JP2019070449A - Motor valve and refrigeration cycle system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空気調和機等において冷媒の流量を制御するニードル弁型の電動弁に関し、特に、ニードル弁に対する弁ポートの形状を改良した電動弁に関する。 The present invention relates to a needle valve type motor-operated valve for controlling the flow rate of refrigerant in an air conditioner or the like, and more particularly to a motor-operated valve in which the shape of a valve port for the needle valve is improved.
従来、冷凍サイクルにおいて、冷媒の流量を制御する電動弁から発生する、流体通過に伴う騒音がしばしば問題となることがある。このような騒音対策を施すようにした電動弁として、例えば特許5696093号公報(特許文献1)に開示されたものがある。 Heretofore, in the refrigeration cycle, noise accompanying fluid passage, which is generated from a motor-operated valve that controls the flow rate of refrigerant, is often problematic. For example, Japanese Patent No. 5696093 (Patent Document 1) discloses a motor-operated valve designed to take such noise measures.
特許文献1の電動弁は、弁ポートを第1ポートと第2ポートとで構成し、第1ポートと第2ポートとの間にテーパ部を設けたものである。さらに、第2ポートの内径を第1ポートの内径より僅かに大きくするとともに、第2ポートの長さを第1ポートの長さよりも十分に長くしたものである。
In the motor-operated valve of
そして、特許文献1のものでは、図5に示すように、ニードル弁aと第1ポートbの隙間を通った冷媒は、テーパ部cと第2ポートdを通って二次継手管側へ流れる。このとき、ニードル弁aと第1ポートbの隙間を通った冷媒の流れは、テーパ部cに倣って第2ポートdの内壁に沿う形で流れる。第2ポートdの内径は第1ポートbの内径より僅かに大きいだけであり、第1ポートbから第2ポートdに流れる間に、圧力を急激に回復させることがない。また、第2ポートdの長さが十分長いので、冷媒の流れは第2ポートdで整流化される。したがって、キャビテーションの破裂を抑制することができるとともに、冷媒の流れを安定化することができ、騒音を低減することができる。
And in the thing of
特許文献1の発明も、騒音を低減する効果が得られるが、特定の冷媒状態において騒音を発生させる可能性がある。例えば、特許文献1のものでは、第2ポートにおいて流体の流れを整流できるが、この第2ポートは第1ポートよりも僅かに大きな内径であり、かつ、その長さが第1ポートより十分に長くなっている。このため、流体は整流化されるが、この第2ポート内での流速が減速せず、流速音(流速が高いことに起因する音)により騒音が発生する場合がある。特に、高負荷時には弁ポートの前後の差圧が高く、この流速音が騒音の大きな要因となっている。
Although the invention of
本発明は、弁ポートを改良することにより、騒音を低減した電動弁を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a motor-operated valve with reduced noise by improving the valve port.
請求項1の電動弁は、一次継手管が連通される弁室と二次継手とを、ニードル弁で開閉する弁ポートを介して連通可能とする電動弁であって、前記弁ポートに、弁室側の第1ポートと、第1ポートより内径の大きな第2ポートと、前記第1ポートと前記第2ポートとを繋ぐ第1テーパ部を備えた電動弁において、前記弁ポートに、前記二次継手管側に位置する第3ポートと、前記第2ポートと前記第3ポートとを繋ぐ第2テーパ部を備え、前記第1ポートの内径D1と前記第2ポートの内径D2と前記第3ポートの内径D3との関係がD1<D2<D3となっており、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートは、各々の軸線を中心とする円柱の側面の形状を有し、前記第1テーパ部のテーパ角が、前記第2テーパ部のテーパ角よりも大きく、前記軸線の方向について、前記第1テーパ部と前記第2ポートとを合わせた長さよりも、前記第2テーパ部と前記第3ポートとを合わせた長さの方が長いことを特徴とする。
The motor-operated valve according to
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、
D2−D1≦D3−D2
となっていることを特徴とする電動弁。
The motor operated valve according to claim 2 is the motor operated valve according to
D2-D1 ≦ D3-D2
Motor-operated valve characterized by being.
また、電動弁は、前記第1テーパ部のテーパ角をθ1、前記第2テーパ部のテーパ角をθ2、前記第1ポートの長さをL1、前記第1テーパ部と第2ポートとの長さをL2、前記第2テーパ部と前記第3ポートとの長さをL3としたとき、
1mm≦D1≦4.5mm、
60°≦θ1≦150°、
20°≦θ2≦90°、
0.1mm≦L1≦0.5mm、
1≦L2/L1≦39
1<L3/L2≦38
1.03≦D2/D1≦1.5
1.02≦D3/D2≦5.52
となっていることが好適である。
In the motor-operated valve, the taper angle of the first taper portion is θ1, the taper angle of the second taper portion is θ2, the length of the first port is L1, and the lengths of the first taper portion and the second port When the length is L2, and the length between the second tapered portion and the third port is L3,
1 mm ≦ D1 ≦ 4.5 mm,
60 ° ≦ θ1 ≦ 150 °,
20 ° ≦ θ2 ≦ 90 °,
0.1 mm ≦ L1 ≦ 0.5 mm,
1 ≦ L2 / L1 ≦ 39
1 <L3 / L2 ≦ 38
1.03 ≦ D2 / D1 ≦ 1.5
1.02 ≦ D3 / D2 ≦ 5.52
It is preferable that
請求項1乃至2の電動弁によれば、第1ポートとニードル弁との隙間から流れる冷媒が第2ポートに流出したとき、第2ポート内で圧力を急激に回復させることがなく、流れを整流化して冷媒の流れを安定化することができ、キャビテーションの破裂を抑制することができる。さらに、第2ポートから第2テーパ部と第3ポートに流れるときに、流速が減速するので流速音を低減することができる。したがって、騒音を低減することができる。 According to the motor-operated valve of the first or second aspect, when the refrigerant flowing from the gap between the first port and the needle valve flows out to the second port, the pressure is not rapidly recovered in the second port, and the flow is It is possible to stabilize the flow of the refrigerant by rectifying it and to suppress the cavitation burst. Furthermore, since the flow velocity is reduced when flowing from the second port to the second tapered portion and the third port, the flow velocity noise can be reduced. Therefore, noise can be reduced.
請求項2の電動弁によれば、D2−D1≦D3−D2となっているので、第2ポートに対して、第2テーパ部から第3ポートにかけて大きく拡径するので、流速の減速効果が高くなり、さらに流速音を低減することができる。 According to the motor-operated valve of claim 2, since D2-D1 D D3-D2, the diameter is greatly expanded from the second tapered portion to the third port with respect to the second port, so the velocity reduction effect of the flow velocity is obtained. It is possible to further increase the flow velocity noise.
次に、本発明の電動弁の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態の電動弁の縦断面図、図2は実施形態の電動弁における弁ポート近傍の要部拡大縦断面図、図3は実施形態の電動弁における弁ポートの作用を説明する図、図4は実施形態の電動弁を用いた空気調和機の一例を示す図である。 Next, an embodiment of the motor operated valve of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of the motor-operated valve of the embodiment, FIG. 2 is an enlarged longitudinal cross-sectional view of an essential part in the vicinity of the valve port in the motor-operated valve of the embodiment, and FIG. FIG. 4 is a view showing an example of an air conditioner using the motor-operated valve of the embodiment.
