JP2019067091A - 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動物の状態を外部から把握し、安全に移動させ得ると共に、頑健な構成とする。【解決手段】車両監視システム1では、複数の路側機3にそれぞれ監視範囲13を対応付け、該監視範囲13に移動してくる車両6に対応した車両監視プログラム38を路側機3が取得して実行し、該車両6の監視処理を行う。また車両監視システム1では、車両6が一の監視範囲13から他の監視範囲13へ移動する場合、双方の監視範囲13と対応する路側機3同士の間で、該車両監視プログラム38を移動させる。このため車両監視システム1は、複数の監視範囲13にまたがる広い範囲を移動する車両6を継続的に監視できると共に、管理センター等において全ての車両を統括的に管理する場合と比較して、1台の路側機3に障害が発生した場合に影響が及ぶ範囲を、該路側機3の監視範囲13内にある車両6のみに抑えることができる。【選択図】図1

Description

本発明は情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムに関し、例えば移動する車両を監視する車両監視システムに適用して好適なものである。
近年、車両監視システムとして、例えばITS(Intelligent Transport Systems) Connect等のように、自動車等の車両の自律走行を支援し、或いは走行の安全性を高める等の目的で、種々の方式が提案されている。
このような車両監視システムでは、例えば全体を統括的に管理する管理センター等に管理サーバを設置して情報を集約し、この情報を基に各車両に自律走行を支援するための情報等を送信するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−162160号公報(図4等)
しかしながら、かかる構成の車両監視システムでは、管理センターや管理サーバにおいて障害が発生した場合、監視対象となっている全ての車両に影響が及ぶため、安全性の確保の面において不安要素がある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、移動物の状態を外部から把握し、安全に移動させ得ると共に、頑健な構成でなる情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の情報処理装置においては、監視範囲内を移動する移動物を監視する情報処理装置であって、監視範囲内に位置する移動物との間で通信を行い、該移動物の状態を表す移動物状態情報を取得すると共に、他の情報処理装置との間で通信を行う通信部と、他の情報処理装置に関する情報である他装置情報を記憶する記憶部と、移動物を監視する移動物監視プログラムを管理する管理部と、移動物監視プログラムの実行により形成され移動物を監視する移動物監視部とを設け、さらに移動物監視部には、移動物状態情報を基に、移動物に異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、異常判定部により移動物に異常が発生したと判定された場合に、該異常に応じた情報を通信部から該移動物へ送信させる異常対処部と、移動物状態情報を基に、移動物が監視範囲の外へ移動するか否かを判定する移動判定部と、移動判定部により移動物が監視範囲の外へ移動すると判定された場合、他装置情報を基に、通信部により移動物監視プログラムを他の情報処理装置へ送信させると共に、管理部により当該移動物監視プログラムを消去させるプログラム移動処理部とを設けるようにした。
また本発明の情報処理システムにおいては、監視範囲内を移動する移動物を監視する複数の情報処理装置と、該情報処理装置において実行すべきプログラムを配信するサーバとがネットワークにより接続された情報処理システムであって、サーバには、移動物を監視するための監視プログラムを記憶するプログラム記憶部と、情報処理装置へ監視プログラムを配信するプログラム配信部とを設け、情報処理装置には、監視範囲内に位置する移動物との間で通信を行い、該移動物の状態を表す移動物状態情報を取得すると共に、他の情報処理装置との間で通信を行う通信部と、他の情報処理装置に関する情報である他装置情報を記憶する記憶部と、移動物監視プログラムを管理する管理部と、移動物監視プログラムの実行により形成され移動物を監視する移動物監視部とを設け、さらに移動物監視部には、移動物状態情報を基に、移動物に異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、異常判定部により移動物に異常が発生したと判定された場合に、該異常に応じた情報を通信部から該移動物へ送信させる異常対処部と、移動物状態情報を基に、移動物が監視範囲の外へ移動するか否かを判定する移動判定部と、移動判定部により移動物が監視範囲の外へ移動すると判定された場合、他装置情報を基に、通信部により移動物監視プログラムを他の情報処理装置へ送信させると共に、管理部により当該移動物監視プログラムを消去させるプログラム移動処理部とを設けるようにした。
さらに本発明の情報処理プログラムにおいては、情報処理装置に対し、通信部により、監視範囲内に位置する移動物との間で通信を行い、該移動物の状態を表す移動物状態情報を取得する取得ステップと、他の情報処理装置に関する情報である他装置情報を所定の記憶部から読み出す他装置情報読出ステップと、移動物を監視する移動物監視プログラムの実行を開始させる開始ステップと、移動物監視プログラムの実行により移動物を監視する移動物監視ステップとを実行させ、さらに移動物監視ステップでは、異常判定部により、移動物状態情報を基に、移動物に異常が発生しているか否かを判定する異常判定ステップと、異常判定部により移動物に異常が発生したと判定された場合に、異常対処部により、該異常に応じた情報を該移動物へ送信する異常対処ステップと、移動判定部により、移動物状態情報を基に、移動物が監視範囲の外へ移動するか否かを判定する移動判定ステップと、移動判定部により移動物が監視範囲の外へ移動すると判定された場合、プログラム移動処理部により、他装置情報を基に移動物監視プログラムを他の情報処理装置へ送信させると共に、当該移動物監視プログラムを消去させるプログラム移動ステップとを実行させるようにした。
本発明では、情報処理装置において監視範囲内に位置する移動物に対応する移動物監視プログラムを実行することにより該移動物を監視し、移動物が他の監視範囲へ移動する場合に、該他の監視範囲に対応する他の情報処理装置へ移動物監視プログラムを移動させ、継続して監視を行うことができる。本発明では、この情報処理装置を監視範囲ごとに設けることにより、一の情報処理装置において障害が発生した場合であっても、他の情報処理装置に影響が及ぶことを回避できる。
本発明によれば、移動物の状態を外部から把握し、安全に移動させ得ると共に、頑健な構成でなる情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムを実現できる。
