JP6731009B2 - 光配線ユニット、光配線ユニット付きラック及び光配線ユニット付きラックの製造方法 - Google Patents
光配線ユニット、光配線ユニット付きラック及び光配線ユニット付きラックの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6731009B2 JP6731009B2 JP2018024995A JP2018024995A JP6731009B2 JP 6731009 B2 JP6731009 B2 JP 6731009B2 JP 2018024995 A JP2018024995 A JP 2018024995A JP 2018024995 A JP2018024995 A JP 2018024995A JP 6731009 B2 JP6731009 B2 JP 6731009B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring unit
- optical
- optical wiring
- rack
- movable plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
<光配線ユニット10の全体構成>
図1は、本実施形態のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10の斜視図である。
図2は、本実施形態のケーブル導入部80の斜視図である。図3Aは、本実施形態のケーブル導入部80の正面図である。図3Bは、図3AのA−A線における断面図である。なお、図3Aは、左右方向に対して傾斜して設けられているプレート本体84(可動プレート部82)を正面から見た図を示している。また、図3Bでは、分岐部2が取り付けられているプレート本体84(可動プレート部82)部分を破線で示している。
以下の説明では、比較例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10について説明する。本比較例では、ケーブル導入部80が設けられる位置がそれぞれ異なる光配線ユニット10について複数例挙げている。
図4は、第1比較例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10の図である。第1比較例のケーブル導入部80は、光配線ユニット10の筐体11の上部に設けられており、ケーブル導入部80において基幹光ファイバケーブル1が筐体11の内部に導入されている。また、図4では、第1比較例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10をラックに設置する様子を示している。図4では、上下方向に並んで光配線ユニット10をラックに設置するために、上側には既にラックに設置された光配線ユニット10を図示しており、この光配線ユニット10の下側に、別の光配線ユニット10をラックに設置する様子を示している。
図5Aは、第2比較例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10の図である。第2比較例のケーブル導入部80は、光配線ユニット10の筐体11後部に設けられており、ケーブル導入部80において基幹光ファイバケーブル1が筐体11の内部に導入されている。第2比較例のケーブル導入部80は、光配線ユニット10の筐体11の後部に設けられているため、基幹光ファイバケーブル1が筐体11の後部から後方向に延び出ることになる。光配線ユニット10をラックに設置する際には、後部に延び出た基幹光ファイバケーブル1を収容する空間をラック7との間に確保する必要がある。つまり、光配線ユニット10の後部に延び出た基幹光ファイバケーブル1を収容する空間を確保するために、光配線ユニット10とラックとの前後方向の間隔を所定量Dだけ離す必要がある。このため、ラックに対して光配線ユニット10を高密度に配置しようとしても、基幹光ファイバケーブル1を収容するための間隔Dを確保するために、光配線ユニット10をラックに対して前後方向に近接させることには限界があった。また、図5Aに示すように、基幹光ファイバケーブル1を収容するために、基幹光ファイバケーブル1に曲げRを加えることで、基幹光ファイバケーブル1の内部の光ファイバの曲げ損失を増大させてしまう恐れがあった。
図5Bは、第3比較例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10の図である。第3比較例のケーブル導入部80は、光配線ユニット10の筐体11の左側部に設けられており、ケーブル導入部80において基幹光ファイバケーブル1が筐体11の内部に導入されている。第3比較例のケーブル導入部80は、光配線ユニット10の筐体11の左側部に設けられているため、基幹光ファイバケーブル1が筐体11の側部から左方向に延び出ることになる。光配線ユニット10をラックに設置する際には、左側部に延び出た基幹光ファイバケーブル1を収容する空間をラック7との間に確保する必要がある。つまり、光配線ユニット10の左側部に延び出た基幹光ファイバケーブル1を収容する空間を確保するために、光配線ユニット10とラックとの左右方向の間隔を所定量Dだけ離す必要がある。このため、ラックに対して光配線ユニット10を高密度に配置しようとしても、基幹光ファイバケーブル1を収容するための間隔Dを確保するために、光配線ユニット10をラックに対して左右方向に近接させることには限界があった。また、図5Bに示すように、基幹光ファイバケーブル1を収容するために、基幹光ファイバケーブル1に曲げRを加えることで、基幹光ファイバケーブル1の内部の光ファイバの曲げ損失を増大させてしまう恐れがあった。
図6は、本実施形態のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10をラックに取り付ける様子を示す側面図である。図6に示す3台の光配線ユニット10のうち、上側と下側の光配線ユニット10では、既にラックへ設置された様子を示している。また、中央の光配線ユニット10では、既にラックに設置された上下の光配線ユニット10の間に設置する際の様子を示している。本実施形態のケーブル導入部80は、光配線ユニット10の筐体11の後部に設けられている。そして、基幹光ファイバケーブル1がケーブル導入部80に取り付けられた分岐部2の上部から上方向に延び出ることになる。このため、既にラックへ設置された光配線ユニット10については、基幹光ファイバケーブル1に曲げを加える必要はなく、基幹光ファイバケーブル1の収容部分が前後方向に小さいので、光配線ユニット10をラックに対して後側に近接させることができる。このため、光配線ユニット10をラックに対して高密度に設置することができる。
図8は、本実施形態の変形例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10をラックに取り付ける様子を示す側面図である。前述した本実施形態の光配線ユニット10では、分岐部2がケーブル導入部80の可動プレート部82に取り付けられていた。しかし、本変形例のケーブル導入部80が設けられた光配線ユニット10では、分岐部2が、光配線ユニット10の筐体11の内部に設けられても良い。このとき、可動プレート部82には、基幹光ファイバケーブル1を可動プレート部82に対して固定するケーブル固定部89が設けられている。この場合、可動プレート部82を閉じた状態の際には、基幹光ファイバケーブル1に曲げが加えられることになる。したがって、基幹光ファイバケーブル1よりも径が小さい内部側光ファイバケーブル3に曲げを加える場合と比べて、曲げを加えにくくなる。このため、可動プレート部82を開閉させる力が増大してしまう。しかし、本変形例においても、ラックに対して高密度に光配線ユニット10を配置する際に、基幹光ファイバケーブル1が延び出る方向(後方向)を光配線ユニット10のラックへの設置方向(後方向)と同一方向にすることができるので、光配線ユニット10のラックへの設置作業を容易にすることができる。
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
3 内部側光ファイバケーブル、4 内部側光コネクタプラグ(内部側光プラグ)、
5 作業側光コネクタプラグ(作業側光プラグ)、6 作業側光ファイバケーブル、
7 ラック、10 光配線ユニット(光接続箱)、11 筐体、
12 引き出し部、16 光コネクタアダプタ(光アダプタ、光コネクタ接続部)、
20 光ファイバケーブル保持具、40 配線識別ユニット、
42 識別部、44 識別マーク、50 スライド機構、60 連結機構、
80 ケーブル導入部、81 導入開口部、82 可動プレート部、
83 ヒンジ機構、84 プレート本体、
85 プレート側ヒンジ部材、86 筐体側ヒンジ部材、87 軸部、
88 ロック部、89 ケーブル固定部、90 脚部
Claims (10)
- 光コネクタ接続部を備える引き出し部と、
前記引き出し部を収容する筐体と
を有し、
ラックに移動させて設置する光配線ユニットであって、
前記光配線ユニットの前記ラックへの移動方向を後方向、前記光配線ユニットの前記ラックへの移動方向とは反対の方向を前方向とするとき、
前記光コネクタ接続部に接続される光ファイバケーブルを前記筐体の内部に導入するケーブル導入部を有し、
前記ケーブル導入部は、前記筐体の前記後方向に位置する面に設けられており、
前記光ファイバケーブルを固定する可動プレート部と、
前記可動プレート部を回転可能にするヒンジ機構と
を備え、
前記可動プレート部を回転させることで、前記可動プレート部が前記筐体の前記面に対して開いた状態の時に、前記光ファイバケーブルが前記筐体の内部に前記前方向に導入されることを特徴とする光配線ユニット。 - 請求項1に記載の光配線ユニットであって、
複数心の光ファイバを有する光ファイバケーブルを、単心の光ファイバケーブル毎に分岐する分岐部を有し、
前記分岐部が、前記可動プレート部に取り付けられている
ことを特徴とする光配線ユニット。 - 請求項2に記載の光配線ユニットであって、
前記可動プレート部が、前記後方向に垂直な方向に対して傾斜して設けられている
ことを特徴とする光配線ユニット。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の光配線ユニットであって、
前記可動プレート部が回転する軸の方向は、前記後方向に垂直な方向である
ことを特徴とする光配線ユニット。 - 請求項4に記載の光配線ユニットであって、
前記ヒンジ機構は、前記筐体に設けられた筐体側ヒンジ部材と、前記可動プレート部に設けられた一対のプレート側ヒンジ部材とを有し、
前記筐体側ヒンジ部材には、前記可動プレート部が回転する軸である軸部が取り付けられ、
前記一対のプレート側ヒンジ部材は、前記可動プレート部に対して互いに反対側に設けられ、それぞれ前記軸部が挿通している
ことを特徴とする光配線ユニット。 - 光コネクタ接続部を備える引き出し部と、前記引き出し部を収容する筐体とを備える光配線ユニットと、
前記光配線ユニットを移動させて設置することが可能なラックと
を有する光配線ユニット付きラックであって、
前記光配線ユニットの前記ラックへの移動方向を後方向、前記光配線ユニットの前記ラックへの移動方向とは反対の方向を前方向とするとき、
前記光配線ユニットは、前記光コネクタ接続部に接続される光ファイバケーブルを前記筐体の内部に導入するケーブル導入部を有し、
前記ケーブル導入部は、前記筐体の前記後方向に位置する面に設けられており、
前記光ファイバケーブルを固定する可動プレート部と、
前記可動プレート部を回転可能にするヒンジ機構と
を備え、
前記可動プレート部を回転させることで、前記可動プレート部が前記筐体の前記面に対して開いた状態の時に、前記光ファイバケーブルが前記筐体の内部に前記前方向に導入されることを特徴とする光配線ユニット付きラック。 - 請求項6に記載の光配線ユニット付きラックであって、
前記可動プレート部が、前記後方向に垂直な方向に対して傾斜して設けられている
ことを特徴とする光配線ユニット付きラック。 - 請求項6又は7に記載の光配線ユニット付きラックであって、
前記可動プレート部が回転する軸の方向は、前記後方向に垂直な方向である
ことを特徴とする光配線ユニット付きラック。 - 光コネクタ接続部を備える引き出し部と、前記引き出し部を収容する筐体とを備える光配線ユニットと、
前記光配線ユニットを複数設置することが可能なラックと
を有する光配線ユニット付きラックの製造方法であって、
前記光コネクタ接続部に接続される光ファイバケーブルを前記筐体の内部に導入するケーブル導入部であって、前記光ファイバケーブルを固定する可動プレート部と、前記可動プレート部を回転可能にするヒンジ機構とを備える前記光配線ユニットを準備すること、
前記可動プレート部を回転させることで、前記可動プレート部を前記筐体に対して開いた後、前記光配線ユニットを前記ラックに対して設置すること
を特徴とする光配線ユニット付きラックの製造方法。 - 請求項9に記載の光配線ユニット付きラックの製造方法であって、
前記光配線ユニットを前記ラックに対して設置した後、前記可動プレート部を回転させることで、前記可動プレート部を前記筐体に対して閉じること
を特徴とする光配線ユニット付きラックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018024995A JP6731009B2 (ja) | 2018-02-15 | 2018-02-15 | 光配線ユニット、光配線ユニット付きラック及び光配線ユニット付きラックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018024995A JP6731009B2 (ja) | 2018-02-15 | 2018-02-15 | 光配線ユニット、光配線ユニット付きラック及び光配線ユニット付きラックの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019139181A JP2019139181A (ja) | 2019-08-22 |
JP6731009B2 true JP6731009B2 (ja) | 2020-07-29 |
Family
ID=67695288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018024995A Active JP6731009B2 (ja) | 2018-02-15 | 2018-02-15 | 光配線ユニット、光配線ユニット付きラック及び光配線ユニット付きラックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6731009B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3716986B2 (ja) * | 2002-11-11 | 2005-11-16 | 株式会社椿本チエイン | 引出し用ケーブル類の案内保持具 |
US7391952B1 (en) * | 2006-08-31 | 2008-06-24 | Corning Cable Systems Llc | Pre-connectorized fiber optic cable network interconnection apparatus |
US7856166B2 (en) * | 2008-09-02 | 2010-12-21 | Corning Cable Systems Llc | High-density patch-panel assemblies for optical fiber telecommunications |
JP5035734B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2012-09-26 | 日本通信電材株式会社 | 光配線用パネル内の配線方法 |
CN110261976B (zh) * | 2014-06-23 | 2021-03-02 | Adc电信公司 | 面板系统 |
-
2018
- 2018-02-15 JP JP2018024995A patent/JP6731009B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019139181A (ja) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7171100B2 (en) | Optical fiber slack storage tray for distribution cabinet | |
US7496269B1 (en) | Fiber optic enclosure | |
JP5209503B2 (ja) | 光ファイバスプリッタモジュール | |
JP3176906B2 (ja) | 光配線盤 | |
EP2333597B1 (en) | Fiber optic module assembly and associated methods | |
EP0531628B1 (en) | Device for dividing optical fibre cables and wires | |
JP2017529548A (ja) | デュプレックス多心技術とパラレル多心技術との間で移行可能な光ファイバ技術 | |
JP2016505175A (ja) | ケーブルたるみの管理を行うスライド可能な通信トレイ | |
US20100329621A1 (en) | Fiber Optic Cable Slack Storage Module | |
US10295773B2 (en) | Segregated fiber in a splice cassette | |
JP6731009B2 (ja) | 光配線ユニット、光配線ユニット付きラック及び光配線ユニット付きラックの製造方法 | |
JP6647329B2 (ja) | 配線識別ユニット及び光配線ユニット | |
JP2021528675A (ja) | ラックマウント型光ファイバースプライスエンクロージャー | |
WO2014095310A1 (en) | High density patch and splice unit | |
US11415766B2 (en) | High density optical fiber distribution sub-rack | |
WO2016154092A1 (en) | Fiber optic module and chassis with cable slack management | |
JP6228638B1 (ja) | 光配線ユニット及び光部品収納ケース | |
JP6691929B2 (ja) | 光ファイバケーブル保持具及び光配線ユニット | |
WO2012020225A1 (en) | Cable support assembly including a gable interconnect module | |
JP3819171B2 (ja) | 光配線盤 | |
JP2012226257A (ja) | 光コネクタ収納ユニット | |
JP2011221307A (ja) | 光モジュール、光接続箱、及び、光モジュールを光接続箱に設置する方法 | |
JP6740284B2 (ja) | 光ファイバ収容トレイ、光配線ユニット及び光アダプタ保持部 | |
JP4184328B2 (ja) | 光配線盤 | |
JP2019139183A (ja) | 光配線ユニット及び光配線ユニットの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200428 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200703 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6731009 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |