JP2019076432A - 遊技機 - Google Patents

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耕平 吉野
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将廣 三輪
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Hidetaka Imamura
英誉 今村
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Abstract

【課題】特典付与抽選が可能な遊技状態か、特典付与抽選が不可能な遊技状態かのいずれに滞在中かを分からなくすることで、遊技者の興趣の低下を防止させることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】第2遊技状態は第1遊技状態に関する特典を付与可能な第1状態と特典を付与不可能な第2状態とを備え、第1遊技状態から第2遊技状態の第1状態へ移行する移行条件と第2遊技状態の第2状態へ移行する移行条件とには同一の条件が含まれ、第1状態中に所定条件が成立すると特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選を行い、当該特典付与抽選の結果により特典が付与されることを報知する付与演出と付与されないことを報知する非付与演出を実行し、第2状態中に所定条件が成立すると、非付与演出を行うことを特徴とする。【選択図】図14

Description

この発明は、遊技機に関するものである。
従来、当選した小役の停止操作順序(押し順)が報知される遊技であるAT(アシストタイム)遊技中においては、液晶等の表示装置を用いて当選した小役の停止操作順序を示す情報としての停止操作情報(押し順ナビ)を表示可能な遊技機が知られている(特許文献1)。
また、AT中に、特殊モード中の数ゲームにわたってATのゲーム数を上乗せするゲーム数を決定する抽選が行われ、更に、特殊モードの最後に当該抽選により決定された上乗せするゲーム数を反映するかを抽選し、当該抽選の結果を反映の成功と反映の失敗との演出で報知する遊技機が知られている(特許文献2)
また、複数段階の設定値毎に予め定められた確率で、役に当選するか否かの役抽選が行われる遊技機が知られている。
特開2016−10620号公報 特開2015−6619号公報
しかし、設定値毎に確率の差のある役の当選を契機に移行する遊技状態中にはATの停止操作情報の報知に係る抽選を行うことはできず、設定値毎に確率の差のある役の当選を契機に移行する遊技状態へ移行したことが分かった時点で、遊技者の興趣の低下をもたらしていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、本発明は、所定の遊技状態に、設定値毎に確率に差のある役の当選を契機に移行したか、差のない役の当選を契機に移行したかを分からなくすることで、遊技者の興趣の低下を防止させることが可能な遊技機に関するものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
本発明に係る遊技機10は、第1遊技状態と、当該前記第1遊技状態中に所定の移行条件が成立することにより、当該第1遊技状態から移行可能な第2遊技状態とを備え、前記第2遊技状態は、前記第1遊技状態に関する特典を付与可能な第1状態と、前記第1遊技状態に関する特典を付与不可能な第2状態とを備え、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態の前記第1状態へ移行する移行条件と、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態の前記第2状態へ移行する移行条件とには、同一の条件が含まれ、前記第1状態中に所定条件が成立すると、前記特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選を行い、当該特典付与抽選により付与すると決定された場合には当該特典が付与されることを報知する付与演出を実行し、当該特典付与抽選により付与しないと決定された場合には当該特典が付与されないことを報知する非付与演出を実行し、前記第2状態中に前記所定条件が成立すると、前記非付与演出を行うことを特徴とする。
ここで、「第1遊技状態」は、アシストタイム状態やアシストリプレイタイム状態などを含むが、これに限定されない。
「第2遊技状態」は、実施の形態におけるボーナス遊技状態のうち、特定のボーナス遊技状態、実施の形態における「RBB1」、「RBB2」を含むが、これに限定されない。
これにより、特典付与抽選が行われる第1状態と、特典付与抽選が行われない第2状態とを設けつつ、遊技者にどちらの遊技状態に滞在中であるかを分からなくすることで、遊技者の興趣の低下を防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、第1状態では特典付与抽選が行われるが、第2状態では特典付与抽選が行われず、第2状態に滞在中であることが分かってしまうと、特典付与抽選が行われないことが分かってしまい、遊技者の興趣の低下を招くこととなる。
そのため、第2状態であっても、第1状態で特典付与抽選が行われる契機となる所定条件と同じ所定条件が成立した場合は、非付与演出を実行することで、遊技者に、あたかも特典付与抽選が行われた結果、特典が付与されないことが決定されたかのように認識させることができ、第2状態に滞在中であることを気付かせないようにすることで、遊技者の興趣が低下することを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、複数段階の設定値毎に予め定められた確率で役に当選するか否かの役抽選を行う役抽選手段を備え、前記役抽選される役には、前記設定値によって差がないように設定された第1の当選役と、前記設定値によって差があるように設定された第2の当選役が含まれ、前記第1の当選役と前記第2の当選役は停止表示される停止態様が同一であり、前記第1状態へ移行するための前記移行条件は、前記第1の当選役に当選し、当該第1の当選役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示されることであり、前記第2状態へ移行するための前記移行条件は、前記第2の当選役に当選し、当該第2の当選役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示されることであることを特徴とする。
ここで、「第1の当選役」には、例えば、実施の形態における当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」が含まれるが、これに限定されない。
「第2の当選役」には、例えば、実施の形態における当選役グループ「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」が含まれるが、これに限定されない。
「停止態様」には、役抽選により第1の当選役が当選した場合と第2の当選役に当選した場合とで共通する図柄が有効ライン上に停止表示されることを含むが、これに限定されない。
これにより、設定値による差がある役では特典付与抽選を実行し、差がない役では特典付与抽選を実行できないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、第1の当選役が成立した場合に移行する第2遊技状態の第1状態では、特典付与抽選が行われ、当該抽選の結果に対応して付与演出と非付与演出とが実行されるが、第2の当選役が成立した場合に移行する第2遊技状態の第2状態では、第1状態の特典付与抽選が行われる所定条件を満たした場合であっても特典付与抽選が行われることなく、非付与演出が実行される。そのため、第2状態に滞在中であっても、遊技者に、あたかも特典付与抽選が行われた結果、特典が付与されないことが決定されたかのように認識させることができ、第2状態に滞在中であることを気付かせないようにすることで、遊技者の興趣が低下することを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
そして、遊技者に気付かれず、設定値により遊技者に与える特典が異なる遊技状態を設けることができ、多様な遊技を提供することができることとなる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記所定条件は、前記役抽選により特定役に当選し、当該特定役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合に行われることを特徴とする。
ここで、「特定役」は、例えば、実施の形態における当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」が含まれるが、これに限定されない。
これにより、第1状態中に特定役に当選し、当該特定役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合に特典付与抽選が行われるが、第2状態中には特定役に当選し、当該特定役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合であっても特典付与抽選が行われないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記第2遊技状態で行われる前記特典付与抽選は、前記特典として、前記第1遊技状態への移行が可能な権利をストックするか否かの抽選であることを特徴とする。
これにより、特典として第1遊技状態への移行が可能な権利をストックさせることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記第1遊技状態は、所定の遊技回数、実行可能に形成され、前記第2遊技状態で行われる前記特典付与抽選は、前記特典として、前記第1遊技状態の前記所定の遊技回数を上乗せするか否かの抽選であることを特徴とする。
これにより、特典として第1遊技状態の遊技回数を上乗せさせることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、前記第1遊技状態よりも遊技者にとって不利な通常遊技状態を備え、前記通常遊技状態中に、当該通常遊技状態から前記第2遊技状態の前記第1状態へ移行する移行条件が成立することにより当該通常遊技状態から移行する前記第1状態で行われる前記特典付与抽選は、当該第2遊技状態の終了後、当該前記第1遊技状態へ移行するか否かの抽選であることを特徴とする。
これにより、特典として第1遊技状態へ移行させることが可能な遊技機10を提供することができる。
また、本発明に係る遊技機10の具体例としては、さらに、遊技中における演出を制御する演出制御手段を備え、前記演出制御手段は、前記第1遊技状態から移行した前記第2遊技状態の前記第1状態で実行される演出と、前記第1遊技状態から移行した前記第2遊技状態の前記第2状態で実行される演出とが、同一の演出となるように制御することを特徴とする。
これにより、第1状態のみで実行される演出や、第2状態のみで実行される演出はないようにすることで、実行される演出から第1状態に滞在中であるか第2状態に滞在中であるかを遊技者に認識できないようすることが可能な遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のメイン制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、図3のサブ制御基板の詳細を説明するための概略ブロック図である。 本発明の実施の形態であって、ボーナス移行役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、リプレイ役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、図7に続くリプレイ役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、図8に続くリプレイ役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、小役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、図10に続く小役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、図11に続く小役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、図12に続く小役の構成と当選役グループとを示す説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技状態毎の抽選対象となる当選役グループの説明図である。 本発明の実施の形態であって、ストップスイッチの押し順により成立(入賞)する役を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態であって、図4のメイン制御基板側で管理している遊技の状態の説明図である。 本発明の実施の形態であって、押し順報知の状態(報知状態)の説明図である。 本発明の実施の形態であって、遊技の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、特典付与抽選の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、付与演出、非付与演出の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
(遊技機10)
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1〜図3を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
(回転リール62)
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
(リールユニット60)
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
(クレジット表示器87、払出枚数表示器88)
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
(区間報知ランプ90)
また、図柄表示窓部16の下方には、後述する「許可区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により点灯される区間報知ランプ90が設けられている。
この区間報知ランプ90は、押し順報知の状態が「許可区間」である間は常時点灯されており、「不許可区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により消灯される。
ここで、区間報知ランプの点灯制御は、メイン制御基板200に搭載されている制御手段により制御されることが望ましく、許可区間を制御する許可区間制御手段260により実行する、或いは、当該点灯制御を実行する専用の区間報知制御手段を設けて実行する、ことが可能である。
(操作部30)
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
(メダルセレクタ17)
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過してメダル払出口28から払い出される。
(精算スイッチ36)
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
(ストップスイッチ50)
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
(スタートスイッチ40)
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
(ベットスイッチ32)
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
(演出用ボタンスイッチ42)
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
(扉開閉用スイッチ19)
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
(設定表示器89)
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44を有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている。
(ホッパーユニット24)
このホッパーユニット24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
(電源ユニット43)
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
(メダル払出口28等)
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
(遊技の流れの説明)
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄61のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄61を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄61の組み合わせの並びを規定したラインである。このラインは、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では3)のメダルをベットすることにより有効ライン86になる。
本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64の下段、中回転リール66の中段及び右回転リール68の上段を斜めに結んだ右上がりラインの計1本である。
なお、有効ライン86として、1ラインを示したが、これに限定されず、2〜5ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(図16参照)を問わず1ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「赤セブン」、「青セブン」、「バー」、「ブランク1」、「ブランク2」、「リプレイ」、「ベル」、「チェリー」、「スイカ1」、「スイカ2」の複数の種々の図柄61が形成されている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄61の番号(コマ番号)は、回転リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄61の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄61を指定するためのものである。
(演出装置70)
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
(スピーカー72)
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
(演出用ランプ78)
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
(表示装置84)
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
(制御装置100)
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200(メイン制御手段ともいう)と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300(サブ制御手段ともいう)とを備えている。
なお、メイン制御基板200とサブ制御基板300との間は、メイン制御基板200への不正操作を防止するために、メイン制御基板200からサブ制御基板300への一方向の通信により行われ、サブ制御基板300からメイン制御基板200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。メイン制御基板200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。サブ制御基板300は、メイン制御基板200から信号を入力し、表示装置84等の演出装置70の作動を制御する。サブ制御基板300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、メイン制御基板200を有するメイン基板と、サブ制御基板300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、メイン制御基板200は、メイン基板ケースの内部に収納され、サブ制御基板300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
メイン制御基板200及びサブ制御基板300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(外部集中端子板18)
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
(メイン制御基板200)
メイン制御基板200は、図4に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、許可区間制御手段260及び送信手段270の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、許可区間制御手段260は、メイン制御基板200ではなく、サブ制御基板300が有しても良いし、又、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
以上の構成をもって、メイン制御基板200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄61の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
上述したように、遊技状態に応じて規定の賭け数が設定されると、有効ライン86(図1参照)が設定される。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組合せが揃うと、当該図柄61の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定値1〜設定値6)設定されており、設定値によって当選確率の差がある役については、設定値1が最も低く、設定値6が最も高くなるように設定されている。