車両監視システムの構成を示す略線図である。 車両データレコーダのブロック構成を示す略線図である。 車両データレコーダのレイヤ構成を示す略線図である。 プログラム管理サーバのブロック構成を示す略線図である。 プログラム管理サーバのレイヤ構成を示す略線図である。 路側機のブロック構成を示す略線図である。 路側機のレイヤ構成を示す略線図である。 車両管理モジュールのブロック構成を示す略線図である。 信号機のブロック構成を示す略線図である。 信号機のレイヤ構成を示す略線図である。 車両監視システムの全体シーケンスを示すシーケンスチャートである。 車両監視開始シーケンスを示すシーケンスチャートである。 車両監視シーケンスを示すシーケンスチャートである。 移動シーケンスを示すシーケンスチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.車両監視システムの構成]
図1に示すように、移動物監視システムとしての車両監視システム1は、プログラム管理サーバ2並びに路側機3A、3B及び3C(以下まとめて路側機3とも呼ぶ、図中にRSUと表記)がネットワーク4を介して相互に接続された構成となっている。
移動物としての車両6は、例えば自動車であり、道路11A、11B又は11Cを走行する。この車両6に搭載された車両データレコーダ7(図中にDRと表記)は、該車両6の速度や各部の温度、運転者による操作の内容、或いはGPS(Global Positioning System)信号等を基に得られた位置情報等(以下これらをまとめて車両状態情報と呼ぶ)を記録する。道路11A、11B及び11C(以下まとめて道路11とも呼ぶ)は、交差点12において相互に接続されている。また道路11Aには、信号機8(図中にSGと表記、以下交通信号とも呼ぶ)が設置されている。この信号機8は、ネットワーク4に接続されている。
車両データレコーダ7は、図2にブロック構成を示すように、バス20を介して制御部21、記憶部22、通信部23及び車両状態情報取得部24が相互に接続されている。制御部21は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出し、図示しないRAM(Random Access Memory)をワークエリアとして使用しながら、車両情報取得処理のような種々の処理を実行する。
記憶部22は、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等のような不揮発性の情報記憶媒体であり、各種プログラムや各種設定情報、或いは取得した車両に関する種々の情報等を記憶する。通信部23は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11P等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)のインタフェースであり、路側機3との間で無線通信を確立して種々の情報を送受信することができる。
車両状態情報取得部24は、車両6の各部に設けられた種々のセンサ等から、種々の電気信号や種々の情報を取得し、これらを車両状態情報(以下これを移動物状態情報とも呼ぶ)として制御部21に供給する。具体的に車両状態情報取得部24は、例えばエンジンの回転数や冷却水の水温等、或いは運転者によるハンドルの回転角度や方向指示器等に対する操作の状態を表す情報を取得し、或いはGPS信号等を基に車両6の位置(緯度、経度及び高度)や速度並びに進行方向等を表す情報を取得する。
この車両データレコーダ7は、制御部21において種々のプログラムを実行することにより、図3に示すような複数の機能ブロックによる階層構造を形成する。すなわち車両データレコーダ7では、ハードウェア25上において、例えばJava(登録商標)やLinux(登録商標)等のプログラム実行環境26が形成され、車両状態情報取得プログラム(PG)28及び通信モジュール29が配置される。
プログラム管理サーバ2(図1)は、例えば所定の管理センター内に設置されており、一般的なサーバと同様のハードウェアにより構成されている。すなわちプログラム管理サーバ2は、図4にブロック構成を示すように、バス30を介して制御部31、記憶部32及び通信部33が相互に接続されている。
制御部31は、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出し、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら、プログラム配信処理のような種々の処理を実行する。記憶部32は、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ等のような不揮発性の情報記憶媒体であり、各種プログラムや各種設定情報、或いは各種データ等を記憶する。また記憶部32は、プログラム記憶部としての車両監視プログラム記憶領域32Aを有しており、路側機3において実行するための車両監視プログラム(詳しくは後述する)を保有している。
通信部33は、例えばIEEE802.3u/ab等の規格に準拠した有線LANのインタフェースとなっており、この有線LANによりネットワーク4(図1)と接続されている。このため通信部23は、ネットワーク4を介して路側機3との間で種々の情報を送受信することができる。
このプログラム管理サーバ2は、制御部31において種々のプログラムを実行することにより、図3と対応する図5に示すような複数の機能ブロックによる階層構造を形成する。すなわちプログラム管理サーバ2では、ハードウェア35上において、例えばJava(登録商標)やLinux(登録商標)等のプログラム実行環境36が形成され、その上にプログラム配信部としてのプログラム配信機能37、複数の車両監視プログラム38及び通信モジュール39が配置される。
路側機3A、3B及び3C(図1)は、道路11A、11B及び11Cの近傍にそれぞれ設置されており、図2及び図4と対応する図6にブロック構成を示すように、バス40を介して制御部41、記憶部42及び通信部43が相互に接続されている。
制御部41は、プログラム管理サーバ2の制御部31(図4)等と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出し、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら、移動物監視処理のような種々の処理を実行する。
記憶部42は、例えばフラッシュメモリ等のような不揮発性の情報記憶媒体であり、各種プログラムや各種設定情報等を記憶する。また記憶部42には、路側機情報記憶領域42A及び地図情報記憶領域42Bが設けられている。路側機情報記憶領域42Aには、路側機3に関する情報として、例えば自身及び周囲の路側機3それぞれに関して、位置(緯度及び経度)やネットワークアドレス等の情報がそれぞれ格納される。地図情報記憶領域42Bには、地図に関する情報として、路側機3が設置されている場所の周辺における道路11や交差点12等の位置を表した地図情報が格納される。説明の都合上、以下では、他の路側機3に関する情報を他装置情報とも呼ぶ。
