JP2019072470A - ジッパーロック - Google Patents

Abstract

【課題】一種のジッパーロックを提供する。【解決手段】２つのジッパープルまたはジッパープルとロックボックスとからなるジッパーロックと、その上に２つのジッパープルまたはジッパープルをロックボックスでロック可能なロック部材がそれぞれ配置されている。ジッパーロックは、ロックされた２つのジッパープルまたはロックされたジッパープルおよびロックボックスをロック解除するためのロック解除回路をさらに含む。【選択図】図３

Description

本発明は、ジッパーをロックするためのジッパーロックに関する。

ジッパーは、２枚の布地を一緒に一時的に結合する成分であり、衣類、トランク、ハンドバッグ、バックパックなどに一般に見られる。図１は、２つのジッパーエレメントクロス１０、１２と、ジッパーエレメント１４と、ジッパープル１６と、ジッパーの始端２０と、ジッパーの終点２２とを備える従来のジッパーを示す。ジッパープル１６は、ユーザがジッパープル１６を容易に摺動させるためのプーラー１８を有する。ジッパープル１６が移動されると、２つのジッパーエレメントクロス１０、１２のジッパーエレメント１４が係合または分離される。ジッパープル１６がジッパーの始端２０に移動されると、ジッパーは完全に開かれ、逆にジッパープル１６がジッパーの終点２２に移動されると、ジッパーは完全に閉じられる。図２は、別の従来のジッパーを示し、２つのジッパーエレメントクロス１０、１２と、ジッパーエレメント１４とを含む。しかしながら、ジッパーは、２つのジッパープル２４、２６を使用し、２つのジッパープル２４、２６を一緒にすると、ジッパーは完全に閉じられ、２つのジッパープル２４、２６が離れるとジッパーが開く。

しかしながら、既存のジッパーは施錠機能を有しておらず、誰でも簡単にジッパーを開けることができ、セキュリティは非常に低い。したがって、ジッパーをロックできるジッパーロックは望まれるものである。

本発明の目的は、ジッパーをロックするためのジッパーロックを提供することである。

本発明によれば、ジッパーロックは、２つのジッパープルとロック解除回路を含み、２つのジッパープルはそれぞれ、２つのジッパープルを一緒にロックするように互いに接続可能なロック部材を有し、ロック解除回路は、互いに接続された２つのロック部材のロックを解除するために使用される。ロック解除回路は、複数の方法でロックを解除するかどうかを決定することができ、その１つは指紋を使用して判断する方法である。２つのロック部材は、それぞれのジッパープルの前端部またはそれぞれのジッパープルのプーラーに配置されてもよい。

この問題を解決するため、本発明ジッパーロックは、ジッパープルと、ロックボックスと、ロック解除回路とを含む。

ジッパープルおよびロックボックスは、それぞれ、ジッパープルおよびロックボックスを一緒にロックするために互いに接続可能なロック部材を有する。ロックボックスは、ジッパーの終点に配置され、ロック解除回路は、一緒に接続された２つのロック部材のロックを解除するために使用される。ロック解除回路は、様々な方法でロックを解除するかどうかを決定することができ、その１つは、指紋を使用して判断することである。

本発明のジッパーロックは、不特定の人がジッパーを開けるのを防止し、安全性を向上させることができる。

従来のジッパーを示す図である。 別の従来のジッパーを示す図である。 本発明ジッパーロックの第１実施形態の断面図である。 本発明ジッパーロックの第１実施形態の上面図である。 本発明図３におけるロック部材の実施形態を示す図である。 本発明ジッパーロックの第２実施形態の断面図である。 本発明図６におけるプーラーの上面図である。 本発明ジッパーロックの第３実施形態を示す図である。 本発明ジッパーロックの第４実施形態を示す図である。 本発明ジッパーロックの第５実施形態を示す図である。

