JP2019067269A - 触覚呈示システム及び触覚呈示装置 - Google Patents

触覚呈示システム及び触覚呈示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザへの振動及び温度の呈示能力を確保しつつ、通信及び伝送路の効率化を図ること。【解決手段】第1駆動信号に基づいて振動情報を呈示する振動素子と、第2駆動信号に基づいて温冷情報を呈示する温冷呈示素子と、前記振動情報に対応する第1指示値と、前記温冷情報に対応する第2指示値とを生成する制御部と、前記制御部から伝送路を介して所定周期毎に得る前記第1指示値に基づいて、前記第1駆動信号を前記振動素子に与える第1駆動信号生成部と、前記制御部から前記伝送路を介して不定期的に又は前記所定周期よりも長い周期ごとに得る前記第2指示値に基づいて、前記第2駆動信号を前記温冷呈示素子に与える第2駆動信号生成部とを含む、触覚呈示システムが開示される。【選択図】図4

Description

本開示は、触覚呈示システム及び触覚呈示装置に関する。
振動素子と温冷呈示素子とを用いて、温覚振動感覚を呈示する技術が知られている。
特開平7−72018号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、ユーザへの振動及び温度の呈示能力を確保しつつ、通信及び伝送路の効率化を図ることが難しい。例えば、温度上昇の信号を温冷呈示素子(例えばペルチェ素子)に送る場合、実際に指がその温度に到達するのに時間かかる。即ち、時定数が大きい。そのため、例えば温度指示値を比較的短い周期で与えることは、非効率な通信となる。他方、振動の指示値については、比較的低い周波数の振動を与える場合でも、比較的短い周期で与えることが有用である。また、複数種類の振動を別々の場所に呈示させるために通信線の本数を増加させると、伝送路の効率化が難しくなる。
そこで、1つの側面では、本発明は、ユーザへの振動及び温度の呈示能力を確保しつつ、通信及び伝送路の効率化を図ることを目的とする。
1つの側面では、第1駆動信号に基づいて振動情報を呈示する振動素子と、
第2駆動信号に基づいて温冷情報を呈示する温冷呈示素子と、
前記振動情報に対応する第1指示値と、前記温冷情報に対応する第2指示値とを生成する制御部と、
前記制御部から伝送路を介して所定周期毎に得る前記第1指示値に基づいて、前記第1駆動信号を前記振動素子に与える第1駆動信号生成部と、
前記制御部から前記伝送路を介して不定期的に又は前記所定周期よりも長い周期ごとに得る前記第2指示値に基づいて、前記第2駆動信号を前記温冷呈示素子に与える第2駆動信号生成部とを含む、触覚呈示システムが提供される。
1つの側面では、本発明によれば、ユーザへの振動及び温度の呈示能力を確保しつつ、通信及び伝送路の効率化を図ることが可能となる。
一実施例による触覚呈示システム1のシステム全体を示す図である。 触覚呈示装置7の一例を概略的に示す図である。 装着状態でユーザの指に当たる触覚呈示デバイス4の概略的な断面図である。 触覚呈示装置7の回路構成の一例を概略的に示す図である。 第1コンピュータ2と第2コンピュータ3との間のデータの送受の説明図である。 振動素子制御指示値と振動素子駆動信号との関係の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例による触覚呈示システム1のシステム全体を示す図である。
触覚呈示システム1は、ユーザに触覚呈示を行うシステムである。触覚呈示は、人の温度に係る感覚(温覚)と振動に係る感覚(触覚)を利用して実現される。尚、変形例では、触覚呈示は、圧力(力)を更に利用して実現されてもよい。
触覚呈示システム1は、第1コンピュータ2(制御部の一例)と、第2コンピュータ3(処理装置の一例)と、触覚呈示デバイス4とを含む。尚、第2コンピュータ3及び触覚呈示デバイス4は、触覚呈示装置7を形成する。本実施例では、一例として、触覚呈示装置7は、後述のように、ユーザの手に装着される。
第1コンピュータ2は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)により形成される。第1コンピュータ2は、触覚呈示デバイス4で実現される触覚呈示に係る指示値を生成する。指示値の詳細は後述する。
