JP2019067879A - ラック型情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願は、ケーブル専用のスペースを設けることなく容易にユニットを挿抜可能なラック型情報処理装置を開示する。【解決手段】本願で開示するラック型情報処理装置は、ユニットが挿抜されるスロットが上下方向に複数並ぶラックと、ユニットに着脱される複数のケーブルを、上下方向に延在する保持部で束ねるケーブルホルダと、ケーブルホルダの上部と下部に固定される一組のスライダと、ラックに固定されており、ケーブルホルダがスロットの開口側において横方向にスライドするように一組のスライダを案内する上下一組のレールと、を備える。【選択図】図1

Description

本願は、ラック型情報処理装置に関する。
サーバ等の電子機器が収納されるラックには、多数のケーブルが用いられている(例えば、特許文献1−3を参照)。
実開昭58−103508号公報 特開昭58−196097号公報 特開2006−108335号公報
近年、保守作業の効率化を図るため、電子機器が収納されるラックには、電子機器のユニットを挿抜可能なスロットを複数段設けた構造のものが採用されている。そして、スロットの付近には、通常、ユニットに着脱されるケーブルが設けられている。よって、保守作業に際しては、ユニットから取り外されたケーブルがスロットの脇へ寄せられた状態でユニットの挿抜が行われる。
ところで、サーバ等の電子機器が収納されるラックは高集積化の一途を辿っており、電子機器が収納されるラック内の空きスペースについても可及的に抑制することが望まれる。よって、ラックに設けられるケーブルは、ケーブルの着脱が行われるスロットの前側部分に常設されれば、ケーブル専用のスペースを用意する場合に比べてラックの体積を減らすことができる。しかし、スロットの前側部分にケーブルが固定されていると、ユニットの挿抜が困難である。そこで、スロットの前側部分に可動式のケーブルガイドを設けておき、ユニットを挿抜する際にはケーブルガイドをスロットの脇へ寄せることが考えられる。
可動式のケーブルガイドをスロットの脇へ寄せるには、ユニットに接続されているケーブルを予め引き抜くか、或いは、ユニットとケーブルガイドとの間のケーブルの余長を長めにしておくことになる。しかし、空きスペースが可及的に抑制されるラックにおいて、ケーブルの着脱が行われるスロットの前側部分にケーブルガイドが配置された状態でユニットからケーブルを引く抜くことは難しい。一方、ユニットとケーブルガイドとの間のケーブルの余長が長いと、垂れ下がったケーブルが他のケーブルやコネクタ類に干渉し、ケーブルガイドを移動する際の障害となる可能性がある。
そこで、本願は、ケーブル専用のスペースを設けることなく容易にユニットを挿抜可能なラック型情報処理装置を開示する。
本願は、次のようなラック型情報処理装置を開示する。すなわち、本願で開示するラック型情報処理装置は、ユニットが挿抜されるスロットが上下方向に複数並ぶラックと、ユニットに着脱される複数のケーブルを、上下方向に延在する保持部で束ねるケーブルホルダと、ケーブルホルダの上部と下部に固定される一組のスライダと、ラックに固定されており、ケーブルホルダがスロットの開口側において横方向にスライドするように一組のス
ライダを案内する上下一組のレールと、を備える。
上記のラック型情報処理装置であれば、ケーブル専用のスペースを設けることなく容易にユニットを挿抜可能である。
図1は、実施形態に係るサーバを示した斜視図である。 図2は、ケーブルホルダの上部付近を示した図である。 図3は、ケーブルホルダの下部付近を示した図である。 図4は、ユニットを示した図である。 図5は、素線ホルダを示した図である。 図6は、ケーブルトレイの動きを示した図である。 図7は、ストッパを示した図である。 図8は、サーバの状態を示した第1の図である。 図9は、サーバの状態を示した第2の図である。 図10は、サーバの状態を示した第3の図である。 図11は、サーバの状態を示した第4の図である。 図12は、サーバの状態を示した第5の図である。 図13は、ケーブルホルダがスライドされる際のケーブルトレイにおけるケーブルの動きを示した図である。 図14は、第1比較例に係るサーバを示した図である。 図15は、第1比較例に係るサーバにおけるユニットの挿抜の様子を示した図である。 図16は、第2比較例に係るサーバを示した図である。 