JP2019078504A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽内の浴水の熱を貯湯タンクに回収する運転を効率良く実行することが可能な貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】貯湯式給湯装置35は、浴槽30からの浴水と、貯湯タンク8からのタンク水との間で熱を交換する風呂用熱交換器20と、タンク水ポンプ12及び浴水ポンプ29を同時に動作させる熱交換運転と、タンク水ポンプ12を動作させることなく浴水ポンプ29を動作させる攪拌運転とを交互に行う風呂熱回収モードを有する制御装置36とを備える。制御装置36は、風呂熱回収モードの実行中に風呂戻り温度センサ38により検出された浴水温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなると、風呂熱回収モードの実行を終了する処理、熱交換運転を終了する処理、攪拌運転を終了する処理、のうちのいずれかの処理を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
浴槽に残った湯の熱を貯湯タンク内へ回収する熱回収運転を実行可能な貯湯式給湯装置が知られている。特許文献1には、熱回収運転の終了条件として、浴槽水温検知動作停止後の安定した温度を初期温度とし、運転開始後の浴槽水温検知手段の検知温度が初期温度よりも所定値だけ高くなった場合に運転を停止する条件、及び、浴槽水温検知手段の検知温度が熱回収の終了を判定する終了判定温度まで低下した場合に運転を停止する条件が開示されている。
特開2013−170782号公報
特許文献1の装置では以下の課題がある。どちらの停止条件に関しても、浴槽水温検知手段の検知温度が所定水温になることが停止条件となっているため、外乱により一時的に温度変化があり所定水温を検知してしまった場合、浴槽内に回収可能な熱量を残したまま熱回収運転を停止してしまうことがある。外乱によって熱回収運転が終了した場合、熱回収運転の効果が発揮できないことが想定され、熱回収運転停止後の沸上運転の入力を低下させることができないため、省エネルギー性の向上にならない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、浴槽内の浴水の熱を貯湯タンクに回収する運転を効率良く実行することが可能な貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、浴槽からの浴水と、貯湯タンクからのタンク水との間で熱を交換する熱交換器と、タンク水を熱交換器に循環させるタンク水ポンプを有する第一流路と、浴水を熱交換器に循環させる浴水ポンプを有する第二流路と、浴槽から熱交換器へ流入する浴水の温度を検出する温度検出手段と、タンク水ポンプ及び浴水ポンプを同時に動作させる熱交換運転と、タンク水ポンプを動作させることなく浴水ポンプを動作させる攪拌運転とを交互に行う風呂熱回収モードを有する制御手段と、を備え、制御手段は、風呂熱回収モードの実行中に温度検出手段により検出された浴水温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなると、風呂熱回収モードの実行を終了する処理、熱交換運転を終了する処理、攪拌運転を終了する処理、のうちのいずれかの処理を行うものである。
本発明によれば、浴槽内の浴水の熱を貯湯タンクに回収する運転を効率良く実行することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 図1に示す貯湯式給湯装置における風呂熱回収モードのときの回路構成図である。 風呂熱回収モードのときの風呂戻り温度の時間的な変化の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1の貯湯式給湯装置35は、タンクユニット33、HP(ヒートポンプ)ユニット7、及びリモコン装置44を備える。HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御装置36が内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置36により制御される。
リモコン装置44は、運転動作指令及び設定値の変更などに関するユーザーの操作を受け付ける機能を有する。リモコン装置44は、ユーザーインターフェースの例である。制御装置36とリモコン装置44の間は、有線または無線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン装置44には、図示を省略するが、貯湯式給湯装置35の状態等の情報を表示する表示部、ユーザーが操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。リモコン装置44の表示部は、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン装置44は、表示部を報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン装置44は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。複数のリモコン装置44が制御装置36に対して通信可能でもよい。また、例えばスマートフォンのような携帯端末がリモコン装置44のようなユーザーインターフェースとしての機能を有するように構成してもよい。当該携帯端末と制御装置36とが、ネットワークを介して通信してもよい。
HPユニット7は、水を加熱する加熱手段の例である。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続した冷媒回路を備える。HPユニット7は、この冷媒回路によりヒートポンプサイクルの運転を行う。水冷媒熱交換器3では、圧縮機1で圧縮された冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱を交換することで、水が加熱される。圧縮機1で圧縮された冷媒と、水道等の水源から直接供給される水とを水冷媒熱交換器3で熱交換させることができる構成を備えてもよい。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留する。貯湯タンク8の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。貯湯タンク8は、図示のような単一のタンクで構成されるものに限らず、直列に接続された複数のタンクを備えるものでもよい。以下の説明で、貯湯タンク8における高さ方向すなわち上下方向の位置に関して言及するが、貯湯タンク8が直列に接続された複数のタンクを備えるものである場合には、最上位のタンクから最下位のタンクまでの全体の階層において、上下方向の位置が特定されるものとする。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から第一給水配管9aを通って供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部には、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯装置35の外部へ供給するための温水導入出口8dと、HP戻り配管15に連通可能な温水導入出口8eとが設けられている。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ41,42,43が高さを変えて取り付けられている。貯湯温度センサ41は、中温水導入出口8fと同じ高さの位置、または中温水導入出口8fに近い高さの位置にある。貯湯温度センサ42は、貯湯温度センサ41より高い位置にある。貯湯温度センサ43は、貯湯温度センサ41より低い位置にある。これらの貯湯温度センサ41,42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量を把握できる。
制御装置36は、HPユニット7で加熱された湯を貯湯タンク8に流入させる貯湯運転を制御する。制御装置36は、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量に応じて、貯湯運転の開始及び停止などを制御する。貯湯運転では、以下のようになる。貯湯タンク8の下部から流出する低温水は、HP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱され、湯すなわち高温水となる。この高温水は、HP戻り配管15を経由して、貯湯タンク8の上部の温水導入出口8eから貯湯タンク8内に流入する。このような貯湯運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなっていく。制御装置36は、貯湯温度センサ41,42,43により把握される貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量が所定量を超えると、貯湯運転を終了する。
タンクユニット33には、タンク水ポンプ12及び風呂用熱交換器20が内蔵されている。タンク水ポンプ12は、各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、第一送水配管13a上に設けられている。風呂用熱交換器20は、貯湯タンク8から供給されるタンク水と、浴槽30からの浴水との間で熱を交換する。風呂用熱交換器20は、浴槽30に接続されている風呂往き配管27及び風呂戻り配管28の途中に設置されている。風呂往き配管27の途中には、風呂用熱交換器20を通過した浴水の温度を検出するための風呂往き温度センサ37が設置されている。風呂戻り配管28の途中には、浴水を循環させるための浴水ポンプ29と、浴槽30から出て風呂用熱交換器20に入る前の浴水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ38と、浴槽30内の水位レベルを検出するための水位センサ46と、風呂戻り配管28における水の循環を検出するためのフロースイッチ47とが設置されている。以下の説明では、風呂戻り温度センサ38により検出される温度を「風呂戻り温度」と称する。また、風呂往き温度センサ37により検出される温度を「風呂往き温度」と称する。
