JP2019072100A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019072100A JP2019072100A JP2017199734A JP2017199734A JP2019072100A JP 2019072100 A JP2019072100 A JP 2019072100A JP 2017199734 A JP2017199734 A JP 2017199734A JP 2017199734 A JP2017199734 A JP 2017199734A JP 2019072100 A JP2019072100 A JP 2019072100A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable body
- display
- effect
- movable
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 80
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 31
- 238000005034 decoration Methods 0.000 claims description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 407
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 76
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 50
- 230000008859 change Effects 0.000 description 49
- 230000006870 function Effects 0.000 description 22
- 238000013461 design Methods 0.000 description 17
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 17
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 9
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 9
- 230000009471 action Effects 0.000 description 8
- 238000009795 derivation Methods 0.000 description 8
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 6
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 210000000887 face Anatomy 0.000 description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 244000007853 Sarothamnus scoparius Species 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005282 brightening Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 210000004709 eyebrow Anatomy 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
Description
表示部(17a)に画像を表示可能な表示手段(17)と、前記表示部(17a)の前側で動作により演出を行う可動体(54)とを備える遊技機において、
前記表示部(17a)に画像を表示するように前記表示手段(17)を制御する表示制御手段(81a)を備え、
前記可動体(54)は、第1の動作と、該第1の動作と異なる第2の動作とを動作機構(66)の駆動によって行い得るよう構成され、
前記表示制御手段(81a)は、前記可動体(54)の動作の種類に応じて異なる画像を前記表示部(17a)に表示するように、前記表示手段(17)を制御するよう構成したことを要旨とする。
前記可動体(54)は、前記第1形状または第2形状を維持して移動する前記第1の動作と、前記第1形状および第2形状の一方から他方へ形状を変化しつつ移動する前記第2の動作とを行い得るよう構成したことを要旨とする。
この構成によれば、形状を維持して移動する第1の動作と、形状を変化しつつ移動する第2の動作とを可動体が行い得るよう構成したので、動作演出の興趣を向上し得る。
前記可動体(54)が第1の動作を実行する場合は、該可動体(54)の周囲を装飾する装飾画像(85)を前記表示部(17a)に表示するように前記表示手段(17)を制御し、
前記可動体(54)が第2の動作を実行する場合は、該可動体(54)が変化した部分に対応する特定画像(86,87)を前記表示部(17a)に表示するように前記表示手段(17)を制御するよう構成したことを要旨とする。
この構成によれば、可動体が変化した部分に対応する特定画像を表示部に表示するようにしたので、可動体と画像との組み合わせによって、演出の興趣をより向上することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、全体として縦長の矩形状に構成されており、遊技者がパチンコ機10の前面に向かう姿勢でパチンコ遊技を行うことができるよう、パチンコ球の発射操作を行うための操作ハンドル16が前面右下部に設けられている。このパチンコ機10には、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な表示装置(表示手段)17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明板(透明部材)13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また実施例では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板部材であって、該遊技盤20の裏側に、合成樹脂材により前方へ開口した箱状に形成されて遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材22(図3参照)が配設されている。前記遊技盤20と設置部材22との間の収容空間には、動作により演出を行う可動演出装置M(後述)や発光により演出を行う発光演出装置(図示せず)等が設置されており、透明な遊技盤20を介して該遊技盤20の前面側から当該収容空間内の可動演出装置Mを遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の裏側に取り付けられて、該表示装置17の表示部17aは、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体24(後述)の開口部24aを介して遊技盤20の前側に視認可能に臨むよう構成される。遊技盤20は、木材板の表面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート等を貼付けて装飾したものであってもよい。
前記第1始動入賞部25は、第1始動入賞口25aを遊技領域21内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされている。これに対し、第2始動入賞部26は、第2始動入賞口26aを開閉可能に構成された始動用開閉部材26bが設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド28(図17参照)の駆動に伴って始動用開閉部材26bが第2始動入賞口26aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、実施例において前記第1始動入賞口25aは、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成され、第2始動入賞口26aは、始動入賞ソレノイド28を駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成されている。ここで、前記始動用開閉部材26bが閉鎖位置に変位した状態では、前記第2始動入賞口26aへのパチンコ球の入賞が阻止されて、第1始動入賞口25aへパチンコ球が入賞する確率よりも第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が低確率となるよう設定される一方、始動用開閉部材26bが開放位置に変位した状態では、始動用開閉部材26bで受止められたパチンコ球が第2始動入賞口26aに案内されて、第1始動入賞口25aへパチンコ球が入賞する確率よりも第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が高確率となるよう設定されている。
前記特別入賞装置27は、図2に示すように、遊技領域21に開口する特別入賞口27aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材27bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド31(図17参照)の駆動に伴って特別用開閉部材27bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞装置27には、前記特別入賞口27aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ32(図17参照)が設けられている。特別入賞検出センサ32は、前記メイン制御基板80に電気的に接続されており、該特別入賞検出センサ32からメイン制御基板80への球検出信号の入力に伴って所定数(例えば15個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド31は、前記始動入賞口25a,26aへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞装置27を開放する大当り遊技が付与される場合に、当りの種類(図柄の種類)に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板80によって駆動制御される。
図2に示すように、前記枠状装飾体24の右側には、遊技領域21を流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート33が設けられている。前記球通過ゲート33には通過球検出センサ33a(図17参照)が配設されており、該球通過ゲート33を通過するパチンコ球を通過球検出センサ33aで検出するよう構成される。前記通過球検出センサ33aは、前記メイン制御基板80に配線接続されており、該通過球検出センサ33aからメイン制御基板80への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記第2始動入賞部26の始動入賞ソレノイド28が駆動制御されて始動用開閉部材28bが開閉動作するようになっている。
前記遊技盤20の中央には、前後に貫通する大型の貫通孔(図示せず)が形成されており、該貫通孔に対して前後に開口する枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)24が嵌め込まれるように着脱可能に配設される。そして、前記設置部材22の開口部22a(後述)から臨む前記表示装置17の表示部17aは、枠状装飾体24における前後に開口する窓口(開口部)24aを介して遊技盤20の前側に露出して、該表示装置17の表示部17aで展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。
図3に示す如く、前記設置部材22は、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)34と、該背面板34の外周縁部から前方に突出する画壁部35とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部35の開口前端部を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材22とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材22において前記遊技盤20との間に画成される収容空間に、動作により演出を行う可動演出装置Mが設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。前記設置部材22の背面板34には、前記枠状装飾体24の窓口24aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板34の裏面に配設した前記表示装置17の表示部17aが、前記開口部22aおよび窓口24aを介して遊技盤20の前側に臨むようになっている。