まず、図4に基づいて実施形態に係る空気調和機について説明する。空気調和機は、実施形態の電動弁10、室外ユニット100に搭載された室外熱交換器20、室内ユニット200に搭載された室内熱交換器30、流路切換弁40、圧縮機50を有しており、これらの各要素は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。この冷凍サイクルは本発明の電動弁を適用する冷凍サイクルの一例であり、本発明の電動弁は。ビル用のマルチエアコン等の室内機側の絞り装置等、他のシステムにも適用することができる。
First, the air conditioner according to the embodiment will be described based on FIG. 4. The air conditioner includes the motor operated
冷凍サイクルの流路は流路切換弁40により暖房モードおよび冷房モードの2通りの流路に切換えられ、暖房モードでは実線の矢印で示すように、圧縮機50で圧縮された冷媒が流路切換弁40から室内熱交換器30に流入され、室内熱交換器30から流出する冷媒が、管路60を通って電動弁10に流入される。そして、この電動弁10で冷媒が膨張され、室外熱交換器20、流路切換弁40、圧縮機50の順に循環される。冷房モードでは、破線の矢印で示すように、圧縮機50で圧縮された冷媒が流路切換弁40から室外熱交換器20に流入され、室外熱交換器20から流出する冷媒が電動弁10で膨張され、管路60を流れて室内熱交換器30に流入される。この室内熱交換器30に流入された冷媒は、流路切換弁40を介して圧縮機50に流入される。なお、この図4に示す例では、暖房モード時に、冷媒を電動弁10の一次継手管21から二次継手管22へ流す構成となっているが、配管の接続を逆にして、暖房モード時に、冷媒を二次継手管22から一次継手管21へ流す構成としてもよい。
The flow path of the refrigeration cycle is switched to two flow paths of the heating mode and the cooling mode by the flow
電動弁10は、冷媒の流量を制御する絞り装置として働き、暖房モードでは、室外熱交換器20が蒸発器として機能し、室内熱交換器30が凝縮器として機能し、室内の暖房がなされる。また、冷房モードでは、室外熱交換器20が凝縮器として機能し、室内熱交換器30が蒸発器として機能し、室内の冷房がなされる。
The motor operated
次に、図1及び図2に基づいて実施形態の電動弁10について説明する。この電動弁10は、弁ハウジング1を有し、弁ハウジング1には円筒シリンダ状の弁室1Aが形成されている。また、弁ハウジング1には第1ポート11と、第2ポート12と、第3ポート13とが形成されている。また、第1ポート11と第2ポート12との間に第1テーパ部14が形成され、第2ポート12と第3ポート13との間に第2テーパ部15が形成されている。さらに、弁ハウジング1には、側面側から弁室1Aに連通する一次継手管21が取り付けられるとともに、弁室1Aの軸線X方向の片側端部に二次継手管22が取り付けられている。そして、第1ポート11、第1テーパ部14、第2ポート12、第2テーパ部15及び第3ポート13を介して、弁室1Aと二次継手管22とが導通可能となっている。
Next, the motor operated
弁ハウジング1の上部には支持部材3が取り付けられている。支持部材3には軸線X方向に長いガイド孔3aが形成されており、このガイド孔3aには円筒状の弁ホルダ4が軸線X方向に摺動可能に嵌合されている。弁ホルダ4は弁室1Aと同軸に取り付けられ、この弁ホルダ4の下端部には端部にニードル弁5aを有する弁体5が固着されている。また、弁ホルダ4内には、バネ受け41が軸線X方向に移動可能に設けられ、バネ受け41と弁体5との間には圧縮コイルバネ42が所定の荷重を与えられた状態で取り付けられている。
A support member 3 is attached to the top of the
弁ハウジング1の上端には、ステッピングモータ6のケース61が溶接等によって気密に固定されている。ケース61内には、外周部を多極に着磁されたマグネットロータ62が回転可能に設けられ、このマグネットロータ62にはロータ軸63が固着されている。ロータ軸63の上端部は、ケース61の天井部から垂下された円筒状のガイド64内に回転可能に嵌合されている。また、ケース61の外周には、ステータコイル65が配設されており、このステータコイル65にパルス信号が与えられることにより、そのパルス数に応じてマグネットロータ62が回転される。そして、このマグネットロータ62の回転によってマグネットロータ62と一体のロータ軸63が回転する。なお、ガイド64の外周にはマグネットロータ62に対する回転ストッパ機構66が設けられている。
The
弁ホルダ4の上端部はステッピングモータ6のロータ軸63の下端部に係合され、弁ホルダ4はロータ軸63によって回転可能に吊り下げた状態で支持されている。また、ロータ軸63には雄ねじ部63aが形成されており、この雄ねじ部63aは支持部材3に形成された雌ねじ部3bに螺合している。
The upper end portion of the
