JP2019076625A - 天板付き家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の下に保持されている所望の配線を素早く天板上に引き出すことができ、しかも、天板に開口部を多数設けたり大きな開口部を設けたりすることなく、配線を天板上の比較的自由な位置に導出させることができる天板付き家具を提供する。【解決手段】天板1に貫設された開口部1aと、この開口部1aに一端を連続させて前記天板1に貫設されたスリット1sと、前記開口部1aの下方に設けられ前記天板1の下に配される配線たるケーブルCの一端部を着脱可能に保持する配線保持部3とを具備してなる構成を採用する。【選択図】図18

Description

本発明は、オフィス等で好適に使用される天板付き家具に関するものである。
従来、この種の天板付き家具として、天板の下に配線ダクトを配しておき、この配線ダクト内の配線を前記天板に設けた開口部を通して天板上に導出させることができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、従来のものは、前記開口部に蓋体を設けておき、その蓋体を開いて配線ダクト内の配線を天板上に引き出すようになっている。そのため、配線ダクト内に乱雑に複数種類の配線が収容されているような場合には、所望の配線を選択して天板上に導出させるのに手間がかかることが少なくない。
また、この種の家具では、前記開口部に蓋体を装着すると、その蓋体と開口部の開口縁との間にスリットが形成されるようになっており、配線ダクトから引き出された配線は、そのスリットを通して天板上に導かれた形となる。そのため、配線を天板の自由な位置に短い距離で導きたい場合には、前記開口部を多数設けたり、前記特許文献1記載のもののように開口部を大きなものにしたりする必要が生じる。
特開2011−224171号公報
本発明は、このような事情に着目してなされたもので、天板の下に保持されている所望の配線を素早く天板上に引き出すことができ、しかも、天板に開口部を多数設けたり大きな開口部を設けたりすることなく、配線を天板上の比較的自由な位置に導出させることができる天板付き家具を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明に係る天板付き家具は、天板に貫設された開口部と、この開口部に一端を連続させて前記天板に貫設されたスリットと、前記開口部の下方に設けられ前記天板の下に配される配線の一端部を着脱可能に保持する配線保持部とを具備してなるものである。
請求項2記載の発明に係る天板付き家具は、請求項1記載の構成のものにおいて、前記天板の下側に前記配線を案内する配線ダクトを備えているものである。
請求項3記載の発明に係る天板付き家具は、請求項1又は2記載の構成のものにおいて、前記配線ダクトが、上下方向に区画された複数の案内空間を備えたものであり、最上段の案内空間を前記開口部及び前記スリットに臨ませてあるものである。
請求項4記載の発明に係る天板付き家具は、請求項3記載の構成のものにおいて、前記最上段の案内空間に対応する位置に前記配線保持部が配されているものである。
請求項5記載の発明に係る天板付き家具は、請求項4記載の構成のものにおいて、前記配線が、ケーブルの一端にコネクタを含む頭部を備えたものであり、前記配線保持部が、起立壁を有し、この起立壁に上方に開放され前記ケーブルの外径よりも大きく且つ前記頭部よりも小さな幅寸法を有する切欠部を形成したものである。
請求項6記載の発明に係る天板付き家具は、請求項5記載の構成のものにおいて、前記配線保持部が、前記起立壁に複数本の前記切欠部を並列に形成したものである。
請求項7記載の発明に係る天板付き家具は、請求項5又は6記載の構成のものにおいて、前記頭部が、前記ケーブルの一端に接続されたコネクタと、このコネクタに近接させて設けられた係止鍔とを備えたものである。
請求項8記載の発明に係る天板付き家具は、天板に貫設された開口部と、この開口部に一端を連続させて前記天板に貫設されたスリットと、前記開口部の下方に設けられ前記天板の下に配される配線の少なくとも一端部を取り出し可能に保持する配線保持部とを具備してなるものである。