図17は、実施形態に係るサーバを示した図である。 図18は、サーバのラック占有率を視覚的に示した図である。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、単なる例示であり、本開示の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態に係るサーバ1(本願でいう「ラック型情報処理装置」の一例である)を示した斜視図である。サーバ1は、図1に示されるように、情報処理を司るプロセッサやメモリ等の各種電子部品を内蔵したユニット3が収納されるラック2を備える。ラック2には、ユニット3が挿抜されるスロット4が上下方向に複数並んでいる。
また、サーバ1は、ユニット3に着脱される複数のケーブル5を、上下方向に延在する保持部7で束ねるケーブルホルダ6を備える。また、サーバ1は、ケーブルホルダ6の上部に固定される上部スライダ8Uと、ケーブルホルダ6の下部に固定される下部スライダ8Bとを有するスライダ8(本願でいう「一組のスライダ」の一例である)を備える。また、サーバ1は、ラック2の上部に固定される上部レール9Uと、ラック2の下部に固定される下部レール9Bとを有するレール9(本願でいう「上下一組のレール」の一例である)を備える。レール9は、ケーブルホルダ6がスロット4の開口側において横方向にスライドするようにスライダ8を案内する。
なお、図1では、図示の都合上、ユニット3に着脱されるケーブル5が、各スロット4に差し込まれている複数のユニット3のうち一部のユニット3に取り付けられている様子が示されている。しかし、サーバ1は、各スロット4に差し込まれている全てのユニット3にケーブル5が取り付けられている。
また、図1では、図示の都合上、ラック2の正面側だけが図示されている。しかし、ラック2には、上下方向に並ぶスロット4がラック2の正面側に2列、ラック2の背面側に2列設けられている。そして、ケーブルホルダ6およびスライダ8は、ラック2の正面側に2列分設けられており、ラック2の背面側に2列分設けられている。
図2は、ケーブルホルダ6の上部付近を示した図である。ケーブルホルダ6の上部に設けられるケーブルトレイ10は、ケーブルホルダ6の上部からラック2の上側部分にケーブル5を引き込むトレイである。ケーブルトレイ10は、一端側(図2の奥側)が連結部11Rによってラック2に対して回動可能に取り付けられており、他端側(図2の手前側)が連結部11Fによって上部スライダ8Uに連結されている。
図3は、ケーブルホルダ6の下部付近を示した図である。ケーブルホルダ6の下部にある下部スライダ8Bや下部レール9Bの両端にはストッパ13が設けられている。ストッパ13は、隣り合うストッパ13同士と嵌合する嵌合構造を有しており、通常時や保守時にケーブルホルダ6のスライドを止めるストッパとして機能する。
図4は、ユニット3を示した図である。ケーブルホルダ6には素線ホルダ12が固定されている。素線ホルダ12は、ユニット3に取り付けられているケーブル5を保持する。素線ホルダ12が各スロット4の開口に対応する位置に固定されているため、ユニット3に取り付けられているケーブル5は、ユニット3から素線ホルダ12へ横方向に向かう状態でフォーミングされる。また、ケーブルホルダ6がケーブル5を上下方向に延在する保持部7で束ねるものであるため、ケーブル5は、素線ホルダ12からケーブルホルダ6の上下方向に向かう状態でフォーミングされる。ケーブル5が例えば光ケーブルの場合には、ケーブル5のフォーミングは伝送性能に影響するため、ケーブル5のフォーミング状態が維持されるようにケーブル5が素線ホルダ12に固定されることが望ましい。
図5は、素線ホルダ12を示した図である。素線ホルダ12は、図5に示されるように、ケーブル5が嵌るホルダ本体12Aと、ホルダ本体12Aに嵌るケーブル5の脱落を防止するホルダカバー12Bと、ホルダ本体12Aをケーブルホルダ6に固定するためのアンカー12Cとを有する。素線ホルダ12は、ユニット3の挿抜の際にケーブル5が余長で垂れ下がるのを防ぐ役割を担うため、ユニット3の挿抜は挿抜されないユニット3のケーブル5を保持してホルダカバー12Bが閉じられた状態で行われる。
上記のサーバ1では、各部が次のように動く。
