JP2019078411A - 空気調和機 - Google Patents

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達哉 松川
山本 浩太郎
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Abstract

【課題】ファン除霜運転時に室外ファンでの霜の溶け残りの発生を抑制できる空気調和機を提供する。【解決手段】CPU210は、記憶部220に記憶しているファン除霜制御テーブル300を用いて、圧縮機21、室内ファン32、および膨張弁24を制御する。具体的には、CPU210は、算出したモータ電流上昇値ΔImに応じた圧縮機回転数Rcで、圧縮機21を駆動する。また、CPU210は、算出したモータ電流上昇値ΔImに応じた膨張弁24の開度Pとする。また、CPU210は、算出したモータ電流上昇値ΔImに応じた室内ファン回転数Rfiを、通信部230を介して室内機3に送信する。室内ファン回転数Rfiを受信した室内機3は、室内ファン32を受信した室内ファン回転数Rfiで駆動する。【選択図】図2

Description

本発明は、暖房運転時に逆サイクル除霜運転を行う空気調和機に関するものである。
空気調和機は、外気温度が低いときに暖房運転が行われると、蒸発器として機能する室外熱交換器に霜が発生する。暖房運転において室外熱交換器に発生した霜は、逆サイクル除霜運転を行うことによって融かされ、室外熱交換器の下方に配置されている室外ユニットの底板を通じて、ドレン水として排出される。逆サイクル除霜運転を行うときは、室外ファンを停止するとともに、冷凍サイクルを暖房サイクルから冷房サイクルに切り替える。そして、圧縮機において圧縮されて高温となった冷媒を室外熱交換器に流入させる。これにより、室外熱交換器が加熱されて、室外熱交換器に発生した霜が融かされる。
ところで、外気温度が0℃付近で暖房運転を行うときは、室外熱交換器を通過した空気が0℃以下となって室外ファンに当たる。また、室外熱交換器に発生した霜によって室外熱交換器が目詰まりして空気が通らなくなると、室外ファンに室外熱交換器を通らない空気が当たる。これらにより、室外熱交換器だけでなく室外ファンにも霜が発生する場合がある。
室外ファンなどに発生した霜は、室外ファンを停止させる上述した逆サイクル除霜運転では融かすことができない。そこで、室外ファンに発生した霜を融かすためにファン除霜運転を行う空気調和機が提案されている。例えば、特許文献1に示す空気調和機では、逆サイクル除霜運転を行って室外熱交換器の除霜を行った後に、圧縮機から吐出された冷媒が室外熱交換器に流入する状態のままで室外ファンを一定時間回転させることが記載されている。これにより、室外熱交換器で加熱された温かい空気を室外ファンに当てて、室外ファンに発生した霜を融かすことができる。
特開2010−121789号公報
ところで、ファン除霜運転では、前述したように室外熱交換器で加熱された暖かい空気を室外ファンに当てて霜を溶かすため、室外熱交換器の温度(以降、室外熱交温度と記載する)が高いほど、室外ファンで発生した霜が早く溶ける。しかし、特許文献1に示す空気調和機では、室外熱交換器の除霜運転やファン除霜運転を行うときに、圧縮機の回転数が予め定められた回転数とされているため、ファン除霜運転を行うときの室外熱交温度は特に制御されているものではない。従って、ファン除霜運転中の室外熱交温度は、室外ファンに発生した霜の量とは無関係な温度となっている。このため、室外熱交換器の除霜運転に引き続いて行われるファン除霜運転中に、室外ファンに発生した霜の量に対して室外熱交換器における熱量が足りずに、室外ファンに霜の溶け残りが発生する恐れがあった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、ファン除霜運転時に室外ファンでの霜の溶け残りの発生を抑制できる空気調和機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、暖房運転時に圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器の順で冷媒が循環する冷媒回路と、冷媒回路に備えられ圧縮機から吐出された冷媒の流れる方向を切り替える流路切替手段と、室内熱交換器に送風する室内ファンと、室外熱交換器に送風する室外ファンと、室外ファンを回転させるファンモータと、ファンモータを流れるモータ電流を検出するモータ電流検出部と、暖房運転時に室外ファンを停止させるとともに流路切替手段を切り替えて圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器に向かわせる熱交除霜運転を行う制御手段とを有する。制御手段は、モータ電流検出部で検出したモータ電流を定期的に取り込む。そして、制御手段は、熱交除霜運転を開始した時点に取り込んだモータ電流が所定の閾電流値より大きいとき、熱交除霜運転を開始した時点より前の所定期間に取り込んだ複数のモータ電流を用いて、モータ電流の上昇度合いを示すモータ電流上昇値を算出し、熱交除霜運転が終了した後に、圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器に向かわせたまま、圧縮機あるいは室内ファンあるいは膨張弁のうちの少なくとも1つをモータ電流上昇値に応じて制御し、かつ、室外ファンを駆動して室外ファンを除霜するファン除霜運転を行う。