本発明によれば、天板の下に保持されている所望の配線を素早く天板上に引き出すことができ、しかも、天板に開口部を多数設けたり大きな開口部を設けたりすることなく、配線を天板上の比較的自由な位置に導出させることができる天板付き家具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るテーブルを示す斜視図。 同実施形態に係るテーブルを示す底面側斜視図。 同実施形態に係るテーブルを示す平面図。 同実施形態に係るテーブルを示す正面図。 同実施形態に係るテーブルを示す側面図。 同実施形態に係るテーブルを示す底面図。 同実施形態に係るテーブルを示す一部分解斜視図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す平面図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す正面図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す底面図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す左側面図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す右側面図。 図8におけるA−A線に沿った拡大断面図。 図8におけるB−B線に沿った拡大断面図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す全体斜視図。 同実施形態に係る配線ダクトを示す分解斜視図。 同実施形態に係る天板支持フレーム及び配線ダクトを示す斜視図。 同実施形態に係る配線の引き出し態様を示す説明図。 同実施形態に係る配線の引き出し態様を示す説明図。
本発明の一実施形態を図1〜図19を参照しつつ以下に示す。
この実施形態は、本発明を会議用のテーブルTに適用したものである。
このテーブルTは、図1〜図7に示すように、開口部1a及び一端をこの開口部1aに連続させたスリット1sを有する天板1と、この天板1を支持する脚体2A、2Bと、前記開口部1aの下方に設けられた配線保持部3と、前記天板1の下側に配された配線ダクト4とを具備してなる。
前記天板1は、図1〜図3、図6及び図7に示すように、複数枚の天板本体11、12と、これら天板本体11、12の下面に添接された天板支持フレーム13とを備えたものである。詳述すれば、この天板1は、平面視長方形状のもので、長手方向両端に設けられた端部の天板本体11と、これら端部の天板本体11間に配された中間の天板本体12とを備えている。端部の天板本体11は、テーブルTの奥行方向に長い平面視長方形状のもので、その内縁11aを前記中間の天板本体12の側縁12bに当接させている。そして、その内縁11aの中央部分に凹陥部11xを有しており、この凹陥部11xと前記中間の天板本体12の側縁12bとによって天板1の上面から下面に貫通する平面視矩形状をなす開口部1aが形成されている。端部の天板本体11の内縁11aに当接する対をなす中間の天板本体12は、天板1の奥行寸法の半分よりも若干小さな奥行寸法を備えた平面視矩形状のもので、これら中間の天板本体12の内縁12a間に前記スリット1sが形成されている。このスリット1sは、天板1の上面から下面に貫通するもので、前述したようにその一端が前記開口部1aに連続している。すなわち、前記開口部1a及び前記スリット1sは、連続した状態で天板1に貫設されたもので、天板1の下面側から上面側に引き出した配線Cを横移動により進入させることによりそのままスリット1s内に導くことができるようになっている。なお、この実施形態のスリット1sには、常時は当該スリット1sを閉塞しておき、配線Cを進入させた場合にだけ天板1の厚み方向に弾性変形してその配線Cの通過を許容する弾性閉塞部材14が設けられている。具体的に説明すれば、前記スリット1sの下面側の両側縁には段部1s1が形成されており、それら両段部1s1にブラシ状の弾性閉塞部材14を片持ち的に取り付けている。すなわち、各弾性閉塞部材14は、弾性変形可能な線材を基端部において束ねたもので、その基端部を前記段部1s1に止着した状態で、その先端部同士をスリット1sの開口幅方向中央において突き合わせている。この天板1は、対向する2辺を使用端xとするものであり、各使用端xは、端部の天板本体11の側縁11bと中間の天板本体12の外縁12cとによって形成されている。この天板1の下面における使用端xの近傍部には、使用者がそれぞれ用いるべく設けられた個別コンセント16が設けられている。
