JP2019070265A - トイレユニット - Google Patents

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智明 荒川
Tomoaki Arakawa
智明 荒川
康洋 高塩
Yasuhiro Takashio
康洋 高塩
ゆかり 金子
Yukari Kaneko
ゆかり 金子
宮崎 祐輔
Yusuke Miyazaki
祐輔 宮崎
剛一 土江
Koichi Tsuchie
剛一 土江
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Abstract

【課題】大便器と小便器とを設ける場合においても、車いす利用者のための十分な移乗スペースを確保しつつ、ユニット全体をコンパクト化できるトイレユニットを提供する。【解決手段】大便器を設置するための第1前面板を有する大便器用ライニングと、前記大便器と並べて小便器を設置するための第2前面板を有する小便器用ライニングと、前記第1前面板と前記第2前面板との間に設けられた第3前面板と、を備えたことを特徴とするトイレユニットである。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、トイレユニットに関する。
大便器と小便器とを備えた多機能なトイレユニットがある(例えば、特許文献1、2)。多機能なトイレユニットでは、車いす利用者が、車いすから大便器に、及び大便器から車いすにスムーズに移乗できるよう、十分なスペースを確保することが求められている。
一方で、このようなトイレユニットでは、比較的狭いスペースにも設置できるよう、コンパクト化が求められている。しかしながら、狭いスペースに大便器と小便器とを設置しようとすると、車いす利用者の十分な移乗スペースを確保することが難しくなってしまう。
このため、多機能なトイレユニットでは、大便器と小便器とを設ける場合においても、車いす利用者のための十分な移乗スペースを確保しつつ、ユニット全体をコンパクト化できるようにすることが望まれる。
特許第2828121号公報 特許第2978394号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、大便器と小便器とを設ける場合においても、車いす利用者のための十分な移乗スペースを確保しつつ、ユニット全体をコンパクト化できるトイレユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、大便器を設置するための第1前面板を有する大便器用ライニングと、前記大便器と並べて小便器を設置するための第2前面板を有する小便器用ライニングと、前記第1前面板と前記第2前面板との間に設けられた第3前面板と、を備えたことを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、大便器を設置する第1前面板と、小便器を設置する第2前面板と、の間に第3前面板を設けることにより、第3前面板の前方に車いす利用者のための移乗スペースを適切に確保することができる。また、第1前面板と第2前面板と第3前面板とを並べて配置することにより、大便器と小便器とを効率良く配置することができ、ユニット全体のコンパクト化を図ることもできる。従って、大便器と小便器とを設ける場合においても、車いす利用者のための十分な移乗スペースを確保しつつ、ユニット全体をコンパクト化できるトイレユニットを提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記小便器用ライニングは、前記第2前面板を支持するフレームを、さらに有し、前記第3前面板は、前記フレームに着脱可能に取り付けられることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、第3前面板をフレームに対して着脱可能とすることにより、例えば、第3前面板を取り外すことで、小便器用ライニング内の点検を容易に行うことが可能となる。例えば、車いす利用者の移乗スペースと、小便器用ライニングの点検用のスペースと、を同時に確保することができる。点検用のスペースを効率良く確保することができ、ユニット全体をよりコンパクト化し易くすることができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記第3前面板は、ベビーチェアを設置するための前面板であることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、大便器のそばにベビーチェアを配置することができる。これにより、大便器を利用する保護者のそばに乳幼児を座らせることができ、保護者及び乳幼児の双方に安心感を与えることができる。例えば、乳幼児の不意な動作などに、保護者が対応し易くすることができる。