上記のように構成した本発明の空気調和機によれば、ファン除霜運転時に、室外ファンでの着霜量に応じて圧縮機あるいは室内ファンあるいは膨張弁のうちの少なくとも1つを制御する。これにより、ファン除霜運転時に室外ファンでの霜の溶け残りの発生を抑制できる。
本発明の実施形態における、空気調和機の説明図であり、(A)は冷媒回路図、(B)は室外機制御手段のブロック図である。 本発明の実施形態における、ファン除霜制御テーブルである。 本発明の実施形態における、熱交除霜運転時およびファン除霜運転時の室外機制御手段での処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、室外機と室内機が2本の冷媒配管で接続された空気調和機を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1(A)に示すように、本実施例における空気調和機1は、屋外に設置される室外機2と、室内に設置され室外機2に液管4およびガス管5で接続された室内機3を備えている。詳細には、室外機2の閉鎖弁25と室内機3の液管接続部33が液管4で接続されている。また、室外機2の閉鎖弁26と室内機3のガス管接続部34がガス管5で接続されている。以上により、空気調和機1の冷媒回路10が形成される。
<室外機の構成>
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、液管4が接続された閉鎖弁25と、ガス管5が接続された閉鎖弁26と、室外ファン27を備えている。そして、室外ファン27を除くこれら各装置が後述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路10aを形成している。
圧縮機21は、図示しないインバータにより回転数が制御されることで、運転容量を変えることができる容量可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaと吐出管61で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側は、四方弁22のポートcと吸入管66で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り替えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出側と吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、上述したように圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26と室外機ガス管64で接続されている。尚、四方弁22が、本発明の流路切替手段である。
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気を熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbと冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は閉鎖弁25と室外機液管63で接続されている。室外熱交換器23は、後述する四方弁22の切り替えによって、冷房運転時は凝縮器として機能し、暖房運転時は蒸発器として機能する。
膨張弁24は、図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁である。具体的には、パルスモータに加えられるパルス数によりその開度が調整される。膨張弁24は、暖房運転時は圧縮機21から吐出される冷媒の温度である吐出温度が所定の目標温度となるように、その開度が調整される。また、膨張弁24は、冷房運転時は凝縮器として機能する後述する室内熱交換器31の冷媒出口側における冷媒過冷却度が所定の目標過冷却度となるように、その開度が調整される。
室外ファン27は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン27は、その中心部がファンモータ27aの図示しない回転軸に接続されている。ファンモータ27aが回転することで室外ファン27が回転する。室外ファン27の回転によって、室外機2の図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を、室外機2の図示しない吹出口から室外機2外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管61には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を検出する吐出圧力センサ71と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度(上述した吐出温度)を検出する吐出温度センサ73が設けられている。吸入管66には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する吸入圧力センサ72と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ74が設けられている。