なお、設定値の段階は、6段階に限定されず、6段階未満の段階や7段階以上であっても良い。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄61の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数段階の設定値毎に予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技状態用(RT0、RT1、RT2用)、RT状態用(RT3用)、ボーナス内部中状態用(RBB1F、RBB2F、RBB3F、RBB4F用)、ボーナス遊技状態用(RBB1、RBB2用)、ボーナス遊技状態用(RBB3、RBB4用)のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御基板200のROM上に記憶されている。
役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS11(図18参照)において行われる。
本実施の形態では、役抽選手段210により抽選される役として、図6〜図13に示すように、大別すると、ボーナス移行役(遊技状態の移行を伴う役)、リプレイ役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる再遊技役)、小役(メダルの払い出しを伴う役)が設けられている。
つぎに、図6〜図13に示すように、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄の組合せについて説明する。
なお、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄61の組合せについては、図6から図13に示すものに限定されない。
例えば、図6に示すように、ボーナス移行役として、左回転リール64、中回転リール66、右回転リール68の順(以下同様)に「赤セブン 赤セブン 赤セブン」の図柄61の組合せのRBB1A、「スイカ2 赤セブン ブランク1」の図柄61の組合せのRBB1B、「青セブン 青セブン 青セブン」の図柄61の組合せのRBB2、「赤セブン 赤セブン バー」の図柄61の組合せのRBB3、「青セブン 青セブン バー」の図柄61の組合せのRBB4が設けられている。
また、図7〜図9に示すように、リプレイ役(再遊技役)として、例えば、「赤セブン リプレイ スイカ1」の図柄61の組合せのREP1や、「青セブン リプレイ スイカ1」の図柄61の組合せのREP2や、「バー リプレイ スイカ1」の図柄61の組合せのREP3や、「ブランク1 リプレイ スイカ1」の図柄61の組合せのREP4、が設けられている。
また、リプレイ役として、例えば、「赤セブン チェリー スイカ1」の図柄61の組合せのREP5などのRT1リプレイが設けられている。
ここで、RT1リプレイは、RT2からRT1へ、RT3からRT1へ移行させる契機となる役(転落リプレイとも言う)である。
また、リプレイ役として、例えば、「ベル リプレイ スイカ1」の図柄61の組合せのREP13などのRT2リプレイが設けられている。
ここで、RT2リプレイは、RT1からRT2へ移行させる契機となる役(昇格リプレイとも言う)である。
また、リプレイ役として、例えば、「赤セブン チェリー リプレイ」の図柄61の組合せのREP14などのRT3リプレイが設けられている。
ここで、RT3リプレイは、RT2からRT3へ移行させる契機となる役(昇格リプレイとも言う)である。
つぎに、同様に図6〜図13を用いて、当選役グループについて説明する。
なお、当選役グループについては、図6〜図13に示すものに限定されない。
図6〜図13は、予め定められた複数種類の当選役グループを示し、各当選役グループは、1つの役又は複数の役の組合せから構成される。
そのため、当選役グループが複数の役から構成されている場合は、当選役グループの複数の役に同時に当選(重複して当選)していることとなる。また、役抽選の結果、いわゆる「ハズレ」は、いずれの当選役グループも当選しなかった場合を示している。
また、各当選役グループは、図示しないが、ストップスイッチ50の押し順が設定されているものがあり、ストップスイッチ50の押し順によって成立(入賞)する役が異なるように設定されている。
図6に示すように、ボーナス移行役が含まれる当選役グループには、RBB1AとRBB1Bとが当選する「RBB1」、RBB2が当選する「RBB2」、RBB3が当選する「RBB3」、RBB4が当選する「RBB4」が設けられている。
図7〜図9に示すように、リプレイ役が含まれる当選役グループには、REP1〜REP4が当選する「RPA1」、REP1〜REP4及びREP19が当選する「RPA2」、REP5〜REP8のRT1リプレイとREP14〜REP17のRT3リプレイが当選する「RPC1」などが設けられている。
ここで、例えば、当選役グループ「RPC1」は、図示しないが、ストップスイッチ50の押し順によってRT1リプレイとRT3リプレイとのいずれが成立(入賞)するかが決定されるいわゆる押し順リプレイである。
図10〜図13に示すように、小役が含まれる当選役グループには、PZ46、PZ51、PZ56、PZ57が当選する「CHY1」(いわゆる弱チェリー)、PZ38〜PZ45が当選する「WML」(いわゆるスイカ)、PZ2〜PZ5、PZ68が当選する「BE」(いわゆるベル)、PZ2〜PZ6、PZ8、PZ10、PZ12、PZ14、PZ16、PZ18、PZ20、PZ22、PZ24、PZ26、PZ28、PZ30、PZ32、PZ34、PZ36、PZ68が当選する「ATAL1」などが設けられている。
ここで、「ATAL1」は、いわゆる左第1停止の際にPZ2〜PZ5のベルが成立する押し順役であり、「ATAC1」は、いわゆる中第1停止の際にPZ2〜PZ5のベルが成立する押し順役であり、「ATAR1」は、いわゆる右第1停止の際にPZ2〜PZ5のベルが成立する押し順役である。すなわち、本実施の形態における「ATAL1」などの「L」は左第1停止、「ATAC1」などの「C」は中第1停止、「ATAR1」などの「R」は右第1停止の際にメダルが付与される枚数が多くなるなどの利益が与えられることを意味している(図15参照)。
また、本実施の形態では、役抽選において複数の当選役グループに同時に当選する当選役グループが設定されている。
具体的には、図14に示すように、1又は複数の当選役グループで構成された当選役グループが設定されている。そして、本実施の形態では、役抽選手段210は、役抽選により図14に示すいずれかの当選役グループが当選するか否かを決定している。
そのため、例えば、役抽選により、第2の当選役の一例である「RBB1+RPA1」に当選した場合は、当選役グループ「RBB1」(図6参照)と当選役グループ「RPA1」(図7参照)とが同時に当選したことを意味し、換言すると、「RBB1」に含まれる「RBB1A」、「RBB1B」と、「RPA1」に含まれる「REP1」、「REP2」、「REP3」、「REP4」との、6つの役に同時に当選したことを意味する。
また、役抽選により、第1の当選役の一例である「RBB1+RPA2」に当選した場合は、当選役グループ「RBB1」(図6参照)と当選役グループ「RPA2」(図7参照)とが同時に当選したことを意味し、換言すると、「RBB1」に含まれる「RBB1A」、「RBB1B」と、「RPA2」に含まれる「REP1」、「REP2」、「REP3」、「REP4」、「REP19」との、7つの役に同時に当選したことを意味する。
ここで、第1の当選役の一例は、本実施の形態では、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」であり、第2の当選役の一例は、本実施の形態では、「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」である。
また、第1の当選役(RBB1+RPA2、RBB2+RPA2)と、第2の当選役(RBB1+RPA1、RBB2+RPA1)とは、停止表示される停止態様が同一となるように設定されている。
具体的には、第1の当選役(RBB1+RPA2、RBB2+RPA2)に含まれる当選役グループ「RPA2」には、「REP1」、「REP2」、「REP3」、「REP4」が含まれ、第2の当選役(RBB1+RPA1、RBB2+RPA1)に含まれる当選役グループ「RPA1」には、「RPA2」と同じ「REP1」、「REP2」、「REP3」、「REP4」と、「REP19」が含まれる。そして、本実施の形態では、いわゆるリプレイ優先制御であることから、役抽選により当選役グループ「RBB1+RPA2」が当選した場合であっても、「RBB1+RPA1」が当選した場合であっても、有効ライン86上に停止される図柄の組合せである停止態様は、両者の当選役グループに共通する「REP1」、「REP2」、「REP3」、「REP4」(通常リプレイ)であり、遊技者からは、「RPA2」と「RPA1」とのどちらが当選し、成立(入賞)したのか分からないように設定されている。
また、第1の当選役(RBB1+RPA2、RBB2+RPA2)に含まれる当選役グループ「RPA2」は、設定値による当選確率の差がない役であり、第2の当選役(RBB1+RPA1、RBB2+RPA1)に含まれる当選役グループ「RPA1」は、設定値による当選確率の差がある役である。
そのため、本実施の形態に係るボーナス移行役のうち、「RPA2」と同時に当選する場合、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」は、設定値による当選確率の差がない役であり、「RPA1」と同時に当選する場合、「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」は、設定値による当選確率の差がある役である。
したがって、後述するように、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」に当選することを契機にボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」に移行した場合は、後述する特典付与抽選が実行され、「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」に当選することを契機にボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」に移行した場合は、特典付与抽選が実行されない。
なお、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則や業界内の自主規制において、設定値による当選確率の差がある役で移行する状態(例えば、ボーナス遊技状態)では、指示機能に係る処理を行うことができないように定められている。
すなわち、遊技者はボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」に滞在していることは分かるが、特典付与抽選が可能な「第1状態」に滞在しているか、特典付与抽選が不可能な「第2状態」に滞在しているかは分からないようにされている。
つぎに、図14を用いて、遊技状態毎に抽選される当選役グループについて説明する。
図14に示すように、各当選役グループは、遊技状態(図16参照)に応じて、役抽選手段210のよる役抽選が行われるか否かが設定されている。
例えば、当選役グループ「RPA2」は、遊技状態が、「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」、「ボーナス内部中状態」において抽選対象となる。