第2コンピュータ3は、第1コンピュータ2にUSB(Universal Serial Bus)に基づくバス5を介して接続される。本実施例では、一例として、第2コンピュータ3は、後述のように、ユーザの手首に装着される小型のコンピュータ(例えばマイクロプロセッサ)である。
触覚呈示デバイス4は、ユーザに触覚呈示を行うデバイスである。触覚呈示デバイス4は、第2コンピュータ3に通信線6を介して接続される。触覚呈示デバイス4の具体例は、図2を参照して説明する。
図2は、触覚呈示装置7の一例を概略的に示す図である。
触覚呈示装置7は、図2に示すように、ユーザの手Sに装着される手袋状の本体部70を含む。
触覚呈示デバイス4は、図2に示すように、本体部70における指に対応する部位341(図3参照)(以下、「指部位341」と称する)に配置される。図2に示す例では、触覚呈示デバイス4は、片手の5本の指に対応して、5つ設けられる。また、第2コンピュータ3に係る基板30は、図2に示すように、本体部70における手首に対応する部位に配置される。
尚、変形例では、触覚呈示装置7は、ユーザの手以外の部位に装着されてもよい。
図3は、装着状態でユーザの指に当たる触覚呈示デバイス4の概略的な断面図であり、図2のラインA−Aに沿った断面に相当する。図3では、Z方向が定義されている。Z方向は、指の厚み方向に対応する。
触覚呈示デバイス4は、指部位341内に設けられる。触覚呈示デバイス4は、振動素子321、伝導部材322、ペルチェ素子323、及び接触検知部324を備える。振動素子321は、支持体330上に載置され、この振動素子321上には、伝導部材322を介して、温冷呈示素子としてのペルチェ素子323が載置されている。さらに、ペルチェ素子323の表面上には、接触検知部324が設けられている。接触検知部324には温度センサ(図示せず)が設けられる。
指部位341は、弾性と断熱性を有した材料、例えばゴム材、スポンジ材、ウレタン材、又は、ばね材により形成される。部位341は、下部が支持体330の側面331、332や底面(図示せず)に接着等によって固定されている。指部位341は、指部位341と接触検知部324との間の空間S1に操作者の指Fが挿入されたときに、指Fを上から接触検知部324側へ押しつけるような弾性力を発生させる。これにより、指Fと接触検知部324とを確実に互いに接触させ、かつ、この接触状態を維持させることができる。この結果、接触検知部324を介して、ユーザの指Fに細かな触覚を正確かつ迅速に伝達することが可能となる。また、接触検知部324の温度センサにより、指Fの温度を正確に測定することが可能となる。
振動素子321は、例えば、振動子が金属製のケース又はカバーの内部で板バネなどの弾性部材によって、振動自在に支持された構成を備える。振動子にはコイルが巻かれており、ケース内にはコイルに対向する磁石が固定されている。第1コンピュータ2から、後述の第1駆動信号生成部401(図4参照)に指示値(第1指示値の一例)を与えると、第1駆動信号生成部401は振動素子321におけるコイルに対して駆動信号(第1駆動信号の一例)としての交流電流を与える。これによって、振動素子321の振動子が振動し、振動情報を呈示することが可能となる。
尚、振動素子321としては、振動子が磁石で形成され、振動子に対向するコイルがケース内に固定されてもよい。また、振動素子321は圧電素子により形成されてもよい。
伝導部材322は、例えば両面テープのような粘着性のテープ材である。伝導部材322は、振動素子321の上面を覆うように配置される。伝導部材322は、その粘着性によって、振動素子321上に固定され、かつ、その上に配置されたペルチェ素子323を固定する。このように、伝導部材322によって振動素子321とペルチェ素子323が互いに結合される。
伝導部材322は、ペルチェ素子323が温冷情報を呈示した際に発生する熱を振動素子321の金属製のケースへ伝導する。さらに、伝導部材322は、振動伝導部材として、振動素子321が呈示した振動情報をペルチェ素子323に伝導する。