室外熱交換器23の図示しない冷媒パスの略中間部には、室外熱交換器23の温度である室外熱交温度を検出する熱交温度センサ75が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ76が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図1(B)に示すように、室外機制御手段200は、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240と、モータ電流検出部250を備えている。
記憶部220は、フラッシュメモリで構成されており、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン27等の制御状態等を記憶している。また、図示は省略するが、記憶部220には室内機3から受信する要求能力に応じて圧縮機21の回転数を定めた回転数テーブルが予め記憶されている。
通信部230は、室内機3との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。モータ電流検出部250は、室外ファン27を駆動するファンモータ24aに流れる電流を検出してCPU210に出力する。尚、モータ電流検出部250は、室外機制御手段200の外部に配置されていてもよい。
CPU210は、前述した室外機2の各センサでの検出結果を、センサ入力部240を介して取り込む。また、CPU210は、ファンモータ24aに流れる電流を、モータ電流検出部250を介して定期的(例えば、30秒毎)に取り込む。さらには、CPU210は、室内機3から送信される制御信号を、通信部230を介して取り込む。CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号等に基づいて、圧縮機21や室外ファン27の駆動制御を行う。また、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22の切り替え制御を行う。さらには、CPU210は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、室外膨張弁24の開度調整を行う。尚、CPU210は、取り込んだ各センサでの検出結果やファンモータ24aに流れる電流(後述するモータ電流Im)等を、記憶部220に時系列で記憶する。
<室内機の構成>
次に、図1(A)を用いて、室内機3について説明する。室内機3は、室内熱交換器31と、室内ファン32と、液管4の他端が接続された液管接続部33と、ガス管5の他端が接続されたガス管接続部34を備えている。そして、室内ファン32を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路10bを形成している。
室内熱交換器31は、冷媒と後述する室内ファン32の回転により室内機3の図示しない吸込口から室内機3の内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器31の一方の冷媒出入口は、液管接続部33と室内機液管67で接続されている。室内熱交換器31の他方の冷媒出入口は、ガス管接続部34と室内機ガス管68で接続されている。室内熱交換器31は、室内機3が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部33やガス管接続部34では、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
室内ファン32は樹脂材で形成されており、室内熱交換器31の近傍に配置されている。室内ファン31は、図示しないファンモータによって回転することで、室内機3の図示しない吸込口から室内機3の内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器31において冷媒と熱交換した室内空気を室内機3の図示しない吹出口から室内へ吹き出す。
以上説明した構成の他に、室内機3には各種のセンサが設けられている。室内機液管67には、室内熱交換器31に流入あるいは室内熱交換器31から流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ77が設けられている。室内機ガス管68には、室内熱交換器31から流出あるいは室内熱交換器31に流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ78が設けられている。そして、室内機3の図示しない吸込口付近には、室内機3の内部に流入する室内空気の温度、すなわち室温を検出する室温センサ79が備えられている。
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。以下の説明では、まず、室内機3が暖房運転を行う場合について説明し、次に、冷房運転を行う場合について説明する。そして、室外熱交換器23で発生した霜を溶かす熱交除霜運転と、室外ファン27で発生した霜を溶かすファン除霜運転からなる除霜運転を行う場合について説明する。
