JP2019067507A - 接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器 - Google Patents

接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器 Download PDF

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Abstract

【課題】接点の信頼性をより向上させることのできる接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器を得る。【解決手段】接点装置10は、移動体380を一方向の一方側に移動させることで第1固定端子420Aに接触し、移動体380を一方向の他方側に移動させることで第1固定端子420Aから離間する可動接触子430を備えている。この可動接触子430は第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aを備えている。また、第1固定端子420Aは、第1接触部431Aが一方向と交差する方向から接触する第1の面421bAを備えている。そして、第1接触部431Aは、移動体380によって一方向の一方側に押圧された状態で第1の面421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器に関する。
従来、接点装置として、第1固定端子と、第1固定端子に対して相対移動させることで、第1固定端子に接離する可動接触子と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、可動接触子を移動体によって上方に相対移動させて、当該可動接触子の上面を第1固定端子の下面に接触させることで、第1固定端子と可動接触子とが電気的に接続されるようにしている。
特開2009−199893号公報
ところで、可動接触子を第1固定端子に電気的に接続させると、第1固定端子と可動接触子との間には電流が流れることとなる。このように、第1固定端子と可動接触子との間に電流を流すと、この電流によって、第1固定端子と可動接触子との間に電磁反発力が作用してしまう。
例えば、上記従来の技術のように、可動接触子を上下方向の上方に移動させて、可動接触子の上面を第1固定端子の下面に接触させるようにした場合、第1固定端子と可動接触子との間に上下方向の電磁反発力が作用することになる。すなわち、第1固定端子と可動接触子との間に、移動体の移動方向と一致する方向の電磁反発力が作用することになる。
このように、上記従来の技術では、可動接触子から移動体に比較的大きな電磁反発力が作用してしまうため、接点の信頼性が損なわれてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、接点の信頼性をより向上させることのできる接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器を得ることを目的とする。
本発明にかかる接点装置は、第1固定端子と、前記第1固定端子に対して相対移動することで、前記第1固定端子に接離する可動接触子と、を備えている。さらに、接点装置は、前記可動接触子を移動させる移動体を有し、当該移動体を一方向の一方側に移動させることで前記可動接触子が前記第1固定端子に接触し、前記移動体を前記一方向の他方側に移動させることで前記可動接触子が前記第1固定端子から離間する駆動部を備えている。また、前記可動接触子は、前記移動体を前記一方向の一方側に移動させた際に、前記第1固定端子に接触する第1接触部を備えており、前記第1固定端子は、前記第1接触部が前記一方向と交差する方向から接触する第1の面を備えている。そして、前記第1接触部は、前記移動体によって前記一方向の一方側に押圧された状態で、前記第1固定端子の第1の面に突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片を備えている。
また、接点装置が、前記移動体を前記一方向の一方側に移動させた状態で、前記可動接触子を押圧する押圧体をさらに備えるようにしてもよい。そして、前記第1接触部が、前記押圧体によって押圧方向に押圧された状態で、前記第1固定端子の第1の面に突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片を備えるようにしてもよい。
また、本発明にかかる電磁継電器は、前記接点装置が搭載されたものである。
本発明によれば、接点の信頼性をより向上させることのできる接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる電磁継電器を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁継電器を分解して示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる接点装置の一部を分解して示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる電磁継電器を示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態における電磁継電器の側断面図、(b)は、接点をオンにした状態における電磁継電器の側断面図である。 本発明の一実施形態にかかる可動接触子をベースの周壁に取り付けた状態を模式的に示す図であって、(a)は、一部破断して示す側面図、(b)は、裏面図である。 本発明の一実施形態にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第1変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す裏面図である。 第2変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、第3変形例を示す側面図、(b)は、第4変形例を示す側面図である。 第5変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、可動接触子および駆動部の側面図、(b)は、可動接触子の裏面図である。 第6変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第7変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第8変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第9変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第10変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第11変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第12変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、第13変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図、(b)は、第14変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図である。 第15変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 変形例にかかる板ばねを模式的に示す図であって、(a)は、第1変形例にかかる板ばねを示す側面図、(b)は、第2変形例にかかる板ばねを示す側面図、(c)は、第3変形例にかかる板ばねを示す側面図、(d)は、第4変形例にかかる板ばねを示す側面図、(e)は、第5変形例にかかる板ばねを示す側面図、(f)は、第6変形例にかかる板ばねを示す側面図である。 第16変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 図21(b)に示す状態における板ばねおよび固定端子の裏面図である。 第17変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第17変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、固定端子の側面図、(b)は、図23(b)に示す状態における板ばねおよび固定端子の裏面図である。 第18変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第19変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、板ばねの幅方向から見た状態を一部破断して示す側面図、(b)は、板ばねの長手方向から見た状態を示す側面図である。 第20変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、板ばねの幅方向から見た状態を一部破断して示す側面図、(b)は、板ばねの長手方向から見た状態を示す側面図である。 第21変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第22変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第23変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第24変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第25変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第26変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、一部破断して示す側面図である。 第27変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す側面図である。 第28変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す側面図である。 第29変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、側面図、(b)は、裏面図である。 変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、第30変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図、(b)は、第31変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図、(c)は、第32変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図である。 変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、第33変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図、(b)は、第34変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図、(c)は、第35変形例にかかる接点装置の一部を示す側面図である。 第36変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、可動接触子の裏面図である。 第37変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す側面図である。 第38変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第39変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第40変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を示す側面図である。 第41変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を一部破断して示す側面図、(b)は、接点をオンにした状態を一部破断して示す側面図である。 第42変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を示す側断面図、(b)は、接点をオンにした状態を示す側断面図である。 第43変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を示す側断面図、(b)は、接点をオンにした状態を示す側断面図である。 第44変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、a)は、接点をオフにした状態を示す側断面図、(b)は、接点をオンにした状態を示す側断面図である。 第45変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す側断面図である。 第46変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す側断面図である。 第47変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す図であって、(a)は、接点をオフにした状態を示す側断面図、(b)は、接点をオンにした状態を示す側断面図である。 第48変形例にかかる接点装置の一部を模式的に示す側断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下では図4の上下左右を上下左右として、図4の紙面と直交する方向を前後方向として説明する。
本実施形態にかかる電磁継電器1は、初期状態において接点オフとなる所謂常開型のものであり、この電磁継電器1には、図1〜図3に示すように、下部に位置する駆動ブロック(駆動部)30と上部に位置する接点ブロック(接点部)40とを一体に組み合わせて構成される接点装置10が搭載されている。具体的には、樹脂材料によって中空箱型に形成された中空箱型のケース20内に接点装置10を収納することで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成している。なお、初期状態において接点オンとなる所謂常閉型の電磁継電器を用いることも可能である。
ケース20は、図1および図2に示すように、略矩形状のケース基部21と、このケース基部21を覆うように配置されるケースカバー22と、を備えており、ケースカバー22は、ケース基部21側が開放された中空箱型に形成されている。そして、ケース基部21にケースカバー22を取り付けた状態で形成されるケース20の内部空間に、駆動ブロック30および接点ブロック40などの搭載部品が収容されている。
ケース基部21の下側には、一対のコイル端子340,340がそれぞれ装着される一対のスリット21a,21aが設けられている。一方、ケース基部21の上側には、第1バスバー(第1導電部材)440Aの第1端子部442Aおよび第2バスバー(第2導電部材)440Bの第2端子部442Bがそれぞれ装着される一対のスリット21b,21bが設けられている。
なお、一方のスリット21aは、当該一方のスリット21aに装着される一方のコイル端子340の断面形状と略同形状となっており、他方のスリット21aは、当該他方のスリット21aに装着される他方のコイル端子340の断面形状と略同形状となっている。ここで、本実施形態では、スリット21aに装着される部分の断面形状が略同形状となるコイル端子340を用いている。そのため、各スリット21a,21aの断面形状も略同形状になっている。
また、一方のスリット21bが、当該一方のスリット21bに装着される第1端子部442Aの断面形状と略同形状となっており、他方のスリット21bが、当該他方のスリット21bに装着される第2端子部442Bの断面形状と略同形状となっている。そして、本実施形態では、第1端子部442Aおよび第2端子部442Bのスリット21bに装着される部分の断面形状が略同形状となるようにしている。そのため、各スリット21b,21bの断面形状も略同形状になっている。
駆動ブロック30は、コイル部310を備えており、このコイル部310は、通電されることで磁束を発生させるコイル330と、コイル330が巻回される中空円筒状のコイルボビン320と、コイルボビン320に固定され、コイル330の両端がそれぞれ接続される一対のコイル端子340,340と、を備えている。
コイルボビン320は、絶縁材料である樹脂によって形成されており、このコイルボビン320の中央部には上下方向に貫通する挿通孔320aが形成されている。そして、コイルボビン320は、外表面にコイル330が巻回される略円筒状の巻胴部321と、巻胴部321の下端に連設されて、巻胴部321の径方向外側に突出した略円形の下側フランジ部322と、巻胴部321の上端に連設されて、巻胴部321の径方向外側に突出した略円形の上側フランジ部323と、を備えている。
コイル端子340は、例えば、銅などの導電性材料を用いて平板状に形成することができる。また、各コイル端子340,340には中継端子341,341がそれぞれ設けられており、一方のコイル端子340の中継端子341には、コイルボビン320の巻胴部321に巻かれたコイル330の一端側の引出線が絡げられた状態で半田付けされている。そして、他方のコイル端子340の中継端子341には、コイルボビン320の巻胴部321に巻かれたコイル330の他端側の引出線が絡げられた状態で半田付けされている。
このように、本実施形態では、コイルボビン320の巻胴部321に巻回されたコイル330の両端を、コイルボビン320に固定された一対のコイル端子340,340に電気的に接続させることで、コイル部310を形成している。こうすることで、一対のコイル端子340,340を介してコイル330に通電した際に、駆動ブロック30が駆動されるようにしている。そして、コイル330に通電することにより駆動ブロック30を駆動させた際には、後述する接点ブロック40の接点が開閉されるようにしている。なお、接点ブロック40の接点は、第1固定端子420Aの外面421aAと、第2固定端子420Bの外面421aBと、可動接触子430の外面421aAに接触する部位と、可動接触子430の外面421aBに接触する部位と、で構成されるものである。このように、本実施形態では、駆動ブロック30を駆動させることで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの間の導通、非導通を切り替えることができるようにしている。
また、駆動ブロック30は、コイル330の周囲に配置される継鉄350を備えている。この継鉄350は、例えば、磁性材料を用いて形成することができる。そして、継鉄350は、本実施形態では、コイルボビン320を包囲するように配置されており、コイルボビン320の上端面側に配置される矩形状の継鉄上板351と、コイルボビン320の下端面側および側面側に配置される矩形状の継鉄本体352とで構成されている。
継鉄本体352は、コイル330とケース20との間に配置されている。本実施形態では、この継鉄本体352は、底壁353と、当該底壁353の左右両端縁(周縁)からそれぞれ立ち上がる一対の側壁354,354と、を備えており、前後方向に開放されている。なお、底壁353および一対の側壁354,354は、1枚の板を折曲することにより連続一体に形成することができる。また、継鉄本体352の底壁353には、円環状の挿通孔353aが形成されており、この挿通孔353aにはブッシュ301が装着されている。このブッシュ301も、例えば、磁性材料を用いて形成することができる。
そして、継鉄本体352の一対の側壁354,354の先端側(上端側)には、コイルボビン320の上端面およびコイルボビン320に巻かれたコイル330を覆うようにして上述した継鉄上板351が配置されている。
また、駆動ブロック30は、コイルボビン320の円筒内部(挿通孔320a内)に挿入され、通電されたコイル330によって磁化される(磁束が通過する)固定鉄芯(固定側部材)360を備えている。さらに、駆動ブロック30は、固定鉄芯360とは上下方向(軸方向)で対向し、コイルボビン320の円筒内部(挿通孔320a内)に配置される可動鉄芯(可動側部材)370を備えている。
本実施形態では、固定鉄芯360は、コイルボビン320の円筒内部(挿通孔320a内)に挿入される円筒部361と、円筒部361の上端から径方向外側に突出するフランジ部362と、を備えている。そして、この固定鉄芯360には、シャフト(駆動軸:移動体)380および復帰ばね302が挿入される挿通孔360aが形成されている。
なお、本実施形態では、フランジ部362の下側に、挿通孔360aの内側(径方向内側)に向けて突出する突起363が全周に亘って形成されている。すなわち、挿通孔360aは、突起363の上方(上面363a側)における開口径のほうが、突起363が形成された部分における開口径よりも大きくなるように形成されている。また、挿通孔360aは、突起363の下方(下面363b側)における開口径のほうが、突起363が形成された部分における開口径よりも大きくなるように形成されている。さらに、本実施形態では、突起363の上方(上面363a側)における開口径のほうが、突起363の下方(下面363b側)における開口径よりも若干大きくなるようにしている。
一方、可動鉄芯370は、略円筒状に形成されており、この可動鉄芯370の中央部には、シャフト380が挿入される挿通孔370aが形成されている。この挿通孔370aは、略一定の開口径(シャフト本体部381の径と略同径の開口径)を有しており、下端が可動鉄芯370の下部中央に形成された凹部371に連通している。
シャフト380は、例えば、非磁性材料を用いて形成することができる。本実施形態では、このシャフト380は、可動鉄芯370の移動方向(上下方向:駆動軸方向)に長い丸棒状のシャフト本体部381と、シャフト本体部381の上端に連設され、左右方向に細長い略板状の頭部382と、を備えている。
そして、シャフト本体部381の下端側を可動鉄芯370の挿通孔370aに上側から挿入することで、可動鉄芯370とシャフト380とを連結している。
さらに、本実施形態では、駆動ブロック30は、上方が開口した有底円筒状に形成されたプランジャキャップ390を備えている。このプランジャキャップ390も、例えば、非磁性材料を用いて形成することができる。そして、このプランジャキャップ390は、固定鉄芯360とコイルボビン320との間、および、可動鉄芯370とコイルボビン320との間に配置されている。
本実施形態では、プランジャキャップ390は、上方に開口する有底円筒状の本体部391と、本体部391の上端から径方向外側に突出するフランジ部392と、を備えている。そして、コイルボビン320の中心に形成された挿通孔320a内に、プランジャキャップ390の本体部391が配置されている。このとき、コイルボビン320の上側(上側フランジ部323)には円環状の座面323aが形成されており、この座面323aにプランジャキャップ390のフランジ部392が載置されるようになっている。
また、コイルボビン320の円筒内部(挿通孔320a内)に設けられたプランジャキャップ390の収容空間390a内に、固定鉄芯360の円筒部361と可動鉄芯370とが収納されるようにしている。なお、本実施形態では、固定鉄芯360は、プランジャキャップ390の開口側に配置されており、可動鉄芯370は、プランジャキャップ390の筒内における固定鉄芯360よりも下側に配置されている。
さらに、固定鉄芯360の円筒部361および可動鉄芯370は、それぞれ外径がプランジャキャップ390の内径と略同径の円筒状に形成されている。そして、可動鉄芯370は、プランジャキャップ390の収容空間390a内を上下方向(往復動方向:駆動軸方向)に摺動するようになっている。
また、本実施形態では、プランジャキャップ390の開口側に形成されたフランジ部392が、継鉄上板351の下面における挿通孔351aの周囲に固着されるようにしている。そして、プランジャキャップ390の下端底部を、底壁353の挿通孔353aに装着されたブッシュ301に挿通させている。
こうすることで、プランジャキャップ390の下部に収納された可動鉄芯370がブッシュ301の周部と磁気接合されるようにしている。すなわち、本実施形態では、ブッシュ301が、継鉄350(継鉄上板351および継鉄本体352)と固定鉄芯360と可動鉄芯370とともに磁気回路を形成するようにしている。
また、継鉄上板351の中央部には、固定鉄芯360が挿通される挿通孔351aが貫設されており、固定鉄芯360を挿通する際には、固定鉄芯360の円筒部361を継鉄上板351の上面側から挿通するようになっている。このとき、継鉄上板351の上面の略中心には、固定鉄芯360のフランジ部362と略同径の凹部351bが設けられており、固定鉄芯360のフランジ部362を凹部351bにはめ込むことで抜け止めがなされるようにしている。
さらに、継鉄上板351の上面側には金属製の押さえ板303が設けられており、この押さえ板303の左右端部が継鉄上板351の上面に固定されるようにしている。そして、押さえ板303の中央には、継鉄上板351の上面より突出した固定鉄芯360のフランジ部362を収納する空間を形成するように凸部が設けられている。
なお、本実施形態では、固定鉄芯360と押さえ板303との間に、ゴム弾性を有する材料(例えば合成ゴム)からなる鉄芯ゴム304が設けられており、固定鉄芯360からの振動が押さえ板303に直接伝播されないようになっている。この鉄芯ゴム304は円盤状に形成されており、中央部にはシャフト380が挿通される挿通孔304aが貫設されている。さらに、本実施形態では、鉄芯ゴム304は、フランジ部362を包むようにして固定鉄芯360に嵌着されている。
また、押さえ板303には、シャフト380が挿入される挿通孔303aが形成されており、固定鉄芯360の挿通孔360aおよび押さえ板303の挿通孔303aを介して、シャフト380の上端側(頭部382側)を接点ブロック40まで延伸させることができるようにしている。
そして、コイル330に通電することで可動鉄芯370が固定鉄芯360に吸引された際には、可動鉄芯370とともに、可動鉄芯370に連結固定されたシャフト380も上方へ移動するようにしている。
なお、可動鉄芯370の移動可能範囲(可動範囲)は、本実施形態では、固定鉄芯360から間隙D1だけ下方に離間配置された初期位置(固定鉄芯360から最も離れた位置)と、固定鉄芯360に当接する当接位置(固定鉄芯360に最も近づいた位置)との間に設定されている。
また、上述したように、固定鉄芯360と可動鉄芯370との間には、弾性力により可動鉄芯370を初期位置に復帰させる方向(可動鉄芯370が固定鉄芯360から離れる方向)に付勢する復帰ばね302が配置されている。本実施形態では、シャフト380の周囲を巻回するようにした状態で固定鉄芯360の挿通孔360a内に配置されるコイルばねで、復帰ばね302を構成している。この復帰ばね302は、上端が固定鉄芯360の突起363の下面363bに当接するとともに、下端が可動鉄芯370の上面372に当接するようになっている。すなわち、突起363の下面363bおよび可動鉄芯370の上面372が復帰ばね302のばね受け部となっている。
上記のような構成とすることで、コイル330への通電時には、固定鉄芯360における可動鉄芯370との対向面(下面)364と、可動鉄芯370における固定鉄芯360との対向面(上面)372とが、一対の磁極部として互いに異極性になり、可動鉄芯370が固定鉄芯360に吸引されて当接位置に向けて移動する。このように、本実施形態では、コイル330への通電時に、固定鉄芯360における可動鉄芯370との対向面(下面)364および可動鉄芯370における固定鉄芯360との対向面(上面)372を、それぞれ磁極面として機能させている。
一方、コイル330への通電を停止すると、可動鉄芯370は、復帰ばね302の付勢力により初期位置に復帰する。
このように、本実施形態にかかる可動鉄芯370は、コイル330の非通電時には、間隙D1を介して固定鉄芯360に対向配置されるとともに、コイル330の通電時には、固定鉄芯360側に吸引されるように往復動するものである。
そして、この可動鉄芯370の上下方向への往復動に伴ってシャフト380が上下方向に往復動するようになっている。さらに、このシャフト380の上下方向への往復動に伴って、可動接触子430が、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動するようになっている。このように、本実施形態では、シャフト380が、上下方向(一方向)に往復動することで可動接触子430を第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動させる移動体としての駆動軸に相当している。
なお、プランジャキャップ390の収容空間390a内の底部には、ゴム弾性を有する材料からなり、可動鉄芯370の外径と略同径に形成されたダンパーゴム305が配置されている。
また、駆動ブロック30の上方には、コイル330の通電の入切に応じて接点を開閉する接点ブロック40が設けられている。
接点ブロック40は、セラミック等の耐熱性材料により下方に開口する箱状に形成されたベース410を備えている。このベース410は、天壁411と、天壁411の周縁部から下方に延設された略角筒状の周壁412と、を備えている。
そして、ベース410の天壁411には、2つの挿通孔411a,411aが左右方向に並ぶように設けられている。この2つの挿通孔411a,411aのうち一方(図4の左側)の挿通孔411aには第1固定端子420Aが挿通されており、他方(図4の右側)の挿通孔411aには第2固定端子420Bが挿通されている。なお、本実施形態では、便宜上、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bを用いて、互いに導通される一対の固定端子を区別できるようにしている。しかしながら、一方の固定端子(図4の左側の固定端子)を第1固定端子420Aとし、他方の固定端子(図4の右側の固定端子)を第2固定端子420Bとする必要はない。すなわち、一方の固定端子(図4の左側の固定端子)を第2固定端子420Bとし、他方の固定端子(図4の右側の固定端子)を第1固定端子420Aとすることも可能である。
第1固定端子420Aは、銅系材料等の導電性材料によって形成されており、図4に示す状態では、上下方向に細長くなるように配置されている。本実施形態では、この第1固定端子420Aは、挿通孔411aに上方から挿通される略円柱状の第1固定端子本体421A(上下方向に細長い第1固定端子本体421A)を備えている。この第1固定端子本体421Aには、鉛直方向(上下方向)に延在する側面421bAと水平方向(前後方向および左右方向)に延在する底面421cAとを有する外面421aAが形成されている。また、第1固定端子420Aは、第1固定端子本体421Aの上端から径方向外側に突出して、天壁411の上面(挿通孔411aの周縁部の上面)に固定される略円板状の第1フランジ部422Aを備えている。
一方、第2固定端子420Bも、銅系材料等の導電性材料によって形成されており、図4に示す状態では、上下方向に細長くなるように配置されている。この第2固定端子420Bは、挿通孔411aに上方から挿通される略円柱状の第2固定端子本体421B(上下方向に細長い第2固定端子本体421B)を備えている。この第2固定端子本体421Bには、鉛直方向(上下方向)に延在する側面421bBと水平方向(前後方向および左右方向)に延在する底面421cBとを有する外面421aBが形成されている。また、第2固定端子420Bは、第2固定端子本体421Bの上端から径方向外側に突出して、天壁411の上面(挿通孔411aの周縁部の上面)に固定される略円板状の第2フランジ部422Bを備えている。
また、本実施形態では、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bは、それぞれワッシャ50を介して天壁411に固定されている。
具体的には、第1固定端子420Aを天壁411に固定させる際には、まず、天壁411における一方の挿通孔411aの周縁部の上面にワッシャ50を配置した状態で、ワッシャ50の挿通孔および天壁411の一方の挿通孔411aに、第1固定端子420Aの第1固定端子本体421Aを上方から挿通させるようにしている。そして、ワッシャ50の上面と第1フランジ部422Aの下面とを銀ろう51により密閉接合させるとともに、ワッシャ50の下面と天壁411の上面(一方の挿通孔411aの周縁部の上面)とを銀ろう52により密閉接合させることで、第1固定端子420Aを天壁411に固定させている。こうすることで、第1固定端子420Aが、挿通孔411aを密閉した状態で天壁411に固定されることとなる。このとき、長手方向を上下方向に略一致させた状態で第1固定端子420Aが天壁411に固定されるようにしている。なお、第1固定端子420Aの長手方向を上下方向に略一致させる必要はない。
同様に、第2固定端子420Bを天壁411に固定させる際には、天壁411における他方の挿通孔411aの周縁部の上面にワッシャ50を配置した状態で、ワッシャ50の挿通孔および天壁411の他方の挿通孔411aに、第2固定端子420Bの第2固定端子本体421Bを上方から挿通させるようにしている。そして、ワッシャ50の上面と第2フランジ部422Bの下面とを銀ろう51により密閉接合させるとともに、ワッシャ50の下面と天壁411の上面(他方の挿通孔411aの周縁部の上面)とを銀ろう52により密閉接合させることで、第2固定端子420Bを天壁411に固定させている。こうすることで、第2固定端子420Bも、挿通孔411aを密閉した状態で天壁411に固定されることとなる。このとき、長手方向を上下方向に略一致させた状態で第2固定端子420Bが天壁411に固定されるようにしている。なお、第2固定端子420Bの長手方向も上下方向に略一致させる必要はない。
このように、本実施形態では、天壁411に、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bが互いに離間した状態で固定(配置)されるようにしている。そして、天壁411に第1固定端子420Aを固定した状態で、第1固定端子420Aの上側と下側とが天壁411によって仕切られるようにしている。同様に、天壁411に第2固定端子420Bを固定した状態で、第2固定端子420Bの上側と下側とが天壁411によって仕切られるようにしている。
また、第1固定端子420Aには外部負荷等に接続される第1バスバー(第1導電部材)440Aが取り付けられており、第2固定端子420Bには外部負荷等に接続される第2バスバー(第2導電部材)440Bが取り付けられている。
第1バスバー440Aは、導電性材料で形成された部材を折曲させた形状をしており、第1固定端子420Aに固定される第1固定部441Aと、一方のスリット21bに装着される第1端子部442Aとを有している。そして、第1固定部441Aには第1挿通孔441aAが形成されており、第1フランジ部422Aの中央に上方に突出するように設けられた第1突部423Aを、この第1挿通孔441aAに挿入した状態でカシメ加工を施すことで、第1バスバー440Aを第1固定端子420Aに固定している。
一方、第2バスバー440Bも、同様に、導電性材料で形成された部材を折曲させた形状をしており、第2固定端子420Bに固定される第2固定部441Bと、他方のスリット21bに装着される第2端子部442Bとを有している。そして、第2固定部441Bには第2挿通孔441aBが形成されており、第2フランジ部422Bの中央に上方に突出するように設けられた第2突部423Bを、この第2挿通孔441aBに挿入した状態でカシメ加工を施すことで、第2バスバー440Bを第2固定端子420Bに固定している。
また、ベース410内には、導電部430aを有する可動接触子430が、シャフト380の上下方向(一方向)への移動に伴って第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動できるように配置されている。
本実施形態では、可動接触子430の全体が導電部430aとなっている。そして、シャフト380が上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動した際には、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対的に移動して、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに接触するようにしている。一方、シャフト380が上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動した際には、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対的に移動して、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bのうち少なくともいずれか一方の固定端子から離間するようにしている。本実施形態では、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bの両方から離間するようにしている(図4(a)参照)。
具体的には、可動接触子430は、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aを備えている。さらに、可動接触子430は、第1接触部431Aに電気的に接続されて第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bを備えている。
そして、シャフト380が上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動した際には、第1接触部431Aが、第1固定端子420Aに対して相対的に移動して第1固定端子420Aの外面421aAに接触するようにしている。さらに、シャフト380が上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動した際には、第2接触部431Bが、第2固定端子420Bに対して相対的に移動して第2固定端子420Bの外面421aBに接触するようにしている。
こうすることで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが導通状態となるようにしている。
一方、シャフト380が上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動した際には、第1接触部431Aが、第1固定端子420Aに対して相対的に移動して第1固定端子420Aの外面421aAから離間するようにしている。さらに、シャフト380が上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動した際には、第2接触部431Bが、第2固定端子420Bに対して相対的に移動して第2固定端子420Bの外面421aBから離間するようにしている。
こうすることで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが非導通状態となるようにしている。
このように、本実施形態にかかる駆動ブロック(駆動部)30は、可動接触子430を駆動(移動)させるシャフト380を有しており、このシャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させることで、可動接触子430を第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対的に移動させて、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが導通状態となるようにしている。また、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させることで、可動接触子430を第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対的に移動させて、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが非導通状態となるようにしている。
すなわち、本実施形態では、シャフト380の上下方向(一方向)への移動に伴って可動接触子430を第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動させることで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通、非導通が切り替えられるようにしている。
さらに、可動接触子430と押さえ板303との間には、絶縁材料によって形成され、押さえ板303を覆うように形成された絶縁板480が設けられており、この絶縁板480の中央には、シャフト380が挿通する挿通孔480aが設けられている。
また、本実施形態では、接圧ばね401によって、可動接触子430と第1固定端子420Aとの間の接触圧および可動接触子430と第2固定端子420Bとの間の接触圧が確保されるようにしている。
この接圧ばね401は、コイルばねによって構成されており、軸方向を上下方向に向けた状態で配置されている。
具体的には、接圧ばね401の上端が、頭部382の下面に当接するようになっている。さらに、接圧ばね401の下端が、固定鉄芯360の突起363の上方におけるフランジ部362によって囲われた凹部に挿入されて、突起363の上面363aに当接するようになっている。すなわち、頭部382の下面および突起363の上面363aが接圧ばね401のばね受け部となっている。そして、シャフト380が、この接圧ばね401によって上方向に付勢されるようにしており、シャフト380の頭部382が可動接触子430を上方に押圧するようにしている。したがって、本実施形態では、移動体としてのシャフト380が、可動接触子430を上下方向(一方向)の上方(一方側)に向けて押圧する押圧体も兼ねている。
なお、上記のような構成をしている接点装置10では、シャフト380の可動鉄芯370への取り付けは、例えば、以下のようにして行うことができる。
まず、下側から可動鉄芯370、復帰ばね302、継鉄上板351、固定鉄芯360、鉄芯ゴム304、押さえ板303、絶縁板480、接圧ばね401の順に配置する。このとき、復帰ばね302を、固定鉄芯360の挿通孔360a内に挿通させるようにするのが好ましい。
そして、シャフト380のシャフト本体部381を、絶縁板480の上側からそれぞれの挿通孔480a、303a、304a、360a、351aおよび接圧ばね401、復帰ばね302に挿通させ、可動鉄芯370の挿通孔370aに挿通させて連結する。こうして、シャフト380の下端部が可動鉄芯370に取り付けられることとなる。
なお、本実施形態では、シャフト380の可動鉄芯370への連結は、図4に示すように、先端を凹部371に突出させた状態で押しつぶしてリベット結合することで行っている。しかしながら、他の方法を用いてシャフト380を可動鉄芯370に連結させてもよい。例えば、シャフト380の他端部にねじ溝を形成して可動鉄芯370に螺合させることで、シャフト380を可動鉄芯370に連結させるようにしてもよいし、シャフト380を可動鉄芯370の挿通孔370aに圧入させることでシャフト380を可動鉄芯370に連結させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、可動接触子430が第1固定端子420Aから引き離された際や、可動接触子430が第2固定端子420Bから引き離された際に、可動接触子430と第1固定端子420Aとの間に発生するアークや可動接触子430と第2固定端子420Bとの間に発生するアークを抑制するために、ベース410内にガスを封入している。このようなガスとしては、アークが発生する温度領域で最も熱伝導に優れた水素ガスを主体とした混合ガスを用いることができる。このガスを封止するために、本実施形態では、ベース410と継鉄上板351との隙間を覆う上フランジ470を設けている。
具体的には、ベース410は、上述したように、一対の挿通孔411a,411aが左右方向(幅方向)に並設された天壁411と、この天壁411の周縁から下方に延設された角筒状の周壁412とを有しており、下側(可動接触子430側)が開放された中空箱型に形成されている。そして、開放された下側から可動接触子430を周壁412の内側に収容した状態で、上フランジ470を介してベース410を継鉄上板351に固定している。
このとき、ベース410の下面の開口周縁部と上フランジ470の上面とを銀ろう53により気密接合するとともに、上フランジ470の下面と継鉄上板351の上面とをアーク溶接等で気密接合している。さらに、継鉄上板351の下面とプランジャキャップ390のフランジ部392とをアーク溶接等で気密接合している。こうすることで、ベース410内にガスが封入される封止空間Sを形成している。
さらに、ガスを用いたアークの抑制方法と並行して本実施形態では、カプセルヨークブロック450を用いたアークの抑制も行っている。カプセルヨークブロック450はカプセルヨーク451および一対の永久磁石452,452から構成されており、カプセルヨーク451は鉄等の磁性材料によって略U字状に形成されている。このカプセルヨーク451は、互いに対向する一対の側片451a,451aと、両側片451a,451aの基端部を連結する連結片451bとで一体に形成されている。
各永久磁石452,452は、カプセルヨーク451の両側片451a,451aに、当該側片451a,451aとそれぞれ対向するように取り付けられており、この永久磁石452によって、ベース410にシャフト380の移動方向(上下方向)と略直交する磁場を与えている。これにより、アークがシャフト380の移動方向と直交する方向へ引き伸ばされるとともに、ベース410内に封入されたガスによって冷却されて、アーク電圧が急激に上昇し、アーク電圧が接点間の電圧を上回った時点でアークが遮断される。つまり、本実施形態の電磁継電器1では、カプセルヨークブロック450による磁気ブローとベース410内に封入されたガスによる冷却とでアーク対策が講じられている。こうすることで、アークを短時間で遮断することができるようになり、可動接触子430や固定端子(第1固定端子420Aおよび第2固定端子420B)の消耗を小さくすることができるようになる。
ところで、可動接触子430を第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bにそれぞれ接触させると、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの間には、可動接触子430を介して電流が流れることとなる。このように、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの間に可動接触子430を介して電流を流すと、この電流によって、第1固定端子420Aと可動接触子430との間および第2固定端子420Bと可動接触子430との間に電磁反発力が作用してしまう。すなわち、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通させた状態においては、シャフト380に、当該シャフト380を上下方向の下方に移動させる力(第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを非導通状態とする方向への力)が作用することになる。
そして、接点の信頼性向上の観点からは、移動体(シャフト380)に作用する電磁反発力を低減させるようにするのが好ましい。
そこで、本実施形態では、移動体(シャフト380)に作用する電磁反発力をより低減させることができるようにした。
具体的には、第1接触部431Aが第1固定端子420Aの側面421bAに接触する第1接触部側の第1接触片432Aを有するようにした。上述したように、本実施形態では、可動接触子430の全体が導電部430aとなっている。したがって、第1接触部側の第1接触片432Aを第1固定端子420Aの側面421bAに接触させた際には、第1接触部側の第1接触片432Aと第1固定端子420Aの側面421bAとが電気的に接続されるようになる。
このように、鉛直方向(上下方向)に延在する側面421bAに第1接触部側の第1接触片432A(導電部430aの一部)を接触させると、第1固定端子420Aと第1接触部側の第1接触片432A(可動接触子430の第1接触部431A)との間には、略水平方向(下方とは異なる方向)に電磁反発力が生じることになる(図6参照)。
したがって、本実施形態では、第1固定端子420Aの側面421bAが、上下方向(一方向)と交差する方向から第1接触部431Aが接触する第1の面(第1固定端子420Aの第1の面)に相当している。したがって、第1固定端子420Aの側面421bAに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この側面421bA(第1固定端子420Aの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(本実施形態では水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。
さらに、本実施形態では、第2接触部431Bが第2固定端子420Bの側面421bBに接触する第2接触部側の第1接触片432Bを有するようにしている。この第2接触部側の第1接触片432Bも導電部430aの一部である。
したがって、鉛直方向(上下方向)に延在する側面421bBに第2接触部側の第1接触片432Bを接触させた場合にも、第2固定端子420Bと第2接触部側の第1接触片432B(可動接触子430の第2接触部431B)との間には、略水平方向(下方とは異なる方向)に電磁反発力が生じることになる(図6参照)。
このように、本実施形態では、第2固定端子420Bの側面421bBが、上下方向(一方向)と交差する方向から第2接触部431Bが接触する第1の面(第2固定端子420Bの第1の面)に相当している。したがって、第2固定端子420Bの側面421bBに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この側面421bB(第2固定端子420Bの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(本実施形態では水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。
ここで、本実施形態では、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを板ばね(連結部材)439で連結することで、上記のような可動接触子430を形成している。
具体的には、板状部材434Aの一端と板状部材434Bの一端とを接触させた状態で、板ばね439の一方側を板状部材434Aの上面に連結するとともに、板ばね439の他方側を板状部材434Bの上面に連結することで、略V字状の可動接触子430を形成している。こうすることで、板状部材434Aと板状部材434Bとが、互いに接触する端部を軸に相対回動自在に支持されるようにしている。
本実施形態では、可動接触子430の全体が導電部430aとなっているため、板状部材434A,434Bおよび板ばね439のいずれも導電性材料を用いて形成されている。ただし、板ばね439は、絶縁性材料を用いて形成することも可能である。この場合、板状部材434A,434Bが可動接触子430の導電部430aとなる。
また、各板状部材434A,434Bと板ばね439との連結は、接合手段を用いて行うこともできるし、係止手段を用いて行うこともできる。接合手段としては、例えば、溶接や接着等がある。また、係止手段としては、例えば、板ばね439に一対の切り欠き片を形成するとともに、各板状部材434A,434Bに係止穴を形成し、切り欠き片を係止穴に係止させる方法がある。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触(電気的に接続)し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触(電気的に接続)するようにしている。
また、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
そのため、本実施形態では、板状部材434Aと板状部材434Bの一端同士を接触させながら互いに水平に配置した状態における他端間の距離が、第1固定端子420Aの側面421bAと第2固定端子420Bの側面421bBとの最短距離以上となるようにしている。
さらに、板ばね439を自然状態とした場合に、板状部材434Aの他端と板状部材434Bの他端との距離が、第1固定端子420Aの側面421bAと第2固定端子420Bの側面421bBとの最短距離よりも短くなるようにしている。
すなわち、本実施形態では、板状部材434Aおよび板状部材434Bを、板ばね439の弾性復元力に抗して、他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対回動させることで、各板状部材434A,434Bの他端同士の距離が最大となるまでの間に、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしている。
そして、板ばね439の弾性復元力によって、板状部材434Aおよび板状部材434Bを他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対回動させることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
このように、本実施形態では、板状部材434Aを第1接触部側の第1接触片432Aとして機能させるとともに、板状部材434Bを第2接触部側の第1接触片432Bとして機能させている。すなわち、第1接触部側の第1接触片432Aが剛性を有する板状部材434Aを備えるとともに、第2接触部側の第1接触片432Bが剛性を有する板状部材434Bを備えるようにしている。
また、本実施形態では、第1接触部431Aと第2接触部431Bとを別部品で形成している。
なお、第1固定端子420Aの側面421bAおよび第2固定端子420Bの側面421bBには、剛性を有する板状部材434A,434Bがそれぞれ接触することになるため、各板状部材434A,434Bは、突っ張り状態で各側面421bA,421bBに接触することとなる。
そして、本実施形態では、上記のような構成をした可動接触子430をシャフト380の頭部382の上面に載置させ、シャフト380の上下方向の移動に連動して板状部材434A,434Bが相対回動するようにしている。
このとき、シャフト380の上下方向の移動に連動して板状部材434A,434Bが相対回動し易くなるように、シャフト380の頭部382の上面を下方に湾曲させている。
ただし、本実施形態のように、可動接触子430をシャフト380の頭部382の上面に単に載置させただけでは、可動接触子430が位置ずれしてシャフト380の頭部382から外れてしまうおそれがある。また、可動接触子430が回動して第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通させることができなくなってしまうおそれがある。そのため、本実施形態では、ベース410の周壁412の互いに対向する内面に、上下方向に延在する突条412a,412aを形成し、板ばね439の幅方向(前後方向)の両側に、各突条412a,412aにそれぞれ係合する凹部439a,439aを形成している(図5参照)。
こうすることで、板ばね439の凹部439a,439aを各突条412a,412aにそれぞれ係合させた状態で可動接触子430が上下方向に移動できるようにしている。
なお、可動接触子430をシャフト380の頭部382に回動可能に連設し、シャフト380と一体に移動させるようにすることも可能である。
さらに、本実施形態では、板状部材434A,434Bの他端側(可動接触子430の先端)をベース410の天壁411の下面411bに摺動させながら、板状部材434A,434Bを相対回動させるようにしている。
また、本実施形態では、可動鉄芯370が初期位置にあるときにも、板ばね439によって閉じる方向に付勢された状態で、板状部材434A,434Bの他端側(可動接触子430の先端)がベース410の天壁411の下面411bに接触するようにしている(図4(a)参照)。なお、可動鉄芯370が初期位置にあるときには、板ばね439による付勢力が働いていない状態(板ばね439の自然状態)で可動接触子430の先端が天壁411の下面411bに接触しているようにすることもできる。また、可動鉄芯370が初期位置にあるときには、可動接触子430の先端が天壁411の下面411bから離間しているようにすることも可能である。
そして、可動接触子430の構成を上述した構成とすることで、コイル330への通電を開始すると、可動鉄芯370に連結されたシャフト380が上方に移動することとなる。そして、シャフト380が上方へ移動すると、略V字状の可動接触子430の頂点部分(各板状部材434A,434Bの一端側)がシャフト380によって上方に押圧されることとなる。
このように、各板状部材434A,434Bの一端側が上方に押圧されると、各板状部材434A,434Bは、板ばね439の弾性復元力に抗して他端がベース410の天壁411の下面411bを摺動し、他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対回動する。そして、他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対回動することで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触する。このとき、略V字状の可動接触子430の先端は、各固定端子420A,420Bの内側の側面421bA,421bB(側面421bA,421bBの互いに対向する部位)に接触することとなる。
なお、各板状部材434A,434Bは、下面411bとのなす角を45度以下とした状態で、各固定端子420A,420Bの側面421bA,421bBに接触させるようにするのが好ましい。こうすれば、電磁反発力が生じた際に、各板状部材434A,434Bからシャフト380に伝えられる力の下方向の分力を小さくすることができるようになる。また、各板状部材434A,434Bの突っ張り方向(各板状部材434A,434Bの延在方向)を電磁反発力が生じる方向に近づけることができるようになる。こうすれば、電磁反発力の各板状部材434A,434Bの延在方向への分力がより大きくなって、電磁反発力のより多くの分力を各板状部材434A,434Bの突っ張り方向で受け止めることができるようになる。その結果、各板状部材434A,434Bが移動してしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
さらに、本実施形態では、可動鉄芯370が固定鉄芯360に当接する前(当接位置に到達する前)に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、第1固定端子420Aの側面421bAおよび第2固定端子420Bの側面421bBにそれぞれ接触するようにしている。すなわち、シャフト(移動体:押圧体)380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、第1固定端子420Aの側面421bAおよび第2固定端子420Bの側面421bBにそれぞれ接触するようにしている(図6参照)。
このように、本実施形態では、第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト(移動体:押圧体)380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触するようにしている。また、第2接触部側の第1接触片432Bが、シャフト(移動体:押圧体)380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触するようにしている。
こうすることで、コイル330への通電時には、シャフト(移動体:押圧体)380による可動接触子430の上方への押圧力と、板状部材434Aが第1固定端子420Aから受ける反力と、板状部材434Bが第2固定端子420Bから受ける反力とがつり合って、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態が維持されるようにしている。
また、本実施形態では、板状部材434A(第1接触部側の第1接触片432A)と板状部材434B(第2接触部側の第1接触片432B)とが、板ばね439により互いに閉じる方向に付勢された状態で、各固定端子420A,420Bの側面421bA,421bBに接触している。
したがって、コイル330への通電を停止した場合には、シャフト380が下方へと移動することでシャフト380による上方への押圧が解除され、板状部材434A(第1接触部側の第1接触片432A)と板状部材434B(第2接触部側の第1接触片432B)とが、板ばね439の弾性復元力によって互いに閉じる方向に回動することとなる。すなわち、シャフト380の下方への移動に伴って、板状部材434A(第1接触部側の第1接触片432A)と板状部材434B(第2接触部側の第1接触片432B)とが互いに閉じる方向に回動することとなる。
こうすることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間することとなる。
次に、電磁継電器1(接点装置10)の動作を説明する。
まず、コイル330が通電されていない状態では、復帰ばね302の弾性力および板ばね439の弾性力(弾性復元力)が接圧ばね401の弾性力に打ち勝って、可動鉄芯370が固定鉄芯360から離れる方向に移動し、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bから離間した図4(a)の状態となる。
このオフ状態からコイル330が通電されると、可動鉄芯370が電磁力により復帰ばね302の弾性力および板ばね439の弾性力(弾性復元力)に抗して固定鉄芯360に吸引されて、固定鉄芯360に接近するように移動することとなる。そして、この可動鉄芯370の上方(固定鉄芯360側)への移動に伴って、シャフト380も上方に移動する。
さらに、シャフト380の上方への移動によって可動接触子430が上方に押圧されて、可動接触子430の板状部材434A(第1接触部側の第1接触片432A)および板状部材434B(第2接触部側の第1接触片432B)が天壁411の下面411bを摺動しながら、それぞれの先端が互いに離れるように移動する。すなわち、略V字状の可動接触子430の先端側が、天壁411の下面411bを摺動しつつ互いに開く方向に回動する。
そして、可動鉄芯370が固定鉄芯360に接触する前に、板状部材434A(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの側面421bAに突っ張り状態で接触するとともに、板状部材434B(第2接触部側の第1接触片432B)が第2固定端子420Bの側面421bBに突っ張り状態で接触する。
これにより、可動接触子430の第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bにそれぞれ接触して、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが電気的に導通して電磁継電器1(接点装置10)がオンとなる(図4(b)参照)。
一方、コイル330への通電を停止すると、可動鉄芯370は、復帰ばね302の付勢力および板ばね439の弾性力(弾性復元力)により初期位置に復帰することとなる。すなわち、可動鉄芯370が下方に移動することとなる。
そして、この可動鉄芯370の下方への移動に伴って、シャフト380も下方に移動する。
さらに、シャフト380の下方への移動に伴って、可動接触子430の板状部材434A(第1接触部側の第1接触片432A)および板状部材434B(第2接触部側の第1接触片432B)が天壁411の下面411bを摺動しながら、それぞれの先端が互いに近づくように移動する。すなわち、略V字状の可動接触子430の先端側が、天壁411の下面411bを摺動しつつ互いに閉じる方向に回動する。こうして、第1接触部側の第1接触片432Aが第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、第2接触部側の第1接触片432Bが第2固定端子420Bの側面421bBから離間する。
これにより、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが電気的に絶縁されて電磁継電器1(接点装置10)がオフとなる(図4(a)参照)。
以上説明したように、本実施形態では、接点装置10は、第1固定端子420Aと、第1固定端子420Aに対して相対移動することで、第1固定端子420Aに接離する可動接触子430と、を備えている。さらに、接点装置10は、可動接触子430を移動させるシャフト(移動体)380を有し、当該シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させることで可動接触子430が第1固定端子420Aに接触し、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させることで可動接触子430が第1固定端子420Aから離間する駆動ブロック(駆動部)40を備えている。
また、可動接触子430は、シャフト380を上下方向の上方に移動させた際に、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aを備えており、第1固定端子420Aは、上下方向(一方向)と交差する方向から第1接触部431Aが接触する側面(第1固定端子420Aの第1の面)421bAを備えている。そして、第1接触部431Aは、シャフト380によって上下方向の上方に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
こうすれば、第1固定端子420Aの側面421bAに、可動接触子430の導電部430aである第1接触片432Aが接触した際に生じる電磁反発力が、下方(一方向の他方側)とは異なる方向となる。さらに、第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380と第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAとの間で突っ張り支持されることとなる。
このような構成とすることで、電磁反発力が生じた際に、第1接触片432Aからシャフト380には、電磁反発力の下方向の分力が伝えられることとなるため、シャフト380が下方に移動してしまうのをより確実に抑制することができるようになる。すなわち、シャフト380に作用する電磁反発力を低減することができるようになる。その結果、接点の信頼性をより向上させることができるようになる。
また、本実施形態にかかる電磁継電器1は、上記接点装置10が搭載されたものである。
このように、本実施形態によれば、接点の信頼性をより向上させることのできる接点装置10および当該接点装置10を搭載した電磁継電器1を得ることができる。
また、本実施形態では、導電部430aが第1接触部側の第1接触片431Aを含んでいる。
