JP2019079901A - プリント配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い信頼性を有するプリント配線板を提供する。【解決手段】プリント配線板は、コア基板30と2のビルドアップ層を有する。コア基板30の導体層34F、34Sは金属箔32tf、32tsとシード層42tf、42tsと電解めっき膜44tf、44tsからなる。ビルドアップ層は、金属箔32sf、32ssとシード層42sf、42ssと電解めっき膜44sf、44ssからなる導体層58F、58Sと金属箔32uf、32usとシード層42uf、42usと電解めっき膜44uf、44usからなる最外の導体層258F、258Sを有する。比(金属箔32tf、32tsの厚み/電解めっき膜44tf、44tsの厚み)と比(金属箔32uf、32usの厚み/電解めっき膜44uf、44usの厚み)は1より小さい。比(金属箔32sf、32ssの厚み/電解めっき膜44sf、44ssの厚み)は1より大きい。【選択図】図2

Description

本発明は、コア基板とコア基板上に交互に積層されている導体層と樹脂絶縁層とを有するプリント配線板に関する。
特許文献1は図2Aに多層プリント配線板を開示している。そのプリント配線板では、絶縁層と導体層が交互に積層されていて、隣接する導体層は絶縁層に形成されているバイアホールで接続されている。また、特許文献1は、図9A〜9E、及び、図10A〜10E、図11、図12A〜12Bに多層プリント配線板の製造方法を示している。特許文献1の図9Bによれば、銅箔に至るバイアホール形成用の開口が絶縁層に形成されている。その後、その開口内にバイアホールが形成されている。それから、図9Eに示されるように、絶縁層の両面に導体層が形成されている。そして、図9Eの回路基板の両面に絶縁層と導体層を交互に積層することで、特許文献1は、図12Aに示される多層プリント配線板を製造している。
特開2012−156525号公報
[特許文献1の課題]
図9A〜9E、及び、図10A〜10E、図11、図12A〜12Bに示されている製造方法によれば、特許文献1では、図9Eの回路基板はコア基板と考えられる。そして、そのコア基板は銅箔に至るバイアホールを有している。例えば、特許文献1の図12Aに示される多層プリント配線板はヒートサイクルでストレスを受けると、図9Eに示される回路基板(コア基板)が大きなストレスを受けると考えられる。特に、特許文献1の図9Eに示される回路基板(コア基板)に形成されているバイアホールの底面とその底面と接続している銅箔(導体回路)との界面に働くストレスが大きいと考えられる。そのストレスで図9Eに示される回路基板(コア基板)内のバイアホールの底面と銅箔(導体回路)との間の接続信頼性が低下すると予想される。
本発明に係るプリント配線板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面を有するコア層と前記コア層の前記第1面上の第1導体層と前記コア層の前記第2面上の第2導体層と前記コア層を貫通し前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するスルーホール導体とを有するコア基板と、前記第1面と前記第1導体層上に形成されている第1樹脂絶縁層と、前記第2面と前記第2導体層上に形成されている第2樹脂絶縁層と、前記第1樹脂絶縁層上に形成されている内側の第1導体層と、前記第2樹脂絶縁層上に形成されている内側の第2導体層と、前記第1樹脂絶縁層を貫通し、前記第1導体層と前記内側の第1導体層とを電気的に接続する第1ビア導体と、前記第2樹脂絶縁層を貫通し、前記第2導体層と前記内側の第2導体層とを電気的に接続する第2ビア導体と、前記第1樹脂絶縁層と前記内側の第1導体層上に形成されている最外の第1樹脂絶縁層と、前記第2樹脂絶縁層と前記内側の第2導体層上に形成されている最外の第2樹脂絶縁層と、前記最外の第1樹脂絶縁層上に形成されている最外の第1導体層と、前記最外の第2樹脂絶縁層上に形成されている最外の第2導体層と、前記最外の第1樹脂絶縁層を貫通し、前記内側の第1導体層と前記最外の第1導体層とを電気的に接続する最外の第1ビア導体と、前記最外の第2樹脂絶縁層を貫通し、前記内側の第2導体層と前記最外の第2導体層とを電気的に接続する最外の第2ビア導体、とからなる。そして、前記第1導体層は第1金属箔と前記第1金属箔上の第1シード層と前記第1シード層上の第1電解めっき膜で形成され、前記第2導体層は第2金属箔と前記第2金属箔上の第2シード層と前記第2シード層上の第2電解めっき膜で形成され、前記内側の第1導体層は内側の第1金属箔と前記内側の第1金属箔上の内側の第1シード層と前記内側の第1シード層上の内側の第1電解めっき膜で形成され、前記内側の第2導体層は内側の第2金属箔と前記内側の第2金属箔上の内側の第2シード層と前記内側の第2シード層上の内側の第2電解めっき膜で形成され、前記最外の第1導体層は最外の第1金属箔と前記最外の第1金属箔上の最外の第1シード層と前記最外の第1シード層上の最外の第1電解めっき膜で形成され、前記最外の第2導体層は最外の第2金属箔と前記最外の第2金属箔上の最外の第2シード層と前記最外の第2シード層上の最外の第2電解めっき膜で形成され、前記第1ビア導体は前記内側の第1電解めっき膜で形成され、前記第2ビア導体は前記内側の第2電解めっき膜で形成され、前記最外の第1ビア導体は前記最外の第1電解めっき膜で形成され、前記最外の第2ビア導体は前記最外の第2電解めっき膜で形成され、前記第1金属箔は厚みT1を有し、前記第2金属箔は厚みT2を有し、前記内側の第1金属箔は厚みS1を有し、前記内側の第2金属箔は厚みS2を有し、前記最外の第1金属箔は厚みU1を有し、前記最外の第2金属箔は厚みU2を有し、前記第1電解めっき膜は厚みt1を有し、前記第2電解めっき膜は厚みt2を有し、前記内側の第1電解めっき膜は厚みs1を有し、前記内側の第2電解めっき膜は厚みs2を有し、前記最外の第1電解めっき膜は厚みu1を有し、前記最外の第2電解めっき膜は厚みu2を有し、前記厚みt1と前記厚みT1との比(t1/T1)は1より小さく、前記厚みt2と前記厚みT2との比(t2/T2)は1より小さく、前記厚みu1と前記厚みU1との比(u1/U1)は1より小さく、前記厚みu2と前記厚みU2との比(u2/U2)は1より小さく、前記厚みs1と前記厚みS1との比(s1/S1)は1より大きく、前記厚みs2と前記厚みS2との比(s2/S2)は1より大きい。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、第1導体層や第2導体層、最外の第1導体層、最外の第2導体層では、導体層を形成する金属箔の厚みが電解めっき膜の厚みより大きい。そのため、これらの導体層の厚みのバラツキを小さくすることができる。これらの導体層の厚みを均一にすることができる。なぜなら、金属箔の厚みのバラツキは電解めっき膜の厚みのバラツキより小さいからである。最外の導体層の厚みのバラツキが小さいので、例えば、電子部品を実装する面や他の回路基板と接続するための面の平坦度を高くすることができる。従って、実施形態のプリント配線板と電子部品との間の接続信頼性や実施形態のプリント配線板と他の回路基板との間の接続信頼性を高くすることが出来る。
また、コア基板を形成している第1導体層の厚みのバラツキや第2導体層の厚みのバラツキを小さくすることができる。例えば、コア基板の平坦度を高くすることができる。実施形態のプリント配線板では、コア基板上にビルドアップ層が積層されるので、コア基板の平坦度を高くすることで、例えば、電子部品を実装する面や他の回路基板と接続するための面の平坦度を高くすることができる。
そして、内側の導体層では、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚い。そのため、第1ビア導体や第2ビア導体の上面の平坦度を高くすることができる。なぜなら、第1ビア導体や第2ビア導体は、主に電解めっき膜で形成されているからである。電解めっき膜の厚みが薄いと、ビア導体の開口を充填することが難しいが、実施形態では、電解めっき膜の厚みが厚いので、ビア導体の開口を充填することができる。ビア導体の上面が平坦であると、ビア導体の直上にビア導体を形成することができる。高密度なプリント配線板を提供することができる。また、樹脂絶縁層や導体層の数を少なくすることが出来るので、プリント配線板の反りを小さくすることができる。コア基板のスルーホール導体に働くストレスを小さくすることができる。
本発明の実施形態に係るプリント配線板と半田バンプを有するプリント配線板の断面図 図2(A)は実施形態のプリント配線板の拡大図であり、図2(B)は貫通孔の説明図である。 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の導体層の平面図 実施形態のプリント配線板の説明図
[実施形態]
図1(A)は、実施形態に係るプリント配線板の断面図である。