また、RT2リプレイである当選役グループ「RPB1」〜「RPB6」は、それぞれ、「RT1」、「ボーナス内部中状態」において抽選対象となり、「RT1」において入賞(成立)した場合は、「RT1」から「RT2」へ移行する(図16参照)。
ここで、「RPB1」〜「RPB6」は、ストップスイッチ50の押し順によって成立(入賞)する役が異なるものであり、「RPB1」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がLCR(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチRの順)で操作された場合にRT2リプレイが成立し、それ以外の押し順、LRC(左ストップスイッチL、右ストップスイッチR、中ストップスイッチCの順)、CLR(中ストップスイッチC、左ストップスイッチL、右ストップスイッチRの順)、CRL(中ストップスイッチC、右ストップスイッチR、左ストップスイッチLの順)、RLC(右ストップスイッチR、左ストップスイッチL、中ストップスイッチCの順)、RCL(右ストップスイッチR、中ストップスイッチC、左ストップスイッチLの順)では、通常リプレイ(REP1〜REP4)が成立(入賞)する。
また、例えば、「RPB2」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がLRCで操作された場合にRT2リプレイが成立(入賞)し、それ以外の押し順(LCR、CLR、CRL、RLC、RCL)では、通常リプレイ(REP1〜REP4)が成立(入賞)する。
また、RT3リプレイである当選役グループ「RPC1」〜「RPC6」は、それぞれ、「RT2」、「ボーナス内部中状態」において抽選対象となり、「RT2」において入賞(成立)した場合は、「RT2」から「RT3」へ移行する(図16参照)。
ここで、「RPC1」〜「RPC6」は、ストップスイッチ50の押し順によって成立(入賞)する役が異なるものであり、「RPC1」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がLCRで操作された場合にRT3リプレイが成立し、それ以外の押し順(LRC、CLR、CRL、RLC、RCL)では、RT1リプレイ(REP5〜REP8)が成立(入賞)する。
また、例えば、「RPC2」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がLRCで操作された場合にRT3リプレイが成立(入賞)し、それ以外の押し順(LCR、CLR、CRL、RLC、RCL)では、RT1リプレイ(REP5〜REP8)が成立(入賞)する。
また、ART中リプレイである当選役グループ「RPD1」〜「RPD3」は、それぞれ、「RT3」、「ボーナス内部中状態」において抽選対象となる。
ここで、「RPD1」〜「RPD3」は、ストップスイッチ50の押し順によって成立(入賞)する役が異なるものであり、「RPD1」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がLCR、LRCで操作された場合に通常リプレイ(REP1〜REP4)が成立し、それ以外の押し順(CLR、CRL、RLC、RCL)では、RT1リプレイ(REP5〜REP8)が成立(入賞)する。
また、例えば、「RPD2」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がCLR、CRLで操作された場合にRT3リプレイが成立(入賞)し、それ以外の押し順(LCR、LRC、RLC、RCL)では、RT1リプレイ(REP5〜REP8)が成立(入賞)する。
また、ボーナス中リプレイである当選役グループ「RPP1」〜「RPP3」は、それぞれ、「RBB1」、「RBB2」において抽選対象となる。
なお、「RPP1」〜「RPP3」に入賞(成立)した場合は、所定条件の下、後述する特典付与抽選が行われる。
ここで、「RPP1」〜「RPP3」は、ストップスイッチ50の押し順によって成立(入賞)する役が異なるものであり、「RPP1」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がCLRで操作された場合にボーナス中リプレイが成立し、それ以外の押し順LCR、LRCではRT2リプレイ、CRL、RLC、RCLでは通常リプレイが成立(入賞)する。
また、例えば、「RPP2」は、図15に示すように、ストップスイッチ50の押し順がLCR、LRCで操作された場合にボーナス中リプレイが成立(入賞)し、それ以外の押し順CLR、CRLではRT2リプレイ、RLC、RCLでは通常リプレイが成立(入賞)する。
また、当選役グループ「RBB1+RPA1」は、「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」において抽選対象となる。
また、当選役グループ「RBB1+RPA2」は、「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」において抽選対象となる。
また、当選役グループ「RBB2+RPA1」は、「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」において抽選対象となる。
また、当選役グループ「RBB2+RPA2」は、「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」において抽選対象となる。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップS12(図18参照)において行われる。
(停止図柄判定手段230)
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS13(図18参照)において行われる。
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップS14(図18参照)において行われる。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、RT状態制御手段252、ボーナス内部中状態制御手段253及びボーナス遊技状態制御手段254の各手段を有する。
(ノーマル遊技状態制御手段251)
ノーマル遊技状態制御手段251は、「ノーマル遊技状態」を制御するものである。ここで、「ノーマル遊技状態」は、後述するRT状態制御手段252による「RT状態」(リプレイタイム状態)、ボーナス内部中状態制御手段253によるボーナス内部中状態又はボーナス遊技状態制御手段254によるボーナス遊技状態以外の状態をいい、「RT0」、「RT1」、「RT2」を含む(図16参照)。
(RT状態制御手段252)
RT状態制御手段252は、「RT状態」を制御するものである。ここで、「RT状態」は、「RT3」を含む(図16参照)。
また、「RT」は、「リプレイタイム」の略語であり、「RT状態」に移行すると、再遊技役(リプレイ役)に当選する当選確率、すなわち再遊技確率が原則として高くなるRT遊技が開始される。
(ボーナス内部中状態制御手段253)
ボーナス内部中状態制御手段253は、ボーナス内部中状態を制御するものである。ここで、「ボーナス内部中状態」には、「RBB1F」、「RBB2F」、「RBB3F」、「RBB4F」がある(図16参照)。
「ボーナス内部中状態」は、ノーマル遊技状態(RT0、RT1、RT2)又はRT状態(RT3)において、役抽選手段210による役抽選にてボーナス遊技状態への移行に係るボーナス移行役に当選することで移行し、当該ボーナス移行役に当選した状態が維持されている状態である。すなわち、「ボーナス内部中状態」は、役抽選にてボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する状態である。そして、ボーナス内部中状態において、ボーナス移行役に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示することで終了する(ボーナス遊技状態へ移行する)。
(ボーナス遊技状態制御手段254)
ボーナス遊技状態制御手段254は、図16を用いて後述する「ボーナス遊技状態」を制御するものである。ここで、「ボーナス遊技状態」は、いわゆる「第1種特別役物に係る役物連続作動装置」としての「RBB1」、「RBB2」、「RBB3」、「RBB4」を含む(図16参照)。
ここで、本実施の形態にかかる「RBB1」は、当選役グループ「RBB1」を含む当選役グループ、例えば、「RBB1+RPA2」、「RBB1+WML」など(図14参照)に当選し、かつ当該当選役グループ「RBB1」に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示させることで移行するものである。
また、同様に「RBB3」は、当選役グループ「RBB3」を含む当選役グループ、例えば、「RBB3+RPA2」、「RBB3+WML」など(図14参照)に当選し、かつ当該当選役グループ「RBB2」に対応した図柄61を有効ライン86上に停止表示させることで移行するものである。
ここで、本実施の形態では、「RBB1」、「RBB2」は、247枚を超えるメダルの払い出しで終了し、「RBB3」、「RBB4」は、77枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
(許可区間制御手段260)
許可区間制御手段260は、図17を用いて後述するストップスイッチ50の操作態様を報知不可能な不許可区間(所謂、通常区間)と、報知可能な許可区間(所謂、有利区間)とを制御するものである。
そして、後述する演出制御手段320を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
また、許可区間制御手段260は、役抽選により予め定められた役、本実施の形態では、CHY2(強チェリー)、CHY1(弱チェリー)、WML(スイカ)、ボーナス移行役のうち、設定値によって当選確率の差のない役、例えば、RBB1+RPA2、RBB2+RPA2に当選した際に「不許可区間」から「許可区間」への移行抽選(許可区間移行抽選)を行う。
ここで、CHY2(強チェリー)、RBB1+RPA2、RBB2+RPA2に当選した際に行われる許可区間移行抽選は、100%の確率で許可区間への移行が決定されるように設定されている。
なお、100%の確率で許可区間への移行が決定されるように設定されている場合に限定されず、許可区間移行抽選をせずに、許可区間へ移行させるようにしても良い。
なお、許可区間制御手段260は、ボーナス移行役のうち、RBB1+RPA1、RBB2+RPA1に当選した際には、当該RBB1+RPA1、RBB2+RPA1が設定値による当選確率の差のある役であるため、許可区間移行抽選は行われない。
また、不許可区間から許可区間へ移行してから、所定のゲーム数、例えば1500ゲームを消化した場合は、ボーナス遊技状態中などであっても、許可区間の上限ゲーム数に到達したとして、許可区間から不許可区間へ移行するようにしている。
また、許可区間制御手段260は、図4に示すように、特典付与抽選手段261を有する。
(特典付与抽選手段261)
特典付与抽選手段261は、第2遊技状態の一例であるボーナス遊技状態で行われる第1遊技状態に関する特典を付与するか否かを決定するものである。
特典付与抽選については、後述する。
(送信手段270)
送信手段270は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
(サブ制御基板300)