こうすれば、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAと第1接触部側の第1接触片432Aとの接触部分(接点)に生じる電磁反発力を、上下方向(一方向)の下方(他方側)とは異なる方向とすることができる。このように、下方向以外の方向に電磁反発力を生じさせるようにすれば、電磁反発力が生じた際に、板状部材434Aからシャフト380に伝えられる下方向の力の大きさを、電磁反発力の大きさよりも小さくすることができる。その結果、シャフト380に作用する電磁反発力を低減することができるようになる。
また、本実施形態では、第1接触部側の第1接触片432Aは、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに接触した状態で、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧されるようにしている。さらに、第1接触部側の第1接触片432Aは、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触するようにしている。すなわち、第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380と第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAとの間で突っ張り支持されるようにしている。そのため、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAと第1接触部側の第1接触片432Aとの接触部分(接点)に電磁反発力が生じたとしても、この電磁反発力によって第1接触部側の第1接触片432Aが第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAから離間してしまうのを抑制することができるようになる。その結果、より安定的に可動接触子430を第1固定端子420Aに接触させることができ、接点装置10の接点の接触信頼性をより向上させることができるようになる。
なお、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧しながら、第1接触部側の第1接触片432Aを、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触させるようにすれば、電磁反発力によって第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAと第1接触部側の第1接触片432Aとの接触部分(接点)に生じる回転モーメントを、シャフト380の押圧力で低減させることができる。そのため、より安定的に可動接触子430を第1固定端子420Aに接触させることができ、接点装置10の接点の接触信頼性をより一層向上させることができるようになる。
また、本実施形態では、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。
このように、第1固定端子420Aの上下方向(一方向)と直交する面に第1接触部側の第1接触片432Aを接触させるようにすれば、既存の形状の固定端子を用いて、シャフト380に作用する電磁反発力を低減させることができるようになる。すなわち、第1固定端子420Aの構成を複雑化させることなく、シャフト380に作用する電磁反発力を低減させることができるようになる。
また、本実施形態では、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。こうすれば、剛性を有する板状部材434Aを用いて第1接触部側の第1接触片432Aを形成することができ、可動接触子430の形状の簡素化を図ることができるようになる。また、剛性を有する板状部材434Aを用いることで、電磁反発力によって第1接触部側の第1接触片432Aが変形してしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
また、本実施形態では、接点装置10は、第1固定端子420Aとは離間した状態で配置される第2固定端子420Bを備えている。また、可動接触子430は、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動することで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通、非導通を切り替えている。
さらに、シャフト380を上下方向の上方に移動させることで第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通状態とし、シャフト380を上下方向の下方に移動させることで第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを非導通状態としている。
そして、可動接触子430は、第1接触部431Aに電気的に接続され、第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bを備えている。
こうすれば、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通、非導通を切り替えるタイプの接点装置10において、接点の信頼性をより向上させることができるようになる。
また、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えるようにしてもよい。
こうすれば、第2接触部側の第1接触片432Bも、シャフト380と第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBとの間で突っ張り支持されるようになるため、シャフト380に作用する電磁反発力をより低減することができるようになる。
このとき、第2接触部側の第1接触片432Bが、第1接触部側の第1接触片432Aとともに導電部430aの一部となるようにするのが好ましい。
こうすれば、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAと第1接触部側の第1接触片432Aとの接触部分(接点)に生じる電磁反発力を、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBと第2接触部側の第1接触片432Bとの接触部分(接点)に生じる電磁反発力によって減殺させることができるため、シャフト380に作用する電磁反発力をより低減することができるようになる。
また、第2固定端子420Bの上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面を、第2固定端子420Bの第1の面(側面421bB)としてもよい。こうすれば、既存の形状の固定端子を用いて、シャフト380に作用する電磁反発力をより低減させることができるようになる。すなわち、第2固定端子420Bの構成を複雑化させることなく、シャフト380に作用する電磁反発力をより低減させることができるようになる。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えるようにしてもよい。
こうすれば、剛性を有する板状部材434Bを用いて第2接触部側の第1接触片432Bを形成することができ、可動接触子430の形状をより簡素化させることができるようになる。また、剛性を有する板状部材434Bを用いることで、電磁反発力によって第2接触部側の第1接触片432Bが変形してしまうのをより確実に抑制することができるようになる。
なお、接点装置10は、上記実施形態で示した構成に限られるものではなく、様々な構成とすることができる。
例えば、接点装置10の構成を図7に示す構成とすることができる。
この図7でも、可動接触子430は、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを板ばね(連結部材)439で連結することで形成されている。また、板状部材434A,434Bは、ともに導電性材料を用いて形成されており、板ばね439は、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしている。
また、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
このように、図7に示す構成でも、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2固定端子420Bの上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面を、第2固定端子420Bの第1の面(側面421bB)としている。
そして、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
さらに、この図7においても、第1接触部431Aと第2接触部431Bとが別部品で形成されている。
ここで、図7に示す可動接触子430には、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの間に流れる電流を分流させる分流部430bが形成されている。
具体的には、板状部材434A,434Bの一端側の幅方向(前後方向)の中央に切り欠き434aA,434aBをそれぞれ形成し、板状部材434Aと板状部材434Bとが、一端側の幅方向(前後方向)の両端の2箇所で接触する(電気的に接続される)ようにしている。
こうすることで、可動接触子430を流れる電流は、切り欠き434aA(または切り欠き434aB)によって分流されて、各分流が板状部材434A(または板状部材434B)の一端側の幅方向(前後方向)のそれぞれの端部から板状部材434B(または板状部材434A)に流れるようにしている。
すなわち、板状部材434A(または板状部材434B)の一端側の幅方向(前後方向)の端部に、可動接触子430を流れる電流の約2分の1の電流がそれぞれ流れるようにしている。
ところで、2つの部材の接触部分に電流が流れる際に生じる電磁反発力の大きさは、当該接触部分を流れる電流の二乗に比例することが知られている。そのため、板状部材434A(または板状部材434B)の一端側の幅方向(前後方向)の各端部に生じる電磁反発力は、それぞれ、分流部430bを設けない状態で板状部材434A(または板状部材434B)の一端側に生じる電磁反発力の4分の1となる。したがって、図7のように、可動接触子430を流れる電流を2つに分流させた場合に、板状部材434A(または板状部材434B)の一端側に生じる電磁反発力は、分流部430bを設けない状態で板状部材434A(または板状部材434B)の一端側に生じる電磁反発力の2分の1となる。
このように、可動接触子430に、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの間に流れる電流を分流させる分流部430bを設けるようにすれば、分流部430bを設けない場合と較べて、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの接触部分に生じる電磁反発力の大きさを低減させることができる。その結果、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの接触部分が離間してしまうのが抑制され、より確実に、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態を維持することができるようになる。
なお、接点装置10の構成を図7に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図8に示す構成とすることもできる。
図8に示す可動接触子430は、シャフト380に連設される(シャフト380により押圧される)基体部436を有している。図8では、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材で基体部436を形成している。なお、図8には、シャフト380のシャフト本体部381を基体部436に直接連設したものを例示したが、頭部382を介してシャフト本体部381を基体部436に連設させることも可能である。
そして、この基体部436の一端に、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434Aを連結するとともに、基体部436の他端に、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434Bを連結している。
板状部材434Aおよび板状部材434Bは、例えば、上記実施形態で示した板ばね439を用いて、基体部436に連結させることができる。すなわち、板状部材434Aの一端と基体部436の一端とを接触させた状態で、2つの部材を板ばね439で連結することで、板状部材434Aを基体部436に対して、互いに接触する端部を軸に相対回動できるように支持させることができる。また、板状部材434Bの一端と基体部436の他端とを接触させた状態で、2つの部材を板ばね439で連結することで、板状部材434Bを基体部436に対して、互いに接触する端部を軸に相対回動できるように支持させることができる。なお、図8に示す構成では、板状部材434A、板状部材434Bおよび基体部436が導電性材料を用いて形成されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしている(図8(b)参照)。
また、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている(図8(a)参照)。
このように、図8に示す構成でも、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2固定端子420Bの上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面を、第2固定端子420Bの第1の面(側面421bB)としている。
そして、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
したがって、この図8においても、第1接触部431Aと第2接触部431Bとが別部品で形成されていることになる。
このように、接点装置10の構成を図8に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図9に示す構成とすることもできる。
図9(a)に示す可動接触子430は、導電性を有する1枚の板ばねを折曲させた形状をしている。そして、左右方向両端の直線状の部位を、それぞれ第1接触部側の第1接触片432A、第2接触部側の第1接触片432Bとし、中央部を、シャフト380の頭部382に載置または連結される(シャフト380により押圧される)基体部436としている。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bを連結して電気的に接続する基体部436をリング状に湾曲させることで、この基体部436にばね性を持たせている。このように、基体部436にばね性を持たせることで、基体部436が上記実施形態で示した板ばね439と同様の機能を有するようにしている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、基体部436が弾性変形して、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対移動するようにしている。
すなわち、図9(a)に示す可動接触子430は、シャフト380による上方への押圧によって、基体部436を弾性変形させることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしたものである。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、基体部436の弾性復元力により、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対移動するようになっている。こうすることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
なお、図9(a)に示す第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、それぞれ剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bである。したがって、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、各側面421bA,421bBに接触する際には、それぞれ突っ張り状態で接触することとなる。
このように、図9(a)に示す構成でも、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図9(a)に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図9(b)に示す可動接触子430は、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを、基体部436を構成する板ばねで連結して電気的に接続することで、形成されている。すなわち、図9(b)に示す構成では、板状部材434A、板状部材434Bおよび基体部436が導電性材料を用いて形成されている。
具体的には、導電性を有する板ばねで基体部436を形成し、この基体部436の両端を板状部材434A,434Bの下面にそれぞれ連結し、板状部材434A,434Bの下面に連結されていない部位をリング状に湾曲させることで、この基体部436にばね性を持たせている。このように、基体部436にばね性を持たせることで、基体部436が上記実施形態で示した板ばね439と同様の機能を有するようにしている。
なお、図9(b)に示すように、板状部材434A,434Bは、互いに離間した状態で基体部436に連結されている。
そして、この基体部436が、シャフト380の頭部382に載置または連結されており、シャフト380により押圧されるようになっている。
また、この図9(b)に示す構成においても、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、基体部436が弾性変形して、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対移動するようにしている。
すなわち、図9(b)に示す可動接触子430も、シャフト380による上方への押圧によって、基体部436を弾性変形させることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしたものである。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、基体部436が弾性復元力により、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対移動するようになっている。こうすることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
なお、図9(b)に示す第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、それぞれ剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bを備えている。したがって、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、各側面421bA,421bBに接触する際には、それぞれ突っ張り状態で接触することとなる。
このように、図9(b)に示す構成でも、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図9(b)に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図10に示す構成とすることもできる。
図10に示す可動接触子430は、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434Aと、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434Bとを、備えている。この板状部材434A,434Bも、導電性材料を用いて形成されている。
そして、板状部材434Aの一端と板状部材434Bの一端とを接触させた状態で、板状部材434Aと板状部材434Bとが、互いに接触する端部を軸に相対回動するように構成されている。
具体的には、板状部材434Aの一端側に板状部材434Bの下方に延びるように脚部437Aを形成している。さらに、板状部材434Bの一端側に板状部材434Aの下方に延びるように脚部437Bを形成している。この脚部437A,437Bは、図10(b)に示すように、幅方向(前後方向)に複数形成されており、互いに隣り合う脚部437Aの間の隙間に脚部437Bが挿入されるとともに、互いに隣り合う脚部437Bの間の隙間に脚部437Aが挿入されるようにしている。こうすることで、幅方向(前後方向)から視た際に、脚部437Aと脚部437Bとが交差するようにしている。なお、脚部437A,437Bは、導電性材料を用いて形成してもよいし、絶縁性材料を用いて形成してもよい。
そして、脚部437Aと脚部437Bとを、先端(下端)同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対移動させることで、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対移動するようにしている。また、脚部437Aと脚部437Bとを、先端(下端)同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対移動させることで、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対移動するようにしている。
この脚部437Aと脚部437Bとの相対回動は、上下方向(一方向)に移動するシャフト380の頭部382によって行われる。図10では、シャフト380の上端に、幅方向(前後方向)を軸とする略円柱状の頭部382を連結し、この略円柱状の頭部382を上下に移動させることで、脚部437Aと脚部437Bとが相対回動するようにしている。そして、脚部437Aと脚部437Bとの相対回動に連動して、第1接触部側の第1接触片432Aと第2接触部側の第1接触片432Bとが相対回動するようにしている。なお、頭部382の形状は略円柱状に限られるものではなく、例えば、略球状としてもよいし、上方に向かうにつれて幅狭となるテーパ状としてもよい。
そして、この図10に示す構成においても、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしている。
また、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
このように、図10に示す構成でも、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
したがって、この図10においても、第1接触部431Aと第2接触部431Bとが別部品で形成されていることになる。
このように、接点装置10の構成を図10に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図11に示す構成とすることもできる。
図11に示す可動接触子430は、はさみのような形状をしており、導電性を有するとともに剛性を有する2本の棒状部材を、互いに交差させた状態で、交点部分を軸として互いに相対回動できるように軸支することで形成されている。なお、導電性を有するとともに剛性を有する2本の板状部材を用いて可動接触子430を形成することも可能である。
図11に示す可動接触子430は、2本の棒状部材の交点部分が支点4371となっている。また、一方の棒状部材の支点4371よりも下側が、力が伝えられる第1伝力片4372Aとなっており、他方の棒状部材の支点4371よりも下側が、力が伝えられる第2伝力片4372Bとなっている。さらに、一方の棒状部材の支点4371よりも上側が、第1伝力片4372Aに伝えられた力によって作用する第1作用片4373Aとなっており、他方の棒状部材の支点4371よりも上側が、第2伝力片4372Bに伝えられた力によって作用する第2作用片4373Bとなっている。
このような形状をした可動接触子430は、例えば、ベース410の周壁412に取り付けた軸に支点4371を支持することで、ベース410内に配置させることができる。
そして、この第1作用片4373Aは、先端が第1固定端子420Aの側面421bAに向けて屈曲した形状をしており、この先端が、剛性を有し、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aとなっている。また、第2作用片4373Bは、先端が第2固定端子420Bの側面421bBに向けて屈曲した形状をしており、この先端が、剛性を有し、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bとなっている。
このように、図11に示す可動接触子430では、第1作用片4373Aが第1接触部431Aに相当しており、第2作用片4373Bが第2接触部431Bに相当している。そして、第1接触部431Aが第1接触部側の第1接触片432Aを備えるとともに、第2接触部431Bが第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
このような構成とすることで、第1伝力片4372Aと第2伝力片4372Bとを、先端(下端)同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対移動させた場合には、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、先端同士が互いに離れる方向に相対移動するようにしている。また、第1伝力片4372Aと第2伝力片4372Bとを、先端(下端)同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対移動させた場合には、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、先端同士が互いに近づく方向に相対移動するようにしている。
この第1伝力片4372Aと第2伝力片4372Bとの相対回動は、上下方向(一方向)に移動する駆動軸380によって行われる。図11では、幅方向(前後方向)を軸とする略円柱状の駆動軸380を上下に移動させることで、第1伝力片4372Aと第2伝力片4372Bとが相対回動するようにしている。そして、第1伝力片4372Aと第2伝力片4372Bとの相対回動に連動して、第1接触部側の第1接触片432Aと第2接触部側の第1接触片432Bとが相対移動するようにしている。なお、駆動軸380の形状は略円柱状に限られるものではなく、例えば、略球状としてもよいし、上方に向かうにつれて幅狭となるテーパ状としてもよい。
そして、この図11に示す構成においては、駆動軸380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、第1接触部側の第1接触片432Aの先端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触し、第2接触部側の第1接触片432Bの先端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしている。
また、駆動軸380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第1接触部側の第1接触片432Aの先端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、第2接触部側の第1接触片432Bの先端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。
このように、図11に示す構成でも、第1伝力片4372A(第1接触部431A)が、駆動軸380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
さらに、第2伝力片4372B(第2接触部431B)が、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
そして、この図11においても、第1接触部431Aと第2接触部431Bとが別部品で形成されている。
このように、接点装置10の構成を図11に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図12に示す構成とすることもできる。
図12に示す可動接触子430は、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを、板ばね(連結部材)439で連結することで、形成されている。
具体的には、板状部材434Aと板状部材434Bとを、互いに接触する一端を軸に相対回動できるように軸支している。そして、かかる状態で、板ばね439の両端を板状部材434A,434Bの下面にそれぞれ連結し、板状部材434A,434Bの下面に連結されていない部位をリング状に湾曲させることで、可動接触子430を形成している。なお、板状部材434A,434Bは、ともに導電性材料を用いて形成されており、板ばね439は、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成されている。
また、板ばね439を自然状態とした場合に、板状部材434Aの他端と板状部材434Bの他端との距離が、第1固定端子420Aの側面421bAと第2固定端子420Bの側面421bBとの最短距離よりも短くなるようにしている。
ここで、図12に示す構成においては、駆動軸380を上下方向(一方向)の下方(一方側)に移動させた際に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対回動するようにしている。
すなわち、図12に示す可動接触子430は、駆動軸380による下方への押圧によって、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしたものである。
なお、図12に示す構成では、略円柱状の駆動軸380によって板状部材434A,434Bを直接押圧することで、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、他端同士が互いに離れる方向(開く方向)に相対回動するようにしている。この駆動軸380の形状は略円柱状に限られるものではなく、例えば、略球状としてもよいし、上方に向かうにつれて幅狭となるテーパ状としてもよい。
一方、駆動軸380を上下方向(一方向)の上方(他方側)に移動させた際には、板ばね439の弾性復元力により、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に相対回動するようになっている。こうすることで、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間することとなる。
また、図12に示す第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bをそれぞれ備えている。したがって、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、各側面421bA,421bBに接触する際には、突っ張り状態でそれぞれ接触することとなる。
このように、図12に示す構成では、第1接触部431Aが、駆動軸380によって上下方向(一方向)の下方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、駆動軸380によって上下方向(一方向)の下方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図12に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図13に示す構成とすることもできる。
図13に示す可動接触子430は、導電性を有する2枚の板ばねを用いて形成されており、下端同士を接触させた状態で、上端が左右方向に閉じたり開いたりすることができるようになっている。この可動接触子430は、例えば、互いに接触する下端部分をベース410等に固定することで、ベース410内に配置されるようにしている。
そして、一方の板ばねが、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aとなっており、他方の板ばねが、第1接触部431Aに電気的に接続されて第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bとなっている。
さらに、図13に示す可動接触子430では、第1接触部431Aは、先端が第1固定端子420Aの側面421bAに向けて屈曲した形状をしており、この先端が、剛性を有し、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aとなっている。
また、第2接触部431Bは、先端が第2固定端子420Bの側面421bBに向けて屈曲した形状をしており、この先端が、剛性を有し、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bとなっている。
このように、図13に示す可動接触子430では、第1接触部431Aが第1接触部側の第1接触片432Aを備えるとともに、第2接触部431Bが第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、図13に示す構成においても、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bでそれぞれ形成されている。