伝導部材322が粘着性及び振動伝導性を有するため、ペルチェ素子323を経て接触検知部324の表面(図3においてZ方向の上側の面)に、振動素子321が呈示した振動情報が効率よく伝えられる。さらに、伝導部材322が熱伝導性を有するため、ペルチェ素子323で発生した熱を自身で拡散できるとともに、ペルチェ素子323の裏面(Z方向下側の面)から振動素子321の特に金属製のケースへ熱を効率よく伝導させ、金属製のケースをヒートシンクとして利用することで放熱効率を高めることができる。
ペルチェ素子323は、例えば、Z方向において対向する2枚の金属板の接合部に、後述のサブマイクロプロセッサ340(図4参照)から直流電流を与えたときのペルチェ効果の熱の移動を起こす。この結果、ペルチェ素子323は、電流の流れる方向に応じて2枚の金属板の表面における熱量が変化する。サブマイクロプロセッサ340からペルチェ素子323に与えられる駆動信号(第2駆動信号の一例)としての電流は、第1コンピュータ2から与えられる指示値(第2指示値の一例)に基づいて生成される。ペルチェ素子323に与える電流の方向と電流値を制御することで、ペルチェ素子323に触れた指に温かい温度や冷たい温度を感じさせることが可能となり、細やかな温冷情報を呈示することができる。
尚、図3では、ペルチェ素子323が用いられるが、これに代えて又は加えて、ヒータが設けられてもよい。また、ペルチェ素子323のほかに、トムソン効果を用いた熱電素子を用いることもできる。
図4は、触覚呈示装置7の回路構成の一例を概略的に示す図である。
図4では、5つの触覚呈示デバイス4の各回路が、本体部70を模式的に表す枠701内に示され、括弧内の指の種類は、各回路に対応する指を表す。触覚呈示デバイス4の回路は、5本の指に対応して5組あり、各組は、振動素子321、ペルチェ素子323、サブマイクロプロセッサ340(図では、「SUB MPU」と表記)、及びドライバ342(図では、「Driver」と表記)を含む。尚、サブマイクロプロセッサ340及びドライバ342は、図3では図示されていなかったが、例えば支持体330等に支持される基板に実装されてよい。
第2コンピュータ3は、メインマイクロプロセッサ400と、DAC(digital to analog converter)409と、オーディオアンプ410とを含む。
メインマイクロプロセッサ400は、機能部として、第1駆動信号生成部401と、第2駆動信号生成部402とを含む。第1駆動信号生成部401及び第2駆動信号生成部402は、例えば、メインマイクロプロセッサ400の内蔵のCPU(図示せず)が内蔵のメモリ内のプログラムを実行することで実現できる。
第1駆動信号生成部401は、USB AUDIO Classに基づき動作する。即ち、第1駆動信号生成部401は、USB AUDIO Classに準拠して構成される。USB AUDIO Classは、USB AUDIO Class 2.0であってもよいし、USB AUDIO Class 1.0等であってもよい。尚、USB AUDIO Class 2.0は、USB AUDIO Class 1.0よりもデータ伝送速度の上限が高く、例えば24bit/192kHzなどにも対応できる。
第1駆動信号生成部401は、DAC409とオーディオアンプ410と協動して、第1コンピュータ2から得られる指示値(以下、「振動素子制御指示値」と称する)に基づいて、駆動信号(以下、「振動素子駆動信号」と称する)を振動素子321に与える。振動素子駆動信号は、上述のように、例えば振動素子321におけるコイルに印加される交流電流である。尚、振動素子駆動信号に係る交流電流は、周期や振幅を可変することで、多様な振動を実現できる。振動素子制御指示値については後述する。
第1駆動信号生成部401は、図4にて符号450,451で示すように、DAC409に、I2C(I-squared-C)及びI2S(Inter-IC Sound)を介して接続される。I2Sは、音声データ通信に用いられるシリアル通信のインタフェイスである。第1駆動信号生成部401は、I2Sを介して、振動素子駆動信号用の信号(以下、「I2S信号」とも称する)をDAC409に与える。第1駆動信号生成部401は、5つの振動素子321のそれぞれに振動素子駆動信号を別個独立に付与できるようにサラウンド対応(5ch)である。例えば、第1駆動信号生成部401とDAC409との間のI2Sによる通信は、LRCK(LRクロック入力)端子や、3つのSDIN(シリアルデータ入力端子)等により実現されてもよい。
