JP2019091775A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

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武馬 足立
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年秀 牧野
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英俊 野口
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Abstract

【課題】 高い信頼性を有するプリント配線板の製造方法の提供【解決手段】 実施形態のプリント配線板10の製造方法は、コア基板30を形成することと、コア基板30上にビルドアップ層Bu1,Bu2を形成することを含む。そして、コア基板30を形成している導体層34F、34Sの厚みは、ビルドアップ層Bu1、Bu2を形成している内側の導体層58F、58Sの厚みより厚い。【選択図】 図1

Description

本発明は、コア層とコア層上に交互に積層されている導体層と樹脂絶縁層とを有するプリント配線板を製造するための方法に関する。
特許文献1は図2Aに多層プリント配線板を開示している。そのプリント配線板では、絶縁層と導体層が交互に積層されていて、隣接する導体層は絶縁層に形成されているバイアホールで接続されている。また、特許文献1は、図9A〜9E、及び、図10A〜10E、図11、図12A〜12Bに多層プリント配線板の製造方法を示している。特許文献1の図9Bによれば、特許文献1は、銅箔に至るバイアホール形成用の開口を絶縁層に形成している。その後、特許文献1は、その開口内にバイアホールを形成している。それから、図9Eに示されるように、絶縁層の両面に導体層が形成されている。そして、図9Eの回路基板の両面に絶縁層と導体層を交互に積層することで、特許文献1は、図12Aに示される多層プリント配線板を製造している。
特開2012−156525号公報
[特許文献1の課題]
図9A〜9E、及び、図10A〜10E、図11、図12A〜12Bに示されている製造方法によれば、特許文献1では、図9Eの回路基板はコア基板と考えられる。そして、そのコア基板は銅箔に至るバイアホールを有している。例えば、特許文献1の図12Aに示される多層プリント配線板はヒートサイクルでストレスを受けると、図9Eに示される回路基板(コア基板)が大きなストレスを受けると考えられる。特に、特許文献1の図9Eに示される回路基板(コア基板)に形成されているバイアホールの底面とその底面と接続している銅箔(導体回路)との間の界面に働くストレスが大きいと考えられる。そのストレスで図9Eに示される回路基板(コア基板)内のバイアホールの底面と銅箔(導体回路)との間の接続信頼性が低下すると予想される。
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するコア層と前記第1面上に積層されている第1金属箔と前記第2面上に積層されている第2金属箔とからなる出発基板を準備することと、前記出発基板にスルーホール導体用の貫通孔を形成することと、前記第1金属箔上に第1シード層を形成することと、前記第2金属箔上に第2シード層を形成することと、前記貫通孔の側壁上にシード層を形成することと、前記第1シード層上に第1電解めっき膜を形成することと、前記第2シード層上に第2電解めっき膜を形成することと、前記貫通孔の側壁上のシード層上に電解めっき膜を形成することで、前記貫通孔にスルーホール導体を形成することと、前記第1電解めっき膜上に第1エッチングレジストを形成することと、前記第2電解めっき膜上に第2エッチングレジストを形成することと、前記第1エッチングレジストから露出する前記第1電解めっき膜、前記第1シード層と前記第1金属箔を除去することと、前記第2エッチングレジストから露出する前記第2電解めっき膜、前記第2シード層と前記第2金属箔を除去することと、前記第1エッチングレジストを除去することで、前記第1面上に前記第1金属箔と前記第1金属箔上の前記第1シード層と前記第1シード層上の前記第1電解めっき膜とからなる第1導体層を形成することと、前記第2エッチングレジストを除去することで、前記第2面上に前記第2金属箔と前記第2金属箔上の前記第2シード層と前記第2シード層上の前記第2電解めっき膜とからなる第2導体層を形成することと、前記第1面と前記第1導体層上に第1樹脂絶縁層を形成することと、前記第2面と前記第2導体層上に第2樹脂絶縁層を形成することと、前記第1樹脂絶縁層上に第3金属箔を積層することと、前記第2樹脂絶縁層上に第4金属箔を積層することと、前記第3金属箔と前記第1樹脂絶縁層を貫通し、前記第1導体層に至る第3開口を形成することと、前記第4金属箔と前記第2樹脂絶縁層を貫通し、前記第2導体層に至る第4開口を形成することと、前記第3金属箔上と前記第3開口内に第3シード層を形成することと、前記第4金属箔上と前記第4開口内に第4シード層を形成することと、前記第3シード層上に第1めっきレジストを形成することと、前記第4シード層上に第2めっきレジストを形成することと、前記第1めっきレジストから露出する前記第3シード層上に第3電解めっき膜を形成することと、前記第2めっきレジストから露出する前記第4シード層上に第4電解めっき膜を形成することと、前記第1めっきレジストと前記第2めっきレジストを除去することと、前記第3電解めっき膜から露出する前記第3シード層と前記第3金属箔を除去することで、前記第1樹脂絶縁層上に前記第3金属箔と前記第3金属箔上の前記第3シード層と前記第3シード層上の前記第3電解めっき膜とからなる第3導体層を形成することと、前記第4電解めっき膜から露出する前記第4シード層と前記第4金属箔を除去することで、前記第2樹脂絶縁層上に前記第4金属箔と前記第4金属箔上の前記第4シード層と前記第4シード層上の前記第4電解めっき膜とからなる第4導体層を形成することと、前記第1樹脂絶縁層と前記第3導体層上に最外の第1樹脂絶縁層を形成することと、前記第2樹脂絶縁層と前記第4導体層上に最外の第2樹脂絶縁層を形成することと、前記最外の第1樹脂絶縁層上に最外の第1金属箔を積層することと、前記最外の第2樹脂絶縁層上に最外の第2金属箔を積層することと、前記最外の第1金属箔と前記最外の第1樹脂絶縁層を貫通し、前記第3導体層に至る最外の第1開口を形成することと、前記最外の第2金属箔と前記最外の第2樹脂絶縁層を貫通し、前記第4導体層に至る最外の第2開口を形成することと、前記最外の第1金属箔上と前記最外の第1開口内に最外の第1シード層を形成することと、前記最外の第2金属箔上と前記最外の第2開口内に最外の第2シード層を形成することと、前記最外の第1シード層上に最外の第1電解めっき膜を形成することと、前記最外の第2シード層上に最外の第2電解めっき膜を形成することと、前記最外の第1電解めっき膜上に最外の第1エッチングレジストを形成することと、前記最外の第2電解めっき膜上に最外の第2エッチングレジストを形成することと、前記最外の第1エッチングレジストから露出する前記最外の第1電解めっき膜と前記最外の第1シード層と前記最外の第1金属箔を除去することと、前記最外の第2エッチングレジストから露出する前記最外の第2電解めっき膜と前記最外の第2シード層と前記最外の第2金属箔を除去することと、前記最外の第1エッチングレジストを除去することで、前記最外の第1樹脂絶縁層上に前記最外の第1金属箔と前記最外の第1金属箔上の前記最外の第1シード層と前記最外の第1シード層上の前記最外の第1電解めっき膜とからなる最外の第1導体層を形成することと、前記最外の第2エッチングレジストを除去することで、前記最外の第2樹脂絶縁層上に前記最外の第2金属箔と前記最外の第2金属箔上の前記最外の第2シード層と前記最外の第2シード層上の前記最外の第2電解めっき膜とからなる最外の第2導体層を形成すること、とからなる。