JP2019067740A - コネクタモジュール及びそれを用いた車載カメラ - Google Patents

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【課題】安価な構成で高いシールド性を有するコネクタモジュールを提供する。【解決手段】コネクタモジュール10は、中心導体1と、中心導体1を支持する筒状の絶縁体ホルダ2と、筒状の導電性シェル3と、を備えた端子モジュール30と、シールドケース7とを備える。シールドケース7の底部71は、端子モジュール30が貫通する開口部73の縁部73eから屈曲して突出した弾性変形可能な複数の弾性部75を有する。端子モジュール30は、導電性シェル3の環状凹部34aと弾性部75とが電気的に接触する状態で、シールドケース7と接合されている。【選択図】図4

Description

本発明は、シールドケースを有するコネクタモジュール及びそれを用いた車載カメラに関する。
特許文献1には、同軸ケーブルを電子回路ユニットに設けられたレセプタクルに接続するために用いられるプラグが開示されている。ここで、同軸ケーブルは、内部導体と、内部導体の周囲を覆って内部導体を電磁ノイズからシールドする外部導体と、内部導体と外部導体との間に配置された誘電体(絶縁体)を有するケーブルである。
プラグは、同軸ケーブルの内部導体と接続される内側コンタクトと、同軸ケーブルの外部導体と接続される外側コンタクト及びシェルとを備えている。電子回路ユニットは、回路を電磁ノイズからシールドするためのシールドケースを有しており、電子回路ユニットに設けられたレセプタクルは、回路のグラウンドに接続される接続端子を有している。プラグの外側コンタクトは、レセプタクルの接続端子と接続されることにより、回路のグラウンドに電気的に接続される。プラグのシェルは、ウェーブワッシャを介してシールドケースと所定の接触圧で接触しつつ導通する。つまり、シールドケースを、プラグを介してグラウンドに接続することによってシールド性を向上させている。また、特許文献1には、ウェーブワッシャを用いない形態として、シールドケースの底部中央に形成された開口の縁部には、スリットによって分離した複数の腕部を形成して、この腕部をシェルの先端部で押圧する構成が開示されている。
特開2015−210292号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、ウェーブワッシャを用いることにより、部品点数が増加するので製造コストが上昇するおそれがある。また、ウェーブワッシャは、完全に平面状とはならないため、シールドケースとプラグのシェルとの接触面積が不均一となり、シールド効果が低下するおそれがある。
一方、シールドケースの底部中央に形成した腕部をシェルの先端部で押圧する構成の場合、シールドケースの位置ずれが生じた場合、シールドケースとプラグのシェルとの接触面積が不均一となり、シールド効果が低下するおそれがある。
そこで、安価な構成で高いシールド性を有するコネクタモジュールの提供が望まれている。
上記に鑑みたコネクタモジュールは、1つの態様として、信号を伝送し、直線状部を有する中心導体と、前記直線状部が貫通する貫通孔を中心に有し、前記直線状部の少なくとも一部を覆って前記中心導体を支持する筒状の絶縁体ホルダと、前記絶縁体ホルダの径方向外側を覆う筒状の導電性シェルと、を有する端子モジュールと、前記端子モジュールと係合された有底筒状の導電性のケースであって、当該ケースの外部空間を伝搬する電磁波を遮蔽するシールドケースと、を備え、前記シールドケースは、前記直線状部の延伸方向に沿った第1方向に直交する底部と、前記底部の周囲から屈曲して前記第1方向に沿って延出する側壁部と、を有し、前記底部は、前記端子モジュールが貫通する開口部と、前記開口部の縁部から屈曲して前記第1方向に沿って突出した弾性変形可能な複数の弾性部と、を有し、前記シールドケースは前記弾性部で前記端子モジュールの前記導電性シェルと係合しており、前記導電性シェルのうち前記弾性部と係合している部位には、前記弾性部が接触して電気的に接続された環状凹部が形成されている。
この構成によれば、ウェーブワッシャ等の部品を介在することなく、導電性シェルの環状凹部と、シールドケースの弾性部とが電気的に接触した状態で係合している。その結果、シールドケースの位置ずれが生じた場合でも、環状凹部の側壁と弾性部とが当接して、導電性シェルとシールドケースとの接触を良好に維持することができる。このように、本構成によれば、安価な構成で高いシールド性を有するコネクタモジュールを提供することができる。
また、複数の前記弾性部の夫々は、同一形状で構成されており、周方向に均等な間隔で配置されていると好適である。
本構成のように複数の弾性部を同一形状にして周方向に均等に配置すれば、弾性部に流れる電流の経路が均一となるので、シールド効果を向上させることができる。
また、前記端子モジュールは、さらに、円環状の部材であって、径方向外側の外周部が前記導電性シェルの内周面に圧接し、径方向内側の内周部が前記中心導体に圧接する状態で、前記端子モジュールの内部を封止する環状の内部シール部材を有していると好適である。
端子モジュールの内部に内部シール部材を備えることによって、中心導体など、端子モジュールの内部への水滴などの液体の浸入を抑制することができ、コネクタモジュールの信頼性を向上させることができる。
