JP7029817B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技者に有利な有利状態に制御可能な遊技機において、
前面または裏面の全体に透明フィルム(41)が貼り付けられ、動作により演出を行う透明な可動体(38)と、
第1の位置から第2の位置に移動した前記可動体(38)と前後に重なるように合体可能に設けられ、重なった状態で可動体(38)の外形より突出する大きさに形成されると共に該可動体(38)との重なり領域から外れた前面または裏面の部位に透明フィルム(41)が貼り付けられた透明な装飾部(37)と、
前記可動体(38)に映像を投射可能であると共に、合体した可動体(38)および装飾部(37)に、その合体形状に合わせた映像を投射可能なプロジェクタ(42)と、
前記プロジェクタ(42)で投射する映像を、前記有利状態が付与される期待度が異なる複数種類から決定する映像決定手段(51a)とを備え、
前記プロジェクタ(42)は、前記映像決定手段(51a)で決定された映像を投射するよう構成され、
前記可動体(38)および前記装飾部(37)に貼り付けられた前記透明フィルム(41)は、前記プロジェクタ(42)から投射される映像を表示可能に構成され、
前記装飾部(37)として、形状または大きさが異なる複数種類が設けられ、
前記可動体(38)が合体する前記装飾部(37)の種類によって、有利状態が付与される期待度が異なることを要旨とする。
このように、可動体に投射する映像の種類を変えることで、動作する可動体の意匠を変化させることができ、可動体の動作と、可動体の意匠の変化との組み合わせによって演出パターンのバリエーションを増やして、興趣の向上を図ることができる。また、可動体の意匠(映像)の違いによって、有利状態が付与される期待度を示唆することができるので、可動体の動作および意匠(映像)の変化に対する関心を高めてより興趣を向上することができる。
前記可動体(38)は透明部を有し、該透明部に、前記プロジェクタ(42)から投射される映像を表示可能な透明フィルム(41)を設けたことを要旨とする。
このように、可動体の透明部に、プロジェクタから投射される映像を表示可能な透明フィルムを設けたので、映像が投射されていない状態では、可動体の後方を透過して見ることができ、演出効果を高めることができる。
前記可動体(38)は、前記プロジェクタ(42)から投射される映像を視認可能な面に凹凸を形成したことを要旨とする。
このように、可動体における映像を視認可能な面に凹凸を形成したので、可動体に投射された映像が立体的となってインパクトを高めることができ、演出効果をより向上することができる。
前記可動体(38)は、第1の位置および第2の位置に移動可能に構成され、
前記第2の位置に移動した可動体(38)が合体する装飾部(37)が設けられ、
よう構成したことを要旨とする。
このように、可動体と装飾部とが合体して一つの意匠の映像が表示されるので、インパクトを高めることができ、演出効果を向上することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、全体として縦長の矩形状に構成されており、遊技者がパチンコ機10の前面に向かう姿勢でパチンコ遊技を行うことができるよう、パチンコ球の発射操作を行うための操作ハンドル16が前面右下部に設けられている。このパチンコ機10には、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な表示装置(表示手段)17が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明板(透明部材)13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。また実施例では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。
前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材等からなる透明な平板状の板部材であって、該遊技盤20の後側に、合成樹脂材により前方へ開口した箱状に形成されて遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材22(図3参照)が配設されている。前記遊技盤20と設置部材22との間の収容空間には、動作により演出を行う可動体38を備える可動演出装置M(後述)や発光により演出を行う発光演出装置(図示せず)等が設置されており、透明な遊技盤20を介して該遊技盤20の前面側から当該収容空間内の可動体38を遊技者が目視し得るよう構成されている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の後側に取り付けられて、該表示装置17の表示部17aは、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体24(後述)の開口部24aを介して遊技盤20の前側に視認可能に臨むよう構成される。遊技盤20は、木材板の前面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート等を貼り付けて装飾したものであってもよい。