プリント配線板10は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するコア基板30を有する。コア基板30は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するコア層20と、コア層20の第1面F上に形成されている第1導体層34Fと、コア層20の第2面S上に形成されている第2導体層34Sと、コア層20を貫通し第1導体層34Fと第2導体層34Sとを接続しているスルーホール導体36で形成されている。コア層20は、樹脂と補強材と無機粒子で形成されている。樹脂の例はエポキシであり、補強材の例はガラスクロスであり、無機粒子の例はシリカである。コア層20は、第1面Fから第2面Sに向かってテーパーしている第1開口28Fと第2面Sから第1面Fに向かってテーパーしている第2開口28Sとからなる貫通孔28を有し、その貫通孔28内にめっきを充填することで、スルーホール導体36が形成されている。コア基板30の第1面Fとコア層20の第1面Fは同じ面であり、コア基板30の第2面Sとコア層20の第2面Sは同じ面である。
プリント配線板は、さらに、コア基板30の第1面F上に第1ビルドアップ層Bu1を有する。第1ビルドアップ層Bu1は、コア基板30の第1面Fと第1導体層34F上に形成されている第1樹脂絶縁層50Fと、第1樹脂絶縁層50F上に形成されている内側の第1導体層58Fと、第1樹脂絶縁層50Fを貫通し、第1導体層34Fと内側の第1導体層58Fとを電気的に接続する第1ビア導体60Fと、第1樹脂絶縁層50Fと内側の第1導体層58F上に形成されている第3樹脂絶縁層150Fと、第3樹脂絶縁層150F上に形成されている内側の第3導体層158Fと、第3樹脂絶縁層150Fを貫通し、内側の第1導体層58Fと内側の第3導体層158Fとを電気的に接続する第3ビア導体160Fと、第3樹脂絶縁層150Fと内側の第3導体層158F上に形成されている最外の第1樹脂絶縁層250Fと、最外の第1樹脂絶縁層250F上に形成されている最外の第1導体層258Fと、最外の第1樹脂絶縁層250Fを貫通し、内側の第3導体層158Fと最外の第1導体層258Fとを電気的に接続する最外の第1ビア導体260Fとを有する。
プリント配線板は、さらに、コア基板30の第2面S上に第2ビルドアップ層Bu2を有する。第2ビルドアップ層Bu2は、コア基板30の第2面Sと第2導体層34S上に形成されている第2樹脂絶縁層50Sと、第2樹脂絶縁層50S上に形成されている内側の第2導体層58Sと、第2樹脂絶縁層50Sを貫通し、第2導体層34Sと内側の第2導体層58Sとを電気的に接続する第2ビア導体60Sと、第2樹脂絶縁層50Sと内側の第2導体層58S上に形成されている第4樹脂絶縁層150Sと、第4樹脂絶縁層150S上に形成されている内側の第4導体層158Sと、第4樹脂絶縁層150Sを貫通し、内側の第2導体層58Sと内側の第4導体層158Sとを電気的に接続する第4ビア導体160Sと、第4樹脂絶縁層150Sと内側の第4導体層158S上に形成されている最外の第2樹脂絶縁層250Sと、最外の第2樹脂絶縁層250S上に形成されている最外の第2導体層258Sと、最外の第2樹脂絶縁層250Sを貫通し、内側の第4導体層158Sと最外の第2導体層258Sとを電気的に接続する最外の第2ビア導体260Sとを有する。
第1ビルドアップ層Bu1と第2ビルドアップ層Bu2に属する樹脂絶縁層は、樹脂と補強材と無機粒子で形成されている。それらの例はコア層の例と同じである。
第1ビルドアップ層Bu1上に第1開口71Fを有する第1ソルダーレジスト層70Fが形成されている。第1開口71Fから露出する最外の第1導体層258Fは、電子部品を実装するための第1パッド73Fを形成する。
第2ビルドアップ層Bu2上に第2開口71Sを有する第2ソルダーレジスト層70Sが形成されている。第2開口71Sから露出する最外の第2導体層258Sは、電子部品を実装するための第2パッド73Sを形成する。
図3(C)に示されるように、貫通孔28は、第1開口28Fと第2開口28Sで形成されていて、第1開口28Fと第2開口28Sは、図2(B)に示されるように、接合エリア28Pで繋がっている。図2(B)では、接合エリア28Pに斜線が描かれている。接合エリア28Pの外周はネック部28Cと称される。実施形態のスルーホール導体36は、このような貫通孔28内に形成されている。そのため、スルーホール導体36はネック部28Cで屈曲する。従って、実施形態のスルーホール導体36がストレスを受けると、接続信頼性が低下しやすい。しかしながら、コア基板やビルドアップ層に形成されている導体層の厚みの観点から、実施形態のスルーホール導体36は劣化しがたい。
第1導体層34Fはスルーホール導体36に直接繋がっている第1スルーホールランド36Fを有する。第1スルーホールランド36Fはスルーホール導体36の直上に位置し、スルーホール導体36から延びている。
第2導体層34Sはスルーホール導体36に直接繋がっている第2スルーホールランド36Sを有する。第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36の直上に位置し、スルーホール導体36から延びている。
スルーホール導体36は第1スルーホールランド36Fと第2スルーホールランド36Sを接続している。
図2(A)は、図1(A)に示されているプリント配線板の拡大図である。第1導体層34Fは、コア層20の第1面F上に形成されている第1金属箔32tfと第1金属箔32tf上の第1シード層42tfと第1シード層42tf上の第1電解めっき膜44tfとから成る。第2導体層34Sは、コア層20の第2面S上に形成されている第2金属箔32tsと第2金属箔32ts上の第2シード層42tsと第2シード層42ts上の第2電解めっき膜44tsとから成る。
内側の第1導体層58Fは、第1樹脂絶縁層50F上に形成されている内側の第1金属箔32sfと内側の第1金属箔32sf上の内側の第1シード層42sfと内側の第1シード層42sf上の内側の第1電解めっき膜44sfとから成る。
内側の第2導体層58Sは、第2樹脂絶縁層50S上に形成されている内側の第2金属箔32ssと内側の第2金属箔32ss上の内側の第2シード層42ssと内側の第2シード層42ss上の内側の第2電解めっき膜44ssとから成る。
内側の第3導体層158Fは、第3樹脂絶縁層150F上に形成されている内側の第3金属箔32gfと内側の第3金属箔32gf上の内側の第3シード層42gfと内側の第3シード層42gf上の内側の第3電解めっき膜44gfとから成る。
内側の第4導体層158Sは、第4樹脂絶縁層150S上に形成されている内側の第4金属箔32gsと内側の第4金属箔32gs上の内側の第4シード層42gsと内側の第4シード層42gs上の内側の第4電解めっき膜44gsとから成る。
最外の第1導体層258Fは、最外の第1樹脂絶縁層250F上に形成されている最外の第1金属箔32ufと最外の第1金属箔32uf上の最外の第1シード層42ufと最外の第1シード層42uf上の最外の第1電解めっき膜44ufとから成る。
最外の第2導体層258Sは、最外の第2樹脂絶縁層250S上に形成されている最外の第2金属箔32usと最外の第2金属箔32us上に形成されている最外の第2シード層42usと最外の第2シード層42us上の最外の第2電解めっき膜44usとから成る。
第1ビルドアップ層Bu1と第2ビルドアップ層Bu2に属する導体層は、最外の導体層と内側の導体層に分類される。図2(A)では、最外の導体層は、最外の第1導体層258Fと最外の第2導体層258Sである。内側の導体層は、内側の第1導体層58Fと内側の第2導体層58Sと内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sである。
第1導体層34Fは厚みTfを有する。第2導体層34Sは厚みTsを有する。内側の第1導体層58Fは厚みSfを有する。内側の第2導体層58Sは厚みSsを有する。内側の第3導体層158Fは厚みGfを有する。内側の第4導体層158Sは厚みGsを有する。最外の第1導体層258Fは厚みUfを有する。最外の第2導体層258Sは厚みUsを有する。
第1ビルドアップ層Bu1内の少なくとも1つの内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfより薄い。第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsは略等しい。
第1ビルドアップ層Bu1が複数の内側の導体層を有すると、第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層は、薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層を有する。そして、薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfより薄い。また、厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfと略等しい。
薄い厚みを有する内側の導体層の数は厚い厚みを有する内側の導体層の数より大きい。
第2ビルドアップ層Bu2内の少なくとも1つの内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfより薄い。第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsは略等しい。
第2ビルドアップ層Bu2が複数の内側の導体層を有すると、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層は、薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層を有する。そして、薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfより薄い。また、厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfと略等しい。