サブ制御基板300は、図5に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、サブ制御基板300は、メイン制御基板200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
具体的には、サブ制御基板300は、ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段270からの信号を受信するものである。
(演出制御手段320)
演出制御手段320は、図16に示す遊技状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。
また、演出制御手段320は、図17に示す許可区間の間、メイン制御基板200の許可区間制御手段260からストップスイッチ50の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に当該ストップスイッチ50の押し順を報知させる演出を実行する。
具体的には、各ストップスイッチ50の位置(詳しくは各ストップスイッチ50に対応する回転リール62の位置)と対応する表示装置84の画面に、押し順を示す複数の画像又は映像(例えば「1」「2」「3」)を表示することで押し順を報知する。その後、前記押し順を示す画像又は映像は、ストップスイッチ50が操作される度に、当該操作されたストップスイッチ50の位置に対応する部分が消去(又は順序を示さない画像に変更)される。
また、演出制御手段320は、第1遊技状態の一例であるART状態から移行した第2遊技状態の一例であるボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」の第1状態で実行される演出と、第1遊技状態の一例であるART状態から移行した第2遊技状態の一例であるボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」の第2状態で実行される演出とが、同一の演出となるように制御する。
ここで、同一の演出には、第1状態と第2状態とで表示装置84に表示される背景画像やキャラクター画像などが同じである演出などが実行される場合の他、第1状態と第2状態とで実行可能な複数種類の演出(例えば複数種類の演出ステージや演出パターン)を備え、抽選により決定された第1状態で実行される演出(例えば演出ステージや演出パターン)と、抽選により決定された第2状態で実行される演出(例えば演出ステージや演出パターン)とが結果として異なる演出となる場合も含む。すなわち、第1状態のみで実行される演出ステージや、第2状態のみで実行される演出ステージなどはないようにすることで、実行される演出から第1状態に滞在中であるか第2状態に滞在中であるかを遊技者に認識できないようにしている。
また、後述するが、演出制御手段320は、特典付与抽選手段261による特典付与抽選により特典を付与すると決定された場合に当該特典が付与されることを報知する付与演出(成功演出)と、特典を付与しないと決定された場合に当該特典が付与されないことを報知する非付与演出(失敗演出)とを実行する。
(図16を用いた遊技状態の説明)
つぎに、図16を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御手段200により管理され、図16に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、RT状態、ボーナス内部中状態及びボーナス遊技状態がある。なお、各遊技状態における再遊技役への当選確率は、ノーマル遊技状態のRT0(初期状態)、RT1においては1/7.3に設定されている。
また、ノーマル遊技状態のRT2、RT状態のRT3、ボーナス内部中状態のRBB1F、RBB2F、RBB3F、RBB4F、ボーナス遊技状態のRBB1、RBB2では、再遊技役への当選確率がノーマル遊技状態のRT0などよりも高く設定されている。なお、再遊技役の当選確率は、この場合に限定されない。
(ノーマル遊技状態)
ノーマル遊技状態は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御され、本実施の形態では、RT0、RT1、RT2がある。
「RT0」からは、「RT1」、「ボーナス内部中状態」、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「RT0」から「RT1」には、RT1リプレイ(図7参照)を停止表示させた場合に移行する。
「RT1」からは、「RT2」、「ボーナス内部中状態」、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「RT1」から「RT2」には、RT2リプレイ(図7参照)を停止表示させた場合に移行する。
「RT2」からは、「RT1」、「RT3」、「ボーナス内部中状態」、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」から「ボーナス内部中状態」には、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄の組合せを停止表示できなかった場合に移行する。
「RT0」、「RT1」、「RT2」、「RT3」から「ボーナス遊技状態」には、ボーナス移行役に当選し、当該ボーナス移行役に当選した遊技で、ボーナス移行役に対応する図柄が停止表示された場合に移行する。
(RT状態)
「RT状態」は、RT状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態のRT0、RT1より再遊技役への当選確率の高い「RT3」がある。
ノーマル遊技状態からRT状態、具体的には、「RT2」から「RT3」には、当選役グループとしてのRPC1〜RPC6に当選し(図7参照)、正解の押し順でストップスイッチ50が停止操作された場合には、RT3リプレイとしてのRT3再遊技図柄が停止表示され「RT3」に移行する。
また、RT3において、当選役グループとしてのRPC1〜RPC6に当選し(図7参照)、正解の押し順以外の押し順でストップスイッチ50が停止操作された場合には、RT1リプレイとしてのRT1再遊技図柄が停止表示され「RT1」に移行する。
(ボーナス内部中状態)
「ボーナス内部中状態」は、ボーナス内部中状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、後述する「ボーナス遊技状態」の種類に応じて「RBB1F」、「RBB2F」、「RBB3F」、「RBB4F」がある。
「ボーナス内部中状態」からは、「ボーナス遊技状態」に移行可能である。
「ボーナス内部中状態」から「ボーナス遊技状態」には、当該ボーナス内部中状態へ移行する契機となったボーナス移行役に対応する図柄が停止表示された場合に移行する。すなわち、「ボーナス内部中状態」が「RBB1F」の場合は「RBB1」に、「RBB2F」の場合は「RBB2」に、「RBB3F」の場合は「RBB3」に、「RBB4F」の場合は「RBB4」に、それぞれ移行する。
(ボーナス遊技状態)
「ボーナス遊技状態」は、ボーナス遊技状態制御手段254により制御され、本実施の形態では、「RBB1」、「RBB2」、「RBB3」、「RBB4」がある。
「RBB1」、「RBB2」は、第2遊技状態の一例であり、レギュラーボーナス(RB)が連続作動し、247枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、「RBB1」、「RBB2」の終了後は、共に「RT0」に移行する。
また、「RBB1」、「RBB2」には、図示しないが、「第1状態」と「第2状態」とを備える。
ここで、「第1状態」は、第1遊技状態の一例であるART状態に関する特典を付与可能な状態であり、「第2状態」は、第1遊技状態の一例であるART状態に関する特典を付与不可能な状態である。
「第1状態」は、「RT1」、「RT2」、「RT3」において、移行条件を満たした場合、本実施の形態では、第1の当選役の一例である当選役グループ、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」に当選し、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」に含まれる「RBB1」、「RBB2」に対応する図柄(図6参照)が予め定められた有効ライン86上に停止された場合に移行するものである。
「第2状態」は、「RT1」、「RT2」、「RT3」において、移行条件を満たした場合、本実施の形態では、第2の当選役の一例である当選役グループ、「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」に当選し、「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」に含まれる「RBB1」、「RBB2」対応する図柄(図6参照)が予め定められた有効ライン86上に停止された場合に移行するものであり、「第1状態」も「第2状態」も移行契機となる当選役グループが異なるだけで、ボーナス遊技状態(「RBB1」、「RBB2」)自体は同一のものである。
すなわち、「第1状態」へ移行するための移行条件と、「第2状態」へ移行するための移行条件とは、同一の条件が含まれることとなる。
なお、「RBB1」、「RBB2」中に、役抽選により特定役の一例である当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選した際に行われる特典付与抽選については後述する。
「RBB3」、「RBB4」は、レギュラーボーナス(RB)が連続作動し、77枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、「RBB3」、「RBB4」の終了後は、共に「RT0」に移行する。
(図17を用いた押し順報知の状態の説明)
図17に示すように、押し順報知の状態(報知状態)は、「不許可区間」、「許可区間」がある。
ここで、「不許可区間」は、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な区間である。
また、「許可区間」は、「不許可区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な区間である。
「不許可区間」は、「許可区間」を除いた区間であり、「不許可区間」には、「不許可区間通常遊技状態」がある。
(不許可区間通常遊技状態)
不許可区間通常遊技状態は、後述する「許可区間」における「許可区間通常遊技状態」、「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
この、不許可区間通常遊技状態の滞在中における遊技状態は、主にノーマル遊技状態の「RT1」に滞在していることとされている(図16参照)。
「不許可区間」から「許可区間」、具体的には、「不許可区間通常遊技状態」から「許可区間通常遊技状態」には、不許可区間通常遊技状態における役抽選にて所定の移行契機役、例えば、CHY2(強チェリー)、CHY1(弱チェリー)、WML(スイカ)、ボーナス移行役のうち、設定値によって当選確率の差のない役、例えば、RBB1+RPA2、RBB2+RPA2に当選したことに基づいて行われる許可区間移行抽選に当選したことに基づいて移行する。なお、「不許可区間通常遊技状態」から「許可区間通常遊技状態」には、許可区間移行抽選に当選したことに基づいて移行する場合に限定されず、所定の移行契機役に当選したことに基づいて移行することとしても良い。
(許可区間)