図3に示すように、前記設置部材22の背面板34における開口部22aの右側前面(に、可動演出装置Mが配設されている。可動演出装置Mは、可動体54を動作させることで演出を行うよう構成されており、実施例では該可動体54に複数種類の動作を行わせ得るよう構成されている。可動体54が行う動作の詳細については後述するが、ここで該動作の種類について簡単に説明する。実施例では、可動体54は、表示装置17の表示部17aに沿って姿勢が変化する動作と、該表示部17aに沿って左右方向に往復移動する動作と、該表示部17aに対して往復移動方向と交差する方向(実施例では前後方向)に姿勢が変化する動作とを行い得るようになっている。
前記可動演出装置Mは、図3に示す如く、前記背面板34の前面において、右下隅部から前記開口部22aの下方を左方に向けて所定長さで延在する支持基体36を備え、該支持基体36に、前記可動体54が支持されるベース部材41が左右方向に移動自在に支持されている。支持基体36は、前記設置部材22における開口部22aの下側の画壁部35に沿って左右方向に延在する第1支持部材37と、該第1支持部材37の後端側に立設されて背面板34に沿って上下方向に延在する第2支持部材38とを備える。第1支持部材37には、図6、図7に示す如く、上下方向に貫通するガイド溝39が左右方向に所定長さで延在するように設けられると共に、第2支持部材38には、ガイド溝39と平行に延在するレール部38aが設けられており、前記ベース部材41は、ガイド溝39およびレール部38aで案内されて背面板34の前面に沿って左右方向に往復移動自在に支持基体36に支持されている。レール部38aは、第2支持部材38の上端縁から上方に延出して、左右方向に所定長さで延在している。
前記可動体54は、前記支持基体36に移動自在に支持された前記ベース部材41に、動作可能に支持されている。このベース部材41は、図4〜図7に示す如く、平板状の底板部41aの後端縁に取付部41bを立設した略L形状の部材であって、底板部41aから下方に支持軸部42が突出すると共に、取付部41bの後面に、係合部43が設けられている。そして、ベース部材41は、支持軸部42が、前記支持基体36の前記ガイド溝39に移動自在に挿通されると共に、係合部43が、該支持基体36の前記レール部38aに移動自在に係合するように支持基体36に取り付けられている。すなわち、ベース部材41は、支持軸部42および係合部43が対応するガイド溝39およびレール部38aに案内されて、支持基体36に対して左右方向に往復移動するよう構成される。またベース部材41は、取付部41bから前側に離間して配設されたカバー部材44を備え、該カバー部材44と取付部41bとの間に、可動体54の後述する回転基部57を前後方向の軸回りに回動可能に支持するよう構成される。
前記支持基体36の第1支持部材37には、前記ベース部材41を移動する作動機構46が配設されている。この作動機構46は、図6〜図9に示す如く、移動部材47および該移動部材47を移動するための駆動手段としての第1駆動モータ48とを備える。移動部材47は、第1支持部材37の下面において左右方向に移動自在に支持された左右方向に長尺な部材であって、該移動部材47には、その後縁に沿って所定長さで第1ラック47aが設けられている。また、移動部材47には、第1支持部材37の下方に延出する前記支持軸部42が挿通される上下方向に貫通する第1溝47bが、前記ガイド溝39と平行に所定長さで形成されると共に、第1支持部材37の下方に延出する前記作動軸部45が挿通される上下方向に貫通する第2溝47cが、前記ガイド溝39と交差する前後方向に所定長さで形成されている。
前記ベース部材41に動作可能に支持される前記可動体54は、図4、図5に示す如く、略矩形状に形成された本体部55と、該本体部55に対して長手方向に沿って進退移動(出没)可能に支持された可動部56とを備える。可動部56は、本体部55の長手方向の一端である先端から突出する状態と、該可動部56が本体部55に収納された状態(可動部56が本体部55に没した状態)との間で進退移動するよう構成される。可動体54について、本体部55に対して可動部56が突出する状態を第1形状(図3、図12、図13参照)と指称し、本体部55に可動部56が収納された状態を第2形状(図14、図15参照)と指称する。実施例では、可動体54の第1形状において、該可動体54は槍の穂先を模した形態となり、また第2形状において、本体部55に可動部56の全体が収納されて穂先が部分的に無くなった形態を表わすようになっている。
図4、図5に示す如く、前記本体部55は、主ベース体61と、該主ベース体61の前側に配設された主意匠体62とを備える。主ベース体61は、略矩形状に形成された支持基部61aと、該支持基部61aにおける基端側に設けられた前記回転基部57とを備え、支持基部61aの前側に該支持基部61aを覆うように主意匠体62が配設されている。支持基部61aと主意匠体62との間には、本体部55の先端側に開口する収納空間Sが画成されており、該収納空間S内に前記可動部56が移動自在に支持されると共に、該収納空間Sに可動部56が完全に収納可能に構成されている。主ベース体61および主意匠体62は光透過性に構成された部材であって、主意匠体62には所定の模様が凸凹によって形成されている。また、主ベース体61の裏面に配設された発光基板63の前面に、複数のLED等の発光体63aが実装されており、該発光体63aを点灯することで、主意匠体62に向けて光が照射されるよう構成される。そして、可動部56が本体部55から突出した可動体54の第1形状において、発光体63aから照射された光によって主意匠体62の全体を明輝して発光演出し得るようになっている。
図4、図5に示す如く、前記可動部56は、副ベース体64と、該副ベース体64の前側に配設された副意匠体65とを備える。副意匠体65は光透過性に構成された部材であって、副意匠体65には所定の模様が凸凹によって形成されている。また、副ベース体64と副意匠体65との間に発光基板(図示せず)が配設されており、該発光基板の前面に実装した複数のLED等の発光体を点灯することで、副意匠体65の全体を明輝して発光演出し得るようになっている。なお、本体部55に可動部56が収納された可動体54の第2形状において副意匠体65を明輝することで、光透過性の前記主意匠体62を明輝し得る。また、副ベース体64には、前記本体部55に配設されている後述する終端歯車74bに噛合する第2ラック64aが長手方向に延在するように設けられており、終端歯車74bの回転によって可動部56が本体部55に対して長手方向に沿って直線的に進退移動するよう構成される(図10参照)。
