の底面形状によって適宜に設計する。この細長部分31が、ペーパータオルディスペンサー1の取出口10の幅方向に延在する細長部分よりも奥行方向が狭い場合には、この細長部分が、サイズ変更されたペーパータオルの実質的な取出部となる。この場合、小判、小サイズ、Sサイズ等と称されるペーパータオルの束2の底面の短辺の長さL1が87mm程度であることから、これらの場合には、細長部分31の開口幅L2、15〜20mmとするのが望ましい。なお、幅方向の長さは、180〜210mmとすればよい。
また、図示のアタッチメント20の開口30は、取り付け時においてペーパータオルディスペンサー1の幅方向の中央部となる位置に、奥行き方向に向かう凹部32を有する。この凹部32は、ペーパータオルディスペンサー取り付け時に奥行方向手前側となる側に形成するのがよい。この凹部32があることで、ペーパータオルディスペンサー1に取り付けた際に、ペーパータオルの束2を摘みやすくなる。凹部32の広さ等は、ペーパータオルの束2の大きさ等によって適宜に設計すればよい。
他方、このアタッチメント20は、アタッチメント20を塑性変形させるための易折り曲げ線40A,40B,41,42を有する。この易折り曲げ線40A,40B,41,42は、前記細長部分31を挟んで奥行方向に一対以上形成される。また、この細長部分31の延在方向に沿って直線状に延在する。図示の形態では、易折り曲げ線40A,40B,41,42は、細長部分より奥行側に1本、手前側に3本有している。なお、前記凹部32により分断されるものを1本として数える。
易折り曲げ線40A,40B,41,42は、例えば、折り筋、ハーフカット線、圧搾線、ミシン目線等の当該線に沿って折り曲げ易くする公知の構成を採用できる。素材自体が折り曲げやすいものであれば、単なる印刷により付された線であってもよい。素材が、樹脂製板である場合には、圧搾線が好適である。
このアタッチメント20は、図2及び図3に示すように、前記開口30の細長部分31を最下端に位置するように前記易折り曲げ線40A,40B,41,42で折り曲げ、この易折り曲げ線40A,40B,41,42から奥行方向に傾斜する傾斜面が形成された状態で、ペーパータオルディスペンサー内下部に取り付けられる。より具体的な取り付け態様は適宜によるが、例えば、ペーパータオルディスペンサー1のペーパータオルの束2が載置される底板部13の上に載置し、適宜の箇所で接着剤や接着テープによって固定するなどして、取り付けられる。
折り曲げた際の角度は、10〜70°であるのが望ましい。すなわち、板状材及び易折り曲げ線は、10〜70°の角度付けで塑性変形可能なものであるのが望ましい。
ここで、このアタッチメント20における細長部分31に最も近い一対の易折り曲げ線40A,40Bの間の長さL3は、サイズ変更後のペーパータオルの束2の底面における奥行方向の長さに応じて適宜に設計すればよいが、少なくとも束の奥行方向の長さよりも短い長さとするのが望ましい。一対の易折り曲げ線40A,40Bの間にペーパータオルの束2の底面がすべて載り全面が接触すると、アタッチメント20による引き出し性の向上が発現しない場合がある。好適には、束の底面における奥行方向の長さの50〜80%の長さとするのがよい。この長さであると、易折り曲げ線40A,40Bで曲げた上で、折り曲げ方向から束を載せると、束が適度に撓む形状となり、引き出し性が高まる。なお、小判、小サイズ、Sサイズ等と称されるペーパータオルの束2の底面の短辺の長さL1が87mm程度であることから、これらの場合には、一対の易折り曲げ線40A,40Bの間の長さは44〜70mmとするのが望ましい。なお、細長部分31と前記一対の易折り曲げ線40A,40Bとの間の長さは、概ね、細長部分31が一対の易折り曲げ線40A,40Bの間の中央部に位置するようにすればよい。また、一対の易折り曲げ線40A,40Bの折り曲げによる角度Xは、130〜180°であるのが望ましい。束最下部のペーパータオルが傾斜面に滑りやすくなる。
アタッチメントにおける易折り曲げ線の数は必ずしも限定されないが、一般的なディスペンサーの大きさ等からして、一対2本に加えてさらに4本の合計6本程度が上限である。6本以上になると意図した角度での折り曲げが難しくなる、線の選択が煩雑になるなどの問題が生ずる。
他方で、アタッチメント20における易折り曲げ線は、図示の形態のとおり、上記細長部分31に近い一対の易折り曲げ線40A,40Bに加えて、細長部分31の奥行側方向の何れかの側にさらに2〜3本(図中は2本、符号41,42)有するのが望ましい。このような形態で計4〜5本の易折り曲げ線40A,40B,41,42を有するアタッチメント20では、次のような形状変形が可能となるとともに作用効果を奏する。すなわち、細長部分31に近い一対の易折り曲げ線40A,40Bにおける折り曲げ及び角度付けによってペーパータオルの束2の撓みを形成して引き出し性を向上させるようにすることができる。さらに、他の2〜3本の易折り曲げ線41,42の角度付けによって、アタッチメント20の絶対的な奥行方向の長さL4を調整及び決定することができ、異なる内部奥行幅のペーパータオルディスペンサーに取り付けることが可能となる。さらに、他の2〜3本の易折り曲げ線41,42角度付けによって開口の細長部分31をペーパータオルディスペンサー取出口10の直上に位置させることができる。そして、特に細長部分31に近い一対の易折り曲げ線40A,40B以外の他の2〜3本の易折り曲げ線41,42が、細長部分31の奥行側方向の何れかの側にあることで、取り付け性及び使用性が高まる。ペーパータオルディスペンサー1は、壁掛けで使用されるため、前板部が引き下げ式又は引き上げ式に開いて内部に束を追加できるようになっている。特に、前板部11を開いた状態で底板部上に束が載置できるようになっている。したがって、一対の易折り曲げ線以外の他の2〜3本の易折り曲げ線が細長部分の奥行側方向にあると、当該他の2〜3本の易折り曲げ線の調整角度が、背板部12又は前板部11との関係で定めることが可能となるため、取出口に対する開口の位置を適切な位置に留めることができる。
以上のとおり本発明に係るアタッチメント20は、ペーパータオルディスペンサー1を買い換えることなく、より紙面の小さいペーパータオルをスムーズに取り出せるようにすることができ、しかも、ディスペンサーの種類によらず取り付けることができる。
本発明のアタッチメントの実施例として、厚さ0.7mmのポリプロピレンの板に図1に示す形状の開口及び易折り曲げ線を形成したアタッチメント20を作製した。アタッチメント20は、細長部分の開口幅L2が15mmのものと19mmのものと二種を作製した。細長部分の幅方向の長さは、15mmのものは182mm、19mmのものは188mmとした。なお開口の細長部分に近い一対の易折り曲げ線の間の長さL3は60mmである。
このアタッチメント20をA〜D社製の異なる中判サイズ用のペーパータオルディスペンサーに取り付け、小判サイズのペーパータオルの束の引き出し性を確認した。アタッチメントの取り付けについては、開口の細長部分が、ペーパータオルディスペンサーの取出口の直上になるように易折り曲げ線で折り曲げて取り付けた。なお、各社に取り付けたアタッチメント20は、易折り曲げ線における角度付け以外はすべて同一の構成である。
引き出し性は、シート落下とシート破れについて確認した。なお、引き出し性に用いたペーパータオルはシート落下が発生しやすい2プライ一組品とした。このシート落下は、引き出しの際に意図せず取り出し口からペーパータオルが落下した組数をカウントし、シート破れは引き出し時に高い抵抗がかかりペーパータオルの一部が破れることがあった組数を確認した。なお、ペーパータオルの落下は、特に束を構成する組数が少なくなった際に同時に落下した組数もカウントする。
また、シート落下は200組の束を一つ用いて検証し、シート破れは、200組の束を三つ用いて検証した。なお、ペーパータオルは、坪量が16g/m2の2プライ一組品(エリエールペーパータオル スマートタイプダブル小判 200組(400枚))、18g/m2の2プライ一組品(エルヴェールペーパータオル エコダブル小判 200組(400枚))の二種で行った。表1では、16g/m2の2プライ一組品をA、18g/m2の2プライ一組品をBと記載した。
また、検証のためアタッチメントを取り付けない場合についても試験した。結果は、下記表1のとおりである。
Figure 2019080842
評価の結果、アタッチメントは同一形状のものであっても異なるペーパータオルディスペンサーに対応可能であり、アタッチメントを取り付けることで、シート落下については各段に改善された。シート破れについては、細長部分の開口幅L2が15mm寸法のアタッチメントで一部、アタッチメント無しよりも破れた枚数が多いものがあったが一般的な使用の範囲では十分である。また細長部分の開口幅L2が19mm寸法のものでは十分に改善されている。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更が可能である。
1,101…ペーパータオルディスペンサー、2,102,102x…ペーパータオルの束、11,111…前板部、12,112…背板部、13,113…底板部、10,110…取出口、20…アタッチメント、30…開口、31…細長部分、32…凹部、L1…ペーパータオルの束の底の短辺方向の長さ、L2…細長部分の開口幅、L3…細長部分に最も近い一対の易折り曲げ線の間の長さ、L4…アタッチメントの奥行方向長さ,X…易折り曲げ線による角度。

Claims (3)

  1. ペーパータオルディスペンサーをより小サイズのペーパータオルの束に対応させるためのペーパータオルディスペンサー用アタッチメントであって、
    一枚の板状材からなり、
    取り付け時においてペーパータオルディスペンサーの幅方向に延在する細長部分を有する開口と、前記細長部分を挟んで奥行方向に一対以上形成され、開口の細長部分の延在方向に沿って延在する、アタッチメントを塑性変形させるための易折り曲げ線と、を有し、
    前記開口の細長部分を最下端に位置するように前記易折り曲げ線で折り曲げ、この易折り曲げ線から奥行方向に傾斜する傾斜面が形成された状態で、ペーパータオルディスペンサー内下部に取り付けられる、ことを特徴とするペーパータオルディスペンサー用アタッチメント。
  2. 前記開口の細長部分は、ペーパータオルディスペンサーの取出口の幅方向に延在する細長部分よりも奥行方向が狭い、請求項1に記載のペーパータオルディスペンサー用アタッチメント。
  3. 前記開口は、取り付け時においてペーパータオルディスペンサーの幅方向の中央部となる位置に、奥行き方向に向かう凹部を有する、請求項1又は2記載のペーパータオルディスペンサー用アタッチメント。
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