DAC409は、I2S信号をアナログ形式に変換してアナログ形式の振動素子駆動信号を生成し、オーディオアンプ410は、アナログ形式の振動素子駆動信号を増幅して各振動素子321に印加する。尚、図4には、5つの振動素子321のそれぞれに印加される振動素子駆動信号が、波形W1〜W5で模式的に示されている。オーディオアンプ410は、同様に、サラウンド対応(5ch)であり、DAC409は、例えば5ch DAC(digital to analog converter)により形成される。
第2駆動信号生成部402は、USB HID (Human Interface Device) Classに基づき動作する。即ち、第2駆動信号生成部402は、USB HID Classに準拠して構成される。従って、メインマイクロプロセッサ400は、対応クラスがUSB Audio ClassとUSB HID Classの双方であり、従って、触覚呈示装置7は、USB複合デバイスを形成する。
第2駆動信号生成部402は、サブマイクロプロセッサ340と協動して、第1コンピュータ2から得られる指示値(以下、「温度指示値」と称する)に基づいて、駆動信号(以下、「温冷素子駆動信号」と称する)をペルチェ素子323に与える。
第2駆動信号生成部402は、図4にて符号452,453で示すように、サブマイクロプロセッサ340にI2Cを介して接続される。第2駆動信号生成部402は、各サブマイクロプロセッサ340とコマンドベースでの通信を行い、実際の温度制御はサブマイクロプロセッサ340で実現される。即ち、第2駆動信号生成部402は、温度指示値が入力されると、温度指示値に応じたコマンドをサブマイクロプロセッサ340に送る。サブマイクロプロセッサ340は、コマンドに基づいて、ドライバ342と協動して、温度指示値に応じた温冷素子駆動信号をペルチェ素子323に与える。例えば、温度指示値は、目標温度で規定されてもよい。この場合、サブマイクロプロセッサ340は、温度センサからの温度情報に基づいて、目標温度が実現されるようにペルチェ素子323に印加する電流の方向や電流値をフィードバック制御してよい。
図5は、第1コンピュータ2と第2コンピュータ3との間のデータの送受の説明図である。図6は、振動素子制御指示値と振動素子駆動信号との関係の説明図である。
図5では、左側の主体が第1コンピュータ2であり、右側の主体が第2コンピュータ3である。図5において、501は、第1コンピュータ2から第2コンピュータ3への、振動素子制御指示値に係るデータの送信態様を示し、502は、第2コンピュータ3から第1コンピュータ2への温度データの送信態様を示し、503は、第1コンピュータ2から第2コンピュータ3への、温度指示値の送信態様を示す。各送信態様501〜503において、第1コンピュータ2側には、USBに基づくバス5のオーディオチャンネル512(図では、「Audio Channel」と表記)と、USBに基づくバス5のHIDチャンネル514(図では、「HID Channel」と表記)とが模式的に示されている。送信態様501は、オーディオチャンネル512により実現され、送信態様502、503は、HIDチャンネル514により実現される。
第1コンピュータ2は、図5にて送信態様501で示すように、第2コンピュータ3に所定周期T1毎に振動素子制御指示値を送信する。第1コンピュータ2は、例えばUSB Audioクラスドライバ(図示せず)を備える。第1コンピュータ2からの振動素子制御指示値は、USB Audioクラスドライバを介し、USBの通信形式に則ったパケット形式に変換された上で、第2コンピュータ3に送信される。図5では、D1〜D8は、各パケットを模式的に表す。例えばパケットD1は、2つの指(例えば親指と人差し指)に係る振動素子321に対する各振動素子制御指示値を含む。同様に、パケットD2は、他の2つの指(例えば中指と薬指)に係る振動素子321に対する各振動素子制御指示値を含む。また、パケットD2は、他の1つの指(例えば子指)に係る振動素子321に対する振動素子制御指示値を含む。この場合、3つのパケットが1セットとなり、各セットは、図5に模式的に示すように、時間的に連続して送信される。即ち、振動素子制御指示値は、所定周期T1毎に第1コンピュータ2から第2コンピュータ3に送信される。所定周期T1は、3つのパケットの長さに対応する周期である。この場合、図6に模式的に示すように、ある一の振動素子駆動信号の波形W10について、時刻t1での電流値I1は、例えばパケットD1内の振動素子制御指示値に基づき、時刻t1から所定周期T2後の時刻t2での電流値I2は、例えばパケットD4内の振動素子制御指示値に基づく。
尚、1つのパケット内の2つの指に係る各振動素子制御指示値は、1つのSDINとLRCKとを用いて、DAC409に送ることができる(図4の第1駆動信号生成部401とDAC409との間のI2Sによる通信、451参照)。このとき、LRCKがHighとLowで切り替わることで、1つのSDINを介して2種類の情報(2つの指に係る各振動素子制御指示値)が送信できる。
このようにして、振動素子制御指示値に係るデータは、所定周期T1毎に第1コンピュータ2から第2コンピュータ3に送信される。従って、第2コンピュータ3は、所定周期T1毎に振動素子制御指示値を得ることができる。ここで、所定周期T1は、上記のように3つのパケットの長さに対応する周期であり、比較的短い。従って、振動素子321に与えることができる振動素子制御指示値の時間軸上の分解能を高めることができ(即ち所定周期T2を短くでき)、多様の振動の実現が可能となる。
第1コンピュータ2は、図5にて送信態様502で示すように、第2コンピュータ3から周期的に温度データを得る。温度データは、各触覚呈示デバイス4で得られる温度データである。温度データの受信の周期Tは、図5に示すように、振動素子制御指示値に係る所定周期T1よりも有意に短くてよい。図5では、データD10〜D13が周期Tごとに送信されている。この場合、第1コンピュータ2は、各触覚呈示デバイス4で得られる温度データを周期Tごとに監視できる。
第1コンピュータ2は、図5にて送信態様503で示すように、第2コンピュータ3に不定期的に温度指示値を送信する。図5では、データD20,D21が不定期的に送信されている。第1コンピュータ2は、このように、必要に応じて温度指示値を送信する。例えば、実行中のアプリケーションから目標温度が生成されると、第1コンピュータ2は、目標温度に応じた温度指示値を第2コンピュータ3に送信する。
尚、図5に示す例では、温度指示値は、第1コンピュータ2から第2コンピュータ3へ不定期的に送信されるが、比較的長い周期毎に第1コンピュータ2から第2コンピュータ3へ送信されてもよい。比較的長い周期とは、例えば所定周期T1よりも有意に長く、例えば周期Tと同程度であってもよい。
本実施例によれば、ユーザへの振動及び温度の呈示能力を確保しつつ、通信及び伝送路の効率化を図ることが可能である。
具体的には、本実施例では、ユーザへの振動の呈示は、振動素子制御指示値に係るデータが所定周期T1毎に第1コンピュータ2から第2コンピュータ3に送信されることで実現される。所定周期T1は、上述のように比較的短く、実質的に連続的である。従って、振動素子321に与えることができる振動素子制御指示値の時間的な分解能を高めることができ、多様の振動の実現が可能となる。この結果、ユーザへの振動の呈示能力を高めることができる。
また、本実施例では、ユーザへの振動の呈示に係る装置間の接続(即ち、第1コンピュータ2と第2コンピュータ3の間の接続)は、USB AUDIO Classに基づき実現される。即ち、1本の通信線であるバス5により実現される。これにより、例えば指5本分の振動素子制御指示値の送信用に5本の通信線を別々に利用する場合に比べて、伝送路の効率化を図ることができる。
また、本実施例では、ユーザへの温度の呈示は、温度指示値に係るデータが不定期的に第1コンピュータ2から第2コンピュータ3に送信されることで実現される。ここで、ペルチェ素子323のような温冷呈示素子には温度指示値に応じた温冷素子駆動信号を与えても、実際に指がその温度指示値に係る温度に到達するのに時間かかる。即ち、温度指示値に対するユーザの知覚までの時定数が大きい。この点、温度指示値に係るデータが不定期的に第1コンピュータ2から第2コンピュータ3に送信されるので、温度指示値を比較的短い周期で連続的に送信する場合に比べて、効率的な通信を実現できる。