図３は、本発明のジッパーロックの第１実施形態を示す断面図であり、図４は、本発明のジッパーロックの第１実施形態を示す上面図である。図３および図４を参照すると、ジッパーロックは、２つのジッパープル３０、３２と、ロック解除回路を含む。ロック解除回路は、メインボード３８と、フレキシブル回路基板４０と、電池４２と、制御ボード４４と、モーター４６と、指紋センサ５４とを含み、電池４２は、ロック解除回路の様々な構成要素に電力を供給する。この実施形態では、ロック解除回路の構成要素は２つのジッパープル３０、３２に分散されている。しかし、他の実施形態では、ロック解除回路の構成要素をすべて同じジッパープル３０、３２内に配置することもできる。ジッパープル３０は、プーラー３４、ロック部材５０を含み、ジッパープル３０は、プーラー３６およびロック部材４８を含み、プーラー３４、３６は、それぞれユーザがジッパープル３０、３２を引っ張るためのものである。プーラー３６は、指紋センサ５４が埋め込まれており、ロック部材４８は、ジッパープル３２の前端に位置し、ロック部材５０は、ジッパープル３０の前端に位置する。ロック部材４８、５０の多くの実施形態が存在する。図５の実施形態は、共通の機械的構造によって例示される。
ロック部材４８、５０は、それぞれロックフック(ｌｏｃｋ ｈｏｏｋ)およびメカニカルロックである。２つのジッパープル３０、３２を一緒に引っ張ると、制御ボード４４はモーター４６を制御してロック部材５０（メカニカルロック）を駆動してロック部材４８（ロックフック）をロックする。このとき、ジッパープル３０、３２は互いにロックされて分離できないので、ジッパーを開けることができない。ユーザがジッパーを開けたいときは、指を指紋センサ５４に押し付ける必要があり、指紋の正確さをディスプレイライト５２で表示することができる。メインボード３８は、指紋センサ５４で検出された指紋が認証に合格すると、フレキシブル回路基板４０及びフレキシブルケーブル（図示せず）を介して制御ボード４４にロック解除コマンドを送信する。
そして、制御ボード４４は、モーター４６を制御してロック部材５０（メカニカルロック）を駆動してロック部材４８をロック解除することにより、ジッパープル３０、３２を分離させる。

図６は、本発明のジッパーロックの第２実施形態の断面図を示し、図７は、図６のプーラーの上面図を示す。図６および図７を参照すると、ジッパーロックは、２つのジッパープル６０および６２と、ロック解除回路とを含み、ロック解除回路は、電池７２、メインボード７４、および指紋センサ７６を含み、電池７２がロック解除回路の様々な構成要素に電力を供給する。ジッパープル６０は、プーラー６４およびロック部材６８を含み、ジッパープル６２は、プーラー６６およびロック部材７０を含む。この実施形態では、ロック部材６８、７０は、それぞれ永久磁石および電磁石(ｅｌｅｃｔｒｉｃ ｍａｇｎｅｔ)であり、それぞれプーラー６４、６６に埋め込まれている。電磁石（ロック部材７０）が励磁されていないときは磁力が発生しないため、プーラー６４、６６に近づくと永久磁石（ロック部材６８）がプーラー６６を吸引してプーラー６４、６６を連結する。
このとき、ジッパープル６０、６２は分離できないので、ジッパーを開けることができず、ロック機能を達成できる。ユーザがジッパーを開けることを望むとき、指は指紋センサ７６上で押しつける必要がある。検出された指紋が認証を合格した後、メインボード７４は永久磁石とは反対の極性の磁力を発生させるために電磁石を励磁するコマンドを送る。これにより、電磁石と永久磁石とが互いに反発してプーラー６４、６６が分離し、ロック解除機能が実現される。

他の実施形態では、図６の永久磁石（ロック部材６８）および電磁石（ロック部材７０）をプーラーの外側に配置することもできる。例えば、ジッパープル６０、６２の先端に配置され、永久磁石（ロック部材６８）の代わりに他の電磁石を用いてもよい。図６および図７の実施形態では、プーラー６６のうちの１つのみが指紋センサ７６を備えているが、指紋センサ７６を両方のプーラー６４、６６に配置して、ユーザの左右の手がロックを解除すると、使い勝手が向上する。図６のロック部材６８、７０は、ロック機能を達成するためにプーラー６４、６６を一緒に接続するように電磁的に制御されるが、プーラー６４、６６を互いに接続するために他の手段を使用することも本発明の範囲内である。例えば、プーラー６４、６６は、図５に示すロックフック（ロック部材４８）とメカニカルロック（ロック部材５０）とを用いて共にロックされる。