前記第1始動入賞部25は、第1始動入賞口25aを遊技領域21内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされている。これに対し、第2始動入賞部26は、第2始動入賞口26aを開閉可能に構成された始動用開閉部材26bが設けられており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド28(図5参照)の駆動に伴って始動用開閉部材26bが第2始動入賞口26aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、実施例において前記第1始動入賞口25aは、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成され、第2始動入賞口26aは、始動入賞ソレノイド28を駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成されている。ここで、前記始動用開閉部材26bが閉鎖位置に変位した状態では、前記第2始動入賞口26aへのパチンコ球の入賞が阻止されて、第1始動入賞口25aへパチンコ球が入賞する確率よりも第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が低確率となるよう設定される一方、始動用開閉部材26bが開放位置に変位した状態では、始動用開閉部材26bで受け止められたパチンコ球が第2始動入賞口26aに案内されて、第1始動入賞口25aへパチンコ球が入賞する確率よりも第2始動入賞口26aへパチンコ球が入賞する確率が高確率となるよう設定されている。
前記特別入賞部27は、図2に示すように、遊技領域21に開口する特別入賞口27aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材27bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド31(図5参照)の駆動に伴って特別用開閉部材27bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞部27には、前記特別入賞口27aに入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出手段としての特別入賞検出センサ32(図5参照)が設けられている。特別入賞検出センサ32は、前記メイン制御基板50に電気的に接続されており、該特別入賞検出センサ32からメイン制御基板50への球検出信号の入力に伴って所定数(例えば15個)の賞球が払い出されるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド31は、前記始動入賞口25a,26aへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞部27を開放する大当り遊技が付与される場合に、当りの種類(図柄の種類)に応じた所定の開閉条件に従ってメイン制御基板50によって駆動制御される。
図2に示すように、前記枠状装飾体24の右側には、前記遊技領域21を流下するパチンコ球が通過可能な球通過ゲート33が設けられている。この球通過ゲート33には通過球検出センサ34(図5参照)が配設されており、該球通過ゲート33を通過するパチンコ球を通過球検出センサ34で検出するよう構成される。前記通過球検出センサ34は、前記メイン制御基板50に配線接続されており、該通過球検出センサ34からメイン制御基板50への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記第2始動入賞部26の始動入賞ソレノイド28が駆動制御されて始動用開閉部材26bが開閉動作するようになっている。
前記遊技盤20の中央には、前後に貫通する大型の貫通孔(図示せず)が形成されており、該貫通孔に対して前後に開口する枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)24が嵌め込まれるように着脱可能に配設される。そして、前記設置部材22の開口部22a(後述)から臨む前記表示装置17の表示部17aは、枠状装飾体24における前後に開口する開口部24aを介して遊技盤20の前側に露出して、該表示装置17の表示部17aで展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。
図3に示す如く、前記設置部材22は、前記遊技盤20の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板(設置部)35と、該背面板35の外周縁部から前方に突出する画壁部36とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部36の開口前端部を遊技盤20の後面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材22とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材22において前記遊技盤20との間に画成される収容空間に、動作により演出を行う可動演出装置Mが設置される。前記設置部材22の背面板35には、前記枠状装飾体24の開口部24aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設される。そして、背面板35の後面に配設した前記表示装置17の表示部17aが、前記開口部22a,24aを介して遊技盤20の前側に臨むようになっている。
図3に示すように、前記設置部材22の背面板35における開口部22aの上側前面に、可動演出装置Mが配設されている。可動演出装置Mは、可動体38を動作させることで演出を行うよう構成されている。背面板35における開口部22aの上側前面に、ラック-ピニオン等の作動機構と、該作動機構を作動するステッピングモータ等の駆動モータ39(図5参照)からなる移動機構40が設けられ、該移動機構40によって、前記可動体38は、表示装置17の表示部17aに沿って左右方向に移動する動作を行うよう構成される。駆動モータ39には、エンコーダ等のパルス発生器(図示せず)が設けられて、該パルス発生器から出力されるパルス信号が、後述する演出制御基板51の演出制御CPU51aに入力され、該パルス信号に基づいて演出制御CPU51aが駆動モータ39を駆動制御するよう構成される。
