JP2019066657A - 表示装置、表示システム、及び電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本開示は、外表面の外観を維持しつつ、光源の点灯時に表示を行うことができる表示装置を提供する。【解決手段】本開示の表示装置(1)は、第1層(2)と、第2層(3)とを備える。第1層(2)は、遮光部(2a)と、平面視において遮光部(2a)に囲まれた透光部(2b)とを含む。第2層(3)は、光源(7)からの光のうち少なくとも可視光を透過光として透過させる性質を有する。第2層(3)は、光源(7)が点灯しない場合に透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させくくする。第2層(3)は、光源(7)が点灯する場合に前記透過光を視認可能にする。【選択図】図1
Description
本開示は、表示装置、表示システム、及び電気機器に関し、より詳細には、光源の点灯時に表示を行うことができる表示装置、それを備える表示システム、及びそれを備える電気機器に関する。
従来、部材表面に漆塗りを施して、部材表面における艶等の外観を向上させることが行われている。
例えば、特許文献1には、照明装置が開示されている。この照明装置は、電球と、ガラスに漆塗りされたシェードとを備えている。
しかし、このようなシェードは光を透過させにくい。このため、電球からの光をシェードを介して得るには、シェードに穴を設ける必要があり、この穴によりシェード表面の外観が低下してしまう場合がある。
本開示は上記の点に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、外表面の外観を維持しつつ、光源の点灯時に表示を行うことができる表示装置、表示システム、及び電気機器を提供することである。
本開示の一態様に係る表示装置は、遮光部と、平面視において前記遮光部に囲まれた透光部とを含む第1層と、光源からの光のうち少なくとも可視光を透過光として透過させる性質を有する第2層と、を備える。前記第2層は、前記光源が点灯しない場合に前記透光部と前記遮光部との境界を視認させにくくし、前記光源が点灯する場合に前記透過光を視認可能にする。
本開示の一態様に係る表示システムは、前記表示装置と、光源と、を備える。
本開示の一態様に係る電気機器は、外装材と、光源と、を備える。前記外装材は、前記表示装置を含む。
本開示によれば、外表面の外観を維持しつつ、光源の点灯時に表示を行うことができる。
<表示装置>
まず、表示装置1を、図1A〜図7Bを参照して説明する。
まず、表示装置1を、図1A〜図7Bを参照して説明する。
(第1実施形態)
図1A、及び図1Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。
図1A、及び図1Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。
表示装置1は、第1層2と、第2層3とを備える。第1層2は、遮光部2aと、平面視において遮光部2aに囲まれた透光部(第1透光部)2bとを含む。第2層3は、光源7からの光のうち少なくとも可視光を透過光として透過させる性質を有する。さらに、第2層3は、光源7が点灯しない場合に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくし、光源7が点灯する場合に透過光を視認可能にする。このように透光部2bが光源7からの光のうち少なくとも可視光を透過することで、表示装置1の外表面の外観を維持しつつ、光源7の点灯時に表示を行うことができる。また、平面視において、透光部2bが文字等の模様を構成している場合、光源7の点灯時に、この模様を表示装置1にて表示することができる。
透光部2bと遮光部2aとの境界は、平面視における透光部2bの外周縁、言い換えれば遮光部2aの内周縁である。遮光部2aは、光源7からの光のうち、遮光部2aに照射された可視光を遮り、この遮られた可視光を第2層3へ透過させなければよく、遮光部2aの具体的な態様は特に限定されない。例えば、遮光部2aは、シート状の金属部材(金属フィルム)から形成されてもよく、又は黒色塗料等の遮光塗料の硬化物であってもよい。すなわち、遮光部2aは、表示装置1の製造時に遮光塗料を塗布して硬化させたものでもよく、遮光性の樹脂材料を予めシート状に硬化させた遮光性の樹脂フィルムから形成されてもよく、又は金属フィルムから形成されてもよい。
透光部2bは、少なくとも可視光を透過できればよく、透光部2bの具体的な態様は特に限定されない。例えば、透光部2bは、ガラス、及びプラスチック等の透光部材から形成されてもよく、又は平面視において遮光部2aに囲まれた空間であってもよい。このような透光部2bは、平面視において文字等の模様となるようにして形成されている。また、透光部2bが透光部材から形成されている場合、この透光部材は、着色されていてもよく、又は着色されていなくてもよい。透光部材が着色されていない場合、透光部材は着色成分を含有しない。
第2層3は、その外表面が表示装置1の外表面となるようにして配置されている。これにより、第1層2は、表示装置1の厚み方向において、第2層3の受光面側に配置されている。すなわち、第1層2は、表示装置1の厚み方向において、第2層3と光源7との間に配置されている。例えば、光源7は、基板上に一列に並べらて配置される複数のLED(Light Emitting Diode)で構成される。
また、第2層3は、漆を含有する。漆はウルシオールを含有するため、第2層3は、ウルシオールを含有する。表示装置1がこのような第2層3を備えることで、漆器の艶、及び色深さ等の外観を、表示装置1の外表面で表現することができる。また、第2層3は、アルケニルカテコール、アルケノイルカテコール、アルケニルレゾルシン、アルケノイルレゾルシン、アルケニルヒドロキノン、及びアルケノイルヒドロキノンのうち少なくとも1種の成分を含有してもよい。この場合、第2層3は、この成分を漆の代わりに含有してもよく、又はこの成分、及び漆を含有してもよい。
第2層3が漆を含有する場合、第2層3は、この漆を含有する漆含有層32を備える。漆含有層32は、その外表面が表示装置1の外表面となるようにして配置されている。漆含有層32は、紫外線硬化性化合物を更に含有する。すなわち、漆含有層32は、漆と、紫外線硬化性化合物とを含む組成物(以下、組成物(A)という)の硬化物である。このため、漆含有層32は、表示装置1の製造時に組成物(A)を塗布して硬化させたものであってもよく、又は組成物(A)を予めシート状に硬化させたフィルムから形成されてもよい。
紫外線硬化性化合物は、光重合開始剤の作用により硬化する化合物であればよく、紫外線硬化性化合物の具体的な態様は特に限定されるものではない。紫外線硬化性化合物は、例えば、モノマー、オリゴマー、プレポリマー、及び高分子重合体のうち1種、又は2種以上の成分を含有できる。