<暖房運転>
室内機3が暖房運転を行う場合、CPU210は、図1(A)に示すように四方弁22を実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdが連通するよう、また、ポートbとポートcが連通するよう、切り替える。これにより、冷媒回路10において実線矢印で示す方向に冷媒が循環し、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器31が凝縮器として機能する暖房サイクルとなる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機ガス管64を流れて、閉鎖弁26を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れる冷媒は、ガス管接続部34を介して室内機3に流入する。
室内機3に流入した冷媒は、室内機ガス管68を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により室内機3の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の暖房が行われる。
室内熱交換器31から流出した冷媒は、室内機液管67を流れ、液管接続部33を介して液管4に流入する。液管4を流れ、閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機液管63を流れて膨張弁24を通過する際に減圧される。上述したように、暖房運転時の膨張弁24の開度は、圧縮機21の吐出温度が所定の目標温度となるように調整される。
膨張弁24を通過して室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管62に流出した冷媒は、四方弁22、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
<冷房運転>
室内機3が冷房運転あるいは除霜運転を行う場合、CPU210は、図1(A)に示すように四方弁22を破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り替える。これにより、冷媒回路10において破線矢印で示す方向に冷媒が循環し、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに室内熱交換器31が蒸発器として機能する冷房サイクルとなる。
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管62を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン27の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。
室外熱交換器23から流出した冷媒は室外機液管63を流れ、膨張弁24を通過する際に減圧される。上述したように、冷房運転時の膨張弁24の開度は、凝縮器として機能する室内熱交換器31の冷媒出口側における冷媒過冷却度が所定の目標過冷却度となるように、調整される。
膨張弁24を通過した冷媒は、閉鎖弁25を介して液管4に流出する。液管4を流れ、液管接続部33を介して室内機3に流入した冷媒は、室内機液管67を流れて室内熱交換器31に流入する。
室内熱交換器31に流入した冷媒は、室内ファン32の回転により室内機3の内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。このように、室内熱交換器31が蒸発器として機能し、冷房運転の場合は、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の冷房が行われる。
室内熱交換器31から流出した冷媒は、室内機ガス管68を流れ、ガス管接続部34を介してガス管5に流出する。ガス管5を流れる冷媒は、閉鎖弁26を介して室外機2に流入し、室外機ガス管64、四方弁22、吸入管66の順に流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
<除霜運転>
除霜運転は、室外熱交換器23に発生した霜を融かす熱交除霜運転と、室外ファン27で発生した霜を融かすファン除霜運転で構成されている。熱交除霜運転では、冷媒回路10が前述した冷房サイクルとされ、室外ファン27は停止させた状態で圧縮機21から吐出される高温の冷媒を室外熱交換器23に流すことで、室外熱交換器23に発生した霜を融かす。また、ファン除霜運転は、後述するモータ電流が所定の閾電流値以上であるときに、熱交除霜運転に引き続いて行われる運転である。ファン除霜運転では、冷媒回路10が熱交除霜運転と同じ冷房サイクルのままで室外ファン27を駆動するとともに、後述するファン除霜制御テーブル300を用いて、圧縮機21と室内ファン32と膨張弁24の各々が制御される。