三方弁11は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。三方弁11は、a−c、b−cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁16は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁16は、a−c、a−d、b−c、b−dの4つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁18は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート、及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、a−b、a−c、a−dの3つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
タンクユニット33は、低温配管10、第一送水配管13a、第一温水配管17a、第二温水配管17b、第三温水配管19a、第四温水配管19b、及び第五温水配管19cを有している。低温配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと、三方弁11のaポートとを接続する。第一送水配管13aは、三方弁11のcポートと、タンク水ポンプ12の入口とを接続する。HP往き配管14は、タンク水ポンプ12の出口と、HPユニット7の入口とを接続する。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口と、四方弁16のbポートとを接続する。第一温水配管17aは、四方弁16のdポートと、四方弁18のaポートとを接続する。第二温水配管17bは、四方弁16のcポートと、貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8cとを接続する。第三温水配管19aは、四方弁18のbポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8eとを接続する。第四温水配管19bは、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dとを接続する。第五温水配管19cは、四方弁18のcポートと、貯湯タンク8の上部から中間部の間に設けられた温水導入口8gとを接続する。
第一タンク循環配管20aは、四方弁18のbポートと、風呂用熱交換器20のタンク水の入口とを接続する。第二タンク循環配管20cは、風呂用熱交換器20のタンク水の出口と、三方弁11のbポートとを接続する。第二送水配管13bは、HP往き配管14におけるタンク水ポンプ12とHPユニット7の入口との間から分岐し、四方弁16のaポートに接続される。
さらに、タンクユニット33は、中温配管79、第一給水配管9a、第二給水配管9b、第三給水配管9c、第四給水配管9d、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23、中温水切替弁78、給湯配管24、風呂配管25、戻り配管20b、及び逆止弁50を有している。
中温水切替弁78は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。中温水切替弁78は、a−c、b−cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
給湯用混合弁22は、第一入口、第二入口、及び出口を備える混合手段である。風呂用混合弁23は、第一入口、第二入口、及び出口を備える混合手段である。
第一給水配管9aの一端は水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続される。第二給水配管9bは、中温水切替弁78のaポートに接続されている。中温配管79は、貯湯タンク8の中間部に設けられた中温水導入出口8fと中温水切替弁78のbポートとを接続している。戻り配管20bは、第二タンク循環配管20cの途中から分岐して、中温配管79の途中に接続されている。逆止弁50は、戻り配管20b上に設置されている。逆止弁50は、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部へ向かう流れを阻害する。これにより、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部への熱の流出を確実に防止できる。第四給水配管9dの一端は、中温水切替弁78のcポートに接続されている。第四給水配管9dの他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第一入口に接続されている。高温配管21の一端は、貯湯タンク8の温水導入出口8dに連通する。高温配管21の他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第二入口に接続されている。