図6は、ケーブルトレイ10の動きを示した図である。ケーブルホルダ6の上部に設けられるケーブルトレイ10は、一端側が連結部11Rによってラック2に対して回動可能に取り付けられており、他端側が連結部11Fによって上部スライダ8Uに連結されている。よって、上部スライダ8Uが横にスライドすると、ケーブルトレイ10は、上部スライダ8Uの動きに連動して、連結部11Rを中心に回動する。
図7は、ストッパ13を示した図である。ケーブルホルダ6の下部にある下部スライダ8Bや下部レール9Bの両端に設けられているストッパ13は、隣り合うストッパ13同士と嵌合する嵌合構造を有しており、ケーブルホルダ6のスライドを止めるストッパとして機能する。よって、例えば、ケーブルホルダ6が左側にスライドされれば、下部スライダ8Bに設けられているストッパ13と下部レール9Bの左端に設けられているストッパ13が互いに嵌合し、ケーブルホルダ6が左寄りの状態で保持される。また、例えば、ケーブルホルダ6が右側にスライドされれば、下部スライダ8Bに設けられているストッパ13と下部レール9Bの右端に設けられているストッパ13が互いに嵌合し、ケーブルホ
ルダ6が右寄りの状態で保持される。
図8は、サーバ1の状態を示した第1の図である。例えば、ユニット3が挿抜されるスロット4が左右にそれぞれ1列ずつスロット4L,4Rとして設けられており、ユニット3より小さい電子機器が挿抜されるスロット4Cがスロット4Lとスロット4Rとの間に設けられているものとする。また、スロット4Lに挿抜されるユニット3に接続されるケーブル5を束ねるケーブルホルダ6がケーブルホルダ6Lとして設けられており、スロット4Rに挿抜されるユニット3に接続されるケーブル5を束ねるケーブルホルダ6がケーブルホルダ6Rとして設けられているものとする。スロット4L,4C,4Rを備えるラック2では、通常、ケーブルホルダ6Lがスロット4Lの前に配置され、ケーブルホルダ6Rがスロット4Rの前に配置された状態でサーバ1が利用される。
図9は、サーバ1の状態を示した第2の図である。例えば、スロット4Lにユニット3が挿抜される場合、ケーブルホルダ6Lは右側へスライドされる。ケーブルホルダ6Lが右側へスライドされると、スロット4Lの前面が開放され、ユニット3に取り付けられているケーブル5に触れることが可能な状態になる。よって、作業者は、スロット4Lのユニット3へのケーブル5の着脱や、スロット4Lへのユニット3の挿抜が可能となる。スロット4Rにユニット3が挿抜される場合、ケーブルホルダ6Rは左側へスライドされる。ケーブルホルダ6Rが左側へスライドされると、スロット4Rの前面が開放され、ユニット3に取り付けられているケーブル5に触れることが可能な状態になる。よって、作業者は、スロット4Rのユニット3へのケーブル5の着脱や、スロット4Rへのユニット3の挿抜が可能となる。
図10は、サーバ1の状態を示した第3の図である。例えば、スロット4Cにユニットが挿抜される場合、ケーブルホルダ6Lは左側にスライドされ、ケーブルホルダ6Rは右側にスライドされる。ケーブルホルダ6Lが左側にスライドされ、ケーブルホルダ6Rが右側にスライドされると、スロット4Cの前が空くため、スロット4Cにユニットを挿抜可能となる。
図11は、サーバ1の状態を示した第4の図である。図8から図10では、ラック2の正面側および背面側のうち一方のスロット4L,4C,4Rしか図示されていなかったが、他方のスロット4L,4C,4Rについても同様である。すなわち、ラック2の正面側と背面側の何れにおいても、スロット4L,4Rにユニット3が挿抜される場合や、スロット4Cにユニットが挿抜される場合には、ケーブルホルダ6L,6Rが適当な箇所へスライドされる。
図12は、サーバ1の状態を示した第5の図である。図8から図11では、サーバ1にスロット4Cが設けられていたが、スロット4Cは、図11に示されるように省略されていてもよい。スロット4Cが省略されたサーバ1において、例えば、スロット4Lにユニット3が挿抜される場合、ケーブルホルダ6Lはスロット4Rの前に位置するように右側へスライドされる。ケーブルホルダ6Lがスロット4Rの前に位置していれば、スロット4Lの前が空くため、スロット4Lにユニット3を挿抜可能となる。また、例えば、スロット4Rにユニット3が挿抜される場合、ケーブルホルダ6Rはスロット4Lの前に位置するように左側へスライドされる。ケーブルホルダ6Rがスロット4Lの前に位置していれば、スロット4Rの前が空くため、スロット4Rにユニット3を挿抜可能となる。
図13は、ケーブルホルダ6L,6Rがスライドされる際のケーブルトレイ10におけるケーブル5の動きを示した図である。ケーブルホルダ6の上部に設けられるケーブルトレイ10は、一端側が連結部11Rによってラック2に対して回動可能に取り付けられており、他端側が連結部11Fによって上部スライダ8Uに連結されている。そして、ケー
ブルトレイ10に支持されているケーブル5は、連結部11Fの付近でケーブルホルダ6L,6R側へ引き回されており、連結部11Rの付近で隣のラック2あるいは天井へ引き回されている。よって、ケーブル5は、ケーブルホルダ6L,6Rのスライドに連動するケーブルトレイ10の動きに追従し、ラック2の上部で連結部11R付近を中心に旋回する。すなわち、ケーブル5はケーブルトレイ10の動きに追従して動くため、作業者は、ケーブル5に張力を掛けずにケーブルホルダ6L,6Rをスライドさせることができる。なお、ケーブルホルダ6L,6Rの下部へ引き回されるケーブル5についても、ケーブルホルダ6L,6Rの上部へ引き回されるケーブル5と同様に、隣のラック2あるいは天井へ引き回される。
ケーブル5にテンションを掛けずにスムーズなケーブルホルダ6L,6Rのスライドを実現するためには、ケーブルトレイ10の回転角度が約30度以内となるようにサーバ1が製作されることが好ましい。例えば、ケーブルトレイ10の長さを40cmとし、ケーブルホルダ6L,6Rのスライド量を18cm程度にすれば、ケーブルトレイ10の回転角度は25度程度になる。このような寸法でサーバ1が製作された場合、適切な長さにフォーミングされたケーブル5は、ケーブルホルダ6L,6Rがスライドしても最大で2cm程度の弛みとなる。
以下、サーバ1の効果について検証したので、その結果を以下に示す。
図14は、第1比較例に係るサーバ101を示した図である。本検証で用いる第1比較例のサーバ101は、図14に示されるように、ユニット103が収納されるラック102を備える。また、サーバ101は、ユニット103の前で束ねられたケーブル105を備える。ラック102内において上下方向に並ぶ各ユニット103に取り付けられているケーブル105は、ユニット103の前で縦方向に延在するように束ねられている。よって、ユニット103の挿抜は、下記のように行われることになる。
図15は、第1比較例に係るサーバ101におけるユニット103の挿抜の様子を示した図である。サーバ101では、ケーブル105がユニット103の前で束ねられているため、ユニット103をケーブル105の方へ引き抜くことはできない。よって、サーバ101では、図15に示されるように、ユニット103をケーブル105の反対側へ引き抜くことになる。したがって、第1比較例のサーバ101では、ユニット103にケーブル105を着脱するための作業スペースS101と、ユニット103を挿抜するための作業スペースS101をラック102の前後に確保することになる。
図16は、第2比較例に係るサーバ201を示した図である。本検証で用いる第2比較例のサーバ201では、ラック202に収容されているユニット203をケーブル205側から引き抜くことができるようにするため、ケーブル205がラック202内においてユニット203の前ではなくユニット203の脇で束ねられている。よって、サーバ201では、図16に示されるように、ユニット203をケーブル205の側へ引き抜くことができる。したがって、第2比較例のサーバ201では、ユニット203にケーブル205を着脱するための作業スペースと、ユニット203を挿抜するための作業スペースとを兼ねたS201をラック202の前に確保するだけでよい。すなわち、第2比較例に係るサーバ201では、第1比較例に係るサーバ101のように2つの作業スペースS101,S101をラック102の前後に確保せずに済む。しかし、サーバ201では、ケーブル205がラック202内においてユニット203の脇で束ねられているため、ラック202内にはユニット203の脇に図16で示されるような不要スペースが不可避的に発生する。
図17は、実施形態に係るサーバ1を示した図である。第1比較例に係るサーバ101
ではラック102の前後に作業スペースS101が確保されるの対し、実施形態に係るサーバ1では、図17に示されるように、ラック2の正面側に作業スペースS1が確保されていればよく、ラック2の背面同士を近接配置することが可能である。また、第2比較例に係るサーバ201ではラック202内に不要スペースが生ずるのに対し、実施形態に係るサーバ1では、図17に示されるように、ラック2内はケーブルホルダ6をスライドさせるスペースとしても利用可能なケーブル5の着脱スペース以外に、不要スペースが生じない。したがって、実施形態に係るサーバ1は、第1比較例のサーバ101や第2比較例のサーバ201に比べて、ラック占有率を下記の程度に低減することができる。