前記天板支持フレーム13は、図2、図6、図7及び図17に示すように、端部の脚体2Aに支持された対をなす端部の横フレーム部材131と、中間の脚体2Bに支持された中間の横フレーム部材132と、前記端部の横フレーム部材131と前記中間の横フレーム部材132との間に配された補助の横フレーム部材133と、これら横フレーム部材に直交する対をなす縦フレーム部材134とを備えたものである。前記端部の横フレーム部材131は、天板1の一方の使用端x近傍から他方の使用端x近傍まで伸びるもので、端部の天板本体11の下面を支持している。前記中間の横フレーム部材132は、天板1の一方の使用端x近傍から他方の使用端x近傍まで伸びるもので、2対設けられた中間の天板本体12の側縁12b同士の当接部分の真下に設けられたものである。前記補助の横フレーム部材133は、端部の天板本体11と中間の天板本体12との当接部分の真下に設けられたものであり、前記配線ダクト4を避けるようにして天板1の奥行方向に分断されている。前記縦フレーム部材134は、前記使用端xに平行に設けられたもので、一方の端部の天板本体11から他方の端部の天板本体11に至るものである。
前記端部の脚体2Aは、図2に示すように、内部に空洞2A0を有するもので、前記端部の横フレーム部材131を担持するコア部2A1と、このコア部2A1の奥行方向両端に止着された脚羽根2A2とを具備してなる。中間の脚体2Bは、図2、図7及び図17に示すように、内部に空洞2B0を有するもので、前記中間の横フレーム部材132を担持するコア部2B1のみからなっている。すなわち、前記各脚体2A、2Bのコア部2A1、2B1は、内部に空洞2A0、2B0を有する中空体状のものであり、それら各空洞2A0、2B0は前記各脚体2A、2Bの下面側において外部に開放されている。また、端部の脚体2Aのコア部2A1は、内面側の起立壁2A3の上端部に前記空洞2A0と前記配線ダクト4の後述する案内空間とを連通させる開口部2A4を備えている。さらに、中間の脚体2Bのコア部2B1は、両起立壁2B3の上端部に前記空洞2B0と前記配線ダクト4の後述する案内空間とを連通させる開口部2B4を備えている。
以上説明した天板1の開口部1aには、図1、図3及び図7に示すように、当該開口部1aを隙間S1を残して閉塞する閉じ状態と、前記開口部1aを開放する開放状態とを選択的にとり得る蓋体15が設けられている。前記隙間S1は、前記スリット1sに対して直交するように連続するもので、前記蓋体15は反隙間S1側の端部を中心にして上方に撥ね上げることができるようになっている。なお、図18及び図19では、開口部1aの内部を明示するために前記蓋体15を省略してある。この蓋体15は、扉状のものに限らず、取り外すことができるようにしたものや、起立した開放状態で開口部1a内に落とし込むことができるようにするなど、種々変更が可能である。そして、この開口部1aの下方に、前記天板1の下に配される配線C、換言すれば前記配線ダクト4の後述する上の案内空間4Tに配される配線Cの一端部を着脱可能に保持する前記配線保持部3が設けられている。なお、この実施形態における配線Cは、ケーブルC1の一端にコネクタC21を含む頭部C2を備えたものであり、この頭部C2は、前記ケーブルC1の一端に接続された前記コネクタC21と、このコネクタC21に近接させて設けられた係止鍔C22とを備えたものである。具体的には、この配線Cは、HDMI(登録商標)等の映像系のもので、ケーブルC1の一端にコネクタC21が機械的かつ電気的に接続されている。そして、前記係止鍔C22は、前記ケーブルC1の外周に外嵌した状態で前記コネクタC21の近傍に装着されたもので、例えば円盤状をなしている。
前記配線保持部3は、図15〜図19に示すように、起立壁31を有し、この起立壁31に上方に開放され前記ケーブルの外径よりも大きく且つ前記頭部よりも小さな幅寸法を有する切欠部31aを複数本並列に形成したものである。この実施形態では、前記頭部C2の係止鍔C22の外径が前記コネクタC21の幅寸法よりも大きく設定されており、前記切欠部31aの幅寸法は、前記係止鍔C22の外径よりも小さな値に設定されている。具体的に説明すれば、前記天板1の下面における前記開口部1aの下側に有底空間を形成する箱体である配線保持部3を取り付けている。この配線保持部3は、底壁32と、この底壁32の両側縁から起立させた側壁33と、前記底壁32の外縁から起立させた外壁34とを備えたもので、前記両側壁33の上端に設けたフランジ部33aをネジv1を用いて止着している。底壁32の内縁には前記両側壁33よりも背の低い前記起立壁31が形成されており、この起立壁31に前述した複数本の前記切欠部31aが並列に設けられている。
