JP2019066763A - 画像形成装置 - Google Patents

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瞬 本橋
亮 坂口
Ryo Sakaguchi
亮 坂口
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正朗 杉浦
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Naoko Mima
奈緒子 美馬
正志 横山
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正志 横山
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Abstract

【課題】 定着部材内のジャムの除去が必要な時に、定着部材が用紙上に残る未定着トナーを用紙に融着させることが可能と判断出来る温度の時は下流側から、そうでない場合は上流側から用紙を引き抜くように指示することで、定着部材に未定着トナーが付着することを抑制する。【解決手段】 画像形成装置において、画像を用紙に転写する転写手段と、前記用紙に転写された前記画像を用紙に定着させる定着手段と、前記画像が形成された前記用紙の搬送が停止した後、用紙が前記定着手段に存在するかどうかを検知する用紙検知手段と、前記用紙の紙詰まりの解除手順を表示する表示手段と、前記用紙検知手段により用紙が前記定着手段に存在すると検知された場合、前記温度検知手段により検知された温度、又は搬送が停止してからの時間の経過に応じて異なる解除手順を前記表示手段に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図6

Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録紙に画像を形成する画像形成装置のジャム解除手順の表示方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、記録紙に転写されたトナー像を、発熱源を有する定着部材と定着部材に押し当てられる加圧部材により加熱および加圧することでトナー像を記録紙に定着させる。近年では、クイックスタートや省エネルギーの観点から、フィルム加熱方式の定着装置が実用化されている。具体的には、加熱部材としてのセラミックヒータと加圧部材としての加圧ローラとの間に、伝熱部材としての定着フィルムを挟ませて圧接ニップ部を形成し、未定着のトナー像が転写された記録紙を導入して挟持搬送させる。これにより、定着フィルムを介してセラミックヒータの熱を与えながら圧接ニップ部の加圧力で未定着トナー像を記録紙に定着させるものである。
上記構成の画像形成装置は、記録紙にトナー像が転写された後で、搬送経路内で紙詰まり等の搬送不良(以下、ジャムと記載)が発生する可能性がある。ジャムを検知した場合、画像形成装置はプリント制御を自動的に中断させる。この時、記録紙が定着部材に狭持され、かつ、未定着のトナーが記録紙上に残った状態になることがある。このような場合の未定着トナーが紙の除去は手作業で行う必要があり、装置内や作業者への未定着トナーの付着の可能性が存在する。
特許文献1では、画像形成装置内に未定着トナーが残っている用紙が存在すると判断出来た場合、作業者に警告することで注意を促し、作業者が未定着トナーによって知らずに手や衣服を汚す可能性を防止する技術が開示されている。
特開平8−166746号公報
しかしながら、特許文献1では、定着部材から用紙を引き抜く際に定着部材に未定着トナーが付着し、次のプリント時に記録紙を汚してしまう可能性については考慮されていない。例えば、定着部材に用紙が残るタイミングでジャムが発生した際に、作業者が用紙の搬送方向における下流側から該用紙を引き抜くと、未定着トナーが載った領域が定着部材を通過するため、用紙の未定着トナーが定着部材に付着する。