薄い厚みを有する内側の導体層の数は厚い厚みを有する内側の導体層の数より大きい。
第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層を有し、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層を有する。その場合、第1ビルドアップ層Bu1内の薄い厚みを有する内側の導体層の厚みと第2ビルドアップ層Bu2内の薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは略等しい。第1ビルドアップ層Bu1内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みと第2ビルドアップ層Bu2内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは略等しい。第1ビルドアップ層Bu1内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みと第2ビルドアップ層Bu2内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTfと略等しい。
第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層を有し、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層を有する。その場合、第1ビルドアップ層Bu1内の薄い厚みを有する内側の導体層と第2ビルドアップ層Bu2内の薄い厚みを有する内側の導体層はコア基板に関して対称に形成される。同様に、第1ビルドアップ層Bu1内の厚い厚みを有する内側の導体層と第2ビルドアップ層Bu2内の厚い厚みを有する内側の導体層はコア基板に関して対称に形成される。その例が図9に示される。図9では導体層に番号が順に付けられている。コア基板30に最も近い内側の導体層に1が付与され、最外の導体層258F、258Sに最も近い内側の導体層に最も大きな数字が付与される。
図9に示されるように、第1ビルドアップ層内の番号1で示される内側の導体層が厚い厚みを有する内側の導体層MFCであれば、第2ビルドアップ層内の番号1で示される内側の導体層は厚い厚みを有する内側の導体層MFCである。それら以外の内側の導体層2、3は、薄い厚みを有する導体層MBCである。
第1ビルドアップ層Bu1内の番号1、3で示される内側の導体層が厚い厚みを有する内側の導体層MFCであれば、第2ビルドアップ層Bu2内の番号1、3で示される内側の導体層は厚い厚みを有する内側の導体層MFCである。そして、第1ビルドアップ層Bu1内の番号2で示される導体層が薄い厚みを有する内側の導体層MBCであれば、第2ビルドアップ層Bu2内の番号2で示される内側の導体層は薄い厚みを有する内側の導体層MBCである。
図2(A)に示されるプリント配線板10の例では、内側の第1導体層58Fと内側の第2導体層58Sは薄い厚みを有する内側の導体層に属し、内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sは、厚い厚みを有する内側の導体層に属する。そして、第1導体層34Fの厚みTfの厚みは、内側の第1導体層58Fの厚みSfより厚い。第1導体層34Fの厚みTfの厚みは内側の第2導体層58Sの厚みSsより厚い。内側の第1導体層58Fの厚みSfと内側の第2導体層58Sの厚みSsは略等しい。内側の第3導体層158Fの厚みGfと内側の第4導体層158Sの厚みGsは、第1導体層34Fの厚みTfと略等しい。
内側の第1導体層58Fの厚みSfは、第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと内側の第1導体層58Fの厚みSfと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsの中で最も小さい。内側の第2導体層58Sの厚みSsは、第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと内側の第2導体層58Sの厚みSsと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsの中で最も小さい。
導体層を形成する金属箔の厚みは導体層の厚みに関連している。即ち、厚い厚みを有する導体層を形成する金属箔の厚みは薄い厚みを有する導体層を形成する金属箔の厚みより厚い。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは、厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みより薄い。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは、最外の導体層(最外の第1導体層258F、最外の第2導体層258S)を形成する金属箔(最外の第1金属箔32uf、最外の第2金属箔32us)の厚みより薄い。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは、コア基板の導体層(第1導体層34F、第2導体層34S)を形成する金属箔(第1金属箔32tf、第2金属箔32ts)の厚みより薄い。厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みと最外の導体層を形成する金属箔の厚みとコア基板の導体層を形成する金属箔の厚みは略等しい。
例えば、内側の第1金属箔32sfの厚みS1は、第1金属箔32tfの厚みT1と第2金属箔32tsの厚みT2と内側の第1金属箔32sfの厚みS1と最外の第1金属箔32ufの厚みU1と最外の第2金属箔32usの厚みU2の中で最も小さい。内側の第2金属箔32ssの厚みS2は、第1金属箔32tfの厚みT1と第2金属箔32tsの厚みT2と内側の第2金属箔32ssの厚みS2と最外の第1金属箔32ufの厚みU1と最外の第2金属箔32usの厚みU2の中で最も小さい。
導体層を形成する電解めっき膜(例えば、電解銅めっき膜)の厚みと金属箔(例えば、銅箔)の厚みとの比(電解めっき膜の厚み/金属箔の厚み)Rは導体層を形成する金属箔の厚みに関連している。金属箔の厚みが厚いと、比Rは1より小さい。金属箔の厚みが薄いと、比Rは1より大きい。即ち、薄い厚みを有する導体層では、比Rは1より大きい。厚い厚みを有する導体層では、比Rは1より小さい。
第1導体層34Fを形成する第1電解めっき膜44tfの厚みは厚みt1で、第2導体層34Sを形成する第2電解めっき膜44tsの厚みは厚みt2である。内側の第1導体層58Fを形成する内側の第1電解めっき膜44sfの厚みは厚みs1で、内側の第2導体層58Sを形成する内側の第2電解めっき膜44ssの厚みは厚みs2である。内側の第3導体層158Fを形成する内側の第3電解めっき膜44gfの厚みは厚みg1で、内側の第4導体層158Sを形成する内側の第4電解めっき膜44gsの厚みは厚みg2である。最外の第1導体層258Fを形成する最外の第1電解めっき膜44ufの厚みは厚みu1で、最外の第2導体層258Sを形成する最外の第2電解めっき膜44usの厚みは厚みu2である。
例えば、第1電解めっき膜44tfの厚みt1と第1金属箔32tfの厚みT1との比(t1/T1)は1より小さい。第2導体層34Sの第2電解めっき膜44tsの厚みt2と第2金属箔32tsの厚みT2との比(t2/T2)は1より小さい。最外の第1電解めっき膜44ufの厚みu1と最外の第1金属箔32ufの厚みU1との比(u1/U1)は1より小さい。最外の第2電解めっき膜44usの厚みu2と最外の第2金属箔32usの厚みU2との比(u2/U2)は1より小さい。内側の第1電解めっき膜44sfの厚みs1と内側の第1金属箔32sfの厚みS1との比(s1/S1)は1より大きい。内側の第2電解めっき膜44ssの厚みs2と、内側の第2金属箔32ssの厚みS2との比(s2/S2)は1より大きい。
薄い厚みを有する導体層では、導体層を形成する電解めっき膜の厚みと導体層を形成する金属箔の厚みとの比(電解めっき膜の厚み/金属箔の厚み)は、1.5以上、4.0以下である。また、厚い厚みを有する導体層では、導体層を形成する電解めっき膜の厚みと導体層を形成する金属箔の厚みとの比(電解めっき膜の厚み/金属箔の厚み)は、0.6以上、0.9以下である。例えば、比(t1/T1)と比(t2/T2)、比(u1/U1)、比(u2/U2)は0.75以上、0.85以下であり、比(s1/S1)と比(s2/S2)は2.5以上、3.5以下である。
実施形態のプリント配線板では、最外の第1導体層258Fと最外の第2導体層258Sが厚い厚みを有する導体層に属する。そのため、最外の第1導体層258Fを形成する最外の第1金属箔32ufの厚みU1と最外の第2導体層258Sを形成する最外の第2金属箔32usの厚みU2を厚くすることができる。それらでプリント配線板10が補強される。プリント配線板は、最も外に位置する導体層で補強される。そのため、プリント配線板の反りを低減することができる。スルーホール導体36を介する第1導体層34Fと第2導体層34S間の接続信頼性を高くすることができる。最外の第1導体層258Fに実装される電子部品とプリント配線板10との間の接続信頼性を高くすることができる。最外の第2導体層258Sに実装される電子部品とプリント配線板10との間の接続信頼性を高くすることができる。