以上の構成により、マグネットロータ62の回転に伴ってロータ軸63は軸線X方向に移動する。この回転に伴うロータ軸63の軸線X方向移動によって弁ホルダ4と共に弁体5が軸線X方向に移動する。そして、弁体5は、ニードル弁5aの部分で第1ポート11の開口面積を増減し、一次継手管21から二次継手管22へ流れる流体の流量を制御する。
With the above configuration, the
第1ポート11、第2ポート12及び第3ポート13は、軸線Xを中心とする円柱の側面の形状をしており、図2に示すように、第1ポート11の内径D1はニードル弁5aの外周に合わせた寸法である。また、第2ポート12の内径D2は第1ポート11の内径D1より僅かに大きな寸法である。第3ポート13の内径D3は第2ポート12の内径D21より大きな寸法で、かつ、二次継手管22の内径D4よりも小さな寸法となっている。なお、図2において各径D1〜D4には直径を示す「φ」を付記してある。第1ポート11の長さL1は内径D1に比して小さな寸法であり、第1テーパ部14と第2ポート12とを合わせた長さL2は第1ポート11の長さL1より大きな寸法となっている。第2テーパ部15と第3ポート13とを合わせた長さL3は第1テーパ部14と第2ポート12とを合わせた長さL2より大きな寸法となっている。
The
第1テーパ部14及び第2テーパ部15は、軸線Xを中心とする円錐台の側面の形状をしており、第1テーパ部14の内側面は第1ポート11から第2ポート12にかけて内径が拡大する形状、第2テーパ部15の内側面は第2ポート12から第3ポート13にかけて内径が拡大する形状をしている。そして、第1テーパ部14の開き角度であるテーパ角θ1、第2テーパ部15の開き角度であるテーパ角θ2は適宜設定されている。なお、これらの寸法及び角度は図2に図示のものには限定されるものではなく、これらの寸法及び角度の条件については後述する。
The first tapered
図3に示すように、ニードル弁5aと第1ポート11の隙間を通った冷媒は、第1テーパ部14、第2ポート12、第2テーパ部15及び第3ポート13を通って二次継手管22へ流れる。このとき、ニードル弁5aと第1ポート11の隙間は最も狭い箇所であり、ここで流速は最大になるが、第1ポート11の長さL1は可能な限り短くなっており、この隙間を通った冷媒の流れは、第1テーパ部14に倣って直ぐに第2ポート12の内壁に沿う形で流れる。第2ポート12の内径D2は第1ポート11の内径D1より僅かに大きいだけであり、第1ポート11から第2ポート12に流れる間に、圧力を急激に回復させることがない。また、第2ポート12の長さは長いので、冷媒の流れは第2ポート12で整流化される。したがって、キャビテーションの破裂を抑制することができるとともに、冷媒の流れを安定化することができる。
As shown in FIG. 3, the refrigerant having passed through the gap between the
第2ポート12を通った冷媒の流れは、第2テーパ部15に倣って圧力を回復すなわち高くしながら第3ポート13に流れる。この第3ポート13の内径D3は第2ポート12の内径D2より大きいので、第2テーパ部15に倣って流れる間に流速が減速される。すなわち、第2ポート12である程度整流化しながら、直ぐに流速を減速するので、流速音が低減する。さらに、第2テーパ部15を通って減速された冷媒の流れは、第3ポート13に流れるが、冷媒の流れは第2ポート12ですでに整流されているので、この第3ポート13内では、冷媒の流れは乱れにくく、キャビテーションの破裂を抑制することができる。
The flow of the refrigerant passing through the
このように、第2ポート12である程度整流化し、第2テーパ部15を介して第3ポート13に流すことで、第2テーパ部15で整流化を保ったまま流速を減速することができる。これにより、第3ポート13における流れの乱れを低減してキャビテーションの破裂を抑制でき、かつ、第2テーパ部15で流速を減速して流速音を低減できる。すなわち、第2ポート12の長さは特許文献1のものに比して短くなっている分、流速音の低減を図ることができる。
As described above, by rectifying the
実施形態における電動弁10は、一次継手管21と二次継手管22との圧力差が高い場合に、流速音の低減効果が高いものであり、第1ポート11、第2ポート12、第3ポート13、第1テーパ部14、第2テーパ部15、及び二次継手22の各部の寸法及び角度は以下の条件を満たすように設定されている。
When the pressure difference between the primary
以下に、一次継手管21と二次継手管22との圧力差が高い場合に、流速音の低減効果が高い実施形態の各部の寸法及び角度の条件を示す。第1ポート11の内径D1は、
1mm≦D1≦4.5mm
であり、第2ポート12の内径D2は、
1.15mm≦D2≦4.9mm
であり、第3ポート13の内径D3は、
4.6mm≦D3≦6.35mm
であり、二次継手22の内径D4は、
6.35mm≦D4
である。
Below, when the pressure difference between the primary
1 mm ≦ D1 ≦ 4.5 mm
And the inner diameter D2 of the
1.15 mm ≦ D2 ≦ 4.9 mm
And the inner diameter D3 of the
4.6 mm ≦ D3 ≦ 6.35 mm
And the inner diameter D4 of the secondary joint 22 is
6.35 mm ≦ D4
It is.