前記ベース部材41および可動体54に、該可動体54を第1位置と第2位置との間で往復移動すると共に、該可動体54を第1形状と第2形状とに形状を変化させる動作機構66が設けられている。この動作機構66は、可動体54を第1位置と第2位置との間で往復移動する傾動機構67と、可動体54を第1形状と第2形状とに形状を変化させる進退動機構68とを備える。実施例では、傾動機構67が、進退動機構68の一部として機能するよう構成される。
前記傾動機構67は、図10に示す如く、駆動手段としての第2駆動モータ(モータ)69と、該第2駆動モータ69によって回転される第2作動歯車70と、該第2作動歯車70を前記可動体54の回転基部57に連繋する連繋部71とを備える。実施例では、前記ベース部材41のカバー部材44に対して、出力軸を後方に向けた姿勢で第2駆動モータ69が配設されると共に、該第2駆動モータ69の出力軸に第2駆動歯車72が連結されている。また、前記ベース部材41におけるカバー部材44と取付部41bとの間に、第2作動歯車70および該第2作動歯車70と第2駆動歯車72とに噛合する第1伝達歯車73が回転自在に支持されており、第2駆動モータ69を正転方向および逆転方向に回転駆動することで、第2駆動歯車72および第1伝達歯車73を介して第2作動歯車70が正転方向および逆転方向に回転するよう構成される。第2駆動モータ69は、前記演出制御基板81に配線接続されており(図17参照)、該演出制御基板81の演出制御CPU81aによって第2駆動モータ69が駆動制御されるようになっている。
前記進退動機構68は、図5、図10に示す如く、前記可動体54の本体部55に配設された複数の歯車からなる歯車列74と、該歯車列74における最も先端側に位置する終端歯車74bに噛合する前記第2ラック64aと、前記傾動機構67を構成する第2駆動モータ69、第1伝達歯車73および第2作動歯車70と、該第2作動歯車70と前記歯車列74における最も基端側に位置する始端歯車74aとを連繋する回転連繋機構76とを備える。すなわち、可動体54の第1位置と第2位置との移動と、前記可動部56の進退移動(可動体54の形状変化)とを1基の駆動モータ69で行い得るよう構成されている。
前記切替え歯車78に検出片78bが設けられ、該検出片78bは、前記回転基部57に配設された第2検出手段79によって検出可能に構成されている。第2検出手段79は、前記演出制御基板81に配線接続されており、該第2検出手段79からの検出信号の入力に基づいて、演出制御基板81の演出制御CPU81aが第2駆動モータ69を駆動制御し得るよう構成される。第2検出手段79は、図10(a)、図12に示す如く、前記可動体54の第1位置において、前記連繋歯車75が、前記切替え歯車78の非噛合領域N1の周方向の一方の端部に対向位置する状態で、前記検出片78bを検出するよう構成される。すなわち、第2位置から第1位置に向けて可動体54を移動する際に回転する切替え歯車78の検出片78bを、第2検出手段79が検出した検出信号の入力に基づいて第2駆動モータ69を停止制御することで、可動体54を第1位置に停止保持するよう構成される。また、第2駆動モータ69としてステッピングモータが採用され、該第2駆動モータ69の駆動によって第1位置から移動を開始した可動体54を、移動パルス信号の制御によって第2位置で停止するように第2駆動モータ69を演出制御CPU81aで駆動制御するよう構成される。
前記可動体54は、前記ベース部材41が初期位置に位置する状態において、第1位置では、図2に示す如く、前記枠状装飾体24における窓口24aの右側方に一部のみが露出した状態となっている。そして、可動体54が第1位置(直立姿勢)から第2位置(左右傾斜姿勢)に移動することで、該可動体54は前記窓口24aにおいて先端が左斜め上側を向く姿勢で大きく露出する。また、ベース部材41が作動位置に位置する状態において、第1位置の可動体54は、窓口24aに略全体が露出すると共に、該作動位置において可動体54が第1位置から第2位置に移動することで、当該可動体54は、窓口24aの略中央部において先端が左斜め上側を向く姿勢となる(図13参照)。また実施例では、前記可動体54の第2形状において、前記ベース部材41の基準姿勢から前後傾斜姿勢への移動(第3の動作)が許容されるよう構成されており、可動体54の第2形状においてベース部材41が基準姿勢から前後傾斜姿勢に移動することで、図15、図16に示す如く、可動体54は、本体部55の先端が、表示部17aに接近するように傾斜する前後傾斜姿勢となる。
図17を参照して、前記パチンコ機10の主要な制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板80と、該メイン制御基板80からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板81,83,84とが設けられている。すなわち、メイン制御基板80では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)29,30,32からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板81,83,84に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板80は、制御動作を所定の手順で実行することができるメイン制御CPU(メイン制御手段,制御手段)80a、メイン制御CPU80aの制御プログラムを格納するメイン制御ROM80bおよび必要なデータの書き込みおよび読み出しができるメイン制御RAM80cを備えている。
前記演出制御基板81には、演出制御CPU(サブ制御手段,制御手段)81aが備えられている。該演出制御CPU81aには、演出制御ROM81bおよび演出制御RAM81cが接続されている。また、演出制御CPU81aは、実行可否判定用乱数や動作演出パターン判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM81cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。更に、演出制御ROM81bには、表示制御基板82、ランプ制御基板83および音制御基板84を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU81aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。例えば、演出制御基板81では、前記メイン制御CPU80aから変動パターン指定コマンドが入力されると、演出制御CPU81aが演出制御ROM81bから実行可否判定用乱数を取得し、この実行可否判定用乱数と演出制御ROM81bに記憶されている実行可否判定値とを比較し、可動体演出を実行するか否かの実行可否判定を行う。また、演出制御基板81では、前記実行可否判定の結果が肯定の場合には、後述するように可動演出装置Mで実行する1つの動作演出パターンを決定し、該動作演出パターンに対応する表示演出パターンの表示演出コマンドを表示制御基板82に出力する。
前記表示制御基板82には、表示制御CPU82aが備えられている。該表示制御CPU82aには、表示制御ROM82bおよび表示制御RAM82cが接続されている。また、表示制御基板82(表示制御CPU82a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM82bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM82bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM82cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
前記ランプ制御基板(ランプ制御手段)83には、前記ランプ装置18や発光体63aを備える発光基板63が接続されている。また、音制御基板(音制御手段)84には、前記スピーカ19が接続されている。
実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態(特典)として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口27aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、大当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口27aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
実施例のパチンコ機10は、前記可動演出装置Mによって、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与される可能性のあることを示唆する可動体演出を実行可能に構成されている。すなわち、前記始動入賞口25a,26aへの入賞を契機としてメイン制御CPU80aで決定された変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドが前記演出制御CPU81aに入力された場合に、該演出制御CPU81aが可動演出装置Mによる可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出の実行可否判定を行い、該実行可否判定において可動体演出を実行することが決定された場合に、複数種類の動作演出パターンP1〜P5の中から1つの動作演出パターンを決定し、決定された動作演出パターンを当該の図柄変動演出中に実行するよう構成される。すなわち、実施例では、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与されることを示唆する可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出実行可否決定手段、該可動体演出実行可否決定手段が可動体演出を実行することを決定した場合に、複数種類の動作演出パターンP1〜P5の中から1つの動作演出パターンP1〜P5を決定可能な演出パターン決定手段および決定した動作演出パターンP1〜P5に基づく演出を可動演出装置Mで実行させる(具体的には前記駆動モータ48,69を駆動制御して演出を実行させる)可動体演出実行制御手段としての機能を、演出制御CPU81aが備えている。
前記演出制御ROM81bには、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の動作演出パターン(演出パターン)が設定されている。この動作演出パターンは、前記可動体54の動作と、前記ベース部材41の動作との組み合わせが異なる複数種類が設定される。実施例では、第1動作演出パターンP1〜第5動作演出パターンP5の5種類が設定されているが、当該種類は一例であって、その他の種類を設定することができる。
前記可動体54は、前記第1の動作に分類される第1の動作Aおよび第1の動作Bを実行可能であると共に、前記第2の動作に分類される第2の動作Aおよび第2の動作Bを実行可能である。
第1の動作Aは、可動体54が第1形状(可動部56の突出状態)を維持したまま第1位置(直立姿勢)から第2位置(左右傾斜姿勢)に移動する動作である。
第1の動作Bは、可動体54が第1形状(可動部56の突出状態)を維持したまま第2位置(左右傾斜姿勢)から第1位置(直立姿勢)に移動する動作である。
第2の動作Aは、可動体54が第1形状(可動部56の突出状態)から第2形状(可動部56の収納状態)に変化しつつ第1位置(直立姿勢)から第2位置(左右傾斜姿勢)に移動する動作である。
第2の動作Bは、可動体54が第2形状(可動部56の収納状態)から第1形状(可動部56の突出状態)に変化しつつ第2位置(左右傾斜姿勢)から第1位置(直立姿勢)に移動する動作である。
また、前記ベース部材41は、前記初期位置と作動位置との間を移動する直線移動動作と、作動位置と傾動位置との間を移動する傾動動作とを実行可能である。そして、ベース部材41が傾動動作を実行することで、該ベース部材41と一体で移動する可動体54が、前記第3の動作に分類される第3の動作Aおよび第3の動作Bを実行するようになっている。
第3の動作Aは、可動体54が第2形状(可動部56の収納状態)でかつ第2位置において、該可動体54の本体部55の先端が表示部17aに接近する動作である。
第3の動作Bは、可動体54が第2形状(可動部56の収納状態)でかつ第2位置において、該可動体54の本体部55の先端が表示部17aから離間する動作である。
第1動作演出パターンP1は、前記ベース部材41が初期位置に維持された状態で、可動体54が第1の動作Aおよび第1の動作Bを行う形態である。
第2動作演出パターンP2は、ベース部材41が初期位置に維持された状態で、可動体54が第2の動作Aおよび第2の動作Bを行う形態である。
第3動作演出パターンP3は、ベース部材41が初期位置から作動位置に移動しつつ、可動体54が第1の動作Aを行い、ベース部材41が作動位置から初期位置に移動しつつ、可動体54が第1の動作Bを行う形態である。
第4動作演出パターンP4は、ベース部材41が初期位置から作動位置に移動しつつ、可動体54が第2の動作Aを行い、ベース部材41が作動位置から初期位置に移動しつつ、可動体54が第2の動作Bを行う形態である。