通信部43は、プログラム管理サーバ2の通信部33と同様、例えばIEEE802.3u/ab等の規格に準拠した有線LANのインタフェースとなっており、この有線LANによりネットワーク4(図1)と接続されている。このため通信部43は、ネットワーク4を介してプログラム管理サーバ2との間で情報を送受信することができる。
これに加えて通信部43は、例えば802.11P等の規格に準拠した無線通信のインタフェースにもなっており、道路11を走行する車両6の車両データレコーダ7との間で、無線通信を行うことができる。ただし通信部33では、道路11の近傍に設置されたアンテナ(図示せず)を介し、このアンテナを中心として、規格等により規定された所定距離の範囲内で、車両6の車両データレコーダ7との間で無線通信を行うことができる。そこで各路側機3(3A、3B及び3C)には、通信部43との間で無線通信が可能な範囲である監視範囲13(13A、13B及び13C、図1)がそれぞれ定められている。因みに各監視範囲13を表す情報(以下これを監視範囲情報とも呼ぶ)は、上述した路側機情報記憶領域42Aに格納されている。
この路側機3は、制御部41において種々のプログラムを実行することにより、プログラム管理サーバ2の場合と同様、図3及び図5と対応する図7に示すような複数の機能ブロックによる階層構造を形成する。すなわち路側機3では、ハードウェア45上においてJava(登録商標)やLinux(登録商標)等のプログラム実行環境46が形成され、その上にプログラム管理機能47、車両監視モジュール48及び通信モジュール49が配置される。このうち車両監視モジュール48は、例えば上述したプログラム管理サーバ2(図3)から送信された車両監視プログラム38が該路側機3において実行されることにより形成される(詳しくは後述する)。
移動物監視プログラムとしての車両監視プログラム38は、プログラム実行環境46において実行されると、車両監視モジュール48を形成した上で、通信部43を介して車両6の車両データレコーダ7との間で通信処理を行い、該車両6の車両状態情報を取得した上で、該車両6の監視処理を行う。また1つの車両監視プログラム38は、1台の車両6のみを監視するようになっている。このため路側機3では、監視範囲13内に複数の車両6が存在する場合、該車両6の台数と同数の車両監視プログラム38がそれぞれ実行される。
車両監視モジュール48は、図8に示すように、その内部に複数の機能ブロックを形成している。このうち異常判定部51は、車両データレコーダ7から得られた車両状態情報のうち、例えばエンジンの回転数や冷却水の水温等の値から、車両6に異常が発生しているか否かを判定する。異常対処部52は、異常判定部51において車両6に異常が発生していると判定した場合に、例えば車両6に停止を促すための情報を通知するなど、発生した異常に対処するための処理を行う。
移動判定部としての移動推定部53は、車両データレコーダ7から得られた車両状態情報のうち、例えば位置や速度の情報、或いは運転者によるハンドルや方向指示器に対する操作の内容等から、車両6の位置や速度、及び移動する方向等を算出する。そのうえで移動推定部53は、車両6が当該路側機3の監視範囲13の内部に止まるか、或いは外部へ移動するかを推定し、さらには該監視範囲13の外部へ、すなわち他の路側機3の監視範囲13内へ移動すると推定される場合、その移動先となる監視範囲13に対応する路側機3を推定する。
プログラム移動処理部54は、移動推定部53により推定された車両6の移動先に対応する路側機3に対し、ネットワーク4を介して車両監視プログラム38自体を送信させることにより、該車両6にあたかも追従するかのように、該車両監視プログラム38を他の路側機3へ移動させる(詳しくは後述する)。
このように車両監視プログラム38は、路側機3において実行された場合に、車両監視モジュール48を形成し、対応する1台の車両6を監視すると共に、該車両6の移動に伴って他の路側機3へ移動して実行されることにより、監視を継続するようになっている。
信号機8(図1)は、図2等と対応する図9にブロック構成を示すように、バス60を介して制御部61、記憶部62、通信部63及び発光部64が相互に接続されている。
制御部61は、プログラム管理サーバ2の制御部31(図2)と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出し、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら、信号機制御処理のような種々の処理を実行する。記憶部62は、例えばフラッシュメモリ等のような不揮発性の情報記憶媒体であり、各種プログラムや各種設定情報等を記憶する。
通信部63は、プログラム管理サーバ2の通信部33等と同様、例えばIEEE802.3u/ab等の規格に準拠した有線LANのインタフェースとなっており、この有線LANによりネットワーク4(図1)と接続されている。このため通信部63は、ネットワーク4を介して路側機3との間で情報を送受信することができる。発光部64は、例えば赤色、黄色及び青色の発光ダイオードを有しており、制御部61の制御に基づいてその何れかを点灯させる。
この信号機8は、制御部61において種々のプログラムを実行することにより、プログラム管理サーバ2等の場合と同様、図3等と対応する図9に示すような複数の機能ブロックによる階層構造を形成する。すなわち信号機8では、ハードウェア65上においてJava(登録商標)やLinux(登録商標)等のプログラム実行環境66が形成され、その上に信号機制御プログラム68及び通信モジュール69が配置される。
[2.処理シーケンス]
次に、車両監視システム1における処理シーケンスについて、図11のシーケンスチャートを参照しながら説明する。ここでは、路側機3Aにおける監視範囲13A(図1)の外部から車両6が該監視範囲13Aの内部へ走行してきた場合を想定する。
車両監視システム1では、まず車両データレコーダ7、路側機3A及びプログラム管理サーバ2の間で、車両監視開始シーケンスSQ1を実行することにより、路側機3Aによる車両6の監視処理を開始する。その後、車両監視システム1では、車両データレコーダ7、路側機3A及び信号機8の間で、車両監視シーケンスSQ2を実行することにより、車両6を監視し、必要に応じて該車両6の異常に対処する。
また車両監視システム1では、車両6が路側機3Aの監視範囲13A(図1)から路側機3Bの監視範囲13Bへ移動する場合に、車両データレコーダ7、路側機3A及び路側機3Bの間で移動シーケンスSQ3を実行し、車両監視プログラム38を該路側機3Aから該路側機3Bへ移動させる。
さらに車両監視システム1では、路側機3Aにおいて、車両監視終了処理SQ4を実行することにより車両6の監視処理を行っていない車両監視プログラム38を終了させる。また車両監視システム1では、メモリ最適化処理SQ5を実行することにより、路側機3Aにおいていわゆるガーベッジコレクション等の処理を行い、メモリ上の使われなくなった領域を開放して新たな車両監視プログラム38の実行に備える。