前記移動機構40に連繋部43を介して連繋される前記可動体38は、図2、図3に示す如く、パチンコ機のモチーフとなる形状に形成されたものであって、全体が透明に構成されている。すなわち、実施例では可動体38の全部が透明部で構成されている。また実施例では、可動体38は、動物の顔を象った形状に形成されている。可動体38の前面(映像が視認可能な面)には、図4に示す如く、顔を構成する目、鼻、口、耳等の形状に対応する凹凸が形成されると共に、該可動体38の平坦に形成された後面には、その全体に透明フィルム41が、貼り付けることで設けられている。この透明フィルム41は、後述するプロジェクタ42から投射される映像光を拡散および/または反射して映像を表示すると共に、前後面からの光を透過するスクリーンとして機能する透明フィルムである。すなわち、プロジェクタ42からの映像光が透明フィルム41に投射されると、当該映像光による映像が可動体38の後面に前側から視認可能に表示されると共に、プロジェクタ42から映像光が投射されていない状態では、可動体38の後方が透視可能に構成されている。例えば、映像光による映像がパンダであれば、可動体38にパンダの映像が表示され(図8参照)、映像光による映像がトラであれば、可動体38にトラの映像が表示される(図9参照)。そして、映像光が投射されていない状態では、前記表示部17aにおける可動体38が重なっている部分の表示演出が、可動体38を通して視認可能となる。なお、前記連繋部43も透明に構成されて、該連繋部43によって後側の表示演出が前側から見えなくなることがないようになっている。可動体38の形状は、該可動体38に表示される映像に対応する形状であれば、動物に限らず、道具、家具、建物、乗物、人物等、その他各種の形態を採用することができる。
図2に示す如く、前記可動体38は、前記第1の位置において前記枠状装飾体24の開口部24aの左側方に一部のみが露出した状態となっている。なお、実施例の遊技盤20は透明であるので、可動体38における遊技盤20の後側に重なっている部分も、遊技盤20の前側から視認可能である。また、可動体38は、前記第2の位置において前記枠状装飾体24における開口部24a内の右側方において略全体が露出した状態となると共に、枠状装飾体24に配設した前記装飾部37の後側に重なるように構成される。装飾部37は、可動体38と同様に透明に構成された部材であって、その後面に、可動体38に貼り付けたと同じ透明フィルム41が貼り付けられている。実施例では、可動体38と装飾部37とが前後に重なって合体することで、前側(遊技者側)から見て特定の意匠を表わす形態となるよう構成される。具体的には、図11に示す如く、可動体38と装飾部37との合体形状が、後述する第3映像(ライオン)に対応する形状となっている。また、装飾部37に貼付される透明フィルム41は、図4に示す如く、可動体38と前後に重なった状態で、その重なり領域を外れた位置(より具体的には、可動体38に貼り付けた透明フィルム41の貼付領域Sを外れた位置)に設けられ、可動体38と装飾部37が合体した状態で、プロジェクタ42から投射される映像光によって、合体した可動体38および装飾部37の全体に特定の意匠を表わす映像(第3映像)が表示されるよう構成される。なお、実施例の装飾部37は、平板状に形成されて、後側に重なる可動体38に表示される映像の視認性が低下しないよう構成しているが、少なくとも可動体38と重なる領域が平坦であれば、可動体38と重なった状態で、該可動体38の外形から突出する部分(第3映像のライオンのタテガミに対応する部分)における前面(映像を視認可能な面)については凹凸が形成されていてもよい。装飾部37の形状は、該可動体38と合体した状態で、可動体38および装飾部37に表示される映像に対応する形状であれば、動物に限らず、道具、家具、建物、乗物、人物等、その他各種の形態を表すものであればよい。
図3に示す如く、前記設置部材22の背面板35における開口部22aの上側前面に、前記可動体38や装飾部37に映像光を投射するプロジェクタ42が設けられる。このプロジェクタ42は、何れも図示しないが、ハロゲンランプやキセノンランプ等の光源と、映像データに基づいてR(赤色成分),G(緑色成分),B(青色成分)の各色光に応じた映像を生成する透過型の液晶パネル等の映像生成部と、投射レンズ等の投射部と、を備え、光源から照射された光を映像生成部にて変調した映像光を投射部から可動体38や装飾部37の後面(透明フィルム41が設けられる面)に向けて投射することで、該可動体38や装飾部37に映像が表示される。プロジェクタ42は、図示しないモータ等の駆動手段によって、投射部から映像光(映像)を投射する向きを変化可能に構成されて、左右方向に移動する可動体38の動きに追従し得るよう構成される。また、プロジェクタ42は、投射部と、左右に移動する可動体38との離間距離の変化に応じてピント調整する機能を備えている。なお、プロジェクタ42は、表示対象物(実施例では可動体38や装飾部37)に向けて映像光を投射することで、当該表示対象物に映像を表示するものであるが、以後は、プロジェクタ42から映像を投射すると云う場合もある。