紫外線硬化性化合物として、例えば、(メタ)アクリル系化合物、及びエポキシ系化合物が挙げられる。そして、これらの化合物のうち、1種、又は2種以上の化合物を紫外線硬化性化合物は含有できる。(メタ)アクリル系化合物は、アクリレート系化合物、及びメタクリレート系化合物のうち少なくとも一方の化合物である。
紫外線硬化性化合物がエポキシ系化合物を含有する場合、ウルシオール等のフェノール誘導体中の水酸基と、エポキシ系化合物中のエポキシ基とを反応させることができる。このようにして水酸基と、エポキシ基とを反応させることで、漆含有層32の耐光性を向上させることができる。また、漆器のようなフェノール誘導体の縮合反応が生じなくても組成物(A)を硬化させて漆含有層32を得ることができるため、表示装置1の製造効率を高めることができる。さらに漆器よりも漆含有層32を少なくすることができるため、表示装置1の製造効率を高めることができる。
紫外線硬化性化合物が(メタ)アクリル系化合物を含有する場合、漆器のようなフェノール誘導体の縮合反応が生じなくても組成物(A)を硬化させて漆含有層32を得ることができるため、表示装置1の製造効率を高めることができる。さらに漆器よりも漆含有層32を少なくすることができるため、表示装置1の製造効率を高めることができる。
本実施形態では、漆器よりも漆含有層32を少なくして表示装置1の製造効率を高めるために、第2層3は、少なくとも1層の漆含有層32を備える。すなわち、第2層3は、1層の漆含有層32を備えるか、又は複数の漆含有層32を備える。第2層3が複数の漆含有層32を備える場合、表示装置1の厚み方向において漆含有層32の各々を互いに密着させている。この場合、表示装置1の製造効率を高めることができ、さらに第2層3が可視光を透過させることができればよく、漆含有層32の数は適宜に調節できる。
光重合開始剤として、例えば、光カチオン重合開始剤、及び光ラジカル重合開始剤が挙げられる。
紫外線硬化性化合物がエポキシ系化合物を含有する場合、組成物(A)は光カチオン重合開始剤を更に含有する。光カチオン重合開始剤は、光によってカチオンを生成してエポキシ系化合物のエポキシ基を開環重合させる重合開始剤である。光カチオン重合開始剤は、特に限定されることなく、適宜の光カチオン重合開始剤を含むことができる。
紫外線硬化性化合物が(メタ)アクリル系化合物を含有する場合、組成物(A)は光重合開始剤を更に含有する。光重合開始剤は、光によって(メタ)アクリル系化合物のエチレン性不飽和基を重合させる重合開始剤である。光重合開始剤は、特に限定されることなく、適宜の光重合開始剤を含むことができる。
また、第2層3は、加飾層31を更に備える。この加飾層31は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を含有する。また、この成分の他、加飾層31は、ウレタン樹脂等の透光性を有する適宜の樹脂成分を含有する。このような加飾層31を第2層3が備えることで、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。これにより、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとを目視で区別させにくくできる。顔料、及び染料は、光源7の点灯時における加飾層31の透光性を確保しながら、加飾層31を着色する成分であればよく、顔料、及び染料の具体的な態様は特に限定されない。顔料として、例えば、赤色顔料が挙げられる。染料として、例えば、赤色染料が挙げられる。また、光散乱材は、光源7の点灯時における加飾層31の透光性を確保しながら、加飾層31中の光を散乱させればよく、光散乱材の具体的な態様は特に限定されない。光散乱材として、例えば、ラメ材が挙げられる。
加飾層31は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分と、上述の樹脂成分とを含有する組成物(B)の硬化物である。このため、加飾層31は、表示装置1の製造時に組成物(B)を塗布して硬化させることで形成されてもよく、又は組成物(B)を予めシート状に硬化させたフィルムから形成されてもよい。
加飾層31が顔料、及び染料のうち少なくとも1種の着色成分を含有する場合、加飾層31はこの着色成分を含有する第1加飾層31aを備える。この場合、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくし、また、光源7の点灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させやすくできればよく、第1加飾層31a中の着色成分の含有量は適宜に調節できる。光源7の点灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させやすくすることで、文字等の模様を表示装置1で表示させることができる。第1加飾層31aは赤色の着色成分を含有することが好ましい。また、第1加飾層31aは、光散乱材を含有してもよく、又は含有しなくてもよい。
加飾層31が光散乱材を含有する場合、加飾層31はこの光散乱材を含有する第2加飾層31bを備える。この場合、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくし、また、光源7の点灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させやすくできればよく、第2加飾層31b中の光散乱材の含有量は適宜に調節できる。光源7の点灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させやすくすることで、文字等の模様を表示装置1で表示させることができる。また、第2加飾層31bは、上記の着色成分を更に含有してもよく、又は含有しなくてもよい。
また、第2層3が、漆含有層32、第1加飾層31a、及び第2加飾層31bを備える場合、第1加飾層31aは、漆含有層32、及び第2加飾層31bの間に配置される。また、第1加飾層31aは、漆含有層32と、第2加飾層31bとに密着していてもよい。
また、表示装置1は、基材4を更に備える。この基材4は、表示装置1の厚み方向において、第1層2と第2層3との間、又は第1層2に対して第2層3とは反対側に配置されている。さらに、基材4は、略板状に形成されており、第1面401、及び基材4の厚み方向において第1面401とは反対側に位置する第2面402を含む。また、基材4は、本体41を含む。そして、この本体41は、透光部(第2透光部)4aを含む。平面視において、透光部4aの投影領域内に透光部2bが配置されている。基材4が透光部4aを含むことで、光源7からの光のうち少なくとも可視光が透光部4a、及び透光部2bを透過しやすくなる。本体41は、板状に形成されている。