そして、駆動軸380を上下方向(一方向)の下方(一方側)に移動させた際に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに離れる方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが開く方向)に相対移動するようにしている。
すなわち、図13に示す可動接触子430は、駆動軸380による下方への押圧によって、板状部材434Aの先端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの先端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしたものである。
なお、図13に示す構成では、略円柱状の駆動軸380によって第1接触部431Aおよび第2接触部431Bを押圧することで、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに離れる方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが開く方向)に相対移動するようにしている。この駆動軸380の形状は略円柱状に限られるものではなく、例えば、略球状としてもよいし、上方に向かうにつれて幅狭となるテーパ状としてもよい。
一方、駆動軸380を上下方向(一方向)の上方(他方側)に移動させた際には、板ばね(第1接触部431Aおよび第2接触部431B)の弾性復元力により、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに近づく方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが閉じる方向)に相対移動するようになっている。こうすることで、板状部材434Aの先端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの先端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間することとなる。なお、図13に示す構成では、ベース410の天壁411に駆動軸380の上方への移動を許容する空間411cが形成されている。
また、図13に示す第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bをそれぞれ備えている。したがって、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、各側面421bA,421bBに接触する際には、突っ張り状態でそれぞれ接触することとなる。
このように、図13に示す構成では、第1接触部431Aが、駆動軸380によって上下方向(一方向)の下方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、駆動軸380によって上下方向(一方向)の下方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図13に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図14に示す構成とすることもできる。
図14に示す可動接触子430は、導電性を有する2枚の板ばねを用いて形成されており、上端同士を接触させた状態で、下端が左右方向に閉じたり開いたりすることができるようになっている。この可動接触子430は、互いに接触する上端部分をベース410の天壁411に固定することで、ベース410内に配置されるようにしている。
そして、一方の板ばねが、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aとなっており、他方の板ばねが、第1接触部431Aに電気的に接続されて第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bとなっている。
さらに、図14に示す可動接触子430では、第1接触部431Aは、先端が第1固定端子420Aの側面421bAに向けて屈曲した形状をしており、この先端が、剛性を有し、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aとなっている。
また、第2接触部431Bは、先端が第2固定端子420Bの側面421bBに向けて屈曲した形状をしており、この先端が、剛性を有し、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bとなっている。
このように、図14に示す可動接触子430では、第1接触部431Aが第1接触部側の第1接触片432Aを備えるとともに、第2接触部431Bが第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、図14に示す構成においても、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bでそれぞれ形成されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに離れる方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが開く方向)に相対移動するようにしている。
すなわち、図14に示す可動接触子430は、シャフト380による上方への押圧によって、板状部材434Aの先端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、板状部材434Bの先端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしたものである。
なお、図14に示す構成では、上方に向かうにつれて幅狭となるシャフト380の先端によって第1接触部431Aおよび第2接触部431Bを押圧することで、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに離れる方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが開く方向)に相対移動するようにしている。このシャフト380の先端の形状は、略円柱状としてもよいし、略球状としてもよい。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板ばね(第1接触部431Aおよび第2接触部431B)の弾性復元力により、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに近づく方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが閉じる方向)に相対移動するようになっている。こうすることで、板状部材434Aの先端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、板状部材434Bの先端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間することとなる。なお、図14に示す構成では、ベース410の天壁411に、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの回動を許容する空間411cが形成されている。
また、図14に示す第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、剛性を有する板状部材434Aおよび板状部材434Bをそれぞれ備えている。したがって、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bも、各側面421bA,421bBに接触する際には、突っ張り状態でそれぞれ接触することとなる。
このように、図14に示す構成では、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
さらに、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図14に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、図15に示すように、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bを、長手方向を左右方向(水平方向)に略一致させた状態でベース410(周壁412)に固定した構成としてもよい。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、可動接触子430の第1接触部側の第1接触片432Aを、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの先端面421cAに突っ張り状態で接触させるようにしてもよい。また、第2接触部側の第1接触片432Bを、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの先端面421cBに突っ張り状態で接触させるようにしてもよい。
このように、図15に示す構成では、第1固定端子420Aの先端面421cAが、上下方向(一方向)と交差する方向から第1接触部431Aが接触する第1の面(第1固定端子420Aの第1の面)に相当している。したがって、第1固定端子420Aの先端面421cAに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この先端面421cA(第1固定端子420Aの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。
また、第2固定端子420Bの先端面421cBが、上下方向(一方向)と交差する方向から第2接触部431Bが接触する第1の面(第2固定端子420Bの第1の面)に相当している。したがって、第2固定端子420Bの先端面421cBに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この先端面421cB(第2固定端子420Bの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。
このように、接点装置10の構成を図15に示す構成としても、図14に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図16に示すように、シャフト380に、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの開閉を補助する開閉補助部材383を設けてもよい。
図16では、開閉補助部材383は、シャフト380の先端よりも上方に突出させた状態でシャフト380に一体に設けられており、この開閉補助部材383とシャフト380の先端との間に、第1接触部431Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)および第2接触部431Bの先端(第2接触部側の第1接触片432B)が配置されるようにしている。そして、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bは、開閉補助部材383が位置する部分では、この開閉補助部材383によって互いに接触するように閉じられており、開閉補助部材383が位置する部分よりも下方では、先端が互いに離れる方向に開くことができるようになっている。
このような構成とすることで、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、このシャフト380の上方への移動に連動して開閉補助部材383も上方に移動することとなる。このように、開閉補助部材383が上方に移動すると、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの閉じられている部位が少なくなる。すなわち、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに離れる方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが開く方向)に、より大きく相対移動できるようになる。
したがって、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bがシャフト380の先端により押し広げられて、第1接触部側の第1接触片432Aの先端が第1固定端子420Aの先端面421cAに接触するとともに、第2接触部側の第1接触片432Bの先端が第2固定端子420Bの先端面421cBに接触することとなる。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、このシャフト380の下方への移動に連動して開閉補助部材383も下方に移動することとなる。このように、開閉補助部材383が下方に移動すると、第1接触部431Aと第2接触部431Bとの閉じられている部位が多くなる。すなわち、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが互いに離れる方向(第1接触部431Aと第2接触部431Bとが開く方向)に相対移動することが、開閉補助部材383によって妨げられることとなる。
したがって、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが開閉補助部材383によって閉じられて、第1接触部側の第1接触片432Aの先端が第1固定端子420Aの先端面421cAから離間するとともに、第2接触部側の第1接触片432Bの先端が第2固定端子420Bの先端面421cBから離間することとなる。
このように、接点装置10の構成を図16に示す構成としても、図15に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図17に示す構成とすることもできる。
図17では、固定鉄芯を用いずに駆動ブロック30を構成している。すなわち、固定鉄芯の替わりに継鉄上板351を固定側部材とし、この継鉄上板351に可動鉄芯370を吸引させるようにしている。そして、可動鉄芯370の移動可能範囲(可動範囲)を、継鉄上板351から下方に離間配置された初期位置と、継鉄上板351に当接する当接位置との間に設定している。さらに、継鉄上板351と可動鉄芯370との間には、弾性力により可動鉄芯370を初期位置に復帰させる方向(可動鉄芯370が継鉄上板351から離れる方向)に付勢する復帰ばね302が配置されている。
また、図17に示す可動接触子430は、第1可動接触子本体4301と、第1可動接触子本体4301とは別体に設けられた第2可動接触子本体4302とを備えている。
図17では、第1可動接触子本体4301は、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを板ばね(連結部材)439で連結することで形成される略V字状の部材(上記実施形態で示した可動接触子の全体に相当する部材)で構成されている。この第1可動接触子本体4301を構成する部材である板状部材434A,434Bは、ともに導電性材料を用いて形成されており、板ばね439は、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成されている。
一方、第2可動接触子本体4302は、略水平方向に延在し、剛性を有する略板状の部材で構成されている。この第2可動接触子本体4302を構成する略板状の部材も導電性材料を用いて形成されている。
また、図17では、第2可動接触子本体4302が、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bの下方に配置されるようにしている。このとき、第2可動接触子本体4302の上面が、第1固定端子420Aの底面421cAおよび第2固定端子420Bの底面421cBと対向するようにしている。
そして、図17では、第1可動接触子本体4301がシャフト380の頭部382の上面に載置されている。一方、第2可動接触子本体4302は、中央部に形成された挿通孔にシャフト380を挿通させることでシャフト380に相対移動可能に取り付けられている。このように、図17では、第2可動接触子本体4302は、第1可動接触子本体4301に対して相対移動できるように、シャフト380に取り付けられている。また、図17に示す構成では、第2可動接触子本体4302が接圧ばね401によって上方に押圧されるようにしている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAに接触し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBに接触するようにしている。さらに、第2可動接触子本体4302の一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421cAに接触するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421cBに接触するようにしている。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Aの他端が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、板状部材434Bの他端が第2固定端子420Bの側面421bBから離間するようにしている。さらに、第2可動接触子本体4302の一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421cAから離間するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421cBから離間するようにしている。
このように、図17に示す構成では、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第1固定端子420Aの底面421cAが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する第2の面となっている。
また、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第2固定端子420Bの底面421cBが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する第2の面となっている。
さらに、図17に示す構成では、板状部材434Aおよび第2可動接触子本体4302の一方側が、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aとなっている。また、板状部材434Bおよび第2可動接触子本体4302の他方側が、第1接触部431Aに電気的に接続されて第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bとなっている。
そして、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。さらに、第1接触部431Aが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する底面(第2の面)421cAに接触する第1接触部側の第2接触片(第2可動接触子本体4302の一方側)433Aを備えている。
一方、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。さらに、第2接触部431Bが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する底面(第2の面)421cBに接触する第2接触部側の第2接触片(第2可動接触子本体4302の他方側)433Bを備えている。
また、図17においても、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えており、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図17に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図17に示す構成では、第1接触部431Aが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する底面(第2の面)421cAに接触する第1接触部側の第2接触片(第2可動接触子本体4302の一方側)433Aを備えている。
こうすれば、可動接触子430を、第1固定端子420Aの外面421aAの2箇所に接触させることができるため、第1固定端子420Aから可動接触子430に流れる電流を分流させることができる。その結果、各接触片(第1接触部側の第1接触片432Aおよび第1接触部側の第2接触片433A)で生じる電磁反発力の大きさを低減させることができ、可動接触子430に生じる電磁反発力の大きさを低減させることもできる。
したがって、可動接触子430の各接触片(第1接触部側の第1接触片432Aおよび第1接触部側の第2接触片433A)が第1固定端子420Aから離間してしまうのを抑制することができる。さらに、いずれか一方の接触片が第1固定端子420Aから離間したとしても、他方の接触片が第1固定端子420Aに接触していれば、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態を維持することができる。このように、図17に示す構成とすれば、より確実に、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態を維持することができるようになる。
また、図17に示す構成では、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが別体に形成されている。
こうすれば、一方の接触片で生じた電磁反発力が、他方の接触片に影響を与えてしまうのを抑制することができ、より確実に、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態を維持することができるようになる。
また、図17に示す構成では、第2接触部431Bが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する底面(第2の面)421cBに接触する第2接触部側の第2接触片(第2可動接触子本体4302の他方側)433Bを備えている。
そして、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが別体に形成されている。
したがって、第2固定端子420B側においても第1固定端子420A側と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図18に示す構成とすることもできる。
図18(a)に示す接点装置10では、第1固定端子420Aが、長手方向を上下方向と交差させた状態で、天壁411に固定されるようにしている。また、第2固定端子420Bが、長手方向を上下方向と交差させた状態で、天壁411に固定されるようにしている。
すなわち、図18(a)に示す接点装置10では、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bは、斜めに傾斜させた状態で天壁411に固定されている。
さらに、図18(a)に示す接点装置10では、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bは、下方に向かうにつれて離間距離が大きくなるように天壁411に固定されている。
そして、可動接触子430の第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、斜めに傾斜させた状態で固定されている第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに、突っ張り状態で接触するようにしている。
また、可動接触子430の第2接触部側の第1接触片432Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、斜めに傾斜させた状態で固定されている第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに、突っ張り状態で接触するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図18(a)に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図18(a)に示す構成とすれば、下方に向かうにつれて、第1固定端子420Aの側面421bAと第2固定端子420Bの側面421bBとの最短距離が大きくなる。
そのため、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際に、比較的早い段階で、可動接触子430を各固定端子420A,420Bから離間させることができるようになる。
また、図18(b)に示す接点装置10では、湾曲させた形状の第1固定端子420Aを天壁411に固定している。また、湾曲させた形状の第2固定端子420Bを天壁411に固定している。
このとき、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bは、側面421bA,421bBを構成する面である凹曲面同士が対向するように天壁411に固定されている。すなわち、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bは、上方かつ左右方向の外方に凸となるようにした状態で、天壁411に固定されている。そして、各固定端子420A,420Bの凹曲面は、上方から下方に向かうにつれて傾斜がきつくなるように(鉛直方向に近づくように)なっている。
そして、可動接触子430の第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの凹曲面(側面(第1の面)421bA)に、突っ張り状態で接触するようにしている。
また、可動接触子430の第2接触部側の第1接触片432Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの凹曲面(側面(第1の面)421bB)に、突っ張り状態で接触するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図18(b)に示す構成としても、図18(a)に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図19に示す構成とすることもできる。
図19に示す接点装置10においても、図17と同様に、固定鉄芯を用いずに駆動ブロック30を構成している。すなわち、固定鉄芯の替わりに継鉄上板351を固定側部材とし、この継鉄上板351に可動鉄芯370を吸引させるようにしている。そして、可動鉄芯370の移動可能範囲(可動範囲)を、継鉄上板351から下方に離間配置された初期位置と、継鉄上板351に当接する当接位置との間に設定している。さらに、継鉄上板351と可動鉄芯370との間には、弾性力により可動鉄芯370を初期位置に復帰させる方向(可動鉄芯370が継鉄上板351から離れる方向)に付勢する復帰ばね302が配置されている。
また、図19に示す可動接触子430も、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
ここで、第1接触部側の第1接触片432Aは、可動接触子430が第1固定端子420Aから離間した状態のときには撓み状態となり、可動接触子430が第1固定端子420Aに接触した状態のときには突っ張り状態となる第1板ばね435Aを備えている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bは、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが非導通状態のときには撓み状態となり、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが導通状態のときには突っ張り状態となる第2板ばね435Bを備えている。
さらに、図19では、第1板ばね435Aと第2板ばね435Bとが一体に形成されている。すなわち、可動接触子430は、一方側が第1板ばね435Aとなるととともに他方側が第2板ばね435Bとなる1枚の板ばね435を備えている。この板ばね435は、導電性を有しており、下方に湾曲させた状態でシャフト380に取り付けられている。
具体的には、板ばね435の中央部に形成された挿通孔にシャフト380を挿通させることで、この板ばね435がシャフト380に取り付けられるようにしている。また、図19に示すシャフト380には、シャフト本体部381の周囲に取り付けられて、板ばね435を下方から支持する支持部材384aが設けられている。
したがって、板ばね435は、中央部に形成された挿通孔にシャフト380のシャフト本体部381を挿通させた後に、シャフト本体部381の周囲に支持部材384aを取り付けることで、頭部382と支持部材384aとの間に挟まれた状態でシャフト380に取り付けられている。
また、図19に示す構成では、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bを、上側が大径部で下側が小径となる段差状に形成している。
すなわち、各固定端子420A,420Bは、上側に位置する大径部4201A,4201Bと、大径部4201A,4201Bの下部に同心状に連設される小径部4202A,4202Bとを備えている。
そして、板ばね435は、コイル330の非通電時には、一方側の先端が、第1固定端子420Aから離間した状態で、第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAに対向し、他方側の先端が、第2固定端子420Bから離間した状態で、第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに対向するようにしている。
したがって、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、まず初めに、板ばね435が上方に移動して、一方側の先端が第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAに接触するとともに、他方側の先端が第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに接触することとなる。
さらに、図19に示す構成では、一方側の先端を第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAに接触させるとともに、他方側の先端を第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに接触させた状態で、板ばね435がシャフト380によってさらに上方に押圧されるようにしている。
したがって、板ばね435は、両先端を各固定端子420A,420Bの下面421dA,421dBに接触させた状態で上方に押圧されて弾性変形し、一方側の先端が下面421dAを摺動しつつ、第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAに接触するとともに、他方側の先端が下面421dBを摺動しつつ、第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBに接触することとなる。なお、第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAが、第1固定端子420Aの第1の面に相当しており、第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBが、第2固定端子420Bの第1の面に相当するものである。
さらに、図19に示す構成では、一方側の先端を第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAに接触させるとともに、他方側の先端を第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBに接触させた状態としても、板ばね435がシャフト380によってさらに上方に押圧されるようにしている。
このとき、板ばね435の一方側の先端を第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAに接触させた状態で、板ばね435の一方側が、シャフト380と第1固定端子420Aの側面(第1の面)421eAとの間で突っ張り支持されるようにしている。また、板ばね435の他方側の先端を第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBに接触させた状態で、板ばね435の他方側が、シャフト380と第2固定端子420Bの側面(第1の面)421eBとの間で突っ張り支持されるようにしている。
このように、図19に示す構成では、板ばね435の一方側が、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421eAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aとなっている。また、板ばね435の他方側が、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421eBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bとなっている。
すなわち、図19に示す可動接触子430は、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には、一端が第1接触部側の第1接触片432Aとなるとともに他端が第2接触部側の第1接触片432Bとなる板ばね435を備えている。
このように、接点装置10の構成を図19に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図19に示す構成では、可動接触子430が、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には、一端が第1接触部側の第1接触片432Aとなるとともに他端が第2接触部側の第1接触片432Bとなる板ばね435を備えるようにしている。
こうすれば、構成の簡素化を図ることができる。
なお、図19に示す構成では、1枚の板ばね435に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが形成されたものを例示したが、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bのうちのいずれか一方の接触片のみを板ばねで形成するようにしてもよい。
すなわち、第1接触部側の第1接触片432Aが、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には突っ張り状態となる第1板ばね435Aを備えるようにしてもよい。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には突っ張り状態となる第2板ばね435Bを備えるようにしてもよい。
また、第1接触部側の第1接触片432Aを、1枚の第1板ばね435Aで形成しつつ、第2接触部側の第1接触片432Bを、第1接触部側の第1接触片432Aを構成する第1板ばね435Aとは別体となる第2板ばね435Bで形成してもよい。
こうすることでも、図19に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、板ばね435の形状を図20(a)〜図20(f)に示す形状とすることも可能である。
図20(a)に示す板ばね435は、導電性を有する1枚の板ばねを下方に凸となるV字状に折り曲げた形状をしている。
図20(b)に示す板ばね435は、導電性を有する1枚の板ばねの両端を上方に折り曲げた形状をしている。
図20(c)に示す板ばね435は、導電性を有する1枚の板ばねの両端を上方に折り曲げつつ、中央部を上方に凸となるように湾曲させた形状をしている。
図20(d)に示す板ばね435は、導電性を有する1枚の板ばねを、一方側に偏ったV字状となるように折り曲げつつ、他方側の端部を略水平となるように下方に折り曲げた形状をしている。
図20(e)に示す板ばね435は、導電性を有する1枚の板ばねを、一方側に偏ったV字状となるように折り曲げつつ、他方側の端部を先端が下を向くように下方に折り曲げた形状をしている。
図20(f)に示す板ばね435は、導電性を有する1枚の板ばねの一部を切り起こして、V字状となるようにした形状をしている。
また、接点装置10の構成を図21および図22に示す構成とすることもできる。
図21および図22に示す接点装置10においても、図17と同様に、固定鉄芯を用いずに駆動ブロック30を構成している。すなわち、固定鉄芯の替わりに継鉄上板351を固定側部材とし、この継鉄上板351に可動鉄芯370を吸引させるようにしている。そして、可動鉄芯370の移動可能範囲(可動範囲)を、継鉄上板351から下方に離間配置された初期位置と、継鉄上板351に当接する当接位置との間に設定している。さらに、継鉄上板351と可動鉄芯370との間には、弾性力により可動鉄芯370を初期位置に復帰させる方向(可動鉄芯370が継鉄上板351から離れる方向)に付勢する復帰ばね302が配置されている。
また、図21および図22に示す可動接触子430は、一方側が第1板ばね435Aとなるととともに他方側が第2板ばね435Bとなる板ばね435を複数枚(3枚)備えている。この複数枚(3枚)の板ばね435も導電性を有しており、図21および図22では、これらの板ばね435が、下方に湾曲させた状態でシャフト380に上下方向に積層された状態で取り付けられている。
さらに、図21および図22に示す可動接触子430は、剛性を有し、略水平方向に延在して板ばね435の上方に配置される板部材438を備えている。この板部材438は、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成することができる。
また、図21および図22に示すシャフト380には、シャフト本体部381の周囲に取り付けられて、各板ばね435を下方から支持する支持部材384aが設けられている。
そして、板部材438および板ばね435は、中央部に形成された挿通孔にシャフト380のシャフト本体部381を挿通させた後に、シャフト本体部381の周囲に支持部材384aを取り付けることで、頭部382と支持部材384aとの間に挟まれた状態でシャフト380に取り付けられている。
また、図21および図22に示す構成でも、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bを、上側が大径で下側が小径となる段差状に形成している。
すなわち、各固定端子420A,420Bは、上側に位置する大径部4201A,4201Bと、大径部4201A,4201Bの下部に同心状に連設される小径部4202A,4202Bとを備えている。
そして、板部材438は、コイル330の非通電時には、一方側の先端が、第1固定端子420Aから離間した状態で、第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAに対向し、他方側の先端が、第2固定端子420Bから離間した状態で、第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに対向するようにしている。
さらに、図21および図22に示す構成では、コイル330の非通電時における、各板ばね435の一方側の先端から他方側の先端までの距離が、板部材438の左右方向の長さ(一方側の先端から他方側の先端までの距離)よりも短くなるようにしている。
そして、コイル330の通電時には、各板ばね435が板部材438に対して相対移動して、各板ばね435の一方側の先端が板部材438の一方側の先端からはみ出すとともに、各板ばね435の他方側の先端が板部材438の他方側の先端からはみ出すようにしている。
したがって、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、まず初めに、可動接触子430(板部材438および各板ばね435)が上方に移動して、板部材438の一方側の先端が第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAに接触するとともに、他方側の先端が第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに接触することとなる。このように、板部材438の両側の先端を、第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAおよび第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに接触させることで、板部材438の上方への移動が規制されるようにしている。
さらに、図21および図22に示す構成では、板部材438の上方への移動が規制された状態(板部材438の一方側の先端を第1固定端子420Aの大径部4201Aの下面421dAに接触させるとともに、他方側の先端を第2固定端子420Bの大径部4201Bの下面421dBに接触させた状態)で、各板ばね435がシャフト380によってさらに上方に押圧されるようにしている。
したがって、各板ばね435は、両先端を直上の板部材438や板ばね435の下面に接触させた状態で上方に押圧されて弾性変形し、一方側の先端が直上の板部材438や板ばね435の一方側の下面を摺動しつつ、第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAに接触するとともに、他方側の先端が直上の板部材438や板ばね435の他方側の下面を摺動しつつ、第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBに接触することとなる。なお、図21および図22に示す構成では、各板ばね435の先端は、平面視(上下方向から視た状態)で、シャフト380を中心とした円弧の一部となるように湾曲させている。このように、各板ばね435の先端の輪郭形状を、シャフト380を中心とした円弧の一部となるようにすることで、各板ばね435がシャフト380を中心に回動したとしても、先端を側面421eAおよび側面421eBに接触させることができるようにしている。
また、図21および図22に示す構成では、第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAが、第1固定端子420Aの第1の面に相当しており、第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBが、第2固定端子420Bの第1の面に相当するものである。
さらに、図21および図22に示す構成では、各板ばね435の一方側の先端を第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAに接触させるとともに、他方側の先端を第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBに接触させた状態としても、各板ばね435がシャフト380によってさらに上方に押圧されるようにしている。
このとき、各板ばね435の一方側の先端を第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAに接触させた状態で、各板ばね435の一方側が、シャフト380と第1固定端子420Aの側面(第1の面)421eAとの間で突っ張り支持されるようにしている。また、各板ばね435の他方側の先端を第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBに接触させた状態で、各板ばね435の他方側が、シャフト380と第2固定端子420Bの側面(第1の面)421eBとの間で突っ張り支持されるようにしている。
このように、図21および図22に示す構成では、各板ばね435の一方側が、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421eAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aとなっている。また、各板ばね435の他方側が、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421eBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bとなっている。
すなわち、図21および図22に示す可動接触子430は、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には、一端が第1接触部側の第1接触片432Aとなるとともに他端が第2接触部側の第1接触片432Bとなる板ばね435を備えている。
そして、この板ばね435が上下方向(一方向)に複数枚積層されている。
このように、接点装置10の構成を図21および図22に示す構成としても、図19に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図21および図22に示す構成では、板ばね435が上下方向(一方向)に複数枚積層されている。
こうすれば、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの突っ張り強度をより高めることができる。
さらに、積層された板ばね435に同方向の電流を流した場合、積層された板ばね435には互いに引き付け合う力が作用する。
そのため、コイル330の通電時(導通状態のとき)には、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bを構成する3枚の板ばね435の全体が、1枚の板ばねのように作用することとなり、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの突っ張り強度をより高めることが可能となる。
また、可動接触子430を、第1固定端子420Aの外面421aAの複数箇所に接触させることができるため、可動接触子430に生じる電磁反発力の大きさを低減させることができる。
さらに、可動接触子430を、第2固定端子420Bの外面421aBの複数箇所に接触させることができるため、可動接触子430に生じる電磁反発力の大きさをさらに低減させることができる。
なお、図21および図22に示す構成では、複数枚の板ばね435に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bがそれぞれ形成されたものを例示したが、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bのうちのいずれか一方の接触片のみを複数枚の板ばね(第1板ばね435Aまたは第2板ばね435B)で形成するようにしてもよい。
すなわち、第1接触部側の第1接触片432Aが、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には突っ張り状態となる第1板ばね435Aが複数枚積層されるようにしてもよい。
また、第2接触部側の第1接触片432Bが、コイル330の非通電時(非導通状態のとき)には撓み状態となり、コイル330の通電時(導通状態のとき)には突っ張り状態となる第2板ばね435Bが複数枚積層されるようにしてもよい。
また、第1接触部側の第1接触片432Aを、第1板ばね435Aを複数枚積層することで形成しつつ、第2接触部側の第1接触片432Bを、第1接触部側の第1接触片432Aを構成する第1板ばね435Aとは別体となる第2板ばね435Bを複数枚積層することで形成してもよい。
こうすることでも、図21および図22に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、図23および図24に示すように、第1固定端子420Aの小径部4202Aの側面421eAおよび第2固定端子420Bの小径部4202Bの側面421eBが、各板ばね435の先端の円弧部に対応する凹曲面となるようにし、各板ばね435を側面421eA,421eBに線接触(または面接触)させるようにしてもよい。
この図23および図24に示す可動接触子430も、剛性を有し、略水平方向に延在して板ばね435の上方に配置される板部材438を備えており、この板部材438は、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成されている。
こうすれば、図21および図22に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる上、より確実に、各板ばね435を側面421eA,421eBに接触させることができるようになる。
また、図25に示すように、上下方向(一方向)において隣り合う板ばね435の間に隙間D2が形成されるようにしてもよい。
この図25に示す構成においても、各板ばね435が導電性を有している。さらに、図25に示す可動接触子430も、剛性を有し、略水平方向に延在して板ばね435の上方に配置される板部材438を備えている。この板部材438も、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成することができる。
なお、図25に示す構成においても、各板ばね435の先端を、平面視(上下方向から視た状態)で、シャフト380を中心とした円弧の一部となるように湾曲させることが可能である。
このように、接点装置10の構成を図25に示す構成としても、図21および図22に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図25に示すように、上下方向(一方向)において隣り合う板ばね435の間に隙間D2が形成されるようにすれば、各板ばね435が直上の板部材438や板ばね435の下面を滑りやすくなるため、各板ばね435をより容易に弾性変形させることができるようになる。
また、いずれかの板ばね435が突っ張り状態で支持された場合に、当該板ばね435の突っ張りによって他の板ばね435の弾性変形が妨げられてしまうことを抑制することができる。
また、図26に示すように、シャフト380のシャフト本体部381にEリング384bを取り付けることで、各板ばね435を下方から支持するようにしてもよい。
この図26に示す構成においても、各板ばね435が導電性を有している。さらに、図26に示す可動接触子430も、剛性を有し、略水平方向に延在して板ばね435の上方に配置される板部材438を備えている。この板部材438も、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成することができる。
なお、図26に示す構成においても、各板ばね435の先端を、平面視(上下方向から視た状態)で、シャフト380を中心とした円弧の一部となるように湾曲させることが可能である。
このように、接点装置10の構成を図26に示す構成としても、図25に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図26では、板部材438の中央部に下方(板ばね435側)に突出する段差部438aが形成されている。そして、各板ばね435がシャフト380によって上方に押圧されて弾性変形する際に、弾性変形の途中で最上部に位置する板ばね435が段差部438aの下端に接触するようにしている。すなわち、最上部に位置する板ばね435を段差部438aの下端に接触させた状態で、各板ばね435が弾性変形するようにしている。
したがって、図26に示す構成では、各板ばね435は、弾性変形の後半には、シャフト380によって上方に押圧されつつ、段差部438aによって下方に押圧された状態で弾性変形することになる。すなわち、各板ばね435は、シャフト380および段差部438aによって圧縮されることで、弾性変形することになる。
こうすれば、より確実に各板ばね435を弾性変形させることができる上、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通させた状態における各板ばね435の突っ張り力をより向上させることができる。
また、図27に示すように、板部材438の幅方向(前後方向)の両端から下付に向けて側壁部438bを形成するようにしてもよい。
この図27に示す構成においても、各板ばね435が導電性を有している。さらに、図27に示す可動接触子430も、剛性を有し、略水平方向に延在して板ばね435の上方に配置される板部材438を備えている。この板部材438も、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成することができる。
そして、図27においても、板部材438の中央部には、下方(板ばね435側)に突出する段差部438aが形成されている。
なお、図27に示す構成においても、各板ばね435の先端を、平面視(上下方向から視た状態)で、シャフト380を中心とした円弧の一部となるように湾曲させることが可能である。
このように、接点装置10の構成を図27に示す構成としても、図25および図26に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図27に示すように、板部材438の幅方向(前後方向)の両端に側壁部438bを形成すれば、各板ばね435がシャフト380を中心に回動してしまうのを抑制することができる。
なお、図27では、シャフト380のシャフト本体部381に支持部材384aを取り付けたものを例示したが、図26のように、シャフト本体部381にEリング384bを取り付けるようにしてもよい。
また、接点装置10の構成を図28に示す構成とすることもできる。
図28に示す接点装置10においても、図17と同様に、固定鉄芯を用いずに駆動ブロック30を構成している。すなわち、固定鉄芯の替わりに継鉄上板351を固定側部材とし、この継鉄上板351に可動鉄芯370を吸引させるようにしている。そして、可動鉄芯370の移動可能範囲(可動範囲)を、継鉄上板351から下方に離間配置された初期位置と、継鉄上板351に当接する当接位置との間に設定している。さらに、継鉄上板351と可動鉄芯370との間には、弾性力により可動鉄芯370を初期位置に復帰させる方向(可動鉄芯370が継鉄上板351から離れる方向)に付勢する復帰ばね302が配置されている。
また、図28に示す可動接触子430は、第1可動接触子本体4301と、第1可動接触子本体4301とは別体に設けられた第2可動接触子本体4302とを備えている。
この図28では、第1可動接触子本体4301は、一方側が第1板ばね435Aとなるととともに他方側が第2板ばね435Bとなる板ばね435を複数枚(3枚)備えている。この複数枚(3枚)の板ばね435も導電性を有しており、これらの板ばね435は、下方に湾曲した略U字状をしている。
また、図28に示すシャフト380は、シャフト本体部381の途中に頭部382が形成された形状をしている。
そして、各板ばね435の中央に形成された挿通孔にシャフト本体部381の頭部382よりも上部に位置する部位を挿通させることで、複数枚(3枚)の板ばね435を、上下方向に積層された状態でシャフト380に取り付けている。
このように、図28では、略U字状に湾曲した複数枚(3枚)の板ばね435を上下方向に積層することで、第1可動接触子本体4301を形成している。
一方、第2可動接触子本体4302は、略水平方向に延在し、剛性を有する略板状の部材で構成されている。この第2可動接触子本体4302を構成する略板状の部材も導電性材料を用いて形成されている。
また、図28では、第2可動接触子本体4302が、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bの下方に配置されるようにしている。このとき、第2可動接触子本体4302の上面が、第1固定端子420Aの底面421cAおよび第2固定端子420Bの底面421cBと対向するようにしている。
そして、この第2可動接触子本体4302は、中央部に形成された挿通孔に、シャフト本体部381の頭部382よりも下部に位置する部位を挿通させることで、シャフト380に相対移動可能に取り付けられている。このように、図28では、第2可動接触子本体4302は、第1可動接触子本体4301に対して相対移動できるように、シャフト380に取り付けられている。また、図28に示す構成では、第2可動接触子本体4302が接圧ばね401によって上方に押圧されるようにしている。
さらに、図28に示す構成では、第1可動接触子本体4301の一方側および第2可動接触子本体4302の一方側が、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aとなっている。また、第1可動接触子本体4301の他方側および第2可動接触子本体4302の他方側が、第1接触部431Aに電気的に接続されて第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bとなっている。
ここで、図28では、第1接触部431Aの一部を構成する第1可動接触子本体4301の一方側が、先端を下方、かつ、第1固定端子420Aの側面421bAに向けて屈曲させた形状をしており、この先端を、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aとしている。
なお、図28では、各板ばね435の一方側の先端が、剛性を有する板状部材434Aとして機能するようにしている。したがって、図28に示す第1接触部側の第1接触片432Aも、剛性を有する板状部材434Aを備えている。
また、第2接触部431Bの一部を構成する第1可動接触子本体4301の他方側が、先端を下方、かつ、第2固定端子420Bの側面421bBに向けて屈曲させた形状をしており、この先端を、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bとしている。
同様に、図28では、各板ばね435の他方側の先端も、剛性を有する板状部材434Bとして機能するようにしている。したがって、図28に示す第2接触部側の第1接触片432Bも、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
そして、略U字状をした第1可動接触子本体4301の先端側(一方側の屈曲点および他方側の屈曲点)を天壁411の下面411bに摺動させながら、第1可動接触子本体4301を弾性変形させることで、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bを、第1固定端子420Aの側面421bAおよび第2固定端子420Bの側面421bBにそれぞれ接離させるようにしている。
さらに、図28では、可動鉄芯370が初期位置にあるときにも、第1可動接触子本体4301の他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)に付勢されるようにしている。すなわち、可動鉄芯370が初期位置にあるときにも、可動鉄芯370には第1可動接触子本体4301による下方への押圧力が作用するようにしている。
このような構成とすることで、コイル330への通電を開始すると、可動鉄芯370に連結されたシャフト380が上方に移動して、略U字状の第1可動接触子本体4301の頂点部分(下端:シャフト380との連結部分)がシャフト380によって上方に押圧されることとなる。
このように、第1可動接触子本体4301の頂点部分がシャフト380によって上方に押圧されると、第1可動接触子本体4301の弾性復元力に抗して、第1可動接触子本体4301の先端側(一方側の屈曲点および他方側の屈曲点)が天壁411の下面411bを摺動し、屈曲点同士が互いに離れる方向に回動することとなる。そして、第1可動接触子本体4301の第1接触部側の第1接触片432Aが第1固定端子420Aの側面421bAに接触するとともに、第1可動接触子本体4301の第2接触部側の第1接触片432Bが第2固定端子420Bの側面421bBに接触することとなる。
このとき、第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触するようにしている。また、第2接触部側の第1接触片432Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触するようにしている。
また、シャフト380が上方へ移動すると、第2可動接触子本体4302が接圧ばね401に押圧されて上方に移動することとなる。そして、第2可動接触子本体4302の一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421cAに接触するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421cBに接触することとなる。
一方、コイル330への通電を停止して、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させると、第1可動接触子本体4301の弾性復元力により、第1可動接触子本体4301の先端側(一方側の屈曲点および他方側の屈曲点)が天壁411の下面411bを摺動し、屈曲点同士が互いに近づく方向に回動することとなる。そして、第1可動接触子本体4301の第1接触部側の第1接触片432Aが第1固定端子420Aの側面421bAから離間するとともに、第1可動接触子本体4301の第2接触部側の第1接触片432Bが第2固定端子420Bの側面421bBから離間することとなる。
また、シャフト380が下方へ移動すると、第2可動接触子本体4302が頭部382により下方に押圧されて下方に移動することとなる。そして、第2可動接触子本体4302の一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421cAから離間するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421cBから離間することとなる。
このように、図28に示す構成では、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第1固定端子420Aの底面421cAが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する第2の面となっている。
また、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第2固定端子420Bの底面421cBが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する第2の面となっている。
さらに、図28に示す構成では、板状部材434Aおよび第2可動接触子本体4302の一方側が、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aとなっている。また、板状部材434Bおよび第2可動接触子本体4302の他方側が、第1接触部431Aに電気的に接続されて第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bとなっている。
そして、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。さらに、第1接触部431Aが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する底面(第2の面)421cAに接触する第1接触部側の第2接触片(第2可動接触子本体4302の一方側)433Aを備えている。
一方、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。さらに、第2接触部431Bが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する底面(第2の面)421cBに接触する第2接触部側の第2接触片(第2可動接触子本体4302の他方側)433Bを備えている。
また、図28に示す構成では、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えており、第2接触部側の第1接触片432Bも、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
さらに、図28に示す構成では、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが別体に形成されており、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが別体に形成されている。
このように、接点装置10の構成を図28に示す構成としても、図17、図21および図22に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、図28に示す構成では、複数枚の板ばね435の両端に、剛性を有する板状部材434A,434Bがそれぞれ形成されたものを例示したが、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bのうちのいずれか一方の接触片のみを複数枚の板ばね(第1板ばね435Aまたは第2板ばね435B)で形成するようにしてもよい。
また、第1接触部側の第1接触片432Aを、第1板ばね435Aを複数枚積層することで形成しつつ、第2接触部側の第1接触片432Bを、第1接触部側の第1接触片432Aを構成する第1板ばね435Aとは別体となる第2板ばね435Bを複数枚積層することで形成してもよい。
こうすることでも、図28に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、可動鉄芯370が初期位置にあるときにも、可動鉄芯370には第1可動接触子本体4301による下方への押圧力が作用するようにすれば、復帰ばね302を配置しなくても、コイル330への通電を停止した際に、可動鉄芯370を初期位置に復帰させることができるようになる。
したがって、図29に示すように、復帰ばね302が配置されていない駆動ブロック(駆動部)30を用いて接点装置10を構成することができる。
なお、図29に示す構成においても、各板ばね435が導電性を有している。さらに、第2可動接触子本体4302を構成する略板状の部材も導電性材料を用いて形成されている。
このように、接点装置10の構成を図29に示す構成としても、図28に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図30に示すように、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bの下端をテーパ状とすることも可能である。
この図30に示す構成においても、各板ばね435が導電性を有している。さらに、第2可動接触子本体4302を構成する略板状の部材も導電性材料を用いて形成されている。
ここで、図30では、第1固定端子420Aの下部に、下方に向かうにつれて大径となる上側テーパ部4203Aと、上側テーパ部4203Aに連設されて、下方に向かうにつれて小径となる下側テーパ部4204Aと、が形成されている。同様に、第2固定端子420Bの下部に、下方に向かうにつれて大径となる上側テーパ部4203Bと、上側テーパ部4203Bに連設されて、下方に向かうにつれて小径となる下側テーパ部4204Bと、が形成されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1接触部側の第1接触片432Aを、第1固定端子420Aの上側テーパ部4203Aの側面(傾斜面:第1の面)421fAに接触させている。また、第2接触部側の第1接触片432Bを、第2固定端子420Bの上側テーパ部4203Bの側面(傾斜面:第1の面)421fBに接触させるようにしている。