図5を参照して、前記パチンコ機10の主要な制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御基板50と、該メイン制御基板50からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御基板51,52,53,54とが設けられている。すなわち、メイン制御基板50では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)29,30,32からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板51,52,53,54に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板50は、制御動作を所定の手順で実行することができるメイン制御CPU(メイン制御手段,制御手段)50a、メイン制御CPU50aの制御プログラムを格納するメイン制御ROM50bおよび必要なデータの書き込みおよび読み出しができるメイン制御RAM50cを備えている。
前記演出制御基板51には、演出制御CPU(サブ制御手段,制御手段)51aが備えられている。該演出制御CPU51aには、演出制御ROM51bおよび演出制御RAM51cが接続されている。また、演出制御CPU51aは、実行可否判定用乱数や動作演出パターン判定用乱数等の各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM51cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。更に、演出制御ROM51bには、表示制御基板52、ランプ制御基板53、音制御基板54、可動演出装置Mおよびプロジェクタ42を統括的に制御するための演出制御プログラムが記憶されている。演出制御CPU51aは、各種制御コマンドを入力すると、当該演出制御プログラムに基づき各種制御を実行する。例えば、演出制御基板51では、前記メイン制御CPU50aから変動パターン指定コマンドが入力されると、演出制御CPU51aが演出制御ROM51bから実行可否判定用乱数を取得し、この実行可否判定用乱数と演出制御ROM51bに記憶されている実行可否判定値とを比較し、可動体演出を実行するか否かの実行可否判定を行う。また、演出制御基板51では、前記実行可否判定の結果が肯定の場合には、後述するように可動演出装置Mで実行する1つの動作演出パターンを決定し、該動作演出パターンに対応する表示演出パターンの表示演出パターン指定コマンドを表示制御基板52に出力すると共に、該動作演出パターンに対応する映像演出パターンの映像演出パターン指定コマンドをプロジェクタ42に出力する。
前記表示制御基板52には、表示制御CPU52aが備えられている。該表示制御CPU52aには、表示制御ROM52bおよび表示制御RAM52cが接続されている。また、表示制御基板52(表示制御CPU52a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM52bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM52bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタ等の画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM52cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
前記ランプ制御基板(ランプ制御手段)53には、前記ランプ装置18が接続されている。また、音制御基板(音制御手段)54には、前記スピーカ19が接続されている。
実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態(特典)として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。ここで、第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口27aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、大当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口27aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。
実施例のパチンコ機10は、前記可動演出装置Mによって、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技、有利状態)が付与される可能性のあることを示唆する可動体演出を実行可能に構成されている。すなわち、前記始動入賞口25a,26aへの入賞を契機としてメイン制御CPU50aで決定された変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドが前記演出制御CPU51aに入力された場合に、該演出制御CPU51aが可動演出装置Mによる可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出の実行可否判定を行い、該実行可否判定において可動体演出を実行することが決定された場合に、複数種類の動作演出パターンP1~P4の中から1つの動作演出パターンを決定し、決定された動作演出パターンを当該の図柄変動演出中に実行するよう構成される。すなわち、実施例では、図柄変動演出の終了後に大当り遊技(当り遊技)が付与されることを示唆する可動体演出を実行するか否かを決定する可動体演出実行可否決定手段、該可動体演出実行可否決定手段が可動体演出を実行することを決定した場合に、複数種類の動作演出パターンP1~P4の中から1つの動作演出パターンP1~P4を決定可能な演出パターン決定手段および決定した動作演出パターンP1~P4に基づく演出を可動演出装置Mで実行させる(具体的には前記駆動モータ39を駆動制御して演出を実行させる)可動体演出実行制御手段としての機能を、演出制御CPU51aが備えている。