本体41は、透光性を有する部材から形成されていればよく、本体41の具体的な態様は特に限定されない。本体41として、例えば、ガラス、及びプラスチック等の透光部材が挙げられる。また、プラスチックとして、例えば、ポリカーボネートが挙げられる。
表示装置1が基材4を備える場合、例えば、図1Aのように第1層2、及び第2層3を、この順で基材4の第1面401に積層させるこで表示装置1が形成される。具体的には、第1層2、第2加飾層31b、第1加飾層31a、及び漆含有層32が、この順で基材4の第1面401に積層される。また、図1Bのように第1面401に第2層3が配置され、第2面402に第1層2が配置されてもよい。具体的には、第2加飾層31b、第1加飾層31a、及び漆含有層32がこの順で第1面401に積層されて第1層2が第2面402に配置されてもよい。また、透光部2bが遮光部2aに囲まれた空間である場合、図1Bのように第2面402に第1層2が配置されることで、第2層3の一部が空間の透光部2b内に配置されなくなる。
光源7の消灯時に、第2層3が透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできれば、表示装置1は、後述のスモーク層5を備えてもよく、又は備えなくてもよい。
表示装置1は、光源7を備えてもよい。また、後述の表示システム10が光源7を備える場合、表示装置1は、光源7を備えなくてもよい。
(第2実施形態)
図2A、及び図2Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図2A、及び図2Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図2A、及び図2Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図2A、及び図2Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置1は、スモーク層5を更に備える。このスモーク層5は、表示装置1の厚み方向において、第1層2と第2層3との間、又は第1層2に対して第2層3とは反対側に配置されている。さらに、スモーク層5は、スモーク層5を透過する透過光の透過率を低減する。表示装置1がスモーク層5を備えることで、光源7ではなく、表示装置1の外側の別の光源から照射された可視光が表示装置1を透過しにくくなり、さらに光源7側で反射した可視光も表示装置1を透過しにくくなる。これにより、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。すなわち、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとを目視で区別させにくくできる。
本実施形態に係るスモーク層5は、第1層2の表面に配置されている。この場合、スモーク層5は、例えば、図2Aのように第1層2、及び第2層3(具体的には、第2加飾層31b)の間に配置されてもよい。さらに、このスモーク層5は、第1層2と、第2層3とに密着していてもよい。また、図2Bのように基材4の第2面402に、第1層2、及びスモーク層5がこの順で積層されてもよい。このスモーク層5は第1層2と密着していてもよい。
本実施形態において、光源7の点灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させやすくし、また、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできればよく、スモーク層5の可視光透過率は適宜に調節できる。光源7の点灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させやすくすることで、文字等の模様を表示装置1で表示させることができる。なお、スモーク層5の可視光透過率は、JIS S 3107に準拠して測定される。
また、スモーク層5は、着色成分の含有量、及び厚みが調節されて適宜の可視光透過率を有する樹脂フィルムであってもよい。また、スモーク層5は、その厚みが調節されて適宜の可視光透過率を有する金属薄膜であってもよい。スモーク層5は、このスモーク層5を透過する可視光の透過率を低減できればよく、スモーク層5の具体的な態様は特に限定されない。スモーク層5を構成する材料として、例えば、スモークフィルム、偏光フィルム、スモーク塗料、及び金属薄膜が挙げられる。上記の材料のうち、スモークフィルムは、例えば、窓ガラスに利用でき、黒色、又は茶色のウィンドウフィルムであってもよい。また、スモーク塗料は、これを透光部材の表面に塗布して硬化させることでスモークフィルムに形成できる塗料であってもよい。
(第3実施形態)
図3A、及び図3Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1、及び第2実施形態と重複する構成は、図3A、及び図3Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図3A、及び図3Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1、及び第2実施形態と重複する構成は、図3A、及び図3Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置1では、スモーク層5は、第1層2と基材4との間に配置されていている。この場合、例えば、図3Aのようにスモーク層5、及び第1層2がこの順で基材4の第1面401に積層されていてもよい。また、図3Bのようにスモーク層5、及び第1層2がこの順で基材4の第2面402に積層されていてもよい。スモーク層5は、基材4と、第1層2とに密着していてもよい。スモーク層5が第1層2と基材4との間に配置されていることで、光源7の消灯時に、透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。具体的には、光源7の消灯時に、この光源7ではなく、表示システム10の外側の別の光源から照射された可視光が、スモーク層5により、表示装置1を透過しにくくなる。さらに光源7側で反射した可視光も、スモーク層5により、表示装置1を透過しにくくなる。これにより、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。
(第4実施形態)