中温水切替弁78は、第二給水配管9bと第四給水配管9dとが連通する第一流路状態と、中温配管79と第四給水配管9dとが連通する第二流路状態の2つの流路状態を切替えて使用する。中温水切替弁78を第一流路状態にすると、水源から供給される低温水が、第二給水配管9b及び第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。中温水切替弁78の第一流路状態は、「低温水使用状態」に相当する。中温水切替弁78を第二流路状態にすると、貯湯タンク8から中温配管79を通って供給される中温水が、第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。中温水切替弁78の第二流路状態は、「中温水使用状態」に相当する。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン装置44にて設定した設定温度の湯を生成し、給湯配管24に流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、給湯配管24から給湯栓34を経由して、ユーザーが使用するシャワー、カラン等の蛇口(図示省略)に供給される。
風呂用混合弁23は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン装置44にて設定した設定温度の湯を生成可能である。風呂用混合弁23で設定温度に調整された湯は、風呂配管25により、風呂用流量センサ45、風呂用電磁弁26、風呂往き配管27、風呂戻り配管28を経て、浴槽30へ流入する。
制御装置36は、風呂用流量センサ45及び水位センサ46により検出される情報に基づいて湯張りの完了を判定することにより、湯張り完了時の浴槽30内の浴水の量である湯張り湯量が、ユーザーがリモコン装置44にて設定した湯量に等しくなるように制御できる。本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、風呂自動運転を実行可能なものでもよい。リモコン装置44にて風呂自動運転が設定されると、制御装置36は、湯張りの完了後、浴槽30内の浴水の温度及び量が、リモコン装置44で設定された温度及び量に維持されるように、必要に応じて、浴水の昇温、冷却、たし湯、さし水を行う。
本実施の形態における制御装置36は、風呂熱回収モードを制御モードとして備えている。風呂熱回収モードは、入浴の終了後に、浴槽30内に残った浴水の熱を貯湯タンク8内へ回収するためのモードである。図2は、図1に示す貯湯式給湯装置35における風呂熱回収モードのときの回路構成図である。風呂熱回収モードのときには、以下のようになる。三方弁11は、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉状態となるように制御される。これにより、低温配管10と第一送水配管13aとが連通するとともに、第二タンク循環配管20cへの流路が遮断される。四方弁16は、aポートとdポートとが連通し、bポートとcポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第二送水配管13bと第一温水配管17aとが連通するとともに、第二温水配管17b側を閉として貯湯タンク8の下部への流路が遮断される。四方弁18は、aポートとbポートとが連通し、cポートとdポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第一温水配管17aと第三温水配管19aとが連通するとともに、第四温水配管19b及び第五温水配管19c側を閉として貯湯タンク8の中間部への流路が遮断される。
風呂熱回収モードを開始するときには、まず、浴水ポンプ29が動作を開始することで浴水の循環が開始された後に、上記のように三方弁11、四方弁16、及び四方弁18が制御された状態で、タンク水ポンプ12の運転が開始される。タンク水は、以下のように循環する。貯湯タンク8の水導出口8bから低温配管10を通って流出した低温のタンク水は、三方弁11、第一送水配管13a、タンク水ポンプ12、第二送水配管13b、四方弁16、第一温水配管17a、四方弁18、第三温水配管19a、及び第一タンク循環配管20aを通って、風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20内で、タンク水は、浴槽30からの浴水の熱により加熱され、浴槽30内の浴水の温度に近い温度になる。この加熱されたタンク水を以下「熱回収温水」と呼ぶことがある。熱回収温水は、風呂用熱交換器20から、戻り配管20b、逆止弁50、及び中温配管79を通って、中温水導入出口8fから貯湯タンク8内に流入する。本実施の形態では、上述したタンク水の流路が「第一流路」に相当する。風呂熱回収モードが実施されると、貯湯タンク8内の中温水導入出口8fの近くに、熱回収温水が貯留される。
浴水ポンプ29が運転されると、浴槽30内の浴水が風呂戻り配管28を通って風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20を通過した浴水は、風呂往き配管27を通って、浴槽30内に流入する。本実施の形態では、上述した浴水の流路が「第二流路」に相当する。
本実施の形態において、制御装置36は、風呂熱回収モードのときに、タンク水ポンプ12及び浴水ポンプ29を同時に動作させる熱交換運転と、タンク水ポンプ12を動作させることなく浴水ポンプ29を動作させる攪拌運転とを交互に行う。熱交換運転は、浴槽30内の浴水の熱を貯湯タンク8内へ移送するための運転である。攪拌運転は、浴槽30内の浴水を攪拌するための運転である。