その状態のまま次の印刷が実施されると、定着部材に付着した未定着トナーが次の用紙に付着してしまう可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みて、定着部材から用紙を引き抜く際に定着部材に未定着トナーが付着することを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における画像形成装置は、用紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を前記用紙に定着させる定着手段と、前記定着手段の温度を検知する温度検知手段と、表示手段と、ジャムの発生により画像形成を停止した場合、前記定着手段に存在する用紙の有無を検知する用紙検知手段と、前記用紙検知手段により検知された前記定着手段に存在する用紙の除去を指示する手順を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記温度検知手段により検知された温度が閾値より高い場合は、前記定着手段に存在する前記用紙を、前記搬送手段の搬送方向における下流側から引き抜く事を指示する手順を表示させ、前記温度検知手段により検知された温度が前記閾値より低い場合は、前記定着手段に存在する前記用紙を、前記搬送方向における上流側から引き抜くことを指示する手順を表示させることを特徴とする。
また上記の目的を達成するために、本発明における画像形成装置は、用紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された前記画像を前記用紙に定着させる定着手段と、表示手段と、ジャムの発生により画像形成を停止した場合、前記定着手段に存在する用紙の有無を検知する用紙検知手段と、前記用紙検知手段により検知された前記定着手段に存在する用紙の除去を指示する手順を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記画像形成を停止してからの経過時間が閾値を超える前は、前記搬送手段の搬送方向における下流側から該用紙を引き抜く事を指示する解除手順を前記表示手段に表示させ、前記画像形成が停止してから前記閾値を超えた後は、前記用紙の搬送方向における上流側から該用紙を引き抜くことを指示する解除手順を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、定着部材から用紙を引き抜く際に、定着部材に未定着トナーが付着することを抑制することができる。
全体断面図 制御ブロック図 定着装置の制御構成図 滞留ジャム検知の説明図 遅延ジャム検知の説明図 サーミスタを用いたジャム解除手順表示制御のフローチャート 定着装置でのジャム発生時の解除手順表示 ジャム解除手順表示制御の概略図 第2の実施形態における定着装置の断面図 計時手段を用いたジャム解除手順表示制御のフローチャート 停止時温度と切り替え時間の対応表 ジャム解除手順表示制御の概略図
(第1の実施形態)
<画像形成システムの概略構成>
図1は、本実施形態における画像形成装置350の断面図、図2は、画像形成装置350の制御ブロック図である。図1及び図2を用いて画像形成装置350の基本構成を説明する。
[画像形成装置の概略構成]
図2の制御部300は、図1の画像形成装置350のシステム制御を行っており、CPU301、ROM302、RAM303、タイマ291を有している。CPU301は、画像形成装置350を制御するCPUである。CPU301には、制御プログラムが書き込まれたROM302と、制御に用いる変数や図1のイメージセンサ233によって読み取られた画像データを記憶するRAM303が、アドレスバスとデータバスにより接続されている。また、時間をカウントするタイマ291がCPU301に接続されており、CPU301は、タイマ291のタイムカウント値の設定やタイマ291の計測値を取得する。
CPU301は、原稿給送装置制御部480を介して、図1の原稿搬送ローラ112の駆動や原稿有無センサ151による原稿有無検知等を行う。またCPU301は、イメージリーダ制御部280を介して、原稿圧板の開閉動作の検知や図1の原稿圧板ガラス板55上の原稿画像、原稿給送装置制御部480によって給送された原稿画像をイメージセンサ233で読み取る。イメージセンサ233から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部281に転送する。
画像信号制御部281は、コピー動作時は、イメージセンサ233からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。また、プリント動作時は、コンピュータ283から外部IF282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部285に出力する。プリンタ制御部285はCPU301からの指示に基づいて、画像形成部271へ画像形成を指示する。画像形成部271は、入力されたビデオ信号に基づき画像形成ユニット120を駆動する。また、プリンタ制御部285はCPU301からの指示に基づいて、紙搬送制御部270へ用紙の給紙及び搬送制御を指示する。また、プリンタ制御部285はCPU301からの指示に基づいて、定着制御部275を駆動し、画像形成された用紙上のトナー像を定着する定着制御を行う。