図4A〜図4Dの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図4A〜図4Dに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図4A〜図4Dの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図4A〜図4Dに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置1は、電極層6を更に備える。この電極層6は、表示装置1の厚み方向において、第1層2と第2層3との間、又は第1層2に対して第2層3とは反対側に配置されている。この場合、例えば、図4Aのように電極層6、及び第1層2がこの順で第1面401に積層されてもよく、この電極層6は、基材4と、第1層2とに密着していてもよい。また、図4Bのように第1層2、電極層6、及び第2層3がこの順で第1面401に積層されていてもよく、この電極層6は、第1層2と、第2層3とに密着していてもよい。図4Cのように電極層6、及び第1層2がこの順で第2面402に積層されてもよく、この電極層6は、基材4と、第1層2とに密着していてもよい。図4Dのように電極層6、及び第2層3がこの順で第1面401に積層されてもよく、この電極層6は、基材4と、第2層3とに密着していてもよい。表示装置1が電極層6を備えることで、表示装置1は、例えば、静電容量式、又は抵抗膜式のタッチパネルディスプレイの一部材として機能できる。
また、電極層6は、支持層62と、この支持層62の表面に配置された導電部61と、を含む。
支持層62は、透光性、及び電気絶縁性を有し、導電部61を支持する。特に、図4B、及び図4Cのような透光部2bが遮光部2aに囲まれた空間であっても、支持層62は、導電部61を透光部2b中に配置させることなく支持することができる。支持層62は、透光性、及び電気絶縁性を有し、導電部61を支持することができればよく、支持層62の具体的な態様は特に限定されない。支持層62は、例えば、樹脂フィルム等の電気絶縁性を有する透光部材から形成されていてもよく、又は透光性、及び電気絶縁性を有する適宜の樹脂組成物の硬化物であってもよい。
導電部61は、透光性を有する導体配線である。導電部61が透光性を有していれば、導電部61は、適宜の導電性材料から形成できる。このため、導電部61の具体的な態様は特に限定されない。
電極層6は、表示装置1の製造中に、上記の樹脂組成物を塗布して支持層62を形成した後、この支持層62に導電性材料を塗布、又はスパッタにより積層して導電部61を形成することで作製されてもよい。または、電極層6は、予め、シート状に形成された樹脂組成物の硬化物と、導電部61とを積層させたフィルムから形成されてもよい。
導電部61は、図4Aのように、第1配線61a、及び第2配線61bを含む。平面視において、第1配線61aの投影領域内に透光部2bが配置されている。この場合、第1配線61aは、表示装置1の厚み方向において、透光部2bと重なる位置に配置されている。また、平面視において、第1配線61aは、透光部4aの投影領域内に配置されている。さらに、第2配線61bは、電極層6の外周縁と、第1配線61aとを接続している。
また、表示装置1では、第1層2、電極層6、加飾層31、及び漆含有層32のうち少なくとも1層がフィルムから構成されていてもよい。この場合、表示装置1の製造前に予めフィルムを製造でき、そして、このようなフィルムを用いることで、表示装置1の製造時の工程のうち、少なくとも1つの工程を簡素化できる。
なお、表示装置1は、スモーク層5を備えてもよく、又は備えなくてもよい。
(第5実施形態)
図5A、及び図5Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図5A、及び図5Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図5A、及び図5Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図5A、及び図5Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置1では、透光部2bは、複数の孔2cの集合体を含む。この孔2cの各々は、表示装置1の厚み方向に沿って、第1層2を貫通している。また、孔2cの各々は、透光性を有するプラスチック等の透光部材から形成されてもよく、又は平面視において遮光部2aに囲まれた空間であってもよい。透光部2bが孔2cの集合体を含むことで、光源7の点灯時に、この光源7からの光のうち、孔2cの集合体を透過光として透過した少なくとも可視光を視認できる。これにより、光源7の点灯時に、文字等の模様を表示装置1にて表示させることができる。
なお、表示装置1は、スモーク層5を備えてもよく、又は備えなくてもよい。
(第6実施形態)
図6A、及び図6Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図6A、及び図6Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図6A、及び図6Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図6A、及び図6Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置1では、漆含有層32は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を更に含有する。この成分を漆含有層32が含有することで、表示装置1の外観を向上させることができる。さらに、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。上記の成分のうち、顔料、及び染料は、光源7の点灯時における漆含有層32の透光性を確保しながら、漆含有層32を着色できれば、適宜の成分を採用できる。光散乱材は、光源7の点灯時における漆含有層32の透光性を確保しながら、漆含有層32中の光を散乱させればよく、光散乱材の具体的な態様は特に限定されない。光散乱材として、例えば、ラメ材が挙げられる。
漆含有層32が顔料、及び染料のうち少なくとも1種の着色成分を含有する場合、第2層3が色濃くなるため、表示装置1の外観を向上させることができる。さらに、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。また、漆含有層32中の着色成分の含有量は、光源7の点灯時に、第2層3で透光性を得ることができ、文字等の模様を表示装置1で表示できる量に適宜に調節できる。漆含有層32は赤色の着色成分を含有することが好ましい。
また、漆含有層32が光散乱材を含有する場合、この光散乱材により、表示装置1の外観を向上させることができる。さらに、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。また、漆含有層32中の光散乱材の含有量は、光源7の点灯時に、第2層3で透光性を得ることができ、文字等の模様を表示装置1で表示できる量に適宜に調節できる。
なお、表示装置1は、スモーク層5を備えてもよく、又は備えなくてもよい。