このとき、第2可動接触子本体4302は、一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421gAに接触するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421gBに接触している。
このように、図30に示す構成では、第1固定端子420Aの上側テーパ部4203Aの側面(傾斜面:第1の面)421fAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第1固定端子420Aの底面421gAが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421fAと交差する第2の面となっている。
また、第2固定端子420Bの上側テーパ部4203Bの側面(傾斜面:第1の面)421fBが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第2固定端子420Bの底面421gBが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421fBと交差する第2の面となっている。
このように、接点装置10の構成を図30に示す構成としても、図28に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図30に示す構成では、第1固定端子420Aの上側テーパ部4203Aの側面(傾斜面:第1の面)421fAに第1接触部側の第1接触片432Aを接触させている。したがって、第1固定端子420Aと第1接触部側の第1接触片432Aとの間には、斜め上方(下方とは異なる方向)の電磁反発力が生じることになる。
また、図30に示す構成では、第2固定端子420Bの上側テーパ部4203Bの側面(傾斜面:第1の面)421fBに第2接触部側の第1接触片432Bを接触させている。したがって、第2固定端子420Bと第2接触部側の第1接触片432Bとの間にも、斜め上方(下方とは異なる方向)の電磁反発力が生じることになる。
したがって、シャフト380に、当該シャフト380を上方に移動させる力(第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通状態とする方向への力)が作用することになる。
このように、図30に示す構成とすれば、シャフト380に作用する電磁反発力(第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを非導通状態とする方向への力)をより低減することができるようになる。
なお、第1固定端子420Aや第2固定端子420Bの下端を上部よりも大径の円柱状とし、大径の円柱部の上面に、第1接触部側の第1接触片432Aや第2接触部側の第1接触片432Bを接触させるようにしてもよい。こうすることでも、固定端子420Aと第1接触部側の第1接触片432Aとの間や、固定端子420Bと第2接触部側の第1接触片432Bとの間に、下方とは異なる方向(上方)の電磁反発力が生じるようにすることができる。
また、図31〜図33に示すように、第1可動接触子本体4301を構成する略U字状に湾曲した複数枚(3枚)の板ばね435の間に隙間D2が形成されるようにしてもよい。すなわち、上下方向(一方向)において隣り合う板ばね435の間に隙間D2が形成されるようにしてもよい。
この図31〜図33に示す構成においても、各板ばね435が導電性を有している。さらに、第2可動接触子本体4302を構成する略板状の部材も導電性材料を用いて形成されている。
このように、接点装置10の構成を図31〜図33に示す構成としても、図28に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図31〜図33に示すように、上下方向(一方向)において隣り合う板ばね435の間に隙間D2が形成されるようにすれば、各板ばね435が直上の板ばね435の下面を滑りやすくなるため、各板ばね435をより容易に弾性変形させることができるようになる。
また、いずれかの板ばね435が突っ張り状態で支持された場合に、当該板ばね435の突っ張りによって他の板ばね435の弾性変形が妨げられてしまうことを抑制することができる。
また、図31に示す構成では、第2可動接触子本体4302の上面に、円筒状の位置決め壁部4302aが、頭部382を囲うように形成されている。
そして、コイル330への通電を停止して、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際に、略U字状の第1可動接触子本体4301の頂点部分(下端:シャフト380との連結部分)が位置決め壁部4302aの筒内に収容されるようにしている。
こうすれば、略U字状に湾曲した複数枚(3枚)の板ばね435が位置ずれしてしまうのを抑制することができる。
また、第2可動接触子本体4302の上面に位置決め壁部4302aを設けることで、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際に、位置決め壁部4302aによって、第1可動接触子本体4301の他端同士が互いに近づく方向(閉じる方向)への回動が促進される。そのため、第1可動接触子本体4301を、より素早く各固定端子420A,420Bから離間させることができるようになる。
また、図32に示す構成では、第2可動接触子本体4302のシャフト380の周囲を下方に凹ますことで、接圧ばね401の位置決めを行う位置決め突部4302bを形成している。
こうすれば、接圧ばね401が位置ずれしてしまうのを抑制することができ、より安定的に第2可動接触子本体4302を上方に押圧することができる。また、第2可動接触子本体4302の左右の接触圧が偏ってしまうのを抑制することができる。
また、図33に示す構成でも、図32に示す構成と同様に、第2可動接触子本体4302のシャフト380の周囲を下方に凹ますことで、接圧ばね401の位置決めを行う位置決め突部4302bを形成している。
さらに、図33に示す構成では、第2可動接触子本体4302のシャフト380の周囲を図32に示す構成よりも大きく凹ますことで、位置決め突部4302bを形成している。こうすることで、位置決め突部4302bが、略U字状の第1可動接触子本体4301の頂点部分(下端:シャフト380との連結部分)を収容する収容部も兼ねるようにしている。
こうすれば、略U字状に湾曲した複数枚(3枚)の板ばね435が位置ずれしてしまうのを抑制しつつ、接圧ばね401が位置ずれしてしまうのを抑制することができるようになる。
また、接点装置10の構成を図34に示す構成とすることもできる。
図34に示す可動接触子430は、シャフト380に連設される(シャフト380により押圧される)基体部436を有している。図34では、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材で基体部436を形成している。この基体部436は、導電性材料を用いて形成されている。
また、基体部436は、中央部に形成された挿通孔にシャフト380のシャフト本体部381を挿通させた後に、シャフト本体部381の周囲に支持部材384aを取り付けることで、頭部382と支持部材384aとの間に挟まれた状態でシャフト380に取り付けられている。
そして、この基体部436の一方側の端部には、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aが連結されている。
また、基体部436の他方側の端部には、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bが連結されている。
ここで、図34では、第1接触部431Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。さらに、第1接触部431Aが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する底面(第2の面)421cAに接触する第1接触部側の第2接触片433Aを備えている。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが一体に形成されている。
具体的には、第1接触部431Aの形状が、剛性を有する板状部材を略コの字状に折り曲げた形状をしており、この第1接触部431Aは、導電性材料を用いて形成されている。そして、第1接触部431Aの一方側が第1接触部側の第1接触片432Aとなっており、他方側が第1接触部側の第2接触片433Aとなっている。
さらに、図34では、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが一体に形成された第1接触部431Aが、基体部436の一方側の端部に、幅方向(前後方向)を軸にして基体部436に対して相対回動自在に連設されている。
同様に、第2接触部431Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。さらに、第2接触部431Bが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する底面(第2の面)421cBに接触する第2接触部側の第2接触片433Bを備えている。
そして、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが一体に形成されている。
具体的には、第2接触部431Bの形状が、剛性を有する板状部材を略コの字状に折り曲げた形状をしており、この第2接触部431Bは、導電性材料を用いて形成されている。そして、第2接触部431Bの一方側が第2接触部側の第1接触片432Bとなっており、他方側が第2接触部側の第2接触片433Bとなっている。
さらに、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが一体に形成された第2接触部431Bが、基体部436の他方側の端部に、幅方向(前後方向)を軸にして基体部436に対して相対回動自在に連設されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、第1接触部431Aの一方側(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの側面421bAに接触し、第1接触部431Aの他方側(第1接触部側の第2接触片433A)が第1固定端子420Aの底面421cAに接触するようにしている。
すなわち、一体に形成された第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとで第1固定端子420Aを挟むようにして、第1接触部431Aを第1固定端子420Aに接触させている。
このとき、第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触するようにしている。また、第1接触部側の第2接触片433Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの底面(第2の面)421cAに突っ張り状態で接触するようにしている。
同様に、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、第2接触部431Bの一方側(第2接触部側の第1接触片432B)が第2固定端子420Bの側面421bBに接触し、第2接触部431Bの他方側(第2接触部側の第2接触片433B)が第2固定端子420Bの底面421cBに接触するようにしている。
すなわち、一体に形成された第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとで第2固定端子420Bを挟むようにして、第2接触部431Bを第2固定端子420Bに接触させている。
このとき、第2接触部側の第1接触片432Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触するようにしている。また、第2接触部側の第2接触片433Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの底面(第2の面)421cBに突っ張り状態で接触するようにしている。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第1接触部431Aの一方側(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの側面421bAから離間し、第1接触部431Aの他方側(第1接触部側の第2接触片433A)が第1固定端子420Aの底面421cAから離間するようにしている。
同様に、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第2接触部431Bの一方側(第2接触部側の第1接触片432B)が第2固定端子420Bの側面421bBから離間し、第2接触部431Bの他方側(第2接触部側の第2接触片433B)が第2固定端子420Bの底面421cBから離間するようにしている。
このように、図34に示す構成では、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第1固定端子420Aの底面421cAが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する第2の面となっている。
また、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第2固定端子420Bの底面421cBが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する第2の面となっている。
また、図34においても、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えており、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図34に示す構成としても、図17に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図34に示す構成では、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが一体に形成されている。
こうすれば、第1接触部431Aを第1固定端子420Aに接触させる際に、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとで第1固定端子420Aを挟み込むことができるため、より確実に、第1接触部431Aを第1固定端子420Aに接触させることができるようになる。
また、可動接触子430が、シャフト380に連設される(シャフト380により押圧される)基体部436を有している。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが一体に形成された第1接触部431Aが、基体部436の一方側の端部に、幅方向(前後方向)を軸にして基体部436に対して相対回動自在に連設されている。
こうすれば、電磁反発力によって第1接触部側の第1接触片432Aが第1固定端子420Aから離間する方向に回動した場合には、第1接触部側の第2接触片433Aを第1固定端子420Aに接触する方向に回動させることができる。また、電磁反発力によって第1接触部側の第2接触片433Aが第1固定端子420Aから離間する方向に回動した場合には、第1接触部側の第1接触片432Aを第1固定端子420Aに接触する方向に回動させることができる。
したがって、第1接触部431Aを第1固定端子420Aに接触させた際には、少なくともいずれか一方の接触片が第1固定端子420Aに接触した状態とすることができ、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態をより確実に維持することができる。
また、図34に示す構成では、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが一体に形成されている。
また、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが一体に形成された第2接触部431Bが、基体部436の他方側の端部に、幅方向(前後方向)を軸にして基体部436に対して相対回動自在に連設されている。
したがって、第2固定端子420B側においても第1固定端子420A側と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bのうちの少なくともいずれか一方の接触部を基体部436に固定させるようにしてもよい。
また、図35に示すように、基体部436を、非導通状態のときには撓み状態となり、導通状態のときには突っ張り状態となる板ばね435で構成してもよい。図35には、導電性を有する2枚の板ばね435を上下方向に積層させることで基体部436を構成したものを例示している。
この基体部436は、例えば、中央部に形成された挿通孔にシャフト380のシャフト本体部381を挿通させた後に、シャフト本体部381に支持部材384aを取り付けることで、頭部382と支持部材384aとの間に挟まれた状態でシャフト380に取り付けることができる。
そして、この板ばね435で構成された基体部436の一方側の端部に、導電性を有し、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが一体に形成された第1接触部431Aを、幅方向(前後方向)を軸にして基体部436に対して相対回動自在に連設してもよい。また、板ばねで構成された基体部436の他方側の端部に、導電性を有し、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとが一体に形成された第2接触部431Bを、幅方向(前後方向)を軸にして基体部436に対して相対回動自在に連設してもよい。
このように、接点装置10の構成を図35に示す構成としても、図34に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図36に示すように、非導通状態のときには撓み状態となり、導通状態のときには突っ張り状態となる板ばね435で構成した基体部436の両端を、それぞれ第1接触部側の第1接触片432A、第2接触部側の第1接触片433Bとして機能させてもよい。図36には、導電性を有する2枚の板ばね435を上下方向に積層させることで、第1接触部側の第1接触片432Aと、第2接触部側の第1接触片433Bと、基体部436とを一体に形成したものを例示している。
この板ばね435は、例えば、中央部に形成された挿通孔にシャフト380のシャフト本体部381を挿通させた後に、シャフト本体部381に支持部材384aを取り付けることで、頭部382と支持部材384aとの間に挟まれた状態でシャフト380に取り付けることができる。
そして、この板ばね435の一方側の中央部に第1接触部側の第2接触片433Aを固定するとともに、他方側の中央部に第2接触部側の第2接触片433Bを固定することで、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとを一体に形成するとともに、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとを一体に形成してもよい。
また、図36では、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bの形状が、導電性を有するとともに剛性を有する板状部材を略L字状に折り曲げた形状をしている。さらに、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bは、先端の幅方向(前後方向)の中央に切り欠き433aA,433aBが形成されており、底面421cA,421cBに接触する部分が2つに分岐されている。すなわち、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bは、各固定端子420A,420Bの底面421cA,421cBにそれぞれ2箇所で接触するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図36に示す構成としても、図34に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図37(a)に示すように、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bを、剛性を有する板状部材ではなく、板ばね435で構成するようにしてもよい。
図37(a)には、導電性を有する2枚の板ばね435を上下方向に積層させることで、第1接触部側の第1接触片432Aと、第2接触部側の第1接触片433Bと、基体部436とを一体に形成したものを例示している。
この板ばね435は、例えば、中央部に形成された挿通孔にシャフト380のシャフト本体部381を挿通させた後に、シャフト本体部381に支持部材384aを取り付けることで、頭部382と支持部材384cとの間に挟まれた状態でシャフト380に取り付けることができる。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aと、第2接触部側の第1接触片433Bと、基体部436とを一体に形成した部材の一方側の下面に導電性を有する1枚の板ばね435で形成された第1接触部側の第2接触片433Aを固定するとともに、他方側の下面に導電性を有する1枚の板ばね435で形成された第2接触部側の第2接触片433Bを固定することで、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとを一体に形成するとともに、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとを一体に形成している。
なお、図37(a)には、全ての板ばね435をカシメ固定したものを例示している。
このように、接点装置10の構成を図37(a)に示す構成としても、図36に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図37(a)では、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第1接触部側の第2接触片433Aのそれぞれを撓み変形可能な板ばね435で形成している。
そして、並設された部材に同方向の電流を流した場合、並設された部材には互いに引き付け合う力が作用する。
そのため、第1接触部431Aを第1固定端子420Aに接触させた際には、第1固定端子420Aを挟み込む第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとが、互いに引き付け合う方向に撓み変形して、第1固定端子420Aを挟み込む力を増大させることが可能となる。
その結果、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通状態をより確実に維持することが可能となる。
また、図37(a)では、第2接触部側の第1接触片432Bおよび第2接触部側の第2接触片433Bのそれぞれも、撓み変形可能な板ばね435で形成している。
したがって、第2固定端子420B側においても第1固定端子420A側と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図37(b)に示すように、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bの下端をテーパ状とすることも可能である。
図37(b)では、第1固定端子420Aの下部に、下方に向かうにつれて大径となるテーパ部4205Aを形成するとともに、第2固定端子420Bの下部に、下方に向かうにつれて大径となるテーパ部4205Bを形成している。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1接触部側の第1接触片432Aを、第1固定端子420Aのテーパ部4205Aの側面(傾斜面:第1の面)421hAに接触させている。また、第2接触部側の第1接触片432Bを、第2固定端子420Bのテーパ部4205Bの側面(傾斜面:第1の面)421hBに接触させるようにしている。
また、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bが、各固定端子420A,420Bのテーパ部4205A,4205Bの底面421iA,421iBにそれぞれ接触するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図37(b)に示す構成としても、図37(a)に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図37(b)では、下方に向かうにつれて大径となるテーパ部4205A,4205Bの側面(傾斜面)421hA,421hBに、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bを接触させるようにしている。そのため、シャフト380に、当該シャフト380を上方に移動させる力(第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通状態とする方向への力)が作用することになって、シャフト380に作用する電磁反発力(第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを非導通状態とする方向への力)をより低減することができるようになる。
また、図37(c)に示すように、全ての板ばね435をカシメ固定するのではなく、最上部に位置する板ばね435と最下部に位置する板ばね(第1接触部側の第2接触片433Aを構成する板ばね435や第2接触部側の第2接触片433Bを構成する板ばね435)の間に存在する少なくとも1枚の板ばね435がカシメ固定されないようにしてもよい。すなわち、中間に位置する板ばね435が、他の板ばね435に対して相対移動できるようにした状態で、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433A、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bを固定するようにしてもよい。
図37(c)では、3枚の板ばね435を上下方向に積層させることで、第1接触部側の第1接触片432Aと、第2接触部側の第1接触片433Bと、基体部436とを一体に形成している。
そして、第1接触部側の第1接触片432Aの下面に1枚の板ばね435を固定することで第1接触部側の第2接触片433Aを形成し、第2接触部側の第1接触片432Bの下面に1枚の板ばね435を固定することで第2接触部側の第2接触片433Bを形成している。
このとき、中間に存在する2枚の板ばね(第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片433Bを構成する板ばね435のうち下側の2枚の板ばね435)435がカシメ固定されないようにした状態で、第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433A、第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bをそれぞれ固定している。
このように、接点装置10の構成を図37(c)に示す構成としても、図37(a)に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図37(c)に示すように、中間に存在する2枚の板ばね435がカシメ固定されないようにすれば、いずれかの板ばね435が突っ張り状態で支持された場合に、当該板ばね435の突っ張りによって他の板ばね435の弾性変形が妨げられてしまうことを抑制することができる。
また、図38(a)〜図38(c)に示すように、基体部436を、非導通状態のときには撓み状態となり、導通状態のときには突っ張り状態となる板ばね435で構成してもよい。図38(a)〜図38(c)には、導電性を有する3枚の板ばねを上下方向に積層させることで基体部436を構成したものを例示している。
さらに、導電性を有する1枚の板ばねを湾曲させることで形成した第1接触部431Aを基体部436の一方側に固定するとともに、導電性を有する1枚の板ばねを湾曲させることで形成した第2接触部431Bを基体部436の他方側に固定している。
こうすることで、基体部436が弾性変形した際に、第1接触部431Aや第2接触部431Bが回動するようにしている。
なお、湾曲形状をした第1接触部431Aの一方側が第1接触部側の第1接触片432Aとなっており、他方側が第1接触部側の第2接触片433Aとなっている。また、湾曲形状をした第2接触部431Bの一方側が第2接触部側の第1接触片432Bとなっており、他方側が第2接触部側の第2接触片433Bとなっている。
ここで、図38(a)では、湾曲形状をした第1接触部431Aおよび湾曲形状をした第2接触部431Bの頂点が、シャフト380の基体部436を支持する支持部材385に形成された凸曲面385aを摺動するようにしている。そして、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが、凸曲面385a上を摺動しながら回動するようにしている。
また、図38(b)では、湾曲形状をした第1接触部431Aおよび湾曲形状をした第2接触部431Bの頂点が、シャフト380の頭部382に形成された凹曲面382aを摺動するようにしている。そして、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが、凹曲面382aを摺動しながら回動するようにしている。
また、図38(c)では、湾曲形状をした第1接触部431Aおよび湾曲形状をした第2接触部431Bの頂点同士が、シャフト380の頭部382上で互いに接触して摺動するようにしている。そして、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bの頂部同士を摺動させることで、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが回動するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図38(a)〜図38(c)に示す構成としても、図34に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図39に示すように、1枚の板状部材を用いて、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第1接触部側の第2接触片433Aを有する第1接触部431Aと、第2接触部側の第1接触片432Bおよび第2接触部側の第2接触片433Bを有する第2接触部431Bと、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが連結された基体部436と、を一体に形成してもよい。
図39では、導電性を有する1枚の板状部材の中央部分の2箇所を切り起こすことで、それぞれの切り起こし片を、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bとしている。
そして、2枚の切り起こし片の根元部分を、シャフト380に連設される(シャフト380により押圧される)基体部436としている。
さらに、1枚の板状部材の左右方向(長手方向)両端の切り起こされていない部位を、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bとしている。
また、図39に示す可動接触子430は、剛性を有し、略水平方向に延在して第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bの上方に配置される板部材438を備えており、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが板部材438の下面を摺動するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図39に示す構成としても、図34に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、1枚の板状部材を用いて、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第1接触部側の第2接触片433Aを有する第1接触部431Aと、第2接触部側の第1接触片432Bおよび第2接触部側の第2接触片433Bを有する第2接触部431Bと、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが連結された基体部436と、を一体に形成するようにすれば、より容易に可動接触子430を製造することができる。
また、接点装置10の構成を図40に示す構成とすることもできる。
図40に示す可動接触子430は、シャフト380に連設される(シャフト380により押圧される)基体部436を有している。この図40では、基体部436は、導電性および剛性を有する板部材で形成されており、略コの字状に折り曲げられた形状をしている。そして、この基体部436が、シャフト380の頭部382の上部に載置されている。
また、基体部436の一方側の先端には第1接触部431Aが回動可能に連結されており、他方側の先端には第2接触部431Bが回動可能に連結されている。
図40においても、第1接触部431Aの形状が、剛性を有する板状部材を略コの字状に折り曲げた形状をしており、この第1接触部431Aも、導電性材料を用いて形成されている。そして、第1接触部431Aの一方側が第1接触部側の第1接触片432Aとなっており、他方側が第1接触部側の第2接触片433Aとなっている。