また、本実施例では、ユーザへの温度の呈示に係る装置間の接続(即ち、第1コンピュータ2と第2コンピュータ3の間の接続)は、USB HID Classに基づき実現される。即ち、1本の通信線であるバス5により実現される。これにより、通信量の比較的少ない温度指示値に対してはコマンドベースでの通信が実現され、通信の効率化及び伝送路の効率化を図ることができる。また、温度指示値に係るデータと振動素子制御指示値に係るデータとは、同一のバス5(例えば共通のUSBケーブル)を用いて伝送可能であり、伝送路の効率化を図ることができる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
1 触覚呈示システム
2 第1コンピュータ
3 第2コンピュータ
4 触覚呈示デバイス
5 バス
6 通信線
7 触覚呈示装置
30 基板
70 本体部
321 振動素子
322 伝導部材
323 ペルチェ素子
324 接触検知部
330 支持体
331 側面
332 側面
340 サブマイクロプロセッサ
341 指部位
342 ドライバ
400 メインマイクロプロセッサ
401 第1駆動信号生成部
402 第2駆動信号生成部
410 オーディオアンプ

Claims (5)

  1. 第1駆動信号に基づいて振動情報を呈示する振動素子と、
    第2駆動信号に基づいて温冷情報を呈示する温冷呈示素子と、
    前記振動情報に対応する第1指示値と、前記温冷情報に対応する第2指示値とを生成する制御部と、
    前記制御部から伝送路を介して所定周期毎に得る前記第1指示値に基づいて、前記第1駆動信号を前記振動素子に与える第1駆動信号生成部と、
    前記制御部から前記伝送路を介して不定期的に又は前記所定周期よりも長い周期ごとに得る前記第2指示値に基づいて、前記第2駆動信号を前記温冷呈示素子に与える第2駆動信号生成部とを含む、触覚呈示システム。
  2. 前記伝送路は、USB(Universal Serial Bus)に基づくバスである、請求項1に記載の触覚呈示システム。
  3. 前記第1駆動信号生成部は、USB AUDIO Classに基づき動作し、
    前記第2駆動信号生成部は、USB HID (Human Interface Device) Classに基づき動作する、請求項2に記載の触覚呈示システム。
  4. ユーザの手に装着される手袋状の本体部を更に含み、
    前記振動素子及び前記温冷呈示素子は、前記本体部における指に対応する部位に配置され、
    前記第1駆動信号生成部及び前記第2駆動信号生成部は、前記本体部における手首に対応する部位に配置される、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の触覚呈示システム。
  5. 第1駆動信号に基づいて振動情報を呈示する振動素子と、
    第2駆動信号に基づいて温冷情報を呈示する温冷呈示素子と、
    前記振動情報に対応する第1指示値と前記温冷情報に対応する第2指示値とを生成する外部の制御部に、USBに基づくバスを介して接続される処理装置とを含み、
    前記処理装置は、
    前記制御部から前記バスを介して所定周期毎に得る前記第1指示値に基づいて、前記第1駆動信号を前記振動素子に与える第1駆動信号生成部と、
    前記制御部から前記バスを介して不定期的に又は前記所定周期よりも長い周期ごとに得る前記第2指示値に基づいて、前記第2駆動信号を前記温冷呈示素子に与える第2駆動信号生成部とを含む、触覚呈示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021128412A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 豊田合成株式会社 触感提示装置
WO2023096097A1 (ko) * 2021-11-26 2023-06-01 삼성전자 주식회사 진동 장치를 포함하는 전자 장치 및 그 동작 방법
WO2023237942A1 (en) * 2022-06-08 2023-12-14 Weart S.R.L. A haptic device for applying sensor stimuli
WO2024101689A1 (ko) * 2022-11-10 2024-05-16 삼성전자주식회사 햅틱 피드백을 출력하기 위한 전자 장치 및 그 방법

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