(第7実施形態)
図7A、及び図7Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図7A、及び図7Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
図7A、及び図7Bの各々は、本実施形態に係る表示装置1を概略で示している。第1実施形態と重複する構成は、図7A、及び図7Bに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置1では、第2層3は、紫外線硬化樹脂層33を更に備える。この紫外線硬化樹脂層33は、加飾層31と、漆含有層32との間に配置されている。紫外線硬化樹脂層33は、加飾層31と、漆含有層32とを接着している。具体的には、紫外線硬化樹脂層33は、第1加飾層31aと、漆含有層32とを接着している。第2層3が紫外線硬化樹脂層33を備えることで、表示装置1は漆含有層32を強く保持できる。言い換えると、紫外線硬化樹脂層33は、加飾層31と漆含有層32との間の密着性を向上させることができる。このため、表示装置1の外表面に衝撃等の外力が与えられても、表示装置1の外観を低減させにくくできる。
紫外線硬化樹脂層33は、光源7からの光のうち、少なくとも可視光を透過でき、次の組成物(C)の硬化物から形成される。この組成物(C)は紫外線により硬化でき、この硬化物が少なくとも可視光を透過できればよく、組成物(C)の具体的な態様は特に限定されない。組成物(C)は、例えば、漆含有層32と同様の紫外線硬化性化合物、及び光重合開始剤を含有することが望ましい。この場合、紫外線硬化樹脂層33は、加飾層31と漆含有層32との間の密着性を向上させることができる。
なお、表示装置1は、スモーク層5を備えてもよく、又は備えなくてもよい。
<表示装置の製造方法>
次に、一実施形態に係る表示装置1の製造方法を、図8A〜図8Cを参照して説明する。図8A〜図8Cの各々は、本実施形態に係る製造方法において、その途中段階の一例を概略で示す。第1実施形態〜実施形態7と重複する構成は、図8A〜図8Cに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
次に、一実施形態に係る表示装置1の製造方法を、図8A〜図8Cを参照して説明する。図8A〜図8Cの各々は、本実施形態に係る製造方法において、その途中段階の一例を概略で示す。第1実施形態〜実施形態7と重複する構成は、図8A〜図8Cに同じ符号を付して、詳細な説明を省略する。
まず、透光性を有する樹脂シート42を用意する。そして、この樹脂シート42に、インクジェット印刷等の適宜の印刷方法で、第1層2、スモーク層5、電極層6、第2加飾層31b、及び第1加飾層31aをこの順で積層して積層体を作製する。この積層体のうち、樹脂シート42を本体41に重ねる。続いて、本体41の外表面と、第1加飾層31aの外表面との両方から加圧しながら加熱することで、本体41と樹脂シート42とを一体化させて基材4を作製する。その後、第1加飾層31aの外表面に、適宜の印刷方法で、紫外線硬化樹脂層33、及び漆含有層32をこの順で積層させる。また、紫外線硬化樹脂層33、及び漆含有層32を形成するにあたって、組成物(A)、及び組成物(C)をこの順で塗布した後、この塗布された組成物(A)、及び組成物(C)に紫外線を照射することで硬化させることができる。また、塗布された組成物(A)、及び組成物(C)を個別に紫外線を照射して紫外線硬化樹脂層33、及び漆含有層32を形成してもよい。樹脂シート42は、本体41と同様の材料から形成できる。
本実施形態に係る製造方法では、上記に限らず、例えば、第1層2、スモーク層5、電極層6、第2加飾層31b、及び第1加飾層31aの各々は、スプレー等の塗装方法で、予めフィルム状に形成されてもよい。この場合、第1層2、スモーク層5、電極層6、第2加飾層31b、及び第1加飾層31aがこの順で本体41に積層されるため、樹脂シート42を用いなくてもよい。このように樹脂シート42を用いない場合、本体41は基材4を構成する。
また、第1層2、スモーク層5、電極層6、第2加飾層31b、及び第1加飾層31aのうち少なくとも1層は印刷で形成され、残りの層は、フィルムから形成されてもよい。このようなフィルムは、予め塗装により形成されてもよい。
第1層2が印刷で形成される場合、透光部2b以外の位置に遮光塗料を塗布して硬化させることで透光部2b、及び遮光部2aを形成できる。また、透光部2bにクリア塗料を、遮光部2aに遮光塗料を使って第1層2を形成してもよい。この場合、透光部2bと遮光部2aとの間に段差が生じにくくなるため、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。また、第1層2がフィルムから形成される場合、積層前に遮光塗料、遮光性の樹脂材料、又は金属からなるフィルムにレーザ等の適宜の方法で透光部2bを形成できる。これに伴って、透光部2b以外の位置で遮光部2aを形成できる。
本実施形態に係る製造方法では、基材4、第1層2、スモーク層5、及び電極層6の積層順を変更することができる。
また、本実施形態に係る製造方法に基いて図1A〜図7Bの各々の表示装置1を作製する際、本実施形態に係る製造方法は、スモーク層5、電極層6、及び紫外線硬化樹脂層33のうち少なくとも1層を形成することを除くことができる。
<表示システム>
次に、一実施形態に係る表示システムを、図9〜図15Bを参照して説明する。
次に、一実施形態に係る表示システムを、図9〜図15Bを参照して説明する。
本実施形態に係る表示システム10は、表示装置1を備える。このため、図9〜図15Bの各々に表示装置1の詳細な符号が付されていなくても、表示システム10(特に、表示装置1)は、第1実施形態〜第7実施形態の説明を参照できる。
図9のような表示システム10は、表示装置1と、光源7とを備える。この場合、表示システム10は、光源7の点灯時に、この光源7からの光のうち、透過光として透光部2bを透過した少なくとも可視光を視認可能にする。これにより、光源7の点灯時に、文字等の模様を表示装置1にて表示させることができる。
表示システム10は、通信部12、及び表示制御部13を更に備える。この表示システム10のうち、通信部12、表示制御部13、及び光源7が電気的に接続されている。そして、通信部12は、情報端末11との通信機能を有している。情報端末11と、通信部12との間の通信方式は、有線方式、又は無線方式のいずれであってもよく、通信方式の具体的な態様は特に限定されない。
情報端末11は、操作部、及び表示部を備える。利用者が情報端末11の操作部を押すことで、情報端末11中に操作信号が生成される。そして、通信部12が情報端末11との通信機能を有することで、情報端末11からの操作信号を表示制御部13が処理して光源7の点灯、及び消灯を制御する。