図８は、本発明のジッパーロックの第３実施形態を示しており、ジッパープル８０と、ロックボックス８２と、ロック解除回路とを含む。ロック解除回路は、指紋センサ９０と、制御回路（図示せず）と、電池（図示せず）と、トランスミッションロック解除装置（図示せず）とを含む。トランスミッションロック解除装置はモーターまたは電池バルブであり、制御回路、電池およびトランスミッションロック解除装置は、すべてジッパープル８０またはロックボックス８２の内部に配置されるか、またはジッパープル８０およびロックボックス８２に分散配置される。制御回路、電池、トランスミッションロック解除装置はすべて成熟した技術なので、ここでは説明しない。ジッパープル８０は、ユーザがジッパープル８０を引っ張るためのプーラー８４と、ロック部材８６とを含み、ロック部材８６は、ラッチを含む。ロックボックス８２は、ジッパーの端部に固定され、ノッチ（ｎｏｔｃｈ）を含むロック部材８８を含む。図８に示すように、ジッパープル８０をロックボックス８２に近づけると、ジッパープル８０の前端のラッチ（ロック部材８６）がロックボックス８２（ロック部材８８）のスロットに挿入される。スロットは、ジッパープル８０がロックボックス８２から分離できないように、ラッチを詰まらせるので、ジッパーを開けることができず、ロック機能を達成できる。ユーザがジッパーを開けたいときは、指を指紋センサ９０に押し付ける必要がある。指紋センサ９０で検出された指紋が認証に合格すると、制御回路はトランスミッションロック解除装置を制御してロック部材８６（ラッチ）とロック部材８８（スロット）との係合が解除され、ロック解除機能を達成できる。図９は、図８のジッパーロックとほぼ同一の本発明のジッパーロックの第４実施形態を示しているが、図９のジッパーロックにはジッパープル８０のプーラー８４に指紋センサ９０が設けられている。図８および図９の実施形態では、ロック部材８６、８８は機械的構造によって実現されるが、他の実施形態では、ロック部材８６、８８は他の手段によって実施されてもよい。例えば、図６の電磁制御方法である。図８および図９の実施形態では、ロック部材８６は、ジッパープル８０の前端に配置されるが、他の実施形態では、ロック部材８６は、プーラー８４などの他の位置に配置することができる。

図１０は、本発明のジッパーロックの第５実施形態を示しており、ジッパープル８０、ロックボックス８２、プーラー８４、ロック部材８６、ロック部材８８、および指紋センサ９０を含む。図１０と図８の装置の違いは、ジッパープル８０を引っ張ることに加えて、図１０のプーラー８４がロック部材８６として使用されることである。さらに、指紋センサ９０はプーラー８４に配置され、ロック部材８８はプーラー８４を配置するためのプーラー溝を含む。図１０に示すように、ジッパープル８０をロックボックス８２に近づけると、ロックボックス８２のプーラー溝（ロック部材８８）にプーラー８４が配置される。プーラー８４とロックボックス８２との接触によって発生した接触感知信号により、ロック部材８８は、機械的構造または電磁手段によってプーラー８４をロックすることができるので、ジッパープル８０およびロックボックス８２を互いにロックし、分かれることができないので、ジッパーを開けることができず、ロック機能を達成できる。ユーザがジッパーを開けたいときは、指を指紋センサ９０に押し付ける必要がある。指紋センサ９０で検出された指紋が認証に合格すると、ロック部材８８はプーラー８４を解放してロック解除機能を達成する。上記の実施形態では、すべての指紋がロック解除の基礎として使用されているが、例えばパスワードまたは他のバイオメトリックを使用してロックを解除するために他の方法を使用することもできる。

本発明の好ましい実施形態の上記説明は例示的なものであり、本発明を限定するものではない。実施形態は、本発明の原理を説明し、当業者が様々な実施形態において本発明を使用できるようにすることを意図している。
本発明の技術的思想は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって決定されることができる。

１０ ジッパーエレメントクロス
１２ ジッパーエレメントクロス
１４ ジッパーエレメント
１６ ジッパープル
１８ プーラー
２０ ジッパーの始端
２２ ジッパーの終点
２４ ジッパープル
２６ ジッパープル
３０ ジッパープル
３２ ジッパープル
３４ プーラー
３６ プーラー
３８ メインボード
４０ フレキシブル回路基板
４２ 電池
４４ 制御ボード
４６ モーター
４８ ロック部材
５０ ロック部材
５２ ディスプレイライト
５４ 指紋センサ
６０ ジッパープル
６２ ジッパープル
６４ プーラー
６６ プーラー
６８ ロック部材
７０ ロック部材
７２ 電池
７４ メインボード
７６ 指紋センサ
８０ ジッパープル
８２ ロックボックス
８４ プーラー
８６ ロック部材
８８ ロック部材
９０ 指紋センサ

Claims (15)

1. 一種のジッパーロックであり、第１ジッパープルと、第２ジッパープルと、ロック解除回路とを含み、
   前記第１ジッパープルは第１ロック部材を有し、
   前記第２ジッパープルは、前記第１ロック部材に連結されている第２ロック部材を有し、前記第１ジッパープルを前記第２ジッパープルとロックさせ、
   前記ロック解除回路は互いに連結された第１ロック部材および第２ロック部材のロックを解除するためであることを特徴とするジッパーロック。
2. 前記ロック解除回路は、指の指紋を検出するための指紋センサを含み、検出された指紋が認証に合格したときに接続された前記第１ロック部材および前記第２ロック部材のロックを解除することを特徴とする、請求項１に記載のジッパーロック。
3. 前記第１ジッパープルは、第１ジッパープルを引っ張り、ロック解除回路を配置するためのプーラーを有することを特徴とする、請求項１に記載のジッパーロック。
4. 前記第１ロック部材および前記第２ロック部材は、機械的構造であることを特徴とする、請求項１に記載のジッパーロック。
5. 前記第１ジッパープルは、前記第１ジッパープルを引っ張るための第１プーラーを有し、前記第２ジッパープルは、前記第２ジッパープルを引っ張るための第２のプーラーを有し、前記第１ロック部材および前記第２ロック部材は、それぞれ、前記第１プーラーおよび前記第２プーラー上に配置されることを特徴とする、請求項１に記載のジッパーロック。
6. 前記第１ロック部材と前記第２ロック部材は、磁力によって結合されることを特徴とする、請求項１に記載のジッパーロック。
7. 前記第１ロック部材は電磁石を含み、前記第２ロック部材は永久磁石を含み、前記ロック解除回路は前記電磁石の磁気を制御して前記電磁石を前記永久磁石に引き付けるか、または反発させることを特徴とする、請求項１に記載のジッパーロック。
8. 一種のジッパーロックであり、ジッパープルと、ロックボックスと、ロック解除回路とを含み、
   前記ジッパープルは、第１ロック部材を有し、
   前記ロックボックスはジッパーの端部に設けられ、前記ロックボックスは前記第１ロック部材に接続可能な第２ロック部材を有し、前記ジッパープルで前記ロックボックスをさらにロックし、
   前記ロック解除回路は互いに接続された前記第１ロック部材および前記第２ロック部材のロックを解除することを特徴とする、ジッパーロック。
9. 前記ジッパープルは、前記ジッパープルを引っ張り、前記ロック解除回路を配置するためのプーラーを有することを特徴とする、請求項８に記載のジッパーロック。
10. 前記ロック解除回路は、前記ロックボックスに配置されていることを特徴とする請求項８に記載のジッパーロック。
11. 前記ロック解除回路は、指の指紋を検出するための指紋センサを備え、前記ロック解除回路は、検出された指紋が認証に合格したときに互いに接続された前記第１ロック部材と前記第２ロック部材のロックを解除することを特徴とする、請求項８に記載のジッパーロック。
12. 前記第１ロック部材および前記第２ロック部材は、機械的構造であることを特徴とする、請求項８に記載のジッパーロック。
13. 前記第１ロック部材および前記第２ロック部材は、磁力によって互いに結合されていることを特徴とする、請求項８に記載のジッパーロック。
14. 前記第１ロック部材および前記第２ロック部材のうちの一方が電磁石であり、他方が永久磁石であり、前記ロック解除回路は前記電磁石の磁気を制御して前記電磁石を前記永久磁石に引き付けるか、または反発させることを特徴とする、請求項８に記載のジッパーロック。
15. 前記第１ロック部材は、プーラーを備え、前記第２ロック部材は、前記プーラーを配置しロックするためのプーラー溝を含むことを特徴とする請求項８に記載のジッパーロック。

Images