因みに車両監視システム1では、プログラム管理サーバ2、路側機3A及び3B、車両データレコーダ7及び信号機8のそれぞれにおいて、各シーケンスを繰り返し実行するようになっている。
[2−1.車両監視開始シーケンス]
次に、車両監視開始シーケンスSQ1(図11)における詳細な処理について、図12を参照しながら説明する。ここでは、上述したように、車両6が道路11(図1)に沿って走行し、監視範囲13Aの外部から内部へ移動してきた場合を想定する。
車両データレコーダ7の制御部21(図2)は、例えば車両6のスタートボタンが押下されて各部の動作を開始するときに、車両状態情報取得プログラム28(図3)も実行することによりルーチンRT1(図12)を開始している。制御部21は、最初のステップSP1において、予め通信部23により無線通信による接続相手を探索しており、やがて監視範囲13Aの内部に移動してきたときに、路側機3Aの通信部43(図6)との間で無線通信を確立する。このとき制御部21は、例えば車両6の製造メーカや車種名等を表す情報を路側機3Aに通知する。その後、制御部21は次のステップSP2へ移ってこのルーチンRT1を終了する。
路側機3Aの制御部41(図6)は、予めプログラム管理機能47(図7)や通信モジュール49を形成すると共に、ルーチンRT2を開始している。制御部41は、最初のステップSP11において、予め通信部43により無線通信による接続相手を探索しており、やがて車両6が監視範囲13Aの内部に移動してきたときに、車両データレコーダ7の通信部23(図2)との間で無線通信を確立する。このとき制御部41は、車両6から製造メーカや車種名等を表す情報(以下これを車種情報と呼ぶ)を取得し、次のステップSP12へ移る。
ステップSP12において制御部41は、プログラム管理機能47(図7)により、ステップSP11において無線通信を確立した車両6に対応する車両監視プログラム38を、他の路側機3から既に受信しているか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このとき制御部41は車両監視プログラム38を取得するべく、次のステップSP13に移る。
ステップSP13において制御部41は、ステップSP11において取得した車両6の車種情報を通信部43からネットワーク4(図1)を介してプログラム管理サーバ2へ送信し、次のステップSP14へ移る。ステップSP14において制御部41は、プログラム管理サーバ2から車両監視プログラム38が送信されるのを待ち受ける。
プログラム管理サーバ2の制御部31(図4)は、予めプログラム配信機能37(図5)や通信モジュール39を形成すると共に、ルーチンRT3を開始している。制御部31は、最初のステップSP21において、予め通信部33により各路側機3からのネットワーク4を介した通信を待ち受けており、やがて路側機3Aから車種情報が送信されてくると、これを受信して次のステップSP22へ移る。
ステップSP22において制御部41は、プログラム配信機能37により車種情報と対応する車両監視プログラム38を選択し、これを通信モジュール39によりネットワーク4を介して路側機3Aへ送信する。その後制御部41は、次のステップSP23に移ってルーチンRT3を終了する。
一方、路側機3Aの制御部41は、ステップSP14において、プログラム管理機能47により、プログラム管理サーバ2から送信された車両監視プログラム38を受信し、次のステップSP15へ移る。また制御部41は、ステップSP12において肯定結果が得られた場合、すなわち他の路側機3から車両監視プログラム38を受信した場合も、次のステップSP15へ移る。
ステップSP15において制御部41は、プログラム管理機能47により、車両6と対応する車両監視プログラム38を実行し、その次のステップSP16へ移ってルーチンRT2を終了する。これにより制御部41は、車両監視プログラム38による車両6の監視処理を開始することができる。
[2−2.車両監視シーケンス]
次に、車両監視シーケンスSQ2(図11)における詳細な処理について、図13を参照しながら説明する。ここでは、上述したように、路側機3Aにより車両6の監視が既に開始されている状態、すなわち該路側機3Aにおいて該車両6と対応する車両監視プログラム38が実行され、車両監視モジュール48(図7及び図8)が構成されている状態を想定する。
車両データレコーダ7の制御部21(図2)は、予めルーチンRT4を開始しており、ステップSP31において、車両状態情報取得プログラム28(図3)の実行により車両状態情報取得部24(図2)によって取得される車両状態情報を、通信モジュール29(図3)により路側機3Aへ送信する。
路側機3Aの制御部41(図6)は、予めルーチンRT5を開始しており、最初のステップSP41において、通信モジュール49(図7)により車両データレコーダ7からの車両状態情報を受信して、次のステップSP42へ移る。ステップSP42において制御部41は、車両監視モジュール48の異常判定部51(図8)により、車両6に異常が発生しているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、当該車両6の走行を継続させると事故の発生等に繋がる恐れがあるために当該車両6を停止させるべきであることを表している。このとき制御部41は、次のステップSP43へ移る。
ステップSP43において制御部41は、車両監視モジュール48の異常対処部52(図8)により、通信モジュール49を介して、車両データレコーダ7に対し停止指示を送信する。その後制御部41は、その次のステップSP44へ移る。
これに応じて車両データレコーダ7の制御部21は、ステップSP32において、通信モジュール29により路側機3Aからの停止指示を受信し、次のステップSP33へ移る。ステップSP33において制御部21は、車両6を制御する車両制御ユニット(図示せず、以下これを移動制御部とも呼ぶ)に対して、該車両6を停止させるための命令を供給することにより、その進行を停止させ、その次のステップSP34へ移ってルーチンRT4を終了する。
ステップSP44において路側機3Aの制御部41は、車両監視モジュール48の異常対処部52(図8)により、通信モジュール49を介して、車両6の進行経路上に位置する信号機8に対し信号制御指示を送信する。その後制御部41は、その次のステップSP45へ移ってルーチンRT5を終了する。
信号機8の制御部61(図9)は、予め信号機制御プログラム68(図10)を実行することにより、ルーチンRT6を開始している。制御部61は、最初のステップSP51において、予め通信部63により各路側機3からのネットワーク4を介して信号制御指示を待ち受けており、やがて路側機3Aから信号制御指示が送信されてくると、これを受信して次のステップSP52へ移る。