また、第3前面板にベビーチェアを設置した場合、ベビーチェアの下方には、空間ができる。さらに、ベビーチェアの前端部は、大便器の前端部よりも後方に位置する。従って、第3前面板にベビーチェアを設置したとしても、ベビーチェアが車いす利用者の妨げになってしまうことを抑制することができる。このように、ベビーチェアをさらに設置した場合にも、大便器と小便器とベビーチェアとを効率良く配置することができ、ユニット全体のコンパクト化を図ることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記第3前面板の横方向の長さは、前記第2前面板の横方向の長さの半分よりも長いことを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、車いす利用者の移乗スペースを、より適切に確保することができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記第2前面板に設置される小便器は、幼児用の小便器であることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、大便器を利用する保護者のそばで幼児に小便器を利用させることができ、保護者及び幼児の双方に安心感を与えることができる。例えば、幼児の不意な動作などに、保護者が対応し易くすることができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記大便器用ライニングは、手摺りを設置するための第4前面板を、さらに有し、前記第4前面板は、前記第1前面板と前記第3前面板との間に設けられたことを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、手摺りを設けることで、車いす利用者に大便器をより利用させ易くすることができる。また、手摺りは、利用者の握り易い程度の太さに設定される。第4前面板の左右方向の長さは、手摺りの太さに対応し、手摺りの太さよりも僅かに長い程度に設定される。従って、第1前面板と第3前面板との間に第4前面板を設けたとしても、ユニット全体が過度に大きくなることはない。すなわち、ユニット全体のコンパクト化を図りつつ、車いす利用者に対する利便性を向上させることができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記第3前面板は、前記第1前面板及び前記第2前面板のそれぞれと面一であることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、スッキリとした外観を提供することができ、トイレユニットの見栄えを向上させることができる。また、大便器を利用する保護者と小便器を利用する幼児との間において、互いを見易くすることができる。これにより、保護者及び幼児に、より安心感を与えることができる。
本発明の態様によれば、大便器と小便器とを設ける場合においても、車いす利用者のための十分な移乗スペースを確保しつつ、ユニット全体をコンパクト化できるトイレユニットが提供される。
第1の実施形態に係るトイレユニットを表す斜視図である。 第1の実施形態に係るトイレユニットを表す正面図である。 第1の実施形態に係るトイレユニットを表す正面図である。 第1の実施形態に係るトイレユニットの一部を表す拡大正面図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1の実施形態に係るトイレユニットの変形例を表す正面図である。 第2の実施形態に係るトイレユニットを表す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るトイレユニットを表す斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係るトイレユニットを表す正面図である。
図1及び図2に表したように、トイレユニット10は、大便器用ライニング12と、小便器用ライニング14と、を備える。
トイレユニット10は、トイレ室TRに設置される。トイレ室TRは、第1壁面KB1と、第2壁面KB2と、を有する。第2壁面KB2は、第1壁面KB1と直交する。トイレユニット10は、例えば、トイレ室TRの第1壁面KB1と第2壁面KB2とのコーナー部分に設置される。
大便器用ライニング12は、大便器16を設置するための第1前面板31を有する。大便器用ライニング12は、第1壁面KB1に取り付けられる。また、大便器用ライニング12は、第2壁面KB2に隣接して設置される。換言すれば、大便器用ライニング12は、第1壁面KB1と第2壁面KB2とのコーナー部分に設置される。
大便器16は、使用者が腰掛けた状態で用を足すことができる腰掛け式の便器である。大便器16は、換言すれば、洋式腰掛便器である。また、この例において、大便器16は、大便器用ライニング12の前面に取り付けられる、いわゆる壁掛け式の大便器である。大便器16は、壁掛け式に限ることなく、床置き式の大便器でもよい。