また、第1テーパ部14のテーパ角θ1は、
60°≦θ1≦150°
の範囲であり、第2テーパ部15のテーパ角θ2は、
20°≦θ2≦90°
の範囲である。
Further, the taper angle θ1 of the
60 ° ≦ θ1 ≦ 150 °
And the taper angle θ 2 of the
20 ° ≦ θ2 ≦ 90 °
Range.
また、第1ポート11の長さL1は、
0.1mm≦L1≦0.5mm
であり、このL1は短いほど騒音が低下する。第1テーパ部14と第2ポート12の長さL2は、
0.5mm≦L2≦3.9mm
であり、これらの長さL1,L2に組み合わせは、L1+L2が、
1mm≦L1+L2≦4mm
となる条件により設定されている。また、第1ポート11の長さL1と、第1テーパ部14と第2ポート12の長さL2と、第2テーパ部15と第3ポート13の長さL3の総和L1+L2+L3は、
6mm≦L1+L2+L3≦23mm
である。
Also, the length L1 of the
0.1 mm ≦ L1 ≦ 0.5 mm
The noise decreases as this L1 is shorter. The length L2 of the
0.5 mm ≦ L2 ≦ 3.9 mm
In combination with these lengths L1 and L2, L1 + L2 is
1 mm ≦ L1 + L2 ≦ 4 mm
It is set by the condition which becomes. Further, the sum L1 + L2 + L3 of the length L1 of the
6 mm ≦ L1 + L2 + L3 ≦ 23 mm
It is.
また、第1テーパ部14と第2ポート12の長さL2と、第1ポート11の長さL1の比L2/L1は、
1≦L2/L1≦39
の範囲であり、第2テーパ部15と第3ポート13の長さL3と、第1テーパ部14と第2ポート12の長さL2の比L3/L2は、
0.57<L3/L2≦38(好ましくは、1<L3/L2≦38)
の範囲であり、第2ポート12の内径D2と第1ポート11の内径D1の寸法比D2/D1は、
1.03≦D2/D1≦1.5
の範囲であり、第3ポート13の内径D3と第2ポート12の内径D2の寸法比D3/D2は、
1.02≦D3/D2≦5.52
の範囲である。
Further, the ratio L2 / L1 of the length L2 of the
1 ≦ L2 / L1 ≦ 39
The ratio L3 / L2 of the length L3 of the
0.57 <L3 / L2 ≦ 38 (preferably, 1 <L3 / L2 ≦ 38)
The dimensional ratio D2 / D1 of the inner diameter D2 of the
1.03 ≦ D2 / D1 ≦ 1.5
The dimensional ratio D3 / D2 of the inner diameter D3 of the
1.02 ≦ D3 / D2 ≦ 5.52
Range.
次に、実施形態の電動弁についての各寸法比と騒音低減の実測例について説明する。この実測例は、一次継手管21内の圧力が2.8〜3.4(MPa)で、二次継手管22内の圧力が1.2〜1.8(MPa)とした運転条件で、実施形態の電動弁で測定した騒音と、特許文献1の電動弁(その条件)において測定した騒音と対比したものである。すなわち、高負荷時で流速音が発生し易い条件において騒音低減の効果が特に顕著であることを示す実測例である。その実測例を以下の表1乃至表6に示す。表1乃至表6において、特許文献1の電動弁における騒音よりも、2dB以上音圧が低下した場合を「○○○」で示し、1〜2dB音圧が低下した場合を「○○」で示している。また、音圧の低下が1dB以下の場合を「○」で示している。なお、音圧はA特性を用いて評価している。
Next, an example of measurement of each dimension ratio and noise reduction of the motor operated valve of the embodiment will be described. In this operating example, the pressure in the primary
表1はL2/L1とθ1の関係を示している。 Table 1 shows the relationship between L2 / L1 and θ1.
表2はL2/L1とD2/D1の関係を示している。 Table 2 shows the relationship between L2 / L1 and D2 / D1.
表3はL2/L1とθ2の関係を示している。 Table 3 shows the relationship between L2 / L1 and θ2.
表4はL2/L1とD3/D2の関係を示している。 Table 4 shows the relationship between L2 / L1 and D3 / D2.
表5はD3/D2とθ2の関係を示している。 Table 5 shows the relationship between D3 / D2 and θ2.
表6はD3/D2とL3/L2の関係を示している。 Table 6 shows the relationship between D3 / D2 and L3 / L2.