そして、前記第1導体層の厚みと前記第3導体層の厚みとの比(第1導体層の厚み/第3導体層の厚み)は1.2以上、3以下であり、前記第1導体層の厚みと前記第2導体層の厚みと前記最外の第1導体層の厚みと前記最外の第2導体層の厚みは略等しく、前記第3導体層の厚みと前記第4導体層の厚みは略等しい。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、コア層上の導体層(コア基板を形成する第1導体層と第2導体層)と最外の導体層(最外の第1導体層と最外の第2導体層)は、サブトラクティブ法で形成され、コア基板の導体層と最外の導体層との間に位置する導体層(第3導体層と第4導体層)はMSAP法で形成されている。そして、最外の第1導体層の厚みと最外の第2導体層の厚みは、第3導体層の厚みと第4導体層の厚みより厚い。従って、厚い厚みを有する最外の導体層でプリント配線板が補強される。プリント配線板は、最も外に位置する導体層で補強される。そのため、プリント配線板の反りを低減することができる。
また、コア基板の導体層(第1導体層と第2導体層)の厚みは、第3導体層の厚みと第4導体層の厚みより厚い。そのため、コア基板は厚い厚みを有するコア基板の導体層で補強される。従って、スルーホール導体に働くストレスを小さくすることができる。スルーホール導体を介する第1導体層と第2導体層間の接続信頼性を高くすることができる。
第3導体層の厚みと第4導体層の厚みは、最外の導体層の厚みやコア基板の導体層の厚みより薄い。そのため、コア基板と最外の導体層の間に位置する導体層に微細な導体回路を形成することができる。導体層の数と樹脂絶縁層の数を少なくすることができる。スルーホール導体の直上に形成されるビア導体の数を少なくすることができる。そのため、スルーホール導体に働くストレスを小さくすることができる。スルーホール導体を介する第1導体層と第2導体層間の接続信頼性を高くすることができる。
図1(A)は本発明の実施形態に係るプリント配線板の断面図であり、図1(B)は半田バンプを有するプリント配線板の断面図である。 図2(A)は実施形態のプリント配線板の拡大図であり、図2(B)は貫通孔の説明図である。 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の製造工程図 実施形態のプリント配線板の説明図
[実施形態]
実施形態のプリント配線板10の製造方法が図3〜図7に示される。
図3(A)に示される出発基板20zが準備される。出発基板20zは、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sを有するコア層20とコア層20の第1面Fに積層されている第1金属箔32tfと第2面Sに積層されている第2金属箔32tsで形成されている。第1金属箔32tfは、コア層20の第1面Fと第1金属箔32tfとの間の界面に第1マット面32tfmを有する。第1マット面32tfmの粗面の十点平均粗さRz1は3.5μm以上、5.0μm以下である。第2金属箔32tsは、コア層20の第2面Sと第2金属箔32tsとの間の界面に第2マット面32tsmを有する。第2マット面32tsmの粗面の十点平均粗さRz2は3.5μm以上、5.0μm以下である。コア層20は樹脂と補強材で形成されている。コア層20は無機粒子を有しても良い。コア層20の樹脂の例は、エポキシ樹脂やBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂である。コア層20の補強材の例はガラスクロスやアラミド繊維である。コア層20の無機粒子の例はシリカやアルミナである。
図3(B)に示されるように、第1金属箔32tfにCO2レーザが照射される。コア層20の第1面F側に第1開口28Fが形成される。第1開口28Fは、第1面Fから第2面Sに向かってテーパーしている。テーパーが形成されるように、レーザの条件が設定される。レーザの条件はショット数やパルス幅、出力等である。第2ショットの径を第1ショットの径より小さくすることが出来る。第1開口28Fは、ダイレクト法、もしくは、コンフォーマル法で形成される。ダイレクト法では、金属箔にレーザが直接照射される。コンフォーマル法では、金属箔に開口が形成され、その後、その開口により露出されるコア層や樹脂絶縁層にレーザが照射される。
図3(C)に示されるように、第2金属箔32tsにCO2レーザが照射される。コア層20の第2面S側に第2開口28Sが形成される。第2開口28Sは、第2面Sから第1面Fに向かってテーパーしている。テーパーが形成されるように、レーザの条件が設定される。レーザの条件はショット数やパルス幅、出力等である。第2ショットの径を第1ショットの径より小さくすることが出来る。コア層20内で第2開口28Sが第1開口28Fに繋がる。第1開口28Fと第2開口28Sで貫通孔28が形成される。第1開口と第2開口の接合箇所に接合エリア28Pが形成される。接合エリア28Pの外周がネック部28Cを形成する。接合エリア28Pは図2(B)に示されている。図2(B)では、接合エリア28Pに斜線が描かれている。第1開口28Fと第2開口28Sはダイレクト法で形成される。
第1金属箔32tfと第2金属箔32ts、貫通孔28の側壁上に無電解めっき処理により第1シード層42tfと第2シード層42tsとシード層42ttが形成される(図3(D))。第1シード層42tfと第2シード層42tsとシード層42ttは同時に形成されている。第1シード層42tfは第1金属箔32tf上に形成されている。第2シード層42tsは第2金属箔32ts上に形成されている。シード層42ttは貫通孔28の側壁上に形成されている。
第1シード層42tfを用いて、第1シード層上に第1電解めっき膜44tfが形成され、第2シード層42tsを用いて、第2シード層上に第2電解めっき膜44tsが形成される。シード層42ttを用いて貫通孔28内に電解めっき膜44ttが形成される(図4(A))。第1電解めっき膜44tfと第2電解めっき膜44tsと電解めっき膜で44ttは同時に形成される。
第1電解めっき膜44tf上に第1エッチングレジスト48tfが形成される。第2電解めっき膜44ts上に第2エッチングレジスト48tsが形成される(図4(B))。第1エッチングレジスト48tfと第2エッチングレジスト48tsは同時に形成される。
第1エッチングレジスト48tfから露出する第1電解めっき膜44tfと第1シード層42tf、第1金属箔32tfがエッチングで除去される。第2エッチングレジスト48tsから露出する第2電解めっき膜44tsと第2シード層42ts、第2金属箔32tsがエッチングで除去される。第1電解めっき膜44tfと第1シード層42tfと第1金属箔32tfの除去と第2電解めっき膜44tsと第2シード層42tsと第2金属箔32tsの除去は同時に行われる。
第1エッチングレジスト48tfと第2エッチングレジスト48tsが同時に除去され、第1導体層34Fと第2導体層34Sが形成される。同時に、貫通孔28にスルーホール導体36が形成される。コア基板30が完成する(図4(C))。第1導体層34Fと第2導体層34Sはサブトラクティブ法で形成される。