ここで、本願明細書においては、大便器用ライニング12に背を向けて大便器16に腰掛けた使用者からみた上方、下方、前方、後方、右側方、及び左側方を、それぞれ「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、及び「左側方」とする。
大便器用ライニング12は、内部空間を有する中空箱状である。第1前面板31は、大便器用ライニング12の前方部分に設けられ、大便器用ライニング12の内部空間が前方に露出することを抑制する。
大便器用ライニング12は、大便器16の後方に設置され、大便器16に接続される給水管やタンク、及び大便器16を支持する支持機構などを内部に収納する。第1前面板31は、換言すれば、大便器用ライニング12の内部に収納された給水管やタンクなどが前方に露出することを抑制する。これにより、大便器用ライニング12は、トイレ室TRの美観を向上させる。
大便器16の上には、便座装置18が設けられている。便座装置18は、大便器16の上に載置される便座を有する。便座装置18は、例えば、便座を介して大便器16に腰掛けた使用者の「おしり」などの局部を洗浄する局部洗浄機能を有する衛生洗浄装置である。便座装置18は、衛生洗浄装置に限ることなく、例えば、便座を温める暖房機能を有する暖房便座装置や、衛生洗浄機能や暖房機能などの機能を有しない普通便座などでもよい。便座装置18は、少なくとも使用者が着座可能な便座を有する任意の装置でよい。
第1前面板31には、背もたれ20が設けられている。背もたれ20は、便座装置18の上方に配置され、前方を向いて大便器16に着座した使用者の背中を支持可能とする。背もたれ20は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
第1前面板31は、上部前面板31aと、下部前面板31bと、を有する。第1前面板31は、大便器16の上端付近において、上下に二分割されている。これにより、例えば、壁掛け式の大便器16の取り付け作業を行い易くすることできる。第1前面板31は、二分割された構成に限ることなく、一枚の板状でもよいし、3つ以上に分割された構成でもよい。
小便器用ライニング14は、大便器16と並べて小便器22を設置するための第2前面板32を有する。小便器用ライニング14は、大便器用ライニング12と隣接して第1壁面KB1に取り付けられる。このように、大便器用ライニング12及び小便器用ライニング14は、互いに隣接した状態で、同一の壁面に取り付けられる。
小便器22は、小便器用ライニング14の前面に取り付けられる、いわゆる壁掛け式の小便器である。小便器22は、壁掛け式に限ることなく、床置き式の小便器でもよい。また、この例において、小便器22は、例えば、幼児用の小便器である。ここで、「幼児用の小便器」とは、例えば、1.5歳児〜5歳児程度までの使用を目的とし、床面からリップまでの高さHLが、230mm以上330mm以下程度の小便器である。これにより、トイレユニット10では、例えば、保護者が大便器16を利用し、幼児が小便器22を利用することで、保護者と幼児とが同時に用を足すことができる。但し、小便器22は、幼児用に限ることなく、成人用の小便器などでもよい。
第1壁面KB1から小便器22の前端までの長さL1は、第1壁面KB1から大便器16の前端までの長さL2よりも短い(図1参照)。小便器22の長さL1は、例えば、大便器16の長さL2よりも20cm以上短い。これにより、小便器22が、車いす利用者の邪魔になってしまうことを抑制することができる。トイレユニット10の車いす利用者などに対する利便性を高めることができる。
小便器用ライニング14は、第3前面板33を、さらに有する。第3前面板33は、第1前面板31と第2前面板32との間に設けられる。換言すれば、トイレユニット10は、第1前面板31と第2前面板32との間に設けられた第3前面板33を、さらに備える。
図3は、第1の実施形態に係るトイレユニットを表す正面図である。
図4は、第1の実施形態に係るトイレユニットの一部を表す拡大正面図である。
図3は、第3前面板33を取り外した状態を表している。図4は、図3の破線囲み部Aの部分を拡大して表している。
図3及び図4に表したように、小便器用ライニング14は、第2前面板32及び第3前面板33を支持するフレーム40を、さらに有する。フレーム40は、例えば、略矩形の枠状である。小便器用ライニング14は、フレーム40の上方に設けられる天板と、フレーム40の側方に設けられる側板と、をさらに有する。小便器用ライニング14は、第2前面板32、第3前面板33、天板、及び側板によって、フレーム40の前方、上方、及び側方のそれぞれを覆うことにより、内部空間を有する中空箱状に形成される。第2前面板32及び第3前面板33は、小便器用ライニング14の前方部分に設けられ、小便器用ライニング14の内部空間が前方に露出することを抑制する。
小便器用ライニング14は、小便器22の後方に設置され、小便器22に接続される給水管42や止水栓44などを内部に収納する。第2前面板32及び第3前面板33は、換言すれば、小便器用ライニング14の内部に収納された給水管42や止水栓44などが前方に露出することを抑制する。これにより、小便器用ライニング14は、トイレ室TRの美観を向上させる。
第2前面板32は、例えば、ネジ止めなどにより、フレーム40に固定される。一方、第3前面板33は、フレーム40に着脱可能に取り付けられる。第3前面板33は、例えば、上端部及び下端部を上方からフレーム40に係合させることにより、フレーム40に着脱可能に取り付けられる。これにより、第3前面板33は、例えば、小便器用ライニング14の内部の点検を可能にする。第3前面板33の取付方法は、係合に限ることなく、フレーム40に対して着脱可能に取り付け可能な任意の取付方法でよい。
第3前面板33は、例えば、フレーム40に取り付けられた状態において、給水管42及び止水栓44の前方を覆う。従って、第3前面板33を取り外した状態においては、給水管42及び止水栓44が前方に露出し、給水管42及び止水栓44の点検が可能になる。このように、第3前面板33は、給水管42や止水栓44などの点検を可能にする点検用の前面板である。なお、第3前面板33は、点検以外の用途で取り外すために、着脱可能としたものでもよい。例えば、小便器用ライニング14の内部の空間を収納として用いるために、第3前面板33を着脱可能としてもよい。
大便器用ライニング12は、手摺り24を設置するための第4前面板34を、さらに有する。第4前面板34は、第1前面板31と第3前面板33との間に設けられている。手摺り24は、大便器16と隣接して設けられ、前方側に向かって延びる。これにより、手摺り24は、例えば、車いす利用者が移乗の際などに寄りかかれるようにする。このように、手摺り24を設けることにより、車いす利用者などに対する利便性を高めることができる。
また、手摺り24は、例えば、ヒンジ部24aを介して回動可能に設けられ、前方に向かって延びた状態から上方に向かって延びる状態に跳ね上げることができる。手摺り24は、いわゆる跳ね上げ式の手摺りである。これにより、例えば、介護者などが寄り添う場合に、手摺り24が邪魔になってしまうことを抑制することができる。従って、車いす利用者などに対する利便性を、より高めることができる。
手摺り24は、跳ね上げ式に限ることなく、例えば、上下方向に延びるポール状の手摺りなどでもよい。また、手摺り24及び第4前面板34は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
第3前面板33の横方向(左右方向)の長さW1(幅)は、第2前面板32の横方向の長さW2の半分の長さW3よりも長い。また、第3前面板33の横方向の長さW1は、第2前面板32の横方向の長さW2よりも短い。
大便器16と小便器22との間の横方向の間隔PTは、例えば、500mm程度以上である。これにより、小便器22が、車いす利用者の邪魔になってしまうことを抑制することができる。
一方、間隔PTが過度に広くなると、トイレユニット10が大型化してしまうとともに、保護者と幼児とが同時に用を足す際に、保護者が幼児の不意な動作などに対応し難くなってしまう。従って、間隔PTは、例えば、大便器16を利用する保護者から幼児に手の届く範囲となるように設定されることが好ましい。成人の腕の長さの平均は、例えば、600mm〜700mm程度である。従って、間隔PTは、例えば、600mm以上700mm以下程度に設定されることが、最も好適である。これにより、小便器22が車いす利用者の邪魔になってしまうことを抑制しつつ、幼児の不意な動作などに保護者を対応させ易くすることができる。また、トイレユニット10の大型化を抑制することもできる。
また、トイレユニット10全体の横方向の長さWAは、例えば、2000mm以下である。これにより、トイレユニット10を比較的狭いスペースにも設置することが可能となる。第3前面板33の横方向の長さW1、及び第4前面板34の横方向の長さは、例えば、上記の各条件を満たすように設定される。
第3前面板33は、隣接する第2前面板32と面一である(図1参照)。第3前面板33は、隣接する第4前面板34と面一である。また、第4前面板34は、隣接する第1前面板31と面一である。すなわち、第1前面板31〜第4前面板34は、それぞれ面一である。第3前面板33は、第1前面板31及び第2前面板32のそれぞれと面一である。第1前面板31〜第4前面板34は、フラットな面を形成する。