風呂往き配管27及び風呂戻り配管28を流れる浴水の流量を以下「浴水流量」と称する。制御装置36は、浴水ポンプ29の回転速度を調整可能である。浴水ポンプ29の回転速度が高いほど、浴水流量が高くなる。制御装置36は、攪拌運転での浴水ポンプ29の回転速度が、熱交換運転での浴水ポンプ29の回転速度よりも高くなるように浴水ポンプ29を制御することが望ましい。これにより、以下の効果が得られる。攪拌運転では、風呂往き配管27から浴槽30内に流入する浴水の流速が高くなるので、浴槽30内をより効率良く攪拌できる。熱交換運転では、浴水流量が比較的低いことで、浴水ポンプ29の消費電力を低くできる。また、浴水が風呂用熱交換器20に入ってから出るまでの時間が長くなるので、浴水の熱をより多くタンク水へ伝えることができる。
制御装置36は、リモコン装置44に対するユーザー操作に応じて風呂熱回収モードを開始してもよい。例えば、リモコン装置44の所定のボタンが押下された場合に制御装置36が風呂熱回収モードを開始してもよい。
図3は、風呂熱回収モードのときの風呂戻り温度の時間的な変化の例を示す図である。図3に示すように、熱交換運転の実行中には、時間の経過とともに風呂戻り温度が低下していく。これは、風呂用熱交換器20内でタンク水との熱交換により冷却された浴水が風呂往き配管27から浴槽30内に流入することで、浴槽30内の浴水の温度が徐々に低下するためである。浴槽30内では、温度差による水の比重の違いにより、まだ熱交換していない比較的高温の上層の浴水と、風呂用熱交換器20から戻った浴水を含む比較的低温の下層の浴水との間に温度境界層が生成される。風呂戻り配管28と浴槽30との接続位置を以下「浴水引き込み位置」と称する。浴槽30内の温度境界層は、徐々に上に移動する。温度境界層が浴水引き込み位置よりも上になると、一度冷却された比較的低温の浴水が再び風呂用熱交換器20に流入するようになることから、熱回収効率が悪化する。
図3に示すように、攪拌運転の実行中には、時間の経過とともに風呂戻り温度が上昇していく。これは、攪拌運転により、浴槽30内の温度境界層が壊され、比較的高温の上層側の浴水と比較的低温の下層側の浴水とが混ざり合うことで、浴水引き込み位置の浴水の温度が上昇するためである。攪拌運転では、タンク水ポンプ12が停止しているので、風呂用熱交換器20内で浴水が冷却されることがない。よって、風呂往き配管27から浴槽30内に流入する噴流の温度が低くなることを防止できる。その結果、浴槽30内の浴水全体の温度が均一化するまでに要する時間を短縮できる。タンク水ポンプ12の消費電力を節約することもできる。
本実施の形態であれば、攪拌運転後に再び熱交換運転を行うことで、風呂用熱交換器20に流入する浴水の温度、すなわち風呂戻り温度を高くすることができるので、熱回収効率が向上する。
攪拌運転のときの浴水ポンプ29の回転速度は、浴槽30内の浴水を撹拌可能な所定回転速度以上となるように制御される。例えば、攪拌運転のときの浴水流量が8L/分であれば、浴槽30内の浴水を十分に撹拌可能である。よって、制御装置36は、攪拌運転のときの浴水流量が、8L/分または8L/分以上となるように、浴水ポンプ29の回転速度を制御してもよい。また、一般に、3L/分程度の浴水流量では浴槽30内の浴水を効率良く撹拌することが困難である。
熱交換運転の実行中に、時間の経過とともに風呂戻り温度が低下していくと、風呂用熱交換器20の内部において浴水とタンク水との温度差が縮小していくので、熱交換量が低くなる。その結果、浴槽30から出る浴水の温度と浴槽30に戻る浴水の温度との差が小さくなるので、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が小さくなる。図3中の矢印A及び矢印Cで示す位置は、そのようにして風呂戻り温度の時間当たりの変化量が小さくなった場合に相当する。
制御装置36は、風呂熱回収モードの熱交換運転の実行中に、風呂戻り温度センサ38により検出された風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなると、熱交換運転を終了して攪拌運転へ移行する処理を行うようにしてもよい。風呂戻り温度の時間当たりの変化量が小さくなったことは、風呂用熱交換器20での熱交換量の低下、すなわち熱回収効率の低下を意味すると考えられる。このため、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなったときに熱交換運転を終了して攪拌運転へ移行することで、適切なタイミングで攪拌運転を行い、熱回収効率を回復させることができる。また、風呂戻り温度の時間当たりの変化量に基づいて熱交換運転から攪拌運転への移行を決めるので、外乱による風呂戻り温度の一時的な変動の影響を受けないで済む。よって、不適切なタイミングで熱交換運転を終了してしまうことを確実に防止できる。
上記の処理において、制御装置36は、例えば以下のようにしてもよい。所定時間(例えば、15秒間)の間に検出された複数の風呂戻り温度の検出値のうちの最大値と最小値との差が基準値(例えば1℃)以下である場合には、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さいとみなしてもよい。