UI330は操作部である。画像形成を行うカラーモードの選択や、画像形成装置350の状態表示、コピースタート等の指示を行う。ここで選択されたモード設定等の情報は、RAM303に格納される。
I/O310は入出力ポートである。CPU301は、ROM302に格納されている制御プログラムの内容に従い、I/O310によって、サーミスタ173、定着センサ174、レジ前搬送センサ115等のセンサ信号の入力を受けることで、定着ヒータの温度や、用紙の搬送状況を把握する。また、定着モータ171や定着ヒータ172等の負荷に対して制御信号を出力することで、トナーの定着等の制御を行う。定着センサ174は、定着装置170に存在する用紙の有無を検知する用紙検知手段である。
[画像形成装置の基本画像形成動作]
図1及び図2を用いて、画像形成装置350の基本動作について説明する。CPU301は、UI330からのカラーモードや置数等のプリント設定指示や、原稿給送装置制御部480やイメージリーダ制御部280を介して原稿圧板開閉や原稿載置を検知すると、プリント準備動作を行う。プリント準備動作では、定着装置170の温調制御を開始する。そして、UI330から指定されたカラーモードに合わせて、中間転写ユニット140の当接離間状態の切り替えとレーザースキャナユニット103(y,m,c,k)内のポリゴンモータの駆動制御を開始する。中間転写ユニット140の当接離間状態切り替え、及びプリント準備動作に関しては詳細を後述する。次に、プリント動作開始の指示が入ると、原稿給送装置制御部480を介して原稿読取を開始する。原稿搬送ローラ112を駆動し、原稿台152から原稿用紙をプラテンガラス上に搬送すると共に、プラテンガラスへ不図示のランプの光で照射を行う。原稿からの反射光は、ミラーを通してイメージセンサ233に導かれるように構成されており、イメージセンサ233により読み取った原稿の画像データは、画像信号制御部281へ出力される。原稿読取は、原稿圧板ガラス板55上の原稿読取が完了するまで、もしくは原稿有無センサ151によって検知された最終原稿の読取が完了するまで継続される。
一方で、CPU301は中間転写ユニット140の当接状態切り替えが完了すると、画像形成部271を介して画像形成ユニット120(y,m,c,k)を制御し、RAM303へ保存された画像データの画像形成動作を開始する。画像形成ユニット120(y,m,c,k)は、感光体ドラム101(y,m,c,k)、現像器104(y,m,c,k)、帯電ローラ102(y,m,c,k)、感光体ドラムクリーナー107(y,m,c,k)などによって構成されている。画像形成ユニット120(y,m,c,k)では、感光体ドラム101表面が帯電された後、レーザースキャナユニット103(y,m,c,k)から照射されるレーザー光により、感光体ドラム101上に潜像が形成される。そして、形成された潜像は、現像器内のトナーにより感光体ドラム101上に現像される。その後、感光体ドラム101上に現像されたトナー像は、モノクロ一次転写ローラ105k及びカラー一次転写ローラ105(y,m,c)において一次転写電圧を印加され、中間転写ベルト130へ転写される。中間転写ベルト130へ転写されたトナー像は、中間転写ベルト130の回転によって、二次転写部118へと至る。なお、y,m,c,kはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する部品を表す。例えば、画像形成ユニット120(y,m,c,k)であれば、イエローの画像形成ユニット120y、マゼンタの画像形成ユニット120m、シアンの画像形成ユニット120c、ブラックの画像形成ユニット120kを表している。
また、紙搬送制御部270は、二次転写部118にトナー像が到着するタイミングに間に合うように、給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114やレジストローラ116や排紙ローラ139の駆動源となる搬送モータ(不図示)を駆動させる。これを受けて、給紙ピックアップローラ113が回転駆動し、給紙カセット111から用紙が1枚ずつ給紙搬送される。この時、搬送経路上に設置されているレジ前搬送センサ115や定着センサ174等の入力信号によって用紙の先端、後端を検出し、トナー像とタイミングが合うように用紙の搬送制御を行う。以上のようにして二次転写部118に到達した用紙とトナー像に対し、二次転写電圧を印加することにより、トナー像が用紙に転写される。
二次転写後の用紙は、定着装置170へ搬送される。定着装置170で、用紙上のトナー像が用紙に加熱定着される。その後、CPU301は、紙搬送制御部270によって制御された排紙ローラ139を介し、排紙トレイ132に排紙を行う。なお、上記の基本的な画像形成動作は一例であり、本発明は上記構成に限定されるものではない。
[定着装置の制御構成説明]
図3を用いて、定着装置170の制御構成について説明する。図3は、本実施形態に係る定着装置170の制御構成を示すブロック図である。図中の太い矢印は機械的作用を示し、細い矢印は電気的作用をそれぞれ示している。
定着ローラ175は定着ヒータ172を内包している。更に定着ローラ175は、定着モータ171に機械的に接続されており、定着制御部275及びモータ制御回路によって制御され、反時計回りに回転する。また、加圧ローラ176は、定着ローラ175に従動して回転し、定着ローラ175と加圧ローラ176の間でできるニップ部(圧接部)によって、通過する転写紙を矢印方向へ搬送しつつ、加熱・加圧を行う。これにより、用紙上に転写された未定着トナー像は用紙に定着される。
サーミスタ173は定着ローラ175の表面温度を検出する温度検知手段である。定着制御部275により、サーミスタ173によって検出された温度に基づいて定着ローラ175の表面温度は所望の温度に制御される。
[ジャム検知制御説明]
次に、図4と図5を用いてジャムの検知制御について説明する。図4と図5は、定着センサ174の検知信号と、定着センサ174の上流に配置されたレジ前搬送センサ115の検知信号を示すタイミングシーケンス図である。図4は、定着センサ174における用紙の滞留(滞留ジャム)の一例を、図5は、定着センサ174における用紙の遅延(遅延ジャム)の一例を示している。滞留ジャムは、所定の時間内に定着センサ174を通り抜けなければならない用紙が所定時間を過ぎても抜けていない場合に発生するジャムである。遅延ジャムは、所定時間内に定着センサ174に到着しなければならない用紙が所定時間を過ぎても到着しない場合に発生するジャムである。
まず、図4を参照して、定着センサ174による滞留ジャム検知を説明する。滞留ジャム検知は、制御部300が用紙搬送中にレジ前搬送センサ115により用紙の後端部の通過を検知したことをトリガとする。このトリガに応じて、レジ前搬送センサ115と定着センサ174との間の距離および用紙の搬送速度から、用紙の後端部が定着センサ174を通過する時間t1を求める(図4(a))。この時、搬送路上のレジストローラ116や排紙ローラ139などの摩耗や搬送機構自体の構成により搬送効率が低下することがある。その分の遅れを考慮した時間を搬送マージンm1とすると、用紙の後端部がレジ前搬送センサ115から定着センサ174を通過するまでに、遅くても時間t1+m1かかると予測される。よって、トリガから時間t1+m1が経過したにも関わらず、定着センサ174により用紙の後端部の通過を検知できない場合、CPU301は、滞留ジャムが発生したと判断する(図4(b))。CPU301は、滞留ジャムが発生したと判断した場合、各モータの駆動を停止して用紙の搬送を停止する。
次に、図5を参照して、定着センサ174による遅延ジャム検知を説明する。遅延ジャム検知は、制御部300が用紙搬送中にレジ前搬送センサ115により用紙の先端部の通過を検知したことをトリガとする。このトリガに応じて、レジ前搬送センサ115と定着センサ174との間の距離および用紙の搬送速度から、用紙の先端部が定着センサ174を通過する時間t2を求める(図5(a))。この時、搬送路上の給紙ピックアップローラ113や給紙ローラ114などの摩耗や搬送機構自体の構成により搬送効率が低下することがある。その分の遅れを考慮した時間を搬送マージンm2とすると、用紙の先端部がレジ前搬送センサ115から定着センサ174を通過するまでに、遅くても時間t2+m2かかると予測される。よって、トリガから時間t2+m2が経過したにも関わらず、定着センサ174により用紙の先端部の通過を検知できない場合、CPU301は、遅延ジャムが発生したと判断する(図5(b))。CPU301は、遅延ジャムが発生したと判断した場合、各モータの駆動を停止して用紙の搬送を停止する。
なお、前記したジャム検知の判断は、一例であり、本発明は、前記したジャム検知方法に限定されるものではない。
[サーミスタを用いたジャム解除手順表示制御の概略説明]
次に、図6〜図8を用いて、サーミスタ173を用いたジャム処理手順判定制御について説明する。図6は、サーミスタ173を用いたジャム解除手順表示制御フローチャートを示す。図7は、UI330へ表示されるジャム解除手順を示す。図8は、本実施例の制御概略を示す。
S500は、CPU301がスタンバイ時の状態を表している。コンピュータ283から外部IF282を介してプリントジョブを受信すると、CPU301は、画像信号制御部281を介してプリンタ制御部285が該プリントジョブに基づいて画像形成を開始する(S501)。S502で、CPU301は、用紙のジャム等の発生によって緊急停止要求が発生したかどうかを判断する。緊急停止要求が発生した場合、プリンタ制御部285が画像形成動作を停止させる(S503)。S504では、CPU301は、定着センサ174の検出結果に基づいて、定着装置170内に用紙が存在するかどうかを判断する。定着装置170内に用紙が存在していない場合は、搬送路上に配置された少なくとも一つ以上のセンサ(不図示)の検出結果に基づいて、機内に存在する用紙を排出する手順(不図示)をUI330に表示する(S508)。定着装置170内に用紙が存在する場合、サーミスタ173を用いて検出した定着ローラ175の表面温度が、予め設定した温度X℃以上かどうかを判断する(S505)。この閾値となる温度Xは、定着制御時よりも十分に低い温度だが、未定着トナーを融解し用紙に融着させることが可能と判断出来る温度(以下、融着温度と記載する)である。本実施形態では、X=120℃に設定している。なおこの設定は一例であり、本実施形態に限定されるものではない。X℃以上である場合はS506に進み、X℃未満の場合はS507に進む。S506では、CPU301は、図7(a)のジャム解除手順をUI330に表示し、S507では、図7(b)のように定着装置170の上流側から用紙を取り除く手順をUI330に表示する。
図7(a)は、定着装置170内に存在する用紙を下流側から用紙を取り除く手順の表示画面である。すなわち、図7(a)は、画像形成装置350の排出口側から用紙を引き抜くことを指示する画面である。図7(b)は、定着装置170内に存在する用紙を上流側から用紙を取り除く手順の表示画面である。本実施形態では、画像形成装置350は、装置正面から見て右側面の扉が開閉可能に構成されており、この扉が開放されることで搬送路が露出し、用紙を取り除くことができるようになっている。
S509では、機内に他の残留紙が存在するかどうかを判断している。残留紙が存在している場合はS504へ戻り残留紙の除去を待ち、存在しない場合は、UI330のジャム処理の手順の表示を中止し(S510)、S501に戻って緊急停止要求によって停止していた画像形成を再開する。S502で緊急停止が発生せず画像形成が終了した場合S511に進み、全ての画像形成依頼が完了した場合はS500に戻って画像形成依頼を待ち、画像形成依頼が残っている場合はS501に戻って次の画像形成を実施する。
図8は、上述のように制御した際の、定着ローラ175の温度と定着装置170の状態とジャム発生時のUI330の表示の関係を説明する模式図である。定着装置170に用紙が狭持されている状態でジャムが発生し緊急停止すると、まず、下流側から用紙を排出する手順をUI330に表示する。その後、徐々に定着ローラ175の表面温度が下がっていき、融着温度Xを下回った場合、UI330の表示を上流側から用紙を排出する手順に切り替える。
以上のように、本実施形態では、定着ローラ175の表面温度が高く、用紙の未定着トナーを融解し用紙に融着させることが可能と判断出来る場合、下流側から引き抜かせる手順を指示する。これによって、用紙の除去時に定着装置170及び作業者への未定着トナーの付着の可能性を低減することができる。一方、定着ローラ175の表面温度が低い場合は、用紙の未定着トナーが定着装置170に付着しないように上流側から引き抜かせる手順を指示することによって、少なくとも定着装置170への未定着トナーの付着の可能性を低減することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の画像形成装置、画像形成動作、ジャム検知制御は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
[定着装置の制御構成説明]