ステップSP52において制御部61は、受信した信号制御指示に基づき、信号処理として、発光部64の発光色を青色から黄色を経て赤色に変更させた後、次のステップSP53へ移ってルーチンRT6を終了する。これにより車両監視システム1では、車両6を運転している運転者に赤信号を目視させ、該運転者の運転操作により、該車両6を停止させることができる。
一方、ステップSP42において否定結果が得られた場合、このことは車両6に何ら異常が発生しておらず、特に対処を行う必要が無いことを表している。このとき制御部41は、ステップSP45へ移ってルーチンRT5を終了する。
[2−3.移動シーケンス]
次に、移動シーケンスSQ3(図11)における詳細な処理について、図14を参照しながら説明する。ここでは、上述したように、路側機3Aにより車両6の監視が既に開始され車両監視モジュール48(図7及び図8)が構成されている状態、すなわち該路側機3Aにおいて該車両6と対応する車両監視プログラム38が実行されている状態を想定する。
車両データレコーダ7の制御部21(図2)は、ルーチンRT7を開始しており、最初のステップSP61において、車両状態情報取得プログラム28(図3)の実行により車両状態情報取得部24(図2)によって取得される車両状態情報を、通信モジュール29(図3)により路側機3Aへ送信する。
路側機3Aの制御部41(図6)は、ルーチンRT8を開始しており、最初のステップSP71において、通信モジュール49(図7)により車両データレコーダ7からの車両状態情報を受信し、次のステップSP72へ移る。ステップSP72において制御部41は、車両監視モジュール48の移動推定部53(図8)により、所定時間後(例えば5秒後)における車両6の移動先を推定し、次のステップSP73へ移る。
ステップSP73において制御部41は、移動推定部53(図8)により、推定された移動先が路側機3Aの監視範囲13Aの外側であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは車両6が監視範囲13Aの外側、すなわち他の路側機3の監視範囲13内へ移動すると推定されるために、該車両6の監視を継続するために、車両監視プログラム38をこの路側機3へ移動させる必要があることを表している。このとき制御部41は、次のステップSP74へ移る。
ステップSP74において制御部41は、移動推定部53(図8)により、路側機3Aにおける記憶部42(図6)の路側機情報記憶領域42A及び地図情報記憶領域42Bに記憶されている情報を基に、推定された移動先が監視範囲13に含まれるような他の路側機3を選定し、次のステップSP75へ移る。因みに制御部41は、移動先を1箇所に絞り込むことが難しい場合、移動先となる可能性が比較的高い複数の監視範囲13と対応する複数の路側機3を全て選定する。ここでは、推定された移動先が監視範囲13Bに含まれていたために、路側機3Bのみが選定されたものとする。
ステップSP75において制御部41は、プログラム移動処理部54(図8)により、車両監視プログラム38を、車両状態情報の一部と共に、通信モジュール49からネットワーク4を介して路側機3Bへ送信させ、その次のステップSP76へ移る。
一方、路側機3Bの制御部41(便宜上、以下これを制御部41Bと呼ぶ)は、ルーチンRT9を開始しており、最初のステップSP81において路側機3Aから車両監視プログラム38及び車両状態情報の一部を受信して、その次のステップSP82へ移る。ステップSP82において制御部41Bは、プログラム管理機能47(図7)により、受信した車両監視プログラム38を開始し、その次のステップSP83へ移る。
また、車両6が監視範囲13B内へ移動してきていた場合、車両データレコーダ7は、車両監視開始シーケンスSQ1(図12)と同様の処理を経て、路側機3Bとの間で無線通信を確立した上で、ステップSP62において車両状態情報を送信し、その後ステップSP63へ移ってルーチンRT7を終了する。
制御部41Bは、ステップSP83において車両データレコーダ7から車両状態情報を受信したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは、車両6が監視範囲13B内へ移動していないために車両状態情報を受信しなかったと推定されること、すなわち車両6が他の路側機3の監視範囲13内へ移動したと推定されることを表している。この場合、路側機3Bでは、車両6に対応する車両監視プログラム38を実行する必要が無く、また処理負荷の軽減やメモリの解放等の観点から、当該車両監視プログラム38を停止及び消去することが好ましい。そこで制御部41Bは、次のステップSP84へ移る。
制御部41Bは、ステップSP84において車両監視プログラム38(図7)を停止させ、次のステップSP85においてプログラム消去処理部としてのプログラム管理機能47により該車両監視プログラム38を消去した後、その次のステップSP86へ移ってルーチンRT9を終了する。
一方、ステップSP83において肯定結果が得られた場合、このことは車両6が監視範囲13B内へ移動してきたため、路側機3Bにおける車両監視プログラム38の実行継続が妥当であることを表している。このとき制御部41Bは、ステップSP86へ移ってルーチンRT9を終了する。この後、路側機3Bでは、車両監視シーケンスSQ2(図13)における路側機3Aと同様の処理が行われる。
また路側機3Aの制御部41は、ステップSP75において車両監視プログラム38を送信した後、ステップSP76において該車両監視プログラム38を停止させ、さらにステップSP77においてプログラム管理機能47により該車両監視プログラム38を消去した後、その次のステップSP78へ移ってルーチンRT8を終了する。
その一方で、ステップSP73において否定結果が得られた場合、このことは車両6が監視範囲13A内に止まるために、路側機3Aにおいて車両監視プログラム38を引き続き実行すべきであることを表している。このとき路側機3Aの制御部41は、ステップSP78へ移ってルーチンRT8を終了する。
[3.効果等]
以上の構成において、本実施の形態による車両監視システム1は、路側機3の監視範囲13に車両6が移動してくると、該路側機3が該車両6に対応した車両監視プログラム38を取得して実行することにより、該車両6の監視処理を行う(図11及び図13)。すなわち車両監視システム1では、各路側機3により、対応する監視範囲13の車両6のみを監視する。
このため車両監視システム1は、特許文献1のように管理センターや管理サーバ等において全ての車両を統括的に管理する場合と比較して、1台の路側機3に障害が発生した場合に影響が及ぶ範囲を、該路側機3の監視範囲13内にある車両6のみに抑えることができる。
また車両監視システム1では、路側機3の通信部43及び車両データレコーダ7の通信部63の間で、IEEE802.11P等に準拠した無線LANにより通信を行う。このため車両監視システム1では、特許文献1のように管理センターや管理サーバと車両との間で通信を行う場合に起こり得る、大規模なネットワークを経由することによる遅延を発生させること無く、路側機3において車両6の状態に応じた即応性の高い監視処理を行うことができる。