ここで、本願明細書において、「面一」とは、互いに隣接する2つの前面板の間に生じる段差(前後方向の位置のズレ)が、5mm以下であることをいう。例えば、第2前面板32の左側端の前後方向の位置と、第3前面板33の右側端の前後方向の位置と、の差は、5mm以下である。
以上、説明したように、本実施形態に係るトイレユニット10によれば、大便器16を設置する第1前面板31と、小便器22を設置する第2前面板32と、の間に第3前面板33を設けることにより、第3前面板33の前方に車いす利用者のための移乗スペースを適切に確保することができる。また、第1前面板31と第2前面板32と第3前面板33とを並べて配置することにより、大便器16と小便器22とを効率良く配置することができ、ユニット全体のコンパクト化を図ることもできる。従って、大便器16と小便器22とを設ける場合においても、車いす利用者のための十分な移乗スペースを確保しつつ、ユニット全体をコンパクト化できるトイレユニット10を提供することができる。
また、トイレユニット10では、第3前面板33をフレーム40に対して着脱可能とすることにより、例えば、第3前面板33を取り外すことで、小便器用ライニング14内の点検を容易に行うことが可能となる。例えば、車いす利用者の移乗スペースと、小便器用ライニング14の点検用のスペースと、を同時に確保することができる。点検用のスペースを効率良く確保することができ、ユニット全体をよりコンパクト化し易くすることができる。
また、トイレユニット10では、第3前面板33の横方向の長さW1が、第2前面板32の横方向の長さW2の半分の長さW3よりも長い。これにより、車いす利用者の移乗スペースを、より適切に確保することができる。
また、トイレユニット10では、第2前面板32に設置される小便器22が、幼児用の小便器である。これにより、大便器16を利用する保護者のそばで幼児に小便器22を利用させることができ、保護者及び幼児の双方に安心感を与えることができる。例えば、幼児の不意な動作などに、保護者が対応し易くすることができる。
また、トイレユニット10では、手摺り24を設けることで、車いす利用者に大便器16をより利用させ易くすることができる。また、手摺り24は、利用者の握り易い程度の太さに設定される。第4前面板34の左右方向の長さは、手摺り24の太さに対応し、手摺り24の太さよりも僅かに長い程度に設定される。従って、第1前面板31と第3前面板33との間に第4前面板34を設けたとしても、ユニット全体が過度に大きくなることはない。すなわち、ユニット全体のコンパクト化を図りつつ、車いす利用者に対する利便性を向上させることができる。
また、トイレユニット10では、第3前面板33が、第1前面板31及び第2前面板32のそれぞれと面一である。これにより、スッキリとした外観を提供することができ、トイレユニット10の見栄えを向上させることができる。また、大便器16を利用する保護者と小便器22を利用する幼児との間において、互いを見易くすることができる。これにより、保護者及び幼児に、より安心感を与えることができる。
図5(a)及び図5(b)は、第1の実施形態に係るトイレユニットの変形例を表す正面図である。
なお、上記実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5(a)に表したトイレユニット10aのように、大便器用ライニング12は、第4前面板34を有しなくてもよい。この場合には、トイレユニット10aのように、第3前面板33を第1前面板31に隣接させて配置すればよい。
また、図5(b)に表したトイレユニット10bのように、第3前面板33は、大便器用ライニング12に設けてもよい。第3前面板33は、例えば、大便器用ライニング12の点検用の前面板としてもよい。あるいは、第3前面板33は、大便器用ライニング12において、手摺り24を設置するための前面板としてもよい。このように、第3前面板33は、第1前面板31と第2前面板32との間に設けられる任意の前面板でよい。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係るトイレユニットを表す正面図である。
図6に表したように、この例のトイレユニット60は、ベビーチェア用ライニング62を、さらに備える。ベビーチェア用ライニング62は、大便器用ライニング12と小便器用ライニング14との間に設けられている。ベビーチェア用ライニング62は、第3前面板33を有する。この例において、第3前面板33は、ベビーチェア64を設置するための前面板である。
ベビーチェア64は、生後5ヶ月から2歳半程度までの乳幼児を座らせるための椅子である。ベビーチェア64は、トイレ室TRの床面から浮いた状態で、ベビーチェア用ライニング62の前面に取り付けられる。