以下の説明では、まずは、ファン除霜運転の要否を判断するために使用する閾電流値について説明する。次に、ファン除霜運転を行う際に使用するファン除霜制御テーブル300について、図2を用いて説明する。そして、除霜運転時に室外機制御手段200のCPU210が行う処理の流れについて、図3を用いて説明する。尚、以下の説明では、暖房運転時の室外ファン27の駆動中にファンモータ27に流れる電流であるモータ電流をIm(単位:mA)、後述する所定期間におけるモータ電流Imの上昇値をΔIm(単位:mA)、モータ電流Imの閾値である閾電流値をImth(単位:mA)、ファン除霜運転時の室外熱交換器23の目標温度である目標室外熱交温度をTc(単位:℃)、ファン除霜運転時の圧縮機21の回転数をRc(単位:rps)、ファン除霜運転時の室内ファン32の回転数をRfi(単位:rpm)、ファン除霜運転時の膨張弁24の開度をP(単位:pls)とする。尚、膨張弁開度Pは、膨張弁24に加えるパルス数で表記する。
<モータ電流Imの閾電流値Imthについて>
空気調和機1の暖房運転中に室外ファン27に霜が発生すると、ファンモータ27aの負荷が室外ファン27に霜が発生していない場合と比べて増加する。負荷が増加すると、モータ電流検出部250で検出するモータ電流Imも上昇する。この、検出したモータ電流Imが所定の閾電流値Imth以上となれば、室外ファン27に発生している霜の量が、室外ファン27の回転に支障をきたす量となっていると推定することができる。ここで、閾電流値Imthは、予め試験などを行って求められて、室外機制御手段200の記憶部220に記憶されているものであり、モータ電流Imが閾電流値Imth以上となったときの室外ファン27の着霜量では、室外ファン27の回転に支障をきたすことが判明しているものである。本実施形態では、熱交除霜運転を開始する直前のモータ電流Imが閾電流値Imth以上であれば、室外機制御手段200のCPU210がファン除霜運転が必要と判断する。
<ファン除霜制御テーブル300について>
図2に示すファン除霜制御テーブル300は、予め試験などを行って求められているものであり、モータ電流上昇値ΔImに応じて、目標室外熱交温度Tc、圧縮機回転数をRc、室内ファン回転数Rfi、および、膨張弁開度Pが、それぞれ定められて、室外機制御手段200の記憶部220に記憶されているものである。
ファン除霜制御テーブル300におけるモータ電流上昇値ΔImは、熱交除霜運転を開始する時点より前に検出した複数のモータ電流Imを用いて算出されるものであり、例えば、次のようにして求められる。まず、室外機制御手段200のCPU210が、所定時間毎、例えば1分毎に、モータ電流検出部250で検出するモータ電流Imを取り込み、これらを記憶部220に時系列で記憶する。次に、CPU210は、熱交除霜運転を開始する直前のモータ電流Imと、熱交除霜運転を開始する時点から所定時間前、例えば、30分前に記憶したモータ電流Imを読み出し、最新のモータ電流Imから所定時間前のモータ電流Imを減じてモータ電流上昇値ΔImを算出する。つまり、モータ電流上昇値ΔImは、モータ電流Imの上昇度合いを示す値である。
前述したように、暖房運転中に室外ファン27に霜が発生すると、霜が発生していない場合と比べてモータ電流Imが上昇する。そして、室外ファン27に発生する霜の量が多くなるにつれてモータ電流Imが上昇するので、室外ファン27に発生する霜の量が多くなるほど、モータ電流上昇値ΔImが大きくなる。つまり、モータ電流上昇値ΔImが大きいほど、多くの量の霜が室外ファン27に発生していると考えられる。
そこで、ファン除霜制御テーブル300では、第1所定値Im1と、この第1所定値Im1よりも大きな値である第2所定値Im2を用いて、モータ電流上昇値ΔImを3つの範囲に分けている。すなわち、ファン除霜制御テーブル300では、モータ電流上昇値ΔImが室外ファン27での着霜量が少ないと考えられる第1所定値Im1未満であるとき、モータ電流上昇値ΔImが第1所定値Im1未満であるときよりは室外ファン27での着霜量が多いと考えられる第1所定値Im1以上第2所定値Im2未満であるとき、モータ電流上昇値ΔImが第1所定値Im1以上第2所定値Im2未満であるときよりは室外ファン27での着霜量が多いと考えられるモータ電流上昇値ΔImが第2所定値Im2以上であるとき、の3つの範囲に分けている。
また、ファン除霜制御テーブル300では、上述したモータ電流上昇値ΔImを3つの範囲に、第1目標室外熱交温度Tc1、第2目標室外熱交温度Tc2、第3目標室外熱交温度Tc3の3つの目標室外熱交温度Tcの各温度が定められている。具体的には、モータ電流上昇値ΔImが第1所定値Im1未満であるときの目標室外熱交温度Tcが第1目標室外熱交温度Tc1とされている。モータ電流上昇値ΔImが第1所定値Im1以上第2所定値Im2未満であるときの目標室外熱交温度Tcが、第1目標室外熱交温度Tc1よりも高い温度である第2目標室外熱交温度Tc2とされている。モータ電流上昇値ΔImが第2所定値Im2以上であるときの目標室外熱交温度Tcが、第2目標室外熱交温度Tc2よりも高い温度である第3目標室外熱交温度Tc3とされている。つまり、モータ電流上昇値ΔImが大きくなるのにつれて、すなわち、室外ファン27での着霜量が多くなるのにつれて、目標室外熱交温度Tcを高く設定している。
そして、ファン除霜制御テーブル300では、上述したモータ電流上昇値ΔImの3つの範囲に定められる各目標室外熱交温度Tcを実現するための圧縮機回転数をRc、室内ファン回転数Rfi、および、膨張弁開度Pが、それぞれ定められている。