さらに車両監視システム1では、1台の車両6を1つの車両監視プログラム38と対応付け、監視範囲13内に存在する各車両6とそれぞれ対応する各車両監視プログラム38を路側機3において全て実行するようにした。そのうえで車両監視システム1では、車両6が一の監視範囲13から他の監視範囲13へ移動する場合、双方の監視範囲13と対応する路側機3同士の間で、該車両監視プログラム38を移動させるようにした(図11及び図14)。
このため車両監視システム1では、1台の路側機3が無線通信を利用して監視し得る監視範囲13が比較的狭いものであっても、複数の路側機3の間で車両監視プログラム38を移動させることにより、全体として十分に広い範囲で車両6を監視することができる。
また車両監視システム1では、車両6の移動先を一箇所に絞り込めない場合、複数の路側機3に車両監視プログラム38を送信し、実際に該車両6が対応する監視範囲13内へ移動して通信確立できた路側機3において車両監視プログラム38の実行を継続する一方、他の路側機3において車両監視プログラム38を停止及び消去する(図14)。
このため車両監視システム1では、例えば監視範囲13の境界に沿った道路を車両6が走行している場合等、該車両6の移動先を1つの監視範囲13に絞り込むことが難しい場合であっても、何れかの監視範囲13と対応する路側機3において、該車両6の監視を確実に継続することができる。
さらに車両監視システム1では、車両6の異常を検出した場合、車両データレコーダ7を介して車両6に対して停止指示を送信すると共に、信号機8を制御して運転者に該車両6を停止させるよう促す(図13)。このため車両監視システム1では、異常が発生した車両6を該車両6の制御システム等によって停止させることが難しい場合であっても、運転者の交通ルールに従った運転操作により停止させることができる。
これに加えて車両監視システム1では、路側機3A等において定期的に車両監視終了処理SQ4(図11)を実行し、対応する車両6が監視範囲13A内に存在しないにもかかわらず残っている車両監視プログラム38があれば、これを終了させて消去するようにした。また車両監視システム1では、路側機3A等において定期的にメモリ最適化処理SQ5(図11)を実行し、実際には使用されていないメモリを解放するようにした。これにより車両監視システム1では、各路側機3を長期間に渡って安定的に動作させ続けることができると共に、路側機3に要求される処理能力やメモリの容量等をより小さく抑えることができ、その構成を簡素化してコストを低廉化することができる。
以上の構成によれば、車両監視システム1では、複数の路側機3にそれぞれ監視範囲13を対応付け、該監視範囲13に移動してくる車両6に対応した車両監視プログラム38を路側機3が取得して実行し、該車両6の監視処理を行う。また車両監視システム1では、車両6が一の監視範囲13から他の監視範囲13へ移動する場合、双方の監視範囲13と対応する路側機3同士の間で、該車両監視プログラム38を移動させる。このため車両監視システム1は、複数の監視範囲13にまたがる広い範囲を移動する車両6を継続的に監視できると共に、管理センター等において全ての車両を統括的に管理する場合と比較して、1台の路側機3に障害が発生した場合に影響が及ぶ範囲を、該路側機3の監視範囲13内にある車両6のみに抑えることができる。
[4.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、路側機3がプログラム管理サーバ2から車両監視プログラム38を取得する場合について述べた(図12)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば車両データレコーダ7の記憶部62(図9)等に車両監視プログラム38を予め記憶させておき、路側機3が該車両データレコーダ7から車両監視プログラム38を取得する等、他の種々の箇所から車両監視プログラム38を取得するようにしても良い。或いは、路側機3の記憶部42(図6)に、走行している台数が比較的多い車種の車両監視プログラム38を予め記憶させておき、これを優先的に読み出して実行しても良い。
また上述した実施の形態においては、車両監視シーケンスSQ2(図13)において車両6に異常が発生していると判定された場合に、路側機3Aから車両データレコーダ7へ停止指示を送信して車両6を停止させると共に、信号機8に信号制御指示を送信して発光色を赤色へ変化させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば路側機3Aから車両データレコーダ7へ停止案内表示指示を送信して車両6内の表示パネル等でなる通知部に車両の停止を促すメッセージを表示して運転者に通知しても良い。または、例えば路側機3Aにより監視している他の車両6の車両データレコーダ7や、その周囲を歩行している歩行者のスマートフォン等に対して、異常が発生した車両6が近くを走行しているために注意すべき旨を通知しても良い。或いは、路側機3Aから車両データレコーダ7への停止指示の送信と信号機8への信号制御指示の送信とのうち一方を省略しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、移動シーケンスSQ3(図14)において路側機3Aの移動推定部53(図8)により車両状態情報を基に車両6の移動先を推定する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば車両6に搭載されたナビゲーションシステムにおいて行き先や経路が設定されている場合に、車両データレコーダ7がこれを取得して車両状態情報と共に路側機3Aへ送信し、移動推定部53においてこの行き先や経路を基に移動先を推定する等、種々の情報を基に車両6の移動先を推定しても良い。或いは、例えば車両データレコーダ7が監視範囲13の境界付近に到達したときに、新たな監視範囲13の路側機3と通信確立できた場合に、この路側機3を移動先としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、移動シーケンスSQ3(図14)において移動推定部53(図8)により移動先を1箇所に絞り込むことが難しい場合、移動先となる可能性が比較的高い複数の監視範囲13と対応する複数の路側機3を全て選定する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば移動先として1つの路側機3のみを選定するようにしても良い。この場合、例えば車両監視プログラム38が移動された路側機3において車両データレコーダ7との間で通信確立できなければこれを消去し、実際に車両6が移動した監視範囲13の路側機3において、プログラム管理サーバ2から車両監視プログラム38を新たに取得して実行すれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、車両監視プログラム38の実行により構成される車両監視モジュール48(図8)にプログラム移動処理部54を設ける場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えばプログラム管理機能47(図7)にプログラム移動処理部54と同等の機能を持たせ、車両監視モジュール48から該プログラム移動処理部54を省略しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、移動シーケンスSQ3(図14)において、車両監視プログラム38を路側機3Aから路側機3Bへ移動させた後に、該路側機3Bと車両データレコーダ7との間で通信確立がされなかったときに、プログラム管理機能47(図7)により、車両監視プログラム38の実行を終了させる場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば該路側機3Bと車両データレコーダ7との間で通信確立がされなかったときに、該路側機3Bにおいて車両監視プログラム38が自ら実行を終了するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、車両監視終了処理SQ4(図11)を定期的に実行することにより、不要な車両監視プログラム38を強制的に終了させると共に消去する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば車両監視プログラム38に実行開始から所定時間(例えば12時間)が経過した時点で、車両6が監視範囲13内にあるか否かに拘わらず自発的に停止及び消去する機能を持たせた上で、車両監視終了処理SQ4を省略しても良い。この場合、仮に車両6が監視範囲13内に位置していた場合、路側機3がプログラム管理サーバ2から車両監視プログラム38を再び取得して実行することにより、該車両6の監視処理を再開することができる。
さらに上述した実施の形態においては、車両監視開始シーケンスSQ1(図12)において、路側機3と車両6の車両データレコーダ7との間で通信確立したことにより、該車両6が監視範囲13の外部から内部へ移動してきたものと見なす場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば監視範囲13の境界付近における道路11沿いに監視カメラを設置し、該監視カメラにより車両6が撮像された場合に、該車両6が監視範囲13内へ移動してきたものと見なしても良い。この場合、例えば監視カメラにより撮像された車両6のナンバープレートの表記(すなわち登録ナンバー)を画像認識処理等によって取得し、この登録ナンバーと対応付けて予め登録された車種の車両監視プログラム38をプログラム管理サーバ2から取得しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、路側機3の記憶部42に路側機情報記憶領域42A及び地図情報記憶領域42Bを設けて路側機情報及び地図情報を記憶させ、さらに監視範囲情報も記憶させる場合について述べた(図6)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば路側機情報、地図情報及び監視範囲情報の少なくとも一部を、プログラム管理サーバ2のようなネットワーク4に接続された他の装置に記憶させ、これを路側機3が取得するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、道路11の近傍に設置された路側機3において車両監視プログラム38を実行することにより車両6を監視する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば交通量を計測するために信号機8と共に設置された交通量計測装置など、種々の情報処理装置において車両監視プログラム38を実行するようにしても良い。この場合、情報処理装置が路側機3の通信部43(図6)と同等の通信機能を有していれば良い。
さらに本発明は、上述した実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、通信部としての通信部43と、記憶部としての記憶部42と、管理部としてのプログラム管理機能47と、移動物監視部としての車両監視モジュール48とによって情報処理装置としての路側機3を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる通信部と、記憶部と、管理部と、移動物監視部とによって情報処理装置を構成しても良い。
本発明は、例えばITS Connectのように車両の走行を支援する種々のシステムでも利用できる。
1……車両監視システム、2……プログラム管理サーバ、3……路側機、6……車両、7……車両データレコーダ、8……信号機、11……道路、12……交差点、13……監視範囲、21、31、41、61……制御部、22、32、42、62……記憶部、42A……路側機情報記憶領域、42B……地図情報記憶領域、23、33、43、63……通信部、24……車両状態情報取得部、28……車両状態情報取得プログラム、32A……車両監視プログラム記憶領域、37……プログラム配信機能、38……車両監視プログラム、47……プログラム管理機能、48……車両監視モジュール、51……異常判定部、52……異常対処部、53……移動推定部、54……プログラム移動処理部、SQ1……車両監視開始シーケンス、SQ2……車両監視シーケンス、SQ3……移動シーケンス。

Claims (13)

  1. 監視範囲内を移動する移動物を監視する情報処理装置であって、
    前記監視範囲内に位置する前記移動物との間で通信を行い、該移動物の状態を表す移動物状態情報を取得すると共に、他の前記情報処理装置との間で通信を行う通信部と、
    前記他の情報処理装置に関する情報である他装置情報を記憶する記憶部と、
    前記移動物を監視する移動物監視プログラムを管理する管理部と、
    前記移動物監視プログラムの実行により形成され前記移動物を監視する移動物監視部と
    を具え、
    前記移動物監視部は、
    前記移動物状態情報を基に、前記移動物に異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、
    前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合に、該異常に応じた情報を前記通信部から該移動物へ送信させる異常対処部と、
    前記移動物状態情報を基に、前記移動物が前記監視範囲の外へ移動するか否かを判定する移動判定部と、
    前記移動判定部により前記移動物が前記監視範囲の外へ移動すると判定された場合、前記他装置情報を基に、前記通信部により前記移動物監視プログラムを前記他の情報処理装置へ送信させると共に、当該移動物監視プログラムを消去させるプログラム移動処理部と