「許可区間」は、「不許可区間」よりも遊技者に有利な区間であって、「許可区間通常遊技状態」、「前兆状態」、「AT状態」を備える。
この許可区間移行抽選に当選したことに基づいて移行する「許可区間」においては、1回以上、最大払出枚数が得られることとなる入賞に係る図柄の組合せに係る指示がされることとなっており、当該指示を行わず「許可区間」を終了することはできないようになっている。
例えば、複数の小役のうち、最大払出枚数に係る小役が「押し順ベル役」である場合には、特別区間中において、少なくとも1回「押し順ベル役」の押し順が報知されることとなる。
なお、ここで、遊技者に有利な区間とは、例えば、不許可区間では、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合であっても、当該押し順を遊技者に報知することが不可能であった状態から可能な状態になったことや、不許可区間では実行されないART状態が実行されることなどから、遊技者に有利な区間となっている。
したがって、「許可区間」全体を通して遊技者にとって有利である必要はなく、例えば、不許可区間通常遊技状態と許可区間通常遊技状態とを遊技者にとっての有利さを同じにするなど、「許可区間」の一部で遊技者にとって有利ではないことがあっても良い。
(許可区間通常遊技状態)
許可区間通常遊技状態は、「許可区間」における「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
この、許可区間通常遊技状態の滞在中における遊技状態は、主にノーマル遊技状態の「RT1」に滞在していることとされている(図16参照)。
許可区間通常遊技状態では、所定条件の下、AT状態へ移行するか否かの抽選(AT移行抽選)が行われ、AT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合は、前兆状態へ移行した後、AT状態へ移行し、AT状態へ移行することが決定されなかった場合に行われる前兆状態への移行抽選により前兆状態へ移行することが決定された場合は、前兆状態へ移行する。
(前兆状態)
前兆状態は、許可区間通常遊技状態中にAT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合(いわゆる本前兆状態)に移行する状態であり、所定ゲーム数の経過後、AT状態へ移行する。ただし、AT状態へ移行することが決定されなかった場合にも所定の抽選で移行する場合(いわゆるガセ前兆)もあり、この場合は、所定ゲーム数の経過後、不許可区間通常状態へ移行する。
なお、ガセ前兆中に、AT移行抽選を行い、AT移行抽選によりAT状態へ移行することが決定された場合は、AT状態へ移行するようにしても良い。
また、不許可区間通常状態中にAT移行抽選を行うようにしても良く、この場合は、不許可区間通常状態から前兆状態へ移行するようにしても良い。
(AT状態)
「AT状態」は、第1遊技状態の一例であり、「不許可区間」より遊技者に有利な状態である。当該「AT状態」に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
「AT状態」の状態としては、「ART準備状態」、「ART状態」がある。
(ART準備状態)
「ART準備状態」は、遊技状態が、図16の「RT1状態」、「RT2状態」である場合の「AT状態」であり、「RT1状態」で、「RT2状態」へ移行する役であるRT2リプレイ(昇格リプレイ役)に当選した場合には、当該RT2リプレイに対応したストップスイッチ50の押し順が報知される。そして、当該報知に従ってストップスイッチ50が操作された場合には、RT2リプレイ図柄、いわゆる昇格リプレイ図柄が停止表示され、遊技状態が「RT2状態」に移行する。
そして「RT2状態」で、「RT3状態」へ移行する役であるRT3リプレイ(昇格リプレイ役)に当選した場合には、当該RT3リプレイに対応したストップスイッチ50の押し順が報知される。そして、当該報知に従ってストップスイッチ50が操作された場合には、RT3リプレイ図柄、いわゆる昇格リプレイ図柄が停止表示され、遊技状態が「RT3状態」に移行し、「ART状態」に移行する。
(ART状態)
「ART状態」は、第1遊技状態の一例であり、「不許可区間」より遊技者に有利な状態である。当該「ART状態」に移行すると、当選した小役の押し順が報知される遊技であるAT状態と、RT3状態とが開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
また、詳しくは後述するが、ART状態中に、設定値によって当選確率の差がないように設定されたボーナス移行役(RBB1+RPA2、RBB2+RPA2)に当選し、ボーナス移行役に対応する図柄を停止表示した場合(ボーナス移行役入賞)は、遊技状態が「RT3」から第2遊技状態の一例である「ボーナス遊技状態(RBB1又はRBB2)」(第1状態)に移行し、ストック抽選が行われる。一方、ART状態中に、設定値によって当選確率の差があるように設定されたボーナス移行役(RBB1+RPA1、RBB2+RPA1)に当選し、ボーナス移行役に対応する図柄を停止表示した場合(ボーナス移行役入賞)は、遊技状態が「RT3」から第2遊技状態の一例である「ボーナス遊技状態(RBB1又はRBB2)」(第2状態)に移行するが、ストック抽選は行われない。
「ART状態(AT状態)」は、所定の初期ゲーム数、例えば40ゲームを消化すると、AT状態を終了させ、「許可区間通常遊技状態」を経由して「不許可区間」へ戻る。AT状態が終了すると、ストップスイッチ50の押し順の報知が終了され、これに伴い、コボシ目を表示した場合に、遊技状態がRT1に移行し、RT状態が終了する。すなわち、コボシ目は、左第一停止、中第一停止が不正解の役に当選し、押し順「不正解」(ストップスイッチ50を左第一停止、中第一停止で操作)した際に停止表示される図柄61である。ATが終了しているため押し順の報知が行われず、遊技者はストップスイッチ50を左第一停止で操作するため、ベル役に当選してもコボシ目が停止表示され、RT1に移行する。
また、後述するように、ストック抽選により、AT状態への移行が可能な権利がストックされるている場合は、ART状態終了後、再度ART準備状態に移行し、その後、ART状態に移行する。
なお、ART状態を終了せず、そのまま継続しても良い。
また、後述するように、上乗せ抽選により、ゲーム数が上乗せされる場合は、初期ゲーム数に加え、上乗せゲーム数を消化することにより、AT状態が終了される。
また、「AT状態」のゲーム数を消化する前に、「許可区間」の開始から1500ゲーム消化していた場合は、「AT状態」のゲーム数の消化を待たずに「AT状態」を終了し、「不許可区間」へ移行する。
(特典付与抽選)
つぎに、第2遊技状態の一例であるボーナス遊技状態の第1状態中に行われる第1遊技状態に関する特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選について説明する。
本実施の形態では、特典付与抽選は、ART状態中に所定の移行条件であるボーナス移行役、本実施の形態では、設定値によって当選確率の差がないように設定されたRBB1+RPA2、RBB2+RPA2に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示されたことを条件に開始される第1状態中に所定条件、本実施の形態では、役抽選により特定役、例えば、ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に当選し、当該ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合に行われる。
なお、本実施の形態では、ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)は、遊技者のストップスイッチ50の操作タイミングを問わず、対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示可能に設定されているため(図2参照)、特典付与抽選は、ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に当選した際に実行されているが、すべての図柄が停止表示された後(いわゆる第3停止後)に行われるようにしても良いし、ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に当選した次の遊技のスタートスイッチ40操作時に行われるようにしても良い。
また、本実施の形態では、特典付与抽選は、ART状態中に所定の移行条件であるボーナス移行役、本実施の形態では、設定値によって当選確率に差があるように設定されたRBB1+RPA1、RBB2+RPA1に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示されたことを条件に開始される第2状態中には行われないように設定されている。
また、その他の「RPA2」を含まないボーナス移行役を含む当選役グループ、例えば、RBB1+RPO、RBB1+CHY1に当選し(図14参照)、対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示されることでボーナス遊技状態「RBB1」が開始されるが、かかるボーナス移行役で移行するボーナス遊技状態では、特典付与抽選は行われないように設定されている。
なお、「RPA2」を含まないボーナス移行役を含む当選役グループによって移行するボーナス遊技状態であっても、特典付与抽選を行うようにしても良い。
ここで、特典付与抽選は、第1遊技状態の一例であるART状態中に第1状態に移行した場合は、特典として、ART状態への移行が可能な権利をストックするか否かの抽選(ストック抽選)である。
ART状態への移行が可能な権利は、ボーナス遊技状態終了後、当該ボーナス遊技状態へ移行した際の残りのゲーム数のART状態に戻り、当該ART状態の終了後、ART状態を継続する権利である。
より具体的には、ボーナス遊技状態終了後は、直接ART状態であるRT3に移行するのではなく、RT0へ移行し、RT1へ移行した後RT2リプレイの押し順をナビすることによりRT2へ移行させ、RT2においてRT3リプレイの押し順をナビすることによりRT3と移行させ(図16参照)、ART状態となり、残りのゲーム数のART状態の終了後、次のART状態を継続する。
なお、ボーナス遊技状態終了後、当該ボーナス遊技状態へ移行した際の残りのゲーム数のART状態に戻る場合に限定されず、当該ART状態は終了され、RT0へ移行し、RT1へ移行した後RT2リプレイの押し順をナビすることによりRT2へ移行させ、RT2においてRT3リプレイの押し順をナビすることによりRT3と移行させ(図16参照)、獲得したART状態への移行が可能な権利によるART状態となるようにしても良い。
また、その他の特典付与抽選としては、第1遊技状態の一例であるART状態中に第1状態に移行した場合は、特典として、ART状態の所定の遊技回数を上乗せするか否かの抽選(上乗せ抽選)であっても良い。
ART状態の所定の遊技回数の上乗せは、ボーナス遊技状態終了後、当該ボーナス遊技状態へ移行した際の残りのゲーム数のART状態に戻る際に、当該残りのゲーム数に抽選で決定された上乗せゲーム数を上乗せすることである。
より具体的には、ボーナス遊技状態終了後は、直接ART状態であるRT3に移行するのではなく、RT0へ移行し、RT1へ移行した後RT2リプレイの押し順をナビすることによりRT2へ移行させ、RT2においてRT3リプレイの押し順をナビすることによりRT3と移行させ(図16参照)、ART状態となり、残りのゲーム数に上乗せされたART状態が遊技可能となる。