具体的には、モータ電流上昇値ΔImが第1所定値Im1未満であるときは、圧縮機回転数Rcが第1圧縮機回転数Rc1、室内ファン回転数Rfiが第1室内ファン回転数Rfi1、膨張弁開度Pが第1膨張弁開度P1と定められている。モータ電流上昇値ΔImが第1所定値Im1以上第2所定値Im2未満であるとき、圧縮機回転数Rcが第1圧縮機回転数Rc1より高い回転数である第2圧縮機回転数Rc2、室内ファン回転数Rfiが第1室内ファン回転数Rfi1より高い回転数である第2室内ファン回転数Rfi2、膨張弁開度Pが第1膨張弁開度P1より小さい開度である第2膨張弁開度P2と定められている。モータ電流上昇値ΔImが第2所定値Im2以上であるとき、圧縮機回転数Rcが第2圧縮機回転数Rc2より高い回転数である第3圧縮機回転数Rc3、室内ファン回転数Rfiが第2室内ファン回転数Rfi2より高い回転数である第3室内ファン回転数Rfi3、膨張弁開度Pが第2膨張弁開度P2より小さい開度である第3膨張弁開度P3と定められている。
以上説明したように、ファン除霜制御テーブル300では、圧縮機回転数Rcの各値は、モータ電流上昇値ΔImが大きくなるほど、つまり、目標室外熱交温度Tcが上がるほど、高い回転数とされている。圧縮機回転数Rcを高い回転数とするほど、圧縮機21から冷媒回路10に吐出されて室外熱交換器23に流入する高温の冷媒量が増加して高い目標室外熱交温度Tcを実現できるため、室外ファン27における霜の溶け残り発生を抑制できる。
また、ファン除霜制御テーブル300では、室内ファン回転数Rfiの各値は、モータ電流上昇値ΔImが大きくなるほど、つまり、目標室外熱交温度Tcが上がるほど、高い回転数とされている。室内ファン回転数Rfiを高い回転数とするほど、ファン除霜運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器31における蒸発能力が上昇し、これに起因して圧縮機21の吐出温度も上昇して高い目標室外熱交温度Tcを実現できるため、室外ファン27における霜の溶け残り発生を抑制できる。
そして、ファン除霜制御テーブル300では、膨張弁開度Pの各値は、モータ電流上昇値ΔImが大きくなるほど、つまり、目標室外熱交温度Tcが上がるほど、小さい開度とされている。膨張弁開度Pを小さくするほど、ファン除霜運転時に室外熱交換器23に高温の冷媒が滞留する時間が長くなる。また、ファン除霜運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器31に流入する冷媒量が減少して蒸発能力が上昇し、これに起因して圧縮機21の吐出温度も上昇する。これらにより高い目標室外熱交温度Tcを実現でき、室外ファン27における霜の溶け残り発生を抑制できる。
<除霜運転時の処理の流れ>
次に、図3に示すフローチャートを用いて、除霜運転、つまり、熱交除霜運転およびファン除霜制御テーブル300を用いたファン除霜運転を行う際に、室外機制御手段200のCPU210が実行する処理について説明する。尚、上記各除霜運転を行う際の冷媒回路100における冷媒の流れは前述した冷房運転時と同じであるため、詳細な説明を省略する。
図2に示すフローチャートは、CPU210が除霜運転を行う際の処理の流れを示すものであり、STはステップを表しこれに続く番号はステップ番号を表している。尚、図3では、本発明に関わる処理を中心に説明しており、これ以外の処理、例えば、使用者の指示した設定温度や風量等の運転条件に対応した冷媒回路100の制御といった、空気調和機1に関わる一般的な処理については説明を省略している。
CPU210は、暖房運転を行っているときに、除霜運転開始条件が成立しているか否かを判断する(ST1)。ここで、除霜運転開始条件とは、予め試験等を行って定められたものであり、室外熱交換器23での着霜量が暖房能力に支障をきたすレベルであることを示すものである。除霜運転開始条件の具体的な例としては、暖房運転時間(空気調和機1を暖房運転で起動した時点、あるいは、除霜運転から暖房運転に復帰した時点から暖房運転を継続している時間)が30分以上経過した後で、かつ、熱交温度センサ35で検出した冷媒温度が外気温度センサ36で検出した外気温度よりも5℃以上低い状態が、10分以上継続した場合や、前回の除霜運転が終了してから所定時間(例:180分)が経過した場合、等である。
除霜運転開始条件が成立していない場合は(ST1−No)、CPU210は、現在行っている暖房運転を継続し(ST14)、ST1に処理を戻す。除霜運転開始条件が成立した場合は(ST1−Yes)、CPU210は、除霜運転準備処理を実行する(ST2)。ここで、除霜運転準備処理とは、冷媒回路100を暖房運転時の状態から冷房運転時の状態に切り替える処理を指す。具体的には、CPU210は、圧縮機21および室外ファン27を停止し、四方弁22を切り替えて、冷媒回路100を冷房運転時の状態とする。
次に、CPU210は、圧縮機21を所定回転数で起動して(ST3)室外熱交換器23を除霜する熱交除霜運転を開始する。熱交除霜運転を行っているときは、室外ファン27および室内ファン32は停止している。これにより、圧縮機21から吐出されて室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外熱交換器23で発生した霜を融かす。尚、熱交除霜運転を行うときの圧縮機21の所定回転数は、できる限り高い回転数(例えば、90rps)であることが望ましい。
次に、CPU210は、除霜運転終了条件が成立したか否かを判断する(ST4)。ここで、除霜運転終了条件とは、予め試験等を行って定められたものであり、室外熱交換器23で発生した霜が融解したと考えられる条件である。除霜運転終了条件の具体的な例としては、熱交温度センサ35で検出した室外熱交換器23から流出する冷媒温度が10℃以上となったか否か、や、室外熱交除霜運転を開始してから所定時間(例:10分)が経過したか否か等である。
除霜運転終了条件が成立していなければ(ST4−No)、CPU210は、ST3に処理を戻し圧縮機21を所定回転数で継続駆動して熱交除霜運転を継続する。除霜運転終了条件が成立していれば(ST4−Yes)、CPU210は、熱交除霜運転を開始した時点のモータ電流Imを読み出す(ST5)。具体的には、CPU210は、記憶部220に記憶されているモータ電流Imのうち、ST1の除霜運転開始条件成立時点の直前に取り込まれて記憶部220に記憶されているモータ電流Imを読み出す。
次に、CPU210は、ST5で読み出したモータ電流Imが閾電流値Imth以上であるか否かを判断する(ST6)。モータ電流Imが閾電流値Imth以上でなければ(ST6−No)、つまり、室外ファン27で発生している霜の量が、室内ファン27の駆動に支障のないレベルであれば、CPU210は、ST12に処理を進める。
モータ電流Imが閾電流値Imth以上であれば(ST6−Yes)、つまり、室外ファン27で発生している霜の量が、室内ファン27の駆動に支障のあるレベルであれば、CPU210は、室外ファン27を所定回転数Rfopで駆動して(ST7)、ファン除霜運転を開始する。ここで、所定回転数Rfopは、予め記憶部220に記憶されているもので、ファン除霜運転で室外ファン27で発生した霜が溶けることが判明している低回転数である。尚、所定回転数Rfopは例えば、室外ファン27の使用範囲の下限回転数である。
次に、CPU210は、モータ電流上昇値ΔImを算出する(ST8)。具体的には、CPU210は、記憶部220に記憶されているモータ電流Imのうち、ST1の除霜運転開始条件成立時点から所定期間前(例えば、30分前)に取り込まれて記憶部220に記憶されているモータ電流Imを読み出す。そして、CPU210は、ST5で読み出した熱交除霜運転を開始した時点のモータ電流Imから、ST5で取り込んだ熱交除霜運転を開始した時点のモータ電流Imから、除霜運転開始条件成立時点から所定期間前のモータ電流Imを減じてモータ電流上昇値ΔImを算出する。
次に、CPU210は、記憶部220に記憶しているファン除霜制御テーブル300を用いて、圧縮機21、室内ファン32、および膨張弁24を制御する(ST9)。具体的には、CPU210は、ST5で算出したモータ電流上昇値ΔImに応じた圧縮機回転数Rcをファン除霜制御テーブル300から抽出し、抽出した圧縮機回転数Rcで圧縮機21を駆動する。また、CPU210は、算出したモータ電流上昇値ΔImに応じた室内ファン回転数Rfiをファン除霜制御テーブル300から抽出して通信部230を介して室内機3に送信する。室内ファン回転数Rfiを受信した室内機3は、室内ファン32を受信した室内ファン回転数Rfiで駆動する。また、CPU210は、算出したモータ電流上昇値ΔImに応じた膨張弁24の開度Pをファン除霜制御テーブル300から抽出し、膨張弁24を抽出した開度Pとする。
次に、CPU210は、モータ電流Imを取り込む(ST10)。具体的には、CPU210は、モータ電流検出部250から取り込んで記憶部220に記憶しているモータ電流Imのうちの最新の値を、記憶部220から読み出す。
次に、CPU210は、ST10で取り込んだモータ電流Imが閾電流値Imth未満であるか否かを判断する(ST11)。モータ電流Imが閾電流値Imth未満でなければ(ST11−No)、つまり、ファン除霜運転を行ってもまだ室外ファン27で発生した霜が溶けきっていないと推定される場合は、CPU210は、ST10に処理を戻してファン除霜運転を継続する。
モータ電流Imが閾電流値Imth未満であれば(ST11−No)、つまり、ファン除霜運転を行ったことで、室外ファン27で発生した霜が溶けて室外ファン27の駆動に支障がない着霜量となったと推定される場合は、CPU210は、暖房運転の再開処理を実行する(ST12)。ここで、運転再開処理とは、冷媒回路100を冷房(除霜)運転時の状態から暖房運転時の状態に切り替える処理を指す。具体的には、CPU210は、圧縮機21および室外ファン27を停止し、四方弁22を切り替えて、冷媒回路100を暖房運転時の状態とする。そして、CPU210は、暖房運転を再開し(ST13)、ST1に処理を戻す。
以上説明したように、本実施形態の空気調和機1では、ファン除霜運転において、室外熱交温度が熱交除霜運転前のモータ電流上昇値ΔImに応じて圧縮機21や室内ファン32や膨張弁24を各々制御することで、室外熱交換器23の温度が目標室内熱交温度Tcとなる。これにより、室外ファン27での着霜量に応じたファン除霜運転が行えるので、室外ファン27において霜の溶け残りが発生することを抑制できる。
尚、以上説明した実施形態では、ファン除霜運転時に、モータ電流上昇値ΔImに応じて圧縮機21、室内ファン32、および、膨張弁24を全て制御する場合を説明したが、これらのうちのいずれか1つを選択してモータ電流上昇値ΔImに応じて制御してもよい。また、これらのうちの2つを組み合わせる、例えば、圧縮機21と膨張弁24をモータ電流上昇値ΔImに応じて制御してもよい。
1 空気調和機
2 室外機
3 室内機
21 圧縮機
23 室外熱交換器
24 膨張弁
27 室外ファン
27a ファンモータ
31 室内熱交換器
32 室内ファン
100 冷媒回路
200 室外機制御手段
210 CPU
220 記憶部
250 モータ電流検出部
300 ファン除霜制御テーブル
Im モータ電流
Im1 第1所定値
Im2 第2所定値
Imth 閾電流値
ΔIm モータ電流上昇値
P 膨張弁開度
P1〜P3 第1膨張弁開度〜第3膨張弁開度
Rc 圧縮機回転数
Rc1〜Rc3 第1圧縮機回転数〜第3圧縮機回転数
Rfi 室内ファン回転数
Rfi1〜Rfi3 第1室内ファン回転数〜第3室内ファン回転数
Tc 目標室外熱交温度
Tc1〜Tc3 第1目標室外熱交温度〜第3目標室外熱交温度

Claims (4)

  1. 暖房運転時に、圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱交換器の順で冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記冷媒回路に備えられ、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記室外熱交換器に向かって流すように切り替える流路切替手段と、
    前記室内熱交換器に送風する室内ファンと、
    前記室外熱交換器に送風する室外ファンと、
    前記室外ファンを回転させるファンモータと、
    前記ファンモータを流れるモータ電流を検出するモータ電流検出部と、
    前記暖房運転時に、前記室外ファンを停止させるとともに、前記流路切替手段を切り替えて前記圧縮機から吐出された冷媒を前記室外熱交換器に向かわせる熱交除霜運転を行う制御手段と、
    を有する空気調和機であって、
    前記制御手段は、
    前記モータ電流検出部で検出したモータ電流を定期的に取り込み、
    前記熱交除霜運転を開始した時点で取り込んだモータ電流が所定の閾電流値より大きいとき、前記熱交除霜運転を開始した時点で取り込んだモータ電流と前記熱交除霜運転を開始した時点より所定期間前に取り込んだモータ電流を用いて、モータ電流の上昇度合いを示すモータ電流上昇値を算出し、
    前記熱交除霜運転が終了した後に、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記室外熱交換器に向かわせたまま、前記圧縮機あるいは前記室内ファンあるいは前記膨張弁のうちの少なくとも1つを前記モータ電流上昇値に応じて制御し、かつ、前記室外ファンを駆動して同室外ファンを除霜するファン除霜運転を行う、
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御手段は、ファン除霜運転を行っているとき、
    前記モータ電流上昇値が高いほど、前記圧縮機の回転数を高くする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記制御手段は、ファン除霜運転を行っているとき、
    前記モータ電流上昇値が高いほど、前記室内ファンの回転数を高くする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記制御手段は、ファン除霜運転を行っているとき、
    前記モータ電流上昇値が高いほど、前記膨張弁の開度を小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110986229A (zh) * 2019-12-23 2020-04-10 孚莱美科(江苏)环境科技有限公司 空气源热泵系统的除霜控制方法、装置和空调系统
CN111023423A (zh) * 2019-12-27 2020-04-17 宁波奥克斯电气股份有限公司 一种空调电子膨胀阀的控制方法、装置、介质及空调器
CN114413454A (zh) * 2021-12-09 2022-04-29 珠海格力电器股份有限公司 基于模糊算法的空调制热抑霜控制方法、系统及空调器
WO2023062908A1 (ja) * 2021-10-15 2023-04-20 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
WO2023071153A1 (zh) * 2021-10-28 2023-05-04 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调除霜控制方法、控制装置及空调器
WO2023207165A1 (zh) * 2022-04-28 2023-11-02 青岛海尔空调器有限总公司 用于控制空调器的方法及装置、空调器、存储介质

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