また、前記内部シール部材の前記外周部には、前記導電性シェルの内周面に圧接する複数の第一環状凸部が形成されており、前記内部シール部材の前記内周部には、前記中心導体の外周面に圧接する複数の第二環状凸部が形成されており、夫々の前記第一環状凸部と前記第二環状凸部とは、径方向で同一平面上に配置されていると好適である。
本構成のように第一環状凸部と第二環状凸部とを夫々同一平面上に配置すれば、第一環状凸部が導電性シェルから受ける径方向内側の力と第二環状凸部が中心導体から受ける径方向外側の力とが相殺されるので、内部シール部材の変形を最小限に抑えてシール性能を維持することができる。また、第一環状凸部と第二環状凸部とを夫々複数備えることにより、一つの環状凸部が変形して防水性能が低下した場合でも、他の環状凸部によって防水機能を確保することができる。
また、前記導電性シェルは、内周面から径方向内側に延出した内方延出部を有し、前記端子モジュールは、前記内部シール部材と前記内方延出部との間に挟まれて配置され、前記中心導体の傾動を防止する円環状の傾動防止部材をさらに備えていると好適である。
本構成のように、中心導体の傾動を防止する傾動防止部材を設けることで、中心導体を支持する筒状の絶縁体ホルダの第1方向に沿う長さが短い場合でも、中心導体の傾きを防止することができる。また、この傾動防止部材が内方延出部と内部シール部材との間に挟まれることで、傾動防止部材自体の位置ずれも防止される。よって、コネクタモジュールをコンパクトに構成した場合でも、中心導体の軸ずれを防止することができる。
また、前記絶縁体ホルダは、前記導電性シェルに挿入される方向の後端側に、径方向外側に突出した弾性変形可能な係合部を有しており、前記導電性シェルは、前記係合部に係合する係合凹部を有していると好適である。
本構成のように、絶縁体ホルダの導電性シェルに挿入される方向の後端側に、径方向外側に突出した弾性変形可能な係合部を有している。このため、絶縁体ホルダを導電性シェルに挿入するに連れて係合部が径方向内側に弾性変形し、導電性シェルの係合凹部に到達した後に係合部が径方向外側に復帰して、係合部と係合凹部とが係合する。このため、絶縁体ホルダと導電性シェルとの組付けが容易であり、係合部の径方向外側への突出部位が係合凹部の側壁に当接することによって絶縁体ホルダの脱落が防止される。これによって、導電性シェルのシールド効果を長期間に亘って確保することができる。
また、前記係合凹部の底側には、隔壁が形成されていると好適である。
導電性シェルに形成された係合凹部が貫通孔により構成されていると、該貫通孔を介して外部の電磁ノイズが導電性シェルの内部に侵入し信号にノイズが乗るおそれがある。しかし、本構成のように、係合凹部の底側を貫通孔ではなく隔壁を設けて有底に構成することで、貫通孔を形成した場合の上記不都合を防止することができる。
また、前記絶縁体ホルダに覆われる前記直線状部には、径方向外側に突出した環状突出部が形成されており、前記環状突出部は、前記絶縁体ホルダと一体化されていると好適である。
本構成のように、中心導体の直線状部に環状突出部を形成し、この環状突出部を絶縁体ホルダに一体化すれば、中心導体の脱落が確実に防止される。これによって、導電性シェルのシールド効果を長期間に亘って確保することができる。
近年、運転支援や、走行状態の記録のために、車両にカメラが搭載されることが多くなっている。カメラは、バンパーやドア等、車両の外装に設置されることが多く、画像処理装置やモニタ装置は、車両の内部に設置されることが多い。従って、画像処理装置やモニタ装置と、カメラとは、ケーブル等によって結ばれることが多い。上述したコネクタモジュールは、そのようなケーブルを接続するために用いられ、車載カメラを構成すると好適である。
そのような車載カメラは、1つの態様として、上述した何れかの構成のコネクタモジュールと、前記コネクタモジュールに接続され、撮像素子と、前記撮像素子を駆動制御すると共に前記撮像素子から出力された映像信号を処理する電子回路と、前記撮像素子へ集光するレンズを備えた光学系と、を有するカメラモジュールと、を備え、前記電子回路に前記中心導体が電気的に接続され、前記電子回路の少なくとも一部が前記シールドケースによって遮蔽されている。
コネクタモジュールの分解斜視図である。 カメラユニット(車載カメラ)の構成を模式的に示す図である。 端子モジュールの分解斜視図である。 コネクタモジュールの縦断面図である。 シールドケースの平面図である。 シールドケースの背面斜視図である。 端子モジュールの他の例を示す分解斜視図である。 端子モジュールの他の例を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、コネクタモジュール10の実施形態について説明する。本実施形態では、図2に模式的に示すように、車両に搭載されるカメラユニット100(車載カメラ)に用いられるコネクタモジュール10を例として説明する。このカメラユニット100は、車載以外の用途にも用いることができる(例えば、自転車、ドローン(drone)等に搭載されてもよい)。カメラユニット100は、カメラモジュール110と、コネクタモジュール10とを有している。カメラモジュール110は、少なくとも撮像素子101と、撮像素子101を駆動制御すると共に撮像素子101から出力された映像信号を処理する電子回路102と、撮像素子101へ集光するレンズ103を備えた光学系104とを有する。