なお、上乗せ抽選は、残りのゲーム数に抽選で決定された上乗せゲーム数を上乗せする場合に限定されず、いわゆる上乗せ特化ゾーンへの移行の権利を獲得するか否かの抽選とすることも可能である。
この場合には、ボーナス遊技状態終了後、上乗せ特化ゾーンへ移行し、上乗せするゲーム数を抽選した後、ART状態に戻るようにする。
また、その他の特典付与抽選としては、ART状態よりも遊技者にとって不利な通常遊技状態中(許可区間通常遊技状態、ガセ前兆)に、所定の移行条件であるボーナス移行役、本実施の形態では、RBB1+RPA2、RBB2+RPA2に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示されたことを条件に開始される第1状態中に行われ、特典として、第1遊技状態の一例であるART状態へ移行させるか否かの抽選(初当たり抽選)であっても良い。
なお、その他の特典付与抽選としては、区間報知ランプ90の点灯状態で、「第1状態」なのか、「第2状態」なのか認識可能ではあるが、ART状態よりも遊技者にとって不利な通常遊技状態中(不許可区間通常遊技状態)に、所定の移行条件であるボーナス移行役、本実施の形態では、RBB1+RPA2、RBB2+RPA2に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示されたことを条件に開始される第1状態中に行われ、特典として、第1遊技状態の一例であるART状態へ移行させるか否かの抽選(初当たり抽選)であっても良い。
かかる初当たり抽選によりART状態へ移行させることが決定された場合は、ボーナス遊技状態の終了後、ART状態に移行する。
より具体的には、ボーナス遊技状態終了後は、直接ART状態であるRT3に移行するのではなく、RT0へ移行し、RT1へ移行した後RT2リプレイの押し順をナビすることによりRT2へ移行させ、RT2においてRT3リプレイの押し順をナビすることによりRT3と移行させ(図16参照)、ART状態となり、ART状態の初期ゲーム数、例えば40ゲームのART状態が開始される。
なお、特典付与抽選は、上述したものに限定されず、遊技者にとって利益となる特典であれば種類内容を問わず、又、上述したものを組み合わせても良い。
(特典付与抽選の結果に関する演出)
つぎに、特典付与抽選の結果を報知する演出について説明する。
特典付与抽選により特典を付与すること決定された場合には、当該特典が付与されることを報知する付与演出が実行され、、特典を付与しないことが決定された場合は、当該特典が付与されないことを報知する非付与演出が実行される。
具体的には、上述したようにボーナス中リプレイ(RPP1〜RPP3)当選時に特典付与抽選が実行され、いわゆる第3停止後に、「レバーを叩け」など文字・画像を表示装置84に表示する付与演出・非付与演出の前提となる演出が実行される。
特典付与抽選の結果により特典を付与することが決定された場合は、次の遊技のスタートスイッチ40操作時(上述の「レバーを叩け」に対応)に、成功演出として、「ストック獲得」などの文字・画像を表示装置84に表示する付与演出が実行される。
一方、特典を付与しないことが決定された場合は、失敗演出として、「ストック獲得失敗」などの文字・画像を表示装置84に表示する非付与演出が実行される。
なお、付与演出・非付与演出は、上述のものに限定されず、例えば、表示装置84以外のスピーカー72、演出用ランプ78を用いても良いし、又、他の文字を表示するようにしても良い。また、演出の実行タイミングもスタートスイッチ40操作時に限定されない。また、非付与演出は、第3停止後の「レバーを叩け」の演出のみ実行し、「ストック獲得失敗」などの文字・画像を表示装置84に表示しないようにしても良い。つまり、第3停止後の「レバーを叩け」の演出及びスタートスイッチ40操作時の「ストック獲得」の演出が付与演出、第3停止後の「レバーを叩け」の演出のみ演出が非付与演出となる。
また、特典付与抽選が実行されない第2状態で、第1状態の特典付与抽選が行われる契機となる所定条件、本実施の形態では、役抽選により特定役、例えば、ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に当選し、当該ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合に、特典付与抽選は実行しないが、特典が付与されないことを報知する前述の非付与演出が実行される。
これにより、第2状態であっても、特典付与抽選が行われた結果、特典が付与されないことが決定されたかのように装うことができ、第2状態に滞在中であるか第1状態に滞在中であるかを遊技者に悟られないようにすることができる。
具体的には、上述した第1状態の場合と同様に、ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合(第3停止後)に、「レバーを叩け」など文字・画像を表示装置84に表示する付与演出・非付与演出の前提となる演出が実行される。
つぎの遊技のスタートスイッチ40操作時に、特典付与抽選により特典を付与しないことが決定された場合と同様の失敗演出として、「ストック獲得失敗」などの文字・画像を表示装置84に表示する非付与演出が実行される。
なお、非付与演出は、上述のものに限定されず、例えば、表示装置84以外のスピーカー72、演出用ランプ78を用いても良いし、又、他の文字を表示するようにしても良い。また、演出の実行タイミングもスタートスイッチ40操作時に限定されない。また、第3停止後の「レバーを叩け」の演出のみ実行し、「ストック獲得失敗」などの文字・画像を表示装置84に表示しないようにしても良い。つまり、第3停止後の「レバーを叩け」の演出のみ演出が非付与演出となる。また、付与演出、非付与演出は、上述のものに限定されず、例えば、「レバーを叩け」の演出を行わず、当該ボーナス中リプレイ役(RPP1〜RPP3)に対応する図柄61が予め定められた有効ライン86上に停止表示された場合に、「ストック獲得」や「ストック獲得失敗」を報知するようにしても良い。
(図18を用いた遊技の基本的な流れの説明)
図18に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS10において、メイン制御基板200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、メイン制御基板200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップS11に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップS10となる。
なお、このステップS10の前提として、賭け数設定処理が行われている。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御基板200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数(3枚)に達しているか否かの判定が行われる。
ステップS11において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果がメイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップS12に進む。
ステップS12において、リールユニット60における回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達した後、メイン制御基板200により、回転中の回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各回転リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する押し順は、メイン制御基板200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。
また、全ての停止操作終了後、メイン制御基板200の送信手段270からサブ制御基板300の受信手段310へ全回転リール62の回転停止情報が送信される。そして、すべての回転リール62の回転変動処理が終了すると、次のステップS13に進む。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組合せに対して所定の役の図柄61の組合せが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
ステップS14において、払出制御手段240により、停止図柄判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
(図19を用いた特典付与抽選の処理の流れの説明)
図19に示すフローチャートに基づいて、許可区間制御手段260による特典付与抽選の処理、すなわち、許可区間中に当選役グループ「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」のいずれかに当選し、ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」に入賞したことを契機に移行するボーナス遊技状態(RBB1、RBB2)での1回の遊技毎に実行する特典付与抽選の処理の流れの一例について説明する。
ステップS20において、図18のステップS10においてスタートスイッチ40が操作されたか否かが判定される。ここで、スタートスイッチ40が操作されたと判定されると、次のステップS21に進む。一方、スタートスイッチ40が操作されないと判定されると、再度ステップS20となる。
ステップS21において、遊技状態(図16参照)が、当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」の当選、入賞を契機に移行するボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」であるか否かが判定される。
遊技状態が、当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」の当選、入賞を契機に移行するボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」であると判定された場合は、次のステップS22に進む。
一方、当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」の当選、入賞を契機に移行するボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」であると判定されない場合は、処理を終了する。
ステップS22において、図18のステップS11において行われる役抽選により、当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選したか否かが判定される。当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選したと判定された場合は、次のステップS23に進む。
一方、当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選したと判定されない場合は、処理を終了する。
ステップS23において、特典付与抽選手段261により、特典付与抽選が行われる。
そして、処理を終了する。
(図20を用いた付与演出、非付与演出の処理の流れの説明)