    をさらに具えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、前記情報処理装置及び前記他の情報処理装置における、それぞれの前記監視範囲を表す監視範囲情報を記憶し、
    前記プログラム移動処理部は、前記移動物状態情報を基に前記移動物の移動先を推定し、該移動先が含まれる前記監視範囲を監視する前記情報処理装置に対して前記移動物監視プログラムを送信させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プログラム移動処理部は、前記移動物状態情報を基に前記移動物の移動先が複数推定される場合、各移動先が含まれる前記監視範囲をそれぞれ監視する複数の前記情報処理装置に対して、前記移動物監視プログラムをそれぞれ送信させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記異常対処部は、前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合、前記移動物を停止させるための情報を前記通信部から該移動物へ送信させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記移動物は、所定の移動制御部により移動が制御され、
    前記異常対処部は、前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合、該移動物において前記移動制御部により移動を停止させるための命令を送信させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記移動物は、運転者の運転操作により移動が制御され、
    前記異常対処部は、前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合、該移動物に設けられた通知部から前記運転者に該移動物を停止させるよう通知するための情報を送信させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記通信部は、前記移動物が移動時に従うべき交通信号との間で通信を行い、
    前記異常対処部は、前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合、前記移動物の進行経路上に位置する前記交通信号を制御するための情報を前記通信部から送信させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記移動物監視部は、
    前記移動物監視プログラムの実行が開始されてから所定時間以内に前記通信部を介して前記移動物と通信できなかった場合、当該移動物監視プログラムの実行を終了すると共に消去させるプログラム消去処理部
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記管理部は、前記移動物を監視する前記移動物監視プログラムを、前記通信部を介して外部から取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記管理部は、前記移動物を監視する前記移動物監視プログラムを、該移動物監視プログラムを保有するサーバから前記通信部を介して取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記管理部は、前記移動物を監視する前記移動物監視プログラムを、該移動物から前記通信部を介して取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 監視範囲内を移動する移動物を監視する複数の情報処理装置と、該情報処理装置において実行すべきプログラムを配信するサーバとがネットワークにより接続された情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    前記移動物を監視するための移動物監視プログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記情報処理装置へ前記移動物監視プログラムを配信するプログラム配信部と
    を具え、
    前記情報処理装置は、
    前記監視範囲内に位置する前記移動物との間で通信を行い、該移動物の状態を表す移動物状態情報を取得すると共に、他の前記情報処理装置との間で通信を行う通信部と、
    前記他の情報処理装置に関する情報である他装置情報を記憶する記憶部と、
    前記移動物監視プログラムを管理する管理部と、
    前記移動物監視プログラムの実行により形成され前記移動物を監視する移動物監視部と
    を具え、
    前記移動物監視部は、
    前記移動物状態情報を基に、前記移動物に異常が発生しているか否かを判定する異常判定部と、
    前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合に、該異常に応じた情報を前記通信部から該移動物へ送信させる異常対処部と、
    前記移動物状態情報を基に、前記移動物が前記監視範囲の外へ移動するか否かを判定する移動判定部と、
    前記移動判定部により前記移動物が前記監視範囲の外へ移動すると判定された場合、前記他装置情報を基に、前記通信部により前記移動物監視プログラムを前記他の情報処理装置へ送信させると共に、当該移動物監視プログラムを消去させるプログラム移動処理部と
    をさらに具えることを特徴とする情報処理システム。
  13. 情報処理装置に対し、
    通信部により、監視範囲内に位置する移動物との間で通信を行い、該移動物の状態を表す移動物状態情報を取得する取得ステップと、
    他の前記情報処理装置に関する情報である他装置情報を所定の記憶部から読み出す他装置情報読出ステップと、
    前記移動物を監視する移動物監視プログラムの実行を開始させる開始ステップと、
    前記移動物監視プログラムの実行により前記移動物を監視する移動物監視ステップと
    を実行させ、
    前記移動物監視ステップでは、さらに、
    異常判定部により、前記移動物状態情報を基に、前記移動物に異常が発生しているか否かを判定する異常判定ステップと、
    前記異常判定部により前記移動物に異常が発生したと判定された場合に、異常対処部により、該異常に応じた情報を該移動物へ送信する異常対処ステップと、
    移動判定部により、前記移動物状態情報を基に、前記移動物が前記監視範囲の外へ移動するか否かを判定する移動判定ステップと、
    前記移動判定部により前記移動物が前記監視範囲の外へ移動すると判定された場合、プログラム移動処理部により、前記他装置情報を基に前記移動物監視プログラムを前記他の情報処理装置へ送信させると共に、当該移動物監視プログラムを消去させるプログラム移動ステップと
    を実行させるための情報処理プログラム。
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