前記演出制御ROM51bには、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の動作演出パターン(演出パターン)が設定されている。この動作演出パターンは、前記可動体38の動作が異なる複数種類が設定される。実施例では、第1動作演出パターンP1~第4動作演出パターンP4の4種類が設定されているが、当該種類は一例であって、その他の種類を設定することができる。
第1動作演出パターンP1は、前記可動体38が第1の位置から中間位置まで移動した後、該中間位置で停止することなく第1の位置まで戻る形態である(図8参照)。
第2動作演出パターンP2は、前記可動体38が第1の位置から中間位置まで移動した後、該中間位置で予め設定された第1停止時間だけ停止した後に第1の位置まで戻る形態である(図9参照)。
第3動作演出パターンP3は、前記可動体38が第1の位置から第2の位置まで移動した後、該第2の位置で停止することなく第1の位置まで戻る形態である(図10参照)。
第4動作演出パターンP4は、前記可動体38が第1の位置から第2の位置まで移動した後、該第2の位置で予め設定された第2停止時間だけ停止した後に第1の位置まで戻る形態である(図11参照)。
なお、第1停止時間より第2停止時間の方が長く設定される。
実施例のパチンコ機10では、前記演出制御ROM51bに、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の前記動作演出パターンP1~P4に対応して、前記プロジェクタ42で行われる映像演出の演出内容を特定する映像演出パターンが記憶されている。そして、演出制御CPU51aは、前記動作演出パターンの抽選で1つの動作演出パターンを決定すると、該動作演出パターンに対応する映像演出パターン指定コマンドをプロジェクタ42のCPUに出力し、該CPUは、映像演出パターン指定コマンドを入力すると、その映像演出パターンに対応する映像データに基づく演出内容の映像光を可動体38に向けて投射するよう制御する。実施例では、図7に示す如く、各動作演出パターンP1~P4に対して1つの映像演出パターンR1~R4を設定する場合で説明するが、動作演出パターンと映像演出パターンとは一対一の関係でなく、1つの動作演出パターンに対して選択可能な形態の異なる複数種類の映像演出パターンを設定することができる。
第1映像演出パターンR1は、可動体38が第1の位置と中間位置との間を往復移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、該可動体38に第1映像を継続して投射する態様に設定される。
第2映像演出パターンR2は、可動体38が第1の位置と中間位置との間を移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、可動体38が第1の位置から中間位置まで移動する間は、該可動体38に第1映像を投射し、可動体38が中間位置で停止した後に第1映像から第2映像に切り替えて可動体38に第2映像を投射し、可動体38が中間位置から第1の位置に戻るまでの間は第2映像を継続して投射する態様に設定される。
第3映像演出パターンR3は、可動体38が第1の位置と第2の位置との間を往復移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、該可動体38に第1映像を継続して投射する態様に設定される。
第4映像データR4は、可動体38が第1の位置と第2の位置との間を移動する動作に合わせて、プロジェクタ42から映像を投射する向きを変えると共に、可動体38が第1の位置から第2の位置まで移動する間は、該可動体38に第1映像を投射し、可動体38が第2の位置で前記装飾部37と合体して停止した後に第1映像から第3映像に切り替えて可動体38および装飾部37に第3映像を投射し、可動体38が第2の位置から第1の位置に戻るまでの間は第3映像から切り替えた第1映像を継続して投射する態様に設定される。
実施例のパチンコ機10では、前記演出制御ROM51bに、前記可動演出装置Mで実行可能な複数の前記動作演出パターンP1~P4に対応して、前記表示装置17で行われる表示演出の表示内容を特定する表示演出パターンが記憶されている。そして、演出制御CPU51aは、前記動作演出パターンの抽選で1つの動作演出パターンを決定すると、該動作演出パターンに対応する表示演出パターン指定コマンドを前記表示制御CPU52aに出力し、該表示制御CPU52aは、表示演出パターン指定コマンドを入力すると、その表示演出パターンに対応する表示データに基づく演出内容の画像を表示装置17の表示部17aに表示するよう制御する。各動作演出パターンP1~P4に対応する表示演出パターンで特定される演出内容は、各動作演出パターンP1~P4で特定される可動体38の動作および各映像データR1~R4で特定されるプロジェクタ42から投射される映像に関連する画像を、表示部17aに表示する。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
第1動作演出パターンP1が決定された場合は、図8に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を中間位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第1動作演出パターンP1に対応する第1映像演出パターンR1に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で中間位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が中間位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を逆転方向に回転するように切り替える。これにより、中間位置に至った可動体38は、該中間位置に停止することなく第1の位置に向けて移動する。そして、パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第1の位置に戻ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止し、可動体38を第1の位置で停止させる。また、プロジェクタ42は、移動する可動体38に向けて第1映像を継続して投射し、中間位置から第1の位置に戻る間も可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