制御装置36は、攪拌運転が連続した時間が、予め設定された第一上限時間を超えると、攪拌運転を終了して熱交換運転に移行するようにしてもよい。第一上限時間は、浴槽30内の温度を均一化するために必要かつ十分となるような時間として設定される。以下のようにして第一上限時間を設定してもよい。例として、浴槽30内に180Lの浴水があり、浴槽30の底から浴水引き込み位置の高さまでの浴水の量を80Lとし、熱交換運転での浴水流量を3L/分とし、攪拌運転での浴水流量を8L/分とする。熱交換運転から攪拌運転へ移行した時点では、浴水引き込み位置の高さに温度境界層があると考えられる。8L/分の浴水流量で10分間攪拌運転を行うと、温度境界層よりも下の浴水の全量に相当する80Lが浴水ポンプ29により循環するので、温度境界層は確実に破壊され、浴槽30内の180Lの浴水の温度は十分に均一化すると考えられる。そこで、この場合には、10分間を第一上限時間として設定する。
制御装置36は、浴槽30内の浴水の量が比較的多い場合には、浴槽30内の浴水の量が比較的少ない場合に比べて、第一上限時間を長くしてもよい。浴槽30内の浴水の量が比較的多いときには、浴槽30内の浴水の量が比較的少ないときに比べて、攪拌運転によって浴槽30内の浴水の温度を均一化するために要する時間が長くなる傾向がある。このため、上記のように制御することで、浴槽30内の浴水の量に応じて、第一上限時間をより適切な値に設定できる。上記の制御において、制御装置36は、ユーザーがリモコン装置44で設定した湯張り湯量の値によって浴槽30内の浴水の量が多いか少ないかを判定してもよいし、あるいは、水位センサ46で検出される水位によって浴槽30内の浴水の量が多いか少ないかを判定してもよい。また、制御装置36は、浴槽30内の浴水の量に応じて、第一上限時間を複数段階に変えてもよいし、あるいは第一上限時間を連続的に変えてもよい。
攪拌運転から熱交換運転へ移行するときには、以下のようにしてもよい。制御装置36は、浴水ポンプ29を一時的に停止させることで攪拌運転を終了するとともに、停止させていたタンク水ポンプ12の運転を再開させる。タンク水ポンプ12の運転が開始した後、浴水ポンプ29の運転を再開することで、熱交換運転へ移行する。あるいは、制御装置36は、浴水ポンプ29を一時停止することなく攪拌運転から熱交換運転へ移行してもよい。
フロースイッチ47は、風呂用熱交換器20につながる浴水の流路内の浴水の流れの有無を検出する流れ検出手段に相当する。フロースイッチ47が流れを検出可能な流量には下限がある。ここでは、フロースイッチ47が流れを検出可能な検出限界流量が3L/分であると仮定する。この場合、検出限界流量である3L/分よりも浴水流量が低くなるような回転速度で浴水ポンプ29が運転されていると、浴水が正常に循環しているかどうかをフロースイッチ47によって確認することができないため、好ましくない。以上の観点から、制御装置36は、熱交換運転での浴水ポンプ29の回転速度が、フロースイッチ47が流れを検出可能な下限の回転速度、すなわち浴水流量が検出限界流量となるような回転速度に等しくなるように制御することが望ましい。これにより、フロースイッチ47による浴水循環の確認を確実に可能としつつ、風呂用熱交換器20による熱交換能力をさらに向上可能となる。
制御装置36は、熱交換運転が連続した時間が、予め設定された第二上限時間を超えると、熱交換運転を終了して攪拌運転に移行するようにしてもよい。第二上限時間は、例えば、1時間である。第二上限時間は、第一上限時間よりも長い時間である。熱交換運転の開始から第二上限時間が経過すると、浴水引き込み位置より上まで、比較的低温の浴水が溜まり、熱交換運転を続行しても回収できる熱量が少ないため、効率が低下すると考えられる。そのため、第二上限時間を経過した場合には、攪拌運転に移行することが望ましい。また、浴槽30内の温度境界層より下の浴水の熱を長時間回収している間に、温度境界層の上の浴水の熱が散逸してしまい、全体としての回収できる熱量が低下する可能性がある。この観点からも、熱交換運転を連続する時間に対して第二上限時間を設けることで、回収効率の低下を防止する上で有利になる。熱交換運転に対する第二上限時間を設定しておくことで、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が前述した条件を満足しないときでも、適切なタイミングで熱交換運転を終了することができる。
制御装置36は、浴槽30内の浴水の量が比較的多い場合には、浴槽30内の浴水の量が比較的少ない場合に比べて、第二上限時間を長くしてもよい。浴槽30内の浴水の量が比較的多いときには、浴槽30内の浴水の量が比較的少ないときに比べて、熱回収に必要な時間が長くなる傾向がある。このため、上記のように制御することで、浴槽30内の浴水の量に応じて、第二上限時間をより適切な値に設定できる。浴槽30内の浴水の量が多いか少ないかは、前述したようにして判定できる。制御装置36は、浴槽30内の浴水の量に応じて、第二上限時間を複数段階に変えてもよいし、あるいは第二上限時間を連続的に変えてもよい。
図3に示すように、攪拌運転の実行中の風呂戻り温度は、通常、時間の経過とともに上昇していく。その場合、風呂戻り温度の上昇速度は、時間の経過とともに低下していく。これは、浴槽30内の浴水の温度が均一な状態に近づいていくためである。図3中の矢印Bで示す位置は、そのようにして風呂戻り温度の上昇速度が低くなった場合に相当する。
制御装置36は、風呂熱回収モードの攪拌運転の実行中に、風呂戻り温度センサ38により検出された風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなると、攪拌運転を終了して熱交換運転へ移行する処理を行うようにしてもよい。攪拌運転において風呂戻り温度の時間当たりの変化量が小さくなったことは、浴槽30内の浴水の温度が均一な状態になったことを意味すると考えられる。このため、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなったときに攪拌運転を終了して熱交換運転へ移行することで、適切なタイミングで攪拌運転を終了することができる。また、風呂戻り温度の時間当たりの変化量に基づいて攪拌運転から熱交換運転への移行を決めるので、外乱による風呂戻り温度の一時的な変動の影響を受けないで済む。よって、不適切なタイミングで攪拌運転を終了してしまうことを確実に防止できる。
上記の処理において、制御装置36は、例えば以下のようにしてもよい。所定時間(例えば、15秒間)の間に検出された複数の風呂戻り温度の検出値のうちの最大値と最小値との差が基準値(例えば1℃)以下である場合には、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さいとみなしてもよい。
攪拌運転のときの風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなったときに攪拌運転を終了して熱交換運転へ移行することで、第二上限時間の経過を待たずに攪拌運転を終了できる。これにより、浴水ポンプ29の消費電力を削減できる。
回収可能な熱量が浴槽30内にほとんど残っていない状態になると、攪拌運転を実行しても風呂戻り温度がほとんど上昇しないようになる。図3中の矢印Dで示す位置は、回収可能な熱量が浴槽30内にほとんど残っていない場合に相当する。
制御装置36は、風呂熱回収モードの攪拌運転の実行中に、風呂戻り温度センサ38により検出された風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さい場合には、風呂熱回収モードの実行を終了する処理を行うようにしてもよい。攪拌運転において風呂戻り温度の時間当たりの変化量が小さいことは、回収可能な熱量が浴槽30内にほとんど残っていないことを意味すると考えられる。このため、風呂戻り温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さい場合に風呂熱回収モードの実行を終了することで、適切なタイミングで終了することができる。また、風呂戻り温度の時間当たりの変化量に基づいて風呂熱回収モードの実行終了を決めるので、外乱による風呂戻り温度の一時的な変動の影響を受けないで済む。よって、不適切なタイミングで風呂熱回収モードの実行を終了してしまうことを確実に防止できる。
上記の処理において、制御装置36は、例えば以下のようにしてもよい。制御装置36は、攪拌運転の開始直後の所定時間において風呂戻り温度の時間当たりの変化量を計算し、当該変化量が基準よりも小さい場合には、風呂熱回収モードの実行を終了する処理を行うようにしてもよい。
制御装置36は、風呂熱回収モードの熱交換運転の実行中に、風呂戻り温度が上昇した場合には、風呂熱回収モードの実行を終了してもよい。熱交換運転において風呂戻り温度が風呂用熱交換器20に流入するタンク水の温度よりも低くなると、タンク水によって加熱された浴水が浴槽30に流入し、その浴水が再び風呂戻り温度センサ38へ流れることで、風呂戻り温度が上昇する。よって、風呂戻り温度が上昇した場合には、浴槽30内の浴水の温度が、風呂用熱交換器20に流入するタンク水の温度よりも低くなったと考えられるため、風呂熱回収モードの実行を終了すべきであると判定できる。
本実施の形態において、制御装置36は、貯湯運転モードとして、貯湯タンク8の目標蓄熱量が互いに異なる複数の貯湯運転モードを有する。例えば、制御装置36は、複数の貯湯運転モードとして「おまかせモード」及び「多めモード」の二つを備えてもよい。「おまかせモード」では、例えば、過去所定期間の使用湯量の学習結果に基づいて目標蓄熱量が設定される。「多めモード」では、「おまかせモード」よりも目標蓄熱量が大きくなるように設定される。ユーザーは、リモコン装置44を操作することで、複数の貯湯運転モードのうちから一つを選択できる。
貯湯タンク8内の熱量が多い場合には、風呂熱回収モードによって熱量を回収しすぎると、全体としてのエネルギー効率が低下する可能性がある。この観点に鑑みて、制御装置36は、目標蓄熱量が比較的多い貯湯運転モードが選択されている場合には、目標蓄熱量が比較的少ない貯湯運転モードが選択されている場合に比べて、第一上限時間及び第二上限時間の少なくとも一方を短くするようにしてもよい。これにより、貯湯タンク8内の熱量が多い場合に、風呂熱回収モードによって熱量を回収しすぎることをより確実に防止できる。