これらの表から判るように、第3ポート及び第2テーパ部を設けることにより、従来よりも騒音の低減が実現されている。また、一次継手管21と二次継手管22との圧力差が高い場合でも、「○○」及び「○○○」の範囲にすれば、1dB以上騒音を低減することができ、より顕著な効果を得ることができる。
As can be seen from these tables, the provision of the third port and the second tapered portion achieves noise reduction more than in the prior art. Further, even when the pressure difference between the primary
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings, the specific configuration is not limited to these embodiments, and changes in design etc. within the scope of the present invention are not limited. Are included in the present invention.
1 弁ハウジング
1A 弁室
11 第1ポート
12 第2ポート
13 第3ポート
14 第1テーパ部
15 第2テーパ部
21 一次継手管
22 二次継手管
3 支持部材
4 弁ホルダ
5 弁体
5a ニードル弁
6 ステッピングモータ
X 軸線
DESCRIPTION OF
本発明は、空気調和機等において冷媒の流量を制御するニードル弁型の電動弁に関し、特に、ニードル弁に対する弁ポートの形状を改良した電動弁、及び、そのような電動弁を備える冷凍サイクルシステムに関する。 The present invention relates to a needle valve type motor-operated valve that controls the flow rate of refrigerant in an air conditioner or the like, and more particularly, a motor-operated valve having an improved shape of a valve port for the needle valve , and a refrigeration cycle system including such motor-operated valve About.
本発明は、弁ポートを改良することにより、騒音を低減した電動弁、及び、そのような電動弁を備える冷凍サイクルシステムを提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a motor-operated valve with reduced noise by improving the valve port , and a refrigeration cycle system including such a motor-operated valve .
請求項1の電動弁は、一次継手管が連通される弁室と二次継手管とを、弁ポートを介して連通する電動弁であって、前記弁ポートに、弁室側に設けられてニードル弁により開口面積が増減される第1ポートと、前記第1ポートより内径の大きな第2ポートと、前記第1ポートと前記第2ポートとを繋ぐ第1テーパ部を備えた電動弁において、前記弁ポートに、前記二次継手管側に位置する第3ポートと、前記第2ポートと前記第3ポートとを繋ぐ第2テーパ部を備え、前記第1ポートの内径D1と前記第2ポートの内径D2と前記第3ポートの内径D3との関係がD1<D2<D3となっており、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートは、各々の軸線を中心とする円柱の側面の形状を有し、前記軸線の方向について、前記第2ポートの長さが、当該第2ポートにおける前記二次継手管側の開口部から前記弁ポートにおける前記二次継手管側の開口部までの長さよりも短いことを特徴とする。
請求項2の電動弁は、一次継手管が連通される弁室と二次継手管とを、弁ポートを介して連通する電動弁であって、前記弁ポートに、弁室側に設けられてニードル弁により開口面積が増減される第1ポートと、前記第1ポートより内径の大きな第2ポートと、前記第1ポートと前記第2ポートとを繋ぐ第1テーパ部を備えた電動弁において、前記弁ポートに、前記二次継手管側に位置する第3ポートと、前記第2ポートと前記第3ポートとを繋ぐ第2テーパ部を備え、前記第1ポートの内径D1と前記第2ポートの内径D2と前記第3ポートの内径D3との関係がD1<D2<D3となっており、前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートは、各々の軸線を中心とする円柱の側面の形状を有し、前記軸線の方向について、前記第1ポートの長さをL1、前記第1テーパ部と前記第2ポートとの長さをL2、前記第2テーパ部と前記第3ポートとの長さをL3としたとき、1≦L3/L2≦5となっていることを特徴とする。
請求項3の電動弁は、請求項1又は2に記載の電動弁であって、前記第1ポートから前記弁ポートにおける前記二次継手管側の開口部にかけて、前記第1テーパ部及び前記第2テーパ部を含む複数段に亘って内径が拡径しており、前記複数段のうちの少なくとも一つの段において、拡径の割合が1.5倍より大きく設定されていることを特徴とする。
請求項4の電動弁は、請求項1〜3のうち何れか一項に記載の電動弁であって、前記第2ポートの内径が、当該第2ポートの長さよりも大きく、前記第3ポートの内径が、当該第3ポートの長さよりも大きいことを特徴とする。
請求項5の電動弁は、請求項1〜4のうち何れか一項に記載の電動弁であって、前記二次継手管の内径が、前記第1ポートの内径の3倍以上であることを特徴とする。
請求項6の冷凍サイクルシステムは、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された前記冷媒を膨張させる絞り装置と、膨張した前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1〜5のうち何れか一項に記載の電動弁が、前記絞り装置として用いられていることを特徴とする。
Electric valve according to
The motor-operated valve according to claim 2 is a motor-operated valve in which the valve chamber to which the primary joint pipe is in communication and the secondary joint pipe are in communication via the valve port, and the valve port is provided on the valve chamber side A motor-operated valve comprising a first port whose opening area is increased or decreased by a needle valve, a second port whose inner diameter is larger than the first port, and a first tapered portion connecting the first port and the second port. The valve port includes a third port located on the secondary joint pipe side, and a second tapered portion connecting the second port and the third port, and the inner diameter D1 of the first port and the second port The relationship between the inner diameter D2 of the first port and the inner diameter D3 of the third port is D1 <D2 <D3, and the first port, the second port, and the third port are cylinders centered on their respective axes. The shape of the side surface of the Assuming that the length of the port is L1, the length of the first tapered portion and the second port is L2, and the length of the second tapered portion and the third port is L3, 1 ≦ L3 / L2 ≦ It is characterized in that it is five.