第2動作演出パターンP2が決定された場合は、図9(a)に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を中間位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第2動作演出パターンP2に対応する第2映像演出パターンR2に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で中間位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が中間位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止して可動体38を中間位置で第1停止時間だけ停止させる。プロジェクタ42は、可動体38が中間位置で停止した後に第1映像から第2映像に切り替えて可動体38に第2映像を投射する。これにより、中間位置で停止している可動体38には、図9(b)に示す如く、第2映像であるトラの映像が表示され、可動体38に表示される映像(意匠)が変化することで、演出の興趣が向上される。
第3動作演出パターンP3が決定された場合は、図10に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を第2の位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第3動作演出パターンP3に対応する第3映像演出パターンR3に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で第2の位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第2の位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を逆転方向に回転するように切り替える。これにより、第2の位置に至った可動体38は、該第2の位置に停止することなく第1の位置に向けて移動する。プロジェクタ42は、可動体38が第2の位置に至っても投射する第1映像を別の映像に切り替えないので、可動体38が前記装飾部37と重なって合体しても、可動体38には第1映像であるパンダの映像が継続して表示される。
第4動作演出パターンP4が決定された場合は、図11(a)に示す如く、前記演出制御CPU51aは、前記駆動モータ39を正転方向に回転して第1の位置に位置する前記可動体38を第2の位置に向けて移動させる。また、前記プロジェクタ42は、第4動作演出パターンP4に対応する第4映像演出パターンR4に基づいて可動体38に向けて第1映像を投射し、該可動体38は、第1映像であるパンダの映像が表示された状態で第2の位置に向けて移動する。前記パルス発信器からのパルス信号に基づいて可動体38が第2の位置に至ったと演出制御CPU51aが判断すると、該演出制御CPU51aは、駆動モータ39を停止して可動体38を第2の位置で第2停止時間だけ停止させる。プロジェクタ42は、可動体38が第2の位置で停止した後に第1映像から第3映像に切り替える。これにより、第2の位置で前記装飾部37と重なって合体した可動体38および装飾部37には、図11(b)に示す如く、第3映像であるライオンの映像が表示され、可動体38および装飾部37に表示される映像(意匠)が変化することで、演出の興趣が向上される。また、可動体38のみでなく、合体した装飾部37との合体形状に合わせた一つの映像が、可動体38および装飾部37に表示されるので、インパクトを高めることができる。
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の各変更例を相互に組み合わせて採用することができると共に、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 実施例では、可動体を、表示装置における表示部の前側を左右方向に往復移動するよう構成したが、可動体の移動方向は、上下方向であっても斜め方向であってもよい。
(2) 実施例では、可動体を第2の位置に移動することで合体する装飾部を枠状装飾体に配設したが、設置部材に装飾部を配設し、第2の位置の可動体の後側に装飾部が重なって合体する構成を採用することができる。
(3) 可動体が合体する装飾部を複数を設けることができ、可動体は、各装飾部と合体する夫々の位置(第2の位置)に移動するよう構成すればよい。また、複数の装飾部の種類(形状や大きさ等)を異ならせ、可動体と各装飾部との合体形状に合わせた映像をプロジェクタから投射する構成を採用することで、演出パターンのバリエーションをより増やすことができる。また、装飾部を複数設ける構成では、可動体が合体する装飾部の種類に応じた動作演出パターンや映像演出パターンを設定すると共に、動作演出パターンを決定する割合を変えることによって、有利状態が付与される期待度を可動体が合体する装飾部の種類によって異ならせる構成を採用することができる。
(4) 実施例では、可動体や装飾部の後面に透明フィルムを設け、可動体や装飾部の後面にプロジェクタから映像を投射するよう構成したが、可動体や装飾部の前面に透明フィルムを設け、可動体や装飾部の前面にプロジェクタから映像を投射する構成を採用することができる。
(5) 実施例では、可動体の全体を透明に構成したが、一部のみを透明部とすることができる。
(6) 実施例では、可動体の平坦に形成した後面に透明フィルムを設けたが、該後面を凹凸形状として、該凹凸面に透明フィルムを設ける構成を採用することができ、この構成においても、凹凸面に投射された映像を前側から立体的に見えるようにすることができる。
(8) 可動体や装飾部を不透明で構成し、該可動体や装飾部の前面にプロジェクタから映像を投射して可動体や装飾部に直に映像を表示する構成を採用することができ、この構成では透明フィルムを省略することができる。
(9) 実施例では、可動体と装飾部とが前後で重なるように合体する場合で説明したが、装飾部に、可動体が入り込む凹部を設け、該凹部に可動体が入ることで、可動体と装飾部とで一つの意匠形状が形成される構成を採用することができる。
(10) 実施例では、1つの可動体を動作するよう構成したが、複数の可動体を相対的に離間したり集合するよう構成し、離間した状態で各可動体にプロジェクタから投射される映像と、複数の可動体が集合した状態で全ての可動体にプロジェクタから投射される映像とを異ならせる構成を採用することができる。
(11) 実施例では、可動体演出が実行される場合に、可動体にプロジェクタから投射される映像を表示するよう構成したが、可動体演出が実行されない、例えば可動体が第1の位置に位置する状態において、該可動体に対して各種の映像(静止画や動画)を投射して表示させる構成を採用することができる。
(12) 実施例では、動作演出パターンの種類によって大当り遊技が付与される期待度を変えるよう構成したが、確変状態や変短状態が付与される期待度を、動作演出パターンの種類によって変えるようにしてもよい。また、図柄変動演出中等における始動入賞手段へのパチンコ球の入賞時に取得した各種の情報を、保留情報として所定数だけ保留してその保留数を表示する構成おいて、保留情報が大当りであるか否かや図柄変動演出において実行されるリーチの種類等を示唆する保留予告演出として、可動体を各種の動作演出パターンで動作すると共に、対応する映像演出パターンで可動体に映像を表示させるようにすることができる。
(13) 実施例では、可動体に設けた透明フィルムに映像を表示するよう構成したが、中空に形成した可動体の内部に、水等の液体を霧化したスクリーンを形成し、該スクリーンにプロジェクタから投射した映像を表示する構成を採用することができる。
(15) 実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部をサブ制御手段(演出制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対にサブ制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、メイン制御基板とサブ制御基板(演出制御基板)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例におけるメイン制御手段およびサブ制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。更に、別途制御基板を備えて、実施例のメイン制御手段やサブ制御手段が備える機能の全部また一部を、別の制御手段に備えさせてもよい。
(16) また、実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(17) 実施例では、第1特典遊技状態が付与されている状態を確変状態としたが、これに限られるものではなく、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態を組み合わせた状態を確変状態とすることもできる。この場合に、第1特典遊技状態および第2特典遊技状態の何れも付与されていない状態を非確変状態とすることができる。
(18) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やコインまたはパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
38 可動体
41 透明フィルム
42 プロジェクタ
51a 演出制御CPU(映像決定手段)
Claims (1)
- 遊技者に有利な有利状態に制御可能な遊技機において、
前面または裏面の全体に透明フィルムが貼り付けられ、動作により演出を行う透明な可動体と、
第1の位置から第2の位置に移動した前記可動体と前後に重なるように合体可能に設けられ、重なった状態で可動体の外形より突出する大きさに形成されると共に該可動体との重なり領域から外れた前面または裏面の部位に透明フィルムが貼り付けられた透明な装飾部と、
前記可動体に映像を投射可能であると共に、合体した可動体および装飾部に、その合体形状に合わせた映像を投射可能なプロジェクタと、
前記プロジェクタで投射する映像を、前記有利状態が付与される期待度が異なる複数種類から決定する映像決定手段とを備え、
前記プロジェクタは、前記映像決定手段で決定された映像を投射するよう構成され、
前記可動体および前記装飾部に貼り付けられた前記透明フィルムは、前記プロジェクタから投射される映像を表示可能に構成され、
前記装飾部として、形状または大きさが異なる複数種類が設けられ、
前記可動体が合体する前記装飾部の種類によって、有利状態が付与される期待度が異なる
ことを特徴とする遊技機。
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