同様に、第2接触部431Bの形状が、剛性を有する板状部材を略コの字状に折り曲げた形状をしており、この第2接触部431Bも、導電性材料を用いて形成されている。そして、第2接触部431Bの一方側が第2接触部側の第1接触片432Bとなっており、他方側が第2接触部側の第2接触片433Bとなっている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが各固定端子420A,420Bの外側の側面421bA,421bAに接触するとともに、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bが、各固定端子420A,420Bの低面421cA,421cBに接触するようにしている。
すなわち、一体に形成された第1接触部側の第1接触片432Aと第1接触部側の第2接触片433Aとで第1固定端子420Aを挟むようにして、第1接触部431Aを第1固定端子420Aに接触させている。
このとき、第1接触部側の第1接触片432Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの外側の側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触するようにしている。また、第1接触部側の第2接触片433Aが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの底面(第2の面)421cAに突っ張り状態で接触するようにしている。
また、一体に形成された第2接触部側の第1接触片432Bと第2接触部側の第2接触片433Bとで第2固定端子420Bを挟むようにして、第2接触部431Bを第2固定端子420Bに接触させている。
このとき、第2接触部側の第1接触片432Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの外側の側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触するようにしている。また、第2接触部側の第2接触片433Bが、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの底面(第2の面)421cBに突っ張り状態で接触するようにしている。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第1接触部431Aの一方側(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの外側の側面421bAから離間し、第1接触部431Aの他方側(第1接触部側の第2接触片433A)が第1固定端子420Aの底面421cAから離間するようにしている。
同様に、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第2接触部431Bの一方側(第2接触部側の第1接触片432B)が第2固定端子420Bの外側の側面421bBから離間し、第2接触部431Bの他方側(第2接触部側の第2接触片433B)が第2固定端子420Bの底面421cBから離間するようにしている。
このように、図40に示す構成では、第1固定端子420Aの外側の側面(第1の面)421bAが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第1固定端子420Aの底面421cAが、第1固定端子420Aにおける側面(第1の面)421bAと交差する第2の面となっている。
また、第2固定端子420Bの外側の側面(第1の面)421bBが、上下方向(一方向)と直交する面に対して交差する交差面となっている。そして、第2固定端子420Bの底面421cBが、第2固定端子420Bにおける側面(第1の面)421bBと交差する第2の面となっている。
そして、図40においても、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えており、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、接点装置10の構成を図40に示す構成としても、図34に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図41に示す構成とすることもできる。
図41に示す可動接触子430は、図40に示す構成をした第1可動接触子本体4301と、第1可動接触子本体4301とは別体に設けられた第2可動接触子本体4302とを備えている。
すなわち、図41に示す第1可動接触子本体4301も、略コの字状に折り曲げた板状をしている基体部436の一方側の先端に、略コの字状の第1接触部431Aが回動可能に連結されているとともに、他方側の先端に、略コの字状の第2接触部431Bが回動可能に連結されている。なお、図41では、基体部436にシャフト380のシャフト本体部381が固定されている。
この図41に示す構成においても、基体部436、第1接触部431Aおよび第2接触部431Bが、導電性および剛性を有する板状部材で形成されている。
一方、第2可動接触子本体4302は、図17に示す第2可動接触子本体4302とほぼ同様の構成をしている。すなわち、図41に示す第2可動接触子本体4302も、略水平方向に延在し、剛性を有する略板状の部材で構成されている。この第2可動接触子本体4302を構成する略板状の部材も導電性材料を用いて形成されている。
また、図41においても、第2可動接触子本体4302が、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bの下方に配置されるようにしている。このとき、第2可動接触子本体4302の上面が、第1固定端子420Aの底面421cAおよび第2固定端子420Bの底面421cBと対向するようにしている。
そして、第2可動接触子本体4302は、中央部に形成された挿通孔にシャフト380を挿通させることでシャフト380に相対移動可能に取り付けられている。このように、図41においても、第2可動接触子本体4302は、第1可動接触子本体4301に対して相対移動できるように、シャフト380に取り付けられている。また、図41に示す構成では、基体部436と第2可動接触子本体4302との間に接圧ばね401が配置されており、この接圧ばね401によって第2可動接触子本体4302が上方に押圧されるようにしている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが各固定端子420A,420Bの外側の側面421bA,421bAに接触するとともに、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bが、各固定端子420A,420Bの低面421cA,421cBに接触するようにしている。さらに、第2可動接触子本体4302の一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421cAに接触するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421cBに接触するようにしている。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが各固定端子420A,420Bの外側の側面421bA,421bAから離間するとともに、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bが、各固定端子420A,420Bの低面421cA,421cBから離間するようにしている。さらに、第2可動接触子本体4302の一方側の上面が第1固定端子420Aの底面421cAから離間するとともに、他方側の上面が第2固定端子420Bの底面421cBから離間するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図41に示す構成としても、図17や図40に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図41に示す形状の第1可動接触子本体4301と図41に示す形状の第2可動接触子本体4302とを備える場合、図42に示す構成とすることも可能である。
この図42では、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際に、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが各固定端子420A,420Bの外側の側面421bA,421bAに接触するとともに、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bが、第2可動接触子本体4302の下面4302cにそれぞれ接触するようにしている。
この図42に示す構成においても、第1可動接触子本体4301および第2可動接触子本体4302が、導電性および剛性を有する板状部材で形成されている。
このように、接点装置10の構成を図42に示す構成としても、図41に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図42では、第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bを各固定端子420A,420Bの外側の側面421bA,421bAに接触させつつ、第1接触部側の第2接触片433Aおよび第2接触部側の第2接触片433Bを、第2可動接触子本体4302の下面4302cに接触させるようにしている。すなわち、第2可動接触子本体4302が、第1可動接触子本体4301によって各固定端子に接触した状態でロックされるようにしている。こうすれば、第1可動接触子本体4301の各固定端子からの離間だけでなく第2可動接触子本体4302の各固定端子からの離間も抑制することができ、より確実に接点の信頼性を向上させることができるようになる。
なお、図42に示す形状の場合、第1可動接触子本体4301に替えて、絶縁性材料(例えば、耐熱性および剛性を有する樹脂等)で、図42に示す第1可動接触子本体4301とほぼ同様の形状となるように形成したロック部材4301を用いることも可能である。この場合、第2可動接触子本体4302が可動接触子430の導電部430aとなり、ロック部材4301における第1接触部側の第1接触片432Aおよび第2接触部側の第1接触片432Bが、導電部430aには含まれなくなる。しかしながら、このような構成としても、第2可動接触子本体4302の電磁反発力による各固定端子からの離間が、絶縁性のロック部材4301によって抑制されるため、より確実に接点の信頼性を向上させることができるようになる。
また、接点装置10の構成を図43に示す構成とすることもできる。
この図43には、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bを備える接点装置10において、可動接触子430が第1固定端子420A側でのみ突っ張り支持される構成を示している。
この図43では、剛性を有する板状部材434A,434Bを板ばね(連結部材)439で連結することで可動接触子430を形成している。具体的には、板状部材434Bが上下方向に延在するように配置されており、この板状部材434Bには段差部434bBが形成されている。そして、板状部材434Bの段差部434bB上に板状部材434Aの端部を載置した状態で、板状部材434Aと板状部材434Bとを板ばね(連結部材)439で連結することで可動接触子430を形成している。このとき、板状部材434Aは、板状部材434Bに電気的に接続された状態を維持しつつ、板状部材434Bに対して相対的に回動することができるように、板状部材434Bに連結されている。また、図43に示す構成では、ばね受け402とシャフト(移動体)380の頭部382との間に接圧ばね401が配置されており、可動接触子430の板状部材434Bがばね受け402を介して接圧ばね401によって上方に押圧されている。このように、図43では、移動体としてのシャフト380の上に配置された接圧ばね401およびばね受け402が押圧体に相当している。
なお、第1固定端子420Aの下端には、第2固定端子420B側が上方となるように傾斜する傾斜面421jAが形成されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Bの側面434cBが第2固定端子420Bの側面421bBに摺接するとともに、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触するようにしている。このとき、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)は、接圧ばね401および板ばね(連結部材)439によって上方に付勢された状態で、第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触している。
なお、図43では、第1固定端子420Aの傾斜面421jAが、上下方向(一方向)と交差する方向から第1接触部431Aが接触する第1の面(第1固定端子420Aの第1の面)に相当している。したがって、第1固定端子420Aの傾斜面421jAに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この傾斜面421jA(第1固定端子420Aの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。さらに、図43に示す構成においても、板状部材434Aは、突っ張り状態で第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触している。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Bの側面434cBが第2固定端子420Bの側面421bBから離間するとともに、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAから離間するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図43に示す構成としても、上記実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、図43では、非通電時に可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bから離間するものを例示したが、非通電時に可動接触子430が第1固定端子420Aのみから離間するようにすることも可能である。すなわち、非通電時に、板状部材434Bの側面434cBが第2固定端子420Bの側面421bBに接触した状態で、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAから離間する構成とすることも可能である。
また、接点装置10の構成を図44に示す構成とすることもできる。
この図44では、可動接触子430が剛性を有する板状部材434Aで形成されており、この板状部材434Aの端部が第2固定端子420Bに常時接触するようにしている。具体的には、板状部材434Aの端部に回動軸部434dAを設けるとともに、第2固定端子420Bの第2固定端子本体421Bに軸受け凹部421kBを設けている。そして、板状部材434Aの回動軸部434dAを第2固定端子本体421Bの軸受け凹部421kBに取り付けている。こうすることで、板状部材434Aの回動軸部434dAを第2固定端子本体421Bの軸受け凹部421kBに常時接触させた状態で、板状部材434Aが第2固定端子420Bに対して相対的に回動できるようにしている。
また、図44では、板状部材434A(可動接触子430)は、中央部に形成された挿通孔にシャフト(移動体)380を挿通させることでシャフト380に相対移動可能に取り付けられている。さらに、図44に示す構成では、シャフト380の可動接触子430よりも下側に、ばね受け402が形成されており、このばね受け402と可動接触子430との間に配置された接圧ばね401によって可動接触子430が上方に押圧されている。このように、図44では、ばね受け402の上に配置された接圧ばね401が押圧体に相当している。
なお、図44においても、第1固定端子420Aの下端には、第2固定端子420B側が上方となるように傾斜する傾斜面421jAが形成されている。
そして、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Aの回動軸部434dAが第2固定端子本体421Bの軸受け凹部421kBに接触した状態で、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触するようにしている。このとき、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)は、接圧ばね401によって上方に付勢された状態で、第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触している。
なお、図44においても、第1固定端子420Aの傾斜面421jAが、上下方向(一方向)と交差する方向から第1接触部431Aが接触する第1の面(第1固定端子420Aの第1の面)に相当している。したがって、第1固定端子420Aの傾斜面421jAに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この傾斜面421jA(第1固定端子420Aの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。さらに、図44に示す構成においても、板状部材434Aは、突っ張り状態で第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触している。
一方、シャフト380を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Aの回動軸部434dAが第2固定端子本体421Bの軸受け凹部421kBに接触した状態で、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAから離間するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図44に示す構成としても、図43に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
また、接点装置10の構成を図45に示す構成とすることもできる。
この図45にも、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bを備える接点装置10において、可動接触子430が第1固定端子420A側でのみ突っ張り支持される構成を示している。
この図45では、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを板ばね(連結部材)439で連結することで可動接触子430を形成している。
具体的には、板状部材434Aの一端と板状部材434Bの一端とを接触させた状態で、板ばね439の一方側を板状部材434Aの上面に連結するとともに、板ばね439の他方側を板状部材434Bの上面に連結することで、略V字状の可動接触子430を形成している。こうすることで、板状部材434Aと板状部材434Bとが、互いに接触する端部を軸に相対回動自在に支持されるようにしている。なお、図示省略したが、図45に示す構成においても、可動接触子430はシャフト(移動体)の移動に伴って移動するとともに接圧ばねによって上方に押圧されている。また、図45においても、第1固定端子420Aの下端には、第2固定端子420B側が上方となるように傾斜する傾斜面421jAが形成されている。
ここで、図45では、板状部材434Bの上部に上方に突出する突部434eBが形成されており、突部434eBよりも先端側(板状部材434Bにおける板状部材434Aが連結される側とは反対側)で、板状部材434Bが第2固定端子420Bの底面421cBに接触するようにしている。
そして、シャフト(移動体)を上下方向(一方向)の上方(一方側)に移動させた際には、板状部材434Bの上面が第2固定端子420Bの底面421cBに接触するとともに、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触するようにしている。このとき、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)は、接圧ばねおよび板ばね(連結部材)439によって上方に付勢された状態で、第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触している。
なお、図45でも、第1固定端子420Aの傾斜面421jAが、上下方向(一方向)と交差する方向から第1接触部431Aが接触する第1の面(第1固定端子420Aの第1の面)に相当している。したがって、第1固定端子420Aの傾斜面421jAに可動接触子430の導電部430aが接触した場合には、下方(一方向の他方側)とは異なる方向に電磁反発力が生じることとなる。そして、この傾斜面421jA(第1固定端子420Aの第1の面)が、上下方向(一方向)と直交する面(水平に延在する面)に対して交差する交差面となっている。さらに、図45に示す構成においても、板状部材434Aは、突っ張り状態で第1固定端子420Aの傾斜面421jAに接触している。
一方、シャフト(移動体)を上下方向(一方向)の下方(他方側)に移動させた際には、板状部材434Bの上面が第2固定端子420Bの底面421cBから離間するとともに、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が第1固定端子420Aの傾斜面421jAから離間するようにしている。
このように、接点装置10の構成を図45に示す構成としても、図43に示す構成と同様の作用、効果を奏することができる。
なお、図45においても、非通電時に可動接触子430が第1固定端子420Aのみから離間するようにすることも可能である。
また、図46に示すように、板状部材434Bの上部に下方に凹む凹部434fBを形成するとともに、第2固定端子420Bに下方に突出する突部421mBを形成し、突部421mBを凹部434fBに侵入させた状態で、板状部材434Bが第2固定端子420Bの底面421cBに接触するようにしてもよい。
この図46においても、非通電時に可動接触子430が第1固定端子420Aのみから離間するようにすることも可能である。
また、図47に示すように、板状部材434Bの上部に、上方に突出する突部434eBおよび下方に凹む凹部434fBを形成するとともに、第2固定端子420Bに下方に突出する突部421mBを形成することも可能である。この場合、板状部材434Bは、突部434eBよりも先端側(板状部材434Bにおける板状部材434Aが連結される側とは反対側)が、突部421mBを凹部434fBに侵入させた状態で、第2固定端子420Bの底面421cBに接触することとなる。
この図47においても、非通電時に可動接触子430が第1固定端子420Aのみから離間するようにすることも可能である。
また、図48に示すように、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bのうち第1固定端子420Aのみ備える電磁継電器1とすることもできる。
図48に示す電磁継電器1には、駆動ブロック(駆動部)30と接点ブロック(接点部)40とを一体に組み合わせて構成される接点装置10が搭載されている。具体的には、略中空箱型に形成されたケース20に接点装置10を取り付けることで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成している。図48では、接点装置10は、一部がケース20内に収容されるとともに一部がケース20の外に配置された状態で、ケース20に取り付けられている。なお、ケース20内に接点装置10を収納することで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成することも可能である。
また、図48では、駆動ブロック30は、コイル部310を備えており、このコイル部310は、通電されることで磁束を発生させるコイル330を備えている。
そして、コイル330に通電した際に、駆動ブロック30が駆動されるようにし、駆動ブロック30の駆動により接点ブロック40の接点が開閉されるようにしている。ここで、上述したように、図48に示す電磁継電器1では、第2固定端子420Bが設けられていない。すなわち、図48に示す電磁継電器1では、駆動ブロック(駆動部)30のオン・オフを切り替えることで、可動接触子430を第1固定端子420Aに接離させ、接点ブロック40の接点の開閉が切り替えられるようになっている。
また、図48に示す駆動ブロック30は、磁性材料を用いて略U字状に形成された継鉄350を備えており、この継鉄350の底壁部にコイル330が巻回されている。なお、略円筒状のコイルボビン320を用いて、コイルボビン320の円筒内部に継鉄350の底壁部を挿入するとともにコイルボビン320の外表面にコイル330を巻回させるようにしてもよい。
そして、図48では、コイル部310および継鉄350が、ケース20に外側から取り付けられている。
また、駆動ブロック30は、略平板状の接極子386を備えており、この接極子386がケース20の内部に配置されている。このとき、接極子386の両端が、略U字状をした継鉄350の先端にそれぞれ対向するようにしている。さらに、図48では、接極子386とケース20の底壁部との間にコイルばねで形成された復帰ばね302が配置されており、非通電時には、この復帰ばね302によって接極子386が継鉄350(ケース20の底壁部)から離間するようにしている。
また、接点ブロック40は、第1固定端子420Aを備えており、この第1固定端子420Aは、略柱状の第1固定端子本体421Aを備えている。図48では、第1固定端子本体421Aは、他端側がケース20を貫通して当該ケース20の外部に突出した状態でケース20に固定されている。そして、ケース20の外部に突出した部位が外部負荷等に接続される第1バスバー(第1導電部材)440Aとなっている。
なお、第1固定端子420Aの下端部には、可動接触子430が存在する側が下方となるように傾斜する傾斜面421nAが形成されている。
さらに、接点ブロック40は、第1固定端子420Aに対して相対移動することで、第1固定端子420Aに接離する可動接触子430を備えている。
図48では、可動接触子430が剛性を有する板状部材434Aで形成されており、この板状部材434Aの端部が、ケース20に形成された軸受け部材23に常時接触するようにしている。具体的には、板状部材434Aの端部に回動軸部434dAを設けるとともに、内方に延設させた軸受け部材23の先端に、軸受け凹部23aを設けている。そして、板状部材434Aの回動軸部434dAを軸受け部材23の軸受け凹部23aに取り付けている。このとき、板状部材434Aの回動軸部434dAを軸受け部材23の軸受け凹部23aに常時接触させた状態で、板状部材434Aが軸受け部材23に対して相対的に回動できるようにしている。
なお、ケース20は、第1固定端子420Aが固定される部位が絶縁材料で形成されており、軸受け部材23が形成された部位が導電材料で形成されている。そして、軸受け部材23の他端(外側端部)が外部負荷等に電気的に接続されるようにしている。
さらに、図48では、接極子386の上面に、シャフト(移動体)380が上下方向に延在するように取り付けられている。そして、板状部材434A(可動接触子430)が、中央部に形成された挿通孔にシャフト380を挿通させることでシャフト380に相対移動可能に取り付けられている。さらに、図48に示す構成では、シャフト380の頭部382と可動接触子430との間に配置された接圧ばね401によって、可動接触子430が下方に押圧されている。すなわち、可動接触子430が、この接圧ばね401によって下方に向けて押圧される(先端が下方に移動するように回動させる力が伝えられる)ようにしており、この接圧ばね401が押圧体に相当している。
このような構成とすることで、コイル330が通電されていない状態では、復帰ばね302による上方への付勢力によって、接極子386が継鉄350から離間した状態で保持されることとなる。このとき、可動接触子430は、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(他方側)に引き上げられて、第1固定端子420Aから離間した状態(オフ状態)となっている。
そして、このオフ状態からコイル330が通電されると、接極子386が電磁力により復帰ばね302の弾性復元力に抗して継鉄350に吸引されて、継鉄350に接近するように上下方向(一方向)の下方(一方側)に移動することとなる。このように、接極子386が下方へ移動することで、シャフト380も下方に移動し、可動接触子430も接圧ばね401の弾性復元力によって、先端が下方に移動するように回動することとなる。こうして、可動接触子430の先端が第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触して電磁継電器1(接点装置10)がオンとなる。
このとき、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が、接圧ばね401によって下方に付勢された状態で、第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触するようにしている。そして、図48においても、板状部材434Aは、突っ張り状態で第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触している。
こうすることでも、上記実施形態で示した電磁継電器1および接点装置10と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図49に示す電磁継電器1とすることもできる。
図49に示す電磁継電器1にも、駆動ブロック(駆動部)30と接点ブロック(接点部)40とを一体に組み合わせて構成される接点装置10が搭載されている。具体的には、略中空箱型に形成されたケース20に接点装置10を取り付けることで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成している。この図49においても、接点装置10は、一部がケース20内に収容されるとともに一部がケース20の外に配置された状態で、ケース20に取り付けられている。なお、ケース20内に接点装置10を収納することで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成することも可能である。
また、図49でも、駆動ブロック30は、コイル部310を備えており、このコイル部310は、通電されることで磁束を発生させるコイル330を備えている。
そして、コイル330に通電した際に、駆動ブロック30が駆動されるようにし、駆動ブロック30の駆動により接点ブロック40の接点が開閉されるようにしている。ここで、図49に示す電磁継電器1にも、第2固定端子420Bが設けられていない。すなわち、図49に示す電磁継電器1においても、駆動ブロック(駆動部)30のオン・オフを切り替えることで、可動接触子430を第1固定端子420Aに接離させ、接点ブロック40の接点の開閉が切り替えられるようになっている。
また、図49に示す駆動ブロック30も、磁性材料を用いて略U字状に形成された継鉄350を備えており、この継鉄350の底壁部にコイル330が巻回されている。なお、略円筒状のコイルボビン320を用いて、コイルボビン320の円筒内部に継鉄350の底壁部を挿入するとともにコイルボビン320の外表面にコイル330を巻回させるようにしてもよい。
そして、この図49でも、コイル部310および継鉄350が、ケース20に外側から取り付けられている。
ここで、図49に示す駆動ブロック30は、側面視で略平板状をした接極子386を備えており、この接極子386がケース20の内部に配置されている。この接極子386は、ヒンジばね387によってケース20の底壁部に揺動自在に支承されており、非通電時には、このヒンジばね387によって接極子386が継鉄350から離間するようにしている。
また、接点ブロック40は、第1固定端子420Aを備えており、この第1固定端子420Aは、略柱状の第1固定端子本体421Aを備えている。図49においても、第1固定端子本体421Aは、他端側がケース20を貫通して当該ケース20の外部に突出した状態でケース20に固定されている。そして、ケース20の外部に突出した部位が外部負荷等に接続される第1バスバー(第1導電部材)440Aとなっている。
なお、第1固定端子420Aの下端部には、可動接触子430が存在する側が下方となるように傾斜する傾斜面421nAが形成されている。
さらに、接点ブロック40は、第1固定端子420Aに対して相対移動することで、第1固定端子420Aに接離する可動接触子430を備えている。
図49においても、可動接触子430が剛性を有する板状部材434Aで形成されており、この板状部材434Aの端部が、ケース20に形成された軸受け部材23に常時接触するようにしている。具体的には、板状部材434Aの端部に回動軸部434dAを設けるとともに、内方に延設させた軸受け部材23の先端に、軸受け凹部23aを設けている。そして、板状部材434Aの回動軸部434dAを軸受け部材23の軸受け凹部23aに取り付けている。このとき、板状部材434Aの回動軸部434dAを軸受け部材23の軸受け凹部23aに常時接触させた状態で、板状部材434Aが軸受け部材23に対して相対的に回動できるようにしている。