また、表示装置1が電極層6を備える場合、第2配線61bが表示制御部13に接続されている。表示装置1が静電容量式タッチパネルディスプレイの一部材として機能する場合、利用者が表示装置1の外表面に触れた際に発生する静電容量の変化が検出される。そして、この検出結果に応じて、表示制御部13は、光源7の点灯、消灯、及び情報端末11への通信のうち少なくとも1つを実行する。表示制御部13が情報端末11への通信を実行した場合、表示制御部13からの通信信号が情報端末11で受信される。その後、表示制御部13からの通信信号に基いて、情報端末11は、例えば、利用者が表示装置1に触れたことを表示部で表示する。
情報端末11として、例えば、リモートコントロール(remote control)、スマートフォン、及びパーソナルコンピュータが挙げられる。
表示制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、及びメモリを備える。この場合、CPUがメモリ内のプログラムを実行する。これにより、表示制御部13は、光源7の点灯、消灯、及び情報端末11への通信のうち少なくとも1つを実行できる。
また、以下では、写真を参照して表示システム10を具体的に説明するが、この説明は、表示システム10、及びこの表示システム10が含む構成を特に限定しない。
図10Aのような表示システム10において、表示装置1は、漆含有層32、赤色顔料を含有する第1加飾層31a、散乱材を含有する第2加飾層31b、スモーク層5、及び第1層2とを備えている。
図10Aの写真では、表示システム10(表示装置1)が示されている。そして、情報端末11の操作部が押されることで情報端末11が作動し、これにより、光源7が点灯する。このように光源7が点灯することで、光源7からの光のうち、透過光として透光部2bを透過した少なくとも可視光を視認することが可能となる。すなわち、光源7の点灯時に模様が表示装置1で表示される。なお、表示システム10では、表示装置1の下に光源7が配置されているため、光源7は図10Aの写真に示されていない。
表示システム10において、光源7の点灯後、情報端末11の操作部が押されることで情報端末11が作動し、これにより、図10Bのように光源7が消灯する。光源7が消灯することで、模様が表示装置1で表示されなくなり、透光部2bと遮光部2aとの境界が視認されにくくなる。また、表示装置1は漆含有層32を備えるため、光源7の消灯時に、表示装置1の外表面で漆器の艶、及び色深さ等の外観を表現することができる。
図11Aの写真では、光源7の点灯時に、図10Aの表示装置1の外表面の一部を拡大することで、第2層3が光散乱材を含有している態様がより明確に示されている。このように第2層3が光散乱材を含有していても、光源7の点灯時には、光源7からの光のうち、透光部2bを透過した可視光を視認することができ、これにより、透光部2bと遮光部2aとの境界を視認できる。
また、図11Bの写真では、光源7の消灯時に、この光源7ではなく、表示装置1の外側の別の光源から照射された光が光散乱材により第2層3中で乱反射する態様が、光源7の点灯時よりも目立って表現される。このため、光源7の消灯時では、透光部2bと遮光部2aとの境界が視認されにくくなり、模様が表示装置1で表示されなくなる。
図12Aのような表示システム10では、青色光を出力する光源が光源7として用いられ、この光源7以外は、図10A〜図11Bの表示装置1と同じである。このように光源7の発光色を変えることで、表示装置1は、光源7の点灯時に、図11Aの模様と異なる色の模様を表示できる。また、図12Bのように光源7を消灯させることで、図10A、及び図11Bと同様に、透光部2bと遮光部2aとの境界が視認されにくくなり、模様が表示装置1で表示されなくなる。
図13Aのような表示システム10では、表示装置1は、赤色の着色成分と漆とを含有する漆含有層32、赤色顔料を含有する第1加飾層31a、スモーク層5、及び第1層2とを備えている。また、この表示装置1は、第2加飾層31bを備えていない。すなわち、第2層3は、散乱材を含有していない。
また、表示システム10は、図10A〜図11Bの表示システム10と同じ、白色光を出力する光源7を備えている。
また、図13Aの写真では、図10Aの表示システム10と同様にして光源7を点灯させることで、模様を表示装置1で表示させることができる。
表示システム10では、図10Bの表示システム10と同様にして光源7を消灯することで、図13Bのように、透光部2bと遮光部2aとの境界が視認されにくくなり、模様が表示装置1で表示されなくなる。
表示システム10では、表示装置1が、上記の通り、赤色の着色成分を含有する漆含有層32、及び赤色顔料を含有する第1加飾層31aを備えている。このため、表示装置1は、図14Aのように、光源7の点灯時に、図11Aの模様と異なる色の模様を表示できる。
表示システム10では、表示装置1が第2加飾層31bを備えていなくても、図14Bのように、光源7の消灯時に、透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。具体的には、光源7の消灯時に、この光源7ではなく、表示システム10の外側の別の光源から照射された可視光が、スモーク層5、赤色の漆含有層32、及び赤色の第1加飾層31aにより、表示装置1を透過しにくくなる。さらに光源7側で反射した可視光も、スモーク層5、赤色の漆含有層32、及び赤色の第1加飾層31aにより、表示装置1を透過しにくくなる。これにより、光源7の消灯時に透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。また、光源7の消灯時には、表示装置1の外表面で漆器の艶、及び色深さ等の外観を表現することができる。
図15Aのような表示システム10において、表示装置1は、漆を含有する漆含有層32、赤色顔料を含有する第1加飾層31a、スモーク層5、及び第1層2とを備えている。そして、第1層2の透光部2bは、複数の孔2cの集合体を含んでいる。また、表示装置1は、第2加飾層31bを備えていない。すなわち、第2層3は、散乱材を含有していない。
また、表示システム10は、図10A〜図11Bの表示システム10と同じ、白色光を出力する光源7を備えている。
表示システム10では、透光部2bが複数の孔2cの集合体を備えている。このため、図10Aの表示システム10と同様にして光源7を点灯させることで、この光源7からの光のうち少なくとも可視光を透過光として孔2cの各々を透過させることができる。これにより、光源7の点灯時に、模様を表示装置1で表示できる。
図15Bのように、表示システム10では、表示装置1が第2加飾層31bを備えていなくても、この表示装置1が赤色の第1加飾層31a、及びスモーク層5を備えることで、光源7の消灯時に、透光部2bと遮光部2aとの境界を視認させにくくできる。これにより、光源7の消灯時には、模様が表示装置1で表示されなくなる。また、光源7の消灯時には、表示装置1の外表面で漆器の艶、及び色深さ等の外観を表現することができる。