カメラユニット100は、同軸ケーブル120により画像処理装置(不図示)やモニタ装置(不図示)に接続される。同軸ケーブル120は、内部導体と外部導体とが誘電体(絶縁体)を挟んで同軸上に配置された構造のケーブルである。内部導体は、信号を伝達し、外部導体は電磁波による内部導体への影響を抑制するシールドとして機能する。本実施形態において、内部導体は、画像処理装置やモニタ装置からカメラユニット100の撮像素子101や電子回路102に対して電力を供給すると共に、撮像素子101及び電子回路102から出力される映像信号を画像処理装置やモニタ装置に出力する。つまり、カメラユニット100は、公知の電源重畳方式を用いた撮影装置である。
カメラモジュール110の撮像素子101は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCIS(CMOS Image Sensor)である。レンズ103は、1枚に限らず、複数枚であってもよい。電子回路102は、撮像素子101を駆動するクロックドライバや、撮像素子101から出力されたアナログ信号に対してサンプルホールドやクランプ処理などのアナログ信号処理を施すアナログ信号処理回路を含んでいる。電子回路102は、さらにアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータを含んでいてもよい。また、電子回路102は、電源重畳方式で供給された電力源に対して整流等の処理を行う電源回路を有していてもよい。
尚、電子回路102は、1枚又は複数枚のプリント基板に電子部品が実装された回路基板として構成されている。複数の回路基板を有する場合には、回路基板間の電気的接続にフレキシブル基板が用いられてもよい。電子回路102が形成された回路基板にはレセプタクル(不図示)が実装されている。コネクタモジュール10は、レセプタクルに接続されると共に、同軸ケーブル120にも接続されて、電子回路102と同軸ケーブル120とを電気的に接続する。
図1には、コネクタモジュール10の分解斜視図が示されている。コネクタモジュール10は、コネクタケース8と、端子モジュール30と、シールドケース7と、本体ケース9と、外部シール部材6とを有している。また、図3の分解斜視図に示すように、端子モジュール30は、中心導体1と、絶縁体ホルダ2と、導電性シェル3と、内部シール部材4とを有している。端子モジュール30は、同軸ケーブル120と同様の機能を有している。中心導体1は、同軸ケーブル120の内部導体に対応し、絶縁体ホルダ2は同軸ケーブル120の誘電体(絶縁体)に対応し、導電性シェル3は同軸ケーブル120の外部導体に対応する。端子モジュール30の特性インピーダンスは、同軸ケーブル120と同様であることが好ましい。すなわち、コネクタモジュール10(端子モジュール30)には、中心導体1の外径と、導電性シェル3の内径と、絶縁体ホルダ2の比誘電率とに基づいて、予め規定された特性インピーダンス(例えば50[Ω])が設定されている。
図1に戻り、コネクタケース8は、端子モジュール30と、シールドケース7と、外部シール部材6とを収容するケースである。コネクタケース8は、カメラユニット100の中では、カメラモジュール110に対して後方に位置することになるので、リアケースと称される場合がある。本体ケース9には、カメラモジュール110が収容される。本体ケース9は、カメラユニット100の中では、リアケースに対してフロントケースと称される場合がある。コネクタケース8と本体ケース9とは、互いに当接して、内部に端子モジュール30、シールドケース7、外部シール部材6、及びカメラモジュール110の収容空間が形成される。
図4の縦断面図に示すように、シールドケース7は、シールドケース7の外部空間E1を伝搬する電磁波からシールドケース7の内部空間E2を遮蔽する。シールドケース7は、カメラモジュール110の電子回路102の少なくとも一部を覆って、電磁ノイズ等の電磁波から電子回路102を遮蔽する。このシールドケース7は、電子回路102のグラウンドに接続されている。同軸ケーブル120の外部導体は、導電性シェル3に電気的に接続されている。また、後述するようにシールドケース7と導電性シェル3とは電気的に接続されている。従って、シールドケース7が電子回路102のグラウンドに接続されているとき、導電性シェル3及び同軸ケーブル120の外部導体も、電子回路102のグラウンドに電気的に接続されている。
以上説明したように、カメラユニット100(車載カメラ)は、撮像素子101と、撮像素子101を駆動制御すると共に撮像素子101から出力された映像信号を処理する電子回路102と、撮像素子101へ集光するレンズ103を備えた光学系104とを有するカメラモジュール110と、コネクタモジュール10とを備えている。そして、電子回路102に中心導体1が電気的に接続され、電子回路102の少なくとも一部がシールドケース7によって遮蔽されている。以下、コネクタモジュール10について、詳細に説明する。