なお、ケース20は、第1固定端子420Aが固定される部位が絶縁材料で形成されており、軸受け部材23が形成された部位が導電材料で形成されている。そして、軸受け部材23の他端(外側端部)が外部負荷等に電気的に接続されるようにしている。
さらに、図49においても、接極子386の上面に、シャフト(移動体)380が上下方向に延在するように取り付けられている。そして、板状部材434A(可動接触子430)が、中央部に形成された挿通孔にシャフト380を挿通させることでシャフト380に相対移動可能に取り付けられている。さらに、図49に示す構成でも、シャフト380の頭部382と可動接触子430との間に配置された接圧ばね401によって、可動接触子430が下方に押圧されている。すなわち、可動接触子430が、この接圧ばね401によって下方に向けて押圧される(先端が下方に移動するように回動させる力が伝えられる)ようにしており、この接圧ばね401が押圧体に相当している。
このような構成とすることで、コイル330が通電されていない状態では、ヒンジばね387による上方への付勢力によって、接極子386が継鉄350から離間した状態で保持されることとなる。このとき、可動接触子430は、シャフト380によって上下方向(一方向)の上方(他方側)に引き上げられて、第1固定端子420Aから離間した状態(オフ状態)となっている。
そして、このオフ状態からコイル330が通電されると、接極子386が電磁力によりヒンジばね387の弾性復元力に抗して継鉄350に吸引されて、先端が継鉄350に接近するように回動することとなる。このように、接極子386の先端が継鉄350に接近するように回動することで、シャフト380も下方に移動するように回動し、可動接触子430も接圧ばね401の弾性復元力によって、先端が下方に移動するように回動することとなる。こうして、可動接触子430の先端が第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触して電磁継電器1(接点装置10)がオンとなる。
このとき、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が、接圧ばね401によって下方に付勢された状態で、第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触するようにしている。そして、図49においても、板状部材434Aは、突っ張り状態で第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触している。なお、図49に示すようなヒンジタイプの接点装置においては、第1接触部431A(図49では、板状部材434Aの先端)が第1固定端子420A(図49では、傾斜面421nA)に接触する直前における移動体の移動方向が一方向の一方側となる。また、そのときに押圧体が押圧する方向が押圧方向となる。この図49では、移動体の移動方向である一方向の一方側と、押圧体による押圧方向とが略一致している。したがって、図49では、板状部材434Aの先端(第1接触部431A)は、第1の面に相当する傾斜面421nAに、移動体の移動方向(一方向)や押圧体による押圧方向と交差する方向から接触している。
こうすることでも、図48で示した電磁継電器1および接点装置10と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図50に示す電磁継電器1とすることもできる。
図50に示す電磁継電器1には、下部に位置する駆動ブロック(駆動部)30と上部に位置する接点ブロック(接点部)40とを一体に組み合わせて構成される接点装置10が搭載されている。具体的には、樹脂材料によって略中空箱型に形成されたケース20内に接点装置10を収納することで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成している。
駆動ブロック30は、コイル部310を備えており、このコイル部310は、通電されることで磁束を発生させるコイル330と、コイル330が巻回される中空円筒状のコイルボビン320と、を備えている。
そして、コイル330に通電した際に、駆動ブロック30が駆動されるようにし、駆動ブロック30の駆動により接点ブロック40の接点が開閉されるようにしている。なお、図50に示す電磁継電器1においても、接点ブロック40には、一対の接点が形成されている。図50では、第1固定端子420Aと、可動接触子430の第1固定端子420Aに接触する部位とで、接点ブロック40の一方の接点が構成されている。また、第2固定端子420Bと、可動接触子430の第2固定端子420Bに接触する部位とで、他方の接点が構成されている。このように、図50においても、駆動ブロック30を駆動させたり、駆動ブロック30の駆動を停止させたりすることで、接点ブロック40の接点の開閉が切り替えられるようにしている。すなわち、駆動ブロック30のオン・オフを切り替えることで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの間の導通、非導通を切り替えることができるようにしている。
また、駆動ブロック30は、コイル330の周囲に配置される継鉄350を備えている。この継鉄350は、例えば、磁性材料を用いて形成することができ、コイルボビン320の上端面側に配置される矩形状の継鉄上板351と、コイルボビン320の下端面側および側面側に配置される矩形状の継鉄本体352とで構成されている。
また、駆動ブロック30は、コイルボビン320の円筒内部に挿入され、通電されたコイル330によって磁化される固定鉄芯(固定側部材)360を備えている。さらに、駆動ブロック30は、固定鉄芯360とは上下方向(軸方向)で対向し、コイルボビン320の円筒内部に配置される可動鉄芯(可動側部材)370を備えている。
ここで、図50では、下方に固定鉄芯360が配置され、上方に可動鉄芯370が配置されている。具体的には、固定鉄芯360の上面に復帰ばね302が載置されており、可動鉄芯370は、この復帰ばね302によって固定鉄芯360から離れる方向に付勢された状態で固定鉄芯360の上部に配置されている。
また、可動鉄芯370の中央部には挿通孔370aが形成されており、この挿通孔370aにシャフト(移動体:駆動軸)380が挿入されている。さらに、シャフト380の上端には、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが非導通状態のときに、可動接触子430を上下方向(一方向)の上方(他方側)に押し上げる押し上げ部材388が連設されている(図50(a)参照)。
また、駆動ブロック30の上方には、コイル330の通電の入切に応じて接点を開閉する接点ブロック40が設けられている。
接点ブロック40は、第1固定端子420Aと、第1固定端子420Aとは離間した状態で配置される第2固定端子420Bと、を備えている。さらに、接点ブロック40は、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動することで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通、非導通を切り替える可動接触子430を備えている。
この第1固定端子420Aは、導電性材料によって形成されており、略円柱状(略柱状)の第1固定端子本体421Aを備えている。
また、図50では、ケース20が内部空間を上下に画成する隔壁24を備えており、この隔壁24の中央には、押し上げ部材388を挿通可能な挿通孔24aが形成されている。そして、第1固定端子本体421Aが、この隔壁24上に配置されている。
一方、第2固定端子420Bも導電性材料によって形成されており、略円柱状(略柱状)の第2固定端子本体421Bを備えている。この第2固定端子本体421Bも、隔壁24上に配置されている。
このように、図50では、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bが左右方向に並ぶように離間配置されている。
また、ケース20の隔壁24よりも上方に形成される空間内には、可動接触子430が、シャフト380の上下方向への移動に伴って第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動できるように配置されている。
図50では、可動接触子430は、剛性を有し、左右方向に細長い略直方体状の板状部材434A,434Bを板ばね(連結部材)439で連結することで形成される略V字状の部材で構成されている。この可動接触子430を構成する部材である板状部材434A,434Bは、ともに導電性材料を用いて形成されており、板ばね439は、導電性材料や絶縁性材料を用いて形成されている。
また、図50では、可動接触子430が押し下げ部材382Aの下面に配置されており、この押し下げ部材382Aが接圧ばね401によって下方に押圧されるようにしている。すなわち、接圧ばね401によって、可動接触子430と第1固定端子420Aとの間の接触圧および可動接触子430と第2固定端子420Bとの間の接触圧が確保されるようにしている。
具体的には、接圧ばね401がケース20の天壁と押し下げ部材382Aとの間に配置されており、この接圧ばね401により下方に押圧された押し下げ部材382Aによって、可動接触子430が下方に押圧されるようにしている。なお、接圧ばね401は、コイルばねによって構成されており、軸方向を上下方向に向けた状態で配置されている。
このように、図50においては、可動接触子430が、押し下げ部材382Aによって下方(一方向の一方側)に向けて押圧されるようになっており、この押し下げ部材382Aが押圧体に相当している。すなわち、図50においては、移動体の移動方向である一方向の一方側(下方)と、押圧体による可動接触子の押圧方向(下方)とが略一致している。
また、図50では、可動接触子430の下部に押し上げ部材388が配置されており、少なくとも第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが非導通状態のときには、この押し上げ部材388によって可動接触子430が上方に押し上げられるようにしている。
このような構成とすることで、コイル330が通電されていない状態では、復帰ばね302の弾性力(弾性復元力)によって、可動鉄芯370が固定鉄芯360から離れる方向に移動した状態となっている。このとき、可動接触子430が押し上げ部材388によって上方に押し上げられており、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bから離間した図50(a)の状態となっている。
そして、このオフ状態からコイル330が通電されると、可動鉄芯370が電磁力により復帰ばね302の弾性力(弾性復元力)に抗して固定鉄芯360に吸引されて、固定鉄芯360に接近するように下方に移動することとなる。そして、この可動鉄芯370の下方への移動に伴って、シャフト380および押し上げ部材388も下方に移動して、可動接触子430も下方に移動することとなる。そして、可動接触子430が下方に移動することで、押し下げ部材382Aにより下方に押圧されている可動接触子430が下方に移動して、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに接触することとなる。こうして、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとが電気的に導通して電磁継電器1(接点装置10)がオンとなる(図50(b)参照)。
なお、図50(b)には、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに接触した状態において、押し上げ部材388が可動接触子430から離間ものを例示したが、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに接触した状態のときにも、押し上げ部材388が可動接触子430に接触する構成とすることも可能である。
また、可動接触子430が第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに接触した状態においても、可動接触子430を下方に移動させる力が働くように、接圧ばね401を配置している。
また、図50においても、可動接触子430が可動接触子本体431を備えており、この可動接触子本体431が第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aを備えている。さらに、可動接触子本体431は、第1接触部431Aに電気的に接続されるとともに、第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bを備えている。
そして、第1接触部431Aが、押し下げ部材382Aによって上下方向(一方向)の下方(一方側)に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
一方、第2接触部431Bが、押し下げ部材382Aによって上下方向(一方向)の下方(一方側)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
また、図50においても、第1接触部側の第1接触片432Aが、剛性を有する板状部材434Aを備えており、第2接触部側の第1接触片432Bが、剛性を有する板状部材434Bを備えている。
このように、図50に示す電磁継電器1および接点装置10は、第1固定端子420Aと、第1固定端子420Aに対して相対移動することで、第1固定端子420Aに接離する可動接触子430と、を備えている。
また、図50に示す電磁継電器1および接点装置10は、可動接触子430を移動させるシャフト(移動体)380を有し、当該シャフト380を上下方向(一方向)の下方(一方側)に移動させることで可動接触子430が第1固定端子420Aに接触し、シャフト380を上下方向(一方向)の上方(他方側)に移動させることで可動接触子430が第1固定端子420Aから離間する駆動ブロック(駆動部)40を備えている。
さらに、図50に示す電磁継電器1および接点装置10は、シャフト380を上下方向の下方(一方向の一方側)に移動させた状態で、可動接触子430を押圧する押し下げ部材(押圧体)382Aを備えている。図50では、可動接触子430は、押し下げ部材(押圧体)382Aによって上下方向の下方(一方向の一方側:押圧方向)に押圧されている。
また、可動接触子430は、シャフト380を上下方向の下方(一方向の一方側)に移動させた際に、第1固定端子420Aに接触する第1接触部431Aを備えており、第1固定端子420Aは、押し下げ部材(押圧体)382Aによる押圧方向と交差する方向から第1接触部431Aが接触する側面(第1の面)421bAを備えている。
そして、第1接触部431Aは、押し下げ部材(押圧体)382Aによって押圧方向に押圧された状態で、第1固定端子420Aの側面(第1の面)421bAに突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片432Aを備えている。
また、図50に示す電磁継電器1および接点装置10は、第1固定端子420Aとは離間した状態で配置される第2固定端子420Bを備えている。また、可動接触子430は、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bに対して相対移動することで、第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとの導通、非導通を切り替えている。
さらに、シャフト380を上下方向の下方に移動させることで第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを導通状態とし、シャフト380を上下方向の上方に移動させることで第1固定端子420Aと第2固定端子420Bとを非導通状態としている。
そして、可動接触子430は、第1接触部431Aに電気的に接続され、第2固定端子420Bに接触する第2接触部431Bを備えており、第2固定端子420Bは、押し下げ部材(押圧体)382Aによる押圧方向と交差する方向から第2接触部431Bが接触する側面(第1の面)421bBを備えている。
そして、第2接触部431Bが、押し下げ部材(押圧体)382Aによって上下方向の下方(一方向の一方側:押圧方向)に押圧された状態で、第2固定端子420Bの側面(第1の面)421bBに突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片432Bを備えている。
さらに、図50に示す可動接触子430、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bは、上記実施形態で示した構成とほぼ同様の構成をしている。
こうすることでも、上記実施形態で示した電磁継電器1および接点装置10と同様の作用、効果を奏することができる。
また、図51に示す電磁継電器1とすることもできる。
図51に示す電磁継電器1にも、図48と同様に、駆動ブロック(駆動部)30と接点ブロック(接点部)40とを一体に組み合わせて構成される接点装置10が搭載されている。具体的には、略中空箱型に形成されたケース20に接点装置10を取り付けることで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成している。この図50においても、接点装置10は、一部がケース20内に収容されるとともに一部がケース20の外に配置された状態で、ケース20に取り付けられている。なお、ケース20内に接点装置10を収納することで、接点装置10が搭載された電磁継電器1を形成することも可能である。
また、図51でも、駆動ブロック30は、コイル部310を備えており、このコイル部310は、通電されることで磁束を発生させるコイル330を備えている。
そして、コイル330に通電した際に、駆動ブロック30が駆動されるようにし、駆動ブロック30の駆動により接点ブロック40の接点が開閉されるようにしている。ここで、図51に示す電磁継電器1にも、第2固定端子420Bが設けられていない。すなわち、図51に示す電磁継電器1においても、駆動ブロック(駆動部)30のオン・オフを切り替えることで、可動接触子430を第1固定端子420Aに接離させ、接点ブロック40の接点の開閉が切り替えられるようになっている。
また、図51に示す駆動ブロック30は、磁性材料を用いて略U字状に形成された継鉄350を備えており、この継鉄350の底壁部にコイル330が巻回されている。なお、略円筒状のコイルボビン320を用いて、コイルボビン320の円筒内部に継鉄350の底壁部を挿入するとともにコイルボビン320の外表面にコイル330を巻回させるようにしてもよい。
そして、図51においても、コイル部310および継鉄350が、ケース20に外側から取り付けられている。
また、駆動ブロック30は、略平板状の接極子386を備えており、この接極子386がケース20の内部に配置されている。このとき、接極子386の両端が、略U字状をした継鉄350の先端にそれぞれ対向するようにしている。さらに、図51では、接極子386とケース20の底壁部との間にコイルばねで形成された復帰ばね302が配置されており、非通電時には、この復帰ばね302によって接極子386が継鉄350(ケース20の底壁部)から離間するようにしている。
また、接点ブロック40は、第1固定端子420Aを備えており、この第1固定端子420Aは、略柱状の第1固定端子本体421Aを備えている。図51では、第1固定端子本体421Aは、他端側がケース20を貫通して当該ケース20の外部に突出した状態でケース20に固定されている。そして、ケース20の外部に突出した部位が外部負荷等に接続される第1バスバー(第1導電部材)440Aとなっている。
なお、第1固定端子420Aの下端部には、可動接触子430が存在する側が下方となるように傾斜する傾斜面421nAが形成されている。
さらに、接点ブロック40は、第1固定端子420Aに対して相対移動することで、第1固定端子420Aに接離する可動接触子430を備えている。
図51では、可動接触子430が剛性を有する板状部材434Aで形成されており、この板状部材434Aの端部が、ケース20に形成された軸受け部材23に常時接触するようにしている。具体的には、板状部材434Aの端部に回動軸部434dAを設けるとともに、内方に延設させた軸受け部材23の先端に、軸受け凹部23aを設けている。そして、板状部材434Aの回動軸部434dAを軸受け部材23の軸受け凹部23aに取り付けている。このとき、板状部材434Aの回動軸部434dAを軸受け部材23の軸受け凹部23aに常時接触させた状態で、板状部材434Aが軸受け部材23に対して相対的に回動できるようにしている。
なお、ケース20は、第1固定端子420Aが固定される部位が絶縁材料で形成されており、軸受け部材23が形成された部位が導電材料で形成されている。そして、軸受け部材23の他端(外側端部)が外部負荷等に電気的に接続されるようにしている。
さらに、図51では、接極子386の上面に、押し上げ突起(移動体)389が上下方向に延在するように取り付けられている。そして、板状部材434A(可動接触子430)が、この押し上げ突起389によって上方に押し上げられるようにしている。さらに、図51に示す構成では、ケース20の天壁と可動接触子430との間に配置された接圧ばね401によって、可動接触子430が下方に押圧されている。すなわち、可動接触子430が、この接圧ばね401によって下方に向けて押圧される(先端が下方に移動するように回動させる力が伝えられる)ようにしており、この接圧ばね401が押圧体に相当している。
このような構成とすることで、コイル330が通電されていない状態では、復帰ばね302による上方への付勢力によって、接極子386が継鉄350から離間した状態で保持されることとなる。このとき、可動接触子430は、押し上げ突起389によって上下方向(一方向)の上方(他方側)に押し上げられて、第1固定端子420Aから離間した状態(オフ状態)となっている。
そして、このオフ状態からコイル330が通電されると、接極子386が電磁力により復帰ばね302の弾性復元力に抗して継鉄350に吸引されて、継鉄350に接近するように上下方向(一方向)の下方(一方側)に移動することとなる。このように、接極子386が下方へ移動することで、押し上げ突起389も下方に移動し、可動接触子430も接圧ばね401の弾性復元力によって、先端が下方に移動するように回動することとなる。こうして、可動接触子430の先端が第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触して電磁継電器1(接点装置10)がオンとなる。
このとき、板状部材434Aの先端(第1接触部側の第1接触片432A)が、接圧ばね401によって下方に付勢された状態で、第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触するようにしている。そして、図51においても、板状部材434Aは、突っ張り状態で第1固定端子420Aの傾斜面421nAに接触している。
なお、図51に示す接点装置においては、板状部材434Aの先端が傾斜面421nAに接触する直前における第1接触部431Aの移動方向が、押圧体により押圧される押圧方向となる。したがって、図51では、板状部材434Aの先端(第1接触部431A)は、第1の面に相当する傾斜面421nAに、押圧体による押圧方向と交差する方向から接触している。
こうすることでも、図48で示した電磁継電器1および接点装置10と同様の作用、効果を奏することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態およびその変形例で示した構成を適宜組み合わせて、接点装置を形成することができる。
また、上記実施形態およびその変形例では、可動接触子の周囲にヨークを設けていないものを例示したが、可動接触子を囲うようにヨークを設けるようにすることも可能である。
例えば、シャフト380の頭部382にヨークの機能を持たせるようにすることも可能であるし、シャフト380とは別にヨークを設けることも可能である。このときに設けられるヨークの形状は、様々な形状とすることができる。
また、下方に固定鉄芯(固定側部材)360が配置され、上方に可動鉄芯(可動側部材)370が配置されている接点装置10(電磁継電器1)に本発明を適用することも可能である。
また、第1固定端子420Aおよび第2固定端子420Bのうち第1固定端子420Aのみ備え、駆動ブロックのオン・オフを切り替えてシャフト380を上下方向に移動させることで可動接触子430を上下方向に移動させるようにした接点装置10(電磁継電器1)に本発明を適用することも可能である。
また、3つ以上の固定端子を有する接点装置に本発明を適用することも可能である。
また、各固定端子や可動接触子、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 電磁継電器
10 接点装置
30 駆動ブロック(駆動部)
380 シャフト(移動体:押圧体)
382A 押し下げ部材(押圧体)
401 接圧ばね(押圧体)
402 ばね受け(押圧体)
420A 第1固定端子
420B 第2固定端子
421bA 側面(第1の面)
421bB 側面(第1の面)
421cA 底面(第2の面)
421cB 底面(第2の面)
430 可動接触子
430a 導電部
430b 分流部
431A 第1接触部
431B 第2接触部
432A 第1接触部側の第1接触片
432B 第2接触部側の第1接触片
433A 第1接触部側の第2接触片
433B 第2接触部側の第2接触片
434A 板状部材
434B 板状部材
435 板ばね
435A 第1板ばね
435B 第2板ばね
436 基体部
D2 隙間

Claims (26)

  1. 第1固定端子と、
    前記第1固定端子に対して相対移動することで、前記第1固定端子に接離する可動接触子と、
    前記可動接触子を移動させる移動体を有し、当該移動体を一方向の一方側に移動させることで前記可動接触子が前記第1固定端子に接触し、前記移動体を前記一方向の他方側に移動させることで前記可動接触子が前記第1固定端子から離間する駆動部と、
    を備え、
    前記可動接触子は、前記移動体を前記一方向の一方側に移動させた際に、前記第1固定端子に接触する第1接触部を備えており、
    前記第1固定端子は、前記第1接触部が前記一方向と交差する方向から接触する第1の面を備えており、
    前記第1接触部は、前記移動体によって前記一方向の一方側に押圧された状態で、前記第1固定端子の第1の面に突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片を備えていることを特徴とする接点装置。
  2. 前記導電部が前記第1接触部側の第1接触片を含むことを特徴とする請求項1に記載の接点装置。
  3. 前記第1固定端子の第1の面は、前記一方向と直交する面に対して交差する交差面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接点装置。
  4. 前記第1接触部側の第1接触片は、剛性を有する板状部材を備えていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  5. 前記第1接触部側の第1接触片は、前記可動接触子が前記第1固定端子から離間した状態のときには撓み状態となり、前記可動接触子が前記第1固定端子に接触した状態のときには突っ張り状態となる第1板ばねを備えていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  6. 前記第1板ばねが前記一方向に複数枚積層されていることを特徴とする請求項5に記載の接点装置。
  7. 前記一方向において隣り合う第1板ばねの間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の接点装置。
  8. 前記第1接触部側の第1接触部は、前記第1固定端子における第1の面と交差する第2の面に接触する第1接触部側の第2接触片を備えていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  9. 前記第1接触部側の第1接触片と前記第1接触部側の第2接触片とが別体に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の接点装置。
  10. 前記第1接触部側の第1接触片と前記第1接触部側の第2接触片とが一体に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の接点装置。
  11. 前記可動接触子は、前記移動体により押圧される基体部を備えており、
    前記第1接触部側の第1接触片と前記第1接触部側の第2接触片とが一体に形成された前記第1接触部が前記基体部に相対回動自在に連設されていることを特徴とする請求項10に記載の接点装置。
  12. 前記第1固定端子とは離間した状態で配置される第2固定端子を備えており、
    前記可動接触子は、前記第1固定端子および前記第2固定端子に対して相対移動することで、前記第1固定端子と前記第2固定端子との導通、非導通を切り替えており、
    前記移動体は、当該移動体を一方向の一方側に移動させることで前記第1固定端子と前記第2固定端子とを導通状態とし、前記移動体を前記一方向の他方側に移動させることで前記第1固定端子と前記第2固定端子とを非導通状態としており、
    前記可動接触子は、前記第1接触部に電気的に接続され、前記第2固定端子に接触する第2接触部を備えていることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  13. 前記第2固定端子は、前記第2接触部が前記一方向と交差する方向から接触する第1の面を備えており、
    前記第2接触部は、前記移動体によって前記一方向の一方側に押圧された状態で、前記第2固定端子の第1の面に突っ張り状態で接触する第2接触部側の第1接触片を備えていることを特徴とする請求項12に記載の接点装置。
  14. 前記第2固定端子の第1の面は、前記一方向と直交する面に対して交差する交差面であることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の接点装置。
  15. 前記第2接触部側の第1接触片は、剛性を有する板状部材を備えていることを特徴とする請求項12〜14のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  16. 前記第2接触部側の第1接触片は、前記非導通状態のときには撓み状態となり、前記導通状態のときには突っ張り状態となる第2板ばねを備えていることを特徴とする請求項12〜15のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  17. 前記第1接触部側の第1接触片は、前記可動接触子が前記第1固定端子から離間した状態のときには撓み状態となり、前記可動接触子が前記第1固定端子に接触した状態のときには突っ張り状態となる第1板ばねを備えており、
    前記可動接触子は、前記第1板ばねと前記第2板ばねとを一体化させた板ばねを備えていることを特徴とする請求項16に記載の接点装置。
  18. 前記板ばねが前記一方向に複数枚積層されていることを特徴とする請求項16または請求項17に記載の接点装置。
  19. 前記一方向において隣り合う板ばねの間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項18に記載の接点装置。
  20. 前記第2接触部は、前記第2固定端子における第1の面と交差する第2の面に接触する第2接触部側の第2接触片を備えていることを特徴とする請求項12〜19のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  21. 前記第2接触部側の第1接触片と前記第2接触部側の第2接触片とが別体に形成されていることを特徴とする請求項20に記載の接点装置。
  22. 前記第2接触部側の第1接触片と前記第2接触部側の第2接触片とが一体に形成されていることを特徴とする請求項20に記載の接点装置。
  23. 前記可動接触子は、前記移動体により押圧される基体部を備えており、
    前記第2接触部側の第1接触片と前記第2接触部側の第2接触片とが一体に形成された前記第2接触部が前記基体部に相対回動自在に連設されていることを特徴とする請求項22に記載の接点装置。
  24. 前記第1接触部と前記第2接触部とが別部品で形成されており、
    前記可動接触子には、前記第1接触部と前記第2接触部との間に流れる電流を分流させる分流部が形成されていることを特徴とする請求項1〜23のうちいずれか1項に記載の接点装置。
  25. 第1固定端子と、
    前記第1固定端子に対して相対移動することで、前記第1固定端子に接離する可動接触子と、
    前記可動接触子を移動させる移動体を有し、当該移動体を一方向の一方側に移動させることで前記可動接触子が前記第1固定端子に接触し、前記移動体を前記一方向の他方側に移動させることで前記可動接触子が前記第1固定端子から離間する駆動部と、
    前記移動体を前記一方向の一方側に移動させた状態で、前記可動接触子を押圧する押圧体と、
    を備え、
    前記可動接触子は、前記移動体を前記一方向の一方側に移動させた際に、前記第1固定端子に接触する第1接触部を備えており、
    前記第1固定端子は、前記押圧体による押圧方向と交差する方向から前記第1接触部が接触する第1の面を備えており、
    前記第1接触部は、前記押圧体によって前記押圧方向に押圧された状態で、前記第1固定端子の第1の面に突っ張り状態で接触する第1接触部側の第1接触片を備えていることを特徴とする接点装置。
  26. 請求項1〜25のうちいずれか1項に記載の接点装置が搭載されていることを特徴とする電磁継電器。
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