The motor-operated valve according to claim 3 is the motor-operated valve according to
The motor-operated valve according to
The motor-operated valve according to
The refrigeration cycle system according to claim 6 comprises a compressor for compressing a refrigerant, a condenser for condensing the compressed refrigerant, an expansion device for expanding the condensed refrigerant, and an evaporator for evaporating the expanded refrigerant. And the motor-operated valve according to any one of
電動弁は、
D2−D1≦D3−D2
となっていることが好適である。
Electric valve train is,
D2-D1 ≦ D3-D2
It is preferable that
請求項1乃至5の電動弁及び請求項6の冷凍サイクルシステムによれば、第1ポートとニードル弁との隙間から流れる冷媒が第2ポートに流出したとき、第2ポート内で圧力を急激に回復させることがなく、流れを整流化して冷媒の流れを安定化することができ、キャビテーションの破裂を抑制することができる。さらに、第2ポートから第2テーパ部と第3ポートに流れるときに、流速が減速するので流速音を低減することができる。したがって、騒音を低減することができる。
According to the motor-operated valve of
また、上記の好適な電動弁によれば、D2−D1≦D3−D2となっているので、第2ポートに対して、第2テーパ部から第3ポートにかけて大きく拡径するので、流速の減速効果が高くなり、さらに流速音を低減することができる。 Further , according to the preferred motor-operated valve described above, since D2-D1 ≦ D3-D2, the diameter is greatly expanded from the second tapered portion to the third port with respect to the second port, so the flow velocity is reduced. The effect is enhanced, and the flow velocity noise can be further reduced.
Claims (1)
前記弁ポートに、前記二次継手管側に位置する第3ポートと、前記第2ポートと前記第3ポートとを繋ぐ第2テーパ部を備え、前記第1ポートの内径D1と前記第2ポートの内径D2と前記第3ポートの内径D3との関係がD1<D2<D3となっており、
前記第1ポート、前記第2ポート、及び前記第3ポートは、各々の軸線を中心とする円柱の側面の形状を有し、
前記第1テーパ部のテーパ角が、前記第2テーパ部のテーパ角よりも大きく、
前記軸線の方向について、前記第1テーパ部と前記第2ポートとを合わせた長さよりも、前記第2テーパ部と前記第3ポートとを合わせた長さの方が長いことを特徴とする電動弁。 A motor-operated valve enabling communication between a valve chamber to which a primary joint pipe is communicated and a secondary joint via a valve port opened and closed by a needle valve, wherein the valve port has a first port on the valve chamber side, In a motor-operated valve provided with a second port having a larger inner diameter than a first port, and a first taper portion connecting the first port and the second port,
The valve port includes a third port located on the secondary joint pipe side, and a second tapered portion connecting the second port and the third port, and the inner diameter D1 of the first port and the second port The relationship between the inner diameter D2 of the second port and the inner diameter D3 of the third port is D1 <D2 <D3.
The first port, the second port, and the third port have a shape of a side surface of a cylinder centered on each axis,
The taper angle of the first taper portion is larger than the taper angle of the second taper portion,
In the direction of the axis, the combined length of the second tapered portion and the third port is longer than the combined length of the first tapered portion and the second port. valve.
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