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒配管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 水導入口、 8d,8e 温水導入出口、 8f 中温水導入出口、 8g 温水導入口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 9d 第四給水配管、 10 低温配管、 11 三方弁、 12 タンク水ポンプ、 13a 第一送水配管、 13b 第二送水配管、 16 四方弁、 17a 第一温水配管、 17b 第二温水配管、 18 四方弁、 19a 第三温水配管、 19b 第四温水配管、 19c 第五温水配管、 20 風呂用熱交換器、 20a 第一タンク循環配管、 20b 戻り配管、 20c 第二タンク循環配管、 21 高温配管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 給湯配管、 25 風呂配管、 26 風呂用電磁弁、 29 浴水ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御装置、 37 風呂往き温度センサ、 38 風呂戻り温度センサ、 41,42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン装置、 45 風呂用流量センサ、 46 水位センサ、 47 フロースイッチ、 48 温度センサ、 50 逆止弁、 78 中温水切替弁、 79 中温配管

Claims (10)

  1. 貯湯タンクと、
    浴槽からの浴水と、前記貯湯タンクからのタンク水との間で熱を交換する熱交換器と、
    前記タンク水を前記熱交換器に循環させるタンク水ポンプを有する第一流路と、
    前記浴水を前記熱交換器に循環させる浴水ポンプを有する第二流路と、
    前記浴槽から前記熱交換器へ流入する前記浴水の温度を検出する温度検出手段と、
    前記タンク水ポンプ及び前記浴水ポンプを同時に動作させる熱交換運転と、前記タンク水ポンプを動作させることなく前記浴水ポンプを動作させる攪拌運転とを交互に行う風呂熱回収モードを有する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記風呂熱回収モードの実行中に前記温度検出手段により検出された浴水温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さくなると、前記風呂熱回収モードの実行を終了する処理、前記熱交換運転を終了する処理、前記攪拌運転を終了する処理、のうちのいずれかの処理を行う
    貯湯式給湯装置。
  2. 前記攪拌運転での前記浴水ポンプの回転速度は、前記熱交換運転での前記浴水ポンプの回転速度よりも高い請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記制御手段は、前記攪拌運転が連続した時間が第一上限時間を超えると、前記攪拌運転を終了する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記浴槽内の前記浴水の量が比較的多い場合には、前記浴槽内の前記浴水の量が比較的少ない場合に比べて、前記第一上限時間を長くする請求項3に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 水を加熱する加熱手段を備え、
    前記制御手段は、前記加熱手段により加熱された湯を前記貯湯タンクに流入させる貯湯運転モードとして、前記貯湯タンクの目標蓄熱量が互いに異なる複数の貯湯運転モードを有し、
    前記制御手段は、前記目標蓄熱量が比較的多い貯湯運転モードが選択されている場合には、前記目標蓄熱量が比較的少ない貯湯運転モードが選択されている場合に比べて、前記第一上限時間を短くする請求項3または請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記制御手段は、前記熱交換運転の実行中に前記浴水温度が上昇すると、前記風呂熱回収モードの実行を終了する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記制御手段は、前記熱交換運転が連続した時間が第二上限時間を超えると、前記熱交換運転を終了する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記制御手段は、前記浴槽内の前記浴水の量が比較的多い場合には、前記浴槽内の前記浴水の量が比較的少ない場合に比べて、前記第二上限時間を長くする請求項7に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 水を加熱する加熱手段を備え、
    前記制御手段は、前記加熱手段により加熱された湯を前記貯湯タンクに流入させる貯湯運転モードとして、前記貯湯タンクの目標蓄熱量が互いに異なる複数の貯湯運転モードを有し、
    前記制御手段は、前記目標蓄熱量が比較的多い貯湯運転モードが選択されている場合には、前記目標蓄熱量が比較的少ない貯湯運転モードが選択されている場合に比べて、前記第二上限時間を短くする請求項7または請求項8に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記制御手段は、前記攪拌運転の開始直後の所定時間における前記浴水温度の時間当たりの変化量が基準よりも小さい場合には、前記風呂熱回収モードの実行を終了する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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