第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層は薄い厚みを有する導体層を有し、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層は薄い厚みを有する導体層を有する。そのため、内側の導体層内に微細な導体回路を形成することができる。例えば、内側の第1導体層58F、内側の第2導体層58S、内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sが薄い厚みを有する導体層で形成されると、内側の第1導体層58F、内側の第2導体層58S、内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sは微細な導体回路を有することができる。そのため、実施形態のプリント配線板10の配線密度を高くすることができる。プリント配線板のサイズや厚みを小さくすることができる。この例では、第1ビルドアップ層Bu1と第2ビルドアップ層Bu2が共に複数の内側の導体層を含む。そして、全ての内側の導体層が薄い厚みを有する導体層に属する。
コア基板30はプリント配線板10の厚み方向の略中心に位置する。そのため、プリント配線板10がヒートサイクルを受けると、発生する熱応力はコア基板30に集中しやすい。しかしながら、実施形態のプリント配線板10では、コア基板を形成する第1導体層34Fと第2導体層34Sが厚い厚みを有する導体層に属する。そのため、第1導体層34Fを形成する第1金属箔32tfの厚みT1と第2導体層34Sを形成する第2金属箔32tsの厚みT2を厚くすることができる。これにより、コア基板30が補強される。従って、スルーホール導体36を介する接続信頼性を高くすることができる。コア基板30を形成している導体層34F、34Sの厚みTf、Tsは最外の導体層258F、258Sの厚みUf、Usと略等しい。
導体層を形成する金属箔はマット面を有する。マット面の凹凸により、導体層はコア層20や樹脂絶縁層に接着される。
導体層の厚みや金属箔の厚みは、金属箔のマット面の凹凸の大きさと関連している。厚い厚みを有する導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の大きさは、薄い厚みを有する導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の大きさより大きい。相対的に厚い厚みを有する金属箔のマット面の凹凸の大きさは相対的に薄い厚みを有する金属箔のマット面の凹凸の大きさより大きい。
第1導体層34Fと第2導体層34Sは厚い厚みを有する導体層なので、コア層20と第1金属箔32tf間の密着強度やコア層20と第2金属箔32ts間の密着強度を高くすることができる。熱応力で第1導体層34Fと第2導体層34Sがコア層20から剥離し難い。
実施形態のプリント配線板では、コア基板30に形成されている第1導体層34Fと第2導体層34Sがスルーホール導体36で接続されている。第1導体層34Fはスルーホール導体36の周りとスルーホール導体の直上に形成されている第1スルーホールランド36Fを有する。スルーホール導体36の周りに形成されている第1スルーホールランド36Fはコア層20の第1面F上に形成されている。また、第2導体層34Sはスルーホール導体36の周りとスルーホール導体の直上に形成されている第2スルーホールランド36Sを有する。スルーホール導体36の周りに形成されている第2スルーホールランド36Sはコア層20の第2面S上に形成されている。第1スルーホールランド36Fと第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36から延びている。第1スルーホールランド36Fと第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36と直接接続している。第1スルーホールランド36Fとスルーホール導体36は一体的に形成されている。第2スルーホールランド36Sとスルーホール導体36は一体的に形成されている。そのため、スルーホール導体36と第1導体層34F間の接続信頼性やスルーホール導体36と第2導体層34S間の接続信頼性を高くすることができる。
第1ビルドアップ層Bu1内に薄い厚みを有する内側の導体層が形成されている。第2ビルドアップ層Bu2内に薄い厚みを有する内側の導体層が形成されている。例えば、内側の第1導体層58Fの厚みSf、内側の第2導体層58Sの厚みSs、内側の第3導体層158Fの厚みGfと内側の第4導体層158Sの厚みGsが薄い。そのため、内側の導体層に微細な導体回路を形成することができる。導体層の数と樹脂絶縁層の数を少なくすることができる。スルーホール導体36の直上に形成されるビア導体の数を少なくすることができる。そのため、スルーホール導体36に働くストレスを小さくすることができる。スルーホール導体36を介する第1導体層34Fと第2導体層34S間の接続信頼性を高くすることができる。
第1導体層34Fや第2導体層34S、最外の第1導体層258F、最外の第2導体層258Sでは、導体層を形成する金属箔の厚みが電解めっき膜の厚みより大きい。そのため、これらの導体層の厚みのバラツキを小さくすることができる。これらの導体層の厚みを均一にすることができる。なぜなら、金属箔の厚みのバラツキは電解めっき膜の厚みのバラツキより小さいからである。最外の導体層の厚みのバラツキが小さいので、例えば、電子部品を実装する面や他の回路基板と接続するための面の平坦度を高くすることができる。従って、実施形態のプリント配線板と電子部品との間の接続信頼性や実施形態のプリント配線板と他の回路基板との間の接続信頼性を高くすることが出来る。
コア基板30を形成している第1導体層34Fと第2導体層34Sが厚い厚みを有する導体層であっても、実施形態では、それらを形成する金属箔の厚みが電解めっき膜の厚みより厚い。そのため、第1導体層34Fの厚みのバラツキや第2導体層34Sの厚みのバラツキを小さくすることができる。例えば、コア基板30の平坦度を高くすることができる。実施形態のプリント配線板10では、コア基板30上にビルドアップ層が積層されるので、コア基板30の平坦度を高くすることで、例えば、電子部品を実装する面や他の回路基板と接続するための面の平坦度を高くすることができる。第1ビルドアップ層Bu1に含まれる導体層の数が7以上であっても、プリント配線板10の反りを小さくすることができる。第2ビルドアップ層Bu2に含まれる導体層の数が7以上であっても、プリント配線板10の反りを小さくすることができる。
ビア導体用の開口に電解めっき膜を形成することで、ビア導体が形成される。従って、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚いと、ビア導体用の開口を電解めっき膜で充填することが容易になる。ビア導体用の開口にビア導体が形成される時、ビア導体の直上とビア導体の周りにビアランドが形成される。
ビア導体とビアランドでビア構造が形成される。そして、ビア構造は最外のビア構造と内側のビア構造を含む。最外のビア構造のビアランドは最外の導体層で形成される。内側のビア構造のビアランドは内側の導体層で形成される。図2(A)で、最外のビア構造を形成するビア導体は、最外の第1ビア導体260Fと最外の第2ビア導体260Sである。図2(A)で、内側のビア構造を形成するビア導体は、第1ビア導体60F、第2ビア導体60S、第3ビア導体160Fと第4ビア導体160Sである。
ビアランドを形成する電解めっき膜の厚みがビアランドを形成する金属箔の厚みより厚いと、ビアランドの上面が平坦になりやすい。ビアランドを形成する電解めっき膜の厚みがビアランドを形成する金属箔の厚みより厚いと、そのビアランドの直上に別のビア導体を積層することができる。従って、内側のビア構造を形成するビアランドでは、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚いことが好ましい。例えば、第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層の内、2/3以上の内側の導体層では、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚い。同様に、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層の内、2/3以上の内側の導体層では、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚い。
図2(A)の別例が次に示される。内側の第1導体層58F、内側の第2導体層58S、内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sでは、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚い。この例では、全ての内側の導体層が薄い厚みを有する導体層MBCである。そのため、第1ビア導体60F、第2ビア導体60S、第3ビア導体160Fと第4ビア導体160Sの各ビアランドの上面の平坦度を高くすることができる。電解めっき膜の厚みが薄いと、ビア導体の開口を充填することが難しいが、実施形態では、電解めっき膜の厚みが厚いので、ビア導体の開口を充填することができる。ビアランドの上面が平坦であると、ビア構造の直上にビア導体を形成することができる。高密度なプリント配線板を提供することができる。また、樹脂絶縁層や導体層の数を少なくすることが出来るので、プリント配線板の反りを小さくすることができる。コア基板のスルーホール導体に働くストレスを小さくすることができる。
図8(A)は第1導体層34Fの平面図である。
第1導体層34Fは、第1スルーホールランド36Fと複数の第1導体回路34tfと複数の第1スペースSPtfで形成されている。第1スペースSPtfは隣接する第1導体回路34tf間に形成されている。第1導体回路34tfは種々の第1導体回路の幅Ltfを有し、第1導体回路の幅Ltfは最小の第1導体回路の幅(最小配線幅)Ltfmを有する。第1スペースSPtfは種々の第1スペースの幅Stfを有し、第1スペースの幅Stfは最小の第1スペースの幅(最小絶縁間隔)Stfmを有する。第1スペースの幅Stfは隣接する第1導体回路34tf間の距離である。
図8(B)は第2導体層34Sの平面図である。
第2導体層34Sは、第2スルーホールランド36Sと複数の第2導体回路34tsと複数の第2スペースSPtsで形成されている。第2スペースSPtsは隣接する第2導体回路34ts間に形成されている。第2導体回路34tsは種々の第2導体回路の幅Ltsを有し、第2導体回路の幅Ltsは最小の第2導体回路の幅(最小配線幅)Ltsmを有する。第2スペースSPtsは種々の第2スペースの幅Stsを有し、第2スペースの幅Stsは最小の第2スペースの幅(最小絶縁間隔)Stsmを有する。第2スペースの幅Stsは隣接する第2導体回路34ts間の距離である。
図8(C)は内側の第1導体層58Fの平面図である。
内側の第1導体層58Fは、第1ビア導体60Fの直上に形成されている内側の第1ビアランド60FFと複数の内側の第1導体回路58sfと複数の内側の第1スペースSPsfで形成されている。内側の第1スペースSPsfは隣接する内側の第1導体回路58sf間に形成されている。内側の第1導体回路58sfは種々の内側の第1導体回路の幅Lsfを有し、内側の第1導体回路の幅Lsfは最小の内側の第1導体回路の幅(最小配線幅)Lsfmを有する。内側の第1スペースSPsfは種々の内側の第1スペースの幅Ssfを有し、内側の第1スペースの幅Ssfは最小の内側の第1スペースの幅(最小絶縁間隔)Ssfmを有する。内側の第1スペースの幅Ssfは隣接する内側の第1導体回路58sf間の距離である。
図8(D)は内側の第2導体層58Sの平面図である。
内側の第2導体層58Sは、第2ビア導体60Sの直上に形成されている第2ビアランド60SSと複数の内側の第2導体回路58ssと複数の内側の第2スペースSPssで形成されている。内側の第2スペースSPssは隣接する内側の第2導体回路58ss間に形成されている。内側の第2導体回路58ssは種々の内側の第2導体回路の幅Lssを有し、内側の第2導体回路の幅Lssは最小の内側の第2導体回路の幅(最小配線幅)Lssmを有する。内側の第2スペースSPssは種々の内側の第2スペースの幅Sssを有し、内側の第2スペースの幅Sssは最小の内側の第2スペースの幅(最小絶縁間隔)Sssmを有する。内側の第2スペースの幅Sssは隣接する内側の第2導体回路58ss間の距離である。
図8(E)は内側の第3導体層158Fの平面図である。
内側の第3導体層158Fは、第3ビア導体160Fの直上に形成されている第3ビアランド160FFと複数の内側の第3導体回路158ffと複数の内側の第3スペースSP3fで形成されている。内側の第3スペースSP3fは隣接する内側の第3導体回路158ff間に形成されている。内側の第3導体回路158ffは種々の内側の第3導体回路の幅L3fを有し、内側の第3導体回路の幅L3fは最小の内側の第3導体回路の幅(最小配線幅)L3fmを有する。内側の第3スペースSP3fは種々の内側の第3スペースの幅S3fを有し、内側の第3スペースの幅S3fは最小の内側の第3スペースの幅(最小絶縁間隔)S3fmを有する。内側の第3スペースの幅S3fは隣接する内側の第3導体回路158ff間の距離である。
図8(F)は内側の第4導体層158Sの平面図である。
内側の第4導体層158Sは、第4ビア導体160Sの直上に形成されている第4ビアランド160SSと複数の内側の第4導体回路158ssと複数の内側の第4スペースSP4sで形成されている。内側の第4スペースSP4sは隣接する内側の第4導体回路158ss間に形成されている。内側の第4導体回路158ssは種々の内側の第4導体回路の幅L4sを有し、内側の第4導体回路の幅L4sは最小の内側の第4導体回路の幅(最小配線幅)L4smを有する。内側の第4スペースSP4sは種々の内側の第4スペースの幅S4sを有し、内側の第4スペースの幅S4sは最小の内側の第4スペースの幅(最小絶縁間隔)S4smを有する。内側の第4スペースの幅S4sは隣接する内側の第4導体回路158ss間の距離である。
図8(G)は最外の第1導体層258Fの平面図である。
最外の第1導体層258Fは、最外の第1ビア導体260Fの直上に形成されている最外の第1ビアランド260FFと複数の最外の第1導体回路258ufと複数の最外の第1スペースSPufで形成されている。最外の第1スペースSPufは隣接する最外の第1導体回路258uf間に形成されている。最外の第1導体回路258ufは種々の最外の第1導体回路の幅Lufを有し、最外の第1導体回路の幅Lufは最小の最外の第1導体回路の幅(最小配線幅)Lufmを有する。最外の第1スペースSPufは種々の最外の第1スペースの幅Sufを有し、最外の第1スペースの幅Sufは最小の最外の第1スペースの幅(最小絶縁間隔)Sufmを有する。最外の第1スペースの幅Sufは隣接する最外の第1導体回路258uf間の距離である。
図8(H)は最外の第2導体層258Sの平面図である。
最外の第2導体層258Sは、最外の第2ビア導体260Sの直上に形成されている最外の第2ビアランド260SSと複数の最外の第2導体回路258usと複数の最外の第2スペースSPusで形成されている。最外の第2スペースSPusは隣接する最外の第2導体回路258us間に形成されている。最外の第2導体回路258usは種々の最外の第2導体回路の幅Lusを有し、最外の第2導体回路の幅Lusは最小の最外の第2導体回路の幅(最小配線幅)Lusmを有する。最外の第2スペースSPusは種々の最外の第2スペースの幅Susを有し、最外の第2スペースの幅Susは最小の最外の第2スペースの幅(最小絶縁間隔)Susmを有する。最外の第2スペースの幅Susは隣接する最外の第2導体回路258us間の距離である。
各導体層に存在する最小の導体回路の幅(最小配線幅)は導体層の厚みに関連している。厚い厚みを有する導体層に存在する最小の導体回路の幅は、薄い厚みを有する導体層に存在する最小の導体回路の幅より大きい。
各導体層に存在する最小の導体回路の幅は導体層を形成する金属箔の厚みに関連している。厚い厚みを有する金属箔で形成されている導体層内の最小の導体回路の幅は、薄い厚みを有する金属箔で形成されている導体層内の最小の導体回路の幅より大きい。
各導体層に存在する最小の導体回路の幅は導体層を形成する電解めっき膜の厚みに関連している。薄い厚みを有する電解めっき膜で形成されている導体層内の最小の導体回路の幅は、厚い厚みを有する電解めっき膜で形成されている導体層内の最小の導体回路の幅より大きい。
各導体層に存在する最小の導体回路の幅は導体層を形成する金属箔のマット面の大きさに関連している。大きな凹凸を有する金属箔で形成されている導体層内の最小の導体回路の幅は、小さな凹凸を有する金属箔で形成されている導体層内の最小の導体回路の幅より大きい。
各導体層に存在する最小のスペースの幅(最小絶縁間隔)は導体層の厚みに関連している。厚い厚みを有する導体層に存在する最小のスペースの幅は、薄い厚みを有する導体層に存在する最小のスペースの幅より大きい。
各導体層に存在する最小のスペースの幅は導体層を形成する金属箔の厚みに関連している。厚い厚みを有する金属箔で形成されている導体層内の最小のスペースの幅は、薄い厚みを有する金属箔で形成されている導体層内の最小のスペースの幅より大きい。
各導体層に存在する最小のスペースの幅は導体層を形成する電解めっき膜の厚みに関連している。薄い厚みを有する電解めっき膜で形成されている導体層内の最小のスペースの幅は、厚い厚みを有する電解めっき膜で形成されている導体層内の最小のスペースの幅より大きい。
各導体層に存在する最小のスペースの幅は導体層を形成する金属箔のマット面の大きさに関連している。大きな凹凸を有する金属箔で形成されている導体層内の最小のスペースの幅は、小さな凹凸を有する金属箔で形成されている導体層内の最小のスペースの幅より大きい。
図2(A)に示される実施形態のプリント配線板10の一例が次に示される。
最小の内側の第1導体回路の幅Lsfmは、最小の内側の第1導体回路の幅Lsfmと最小の第1導体回路の幅Ltfmと最小の第2導体回路の幅Ltsmと最小の最外の第1導体回路の幅Lufmと最小の最外の第2導体回路の幅Lusmの中で最も小さい。そして、最小の内側の第3導体回路の幅L3fmは、最小の内側の第1導体回路の幅Lsfmと略等しい。あるいは、最小の内側の第3導体回路の幅L3fmは最小の最外の第1導体回路の幅Lufmと略等しい。