<電気機器>
次に、一実施形態に係る電気機器を、図16を参照して説明する。
次に、一実施形態に係る電気機器を、図16を参照して説明する。
図16のような電気機器9は、表示システム10を備えている。このため、図16に、表示システム10、及びその詳細な構成の符号が付されていなくても、電気機器9は、表示システム10、及び表示装置1の説明を参照できる。
電気機器9は、外装材8、及び光源7を備えている。そして、外装材8は、表示装置1を含む。この表示装置1は、その外表面を露出させることで外装材8の一部材を構成する。この場合、外装材8の外観を向上させることができる。
電気機器9では、光源7に関連する情報端末11の操作部(例えば、電源ボタン)を使用者が押した場合に、光源7を点灯、又は消灯させることができる。光源7の点灯時に、文字等の模様を表示装置1で表示させることができる。
電気機器9は、表示システム10を備えることができればよく、電気機器9の具体的な態様は特に限定されない。電気機器9として、例えば、テレビ、エアコン、洗濯機、及び冷蔵庫が挙げられる。
(まとめ)
上記説明の通り、第1の態様は、表示装置(1)であって、第1層(2)と、第2層(3)とを備える。第1層(2)は、遮光部(2a)と、平面視において遮光部(2a)に囲まれた透光部(2b)とを含む。第2層(3)は、光源(7)からの光のうち少なくとも可視光を透過光として透過させる性質を有する。第2層(3)は、光源(7)が点灯しない場合に透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくする。第2層(3)は、光源(7)が点灯する場合に透過光を視認可能にする。
上記説明の通り、第1の態様は、表示装置(1)であって、第1層(2)と、第2層(3)とを備える。第1層(2)は、遮光部(2a)と、平面視において遮光部(2a)に囲まれた透光部(2b)とを含む。第2層(3)は、光源(7)からの光のうち少なくとも可視光を透過光として透過させる性質を有する。第2層(3)は、光源(7)が点灯しない場合に透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくする。第2層(3)は、光源(7)が点灯する場合に透過光を視認可能にする。
第1の態様によれば、表示装置(1)の外表面の外観を維持しつつ、光源(7)の点灯時に表示を行うことができる。
第2の態様は、第1の態様の表示装置(1)であって、第2層(3)は、漆を含有する。
第2の態様によれば、漆器の艶、及び色深さ等の外観を、表示装置(1)の外表面で表現することができる。
第3の態様は、第1又は第2の態様の表示装置(1)であって、基材(4)を更に備える。基材(4)は、表示装置(1)の厚み方向において、第1層(2)と第2層(3)との間、又は第1層(2)に対して第2層(3)とは反対側に配置されている。基材(4)は、透光部(4a)を含む。平面視において、第1層(2)の透光部(2b)は、基材(4)の透光部(4a)の投影領域内に配置されている。
第3の態様によれば、光源(7)からの光のうち少なくとも可視光が透光部(4a)、及び透光部(2b)を透過しやすくなる。
第4の態様は、第1又は第2の態様の表示装置(1)であって、スモーク層(5)を更に備える。スモーク層(5)は、表示装置(1)の厚み方向において、第1層(2)と第2層(3)との間、又は第1層(2)に対して第2層(3)とは反対側に配置されている。スモーク層(5)は、光源(7)からの光のうち、スモーク層(5)を透過する透過光の透過率を低減する。
第4の態様によれば、光源(7)の消灯時に、光源(7)ではなく、表示装置(1)の外側の別の光源から照射された可視光を表示装置(1)を透過させにくくできる。さらに光源(7)側で反射した可視光も表示装置(1)を透過させにくくできる。これにより、光源(7)の消灯時に透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくできる。
第5の態様は、第3の態様の表示装置(1)であって、スモーク層(5)を更に備える。スモーク層(5)は、表示装置(1)の厚み方向において、第1層(2)と第2層(3)との間、又は第1層(2)に対して第2層(3)とは反対側に配置されている。スモーク層(5)は、光源(7)からの光のうち、スモーク層(5)を透過する透過光の透過率を低減する。
第5の態様によれば、光源(7)の消灯時に、光源(7)ではなく、表示装置(1)の外側の別の光源から照射された可視光を表示装置(1)を透過させにくくできる。さらに光源(7)側で反射した可視光も表示装置(1)を透過させにくくできる。これにより、光源(7)の消灯時に透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくできる。
第6の態様は、第4の態様の表示装置(1)であって、スモーク層(5)は、第1層(2)の表面に配置されている。
第6の態様によれば、光源(7)の消灯時に、スモーク層(5)が可視光を透過させにくくするため、透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくできる。
第7の態様は、第5の態様の表示装置(1)であって、スモーク層(5)は、第1層(2)と基材(4)との間に配置されている。
第7の態様によれば、光源(7)の消灯時に、スモーク層(5)が可視光を透過させにくくするため、透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくできる。
第8の態様は、第1〜第7の態様のうちのいずれか1つの表示装置(1)であって、電極層(6)を更に備える。電極層(6)は、表示装置(1)の厚み方向において、第1層(2)と第2層(3)との間、又は第1層(2)に対して第2層(3)とは反対側に配置されている。
第8の態様によれば、表示装置(1)はタッチパネルディスプレイの一部材として機能できる。
第9の態様は、第1〜第8の態様のうちのいずれか1つの表示装置(1)であって、透光部(2b)は、孔(2c)の集合体を含む。
第9の態様によれば、光源(7)の点灯時に、この光源7からの光のうち、孔(2c)の集合体を透過した少なくとも可視光を視認できる。これにより、光源(7)の点灯時に、文字等の模様を表示装置(1)にて表示させることができる。
第10の態様は、第1〜第9の態様のうちのいずれか1つの表示装置(1)であって、第2層(3)は、加飾層(31)を備える。加飾層(31)は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を含有する。
第10の態様によれば、光源(7)の消灯時に、加飾層(31)が、透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくできる。