上述したように端子モジュール30は、中心導体1と、絶縁体ホルダ2と、導電性シェル3と、内部シール部材4とを有している。図3に示すように、中心導体1は、信号を伝送する線状の導体である。本実施形態では、中心導体1は、直線状部1aのみで構成されており、中心導体1の延伸方向を以下、第1方向Lと称して説明する。また、第1方向Lに直交する方向を径方向Rと称し、径方向Rにおいて中心導体1へ向かう方向を径方向内側R1、中心導体1から離れる方向を径方向外側R2と称する。
絶縁体ホルダ2は、円柱形の絶縁体の中心に、中心導体1が貫通する貫通孔23(導体貫通孔)を有した肉厚の円筒状部材である。絶縁体ホルダ2の第1方向Lにおける長さは、中心導体1より短い。従って、絶縁体ホルダ2は、中心導体1の第1方向L(中心導体1の延伸方向)における中央部14(本線部)を覆って中心導体1を支持する(図4参照)。つまり、中心導体1の両端は、絶縁体ホルダ2に覆われず、露出して第1端子部11および第2端子部12となる。図3及び図4に示すように、第1端子部11が同軸ケーブル120の側に配置され、第2端子部12がカメラモジュール110の側(例えばレセプタクルの側)に配置される。図3では便宜的に分解斜視図を示しているが、中心導体1は、絶縁体ホルダ2にインサート成形されている。絶縁体ホルダ2に覆われる中央部14の両端部には、径方向外側R2に突出した第一環状突出部14aおよび第二環状突出部14b(環状突出部の一例)が形成されている。このように中心導体1の中央部14の両端部に環状突出部14a,14bを形成し、この中央部14を絶縁体ホルダ2にインサート成形することによって一体化すれば、中心導体1が絶縁体ホルダ2から脱落することが確実に防止される。また、中央部14の外径に比べて第1端子部11および第2端子部12の外径が小さく設定されている。このように、中心導体1の直線状部1aは、第1端子部11,第2端子部12及び中央部14によって構成されている。なお、中心導体1には、第一環状突出部14aと第二環状突出部14bの何れか一方だけが形成されていても良い。
絶縁体ホルダ2は、第2端子部12の側の端部に、第2端子部12に向かうに連れて径方向外側R2に拡がっており、弾性変形可能な突片22を複数(本実施形態では3つ)有している(図3〜図4参照)。これら突片22は、第2端子部12の側に自由端を有する片持ち梁状のアームで構成されている。夫々の突片22は、径方向外側R2に拡径した段差状の基部22aと、基部22aから第1方向Lに沿って第2端子部12の側に延出する延出部22bと、延出部22bの第2端子部12の側にある端部(導電性シェル3に対する絶縁体ホルダ2の挿入方向後端側)を径方向外側R2に突出させた突出部22c(係合部の一例)とを有している。絶縁体ホルダ2を導電性シェル3に挿入するに連れて突出部22cが径方向内側R1に弾性変形し、後述する導電性シェル3の第一係合凹部31(係合凹部の一例)に到達した後に突出部22cが径方向外側R2に復帰して、突出部22cと第一係合凹部31とが係合する。このため、絶縁体ホルダ2と導電性シェル3との組付けが容易であり、突片22が導電性シェル3の第一係合凹部31に係合することにより、絶縁体ホルダ2が導電性シェル3から脱落することが防止される。また、突片22の基部22aが後述する導電性シェル3の段差部35に当接することにより、絶縁体ホルダ2を導電性シェル3に挿入する際の位置決めになると共に、挿入方向に絶縁体ホルダ2が移動することが防止される。
導電性シェル3は、絶縁体ホルダ2の径方向外側R2を覆う円筒状の部材である。導電性シェル3は、金属によって形成されている。導電性シェル3の内径は、上述したように特性インピーダンスを規定するパラメータの1つであり、内周面3aはほぼ均一に形成されている。但し、図4を参照して後述するように、導電性シェル3には、第1端子部11の側の一部分に、内周面3aから径方向内側R1に環状に延出した環状延出部33(内方延出部の一例)が形成されている。また、第2端子部12の側の一部分に、内周面3aから径方向外側R2に環状に窪んだ第一係合凹部31が形成されている。上述したように、この第一係合凹部31に絶縁体ホルダ2の複数の突片22が係合する。これにより、導電性シェル3に絶縁体ホルダ2が固定される。
この第一係合凹部31の底側には、底壁31a(隔壁の一例)が一体形成されており、電磁ノイズが絶縁体ホルダ2の側に侵入することが防止される。本実施形態における第一係合凹部31は、導電性シェル3の内周面3aを切削加工することによって形成されている。また、環状延出部33と第一係合凹部31との間には、径方向外側R2に段落ちした段差部35が形成されており、上述した突片22の基部22aが当接する。尚、導電性シェル3の環状延出部33は、内周面3aの一部分のみを径方向内側R1に突出させてもよい。また、第一係合凹部31の底壁31aを、貫通孔に別部材を固定することにより形成してもよい。
導電性シェル3には、中央付近の外周面3bから径方向内側R1に環状に窪んだ第二係合凹部32が形成されている。この第二係合凹部32と後述するコネクタケース8の複数の係合爪81aが係合することにより、導電性シェル3がコネクタケース8から脱落することが防止される。また、導電性シェル3の筒状端部34には、外周面3bから径方向内側R1に環状に窪んだ第三係合凹部34a(環状凹部の一例)が形成されている。
シールドケース7は、有底矩形筒状のケースである。シールドケース7は、シールドケース7の外部空間E1に存在する電磁波、例えば、中心導体1によって伝送される信号やカメラモジュール110の電子回路102になどに影響を与える電磁ノイズなどの電磁波からシールドケース7の内部空間E2を遮蔽する。このため、シールドケース7も金属などの導電性材料によって形成されている。シールドケース7は、中心導体1の延伸方向に沿った第1方向Lに直交する底部71と、底部71の周囲から屈曲して第1方向Lに沿って延伸する側壁部72とを有している。また、底部71は、図4〜図6に示すように、端子モジュール30(導電性シェル3)が貫通する開口部73と、開口部73の縁部(開口縁部73e)から屈曲して第1方向Lに沿って円筒状に突出した弾性変形可能な複数(本実施形態では6つ)の弾性部75とを有している。これら複数の弾性部75の内端75aが、夫々、第三係合凹部34aの底部34a1及び一方の側壁34a2に接触することにより、シールドケース7と端子モジュール30(導電性シェル3)とが電気的に接続される(図4参照)。本実施形態では、複数の弾性部75の夫々は、台形板状で構成される同一形状に構成されており、周方向に均等な間隔で配置されている。尚、複数の弾性部75は、三角平板状などで構成してもよいし、夫々の形状や間隔を異ならせてもよく、特に限定されない。
図1及び図4に示すように、コネクタケース8は、端子モジュール30及びシールドケース7の一部を収納するケースである。コネクタケース8は、内面側に、端子モジュール30を内包する円筒空間E3と、シールドケース7の一部を収容する矩形筒状空間とを有している。端子モジュール30の外面は導電性シェル3であり、シールドケース7も導電性を有するから、導電性シェル3及びシールドケース7をコネクタモジュール10の外部から絶縁するために、コネクタケース8は、樹脂などの絶縁性(非導電性)材料によって形成されている。
コネクタケース8の内周面8aには、複数(本実施形態では4つ)の係合溝81が形成されている。これら係合溝81には、基端部(側壁部)から第1方向Lに沿ってシールドケース7の側に延出し、先端が径方向内側R1に突出した複数(本実施形態では4つ)の係合爪81aが設けられている。上述したように、これら係合爪81aが、導電性シェル3の第二係合凹部32と係合している。
本実施形態では、導電性シェル3の筒状端部34が、弾性部75(図4参照)に圧入されており、導電性シェル3の第三係合凹部34aと、弾性部75の内端75aとは圧接されて電気的に接続されている。これにより、シールドケース7の外部空間E1から内部空間E2への電磁波の侵入や、内部空間E2から外部空間E1への電磁波の漏洩などが適切に抑制される。尚、導電性シェル3とシールドケース7との電気的接続は、上述したような圧入に限るものではない。導電性シェル3の筒状端部34を弾性部75に挿入した後、弾性部75の内端75aを第三係合凹部34aに溶着したり接着したり、又は半田付けしたりすることによって、導電性シェル3とシールドケース7とを接合してもよい。
図3及び図4に示すように、内部シール部材4は、同軸ケーブルとして機能する端子モジュール30内に、液体などが浸入しないように封止する。内部シール部材4は、弾性力を有する円環状の部材(弾性部材)である。内部シール部材4の径方向外側R2の外周部4bには、導電性シェル3の内周面3aに圧接する複数(本実施形態では2つ)の第一環状凸部41が形成されている。また、内部シール部材4の径方向内側R1の内周部4aには、中心導体1に圧接する複数(本実施形態では2つ)の第二環状凸部42が形成されている。これら第一環状凸部41と第二環状凸部42とは、径方向Rで同一平面上に配置されている。第一環状凸部41と第二環状凸部42とが、径方向Rで同一平面上に配置されれば、第一環状凸部41が導電性シェル3から受ける径方向内側R1の力と第二環状凸部42が中心導体1から受ける径方向外側R2の力とが相殺されるので、内部シール部材4の変形を最小限に抑えてシール性能を維持することができる。また、第一環状凸部41と第二環状凸部42とを夫々複数備えることにより、一つの環状凸部41,42が変形して防水機能が低下した場合でも、他の環状凸部41,42によって防水機能を確保することができる。
上述したように、導電性シェル3は、内周面3aから環状に延出した環状延出部33を有している。内部シール部材4は、第1方向Lにおける一方側の面が環状延出部33によって係止され、他方の面が絶縁体ホルダ2の第1方向Lにおける端面21によって係止されて、端子モジュール30に設置されている。
このように、端子モジュール30は、環状延出部33に内部シール部材4の一方側を当接させ、中心導体1を支持した絶縁体ホルダ2を内部シール部材4の他方側に当接させ、絶縁体ホルダ2の突片22を導電性シェル3の第一係合凹部31に係合させている。換言すれば、端子モジュール30において、内部シール部材4と絶縁体ホルダ2とは、環状延出部33及び絶縁体ホルダ2の突片22によって挟まれた状態で第1方向Lに沿った方向における規定位置に配置されている。
このようにして形成された端子モジュール30はシールドケース7に電気的に接続される。端子モジュール30とシールドケース7とが接合された状態の中間組み立て品を適宜、端子モジュールアッセンブリと称する。端子モジュールアッセンブリは、コネクタケース8に取り付けられる。
第1方向Lに沿って、端子モジュールアッセンブリの端子モジュール30の側を矩形筒状空間からコネクタケース8の円筒空間E3に向かって挿入していくことによって、端子モジュールアッセンブリをコネクタケース8に収容することができる。このとき、シールドケース7の底部71に形成された複数の孔部77(図4〜6参照)が、コネクタケース8の凸部82に挿入されることで位置決めされ、コネクタケース8の係合爪81aが導電性シェル3の第二係合凹部32に係合する。その結果、コネクタケース8に対して端子モジュール30の第1方向Lに沿った移動が規制される。また、コネクタケース8の円筒空間E3への液体の浸入を抑制するために、円筒空間E3に外部シール部材6が取り付けられている。本実施形態では、外部シール部材6は、第1方向Lにおいてシールドケース7の底部71に当接するように配置されている。外部シール部材6も、内部シール部材4と同様に、弾性力を有する円環状の部材(弾性部材)である。外部シール部材6の径方向外側R2の外周部6bは、円筒空間E3を形成するコネクタケース8の内周面8aに圧接する。また、外部シール部材6の径方向内側R1の内周部6aは、導電性シェル3の外周面3bに圧接する。
本実施形態のように、コネクタモジュール10が車載カメラとしてのカメラユニット100に利用される場合、内部シール部材4や外部シール部材6を用いた封止は有効である。車載カメラとしてのカメラユニット100は、例えば、運転支援や、走行状態の記録のために用いられることも多い。この際、カメラユニット100は、バンパーやドア等、車両の外装に設置されることが多い。車両の外装は、雨や雪、路上の水たまりなどからの水滴等を浴びやすい。従って、上述したような封止を施すことによって、コネクタモジュール10に防水性を付与すると好適である。
端子モジュール30及びシールドケース7が、コネクタケース8に収容されて固定された組み立て品は、狭義のコネクタモジュール10である。この狭義のコネクタモジュール10にさらに、本体ケース9を含めてコネクタモジュール10と称してもよい。但し、本体ケース9を含める場合には、本体ケース9にカメラモジュール110が収容されている可能性がある。この場合、コネクタモジュール10は、カメラユニット100とほぼ同義となる。従って、端子モジュール30及びシールドケース7が、コネクタケース8に収容されて固定された組み立て品、さらに本体ケース9を含めた中間組み立て品、さらにカメラモジュール110を収容したカメラユニット100の何れも、コネクタモジュール10に対応させることができる。本実施形態では、特に断らない限り、端子モジュール30及びシールドケース7が、コネクタケース8に収容されて固定された組み立て品をコネクタモジュール10と称して説明する。
尚、ここでは、端子モジュールアッセンブリがコネクタケース8に取り付けられて、コネクタモジュール10が組み立てられる形態を例示したが、その形態に限定されるものではない。例えば、端子モジュール30のみをコネクタケース8に取り付けて、コネクタケースアッセンブリを構成することができる。そして、コネクタケースアッセンブリの導電性シェル3とシールドケース7とを接合することによって、コネクタモジュール10が組み立てられてもよい。また、導電性シェル3のみをコネクタケース8に取り付けた後、当該導電性シェル3に対して、内部シール部材4、中心導体1を保持した絶縁体ホルダ2を順に取り付け、その後、シールドケース7を接合することによってコネクタモジュール10が組み立てられてもよい。ここでは、先に絶縁体ホルダ2に中心導体1を保持させた場合を例示したが、導電性シェル3に絶縁体ホルダ2を挿入した後、絶縁体ホルダ2の貫通孔23に中心導体1を挿入してもよい。
このように、コネクタモジュール10は、ワッシャ等を用いることなく、少ない部品点数で、且つ、少ない工程で組み立てることができる。即ち、本実施形態によれば、少ない部品点数で高いシールド性を有して、同軸ケーブル120と回路ユニット(カメラユニット100)とを接続することができるコネクタモジュール10を実現することができる。
また、本実施形態では、導電性シェル3の第三係合凹部34aと、シールドケース7の弾性部75とが電気的に接触した状態で係合している。その結果、シールドケース7の位置ずれが生じた場合でも、第三係合凹部34aの側壁34a2と弾性部75の内端75aとが当接して、導電性シェル3とシールドケース7との接触を良好に維持することができる。さらに、複数の弾性部75を同一形状にして周方向に均等に配置しているので、弾性部75に流れる電流の経路が均一となり、シールド効果を向上させることができる。
〔その他の実施形態〕
以下、その他の実施形態について説明する。尚、各実施形態の構成は、夫々単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。また、上述した実施形態と同様の機能を有する部材については同じ部材名称を用いて説明することとし、詳細な説明は省略する。
(1)図7〜図8には、端子モジュール30Aの別実施形態が示されている。本実施形態における絶縁体ホルダ2Aは、上述した実施形態における端子モジュール30の絶縁体ホルダ2に比べて、第1方向Lに沿った寸法が小さく構成されている。これにより、本実施形態における中心導体1Aの寸法も、上述した実施形態における中心導体1の寸法より小さく構成されている。このため、中心導体1Aが絶縁体ホルダ2Aに支持される第1方向Lに沿う領域が小さく、中心導体1Aが傾動するおそれがある。そこで、本実施形態の端子モジュール30Aは、内部シール部材4Aと導電性シェル3Aの環状延出部33Aとの間に、中心導体1Aの傾動を防止する傾動防止部材5を有している。
つまり、本実施形態における端子モジュール30Aは、中心導体1Aと、絶縁体ホルダ2Aと、導電性シェル3Aと、内部シール部材4Aと、傾動防止部材5とを有している。
中心導体1Aの直線状部1Aaは、第1端子部11Aと第2端子部12Aと拡径部13Aと中央部14Aとで構成されている。この拡径部13Aが絶縁体ホルダ2Aの内周面に密着することにより、中心導体1Aが絶縁体ホルダ2Aに支持されている。図7では便宜的に分解斜視図を示しているが、中心導体1Aは、絶縁体ホルダ2Aにインサート成形されている。上述した実施形態と同様、中心導体1Aの中央部14Aの両端部には、径方向外側R2に突出した第一環状突出部14Aaおよび第二環状突出部14Ab(環状突出部の一例)が形成されていており、中心導体1Aが絶縁体ホルダ2Aから脱落することが防止される。
絶縁体ホルダ2Aは、第1端子部11Aの側の端部に、弾性変形可能な突片22Aを複数(本実施形態では3つ)有している。これら突片22Aは、絶縁体ホルダ2Aの外周面から径方向外側R2に等間隔に複数(本実施形態では3つ)突出した突部24から周方向に延出させた自由端を有する片持ち梁状に構成されている。夫々の突片22は、後述する導電性シェル3Aの第一係合凹部31Aの第1端子部11A側の側面31Abに当接する当接面22Aaと、突部24から周方向に沿って延出する延出部22Abと、延出部22Abの端部のうち導電性シェル3Aに対する絶縁体ホルダ2Aの挿入方向後端側を径方向外側R2に突出させた突出部22Ac(係合部の一例)とを有している。
導電性シェル3Aには、第2端子部12Aの側の一部分に、内周面3Aaから径方向外側R2に環状に窪んだ第一係合凹部31A(係合凹部の一例)が形成されている。上述した実施形態と同様に、導電性シェル3Aに絶縁体ホルダ2Aを挿入したとき、この第一係合凹部31Aに絶縁体ホルダ2Aの複数の突出部22Acが係合することにより、絶縁体ホルダ2Aが導電性シェル3Aから脱落することが防止される。また、絶縁体ホルダ2Aの当接面22Aaと導電性シェル3Aの第一係合凹部31Aの側面31Abとが当接することにより、絶縁体ホルダ2Aを導電性シェル3Aに挿入する際の位置決めになると共に、挿入方向に絶縁体ホルダ2Aが移動することが防止される。さらに、第一係合凹部31Aの底側には底壁31Aa(隔壁の一例)が一体形成されており、電磁ノイズが絶縁体ホルダ2Aの側に侵入することが防止される。尚、導電性シェル3Aには、弾性部75が係合する環状に窪んだ第三係合凹部34Aa(環状凹部の一例)が形成されているが、上述した実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
内部シール部材4Aは、上述した実施形態と同様に、導電性シェル3の内周面3Aaに圧接する複数(本実施形態では2つ)の第一環状凸部41Aが形成され、中心導体1に圧接する複数(本実施形態では2つ)の第二環状凸部42Aが形成されている。本実施形態における第一環状凸部41Aや第二環状凸部42Aは、端面から連続して傾斜するドーナツ状に形成されている。これにより、内部シール部材4Aの軸長をコンパクトにすることができる。
傾動防止部材5は、弾性力を有する円環状の部材(弾性部材)である。傾動防止部材5の外周部5bには、周方向に等間隔に配置された複数(本実施形態では3つ)の第一突起51が形成されている。また、傾動防止部材5の内周部5aには、中心から径方向Rに対して同一直線状となる位置に配置された複数(本実施形態では3つ)の第二突起52が形成されている。図8に示すように、傾動防止部材5の径方向外側R2の第一突起51は、導電性シェル3Aの内周面3Aaに圧接する。また、傾動防止部材5の径方向外側R2の第二突起52は、中心導体1Aに圧接する。傾動防止部材5は弾性部材であるから、導電性シェル3Aの内径及び中心導体1Aの外径に応じて柔軟に変形して中心導体1Aに圧接される。
本実施形態のように、中心導体1Aの傾動を防止する傾動防止部材5を設けることで、中心導体1Aを支持する筒状の絶縁体ホルダ2Aの第1方向Lに沿う長さが短い場合でも、中心導体1Aの傾きを防止することができる。また、この傾動防止部材5が環状延出部33Aと内部シール部材4Aとの間に挟まれることで、傾動防止部材5自体の位置ずれも防止される。よって、端子モジュール30Aをコンパクトに構成した場合でも、中心導体1Aの軸ずれを防止することができる。
(2)上述した実施形態では、中心導体1,1Aを直線状部1a,1Aaのみで構成したが、例えば第1端子部11,11Aを屈曲させて同軸ケーブル120と接続させても良く、中心導体1,1Aの形状は、直線状部1a,1Aaを有している限り特に限定されない。
(3)上述した実施形態では、弾性部75の内端75aを導電性シェル3の第三係合凹部34aの底部34a1及び一方の側壁34a2に接触させたが、弾性部75の中央部分も第三係合凹部34aの底部34a1に接触させても良いし、弾性部75と第三係合凹部34aとの接触部分は特に限定されない。また、弾性部75は、開口縁部73eから屈曲して、側壁部72とは反対方向(シールドケース7の内部空間E2とは反対方向)に突出させてもよい。