最小の内側の第2導体回路の幅Lssmは、最小の内側の第2導体回路の幅Lssmと最小の第1導体回路の幅Ltfmと最小の第2導体回路の幅Ltsmと最小の最外の第1導体回路の幅Lufmと最小の最外の第2導体回路の幅Lusmの中で最も小さい。そして、最小の内側の第4導体回路の幅L4smは、最小の内側の第2導体回路の幅Lssmと略等しい。あるいは、最小の内側の第4導体回路の幅L4smは最小の最外の第2導体回路の幅Lusmと略等しい。
最小の内側の第1スペースの幅Ssfmは、最小の内側の第1スペースの幅Ssfmと最小の第1スペースの幅Stfmと最小の第2スペースの幅Stsmと最小の最外の第1スペースの幅Sufmと最小の最外の第2スペースの幅Susmの中で最も小さい。そして、最小の内側の第3スペースの幅S3fmは最小の内側の第1スペースの幅Ssfmと略等しい。あるいは、最小の内側の第3スペースの幅S3fmは最小の最外の第1スペースの幅Sufmと略等しい。
最小の内側の第2スペースの幅Sssmは、最小の内側の第2スペースの幅Sssmと最小の第1スペースの幅Stfmと最小の第2スペースの幅Stsmと最小の最外の第1スペースの幅Sufmと最小の最外の第2スペースの幅Susmの中で最も小さい。そして、最小の内側の第4スペースの幅(最小絶縁間隔)S4smは最小の内側の第2スペースの幅Sssmと略等しい。あるいは、最小の内側の第4スペースの幅S4smは最小の最外の第2スペースの幅Susmと略等しい。
このため、第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層と第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層に微細な導体回路を形成することができる。例えば、内側の第1導体層58Fと内側の第2導体層58Sの配線密度を高くすることができる。プリント配線板を小さくすることができる。プリント配線板の厚みを薄くすることができる。
[実施形態の製造方法]
実施形態のプリント配線板10の製造方法が図3〜図7に示される。
図3(A)に示される出発基板20zが準備される。出発基板20zは、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するコア層20とコア層20の第1面Fに積層されている第1金属箔32tfと第2面Sに積層されている第2金属箔32tsで形成されている。第1金属箔32tfは、コア層20の第1面Fと第1金属箔32tfとの間の界面に第1マット面32tfmを有する。第1マット面32tfmの凹凸の十点平均粗さRz1は3.5μm以上、5.0μm以下である。第2金属箔32tsは、コア層20の第2面Sと第2金属箔32tsとの間の界面に第2マット面32tsmを有する。第2マット面32tsmの凹凸の十点平均粗さRz2は3.5μm以上、5.0μm以下である。厚い厚みを有する導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さRzは、3.5μm以上、5.0μm以下である。コア層20は樹脂と補強材で形成されている。コア層20は無機粒子を有しても良い。コア層20の樹脂の例は、エポキシ樹脂やBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂である。コア層20の補強材の例はガラスクロスやアラミド繊維である。コア層20の無機粒子の例はシリカやアルミナである。
図3(B)に示されるように、第1金属箔32tfにCO2レーザが照射される。コア層20の第1面F側に第1開口28Fが形成される。第1開口28Fは、第1面から第2面Sに向かってテーパーしている。テーパーが形成されるように、レーザの条件が設定される。レーザの条件はショット数やパルス幅、出力等である。第2ショットの径を第1ショットの径より小さくすることが出来る。
図3(C)に示されるように、第2金属箔32tsにCO2レーザが照射される。コア層20の第2面S側に第2開口28Sが形成される。第2開口28Sは、第2面Sから第1面Fに向かってテーパーしている。テーパーが形成されるように、レーザの条件が設定される。レーザの条件はショット数やパルス幅、出力等である。第2ショットの径を第1ショットの径より小さくすることが出来る。第1開口28Fと第2開口28Sで貫通孔28が形成される。第1開口と第2開口の接合箇所に接合エリア28Pが形成される。接合エリア28Pの外周がネック部28Cを形成する。
第1金属箔32tfと第2金属箔32ts、貫通孔28の側壁上に無電解めっき処理により第1シード層42tfと第2シード層42tsが形成される(図3(D))。第1シード層42tfを用いて第1電解めっき膜44tfが形成され、第2シード層42tsを用いて第2電解めっき膜44tsが形成される(図4(A))。第1シード層42tfと第2シード層42tsは同時に形成される。第1電解めっき膜44tf上に第1エッチングレジスト48tfが形成される。第2電解めっき膜44ts上に第2エッチングレジスト48tsが形成される(図4(B))。第1エッチングレジスト48tfと第2エッチングレジスト48tsが同時に形成される。第1エッチングレジストから露出する第1電解めっき膜44tfと第1シード層42tf、第1金属箔32tfがエッチングで除去される。第2エッチングレジストから露出する第2電解めっき膜44tsと第2シード層42ts、第2金属箔32tsがエッチングで除去される。これらは同時に除去される。エッチングレジストが除去され、コア基板30が完成する(図4(C))。貫通孔28にスルーホール導体36が形成される。同時に第1スルーホールランド36Fを含む第1導体層34Fや第2スルーホールランド36Sを含む第2導体層34Sが形成される。第1導体層34Fや第2導体層34Sはサブトラクティブ法で形成される。
実施形態では、貫通孔28の略中央部分に接合エリア28Pやネック部28Cが形成される。そのため、めっきでスルーホール導体36が形成される時、スルーホール導体36内にボイドが発生し難い。スルーホール導体36の信頼性が高い。第1導体層34Fは、第1金属箔32tfと第1金属箔32tf上の第1シード層42tfと第1シード層42tf上の第1電解めっき膜44tfから成る。第2導体層34Sは第2金属箔32tsと第2金属箔32ts上の第2シード層42tsと第2シード層42ts上の第2電解めっき膜44tsから成る。第1導体層34Fの厚みTfは15μm以上、35μm以下であり、第2導体層34Sの厚みTsは15μm以上、35μm以下であり、第1導体層34Fを形成する第1金属箔32tfの厚みT1は2μm以上、15μm以下であり、第2導体層34Sを形成する第2金属箔32tsの厚みT2は2μm以上、15μm以下である。第1導体層34Fを形成する第1電解めっき膜44tfの厚みt1は1μm以上、12μm以下であり、第2導体層34Sを形成する第2電解めっき膜44tsの厚みt2は1μm以上、12μm以下である。
コア基板30の第1面Fと第1導体層34F上に第1樹脂絶縁層50Fと内側の第1金属箔32sfが順に積層される。第2面Sと第2導体層34S上に第2樹脂絶縁層50Sと内側の第2金属箔32ssが順に積層される(図4(D))。内側の第1金属箔32sfは、第1樹脂絶縁層50Fと内側の第1金属箔32sfとの間の界面に内側の第1マット面32sfmを有する。内側の第1マット面32sfmの凹凸の十点平均粗さRzI1は1.5μm以上、2.5μm以下である。内側の第2金属箔32ssは、第2樹脂絶縁層50Sと内側の第2金属箔32ssとの間の界面に内側の第2マット面32ssmを有する。内側の第2マット面32ssmの凹凸の十点平均粗さRzI2は1.5μm以上、2.5μm以下である。第1樹脂絶縁層50Fと第2樹脂絶縁層50Sは、ガラスクロス等の補強材とシリカ等の無機粒子とエポキシ等の樹脂で形成されている。CO2ガスレーザにて第1樹脂絶縁層50Fと内側の第1金属箔32sfを貫通し第1導体層34Fへ至る開口51Fが形成される。第2樹脂絶縁層50Sと内側の第2金属箔32ssを貫通し第2導体層34Sに至る開口51Sが形成される(図5(A))。図4(D)中の内側の第1金属箔32stと内側の第1金属箔32ssで薄い厚みを有する内側の導体層が形成される。
内側の第1金属箔32sfと開口51Fの内壁上に内側の第1シード層42sfが形成される。内側の第2金属箔32ssと開口51Sの内壁上に内側の第2シード層42ssが形成される。内側の第1シード層42sf上にめっきレジスト48sfが形成され、内側の第2シード層42ss上にめっきレジスト48ssが形成される(図5(B))。めっきレジスト48sfから露出する内側の第1シード層42sf上に内側の第1電解めっき膜44sfが形成される。めっきレジスト48ssから露出する内側の第2シード層42ss上に内側の第2電解めっき膜44ssが形成される。この時、開口51Fは内側の第1電解めっき膜44sfで充填される。開口51Sは内側の第2電解めっき膜44ssで充填される。開口51Fに第1導体層34Fに接続する第1ビア導体60Fが形成される。開口51Sに第2導体層34Sに接続する第2ビア導体60Sが形成される(図5(C))。第1ビア導体60Fは主に第1電解めっき膜44sfで形成される。第2ビア導体60Sは主に第2電解めっき膜44ssで形成される。めっきレジスト48sf、48ssが除去される。
内側の第1電解めっき膜44sfから露出する内側の第1シード層42sfと内側の第1金属箔32sfが除去される。内側の第2電解めっき膜44ssから露出する内側の第2シード層42ssと内側の第2金属箔32ssが除去される。内側の第1導体層58Fと内側の第2導体層58SがMSAP(Modified Semi Additive Process)で形成される(図5(D))。内側の第1導体層58Fは、内側の第1金属箔32sfと内側の第1金属箔32sf上の内側の第1シード層42sfと内側の第1シード層42sf上の内側の第1電解めっき膜44sfとから成る。内側の第2導体層58Sは、内側の第2金属箔32ssと内側の第2金属箔32ss上の内側の第2シード層42ssと内側の第2シード層42ss上の内側の第2電解めっき膜44ssとから成る。内側の第1導体層58Fの厚みSfは5μm以上、25μm以下であり、内側の第2導体層58Sの厚みSsは5μm以上、25μm以下である。内側の第1金属箔32sfの厚みS1は2μm以上、5μm以下であり、内側の第1電解めっき膜44sfの厚みs1は5μm以上、25μm以下である。内側の第2金属箔32ssの厚みS2は2μm以上、5μm以下であり、内側の第2電解めっき膜44ssの厚みs2は5μm以上、25μm以下である。
図4(D)〜図5(D)の工程が繰り返される。
第3樹脂絶縁層150Fと内側の第3金属箔32gfが第1樹脂絶縁層50Fと内側の第1導体層58F上に順に形成される。
第4樹脂絶縁層150Sと内側の第4金属箔32gsが第2樹脂絶縁層50Sと内側の第2導体層58S上に順に形成される。
第3樹脂絶縁層150F上に内側の第3導体層158FがMSAPで形成される。同時に、第3樹脂絶縁層150Fを貫通し、内側の第1導体層58Fと内側の第3導体層158Fを接続する第3ビア導体160Fが形成される。内側の第3導体層158Fは、内側の第3金属箔32gfと内側の第3金属箔32gf上の内側の第3シード層42gfと内側の第3シード層42gf上の内側の第3電解めっき膜44gfとから成る。第3ビア導体160Fは主に内側の第3電解めっき膜44gfで形成される。
内側の第3金属箔32gfは、第3樹脂絶縁層150Fと内側の第3金属箔32gfとの間の界面に内側の第3マット面32gfmを有する。第3マット面32gfmの凹凸の十点平
均粗さRzUI1は1.5μm以上、2.5μm以下である。
内側の第3導体層158Fの厚みGfは5μm以上、25μm以下である。内側の第3導体層158Fを形成する第3金属箔32gfの厚みG1は2μm以上、5μm以下であり、内側の第3電解めっき膜44gfの厚みg1は5μm以上、25μm以下である。
第4樹脂絶縁層150S上に内側の第4導体層158SがMSAPで形成される。同時に、第4樹脂絶縁層150Sを貫通し、内側の第2導体層58Sと内側の第4導体層158Sを接続する第4ビア導体160Sが形成される(図6(A))。内側の第4導体層158Sは、内側の第4金属箔32gsと内側の第4金属箔32gs上の内側の第4シード層42gsと内側の第4シード層42gs上の内側の第4電解めっき膜44gsとから成る。第4ビア導体160Sは主に内側の第4電解めっき膜44gsで形成される。
内側の第4金属箔32gsは、第4樹脂絶縁層150Sと内側の第4金属箔32gsとの間の界面に第4マット面32gsmを有する。第4マット面32gsmの凹凸の十点平均粗さRzUI2は1.5μm以上、2.5μm以下である。
内側の第4導体層158Sの厚みGsは5μm以上、25μm以下である。内側の第4導体層158Sを形成する内側の第4金属箔32gsの厚みG2は2μm以上、5μm以下であり、内側の第4電解めっき膜44gsの厚みg2は5μm以上、25μm以下である。
第3樹脂絶縁層150Fと内側の第3導体層158F上に最外の第1樹脂絶縁層250Fと最外の第1金属箔32ufが順に積層される。最外の第1金属箔32ufは、最外の第1樹脂絶縁層250Fと最外の第1金属箔32ufとの間の界面に最外の第1マット面32ufmを有する。最外の第1マット面32ufmの凹凸の十点平均粗さRzO1は3.5μm以上、5.0μm以下である。
第4樹脂絶縁層150Sと内側の第4導体層158S上に最外の第2樹脂絶縁層250Sと最外の第2金属箔32usが順に積層される。最外の第2金属箔32usは、最外の第2樹脂絶縁層250Sと最外の第2金属箔32usとの間の界面に最外の第2マット面32usmを有する。最外の第2マット面32usmの凹凸の十点平均粗さRzO2は3.5μm以上、5.0μm以下である。
CO2ガスレーザが最外の第1金属箔32ufに照射される。最外の第1金属箔32ufと最外の第1樹脂絶縁層250Fを貫通し、内側の第3導体層158Fへ至る開口251Fが形成される。
CO2ガスレーザが最外の第2金属箔32usに照射される。最外の第2金属箔32usと最外の第2樹脂絶縁層250Sを貫通し、内側の第4導体層158Sに至る開口251Sが形成される(図6(B))。
無電解めっき処理により最外の第1金属箔32ufと開口251Fの内壁上に最外の第1シード層42ufが形成される。最外の第2金属箔32usと開口251Sの内壁上に最外の第2シード層42usが形成される。電解めっき処理により最外の第1シード層42uf上に最外の第1電解めっき膜44ufが形成される。同時に、開口251F内に最外の第1ビア導体260Fが形成される。最外の第1ビア導体260Fは主に最外の第1電解めっき膜44ufで形成される。同時に、最外の第2シード層42us上に最外の第2電解めっき膜44usが形成される。開口251S内に最外の第2ビア導体260Sが形成される。最外の第2ビア導体260Sは主に最外の第2電解めっき膜44usで形成される。最外の第1電解めっき膜44uf上にエッチングレジスト48ufが形成される。最外の第2電解めっき膜44us上にエッチングレジスト48usが形成される(図7(A))。エッチングレジスト48ufから露出する最外の第1電解めっき膜44ufと最外の第1シード層42uf、最外の第1金属箔32ufがエッチングで除去される。最外の第1導体層258Fはサブトラクティブ法で形成される。エッチングレジスト48usから露出する最外の第2電解めっき膜44usと最外の第2シード層42uS、最外の第2金属箔32usがエッチングで除去される。最外の第2導体層258Sがサブトラクティブ法で形成される(図7(B))。コア基板30の第1面F上に第1ビルドアップ層Bu1が形成され、コア基板30の第2面S上に第2ビルドアップ層Bu2が形成される。
最外の第1導体層258Fは、最外の第1金属箔32ufと最外の第1金属箔32uf上の最外の第1シード層42ufと最外の第1シード層42uf上の最外の第1電解めっき膜44ufとから成る。最外の第2導体層258Sは、最外の第2金属箔32usと最外の第2金属箔32us上の最外の第2シード層42usと最外の第2シード層42us上の最外の第2電解めっき膜44usとから成る。
最外の第1導体層258Fの厚みUfは15μm以上、35μm以下である。最外の第1導体層258Fを形成する最外の第1金属箔32ufの厚みU1は2μm以上、15μm以下であり、最外の第1電解めっき膜44ufの厚みu1は1μm以上、12μm以下である。
最外の第2導体層258Sの厚みUsは15μm以上、35μm以下である。最外の第2導体層258Sを形成する最外の第2金属箔32usの厚みU2は2μm以上、15μm以下であり、最外の第2電解めっき膜44usの厚みu2は1μm以上、12μm以下である。
第1ビルドアップ層Bu1上に最外の第1導体層258Fに含まれる第1パッド73Fを露出する第1開口71Fを有する第1ソルダーレジスト層70Fが形成される。第2ビルドアップ層Bu2上に最外の第2導体層258Sに含まれる第2パッド73Sを露出する第2開口71Sを有する第2ソルダーレジスト層70Sが形成される(図1(A))。第1開口71Fから露出する第1パッド73F上にリフローで第1半田バンプ76Fが形成される。第2開口71Sから露出する第2パッド73S上にリフローで第2半田バンプ76Sが形成される。半田バンプを有するプリント配線板10が完成する(図1(B))。
コア基板の導体層(第1導体層34Fと第2導体層34S)と最外の導体層(最外の第1導体層258Fと最外の第2導体層258S)は厚い厚みを有する導体層に属する。内側の導体層は、厚い厚みを有する導体層と薄い厚みを有する導体層に分類される。厚い厚みを有する導体層に属する導体層の厚みはそれぞれ略等しい。薄い厚みを有する導体層に属する導体層の厚みはそれぞれ略等しい。厚い厚みを有する導体層の厚みは薄い厚みを有する導体層の厚みより大きい。
厚い厚みを有する導体層の厚みと薄い厚みを有する導体層の厚みとの比RTT(厚い厚みを有する導体層の厚み/薄い厚みを有する導体層の厚み)は、1.2以上、3以下であることが好ましい。比RTTが1より大きく、1.2未満であると、密着強度が大きく改善されない。比RTTが3を超えると、密着強度の変化が小さくなる。
例えば、比RTTが1.2未満であると、比較される2つの導体層の厚みは略等しい。例えば、比RTTが1.2以上であると、比較される2つの導体層は、薄い厚みを有する導体層と厚い厚みを有する導体層に分類される。
導体層の厚みと導体層を形成している金属箔の厚みは関連している。厚い厚みを有する導体層は厚い厚みを有する金属箔で形成され、薄い厚みを有する導体層は薄い厚みを有する金属箔で形成される。厚い厚みを有する金属箔の厚みは薄い厚みを有する金属箔の厚みより厚い。厚い厚みを有する金属箔の厚みと薄い厚みを有する金属箔の厚みとの比(厚い厚みを有する金属箔の厚み/薄い厚みを有する金属箔の厚み)は1.2以上であることが好ましい。
導体層の厚みと導体層を形成している電解めっき膜の厚みは関連している。厚い厚みを有する導体層は薄い厚みを有する電解めっき膜で形成され、薄い厚みを有する導体層は厚い厚みを有する電解めっき膜で形成される。厚い厚みを有する電解めっき膜の厚みは薄い厚みを有する電解めっき膜の厚みより厚い。厚い厚みを有する電解めっき膜の厚みと薄い厚みを有する電解めっき膜の厚みとの比(厚い厚みを有する電解めっき膜の厚み/薄い厚みを有する電解めっき膜の厚み)は1.2以上であることが好ましい。
導体層の厚みと導体層を形成している金属箔のマット面の凹凸の大きさは関連している。厚い厚みを有する導体層は大きな凹凸を有する金属箔で形成され、薄い厚みを有する導体層は小さな凹凸を有する金属箔で形成される。凹凸の大きさは、例えば、十点平均粗さで代表される。大きな凹凸の大きさは小さな凹凸の大きさより大きい。大きな凹凸の大きさと小さな凹凸の大きさとの比(大きな凹凸の大きさ/小さな凹凸の大きさ)は1.2以上であることが好ましい。
実施形態のプリント配線板10では、コア基板の導体層と最外の導体層は厚い厚みを有する導体層に属する。各内側の導体層は薄い厚みを有する導体層と厚い厚みを有する導体層のいずれかに属する。厚い厚みを有する内側の導体層の厚みはコア基板の導体層の厚みと略等しい。
導体層を形成している金属箔の厚みと導体層を形成している電解めっき膜の厚みは関連している。金属箔の厚みが厚いと電解めっき膜の厚みは薄い。従って、薄い厚みを有する導体層では金属箔の厚みと電解めっき膜の厚みとの比(金属箔の厚み/電解めっき膜の厚み)は1より小さい。逆に厚い厚みを有する導体層では、比(金属箔の厚み/電解めっき膜の厚み)は1より大きい。
コア基板30を形成する導体層34F、34Sの厚みは15μm以上、35μm以下である。コア基板の導体層を形成する金属箔の厚みは2μm以上、15μm以下である。コア基板の導体層を形成する電解めっき膜の厚みは1μm以上、12μm以下である。コア基板の導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さRzは3.0μm以上、5.0μm以下である。
最外の導体層258F、258Sの厚みは15μm以上、35μm以下である。最外の導体層を形成する金属箔の厚みは2μm以上、15μm以下である。最外の導体層を形成する電解めっき膜の厚みは1μm以上、12μm以下である。最外の導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さRzは3.0μm以上、5.0μm以下である。最外の導体層を形成する金属箔の厚みをコア基板の導体層を形成する金属箔の厚みより薄くすることができる。最外の導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さをコア基板の導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さより小さくすることができる。
薄い厚みを有する内側の導体層の例が以下に示される。
薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは5μm以上、25μm以下である。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは2μm以上、5μm以下である。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する電解めっき膜の厚みは5μm以上、25μm以下である。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さRzは1.5μm以上、2.5μm以下である。
厚い厚みを有する内側の導体層の例が以下に示される。
厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは15μm以上、35μm以下である。厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは2μm以上、15μm以下である。厚い厚みを有する内側の導体層を形成する電解めっき膜の厚みは1μm以上、12μm以下である。厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔のマット面の凹凸の十点平均粗さRzは3.0μm以上、5.0μm以下である。厚い厚みを有する導体層は、この段落に記載されている数値の範囲を有することができる。
30 コア基板
32tf、32sf、32gf、32uf 金属箔
34F 第1導体層
34S 第2導体層
36 スルーホール導体
50F 第1樹脂絶縁層
50S 第2樹脂絶縁層
58F 内側の第1導体層
58S 内側の第2導体層
250F 最外の第1樹脂絶縁層
250S 最外の第2樹脂絶縁層
258F 最外の第1導体層
258S 最外の第2導体層

Claims (3)

  1. 第1面と前記第1面と反対側の第2面を有するコア層と前記コア層の前記第1面上の第1導体層と前記コア層の前記第2面上の第2導体層と前記コア層を貫通し前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するスルーホール導体とを有するコア基板と、
    前記第1面と前記第1導体層上に形成されている第1樹脂絶縁層と、
    前記第2面と前記第2導体層上に形成されている第2樹脂絶縁層と、
    前記第1樹脂絶縁層上に形成されている内側の第1導体層と、
    前記第2樹脂絶縁層上に形成されている内側の第2導体層と、
    前記第1樹脂絶縁層を貫通し、前記第1導体層と前記内側の第1導体層とを電気的に接続する第1ビア導体と、
    前記第2樹脂絶縁層を貫通し、前記第2導体層と前記内側の第2導体層とを電気的に接続する第2ビア導体と、
    前記第1樹脂絶縁層と前記内側の第1導体層上に形成されている最外の第1樹脂絶縁層と、
    前記第2樹脂絶縁層と前記内側の第2導体層上に形成されている最外の第2樹脂絶縁層と、
    前記最外の第1樹脂絶縁層上に形成されている最外の第1導体層と、
    前記最外の第2樹脂絶縁層上に形成されている最外の第2導体層と、
    前記最外の第1樹脂絶縁層を貫通し、前記内側の第1導体層と前記最外の第1導体層とを電気的に接続する最外の第1ビア導体と、
    前記最外の第2樹脂絶縁層を貫通し、前記内側の第2導体層と前記最外の第2導体層とを電気的に接続する最外の第2ビア導体、とからなるプリント配線板であって、
    前記第1導体層は第1金属箔と前記第1金属箔上の第1シード層と前記第1シード層上の第1電解めっき膜で形成され、
    前記第2導体層は第2金属箔と前記第2金属箔上の第2シード層と前記第2シード層上の第2電解めっき膜で形成され、
    前記内側の第1導体層は内側の第1金属箔と前記内側の第1金属箔上の内側の第1シード層と前記内側の第1シード層上の内側の第1電解めっき膜で形成され、
    前記内側の第2導体層は内側の第2金属箔と前記内側の第2金属箔上の内側の第2シード層と前記内側の第2シード層上の内側の第2電解めっき膜で形成され、
    前記最外の第1導体層は最外の第1金属箔と前記最外の第1金属箔上の最外の第1シード層と前記最外の第1シード層上の最外の第1電解めっき膜で形成され、
    前記最外の第2導体層は最外の第2金属箔と前記最外の第2金属箔上の最外の第2シード層と前記最外の第2シード層上の最外の第2電解めっき膜で形成され、
    前記第1ビア導体は前記内側の第1電解めっき膜で形成され、
    前記第2ビア導体は前記内側の第2電解めっき膜で形成され、
    前記最外の第1ビア導体は前記最外の第1電解めっき膜で形成され、
    前記最外の第2ビア導体は前記最外の第2電解めっき膜で形成され、
    前記第1金属箔は厚みT1を有し、前記第2金属箔は厚みT2を有し、前記内側の第1金属箔は厚みS1を有し、前記内側の第2金属箔は厚みS2を有し、前記最外の第1金属箔は厚みU1を有し、前記最外の第2金属箔は厚みU2を有し、
    前記第1電解めっき膜は厚みt1を有し、前記第2電解めっき膜は厚みt2を有し、前記内側の第1電解めっき膜は厚みs1を有し、前記内側の第2電解めっき膜は厚みs2を有し、前記最外の第1電解めっき膜は厚みu1を有し、前記最外の第2電解めっき膜は厚みu2を有し、前記厚みt1と前記厚みT1との比(t1/T1)は1より小さく、前記厚みt2と前記厚みT2との比(t2/T2)は1より小さく、前記厚みu1と前記厚みU1との比(u1/U1)は1より小さく、前記厚みu2と前記厚みU2との比(u2/U2)は1より小さく、前記厚みs1と前記厚みS1との比(s1/S1)は1より大きく、前記厚みs2と前記厚みS2との比(s2/S2)は1より大きい。
  2. 請求項1のプリント配線板であって、前記比(t1/T1)と前記比(t2/T2)、前記比(u1/U1)、前記比(u2/U2)は0.6以上、0.9以下であり、前記比(s1/S1)と前記比(s2/S2)は1.5以上、4以下である。
  3. 請求項1のプリント配線板であって、前記スルーホール導体を形成するための貫通孔は、前記第1面から前記第2面に向けてテーパーしている第1開口と前記第2面から前記第1面に向けてテーパーしている第2開口で形成される。
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