図18は、サーバ1,101,201のラック占有率を視覚的に示した図である。第1比較例のサーバ101を複数設置する場合、サーバ101は、例えば、図18に示されるように、ラック102の前後に作業スペースS101が確保されるように配列される。1つあたりの作業スペースS101の面積をサーバ101の専有面積と同等にした場合、サーバ101は、設置スペース全体の50%を占有することになる。この場合のサーバ101の設置密度を1とする。
第2比較例のサーバ201を複数設置する場合、サーバ201は、例えば、図18に示されるように、背面同士が設置する状態で配列される。よって、1つのあたりの作業スペースS201の面積をサーバ201の専有面積と同等にした場合、サーバ201は、設置スペース全体の67%を占有することになる。しかし、サーバ201の幅はラック202内にある不要スペースの都合でサーバ101の1.15倍になる。よって、この場合のサーバ201の設置密度は1.15なる。
一方、実施形態のサーバ1を複数設置する場合、サーバ1は、例えば、図18に示されるように、背面同士が設置する状態で配列される。よって、1つのあたりの作業スペースS1の面積をサーバ1の専有面積と同等にした場合、サーバ1は、設置スペース全体の67%を占有することになる。また、サーバ1の幅はサーバ101と同等である。よって、この場合のサーバ1の設置密度は1.33となる。
本検証の結果からも明らかなように、実施形態のサーバ1は、ラック2内にケーブル専用のスペースが無いため、ユニット3をケーブル5側から挿抜可能でありながら、ラック内外のスペースを削減し、比較例のサーバ101,201より設置密度の向上を図ることが可能である。よって、実施形態のサーバ1であれば、保守作業性を維持したまま、システム全体で高密度化されたサーバレイアウトを実現することが可能である。
なお、上記実施形態のサーバ1には、2列のスロット4L,4Rに対応する2つのケーブルホルダ6L,6Rがレール9に取り付けられていたが、例えば、スロット4L,4Rの何れか一方が省略されている場合には1つのケーブルホルダがレール9に取り付いていてもよい。また、スロットが3列以上ある場合には、レール9に3以上のケーブルホルダが取り付いていてもよい。
S1,S101,S201・・作業スペース
1,101,201・・サーバ:2,102,202・・ラック:3,103,203・・ユニット:4,4L,4C,4R・・スロット:5,105,205・・ケーブル:6,6L,6R・・ケーブルホルダ:7・・保持部:8・・スライダ:8U・・上部スライダ:8B・・下部スライダ:9・・レール:9U・・上部レール:9B・・下部レール:10・・ケーブルトレイ:11F,11R・・連結部:12・・素線ホルダ:12A・・ホルダ本体:12B・・ホルダカバー:12C・・アンカー:13・・ストッパ

Claims (4)

  1. ユニットが挿抜されるスロットが上下方向に複数並ぶラックと、
    前記ユニットに着脱される複数のケーブルを、上下方向に延在する保持部で束ねるケーブルホルダと、
    前記ケーブルホルダの上部と下部に固定される一組のスライダと、
    前記ラックに固定されており、前記ケーブルホルダが前記スロットの開口側において横方向にスライドするように前記一組のスライダを案内する上下一組のレールと、を備える、
    ラック型情報処理装置。
  2. 前記ラックに対して一端側が回動可能に取り付けられており、他端側が前記スライダに連動するケーブルトレイを更に備える、
    請求項1に記載のラック型情報処理装置。
  3. 前記ケーブルホルダには、前記スロットの各開口に対応する位置に素線ホルダが固定されている、
    請求項1または2に記載のラック型情報処理装置。
  4. 前記ラックには、前記スロットが上下方向に複数列設けられており、
    前記ケーブルホルダおよびスライダは、前記複数列分設けられている、
    請求項1から3の何れか一項に記載のラック型情報処理装置。
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