(4)端子モジュール30における内部シール部材4,4Aの第1方向Lにおける配置位置は、図4や図8に例示する形態に限らない。例えば、内部シール部材4,4Aを絶縁体ホルダ2に対して第2端子部12,12Aの側に配置してもよい。同様に、傾動防止部材5も絶縁体ホルダ2に対して第2端子部12,12Aの側に配置してもよい。
(5)上述した実施形態における内部シール部材4,4A又は外部シール部材6を適宜省略してもよいし、第一環状凸部41,41Aや第二環状凸部42,42Aを1つ又は3つ以上設けても良い。
本発明は、車載カメラ等のコネクタモジュールに利用可能である。
1,1A 中心導体
1a,1Aa 直線状部
2,2A 絶縁体ホルダ
3,3A 導電性シェル
3a,3Aa 導電性シェルの内周面
4,4A 内部シール部材
4a 内部シール部材の内周部
4b 内部シール部材の外周部
7 シールドケース
10 コネクタモジュール
14a,14Aa 第一環状突出部(環状突出部)
14b,14Ab 第二環状突出部(環状突出部)
22c,22Ac 突出部(係合部)
30,30A 端子モジュール
31,31A 第一係合凹部(係合凹部)
31a,31Aa 底壁(隔壁)
33,33A 環状延出部(内方延出部)
34a,34Aa 第三係合凹部(環状凹部)
41,41A 第一環状凸部
42,42A 第二環状凸部
71 底部
72 側壁部
73 開口部
73e 開口縁部
75 弾性部
100 カメラユニット(車載カメラ)
101 撮像素子
102 電子回路
103 レンズ
104 光学系
110 カメラモジュール
120 同軸ケーブル
L 第1方向
R 径方向
R1 径方向内側
R2 径方向外側

Claims (9)

  1. 信号を伝送し、直線状部を有する中心導体と、
    前記直線状部が貫通する貫通孔を中心に有し、前記直線状部の少なくとも一部を覆って前記中心導体を支持する筒状の絶縁体ホルダと、
    前記絶縁体ホルダの径方向外側を覆う筒状の導電性シェルと、を有する端子モジュールと、
    前記端子モジュールと係合された有底筒状の導電性のケースであって、当該ケースの外部空間を伝搬する電磁波を遮蔽するシールドケースと、を備え、
    前記シールドケースは、前記直線状部の延伸方向に沿った第1方向に直交する底部と、前記底部の周囲から屈曲して前記第1方向に沿って延出する側壁部と、を有し、
    前記底部は、前記端子モジュールが貫通する開口部と、前記開口部の縁部から屈曲して前記第1方向に沿って突出した弾性変形可能な複数の弾性部と、を有し、
    前記シールドケースは前記弾性部で前記端子モジュールの前記導電性シェルと係合しており、
    前記導電性シェルのうち前記弾性部と係合している部位には、前記弾性部が接触して電気的に接続された環状凹部が形成されているコネクタモジュール。
  2. 複数の前記弾性部の夫々は、同一形状で構成されており、周方向に均等な間隔で配置されている請求項1に記載のコネクタモジュール。
  3. 前記端子モジュールは、さらに、円環状の部材であって、径方向外側の外周部が前記導電性シェルの内周面に圧接し、径方向内側の内周部が前記中心導体に圧接する状態で、前記端子モジュールの内部を封止する環状の内部シール部材を有している請求項1又は2に記載のコネクタモジュール。
  4. 前記内部シール部材の前記外周部には、前記導電性シェルの内周面に圧接する複数の第一環状凸部が形成されており、
    前記内部シール部材の前記内周部には、前記中心導体の外周面に圧接する複数の第二環状凸部が形成されており、
    夫々の前記第一環状凸部と前記第二環状凸部とは、径方向で同一平面上に配置されている請求項3に記載のコネクタモジュール。
  5. 前記導電性シェルは、内周面から径方向内側に延出した内方延出部を有し、
    前記端子モジュールは、前記内部シール部材と前記内方延出部との間に挟まれて配置され、前記中心導体の傾動を防止する円環状の傾動防止部材をさらに備えている請求項3又は4に記載のコネクタモジュール。
  6. 前記絶縁体ホルダは、前記導電性シェルに挿入される方向の後端側に、径方向外側に突出した弾性変形可能な係合部を有しており、
    前記導電性シェルは、前記係合部に係合する係合凹部を有している請求項1から5のいずれか一項に記載のコネクタモジュール。
  7. 前記係合凹部の底側には、隔壁が形成されている請求項6に記載のコネクタモジュール。
  8. 前記絶縁体ホルダに覆われる前記直線状部には、径方向外側に突出した環状突出部が形成されており、
    前記環状突出部は、前記絶縁体ホルダと一体化されている請求項6又は7に記載のコネクタモジュール。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のコネクタモジュールと、
    前記コネクタモジュールに接続され、撮像素子と、前記撮像素子を駆動制御すると共に前記撮像素子から出力された映像信号を処理する電子回路と、前記撮像素子へ集光するレンズを備えた光学系と、を有するカメラモジュールと、を備え、
    前記電子回路に前記中心導体が電気的に接続され、前記電子回路の少なくとも一部が前記シールドケースによって遮蔽されている車載カメラ。
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