前記配線ダクト4は、図2、図6及び図7に示すように前記天板1の下に設けられている。この配線ダクト4は、図2、図7、図8及び図11〜図17に示すように、内部に複数の案内空間、すなわち本実施形態では下の案内空間4Sと上の案内空間4Tとを有する。また、この配線ダクト4は、前記上下の案内空間4S、4Tを一挙に開放可能な開放面を前記使用端xに対応する両側に有するダクト本体5と、このダクト本体5の両開放面に蓋着状態(G)及び開放状態(K)のいずれかを採り得るようにそれぞれ装着される蓋壁体6とを具備したものである。この配線ダクト4は、天板1を支持する脚体2A、2B間に配されており、前記脚体2A、2Bの空洞2A0、2B0が前記脚体2A、2Bの起立壁2A3、2B3に設けた開口部2A4、2B4を介して前記案内空間4S、4Tに連通している。ここで、本実施形態のテーブルTは、長手方向中央を境にして対称な形状及び構造を備えているため、同一又は対応する部分には同一の符号を付して、片半部のみの構造について説明する。
前記ダクト本体5は、図2、図7、図8及び図11〜図17に示すように、前記天板1に懸吊支持された下の底壁7と、この下の底壁7の上方に位置させて前記天板1に懸吊支持された上の底壁8とを具備したものであり、前記下の底壁7と前記上の底壁8との間、及び前記上の底壁8と前記天板1との間に前記案内空間4S、4Tがそれぞれ形成されている。すなわち、前記下の底壁7と前記上の底壁8との間には前記下の案内空間4Sが形成されているとともに、前記上の底壁8と前記天板1との間には前記上の案内空間4Tが形成されている。このダクト本体5の最上段の案内空間、換言すれば前記上の案内空間4Tは、前記天板1の開口部1a及び前記スリット1sに臨ませてある。すなわち、前記天板1は、前記開口部1a及び前記スリット1sからなる上向き配線挿通部17を備えており、この上向き配線挿通部17を介して前記上の案内空間4Tを当該天板1の上面側に連通させている。そして、前述したように、このダクト本体5の前記使用端xに対応する両側の面が、前記上下の案内空間4S、4Tを一挙に開放可能な開放面である。
具体的に説明すれば、前記下の底壁7は、図10及び図13〜図17に示すように、両側縁に落下防止用の低いガード壁71を有したもので、その両端を隙間S2を介して前記脚体2A、2Bの起立壁2A3、2B3に臨ませている。そして、その下の底壁7の長手方向両端部には、上方に延びるブラケット72が固設されており、それらのブラケット72の上端部に設けたフランジ部72aをねじv2を用いて天板1の下面に止着している。前記上の底壁8も、図10及び図13〜図17に示すように、両側縁12bに落下防止用の低いガード壁81を有したもので、その両端を隙間S3を介して前記脚体2A、2Bの起立壁2A3、2B3に臨ませている。そして、その上の底壁8の長手方向両端部にも、上方に延びるブラケット82が固設されており、それらのブラケット82の上端部に設けたフランジ部82aをねじv3を用いて天板1の下面に止着している。前記上の底壁8の外方端は、前記下の底壁7の外方端よりも端部の脚体2Aから離れており、前記配線保持部3の起立壁31の下端に近接させてある。すなわち、前記配線保持部3は、前記最上段の案内空間すなわち前記上の案内空間4Tに対応する位置に配されている。
前記蓋壁体6は、前記開放面のほぼ全域を閉塞可能な形態をなしており、図4、図6及び図8に示すように、その端部6tを、前記脚体2A、2Bの起立壁2A3、2B3に近接させている。また、前記蓋壁体6は、図2、図7、図9、図10、図13及び図15〜図17に示すように、その上縁に、前記案内空間に配された配線Cを外部に導出させて前記個別コンセント16に導くための横向き配線挿通部6aを備えている。詳述すれば、前記ダクト本体5は、前記下の底壁7の両側縁12bと天板1の下面との間に外部から前記上下の案内空間4S、4Tにアクセス可能な開放空間を備えているが、これら両開放空間を対をなす蓋壁体6によりそれぞれほぼ全面的に閉塞している。すなわち、この蓋壁体6は、前記ダクト本体5に取り付けた状態で、前記開放面をほぼ全面的に覆う蓋着状態(G)となり、前記ダクト本体5から取り外すことにより前記開放面が開放される開放状態(K)となるように構成されている。具体的に説明すれば、前記蓋壁体6は、前記開放面に対応する蓋壁体本体61と、この蓋壁体本体61の上縁に設けられたフランジ部62と、前記蓋壁体本体61の下端部内面から間欠的に内方に延出させた複数の係合段部63とを備えたもので、それらの係合段部63を下の底壁7の縁部に係合させた上で前記フランジ部62をネジv4により天板1の下面に止着するとともに、前記係合段部63を、例えば手で着脱可能な樹脂リベットv5等の止着具を用いて前記下の底壁7の縁部に止着することにより前記蓋着状態(G)となるように構成されている。この蓋着状態(G)においては、蓋壁体本体61と前記各底壁71、82との間には配線挿通用の隙間S4が形成されており、例えば下の底壁7上の配線Cを前記隙間S4と前記横向き配線挿通部6aとを通して前記個別コンセント16に導く等、種々の態様で配線類を取りまわすことができるようになっている。