ベビーチェア用ライニング62は、例えば、フィッティングボード66を、さらに有する。フィッティングボード66は、ベビーチェア用ライニング62の前面において、ベビーチェア64の下方に取り付けられている。フィッティングボード66は、例えば、ヒンジ部66aを介して回動可能に設けられている。フィッティングボード66は、例えば、第3前面板33から前方に延び、使用者が載って着替えなどを行えるようにする使用状態と、第3前面板33に沿う収納状態と、に移動する。フィッティングボード66は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
また、トイレユニット60において、小便器用ライニング14は、第5前面板35を、さらに有する。第5前面板35は、第2前面板32の左右方向の第3前面板33と反対側に設けられている。換言すれば、トイレユニット60においては、第3前面板33と第5前面板35との間に、第2前面板32が設けられている。第5前面板35は、例えば、小便器用ライニング14の点検用の前面板である。
このように、第1前面板31と第2前面板32との間に、ベビーチェア64を設置するための第3前面板33が設けられた場合には、第2前面板32の第3前面板33と反対側に点検用の第5前面板35が設けられる。なお、第5前面板35は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
このように、第3前面板33は、ベビーチェア64を設置するための前面板としてもよい。このトイレユニット60によれば、大便器16のそばにベビーチェア64を配置することができる。これにより、大便器16を利用する保護者のそばに乳幼児を座らせることができ、保護者及び乳幼児の双方に安心感を与えることができる。例えば、乳幼児の不意な動作などに、保護者が対応し易くすることができる。また、第3前面板33にベビーチェア64を設置した場合、ベビーチェア64の下方には、空間ができる。さらに、ベビーチェア64の前端部は、大便器16の前端部よりも後方に位置する。従って、第3前面板33にベビーチェア64を設置したとしても、ベビーチェア64が車いす利用者の妨げになってしまうことを抑制することができる。このように、ベビーチェア64をさらに設置した場合にも、大便器16と小便器22とベビーチェア64とを効率良く配置することができ、ユニット全体のコンパクト化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレユニット10、10a、10b、60などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10、10a、10b、60 トイレユニット、 12 大便器用ライニング、 14 小便器用ライニング、 16 大便器、 18 便座装置、 20 背もたれ、 22 小便器、 24 手摺り、 31 第1前面板、 32 第2前面板、 33 第3前面板、 34 第4前面板、 35 第5前面板、 40 フレーム、 42 給水管、 44 止水栓、 62 ベビーチェア用ライニング、 64 ベビーチェア、 66 フィッティングボード、 KB1 第1壁面、 KB2 第2壁面、 TR トイレ室

Claims (7)

  1. 大便器を設置するための第1前面板を有する大便器用ライニングと、
    前記大便器と並べて小便器を設置するための第2前面板を有する小便器用ライニングと、
    前記第1前面板と前記第2前面板との間に設けられた第3前面板と、
    を備えたことを特徴とするトイレユニット。
  2. 前記小便器用ライニングは、前記第2前面板を支持するフレームを、さらに有し、
    前記第3前面板は、前記フレームに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のトイレユニット。
  3. 前記第3前面板は、ベビーチェアを設置するための前面板であることを特徴とする請求項1記載のトイレユニット。
  4. 前記第3前面板の横方向の長さは、前記第2前面板の横方向の長さの半分よりも長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレユニット。
  5. 前記第2前面板に設置される小便器は、幼児用の小便器であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレユニット。
  6. 前記大便器用ライニングは、手摺りを設置するための第4前面板を、さらに有し、
    前記第4前面板は、前記第1前面板と前記第3前面板との間に設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のトイレユニット。
  7. 前記第3前面板は、前記第1前面板及び前記第2前面板のそれぞれと面一であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のトイレユニット。
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