実施形態では、貫通孔28の略中央部分に接合エリア28Pやネック部28Cが形成される。そのため、めっきでスルーホール導体36が形成される時、スルーホール導体36内にボイドが発生し難い。スルーホール導体36の信頼性が高い。第1導体層34Fは、第1金属箔32tfと第1金属箔32tf上の第1シード層42tfと第1シード層42tf上の第1電解めっき膜44tfから成る。第2導体層34Sは第2金属箔32tsと第2金属箔32ts上の第2シード層42tsと第2シード層42ts上の第2電解めっき膜44tsから成る。第1導体層34Fの厚みTfは15μm以上、35μm以下であり、第2導体層34Sの厚みTsは15μm以上、35μm以下であり、第1導体層34Fの第1金属箔32tfの厚みT1は2μm以上、15μm以下であり、第2導体層34Sの第2金属箔32tsの厚みT2は2μm以上、15μm以下である。第1導体層34Fの第1電解めっき膜44tfの厚みt1は1μm以上、12μm以下であり、第2導体層34Sの第2電解めっき膜44tsの厚みt2は1μm以上、12μm以下である。
第1導体層34Fはスルーホール導体直上に形成されている第1スルーホールランド36Fを含む。第1スルーホールランド36Fはスルーホール導体36に直接繋がっている。第2導体層34Sはスルーホール導体直上に形成されている第2スルーホールランド36Sを含む。第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36に直接繋がっている。
コア基板30の第1面Fと第1導体層34F上に第1樹脂絶縁層50Fと第3金属箔32sfが順に積層される。第2面Sと第2導体層34S上に第2樹脂絶縁層50Sと第4金属箔32ssが順に積層される(図4(D))。第3金属箔32sfは、第1樹脂絶縁層50Fと第3金属箔32sfとの間の界面に第3マット面32sfmを有する。第3マット面32sfmの凹凸の十点平均粗さRzI1は1.5μm以上、2.5μm以下である。第4金属箔32ssは、第2樹脂絶縁層50Sと第4金属箔32ssとの間の界面に第4マット面32ssmを有する。第4マット面32ssmの凹凸の十点平均粗さRzI2は1.5μm以上、2.5μm以下である。第1樹脂絶縁層50Fと第2樹脂絶縁層50Sは、ガラスクロス等の補強材とシリカ等の無機粒子とエポキシ等の樹脂で形成されている。
CO2ガスレーザにて第1樹脂絶縁層50Fと第3金属箔32sfを貫通し第1導体層34Fへ至る第3開口51Fが形成される。第2樹脂絶縁層50Sと第4金属箔32ssを貫通し第2導体層34Sに至る第4開口51Sが形成される(図5(A))。第3開口と第4開口はダイレクト法、もしくは、コンフォーマル法で形成される。コンフォーマル法が好ましい。
第3金属箔32sfと第3開口51Fの内壁上に第3シード層42sfが形成される。第4金属箔32ssと第4開口51Sの内壁上に第4シード層42ssが形成される。第3シード層42sfと第4シード層42ssは同時に形成される。
第3シード層42sf上に第1めっきレジスト48sfが形成され、第4シード層42ss上に第2めっきレジスト48ssが形成される(図5(B))。第1めっきレジスト48sfと第2めっきレジスト48ssは同時に形成される。
第1めっきレジスト48sfから露出する第3シード層42sf上に第3電解めっき膜44sfが形成される。第2めっきレジスト48ssから露出する第4シード層42ss上に第4電解めっき膜44ssが形成される。この時、第3開口51Fは第3電解めっき膜44sfで充填される。第4開口51Sは第4電解めっき膜44ssで充填される。第3開口51Fに第1導体層34Fと接続する第1ビア導体60Fが形成され。第4開口51Sに第2導体層34Sと接続する第2ビア導体60Sが形成される(図5(C))。めっきレジスト48sf、48ssが除去される。第1めっきレジスト48sfと第2めっきレジスト48ssは同時に除去される。
第3電解めっき膜44sfから露出する第3シード層42sfと第3金属箔32sfが除去される。第4電解めっき膜44ssから露出する第4シード層42ssと第4金属箔32ssが除去される。第3シード層42sfと第3金属箔32sfと第4シード層42ssと第4金属箔32ssは同時に除去される。第3導体層58Fと第4導体層58SがMSAP(Modified Semi Additive Process)法で形成される(図5(D))。
第3導体層58Fは、第3金属箔32sfと第3金属箔32sf上の第3シード層42sfと第3シード層42sf上の第3電解めっき膜44sfとから成る。第4導体層58Sは、第4金属箔32ssと第4金属箔32ss上の第4シード層42ssと第4シード層42ss上の第4電解めっき膜44ssとから成る。
第3導体層58Fの厚みSfは5μm以上、25μm以下であり、第4導体層58Sの厚みSsは5μm以上、25μm以下である。第3金属箔32sfの厚みS1は2μm以上、5μm以下であり、第3電解めっき膜44sfの厚みs1は5μm以上、25μm以下である。第4金属箔32ssの厚みS2は2μm以上、5μm以下であり、第4電解めっき膜44ssの厚みs2は5μm以上、25μm以下である。
図4(D)〜図5(D)の工程が繰り返される。
第3樹脂絶縁層150Fが第1樹脂絶縁層50Fと第3導体層58F上に形成される。
第4樹脂絶縁層150Sが第2樹脂絶縁層50Sと第4導体層58S上に形成される。
第3樹脂絶縁層150F上に第5導体層158FがMSAP法で形成される。同時に、第3樹脂絶縁層150Fを貫通し、第3導体層58Fと第5導体層158Fを接続する第3ビア導体160Fが形成される。第5導体層158Fは、第5金属箔32gfと第5金属箔32gf上の第5シード層42gfと第5シード層42gf上の第5電解めっき膜44gfとから成る。
第5金属箔32gfは、第3樹脂絶縁層150Fと第5金属箔32gfとの間の界面に第5マット面32gfmを有する。第5マット面32gfmの凹凸の十点平均粗さRzUI1は1.5μm以上、2.5μm以下である。
第5導体層158Fの厚みGfは5μm以上、25μm以下である。第5導体層158Fを形成する第5金属箔32gfの厚みG1は2μm以上、5μm以下であり、第5電解めっき膜44gfの厚みg1は5μm以上、25μm以下である。
第4樹脂絶縁層150S上に第6導体層158SがMSAP法で形成される。同時に、第4樹脂絶縁層150Sを貫通し、第4導体層58Sと第6導体層158Sを接続する第4ビア導体160Sが形成される(図6(A))。第6導体層158Sは、第6金属箔32gsと第6金属箔32gs上の第6シード層42gsと第6シード層42gs上の第6電解めっき膜44gsとから成る。
第6金属箔32gsは、第4樹脂絶縁層150Sと第6金属箔32gsとの間の界面に第6マット面32gsmを有する。第6マット面32gsmの凹凸の十点平均粗さRzUI2は1.5μm以上、2.5μm以下である。
第6導体層158Sの厚みGsは5μm以上、25μm以下である。第6導体層158Sを形成する第6金属箔32gsの厚みG2は2μm以上、5μm以下であり、第6電解めっき膜44gsの厚みg2は5μm以上、25μm以下である。
第3樹脂絶縁層150Fと第5導体層158F上に最外の第1樹脂絶縁層250Fと最外の第1金属箔32ufが順に積層される。
第4樹脂絶縁層150Sと第6導体層158S上に最外の第2樹脂絶縁層250Sと最外の第2金属箔32usが順に積層される。
ダイレクト法で最外の第1樹脂絶縁層250Fと最外の第1金属箔32ufを貫通し、第5導体層158Fに至る第5開口(最外の第1開口)251Fが形成される。
ダイレクト法で最外の第2樹脂絶縁層250Sと最外の第2金属箔32usを貫通し、第6導体層158Sに至る第6開口(最外の第2開口)251Sが形成される。
最外の第1金属箔32ufと第5開口251Fの内壁上に第7シード層(最外の第1シード層)42ufが形成される。最外の第2金属箔32usと第6開口251Sの内壁上に第8シード層(最外の第2シード層)42usが形成される。第7シード層42ufと第8シード層42usは同時に形成される。
第7シード層42uf上に第7電解めっき膜(最外の第1電解めっき膜)44ufが形成される。第8シード層42us上に第8電解めっき膜(最外の第2電解めっき膜)44usが形成される。第7電解めっき膜44ufと第8電解めっき膜44usは同時に形成される。
第7電解めっき膜44uf上に第7エッチングレジスト(最外の第1エッチングレジスト)48ufが形成される。第8電解めっき膜44us上に第8エッチングレジスト(最外の第2エッチングレジスト)48usが形成される。第7エッチングレジスト48ufと第8エッチングレジスト48usは同時に形成される。
第7エッチングレジスト48ufから露出する第7電解めっき膜44ufと第7シード層42ufと最外の第1金属箔32ufがサブトラクティブ法で除去される。
第8エッチングレジスト48usから露出する第8電解めっき膜44usと第8シード層42usと最外の第2金属箔32usがサブトラクティブ法で除去される。
第7電解めっき膜44ufと第7シード層42ufと最外の第1金属箔32ufと第8電解めっき膜44usと第8シード層42usと最外の第2金属箔32usは同時に除去される。
実施形態のプリント配線板10では、コア基板を形成している導体層34F、34Sと最外の導体層258F、258Sはサブトラクティブ法で形成される。そして、コア基板と最外の導体層との間に位置する導体層が複数の場合、少なくとも1つの導体層はMSAP法で形成される。
コア基板と最外の導体層との間に位置する導体層の数が3以上の場合、2/3以上の導体層はMSAP法で形成される。
サブトラクティブ法で形成される導体層の厚みとMSAP法で形成される導体層の厚みとの比(サブトラクティブ法で形成される導体層の厚み/MSAP法で形成される導体層の厚み)SMは、1.2以上、3以下である。サブトラクティブ法で形成される各導体層の厚みは略等しい。従って、第1導体層の厚みと第2導体層の厚みと最外の第1導体層の厚みと最外の第2導体層の厚みは略等しい。
MSAP法で形成される各導体層の厚みは略等しい。従って、第3導体層の厚みと第4導体層の厚みと第5導体層の厚みと第6導体層の厚みは略等しい。第3導体層と第4導体層がMSAP法で形成され、第5導体層と第6導体層がサブトラクティブ法で形成されていると、第3導体層の厚みと第4導体層の厚みは略等しく、第1導体層の厚みと第2導体層の厚みと第5導体層の厚みと第6導体層の厚みと最外の第1導体層の厚みと最外の第2導体層の厚みは略等しい。
比SMは1より大きいので、サブトラクティブ法で形成される導体層の厚みはMSAP法で形成される導体層の厚みより厚い。サブトラクティブ法で形成される導体層の厚みは相対的に厚く、MSAP法で形成される導体層の厚みは相対的に薄い。従って、サブトラクティブ法で形成される導体層は厚い厚みを有する導体層で形成される。MSAP法で形成される導体層は薄い厚みを有する導体層で形成される。
実施形態では、コア基板の導体層がサブトラクティブ法で形成されるので、コア基板は厚い厚みを有する導体層で形成される。そのため、実施形態によれば、コア基板の強度を高くすることができる。その後、コア基板上に樹脂絶縁層と導体層が交互に積層される。つまり、コア基板上に樹脂絶縁層と導体層とからなるビルドアップ層が形成される。その時、コア基板の強度が高いので、ビルドアップ層に微細な配線を形成することができる。
比SMが1.2以上であると、ビルドアップ層の平坦性が高い。比SMが3を超えると、ビルドアップ層の平坦性が低い。
実施形態では、最外の導体層がサブトラクティブ法で形成されるので、最外の導体層は厚い厚みを有する導体層で形成される。従って、実施形態によれば、プリント配線板10は最外の導体層で補強される。そのため、プリント配線板10の導体層の数を多くすることができる。例えば、導体層の数が14以上でも、プリント配線板10の反りを小さくすることができる。
プリント配線板の厚みは薄いことが好ましい。そのため、コア基板と最外の導体層との間に位置する導体層は、MSAP法で形成される。プリント配線板の厚みを薄くすることができる。
図1(A)は、実施形態に係るプリント配線板の断面図である。
プリント配線板10は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するコア基板30を有する。コア基板は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するコア層20と、コア層20の第1面F上に形成されている第1導体層34Fと、コア層20の第2面S上に形成されている第2導体層34Sと、コア層20を貫通し第1導体層34Fと第2導体層34Sとを接続しているスルーホール導体36で形成されている。コア層20は、樹脂と補強材と無機粒子で形成されている。樹脂の例はエポキシであり、補強材の例はガラスクロスであり、無機粒子の例はシリカである。コア層20は、第1面Fから第2面Sに向かってテーパーしている第1開口28Fと第2面Sから第1面Fに向かってテーパーしている第2開口28Sとからなる貫通孔28を有する。貫通孔28内にめっきを充填することで、スルーホール導体36が形成されている。コア基板30の第1面Fとコア層20の第1面Fは同じ面であり、コア基板30の第2面Sとコア層20の第2面Sは同じ面である。
プリント配線板10は、さらに、コア基板30の第1面F上に第1ビルドアップ層Bu1有する。第1ビルドアップBu1層は、コア基板30の第1面Fと第1導体層34F上に形成されている第1樹脂絶縁層50Fと、第1樹脂絶縁層50F上に形成されている内側の第1導体層(第3導体層)58Fと、第1樹脂絶縁層50Fを貫通し、第1導体層34Fと内側の第1導体層58Fとを接続する第1ビア導体60Fと、第1樹脂絶縁層50Fと内側の第1導体層58F上に形成されている第3樹脂絶縁層150Fと、第3樹脂絶縁層150F上に形成されている内側の第3導体層(第5導体層)158Fと、第3樹脂絶縁層150Fを貫通し、内側の第1導体層58Fと内側の第3導体層158Fとを接続する第3ビア導体160Fと、第3樹脂絶縁層150Fと内側の第3導体層158F上に形成されている最外の第1樹脂絶縁層250Fと、最外の第1樹脂絶縁層250F上に形成されている最外の第1導体層258Fと、最外の第1樹脂絶縁層250Fを貫通し、内側の第3導体層158Fと最外の第1導体層258Fとを接続する最外の第1ビア導体260Fとを有する。
第2ビルドアップ層Bu2は、コア基板30の第2面Sと第2導体層34S上に形成されている第2樹脂絶縁層50Sと、第2樹脂絶縁層50S上に形成されている内側の第2導体層(第4導体層)58Sと、第2樹脂絶縁層50Sを貫通し、第2導体層34Sと内側の第2導体層58Sとを接続する第2ビア導体60Sと、第2樹脂絶縁層50Sと内側の第2導体層58S上に形成されている第4樹脂絶縁層150Sと、第4樹脂絶縁層150S上に形成されている内側の第4導体層(第6導体層)158Sと、第4樹脂絶縁層150Sを貫通し、内側の第2導体層58Sと内側の第4導体層158Sとを接続する第4ビア導体160Sと、第4樹脂絶縁層150Sと内側の第4導体層158S上に形成されている最外の第2樹脂絶縁層250Sと、最外の第2樹脂絶縁層250S上に形成されている最外の第2導体層258Sと、最外の第2樹脂絶縁層250Sを貫通し、内側の第4導体層158Sと最外の第2導体層258Sとを接続する最外の第2ビア導体260Sとを有する。
第1ビルドアップ層Bu1と第2ビルドアップ層Bu2に属する樹脂絶縁層は、樹脂と補強材と無機粒子で形成されている。それらの例はコア層の例と同じである。
第1ビルドアップ層Bu1上に第1開口71Fを有する第1ソルダーレジスト層70Fが形成されている。第1開口71Fから露出する最外の第1導体層258Fは、電子部品を実装するための第1パッド73Fを形成する。
第2ビルドアップ層Bu2上に第2開口71Sを有する第2ソルダーレジスト層70Sが形成されている。第2開口71Sから露出する最外の第2導体層258Sは、電子部品を実装するための第2パッド73Sを形成する。
図3(C)に示されるように、貫通孔28は、第1開口28Fと第2開口28Sで形成されていて、第1開口28Fと第2開口28Sは接合エリア28Pで繋がっている。接合エリア28Pの外周はネック部28Cと称される。実施形態のスルーホール導体36は、このような貫通孔28内に形成されている。そのため、スルーホール導体36はネック部28Cで屈曲する。従って、実施形態のスルーホール導体36がストレスを受けると、接続信頼性が低下しやすい。しかしながら、導体層の厚みの観点から、実施形態のスルーホール導体36は劣化しがたい。
第1導体層34Fはスルーホール導体36に直接繋がっている第1スルーホールランド36Fを有する。第1スルーホールランド36Fはスルーホール導体36の直上に位置し、スルーホール導体36から延びている。
第2導体層34Sはスルーホール導体36に直接繋がっている第2スルーホールランド36Sを有する。第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36の直上に位置し、スルーホール導体36から延びている。
スルーホール導体36は第1スルーホールランド36Fと第2スルーホールランド36Sを接続している。
第1ビルドアップ層Bu1と第2ビルドアップ層Bu2に属する導体層は、最外の導体層と内側の導体層に分類される。内側の導体層は、コア基板と最外の導体層との間に位置する導体層である。第1導体層と第2導体層はコア基板の導体層である。最外の導体層は、最外の第1導体層258Fと最外の第2導体層258Sである。図2では、内側の導体層は、内側の第1導体層58Fと内側の第2導体層58Sと内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sである。
第1ビルドアップ層Bu1内の少なくとも1つの内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsより薄い。
第1ビルドアップ層Bu1が複数の内側の導体層を有すると、第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層は、薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層に分類される。そして、薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsより薄い。また、厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsと略等しい。
薄い厚みを有する内側の導体層の数は厚い厚みを有する内側の導体層の数より大きい。
第2ビルドアップ層Bu2内の少なくとも1つの内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsより薄い。
第2ビルドアップ層Bu2が複数の内側の導体層を有すると、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層は、薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層に分類される。そして、薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsより薄い。また、厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsと略等しい。
薄い厚みを有する内側の導体層の数は厚い厚みを有する内側の導体層の数より大きい。
第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層で形成され、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層で形成される。その場合、第1ビルドアップ層Bu1内の薄い厚みを有する内側の導体層の厚みと第2ビルドアップ層Bu2内の薄い厚みを有する内側の導体層の厚みは略等しい。第1ビルドアップ層Bu1内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みと第2ビルドアップ層Bu2内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは略等しい。ビルドアップ層Bu1、Bu2内の厚い厚みを有する内側の導体層の厚みは、第1導体層34Fの厚みTf、第2導体層34Sの厚みTs、最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsと略等しい。
第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層が薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層で形成されると、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層は薄い厚みを有する内側の導体層と厚い厚みを有する内側の導体層で形成される。その場合、第1ビルドアップ層Bu1内の薄い厚みを有する内側の導体層と第2ビルドアップ層Bu2内の薄い厚みを有する内側の導体層はコア基板に関して対称に形成される。同様に、第1ビルドアップ層Bu1内の厚い厚みを有する内側の導体層と第2ビルドアップ層Bu2内の厚い厚みを有する内側の導体層はコア基板に関して対称に形成される。その例が図8に示される。図8では導体層に番号が順に付けられている。コア基板30に最も近い内側の導体層に1が付与され、最外の導体層258F、258Sに最も近い内側の導体層に最も大きな数字が付与される。
図8に示されるように、第1ビルドアップ層Bu1内の番号1で示される内側の導体層が厚い厚みを有する内側の導体層MBCであれば、第2ビルドアップ層Bu2内の番号1で示される内側の導体層は厚い厚みを有する内側の導体層MBCである。それら以外の内側の導体層2、3は、薄い厚みを有する導体層MFCである。
図2に示されるプリント配線板10の例では、内側の第1導体層58Fと内側の第2導体層58Sは薄い厚みを有する内側の導体層に属し、内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sは、厚みを有する内側の導体層に属する。そして、第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsは略等しい。内側の第1導体層58Fの厚みSfは第1導体層34Fの厚みTfより薄い。内側の第2導体層58Sの厚みSsは第1導体層34Fの厚みTfより厚い。内側の第1導体層58Fの厚みSfと内側の第2導体層58Sの厚みSsは略等しい。内側の第3導体層158Fの厚みGfと内側の第4導体層158Sの厚みGsは、第1導体層34Fの厚みTfと略等しい。
内側の第1導体層58Fの厚みSfは、第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと内側の第1導体層58Fの厚みSfと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsの中で最も小さい。内側の第2導体層58Sの厚みSsは、第1導体層34Fの厚みTfと第2導体層34Sの厚みTsと内側の第2導体層58Sの厚みSsと最外の第1導体層258Fの厚みUfと最外の第2導体層258Sの厚みUsの中で最も小さい。
導体層を形成する金属箔の厚みは導体層の厚みに関連している。即ち、厚い厚みを有する導体層を形成する金属箔の厚みは薄い厚みを有する導体層を形成する金属箔の厚みより厚い。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは、厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みより薄い。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは、最外の導体層(最外の第1導体層258F、最外の第2導体層258S)を形成する金属箔(最外の第1金属箔32uf、最外の第2金属箔32us)の厚みより薄い。薄い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みは、コア基板の導体層(第1導体層34F、第2導体層34S)を形成する金属箔(第1金属箔32tf、第2金属箔32ts)の厚みより薄い。厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みと最外の導体層を形成する金属箔の厚みは略等しい。厚い厚みを有する内側の導体層を形成する金属箔の厚みとコア基板の導体層を形成する金属箔の厚みは略等しい。
例えば、第3金属箔32sfの厚みS1は、第1金属箔32tfの厚みT1と第2金属箔32tsの厚みT2と第3金属箔32sfの厚みS1と最外の第1金属箔32ufの厚みU1と最外の第2金属箔32usの厚みU2の中で最も小さい。第4金属箔32ssの厚みS2は、第1金属箔32tfの厚みT1と第2金属箔32tsの厚みT2と第4金属箔32ssの厚みS2と最外の第1金属箔32ufの厚みU1と最外の第2金属箔32usの厚みU2の中で最も小さい。
導体層を形成する電解銅めっき膜の厚みと金属箔の厚みとの比(電解銅めっき膜の厚み/金属箔の厚み)Rは導体層を形成する金属箔の厚みに関連している。金属箔の厚みが厚いと、比Rは1より小さい。金属箔の厚みが薄いと、比Rは1より大きい。即ち、薄い厚みを有する導体層では、比Rは1より大きい。厚い厚みを有する導体層では、比Rは1より小さい。
第1導体層34Fを形成する第1電解めっき膜44tfの厚みは厚みt1で、第2導体層34Sを形成する第2電解めっき膜44tsの厚みは厚みt2である。第3導体層58Fを形成する第3電解めっき膜44sfの厚みは厚みs1で、第4導体層58Sを形成する第4電解めっき膜44ssの厚みは厚みs2である。第5導体層158Fを形成する第5電解めっき膜44gfの厚みは厚みg1で、第6導体層158Sを形成する第6電解めっき膜44gsの厚みは厚みg2である。最外の第1導体層258Fを形成する最外の第1電解めっき膜44ufの厚みは厚みu1で、最外の第2導体層258Sを形成する最外の第2電解めっき膜44usの厚みは厚みu2である。
例えば、第1電解めっき膜44tfの厚みt1と第1金属箔32tfの厚みT1との比(t1/T1)は1より小さい。第2電解めっき膜44tsの厚みt2と第2金属箔32tsの厚みT2との比(t2/T2)は1より小さい。最外の第1電解めっき膜44ufの厚みu1と最外の第1金属箔32ufの厚みU1との比(u1/U1)は1より小さい。最外の第2電解めっき膜44usの厚みu2と最外の第2金属箔32usの厚みU2との比(u2/U2)は1より小さい。第3電解めっき膜44sfの厚みs1と第3金属箔32sfの厚みS1との比(s1/S1)は1より大きい。第4電解めっき膜44ssの厚みs2と第4金属箔32ssの厚みS2との比(s2/S2)は1より大きい。
薄い厚みを有する導体層では、導体層を形成する電解銅めっき膜の厚みと導体層を形成する金属箔の厚みとの比(電解銅めっき膜の厚み/金属箔の厚み)は、1.5以上、4以下である。また、厚い厚みを有する導体層では、導体層を形成する電解銅めっき膜の厚みと導体層を形成する金属箔の厚みとの比(電解銅めっき膜の厚み/金属箔の厚み)は、0.6以上、0.9以下である。例えば、比(t1/T1)と比(t2/T2)、比(u1/U1)、比(u2/U2)は0.7以上、0.85以下であり、比(s1/S1)と比(s2/S2)は2.5以上、3.5以下である。
実施形態のプリント配線板では、最外の第1導体層258Fと最外の第2導体層258Sが厚い厚みを有する導体層に属する。そのため、最外の第1導体層258Fを形成する最外の第1金属箔32ufの厚みU1と最外の第2導体層258Sを形成する最外の第2金属箔32usの厚みU2を厚くすることができる。それらでプリント配線板10が補強される。プリント配線板は、最も外に位置する導体層で補強される。そのため、プリント配線板10の反りを低減することができる。スルーホール導体36を介する第1導体層34Fと第2導体層34S間の接続信頼性を高くすることができる。最外の第1導体層258Fに実装される電子部品とプリント配線板10との間の接続信頼性を高くすることができる。最外の第2導体層258Sに実装される電子部品とプリント配線板10との間の接続信頼性を高くすることができる。
第1ビルドアップ層Bu1に属し、最外の第1導体層以外の導体層は、第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層と称される。第2ビルドアップ層Bu2に属し、最外の第2導体層以外の導体層は、第2ビルドアップ層内の内側の導体層と称される。
第1ビルドアップ層Bu1内の内側の導体層は薄い厚みを有する導体層を有し、第2ビルドアップ層Bu2内の内側の導体層は薄い厚みを有する導体層を有する。そのため、内側の導体層内に微細な導体回路を形成することができる。例えば、第3導体層58F、第4導体層58S、第5導体層158Fと第6導体層158Sが薄い厚みを有する導体層で形成されると、第3導体層58F、第4導体層58S、第5導体層158Fと第6導体層158Sは微細な導体回路を有することができる。そのため、実施形態のプリント配線板10の配線密度を高くすることができる。プリント配線板のサイズや厚みを小さくすることができる。この例では、第1ビルドアップ層Bu1と第2ビルドアップ層Bu2が共に複数の内側の導体層を含む。そして、全ての内側の導体層が薄い厚みを有する導体層に属する。
コア基板30はプリント配線板10の厚み方向の略中心に位置する。そのため、プリント配線板10がヒートサイクルを受けると、発生する熱応力はコア基板30に集中しやすい。しかしながら、実施形態のプリント配線板10では、コア基板30を形成する第1導体層34Fと第2導体層34Sが厚い厚みを有する導体層で形成されている。そのため、第1導体層34Fを形成する第1金属箔32tfの厚みT1と第2導体層34Sを形成する第2金属箔32tsの厚みT2を厚くすることができる。これにより、コア基板30が補強される。従って、スルーホール導体36を介する接続信頼性を高くすることができる。
導体層を形成する金属箔はマット面を有する。マット面の粗面により、導体層はコア層20や樹脂絶縁層に接着される。
導体層の厚みや金属箔の厚みは、金属箔のマット面の粗面の大きさと関連している。厚い厚みを有する導体層を形成する金属箔のマット面の粗面の大きさは、薄い厚みを有する導体層を形成する金属箔のマット面の粗面の大きさより大きい。相対的に厚い厚みを有する金属箔のマット面の粗面の大きさは相対的に薄い厚みを有する金属箔のマット面の粗面の大きさより大きい。
第1導体層34Fと第2導体層34Sは厚い厚みを有する導体層なので、コア層20と第1金属箔32tf間の密着強度やコア層20と第2金属箔32ts間の密着強度を高くすることができる。熱応力で第1導体層34Fと第2導体層34Sがコア層20から剥離し難い。
実施形態のプリント配線板10では、コア基板30に形成されている第1導体層34Fと第2導体層34Sがスルーホール導体36で接続されている。第1導体層34Fはスルーホール導体36の周りとスルーホール導体の直上にスルーホール導体36の第1スルーホールランド36Fを有する。スルーホール導体36の周りに形成されている第1スルーホールランド36Fはコア層20の第1面F上に形成されている。また、第2導体層34Sはスルーホール導体36の周りとスルーホール導体36の直上にスルーホール導体の第2スルーホールランド36Sを有する。スルーホール導体36の周りに形成されている第2スルーホールランド36Sはコア層20の第2面S上に形成されている。第1スルーホールランド36Fと第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36から延びている。第1スルーホールランド36Fと第2スルーホールランド36Sはスルーホール導体36と直接接続している。第1スルーホールランド36Fとスルーホール導体36は一体的に形成されている。第2スルーホールランド36Sとスルーホール導体36は一体的に形成されている。そのため、スルーホール導体36と第1導体層34F間の接続信頼性やスルーホール導体36と第2導体層34S間の接続信頼性を高くすることができる。
第1ビルドアップ層Bu1内に薄い厚みを有する内側の導体層が形成されている。第2ビルドアップ層Bu2内に薄い厚みを有する内側の導体層が形成されている。例えば、第3導体層58Fの厚みSf、第4導体層58Sの厚みSs、第5導体層158Fの厚みGfと第6導体層158Sの厚みGsが薄い。そのため、内側の導体層に微細な導体回路を形成することができる。導体層の数と樹脂絶縁層の数を少なくすることができる。スルーホール導体36の直上に形成されるビア導体の数を少なくすることができる。そのため、スルーホール導体36に働くストレスを小さくすることができる。スルーホール導体36を介する第1導体層34Fと第2導体層34S間の接続信頼性を高くすることができる。
第1導体層34Fや第2導体層34S、最外の第1導体層258F、最外の第2導体層258Sでは、導体層を形成する金属箔の厚みが電解めっき膜の厚みより大きい。そのため、これらの導体層の厚みのバラツキを小さくすることができる。これらの導体層の厚みを均一にすることができる。なぜなら、金属箔の厚みのバラツキは電解めっき膜の厚みのバラツキより小さいからである。最外の導体層の厚みのバラツキが小さいので、例えば、部品を実装する面や他の回路基板と接続するための面の平坦度を高くすることができる。従って、実施形態のプリント配線板と電子部品との間の接続信頼性や実施形態のプリント配線板と他の回路基板との間の接続信頼性を高くすることが出来る。
コア基板30を形成している第1導体層34Fと第2導体層34Sが厚い厚みを有する導体層であっても、実施形態では、それらを形成する金属箔の厚みが電解めっき膜の厚みより厚い。そのため、第1導体層34Fの厚みのバラツキや第2導体層34Sの厚みのバラツキを小さくすることができる。例えば、コア基板の平坦度を高くすることができる。実施形態のプリント配線板では、コア基板上にビルドアップ層が積層されるので、コア基板の平坦度を高くすることで、例えば、部品を実装する面や他の回路基板と接続するための面の平坦度を高くすることができる。第1ビルドアップ層Bu1に含まれる導体層の数が7以上であっても、プリント配線板10の反りを小さくすることができる。第2ビルドアップ層Bu2に含まれる導体層の数が7以上であっても、プリント配線板10の反りを小さくすることができる。
図2(A)の1例が次に示される。内側の第1導体層58F、内側の第2導体層58S、内側の第3導体層158Fと内側の第4導体層158Sでは、電解めっき膜の厚みが金属箔の厚みより厚い。そのため、第1ビア導体60F、第2ビア導体60S、第3ビア導体160Fと第4ビア導体160Sの各ビアランドの上面の平坦度を高くすることができる。電解めっき膜の厚みが薄いと、ビア導体用の開口を充填することが難しい。しかしながら、実施形態では、電解めっき膜の厚みが厚いので、ビア導体用の開口を充填することができる。ビアランドの上面が平坦であると、ビア導体の直上にビア導体を形成することができる。高密度なプリント配線板を提供することができる。また、樹脂絶縁層や導体層の数を少なくすることが出来るので、プリント配線板の反りを小さくすることができる。コア基板のビア導体に働くストレスを小さくすることができる。
ビア導体用の開口やスルーホール導体用の開口がダイレクト法で形成されると、ビア導体やスルーホール導体は、サブトラクティブ法で形成される。ビア導体用の開口やスルーホール導体用の開口がコンフォーマル法で形成されると、ビア導体やスルーホール導体は、MSAP法で形成される。
薄い厚みを有する導体層を形成している金属箔は小さな凹凸を有するマット面を有する。厚い厚みを有する導体層を形成している金属箔は大きな凹凸を有するマット面を有する。
小さな凹凸の粗さ(大きさ)Rzは1.5μm以上、2.5μm以下である。大きな凹凸の粗さ(大きさ)Rzは3μm以上、5μm以下である。
大きな凹凸を有するマット面の大きさと小さな凹凸を有するマット面の大きさとの比(大きな凹凸を有するマット面の大きさ/小さな凹凸を有するマット面の大きさ)1.5以上、2.0以下である。高速伝送に適するプリント配線板を提供することができる。
20 コア層
28 貫通孔
28F 第1開口
28S 第2開口
30 コア基板
32tf、32sf、32gf、32uf 金属箔
34F 第1導体層
34S 第2導体層
36 スルーホール導体
50F 第1樹脂絶縁層
50S 第2樹脂絶縁層
58F 内側の第1導体層
58S 内側の第2導体層
250F 最外の第1樹脂絶縁層
250S 最外の第2樹脂絶縁層
258F 最外の第1導体層
258S 最外の第2導体層

Claims (4)

  1. 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有するコア層と前記第1面上に積層されている第1金属箔と前記第2面上に積層されている第2金属箔とからなる出発基板を準備すること、と
    前記出発基板にスルーホール導体用の貫通孔を形成すること、と
    前記第1金属箔上に第1シード層を形成すること、と
    前記第2金属箔上に第2シード層を形成すること、と
    前記貫通孔の側壁上にシード層を形成すること、と
    前記第1シード層上に第1電解めっき膜を形成すること、と
    前記第2シード層上に第2電解めっき膜を形成すること、と
    前記貫通孔の側壁上のシード層上に電解めっき膜を形成することで、前記貫通孔にスルーホール導体を形成すること、と
    前記第1電解めっき膜上に第1エッチングレジストを形成することと、
    前記第2電解めっき膜上に第2エッチングレジストを形成することと、
    前記第1エッチングレジストから露出する前記第1電解めっき膜、前記第1シード層と前記第1金属箔を除去すること、と
    前記第2エッチングレジストから露出する前記第2電解めっき膜、前記第2シード層と前記第2金属箔を除去すること、と