第11の態様は、第1〜第10の態様のうちのいずれか1つの表示装置(1)であって、第2層(3)は、漆を含有する漆含有層(32)を備える。漆含有層(32)は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を更に含有する。
第11の態様によれば、漆器の艶、及び色深さ等の外観を、表示装置(1)の外表面で表現することができる。さらに、光源(7)の消灯時に、漆含有層(32)が、透光部(2b)と遮光部(2a)との境界を視認させにくくできる。
第12の態様は、第10の態様の表示装置(1)であって、第2層(3)は、漆を含有する漆含有層(32)を更に備える。漆含有層(32)は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を更に含有する。表示装置(1)は、紫外線硬化樹脂層(33)を更に備える。紫外線硬化樹脂層(33)は、加飾層(31)と漆含有層(32)との間に配置されている。紫外線硬化樹脂層(33)は、加飾層(31)と漆含有層(32)とを接着している。
第12の態様によれば、紫外線硬化樹脂層(33)が加飾層(31)と漆含有層(32)との間の密着性を向上させ、これにより、表示装置(1)は漆含有層(32)を強く保持できるため、表示装置(1)の外観を低減させにくくできる。
第13の態様は、第1〜第9の態様のうちのいずれか1つの表示装置(1)であって、電極層(6)と、加飾層(31)と、漆含有層(32)と、を更に備える。第1層(2)、電極層(6)、加飾層(31)、及び漆含有層(32)のうち少なくとも1層がフィルムから構成されている。
第13の態様によれば、表示装置(1)の製造前に予めフィルムを製造でき、そして、このようなフィルムを用いることで、表示装置(1)の製造時の工程のうち、少なくとも1つの工程を簡素化できる。
第14の態様は、表示システム(10)であって、表示装置(1)と、光源(7)と、を備える。表示装置(1)は、第1〜第13の態様のうちのいずれか1つの表示装置である。
第14の態様によれば、表示装置(1)の外表面の外観を維持しつつ、光源(7)の点灯時に表示を行うことができる。
第15の態様は、電気機器(9)であって、外装材(8)と、光源(7)と、を備える。外装材(8)は、表示装置(1)を含む。表示装置(1)は、第1〜第13の態様のうちのいずれか1つの表示装置である。
第15の態様によれば、外装材(8)が表示装置(1)を含むことで、表示装置(1)の外表面の外観を維持しつつ、光源(7)の点灯時に表示を行うことができる。
1 表示装置
2 第1層
2a 遮光部
2b 透光部
2c 孔
3 第2層
31 加飾層
32 漆含有層
33 紫外線硬化樹脂層
4 基材
4a 透光部
5 スモーク層
6 電極層
7 光源
8 外装材
9 電気機器
10 表示システム
2 第1層
2a 遮光部
2b 透光部
2c 孔
3 第2層
31 加飾層
32 漆含有層
33 紫外線硬化樹脂層
4 基材
4a 透光部
5 スモーク層
6 電極層
7 光源
8 外装材
9 電気機器
10 表示システム
Claims (15)
- 表示装置であって、
遮光部と、平面視において前記遮光部に囲まれた透光部とを含む第1層と、
光源からの光のうち少なくとも可視光を透過光として透過させる性質を有する第2層と、
を備え、
前記第2層は、前記光源が点灯しない場合に前記透光部と前記遮光部との境界を視認させにくくし、前記光源が点灯する場合に前記透過光を視認可能にする、表示装置。 - 前記第2層は、漆を含有する、請求項1に記載の表示装置。
- 前記表示装置の厚み方向において、前記第1層と前記第2層との間、又は前記第1層に対して前記第2層とは反対側に配置された基材を更に備え、
前記基材は、透光部を含み、
平面視において、前記第1層の透光部は、前記基材の透光部の投影領域内に配置されている、請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記表示装置の厚み方向において、前記第1層と前記第2層との間、又は前記第1層に対して前記第2層とは反対側に配置されたスモーク層を更に備え、
前記スモーク層は、前記光源からの光のうち、前記スモーク層を透過する前記透過光の透過率を低減する、請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記表示装置の厚み方向において、前記第1層と前記第2層との間、又は前記第1層に対して前記第2層とは反対側に配置されたスモーク層を更に備え、
前記スモーク層は、前記光源からの光のうち、前記スモーク層を透過する前記透過光の透過率を低減する、請求項3に記載の表示装置。 - 前記スモーク層は、前記第1層の表面に配置されている、請求項4に記載の表示装置。
- 前記スモーク層は、前記第1層と前記基材との間に配置されている、請求項5に記載の表示装置。
- 前記表示装置の厚み方向において、前記第1層と前記第2層との間、又は前記第1層に対して前記第2層とは反対側に配置された電極層を更に備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記第1層の透光部は、孔の集合体を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記第2層は、加飾層を備え、
前記加飾層は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記第2層は、漆を含有する漆含有層を備え、
前記漆含有層は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を更に含有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記第2層は、漆を含有する漆含有層を更に備え、
前記漆含有層は、顔料、染料、及び光散乱材のうち少なくとも1種の成分を更に含有し、
前記加飾層と前記漆含有層との間に配置された紫外線硬化樹脂層を更に備え、
前記紫外線硬化樹脂層は、前記加飾層と前記漆含有層とを接着している、請求項10に記載の表示装置。 - 電極層と、加飾層と、漆含有層と、を更に備え、
前記第1層、前記電極層、前記加飾層、及び前記漆含有層のうち少なくとも1層がフィルムから構成される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。 - 請求項1〜13のいずれか1項に記載の表示装置と、光源と、を備える、表示システム。
- 外装材と、光源とを備え、
前記外装材は、請求項1〜13のいずれか1項に記載の表示装置を含む、電気機器。
Priority Applications (1)
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