第5動作演出パターンP5は、ベース部材41が初期位置から作動位置に移動しつつ、可動体54が第2の動作Aを行い、該ベース部材41が作動位置から傾動位置に移動することで可動体54が第3の動作Aを行い、該ベース部材41が傾動位置から作動位置に移動することで可動体54が第3の動作Bを行い、更にベース部材41が作動位置から初期位置に移動しつつ、可動体54が第2の動作Bを行う形態である。
実施例のパチンコ機10では、前記演出制御ROM81bに、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の前記動作演出パターンP1〜P5に対応して、前記表示装置17で行われる表示演出の表示内容を特定する表示演出パターンR1〜R5(図19参照)が記憶されている。そして、演出制御CPU81aは、前記動作演出パターンの抽選で1つの動作演出パターンを決定すると、該動作演出パターンに対応する表示演出パターン指定コマンドを前記表示制御CPU82aに出力し、該表示制御CPU82aは、表示演出パターン指定コマンドを入力すると、その表示演出パターンに対応する表示データに基づく演出内容の画像を表示装置17の表示部17aに表示するよう制御する。実施例では、各動作演出パターンP1〜P5に対して1つの表示演出パターンR1〜R5を設定する場合で説明するが、動作演出パターンと表示演出パターンとは一対一の関係でなく、1つの動作演出パターンに対して選択可能な形態の異なる複数種類の表示演出パターンを設定することができる。
第1表示演出パターンR1は、可動体54が表示部17aの右端側において第1形状を維持して第1位置と第2位置との間を移動する動作に関連する画像を、表示部17aの全体に表示すると共に、該可動体54の周囲を装飾する装飾画像85を表示部17aに表示する形態に設定される。第1表示演出パターンR1における装飾画像85は、可動体54の第1位置と第2位置との間の移動に合わせて対応して移動するように表示部17aに表示される。なお、第1表示演出パターンR1において表示部17aに表示する装飾画像85は、後述する第3表示演出パターンR3における装飾画像85と同じ形態であって、可動体54の移動位置に応じて表示部17aにおける表示位置が異なるだけである。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
実施例では、前記可動体54の第3の動作として、前記表示部17aの前側において該表示部17aと略平行に位置する基準姿勢で第2位置かつ第2形状の可動体54の先端(本体部55の端部)を、表示部17aに接近するように傾動させる構成としたが、表示部17aと略平行に位置する基準姿勢で第2位置かつ第2形状の可動体54の先端(本体部55の端部)を、表示部17aから離間するように傾動させる構成を採用することができる。すなわち、実施例における支持基体36に形成されるガイド溝39と作動用溝40との位置を前後逆にすると共に、作動用溝40の傾斜案内部40bを、直線案内部40aから離間するにつれて後側に変位するように傾斜させるよう形成する。この構成によって、ベース部材41の作動軸部45が傾斜案内部40bで案内される領域において、該ベース部材41と共に可動体54の先端(本体部55の端部)は、表示部17aから離間して前側を向くように傾動することができる。
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の各変更例を相互に組み合わせて採用することができると共に、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 実施例では、表示装置における表示部を挟む右側(一方側)に可動体を配設して、該可動体を表示部の右側と中央側との間を左右方向に往復移動するよう構成したが、該可動体を表示部の左側に配設し、該左側と中央側とを往復移動するよう構成してもよい。また、可動体を表示部の上側また下側に配設し、該上側または下側と表示部の中央側とを上下方向に往復移動するように可動体を配設する構成を採用し得る。すなわち、可動体(ベース部材)の初期位置は、表示部の上下および左右の何れの位置にも設定することができる。
(2) 実施例では、可動体を、第1位置で第1形状とし、第2位置に移動する際に第2形状に変化させるよう構成したが、第1位置から第2位置に移動する際に第2形状から第1形状に変化し、該第2位置から第1位置に移動する際に第1形状から第2形状に変化する構成を採用し得る。すなわち、実施例のように本体部に可動部が収納された状態を第2形状とした場合は、可動部が本体部から延出しつつ第1位置から第2位置に移動するインパクトのある動作演出によって、興趣を向上することができる。また、可動部が第1位置から第2位置に移動しつつ可動部が本体部から延出する第2の動作(第2形状から第1形状への変化)を行う場合は、該可動部の変化に対応する特定画像を表示部に表示することで、演出の興趣をより向上し得る。例えば、実施例のように可動体を、槍の穂先を模した形状とした場合は、可動部が本体部から延出する形状変化に合わせて該可動部(穂先)が対象物に突き刺さるような特定画像を表示する。
(3) 実施例では、可動体を動作する際に、該可動体の動作に関連する画像を表示部に表示するよう構成したが、設置部材に配設した別の可動体を、実施例の可動体の動作に関連して動作させる構成を採用し得る。例えば、実施例の可動演出装置を第1の可動演出装置として、設置部材に第2の可動演出装置を配設すると共に、該第2の可動演出装置が備える第2の可動体を、複数の可動部が集合したり分離する動作を行い得るように構成する。そして、表示部の中央前側において集合状態となっている第2の可動体に対し、第1の可動演出装置の第1の可動体が第1の動作、第2の動作または第3の動作を行うのに連動して、該第2の可動体の複数の可動部が分離するように動作させる演出を行うよう構成すれば、複数の可動体が連動する動作によって演出の興趣をより向上することができる。
(5) 可動体を、その先端が前側に向くように傾動させる別実施例において、前枠の透明板と可動体との間に、端縁部から内部に導入された光が反射することで前側から視認可能となる図柄が形成された導光板を配設すると共に、該導光板の端縁部に光を入射させる発光体を設け、可動体の先端が前側に向く第3の動作に合わせて、発光体から導光板に光を入射させて図柄を視認可能に表示する構成を採用することができる。
(6) 実施例では、動作演出パターンとして、5種類のパターンを挙げたが、動作演出パターンはこれに限られるものではない。例えば、可動体を第1位置(直立姿勢)に保持したままベース部材を傾動位置まで移動することで、第1形状または第2形状の可動体を前後方向に傾動させる動作演出パターンを設定することができる。