図20に示すフローチャートに基づいて、演出制御手段320による付与演出・非付与演出の処理、すなわち、許可区間中に当選役グループ「RBB1+RPA1」、「RBB2+RPA1」、「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」のいずれかに当選し、ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」に入賞したことを契機に移行するボーナス遊技状態での1回の遊技毎に実行する付与演出・非付与演出の処理の流れの一例について説明する。
ステップS30において、遊技状態(図16参照)が、当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」の当選、入賞を契機に移行するボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」であるか否かが判定される。
遊技状態が、当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」の当選、入賞を契機に移行するボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」であると判定された場合は、次のステップS31に進む。
ステップS31において、図19のステップS23において行われる特典付与抽選により、特典が付与されることが決定されたか(特典付与抽選当選)否かが判定される。特典付与抽選に当選したと判定された場合は、次のステップS32に進む。
ステップS32において、付与演出(成功演出)が行われるように制御する。そして、処理を終了する。
一方、上述したステップS30において、当選役グループ「RBB1+RPA2」、「RBB2+RPA2」の当選、入賞を契機に移行するボーナス遊技状態「RBB1」、「RBB2」であると判定されない場合は、ステップS33に進む。
ステップS33において、図18のステップS11において行われる役抽選により、当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選したか否かが判定される。当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選したと判定された場合は、次のステップS34に進む。
一方、当選役グループ「RPP1」、「RPP2」、「RPP3」に当選したと判定されない場合は、処理を終了する。
また、上述したステップS31において、特典付与抽選に当選したと判定されない場合は、ステップS34に進む。
ステップS34において、非付与演出(失敗演出)が行われるように制御する。そして、処理を終了する。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、役抽選の確率が、設定値による差があるように設定された遊技状態を移行する契機となる移行リプレイと、設定値による差がないように設定された移行リプレイと、が設けられ、両者の移行リプレイの成立(入賞)で移行する遊技状態は同じ遊技状態であるが、移行した遊技状態では、どちらの移行リプレイの成立(入賞)で移行してきたかを参照し、設定値による差がある移行リプレイで移行してきた場合は、上述した第2状態と同様の非付与演出のみ実行し、設定値による差がない移行リプレイで移行してきた場合は、上述した第1状態と同様の付与演出と、非付与演出とが実行される。
以上のように、本発明では、以下の効果を奏する。
本発明は、特典付与抽選が行われる第1状態と、特典付与抽選が行われない第2状態とを設けつつ、遊技者にどちらの遊技状態に滞在中であるかを分からなくすることで、遊技者の興趣の低下を防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、第1状態では特典付与抽選が行われるが、第2状態では特典付与抽選が行われず、第2状態に滞在中であることが分かってしまうと、特典付与抽選が行われないことが分かってしまい、遊技者の興趣の低下を招くこととなる。
そのため、第2状態であっても、第1状態で特典付与抽選が行われる契機となる所定条件と同じ所定条件が成立した場合は、非付与演出を実行することで、遊技者に、あたかも特典付与抽選が行われた結果、特典が付与されないことが決定されたかのように認識させることができ、第2状態に滞在中であることを気付かせないようにすることで、遊技者の興趣が低下することを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
本発明は、さらに、設定値による差がある役では特典付与抽選を実行し、差がない役では特典付与抽選を実行できないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
すなわち、第1の当選役が成立した場合に移行する第2遊技状態の第1状態では、特典付与抽選が行われ、当該抽選の結果に対応して付与演出と非付与演出とが実行されるが、第2の当選役が成立した場合に移行する第2遊技状態の第2状態では、第1状態の特典付与抽選が行われる所定条件を満たした場合であっても特典付与抽選が行われることなく、非付与演出が実行される。そのため、第2状態に滞在中であっても、遊技者に、あたかも特典付与抽選が行われた結果、特典が付与されないことが決定されたかのように認識させることができ、第2状態に滞在中であることを気付かせないようにすることで、遊技者の興趣が低下することを防止することが可能な遊技機を提供することができる。
そして、遊技者に気付かれず、設定値により遊技者に与える特典が異なる遊技状態を設けることができ、多様な遊技を提供することができることとなる。
本発明は、さらに、第1状態中に特定役に当選し、当該特定役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合に特典付与抽選が行われるが、第2状態中には特定役に当選し、当該特定役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合であっても特典付与抽選が行われないようにすることが可能な遊技機10を提供することができる。
本発明は、さらに、特典として第1遊技状態への移行が可能な権利をストックさせることが可能な遊技機10を提供することができる。
本発明は、さらに、特典として第1遊技状態の遊技回数を上乗せさせることが可能な遊技機10を提供することができる。
本発明は、さらに、特典として第1遊技状態へ移行させることが可能な遊技機10を提供することができる。
本発明は、さらに、第1状態のみで実行される演出や、第2状態のみで実行される演出はないようにすることで、実行される演出から第1状態に滞在中であるか第2状態に滞在中であるかを遊技者に認識できないようすることが可能な遊技機10を提供することができる。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 左回転リール 65 リール駆動モータ
66 中回転リール 67 バックランプ
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 90 区間報知ランプ
92 投入センサ 94 払出センサ
95 ホッパーモータ 96 オーバーフローセンサ
100 制御装置
200 メイン制御基板 210 役抽選手段
220 リール制御手段 230 停止図柄判定手段
240 払出制御手段 250 遊技制御手段
251 一般遊技状態制御手段 252 RT制御手段
253 ボーナス内部中状態制御手段 254 ボーナス遊技状態制御手段
260 許可区間制御手段 261 特典付与抽選手段
270 送信手段
300 サブ制御基板 310 受信手段
320 演出制御手段

Claims (7)

  1. 第1遊技状態と、当該前記第1遊技状態中に所定の移行条件が成立することにより、当該第1遊技状態から移行可能な第2遊技状態とを備え、
    前記第2遊技状態は、前記第1遊技状態に関する特典を付与可能な第1状態と、前記第1遊技状態に関する特典を付与不可能な第2状態とを備え、
    前記第1遊技状態から前記第2遊技状態の前記第1状態へ移行する移行条件と、前記第1遊技状態から前記第2遊技状態の前記第2状態へ移行する移行条件とには、同一の条件が含まれ、
    前記第1状態中に所定条件が成立すると、前記特典を付与するか否かを決定する特典付与抽選を行い、当該特典付与抽選により付与すると決定された場合には当該特典が付与されることを報知する付与演出を実行し、当該特典付与抽選により付与しないと決定された場合には当該特典が付与されないことを報知する非付与演出を実行し、
    前記第2状態中に前記所定条件が成立すると、前記非付与演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 複数段階の設定値毎に予め定められた確率で役に当選するか否かの役抽選を行う役抽選手段を備え、
    前記役抽選される役には、前記設定値によって差がないように設定された第1の当選役と、前記設定値によって差があるように設定された第2の当選役が含まれ、
    前記第1の当選役と前記第2の当選役は停止表示される停止態様が同一であり、
    前記第1状態へ移行するための前記移行条件は、前記第1の当選役に当選し、当該第1の当選役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示されることであり、前記第2状態へ移行するための前記移行条件は、前記第2の当選役に当選し、当該第2の当選役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示されることであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定条件は、前記役抽選により特定役に当選し、当該特定役に対応する図柄が予め定められた有効ライン上に停止表示された場合に行われることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第2遊技状態で行われる前記特典付与抽選は、前記特典として、前記第1遊技状態への移行が可能な権利をストックするか否かの抽選であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記第1遊技状態は、所定の遊技回数、実行可能に形成され、
    前記第2遊技状態で行われる前記特典付与抽選は、前記特典として、前記第1遊技状態の前記所定の遊技回数を上乗せするか否かの抽選であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  6. 前記第1遊技状態よりも遊技者にとって不利な通常遊技状態を備え、
    前記通常遊技状態中に、当該通常遊技状態から前記第2遊技状態の前記第1状態へ移行する移行条件が成立することにより当該通常遊技状態から移行する前記第1状態で行われる前記特典付与抽選は、当該第2遊技状態の終了後、当該前記第1遊技状態へ移行するか否かの抽選であることを特徴とする請求項1、2又は3に遊技機。
  7. 遊技中における演出を制御する演出制御手段を備え、
    前記演出制御手段は、前記第1遊技状態から移行した前記第2遊技状態の前記第1状態で実行される演出と、前記第1遊技状態から移行した前記第2遊技状態の前記第2状態で実行される演出とが、同一の演出となるように制御することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の遊技機。
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