    前記第1エッチングレジストを除去することで、前記第1面上に前記第1金属箔と前記第1金属箔上の前記第1シード層と前記第1シード層上の前記第1電解めっき膜とからなる第1導体層を形成すること、と
    前記第2エッチングレジストを除去することで、前記第2面上に前記第2金属箔と前記第2金属箔上の前記第2シード層と前記第2シード層上の前記第2電解めっき膜とからなる第2導体層を形成すること、と
    前記第1面と前記第1導体層上に第1樹脂絶縁層を形成すること、と
    前記第2面と前記第2導体層上に第2樹脂絶縁層を形成すること、と
    前記第1樹脂絶縁層上に第3金属箔を積層すること、と
    前記第2樹脂絶縁層上に第4金属箔を積層すること、と
    前記第3金属箔と前記第1樹脂絶縁層を貫通し、前記第1導体層に至る第3開口を形成すること、と
    前記第4金属箔と前記第2樹脂絶縁層を貫通し、前記第2導体層に至る第4開口を形成すること、と
    前記第3金属箔上と前記第3開口内に第3シード層を形成すること、と
    前記第4金属箔上と前記第4開口内に第4シード層を形成すること、と
    前記第3シード層上に第1めっきレジストを形成すること、と
    前記第4シード層上に第2めっきレジストを形成すること、と
    前記第1めっきレジストから露出する前記第3シード層上に第3電解めっき膜を形成すること、と
    前記第2めっきレジストから露出する前記第4シード層上に第4電解めっき膜を形成すること、と
    前記第1めっきレジストと前記第2めっきレジストを除去すること、と
    前記第3電解めっき膜から露出する前記第3シード層と前記第3金属箔を除去することで、前記第1樹脂絶縁層上に前記第3金属箔と前記第3金属箔上の前記第3シード層と前記第3シード層上の前記第3電解めっき膜とからなる第3導体層を形成すること、と
    前記第4電解めっき膜から露出する前記第4シード層と前記第4金属箔を除去することで、前記第2樹脂絶縁層上に前記第4金属箔と前記第4金属箔上の前記第4シード層と前記第4シード層上の前記第4電解めっき膜とからなる第4導体層を形成すること、と
    前記第1樹脂絶縁層と前記第3導体層上に最外の第1樹脂絶縁層を形成すること、と
    前記第2樹脂絶縁層と前記第4導体層上に最外の第2樹脂絶縁層を形成すること、と
    前記最外の第1樹脂絶縁層上に最外の第1金属箔を積層すること、と
    前記最外の第2樹脂絶縁層上に最外の第2金属箔を積層すること、と
    前記最外の第1金属箔と前記最外の第1樹脂絶縁層を貫通し、前記第3導体層に至る最外の第1開口を形成すること、と
    前記最外の第2金属箔と前記最外の第2樹脂絶縁層を貫通し、前記第4導体層に至る最外の第2開口を形成すること、と
    前記最外の第1金属箔上と前記最外の第1開口内に最外の第1シード層を形成すること、と
    前記最外の第2金属箔上と前記最外の第2開口内に最外の第2シード層を形成すること、と
    前記最外の第1シード層上に最外の第1電解めっき膜を形成すること、と
    前記最外の第2シード層上に最外の第2電解めっき膜を形成すること、と
    前記最外の第1電解めっき膜上に最外の第1エッチングレジストを形成すること、と
    前記最外の第2電解めっき膜上に最外の第2エッチングレジストを形成すること、と
    前記最外の第1エッチングレジストから露出する前記最外の第1電解めっき膜と前記最外の第1シード層と前記最外の第1金属箔を除去すること、と
    前記最外の第2エッチングレジストから露出する前記最外の第2電解めっき膜と前記最外の第2シード層と前記最外の第2金属箔を除去すること、と
    前記最外の第1エッチングレジストを除去することで、前記最外の第1樹脂絶縁層上に前記最外の第1金属箔と前記最外の第1金属箔上の前記最外の第1シード層と前記最外の第1シード層上の前記最外の第1電解めっき膜とからなる最外の第1導体層を形成すること、と
    前記最外の第2エッチングレジストを除去することで、前記最外の第2樹脂絶縁層上に前記最外の第2金属箔と前記最外の第2金属箔上の前記最外の第2シード層と前記最外の第2シード層上の前記最外の第2電解めっき膜とからなる最外の第2導体層を形成すること、とからなるプリント配線板の製造方法であって、
    前記第1導体層の厚みと前記第3導体層の厚みとの比(第1導体層の厚み/第3導体層の厚み)は1.2以上、3以下であり、前記第1導体層の厚みと前記第2導体層の厚みと前記最外の第1導体層の厚みと前記最外の第2導体層の厚みは略等しく、前記第3導体層の厚みと前記第4導体層の厚みは略等しい。
  2. 請求項1のプリント配線板の製造方法であって、前記第1シード層を形成することと前記第2シード層を形成することと前記シード層を形成することは同時に行われ、前記第1電解めっき膜を形成することと前記第2電解めっき膜を形成することと前記電解めっき膜を形成することは同時に行われ、前記第1エッチングレジストを形成することと前記第2エッチングレジストを形成することは同時に行われ、前記第1導体層を形成することと前記第2導体層を形成することは同時に行われ、前記第1樹脂絶縁層を形成することと前記第2樹脂絶縁層を形成することと前記第3金属箔を積層することと前記第4金属箔を積層することは同時に行われ、前記第3シード層を形成することと前記第4シード層を形成することは同時に行われ、前記第1めっきレジストを形成することと前記第2めっきレジストを形成することは同時に行われ、前記第3電解めっき膜を形成することと前記第4電解めっき膜を形成することは同時に行われ、前記第3導体層を形成することと前記第4導体層を形成することは同時に行われ、前記最外の第1シード層を形成することと前記最外の第2シード層を形成することは同時に行われ、前記最外の第1電解めっき膜を形成することと前記最外の第2電解めっき膜を形成することは同時に行われ、前記最外の第1エッチングレジストを形成することと前記最外の第2エッチングレジストを形成することは同時に行われ、前記最外の第1導体層を形成することと前記最外の第2導体層を形成することは同時に行われる。
  3. 請求項1のプリント配線板の製造方法であって、前記第3金属箔の厚みは、前記第1金属箔の厚みと前記第2金属箔の厚みと前記第3金属箔の厚みと前記最外の第1金属箔の厚みと前記最外の第2金属箔の厚みの中で最も小さく、前記第4金属箔の厚みは、前記第1金属箔の厚みと前記第2金属箔の厚みと前記第4金属箔の厚みと前記最外の第1金属箔の厚みと前記最外の第2金属箔の厚みの中で最も小さい。
  4. 請求項1のプリント配線板の製造方法であって、前記第1金属箔は、前記第1面と前記第1金属箔との間の界面に第1マット面を有し、前記第2金属箔は、前記第2面と前記第2金属箔との間の界面に第2マット面を有し、前記第3金属箔は、前記第1樹脂絶縁層と前記第3金属箔との間の界面に第3マット面を有し、前記第4金属箔は、前記第2樹脂絶縁層と前記第4金属箔との間の界面に第4マット面を有し、前記最外の第1金属箔は、前記最外の第1樹脂絶縁層と前記最外の第1金属箔との間の界面に最外の第1マット面を有し、前記最外の第2金属箔は、前記最外の第2樹脂絶縁層と前記最外の第2金属箔との間の界面に最外の第2マット面を有し、前記第3マット面の粗面の大きさは、前記第1マット面の粗面の大きさ、前記第2マット面の粗面の大きさ、前記最外の第1マット面の粗面の大きさと前記最外の第2マット面の粗面の大きさより小さく、前記第3マット面の粗面の大きさと前記第4マット面の粗面の大きさは略等しい。
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