(7) 実施例では、1つのモータ(第2駆動モータ)で、可動体の第1位置および第2位置の間の移動と、可動体の第1形状と第2形状との形状変化とを行うよう構成したが、可動体を第1位置および第2位置の間で移動させる専用のモータと、可動体を第1形状と第2形状とに形状変化させる専用のモータとを設け、可動体の第1位置および第2位置の間の移動と、可動体の第1形状と第2形状との形状変化とを夫々独立して行い得る構成を採用し得る。このように、可動体の第1位置および第2位置の間の移動と、可動体の第1形状と第2形状との形状変化とを独立して行い得る構成では、可動体が第1位置および第2位置の間を移動するタイミングと、可動体が第1形状と第2形状との形状変化を行うタイミングとを任意に設定することができ、動作演出のバリエーションを更に多様化することができる。
(9) 実施例では、可動体をベース部材で支持して、表示部の縁部側と中央側との間を該表示部に沿って平行移動するよう構成したが、可動体を定位置に配置して第1の動作および第2の動作を行う構成を採用することができる。このように、可動体を定位置で第1の動作および第2の動作を行わせる構成においても、専用の駆動手段で第3の動作を行わせる構成を採用し得る。
(10) 可動体が第1の動作を実行する場合に、表示部に表示する装飾画像を複数種類設定し、該装飾画像の種類によって大当り遊技、確変状態あるいは変短状態等が付与される信頼度を変えるようにしてもよい。また、可動体が第1の動作を実行する場合に、表示部の全体に表示する関連する画像についても複数種類を設定し、該画像の種類によって大当り遊技、確変状態あるいは変短状態等が付与される信頼度を変えるようにしてもよい。
(11) 実施例では、可動体の第1形状から第2形状への形状変化に対応して、表示部に可動部の画像(第1の特定画像)を表示するようにしたが、該特定画像は、可動体が変化した部分に関連した画像であればよい。例えば、可動部が本体部に没した際に、槍の穂先の一部(可動部)が折れた画像を表示するようにしてもよい。すなわち、可動体の第1形状から第2形状への形状変化の動きに対応する複数種類の特定画像を設定し、該特定画像の種類によって大当り遊技、確変状態あるいは変短状態等が付与される信頼度を変えるようにしてもよい。
(13) 実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(演出制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に、別途制御基板を備えて、実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部また一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(14) また、実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(15) 実施例では、第1特典遊技状態が付与されている状態を確変状態としたが、これに限られるものではなく、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態を組み合わせた状態を確変状態とすることもできる。この場合に、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態の何れも付与されていない状態を非確変状態とすることができる。
(16) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やコインまたはパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
17a 表示部
54 可動体
66 動作機構
81a 演出制御CPU(表示制御手段)
85 装飾画像
86 第1の特定画像(特定画像)
87 第2の特定画像(特定画像)
Claims (3)
- 表示部に画像を表示可能な表示手段と、前記表示部の前側で動作により演出を行う可動体とを備える遊技機において、
前記表示部に画像を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段を備え、
前記可動体は、第1の動作と、該第1の動作と異なる第2の動作とを動作機構の駆動によって行い得るよう構成され、
前記表示制御手段は、前記可動体の動作の種類に応じて異なる画像を前記表示部に表示するように、前記表示手段を制御するよう構成した
ことを特徴とする遊技機。 - 前記可動体は、第1形状および第2形状に変化可能に構成され、
前記可動体は、前記第1形状または第2形状を維持して移動する前記第1の動作と、前記第1形状および第2形状の一方から他方へ形状を変化しつつ移動する前記第2の動作とを行い得るよう構成した請求項1記載の遊技機。 - 前記表示制御手段は、
前記可動体が第1の動作を実行する場合は、該可動体の周囲を装飾する装飾画像を前記表示部に表示するように前記表示手段を制御し、
前記可動体が第2の動作を実行する場合は、該可動体が変化した部分に対応する特定画像を前記表示部に表示するように前記表示手段を制御するよう構成した請求項2記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017199734A JP6830880B2 (ja) | 2017-10-13 | 2017-10-13 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017199734A JP6830880B2 (ja) | 2017-10-13 | 2017-10-13 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019072100A true JP2019072100A (ja) | 2019-05-16 |
JP6830880B2 JP6830880B2 (ja) | 2021-02-17 |
Family