ここで、図1は、前記テーブルTを示す斜視図であり、図2は、前記テーブルTを底面側から見た斜視図である。前記図2では、一方の蓋壁体6を取り外してダクト本体5を示している。図3〜図6は、それぞれ前記テーブルTを示す平面図、正面図、側面図及び底面図である。図7は、前記テーブルTの一半側の天板本体11、12及び蓋壁体6を取り外してダクト本体5を視認可能にした状態を示す斜視図である。図8〜図12は、それぞれ前記配線ダクト4を示す平面図、正面図、底面図、左側面図及び右側面図である。なお、図8では、脚体2A、2Bを想像線により示している。図13は、図8におけるA−A線に沿った拡大断面図であり、図14は、図8におけるB−B線に沿った拡大断面図である。なお、図13及び図14には、天板1及びネジv1〜v4を想像線により示している。図15は、前記配線ダクト4を示す全体斜視図であり、図16は、前記配線ダクト4を示す分解斜視図である。図17は、前記天板支持フレーム13及び配線ダクト4をよりわかりやすく示すべく、テーブルの一半側の前記天板本体11、12を取り除き該一半側を拡大して示す斜視図である。図18は、前記配線保持部3に前記配線Cの頭部C2を保持させた状態を示す拡大斜視図であり、図19は、前記配線Cを引き出した状態を示す拡大斜視図である。なお、前記図15及び図17において、前記蓋壁体6を前記下の底壁7に止着する樹脂リベットv5は省略して示している。
このような構成のものであれば、天板1の下に配された配線Cの端部が開口部1aの下に設けられた配線保持部3に着脱可能に保持されているので、開口部1aを開放状態にすることにより所望の配線Cの頭部C2を容易に見つけ出して引き上げることができる。しかも、選択した配線Cの頭部C2を持ち上げて開口1a部から天板1上に導出させると、それに接続されたケーブルC1も追従することになり、そのケーブルC1が開口部1aからスリット1sに進入して天板1上に引き出される。そのため、開口部1aは頭部C2をつまんで持ち上げるのに必要な最小限の大きさのものでよく、スリット1sは前記ケーブルC1を通過させるだけの幅狭なものでよい。従って、開口部1aを大きくすることなく、また開口部1aの数を増やすことなく、所望の配線Cを迅速に選択して天板1上の自由な位置に引き出すことが可能となる。
この実施形態では、前記テーブルTの一端側に配された図示しないモニタに接続された配線Cを床下を通して中間の脚体2Bの空洞2B0内に導き、この空洞2B0内から前記起立壁2B3に設けた開口部2B4を通過させて前記配線ダクト4の上の案内空間4Tに案内している。そして、上の案内空間4Tに案内された配線Cを上の底壁8上に沿ってテーブルTの他端側に設けられた配線保持部3に導き、その配線Cの頭部C2を前記配線保持部3の所望の切欠部31aに係合させて保持させている。そのため、その配線Cの頭部C2を前述したように開口部1aから引き上げてケーブルCをスリット1sに進入させることにより、当該テーブルTにおける他端側片半部の自由な位置に導くことができる。そのため、前記テーブルTの反モニタ側の片半部上に載置されたパーソナルコンピュータ等に前記配線CのコネクタC21を接続してテレビ会議やプレゼンテーション等を適宜行うことができる。前記モニタ側の片半部においても、事情は同じであり、モニタ側の開口部から取り出した配線Cを天板1上の自由な位置に導くことができるのはもちろんである。
この実施形態においては、電力系の配線Cは、例えば床下から中間の脚体2Bの空洞2B0内を通して配線ダクト4の下の案内空間4Sに導かれており、この下の案内空間4Sから前記隙間S4及び横向き配線挿通部6aを通して天板1下に案内した上で、前記個別コンセント16に接続されている。なお、前述した映像系の配線や電力系の配線Cは、途中でコンセントやコネクタ等により分断可能に接続されていることもあり、その場合にはコンセント等が前記配線ダクト4の底壁7、8上に載置される。また、図示例では配線類を直線的に描いているが、前記底壁7、8上で蛇行させる等、余長部分を備えた上で配置させるのはもちろんである。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、天板の下側に配線ダクトを備えている態様について説明したが、本発明は配線ダクトがないものにも適用が可能である。その場合の態様としては、フック等により天板の下に吊持された配線の一端部を開口部の下に設けられた配線保持部に着脱可能に保持させるようなものが考えられる。
また、前記実施形態では、天板下に配線ダクトを設けただけでなく、その配線ダクトが上下方向に区画された複数の案内空間を備えている場合について説明したが、配線ダクトは1種類の案内空間を備えたものであってもよい。
さらに、上述した実施形態では、配線の頭部がコネクタと係止鍔とを備えたものについて説明したが、コネクタがケーブルの外径よりも大きな幅寸法を有するものの場合には、前記係止鍔を省略することも可能である。しかしながら、前記係止鍔を設け、この係止鍔を円形のものにしておけば、ケーブルがどのようにねじられてもその頭部が前記切欠部から外れてしまうのを確実に防止することができる。また、前記切欠部は、単一のものでもよいが、複数本並列に設けておけば、複数種類の配線を並べて保持しておくことができるため、さらなる利便性の向上を図ることができる。
さらに、配線保持部は、配線の頭部を係止させる切欠部を有したものに限られるものではなく、配線の一端部を着脱可能に保持できるようなものであればどのようなものであってもよい。
また、前記実施形態では、スリットにブラシ状の弾性閉塞部材を設けた場合について説明したが、本発明は必ずしもこのようなものに限られないのはもちろんであり、弾性閉塞部材を省略したものや、弾性閉塞部材をブラシ状のものではなくゴム製の長尺のものにする等、種々変形が可能である。
そして、上述した実施形態においては、ケーブルCの全長によっては前記端部の天板本体11上の任意の箇所に前記ケーブルCを導きにくいという不具合が発生し得るが、この不具合を解消するには、前記開口部1a内においてケーブルCをとぐろを巻いたような態様で収納する、換言すればケーブルCの余長を前記開口部1a内に収納する態様を採用してもよい。このようにケーブルCの余長を開口部1a内に収納する態様、一例としてはケーブルCの余長を前述したとぐろを巻いたような態様で開口部1a内に収納する態様を採用する場合、配線保持部は配線の一端部を着脱可能な構成のものである必要はなく、配線の少なくとも一端部を取り出し可能に保持可能なものであればよい。さらに、前記不具合を解消するには、開口部1aの位置をテーブルTの側端縁近傍に設定してもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
T…天板付家具(テーブル)
1…天板
1a…開口部
1s…スリット
3…配線保持部
C…配線

Claims (8)

  1. 天板に貫設された開口部と、この開口部に一端を連続させて前記天板に貫設されたスリットと、前記開口部の下方に設けられ前記天板の下に配される配線の一端部を着脱可能に保持する配線保持部とを具備してなる天板付き家具。
  2. 前記天板の下側に前記配線を案内する配線ダクトを備えている請求項1記載の天板付き家具。
  3. 前記配線ダクトが、上下方向に区画された複数の案内空間を備えたものであり、最上段の案内空間を前記開口部及び前記スリットに臨ませてある請求項1又は2記載の天板付き家具。
  4. 前記最上段の案内空間に対応する位置に前記配線保持部が配されている請求項3記載の天板付き家具。
  5. 前記配線が、ケーブルの一端にコネクタを含む頭部を備えたものであり、前記配線保持部が、起立壁を有し、この起立壁に上方に開放され前記ケーブルの外径よりも大きく且つ前記頭部よりも小さな幅寸法を有する切欠部を形成したものである請求項4記載の天板付家具。
  6. 前記配線保持部が、前記起立壁に複数本の前記切欠部を並列に形成したものである請求項5記載の天板付き家具。
  7. 前記頭部が、前記ケーブルの一端に接続されたコネクタと、このコネクタに近接させて設けられた係止鍔とを備えたものである請求項5又は6記載の天板付き家具。
  8. 天板に貫設された開口部と、この開口部に一端を連続させて前記天板に貫設されたスリットと、前記開口部の下方に設けられ前記天板の下に配される配線の少なくとも一端部を取り出し可能に保持する配線保持部とを具備してなる天板付き家具。
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