図9を用いて、定着装置170の制御構成について説明する。図9は、第2の実施形態に係る定着装置170の断面図である。定着装置170は、円筒状の金属部材の定着体である定着フィルム177と、加圧ローラ176と、定着ヒータ172と、サーミスタ173を有している。加圧ローラ176は、不図示の定着モータによって回転駆動することが可能になっている。加圧ローラ176は、定着フィルム177を挟んで定着ヒータ172と対向する位置に設けられており、定着フィルム177は、加圧ローラ176の時計方向の回転駆動に伴い、用紙の搬送方向と順方向の反時計方向へ従動駆動されるようになっている。定着ヒータ172と加圧ローラ176に挟まれた定着フィルム177は、加圧ローラ176との間にニップ部(圧接部)を形成し、通過する転写紙を矢印方向へ搬送しつつ、加熱・加圧を行う。サーミスタ173は定着フィルム177の温度を検出する。定着制御部275により、サーミスタ173によって検出された定着フィルム温度に基づいて定着ヒータ172の温度は制御される。
上記の構成において、サーミスタ173は、定着ニップ部の温度を直接検出しているわけではないため、実施例1のようにサーミスタ173の温度のみによってニップ部が融着温度かどうかを判定することは困難である。
[タイマを用いたジャム解除手順表示制御の概略説明]
図10〜図12を用いて計時手段としてタイマ291を用いたジャム解除手順表示制御を説明する。図10は、タイマ291を用いたジャム解除手順表示制御フローチャートを示す。図11は、停止時の温度と切り替え時間の関係を示す。図12は、本実施例の制御概略を示す。
S600は、CPU301がスタンバイ時の状態を表している。ユーザがコンピュータ283から外部IF282を介してプリントジョブを送信すると、CPU301は画像信号制御部281を介してプリンタ制御部285がジョブ情報を受信し画像形成を開始する(S601)。S602では、用紙のジャム等の発生によって緊急停止要求が発生したかどうかの判断をしている。緊急停止要求が発生した場合、プリンタ制御部285が画像形成動作を停止させる(S603)。S604では、タイマ291の計時をクリアする(t=0)。時間tは、画像形成が停止してから経過した時間であり、S605では、CPU301がタイマ291を用いて時間tの計時を開始する。S606では、停止時の定着フィルム177の表面温度Yを取得する。S607では、停止時の温度Yから用紙の排出方向の切り替え時間Zを決定する。切り替え時間Zは、定着装置170のニップ部の温度が融着温度を下回ると予想される時間であり、融着温度Tと停止時の温度Y等から決定される。本装置では、T=120℃を想定し、停止時の温度Yに応じて切り替え時間Zは図11のように予め設定されており、例えば、Y=185℃の場合、Z=20秒となる。なお、本設定例は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。S608では、定着センサ174の検出結果に基づいて、定着装置170内に用紙が存在するかどうかを判断している。定着装置170内に用紙が存在していない場合は、搬送路上に配置された少なくとも一つ以上のセンサ(不図示)の検出結果に基づいて、機内に存在する用紙を排出する手順(不図示)をUI330に表示する(S612)。定着装置170内に用紙が存在する場合、S609で、画像形成が停止してから経過した時間tが切り替え時間Z以内である場合はS610に進み、Z以降である場合はS611に進む。S610では、図7(a)のように定着装置170の下流側から用紙を排出する手順をUI330に表示し、S611では、図7(b)のように定着装置170の上流側から用紙を排出する手順をUI330に表示する。S613では、機内に他の残留紙が存在するかどうかを判断している。残留紙が存在している場合はS608へ戻り残留紙の除去を待つ。一方、残留紙が存在しない場合は、タイマ291による時間tの計時とUI330のジャム処理の手順の表示を停止し(S614、S615)、S601に戻って緊急停止要求によって停止していた画像形成を再開する。S602で緊急停止が発生せず画像形成が終了した場合S616に進み、全ての画像形成依頼が完了した場合はS600に戻って画像形成依頼を待ち、画像形成依頼が残っている場合はS601に戻って次の画像形成を実施する。
図12は、上述のように制御した際の、定着フィルム177の温度と定着装置170の状態とジャム発生時のUI330の表示の関係を説明する模式図である。定着装置170に用紙が狭持されている状態でジャムが発生し緊急停止すると、まず、下流側から用紙を排出する手順をUI330に表示する。融着温度Tと停止時の温度Yから切り替え時間Zを設定し、ジャム発生からZ秒経過した場合、UI330の表示を上流側から用紙を排出する手順に切り替える。
なお、本実施形態では、ジャム発生時の温度と経過時間から温度を予測する方法を例示したが、単に経過時間のみで予測する方法でも同様の制御で同様の効果が得られる。
以上のように本実施形態では、ジャム発生からの経過時間を用いて定着ニップ部の温度を予測することによって、定着ニップ部の温度が高く、用紙の未定着トナーを融解し用紙に融着させることが可能と判断出来る場合、下流側から引き抜かせる手順を指示する。これによって、用紙の除去時に定着装置170及び作業者への未定着トナーの付着の可能性を低減することができる。一方、定着ニップ部の温度が低い場合は、用紙の未定着トナーが定着装置170に付着しないように上流側から引き抜かせる手順を指示することによって、少なくとも定着装置170への未定着トナーの付着の可能性を低減することができる。
170 定着装置
171 定着モータ
172 定着ヒータ
173 サーミスタ
174 定着センサ
270 搬送制御部
271 画像形成制御部
275 定着制御部
283 コンピュータ
300 制御部
301 CPU
302 ROM
303 RAM
330 UI
350 画像形成装置

Claims (7)

  1. 用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を前記用紙に定着させる定着手段と、
    前記定着手段の温度を検知する温度検知手段と、
    表示手段と、
    ジャムの発生により画像形成を停止した場合、前記定着手段に存在する用紙の有無を検知する用紙検知手段と、
    前記用紙検知手段により検知された前記定着手段に存在する用紙の除去を指示する手順を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、前記温度検知手段により検知された温度が閾値より高い場合は、前記定着手段に存在する前記用紙を、前記搬送手段の搬送方向における下流側から引き抜く事を指示する手順を表示させ、前記温度検知手段により検知された温度が前記閾値より低い場合は、前記定着手段に存在する前記用紙を、前記搬送方向における上流側から引き抜くことを指示する手順を表示させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された前記用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された前記画像を前記用紙に定着させる定着手段と、
    表示手段と、
    ジャムの発生により画像形成を停止した場合、前記定着手段に存在する用紙の有無を検知する用紙検知手段と、
    前記用紙検知手段により検知された前記定着手段に存在する用紙の除去を指示する手順を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、前記画像形成を停止してからの経過時間が閾値を超える前は、前記搬送手段の搬送方向における下流側から該用紙を引き抜く事を指示する解除手順を前記表示手段に表示させ、前記画像形成が停止してから前記閾値を超えた後は、前記用紙の搬送方向における上流側から該用紙を引き抜くことを指示する解除手順を前記表示手段に表示させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記用紙検知手段が用紙の先端を検知してから所定時間内に該用紙の後端を検知しない場合に前記ジャムが発生したと判断されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙検知手段が所定時間内に前記用紙の先端が検知されない場合に前記ジャムが発生したと判断されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記閾値は、未定着トナーを用紙に融着させることができる融着温度であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着手段の温度を検知する温度検知手段を更に有し、
    前記閾値は、前記ジャムが発生したときに前記温度検知手段により検知された温度から決定されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、感光体にトナー像を形成し、前記形成されたトナー像を用紙に転写することにより画像形成を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
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