ID=66542641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017199734A Active JP6830880B2 (ja) | 2017-10-13 | 2017-10-13 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6830880B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012175994A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2013212305A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2016059489A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2016073848A (ja) * | 2016-01-18 | 2016-05-12 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2016077428A (ja) * | 2014-10-14 | 2016-05-16 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP2016198251A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2017074272A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
-
2017
- 2017-10-13 JP JP2017199734A patent/JP6830880B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012175994A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2013212305A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2016059489A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2016077428A (ja) * | 2014-10-14 | 2016-05-16 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP2016198251A (ja) * | 2015-04-09 | 2016-12-01 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2017074272A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2016073848A (ja) * | 2016-01-18 | 2016-05-12 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6830880B2 (ja) | 2021-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6355614B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4797654B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6134751B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6059753B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006288738A (ja) | 遊技機 | |
JP6355613B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5357599B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6227503B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6730242B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6284845B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6169758B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6284844B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5357600B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6678146B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019072100A (ja) | 遊技機 | |
JP2019072101A (ja) | 遊技機 | |
JP6473261B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6467375B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6169757B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6235975B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7029817B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017200611A (ja) | 遊技機 | |
JP2016159177A (ja) | 遊技機 | |
JP2016158992A (ja) | 遊技機 | |
JP2016042893A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200929 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201222 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20201222 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210104 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210127 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6830880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |